JP2018531468A6 - ユーザの注意を推定するためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
本開示は、コンテンツとの視聴者メンバ関与を推定するための、または、コンテンツを消費するユーザと撤退したかまたは立ち去ったユーザとを区別するためのシステムおよび方法を提供する。ユーザの存在または注意を、コンテンツとのユーザの対話または当該コンテンツのスキップから推定してもよく、前記ユーザ対話は、小型視聴者測定パネルからの高品質関与データと比較されるか、または時間関与曲線に基づいて外挿される。注意ギャップを推定してもよく、当該注意ギャップは、クライアント・デバイスでのコンテンツの提示に対して存在したかまたは関与しなかったかまたは注意を払わなかったユーザを表す。これにより、前記測定システムは、前記コンテンツを消費し潜在的に楽しんだユーザと、そうでなかったユーザとを、両方の組のユーザのクライアント・デバイスが前記コンテンツ・アイテムを受信し提供したとしても、区別することができる。
Description
ユニキャスト・インターネット配信により、コンテンツ提示の事例を正確に測定でき、コンテンツ配信サーバが正確に、コンテンツの何等かのアイテムが提供されたクライアント・デバイスの数を報告する。配信の全てのインスタンスが、ユーザが当該コンテンツに注意を払うかまたは積極的に消費することとなると想定するのは容易であるかもしれないが、これは常には正しくないかもしれない。ユーザの注意は、ユーザがコンテンツを積極的に消費しないように別の場所に引き付けられるかもしれず、または、ユーザは、メディア・ストリームを一時停止または停止せずに即座にその領域を離れ、結果として、コンテンツが空室に提示されることとなるかもしれない。
さらに、パーソナライズされたまたはカスタムのコンテンツ配信のためのコンテンツ選択システムが、提示統計値を使用して、どのユーザまたは層がどのタイプのコンテンツに関心があるかを判定してもよい。それらのクライアント・デバイスに配信された全てのコンテンツに全てのユーザが関与するかまたは関心があると仮定することは、幾つかのアイテムにおける実際の関心率を誇大させ、ユーザ注意の不正確な判定の結果となりうる。
ユーザの存在または注意を、コンテンツとのユーザ対話またはコンテンツのスキップから推定してもよく、ユーザ対話は、小型視聴者測定パネルからの高品質関与データと比較されるか、または時間関与曲線に基づいて外挿される。注意ギャップを推定してもよく、当該注意ギャップは、クライアント・デバイスでのコンテンツの提示に対して存在せず、それと関与せず、またはそれに注意を払っていなかったユーザを表す。これにより、測定システムは、当該コンテンツを消費し潜在的に楽しんだユーザと、そうでないユーザとを、両方の組のユーザのクライアント・デバイスが当該コンテンツ・アイテムを受信し提供したとしても、区別することができる。
1つの態様では、視聴者測定システムは、小型パネルまたは調査を介して高品質で決定しうる既知の関心率でコンテンツを使用することができる。同一のコンテンツを後に一般視聴者に提供でき、視聴者関与は、当該コンテンツとの対話(例えば、クリック率、スキップ、調査選択等)を介して測定される。例えば、スキップを用いて測定された視聴者対話率は、当該コンテンツに積極的に関与するが関心がないユーザ(例えば、当該コンテンツを明示的にスキップしたユーザ)の割合を直接識別しうるが、存在しないかまたは当該コンテンツと関与しないユーザの数を含めることによって、当該コンテンツをスキップせずに当該コンテンツを消費し楽しむユーザを過度に表現しうる。注意ギャップを、既知の関心率と測定された対話率の間の差異として識別してもよい。全てのユーザが当該コンテンツに関与した場合に、当該視聴者対話率が当該小型高品質パネルに対する対話率に類似するであろうという仮定のもとで、当該注意ギャップはしたがって、コンテンツの提示と関与しないかまたはそれに対して存在しないユーザの割合を表す。関与するかまたは関心があるユーザの割合はこのように決定されてもよく、コンテンツ・プロバイダはアクティブなビューまたは調節された選択アルゴリズムごとに課金される。同一の注意ギャップを使用して、コンテンツの以前または後続の提示に対する関与を推定してもよい。
別の態様では、視聴者測定システムは、異なる期間の類似のまたは同一のコンテンツに基づいて時間関与曲線を利用することができる。これは、ベースラインを決定するためのパネルの利用を要求することなく、関与測定または注意測定を可能とする。コンテンツのアイテムが無限期間である場合、当該コンテンツの提示に注意を払う全てのユーザは当該提示のスキップまたは停止を選択するであろうこと、したがって、100%の視聴者関与または関心で、対応する最終的な100%のスキップ率があるであろうと仮定してもよい。したがって、理論上の100%のスキップ率とより短い期間のコンテンツに対するスキップ率から外挿されうるスキップ率との間の任意の差異は注意ギャップ、または非関与または不存在のユーザの割合を表す。1つのかかる実装では、30秒、1分、2分等のような様々な長さの類似のまたは同一のコンテンツが視聴者に提供されてもよく、スキップ率が測定される。最良適合曲線を、当該注意ギャップが計算されうるように、無限期間の類似のコンテンツに対して決定し外挿してもよい。このギャップをついで、早期の測定に適用して、コンテンツの提示ごとに関与し関心があるユーザの割合を推定してもよい。
これらの技術を別々にまたは関連して使用してもよく、任意のタイプのコンテンツ(例えば、ストリーミングされたオーディオまたはビデオ、テレビ番組、プリロール、ポストロール、または介在コンテンツ等)、および任意のタイプの対話(スキップ、リワインド、クリック率、投票、ソーシャル・メディアの「いいね」、共有等)を使用してもよい。
これらの実装は、本開示の範囲を限定または定義するために言及したものではなく、それの理解を支援するためのものである。特定の実装が、以下の利点の1つまたは複数を実現するために開発されてもよい。
1つまたは複数の実装の詳細を添付図面および以下の説明で説明する。本開示の他の特徴、態様、および利点は当該説明、当該図面、特許請求の範囲から明らかになろう。
様々な図面における同じ参照番号および指定は同じ要素を示す。
メディアまたは他のコンテンツを、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、タブレットまたはスマートフォン、ビデオゲーム・コンソール、スマートテレビ、ウェアラブルコンピュータ、またはコンテンツをユーザに提供できる他の任意のタイプおよび形態のクライアント・デバイスを含むクライアント・デバイスに提供してもよい。当該コンテンツは、テキスト、オーディオ、ビデオ、インタラクティブなアプリケーション、ゲーム、または他の媒体を含む任意のタイプおよび形態であってもよい。多くの実装では、コンテンツは一般にコンテンツ・プロバイダとして称されるパブリッシャにより生成されてもよく、当該コンテンツを同時に無数のクライアント・デバイスに配信するためのインフラおよび帯域幅を有するコンテンツ配布システムによりクライアント・デバイスに配信してもよい。
多くの実装では、コンテンツ配布システムは、一般にコンテンツが配布されるクライアント・デバイスの数により測定される受信者の数または視聴者サイズに基づいて、コンテンツ・プロバイダに課金しうる。幾つかの実装では、要求(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)GET要求、リアルタイム・ストリーミング・プロトコル(RTSP)再生要求、リアルタイム転送プロトコル(RTP)要求、または他のタイプおよびフォーマットの要求)に応答してストリームされたメディアまたは配信された類似のコンテンツにより、要求(または応答)の数は当該コンテンツ配布システムにより直接測定されてもよい。他のシステムでは、例えばマルチキャスト・プロトコルまたはブロードキャスト・システムにより、幾つかの実装では、ケーブル復調器またはデコーダまたはセットトップ・ボックスのようなデバイスが、チャネルチューニングの識別またはコンテンツの受信をコンテンツ分配器に送信してもよい。
コンテンツ・プロバイダはコンテンツ提示またはビューごとの視聴者のサイズを決定したいかもしれない。しかし、コンテンツはクライアント・デバイスに配信され当該デバイスにより提供されうるが、ユーザは実際に存在していることもあればいないこともあり、または、他のコンテンツまたはイベントに気を逸らすかもしれない。例えば、ストリーミング・メディアまたはマルチメディアブロードキャストの多くの実装は追加のプリロール、ポストロール、または介在コンテンツを含む。視聴者メンバは、他のデバイスを見て、(例えば、スナック菓子を取るために)部屋を出て、またはこの追加のコンテンツの提示の間に注意を払わないかもしれない。結果として、幾つかのデバイスはコンテンツを受信し提供してもよいが、全てのかかる提示が視聴者メンバによる視聴を表すと仮定するのは誤りであるかもしれない。
さらに、コンテンツ・プロバイダ、プロデューサ、およびパブリッシャは、人気のコンテンツに類するコンテンツを生成すること、または不人気のコンテンツの提示をキャンセルすることのような、視聴者または関連する層に対するコンテンツの人気度に基づくプロダクション決定を頻繁に行う。同様に、パーソナライズされたまたはカスタムのコンテンツ配信に関するコンテンツ選択システムは、提示統計値を使用して、どのユーザまたは層がどのタイプのコンテンツに関心があるかを判定してもよい。全てのユーザがそれらのクライアント・デバイスに配布された全てのコンテンツに関与するかまたは関心があるという誤った仮定は、幾つかのアイテムにおける実際の関心率を誇張しうる。
幾つかの実装では、コンテンツをクライアント・デバイスによりインタラクティブなコントロールを提供してもよい。例えば、図1Aは、ユーザ対話を可能とするメディア・プレイヤ100の1実装の図である。メディア・プレイヤ100は、スマートテレビのウェブ・ブラウザ、ディスプレイ環境により描画されるウェブページ内のスタンドアロンソフトウェアアプリケーション、組込み型プレイヤ、またはコンテンツをユーザに提供しユーザが少なくとも限定的な方法で当該コンテンツまたは当該コンテンツの提示と対話できるようにするための他の任意のタイプおよび形態のインタフェースであってもよい。
メディア・プレイヤ100は、マルチメディア・コンテンツ、オーディオ・コンテンツ、テキスト・コンテンツ、または他の任意のタイプおよび形態のコンテンツのようなディスプレイ・コンテンツ102であってもよい。多くの実装では、コンテンツ102が、オーディオまたはビデオコンテンツのような時間的態様または期間を有してもよい。かかるコンテンツの例は、ライブのまたは事前に記録されたテレビ番組、映画、音楽、ラジオ、ポッドキャスト、または他の任意のかかるコンテンツを含む。多くの実装では、メディア・プレイヤ100は、タイムライン104または再生時間106を表示しかつ/または再生との対話(例えば、リワインド、高速早送り、一時停止、特定の時刻での再生の開始等)を可能とするための類似のインタフェースを有するコンテンツ102の時間的態様を表してもよい。
別の番組の前のプリロール・コンテンツ、当該番組の後のポストロールコンテンツ、または当該番組のブレークの間の介在コンテンツのような、異なるまたは追加のコンテンツを、特にブロードキャストまたはストリームされたコンテンツに関して、より長いコンテンツの間に、連続してまたは所定の時点で提供してもよい。
メディア・プレイヤ100の多くの実装では、ユーザは、コンテンツの一部を停止またはスキップするか、または当該コンテンツの提示と対話またはそれを制御するための能力を有してもよい。例えば、事前に記録されたコンテンツは一般に30秒のような所定の期間または最大長108を有する。幾つかの実装では、ユーザは、当該完全な事前に記録されたコンテンツを視聴してもよく、または、「スキップ」ボタン110または類似のインタフェース要素を選択することで当該コンテンツの一部をスキップすることを選択してもよい。当該表示されたメディア・コンテンツ102の1つの隅に示されているが、多くの実装では、スキップ・ボタン110は、メディア・プレイヤ100内にまたは当該メディア・プレイヤと別々に(例えば、リモコン上に)配置されてもよい。スキップ・ボタン110の選択は、メディア・プレイヤ100に、現在のコンテンツの再生を停止し、コンテンツの次のアイテムを要求しまたはコンテンツのバッファされた次のアイテムの再生を開始させてもよい。他の実装では、「嫌い」または「無関係」ボタンを使用して、ユーザが表示されたコンテンツに関心がないことを示してもよく、メディア・プレイヤ100は当該嗜好の識別を、個別化プロフィールの調節のためにコンテンツ選択システムに提供し、または、コンテンツ・プロバイダに提供してもよい。幾つかのかかる実装では、当該メディア・プレイヤは、「嫌い」または「無関係」インタフェース要素の選択の直後の提示を継続してもよい。
「スキップ」、「嫌い」、「無関係」または類似のネガティブ・インタフェース要素は当該コンテンツにユーザが関心がないことを示しうるが、他の実装では、メディア・プレイヤ100は、ユーザが当該コンテンツに関心があることをユーザが明示的に示すことを可能とするためのポジティブなインタラクティブ・コントロールを含んでもよい。例えば、メディア・プレイヤ100は、ウェブサイトの要求のようなコンテンツ関連機能をトリガするためのコントロールを含んでもよい。
ネガティブまたはポジティブなインタフェース要素の選択は、ユーザの明示的な嗜好を示すだけでなく、当該選択はまた暗黙的にユーザを、存在しており当該コンテンツを消費するかまたはそれと関与するとして識別してもよい。しかし、多くのインスタンスでは、ユーザが、当該コンテンツに対するポジティブな嗜好を有し、当該コンテンツを消費し、または当該コンテンツと関与するが、対応するインタフェース要素を選択しないかもしれない。例えば、幾つかのメディア・プレイヤ100は、ユーザが当該メディアをスキップするか(ネガティブ嗜好を示す)または当該メディアを完全に視聴するだけであるように、ポジティブインタフェース要素を含まなくてもよい。この後者の行動は、ユーザが当該メディアに対してポジティブな嗜好を有することを示すか、または、ユーザが再生を停止せずに部屋を出たかまたはそうでない場合は当該提示から撤退したことを示してもよい。
