JP2018528638A - ライセンス補助アクセスのバックオフ手順のためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

evolved Node B(eNB)について説明する。eNBは、プロセッサ及びプロセッサと電子通信を行うメモリを含む。メモリに格納された命令は、コンテンションウィンドウサイズを管理するように実行可能である。上記の命令はまた、第1のサブフレームにおける物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)送信に対応するハイブリッド自動要求肯定応答/否定応答(HARQ−ACK)値(単数又は複数)に従ってコンテンションウィンドウサイズを増大させるように実行可能である。第1のサブフレームは、HARQ−ACKがフィードバックされたライセンス補助アクセス(LAA)キャリアによる、以前の下りリンク送信バーストの開始サブフレームである。

Description

関連出願
本出願は、2015年6月30日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR BACKOFF PROCEDURES FOR LICENSED−ASSISTED ACCESS」と題する米国仮特許出願第62/186,661号の関連出願であり、この仮出願に基づく優先権を主張し、参照により本明細書にその内容全体を援用する。
本開示は、概して、通信システムに関する。本開示は、特に、ライセンス補助アクセス(Licensed-AssistedAccess、LAA)のバックオフ手順のためのシステム及び方法に関する。
無線通信装置は、消費者の要求を満たすため並びに携帯性及び利便性を向上させるために、より小型かつより強力になってきている。消費者は、無線通信装置に依存するようになり、信頼性の高いサービス、カバレッジエリアの拡張及び機能の向上を期待するようになっている。無線通信システムは、多数の無線通信装置に対して通信を提供することができ、多数の無線通信装置のそれぞれに、基地局からサービスを提供することができる。基地局は、無線通信装置と通信する装置であり得る。
無線通信装置の進歩に伴い、通信容量、速度、柔軟性及び/又は効率の改善が求められてきた。しかしながら、通信容量、速度、柔軟性及び/又は効率を改善することにより、何らかの課題が提起される場合がある。
例えば、無線通信装置は、通信構造を使用して1つ又は複数の装置と通信することができる。しかしながら、使用される通信構造の柔軟性及び/又は効率が制限される場合がある。本議論で説明するように、通信の柔軟性及び/又は効率を改善するシステム及び方法は有益なものと考えられ得る。
ライセンス補助アクセス(LAA)のシステム及び方法を実装し得る、1つ又は複数のevolved NodeB(eNB)及び1つ又は複数のユーザ機器(user equipment、UE)の一実装形態を示すブロック図である。
eNBによる、LAAサービングセルのコンテンションアクセスの方法を示すフロー図である。
同時送信に起因する衝突の一例を示す図である。
隠れ端末の同時送信に起因する衝突の一例を示す図である。
可変長のバックオフを伴うLAA状態遷移の方法を示すフロー図である。
LAAサブフレームバーストに対するハイブリッド自動要求肯定応答(hybridautomatic request acknowledgement)/否定応答(negativeacknowledgment)(HARQ−ACK)フィードバックを示すブロック図である。
eNBにおいて利用され得る様々な構成要素を示す図である。
LAAを実行するためのシステム及び方法が実装され得るeNBの一実装形態を示すブロック図である。
eNBによる、サービングセルのコンテンションアクセスのための別の方法を示すフロー図である。
evolved Node B(eNB)について説明する。eNBは、プロセッサと、このプロセッサと電子通信を行うメモリとを含む。メモリに格納された命令は、コンテンションウィンドウ(contention window)サイズを管理するように実行可能である。上記の命令はまた、第1のサブフレームにおける物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)送信(単数又は複数)に対応するハイブリッド自動要求肯定応答/否定応答(HARQ−ACK)値(単数又は複数)に従ってコンテンションウィンドウサイズを増大させるように実行可能である。第1のサブフレームは、HARQ−ACKがフィードバックされたライセンス補助アクセス(Licensed-Assisted Access、LAA)キャリアによる、以前の下りリンク送信バーストの開始サブフレームである。
HARQ−ACK値(単数又は複数)のうち、所定の割合以上が否定応答(NACK)であると判定された場合は、コンテンションウィンドウサイズを増大することができる。間欠送信(Discontinuous Transmission、DTX)状態は、NACKとして数えられ得る。コンテンションウィンドウサイズを使用することによって、バックオフカウンタを生成してもよい。
eNBに関する方法についても説明する。この方法は、コンテンションウィンドウサイズを管理することを含む。この方法はまた、第1のサブフレームにおけるPDSCH送信(単数又は複数)に対応するHARQ−ACK値(単数又は複数)に従ってコンテンションウィンドウサイズを増大することを含む。第1のサブフレームは、HARQ−ACKがフィードバックされたLAAキャリアによる、以前の下りリンク送信バーストの開始サブフレームである。
LAAサービングセルのコンテンションアクセス(contention access)のためのeNBについても説明する。eNBは、プロセッサと、このプロセッサと電子通信を行うメモリとを含む。メモリに格納された命令は、衝突状態を判定するように実行可能である。また、上記命令は、衝突状態に基づいてLAAアクセス用のコンテンションウィンドウ(contention window、CW)サイズを判定するように実行可能である。この命令はさらに、判定したCWサイズに基づいてチャネルアクセス及びバックオフ手順を実行するように実行可能である。
衝突状態は、以前のLAA送信に基づき得る。以前のLAA送信のHARQ−ACKフィードバックに基づいて衝突が発生している、と衝突状態を設定することができる。
LAAサブフレームバースト又は送信機会(transmissionopportunity、TxOP)の任意のサブフレームが、スケジューリングされたユーザ機器(UE)からNACK又はDTXであると報告された場合には、衝突が発生していると、衝突状態を設定することがきる。LAAサブフレームバースト又はTxOPの全てのサブフレームが、スケジューリングされたUEからACKであると報告された場合には、衝突は発生していないと、衝突状態を設定することができる。複数のUEに対してスケジューリングされた複数のPDSCH送信が存在し、かつ任意のUEがサブフレームのスケジューリングされたPDSCHに関してNACK又はDTXであると報告した場合には、サブフレームにおいて衝突が発生していると、衝突状態を設定することができる。
LAAサブフレームバースト又はTxOPの第1のサブフレームが、スケジューリングされたUEからNACK又はDTXとして報告された場合には、衝突が発生していると、衝突状態を設定することができる。LAAサブフレームバースト又はTxOPの第1のサブフレームが、スケジューリングされたUEからACKであると報告された場合には、衝突が発生していないと、衝突状態を設定することができる。
N_NACKedは、NACK又はDTXとして報告されるサブフレームの予測数と判定され得る。スケジューリングされたUEからNACK又はDTXと報告されたLAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレーム数を判定し得る。LAAサブフレームバースト又はTxOPに、スケジューリングされたUEからNACK又はDTXであると報告されたN_NACKed以上のサブフレームがある場合は、衝突が発生していると、衝突状態を設定することができる。N_NACKedは、固定数として設定され得る。N_NACKedは、上位層の信号を用いて構成され得る。
また、LAAサブフレームが初期送信であるかどうかを判定するように、命令が実行可能である。LAAサブフレームが初期送信の場合は、LAAサブフレームのNACK又はDTXフィードバックは、NACK又はDTXとして扱われない場合がある。
また、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの再送信状態に基づいて、衝突状態を判定するために、命令が実行可能である。
N_ReTxは、再送信回数の閾値として、判定することができる。LAAサブフレームバースト又はTxOPにおいて再送信されたサブフレーム数が判定することができる。LAAサブフレームバースト又はTxOPにおいて再送信されたサブフレーム数がN_ReTx以上の場合は、衝突が発生していると、衝突状態を設定することができる。
LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの再送信回数を判定することができる。衝突状態は、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの再送信回数に基づいて判定することができる。一実装形態では、LAAサブフレームバースト又はTxOPのサブフレームにおける再送信回数は、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの再送信回数の最大値に基づいて判定することができる。別の実装形態では、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの再送信回数は、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの平均再送信回数に基づいて判定することができる。
eNBが、衝突が発生していると衝突状態を設定する場合は、CWサイズを増大させ得る。eNBが、衝突が発生していないと衝突状態を設定する場合は、CWサイズを減少させ得る。eNBが、衝突が発生していないと判定する場合は、CWサイズとして初期のCWサイズが設定され得る。
CWサイズは、ルックアップテーブルに基づいて判定することができる。ルックアップテーブルは、CWサイズと、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおいて受信されたNACK又はDTXの数との対応関係を規定してもよい。ルックアップテーブルは、CWサイズと、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおいて再送信されたサブフレームの数との対応関係を規定し得る。ルックアップテーブルは、CWサイズと、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの再送信回数との対応関係を規定してもよい。
CWサイズは、統計結果に基づいて半静的に(semi-statically)更新することができる。この統計結果は、観測されるチャネル占有に基づいて判定され得る。この統計結果は、平均アイドル時間に基づいて判定され得る。この統計結果は、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおいて受信されたNACK又はDTXの平均数に基づいて判定され得る。この統計結果は、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおける平均再送信回数に基づいて判定され得る。
また、命令は、CWサイズを取得する時間を判定するように実行可能である。命令は、判定したCWサイズを適用する時間を判定するように実行可能である。
CWサイズは、LAAサブフレームバースト又はTxOPに対して、全てのHARQ−ACKフィードバックが受信された後に判定され得る。CWサイズは、固定のタイミングで判定され得る。CWサイズは、上位層の信号によって構成されるタイミングで判定され得る。
CWサイズは、コンテンションアクセスの前に、ペンディングしているサブフレームの再送信状態に基づいて判定され得る。CWサイズは、コンテンションアクセスの前に、全てのHARQ−ACKプロセスの再送信状態に基づいて判定され得る。
判定したCWサイズを取得することができる。進行中のコンテンションバックオフプロセスがある場合は、進行中のコンテンションバックオフプロセスの完了後に、判定したCWサイズを適用してもよい。
判定したCWサイズを取得することができる。進行中のコンテンションバックオフプロセスがある場合は、判定したCWサイズを直ちに適用して、新たなバックオフプロセスを開始し、進行中のバックオフプロセスを終了してもよい。
判定したCWサイズを取得することができる。判定したCWサイズを、以前のLAAサブフレームバースト又はTxOPの直後に適用してもよい。
eNBによるLAAサービングセルのコンテンションアクセスの方法についても説明する。この方法は、衝突状態を判定することを含む。この方法はまた、衝突状態に基づいてLAAアクセスのCWサイズを判定することも含む。この方法はさらに、判定したCWサイズに基づいてチャネルアクセス及びバックオフ手順を実行することも含む。
