JP5312593B2 - 眼球のレーザ装置への結合 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、生体組織と、該組織を治療するためにそのレーザ照射が用いられるレーザ装置との間に機械的結合を確立することに関する。詳細には、本発明は、レーザ照射によって1つまたは複数の切開を眼球に行うために、レーザ装置を眼球、特に人間の眼球に結合することに関する。
レーザ照射の照準動作では、治療する組織に対してビームの焦点を正確に定めることが不可欠である。特に、組織の切開の実施においては、切開の厚みを小さく保つために、比較的小さなビーム焦点が求められることが多い。そのとき、ビーム焦点の位置決めも、やはりそれに対応して正確である必要がある。これは、特に、たとえばいわゆるfs LASIKの領域で生じるような眼球組織への切開の実施に当て嵌まる。LASIKはレーザ・イン・サイチュ角膜曲率形成術の略号であり、視力不良を治療する技法を指し、その技法では、最初に、被覆円盤(専門医仲間では通常フラップと呼ばれる)を角膜の前面領域から切り出し、その被覆円盤は、一部分が角膜に連結されたままに残っており、それによって、引き続きレーザ照射を用いて下層の角膜組織を除去する間、その被覆円盤を脇に折り返しておくことができる。除去(組織の切除)を実施した後、フラップを折り戻し、角膜表面を大きく損傷させずに比較的急速に回復する。
フラップを生成するために、従来の通常の技法では、高速で振動する鋭利な刃によって側方から角膜に切り込む機械的プレーナ(マイクロケラトーム)を使用する。また、かねてから、フェムト秒領域内のパルス継続時間の集束レーザ照射を用いてフラップを生成することができるシステムの研究が進められてきている。すなわち、通称フェムト秒LASIKまたはfs LASIKである。この場合、照射は、角膜の前面下、組織の内部に集束し、焦点が、角膜からフラップをその結果切り出せるように所期の面内に置かれる。
しかし、眼球の組織の切開は、fs LASIKのみに必要であるだけではなく、たとえば、角膜形成術(たとえば、前部または後部層状角膜形成術、角膜移植における貫通性角膜形成術)、屈折率矯正のためのフェムト秒水晶体摘出、円錐角膜および角膜の突出を安定させるための角膜内リング・セグメントに関する切開(たとえば、intacs、すなわち角膜を生物機械学的に安定化させる小さな移植リング・セグメントを挿入することに関する)、白内障手術、水晶体の老眼手術、基質内インレー、乱視に対する角膜切開、角膜切除などの他の適応にも必要とされる。
最新技術では、眼科レーザ装置の場合、角膜に平行平面圧平レンズを押し付けることが知られている(たとえば米国特許第5,549,632号、国際公開第03/002008A1号参照)。圧平レンズを押し付ける結果、眼球が変形し、眼球に対向する圧平レンズの下面と2次元状に共形になる。レーザ照射のビームの焦点は、z方向に圧平レンズに対して関係付けられる。(この文脈でのz方向は、ビームの長手方向を意味する)。眼球が圧平レンズに当接することによって、眼球とレンズとの間に固定されたz方向基準ができ、角膜、または眼球内部深くの他の組織構造の任意の領域でのビーム焦点について正確なz方向の位置決めを行うことができる。
平行平面圧平レンズの他に、最新技術では、球形、非球形、または他の湾曲面を有するレンズ(または一般にコンタクト・グラス)が知られるようになってきており、それらレンズも同様にz方向の基準を定めることができる。眼球に対向するレンズの下面を適切に凹状に設計することによって、レンズを装着する過程における眼球の変形を軽減することができる。これは、下面が平らな圧平レンズを押し付ける場合程大きくは、眼圧が上昇しないので有利である。ただし、湾曲レンズ面は、レーザ照射の収束性を損なう。
患者の眼球をレーザ装置の集束光学器部から一定の距離に保つために、最新技術では、通常、部分真空によって眼球の強膜に吸着され、リングの形態で角膜を取り囲む吸引リングが使用される。この場合、圧平レンズは、たとえば上記米国特許第5,549,632号の図4Cに示されるように、吸引リングと一体になっているか、または、圧平レンズは、吸引リングに結合される独立した構成要素の一部分であるかのいずれかである。後者については、たとえば、レーザ装置の集束光学器部にその円錐基部領域で結合するように構成され、その細い方の円錐端部では独立した締付挟体を用いて吸引リングに強固に結合することができる円錐体に、圧平レンズが、恒久的に取り付けられている国際公開第03/002008A1号の図7を参照されたい。
国際公開第03/002008A1号による、吸引リングと、締付挟体と、圧平レンズを担持する円錐体とを有する3分割構成の構造設計によって、レーザ装置の治療光学器部と患者の眼球とを正に互いに密接するまで独立に案内することが可能になる。この場合、吸引リングは、すでに眼球に着座しており、円錐は、すでに治療光学器部に取り付けられている。治療光学器部と患者の眼球とが互いに十分に近付けられると、円錐と吸引リングとの間に機械的結合を確立する締付挟体が働く。
締付挟体を用いて治療光学器部に対して眼球を機械的に固定することが、手術準備の極めて重要な段階であることは容易に理解される。このプロセス中に作用する押圧力および剪断力が、患者の目を傷付ける結果になったり、互いに関係する機械的構成要素の位置決めが不正確である結果として、眼圧に過度で危険なことがあり得る上昇を来たしたりしてはならない。比較的長時間にわたって眼圧の上昇が生じた場合、ある状況下では、これが視神経を損傷する結果になり得る。ジョイスティックを用いて光学器部を多少正確に位置決めすることが可能であるとしても、その一方で、円錐は光学器部に剛に連結されており、そのため、眼球に最終的にもたらされる機械的接触およびそれに伴う眼球の平坦化はやはり柔軟性に欠ける。この連結で眼球に掛かる力、特に、結合手順中に生じる力および圧平が行われた後に働く力が共に生じ、予測し難く、また患者により異なり得る。
全体的に、最新技術で知られている多数の解法では、圧平レンズ、またはより一般的に表現すれば、形状には拘わらずコンタクト・グラスが、眼球を治療光学器部に結合する過程で、特にその後の治療に必要な領域で眼球がコンタクト・グラスに共形になるような強さで、眼球に押し付けられることが特徴である。コンタクト・グラスの眼球へのこの押圧は、通常、患者が不愉快に感じ得る圧力の急上昇を伴う。プロセス中、眼球は押しつぶされ、特に、発生する引張、圧縮、および剪断力を前もって正確に明らかにすることができないので、ある状況下では損傷を受けることがある。
本発明の目的は、身体組織、特に眼球のレーザ装置への、より配慮の行き届いた結合を可能にすることである。
この目的を達成するために、一態様によれば、レーザ装置の機械的インターフェース・ユニットを、吸引力によって生体組織上に保持されるように構成された安定化構成要素に結合するように制御する方法が提供され、その方法は、
