JP2018528815A - 弁及び弁を有するチューブ - Google Patents

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Abstract

気管チューブ1における封止カフ10用の膨張弁20は、弁シール45,87を弁座128に押し付ける螺旋状ばね40を有する。弁シール45,87を弁座から持ち上げて弁を開放するアクチュエータ51は、ばね係止機構53を有する。この係止機構は、弁の第1作動前には弾性的に圧縮された状態で窪み60内に保持される3個のばねフィンガ56を有する。最初に使用するとき、弁を開放するためアクチュエータを前方に移動させ、これによりばねフィンガの遊端が窪みの端部を越えて外方に偏向する。弁を閉鎖できるようにするためアクチュエータ51を釈放すると、ばねフィンガ56は係止面63に係合し、これによりばね40はより大きい張力で保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、外側のハウジングと、弁座と、前記弁座との封止係合に対する着座又は離座をするよう前記ハウジングに沿って変位可能である弁シールと、前記弁シールを前記弁座との係合状態に押し付けるよう構成された弾性部材と、及び前記弁シールから前記ハウジングの開口まで延在するアクチュエータ構成とを備える種類の弁に関する。
気管チューブのような種々の医療外科用チューブは、患者側端部近傍に膨張可能な封止カフを有し、この封止カフが膨張して気管のような体腔にチューブの外側面を封止できるようにする。この封止カフは、チューブに沿う小ボアのルーメン(管腔)を介して膨張及び収縮され、該ルーメンはチューブの装置側端部近傍で膨張ラインに接続し、該膨張ラインは膨張インジケータ及び弁で終端する。弁は、使用中に閉じた状態に維持して空気がカフから逃げるのを遮断するよう構成されているが、シリンジ又は類似の膨張デバイスのノーズを弁内に挿入して、弁素子を弁座から離れるよう変位させることによって開放することができ、これにより空気を弁に対して供給又は排出し、封止カフを膨張又は収縮させることができる。弁は、空気がカフから漏洩しないよう信頼性高く機能し、また例えば、チューブを除去するのが必要なときにカフを収縮させるよう弁は容易に開放できることが重要である。通常、これら弁は、弁素子を着座閉鎖位置に押圧する螺旋金属ワイヤの形式としたばね素子を備える。このようなばね素子を備える弁における1つの問題はMRIスキャナと共存可能でないことがあり得る点である。例えば、弾性プラスチック材料の非金属製ばね素子を使用することができるが、これらは信頼性高く製造するのが困難である。とくに、熱塑性プラスチックは、成形型から取り出した後に、又は殺菌若しくは保管後の経年劣化の結果として、収縮を受けるおそれがある。弁の1つの例は、特許文献1(国際公開第2016/132093号:PCT/GB2016/000011)に記載されている。
弁は、医療外科用チューブの封止カフに加えて、他の用途で使用される。
国際公開第2016/132093号パンフレット
本発明の目的は、従来に取って代わる弁及びこのような弁を備える医療外科用チューブを得るにある。
本発明の態様によれば、上述の種類の弁を提供し、この弁において、前記アクチュエータ構成は、係止部材を有して、使用前には係止表面との係合を脱する初期位置から、前記係止部材が前記係止表面に係合して、この係合位置を越えて前記アクチュエータ構成が後方に移動するのを阻止する第2位置まで前方に変位可能であるものとし、前記アクチュエータ構成は、前記係止位置から前方に変位して、前記前記弁シールを前記弁座から離座変位させ、また前記ハウジングからの流れを可能にするものであり、また前記アクチュエータ構成は、釈放されるとき、前記弾性部材の作用によって前記弁シールを前記弁座との係合状態に復帰させて、前記弁に沿う流れを阻止するよう変位することを可能にする、ことを特徴とする。
前記係止部材は外方に偏向可能なばね素子を有することができ、前記ばね素子は、外部表面形成部との係合により内方の初期位置に保持され、また前方に変位して前記表面形成部を越えるとき外方に弾性的に移動し、これにより前記ばね素子が前記係止表面に係合できる。前記弾性部材は、好適には、セラミックのような非金属部材であり、また螺旋状ばねとすることができる。前記弁は、前記外側のハウジングの前端部に固定した円筒形の支持部材を有し、前記支持部材は、後方に突出するノーズと、及び軸線方向のボアとを有し、また前記螺旋状ばねの前端部が前記後方に突出するノーズを抱持することができる。代案として、前記弾性部材は、プラスチック材料の円筒形部材とすることができる。
