JP2018531356A6 - 炭化水素処理プラントのモジュール化 - Google Patents

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Abstract

LNGプラントのような炭化水素処理プラントを開示する。パイプラック構造は、それが関連付けられているトレインの主軸と平行な主軸を有する。作動場所に輸送される前に実質的に予め組み立てられる第1の多目的モジュールは、パイプラックの主軸に対して平行又は垂直のいずれかである主軸を有する。第1の多目的モジュールは、炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素と、第1の多目的モジュールに隣接する第2のモジュールに処理構成要素を直接に接続するパイプシステムであって、パイプシステムの少なくとも一部がパイプラック構造の主軸に整列させられる上記パイプシステムと、第1の多目的モジュール内に配置され、かつ炭化水素処理プラント内の処理構成要素に作動的に接続された少なくとも1つの熱交換器とを収容する。
【選択図】図3

Description

〔関連出願への相互参照〕
この出願は、本明細書に引用によってその全体が組み込まれている「炭化水素処理プラントのモジュール化」という名称の2015年10月6日出願の米国特許出願第62/237,838号の優先権利益を主張するものである。
本発明の開示は、概略的には、炭化水素処理プラントの分野に関する。より具体的には、本発明の開示は、LNG処理プラントのような炭化水素処理プラントの効率的な設計、構成、及び運転に関する。
この項は、本発明の開示に関連付けることができる当業技術の様々な態様を導入することを意図している。この議論は、本発明の開示の特定の態様のより良い理解を容易にする骨組みを提供することを意図している。従って、この節は、必ずしも従来技術の自認としてではなく、上記観点から読むべきであることを理解しなければならない。
LNG生産契約のための競争が激しくなる時に、将来のLNGプロジェクトの利益性を高める必要性は甚大である。そのするために、LNG生産業者は、各プロジェクトに適用可能な重要なコスト推進要因及び効率を識別及び最適化することができる。高コストで低い現場労働生産性を有する場所でのプロジェクトを経済的にすることは、LNGプラントを建設して試運転するのに必要な現場労働の範囲及び程度を最小にすることを要求する場合がある。現場での構築から専用製作ヤード内の構築に範囲をシフトすることによってこの課題に対処するモジュール化技術が使用されている。しかし、大規模LNGプロジェクトに対しては、建設範囲のモジュール化は、依然として有意な現場統合コストをもたらす可能性がある。従って、プラント建設業界では、業界で現在展開されている他のモジュール化方法と比較してプラント現場から追加の作業範囲を除去するという認識された必要性が存在する。
図1及び図2は、LNGトレイン10と呼ぶことができるLNG生産施設の公知のレイアウトを示している。LNGトレイン10は、中央パイプラック12に沿って配置された複数の処理ユニットを含む。処理ユニットは、互いに接続され、かつユーティリティストリーム、供給ガス14、及び得られる生成物及び副産物を望むように向ける複数のパイプ及び導管を通じてパイプラック内のいずれかの機能ユニットに接続される。図1に示す例では、LNGトレイン10は、下流冷凍及び液化ユニット内の凍結を防止するのに必要な非常に低いレベルまで供給ガス14からCO2及びH2S分子を除去する酸性ガス除去(AGR)ユニット16を含む。脱水ユニット18は、下流冷凍及び液化ユニット内の凍結を防止するのに必要な非常に低いレベルまで供給ガスから水分子を除去する。重質炭化水素捕捉(HHC)又は重質炭化水素除去ユニット20は、下流冷凍及び液化ユニット内の凍結を防止するのに必要なレベルよりも下まで供給ガスからC6 +分子を除去する。脱水ユニット18及びHHCユニット20は、別々である場合があり、又は図1に示すように単一モジュールに組み合わせることができる。低温熱交換器及びエンドフラッシュガス機器22、冷凍圧縮機24及び26、及びC3冷蔵ユニット28のような他の処理ユニットも含まれる。供給ガスの冷凍及び液化は、様々な公知の冷凍回路のいずれかを使用して達成される。一例として、機械冷凍冷却機30、32は、パイプラック12内又は上に含まれ、得られる抽出エンタルピーは、パイプラック12内又は好ましくはパイプラック12上に配置されたエアフィン冷却機34(図2)のような周囲冷却式熱交換器を使用して廃棄される。機械出力は、1又は2以上のドライバ(図示せず)によって冷凍圧縮機24、26に送出される。複数のドライバは、ガス燃焼タービン又は電気モータなどである場合がある。冷媒過熱防止装置及びサブクーラーユニット36及び冷媒凝縮機ユニット38を使用して公知の原理に従って使用済み冷媒(プロパンのような)を過熱防止、凝縮、及びサブクールし、エアフィン冷却機のような周囲冷却式熱交換器を使用してエンタルピーを廃棄する。LNGトレイン10は、パイプラック12をモジュール12a、12b、12c、12d、及び12eに分割することによって更にモジュール化することができる。処理ユニット及びパイプラックモジュールの各々は、製作ヤード又は他の現場外製造場所で予め組み立てられ、LNGトレインの作動現場に輸送され、かつ互いに接続されて完成LNGトレインを構成することができる。