インターフェース・ユニット安定化構成要素の方へ第1の相対位置まで相対的に接近したことをセンサ機構により検出するステップと、
前記インターフェース・ユニットが前記第1の相対位置まで相対的に接近したことの検出がされると、制御装置により、第1の相対位置において、インターフェース・ユニットと、安定化構成要素と、組織の表面との間に形成され吸引チャンバを排気するポンプ手段を駆動するように制御するステップと、
を含む。
本発明による解法の場合、インターフェース・ユニットと安定化構成要素とが、先ず、それらが所定の第1の相対位置を達成するまで互いに近付けられる。この相対的接近は、たとえば、動力式駆動手段または手動によって行われ得る。第1の相対位置が達成されると直ちに、インターフェース・ユニットと安定化構成要素との間に形成されているが、また、部分的に組織の表面によっても画成されている吸引チャンバの排気が開始される。吸引チャンバの排気の結果、インターフェース・ユニットと安定化構成要素との相互吸引が確実に行われ、これらが互いに保持される。一方で、部分真空が、組織の表面部分にも作用する。本発明によれば、これが、インターフェース・ユニットによって形成された組織当接面に組織を吸着するために利用され、その結果、そこで、組織が組織当接面と2次元的に共形になる。インターフェース・ユニットと安定化構成要素との第1の相対位置において、本発明の一形態では、吸引チャンバの排気を開始する前は、組織と組織当接面とはまだ接触していない。別の形態によれば、そのような接触はすでに存在し得るが、ただし、その接触は、吸引チャンバの排気によって大幅に拡大される。インターフェース・ユニットおよび安定化構成要素の形状、ならびに吸引チャンバ内に生起される部分真空の強度は、排気が行われた後は、少なくとも対象とする治療領域の範囲と同じ大きさの領域で組織が組織当接面に押し付けられるが、排気の開始時点では未だこの治療領域より著しく小さい領域で組織が組織当接面に押し付けられているようにする。
特に、吸引チャンバの排気が、組織と組織当接面との間の接触領域を、少なくとも1.5倍、好ましくは少なくとも2倍、最も好ましくは多数倍に拡大する。たとえば眼球の場合に通常起きるように、組織と組織当接面との間の接触領域がほぼ円盤形状の場合、吸引チャンバの排気は、接触領域の直径を、少なくとも30パーセント、好ましくは少なくとも50パーセント、さらにより好ましくは少なくとも70パーセント、最も好ましくは少なくとも90パーセントだけ拡大するべきである。
眼科レーザ手術分野での既知の解法とは異なり、本発明では、組織の平坦化または他の成形を、接触要素を組織に押し付けることによって処理することのみに依存するのではなく、むしろ、対象とする組織表面の部分に吸引効果を生成し、その吸引効果によって組織を組織当接面に吸着させることに依存する。この根本的に異なる作用形態によって、接触要素を全体的に押し付けた場合に避けられないような圧力の急上昇、および圧搾現象を回避することができ、または、排気の開始時点ですでに組織と組織当接面との間にある程度の小さな接触領域を存在させる場合なら、少なくとも大幅に軽減することができる。制御不能な力は生じず(瞬間的にさえ)、または少なくとも極めて僅かな程度しか生じない。部分真空の強度を介して再現性のある確定的な方式で設定することができる吸引力が組織の表面から垂直に離れる方向に作用するので、眼球では上皮組織の損傷症状を容易に生じ得る横方向剪断力は生じない。
本発明による解法の別の利点は、障害が生じた場合または患者がパニックによる反応を起こした場合、安定化構成要素からインターフェース・ユニットを雑作なく切り離せることにある。吸引チャンバを通気することによって、インターフェース・ユニットと安定化構成要素との結合、したがって組織とレーザ装置との結合は、瞬間的すなわち遅れなしに解放することができる。
眼球治療の場合、眼球の内圧は、角膜をインターフェース・ユニットの当接面に吸着することによって、全くではなくとも僅かにしか増加しない。これによって、患者が手術をより快適に感じることができる。
本発明のさらに別の一成果によれば、安定化構成要素へのインターフェース・ユニットの相対的接近が、第1の相対位置を越えるさらなるインターフェース・ユニットと安定化構成要素との相対的接近がそれに沿って可能である方向に、特に、相互に衝接する状態まで行われ得る。これは、インターフェース・ユニットと安定化構成要素との第1の相対的接近が、その2つが互いに最大に接近する直前に停止されることを意味する。したがって、第1の相対位置では、可能な一実施形態では、インターフェース・ユニットと安定化構成要素とのある程度の間隔が、接近移動方向に存在し得る。その後の吸引チャンバの排気によって、この間隔は減少し得、すなわち、吸引チャンバの排気が、インターフェース・ユニットと安定化構成要素とを、それらが第1の相対位置よりさらに大きく互いに接近する第2の相対位置に相対移動させることになる。第1の相対位置を越えるインターフェース・ユニットと安定化構成要素とのこのさらなる相対接近は、吸引チャンバ内に行き渡る部分真空のみによって行われ、インターフェース・ユニットまたは/および安定化構成要素に外部から動力式または手動式に力を掛けることによるものではないことを認められたい。特に、吸引チャンバ内の部分真空によって、インターフェース・ユニットと安定化構成要素とが、さらなる接近がそれ以上不可能な停止位置に相互に引き付けられる。
第1と第2の相対位置間の、インターフェース・ユニットと安定化構成要素との相対移動の経路は、適切に比較的小さく、好ましくは1mm以下になる。特に、吸引チャンバを排気することによって、インターフェース・ユニットと安定化構成要素とが、確実に1mm以下、たとえばほんの10分の2または10分の3ミリメートルだけさらに接近する。いずれの場合にも、第1の相対位置から第2の相対位置へ、インターフェース・ユニットと安定化構成要素が相対的に接近することに起因する組織と組織当接面との接触領域の拡大の割合は、組織を組織当接面へ吸着することに起因する割合に比較して小さく、特に、無視できる程度に小さいことが望ましい。言い換えれば、インターフェース・ユニットと安定化構成要素とが第2の相対位置に単に接近するだけでは、組織と組織当接面との接触領域に顕著な増加は確保されない。これは、たとえば、第1の相対位置と第2の相対位置との間の移動経路が1mmのほんの端数にしかならないことによって確証される。
本発明は、特に、結合手順の少なくとも一部分が自動的に進行する自動式プロセス・シーケンスに好適である。たとえば、第1の相対位置の達成がセンサ機構を用いて検出され得、吸引チャンバの排気が、第1の相対位置の検出に応答して自動的に、特に、プログラム制御方式で行われ得る。その代わりにあるいはそれに加えて、安定化構成要素へのインターフェース・ユニットの相対的接近が、動力式駆動装置を起動することによって行われ得、駆動装置の作動が、第1の相対位置をセンサ機構が検出したことに応答して自動的に、特に、プログラム制御方式で停止され得る。