「3GPP」とも呼ばれる第三世代パートナーシッププロジェクト(3rdGeneration Partnership Project)は、第3世代及び第4世代の無線通信システムに関する、世界的に適用可能な技術仕様及び技術報告書を定義することを目的とした協働合意である。3GPPでは、次世代のモバイルネットワーク、システム及び装置の仕様を定義することができる。
3GPPのロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)は、将来の要求に対処するために、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)用移動電話又は装置の規格を改良するためのプロジェクトに与えられた名前である。一態様では、UMTSは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA)及びEvolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E−UTRAN)向けのサポート及び仕様を提供するために修正が行われてきた。
本明細書に開示するシステム及び方法の少なくともいくつかの態様は、3GPP LTE、LTE−Advanced(LTE−A)及びその他の規格(例えば、3GPP Releases 8、9、10、11及び/又は12)に関連して説明され得る。しかし、本開示の範囲は、この点に限定されるべきではない。本明細書に開示するシステム及び方法の少なくともいくつかの態様は、他の形式の無線通信システムにおいて利用することができる。
無線通信装置は、音声及び/又はデータを基地局に通信するために使用される電子装置であり得、同様に、装置のネットワーク(例えば、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)、インターネット等)との通信を行うことができる。本明細書に開示したシステム及び方法を説明するにあたり、無線通信装置は、代替的には、移動局、UE、アクセス端末、加入者ステーション、移動端末、遠隔局、ユーザ端末、端末、加入者ユニット、移動装置等と呼ばれることがある。無線通信装置の例として、セルラー式電話、スマートフォン、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、ラップトップコンピュータ、ネットブック、電子ブックリーダ、無線モデム等が挙げられる。3GPP仕様書において、無線通信装置は通常、UEと呼ばれている。しかしながら、本開示の範囲は3GPP規格に限定されるものではなく、「UE」や「無線通信装置」等の用語は、より一般的な用語である「無線通信装置」を意味するために、本明細書では区別なく使用される。UEは、より一般的には、端末装置と呼ばれることもある。
3GPP仕様書において、基地局は、通常、Node B、evolved Node B(eNB)、home enhanced orevolved Node B(HeNB)、又はその他の同様の専門用語で呼ばれている。本開示の範囲は3GPP規格に限定されるものではなく、「基地局」、「Node B」、「eNB」及び「HeNB」は、より一般的な用語である「基地局」を意味するために、本明細書では区別なく使用される。さらに、「基地局」という用語は、アクセスポイントを意味するために使用され得る。アクセスポイントは、無線通信装置がネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、インターネット等)へのアクセスを提供する電子装置でもよい。「通信装置」という用語は、無線通信装置及び基地局の両方を、あるいは一方を指すために使用され得る。eNBは、より一般的には基地局装置と呼んでもよい。
本明細書で使用する場合、「セル」は、通信チャネルの任意のセットを指し得て、UEとeNBと間の通信用プロトコルは、International Mobile Telecommunications−Advanced(IMT−Advanced)又はその拡張機能に使用されるように、標準化による指定又は規制機関による管理が行われ、その通信チャネルの全て又はそのサブセットは、UEとeNBと間の通信用の免許必要バンド(ライセンスバンド、licensed band)(例えば、周波数帯域)として、3GPPにより採用され得ることを留意されたい。「構成セル(configured cell)」とは、UEにより認識され、eNBにより情報の送信又は受信が許可されるセルである。「構成セル(単数又は複数)」は、サービングセル(単数又は複数)でもよい。UEは、システム情報を受信し、全ての構成セルに対して必要とされる測定を実行することができる。「アクティベートセル(activated cell)」とは、UEが送受信を行っている構成セルのことである。すなわち、アクティベートセルは、UEが物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)のモニタリングを行うセルであり、下りリンク送信の場合、UEが物理下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)の復号を行うセルである。「非アクティベートセル(deactivated cell)」は、UEが送信PDCCHのモニタリングを行わない構成セルである。「セル(cell)」について、異なる次元の観点で述べる場合があることを留意されたい。例えば、「セル」は、時間特性、空間特性(例えば、地理的)及び周波数特性を含んでもよい。
開示したシステム及び方法は、キャリアアグリゲーション(carrieraggregation)を含むことができる。キャリアアグリゲーションとは、複数のキャリアを同時に使用することを指す。キャリアアグリゲーションでは、1つのUEに対して2つ以上のセルを集約する(aggregate)ことができる。一例として、キャリアアグリゲーションを使用して、UEが利用可能な有効帯域幅を増やすことができる。Release−10の時分割二重化(Time Division Duplexing、TDD)キャリアアグリゲーション(CA)及びRelease−11の帯域内CAでは、同じTDD上りリンク−下りリンク(UL/DL)設定を使用する必要がある。Release−11では、異なるTDD UL/DL設定の帯域内TDD CAがサポートされる。異なるTDD UL/DL設定を有する帯域内TDD CAは、CAの展開において柔軟性のあるTDDネットワークを提供することができる。さらに、enhanced Interference Management with Traffic Adaptation(elMTA)(動的TDD UL/DL再設定とも称される)は、ネットワークのトラフィック負荷に基づく柔軟なTDD UL/DLの再設定を実現することができる。
本明細書で使用される「同時(concurrent)」という表現及びその変形は、2つ以上の事象が互いに時間的に重なり合う、及び/又は互いに時間的に近接して生じてもよいことを意味し得ることを留意されたい。また、「同時(concurrent)」という表現及びその変形は、2つ以上の事象が正確に同時に発生することを意味することも、意味していないこともある。
ライセンス補助アクセス(LAA)は、アンライセンススペクトル(unlicensedspectrum)において、LTEをサポートすることができる。LAAネットワークにおいて、DL送信を日和見的(opportunistic)にスケジューリングすることができる。公平な利用を目的として、LAA eNBは、送信前に、クリアチャネル評価(Clear Channel Assessment、CCA)、リッスンビフォートーク(ListenBefore Talk、LBT)、及び動的周波数選択(Dynamic Frequency Selection、DFS)等の機能を実行してもよい。eNBがLBTを実行する際には、eNBは参照信号を含むいかなる信号も送信することができない。
コンテンションチャネルアクセスを実行するために、いくつかの拡張CCA(extendedCCA、ECCA)メカニズムを、LAAノードに対して指定することができる。少なくともDL LAA送信では、可変のバックオフコンテンションウィンドウ(CW)サイズを用いたリッスンビフォートーク(LBT)をサポートすることができる。本明細書のシステム及び方法において説明するように、CWサイズは動的に又は半静的に調整してもよい。
いくつかのアプローチでは、ハイブリッド自動要求肯定応答/否定応答(HARQ−ACK)フィードバック及びチャネル検出フィードバックを使用して、CW調整を実行することができる。本明細書のシステム及び方法では、LAA LBTアルコリズム用の動的CW調整(指数関数的バックオフを含む)について説明する。さらに、説明するシステム及び方法では、観測されるチャネル状態及びフィードバックに基づく半静的CW調整も提供する。
一実装形態において、可変長のコンテンションアクセスを使用することができる。初期の拡張CCA手順では、コンテンションウィンドウを使用してバックオフカウンタ用の乱数を生成することができる。しかしながら、CWサイズの設定方法及びCWサイズ調整方法について、さらに定義してもよい。
説明するシステム及び方法により、LAA送信の可変のCWサイズ調整を実現する。1つのアプローチでは、HARQ−ACKのフィードバック結果に基づいてCWサイズが動的に判定される。各HARQ−ACKプロセス及び各サブフレームに対するHARQ−ACKフィードバックを、併せて検討することができる。さらに、サブフレーム再送信回数についても考慮する。
別のアプローチでは、CWサイズは、統計結果又は検出結果に基づいて、半静的に判定してもよい。説明するアプローチを適用して、初期CWサイズを判定し、CWの変化のレベルを小さくすることができる。
図面を参照して、本明細書に開示するシステム及び方法の様々な例を、ここで説明する。同じ参照番号は、機能的に類似の要素を示す場合がある。本明細書で全般的に記載され、図面に示されるシステム及び方法は、多種多様な異なる実装形態で配列及び設計することができる。したがって、図示するいくつかの実装形態に関する以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に従って本開示の範囲を限定することを意図しておらず、システム及び方法を代表的に示しているに過ぎない。
図1は、LAA用のシステム及び方法を実装することができる1つ以上のeNB160及び1つ以上のUE102の一実装形態を示すブロック図である。1つ以上のUE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用して1つ以上のeNB160と通信する。例えば、UE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用して、eNB160に電磁信号を送信し、eNB160から電磁信号を受信する。eNB160は、1つ以上のアンテナ180a〜nを使用して、UE102と通信する。
UE102及びeNB160は、互いに通信するために、1つ以上のチャネル119、121を使用することができる。例えば、UE102は、1つ以上の上りリンクチャネル121を使用して、情報又はデータをeNB160に送信することができる。上りリンクチャネル121の例として、物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control CHannel、PUCCH)及び物理上りリンク共用チャネル(Physical Uplink Shared CHannel、PUSCH)等が挙げられる。1つ以上のeNB160は、例えば、1つ以上の下りリンクチャネル119を使用して、1つ以上のUE102に情報又はデータを送信することもできる。下りリンクチャネル119の例として、PDCCH、PDSCH等が挙げられる。他の種類のチャネルを使用してもよい。
1つ以上のUE102のそれぞれは、1つ以上の送受信部118、1つ以上の復調部114、1つ以上の復号部108、1つ以上の符号化部150、1つ以上の変調部154、データバッファ104及びUE動作モジュール124を含むことができる。例えば、1つ以上の受信及び/又は送信経路を、UE102内に実装することができる。便宜上、単一の送受信部118、復号部108、復調部114、符号化部150、及び変調部154のみをUE102内に示しているが、複数の並列の要素(例えば、送受信部118、復号部108、復調部114、符号化部150、及び変調部154)を実装することができる。
送受信部118は、1つ以上の受信部120及び1つ以上の送信部158を含むことができる。1つ以上の受信部120は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用して、eNB160から信号を受信することができる。例えば、受信部120は、信号を受信しダウンコンバートして、1つ以上の受信信号116を生成することができる。この1つ以上の受信信号116を、復調部114に提供することができる。1つ以上の送信部158は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用して、eNB160に信号を送信することができる。例えば、1つ以上の送信部158は、1つ以上の変調信号156をアップコンバートし送信することができる。