図1に示すLNGトレイン10は、ガス処理プラント設計をモジュール化する公知の試みを表し、かつ中央パイプラック12に沿って処理ユニット(AGRユニット、脱水ユニット、及び/又はHHCユニットのような)を設置することによって特徴付けられ、個別ユニット間のパイプ接続部は、中央パイプラック12を通して経路指定される。しかし、このモジュール化戦略は、処理ユニットとパイプラックモジュールの間のインタフェースでの有意な数のパイプ接続部をもたらす。現場でのパイプ接続部の接続は、労働集約的活動である。更に、AGRユニット16及び脱水ユニット18のような2つの処理モジュールを接続するどのライン33も、そうするためにパイプラックを通過する必要があり、ラインによって横断される現場で個々に設置された各中央パイプラックセグメントとのインタフェースで最低2つの現場接続部が存在することになる。
これに加えて、周囲空冷式LNGトレイン設計では、空冷式熱交換器34は、一般的に、中央パイプラック構造の上の1又は複数のバンクに設置される。これらの熱交換器のサイズ及び数は、中央パイプラック12の長さ及び幅とその結果としてLNGトレインの全体占有面積とを確立することができる。このレイアウトは、冷却機パイプラックモジュールとパイプラックモジュールを通って延びるパイプセグメントとの間のインタフェースで有意な数の労働集約的な大口径パイプ接続部をもたらし、それらの接続部は、通常は、製造現場ではなく作動現場で仕上げられる。
LNGトレインの設計をモジュール化する別の試みは、小容量LNGトレイン(〜2MTA)を使用し、かつAGRユニット、脱水ユニット、及びHHCユニットの機能を実行する単一天然ガス処置モジュールを使用する。しかし、より高容量のLNGを処理する必要がある場合に、複数の同一モジュールトレインを使用する必要があり、これは、LNG現場でのモジュール相互接続及び関連の作業範囲の重複をもたらす。従って、LNGトレインのような高容量炭化水素処理プラントに対して作動現場でそのモジュール部品を組み立てる作業の量が最小にされるモジュール化設計に対する必要性が存在する。
態様では、炭化水素処理プラントを開示する。パイプラック構造は、それが関連付けられているトレインの主軸と平行な主軸を有する。作動現場に輸送される前に実質的に予め組み立てられた第1の多目的モジュールは、パイプラックの主軸と平行な主軸を有する。第1の多目的モジュールは、炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素と、処理構成要素を第1の多目的モジュールに隣接する第2の多目的モジュールに直接に接続するパイプシステムであって、パイプシステムの少なくとも一部が、パイプラック構造の主軸に整列させられる上記パイプシステムと、第1の多目的モジュール内に配置され、かつ炭化水素処理プラント内の処理構成要素と作動的に接続された少なくとも1つの熱交換器とを収容する。
本発明の開示はまた、炭化水素処理プラントの方法を提供する。パイプラック構造は、それが関連付けられているトレインの主軸と平行な主軸を有する。作動現場に輸送される前に実質的に予め組み立てられた第1の多目的モジュールは、パイプラックの主軸に垂直又は実質的に垂直な主軸を有する。第1の多目的モジュールは、炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素と、処理構成要素を第1の多目的モジュールに隣接する第2のモジュールに直接に接続するパイプシステムであって、パイプシステムの少なくとも一部が、パイプラック構造の主軸に整列させられる上記パイプシステムと、第1の多目的モジュール内に配置され、かつ炭化水素処理プラント内に配置された処理構成要素と作動的に接続された複数の熱交換器とを収容する。複数の熱交換器は、第1の多目的モジュールの主軸に整列させられる。
本発明の開示は、炭化水素処理プラントを構成する方法を更に提供する。トレインは、作動現場に設けられる。トレインは、主軸を有する。パイプラック構造は、作動現場に設けられる。パイプラック構造は、トレインの主軸と平行な主軸を有する。トレインの主軸に沿って延びる熱交換器バンクが設けられる。第1の多目的モジュールは、作動現場とは別である製造現場で実質的に予め組み立てられる。第1の多目的モジュールは、炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素と、パイプシステムと、トレイン内で処理構成要素と作動的に接続され、第1の多目的モジュールの主軸に位置合わせされた複数の熱交換器とを含む。第1の多目的モジュールは、作動現場に輸送される。第1の多目的モジュールは、(a)第1の多目的モジュールの主軸が、パイプラックの主軸に平行又は実質的に垂直のいずれかであり、(b)パイプシステムが、処理構成要素を第1の多目的モジュールに隣接する第2のモジュールに直接に接続し、かつ(c)パイプシステムの少なくとも一部が、パイプラック構造の主軸に整列させられるように、トレインに作動現場で作動的に接続される。
以上は、以下の詳細説明をより良く理解することができるように本発明の開示の特徴を広く概説したものである。追加の特徴も以下に本明細書に説明する。
本発明の開示のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び以下に簡潔に説明する添付の図面から明らかになるであろう。
図は、単に例であり、それによって本発明の開示の範囲を限定することを意図していないことに注意しなければならない。更に、図は、一般的に縮尺通りに描かれておらず、むしろ本発明の開示の様々な態様を示す際の便宜的及び明確化の目的のために描かれている。
公知の原理によるLNGトレインの概略図である。 公知の原理によるLNGトレインの上面図である。 LNGトレインの概略図である。 LNGトレインの概略図である。 LNGトレインの上面図である。 LNGトレインの上面図である。 LNGトレインの上面図である。 本発明の開示の態様による方法の流れ図である。