本発明の他の態様によれば、チューブを包囲する膨張可能な封止カフと、前記チューブに沿って延在し、また一方の端部で前記カフに開口する膨張ルーメンと、前記膨張ルーメンの反対側の端部に接続し、前記カフに対するガス流の出入りを可能にする又は阻止する弁とを備える医療外科用チューブを提供し、前記弁は本発明の第1態様による弁である。
前記チューブは気管チューブであり得る。
本発明による弁を備えている気管チューブを、以下に例として添付図面につき説明する。
気管切開チューブの側面図である。 作動前の初期状態にある弁の第1実施形態における一部切除した側面図である。 作動させたが閉鎖している状態にある図2の弁の一部切除した側面図である。 図2に示す初期状態にある弁の断面図である。 図3に示す作動条件にある弁の断面図である。 初期状態にある弁の第2実施形態における一部切除した状態の側面図である。 作動条件にある弁の第2実施形態における断面図である。 図6に示す初期状態にある弁の第2実施形態における一部切除した状態の側面図である。 図7に示す作動条件にある弁の第2実施形態における断面図である。
図1につき説明すると、気管切開チューブは管状のシャフト1を備え、このシャフトの長さに沿ってボア2を有する。このチューブには、比較的真っ直ぐな患者側端部部分3、及び比較的真っ直ぐな装置側端部部分4を形成し、これら部分3、4は、患者側端部6及び装置側端部7が互いに約100゜の角度をなすよう湾曲した中間部分5によって結合される。シャフト1は、PVC又はシリコーンのようなプラスチック材料から押出成形又は型成形する。チューブは、患者側端部6の近傍でシャフト1を包囲する膨張可能なカフ10によって設けた封止手段を有する。カフ10は高容量/低圧型の種類とし、これにより収縮した状態にあるときに比較的柔軟な形状を有するが、膨張した状態にあるとき、低圧で気管の内径よりも少しだけ大きい直径になるまで充填し、したがって、気管の内面に低圧で接触する。カフ10は、PVC又はポリウレタンのようなプラスチック材料から所望膨張形状となるよう成形する。カフ10は、シャフトの外表面における開口11上に、カフの両側端部でシャフト1に取り付け、開口11は、シャフトの壁厚内でシャフトの長さに沿って延在する膨張ルーメン(管腔)12内に達する。膨張ルーメン12は、チューブの後端部7の近傍で小ボアを有する膨張ライン13に接続し、この膨張ライン13は膨張インジケータ14及び弁20で終端する。
図2〜5につき説明すると、弁20は、ほぼ円筒形形状であり、また管状形状の外側ハウジング21を有する円形断面のものであり、該外側ハウジングは、後方部分22、前方部分23及びこれら後方部分と前方部分との間における短くかつ半径方向に突出する環状フランジ24を有する。前方部分23及び後方部分22は、それぞれ一定外径を有し、前方部分23の方が後方部分22よりも直径が僅かに大きい。ハウジング21の後端部25はルアー型のテーパ付きボア26として開口し、このテーパ付きボア26は、後方部分22の長さの半分程度にわたって延在し、外部のフランジ24のレベルに整列して位置する内部の棚部28まで一定直径部分27として連続する。この棚部28は、後端部25における開口直径の約半分の直径である円形開口30(図4及び5でよりはっきりと見えている)を画定する。棚部28の前方で前方部分23に貫通するボアは、前端部近傍の環状溝29及び前端部で開口する僅かに拡大したテーパ付きの窪み31とは異なって一定直径を有する。ハウジング21の前方部分23は、ハウジング21に固定的に取り付けたほぼ円筒形の支持部材32を収容する。
支持部材32は、長さの中間で環状突出リブ33を有し、このリブ33が溝29に位置及び係合してハウジング21に沿う移動を阻止する。この支持部材32は、代表的には接着剤、溶剤等によってハウジング21内に接合する。支持部材32の両側の端部には、それぞれ前方及び後方に突出するノーズ形成部34及び35を形成する。支持部材32に沿って軸線方向ボア36の形式としたガス通路が貫通し、また各ノーズ形成部34及び35を経て開口する。後方に対面する右側のノーズ形成部35は、このノーズ形成部35の周りに延在する螺旋状ばね40の前端部を保持する場所として作用する。ばね40は、円形断面を有し、またハウジング21の軸線方向に延びている円形断面の螺旋経路に沿って延在する。