図1Bは、1実装に従う、長時間125にわたるコンテンツの提示をともなうネガティブ対話120(例えば、「スキップ」、「嫌い」、「無関係」または類似のインタフェース要素の選択)の1例を示すグラフである。多くのインスタンスでは、ユーザ122のサブセットは、出来るだけ早くネガティブ・インタフェース要素を(例えば、コンテンツの視聴を回避するために)選択してもよく、したがって、対話率または「スキップ」率は最初に迅速に上昇しうる。ユーザ124の別のサブセットは、当該コンテンツを視聴して、当該コンテンツの提示中の幾つかの点で、ユーザが関心がないと決定し、当該インタフェース要素を選択してもよい。当該スキップ率は、どの程度当該コンテンツが興味深いかに応じて異なる速度で、この時間の間に同様に上昇する可能性がある。
当該コンテンツの再生中の幾つかの時点で、当該コンテンツに積極的に関与するが関心がなく、当該インタフェース要素に留まるかまたは当該インタフェース要素を選択していないであろうユーザは殆どいない。なぜならば、大部分のユーザ122および124は既にそうしているであろうからである。したがって、当該スキップ率は減少し安定するかもしれない(例えば、スキップ・ボタンを押す意図があり、コンテンツのアイテムの最終秒まで待機するユーザは殆どいない)。しかし、ユーザ126の残りのサブセット(例えば、当該コンテンツを受信したクライアント・デバイスの視聴者サイズまたは数の合計からサブセット122と124の合計を引いたもの)は、当該コンテンツに積極的に関与し関心があるユーザ、および当該コンテンツの提示に関与しない(例えば、存在しないかまたは気を逸らした)ユーザの両方を表す。
コンテンツに関与するまたは関心があるユーザ、および当該コンテンツと関与しないユーザを区別するために、ユーザの存在または注意は、小型視聴者測定パネルからの高品質関与データとの比較を介して推定されてもよく、または時間関与曲線に基づいて外挿されてもよい。注意ギャップを推定してもよく、当該ギャップは、存在していなかったかもしくはクライアント・デバイスでのコンテンツの提示に関与していなかったかまたはクライアント・デバイスでのコンテンツの提示に注意を払っていなかったユーザを表す。これにより、測定システムは、当該コンテンツを消費し潜在的に楽しんだユーザと、そうでなかったユーザとを、両方の組のユーザのクライアント・デバイス当該コンテンツ・アイテムを受信し提供したとしても、区別することができる。
以下の様々な実施形態の説明を読む目的のため、本明細書のセクションおよびそれらの夫々の内容の以下の説明は手助けになるかもしれない。
セクションAでは、コンテンツを配信し視聴者関心率を推定するためのネットワーク環境およびコンピューティング環境を説明する。
セクションBでは、パネルからの関与データとの比較を介して視聴者の注意を推定するためのシステムおよび方法の実施形態を説明する。
セクションCでは、時間的関与外挿を介して視聴者の注意を推定するためのシステムおよび方法の実施形態を説明する。
セクションAでは、コンテンツを配信し視聴者関心率を推定するためのネットワーク環境およびコンピューティング環境を説明する。
セクションBでは、パネルからの関与データとの比較を介して視聴者の注意を推定するためのシステムおよび方法の実施形態を説明する。
セクションCでは、時間的関与外挿を介して視聴者の注意を推定するためのシステムおよび方法の実施形態を説明する。
A.ネットワークおよびコンピューティング環境
図2Aは、1実装に従うコンテンツ配信および関与測定環境200のブロック図である。ネットワーク205を、1つまたは複数のクライアント・デバイス210A乃至210N(一般にクライアント・デバイス(複数可)210と称される)、および一般に視聴者測定システム212と称されるコンテンツ配布システムまたは視聴者測定システムに接続してもよい。視聴者測定システム212は、直接またはネットワーク205を介して、コンテンツを1つまたは複数のコンテンツ・プロバイダ218から受信してもよい。視聴者測定システム212はまたパネル・プロバイダ214と通信してもよい。パネル・プロバイダ214は、1つまたは複数のパネリスト216A乃至216N(一般にパネリスト(複数可)216と称される)で単一のソースパネル測定またはリサーチを実施してもよい。1つの測定システムまたはサーバ212および1つのパネル・プロバイダ214のみが例示されているが、多くの実装では、複数のプロバイダまたはサーバは、1つまたは複数のネットワーク205を介して通信してもよい。
図2Aは、1実装に従うコンテンツ配信および関与測定環境200のブロック図である。ネットワーク205を、1つまたは複数のクライアント・デバイス210A乃至210N(一般にクライアント・デバイス(複数可)210と称される)、および一般に視聴者測定システム212と称されるコンテンツ配布システムまたは視聴者測定システムに接続してもよい。視聴者測定システム212は、直接またはネットワーク205を介して、コンテンツを1つまたは複数のコンテンツ・プロバイダ218から受信してもよい。視聴者測定システム212はまたパネル・プロバイダ214と通信してもよい。パネル・プロバイダ214は、1つまたは複数のパネリスト216A乃至216N(一般にパネリスト(複数可)216と称される)で単一のソースパネル測定またはリサーチを実施してもよい。1つの測定システムまたはサーバ212および1つのパネル・プロバイダ214のみが例示されているが、多くの実装では、複数のプロバイダまたはサーバは、1つまたは複数のネットワーク205を介して通信してもよい。
さらに図2Aをより詳細に参照すると、ネットワーク205は、クライアント・デバイス210、1つまたは複数の視聴者測定サーバ212、ならびに例示されていない他のデバイスの間で情報を中継する任意の形態のコンピュータネットワークまたはネットワークの組合せであってもよい。ネットワーク205は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、セルラネットワーク、衛星ネットワークのようなインターネットおよび/または他のタイプのデータネットワーク、または他のタイプのデータネットワークを含んでもよい。ネットワーク126はまた、ネットワーク205内でデータを受信および/または送信するように構成される任意数のコンピューティング・デバイス(例えば、コンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークスイッチ等)を含んでもよい。ネットワーク205はさらに、任意数のハードワイヤード接続および/またはワイヤレス接続を含んでもよい。クライアント・デバイス210は、(例えば、光ファイバケーブル、CAT5ケーブル等を介して)ネットワーク205内の他のコンピューティング・デバイスにハードワイヤードされたトランシーバと無線で(例えば、WiFi、セルラ、無線等を介して)通信してもよい。幾つかの実装では、ネットワーク205は、単一の物理マシンにより実行される複数の仮想マシン間の仮想ネットワークのような仮想ネットワーク、または物理的に可動な媒体(例えば、テープ媒体、CD−ROM、フラッシュ媒体、外部ハードドライブ、フロッピディスク等を介してデータを転送するSneakernet)を介したデータのオフライン転送のような抽象ネットワークであってもよい。
クライアント・デバイス(複数可)210をクライアント・デバイス、クライアント・デバイス、コンピューティング・デバイス、ユーザデバイスと様々に称してもよく、または他の任意のかかる用語が、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、スマートフォン、ビデオゲーム・コンソール、スマートテレビまたはセットトップ・ボックス、サーバ、ワークステーション、またはネットワーク205上で通信できる他の任意のタイプおよび形態のコンピューティング・デバイスであってもよい。幾つかの実装では、クライアント・デバイス210は、ウェブ・ブラウザ、メールクライアント、ビデオ・プレイヤ、音楽プレイヤ、ビデオ・ゲーム、または他の任意のかかるアプリケーションのようなネットワーク205で通信するためのアプリケーション、サービス、サーバ、デーモン、ルーチン、または他の実行可能ロジックを実行してもよい。かかるアプリケーションは、コマンドラインインタフェース、グラフィカルユーザ・インタフェース、またはこれらのまたは他のインタフェースの任意の組合せを含んでもよい。クライアント・デバイスがスマートテレビまたはセットトップ・ボックスである実装では、当該クライアント・デバイスは、地上、衛星、またはケーブルブロードキャストのような第1のインタフェースを介してコンテンツを受信してもよく、EthernetまたはWiFiインタフェースのようなネットワーク205を介して第2のインタフェースを介して視聴者測定サーバと通信してもよい。他の実装では、クライアント・デバイス210は、ネットワーク205を介してコンテンツを受信してもよく、ネットワーク205を介して対話の識別を送信してもよい。
コンテンツ・プロバイダ218は、ネットワーク205に接続され、直接にまたは視聴者測定システムまたはコンテンツ配布システム212を介してコンテンツをクライアント210に提供するように構成された、1つまたは複数のコンピューティング・デバイスを含んでもよい。コンテンツ・プロバイダ218を、コンテンツ・プロバイダ、サーバ、ウェブサーバ、データサーバ、パブリッシャ・サービス・プロバイダとして、または他の類似の用語により称してもよい。多くの実装では、コンテンツ・プロバイダ218は、サーバ・ファームまたはクラウドとして構成された複数のコンピューティング・デバイスを含んでもよく、ルータ、ロードバランサ、ネットワークアドレス変換器、ファイアウォール、または他のかかるデバイスを含んでもよい。コンテンツ・プロバイダ218はコンピュータサーバ(例えば、FTPサーバ、ファイル共有サーバ、ウェブサーバ等)またはサーバの組合せ(例えば、データ・センタ、クラウドコンピューティングプラットフォーム等)であってもよい。コンテンツ・プロバイダ218は、テキスト、画像、ビデオ、オーディオ、マルチメディア、または他のデータ、またはこれらの任意の組合せを含む任意のタイプおよび形態のコンテンツを提供してもよい。コンテンツは検索結果、ブログまたはフォーラムコンテンツ、新たな記事、映画、テレビを含んでもよく、ポッドキャスト、ビデオ・ゲームまたは他のインタラクティブなコンテンツ、ウェブサイト、ソーシャル・メディア、または他の任意のタイプおよび形態のコンテンツを示す。コンテンツ・プロバイダ218は、検索クエリに応答してクライアント・デバイス210に検索結果データを提供するオンライン検索エンジンであってもよい。別の実装では、コンテンツ・プロバイダ218は、ウェブページデータを当該ウェブページの要求に応答してクライアント・デバイス210に提供する第1のパーティウェブサーバであってもよい。
視聴者測定サーバまたはシステム212は、ネットワーク205に接続され、視聴者データを測定し分析して視聴者サイズおよび関与率を決定するように構成された1つまたは複数のコンピューティング・デバイスを含んでもよい。視聴者測定サーバ212は、コンテンツ配布システム、配布および測定システム、測定サーバ、サーバ、ウェブサーバ、データサーバ、サービスプロバイダとして、または他の類似の用語により様々に称してもよい。多くの実装では、視聴者測定サーバ212はサーバ・ファームまたはクラウドとして構成された複数のコンピューティング・デバイスを含んでもよく、ルータ、ロードバランサ、ネットワークアドレス変換器、ファイアウォール、または他のかかるデバイスを含んでもよい。幾つかの実装では、視聴者測定サーバ212はコンテンツ・プロバイダ218であってもよい。
幾つかの実装では、視聴者測定サーバ212は、コンテンツおよび/またはデバイス識別子に対する要求の識別を、ネットワーク205を介してクライアント210から受信してもよい。1つのかかる実装では、クライアント210は、プラグインまたは他のアプリケーションを実行して、コンテンツに対する要求の識別を視聴者測定サーバ212に送信してもよい。別の実装では、コンテンツ要求をクライアント210から視聴者測定サーバ212に送信してもよい。視聴者測定サーバ212は、当該要求に関する情報を記録する間に、当該要求を適切なコンテンツ・プロバイダ218にリダイレクトしてもよい。さらに別の実装では、コンテンツ要求をクライアント210からコンテンツ・プロバイダ218に送信してもよい。コンテンツ・プロバイダ218は、当該コンテンツと、クライアント210に第2の要求を視聴者測定サーバ212に送信させる組込み型命令とで応答してもよい。ウェブページのようなコンテンツ・プロバイダから提供されたコンテンツは、当該クライアントのウェブ・ブラウザが当該コンテンツを描画したとき、当該ウェブ・ブラウザがパラメータまたはクッキー、デバイス識別子、または他の情報を潜在的に含む当該画像の要求を視聴者測定サーバ212に送信するように、視聴者測定サーバ212のアドレスとともに、組込み型の1画素ごとの画像を含んでもよい。
他の実装では、視聴者測定サーバ212は、コンテンツおよび/またはデバイス識別子に対する要求の識別をコンテンツ・プロバイダ218から受信してもよい。コンテンツ・プロバイダ218は測定エージェント(図示せず)を実行してもよい。当該測定エージェントは、コンテンツ・プロバイダ218により受信されたクライアント・デバイスからの要求を測定するためのアプリケーション、サービス、サーバ、デーモン、または他の実行可能ロジックを含んでもよい。当該測定エージェントは、独立にまたは集計した形で、当該要求の識別を視聴者測定サーバ212に送信してもよい。
パネル・プロバイダ214は、1つまたは複数のパネル参加者またはパネリスト216との市場または視聴者調査を実施するための1つまたは複数のコンピューティング・デバイスを含んでもよい。当該パネルに参加することに同意したパネル参加者は、テレビ番組、ラジオ番組、映画、コマーシャル・ブレイクのようなコンテンツの特定のアイテムを当該パネル参加者が視聴または聴いていたこと、1分、10分、半時間、または他の任意のかかる期間のような識別された期間、または他の任意のかかる情報を当該パネル・プロバイダに示してもよい。幾つかの実装では、パネル参加者は、ダイアリまたはログを提供するか、または、近くで再生されたコンテンツを検出し当該パネル・プロバイダへの後続の送信のためにログを記録するポータブルデバイスを着用または運搬してもよい。パネル・プロバイダ214は、当該イベントを視聴またはリッスンした各パネル参加者に関する人口学的情報を集計および匿名化して、特定の位置からの指定された性別、年齢である当該視聴者の割合のような痕跡、または他のかかる情報を示す視聴者プロフィールを生成することができる。当該コンテンツの視聴者の測定は、コンテンツ配信スケジュールを計画するために、または他のかかる目的のためにコンテンツの視聴者サイズまたは人気度を測定するのに有用であるかもしれない。