本発明の別の態様によれば、導入部で言及した目的を達成するために、集束レーザ照射を用いて眼球の組織部分を切開する機器が提供され、特に、この機器は、上記に説明したタイプの方法を実行するのに好適であり、この機器は、
眼球に載置され、リング軸を有する吸引リング・ユニットと、
吸引リング・ユニットから独立し、リング軸に沿って移動して吸引リング・ユニットと結合接触することができ、眼球の表面を成形するコンタクト・グラスを有する機械的インターフェース・ユニットと、
吸引リング・ユニットと、インターフェース・ユニットと、眼球の表面との間に画成される第1の吸引チャンバを排気するポンプ手段と、
インターフェース・ユニットと吸引リング・ユニットとの所定の第1の軸方向相対位置を検出するセンサ機構と、
センサ機構およびポンプ手段に接続され、センサ機構による第1の相対位置の検出に応答して第1の吸引チャンバの排気を行うように設定されており、特に、それによって、眼球とコンタクト・グラスの成形当接面との接触を確立し、または既存の接触領域を拡大する制御装置、特にプログラム制御式制御装置と、
を備える。
ここではコンタクト・グラスとして、眼球の表面によって接触面を形成するように働く任意の透明な接触要素を考えられたい。言葉「グラス」は、「コンタクト・グラス」の特定のガラス材料を指すものとして理解されるべきではなく、レーザ照射に関する透明性を単に明示するものである。実際の多くの事例ではガラス材料がコンタクト・グラスに適用されているとしても、コンタクト・グラスをプラスチック材料から製造することも正に考えられる。好ましい実施形態では、コンタクト・グラスは、平行平面圧平レンズとして構成され、その眼球に対向する側、またその眼球から遠い方に向く側にも共に平坦なレンズ面を有する。本発明の範囲内で、平坦でない両主面を有するコンタクト・グラスを構成することは、当然、原則的に排除されない。
センサ機構には、例として、たとえばホール効果センサの形態を取り得る接近センサ、光学センサ、またはリードスイッチを含み得る。インターフェース・ユニットと吸引リング・ユニットとの所定の第1の相対位置を達成したことを検出するために、光遮蔽方式の光学センサを用いることも考えられる。さらに、眼球または吸引リング・ユニットからインターフェース・ユニットに働く対向圧を測定する圧力センサまたは力センサを用いることが考えられる。レーザ照射を行うレーザ装置の治療光学器部が重量補償式に懸架されている場合、センサ機構はまた、光学器部が正常位置からある程度変位した場合に切り替わるスイッチを備えることもでき、その変位は、光学器部に結合されたインターフェース・ユニットが眼球の表面、または吸引リング・ユニットに衝接し、それによって対向圧を受けたとき、前記光学器部に為される。
吸引リング・ユニットは、本発明の概念における安定化構成要素の一例を表し、眼球を安定化させ固定する。吸引リング・ユニットはリングの形態の全周にわたる第1の封止面を形成することができ、その第1の封止面によって、吸引リング・ユニットが、第1の吸引チャンバを封止するために眼球の表面に接触することができ、第1の吸引チャンバの排気により、第1の封止面によって取り巻かれる範囲にほぼ対応する領域で、コンタクト・グラスに対して眼球の当接が行われる。そのようにして、第1の封止面に取り囲まれた領域の直径または断面寸法を用いて、眼球とコンタクト・グラスとの接触領域の寸法を確定することができる。
好ましい実施形態では、第1の封止面が、吸引リング・ユニットと眼球の表面との間に完全に画成される第2の吸引チャンバから第1の吸引チャンバを分離し、第2の吸引チャンバは、第1の吸引チャンバに接続されておらず、第1の吸引チャンバとは独立に排気することができる。第2の吸引チャンバは、眼球の強膜に吸引リング・ユニットを吸着する働きをする。たとえば、第1の封止面は、リングの中央に向かって、半径方向に向いて、または半径に対して傾いて突出する吸引リング・ユニットの環状突出部の内側縁部に、たとえばこの環状突出部に嵌められたリング・シールによって、形成することができる。
第1の相対位置において、吸引リング・ユニットが眼球上に正しく装着されている場合、第1の吸引チャンバは、その排気に先立って、眼球に対向するコンタクト・グラスの下面全体を境とすることもある。そのような実施形態では、第1の吸引チャンバの排気に先立つ第1の相対位置において、コンタクト・グラスは眼球の表面に接触していない。すでに説明したように、代替実施形態では、第1の相対位置において、眼球の表面とコンタクト・グラスとの間に比較的小さな面積の接触がすでに存在することが可能である。
第1の吸引チャンバは、眼球から離れる方向にコンタクト・グラスを軸方向に越えて延在することができる。
吸引リング・ユニットは、好ましくは、眼球から軸方向に離れる方向に開口する挿入ファンネルを形成し、インターフェース・ユニットは、挿入ファンネルに軸方向に差し込むための円錐部分を有する。挿入ファンネルと円錐部分との相互作用によって、吸引リング・ユニットに対するインターフェース・ユニットの正確な心出しが可能になる。さらに、挿入ファンネルのおかげで、面倒なことに睫毛がうっかり吸引リング・ユニットとインターフェース・ユニットとの間に入ってしまうことはあり得ないことを保証する吸引リング・ユニットの軸方向全体長さが得られる。
挿入ファンネルと円錐部分とが、相互作用する第2の封止面を適切に形成して、第1の吸引チャンバを封止する。これに関し、挿入ファンネルまたは/および前記円錐部分が、封止リングが挿入されている全周にわたる溝を有してもよい。あるいは、特に、挿入ファンネルおよび円錐部分が、互いに当接する十分に滑らかな表面を有し、それによって第1の吸引チャンバを封止することができるならば、別個の封止要素なしに封止効果を達成することができる。
インターフェース・ユニットは、吸引リング・ユニットに結合し、コンタクト・グラスを担持するように設計されたコンタクト・グラス保持具と、コンタクト・グラス保持具から独立し、強固ではあるが交換可能にコンタクト・グラス保持具に連結することができ、レーザ照射を行うレーザ装置の集束光学器部に結合するための結合構造を有するように構成されたアダプタとを備え得る。インターフェース・ユニットをコンタクト・グラス保持具とアダプタに2分割することは、手術の後、インターフェース・ユニット全体を回収せずに済む、または棄てることもせずに済むので、有利である。その代わりに、アダプタは、事前殺菌消毒後、必要に応じて直ちに再使用することができる。他方、コンタクト・グラス付きのコンタクト・グラス保持具は、使い捨て品であり得る。たとえば、コンタクト・グラス保持具およびアダプタは、コンタクト・グラス保持具とアダプタとをねじ結合することができるねじ手段を有するように構成され得る。コンタクト・グラス保持具については、円錐スリーブ体を使用することができ、たとえば、円錐スリーブ体の円錐殻体は、開口の無い素材から構成されているか、または重量軽減のために開口を有している。