ばね40は非磁性及び非金属の材料のようなMRI安全材料で形成する。好適には、ばね40は、窒化ケイ素のようなセラミック材料又はジルコニアを含む混合物とする。代案として、ばねは弾性ポリマーとすることができる。ばね40の反対側の後端部は、ノーズ形成部35と同一形状であり、また軸線方向に変位可能な弁部材42の前端部に形成した、前方に対面するノーズ形成部41を抱持する。このノーズ形成部41は、弁ステム44の前端部における半径方向に延在する支持ディスク43の中央から突出する。弁部材42は、柔軟ゴム状材料のような弾性コンプライアント材料による環状ディスクの形式とした弁シール45を支持する。弁シール45は弁ステム44を抱持し、また弁シールの前面が支持ディスク43の後面に接触する。弁シール45の反対側における後方に対面する表面は、弁が閉鎖状態にあるとき、開口30周りの棚部28の前面によって生ずる弁座に接触する。弁部材42は、ばね40の弾性に抗して前方に変位して、弁シール45を弁座28との接触から離れるよう持ち上げ、以下により詳細に説明するように弁20を開放することができる。
弁部材42のステム44の後端部は、アクチュエータ部材51における長さの約1/3に沿って延在し、またフロア51′を有する軸線方向に延在するキャビティ50(図4及び5)内に摺動可能に収容する。アクチュエータ部材51はポリエステルのような堅く弾性のあるプラスチック材料から成形する。アクチュエータ部材51は、円形断面の中心軸線方向シャフト52を有し、このシャフト52内にキャビティ50が延在する。シャフト52には、該シャフト52の前方左側端部にほぼ円筒形の係止部材53を形成し、この係止部材53は、一方の端部で半径方向に延在するフロア54と、及びシャフト52の後方に同軸状に延在する円形の壁55とを有する形状にする。壁55は、互いに等間隔離れる3つの長手方向溝孔57によって3つのばね素子又はばねフィンガ56に分割する。壁55が拘束されていない自然状態では、壁55は約30゜の角度で外方に末広がりとなり、後端部が前端部よりも大きい直径となる。しかし、図2及び4に示す位置では、弁20は初期の不作動状態であり、また係止部材53は後方位置にあって拘束されており、この後方位置においては、ばねフィンガ56の後端部が円筒形のインサート61の前端部に形成した縮径円形の窪み60内に突入しており、インサート61は、ハウジング21の後方部分22に貫通するボアの部分27における後端部に接合する。インサート61の前端部は環状係止表面63を提供する。ばねフィンガ56の後端部はインサート61内の内部棚部62に衝合するよう位置する。窪み60の直径は、係止部材の壁55における後端部の自然の拘束されない状態での直径よりも小さく、これによりばねフィンガ56は内方に圧縮される。このことは、ユーザーが作動させるまでは摩擦によってこの後方位置に係止部材53を保持するよう作用する。係止部材53のシャフト52における後端部は、シャフトに接合したキャップ153を有し、ルアー型テーパ付きのボア26に沿って突出する。キャップ153の後端部には、シリンジ等のノーズが係合するときキャップの後端部周りに流体が自由通過するのを確実にする非閉塞表面を生ずるよう、切れ目を形成する又は他の輪郭形成をする。
弁20は、ユーザーに供給され、また使用前には図2及び4に示す初期の不作動位置をとるよう保管される。この位置において、弁部材42のステム44における後端部がアクチュエータ部材51のキャビティ50におけるフロア51′から離間しており、アクチュエータ部材によっては弁部材に力が何ら加わらないことが分かる。ばね40の寸法並びに支持部材32及び弁部材42の前端部の位置は、弁シール45が確実に弁座28に封止係合するのに少しだけ十分な程度にばねを圧縮するように決める。このことにより、ばね40及び弁シール45が長期間にわたる保管中に高い負荷を受けることによって劣化しないことを確実にする。