幾つかの実装では、パネル・プロバイダ214は、パネルのダイアリまたはログを集計および/または匿名化し、コンテンツのブロックに対する人口学的情報を視聴者測定サーバ212に送信してもよい。多くの実装では、パネル・プロバイダ214は番組タイプ、番組タイトル、番組説明、番組に関連付けられたキーワード、当該番組に関連付けられたウェブサイトまたは他のドキュメントおよび/または当該番組に関連付けられた製品および/または製造者、または他の任意のかかる情報のような、対応するブロードキャストブロックの識別および/またはコンテンツのブロックに関する情報を視聴者測定サーバ212に送信してもよい。
幾つかの実装では、パネル・プロバイダ214は、当該コンテンツに対するポジティブまたはネガティブ嗜好のような、コンテンツのアイテムに対する嗜好情報をパネリスト216から収集してもよい。幾つかの実装では、これは明示的な嗜好の識別であってもよく、他の実装では、パネリスト216は、コンテンツのアイテムをスキップすることを選択して、ネガティブ嗜好を示すことができる。幾つかのかかる実装では、パネリストは上述のようにクライアント・デバイス210およびメディア・プレイヤ100を使用してもよい。
パネル・プロバイダは一般にパネル・メンバーに参加に関して支払うので、パネリスト216はコンテンツに完全に関与しうる。したがって、かかる視聴者測定および嗜好データは、小型サンプルサイズであっても、高品質でありうる。
多くのかかる実装では、パネリスト(および他のユーザ)に関する人口学的情報は、当該パネリストまたはデバイスユーザのプライバシを保護するために匿名化または曖昧さ解消されてもよい。クライアント・デバイスのユーザに関する個人情報が測定のために収集されるかまたはサードパーティコンテンツを選択するために使用される多くのかかる実装または類似の状況では、ユーザに、プログラムまたは機能が個人情報(例えば、ユーザのソーシャル・ネットワーク、ソーシャル・アクションまたは活動、ユーザの嗜好、またはユーザの現在の位置に関する情報)を収集するかどうかを制御する機会、または測定データを視聴者測定サーバおよび/またはパネル・プロバイダに送信するかどうかまたはその方法を制御する機会を提供されてもよい。さらに、一定のデータを、個人的に識別可能な情報がパラメータ(例えば、人口学的パラメータ)を生成する前に除去されるように、視聴者測定サーバにより格納または使用される前に1つまたは複数の方法で扱ってもよい。幾つかの実装では、ユーザのアイデンティティを、個人的に識別可能な情報がユーザに対して決定できないように匿名化してもよく、または、ユーザの特定の位置を決定することができないように、位置情報が取得されるユーザの地理的位置を(例えば市、ZIPコード、または州レベルに)汎用化することができる。したがって、ユーザは、どのように情報がユーザに関して収集され視聴者測定サーバ、パネル・プロバイダ、およびコンテンツ・プロバイダにより使用されるかを制御することができる。
図2Bは、1実装に従う図2Aに示すクライアントおよびサーバデバイスのブロック図である。先ずクライアント・デバイス210を参照すると、クライアント・デバイスは、クライアント、パネル参加者、または非パネル参加者またはコンテンツに対する「通常の」視聴者メンバのコンピューティング・デバイスであってもよい。クライアント・デバイス210は、ネットワーク205を介して接続するように構成された任意数の異なるタイプのユーザ電子デバイスであってもよく、それらは限定ではなく、ラップトップ・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、スマートフォン、デジタルビデオレコーダ、テレビ向けセットトップ・ボックス、ビデオゲーム・コンソール、または他の任意のタイプおよび形態のコンピューティング・デバイスまたはデバイスの組合せを含む。幾つかの実装では、クライアント・デバイス210のタイプは、静的のままであることが意図されるかまたは主にローカル・エリア・ネットワーク、またはメディア消費デバイスのような別のカテゴリの電子デバイスを介してネットワーク205にアクセスするように構成されたモバイル・デバイス、デスクトップ・デバイスまたはデバイスとして分類されてもよい。
多くの実装では、クライアント・デバイス210はプロセッサ222およびメモリ224を含む。メモリ224は、プロセッサ222によって実行されたときプロセッサ222に本明細書で説明した動作の1つまたは複数を実施させるマシン命令を格納してもよい。プロセッサ222はマイクロプロセッサ、ASIC、FPGA等、またはそれらの組合せを含んでもよい。多くの実装では、プロセッサ222はマルチコアプロセッサまたはプロセッサのアレイであってもよい。メモリ224は、電子、光、磁気、またはプロセッサ222にプログラム命令を提供できる他の任意の記憶デバイスを含んでもよいがこれらに限られない。メモリ224は、フロッピディスク、CD−ROM、DVD、磁気ディスク、メモリチップ、ROM、RAM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、光媒体、またはプロセッサ222がそこから命令を読むことができる他の任意の適切なメモリを含んでもよい。当該命令は任意の適切なコンピュータプログラミング言語からのコードを含んでもよい。当該言語には、例えば、C、C++、C#、Java(登録商標)、Java(登録商標)スクリプト、Perl、HTML、XML、PythonおよびVisual Basicがあるがこれらに限られない。
クライアント・デバイス210は1つまたは複数のメディア・プレイヤ1226を含んでもよい。メディア・プレイヤ1226は、10BaseT、100BaseT、または1000BaseT(「Gigabit」)を含むEthernet、802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、または802.11acのような様々な802.11ワイヤレスの何れか、CDMA、LTE、3G、または4Gセルラ、Bluetooth(登録商標)または他の短範囲ワイヤレス接続を含むセルラ、またはネットワーク205と通信するためのこれらのまたは他のインタフェースの任意の組合せを含む任意のタイプおよび形態のインタフェースを含んでもよい。多くの実装では、クライアント・デバイス210は、異なるサブネットワークを介してインターネットのような多様なネットワーク205またはネットワーク205への接続を可能とする、様々なタイプの複数のメディア・プレイヤ1226を含んでもよい。クライアント・デバイス210はまた、上述のように、地上、衛星、またはケーブルアナログまたはデジタル・ブロードキャストを受信するための他のインタフェースを含んでもよい。
クライアント・デバイス210は1つまたは複数のユーザ・インタフェース・デバイス228を含んでもよい。ユーザ・インタフェース・デバイス228は、センサ情報(例えば、ディスプレイ上の可視化、1つまたは複数の音、触覚フィードバック等)を生成することでデータをユーザに変換し、かつ/または、受信されたセンサ情報をユーザから電子信号に変換する任意の電子デバイス(例えば、キーボード、マウス、ポインティング・デバイス、タッチ・スクリーンディスプレイ、マイクロフォン等)であってもよい。当該1つまたは複数のユーザ・インタフェース・デバイスは、様々な実装に従って、ビルトインディスプレイ、タッチ・スクリーン、マイクロフォン等のようなクライアント・デバイス210の筐体の内部にあってもよく、または、クライアント・デバイス210に接続されたモニタ、クライアント・デバイス210等に接続されたスピーカのようなクライアント・デバイス210の筐体の外部にあってもよい。
クライアント・デバイス210はメモリ224にアプリケーション230を含んでもよいか、または、アプリケーション230をプロセッサ222で実行してもよい。アプリケーション230は、アプリケーション、アプレット、スクリプト、サービス、デーモン、ルーチン、またはコンテンツを実行し応答、コマンド、または他のデータを送信するための他の実行可能ロジックであってもよい。1実装では、アプリケーション230はウェブ・ブラウザであってもよく、別の実装では、アプリケーション230はビデオ・ゲームであってもよい。アプリケーション230は、メディア・プレイヤ1226を介して受信されかつ/またはプロセッサ222によりローカルに生成されたコンテンツを表示し、ウェブサイトの要求、調査応答オプションの選択、入力テキスト文字列等のようなユーザ・インタフェース・デバイス228を介して受信された対話を送信するための機能を含んでもよい。
アプリケーション230はメディア・プレイヤであってもよく、または、ウェブ・ブラウザ内のプラグインまたはネイティブメディア・プレイヤのような組込み型メディア・プレイヤ100を含んでもよい。アプリケーション230は、スキップコントロール、嫌いボタン、または任意の類似のインタフェースのような、当該メディア・プレイヤで再生されるコンテンツと対話するためのユーザ・インタフェースを提供してもよい。
幾つかの実装では、アプリケーション230はデータコレクタまたはコレクション・エージェントを含んでもよい。コレクション・エージェントは、アプリケーション・プラグイン、アプリケーション拡張、サブルーチン、ブラウザツールバー、デーモン、またはアプリケーション230により処理されたデータを処理するための他の実行可能ロジックを含んでもよい。他の実装では、コレクション・エージェントは、別々のアプリケーション、サービス、デーモン、ルーチン、またはアプリケーション230とは別々だが、スクリーンスクレーパー、パケットインターセプタ、APIフックプロセス、または他のかかるアプリケーションのような、アプリケーション230により処理されたデータをインターセプトおよび/または処理するように構成された他の実行可能ロジックであってもよい。コレクション・エージェントは、インターネット検索クエリ、テキスト文字列を介して入力されたデータ、調査応答選択、または他の値のようなユーザ・インタフェース・デバイス228、または訪問したウェブサイトを含むアプリケーション230により受信され処理されたデータ、ウェブサイトまたはアプリケーションとの対話に費やした時間、読み込みページ、または他のかかるデータをインターセプトまたは受信するように構成されてもよい。多くの実装では、コレクションは、このデータまたはかかるデータの識別子の一部または全部を行動履歴データベースまたは他のデータ構造に格納してもよく、訪問したウェブサイト、辿ったウェブリンク、入力された検索クエリ、または他のかかるデータの識別を含んでもよい。幾つかの実装では、当該データを匿名化または曖昧さ解消して個人的に識別可能な情報を減らしてもよい。他の実装では、当該コレクション・エージェントを、サーバにより、またはルータ、ケーブル・モデム、または他のかかるデバイスのような当該クライアントおよびサーバの間で展開された中間デバイスにより実行してもよい。データ要求および応答は、当該要求および応答がルータを横断した際に、中間ルータで実行されているコレクション・エージェントにより解析されてもよい。幾つかの実装では、これは、家庭内の複数のデバイスへのコレクション・エージェントのインストールを必要とせずに、家庭との全てのデータフローを監視することを可能としうる。他の実装では、上述のように、クライアント・デバイス210はコレクション・エージェントを実行しなくてもよく、かかる実装では、要求データは、例えば描画されたコンテンツ内の組込み型画像、リダイレクトされた要求、または他のかかる方法を介して、コレクション・エージェントを使用することなく視聴者測定サーバにより取得されてもよい。
クライアント210はデバイス識別子234を含んでもよくまたはそれにより識別されてもよい。デバイス識別子234は、英数字文字列、データ文字列、シリアル番号、メディア・アクセス制御(MAC)アドレス、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ユーザ名前またはアカウント名、グローバルに一意な識別子(GUID)、クッキー、ランダムまたは疑似乱数、または他の任意のタイプおよび形態の識別子であってもよく、これらのまたは他の識別子の組合せを含む。幾つかの実装では、デバイス識別子234は製造者シリアル番号またはMACアドレスのようにデバイスに固定であるかまたは当該デバイス内で予め規定されてもよく、他の実装では、デバイス識別子234を、クッキーまたはユーザ名のように、コンテンツ・プロバイダ、パネル・プロバイダ、視聴者測定サーバ、アプリケーション230、または他のエンティティにより動的に設定してもよい。幾つかの実装では、一意なまたは新たなデバイス識別子234をコンテンツ・プロバイダおよび/または視聴者測定サーバへの通信ごとに設定してもよく、他の実装では、デバイス識別子234が変更されなくてもよく、または、定期的に(例えば、毎時、毎日、毎週等)または他の間隔で(例えば、クライアント・デバイスの再起動時、インターネット・サービスへのログイン時等)変更してもよい。幾つかの実装では、デバイス識別子234は1つまたは複数の他のデバイス識別子234(例えば、モバイル・デバイスのデバイス識別子、ホームコンピュータのデバイス識別子等)に関連付けられてもよい。多くの実装では、上述のように、デバイス識別子234が、コンテンツ・プロバイダにより生成され、かつ/または、デバイス210に送信されてもよい。他の実装では、上述のように、クライアント210はデバイス識別子またはクッキー234を視聴者測定サーバまたはコンテンツ・プロバイダに要求してもよく、コンテンツの要求と関連して当該デバイス識別子またはクッキー234を視聴者測定サーバ・プロバイダまたはコンテンツ・プロバイダに送信してもよい。
また、図2Bに例示されるのは、視聴者測定サーバ212またはコンテンツ・プロバイダ218、ブロードキャスト・プロバイダ、または類似のデバイスの1実装のブロック図である。クライアント・デバイス210のように、サーバ212は1つまたは複数のプロセッサ222、メモリ224、メディア・プレイヤ1226、およびユーザ・インタフェース228を含んでもよい。幾つかの実装ではヘッドレス・サーバと称され、サーバ218は、ユーザ・インタフェース228を含まなくてもよいが、ネットワーク205を介してユーザ・インタフェース228でクライアント210と通信してもよい。メモリ224は、ウェブページ、画像、オーディオファイル、ビデオファイル、データファイル、または他の任意のタイプおよび形態のデータの記憶のようなコンテンツ記憶を含んでもよい。幾つかの実装では、メモリ224は、FTPサーバ、ウェブサーバ、メールサーバ、ファイル共有サーバ、ピアツーピアサーバを含むサーバのプロセッサ222により実行するための1つまたは複数のアプリケーション(図示せず)、またはコンテンツ記憶に格納されたコンテンツを配信するための他のかかるアプリケーションを格納してもよい。