本発明が、以下に、添付図面に基づいてより詳細に説明される。
例示的実施形態による、インターフェース・ユニットを眼球に着座している吸引リング・ユニットへ結合し、またはそれから結合解除する過程の連続する段階を示す概略図である。 例示的実施形態による、インターフェース・ユニットを眼球に着座している吸引リング・ユニットへ結合し、またはそれから結合解除する過程の連続する段階を示す概略図である。 例示的実施形態による、インターフェース・ユニットを眼球に着座している吸引リング・ユニットへ結合し、またはそれから結合解除する過程の連続する段階を示す概略図である。 例示的実施形態による、インターフェース・ユニットを眼球に着座している吸引リング・ユニットへ結合し、またはそれから結合解除する過程の連続する段階を示す概略図である。 例示的実施形態による、インターフェース・ユニットを眼球に着座している吸引リング・ユニットへ結合し、またはそれから結合解除する過程の連続する段階を示す概略図である。 眼球の角膜に切開を行うレーザ装置の例示的実施形態の極めて概略的な図である。 結合された状態のインターフェース・ユニットと吸引リング・ユニットとの例示的実施形態を写実的に示した軸長手方向断面図である。 図3による吸引リング・ユニットの全体透視図である。 図3による吸引リング・ユニットの半切欠透視図である。 図3からの拡大詳細図である。
図1a〜1eに示された例示的実施形態では、治療される(人間の)眼球が10で示されている。眼球10の角膜が12で示され、強膜が14で示されている。
1つまたは複数の切開が、パルス継続時間がフェムト秒範囲内であるパルスレーザ照射を用いて、眼球10の角膜12に施される。これに必要なレーザ照射は、詳細に示されていないレーザ源によって行われる。たとえば、眼球10内に入射させる治療照射の波長は低赤外線領域にある。たとえば、1030nmで照射するYbレーザを使用することができる。
眼球のレーザ治療を開始する前に、角膜内でビーム焦点をz方向に正確に位置決めすることができるように、先ず眼球10を、レーザ源を備えるレーザ装置に結合する必要がある。このために、先ず、吸引リング・ユニット16をそれ自体は既知の方式で眼球10に載置し、部分真空によって眼球10に固定する。吸引リング・ユニット16は、眼球10を安定させ、固定する。吸引リング・ユニット16は、実効吸引リング18を形成する下方部分18と、下方部分18に連結し、それと一体に製造された挿入ファンネル20とを有し、またリング軸22を有する。下方部分18は、2つの全周にわたるリングの形態の封止面24、26を形成し、そのそれぞれが強膜14に当接するようになされ、封止面24、26が、それら自体の間に全周にわたる吸引チャンバ30をリングの形態に画成し、その吸引チャンバが排気チャネル28に連結されている。封止面24、26は、たとえば、それぞれ下方部分18に取り付けられた別個の封止要素によって形成することができる。吸引チャンバ30を形成するために、眼球に対向する下方部分18の内周殻には、32によって示される対応する環状溝が形成されている。吸引チャンバ30は、吸引リング・ユニット16と強膜14との間にのみ画成される。吸引チャンバ30を真空にする結果として、吸引リング・ユニット16が、吸引力によって眼球10に強固に取り付けられる。このために、排気チャネル28は、詳細に示されていないが、排気ポンプの形態の部分真空源に連結されている。
そのように眼球10に固定される吸引リング・ユニット16に機械的に組み合わされる部品が、全体を34によって示されているインターフェース・ユニットであり、そのインターフェース・ユニットは、詳細に示されていない方式で、前述のレーザ装置の集束光学器部に強固だが取外し可能に結合することができる。インターフェース・ユニット34は、患者および患者に取り付けられた吸引リング・ユニット16に対して、水平矢印36によって示される水平方向および垂直矢印38によって示される垂直方向に沿って、集束光学器部と共に変位させることができる。インターフェース・ユニット34の変位機能は、少なくとも部分的に動力手段によって、たとえば電動駆動装置を用いてもたらすことができる。また、吸引リング・ユニット16に対するインターフェース・ユニット34の移動を少なくとも部分的に手動で行うことを考えることもできる。
全体として、インターフェース・ユニット34は、円錐構造であり、その大きい方の円錐端部(図1a〜1eの上端)で集束光学器部に結合するように形成され、その細い方の円錐端部で、図示の例示的事例では平行平面圧平レンズの形態を取っているコンタクト・グラス40を担持している。
眼球10をレーザ装置に結合する手順の第1の段階では、インターフェース・ユニット34を、挿入ファンネル20の軸上方に配置する位置まで、矢印36方向に吸引リング・ユニット16に対して移動させ、その結果、インターフェース・ユニット34を、引き続き、軸上で下降させることによって挿入ファンネル20に差し込むことができる。インターフェース・ユニット34を吸引リング・ユニット16の挿入ファンネル20に差し込む段階が図1bに示されている。インターフェース・ユニット34を下降させる過程では、圧平レンズ40が眼球10に近付き、同時に、挿入ファンネル20とインターフェース・ユニット34との半径方向空隙が小さくなる。円錐状に延在する挿入ファンネル20の内周殻および同様に円錐状に延在するインターフェース・ユニット34の外周殻が、いずれの場合にも封止面を生成し、または形成する。これら相互に作用する封止面が、さらに結合を進める過程で互いに当接され、この状態で、別の吸引チャンバ42を封止する。別の吸引チャンバ42は、吸引リング・ユニット16と、インターフェース・ユニット34と、眼球10の表面との間に形成される。封止面26は、吸引チャンバ42の下方の境界として働き、したがって、吸引チャンバ30、42の両方を同時に封止する。別法として、封止面26から独立した別の環状封止面を、吸引リング・ユニット16に形成し、該環状封止面が吸引チャンバ42を封止するように機能することができることが理解されるであろう。
吸引リング・ユニット16とインターフェース・ユニット34との間の効果的な封止面が、図示の例示的事例では、挿入ファンネル20に取り付けられたリング・シール44、およびインターフェース・ユニット34の外周殻の、差し込み状態でこのリング・シール44の対向位置に来る部分によって形成される。封止面として作用するインターフェース・ユニット34の外周殻のこの部分が、図1aに46で示されている。リング・シール44は、たとえば、リップ・シールまたはOリングでもよい。別法として、その種リング・シールは、インターフェース・ユニット34に設けてもよいことが理解されるであろう。さらに、インターフェース・ユニット34の外面および挿入ファンネル20の内面が、十分に滑らかであり、互いに十分に密接するように沿わせて配置されるなら、別個の封止要素なしで済ますことも考えられる。