本発明の開示の原理の理解を促す目的のために、ここで図面に示す特徴を参照して特定の言語を使用してそれを以下に説明する。それにも関わらず、それによって開示の範囲の限定を意図していないことは理解されるであろう。本明細書に説明する本発明の開示の原理のあらゆる変更及び更に別の修正、及びあらゆる更に別の適用は、本発明の開示が関係する当業者に一般的に想起されるように考えられている。本発明の開示と関連がない一部の特徴は、明確にするために図面に示されていない場合があることは当業者に明らかであろう。
最初に、参照しやすいように、この出願に使用するある一定の用語及びこの関連で使用されるそれらの意味を列挙する。本明細書に使用される用語が以下で定義されない限り、少なくとも1つの文献又は交付済み特許に反映されているような当業者がその用語に与えた最も広範な定義が与えられるべきである。更に、本発明の技術は、全ての均等物、同義語、新しい開発、及び同じか又は類似の目的に寄与する用語又は技術は本発明の特許請求の範囲にあると考えられるので、以下に示す用語の使用によって制限されない。
当業者が認めるように、異なる個人は様々な名称によって同じ特徴又は構成要素を指す場合がある。本明細書は、名称だけが異なる構成要素又は特徴間で区別することを意図していない。図は、必ずしも正確な縮尺になっていない。本明細書のある一定の特徴及び構成要素は、縮尺が誇張され、又は概略形態で示される場合があり、従来の要素の一部の詳細は、明確化及び簡潔さのために示されない場合がある。本明細書に説明する図を参照する時に、簡潔性のために複数の図において同じ参照番号で参照される場合がある。以下の説明及び特許請求の範囲では、用語「含む」及び「備える」は、非制限的に使用され、従って、「含むが、それに限定されない」を意味すると解釈すべきである。
単数形の名詞は、必ずしも単に1つを意味するように限定されず、むしろ任意的に複数のそのような要素を含むように包括的かつ無制限である。
本明細書に利用される場合に、用語「約」、「ほぼ」、「実質的に」、及び類似の用語は、本発明の開示の主題が関連する当業者による一般的かつ受け入れられている使用と調和する広範な意味を有することを意図している。それらの用語は、説明かつ特許請求するある一定の特徴の説明をそれらの特徴の範囲を提供された数値範囲通りに限定せずに可能にすることを意図していることは、本発明の開示を精査する当業者によって理解されるはずである。従って、それらの用語は、説明する主題の非実質的又は非重要な修正又は代替が開示の範囲にあると考えられることを示すように解釈されなければならない。それにも関わらず、要素は、要素が基準要素に対して80度と100度の間の角度で向けられた時に基準要素に対して「実質的に垂直」である。
用語「酸性ガス」及び「酸味ガス」は、水中に溶解して酸性溶液を生成するあらゆるガスを指す。酸性ガスの非限定的な例は、硫化水素(H2S)、二酸化炭素(CO2)、又は二酸化硫黄(SO2)、又はその混合物を含む。
用語「熱交換器」は、熱を1つの物質から別のものに効率的に伝達又は「交換」するように設計されたデバイスを指す。例示的熱交換器タイプは、並流又は逆流熱交換器、間接熱交換器(例えば、螺旋巻熱交換器、ろう付けアルミニウムプレートフィンタイプのようなプレートフィン熱交換器、シェル−アンド−チューブ熱交換器など)、直接接触熱交換器、又はそれらの一部の組合せなどを含む。
要素の「主軸」は、要素の主な直線寸法と平行な対称線を指す。換言すると、要素は、それに垂直又は実質的に垂直なあらゆる他の軸に沿うよりもその主軸の方向に最も長い。
用語「パイプラック」は、パイプ、導管、及びチューブなどを支持する構造的システムを指す。
語句「ガスストリーム」、「蒸気ストリーム」、及び「液体ストリーム」は、ガス、蒸気、及び液体がそれぞれ主としてストリーム内に存在している状況を指すが、ストリーム内に同じく存在する他の相が存在する場合がある。例えば、ガスは、「液体ストリーム」に存在することもできる。一部の事例では、用語「ガスストリーム」及び「蒸気ストリーム」は、同義的に使用することができる。
本発明の開示は、LNGトレインのような炭化水素処理プラントの標準化された設計及び構成のためのシステム及び方法に関連する。態様では、モジュール及び/又は処理ユニット間の有意な数の接続部は、他の異なる当接モジュールに接続された多目的モジュールに処理機器及びパイプラック構成要素を統合することによって排除することができる。これに加えて、エアフィン冷却機のような周囲冷却式熱交換器は、多目的モジュールに配置することができる。これは、(1)全ての処理ユニット及びモジュールが中央パイプラックの周りに配置され、かつ(2)処理ユニットからの熱を廃棄する周囲冷却式熱交換器が中央パイプラック内又は上に配置される従来のLNGトレイン設計とは対照的である。
本発明の開示の図3〜図7は、公知のLNGプラントレイアウトと比べたシステム及び方法の様々な態様を表示している。図3は、炭化水素処理プラントを示し、具体的にはLNGトレイン300を示している。LNGトレインは、主軸302を有することができる。LNGトレイン300は、中央パイプラック312に沿って配置された複数の処理ユニットを含むことができる。中央パイプラック312は、主軸304を有することができる。態様では、LNGトレイン300の主軸302及び中央パイプラック312の主軸304は、互いに平行である。更に別の態様では、主軸302及び主軸304は互いに重なり合い、又は換言すると一致している。中央パイプラック312は、複数のパイプラックモジュールに分割することができる。処理ユニットは、供給ガスストリーム314、並びに得られる生成物及び副産物を望むように向ける複数のパイプ及び導管を通じて、他の処理ユニットを隣接するパイプラックモジュールに、及び/又は中央パイプラック312内又はそれと同一場所に配置することができるいずれかの機能ユニットに接続することができる。図3に示す態様では、処理ユニットは、下流冷凍及び液化ユニット内の凍結を防止するのに必要な非常に低いレベルまで供給ガスから水分子を除去するために含むことができる脱水ユニット318を含む場合がある。