幾つかの実装では、サーバ212は測定エンジン250を実行してもよい。測定エンジン250は、デバイス識別子および/またはコンテンツのアイテムの要求またはかかる要求に関する情報を受信すること、デバイス識別子に従ってコンテンツ識別子を集約またはソートすること、或る期間中のコンテンツのアイテムに対する視聴者を測定することを含めて、コンテンツのアイテムの視聴者を測定するための、アプリケーション、サービス、サーバ、デーモン、ルーチン、または他の実行可能ロジックを含んでもよい。1実装では、測定エンジンは、相違なるデバイス識別子に関連付けられた時間のような或る期間に受信されたコンテンツの特定のアイテムを識別するコンテンツ識別子の数をカウントして、コンテンツの当該アイテムを受信した視聴者のサイズをカウントしてもよい。この視聴者測定をコンテンツ・プロバイダのようなサードパーティに提供してもよい。
幾つかの実装では、サーバ212は測定データベース244を維持してもよい。測定データベース244は、対応するデバイス識別子、クッキー、および/またはセッション識別子を有する複数のコンテンツ識別子を格納するために、任意のタイプおよび形態のデータベース、フラットファイル、データファイル、データアレイ、または他のデータ構造を含んでもよい。多くの実装では、測定データベース244はまた、受信されたまたは送信されたコンテンツ識別子のタイムスタンプを含んでもよい。測定データベース244はまた、以前に当該クライアント・デバイスから受信され当該デバイス識別子に関連付けられたコンテンツ要求と関連して、クライアント・デバイスから受信された人口学的情報または特性を含んでもよい。特性は、調査またはプロフィール質問を介して明示的に取得されてもよく、または、既知の特性を有するデバイスに関連付けられた要求に類似するデバイスに関連付けられた要求を介して暗黙的に取得されてもよい。特性または痕跡は、特性が幾つかの異なる潜在的な値を有しうる場所のような値で識別されてもよい。幾つかの実装では、異なるデバイスからのブロードキャストイベントまたはブロックに関連付けられた特性を集計および/または匿名化してもよい。
サーバ212はまた、コンテンツ記憶246を維持してもよい。コンテンツ記憶246は、上述のようにオーディオまたはビデオコンテンツを含む任意のタイプおよび形態のコンテンツを格納してもよい。幾つかの実装では、コンテンツ記憶246は1つまたは複数の外部記憶デバイス内にあってもよく、または、1つまたは複数のサーバ212またはクラウド記憶デバイスに分散されてもよい。コンテンツ記憶246からのコンテンツをクライアント・デバイス210、パネル・プロバイダ214、またはパネリスト216に提供してもよい。
サーバ212は比較器または比較エンジン252を実行してもよい。比較器252は、視聴者に提供されたコンテンツに対する測定されたスキップ率、パネリスト測定からのスキップ率、または他のかかる情報のような測定データを比較するための、アプリケーション、サービス、サーバ、デーモン、ルーチン、または他の実行可能ロジックを含んでもよい。比較器252は、整数値またはビット文字列と比較するためのビットワイズ比較器、値を互いとおよび/または閾値と比較するための数学的比較器、アナログ比較器、または他の任意のタイプおよび形態のハードウェアまたはソフトウェアを備えてもよい。
サーバ212はまた、相関器または相関エンジン256を実行してもよい。これらは、多変量人口学的データを含む様々な情報の間の相関を決定するためのアプリケーション、サービス、ルーチン、デーモン、または他の実行可能ロジックを含んでもよい。相関器256は、任意のタイプおよび形態のアルゴリズムを使用して、集計されたデバイス測定データにおける特性の存在および人口学的データにおける当該特性の存在に関する統計値の間の相関を決定してもよい。相関エンジン256はピアソン相関アルゴリズムを使用して、データにおける特性の頻度を、他のデータにおける当該特性の頻度と比較してもよい。当該結果の相関係数を閾値と比較して、当該係数が閾値を上回るかまたは下回ることに応答して、当該特性に関連付けられた確信度スコアを増大または減少させてもよい。
サーバ212はまた外挿器258を実行してもよい。外挿器258は、所与の入力パラメータに対する予測された値をデータセットから外挿するためのアプリケーション、サービス、ルーチン、デーモン、または他の実行可能ロジックを含んでもよい。外挿器258は任意のタイプおよび形態のアルゴリズムを使用して最良適合曲線を計算し、所与の関数、または他の任意のかかる関数の限界を計算することを含めて、外挿を決定してもよい。
また、図2Bに例示されるのは、パネリストプロバイダ214のサーバの1実装のブロック図である。クライアント・デバイス210のように、サーバ214は1つまたは複数のプロセッサ222、メモリまたは記憶デバイス224、メディア・プレイヤ1226、およびユーザ・インタフェース228を含んでもよい。幾つかの実装ではヘッドレス・サーバと称され、サーバ214はユーザ・インタフェース228を含まなくてもよいが、ネットワーク205を介してユーザ・インタフェース228でクライアント210またはパネリスト216と通信してもよい。メモリ224は、ウェブページ、画像、オーディオファイル、ビデオファイル、データファイル、または他の任意のタイプおよび形態のデータの記憶のようなコンテンツ記憶を含んでもよい。幾つかの実装では、メモリ224は、FTPサーバ、ウェブサーバ、メールサーバ、ファイル共有サーバ、ピアツーピアサーバを含む当該サーバのプロセッサ222により実行するための1つまたは複数のアプリケーション(図示せず)、またはコンテンツ記憶に格納されたコンテンツを配信するための他のかかるアプリケーションを格納してもよい。
幾つかの実装では、パネル・プロバイダ214はパネル情報のデータベース240を維持してもよい。データベース240は、任意のタイプおよび形態のデータベースであってもよく、人口学的情報、コンテンツ嗜好、または他の任意のかかる情報を含むパネリストに関する情報を含んでもよい。上述のように、多くの実装では、パネリスト情報を、パネリストのプライバシを保護するために不明瞭にし、暗号化し、匿名化し、または曖昧にしてもよい。
パネル・プロバイダ214はテスト・コンテンツ242を格納してもよい。テスト・コンテンツ242は、パネリスト216に表示するための任意のタイプおよび形態のコンテンツを含んでもよい。幾つかの実装では、テスト・コンテンツ242はコンテンツ記憶246からのコンテンツのサブセットであってもよい。例えば、以下でより詳細に説明するように、テスト・コンテンツ242は、視聴者メンバがより相反しうるコンテンツと反対に、パネリストまたは視聴者メンバが広く好むかまたは嫌うコンテンツであってもよい。パネル・プロバイダ214は、スキップ率、嗜好率、または他のかかる情報を含む、当該テスト・コンテンツに関する情報を格納してもよい。多くの実装では、テスト・コンテンツ242を格納するのではなく、パネル・プロバイダ214は単にテスト・コンテンツの識別を(例えば、データベースに)格納してもよく、クライアントまたはパネリストをサーバ212により維持されるコンテンツ記憶246に向けてもよい。
B.パネル測定を介した関与推定
1つの態様では、視聴者測定システムは、小型パネルまたは調査を介して高品質で決定しうる既知の関心率を有するコンテンツを使用することができる。上述のように、当該パネリストは参加に対して支払いを行いうるので、当該パネリストのコンテンツとの関与は100%に等しいかもしれない(当該パネリストは当該コンテンツを好きまたは嫌いであるが、提示中に気が逸れるかまたは不在となるのではなく、当該コンテンツをそれでも積極的に消費する)。嗜好を、明示的に(例えば、「好き」または「嫌い」インタフェース要素、または他のかかるコントロール)または暗黙的に(例えば、パネリストが嫌いなコンテンツの提示をスキップまたは停止できるようにすることで)決定してもよい。
1つの態様では、視聴者測定システムは、小型パネルまたは調査を介して高品質で決定しうる既知の関心率を有するコンテンツを使用することができる。上述のように、当該パネリストは参加に対して支払いを行いうるので、当該パネリストのコンテンツとの関与は100%に等しいかもしれない(当該パネリストは当該コンテンツを好きまたは嫌いであるが、提示中に気が逸れるかまたは不在となるのではなく、当該コンテンツをそれでも積極的に消費する)。嗜好を、明示的に(例えば、「好き」または「嫌い」インタフェース要素、または他のかかるコントロール)または暗黙的に(例えば、パネリストが嫌いなコンテンツの提示をスキップまたは停止できるようにすることで)決定してもよい。
図3Aは、1実装に従う、コンテンツとのパネル対話(「嫌い」または「スキップ」割合300、または反対に、「好き」または「完全視聴」割合302)の測定の1例を示すグラフである。テスト・コンテンツを、パネリストの大部分が嫌いでありうる低品質コンテンツ304、または当該パネリストの大部分が好きでありうる高品質コンテンツ310と称してもよい。パネリストが相反するコンテンツ(または同様な数のパネリストが当該コンテンツを好きおよび嫌いであるコンテンツ)は、関与テストの目的のため、あまりに曖昧であるとして破棄してもよい。コンテンツを、高品質または低品質(例えば、30秒のサイレン音および/または点滅光)であるように明示的に設計してもよく、または、多数の視聴者が当該コンテンツをスキップしたこと(例えば、低品質コンテンツ)またはスキップしなかったこと(例えば、高品質コンテンツ)に応答して選択されてもよい。
示すように、パネリストは非常に高レベルn306(非常に低いレベルの視聴率と等価)で低品質コンテンツ304をスキップしてもよい。幾つかの事例では、nは真に醜いコンテンツに対して100%に等しくしてもよいが、頻繁に、少なくとも少数のパネリストは当該コンテンツを嫌いではなくまたはスキップしないかもしれず、100%より小さいn306をもたらす。同様に、パネリストは非常に低い率m312(非常に高い視聴率と等価)で高品質コンテンツ310をスキップしてもよい。同様に、多くのインスタンスにおいて幾つかの非常に高品質なコンテンツスキップするパネリストがいない可能性があり、少なくとも少数のパネリストは当該コンテンツをスキップし、低いが非ゼロの率m312をもたらす。低品質および高品質コンテンツを閾値に基づいてそのように分類してもよく、当該閾値を、曖昧性または測定エラーを回避するのに十分なほど離れて設定してもよい。様々な実装では、低品質コンテンツは70%、80%、または90%、または他の任意のかかる値より大きいスキップ率を有してもよく、高品質コンテンツは30%、20%、または10%、または他の任意のかかる値より小さいスキップ率を有してもよい。より極端な値が測定改善をもたらしてもよい。
同一のテスト・コンテンツを後に一般視聴者に提供してもよい。視聴者関与は当該コンテンツとの対話を介して測定される(例えば、クリック率、スキップ、調査選択等)。上述のように、スキップを用いて測定された視聴者対話率は、例えば、当該コンテンツに積極的に関与したが関心がないユーザ(例えば、当該コンテンツを明示的にスキップしたユーザ)の割合を直接識別しうるが、存在しないかまたは当該コンテンツに関与しないユーザの数を含めることで、当該コンテンツをスキップせずに当該コンテンツを消費し楽しむユーザを過度に表現しうる。注意ギャップを、既知の関心率と測定された対話率の差異として識別してもよい。全てのユーザが当該コンテンツと関与した場合、当該視聴者対話率が当該パネリストに対する対話率と類似するという仮定のもと、当該注意ギャップはしたがって、コンテンツの提示と関与するかまたは当該提示に対して存在するユーザの割合を表す。関与するかまたは関心があるユーザのパーセントをこのように決定してもよく、コンテンツ・プロバイダには、アクティブなビューまたは調節された選択アルゴリズムごとに課金する。同一の注意ギャップを使用して、コンテンツの提示の前または後に対する関与を推定してもよい。
図3Bは、幾つかの実装に従う、低品質コンテンツ304に対する測定されたコンテンツ対話と期待されるコンテンツ対話の間のギャップを用いた視聴者関与の推定を示すグラフである。期待されるスキップ率n306を、当該コンテンツとの完全に関与するパネリスト対話に基づいて、図3Aと関連して上述のように決定してもよい。同一のコンテンツを、当該コンテンツを嫌うかまたはスキップするための能力をもつ一般視聴者に提供してもよい。当該一般視聴者の一部は当該コンテンツの提示の間に撤退する(例えば、気を逸らすかまたは存在しない)可能性があるので、より低い割合の当該一般視聴者が当該コンテンツを明示的に嫌うかまたはスキップし、期待されるスキップ率nより低い測定されたスキップ率i324(または反対に、期待される視聴率より高い視聴率)をもたらす。当該期待率nと測定率mの間の差異は、注意ギャップ326、または存在すれば、撤退し当該コンテンツをスキップした可能性があるユーザの割合を表す。
他のコンテンツは、対象コンテンツ330とも称され、テスト・コンテンツ304の前または後に(例えば、当該テスト・コンテンツから撤退した任意のユーザが同様に対象コンテンツ330から撤退する可能性が高い短時間フレーム、例えば、コマーシャル・ブレイクの前または後すぐに、またはその間に)同一の視聴者クライアント・デバイスに提供されてもよい。スキップ率j328を当該視聴者クライアント・デバイスに対して測定してもよい(または、逆に、視聴率)。注意ギャップ326を当該スキップ率に追加して(または当該視聴率から引いて)注意深いスキップ率k330(または注意深い視聴率332)を計算してもよい。当該注意深いスキップ率または視聴率は、夫々、撤退するかまたは存在しないユーザが存在して当該コンテンツをスキップすることを選択できた場合に当該コンテンツをスキップしたかまたは完全に視聴したであろう視聴者の割合を示す。
図3Cは、幾つかの実装に従う、高品質コンテンツ310に対する測定されたコンテンツ対話および期待されるコンテンツ対話の間のギャップを用いた視聴者関与の推定を示す別のグラフである。図3Bに示すグラフと同様に、測定されたスキップ率i324は期待されるスキップ率m312より低いかもしれない。当該差異は注意ギャップ326に等しい。注意ギャップ326を上述のように適用して、他の対象コンテンツに対する注意深いスキップ率または注意深い視聴率を決定してもよい。
図4は、ユーザ注意を推定するための方法400の1実装の流れ図である。当該方法は、2つの段階、即ち、パネルトレーニング401またはコンテンツに対するパネリスト測定に基づく注意ギャップモデルのトレーニングと、視聴者測定402、または当該モデルのアプリケーションとに分割される。トレーニング401が測定402の前に実施されると示されているが、幾つかの実装では、トレーニング401が、早期視聴者測定から格納されたデータに行われる注意推定の後に実施されてもよい。