矢印方向38(吸引リング・ユニット16の軸方向に対応する)でのインターフェース・ユニット34の下降が、インターフェース・ユニット34が吸引リング・ユニット16からある程度の軸方向間隔をまだ有し、すなわち、最大深さまで挿入ファンネル20にまだ差し込まれていない所定の軸方向相対位置で停止する。下降移動の停止が、図1cに横線48によって概略的に示されている。インターフェース・ユニット34の停止位置では、一方で、挿入ファンネル20とインターフェース・ユニット34との間にまだ半径方向間隙があり、他方で、圧平板40による眼球の著しい平坦化はまだ行われていない。たとえば、停止位置に達したときの挿入ファンネル20とインターフェース・ユニット34との間隙の大きさは、0.5mmに満たず、正に0.1mm以下にまで下がる。
図1cに示された例示的事例では、インターフェース・ユニット34の停止位置では、圧平板40と眼球10とは全く接触せずに、圧平板40は、眼球10の角膜12上に小さい軸方向間隔で位置している。しかし、別法では、停止位置で、圧平板40と眼球との間に僅かに接触がある場合もあり、そのとき、接触領域面は、当然、その後の治療に必要な圧平領域よりかなり小さい。たとえば、目標とする眼球の平坦化領域は、約10mm〜11mmの直径を有し得る。他方、図1cによる停止位置において圧平板40と眼球10との間に仮に接触があったとしても、接触領域の直径は、好ましくは、最大で高々数ミリメートル、たとえば約2mmまたは3mmにしか達しない。いずれの場合にも、停止位置で存在する可能性のある圧平板40と眼球10との接触は非常に弱いので、接触によって著しい眼圧の上昇がもたらされることはない。
図示の例示的事例では、インターフェース・ユニット40の停止位置が、吸引リング・ユニット16に、より正確には挿入ファンネル20に配置されたセンサ要素50によって検出され、センサ要素50は、たとえば、近接センサの形態を取るホール効果センサでもよい。センサ要素50は、インターフェース・ユニット34が所定の停止位置に達すると、適切な信号を発信するように適切に配置される。
停止位置では、吸引チャンバ42が、挿入ファンネル20とインターフェース・ユニット34との間になお存在している環状間隙内に延出する。封止要素44は、すでに、インターフェース・ユニット34の円錐状外周殻と封止当接状態にあり得る。しかし、停止位置では、吸引チャンバ42がまだ完全には封止されていない可能性もある。停止位置で、圧平板40と眼球10との接触がすでに存在するか否かに応じて、吸引チャンバ42は、圧平板40と眼球10との間を完全に貫通して延在するか、存在する接触領域を取り囲むかのいずれかになる。
吸引チャンバ42は、排気チャネル28と同様に吸引リング・ユニット16に形成され、部分真空源として働く排気ポンプ(詳細に示されていない)に同様に接続することができる別の排気チャネル52に接続されている。2つの排気チャネル28、52を介して、2つの吸引チャンバ30、42は、互いに独立に真空にすることができる。そのために、互いに独立して駆動することができる2つの個別の排気ポンプを設けることができる。あるいは、1個だけの排気ポンプを設け、適切に制御可能なバルブ手段を用いて2つの吸引チャンバ30、42個々に部分真空をもたらすことも考えられる。
図1cによる停止位置から出発して、次の動作として、吸引チャンバ42を排気する。吸引チャンバ42内の部分真空が強くなると、眼球の表面が圧平板40の下面(眼球に対向している)に吸着される。同時に、インターフェース・ユニット34が、吸引効果によって、吸引リング・ユニット16の挿入ファンネル20内により深く、最終的に最大に深い差込位置に達するまで引き込まれる。インターフェース・ユニット34のこのさらなる下降は、吸引チャンバ42内に行き渡る部分真空の吸引効果のみによって行われ、結合手順のこの段階では動力または人力による支援はもはや行われない。インターフェース・ユニット34のこのさらなる下降移動の量は比較的僅かであり、たとえば、吸引力によって、インターフェース・ユニット34は、僅かに10分の数ミリメートルだけさらに深く挿入ファンネル20内に吸い込まれる。
吸引チャンバ42内に発生させる部分真空度の強さは、治療に必要な領域内で眼球10を平坦化するのに、すなわち、板40に吸着することによって眼球10を平らにするのに十分な強さに選択される。プロセス中、インターフェース・ユニット40を挿入ファンネル20に引き込むことによって生じる接触の増加は、いずれの場合にも、角膜を吸着する結果生じる接触領域の拡大に比較して小さく、好ましくは無視さえできる。例示的数値を示すと、そのように、たとえば200mmHg〜600mmHg、好ましくは400mmHg〜500mmHgの部分真空を吸引チャンバ42内に発生させることができる。
吸引チャンバ42が所期のレベルまで排気された平坦化状態が図1dに示されている。この状態で、上方から圧平板40を通してレーザ照射を行うことによって、たとえばfs LASIK治療の領域におけるフラップの生成など、眼球10に所望の治療を行うことができる。
ことによっては患者がパニックによって反応するなどにより、図1dによる状態で問題が生じた場合、インターフェース・ユニット34の吸引リング・ユニット16からの迅速な結合解除を、吸引チャンバ42に通気することによって達成することができる。この状況が図1eに示されている。下向きの矢印54は、眼球10が圧平板40から瞬間的に分離するところを示している。吸引効果が無くなるために、インターフェース・ユニット34は、次いでさらに、挿入ファンネル20から軸方向上方へ離脱し得る。これが、上向きの矢印56によって示されている。
図1eと比較すると、図1dでは、眼球の表面に掛かる吸引効果が、圧平板40の方へ向かう上向きの矢印58によって示されている。
上記に説明したプロセスでは、インターフェース・ユニット34を吸引リング・ユニット16に結合することによって、すなわち、角膜を平坦化することによってもたらされる眼圧の上昇を、絶対値で小さく保つだけではなく、吸引リング・ユニット16を強膜に吸着することによる圧力の上昇に比較しても小さく保つことが可能である。数値例を示すと、吸引リング・ユニット16を眼球に固定することによって、すでに、眼圧に60mmHg〜100mmHgの上昇をもたらし得る。比較として、接触なしの人間の眼の通常の眼圧は、一般に、15mmHg〜20mmHgである。吸引チャンバ42からの排気を開始する前のインターフェース・ユニット34の停止位置で、眼球と圧平板40との間に接触がすでに存在していれば、これによってもたらされる眼球内の圧力上昇は、好ましくは10mmHg未満である。圧力のそのような小さな上昇は、接触の直径が2mm〜3mmであれば容易に保証することができる。いずれの場合にも、排気を開始する前の停止位置で存在する接触は、好ましくは、20mmHgを超える圧力の上昇を生じるべきではない。その後の吸引チャンバ42からの排気、および圧平板への眼球の吸着によって、眼球内の圧力にさらに僅かな上昇が生じ得るが、その圧力上昇は、吸引チャンバ42内の部分真空に応じて、通常、約20mmHg以下になるべきである。