復調部114は、1つ以上の受信信号116を復調して、1つ以上の復調信号112を生成することができる。この1つ以上の復調信号112を、復号部108に提供することができる。UE102は、復号部108を使用して、信号を復号することができる。復号部108は、1つ以上の復号された信号106、110を生成することができる。例えば、UEによって復号された第1の信号106には、受信したペイロードデータが含まれ、このペイロードデータはデータバッファ104に格納することができる。UEによって復号された第2の信号110は、オーバーヘッドデータ及び/又は制御データを含むことができる。例えば、UEによって復号された第2の信号110は、UE動作モジュール124が1つ以上の動作を実行するために使用し得るデータを提供できる。
本明細書で使用する場合、「モジュール(module)」という表現は、特定の要素又はコンポーネントが、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実装可能であることを意味する場合がある。しかしながら、本明細書で「モジュール」として表された任意の要素は代替的にはハードウェアに実装され得ることを留意されたい。例えば、UE動作モジュール124は、ハードウェア、ソフトウェア、又は両方を組み合わせて実装することができる。
一般的に、UE動作モジュール124により、UE102は、1つ以上のeNB160と通信できるようになり得る。UE動作モジュール124は、1つ以上の受信部120に情報148を提供することができる。例えば、UE動作モジュール124は、いつ再送信を受信するかを、受信部(単数又は複数)120に通知することができる。
UE動作モジュール124は、復調部114に情報138を提供することができる。例えば、UE動作モジュール124は、eNB160からの送信に関して予測される変調パターンを復調部114に通知することができる。
UE動作モジュール124は、復号部108に情報136を提供することができる。例えば、UE動作モジュール124は、eNB160からの送信に関して予測される符号化を、復号部108に通知することができる。
UE動作モジュール124は、情報142を符号化部150に提供することができる。情報142は、符号化されるデータ及び/又は符号化用の命令を含むことができる。例えば、UE動作モジュール124は、送信データ146及び/又は他の情報142を符号化するように、符号化部150に命令することができる。他の情報142は、物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel、PDSCH)HARQ−ACK情報を含むことができる。
符号化部150は、送信データ146及び/又はUE動作モジュール124により提供された他の情報142を符号化することができる。例えば、データ146及び/又は他の情報142を符号化することは、誤り検出及び/又は訂正符号化、送信用の空間、時間及び/又は周波数リソースへのデータのマッピング、多重化等を伴うことがある。符号化部150は、符号化されたデータ152を、変調部154に提供することができる。
UE動作モジュール124は、情報144を変調部154に提供することができる。例えば、UE動作モジュール124は、eNB160への送信について使用される変調の種類(例えば、コンステレーションマッピング(constellation mapping))を変調部154に通知することができる。変調部154は、符号化されたデータ152を変調して、1つ以上の変調信号156を1つ以上の送信部158に提供することができる。
UE動作モジュール124は、情報140を1つ以上の送信部158に提供することができる。この情報140には、1つ以上の送信部158用の命令が含まれ得る。例えば、UE動作モジュール124は、いつeNB160に信号を送信するかを、1つ以上の送信部158に命令することができる。例えば、1つ以上の送信部158は、ULサブフレームにおいて送信を行ってもよい。1つ以上の送信部158は、変調信号(単数又は複数)156をアップコンバートして、1つ以上のeNB160に送信することができる。
eNB160は、1つ以上の送受信部176、1つ以上の復調部172、1つ以上の復号部166、1つ以上の符号化部109、1つ以上の変調部113、データバッファ162、及びeNB動作モジュール182を含むことができる。例えば、1つ以上の受信及び/又は送信経路を、eNB160に実装することができる。便宜上、単一の送受信部176、復号部166、復調部172、符号化部109、及び変調部113のみをeNB160内に示しているが、複数の並列の要素(例えば、送受信部176、復号部166、復調部172、符号化部109、及び変調部113)を実装してもよい。
送受信部176は、1つ以上の受信部178及び1つ以上の送信部117を含むことができる。1つ以上の受信部178は、1つ以上のアンテナ180a〜nを使用して、UE102から信号を受信することができる。例えば、受信部178は、信号を受信しダウンコンバートして、1つ以上の受信信号174を生成することができる。この1つ以上の受信信号174を、復調部172に提供することができる。1つ以上の送信部117は、1つ以上のアンテナ180a〜nを使用して、UE102に信号を送信することができる。例えば、1つ以上の送信部117は、1つ以上の変調信号115をアップコンバートして送信してもよい。
復調部172は、1つ以上の受信信号174を復調して、1つ以上の復調信号170を生成することができる。この1つ以上の復調信号170を、復号部166に提供することができる。eNB160は、復号部166を使用して、信号を復号することができる。復号部166は、1つ以上の復号化された信号164、168を生成することができる。例えば、eNBによって復号された第1の信号164には、受信したペイロードデータが含まれ、このペイロードデータはデータバッファ162に格納することができる。eNBによって復号された第2の信号168には、オーバーヘッドデータ及び/又は制御データが含まれ得る。例えば、eNBによって復号された第2の信号168は、eNB動作モジュール182が1つ以上の動作を実行するために使用し得るデータ(例えば、PDSCH HARQ−ACK情報)を提供することができる。
一般的に、eNB動作モジュール182は、eNB160が1つ以上のUE102と通信することを可能にし得る。eNB動作モジュール182は、1つ以上の動的コンテンションウィンドウ(CW)調整モジュール194及び1つの半静的CW調整モジュール196を含むことができる。
LTEのアンライセンスバンド(unlicensed band)(LTEアンライセンス又はアンライセンスLTEとも呼ばれる)におけるライセンス補助アクセス(LAA)により、LTE送信用の1つ以上のアンライセンスキャリア(unlicensed carrier)を日和見的に使用することができる。
LAA送信では、ライセンスバンド(licensed band)の補助を受ける。キャリアアグリゲーション(CA)は、ライセンスLTEセルで動作するアンライセンスLAAセルを用いて実行可能な1つの動作である。CAにより、無線フレーム(例えば、システムフレーム番号(System Frame Number、SFN))は、全サービングセルで同期することができる。さらに、サブフレームインデックスも同期することができる。DL LAA送信では、LAAサブフレームのHARQ−ACKフィードバックを、ライセンスULキャリア(例えば、プライマリーセル(PCell)上りリンク)で報告することができる。
本明細書で使用する場合、LAAセルという用語は、LAA動作を実行することができるUE102とeNB160の間の通信チャネルのセットを指す。LAAセルとは、アンライセンスキャリアで動作するサービングセルを指す。現在の定義では、LAAセルはセカンダリセルにのみなり得るものであり、ライセンスセルにより構成される。LAAセルは、LAAサービングセルと呼ばれることもある。
LAAネットワークでは、DL又はULの送信を日和見的にスケジューリングすることができる。公平な利用を目的として、LAAノード(例えば、LAA eNB又はLAA UE)は、送信前に、いくつかの機能(例えば、クリアチャネル評価(CCA)、リッスンビフォートーク(LBT))を実行する必要がある。このため、LAA送信では、固定サブフレームの境界での送信は保証することができない。
したがって、LAAサブフレーム送信には、キャリア検出を実行する必要があり、そして進行中の送信がない場合は、LAAサブフレームを送信することができる。それ以外の場合は、LAAノードは送信を延期し、次のコンテンションアクセス領域において再びクリアチャネル評価(CCA)を実行すべきである。
LAAでは、サービングセルは、ライセンスセルと同期する必要がある。キャリア検出及びCCAにかかった時間は、最初のLAAサブフレーム送信から取り除かれることになる。
米国電気電子学会(Institute of Electrical andElectronics Engineers、IEEE)の802.11に基づくWiFiでは、成功したパケット送信は肯定応答(ACK)パケットによって肯定応答される。期待どおりのACKが受信されない場合、WiFi送信機は、衝突が発生していると想定することができる。WiFi送信機は、CWサイズを調整し、新しいCWサイズに基づいてバックオフカウンタを再び初期化することができる。CWサイズは、初期CWサイズ(CW0)から最大CWサイズ(CWmax)までの範囲となり得る。CWサイズは、新たなパケットを送信するたびに初期CWサイズに戻してもよい。
LTE送信では、サブフレームに対する即時ACKを行うわけではない。HARQ−ACK報告を用いて、LTEサブフレームの受信状況を示すことができる。HARQ−ACKは、LTEサブフレーム送信後、少なくとも4ミリ秒(ms)はかかる。このため、HARQ−ACKは、WiFiのように、とてもタイミング良く応答するということはできない。さらに、LAAバースト又は送信機会(Transmit Opportunity、TxOP)は、異なるHARQ−ACKフィードバック結果を有する複数のサブフレームを含むことができる。次の送信のCWサイズには、新たなPDSCHの初期送信と同様に、以前のPDSCH送信のフィードバックを考慮する必要がある場合がある。
LTE PDSCH送信の場合、PDSCH送信に対するHARQ−ACKフィードバックは、HARQ−ACKフィードバックが提供されない間欠送信(DTX)を含むことができる。UE102が、サブフレーム内のPDSCHに関する任意のPDCCH又は拡張PDCCH(enhanced PDCCH、EPDCCH)スケジューリング情報を検出できない場合は、UE102は自機に対してPDSCHが送信されていないとみなし、フィードバックを提供しないことがある。換言すると、HARQ−ACKに関するPUCCHは送信されない。
PDSCH送信に対する別のHARQ−ACKには、他のセルからのHARQ−ACKフィードバックを伴うDTXが含まれる。あるサブフレームにおいて、UE102が、少なくとも構成セル内のPDCCH又はEPDCCHに関するPDSCHスケジューリング情報を受信した場合は、HARQ−ACKビットが報告され得る。所定のサブフレームにおいて、構成された送信モードに応じたPDSCH送信が検出されていない構成セルに対して、1ビット又は2ビットのDTXビットが報告される。
特別な場合として、PUCCHフォーマット3が構成され、かつUE102がPCellで1回のPDSCH送信のみを検出する場合は、HARQ−ACKをPUCCHフォーマット1a/1bで報告してもよい。同じサブフレームにおけるセカンダリセル(Secondary Cell、SCell)でPDSCHがスケジューリングされる場合、eNB160は、DTXが所定のSCellに対して報告されていると想定することができる。
PDSCH送信に対するさらに別のHARQ−ACKフィードバックには、否定応答(NACK)ビットが含まれる。UE102が、PDCCH又はEPDCCHに関するPDSCHスケジューリング情報を受信しても、対応するPDSCHを正確に復号できない場合は、UE102は、送信モードに応じて、サービングセルに対して1ビット又は2ビットのNACKを報告することができる。
PDSCH送信に対する別のHARQ−ACKフィードバックにはACKビットが含まれる。UE102が、PDCCH又はEPDCCHに関するPDSCHスケジューリング情報を受信して、対応するPDSCHを正確に復号できる場合は、UE102は、送信モード、PUCCHフォーマット及び/又はHARQ−ACKバンドリング設定(HARQ−ACK bundling configurations)に基づいて、サービングセルに対して1ビット又は2ビットのACKを報告することができる。
LTE DL LAA送信のいくつかの実装形態において、LAAセルのみをSCellとして構成してもよい。成功受信を示さないLAAセルにおけるPDSCH送信に関するHARQ−ACKフィードバックは、様々な理由により生じることがある。
DTXは、PDCCH又はPDSCHの誤検出、あるいはその他のアンライセンス送信(例えば、LAA送信、WiFi送信等)との衝突が原因となることがある。NACKは、受信したPDSCHの復号エラー、あるいはその他のアンライセンス送信(例えば、LAA、WiF等)との衝突が原因となることがある。
LAA送信機会(transmit opportunity、TxOP)は、通常のLTEサブフレームよりも少ないOFDMシンボルを含む1つ又は2つの部分的なサブフレームを含んでもよい。部分的なサブフレームに含まれるリソースエレメント(RE)が少ないため、同じ変調・符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)の設定が通常のLTEサブフレームとして使用される場合は、部分的なサブフレームにおけるPDSCH用のNACK確率が、通常のLTEサブフレームで運ばれる送信ブロック(Transmit Block、TB)よりもかなり高くなり得る。