当該モデルのパネリスト・トレーニングの間に、ステップ404で、コンテンツのアイテムが、パネリストに示されるかまたは提供されてもよい。幾つかの実装では、当該コンテンツは、当該パネルにグループとして(例えば、グループ設定で)提供されてもよく、他の実装では、当該コンテンツはパネル・メンバーの独立なクライアント・デバイスに提供されてもよい。かかる実装では、当該コンテンツは、上述のように図1Aと関連して、メディア・プレイヤを介して提供されてもよい。各パネル・メンバーは、当該コンテンツを消費し、当該コンテンツに対するポジティブまたはネガティブ嗜好を示し、または当該コンテンツを視聴し(ポジティブな嗜好を示す)てもよく、または当該コンテンツの提示をスキップまたは停止することを選択してもよい(ネガティブ嗜好を示す)。上述のように、各対話は、当該メディア・プレイヤ、コレクション・エージェント、または類似のアプリケーションをトリガして、要求または識別子を測定の目的のためにパネル・プロバイダに送信してもよい。
ステップ406で、当該要求または識別子が当該パネル・プロバイダにより受信されてもよい。当該パネリストの嗜好の識別子は、例えばパネル情報データベースに格納されてもよい。幾つかの実装では、コンテンツの当該アイテムに対するスキップ率または視聴率を、当該参照された嗜好に基づいて更新してもよい。1つのかかる実装では、受信されたスキップ対話の数をパネリストの数で除したものに等しいスキップ率に対して、当該パネリストの数を増大してもよく、スキップ対話の数を、スキップ・インジケータの受信に応答して増大してもよく、または、視聴されたまたはポジティブな嗜好インジケータの受信(または当該コンテンツのインジケータが当該パネリストに提供されていることおよびネガティブ嗜好インジケータが受信されないこと)に応答して受信しなくてもよい。視聴率を他の実装では同様に更新してもよい。多くの実装では、ステップ404および406を、当該パネルのメンバごとに反復してもよく、または、参加パネリストの数が当該パネルの十分な統計的正確性に対して所定の閾値を超過するまで反復してもよい(かかる閾値は対応する視聴者または人口学的層の所定の割合に等しい幾つかのパネリストに基づいてもよい)。
追加のパネル・メンバーからのデータが必要でない場合、ステップ408で、当該パネル・プロバイダまたは視聴者測定システムは、実装に依存して、集計されたスキップ率または視聴率の何れかに等しいコンテンツのアイテムに対する期待率を決定してもよい。当該期待率を視聴者測定システムに提供してもよく、またはコンテンツの当該アイテムに関連付けられた測定データに格納してもよい。
上述のように、コンテンツの当該アイテムを、低品質または高品質コンテンツのアイテムに対して予め決定または生成してもよく、または、パネルから集計されたスキップ率または視聴率が所定の閾値を上回ることにそれぞれ応答して低品質または高品質として分類してもよい。
より大きなパネルまたは反復テストは期待率の正確性を高めることができる。したがって、幾つかの実装では、ステップ410で、パネル・プロバイダまたは視聴者測定システムは、ステップ404乃至408の反復のカウンタを閾値と比較してもよく、反復の数が当該閾値を下回ることに応答してステップ404乃至410を繰り返してもよい。
視聴者測定段階402において、412で、テスト・コンテンツ(例えば、期待率が既知であるパネルに示されたコンテンツ)のアイテムを、上述のように、視聴者メンバに示すか、または、視聴者メンバまたはユーザのクライアント・デバイスに提供してもよい。幾つかの実装では、クライアント・デバイスはコンテンツの対象アイテムのようなコンテンツのアイテムを要求してもよく、コンテンツ・プロバイダまたは分配器は、テスト・コンテンツのアイテムおよびコンテンツの対象アイテムの両方を提供すると選択してもよい。他の実装では、コンテンツ・プロバイダまたは分配器は、第1の要求に応答して当該テスト・コンテンツを提供すると選択し、第2の要求に応答して当該対象コンテンツを提供すると選択してもよい。
ステップ414で、視聴者測定サーバは、当該クライアント・デバイスから、スキップまたはネガティブ嗜好インジケータのようなインジケータを受信してもよい。当該インジケータを、上述の任意の方法またはシステムを介して、例えば、要求のパラメータ(例えば、パラメータおよび/または対応する値を伴う、小型画像のHTTP要求またはGET要求)または他の任意のかかる方法を介して、受信してもよい。
ステップ416で、視聴者測定サーバは、当該テスト・コンテンツを非パネル視聴者に提示するための測定されたスキップ率(または反対に、視聴率)を決定してもよい。上述のように、当該率を、受信されたスキップ・インジケータの数を当該コンテンツの要求または当該コンテンツの送信の数で除したものとして(または、視聴率に対しては、この値の逆数)、当該コンテンツに対する以前の率から決定または更新してもよい。示すように、多くの実装では、ステップ412乃至422を、追加の視聴者メンバに対して繰り返してもよく、および当該測定された率を対応して更新してもよい。
ステップ418で、注意ギャップを決定してもよい。当該注意ギャップは、コンテンツのテストアイテムの非パネル視聴者に対する提示に対して測定されたスキップ率からコンテンツの当該テストアイテムに対して当該パネルから取得された期待されるスキップ率を引いたもの(または当該測定された視聴率から当該期待される視聴率を引いたもの)に等しい。
ステップ420で、当該対象コンテンツを視聴者メンバに示すかまたは提供してもよい。上述のように、コンテンツの当該対象アイテムを、コンテンツの当該テストアイテムの提示からの所定の時間ウィンドウ内で当該視聴者メンバに提供して、計算された注意ギャップの正確性を確保してもよい。当該対象アイテムを直接提供してもよく、または、当該視聴者メンバのクライアント・デバイスは表示するためのコンテンツの当該対象アイテムを要求してもよい。
クライアント・デバイスはコンテンツの対象アイテムを提供してもよく、ユーザは、当該コンテンツとネガティブに対話するか、明示的に当該コンテンツとポジティブに対話し、(例えば、当該コンテンツ全体を視聴することで)暗黙的に当該コンテンツとポジティブに対話してもよいかまたはコンテンツの当該アイテムから撤退してもよい(例えば、気を逸らす、部屋の立ち去り等)。ユーザが明示的に当該コンテンツと対話する場合、ステップ422で、視聴者測定サーバは明示的なインジケータ(例えば、スキップ、嫌い、好き等)の識別を受信してもよい。当該明示的なまたは暗黙的なインジケータは、視聴者層のサイズを表す数および(例えば、スキップ率または視聴率を決定するための)スキップまたは非スキップの数を表す数を増大するような、コンテンツの対象アイテムに対する他のインジケータで記録され集計されてもよい。上述のように、幾つかの実装では、ステップ412乃至422を追加の視聴者メンバに対して繰り返してもよい。さらなる実装では、ステップ412乃至422を、ステップ424および/またはステップ426乃至430の前または後に繰り返し実施してもよい。したがって、幾つかの実装では、関心率をコンテンツの対象アイテムの提示ごとに再計算してもよく、他の実装では、測定データの量を関心率が決定される前に収集し集計してもよい。
ステップ424で、コンテンツの対象アイテムに対する測定されたスキップ率にコンテンツのテストアイテムから決定された計算された注意ギャップを加えたものに基づいて、関心率を決定してもよい。当該関心率は、当該コンテンツを完全に視聴し当該コンテンツと関与し、気を逸らしても欠席してもいないユーザの割合を表してもよい。
上述のように、幾つかの実装では、当該関心率に基づいて、コンテンツ分配器によりプロバイダに課金された支払われたコンテンツ(例えば、コンテンツの対象アイテム)の割合を調節してもよい。したがって、ステップ426で、幾つかの実装では、測定システムは、当該関心率が契約において指定された最小関心率より小さいかまたはコンテンツのアイテムに関連付けられるかどうかを判定してもよい。そうでない場合、幾つかの実装では、ステップ428で、コンテンツ・プロバイダが当該契約率を課金してもよい。そうである場合、ステップ430で、当該契約率を注意ギャップに対応する所定の量またはパーセントだけ減らしてもよい。他の実装では、当該関心率に基づいて、コンテンツ・プロバイダまたは分配器は、当該関心率が所定の閾値を上回ることに基づいて、当該対象アイテムをより広範囲に配布するために選択してもよく、または、ユーザが関心がありうる他のコンテンツを選択してもよい。例えば、高い関心率に応答して、コンテンツ配布システムは、視聴者が当該コンテンツと関与し続ける高い尤度に基づいて、自動的に提示するための対象コンテンツに関連する他のコンテンツを提供してもよい。
したがって、完全に関与するパネリストに対する既知のスキップ率でパネルテストされ測定されたコンテンツを、未知の関与レベルを有する視聴者に示すことで、それらの関心率を期待されるスキップ率および測定されたスキップ率の間のギャップの識別により決定してもよい。この関心率を、他のコンテンツに対するスキップ率または視聴率の測定を調節するために使用してもよく、当該システムが、スキップせずにコンテンツを消費するユーザと、当該コンテンツの提示の間に気を逸らすかまたは存在しないユーザを区別することを可能とする。
1実装では、本開示はクライアント・デバイスにより提示されたコンテンツへのユーザの関心を推定する方法を説明する。当該方法は、視聴者測定システムにより、複数のクライアント・デバイスの各々に、第1のコンテンツ・アイテムを送信するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第1のサブセットの各々から、第1のコンテンツ・アイテムに対する第1のスキップ・インジケータを受信するステップであって、当該複数のクライアント・デバイスの第1のサブセットは当該複数のクライアント・デバイスより小さい、ステップ含む。当該方法はさらに、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第1のサブセットの数と当該複数のクライアント・デバイスの数との比に基づいて、第1のコンテンツ・アイテムに対する第1のスキップ率を決定するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの各々に、第2のコンテンツ・アイテムを送信するステップであって、第2のコンテンツ・アイテムはパネル学習から取得された測定されたスキップ率に関連付けられる、ステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第2のサブセットの各々から、第2のコンテンツ・アイテムに対する第2のスキップ・インジケータを受信するステップであって、当該複数のクライアント・デバイスの第2のサブセットは当該複数のクライアント・デバイスより小さい、ステップを含む。当該方法はさらに、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第2のサブセットの数と当該複数のクライアント・デバイスの数との比に基づいて、第2のアイテムに対する第2のスキップ率を決定するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第2のスキップ率と測定されたスキップ率の間の率差を決定するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、当該率差および第1のスキップ率に基づいて第1のコンテンツ・アイテムに対する関心率を計算するステップであって、当該関心率は、複数のユーザが、第1のコンテンツ・アイテムを当該対応するクライアント・デバイスで視聴していることを示す、ステップと、視聴者測定システムにより、エントリを視聴者測定システムにより維持されるデータベースに追加するステップであって、当該エントリは第1のコンテンツ・アイテムおよび当該対応する関心率を識別する、ステップとを含む。
幾つかの実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、共通の特性を共有するクライアント・デバイスの層の第1のサブセットを識別するステップと、視聴者測定システムにより、第1のサブセットに対応する複数のデバイスを選択するステップとを含む。例えば、当該複数のデバイスは、共通の人口学的特性または関心特性を1群のパネリストと共有するユーザのデバイスを含んでもよい。
他の実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの各々に、第3のコンテンツ・アイテムを送信するステップであって、第3のコンテンツ・アイテムは、第2のパネル学習から取得された第2の測定されたスキップ率に関連付けられ、第2の測定されたスキップ率は当該測定されたスキップ率より低い、ステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第3のサブセットの各々から、第3のコンテンツ・アイテムに対する第3のスキップ・インジケータを受信するステップであって、当該複数のクライアント・デバイスの第3のサブセットは当該複数のクライアント・デバイスより小さい、ステップを含む。当該方法はさらに、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第2のサブセットの数を当該複数のクライアント・デバイスの数により除したものに基づいて第2のアイテムに対する第3のスキップ率を決定するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第3のスキップ率および第2の測定されたスキップ率の間の第2の率差を決定するステップを含む。幾つかのかかる実装では当該関心率を計算するステップは、第2の率差に基づいて当該関心率を計算するステップを含む。さらなる実装では、当該方法は、第1のスキップ率および当該差異の間の第1の差異および第1のスキップ率および第2の差異の間の第2の差異を追加することで当該関心率を計算するステップを含む。
幾つかの実装では、当該方法は、当該複数のクライアント・デバイスのデバイス・タイプがモバイル・デバイスであると判定するステップと、当該デバイス・タイプが当該モバイル・デバイスであると判定したことに基づいて、調節された率だけ当該関心率を減らすステップとを含む。例えば、幾つかのかかる実装では、例えば、当該システムは、モバイル・デバイスのユーザがコンテンツをスマートテレビで独立に消費するよりも容易に撤退すると仮定してもよい。かかるデバイス・タイプ固有の修飾子を当該関心率の計算に適用してもよい。