別の処理ユニットは、下流冷凍及び液化ユニット内の凍結を防止するのに必要なレベルよりも下まで供給ガスからC6 +分子を除去するために含むことができる重質炭化水素捕捉(HHC)又は重質炭化水素除去ユニット320とすることができる。脱水ユニット318及びHHCユニット320は、別々である場合があり、又は図3に示すように単一モジュールに組み合わせることができる。低温熱交換器及びエンドフラッシュガス機器322、冷凍圧縮機324及び326、及び冷蔵ユニット328のような他の処理ユニットも含めることができる。供給ガスの冷凍及び液化は、様々な公知の冷凍回路のいずれかを使用して達成される。一例として、機械冷凍冷却機330、332は、パイプラック312内又は上に含まれ、得られる抽出エンタルピーは、パイプラック312内又は好ましくはパイプラック312上に配置されたエアフィン冷却機のような周囲冷却式熱交換器を使用して廃棄される。機械出力は、1又は2以上のドライバ(図示せず)によって冷凍圧縮機324、326に送出される。複数のドライバは、ガス燃焼タービン又は電気モータなどである場合がある。冷媒過熱防止装置及びサブクーラーユニット336、並びに冷媒凝縮機ユニット(図示せず)を使用して公知の原理に従って使用済み冷媒(プロパンのような)を過熱防止、凝縮、及びサブクールし、エアフィン冷却機のような周囲冷却式熱交換器を使用してエンタルピーを廃棄する。処理ユニット及びパイプラックモジュールの各々は、製作ヤード又は他の現場外場所のような製造現場で予め組み立てられ、LNGトレインの予想される作動現場又は場所のような組み立て現場に輸送され、かつ互いに接続されて完成LNGトレインを構成することができる。
LNGトレイン300はまた、下流冷凍及び液化ユニット内の凍結を防止するのに必要な非常に低いレベルまで供給ガス314からCO2及びH2S分子を除去する酸性ガス除去(AGR)機器又は構成要素を含むことができる。図3に示すように、AGR機器又は構成要素は、多目的AGRモジュール316を形成するようにモジュール化される。AGRモジュールが「多目的」と呼ばれるのは、それが、AGR機能を実行する処理構成要素と、AGR構成要素を他の多目的モジュール又は中央パイプラックに接続するパイプシステムと、LNGトレイン300内の他の場所でAGR構成要素又は他の処理構成要素と作動的に接続された少なくとも1つの熱交換器(好ましくは、周囲冷却式熱交換器)とを含むからである。他の処理ユニットも、必要に応じて多目的処理ユニットとして定めることができる。多目的AGRモジュール316は、LNGトレイン300の前端に配置され、中央パイプラック312の残余から多目的AGRモジュール316及び/又は他の処理ユニットへのパイプ接続は、多目的AGRモジュール316を通して経路指定することができる。希薄アミン冷却機(図示せず)及び/又は再生機オーバーヘッド冷却機(図示せず)のようなAGR処理によって使用される全ての周囲冷却式熱交換器は、多目的AGRモジュール316内又は上に配置される。この構成は、図1及び2に説明して示した従来のレイアウト構成において必要であった多目的AGRモジュール316と中央パイプラック312の間の複数の接続を排除する。例えば、設置現場労働コスト節減は、4又は5以上の大口径接続部(12インチ又は約0.3メートルよりも大きい)及び10又は11以上の小口径接続部(12インチ又は約0.3メートル未満)を排除することによって達成される。別の例として、AGRモジュールは、天然ガスストリームから酸性ガスを除去するために使用するアミン溶媒ユニットを含むことができる。更に別の例として、アミンベースのAGRは、アミン吸収体及びアミン再生器の2つの大きいカラムを使用することができる。それらの2つのカラムは、多目的AGRモジュール316に含めることができる。これに代えて、それらの2つのカラムは、作動現場で構築されて多目的AGRモジュール316に接続することができる。
別の態様は、図4のLNGトレイン400に示されている。LNGトレインは、主軸402を有することができる。LNGトレイン400は、中央パイプラック412に沿って配置された複数の処理ユニットを含むことができる。中央パイプラック412は、主軸404を有することができる。態様では、LNGトレイン400の主軸402及び中央パイプラック412の主軸404は、互いに平行である。更に別の態様では、主軸402及び主軸404は、互いに重なり合い又は互いに一致している。中央パイプラック412は、複数のパイプラックモジュールに分割することができる。処理ユニットは、互いに接続され、かつ供給ガスストリーム、並びに得られる生成物及び副産物を望むように向ける複数のパイプ及び導管を通じて中央パイプラック412内又はそれと同一場所に配置することができるいずれかの機能ユニットに接続することができる。図4に示す態様では、処理ユニットは、上述のように多目的AGR処理モジュールとすることができるAGR処理モジュール416を含むことができる。AGR処理モジュール416は、中央パイプラック412に沿っているが中央パイプラック412の主軸404とは分離して配置される。低温熱交換器及びエンドフラッシュガス機器422、冷凍圧縮機424及び426、C3冷蔵ユニット428、機械冷凍冷却機430、432、冷媒過熱防止装置及びサブクーラーユニット436、及び冷媒凝縮器ユニット438のような他の処理ユニット又はモジュールを上述のように含めることができる。