LAA送信において、衝突は、様々な状況において起こり得る。1つのシナリオでは、所定のLAAセルの検出距離内の別のアンライセンス送信から、ECCAスロット内の同時送信が、起こることがある。このシナリオを図3に示す。このシナリオでは、特に、LAA TxOPの初めに、1つ以上のUE102にける受信エラーを引き起こす可能性がある。これらの衝突は、CWサイズを調整することにより減らすことができる。
別のシナリオでは、図4に示すように、1つ以上の受信側UE102において、LAAセルの隠れ端末からの送信が受信問題の原因となる場合がある。このように、LAA TxOPのいかなる部分においても受信エラーを引き起こす可能性がある。802.11では、送信要求/送信可(Request To Send/Clear To Send、RTS/CTS)交換を用いて隠れ端末問題を回避することができる。しかしながら、LTE DL送信で利用可能な、同様の即時フィードバックは存在しない。この種類の衝突は検出又は回避は難しいことがある。
複数のセルが単一のUE102に構成されるキャリアアグリゲーション(CA)では、DTX又はNACKのビットを区別することが難しい場合がある。例えば、PUCCHフォーマット3では、DTXとNACKはいずれも0であると報告される。LAAサブフレームによってはPDSCH送信を含まないものもあるため、HARQ−ACKが報告されないことになる。
特殊な場合では、単一のPDSCHのみがLAA SCellでスケジューリングされ、かつUE102がPDSCHスケジューリング用のPDCCHを検出しない場合、UE102は、PUCCH又はPUSCHでHARQ−ACKを報告しないことになる。UE102がPDCCHを検出しても対応するPDSCHを復号できない場合、UE102はNACKを報告する。この場合、eNB160はDTXとNACKを区別することができる。
UE102がPCellで単一のPDSCH送信のみを受信する場合、UE102は、PUCCHフォーマット1a/1bでHARQ−ACKを報告することになる。他の全ての場合において、CAを用いてUE102が構成される場合、構成されたコンポーネントキャリア(Component carrier、CC)に基づいてHARQ−ACKビットが生成される。このため、UE102がサービングセル上のPDSCHをスケジューリングするPDCCH/EPDCCHを検出しない場合は、この所定のサービングセルに関してNACK又はDTXを報告することができる。eNB160は、PDSCH送信がスケジューリングされたUE102からのHARQ−ACKビットのみを考慮してもよい。eNB160は、PDSCH送信がスケジューリングされていない他のUE102からのNACK又はDTXフィードバックを無視してもよい。
さらに、HARQ−ACK報告では、衝突、検出エラー又は復号エラーに起因するパケットの損失が発生しているかどうかについてかはわからない。実際のところ、LTE送信では、特に初期送信に対してNACKの確率が高くなるように設計されている。NACKの可能性は10%以上となることがある。したがって、LAA PDSCH送信に対し、NACK又はDTXが衝突として扱われると、チャネルの輻輳状態が誇張されることになる。
また、LAAサブフレームバースト又は送信機会(TxOP)には、複数のUE102宛の複数のサブフレームを含むことができる。本明細書で使用する場合、LAAサブフレームバーストには、DLで1つ以上のUE102に送信される複数のLAAサブフレームからなるグループが含まれている。LAAサブフレームバーストは、LAA送信バースト、LAAバースト、DLバースト、TxOP、又は単にバーストと呼ばれることもある。
LAAサブフレームバーストの複数のサブフレームのHARQ−ACKフィードバックは、複数のUE102からであり得る。受信側UE102の位置によっては、HARQ−ACK結果が、局所的なチャネル状態のみを示すことがある。図3及び図4に関連して説明した例では、衝突は少なくとも1つのUE102(例えば、これら2つの図では第1のUE)の受信に影響を与えることがある。しかしながら、別のUE102(例えば、これら2つの図では第2のUE)は、同じLAAサブフレームの衝突を検出しないことがある。任意のUE102からの全てのNACK又はDTXフィードバックが衝突として扱われると、チャネル衝突確率はさらに、過度に大きく推定されることになる。
したがって、HARQ−ACKを使用して衝突が発生しているかどうかを判定することはできても、HARQ−ACKを使用して衝突を予測するには基本的な課題がいくつかある。1つの課題として、衝突と通常のNACK/DTXとの区別が難しい点が挙げられる。別の課題として、HARQプロセスを用いることで、特に初期送信に対して、NACKが高い確率となる点が挙げられる。さらに別の課題として、あるUE102からのHARQ−ACKによって、その他のUE102で観測される状態がわかるわけではないという点が挙げられる。
eNB160は、適応型バックオフ調整(adaptive backoffadjustment)を実行することができる。一実装形態において、動的コンテンションウィンドウ(CW)調整モジュール194は、利用可能なフィードバック及び評価に基づいて、CWSを動的に調整することができる。受信側からの即時ACKがない場合は、LAAサブフレームのHARQ−ACK報告により、LAAサブフレーム送信の状態を示すことができる。このため、上述のように、この手法にはいくらか課題があるとしても、HARQ−ACKフィードバックを使用してLAA送信に衝突が発生しているかどうかを評価することができる。
LAA送信バースト又はTxOPには複数のサブフレームが含まれてもよい。各サブフレームは、1つ以上のUE102に対するPDSCHを含むことができる。eNB160は、スケジューリングされた全てのUE102から、スケジューリングされた全てのPDSCH送信からのHACK−ACK報告を取得することができる。
一例として、LAAセルは、初期CWサイズ又は最小CWサイズX=CW0、及び最大CWサイズY=CWmaxを構成することができる。(図5に示す連続LAA送信のような)初期LAA送信後、又はサブフレーム再送信の間、バックオフプロセスが必要となることがある。動的CW調整として、CWサイズをCW0から開始し、次のCWサイズ(例えば、先のCWサイズの2倍)になるまで増大させることができ、衝突が観測された場合はCWmaxになるまで増大させることができる。
4つのLAAサブフレームのLAAサブフレームバーストの一例を、図6に関連して説明する。HARQ−ACKフィードバックとPDSCH送信の間に4msの最小間隔が想定される場合は、LAAサブフレームバースト送信の開始から、バーストのLAAサブフレームの全てのHARQ−ACKフィードバックの受信まで、8ms必要であり得る。このため、LAAバーストの直後のコンテンションアクセス及びバックオフの間に、HARQ−ACKフィードバックが受信されるのであれば、全てのHARQ−ACKフィードバックの前に、現在のCWサイズを用いて、次のLAA送信を行うことができる。
全てのHARQ−ACKフィードバックが受信され評価された後で、新しいCWサイズを適用してもよい。換言すると、サブフレームn+3で終了するDLバーストと関連するHARQ−ACK(すなわち、kが対応するDLバースト内のサブフレーム数の場合、サブフレームn−k+8からサブフレームn+7までにフィードバックされたHARQ−ACK)を用いて、サブフレームn+8以降で実行される可能性のあるLBT用のコンテンションウィンドウサイズを導くことができる。
一方、サブフレームnでのLBTに対して、サブフレームn−5以前で終了するDLバーストに関連するHARQ−ACK(すなわち、サブフレームn−k以前からサブフレームn−1までにフィードバックされたHARQ−ACK)が使用され得る。また、いくらかの処理時間を考慮してもよい。必要とされる処理時間をxmsとして、サブフレームn+x+8以降で実行される可能性のあるLBTに対して、サブフレームn+3で終了するDLバーストに関連するHARQ−ACKが使用され得る。換言すると、サブフレームnのLBTに対して、サブフレームn−x−5以前に終了するDLバーストと関連するHARQ−ACK(すなわち、サブフレームn−x−k又はその前からサブフレームn−x−1までにフィードバックされたHARQ−ACK)が使用され得る。
代替的には、コンテンションウィンドウサイズの導出へのHARQ−ACKの適用は、固定のタイミング(例えば、無線フレーム単位)に基づいてもよい。例えば、無線フレームN(あるいは無線フレームNで開始する複数の無線フレーム)内にある可能性のあるLBTのコンテンションウィンドウサイズは、無線フレームN−1(あるいは無線フレームN−1で終了する複数の無線フレーム)で報告されるHARQ−ACKに基づいて更新されてもよい。処理時間xが必要な場合、無線フレームN(あるいは無線フレームNで開始する複数の無線フレーム)内にある可能性のあるLBTのコンテンションウィンドウサイズは、無線フレームN−x−1(あるいは無線フレームN−x−1で終了する複数の無線フレーム)で報告されるHARQ−ACKに基づいて更新されてもよい。上記xの値は構成可能であり得る。
eNB160が、衝突が発生したと判定すると、現在のCWサイズから増大させて新たなCWサイズとすることができる。新たなCWサイズは、推定されたチャネル状態に応じて、現在のCWサイズと同じものに管理されてもよいし、又は初期CWサイズまで減少あるいは初期CWサイズにリセットされてもよい。
1つのアプローチとして、新たなCWサイズが、HARQ−ACKフィードバックの評価後に使用されるように判定される場合、進行中のバックオフ手順及びLAA送信の後で、新たなCWサイズをバックオフプロセスに適用することができる。別のアプローチとして、進行中のバックオフプロセスが完了していない場合は、0と新しいCWサイズから1を減じた値との間にある新しい乱数を用いてバックオフカウンタを再設定することにより、新しいCWサイズを直ちに適用することができる。
チャネルの衝突を推定するのに使用し得る多くのアプローチがある。第1のアプローチ(アプローチ1)では、任意のLAAサブフレームでNACK又はDTXが報告された場合は、CWを増大させてもよい。出発点として、以前のLAAバーストのサブフレームに含まれるLAAサブフレームに対してNACK又はDTXが受信されると、eNB160は、衝突が発生していると想定し、次のLAAバーストのサブフレームのバックオフ及びコンテンションアクセスに対してCWサイズを増大させてもよい。全てのサブフレームがACKであると報告される場合、CWサイズを減少させてもよい。一実装形態において、CWサイズを次に小さいCWサイズまで減少させてもよい。別の実装形態において、CWサイズを初期のCWサイズに設定してもよい。
このアプローチでは、複数のUE102に対してスケジューリングされた複数のPDSCHを有するLAAサブフレームにおいて、それら複数のUEのいずれかがNACK又はDTXの応答をしたサブフレームはNACKと考えることができる。しかしながら、この手法では、特に初期送信に関して、通常のLTEサブフレーム送信に対するNACKの可能性がかなり高いので、衝突の可能性を過大に推定せざるを得なくなる。一般的に、n個のサブフレームのLAAバーストで、各サブフレームのNACK確率がpの場合、少なくとも1つのサブフレームがNACKであると報告される確率は、1−(1−p)である。
LAA TxOPに4つのサブフレームが含まれる例として図6を参照すると、各サブフレームのNACKの確率が10%である場合、少なくとも1つのサブフレームがNACKである確率は、衝突が発生していない場合でも、およそ1−(1−0.1)=34.39%となる。チャネル占有の最大値が10msであることを考慮すると、結果としてこの確率はさらに高い数値になる(例えば、n=10かつp=0.1の場合、65%)。
チャネル衝突を推定する第2のアプローチ(アプローチ2)では、バースト内の第1の(開始の)LAAサブフレームにNACK又はDTXが報告された場合は、CWを増大させることができる。LAAセルの検出距離内のアンライセンスノード(unlicensed node)に対して、主にLAA送信の開始時に衝突が発生する。したがって、バースト内の第1のLAAサブフレームのHARQ−ACKフィードバックのみを使用して衝突を推定すると、この衝突は、多くの場合、検出距離内で隣接するアンライセンス送信によって引き起こされる衝突であると考えられる。これにより、チャネル衝突を推定するアプローチ1において、NACK及びHARQ−ACK遅延を過大に推定するという懸念を解決できる。第1のサブフレームが部分的なサブフレームである場合、あるいはPDSCHが送信されない場合は、バースト内の第1のサブフレームの代わりに、全OFDMシンボル又はスケジューリングされたPDSCHを伴う第1のLAAサブフレームを使用することができる。
第1のサブフレームがACKであると報告される場合、CWサイズを減少させることができる。一実装形態において、CWサイズを、次に小さいCWサイズまで減少させる。別の実装形態において、CWサイズを初期のCWサイズに設定してもよい。
この第2のアプローチによると、隠れ端末問題による衝突の大部分が無視される。