幾つかの実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、第1のコンテンツ・アイテムが自動的に再生されたと判定するステップと、第1のコンテンツ・アイテムが自動的に再生されたと判定したことに基づいて当該関心率を計算するステップとを含む。例えば、幾つかのシステムは、ユーザが部屋を去った場合であっても、提示するための追加のコンテンツを自動的に待ち行列に入れる。測定システムは、コンテンツのアイテムの提示が手動で要求されたかまたは自動的に要求されたかどうかを判定してもよく、当該コンテンツが自動的に要求されたとの判定に応答して所定の量またはファクタにより、計算された関心率を減らしてもよい。他の実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、第1のコンテンツ・アイテムが、プライマリコンテンツに関連付けられたプリロール・コンテンツ・アイテムまたは介在コンテンツ・アイテムであると判定するステップと、第1のコンテンツ・アイテムが当該プリロール・コンテンツ・アイテムまたは当該介在コンテンツ・アイテムであると判定したことに基づいて当該関心率を計算するステップとを含む。
幾つかの実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、当該データベースから取りだされた当該関心率に基づいて第1のコンテンツ・アイテムに対する関心率レポートを生成するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第1のコンテンツ・アイテムに対する当該関心率が閾値関心率より大きいと判定するステップと、視聴者測定システムにより、当該関心率が当該閾値関心率より大きいと判定したことに応答して第2の複数のクライアント・デバイスの各々に、第1のコンテンツ・アイテムを送信するステップとを含む。
幾つかの実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、当該関心率に基づいて、第1のコンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテンツ・プロバイダに対する請求書を生成するステップと、視聴者測定システムにより、コンテンツ・プロバイダに、第1のコンテンツ・アイテムに対する請求書を送信するステップとを含む。さらなる実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、当該関心率に基づいてコンテンツ・プロバイダに対する当該請求書の提示ごとの率に対するディスカウントを計算するステップを含む。
幾つかの実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、複数のクライアント・デバイスの各々に、第1の期間を有する第4のコンテンツ・アイテムを送信するステップと、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第4のサブセットの各々から、クライアント・デバイスのユーザが第4のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすることを選択したという指示を受信するステップと、視聴者測定システムにより、第4のサブセットのサイズと当該複数のクライアント・デバイスのサイズとの比に基づいて第4のコンテンツ・アイテムに対する第4のスキップ率を決定するステップと、視聴者測定システムにより、第5の複数のクライアント・デバイスの各々に、第1の期間と異なる第2の期間を有する第5のコンテンツ・アイテムを送信するステップと、視聴者測定システムにより、第2の複数のクライアント・デバイスの第5のサブセットの各々から、クライアント・デバイスのユーザが第5のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすることを選択したという指示を受信するステップと、視聴者測定システムにより、第5のサブセットのサイズと第5の複数のクライアント・デバイスのサイズとの比に基づいて第5のコンテンツ・アイテムに対する第5のスキップ率を決定するステップと、視聴者測定システムにより、第1の期間での第4のスキップ率および第2の期間での第5のスキップ率から、第3の期間での外挿されたスキップ率を計算するステップとを含み、第1のコンテンツ・アイテムの関心率を計算するステップはさらに第1の複数のクライアント・デバイスのサイズ、第1のサブセットのサイズ、および当該外挿されたスキップ率に基づく。
C.時間的関与外挿を介した関与推定
別の態様では、視聴者測定システムは、異なる期間の類似のまたは同一のコンテンツに基づいて時間関与曲線を利用することができる。これは、テスト・コンテンツのアイテムに対するベースラインまたは期待率を決定するためのパネルの使用を要求することなく、関与測定または注意測定を可能とする。
別の態様では、視聴者測定システムは、異なる期間の類似のまたは同一のコンテンツに基づいて時間関与曲線を利用することができる。これは、テスト・コンテンツのアイテムに対するベースラインまたは期待率を決定するためのパネルの使用を要求することなく、関与測定または注意測定を可能とする。
図5Aおよび5Bは、1実装に従う、時間的関与外挿を用いた視聴者関与の推定を示すグラフである。最初に図5Aを参照すると、当該グラフは、関連するコンテンツのアイテムに対するコンテンツ期間502にわたって1つまたは複数の視聴者メンバに対する集計されたスキップ率500を示す。コンテンツは関連してもよいが、同一のコンテンツファミリ内の15秒のアイテムおよび30秒のアイテムのような異なる期間のものであってもよい。別の実装では、より短いコンテンツを繰り返してより長い期間を埋めてもよい。
複数の期間での関連するコンテンツを、ユーザに提供するための複数のクライアント・デバイスに提供してもよく、スキップ率または類似のネガティブ対話率510が当該期間ごとに識別される。示すように、少数のユーザは非常に短いコンテンツをスキップしてもよく、より多数のユーザはより長いコンテンツをスキップしてもよい。コンテンツのアイテムが無限期間である場合に、当該コンテンツの提示に注意を払う全てのユーザが最終的に当該提示をスキップまたは停止することを選択し、したがって、100%の視聴者関与または関心で、無限期間コンテンツに対する対応する最終的な100%のスキップ率があると仮定してもよい。したがって、理論上の100%のスキップ率とより短い期間のコンテンツに対するスキップ率から外挿されうるスキップ率との間の任意の差異は注意ギャップ520、または非関与または不存在のユーザのパーセントを表す。
示すように、異なる所定の期間で当該関連するコンテンツに対する複数の測定されたサンプル510またはスキップ率に基づいて、最良適合曲線512または関数を決定してもよい。注意ギャップ520が計算されうるように、曲線512が曲線514として無限期間の類似のコンテンツに対して外挿されてもよい。次に図5Bを参照すると、計算されたギャップ520をついで早期測定510に適用して、各期間530でコンテンツの提示ごとに関与する、関心のあるユーザの割合を推定する。上述のように、契約配布課金またはコンテンツ選択アルゴリズムを、測定されたが誇張された視聴率ではなく、推定された関心率530に基づいて調節してもよい。
図6は、1実装に従う時間的関与外挿を用いた視聴者関与を推定するための方法600の1実装の流れ図である。
ステップ604で、第1の長さのコンテンツのアイテムを複数のクライアント・デバイスに提供してもよい。上述のように、コンテンツのアイテムを提供するステップは、クライアント・デバイスの各々へのコンテンツのアイテムの要求を受信するステップと、コンテンツの当該アイテムを選択するステップと、コンテンツの当該アイテムまたはコンテンツの当該アイテムに対するユニフォーム・リソース・ロケータをクライアント・デバイスに送信するステップとを含んでもよい。当該測定サーバはまた、ネガティブ嗜好の指示またはコンテンツの当該アイテムのスキップを受信してもよく、ステップ606で、受信されたネガティブ嗜好の指示の数のその期間で当該コンテンツを受信するクライアント・デバイスの数との比較に基づいて、期間固有のスキップ率を測定または決定してもよい。
ステップ608で、幾つかの実装では、測定サーバは、2つの連続的な期間固有のスキップ率(例えば、スキップ率tおよびスキップ率t−1)の間の差異が所定の閾値より小さいかどうかを判定してもよい。例えば、測定サーバは、当該2つの連続的な測定の間の勾配がほぼフラットであるか、または、所定の勾配閾値内にあるかどうかを判定してもよい。これは、当該コンテンツと関与したユーザの全てが現在の期間でスキップを押し、また、過去の期間でそうしたことを示してもよい。
当該差異が閾値未満でない場合(例えば、測定間の勾配が険しすぎる場合)、ステップ610で、別の期間が選択されてもよく、コンテンツの関連するアイテムを、ステップ604乃至610の反復で複数の視聴者メンバに提供してもよい。これを、連続的なスキップ率測定の間の差異がステップ608で当該閾値より小さくなるまで、または、したがって、2つの連続的なスキップ率測定の間の最良適合曲線が水平に近づくとき、繰り返し反復してもよい。
ステップ612で、測定システムの外挿器が、当該スキップ率の当該最良適合曲線の外挿に基づいてコンテンツの当該アイテムの提示に関する注意ギャップを計算してもよく、または、tが100%の無限から様々な時点tで測定されたスキップ率を引いたものに近づくと、当該最良適合曲線は限界に等しくなる。
幾つかの実装では、測定システムが注意ギャップをコンテンツのアイテムに関連付けてもよい。多くの実装では、当該注意ギャップが定期的に破棄または更新されるように、当該関連付けが所定の期限を有してもよく、クライアント・デバイスの追加のグループが当該コンテンツを各期間で受信する。
幾つかの実装では、図5Bに示すように、当該注意ギャップを当該注意ギャップを決定するように行われた測定に適用してもよい。かかる実装では、ステップ614で、視聴者測定システムは(例えば、当該コンテンツに対する視聴者測定データベースから)、当該コンテンツのスキップまたは当該コンテンツとのネガティブな対話なしにコンテンツのアイテムの幾つかのビューを取り出すことができ、または、当該期間でのコンテンツの当該アイテムに対する視聴率を取り出すことができる。ステップ616で、当該決定された注意ギャップを、当該取り出された値または視聴率に適用して、当該コンテンツの提示の前または間に気を逸らすこととなった視聴者メンバの割合と比べて、より正確な関与率および視聴率をもたらしてもよい。
上述のように、幾つかの実装では、当該関心率に基づいて、コンテンツ分配器によりプロバイダに課金された支払われたコンテンツ(例えば、コンテンツの対象アイテム)の割合を調節してもよい。したがって、ステップ618で、幾つかの実装では、測定システムは、当該関心率が契約において指定された最小関心率より小さいかまたはコンテンツのアイテムに関連付けられるかどうかを判定してもよい。そうでない場合、幾つかの実装では、620で、コンテンツ・プロバイダは当該契約率に課金してもよい。そうである場合、ステップ622で、当該契約率を当該注意ギャップに対応する所定の量またはパーセントだけ減らしてもよい。他の実装では、当該関心率に基づいて、コンテンツ・プロバイダまたは分配器は、当該関心率が所定の閾値を上回ることに基づいて、当該対象アイテムをより広範囲に配布するために選択してもよく、または、ユーザが関心がありうる他のコンテンツを選択してもよい。例えば、高関心率に応答して、コンテンツ配布システムは、自動的に提示するための対象コンテンツに関連する他のコンテンツを、当該視聴者が当該コンテンツと関与されたままである高尤度に基づいて提供してもよい。
したがって、様々な期間での関連するコンテンツに対するスキップ率を無限長のコンテンツに対する理論上のスキップ率に外挿することで、測定システムは、当該理論上のスキップ率および100%の間の差異に基づいて、注意ギャップまたは視聴者メンバが当該コンテンツと関与しない割合を決定してもよい。関心率を、各期間での当該アイテムに対する測定されたスキップ率を注意ギャップだけ減らすことで決定してもよく、当該システムが、テスト・コンテンツまたは支払いパネルを要求せずに、スキップせずコンテンツを消費するユーザと、当該コンテンツの提示の間に気を逸らすかまたは存在しないユーザを区別することを可能とする。
1実装では、本開示は、クライアント・デバイスにより提示されたコンテンツへのユーザの関心を推定する方法を説明する。当該方法は、複数のクライアント・デバイスの各々に、第1の期間を有する第1のコンテンツ・アイテムを送信するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、当該複数のクライアント・デバイスの第1のサブセットの各々から、クライアント・デバイスのユーザが第1のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすることを選択したという指示を受信するステップを含む。当該方法はさらに、視聴者測定システムにより、第1のサブセットのサイズと当該複数のクライアント・デバイスのサイズの比に基づいて第1のコンテンツ・アイテムに対する第1のスキップ率を決定するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第2の複数のクライアント・デバイスの各々に、第1の期間と異なる第2の期間を有する第2のコンテンツ・アイテムを送信するステップであって、第2のコンテンツ・アイテムは第1のコンテンツ・アイテムに関連する、ステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第2の複数のクライアント・デバイスの第2のサブセットの各々から、クライアント・デバイスのユーザが第2のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすると選択したという指示を受信するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第2のサブセットのサイズと第2の複数のクライアント・デバイスのサイズの比に基づいて第2のコンテンツ・アイテムに対する第2のスキップ率を決定するステップを含む。