脱水処理を実行する機器は、モジュール化してパイプラックセクション又はモジュールと統合し、多目的脱水/HHCモジュール418を形成することができる。多目的脱水/HHCモジュール418は、LNG処理のための適切な場所に配置することができ、これは、図4に示すように、LNGトレイン400の前端406及び多目的AGRモジュール416の下流を向いている。天然ガスストリームから重質炭化水素を除去する目的のために、多目的脱水/HHCモジュール418は、スクラブカラム、分子篩吸着床、及びジュールトンプソンアセンブリのうちの1又は2以上を含むことができる。多目的脱水/HHCモジュール418は、中央パイプラックと平行なシーケンスで配置することができる脱水のための分子篩吸着床を含むことができる。別の態様では、脱水に関連付けられた分子篩吸着床は、天然ガスストリームからの重質炭化水素(すなわち、C6 +構成要素)の抽出に関連付けられた分子篩吸着床と同じ多目的モジュールに配置され、両方の分子篩吸着床は、パイプラックアセンブリと平行なシーケンスで配置される。
LNGトレイン内で下流処理ユニット又はパイプラックモジュールに接続するパイプラック412及び多目的AGRモジュール416からのパイプ接続部は、多目的脱水/HHCモジュール418を通して経路指定される。再生ガス冷却機のような脱水及びHHC処理に使用する全て又は実質的に全ての周囲冷却式熱交換器は、多目的脱水/HHCモジュール上又は内に配置される。このソリューションは、上述のように公知のLNGレイアウト構成に必要であった多目的脱水/HHCモジュール418とパイプラック412の間の複数の接続を排除する。
図5は、発明の他の開示される態様を示している。LNGトレイン500は、LNGトレイン500の主軸502と重なり合い又は一致している主軸504を有する中央パイプラック512を含む。中央パイプラック512は、パイプラックモジュール512a、512b、512c、512d、及び512eを含む。パイプラックモジュール512a〜eの各々は、製造現場で製造され、互いに組み立てるためにLNGトレインの作動場所である場合がある組み立て現場に輸送することができる。LNGトレイン500の他の処理ユニットは、全て本明細書で上述のように、低温熱交換器及びエンドフラッシュガス機器522、冷凍圧縮機524及び526、及びC3冷蔵ユニット528を含むことができる。上述の他の処理ユニット(すなわち、機械冷凍冷却機、冷媒過熱防止装置及びサブクーラーユニット、及び冷媒凝縮器ユニット)は、LNGトレイン500の一部をその主軸502に沿って形成する。熱交換器バンクと呼ぶことができる複数の熱交換器ユニット534は、中央パイプラック512内又は上にその主軸504に沿って配置される。熱交換器ユニット534は、周囲熱交換器ユニットとすることができ、かつ周囲エアフィン熱交換器ユニットとすることができる。図5に示すように、熱交換器ユニット534は、2つの平行線534a、534bに配列することができる。
多目的AGRモジュール516は、LNGトレイン500の主軸502に沿って配置される。多目的AGRモジュール516は、主軸506を有する。態様では、主軸506は、主軸502、504と平行であり、及び/又はそれらと一致する。多目的AGRモジュール516は、その上のAGR機器又は構成要素のための必要な冷却の一部又は全てを提供する熱交換器ユニット540を含む。熱交換器ユニット540は、周囲熱交換器ユニットとすることができ、かつ周囲エアフィン熱交換器ユニットとすることができる。熱交換器ユニット540は、主軸506に沿って配置することができ、従って、中央パイプラック512に関連付けられた熱交換器ユニット534の配置と少なくとも平行であるが、熱交換器ユニットは、多目的AGRモジュール516内の機器又は構成要素のための熱交換器能のみを提供するように設計かつ構成することができ、従って、LNGトレイン500の他の処理ユニットのための熱交換器能を提供するように設計された熱交換器ユニット534の一部であると考えることはできない。
多目的脱水/HHCモジュール518はまた、LNGトレイン500の主軸502に沿って配置される。多目的脱水/HHCモジュール518は、主軸508を有する。多目的脱水/HHCモジュール518は、その上の脱水/HHC機器又は構成要素に必要な冷却の一部又は全てを提供する周囲エアフィン熱交換器542を含む。熱交換器ユニット542は、周囲熱交換器ユニットとすることができ、かつ周囲エアフィン熱交換器ユニットとすることができる。熱交換器ユニット542は、主軸508に沿って配置することができ、従って、中央パイプラック512に関連付けられた熱交換器ユニット534の配置と少なくとも平行であるが、熱交換器ユニット542は、多目的脱水/HHCモジュール518内の機器又は構成要素のための熱交換器能のみを提供するように設計かつ構成することができ、従って、LNGトレイン500の他の処理ユニットのための熱交換器能を提供するように設計された熱交換器ユニット534の一部であると考えることはできない。
別の態様は、LNGトレイン500に類似している図6のLNGトレイン600に示されている。LNGトレイン600は、中央パイプラック612の主軸604と平行であるが一致していない主軸606、608を有する多目的AGRモジュール616及び多目的脱水/HHCモジュール618を含む。多目的AGRモジュール616及び/又は多目的脱水/HHCモジュール618は、それに関連付けられたそれぞれ熱交換器ユニット640、642の横列が、中央パイプラック612に関連付けられた熱交換器634の平行線634a、634bのうちの1つに整列させられるように配置することができる。
別の態様は、LNGトレイン500及び600に類似しているLNGトレイン700に示されている。LNGトレイン700は、主軸706を有する多目的AGRモジュール716と主軸708を有する多目的脱水/HHCモジュール718とを含む。多目的AGRモジュール716は、その主軸706がパイプラックの主軸704に垂直又は実質的に垂直であるように位置決めされる。それに関連付けられた熱交換器ユニット740の横列は、主軸706に整列させられる。多目的脱水/HHCモジュール718は、主軸708が中央パイプラック712の主軸704と平行及び/又は一致するように位置決めされる。多目的脱水/HHCモジュール718は、それに関連付けられた熱交換器ユニット742の横列が、中央パイプラック712に関連付けられた熱交換器734の平行線734a、734bのうちの1つに整列させられるように位置決めされる。
