JP2018528637A - 撮影方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

撮影方法が開示される。方法は、スローシャッタ撮影モードに入る段階と、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階と、画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、露出過多を回避する段階と、画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、無光源領域の明度を高める段階と、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階と、を含む。

Description

本発明は、電子通信技術分野に関し、具体的には、撮影装置及び方法に関する。
画像処理技術及びモバイル端末デバイスの進歩に伴い、モバイル装置は、いつでもどこでも撮影装置として用いられており、これは、日常生活において一般的に利用される重要な機能となっている。人は、手軽に素晴らしい瞬間を記録し、感情を表現するために、撮影装置を用いることによって写真を撮影する。現在、撮影装置(例えば、デスクトップコンピュータ、携帯電話、タブレットコンピュータ、及びカメラ)の大半が、撮影機能を提供する。
ユーザは、撮影される写真が、ユーザの光源の移動軌跡を効果的に反映し得ること、例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターン、消えやす束の間の花火大会、又は壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを撮影することを望んでいる。現在、光源の移動軌跡の撮影品質は、主に、三脚に載置されたデジタル一眼レフカメラのスローシャッタを用いることによって向上している。しかしながら、デジタル一眼レフカメラは、高価で、持ち運びが容易ではなく、デジタル一眼レフカメラのスクリーンは、撮影中に暗くなる。この場合、ユーザは、適切な露出及び良好なシャープネスを有する写真を得るために、豊富な撮影経験を有する必要があり、撮影シナリオに従って、撮影パラメータを手動で調整する必要がある。従って、現在の撮影技術に基づいて、ユーザは、光源の移動軌跡の高品質な写真を効果的に撮影することは不可能であり、撮影プロセス中のユーザエクスペリエンスを向上させる必要がある。
本発明の実施形態は、光源が動かされた後で形成される軌跡に対して、様々な撮影装置を用いることによって、露出過多ではないシャープな画像が簡単かつ手軽に撮影されることが不可能であるという従来技術における問題を解決すべく、撮影方法及び装置を提供する。この解決手段によって、光源が動かされた後で形成される軌跡に対して、様々な撮影装置を用いることによって、シャープな画像が簡単かつ手軽に撮影可能となる。
第1の態様は、撮影方法を提供する。撮影方法は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階と、
撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階と、
を含む。
第1の態様の第1の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
第1の態様及び第1の態様の第1の可能のいずれかに関連して、第2の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
第1の態様から第1の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
第1の態様から第1の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
第1の態様から第1の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域
を含む。
第1の態様から第1の態様の第5の可能な実装のいずれか1つに関連して、第6の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階
を含む。
第2の態様は、撮影方法を提供する。方法は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階と、
撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階と、
を含む。
第2の態様の第1の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
第2の態様及び第2の態様の第1の可能な実装のいずれかに関連して、第2の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
第2の態様から第2の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
第2の態様から第2の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
第2の態様から第2の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、予め設定された明度値Bに従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
を含む。
第2の態様から第2の態様の第5の可能な実装のいずれか1つに関連して、第6の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階
を含む。
第3の態様は、撮影方法を提供する。方法は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階と、
撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階と、
を含む。
第3の態様の第1の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
第3の態様及び第3の態様の第1の可能な実装のいずれかに関連して、第2の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
第3の態様から第3の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
第3の態様から第3の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。第3の態様から第3の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、段階
を含む。
第4の態様は、撮影装置を提供する。撮影装置は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第1の取得モジュールであって、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される第1の取得モジュールと、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成される第1の処理モジュールであって、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域を、ターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される、第1の処理モジュールと、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納するように構成される第1の撮影モジュールと、
を含む。
第4の態様の第1の可能な実装において、第1の処理モジュールは、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
第4の態様及び第4の態様の第1の可能な実装のいずれかに関連して、第2の可能な実装において、第1の処理モジュールは、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
第4の態様から第4の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、第1の処理モジュールは、
光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
第4の態様から第4の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、第1の処理モジュールは、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
第4の態様から第4の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する場合に、第1の処理モジュールは、具体的には、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である。
第4の態様から第4の態様の第5の可能な実装のいずれか1つに関連して、第6の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第1の処理モジュールは、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
第5の態様は、撮影装置を提供する。撮影装置は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第2の取得モジュールであって、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される、第2の取得モジュールと、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成される第2の処理モジュールであって、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域を、ターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避ようにさらに構成される、第2の処理モジュールと、
を含み、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。
第5の態様の第1の可能な実装において、第2の処理モジュールは、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
第5の態様及び第5の態様の第2の可能な実装のいずれかに関連して、第2の可能な実装において、第2の処理モジュールは、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
第5の態様から第5の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、第2の処理モジュールは、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
第5の態様から第5の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する場合に、第2の処理モジュールは、具体的には、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成され、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である。
第6の態様は、撮影方法を提供する。撮影方法は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第3の取得モジュールと、
撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するように構成される第3の処理モジュールであって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割するように構成され、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成される、第3の処理モジュールと、
を含む。
第6の態様の第1の可能な実装において、第3の処理モジュールは、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
第6の態様及び第6の態様の第2の可能な実装のいずれかに関連して、第2の可能な実装において、第3の処理モジュールは、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
第6の態様から第6の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、第3の処理モジュールは、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
第6の態様から第6の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する場合に、第3の処理モジュールは、具体的には、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である。
第6の態様から第6の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第3の処理モジュールは、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割される、又は光軌跡領域及び背景光源領域に分割される、又は光軌跡領域及び無光源領域に分割され、分割された領域に基づいて、異なる明度値の処理が異なる領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、光源の移動軌跡を反映することができ、画像は、シャープネスが高く、露出過多とならないことである。例えば、方法又は装置によって、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす束の間の花火大会、及び壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを含む画像が、簡単かつ手軽に取得可能となる。
本発明の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明すべく、以下、実施形態又は従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すものであり、当業者であれば、創造的努力なく、これらの添付図面から他の図面をさらに導出し得ることは明らかである。
本発明の実施形態に係る撮影方法の実施形態1のフローチャートである。
本発明の実施形態に係る撮影方法の実施形態2のフローチャートである。
本発明の実施形態に係る撮影方法の実施形態3のフローチャートである。
本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態1に係る模式的構造図である。
本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態2の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態3の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態4の模式的構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決手段、及び利点をより明確にすべく、以下、本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であって全てではないことは明らかである。当業者によって、本発明の実施形態に基づいて創造的努力なく得られた全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属するものとする。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る撮影方法の実施形態1は、以下の段階を含む。
段階S101:スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
段階S102:撮影対象の画像フレームを連続的に取得する。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
段階S103:撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整する。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
段階S104:第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源領域は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。無光源領域は、光源のない領域である。予め設定された明度値Bの値は、約210である。
段階S105:撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いる。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
段階S106:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。具体的には、撮影対象の画像フレームのいずれか1つの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられ、撮影後のターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の背景光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームの複数の画像フレームの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられる。
段階S107:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された無光源領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の光軌跡領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
段階S108:撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が3つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であるだけでなく、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす束の間の花火大会、及び壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザによって入力された、スローシャッタに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階は、
撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像の差異度及び第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階であって、差異度は、撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像が異なるか否かを指す、段階
を含む。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より小さい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階であって、Nは、正の整数である、段階
を含む。
有益な効果は、ターゲット画像の無光源領域として合成されるために用いられるフレームが選択され、撮影を通して得られる画像の無光源領域の明度を高め、露出過多を回避することにより、画像の無光源領域の詳細がより効果的に示され得ることである。
図2に示されるように、本発明の実施形態に係る撮影方法の実施形態2は、以下の段階を含む。
段階S201:スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
段階S202:撮影対象の画像フレームを連続的に取得する。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
段階S203:撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整する。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
段階S204:第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源領域は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。無光源領域は、光源のない領域である。予め設定された明度値Bの値は、約210である。
段階S205:撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いる。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
段階S206:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。具体的には、最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
段階S207:撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が2つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であるだけでなく、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす束の間の花火大会、及び壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザによって入力された、スローシャッタに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、予め設定された明度値Bに従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階
を含む。
有益な効果は、ターゲット画像の無光源領域として合成されるために用いられるフレームが選択され、撮影を通して得られる画像の無光源領域の明度を高め、露出過多を回避することにより、画像の無光源領域の詳細がより効果的に示され得ることである。
図3に示されるように、本発明の実施形態に係る撮影方法の実施形態3は、以下の段階を含む。
段階S301:スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
段階S302:撮影対象の画像フレームを連続的に取得する。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
段階S303:撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整する。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
段階S304:第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。第1の予め設定された明度値の値は、約210である。
段階S305:撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いる。
具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
段階S306:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。
段階S307:撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域及び背景光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域及び背景光源領域に分割され、異なる明度値の処理が2つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であるだけでなく、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす束の間の花火大会、及び壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザによって入力された、スローシャッタに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び背景光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
図4に示されるように、図4は、本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態1の模式的構造図である。撮影装置は、第1の取得モジュール41、第1の処理モジュール42、及び第1の撮影モジュール43を含む。
第1の取得モジュール41は、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
第1の取得モジュール41は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
第1の取得モジュール41は、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するようにさらに構成される。
第1の処理モジュール42は、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するように構成される。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
第1の処理モジュール42は、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成される。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。無光源領域は、光源のない領域である。第1の予め設定された明度値の値は、約210である。
第1の処理モジュール42は、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成される。
具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
第1の処理モジュール42は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成される。具体的には、撮影対象の画像フレームのいずれか1つの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられ、撮影後のターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の背景光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームの複数の画像フレームの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられる。
第1の処理モジュール42は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される。
具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
第1の撮影モジュール43は、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納するように構成される。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が異なる領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であるだけでなく、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす束の間の花火大会、及び壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、第1の処理モジュール42は、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、第1の処理モジュール42は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
有益な効果は、ユーザによって入力された、スローシャッタに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、第1の処理モジュール42は、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行するようにさらに構成される。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、第1の処理モジュール42は、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する場合に、第1の処理モジュール42は、具体的には、
撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像の差異度及び第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する
ように構成され、
差異度は、撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像が異なるか否かを指す。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する場合に、第1の処理モジュール42は、具体的には、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より小さい領域である。
有益な効果は、各画像フレームが、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第1の処理モジュール42は、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
有益な効果は、ターゲット画像の無光源領域として合成されるために用いられるフレームが選択され、撮影を通して得られる画像の無光源領域の明度を高め、露出過多を回避することにより、画像の無光源領域の詳細がより効果的に示され得ることである。
図5に示されるように、図5は、本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態2の模式的構造図である。撮影装置は、第2の取得モジュール51、第2の処理モジュール52、及び第2の撮影モジュール53を含む。
第2の取得モジュール51は、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
第2の取得モジュール51は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
第2の取得モジュール51は、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するようにさらに構成される。
第2の処理モジュール52は、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するように構成される。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
第2の処理モジュール52は、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成される。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源領域は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。第1の予め設定された明度値の値は、約210である。
第2の処理モジュール52は、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成される。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
第2の処理モジュール52は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成される。具体的には、撮影対象の画像フレームのいずれか1つの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられ、撮影後のターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の背景光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームの複数の画像フレームの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられる。
第2の撮影モジュール53は、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が3つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であるだけでなく、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす束の間の花火大会、及び壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、第2の処理モジュール52は、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、第2の処理モジュール52は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
有益な効果は、ユーザによって入力された、スローシャッタに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、第2の処理モジュール52は、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、第2の処理モジュール52は、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する場合に、第2の処理モジュール52は、具体的には、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域である。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び背景光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
図6に示されるように、図6は、本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態3の模式的構造図である。撮影装置は、第3の取得モジュール61、第3の処理モジュール62、及び第3の撮影モジュール63を含む。
第3の取得モジュール61は、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
第3の取得モジュール61は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
第3の取得モジュール61は、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するようにさらに構成される。
第3の処理モジュール62は、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するように構成される。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
第3の処理モジュール62は、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。無光源領域は、光源のない領域である。
処理モジュール62は、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成される。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
第3の処理モジュール62は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される。
具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
第3の撮影モジュール63は、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が3つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であるだけでなく、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす束の間の花火大会、及び壮大な滝によって形成される絹のようなエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、第3の処理モジュール62は、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、ターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、第3の処理モジュール62は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