気管切開チューブ1を患者内に挿入してカフ10を最初に膨張させるのを必要とするとき、ユーザーはシリンジのノーズを弁20のルアー型ボア26内に挿入する。シリンジのノーズがアクチュエータ部材51を変位するが、初期的には係止部材53は弁部材42を変位させることはなく、これはすなわち、弁部材のステム44の後端部とキャビティ50のフロア51′との間が離間しているからである。係止部材53は前方に移動して、最終的に係止ばねフィンガ56の後端部が窪み60の前端部を越え、これによりばねフィンガの後端部が外方に弾発的に広がって図3及び5に示す位置で係止表面63に係合できる。この位置においては、係止部材53におけるばねフィンガ56の後端部が係止表面63に係合しているためにアクチュエータ部材51を後方に引き戻すことはできず、シリンジを取り外したとしても、弁20は、図3及び5に示す作動状態ではあるが依然として閉鎖状態に留まる。この作動状態において、弁部材42のステム44における後端部はキャビティ50のフロア51′に係合し、弁部材を僅かな距離だけ変位させる。このことは弁20を開放するには十分でなく、これはすなわち、弁シール45は僅かに弛緩するが、弁シールと弁座28との間で流れを可能にするには不十分なためである。ばね40は不作動状態におけるよりも僅かにより強い張力状態にする。
カフ10を膨張させるためにはシリンジを弁20内に押し込んで、シリンジのノーズの外側面がボア26にルアー摺動嵌合状態となる位置にする。このことにより、アクチュエータ部材51及び弁部材42を一緒に変位させ、したがって、弁シール45を弁座28から持ち上げて弁を開放し、シリンジのプランジャを押し込むときに空気又は水のような流体をアクチュエータ部材の周りに流すことができる。流体は、開口30経由で弁シール45周りに流れ、またばね40の巻回部を経て支持部材32に貫通するボア36に沿い、弁20の前端部に取り付けた膨張インジケータ14内に流入する。このインジケータから流体は膨張ライン13及び膨張ルーメン12に沿って流れ、開口11から流出し、カフ10の内部に流入する。流体はこの逆向きに流れることもできる。
螺旋ばねを用いて弁シールを弁座に押し付ける弾性力を生ずるようにする代わりに、他の弾性手段を用いることができる。図6〜9は、上述の実施形態と同一形式のアクチュエータ及び係止機構を有する他の弁を示す。図2〜5に示すのと同一コンポーネントは同一参照符号を付与しているが、100を追加した符号にしてある。第1実施形態に使用した螺旋ばねの代わりに、弾性手段はプラスチック材料の弾性シリンダ80によって設ける。このシリンダ80は中空であり、またその前端部81は開放しており、ハウジング121の前端部に固着した支持部材132の外側面周りに休止する。シリンダ80の外表面には、長手方向の溝82及びリブ83のパターンを形成し、シリンダの外側面とハウジング121との間に常に流体通路が確実に存在するようにする。シリンダ80には、さらに、シリンダの壁の厚さを完全に貫通する数個の溝孔88も形成し、シリンダの内側面と外側面との間における流れを可能にする。シリンダ80の後端部84は、第1実施形態における弁部材42と同様に、弁部材86の前端部における拡大円形ヘッド85(図8及び9参照)に接合する。シリンダ80の後端部84は、ヘッド85の外側面周りで半径方向に延在して、狭小で後方に対面する弾性リング87を生じ、この弾性リング87が、弁シールをなし、また弁座128の前面と封止係合する。
アクチュエータ部材151がシリンジのノーズのようなもので前方に押されて弁を開放するとき、弁部材86が前方に押され、弁シール87を弁座128から離れる前方に移動させる。このことにより、弾性シリンダ80が軸方向に圧縮されるとき、弾性シリンダ80を僅かに内方に座屈させる。このとき、流体は、弁シール87と弁座128との間を、ハウジング121の内側面とシリンダの外側面との間で溝82に沿って、また溝孔を経てシリンダの内側に流入することができ、これにより流体は支持部材に貫通するボア134に沿って流れることができる。
本発明の構成によれば、非金属のMRI共存可能な弾性素子を使用することができるが、弾性素子は普通の螺旋金属ワイヤばねを使用することもできる。本発明は、初期作動後に操作位置に係止できる弁を提供する。この構成によれば、殺菌後のように経時的に生じる、又は長期間の保管後の経年劣化によって引き起こされる、弁のプラスチックコンポーネントにおけるいかなる寸法変化、とくに、収縮を補償することができる。弁ンポーネントは、普通の技術、例えば射出ブロー成形を用いて容易に製造することができる。本発明は、弁の性能に影響を与えることなく、コンポーネント間の公差変動を許容し、これにより製造コストを最小限に抑えることができる。
1 シャフト
2 ボア
3 患者側端部部分
4 装置側端部部分
5 中間部分
6 患者側端部
7 装置側端部
10 カフ
11 開口
12 膨張ルーメン
13 膨張ライン
14 膨張インジケータ
20 弁
21 外側ハウジング
22 後方部分
23 前方部分
24 環状フランジ
25 (ハウジング21の)後端部
26 (ルアー型のテーパ付き)ボア