チャネル衝突を推定する第3のアプローチ(アプローチ3)では、複数のLAAサブフレームがNACK又はDTXであると報告された場合に、CWを増大させることができる。LAAバースト送信又はTxOPに複数のサブフレームがある場合に、2つ以上のLAAサブフレームがNACKであると報告されると、衝突状態はさらに限定され得る。これにより、LTEサブフレームのNACKフィードバックによる衝突の誤報を大きく減らすことができる。
一般的に、n個のサブフレームのLAAバーストで、各サブフレームのNACK確率がpの場合、少なくとも2つのサブフレームがNACKと報告される確率は、1−(1−p)−n・p(1−p)n−1となる。
LAA TxOPに4つのサブフレームが含まれる例として再び図6を参照すると、それぞれのサブフレームのNACK確率が10%である場合、少なくとも2つのサブフレームがNACKと報告される確率は、衝突が発生していない場合でも、約5.23%となる。最大チャネル占有が10msである場合、その値は22%であり依然としてとても高い。
衝突の誤検出をさらに減らすために、NACK又はDTX増大であると報告されるサブフレームの予測数(N_NACKed)をさらに増大させることができる。一般的に、n個のサブフレームのLAAバーストで、各サブフレームのNACK確率がpであり、少なくともm個のサブフレームがNACKであると報告される確率は、以下の式で表される。
Figure 2018528638

ここで、kはn個のサブフレームのうちのNACK又はDTXと報告されるサブフレーム数である。
衝突を所望の誤検出率とするためには、NACK又はDTXと報告されるサブフレームの予測数(N_NACKed)を、チャネル占有の最大長、TxOP長、及びバーストのサブフレーム数に応じて変えることができる。NACK又はDTXと報告されるサブフレームの予測数(N_NACKed)は、各TxOP長に対して固定でも、あるいは上位層の信号で構成されてもよい。
以前のLAAバーストのサブフレームに対して受信されたNACK又はDTXの数がサブフレームの予測数(N_NACKed)以上の場合、eNB160は衝突が発生していると想定することができる。換言すると、所定の割合以上のNACK又はDTXがフィードバックされる場合、eNB160は衝突が発生していると想定することができる。この場合、eNB160は、バックオフ用のCW及び次のLAAバーストのサブフレームのコンテンションアクセスを増大させてもよい。
以前のLAAバーストのサブフレームに対して受信されたNACK又はDTXの数がサブフレームの予測数(N_NACKed)より少ない場合、eNB160は衝突が発生していないと想定し、CWサイズを減少させることができる。一実装形態において、CWサイズは初期CWサイズに設定される。別の実装形態において、CWウィンドウを次に小さいCWサイズまで減少させる。
さらに別の実装形態において、全てのサブフレームがACKであると報告される場合に、少なくとも1つのNACK又はACKが受信されても以前のLAAバーストのサブフレームに対して受信されたNACK又はDTXの数がサブフレームの予測数(N_NACKed)より少ない場合は、CWサイズを初期CWサイズに設定してもよい。eNB160は、現在のCWサイズを維持してもよい。さらに、CWサイズ調整は、以前のLAAバーストのサブフレーム又はTxOPに対して受信されたNACK又はDTXの数に基づくステップ関数としてもよい。
別の実装形態において、ルックアップテーブルを用いて、CWサイズと、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるNACK又はDTXの数とを関連付けることができる。ルックアップテーブルは、チャネル占有の最大長、TxOP長、及びバースト内のサブフレームの数に応じて変えることができる。ルックアップテーブルはTxOP長ごとに固定することができ、あるいは上位層信号によって構成することができる。
チャネル衝突を推定する第4のアプローチ(アプローチ4)では、初期送信のNACK又はDTXをチャネル衝突の推定から除外してもよい。HARQ−ACKプロセスを設計することにより、同じデータを複数回送信するソフトコンバインが可能になる。これにより、効率スペクトルを大きく向上することができる。こうして、初期送信に対する高いNACK確率を、設計により意図的に設定することができる。第1回目の再送後に、PDSCHのエラー確率を1%未満に減らすことができる。
したがって、eNB160が衝突を判定する場合は、初期送信を伴うPDSCHのNACK又はDTXは無視してもよい。これにより、正常なHARQ−ACKプロセスに起因する衝突の誤検出が減ることになる。NACK又はDTXフィードバックを判定する際に、上記の第1〜第3のアプローチに加えて、この第4のアプローチは、衝突の推定及びCWサイズ調整に対して適用可能である。
別の代替として、eNB160は、初期送信のNACK又はDTXを衝突の推定に含めるかどうかを構成することもできる。eNB160は、観測されたチャネル占有、平均アイドル期間、平均CWサイズ等に基づいて、この構成を行うことができる。
アプローチ1〜3では、HARQ−ACK報告は、以前のLAAサブフレームバースト又はTxOPに起因すると考えられる。CWサイズは、衝突の推定結果に基づいて動的に調整することができる。しかしながら、アプローチ1〜3では、UE102の位置について考慮していない。例えば、第1のUE102は、衝突によるNACK又はDTXを報告するが、第2のUE102は、衝突に遭遇しないので、ACKを報告する。次のLAAバーストで、第2のUE102へのサブフレームだけがスケジューリングされた場合、第2のUE102では衝突が観測されないため、LAAセルはCWサイズを増加させる必要がない。
したがって、LAAサブフレームごとのHARQ−ACKプロセスを考慮して、CWサイズを判定することができる。LTE DLサブフレームでは、DCIフォーマットに保管される新しいデータを使用して、PDSCHが再送信か又は新しいトランスポートブロック(TB)かを示すことができる。さらに、eNB160は、PDSCHが再送信される回数を認識することができる。
その他のアプローチでは、再送用のサブフレーム数及び/又はサブフレームの再送信回数に基づいて、CWサイズを調整してもよい。例えば、チャネル衝突を推定する第5のアプローチ(アプローチ5)では、バースト内の再送信用のサブフレーム数に基づいて、CWを調整してもよい。
アプローチ5の一実装形態において、サブフレームの再送信の閾値回数(N_ReTx)を定義あるいは構成することができる。LAAサブフレームバースト又はTxOPのサブフレームの再送信数が閾値回数N_ReTx以上の場合、eNB160は衝突が発生していると想定することができる。そして、eNB160は、CWサイズを次のレベルにまで増大させることができる。LAAサブフレームバースト又はTxOPのサブフレームの再送信回数が閾値回数N_ReTx未満の場合、eNB160は衝突は発生していないと想定することができる。そして、eNB160はCWサイズを減少させてもよい。一実装形態において、CWサイズを初期CWサイズに設定してもよい。別の実装形態において、CWウィンドウを次に小さいCWサイズにしてもよい。
サブフレームの再送信回数の閾値(N_ReTx)は、チャネル占有の最大長、TxOP長、及びバースト内のサブフレーム数に応じて変えることができる。N_ReTxは、TxOP長ごとに固定にしてもよいし、上位層信号によって構成してもよい。
アプローチ5の別の実装形態において、ルックアップテーブルを用いて、CWサイズと、LAAサブフレームバースト、又はTxOPにおける再送信回数とを関連付けることができる。ルックアップテーブルは、チャネル占有の最大長、TxOP長、及びバースト内のサブフレームの数に応じて変えることができる。ルックアップテーブルはTxOP長ごとに固定にしてもよいし、上位層信号によって構成してもよい。
CWサイズは、再送信となる以前のLAA TxOPにおけるサブフレームの数に基づいて判定してもよい。再送信となる以前のLAA TxOPで観測されたサブフレームの数に応じて、CWサイズを増大、減少させてもよく、又は同じままにしてもよい。表(1)は、TxOPが4個までのサブフレームを含むと仮定したCWルックアップテーブルの一例である。
Figure 2018528638
表(2)は、CWルックアップテーブルの別の例である。表(2)では、再送信されたサブフレームの観測回数に基づいて、CWサイズが選択される。本例では、CW0<CW1<CW2<CW3<CW4が成り立つ。CWサイズは、CW=2CWを満たすように指数関数的であり得、iはi番目のレベルのCWサイズである。
Figure 2018528638
アプローチ5は、アプローチ4と組み合わせてもよいことを留意されたい。最初のPDSCH送信はNACK又はDTXの可能性が高いので、LAAサブフレーム内のPDSCHの最初の再送信は、再送信としてカウントしなくてもよい。
チャネル衝突を推定する第6のアプローチ(アプローチ6)では、バースト内のサブフレームの再送信回数に基づいて、CWを調整してもよい。eNB160は、全てのDL及びUL送信をスケジューリングするので、各HARQ−ACKプロセスで実行した再送信回数を認識している。このため、eNB160は、サブフレームバースト又はTxOPにおけるLAAサブフレームの再送信回数に基づいて、CWサイズ調整を判定することができる。
本アプローチの一実装形態において、LAA TxOPにおけるサブフレームの最大再送信回数に基づいて、CWサイズを判定することができる。最大再送信回数に達したサブフレームは、最も悪いチャネル状態又は衝突を経験する。
表(3)は、LAA TxOPにおけるサブフレームの、観測された最大再送信回数に基づいて、コンテンションウィンドウサイズが選択されるCWルックアップテーブルの一例である。本例では、CW0<CW1<CW2<CW3<CW4が成り立つ。
CWサイズは、CW=2CWを満たすように指数関数的であり、iはi番目のレベルのCWサイズである。
Figure 2018528638
表(4)は、TxOPにおけるサブフレームの最大再送信回数に基づく、CWサイズ調整の別の例である。
Figure 2018528638
本アプローチの別の実装形態において、LAA TxOPにおけるサブフレームの再送信回数の最小値に基づいて、CWサイズを判定してもよい。これにより、より積極的な送信が実行されてもよい。
本アプローチのさらに別の実装形態において、LAA TxOPにおけるサブフレームの平均再送信回数に基づいてCWサイズを判定してもよい。平均再送信回数は、最も近い整数に四捨五入してもよく、あるいはフロア関数又はシーリング関数を使用してもよい。これにより、CWサイズ調整とチャネル衝突の間でさらに均衡のとれたトレードオフを実現することができる。
本アプローチのさらに別の実装形態において、eNB160は、CWサイズの判定に用いられる再送信回数を構成してもよい。
アプローチ5及びアプローチ6の両方において、一実装形態では、PDSCHの再送信状態は、HARQ−ACKフィードバックに基づいて更新することができるため、以前のLAAサブフレームバースト又はTxOP(例えば、最新のLAAサブフレームバースト又はTxOP)に基づいてもよい。
判定したコンテンションウィンドウサイズを適用するタイミングは、上記のアプローチ(すなわち、アプローチ1〜4)と同様でもよい。このため、LAAバーストの直後のコンテンションアクセス及びバックオフに対して、HARQ−ACKフィードバックが受信されるのであれば、全てのHARQ−ACKフィードバックの前に、現在のCWサイズを使用して次のLAA送信を行ってもよい。全てのHARQ−ACKフィードバックが受信され評価された後で、新しいCWサイズを適用してもよい。
さらに具体的には、サブフレームn+3で終了するDLバーストに関連するHARQ−ACK(すなわち、kが対応するDLバースト内のサブフレーム数である場合、サブフレームn−k+8からサブフレームn+7までにフィードバックされたHARQ−ACK)を用いて、サブフレームn+8以降に実行される可能性あるLBTのCWサイズを導くことができる。一方、サブフレームnのLBTに対して、サブフレームn−5以前で終了するDLバーストに関連するHARQ−ACK(すなわち、サブフレームn−k以前からサブフレームn−1までにフィードバックされたHARQ−ACK)が使用され得る。
処理時間についても考慮することができる。必要とされる処理時間をx msととして、n+x+8以降のサブフレームで実行する可能性のあるLBTに対して、サブフレームn+3で終了するDLバーストに関連するHARQ−ACKが使用され得る。換言すると、サブフレームnでのLBTに対して、サブフレームn−x−5以前に終了するDLバーストに関連するHARQ−ACK(すなわち、サブフレームn−x−k以前からサブフレームn−x−1までにフィードバックされたHARQ−ACK)が使用され得る。上記xの値は構成可能であり得る。
代替的には、CWサイズへのHARQ−ACKの適用は、固定のタイミングに基づき得る。この方法は、無線フレーム単位で行うことができる。例えば、無線フレームN(又は無線フレームNで開始する複数の無線フレーム)で実行される可能性のあるLBTのCWサイズは、無線フレームN−1(又は無線フレームN−1で終了する複数の無線フレーム)内で報告されるHARQ−ACKに基づいて更新することができる。処理時間xが必要な場合、無線フレームN(又は無線フレームNで開始する複数の無線フレーム)で実行される可能性のあるLBTのコンテンションウィンドウサイズは、無線フレームN−x−1(又は無線フレームN−x−1で終了する複数の無線フレーム)内で報告されるHARQ−ACKに基づいて更新することができる。上記xの値は構成可能であり得る。