有益な効果は、ユーザによって入力された、スローシャッタに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、第3の処理モジュール62は、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、処理モジュール62は、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値(20%から30%の任意のパーセンテージ)の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後のターゲット画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する場合に、第3の処理モジュール62は、具体的には、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より小さい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第3の処理モジュール62は、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された無光源領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の光軌跡領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
図7に示されるように、図7は、本発明の実施形態に係る撮影装置の実施形態4の模式的構造図である。撮影装置700は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するように構成されるカメラ701と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成されるプロセッサ702であって、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域を、ターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成される、又は撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成されるプロセッサ702と、
データを格納する、具体的には、撮影中及び撮影動作の実行後に、様々な画像データを格納するように構成されるメモリ703と、
を含む。
前述のハードウェアユニットは、データチャネルを用いることによって、データを伝送してよい。
最後に、前述の実施形態は、本発明の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するためのものではないことに留意されたい。本発明は、前述の実施形態に関連して詳細に説明されたが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決手段の範囲から逸脱することなく、彼らが前述の実施形態において説明された技術的解決手段に複数の変更をさらになし得ること、又は、これらのいくつか又は全ての技術的特徴に均等置換をなし得ることを理解しよう。
本願は、電子通信技術分野に関し、具体的には、撮影装置及び方法に関する。
画像処理技術及びモバイル端末デバイスの進歩に伴い、モバイル装置は、いつでもどこでも撮影装置として用いられており、これは、日常生活において一般的に利用される重要な機能となっている。人は、手軽に素晴らしい瞬間を記録し、感情を表現するために、撮影装置を用いることによって写真を撮影する。現在、撮影装置(例えば、デスクトップコンピュータ、携帯電話、タブレットコンピュータ、及びカメラ)の大半が、撮影機能を提供する。
ユーザは、撮影される写真が、ユーザのための光源の移動軌跡を効果的に反映し得ること、例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターン、消えやす花火大会の閃光、又は壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを撮影することを望んでいる。現在、光源の移動軌跡の撮影品質は、主に、三脚に載置された一眼レフカメラのスローシャッタを用いることによって向上している。しかしながら、一眼レフカメラは、高価で、持ち運びが容易ではなく、一眼レフカメラのスクリーンは、撮影中に暗くなる。この場合、ユーザは、適切な露出及び良好なシャープネスを有する写真を得るために、豊富な撮影経験を有する必要があり、撮影シナリオに従って、撮影パラメータを手動で調整する必要がある。従って、現在の撮影技術に基づいて、ユーザは、光源の移動軌跡の高品質な写真を効果的に撮影することは不可能であり、撮影プロセス中のユーザエクスペリエンスを向上させる必要がある。
本願の実施形態は、光源が動かされた後で形成される軌跡に対して、様々な撮影装置を用いることによって、露出過多ではないシャープな画像が簡単かつ手軽に撮影されることが不可能であるという従来技術における問題を解決すべく、撮影方法及び装置を提供する。この解決手段によって、光源が動かされた後で形成される軌跡に対して、様々な撮影装置を用いることによって、シャープな画像が簡単かつ手軽に撮影可能となる。
第1の態様は、撮影方法を提供する。撮影方法は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階と、
撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階と、
を含む。
第1の態様の第1の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
第1の態様に関連して、第2の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
第1の態様から第1の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
第1の態様から第1の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
第1の態様から第1の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域
を含む。
第1の態様から第1の態様の第5の可能な実装のいずれか1つに関連して、第6の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階
を含む。
第2の態様は、撮影方法を提供する。方法は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階と、
撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階と、
を含む。
第2の態様の第1の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
第2の態様に関連して、第2の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
第2の態様から第2の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
第2の態様から第2の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
第2の態様から第2の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
を含む。
第2の態様から第2の態様の第5の可能な実装のいずれか1つに関連して、第6の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階
を含む。
第3の態様は、撮影方法を提供する。方法は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階と、
撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階と、
を含む。
第3の態様の第1の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
第3の態様に関連して、第2の可能な実装において、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
第3の態様から第3の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
第3の態様から第3の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。第3の態様から第3の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、段階
を含む。
第4の態様は、撮影装置を提供する。撮影装置は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第1の取得モジュールであって、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される第1の取得モジュールと、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成される第1の処理モジュールであって、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域を、ターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される、第1の処理モジュールと、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納するように構成される第1の撮影モジュールと、
を含む。
第4の態様の第1の可能な実装において、第1の処理モジュールは、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
第4の態様に関連して、第2の可能な実装において、第1の処理モジュールは、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
第4の態様から第4の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、第1の処理モジュールは、
光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
第4の態様から第4の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、第1の処理モジュールは、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
第4の態様から第4の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する場合に、第1の処理モジュールは、具体的には、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である。
第4の態様から第4の態様の第5の可能な実装のいずれか1つに関連して、第6の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第1の処理モジュールは、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
第5の態様は、撮影装置を提供する。撮影装置は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第2の取得モジュールであって、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される、第2の取得モジュールと、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成される第2の処理モジュールであって、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域を、ターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避ようにさらに構成される、第2の処理モジュールと、
を含み、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。
第5の態様の第1の可能な実装において、第2の処理モジュールは、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
第5の態様に関連して、第2の可能な実装において、第2の処理モジュールは、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
第5の態様から第5の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、第2の処理モジュールは、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
第5の態様から第5の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する場合に、第2の処理モジュールは、具体的には、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成され、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である。
第6の態様は、撮影装置を提供する。撮影装置は、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第3の取得モジュールと、
撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するように構成される第3の処理モジュールであって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割するように構成され、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される、第3の処理モジュールと、
を含み、
撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。
第6の態様の第1の可能な実装において、第3の処理モジュールは、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
第6の態様に関連して、第2の可能な実装において、第3の処理モジュールは、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
第6の態様から第6の態様の第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、第3の処理モジュールは、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
第6の態様から第6の態様の第3の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する場合に、第3の処理モジュールは、具体的には、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である。
第6の態様から第6の態様の第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第3の処理モジュールは、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割される、又は光軌跡領域及び背景光源領域に分割される、又は光軌跡領域及び無光源領域に分割され、分割された領域に基づいて、異なる明度値の処理が異なる領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、光源の移動軌跡を反映することができ、画像は、シャープネスが高く、露出過多とならないことである。例えば、方法又は装置を用いることによって、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす花火大会の閃光、及び壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを含む画像が、簡単かつ手軽に取得可能となる。
本願の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明すべく、以下、実施形態を説明するために必要とされる添付図面を簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本願のいくつかの実施形態を示すものであり、当業者であれば、創造的努力なく、これらの添付図面から他の図面をさらに導出し得ることは明らかである。
本願の実施形態に係る撮影方法の実施形態1のフローチャートである。
本願の実施形態に係る撮影方法の実施形態2のフローチャートである。
本願の実施形態に係る撮影方法の実施形態3のフローチャートである。
本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態1に係る模式的構造図である。
本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態2の模式的構造図である。
本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態3の模式的構造図である。
本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態4の模式的構造図である。
本願の実施形態の目的、技術的解決手段、及び利点をより明確にすべく、以下、本願の実施形態における添付図面に関連して、本願の実施形態における技術的解決手段を明確に説明する。説明される実施形態は、本願の実施形態の一部であって全てではないことは明らかである。当業者によって、本願の実施形態に基づいて創造的努力なく得られた全ての他の実施形態は、本願の保護範囲に属するものとする。
図1に示されるように、本願の実施形態に係る撮影方法の実施形態1は、以下の段階を含む。
段階S101:スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
段階S102:撮影対象の画像フレームを連続的に取得する。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
段階S103:撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整する。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