図2は、図1a〜1eに基づいて先に説明したプロセスを実施することができるレーザ装置の構成要素を概略的に示す。図1a〜1eの構成要素と同一であり、または同様に作用する構成要素はこの場合同一の参照符合によって示されている。繰返しを避けるために、これらの構成要素に関する既出の記述が参照される。
図2によるレーザ装置は、パルス継続時間がフェムト秒範囲内であるパルスレーザ照射のためのレーザ源60を備える。レーザ源60によって発射され、62によって示されたレーザ・ビームが、この場合2つの可制御偏向鏡64、66によって形成された偏向装置(スキャナ)を介し、レーザ・ビーム62がそこから集束光学器部70に至る転向鏡68に達する。集束光学器部70の先端、すなわち眼球に近い端部には、インターフェース・ユニット34が、取外し可能に結合されている。偏向鏡64、66は、それぞれ傾動可能に配置され、ビームの長手方向(z方向)に垂直なx−y面内でレーザ・ビーム62を偏向することができる。それら偏向鏡は、所望の切開の形状および位置によって定められた切開プロフィールに従って、電子制御装置72によって制御される。切開プロフィールは、制御装置72がアクセスすることができるメモリ76に記憶された制御プログラム74に組み込まれている。ビーム焦点をz方向に移動させるために、集束光学器部70または集束光学器部70に組み入れられている少なくとも1つのレンズのいずれかが、制御装置72の制御の下にビームの長手方向に調節可能であり得る。あるいは、図2には詳細に示されていないが、レーザ源60と偏向鏡64、66との間に配置されたビーム拡大光学器部のレンズ、特に該ビーム拡大光学器部の入力側の発散レンズをビームの長手方向に移動可能に配置することが可能である。
集束光学器部70は、架台78に重量補償方式で懸架されている。架台78は、図2には、集束光学器部70の両側に引かれた2本の垂直な棒線によって極めて概略的に示されている。集束光学器部70の重量補償は、ロープ/プーリ機構82を介して集束光学器部70に連結され、該集束光学器部の重量を相殺する対向力を集束光学器部70に加えるカウンタウェイト80によって概略的に示されている。ロープ/プーリ機構は、当然、カウンタウェイトを集束光学器部に取り付ける単なる一例である。別法として、たとえば、レバー・システムを使用することもできる。別の可能な構成が、米国特許第5,336,215号に示され、その場合、集束光学器部を懸架するためにスプリング・システムが使用されている。
集束光学器部70は、架台78と共に、動力式、好ましくは電動式駆動ユニット84によって、方向矢印38によって示されるように、眼球10に着座した吸引リング・ユニット16の挿入ファンネル20の中へ垂直方向に下降させることができる。この場合、集束光学器部70は、架台78に剛に連結されてはいず、架台78に対して下降方向38とは逆に上方へ変位する能力をある程度有する。集束光学器部70の重量補償によって、架台に対する集束光学器部70の変位は、極めて小さな力を掛けさえすれば可能である。したがって、圧平板40が眼球に接触し、眼球から対向圧を受けた瞬間にはもう、集束光学器部70が架台78に対して変位を生じているようにすることができる。この変位が、架台78に対して固定されるように取り付けられたリミット・スイッチ86(別法としては、たとえば、対向力スイッチ)を用いて検出され、リミット・スイッチ86が、そのスイッチ信号を制御装置72に送る。リミット・スイッチ86のスイッチ動作がその結果として、インターフェース・ユニット34と吸引リング・ユニット16との所定の相対位置が達成された(たとえば、インターフェース・ユニット34が挿入ファンネル20に接触した)ことを制御装置72に合図し、その場合、集束光学器部70のそれ以上の動力式下降移動を停止する必要がある。したがって、スイッチ信号をリミット・スイッチ86から受け取ると、制御装置72は、作動を停止するように駆動ユニット84を制御する。それ以前の駆動ユニット84による集束光学器部70の下降動作も、制御プログラム74に従って制御装置72によって同様に制御することができるが、別法として、操作者が、制御装置72に接続されているジョイスティックを用いて手動で下降移動を初期化することも考えられ、その場合、インターフェース・ユニット34と吸引リング・ユニット16との前述の所定の相対位置が達成されると、制御装置72が、ジョイスティックの優先権を取り消し、駆動ユニット84の作動を自動的に停止する。
リミット・スイッチ86が存在するので、この場合、構成要素16および/または34に取り付けられるセンサはなしに済ますことができる。
図2によるレーザ装置は、適切なホース・ラインを介して、吸引リング・ユニット16に形成されたパイプ・ニップル92および94にそれぞれ接続されている2つの排気ポンプ88、90をさらに備える。図1a〜1eによる排気チャネル28はパイプ・ニップル92に至り、したがって、排気ポンプ88は、吸引チャンバ30を排気するように働く。他方、排気チャネル52はパイプ・ニップル94に至り、それにより、排気ポンプ90は、図1a〜1eに示される吸引チャンバ42を排気するように働く。示されている図2による例示的事例では、少なくとも排気ポンプ90は、制御装置72によって制御し、すなわちリミット・スイッチ86のスイッチ動作に応答して制御することができる。これは、インターフェース・ユニット34が、吸引リング・ユニット16に対するその所定の相対位置に達すると直ちに、ポンプ90のスイッチが自動的にオンされることを意味する。ちなみに、リミット・スイッチ86のスイッチ動作は、眼球との接触の結果としての集束光学器部70の変位によって引き起こされるだけではない。たとえば、これに必要な対向圧は、挿入ファンネル20またはインターフェース・ユニット34に取り付けられているリング・シール(たとえば、リップ・シール)、たとえば図1a〜1eに示されるリング・シール44によって発生する場合もある。
レーザ装置の完全自動操作の範囲においては、排気ポンプ88も制御装置72によって制御することができる。しかし、少なくとも吸引による眼球10への吸引リング・ユニット16の強固な装着を、施術医師が排気ポンプ88を手動起動することによって行うことも全く同じように考えられる。ちなみに、そのような、手動でスイッチをオンおよびオフする機能は、ポンプ90に関しても排除されていない。特に障害が生じた場合、排気ポンプ90のスイッチを少なくとも手動でオフすることができることを、施術医師に対して可能にするべきである。