別の実装形態において、サブフレーム再送信状態は、LAAサブフレームバースト又はTxOPのペンディングしているLAAサブフレーム(例えば、サブフレームバースト又はTxOPにおけるLAA送信に対してコンテンションする待ち行列内の現在のLAAサブフレーム)に基づいてもよい。ペンディングしているサブフレームのHARQ−ACK状態は既に認識されているので、判定したコンテンションウィンドウサイズを以前のLAAバースト又はTxOP送信の直後に適用してもよい。本実装形態では、以前のLAA送信のフィードバック結果を待つ必要はない。さらに、ペンディングしているサブフレームは、以前のLAAバースト又はTxOPとは異なるUE102宛てに送信することができる。このため、他のUE102に基づいてチャネル状態を判定するよりも、受信側UE102に基づいてチャネル状態を判定する方がよい場合がある。
さらに別の実装形態において、サブフレーム再送信状態は、全ての既存のHARQ−ACKプロセスに基づいてもよい。HARQ−ACKプロセスの状態は、eNB160に既に認識されていることがある。このため、判定したCWサイズを、以前のLAAバースト又はTxOP送信の直後に適用することができる。
説明するシステム及び方法では、LAA送信の可変なCWサイズ調整を実現できる。CWサイズ調整における別のアプローチにおいて、半静的にCWサイズを調整してもよい。1つの設定では、半静的CW調整モジュール196が半静的にCWサイズを調整してもよい。
動的なCWの調整では、迅速な送信を可能にする調整が行われるが、動的で可変なCWサイズバックオフ(例えば、指数関数的バックオフ)には、いくつかの課題がある。より小さいCWサイズでチャネルを取得するセル又は局(station)が、より大きいCWサイズを有するセル又は局よりも前に、高い確率で再びチャネルを取得する。このため、より大きいCWサイズを有するセル又は装置のトラフィックが枯渇するという公平性の課題が発生することがある。さらに、予測された数の衝突が発生して、平衡状態に至るまことになる。これにより、チャネルリソースの浪費や過度の衝突を発生させることがある。
したがって、eNB160がチャネル状態について適切に推定できれば、固定のCWサイズを用いて最善のチャネルアクセス確率を提供することができる。さらに、動的な指数関数的バックオフを用いる場合でも、eNB160が最適な初期CWサイズを選択し、衝突確率及び指数関数的なCWの変更のレベルを小さくすることができる。このように、観測されたチャネル状態に基づいて、初期CWサイズ半静的に判定又は構成してもよい。
HARQ−ACKプロセスは、最低でも10%という高いNACK確率になるように意図的に設定することができる。しかしながら、実際の衝突確率は、観測されたNACKフィードバックよりもかなり低いことがある。したがって、CWサイズを半静的に選択することで、小さい初期CWサイズで過度の衝突を避ける方がよい。半静的CWサイズは、様々な態様の統計的結果に基づくものでもよい。
1つのアプローチにおいて、半静的CWサイズは、観測されたチャネル占有に基づいて判定してもよい。チャネル占有は、チャネルが使用中(ビジー、busy)と検出される割合又はLAAセルが送信動作中の割合とすることができる。ビジー状態のチャネルの後の、初期CCA及び遅延期間が、ビジー期間に含まれ得る。チャネル占有が高いほど、CWサイズが小さくなり得る。CWサイズを判定するためのルックアップテーブルが含まれてもよい。表(5)は、チャネル占有に基づくCWサイズ判定用のルックアップテーブルの一例である。
Figure 2018528638
別のアプローチでは、連続アイドルECCAスロットの観測平均数又はECCAスロットの利用可能性を示す他の統計値(例えば、メジアン又は特定の変位値)に基づいて、半静的CWサイズを判定してもよい。連続アイドルECCAスロットの平均数が高くなると、チャネルの輻輳は発生しにくい。CWサイズを判定するためのルックアップテーブルが含まれてもよい。
さらに別のアプローチでは、LAA TxOPで受信されたNACK又はDTXの観測平均数に基づいて、半静的CWサイズを判定してもよい。LAA TxOPで受信されたNACK又はDTXの数は、動的なCW調整アプローチ1〜4のように判定してもよい。
別のアプローチでは、LAA TxOPにおける観測されたサブフレームの平均再送信回数に基づいて、半静的CWサイズを判定してもよい。LAA TxOPで再送信されたサブフレームの数は、動的なCW調整アプローチ5のように判定してもよい。
さらに別のアプローチでは、LAA TxOPのサブフレーム内の観測された平均再送信回数に基づいて、半静的CWサイズを判定してもよい。LAA TxOPのサブフレームでの再送信回数は、動的なCW調整のアプローチ6のように判定してもよい。
eNB動作モジュール182は、復調部172に情報188を提供することができる。例えば、eNB動作モジュール182は、UE(単数又は複数)102からの送信に対して予測される変調パターンを復調部172に通知することができる。
eNB動作モジュール182は、復号部166に情報186を提供することができる。例えば、eNB動作モジュール182は、UE(単数又は複数)102からの送信に対して予測される符号化について、復号部166に通知することができる。
eNB動作モジュール182は、符号化部109に情報101を提供することができる。情報101は、符号化されるデータ及び/又は符号化用の命令を含むことができる。例えば、eNB動作モジュール182は、送信データ105及び/又は他の情報101を符号化するように符号化部109に命令することができる。
符号化部109は、eNB動作モジュール182により提供された送信データ105及び/又は他の情報101を符号化することができる。例えば、データ105及び/又は他の情報101を符号化することは、誤り検出及び/又は訂正符号化、送信用の空間、時間及び/又は周波数リソースへのデータのマッピング、多重化等を伴う場合がある。符号化部109は、変調部113に符号化されたデータ111を提供することができる。送信データ105は、UE102に中継されるネットワークデータを含むことができる。
eNB動作モジュール182は、変調部113に情報103を提供することができる。この情報103は、変調部113への命令を含むことができる。例えば、eNB動作モジュール182は、UE(単数又は複数)102への送信に対して使用される変調の種類(例えば、コンステレーションマッピング)を変調部113に通知することができる。変調部113は、符号化されたデータ111を変調して、1つ以上の変調信号115を1つ以上の送信部117に提供することができる。
eNB動作モジュール182は、情報190を1つ以上の受信部178に提供することができる。例えば、eNB動作モジュール182は、UE102からの送信を受信するタイミングを、受信部178に通知することができる。
eNB動作モジュール182は、情報192を1つ以上の送信部117に提供することができる。この情報192は、1つ以上の送信部117への命令を含むことができる。例えば、eNB動作モジュール182は、UE(単数又は複数)102に信号をいつ送信するべきか(又はいつ送信するべきでないか)を、1つ以上の送信部117に命令することができる。1つ以上の送信部117は、変調信号(単数又は複数)115をアップコンバートし、1つ以上のUE102に送信することができる。
DLサブフレームはeNB160から1つ以上のUE102に送信され、ULサブフレームは1つ以上のUE102からeNB160に送信されてもよいことを留意されたい。さらに、eNB160と1つ以上のUE102は両方とも、標準のスペシャルサブフレーム(special subframe)で、データを送信することができる。
eNB160及びUE102に含まれる1つ以上の要素又は部品は、ハードウェアで実装されてもよいことを留意されたい。例えば、上記1つ以上の要素又は部品は、素子、回路又はハードウェアコンポーネント等として実装されてもよい。本明細書に記載の1つ以上の機能又は方法は、ハードウェアで実装及び/又はハードウェアを使用して実行することができることもまた留意されたい。例えば、本明細書に記載の方法の1つ以上は、チップセット、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、大規模集積回路(large-scale integrated circuit、LSI)、若しくは集積回路等に実装及び/又は実現することができる。
図2は、eNB160による、ライセンス補助アクセス(LAA)サービングセルのコンテンションアクセスの方法200を示すフロー図である。eNB160は、無線通信ネットワーク内で、1つ以上のUE102と通信することができる。一実装形態において、無線通信ネットワークはLTEネットワークを含んでいてもよい。eNB160は、ライセンスLTEセルからアンライセンスLAAセルを構成することができる。
eNB160は、202において衝突状態を判定することができる。衝突状態は、以前のLAA送信に基づき得る。LAAサブフレームのHARQ−ACK報告により、LAAサブフレーム送信の状態を示すことができる。このため、HARQ−ACKフィードバックを用いて、LAA送信で衝突が発生しているかどうかを評価することができる。
第1のアプローチにおいて、スケジューリングされたUE102から、LAAサブフレームバースト又はTxOPの任意のサブフレームがNACK又はDTXであると報告された場合には、eNB160は、衝突状態を衝突が発生していると設定してもよい。スケジューリングされたUE102から、LAAサブフレームバースト又はTxOPの全てのサブフレームがACKであると報告された場合には、eNB160は、衝突状態を衝突が発生していないと設定することができる。複数のUE102に対してスケジューリングされた複数のPDSCH送信があり、かつ任意のUE102がサブフレームのスケジューリングされたPDSCHに関してNACK又はDTXを報告した場合には、eNB160は、衝突状態を衝突が発生していると設定することができる。換言すると、複数のUE102に対してスケジューリングされた複数のPDSCH送信があり、かつ任意のUE102がサブフレームのスケジューリングされたPDSCHに関してNACK又はDTXを報告した場合には、eNB160は衝突が発生していると想定することができる。
第2のアプローチにおいて、スケジューリングされたUE102から、LAAサブフレームバースト又はTxOPの最初のサブフレームがNACK又はDTXであると報告されると、eNB160は、衝突状態を衝突が生じていると設定することができる。スケジューリングされたUE102から、LAAサブフレームバースト又はTxOPの最初のサブフレームがACKであると報告されると、eNB160は、衝突状態を衝突が生じていないと設定することができる。
第3のアプローチにおいて、eNB160は、NACK又はDTXと報告されたサブフームの予測数を判定することができる。サブフームの予測数はN_NACKedと呼ばれることがある。一実装形態において、N_NACKedは、固定数として設定され得る。別の実装形態において、N_NACKedは、上位層の信号を用いて構成され得る。
eNB160は、スケジューリングされたUE102からNACK又はDTXと報告されたLAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレーム数を判定し得る。LAAサブフレームバースト又はTxOPに、スケジューリングされたUE102からNACK又はDTXと報告されたN_NACKed以上のサブフレームがある場合は、eNB160は、衝突が生じていると衝突状態を設定することができる。
第4のアプローチにおいて、eNB160は、LAAサブフームが初期送信かどうかを判定することができる。LAAサブフームが初期送信の場合、eNB160が、LAAサブフレームのNACK又はDTXフィードバックをNACK又はDTXとして扱われない場合がある。このため、初期送信のNACK又はDTXをチャネル衝突の推定から除外してもよい。
第5のアプローチにおいて、eNB160は、LAAバースト又はTxOPのサブフレームの再送信状態に基づいて、衝突状態を判定することができる。eNB160は、N_ReTxの値を、再送信の閾値回数として判定してもよい。eNB160は、LAAバースト又はTxOPで再送信されたサブフレーム数を判定してもよい。LAAバースト又はTxOPにおいて再送信されたサブフレーム数がN_ReTx以上の場合、eNB160は、衝突が生じていると衝突状態を設定することができる。
第6のアプローチにおいて、eNB160は、LAAバースト又はTxOPのサブフームの再送信回数を判定することができる。eNB160は、LAAバースト又はTxOPのサブフームの再送信回数に基づいて、衝突状態を判定してもよい。一実装形態において、eNB160は、LAAバースト又はTxOPのサブフームの最大再送信回数に基づいて、LAAバースト又はTxOPのサブフームの再送信回数を判定してもよい。別の実装形態において、eNB160は、LAAバースト又はTxOPのサブフームの平均再送信回数に基づいて、LAAバースト又はTxOPのサブフームの再送信回数を判定してもよい。