段階S104:第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源領域は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。無光源領域は、光源のない領域である。第1の予め設定された明度値の値は、約210である。
段階S105:撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いる。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
段階S106:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。具体的には、撮影対象の画像フレームのいずれか1つの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられ、撮影後のターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の背景光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームの複数の画像フレームの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられる。
段階S107:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された無光源領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
段階S108:撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が3つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であ、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす花火大会の閃光、及び壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、スローシャッタに設定される必要があるパラメータのユーザ入力値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階は、
撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像の差異度及び第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階であって、差異度は、撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像が異なるか否かを指す、段階
を含む。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より小さい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階であって、Nは、正の整数である、段階
を含む。
有益な効果は、ターゲット画像の無光源領域を合成によって形成するために用いられるフレームを選択することは、撮影を通して得られる画像の無光源領域の明度を高め、露出過多を回避することにより、画像の無光源領域の詳細がより効果的に示され得ることである。
図2に示されるように、本願の実施形態に係る撮影方法の実施形態2は、以下の段階を含む。
段階S201:スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
段階S202:撮影対象の画像フレームを連続的に取得する。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
段階S203:撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整する。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
段階S204:第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。無光源領域は、光源のない領域である。第1の予め設定された明度値は、約210である。
段階S205:撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いる。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
段階S206:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。具体的には、最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
段階S207:撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が2つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であ、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす花火大会の閃光、及び壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、スローシャッタに設定される必要があるパラメータのユーザ入力値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階は、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる段階
を含む。
有益な効果は、ターゲット画像の無光源領域を合成によって形成するために用いられるフレームを選択することは、撮影を通して得られる画像の無光源領域の明度を高め、露出過多を回避することにより、画像の無光源領域の詳細がより効果的に示され得ることである。
図3に示されるように、本願の実施形態に係る撮影方法の実施形態3は、以下の段階を含む。
段階S301:スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、スローシャッタ撮影モードに入る。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
段階S302:撮影対象の画像フレームを連続的に取得する。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
段階S303:撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整する。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
段階S304:第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源領域は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。第1の予め設定された明度値の値は、約210である。
段階S305:撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いる。
具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
段階S306:撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。
段階S307:撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域及び背景光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域及び背景光源領域に分割され、異なる明度値の処理が2つの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であ、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす花火大会の閃光、及び壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、取得された明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階の前に、方法は、
撮影対象の画像フレームの明度を取得する段階と、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整する段階であって、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、画像の明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに含む。
有益な効果は、スローシャッタに設定される必要があるパラメータのユーザ入力値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する段階の後であって、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する段階の前に、方法は、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに含む。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階は、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階
を含む。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階は、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階であって、光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び背景光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
図4に示されるように、図4は、本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態1の模式的構造図である。撮影装置は、第1の取得モジュール41、第1の処理モジュール42、及び第1の撮影モジュール43を含む。
第1の取得モジュール41は、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
第1の取得モジュール41は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
第1の取得モジュール41は、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するようにさらに構成される。
第1の処理モジュール42は、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するように構成される。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
第1の処理モジュール42は、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成される。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源領域は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。無光源領域は、光源のない領域である。第1の予め設定された明度値の値は、約210である。
第1の処理モジュール42は、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成される。
具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
第1の処理モジュール42は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成される。具体的には、撮影対象の画像フレームのいずれか1つの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられ、撮影後のターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の背景光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームの複数の画像フレームの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられる。
第1の処理モジュール42は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される。
具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
第1の撮影モジュール43は、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納するように構成される。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。
有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理が異なる領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であ、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす花火大会の閃光、及び壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、第1の処理モジュール42は、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、第1の処理モジュール42は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
有益な効果は、スローシャッタに設定される必要があるパラメータのユーザ入力値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、第1の処理モジュール42は、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行するようにさらに構成される。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、第1の処理モジュール42は、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する場合に、第1の処理モジュール42は、具体的には、
撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像の差異度及び第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する
ように構成され、
差異度は、撮影対象の画像フレームの同じ画素位置における画像が異なるか否かを指す。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する場合に、第1の処理モジュール42は、具体的には、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より小さい領域である。
有益な効果は、各画像フレームが、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第1の処理モジュール42は、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
有益な効果は、ターゲット画像の無光源領域を合成によって形成するために用いられるフレームを選択することは、撮影を通して得られる画像の無光源領域の明度を高め、露出過多を回避することにより、画像の無光源領域の詳細がより効果的に示され得ることである。
図5に示されるように、図5は、本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態2の模式的構造図である。撮影装置は、第2の取得モジュール51、第2の処理モジュール52、及び第2の撮影モジュール53を含む。
第2の取得モジュール51は、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
第2の取得モジュール51は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
第2の取得モジュール51は、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するようにさらに構成される。
第2の処理モジュール52は、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するように構成される。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
第2の処理モジュール52は、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成される。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。背景光源領域は、撮影対象の光軌跡領域以外の他の光源領域、例えば、街灯又は星である。第1の予め設定された明度値の値は、約210である。
第2の処理モジュール52は、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成される。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
第2の処理モジュール52は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域をターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成される。具体的には、撮影対象の画像フレームのいずれか1つの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられ、撮影後のターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の背景光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームの複数の画像フレームの背景光源領域が、撮影後のターゲット画像の背景光源領域として用いられる。