別の態様では、多目的モジュールによって実行される機能は、1又は2以上の空冷及び/又は水冷式熱交換器を使用して周囲に(すなわち、作動現場での環境に)熱を廃棄することに部分的によって達成することができる天然ガスストリームの機械冷凍を含むことができる。機械冷凍は、プロパン及び/又はプロピレンを含む冷媒に部分的によって達成することができる。これ代えて又はこれに加えて、機械冷凍は、メタン、エタン及び/又はエチレン、プロパン及び/又はプロピレン、及び/又はブタンを含む混合冷媒に部分的によって達成することができる。
開示する態様は、炭化水素処理施設(LNGプラントのような)の作動現場とは別の又は離れた製造現場で組み立てられ、作動現場に輸送され、かつ炭化水素処理施設の部品に接続される1又は2以上の多目的モジュールを議論するものである。本明細書で議論するように、製造現場で多目的モジュールの全ての部品又は構成要素を組み立てることは実行可能でない場合がある。開示する態様により、多目的モジュールは、多目的モジュール上又はそれに隣接して構築又は組み立てられるが、多目的モジュールとは別に作動現場に輸送される構成要素を含む場合がある。そのような構成要素は、この構成要素が、多目的モジュール上の残りの構成要素に関連付けられた機能の一部を実行するので、多目的モジュールの一部であると考えることができる。これに加えて、開示する態様は、LNGプラントの一部であると説明してきたが、これらの態様は、他の炭化水素処理プラントの構成に有利に使用することができる。
別の態様は、冷媒ドライバと、冷媒圧縮機のための中間及び放出冷却機を含む圧縮機ストリングモジュールとを使用する。圧縮機放出ストリームは、圧縮ストリングモジュールの上部に設置された空冷式熱交換器により、又は圧縮モジュール内に設置された熱交換器を有する再循環又は一回通過水冷却システムによって直接に冷却される。この開示する態様は、電気モータ、ガスタービン、又は蒸気圧縮機ドライバのいずれかを用いて配備することができる。開示する態様の利益は、中央パイプラックとLNGトレインの占有面積とのサイズの縮小と、中央パイプラックへの現場パイプ接続を必要とする処理ストリーム(例えば、圧縮機放出ストリーム)の数の減少と、これらの利益に関連付けられたコスト節減とを含む。追加の利益は、再構成レイアウトに関連付けられたスケジュール及び物流相乗効果と、製作ヤードにおいて冷媒ドライバ及び圧縮機システムのより多くの予備試運転を行う機会とによって実現される。一例では、本明細書に説明するような圧縮機のモジュール化は、単一LNGトレインの建設に必要な工数の約20%を排除することが推定されている。3又は4以上のLNGトレインを有するLNG処理プラントでは、建設コストの節減は有意である可能性がある。更に、圧縮機モジュールの上にエアフィン冷却機を配置することは、2つのパイプラックモジュールを除去する可能性があり、かつそうでなければ組み立て現場で完了するのに要求されるであろう60ほども多くの大口径接続部を排除すると考えられる。これに加えて、高信頼性溶接(すなわち、「黄金溶接」)の約25%も同様に排除される。接続及び溶接の低減数に関連付けられたコスト節減は、有意であると予想される。
図8は、本明細書に開示する態様による炭化水素処理プラントを構成する方法800を示している。段階802において、トレインが、作動現場に設けられる。トレインは、主軸を有する。段階804において、パイプラック構造が、作動現場に設けられる。パイプラック構造は、トレインの主軸と平行である主軸を有する。段階806において、トレインの主軸に沿って延びる熱交換器バンクが設けられる。段階808において、第1の多目的モジュールが、作動現場とは別である製造現場で実質的に予め組み立てられる。第1の多目的モジュールは、炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素と、パイプシステムと、そこに配置された処理構成要素と作動的に接続され、第1の多目的モジュールの主軸に位置合わせされた複数の熱交換器とを含む。段階810において、第1の多目的モジュールは、作動現場に輸送される。段階812において、第1の多目的モジュールは、(a)第1の多目的モジュールの主軸が、パイプラックの主軸に対して平行又は実質的に垂直のいずれかであり、(b)パイプシステムが、第1の多目的モジュールに隣接する第2のモジュールに処理構成要素を直接に接続し、かつ(c)パイプシステムの少なくとも一部が、パイプラック構造の主軸に整列させられるように、トレインに作動現場で作動的に接続される。
図8に示す段階は、例示目的のためだけに提供されており、特定の段階は、本発明の方法を実施するのに必要でない場合がある。更に、図8は、実施することができる全ての段階を示しているとは限らない。特許請求の範囲及び特許請求の範囲だけが、本発明のシステム及び方法を定めるものである。
本発明の開示した態様は、炭化水素管理活動に使用することができる。本明細書に使用される場合に、「炭化水素管理」又は「炭化水素を管理する」は、炭化水素抽出、炭化水素生産、炭化水素探査、潜在的炭化水素資源の識別、井戸場所の識別、井戸注入及び/又は抽出速度の決定、リザーバ接続性の識別、炭化水素資源の取得、遺棄、及び/又は放棄、以前の炭化水素管理決定の精査、及びあらゆる他の炭化水素関連行為又は活動を含む。リザーバ評価、開発計画、及びリザーバ管理のような用語「炭化水素管理」はまた、炭化水素又はCO2の注入又は貯蔵、例えば、CO2の隔離に使用される。開示した方法及び技術は、地下領域からの炭化水素の抽出及び/又は炭化水素の処理に使用することができる。炭化水素及び汚染物質は、リザーバから抽出されて処理することができる。炭化水素及び汚染物質は、本明細書に説明するように例えばLNGプラント又は他の処理プラント内で処理することができる。他の炭化水素抽出活動、及びより一般的に他の炭化水素管理活動は、公知の原理に従って実施することができる。