27 (一定直径)部分
28 棚部(弁座)
29 環状溝
30 円形開口
31 テーパ付きの窪み
32 支持部材
33 環状突出リブ
34 ノーズ形成部
35 ノーズ形成部
36 軸方向ボア
40 螺旋状ばね
41 ノーズ形成部
42 弁部材
43 支持ディスク
44 弁ステム
45 弁シール
50 キャビティ
51 アクチュエータ部材
51′ フロア
52 (中心軸線方向)シャフト
53 係止部材
54 フロア
55 壁
56 ばね素子又はばねフィンガ
57 (長手方向)溝孔
60 窪み
61 インサート
62 内部棚部
63 環状係止表面
80 弾性シリンダ
81 (弾性シリンダ80の)前端部
82 (弾性シリンダ80の)溝
83 (弾性シリンダ80の)リブ
84 (弾性シリンダ80の)後端部
85 (弁部材86の前端部における)拡大円形ヘッド
86 弁部材
87 弾性リング(弁シール)
88 (弾性シリンダ80の)溝孔
121 ハウジング
128 弁座
134 ボア
151 アクチュエータ部材
153 キャップ

Claims (9)

  1. 外側のハウジング(21, 121)と、弁座(28, 128)と、前記弁座との封止係合に対する着座又は離座をするよう前記ハウジングに沿って変位可能である弁シール(45, 87)と、前記弁シールを前記弁座(28, 128)との係合状態に押し付けるよう構成された弾性部材(40, 80)と、及び前記弁シール(45, 87)から前記ハウジング(21, 121)の開口(26)まで延在するアクチュエータ構成とを備える弁(20)において、前記アクチュエータ構成は、係止部材(53)を有して、使用前には係止表面(63)との係合を脱する初期位置から、前記係止部材(53)が前記係止表面(63)に係合して、この係合位置を越えて前記アクチュエータ構成が後方に移動するのを阻止する第2位置まで前方に変位可能であるものとし、前記アクチュエータ構成は、前記係止位置から前方に変位して、前記前記弁シール(45)を前記弁座(28)から離座変位させ、また前記ハウジング(21, 121)からの流れを可能にするものであり、また前記アクチュエータ構成は、釈放されるとき、前記弾性部材(40, 80)の作用によって前記弁シール(45, 87)を前記弁座(28, 128)との係合状態に復帰させて、前記弁に沿う流れを阻止するよう変位することを可能にする、ことを特徴とする弁。
  2. 請求項1記載の弁において、前記係止部材(52)は外方に偏向可能なばね素子(56)を有し、前記ばね素子(56)は、外部表面形成部(60)との係合により内方の初期位置に保持され、また前方に変位して前記表面形成部(60)を越えるとき外方に弾性的に移動し、これにより前記ばね素子(56)が前記係止表面(63)に係合できる、ことを特徴とする弁。
  3. 請求項1又は2記載の弁において、前記弾性部材(40, 80)は非金属部材である、ことを特徴とする弁。
  4. 請求項3記載の弁において、前記弾性部材(40)はセラミック製である、ことを特徴とする弁。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項記載の弁において、前記弾性部材(40)は螺旋状ばね(40)である、ことを特徴とする弁。
  6. 請求項5記載の弁において、前記弁は、前記外側のハウジング(21)の前端部に固定した円筒形の支持部材(32)を有し、前記支持部材(32)は、後方に突出するノーズ(31)と、及び軸線方向のボア(36)とを有し、また前記螺旋状ばね(40)の前端部が前記後方に突出するノーズ(31)を抱持する、ことを特徴とする弁。
  7. 請求項1〜3のうちいずれか一項記載の弁において、前記弾性部材は、プラスチック材料の円筒形部材(80)である、ことを特徴とする弁。
  8. チューブを包囲する膨張可能な封止カフ(10)と、前記チューブに沿って延在し、また一方の端部で前記カフ(10)に開口する膨張ルーメン(12, 13)と、前記膨張ルーメンの反対側の端部に接続し、前記カフに対するガス流の出入りを可能にする又は阻止する弁(20)とを備える医療外科用チューブ(1)において、前記弁は請求項1〜7のうちいずれか一項記載の弁(20)である、ことを特徴とするチューブ。
  9. 請求項8記載のチューブにおいて、前記チューブは気管チューブ(1)である、ことを特徴とするチューブ。
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