当該方法はさらに、視聴者測定システムにより、第1の期間での第1のスキップ率および第2の期間での第2のスキップ率から、第3の期間での外挿されたスキップ率を計算するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第3の複数のクライアント・デバイスの各々に、第3のコンテンツ・アイテムを送信するステップを含む。当該方法はさらに、視聴者測定システムにより、第3の複数のクライアント・デバイスの第3のサブセットの各々から、クライアント・デバイスのユーザが第3のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすると選択したという指示を受信するステップを含む。当該方法はまた、視聴者測定システムにより、第3の複数のクライアント・デバイスのサイズ、第3のサブセットのサイズ、および当該外挿されたスキップ率に基づいて第3のコンテンツ・アイテムの関心率を決定するステップと、視聴者測定システムにより、エントリを視聴者測定システムにより維持されるデータベースに追加するステップであって、当該エントリは、第3のコンテンツ・アイテムおよび当該対応する関心率を識別する、ステップとを含む。
当該方法の幾つかの実装では、当該関心率を決定するステップはさらに、第3の複数のクライアント・デバイスのサイズを当該外挿されたスキップ率で除したものを第3の複数のクライアント・デバイスのサイズと第3のサブセットのサイズの差分から引くことで当該関心率を計算するステップを含む。多くの、しかし全てではない方法の実装では、第3の期間は無限期間である。他の実装では、当該外挿されたスキップ率を計算するステップはさらに、第3の期間で当該外挿されたスキップ率を計算するステップを含み、第3の期間は第1の期間および第2の期間の各々より大きい。
幾つかの実装では、当該関心率を計算するステップはさらに、当該複数のクライアント・デバイスのデバイス・タイプがモバイル・デバイスであると判定するステップと、当該デバイス・タイプが当該モバイル・デバイスであると反対したことに基づいて、調節された率だけ当該関心率を減らすステップとを含む。他の実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、第3のコンテンツ・アイテムが自動的に再生されたと判定するステップと、第3のコンテンツ・アイテムが自動的に再生されたと判定したことに基づいて当該関心率を計算するステップとを含む。
幾つかの実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、第3のコンテンツ・アイテムが、プライマリコンテンツに関連付けられたプリロール・コンテンツ・アイテムまたは介在コンテンツ・アイテムであると判定するステップと、第3のコンテンツ・アイテムは当該プリロール・コンテンツ・アイテムまたは当該介在コンテンツ・アイテムであると判定したことに基づいて当該関心率を計算するステップとを含む。
他の実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、当該データベースから取りだされた当該関心率に基づいて第3のコンテンツ・アイテムに対する関心率レポートを生成するステップを含む。さらに他の実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、第3のコンテンツ・アイテムに対する当該関心率が閾値関心率より大きいと判定するステップと、視聴者測定システムにより、当該関心率が当該閾値関心率より大きいと判定したことに応答して、第2の複数のクライアント・デバイスの各々に、第3のコンテンツ・アイテムを送信するステップとを含む。
さらに他の実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、当該関心率に基づいて、第3のコンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテンツ・プロバイダに対する請求書を生成するステップと、視聴者測定システムにより、コンテンツ・プロバイダに、第3のコンテンツ・アイテムに対する当該請求書を送信するステップとを含む。さらなる実装では、当該方法は、視聴者測定システムにより、当該関心率に基づいてコンテンツ・プロバイダに対する当該請求書の提示ごとの率に対するディスカウントを計算するステップを含む。
上述のように、多くのかかる実装では、特にパネル参加者でない個人に対して、当該収集されたデータを匿名化または曖昧さ解消してプライバシを保護してもよい。クライアント・デバイスのユーザに関する個人情報が測定のために収集されるかまたはサードパーティコンテンツを選択するために使用される多くのかかる実装または類似の状況では、ユーザに、プログラムまたは機能が個人情報(例えば、ユーザのソーシャル・ネットワーク、ソーシャル・アクションまたは活動、ユーザの嗜好、またはユーザの現在の位置に関する情報)を収集するかどうかを制御する機会、または測定データを視聴者測定サーバおよび/またはパネル・プロバイダに送信するかどうかまたはその方法を制御する機会を提供されてもよい。さらに、一定のデータを、個人的に識別可能な情報がパラメータ(例えば、人口学的パラメータ)を生成する前に除去されるように、視聴者測定サーバにより格納または使用される前に1つまたは複数の方法で扱ってもよい。ユーザのアイデンティティを、個人的に識別可能な情報をユーザに対して決定できないように匿名化してもよく、または、ユーザの特定の位置を決定することができないように、位置情報が取得されるユーザの地理的位置を(例えば市、ZIPコード、または州レベルに)汎用化できる。したがって、ユーザは、どのように情報がユーザに関して収集され視聴者測定サーバ、パネル・プロバイダ、およびコンテンツ・プロバイダにより使用されるかを制御してもよい。
本明細書で説明した当該主題および当該動作の実装を、デジタル電子回路で、または本明細書で開示した構造およびそれらの構造的均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアで、またはそれらの1つまたは複数の組合せで実装することができる。本明細書で説明する主題の実装を、データ処理装置による実行またはデータ処理装置の動作の制御のために1つまたは複数のコンピュータ記憶媒体で符号化された、1つまたは複数のコンピュータ・プログラム、即ち、コンピュータ・プログラム命令からなる1つまたは複数のモジュールとして実装することができる。代替または追加として、当該プログラム命令は、データ処理装置による実行のために適切な受信器装置に送信するための情報を符号化するように生成された人工的に生成される伝播信号、例えば、マシン生成された電気、光、または電磁気信号で符号化することができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読記憶デバイス、コンピュータ可読記憶基板、ランダムまたはシリアル・アクセスメモリアレイまたはデバイス、またはそれらの1つまたは複数の組合せであることができ、または、それらに含まれうる。さらに、コンピュータ記憶媒体は伝播信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人工的に生成された伝播信号で符号化されたコンピュータ・プログラム命令のソースまたは宛先であることができる。当該コンピュータ記憶媒体はまた、1つまたは複数の別々のコンポーネントまたは媒体(例えば、複数のCD、ディスク、または他の記憶デバイス)であることができ、または、それらに含まれることができる。したがって、当該コンピュータ記憶媒体は有形であってもよい。
本明細書で説明した動作を、データ処理装置により実施される動作または1つまたは複数のコンピュータ可読記憶デバイスに格納されるかもしくは他のソースから受信されたデータとして実装することができる。
当該用語「クライアントまたは「サーバ」は、プログラム可能プロセッサ、コンピュータ、システム・オン・チップ、または以上のうち複数または組合せのようなあらゆる種類の装置、デバイス、およびデータを処理するためのマシンを含む。当該装置は、特殊目的ロジック回路、例えば、FPGA(フィールドプログラム可能ゲートアレイ)またはASIC(特殊用途向け集積回路)を含むことができる。当該装置はまた、ハードウェアに加えて、着目する当該コンピュータ・プログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコル・スタック、データベース管理システム、オペレーティング・システム、クロスプラットフォームランタイム環境、仮想マシン、またはそれらの1つまたは複数の組合せを構成するコードを含むことができる。当該装置および実行環境は、ウェブサービス、分散コンピューティングおよびグリッドコンピューティングインフラのような様々な異なるコンピューティングモデルインフラを実現することができる。
コンピュータ・プログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)を、コンパイル型またはインタプリタ型言語、宣言型言語または手続型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書くことができ、スタンドアロンプログラムとしてまたはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、オブジェクト、またはコンピューティング環境での使用に適した他のユニットとしてを含む任意の形態で展開することができる。コンピュータ・プログラムが、ファイルシステム内のファイルに対応してもよいがその必要はない。プログラムを、他のプログラムまたはデータを保持するファイルの部分(例えば、マークアップ言語ドキュメントに格納された1つまたは複数のスクリプト)に、着目する当該プログラム専用の単一のファイルに、または複数の協調型ファイル(例えば、1つまたは複数のモジュール、サブ-プログラム、またはコードの部分を格納するファイル)に格納することができる。コンピュータ・プログラムは、1つのコンピュータ上、または、1つのサイトに配置されるかまたは複数のサイトに分散し通信ネットワークにより相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開されうる。
本明細書で説明したプロセスおよび論理フローを、入力データ上で動作し出力を生成することでアクションを実施するための1つまたは複数のコンピュータ・プログラムを実行する1つまたは複数のプログラム可能プロセッサにより実施することができる。当該プロセスおよび論理フローをまた、特殊目的ロジック回路、例えば、FPGA(フィールドプログラム可能ゲートアレイ)またはASIC(特殊用途向け集積回路)により実施でき、装置をそれらとして実装することができる。
コンピュータ・プログラムの実行に適したプロセッサは両方の汎用目的および特殊目的マイクロプロセッサ、および任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダム・アクセスメモリまたはその両方から命令およびデータを受信する。コンピュータの本質的な要素は、命令に従ってアクションを実施するためのプロセッサと、命令およびデータを格納するための1つまたは複数のメモリデバイスである。一般に、コンピュータはまた、データを格納するための1つまたは複数の大容量記憶デバイス、例えば、磁気、光磁気ディスク、または光ディスクを含むか、または、それらとデータを送受信するためにそれらに動作可能に接続される。しかし、コンピュータがかかるデバイスを有する必要はない。さらに、コンピュータを、少しだけ例を挙げれば、別のデバイス、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、モバイル・オーディオ・プレイヤまたはビデオ・プレイヤ、ゲーム・コンソール、全地球測位システム(GPS)受信器、またはポータブル記憶デバイス(例えば、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)フラッシュ・ドライブ)に組み込むことができる。コンピュータ・プログラム命令およびデータを格納するのに適したデバイスは、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハード・ディスクまたは取外し可能ディスク、光磁気ディスク、およびCD-ROMおよびDVD−ROMディスクを含む、あらゆる種類の不揮発性メモリ、媒体およびメモリデバイスを含む。当該プロセッサおよび当該メモリを特殊目的ロジック回路により補完しまたは特殊目的ロジック回路に組み込むことができる。
ユーザとの対話を提供するために、ディスプレイデバイス、例えば、CRT(カソード・レイ・チューブ)、LCD(液晶ディスプレイ)、OLED(有機発光ダイオード)、TFT(薄膜トランジスタ)、プラズマ、他の柔軟な構成、または情報をユーザに表示するための他の任意のモニタ、およびユーザがそれにより入力を当該コンピュータに提供できる、キーボード、ポインティング・デバイス、例えば、マウス、トラックボール等、またはタッチ・スクリーン、タッチパッド等を有するコンピュータで、本明細書で説明する主題の実装を実装することができる。他種のデバイスを使用してユーザとの対話を同様に提供でき、ユーザに提供されるフィードバックは任意の形態のセンサ・フィードバック、例えば、視覚的フィードバック、可聴フィードバック、または触覚フィードバックであることができ、ユーザからの入力を音響、会話、または触覚入力を含む任意の形態で受信することができる。さらに、コンピュータは、ドキュメントをユーザに送信し、ユーザにより使用されるデバイスからドキュメントを受信し、当該ウェブ・ブラウザから受信された要求に応答してユーザのクライアント・デバイス上のウェブ・ブラウザにウェブページを送信することで、ユーザと対話することができる。
本明細書で説明する主題の実装を、例えばデータサーバとしてのバックエンド・コンポーネントを含むか、またはミドルウェアコンポーネント、例えば、アプリケーションサーバを含むか、またはフロントエンドコンポーネント、例えば、ユーザがそれを通じて本明細書で説明する主題の1実装と対話できるグラフィカルユーザ・インタフェースまたはウェブ・ブラウザを有するクライアントコンピュータを含むか、または1つまたは複数のかかるバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組合せを含む、コンピューティングシステムで実装することができる。当該システムの当該コンポーネントは、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信、例えば、通信ネットワークにより相互接続されることができる。通信ネットワークはローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)および広域ネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(例えば、インターネット)、およびピアツーピアネットワーク(例えば、アドホックピアツーピアネットワーク)を含んでもよい。