以上の開示に対する多くの変更、修正、及び置換を本発明の開示の範囲から逸脱することなく行うことができることを理解しなければならない。以上の説明は、従って、本発明の開示の範囲を限定することを意味しない。むしろ本発明の開示の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によってのみ決定されるものとする。本発明の例における構造及び特徴は、変更され、再配置され、置換され、削除され、複製され、組み合わされ、又は互いに追加することができることも考えられている。

Claims (29)

  1. 炭化水素処理プラントであって、
    主軸を有するトレインと、
    前記トレインの前記主軸と平行である主軸を有するパイプラック構造と、
    作動場所に輸送される前に実質的に予め組み立てられるように構成され、前記パイプラックの前記主軸に対して平行である主軸を有する第1の多目的モジュールと、を備え、
    前記第1の多目的モジュールが、
    炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素と、
    前記第1の多目的モジュールに隣接する第2のモジュールに、前記処理構成要素を直接に接続するパイプシステムであって、該パイプシステムの少なくとも一部が前記パイプラック構造の前記主軸に整列されているパイプシステムと、
    前記第1の多目的モジュール内に配置され、炭化水素処理プラント内の処理構成要素に作動的に接続された少なくとも1つの熱交換器と、を収容している、
    ことを特徴とするプラント。
  2. 前記第1の多目的モジュールは、液化天然ガス施設の一部である、
    請求項1に記載の炭化水素処理プラント。
  3. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素によって実行される前記機能は、天然ガスストリームからの酸性ガスの除去である、
    請求項1または2に記載の炭化水素処理プラント。
  4. 前記酸性ガスの除去に使用されるアミン溶媒ユニットを更に含む、
    請求項3に記載の炭化水素処理プラント。
  5. アミン吸収体及び少なくとも1つのアミン再生器カラムを、更に含み、
    前記アミン吸収体及び前記少なくとも1つのアミン再生器カラムは、炭化水素処理プラントの設置現場で構築されて、前記処理構成要素に接続されるように構成される、
    請求項3に記載の炭化水素処理プラント。
  6. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素によって実行される前記機能は、天然ガスストリームからの水の除去である、
    請求項1に記載の炭化水素処理プラント。
  7. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素は、前記パイプラック構造の主軸に対して平行であるシーケンスで配置された分子篩吸着床を含む、
    請求項6に記載の炭化水素処理プラント。
  8. 前記分子篩吸着床は、第1の分子篩吸着床であり、
    炭化水素処理プラントが、前記第1の多目的モジュールに配置されて天然ガスストリームからのC6 +成分の抽出に関連付けられた第2の分子篩吸着床を更に含み、
    前記第1及び第2の分子篩吸着床は、前記パイプラック構造の主軸に対して平行であるシーケンスで配置される、
    請求項7に記載の炭化水素処理プラント。
  9. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素によって実行される前記機能は、天然ガスストリームからのC6 +成分の抽出である、
    請求項1に記載の炭化水素処理プラント。
  10. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素は、スクラブカラム、分子篩吸着床、及びジュールトンプソンアセンブリのうちの1又は2以上を含む、
    請求項9に記載の炭化水素処理プラント。
  11. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素によって実行される前記機能は、1又は2以上の空冷及び/又は水冷式熱交換器を使用して熱を周囲に廃棄することに部分的によって達成される天然ガスストリームの機械冷凍である、
    請求項1に記載の炭化水素処理プラント。
  12. 前記機械冷凍は、
    プロパン及び/又はプロピレンを含む冷媒、又は
    メタン、エタン及び/又はエチレン、及びプロパン及び/又はプロピレを含む混合冷媒、
    に部分的によって達成される、
    請求項11に記載の炭化水素処理プラント。
  13. 前記混合冷媒は、ブタンを更に含む、
    請求項12に記載の炭化水素処理プラント。
  14. 前記第1の多目的モジュールに接続され、該第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素に関連付けられた前記機能の一部を実行する作動現場構築式又は作動現場組み立て式構成要素を更に含む、
    請求項1ないし13に記載の炭化水素処理プラント。
  15. 前記第2のモジュールは、前記作動場所に輸送される前に実質的に予め組み立てられるように構成された第2の多目的モジュールであり、該第2の多目的モジュールは、前記第1の多目的モジュールの前記処理構成要素によって実行される前記機能とは異なる炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素を収容する、