eNB160は、204において、衝突の状態に基づいてLAAアクセス用のコンテンションウィンドウ(CW)サイズを判定することができる。一実装形態において、eNB160が、衝突が発生していると衝突状態を設定した場合は、CWサイズを増大させ得る。eNB160が衝突は発生していないと衝突状態を設定した場合は、CWサイズを減少させ得る。例えば、eNB160が衝突は発生していないと判定する場合は、CWサイズとして初期CWサイズが設定され得る。
別の実装形態において、eNB160は、204において、ルックアップテーブルに基づいてCWサイズを判定することができる。1つの構成では、ルックアップテーブルは、CWサイズと、LAAサブフレームバースト又はTxOPおいて受信されたNACK又はDTXの数との対応関係を規定してもよい。別の構成では、ルックアップテーブルは、CWサイズと、LAAサブフレームバースト又はTxOPで再送信されたサブフレーム数との対応関係を規定し得る。さらに別の構成では、ルックアップテーブルは、CWサイズと、LAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレームの再送信回数との対応関係を規定してもよい。
さらに別の実装形態において、CWサイズは、統計結果に基づいて半静的に更新することができる。第1の実装形態において、統計結果は、観測されたチャネル占有に基づいて判定される。第2の実装形態において、統計結果は、アイドル期間の平均値に基づいて判定される。第3の実装形態において、統計結果は、LAAバースト又はTxOPで受信されたNACK又はDTXの平均数に基づいて判定される。第4の実装形態において、統計結果は、LAAバースト又はTxOPにおける平均再送信回数に基づいて判定される。
eNB160は、206において、判定したCWサイズに基づいて、チャネルアクセス及びバックオフ手順を実行することができる。例えば、eNB160は、判定したCWサイズに基づいて、バックオフカウンタを再初期化してもよい。一実装形態において、0からCW−1の間でバックオフカウンタをランダムに生成し、LAAセルは、バックオフカウンタが0になった時に送信することができる。そして、フィードバック情報に基づく(調整可能な)CWサイズを有するペンディングしているサブフレームに対して、新たなバックオフプロセスが生成される。チャネルアクセス及びバックオフ手順に関する一般的な説明は、図5に関連して行う。
本明細書では、チャネルアクセスをコンテンションアクセスと呼ばれることもある。したがって、チャネルアクセス手順は、コンテンションアクセス手順と呼ばれることもある。アンライセンスバンドに対して、チャネルアクセスは、(ライセンスバンド伝送の専用チャネルと比べると)コンテンションに基づいて行われる。
図3は、同時送信によって発生する衝突の一例を示す。eNB360は、LAAセル内の第1のUE302a及び第2のUE302bと通信することができる。また、アンライセンスノード(unlicensed node)325も第1のUE302aと通信することができる。アンライセンスノード325からの送信は、所定のLAAセルの検出距離内にある。
この例では、LAAセルからの送信及びアンライセンスノード325からの送信は、同じ時刻に開始することができる(すなわち、送信の開始を一緒にすることができる)。送信衝突領域335によって示すように、第1のUE302aは、送信の衝突を検出することができる。
この例では、アンライセンスノード325の同時送信は、LAAセルのECCAスロット内で行われる。このシナリオでは、特にLAA TxOPの開始時に、第1のUE302aで受信エラーを引き起こす可能性が高い。これらの衝突は、CWサイズを調整することにより減らすことができる。
図4は、隠れ端末の同時送信により発生する衝突の一例を示す。eNB460は、LAAセル内の第1のUE402a及び第2のUE402bと通信することができる。アンライセンスノード425も第1のUE402aと通信することができる。アンライセンスノード425からの送信は、LAAセルの検出距離内にない。したがって、この場合、アンライセンスノード425は隠れ端末と考えられる。
この例では、LAAセルからの送信及びアンライセンスノード425からの送信は、異なるタイミングで開始してもよい。LAAセルが送信を開始しているので、アンライセンスノード425からの送信はLAAセルからの送信と衝突する場合がある。第1のUE402aは、送信衝突領域435によって示されるように、送信の衝突を検出することができる。このシナリオでは、LAA TxOPのいかなる部分においても受信エラーを引き起こす場合がある。
図5は、可変長バックオフと共にLAA状態遷移の方法500を示すフロー図である。方法500は、eNB160によって実装することができる。eNB160は、無線通信ネットワーク内で、1つ以上のUE102と通信することができる。一実装形態において、無線通信ネットワークはLTEネットワークを含んでいてもよい。eNB160は、ライセンスLTEセルからアンライセンスLAAセルを構成することができる。図5は、CWサイズの判定に基づいて、eNB160によって実行可能なチャネルアクセス及びバックオフ手順の一例を示す。
eNB160は、初期CCA手順を実行することができる。eNB160は、502において、アイドル状態になってもよい。eNB160は、504において、送信する必要があるかどうかを判定することができる。eNB160は、送信する必要がない場合は、502において再びアイドル状態になってもよい。
eNB160は、504において送信する必要があると判定した場合は、506において、eNB160は、アンライセンススペクトル(例えば、LAAチャネル)のチャネルが初期CCA期間(BiCCA)中にアイドル状態であるかどうかを判定することができる。例えば、eNB160は、チャネルが少なくとも34マイクロ秒(us)の間、アイドル状態であったかどうかを判定してもよい。チャネルが初期CCA期間中にアイドル状態であった場合は、eNB160は、508において送信することができる。eNB160は、510において、さらに送信が必要かどうかを判定することができる。送信を必要としない場合は、eNB160は、502において再びアイドル状態になってもよい。
eNB160が510において別の送信が必要であると判定した場合、又はeNB160が506においてチャネルが初期CCA期間中にアイドル状態ではないことを判定した場合は、eNB160は、拡張CCA(ECCA)手順を実行することができる。eNB160は、512において、[0,q−1]の中から、ランダムカウンタNを生成することができる。この場合、このランダムカウンタNはバックオフカウンタである。バックオフプロセスの実装では、チャネルがビジー状態であれば、Nを一時停止する。LAAセルは、Nが0になる場合に送信することができる。
eNB160は、512において、コンテンションウィンドウ(CW)サイズ(q)を用いて、ランダムカウンタを生成することができる。eNB160は、514において、動的指数関数的バックオフ又は半静的バックオフにより、XとYとの間でCWを更新することができる。Xは最小CWサイズ(CW0)であり得て、Yは最大CWサイズ(CWmax)であり得る。図1に関連して上述したように、eNB160は、514において、入力(例えば、ACK/NACK)を使用して、CWサイズを更新することができる。
512においてランダムカウンタNを生成すると、eNB160は、516において、チャネルがeCCA遅延期間(DeCCA)中に、アイドル状態であったかどうかを判定することができる。例えば、eNB160は、チャネルが少なくとも34マイクロ秒(us)の間、アイドル状態であったかどうかを判定してもよい。チャネルがeCCA遅延期間中にアイドル状態でなかった場合は、eNB160は、516において、チャネルがeCCA遅延期間中にアイドル状態であったかどうかの判定を継続して行うことができる。
eNB160は、516においてチャネルがeCCA遅延期間中にアイドル状態であったと判定した場合は、eNB160は、518において、ランダムカウンタNが0かどうかを判定することができる。ランダムカウンタNが0の場合は、eNB160は、508において送信を実行することができる。ランダムカウンタNが0でない場合は、eNB160は、1つのeCCAスロット期間(T)中に、520においてメディア検出を実行してもよい。例えば、eNB160は、9又は10μ秒間、520においてメディア検出を行うことができる。
520において、1つのeCCAスロット期間中にメディアを検出すると、eNB160は、522において、そのチャネルが使用中かどうかを判定することができる。チャネルが使用中の場合は、eNB160は待ち状態になり、516において、チャネルがeCCA遅延期間中にアイドル状態であったかどうかを判定することができる。チャネルが使用中でない場合は、eNB160は、524においてランダムカウンタNを1だけ低減することができる(例えば、N=N−1)。次に、eNB160は、518においてランダムカウンタNが0かどうかを判定することができる。
図6は、LAAサブフレームバースト627に対するHARQ−ACKフィードバック633を示すブロック図である。この例では、LAAサブフレームバースト627は、4つのLAAサブフレーム629を含んでいる。LAAサブフレームバースト627は、下りリンク(DL)でUE102に送信されてもよい。各LAAサブフレーム629は、サブフレーム番号(例えば、n、n+1等)を有してもよい。LAAサブフレーム629は、1つ又は複数のUE102へのPDSCH送信を含んでいてもよい。
UE102は、ULフィードバック631を供給することができる。この例では、UE102は、LAAサブフレームバースト627のLAAサブフレーム629に対応するHARQ−ACKフィードバック633を送信することができる。DLで送信された第1のLAAサブフレーム629a(n)に対して、UE102は、サブフレームn+4において第1のHARQ−ACKフィードバック633aを送信することができる。第2のLAAサブフレーム629b(n+1)に対して、UE102は、サブフレームn+5において第2のHARQ−ACKフィードバック633bを送信することができる。第3のLAAサブフレーム629c(n+2)に対して、UE102は、サブフレームn+6において第3のHARQ−ACKフィードバック633cを送信することができる。第4のLAAサブフレーム629d(n+3)に対して、UE102は、サブフレームn+7において第3のHARQ−ACKフィードバック633dを送信することができる。
LAAサブフレーム629とHARQ−ACKフィードバック633との間に4msの最小間隔があると想定すると、LAAサブフレームバースト627の送信開始から、全てのHARQ−ACKフィードバック633の受信まで、8ms必要になる。
図7は、eNB760において利用可能な様々な構成要素を示す。図7に関連して説明するeNB760は、図1に関連して説明したeNB160のように実装することができる。eNB760は、eNB760の動作を制御するプロセッサ755を含む。プロセッサ755はまた、中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。メモリ761は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、情報を記憶することができる2つ又は任意の種類のデバイスの組み合わせを含むことができ、命令757a及びデータ759aをプロセッサ755に提供する。メモリ761の一部分はまた、不揮発性ランダムアクセスメモリ(non-volatile random access memory、NVRAM)を含むこともできる。命令757b及びデータ759bはまた、プロセッサ755内に存在していてもよい。プロセッサ755に読み込まれた命令757b及び/又はデータ759bは、プロセッサ755による実行又は処理用に読み込まれたメモリ761からの命令757a及び/又はデータ759aを含んでいてもよい。
eNB760はまた、データの送信及び受信を可能にする1つ又は複数の送信部717並びに1つ又は複数の受信部778を含むハウジングを備えていてもよい。(1つ又は複数の)送信部717及び(1つ又は複数の)受信部778は、1つ以上の送受信部776に組み合わせることができる。1つ以上のアンテナ780a〜nがハウジングに取り付けられ、送受信部776と電気的に接続される。
eNB760の様々な構成要素は、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、及びステータス信号バスを含むことができるバスシステム763によって互いに接続されているが、図7では、明瞭性の観点から、これらの様々なバスをバスシステム763として示す。eNB760はまた、信号処理の際に用いられるデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)765を含むことができる。eNB760はまた、eNB760の機能へのユーザアクセスを可能にする通信インターフェース767を含むことができる。図7に示すeNB760では、特定の構成要素の一覧ではなく機能ブロック図を示している。