第2の撮影モジュール53は、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域及び背景光源領域に分割され、異なる明度値の処理がつの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であ、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす花火大会の閃光、及び壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、第2の処理モジュール52は、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、第2の処理モジュール52は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
有益な効果は、スローシャッタに設定される必要があるパラメータのユーザ入力値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、第2の処理モジュール52は、
光軌跡領域及び無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、第2の処理モジュール52は、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する場合に、第2の処理モジュール52は、具体的には、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、背景光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域である。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び背景光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
図6に示されるように、図6は、本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態3の模式的構造図である。撮影装置は、第3の取得モジュール61、第3の処理モジュール62、及び第3の撮影モジュール63を含む。
第3の取得モジュール61は、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される。具体的には、撮影装置のプロセッサは、入力デバイスを用いることによって、ユーザによって入力又は選択された、スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得する。
第3の取得モジュール61は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される。具体的には、スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影装置のプロセッサは、カメラを用いることによって、異なる瞬間における撮影対象の画像フレームを取得し、撮影装置のスクリーンに画像フレームを表示する。
第3の取得モジュール61は、撮影対象の画像フレームの明度を取得し、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するようにさらに構成される。
第3の処理モジュール62は、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するために、撮影対象の画像フレームの明度に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整するように構成される。具体的には、画像フレームの明度が取得された後で、全ての画素の中で、その明度が特定の明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージに関する統計が収集され、パーセンテージ値は、特定の閾値に調整され、ターゲット画像の全体明度を調整する。
第3の処理モジュール62は、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する。光軌跡領域は、撮影対象の移動する対象によって移動中に形成される領域であり、滝、流星、又は花火によって形成される軌跡を含む。無光源領域は、光源のない領域である。
第3の処理モジュール62は、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域を、ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成される。具体的には、画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。代わりに、いくつかの画像フレームの光軌跡領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられる。
第3の処理モジュール62は、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される。
具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された光軌跡領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
第3の撮影モジュール63は、撮影命令を取得した後で、ターゲット画像を格納する。具体的には、その光軌跡領域及び無光源領域が処理されるターゲット画像に対して、撮影装置は、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令を取得した後で、ターゲット画像をメモリに格納する。代わりに、プロセッサによって処理される光軌跡領域及び無光源領域を含むターゲット画像は、最初に、プレビューのために撮影装置のスクリーンに表示され、シャッタを押下して撮影動作を実行する命令が取得された後で、スクリーン上でプレビューされる画像が処理され、記憶媒体に格納される。有益な効果は、撮影対象の各画像フレームが、第1の予め設定された明度値に従って、光軌跡領域及び無光源領域に分割され、異なる明度値の処理がつの領域に対して実行されることにより、撮影経験に乏しいユーザが、撮影を通して、光源の移動軌跡の高品質画像を得ることができ、得られた画像は、シャープネス及び露出が高品質であ、光源の移動軌跡を効果的に反映することもできる。例えば、手持ち型光源が動かされた後で形成される光軌跡パターンのエフェクト、消えやす花火大会の閃光、及び壮大な滝によってもたらされる絹のような水のエフェクトを含む画像が、撮影によって取得可能となる。
さらに、第3の処理モジュール62は、
スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、撮影対象の画像フレームの明度が取得された後で、明度に従って、撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数、及び撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値を算出し、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される。
有益な効果は、ユーザがスローシャッタに設定される必要があるパラメータの値を入力しない場合に、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素のパーセンテージ値が調整され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、撮影装置の自動調整モードである。
さらに、第3の処理モジュール62は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、パラメータの直接取得された値に従って、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータを調整するようにさらに構成され、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値は、ユーザによって設定される。
有益な効果は、スローシャッタに設定される必要があるパラメータのユーザ入力値が直接取得される場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが直接設定され、画像の全体明度を調整し、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。これが、手動調整モードである。
さらに、第3の処理モジュール62は、
光軌跡領域及び背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される。
有益な効果は、境界に対して明度スムージング処理が実行されることにより、画像の明度が緩やかに変化することである。
さらに、パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、パーセンテージ値を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする場合、処理モジュール62は、具体的には、
パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値(20%から30%の任意のパーセンテージ)の上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、撮影後の画像における低下したパーセンテージ値を予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ように構成される。
有益な効果は、スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータが設定され、画像の全体明度を調整し、露出時間の値及びISO値(ISO)が低下させられ、得られたターゲット画像の露出過多を回避することである。
さらに、第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する場合に、第3の処理モジュール62は、具体的には、
第1の予め設定された明度値(約210)に従って、撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より大きい又はこれに等しい領域であり、無光源領域は、同じ画素位置における画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が第1の予め設定された明度値(約210)より小さい領域である、段階
を含む。
有益な効果は、各画像フレームが光軌跡領域及び無光源領域に分割されることにより、撮影装置が、当該領域に対して特定の画像処理を別個に実行できることである。
さらに、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する場合に、第3の処理モジュール62は、具体的には、
撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域を合成し、合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、明度値Dが第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、最初のN個の画像フレームの合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である。
具体的には、撮影対象の画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。ここで、Nの値は、正の整数である。最初のN個の画像フレームの無光源領域における同じ位置の画素の明度が加算され、加算された明度は、合成された無光源領域の明度として用いられ、明度を高め、画像の無光源領域をより詳細に示し、露出過多を回避する。代わりに、撮影対象の画像フレームのうちの1つの無光源領域は、合成されてターゲット画像の無光源領域として用いられ、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する。代わりに、撮影後のターゲット画像の無光源領域が露出過多ではない場合に、撮影対象の画像フレームのうち任意の複数の画像フレームの無光源領域が合成され、合成された無光源領域は、ターゲット画像の無光源領域として用いられる。
図7に示されるように、図7は、本願の実施形態に係る撮影装置の実施形態4の模式的構造図である。撮影装置700は、スローシャッタ撮影モードに入る命令に従って、撮影装置がスローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するように構成されるカメラ701と、
第1の予め設定された明度値に従って、撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成されるプロセッサ702であって、撮影対象の画像フレームの光軌跡領域を合成し、合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の背景光源領域を、ターゲット画像の背景光源領域として用い、ターゲット画像の背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成され、撮影対象の画像フレームのうち1つ又は複数の無光源領域を合成し、合成された無光源領域をターゲット画像の無光源領域として用い、ターゲット画像の合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成されるプロセッサ702と、
データを格納する、具体的には、撮影中及び撮影動作の実行後に、様々な画像データを格納するように構成されるメモリ703と、
を含む。
前述のハードウェアユニットは、データチャネルを用いることによって、データを伝送してよい。
最後に、前述の実施形態は、本願の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、本願を限定するためのものではないことに留意されたい。本願は、前述の実施形態に関連して詳細に説明されたが、当業者であれば、本願の実施形態の技術的解決手段の範囲から逸脱することなく、彼らが前述の実施形態において説明された技術的解決手段に複数の変更をさらになし得ること、又は、これらのいくつか又は全ての技術的特徴に均等置換をなし得ることを理解しよう。
[項目1]
撮影方法であって、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、上記スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階と、
上記撮影対象の上記画像フレームの上記光軌跡領域を合成し、上記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記背景光源領域を上記ターゲット画像の背景光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する段階と、
を備える方法。
[項目2]
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する上記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する上記段階の前に、
上記撮影対象の上記画像フレームの明度を取得する段階と、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、上記取得された明度に従って、上記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素の上記数、及び上記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに備える、
項目1に記載の方法。
[項目3]
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する上記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する上記段階の前に、
上記撮影対象の上記画像フレームの明度を取得する段階と、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、上記パラメータの上記直接取得された値に従って、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータを調整する段階であって、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値は、上記画像の上記明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに備える、
項目1に記載の方法。
[項目4]
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する上記段階の後であって、撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する上記段階の前に、
上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに備える、
項目1から3のいずれか1項に記載の方法。
[項目5]
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする上記段階は、
上記パーセンテージ値が上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記範囲内にする段階
を含む、
項目2から4のいずれか1項に記載の方法。
[項目6]
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する上記段階は、
上記撮影対象の上記画像フレームの同じ画素位置における上記画像の差異度及び上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域に分割する段階
を含む、
項目1から5のいずれか1項に記載の方法。
[項目7]
上記撮影対象の上記画像フレームの同じ画素位置における上記画像の差異度及び上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域に分割する上記段階は、
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域に分割する段階であって、上記光軌跡領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記背景光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記無光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
を含む、
項目6に記載の方法。
[項目8]
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する上記段階は、