    請求項1ないし14に記載の炭化水素処理プラント。
  16. 前記第2のモジュールは、前記作動場所に輸送される前に実質的に予め組み立てられるように構成されたパイプラックモジュールである、
    請求項1ないし15に記載の炭化水素処理プラント。
  17. 前記第2のモジュールは、前記パイプラック構造の前記主軸に対して平行及び垂直のうちの一方である主軸を有する、
    請求項1ないし16に記載の炭化水素処理プラント。
  18. 前記トレインの前記主軸に沿って延びる熱交換器バンクを更に含む、
    請求項1に記載の炭化水素処理プラント。
  19. 前記少なくとも1つの熱交換器は、前記第1の多目的モジュールの前記主軸に整列させられる、
    請求項1に記載の炭化水素処理プラント。
  20. 炭化水素処理プラントを構成する方法であって、
    主軸を有するトレインを作動現場に設ける段階と、
    前記トレインの前記主軸に対して平行である主軸を有するパイプラック構造を前記作動現場に設ける段階と、
    前記トレインの前記主軸に沿って延びる熱交換器バンクを設ける段階と、
    前記作動現場とは別である製造現場で第1の多目的モジュールを実質的に予め組み立てる段階であって、該第1の多目的モジュールが、
    炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素、
    パイプシステム、及び
    前記トレイン内の処理構成要素に作動的に接続され、前記第1の多目的モジュールの主軸に整列させられた複数の熱交換器、
    を含む前記実質的に予め組み立てる段階と、
    前記第1の多目的モジュールを前記作動現場に輸送する段階と、
    前記第1の多目的モジュールを(a)該第1の多目的モジュールの主軸が、前記パイプラックの前記主軸に対して平行又は実質的に垂直のいずれかであり、(b)前記パイプシステムが、前記処理構成要素を該第1の多目的モジュールに隣接する第2のモジュールに直接に接続し、かつ(c)該パイプシステムの少なくとも一部が、前記パイプラック構造の前記主軸に整列させられるように、前記作動現場で前記トレインに作動的に接続する段階と、を含む、
    ことを特徴とする方法。
  21. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素によって実行される前記機能は、天然ガスストリームから酸性ガスを除去することであり、
    方法が、
    前記作動現場でアミン吸収体及び少なくとも1つのアミン再生器カラムを構築して前記処理構成要素に接続する段階を更に含む、
    請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素に関連付けられた前記機能の一部を実行する1又は2以上の構成要素を前記作動現場で構築して該第1の多目的モジュールに接続する段階を更に含む、
    請求項20に記載の方法。
  23. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素によって実行される前記機能は、天然ガスストリームから水を除去することである、
    請求項20に記載の方法。
  24. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素は、分子篩吸着床を含み、
    方法が、
    前記分子篩吸着床を前記パイプラック構造の前記主軸に対して平行であるシーケンスで配置する段階を更に含む、
    請求項23に記載の方法。
  25. 前記分子篩吸着床は、第1の分子篩吸着床であり、
    方法が、
    天然ガスストリームからのC6 +成分の抽出に関連付けられた第2の分子篩吸着床を前記第1の多目的モジュールに配置する段階と、
    前記第1及び第2の分子篩吸着床を前記パイプラック構造の前記主軸に対して平行であるシーケンスで配置する段階と、を更に含む、
    請求項24に記載の方法。
  26. 前記第1の多目的モジュールに収容された前記処理構成要素によって実行される前記機能は、1又は2以上の空冷及び/又は水冷式熱交換器を使用して熱を周囲に廃棄することに部分的によって達成される天然ガスストリームの機械冷凍である、
    請求項20に記載の方法。
  27. 前記機械冷凍は、
    プロパン及び/又はプロピレンを含む冷媒、又は
    メタン、エタン及び/又はエチレン、及びプロパン及び/又はプロピレンを含む混合冷媒、
    に部分的によって達成される、
    請求項26に記載の方法。
  28. 前記第2のモジュールは、前記第1の多目的モジュールの前記処理構成要素によって実行される前記機能とは異なる炭化水素処理又は取り扱いに関連する機能を実行する処理構成要素を収容する第2の多目的モジュールであり、
    方法が、
    前記作動場所に輸送される前に前記第2の多目的モジュールを実質的に予め組み立てる段階と、
    前記作動場所で前記第2の多目的モジュールを前記第1の多目的モジュールに接続する段階と、を更に含む、
    請求項20ないし27に記載の方法。
  29. 前記第2のモジュールは、前記パイプラック構造の一部を形成するパイプラックモジュールであり、
    方法が、
    前記作動場所に輸送される前に前記パイプラックモジュールを予め組み立てる段階と、
    前記作動場所で前記パイプラックモジュールを前記パイプラック構造の他の部分にかつ前記第1の多目的モジュールに接続する段階と、を更に含む、
    ことを特徴とする請求項20ないし27に記載の方法。
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