図8は、LAAを実行するシステム及び方法を実行可能なeNB860の1つの実装形態を示すブロック図である。eNB860は、送信手段817と、受信手段878と、制御手段882とを備える。送信手段817、受信手段878及び制御手段882は、上述の図1に関連して説明した1つ又は複数の機能を実行するように構成してもよい。上述の図7は、図8の具体的な装置の構造の一例を示す。その他の様々な構造を実装して、図1の1つ又は複数の機能を実現することができる。例えば、DSPはソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、上述のアプローチは、互いに無関係ではない場合もあり得る。それらのうちのいくつかを組み合わせることができる。
図9は、eNB160による、ライセンス補助アクセス(LAA)サービングセルのコンテンションアクセスの別の方法900を示すフロー図である。eNB160は、無線通信ネットワーク内で、1つ以上のUE102と通信することができる。一実装形態において、無線通信ネットワークはLTEネットワークを含んでいてもよい。eNB160は、ライセンスLTEセルからアンライセンスLAAセルを構成することができる。
eNB160は、902において、コンテンションウィンドウサイズを管理することができる。少なくともDL LAA送信では、可変のバックオフコンテンションウィンドウ(CW)サイズを用いたリッスンビフォートーク(LBT)をサポートすることができる。
eNB160は、第1のサブフレームにおけるPDSCH送信に対応するHARQ−ACK値(単数又は複数)に従って、904においてコンテンションウィンドウサイズを増大させることができる。第1のサブフレームは、HARQ−ACKがフィードバックされたLAAキャリアによる以前の下りリンク送信バーストの開始サブフレームでもよい。HARQ−ACK値(単数又は複数)の所定の割合以上が否定応答(NACK)と判定された場合は、904においてコンテンションウィンドウサイズを増大させることができる。間欠送信(Discontinuous Transmission、DTX)状態は、NACKとみなされ得る。
eNB160は、NACK又はDTXと報告される、サブフレームの予測数を判定することができる。上述したように、このサブフレームの予測数はN_NACKedと呼ばれてもよい。
eNB160は、スケジューリングされたUE102からNACK又はDTXと報告されたLAAサブフレームバースト又はTxOPにおけるサブフレーム数を判定し得る。LAAサブフレームバースト又はTxOPに、スケジューリングされたUE102からNACK又はDTXと報告されたN_NACKed以上のサブフレームがある場合は、eNB160は、衝突が生じていると衝突状態を設定することができる。したがって、複数のLAAサブフレームにNACK又はDTXが報告された場合は、904においてCWを増大させることができる。LAAバースト送信又はTxOPに複数のサブフレームがある場合に、2つ以上のLAAサブフレームがNACKであることが報告されると、衝突状態はさらに限定され得る。これにより、LTEサブフレームのNACKフィードバックによる衝突の誤報を大きく減らすことができる。
以前のLAAバーストのサブフレームに対して受信されたNACK又はDTXの数がサブフレームの予測数(N_NACKed)以上の場合、eNB160は衝突が発生していると想定することができる。換言すると、所定の割合以上のNACK又はDTXがフィードバックされる場合、eNB160は衝突が発生していると想定することができる。この場合、eNB160は、サブフレームの次のLAAバーストのバックオフ及びコンテンションアクセスのために、904においてCWサイズを増大させてもよい。
eNB160は、906において、コンテンションウィンドウサイズを使用してバックオフカウンタを生成することができる。例えば、コンテンションウィンドウを使用して、バックオフカウンタ用の乱数を生成してもよい。eNB160は、判定したCWサイズに基づいて、バックオフカウンタを再初期化してもよい。一実装形態では、バックオフカウンタは0とCW1との間でランダムに生成され、LAAセルは、カウンタが0になった時に送信を実行することができる。このことは、図5に関連して行った説明と同じように実行してもよい。
「コンピュータ読み取り可能な媒体(computer-readable medium)」という表現は、コンピュータ又はプロセッサによってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体を指す。本明細書で使用する「コンピュータ読み取り可能な媒体」という表現は、非一時的で有形のコンピュータ読み取り可能な媒体及び/又はプロセッサ読み取り可能な媒体を意味し得る。限定されることのない一例として、コンピュータ読み取り可能な又はプロセッサ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、他の磁気記憶装置、又は任意の他の媒体、すなわち命令あるいはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを保持又は格納するように使用可能であり、かつコンピュータ又はプロセッサによりアクセス可能な任意の他の媒体を含んでいてもよい。本明細書で使用されるディスク(disk)及びディスク(disc)は、は、コンパクトディスク(Compact Disc、CD)、レーザーディスク(laser disc)、光学ディスク(optical disc)、デジタル多用途ディスク(Digital VersatileDisc,DVD)、フロッピーディスク(floppy disk)及びブルーレイ(登録商標)(Blu-ray disc)を含み、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザを用いてデータを光学的に再生する。
本明細書に記載の1つ以上の方法は、ハードウェアの形式で、及び/又はハードウェアを使用して実装し得ることに留意されたい。例えば、本明細書に記載の方法の1つ以上は、チップセット、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、大規模集積回路(Large-Scale Integrated circuit、LSI)、若しくは集積回路等に実装及び/又は実現されてもよい。
本明細書に開示の方法はそれぞれ、記載の方法を達成するための1つ以上のステップ又は動作を含む。方法のステップ及び/又は動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えてもよく、及び/又は単一のステップに組み込んでもよい。換言すると、特定の順序のステップ又は動作が記載の方法の適切な動作に必要とされない限り、特定のステップ及び/又は動作の順序及び/又は使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更することができる。
特許請求の範囲は、上記に例示した詳細な構成及び構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲を逸脱することなく、本明細書に記載のシステム、方法、及び装置の配置、動作及び詳細において、様々な修正、変更及び変形がなされ得る。
上述のシステム及び方法に係るeNB160又はUE102で動作するプログラムは、説明したシステム及び方法に従ってその機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを動作させるためのプログラム)である。そして、これらの装置で取り扱う情報は、処理中、RAMに一時的に格納される。その後、情報は様々なROM又はHDDに格納され、必要に応じて、CPUにより読み込まれ、変更又は書込がなされる。プログラムが格納される記録媒体として、例えば、半導体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記憶媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記憶媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)、及び同様の媒体等のうち、いずれか1つが考えられる。さらに、場合によっては、説明したシステム及び方法による機能は、読み込まれたプログラムを実行することによって実現され、さらに、説明したシステム及び方法による機能は、プログラムからの命令に基づいて、オペレーティングシステム又は他のアプリケーションプログラムと共に実現される。
また、プログラムが市場で入手可能とする場合には、可搬の記録媒体に格納されたプログラムを流通させることができ、あるいは、インターネット等のネットワークを介して接続されるサーバコンピュータにプログラムを送信することができる。この場合、サーバコンピュータ内の記憶装置も含まれる。さらに、上述のシステム及び方法によるeNB160及びUE102の一部又は全部は、一般的な集積回路であるLSIとして実現されてもよい。eNB160及びUE102のそれぞれの機能ブロックは、個別にチップに組み込んでもよく、一部又は全ての機能ブロックをチップに統合してもよい。また、集積回路の技術はLSIに限られず、機能ブロックの集積回路を専用回路や汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩に伴って、LSIに代わる集積回路の技術が現れれば、その技術を適用した集積回路を使用することも可能である。
さらに、上述の各実装形態で用いた基地局装置や端末装置の各機能ブロックや各種の機能は、一般的には集積回路又は複数の集積回路である電気回路によって実現又は実行することができる。本明細書に記載の機能を実行するように設計された電気回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け又は汎用アプリケーション集積回路(Application Specific or General Application Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Feld Programmable Gate Array、FPGA)、他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタロジック、又は個々のハードウェアコンポーネント、あるいはそれらの組み合わせを備えていてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでもよく、あるいは、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンもよい。上述した汎用プロセッサ又は各回路は、デジタル回路で構成されても、又はアナログ回路で構成されてもよい。さらに、半導体技術の進歩により現時点での集積回路に置き換わる集積回路化技術が現れれば、この技術による集積回路もまた使用可能となる。

Claims (8)

  1. プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信を行うメモリと、を備える、evolved NodeB(eNB)であって、
    前記メモリに格納された命令は、
    コンテンションウィンドウサイズを管理し、
    第1のサブフレームにおける物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)送信に対応するハイブリッド自動要求肯定応答/否定応答(HARQ−ACK)値(単数又は複数)に応じて前記コンテンションウィンドウサイズを増大させるように実行可能であり、
    前記第1のサブフレームは、HARQ−ACKがフィードバックされたライセンス補助アクセス(LAA)キャリアによる、以前の下りリンク送信バーストの開始サブフレームである、evolved NodeB(eNB)。
  2. 前記HARQ−ACK値(単数又は複数)のうち、所定の割合以上が否定応答(NACK)であると判定された場合は、前記コンテンションウィンドウサイズを増大させる、請求項1に記載のeNB。
  3. 間欠送信(DTX)は、NACKとして数えられる、請求項2に記載のeNB。
  4. 前記コンテンションウィンドウサイズ使用することによって、バックオフカウンタが生成される、請求項1に記載のeNB。
  5. コンテンションウィンドウサイズを管理することと、
    第1のサブフレームにおける物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)送信に対応するハイブリッド自動要求肯定応答/否定応答(HARQ−ACK)値(単数又は複数)に応じて前記コンテンションウィンドウサイズを増大させることと、
    を含む、evolved NodeB(eNB)用の方法であって、
    前記第1のサブフレームは、HARQ−ACKがフィードバックされたライセンス補助アクセス(LAA)による、以前の下りリンク送信バーストを開始サブフレームである、evolved NodeB(eNB)用の方法。
  6. 前記HARQ−ACK値(単数又は複数)のうち、所定の割合以上が否定応答(NACK)であると判定された場合、前記コンテンションウィンドウサイズを増大させる、請求項5に記載の方法。
  7. 間欠送信(DTX)は、NACKとして数えられる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記コンテンションウィンドウサイズを使用して、バックオフカウンタが生成される、請求項5に記載の方法。
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