上記撮影対象の上記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの上記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、上記明度値Dが上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、上記最初のN個の画像フレームの上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の上記無光源領域として用いる段階であって、Nは、正の整数である、段階
を含む、
項目1から7のいずれか1項に記載の方法。
[項目9]
上記第1の予め設定された明度値は、210である、
項目1から8のいずれか1項に記載の方法。
[項目10]
撮影方法であって、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、上記スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階と、
上記撮影対象の上記画像フレームの上記光軌跡領域を合成し、上記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する段階と、
を備える方法。
[項目11]
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する上記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する上記段階の前に、
上記撮影対象の上記画像フレームの明度を取得する段階と、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、上記取得された明度に従って、上記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素の上記数、及び上記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに備える、
項目10に記載の方法。
[項目12]
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する上記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する上記段階の前に、
上記撮影対象の上記画像フレームの明度を取得する段階と、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、上記パラメータの上記直接取得された値に従って、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータを調整する段階であって、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値は、上記画像の上記明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに備える、
項目10に記載の方法。
[項目13]
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する上記段階の後であって、撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する上記段階の前に、
上記光軌跡領域及び上記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに備える、
項目10から12のいずれか1項に記載の方法。
[項目14]
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする上記段階は、
上記パーセンテージ値が上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記範囲内にする段階
を含む、
項目11から13のいずれか1項に記載の方法。
[項目15]
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する上記段階は、
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを上記光軌跡領域及び上記無光源領域に分割する段階であって、上記光軌跡領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記無光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
を含む、
項目10から14のいずれか1項に記載の方法。
[項目16]
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する上記段階は、
上記撮影対象の上記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの上記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、上記明度値Dが上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、上記最初のN個の画像フレームの上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の上記無光源領域として用いる段階
を含む、
項目10から15のいずれか1項に記載の方法。
[項目17]
上記第1の予め設定された明度値は、210である、
項目10から16のいずれか1項に記載の方法。
[項目18]
撮影方法であって、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、上記スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階と、
上記撮影対象の上記画像フレームの上記光軌跡領域を合成し、上記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記背景光源領域を上記ターゲット画像の背景光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する段階と、
を備える方法。
[項目19]
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する上記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する上記段階の前に、
上記撮影対象の上記画像フレームの明度を取得する段階と、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、上記取得された明度に従って、上記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素の上記数、及び上記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
をさらに備える、
項目18に記載の方法。
[項目20]
撮影対象の画像フレームを連続的に取得する上記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する上記段階の前に、
上記撮影対象の上記画像フレームの明度を取得する段階と、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、上記パラメータの上記直接取得された値に従って、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータを調整する段階であって、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値は、上記画像の上記明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
をさらに備える、
項目18に記載の方法。
[項目21]
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記背景光源領域を上記ターゲット画像の背景光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記背景光源領域の露出過多を回避する上記段階の後であって、撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する上記段階の前に、
上記光軌跡領域及び上記背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
をさらに備える、
項目18から20のいずれか1項に記載の方法。
[項目22]
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする上記段階は、
上記パーセンテージ値が上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記範囲内にする段階
を含む、
項目18から21のいずれか1項に記載の方法。
[項目23]
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する上記段階は、
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを上記光軌跡領域及び上記背景光源領域に分割する段階であって、上記光軌跡領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記背景光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、段階
を含む、
項目18から22のいずれか1項に記載の方法。
[項目24]
上記第1の予め設定された明度値は、210である、
項目18から23のいずれか1項に記載の方法。
[項目25]
撮影装置であって、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第1の取得モジュールであって、上記スローシャッタ撮影モードに入る上記命令に従って、上記撮影装置が上記スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される第1の取得モジュールと、
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成される第1の処理モジュールであって、上記撮影対象の上記画像フレームの上記光軌跡領域を合成し、上記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記背景光源領域を、上記ターゲット画像の背景光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成され、上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される、第1の処理モジュールと、
撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納するように構成される第1の撮影モジュールと、
を備える撮影装置。
[項目26]
上記第1の処理モジュールは、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、上記撮影対象の上記画像フレームの明度が取得された後で、上記明度に従って、上記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素の上記数、及び上記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素のパーセンテージ値を算出し、
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される、
項目25に記載の撮影装置。
[項目27]
上記第1の処理モジュールは、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、上記パラメータの上記直接取得された値に従って、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータを調整するようにさらに構成され、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値は、ユーザによって設定される、項目25に記載の撮影装置。
[項目28]
上記第1の処理モジュールは、
上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される、
項目25から27のいずれか1項に記載の装置。
[項目29]
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記範囲内にする場合、上記第1の処理モジュールは、具体的には、
上記パーセンテージ値が上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の上記範囲内にする
ように構成される、
項目25から28のいずれか1項に記載の装置。
[項目30]
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域に分割する場合に、上記第1の処理モジュールは、具体的には、
上記撮影対象の上記画像フレームの同じ画素位置における上記画像の差異度及び上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域に分割する
ように構成される、
項目25から29のいずれか1項に記載の装置。
[項目31]
上記撮影対象の上記画像フレームの上記同じ画素位置における上記画像の上記差異度及び上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域に分割する場合に、上記第1の処理モジュールは、具体的には、
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、上記光軌跡領域、上記背景光源領域、及び上記無光源領域に分割するように構成され、上記光軌跡領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記背景光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記無光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、
項目30に記載の装置。
[項目32]
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の上記無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の上記明度を高め、露出過多を回避する場合に、上記第1の処理モジュールは、具体的には、
上記撮影対象の上記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの上記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、上記明度値Dが上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、上記最初のN個の画像フレームの上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の上記無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である、
項目25から31のいずれか1項に記載の装置。
[項目33]
上記第1の予め設定された明度値は、210である、項目25から32のいずれか1項に記載の方法。
[項目34]
撮影装置であって、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第2の取得モジュールであって、上記スローシャッタ撮影モードに入る上記命令に従って、上記撮影装置が上記スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される、第2の取得モジュールと、
第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成される第2の処理モジュールであって、上記撮影対象の上記画像フレームの上記光軌跡領域を合成し、上記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記背景光源領域を、上記ターゲット画像の背景光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成される、第2の処理モジュールと、
を備え、
撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する、
撮影装置。
[項目35]
上記第2の処理モジュールは、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、上記撮影対象の上記画像フレームの明度が取得された後で、上記明度に従って、上記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素の上記数、及び上記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素のパーセンテージ値を算出し、
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される、
項目34に記載の装置。
[項目36]
上記第2の処理モジュールは、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、上記パラメータの上記直接取得された値に従って、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータを調整するようにさらに構成され、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値は、ユーザによって設定される、項目34に記載の装置。
[項目37]
上記第2の処理モジュールは、
上記光軌跡領域及び上記背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される、
項目34から36のいずれか1項に記載の装置。
[項目38]
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを上記光軌跡領域及び上記背景光源領域に分割する場合に、上記第2の処理モジュールは、具体的には、
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを上記光軌跡領域及び上記背景光源領域に分割する
ように構成され、
光軌跡領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記背景光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、
項目34から37のいずれか1項に記載の装置。
[項目39]
上記第1の予め設定された明度値は、210である、
項目34から38のいずれか1項に記載の方法。
[項目40]