本明細書で開示した特徴をスマートテレビモジュール(または接続されたテレビモジュール、ハイブリッドテレビモジュール等)で実装してもよく、当該スマートテレビモジュールは、(例えば、ケーブル、衛星、オーバージエア、または他の信号を介して受信された)より従来型のテレビ番組ソースとインターネット接続性を統合するように構成された処理回路を含んでもよい。当該スマートテレビモジュールが、テレビセットに物理的に組み込まれてよく、または、セットトップ・ボックス、Blu−ray(登録商標)または他のデジタルメディア・プレイヤ、ゲーム・コンソール、ホテルテレビシステム、および他のコンパニオンデバイスのような別々のデバイスを含んでもよい。スマートテレビモジュールを、ウェブ上の、ローカルケーブルTVチャネル上の、衛星TVチャネル上の、またはローカルハードドライブに格納された、ビデオ、映画、写真および他のコンテンツを視聴者が検索し発見できるように構成してもよい。セットトップ・ボックス(STB)またはセットトップユニット(STU)は、チューナを含みテレビセットおよび信号の外部ソースに接続し、ついでテレビスクリーンまたは他のディスプレイデバイスに表示されるコンテンツに当該信号を変換できる情報設備デバイスを含んでもよい。スマートテレビモジュールは、ウェブ・ブラウザおよび複数のストリーミング・メディアサービス、接続ケーブルまたは衛星媒体ソース、他のウェブ「チャネル」等のような、複数の異なるアプリケーションに対するアイコンを含むホームスクリーンまたはトップレベルスクリーンを提供するように構成されてもよい。当該スマートテレビモジュールはさらに、電子プログラミングガイドをユーザに提供するように構成されてもよい。当該スマートテレビモジュールへのコンパニオンアプリケーションが、利用可能なプログラムに関する追加の情報をユーザに提供して、ユーザが当該スマートテレビモジュール等を制御できるように、モバイルコンピューティング・デバイス上で動作可能であってもよい。代替的な実装では、当該特徴を、ラップトップ・コンピュータまたは他のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、他の携帯電話、ハンドヘルドコンピュータ、タブレットPC、または他のコンピューティング・デバイスで実装してもよい。
本明細書は多くの特定の実装の詳細を含むが、これらを任意の発明またはクレームしたもの範囲に対する限定として解釈するべきではなく、寧ろ、特定の発明の特定の実装に固有な特徴の説明として解釈すべきである。別々の実装の文脈において本明細書で説明した特定の特徴はまた、単一の実装における組合せで実装することができる。反対に、単一の実装の文脈で説明した様々な特徴をまた、複数の実装で別々にまたは任意の適切な副次的組合せで実装することができる。さらに、特徴が一定の組合せで動作するとして上述されそのように初期にクレームされているかもしれないが、クレームした組合せからの1つまたは複数の特徴を幾つかのケースでは当該組合せから実行でき、当該クレームした組合せが副次的組合せまたは副次的組合せの変形に関連してもよい。
同様に、動作を当該図面において特定の順序で描いてあるが、これを、所望の結果を実現するために、かかる動作を示した特定の順序または逐次的順序で実施すること、または、全ての例示された動作が実施されることを要求するとして理解するべきではない。一定の状況では、マルチタスクおよび並列処理が有利でありうる。さらに、上述の実装における様々なシステムコンポーネントの分離はかかる分離を全ての実装において要求するものとして解釈すべきではなく、当該説明されたプログラムコンポーネントおよびシステムを一般に単一のソフトウェア製品に統合するかまたは複数のソフトウェア製品にパッケージ化できることは理解されるべきである。
したがって、当該主題の特定の実装を説明した。他の実装は添付の特許請求の範囲内にある。幾つかのケースでは、特許請求の範囲に記載した動作を異なる順序で実施し、依然として所望の結果を達成することができる。さらに、添付図面に示したプロセスは、所望の結果を得るために必ずしも示した特定の順序、または逐次的順序を必要としない。特定の実装では、マルチタスクまたは並列処理を利用してもよい。
100 メディア・プレイヤ
102 メディア・コンテンツ
104 タイムライン
106 再生時間
108 最大長
110 スキップ・ボタン
102 メディア・コンテンツ
104 タイムライン
106 再生時間
108 最大長
110 スキップ・ボタン
Claims (11)
- クライアント・デバイスにより提示されたコンテンツへのユーザの関心を推定する方法であって、
視聴者測定システムにより、複数のクライアント・デバイスの各々に、第1の期間を有する第1のコンテンツ・アイテムを送信するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数のクライアント・デバイスの第1のサブセットの各々から、前記クライアント・デバイスのユーザが前記第1のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすることを選択したという指示を受信するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第1のサブセットのサイズと前記複数のクライアント・デバイスのサイズの比に基づいて前記第1のコンテンツ・アイテムに対する第1のスキップ率を決定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、第2の複数のクライアント・デバイスの各々に、前記第1の期間と異なる第2の期間を有する第2のコンテンツ・アイテムを送信するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第2の複数のクライアント・デバイスの第2のサブセットの各々から、前記クライアント・デバイスのユーザが前記第2のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすると選択したという指示を受信するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第2のサブセットのサイズと前記第2の複数のクライアント・デバイスのサイズの比に基づいて前記第2のコンテンツ・アイテムに対する第2のスキップ率を決定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第1の期間での前記第1のスキップ率および前記第2の期間での第2のスキップ率から、第3の期間での外挿されたスキップ率を計算するステップと、
前記視聴者測定システムにより、第3の複数のクライアント・デバイスの各々に、第3のコンテンツ・アイテムを送信するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第3の複数のクライアント・デバイスの第3のサブセットの各々から、前記クライアント・デバイスのユーザが前記第3のコンテンツ・アイテムの一部をスキップすると選択したという指示を受信するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第3の複数のクライアント・デバイスのサイズ、前記第3のサブセットのサイズ、および前記外挿されたスキップ率に基づいて前記第3のコンテンツ・アイテムの関心率を決定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、エントリを前記視聴者測定システムにより維持されるデータベースに追加するステップであって、前記エントリは、前記第3のコンテンツ・アイテムおよび前記対応する関心率を識別する、ステップと、
を含む、方法。 - 前記関心率を決定するステップはさらに、前記第3の複数のクライアント・デバイスの前記サイズを前記外挿されたスキップ率で除したものを前記第3の複数のクライアント・デバイスのサイズと前記第3のサブセットのサイズの差分から引くことで前記関心率を計算するステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記第3の期間は無限期間である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記外挿されたスキップ率を計算するステップはさらに、前記第3の期間で前記外挿されたスキップ率を計算するステップを含み、前記第3の期間は前記第1の期間および前記第2の期間の各々より大きい、請求項1、2または3に記載の方法。
- クライアント・デバイスにより提示されたコンテンツへのユーザの関心を推定する方法であって、
視聴者測定システムにより、複数のクライアント・デバイスの各々に、第3のコンテンツ・アイテムを送信するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数のクライアント・デバイスの第1のサブセットの各々から、前記第3のコンテンツ・アイテムに対する第1のスキップ・インジケータを受信するステップと、前記複数のクライアント・デバイスの前記第1のサブセットは前記複数のクライアント・デバイスより小さい、ステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数のクライアント・デバイスの前記第1のサブセットの数と、前記複数のクライアント・デバイスの数との比に基づいて、前記第3のコンテンツ・アイテムに対する第1のスキップ率を決定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数のクライアント・デバイスの各々に、第2のコンテンツ・アイテムを送信するステップであって、前記第2のコンテンツ・アイテムはパネル学習から取得された測定されたスキップ率に関連付けられる、ステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数の前記クライアント・デバイスの第2のサブセットの各々から、前記第2のコンテンツ・アイテムに対する第2のスキップ・インジケータを受信するステップであって、前記複数のクライアント・デバイスの前記第2のサブセットは前記複数のクライアント・デバイスより小さい、ステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数のクライアント・デバイスの前記第2のサブセットの数と、前記複数のクライアント・デバイスの数との比に基づいて、前記第2のコンテンツ・アイテムに対する第2のスキップ率を決定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第2のスキップ率と前記測定されたスキップ率の間の率差を決定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記率差および前記第1のスキップ率に基づいて前記第3のコンテンツ・アイテムに対する関心率を計算するステップであって、前記関心率は、複数のユーザが前記第3のコンテンツ・アイテムを前記対応するクライアント・デバイスで見ていることを示す、ステップと、
前記視聴者測定システムにより、エントリを前記視聴者測定システムにより維持されるデータベースに追加するステップであって、前記エントリは、前記第3のコンテンツ・アイテムおよび前記対応する関心率を識別する、ステップと、
を含む、方法。 - 前記関心率を計算するステップはさらに、
前記複数のクライアント・デバイスのデバイス・タイプがモバイル・デバイスであると判定するステップと、
前記デバイス・タイプが前記モバイル・デバイスであると反対したことに基づいて、調節された率だけ前記関心率を減らすステップと、
を含む、請求項1乃至5の何れかに記載の方法。 - 前記視聴者測定システムにより、前記第3のコンテンツ・アイテムが自動的に再生されたと判定するステップをさらに含み、
前記関心率を計算するステップはさらに、前記第3のコンテンツ・アイテムが自動的に再生されたと判定したことに基づいて前記関心率を計算するステップを含む、
請求項1乃至6の何れかに記載の方法。 - 前記視聴者測定システムにより、前記第3のコンテンツ・アイテムが、プライマリコンテンツに関連付けられたプリロール・コンテンツ・アイテムまたは介在コンテンツ・アイテムであると判定するステップをさらに含み、
前記関心率を計算するステップはさらに、前記第3のコンテンツ・アイテムは前記プリロール・コンテンツ・アイテムまたは前記介在コンテンツ・アイテムであると判定したことに基づいて前記関心率を計算するステップを含む、
請求項1乃至7の何れかに記載の方法。 - 前記視聴者測定システムにより、前記データベースから取りだされた前記関心率に基づいて前記第3のコンテンツ・アイテムに対する関心率レポートを生成するステップをさらに含む、請求項1乃至8の何れかに記載の方法。
- 前記視聴者測定システムにより、前記第3のコンテンツ・アイテムに対する前記関心率が閾値関心率より大きいと判定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記関心率が前記閾値関心率より大きいと判定したことに応答して、第2の複数のクライアント・デバイスの各々に、前記第3のコンテンツ・アイテムを送信するステップと、
をさらに含む、請求項1乃至9の何れかに記載の方法。 - 前記視聴者測定システムにより、前記複数のクライアント・デバイスの各々に、第4のコンテンツ・アイテムを送信するステップであって、前記第4のコンテンツ・アイテムはパネル学習から取得された測定されたスキップ率に関連付けられる、ステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数の前記クライアント・デバイスの第4のサブセットの各々から、前記第4のコンテンツ・アイテムに対するスキップ・インジケータを受信するステップであって、前記複数のクライアント・デバイスの前記第4のサブセットは前記複数のクライアント・デバイスより小さい、ステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記複数のクライアント・デバイスの前記第4のサブセットの数と前記複数のクライアント・デバイスの数との比に基づいて、前記第4のコンテンツ・アイテムに対する第4のスキップ率を決定するステップと、
前記視聴者測定システムにより、前記第4のスキップ率と前記測定されたスキップ率の間の率差を決定するステップと、
をさらに含み、
前記視聴者測定システムにより、前記第3のコンテンツ・アイテムの関心率を決定するステップはさらに前記率差および前記第1のスキップ率に基づき、前記関心率は、複数のユーザが前記第3のコンテンツ・アイテムを前記対応するクライアント・デバイスで見ていることを示す、
請求項1乃至10の何れか1項に記載の方法。
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