図3〜5に示された例示的実施形態の説明に関し、既出の例示的実施形態の構成要素と同一であり、または同等に作用する構成要素に関する限り、以前に使用された参照符合と同一の参照符合がやはり用いられる。ただし、弁別するために、ここでは、論及する参照符合には小文字が添えられる。以下に特に明記しない限り、既出の同一、または同一に作用する構成部品の説明として上記に記述したことが参照される。
図3〜5に示された例示的実施形態では、吸引リング・ユニット16aの下方部分18aは、リングの中心に向かって半径方向に突出するワッシャ形の封止分離板96aを有し、封止分離板96aは、その内側縁部に封止面26aを直接形成し、または封止面26aを形成する封止リングを担持する。封止分離板96aは、2つの吸引チャンバ30a、42aを互いに分離する。圧平板40aが、半径方向に封止分離板96aより遠くまで達し、吸引チャンバ42aが、圧平板40aと封止分離板96aとの間の領域の中に延出していることが認められる。インターフェース・ユニット34aが吸引リング・ユニット16aに正しく結合され、吸引チャンバ42aが排気されている図3および5による状態では、眼球に対向している圧平板40aの下面と封止分離板96aの上面との間の軸方向間隔は、たとえば約0.7mmになる。全体として、この間隔に関し、圧平板の眼球への望ましくない圧力効果を回避するために0.4mm以上であるが、同時に、眼球を圧平板40aに十分に大きな接触領域で吸着することができ、それによって眼球を平坦にすることができるために1.2mm以下である寸法であれば適切であることが立証されている。図解のために、上述の軸方向間隔がaによって図5に明示されている。圧平板40aの形状(完全に平坦な代わりに段付きもあり得る)に応じて、上述の間隔は、ある状況下では、少なくとも板40aの周辺領域で小さくなり得、正に0.1mmまで下がり得る。
すでに説明したように、吸引チャンバ42aの排気によって、インターフェース・ユニット34aが、比較的小さな軸方向寸法だけ、吸引リング・ユニット16aの挿入ファンネル20aにさらに深く吸い込まれる結果になり得る。したがって、排気の開始時点では、間隔aは、図3および5による排気済み状態よりこの寸法だけ大きい。
吸引チャンバ42aが、インターフェース・ユニット34aの円錐下端を越えて外側に横方向へ、圧平板40aの軸方向上方に位置する領域中に軸方向上方へ延在することが、図5でさらに認められる。この軸方向点は図5にPによって示されている。点Pの反対側には、すなわち、挿入ファンネル20aのより大きな開口幅に向かう方向に、ここでは詳細に図示されていないが、吸引チャンバ42aを封止するために挿入ファンネル20aの内側ファンネル面と相互作用する封止要素を受け入れるように働く全周にわたる環状溝100aが、インターフェース・ユニット34aの円錐外周殻に成形されている。
図3では、インターフェース・ユニット34aは2分割構造にすることができ、圧平板40aを保持する円錐スリーブ102aと、たとえば、106aで示されているねじ結合を用いて円錐スリーブ102aに取外し可能に連結されるアダプタ・コーン104aとを備えることがさらに認められる。円錐スリーブ102aのみが、挿入ファンネル20aに入り込み、アダプタ・コーン104aは、常に、吸引リング・ユニット16aの軸方向外側にとどまっている。図示された例示的事例では、重量軽減のために、アダプタ・コーン104aの壁は、いくつかの開口108aによって貫通されている。他方、円錐スリーブ102aは、開口の無い殻体の形態を取る。基端では、すなわち眼球から遠い端部では、アダプタ・コーン104aは、レーザ装置の集束光学器部と取外し可能な結合(たとえば、軸方向のクランプ結合の形態)をするように構成されている。図示の例示的事例では、そのために、アダプタ・コーン104aは、クランプ・フランジとして働く半径方向に突出する環状鍔110aを有する。
別法として、単体、またはさらには3分割以上の構成のインターフェース・ユニットが考えられることが理解されよう。
図5の一点鎖線112aは、空間および時間において適切に制御されたレーザ・パルスを用いて眼球10aの角膜に行うことができるような例示的切開形状を示す。治療の所望のタイプに応じて、多数の他の切開形状が可能であることは理解されるであろう。

Claims (21)

  1. レーザ装置の機械的インターフェース・ユニット(34)を、吸引力によって生体組織上に保持されるように構成された安定化構成要素(16)に結合するように制御する方法であって、
    前記インターフェース・ユニット前記安定化構成要素の方へ第1の相対位置まで相対的に接近したことをセンサ機構により検出するステップと、
    前記インターフェース・ユニットが前記第1の相対位置まで相対的に接近したことの検出がされると、制御装置により、前記第1の相対位置において、前記インターフェース・ユニットと、前記安定化構成要素と、前記組織の表面との間に形成され吸引チャンバ(42)を排気するポンプ手段を駆動するように制御するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記吸引チャンバ(42)の前記排気が、前記組織と前記組織当接面との間の前記接触領域を、少なくとも1.5倍、好ましくは少なくとも2倍、特に、多数倍に拡大するように、前記制御装置は、前記ポンプ手段を制御することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記組織と前記組織当接面との間の前記接触領域がほぼ円盤形状であり、前記吸引チャンバ(42)の前記排気が、前記接触領域の直径を、少なくとも30パーセント、好ましくは少なくとも50パーセント、さらにより好ましくは少なくとも70パーセント、最も好ましくは少なくとも90パーセントだけ拡大するように、前記制御装置は、前記ポンプ手段を制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記安定化構成要素(16)への前記インターフェース・ユニット(34)の前記相対的接近が、前記第1の相対位置を越えるさらなる前記インターフェース・ユニットと前記安定化構成要素との相対的接近がそれに沿って可能である方向(38)に、特に、相互に衝接する状態まで行われることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記吸引チャンバ(42)の前記排気が、前記インターフェース・ユニット(34)と前記安定化構成要素(16)とを、両者が前記第1の相対位置よりさらに大きく接近する第2の相対位置に相対移動させるように、前記制御装置は、前記ポンプ手段を制御することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1と前記第2の相対位置間の、前記インターフェース・ユニット(34)と前記安定化構成要素(16)との相対移動の経路が1mm以下になる程度に、前記制御装置は、前記ポンプ手段を制御することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の相対位置から前記第2の相対位置へ、前記インターフェース・ユニット(34)と前記安定化構成要素(16)が相対的に接近することに起因する前記組織と前記組織当接面との接触領域の拡大の割合は、前記組織を前記組織当接面へ吸着することに起因する割合に比較して小さく、特に、無視できる程度に小さいことを特徴とする、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記第1の相対位置の達成が前記センサ機構を用いて検出され、前記制御装置は、前記吸引チャンバ(42)の前記排気、前記第1の相対位置の前記検出に応答して自動的に、特に、プログラム制御方式で行ことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記安定化構成要素(16)への前記インターフェース・ユニット(34)の前記相対的接近が、動力式駆動装置(84)を起動することによって行われ、前記制御装置は、前記駆動装置の作動、前記第1の相対位置を前記センサ機構が検出したことに応答して自動的に、特に、プログラム制御方式で停止ることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 集束レーザ照射を用いて眼球(10)の組織部分を切開する機器であり、特に、先行する請求項の内のいずれか一項による方法を実行するための機器であって、
    前記眼球に載置され、リング軸(22)を有する吸引リング・ユニット(16)と、
    前記吸引リング・ユニットから独立し、前記リング軸に沿って移動して前記吸引リング・ユニットと結合接触することができ、前記眼球の表面を成形するコンタクト・グラス(40)を有する機械的インターフェース・ユニット(34)と、
    前記吸引リング・ユニットと、前記インターフェース・ユニットと、前記眼球の表面との間に画成される第1の吸引チャンバ(42)を排気するポンプ手段(88、90)と、
    前記インターフェース・ユニットと前記吸引リング・ユニットとの所定の第1の軸方向相対位置を検出するセンサ機構(50、86)と、
    前記センサ機構および前記ポンプ手段に接続され、前記センサ機構による前記第1の相対位置の前記検出に応答して前記第1の吸引チャンバ(42)の排気を行うように設定されており、特に、それによって、前記眼球と前記コンタクト・グラスの成形当接面との接触を確立し、または既存の接触領域を拡大する制御装置(72)と、
    を備える機器。
  11. 前記吸引リング・ユニット(16)がリングの形態の全周にわたる第1の封止面(26)を形成し、前記第1の封止面(26)によって、前記吸引リング・ユニット(16)が、前記第1の吸引チャンバ(42)を封止するために、前記眼球の表面に接触することができ、前記第1の吸引チャンバの前記排気により、前記第1の封止面によって取り巻かれる範囲にほぼ対応する領域で、前記コンタクト・グラス(40)に対して前記眼球の当接が行われることを特徴とする、請求項10に記載の機器。
  12. 前記第1の封止面(26a)が、前記吸引リング・ユニット(16a)に形成され前記眼球の方へ突出するワッシャ体部(96a)の内側縁部に形成され、前記第1の封止面(26a)が、前記第1の吸引チャンバ(42a)を、前記吸引リング・ユニットと前記眼球の表面との間に完全に画成された第2の吸引チャンバ(30a)から分離し、前記第2の吸引チャンバ(30a)が前記第1の吸引チャンバには接続されず、前記第2の吸引チャンバ(30a)を前記第1の吸引チャンバとは独立に排気することができることを特徴とする、請求項11に記載の機器。
  13. 前記第1の相対位置において、吸引リング・ユニット(16)が前記眼球上に正しく配置されている場合、前記第1の吸引チャンバ(42)が、その排気に先立って、前記眼球に対向する前記コンタクト・グラス(40)の下面全体を境とすることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか一項に記載の機器。
  14. 前記第1の吸引チャンバ(42)が、前記眼球から離れる方向に前記コンタクト・グラス(40)を軸方向に越えて延在することを特徴とする、請求項10〜13のいずれか一項に記載の機器。
  15. 前記吸引リング・ユニット(16)が、前記眼球から軸方向に離れる方向に開口する挿入ファンネル(20)を形成し、前記インターフェース・ユニット(34)が、前記挿入ファンネルに軸方向に差し込まれる円錐部分を有することを特徴とする、請求項10〜14のいずれか一項に記載の機器。
  16. 前記挿入ファンネル(20)と前記円錐部分とが、相互作用する第2の封止面を形成して、前記第1の吸引チャンバ(42)を封止することを特徴とする、請求項15に記載の機器。
  17. 前記挿入ファンネルまたは/および前記円錐部分が、封止リングが挿入されている全周にわたる溝(100a)を有することを特徴とする、請求項15または16に記載の機器。
  18. 前記インターフェース・ユニット(34a)が、前記吸引リング・ユニット(16a)に機械的に結合し、前記コンタクト・グラス(40a)を担持するように設計されたコンタクト・グラス保持具(102a)と、前記コンタクト・グラス保持具から独立し、強固ではあるが交換可能に前記コンタクト・グラス保持具に連結することができ、前記レーザ照射を行うレーザ装置の集束光学器部に結合するための結合構造(110a)を有するように構成されたアダプタ(104a)とを備えることを特徴とする、請求項10〜17のいずれか一項に記載の機器。
  19. 前記コンタクト・グラス保持具(102a)および前記アダプタ(104a)が、前記コンタクト・グラス保持具と前記アダプタとをねじ結合することができるねじ手段を有するように構成されていることを特徴とする、請求項18に記載の機器。
  20. 前記コンタクト・グラス保持具(102a)が、円錐スリーブの形態に設計されていることを特徴とする、請求項18または19に記載の機器。
  21. 前記コンタクト・グラス(40)の、少なくとも前記眼球に対向する面が、平面として構成されていることを特徴とする、請求項10〜20のいずれか一項に記載の機器。
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