撮影装置であって、
スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第3の取得モジュールと、
上記撮影対象の画像フレームの明度に従って、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、上記撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するように構成される第3の処理モジュールであって、第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割するように構成され、上記撮影対象の上記画像フレームの上記光軌跡領域を合成し、上記合成された光軌跡領域を上記ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される、第3の処理モジュールと、
を備え、
撮影命令を取得した後で、上記ターゲット画像を格納する、
撮影装置。
[項目41]
上記第3の処理モジュールは、
上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値が直接取得されない場合に、上記撮影対象の上記画像フレームの上記明度が取得された後で、上記明度に従って、上記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素の上記数、及び上記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が上記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい上記画素のパーセンテージ値を算出し、
上記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値を調整し、上記パーセンテージ値を低下させることにより、上記ターゲット画像における上記低下したパーセンテージ値を上記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
ようにさらに構成される、
項目40に記載の撮影装置。
[項目42]
上記第3の処理モジュールは、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値が直接取得される場合に、上記パラメータの上記直接取得された値に従って、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータを調整するようにさらに構成され、上記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある上記パラメータの上記値は、ユーザによって設定される、項目40に記載の撮影装置。
[項目43]
上記第3の処理モジュールは、
上記光軌跡領域及び上記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
ようにさらに構成される、
項目40から42のいずれか1項に記載の装置。
[項目44]
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを上記光軌跡領域及び上記無光源領域に分割する場合に、上記第3の処理モジュールは、具体的には、
上記第1の予め設定された明度値に従って、上記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び上記無光源領域に分割する
ように構成され、
上記光軌跡領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、上記無光源領域は、同じ画素位置における上記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が上記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、
項目40から43のいずれか1項に記載の装置。
[項目45]
上記撮影対象の上記画像フレームのうち1つ又は複数の上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の上記無光源領域として用い、上記ターゲット画像の上記合成された無光源領域の上記明度を高め、露出過多を回避する場合に、上記第3の処理モジュールは、具体的には、
上記撮影対象の上記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの上記無光源領域を合成し、上記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの上記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、上記明度値Dが上記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、上記最初のN個の画像フレームの上記合成された無光源領域を上記ターゲット画像の上記無光源領域として用いる
ように構成され、
Nは、正の整数である、
項目40から44のいずれか1項に記載の装置。
[項目46]
上記第1の予め設定された明度値は、210である、
項目40から45のいずれか1項に記載の方法。

Claims (46)

  1. 撮影方法であって、
    スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、前記スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
    撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
    第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する段階と、
    前記撮影対象の前記画像フレームの前記光軌跡領域を合成し、前記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
    前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記背景光源領域を前記ターゲット画像の背景光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
    前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
    撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する段階と、
    を備える方法。
  2. 撮影対象の画像フレームを連続的に取得する前記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する前記段階の前に、
    前記撮影対象の前記画像フレームの明度を取得する段階と、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、前記取得された明度に従って、前記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
    その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素の前記数、及び前記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
    前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 撮影対象の画像フレームを連続的に取得する前記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する前記段階の前に、
    前記撮影対象の前記画像フレームの明度を取得する段階と、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、前記パラメータの前記直接取得された値に従って、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータを調整する段階であって、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値は、前記画像の前記明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する前記段階の後であって、撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する前記段階の前に、
    前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
    をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする前記段階は、
    前記パーセンテージ値が前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記範囲内にする段階
    を含む、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割する前記段階は、
    前記撮影対象の前記画像フレームの同じ画素位置における前記画像の差異度及び前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域に分割する段階
    を含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記撮影対象の前記画像フレームの同じ画素位置における前記画像の差異度及び前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域に分割する前記段階は、
    前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域に分割する段階であって、前記光軌跡領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記背景光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記無光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
    を含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する前記段階は、
    前記撮影対象の前記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの前記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、前記明度値Dが前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、前記最初のN個の画像フレームの前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の前記無光源領域として用いる段階であって、Nは、正の整数である、段階
    を含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第1の予め設定された明度値は、210である、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 撮影方法であって、
    スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、前記スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
    撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
    第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する段階と、
    前記撮影対象の前記画像フレームの前記光軌跡領域を合成し、前記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
    前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する段階と、
    撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する段階と、
    を備える方法。
  11. 撮影対象の画像フレームを連続的に取得する前記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する前記段階の前に、
    前記撮影対象の前記画像フレームの明度を取得する段階と、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、前記取得された明度に従って、前記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
    その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素の前記数、及び前記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
    前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
    をさらに備える、
    請求項10に記載の方法。
  12. 撮影対象の画像フレームを連続的に取得する前記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する前記段階の前に、
    前記撮影対象の前記画像フレームの明度を取得する段階と、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、前記パラメータの前記直接取得された値に従って、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータを調整する段階であって、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値は、前記画像の前記明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
    をさらに備える、
    請求項10に記載の方法。
  13. 前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する前記段階の後であって、撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する前記段階の前に、
    前記光軌跡領域及び前記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
    をさらに備える、
    請求項10から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする前記段階は、
    前記パーセンテージ値が前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記範囲内にする段階
    を含む、
    請求項11から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割する前記段階は、
    前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを前記光軌跡領域及び前記無光源領域に分割する段階であって、前記光軌跡領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記無光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、段階
    を含む、
    請求項10から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避する前記段階は、
    前記撮影対象の前記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの前記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、前記明度値Dが前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、前記最初のN個の画像フレームの前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の前記無光源領域として用いる段階
    を含む、
    請求項10から15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記第1の予め設定された明度値は、210である、
    請求項10から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 撮影方法であって、
    スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得した後で、前記スローシャッタ撮影モードに入る段階と、
    撮影対象の画像フレームを連続的に取得する段階と、
    第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する段階と、
    前記撮影対象の前記画像フレームの前記光軌跡領域を合成し、前記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いる段階と、
    前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記背景光源領域を前記ターゲット画像の背景光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記背景光源領域の露出過多を回避する段階と、
    撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する段階と、
    を備える方法。
  19. 撮影対象の画像フレームを連続的に取得する前記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する前記段階の前に、
    前記撮影対象の前記画像フレームの明度を取得する段階と、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、前記取得された明度に従って、前記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得する段階と、
    その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素の前記数、及び前記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素のパーセンテージ値を算出する段階と、
    前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする段階と、
    をさらに備える、
    請求項18に記載の方法。
  20. 撮影対象の画像フレームを連続的に取得する前記段階の後であって、第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する前記段階の前に、
    前記撮影対象の前記画像フレームの明度を取得する段階と、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、前記パラメータの前記直接取得された値に従って、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータを調整する段階であって、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値は、前記画像の前記明度に従って、ユーザによって設定される、段階と、
    をさらに備える、
    請求項18に記載の方法。
  21. 前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記背景光源領域を前記ターゲット画像の背景光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記背景光源領域の露出過多を回避する前記段階の後であって、撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する前記段階の前に、
    前記光軌跡領域及び前記背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する段階
    をさらに備える、
    請求項18から20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする前記段階は、
    前記パーセンテージ値が前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記範囲内にする段階
    を含む、
    請求項18から21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割する前記段階は、
    前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを前記光軌跡領域及び前記背景光源領域に分割する段階であって、前記光軌跡領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記背景光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、段階
    を含む、
    請求項18から22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記第1の予め設定された明度値は、210である、
    請求項18から23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 撮影装置であって、
    スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第1の取得モジュールであって、前記スローシャッタ撮影モードに入る前記命令に従って、前記撮影装置が前記スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される第1の取得モジュールと、
    第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び無光源領域に分割するように構成される第1の処理モジュールであって、前記撮影対象の前記画像フレームの前記光軌跡領域を合成し、前記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記背景光源領域を、前記ターゲット画像の背景光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成され、前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される、第1の処理モジュールと、
    撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納するように構成される第1の撮影モジュールと、
    を備える撮影装置。
  26. 前記第1の処理モジュールは、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、前記撮影対象の前記画像フレームの明度が取得された後で、前記明度に従って、前記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
    その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素の前記数、及び前記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素のパーセンテージ値を算出し、
    前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
    ようにさらに構成される、
    請求項25に記載の撮影装置。
  27. 前記第1の処理モジュールは、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、前記パラメータの前記直接取得された値に従って、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータを調整するようにさらに構成され、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値は、ユーザによって設定される、請求項25に記載の撮影装置。
  28. 前記第1の処理モジュールは、
    前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
    ようにさらに構成される、
    請求項25から27のいずれか1項に記載の装置。
  29. 前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記範囲内にする場合、前記第1の処理モジュールは、具体的には、
    前記パーセンテージ値が前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記上限より大きい又はこれに等しい場合に、露出時間の値及びISO値(ISO)を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の前記範囲内にする
    ように構成される、
    請求項25から28のいずれか1項に記載の装置。
  30. 前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域に分割する場合に、前記第1の処理モジュールは、具体的には、
    前記撮影対象の前記画像フレームの同じ画素位置における前記画像の差異度及び前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域に分割する
    ように構成される、
    請求項25から29のいずれか1項に記載の装置。
  31. 前記撮影対象の前記画像フレームの前記同じ画素位置における前記画像の前記差異度及び前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域に分割する場合に、前記第1の処理モジュールは、具体的には、
    前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、前記光軌跡領域、前記背景光源領域、及び前記無光源領域に分割するように構成され、前記光軌跡領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記背景光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記無光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、
    請求項30に記載の装置。
  32. 前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の前記無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の前記明度を高め、露出過多を回避する場合に、前記第1の処理モジュールは、具体的には、
    前記撮影対象の前記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの前記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、前記明度値Dが前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、前記最初のN個の画像フレームの前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の前記無光源領域として用いる
    ように構成され、
    Nは、正の整数である、
    請求項25から31のいずれか1項に記載の装置。
  33. 前記第1の予め設定された明度値は、210である、請求項25から32のいずれか1項に記載の方法。
  34. 撮影装置であって、
    スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第2の取得モジュールであって、前記スローシャッタ撮影モードに入る前記命令に従って、前記撮影装置が前記スローシャッタ撮影モードに入った後で、撮影対象の画像フレームを連続的に取得するようにさらに構成される、第2の取得モジュールと、
    第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び背景光源領域に分割するように構成される第2の処理モジュールであって、前記撮影対象の前記画像フレームの前記光軌跡領域を合成し、前記合成された光軌跡領域をターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記背景光源領域を、前記ターゲット画像の背景光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記背景光源領域の露出過多を回避するようにさらに構成される、第2の処理モジュールと、
    を備え、
    撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する、
    撮影装置。
  35. 前記第2の処理モジュールは、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得されない場合に、前記撮影対象の前記画像フレームの明度が取得された後で、前記明度に従って、前記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
    その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素の前記数、及び前記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素のパーセンテージ値を算出し、
    前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
    ようにさらに構成される、
    請求項34に記載の装置。
  36. 前記第2の処理モジュールは、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値が直接取得される場合に、前記パラメータの前記直接取得された値に従って、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータを調整するようにさらに構成され、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値は、ユーザによって設定される、請求項34に記載の装置。
  37. 前記第2の処理モジュールは、
    前記光軌跡領域及び前記背景光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
    ようにさらに構成される、
    請求項34から36のいずれか1項に記載の装置。
  38. 前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを前記光軌跡領域及び前記背景光源領域に分割する場合に、前記第2の処理モジュールは、具体的には、
    前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを前記光軌跡領域及び前記背景光源領域に分割する
    ように構成され、
    光軌跡領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記背景光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域である、
    請求項34から37のいずれか1項に記載の装置。
  39. 前記第1の予め設定された明度値は、210である、
    請求項34から38のいずれか1項に記載の方法。
  40. 撮影装置であって、
    スローシャッタ撮影モードに入る命令を取得するように構成される第3の取得モジュールと、
    撮影対象の画像フレームの明度に従って、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要があるパラメータの値を調整し、撮影後のターゲット画像の露出過多を回避するように構成される第3の処理モジュールであって、第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを光軌跡領域及び無光源領域に分割するように構成され、前記撮影対象の前記画像フレームの前記光軌跡領域を合成し、前記合成された光軌跡領域を前記ターゲット画像の光軌跡領域として用いるようにさらに構成され、前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の明度を高め、露出過多を回避するようにさらに構成される、第3の処理モジュールと、
    を備え、
    撮影命令を取得した後で、前記ターゲット画像を格納する、
    撮影装置。
  41. 前記第3の処理モジュールは、
    前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値が直接取得されない場合に、前記撮影対象の前記画像フレームの前記明度が取得された後で、前記明度に従って、前記撮影対象の画像における、その明度が第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい画素の数を取得し、
    その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素の前記数、及び前記撮影対象の画像における総画素数に従って、その明度が前記第2の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい前記画素のパーセンテージ値を算出し、
    前記パーセンテージ値が予め設定されたパーセンテージ閾値の上限より大きい又はこれに等しい場合に、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値を調整し、前記パーセンテージ値を低下させることにより、前記ターゲット画像における前記低下したパーセンテージ値を前記予め設定されたパーセンテージ閾値の範囲内にする
    ようにさらに構成される、
    請求項40に記載の撮影装置。
  42. 前記第3の処理モジュールは、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値が直接取得される場合に、前記パラメータの前記直接取得された値に従って、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータを調整するようにさらに構成され、前記スローシャッタ撮影モードに設定される必要がある前記パラメータの前記値は、ユーザによって設定される、請求項40に記載の撮影装置。
  43. 前記第3の処理モジュールは、
    前記光軌跡領域及び前記無光源領域の境界に対して明度スムージング処理を実行する
    ようにさらに構成される、
    請求項40から42のいずれか1項に記載の装置。
  44. 前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを前記光軌跡領域及び前記無光源領域に分割する場合に、前記第3の処理モジュールは、具体的には、
    前記第1の予め設定された明度値に従って、前記撮影対象の各画像フレームを、光軌跡領域、背景光源領域、及び前記無光源領域に分割する
    ように構成され、
    前記光軌跡領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在し、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい領域であり、前記無光源領域は、同じ画素位置における前記画像フレームの間に差が存在せず、かつ、明度値が前記第1の予め設定された明度値より小さい領域である、
    請求項40から43のいずれか1項に記載の装置。
  45. 前記撮影対象の前記画像フレームのうち1つ又は複数の前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の前記無光源領域として用い、前記ターゲット画像の前記合成された無光源領域の前記明度を高め、露出過多を回避する場合に、前記第3の処理モジュールは、具体的には、
    前記撮影対象の前記画像フレームにおいて時系列で取得された最初のN個の画像フレームの前記無光源領域を合成し、前記合成された無光源領域の明度値C、及び時系列で取得されたN+1番目のフレームの前記無光源領域の明度値を加算して明度値Dを取得し、前記明度値Dが前記第1の予め設定された明度値より大きい又はこれに等しい場合に、前記最初のN個の画像フレームの前記合成された無光源領域を前記ターゲット画像の前記無光源領域として用いる
    ように構成され、
    Nは、正の整数である、
    請求項40から44のいずれか1項に記載の装置。
  46. 前記第1の予め設定された明度値は、210である、
    請求項40から45のいずれか1項に記載の方法。
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