以下の詳細な説明において、多数の具体的で詳細な説明は、関連の開示内容が充分に理解されるようにするための単なる例示として示すものである。しかしながら、当業者であれば、本開示の内容が様々な代替の実施形態や代替の応用によって実行できることは明らかであろう。他に特段の明示がない限り、同一の参照番号は同じ要素や操作を示す。
本開示において、他に特段の明示がない限り、単数形の形態は複数形をも含む。一般に本開示において「備える」および「含む」という用語が使用される場合、それらの用語はステップや要素の存在を特定するものである。但し、他の1以上のステップや要素が存在したりや追加されたりすることを排除するものではない。
本開示において、「システム」、「モジュール」、「ユニット」および/または「構成部品(構成要素)」という用語は、構造の間の階層関係を示すために用いるが、絶対的な意味を有するものではない。これらの用語は各々を互いに置き換えてもよく、必要であれば他の用語によって置き換えられても良いことはさらに理解されるであろう。
図1Aは本開示の実施の形態の一部に係る電源コンセントシステム100の一例を示す図である。電源コンセントシステム100は1つ以上のソケット・モジュール110と、1つ以上の電源タップシステム120とを備えていてもよい。一部の実施形態では、電源タップシステム120は電源タップを含んでもよい。一部の実施形態では、電源タップシステム120は1つ以上の電源タップおよび1つ以上のストリップ・コネクタを含んでもよい。ストリップ・コネクタは、様々な用途を提供するのに好適な、どのような態様でも配置されていてもよい。例えば2つの電源タップは、直線状ストリップ・コネクタにより接続されていてもよい。別の例として、2つの電源タップが直角コネクタ(例えば入隅用ストリップ・コネクタまたは出隅用ストリップ・コネクタ)により接続されていてもよい。一部の実施形態では、2つの電源タップが「Π」形のストリップ・コネクタにより接続されていてもよい。
電源タップシステム120は電源に接続されていてもよい。ソケット・モジュール110は電源タップシステム120に接続されて、電気の供給を受けるようにしてもよい。電源タップシステム120は、特定の物体(例えば、部屋の壁の縁や天井、または部屋の壁の他の位置)の表面上に設置されていてもよい。電源タップシステム120は、特定の対象物(例えば家や電気器具など)の内部、または壁の内部に設置することもできる。この場合、電源タップシステム120は、ソケット・モジュール110を接続するための接続用インターフェースが露出していてもよい。電源タップは、家の中、または事務用家具(例えばオフィス用デスク)の上に設置することもできる。一部の実施形態では、複数の固定ソケットは、電源タップシステム120の電源タップ上に配設されていてもよい。固定ソケットは、特定の電気器具用に構成されていてもよい。例えば、通常、定位置に備え付けられる冷蔵庫、エアコン、湯沸器その他の電気器具は、電源タップシステム120の電源タップの決められたソケットに直接接続(例えば電気的に接続)することができる。
電源タップは、1つ以上のソケット・モジュール110に接続(例えば電気的に接続)することができる。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110はソケット(スイッチソケットとも呼ばれる)を含んでいてもよい。電気器具のプラグは、ソケットに差し込まれ、それにより電気の供給を受けることができる。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は他の電気機器(例えばルータ、センサ、アラーム、検出器、カメラ、充電器、コンバータなど、またはそれらの組み合わせ)と置き換えることができる。
電源タップシステム120は、二つ以上の導体を含むことができる。一部の実施形態では、上記導体はそれぞれ、導線(例えば活線、接地線、または中性線)そのものであるか、かつ/または導線を含むことができる。ソケット・モジュール110および電源タップシステム120は電源タップシステム120の導体によって電気的に接続することができる。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は、電源タップシステム120の活線および中性線に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は、電源タップシステム120の活線、接地線、および中性線に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい。
一部の実施形態では、ソケット・モジュール110はプラグ220を含んでもよい。電源タップシステム120の電源タップは1つ以上のスロットまたは穴を含んでもよい。ソケット・モジュール110のプラグを電源タップシステム120の差込溝に差し込むことにより、電気の供給を受けることができる。一部の実施形態では、差込溝の深さはソケット・モジュール110のプラグ220の挿入奥行より大きくなくてもよい。プラグ220の挿入奥行は、差込溝の頂点と、差込溝に差し込まれるプラグ220の端部との間の距離でもよい。一部の実施形態では、差込溝の深さはプラグ220の挿入奥行と同じであってもよい。一部の実施形態では、差込溝の深さはプラグ220の挿入奥行より小さくてもよい。
電源タップシステム120は活線と中性線とを含んでもよい。一部の実施形態では、活線および中性線は差込溝の同じ面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、活線および中性線は差込溝の異なる面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、活線および中性線のうち一方は差込溝のある面に配置されていてもよく、他方は差込溝の底部に配置されていてもよい。
電源タップシステム120は活線、接地線、および中性線を含んでもよい。一部の実施形態では、活線、接地線、および中性線は差込溝の同じ面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、活線、接地線、および中性線は差込溝の異なる面に配置されていてもよい。例えば、活線および中性線が差込溝のある面に配置されていてもよく、接地線が差込溝の他の面に配置されていてもよい。実施形態の一部においては、活線が差込溝のある面に配置されていてもよく、中性線は差込溝の他の面に配置されていてもよく、接地線が差込溝の底部に配置されていてもよい。
上述の活線、接地線、および中性線の位置は単に例示として示したものに過ぎず、これらの例に制限されないことは理解されるべきである。多数の他の変更、置換、バリエーション、代替、および改変は、活線、接地線、および中性線の構成規則を理解した後、当業者に確かめられてもよい。本開示は、添付の請求の範囲の範囲内に属する上記のような変更、置換、バリエーション、代替、および改変すべて包含することを意図している。
図1Bは本開示の実施の形態の一部に係る、電源タップシステム120に接続されたソケット・モジュール110の一例の斜視図である。図1Bは、略正方形のソケット・モジュール110を示す。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は円形、三角形、四角形、五角形、六角形、正方形などのいずれの形状であってもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110はソケット・コアを含んでもよい。一部の実施形態では、ソケット・コアは交換可能であってもよい。ソケット・コアは円形、三角形、四角形、五角形、六角形などのいずれの形状であってもよい。図1Bは、単に例示として示したものに過ぎず、制限的でないことは理解されるべきである。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は電源タップシステム120の1つ以上の定位置、または定位置でない位置に差し込まれてもよい。上記位置のソケット・モジュール110は電源に接続することができ、電源タップを通じて電気の供給を受けることができる。電源タップシステム120はソケット・モジュール110が差し込まれるどのような数(例えば1、2、3、4など)の位置(ポジション)を含んでもよい。上記位置(ポジション)は、均一な間隔をおいて配置されていてもよく、または均一な間隔をおいて配置されていなくてもよい。
一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は電源タップに沿って摺動することができない。あるいは、ソケット・モジュール110は電源タップに沿って摺動することができる。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は電源タップに沿って摺動するときに、電源タップを通じて常時電源に接続することができる。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は特定の位置に摺動するまで電源タップを通じて電源に接続することができる。電源タップシステム120は、電源と接続されるどのような数(例えば1、2、3、4など)の位置(ポジション)を含んでもよい。上記位置(ポジション)は、均一な間隔をおいて配置されていてもよく、または不均一な間隔をおいて配置されていてもよい。
一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は1つ以上の表示部(インジケータ)を含んでもよい。表示部は、それぞれ、1つ以上の発光ダイオード(LED)灯などの、ソケット・モジュール110の1つ以上のステータスを示すために使用できる表示灯を含んでもよい。ソケット・モジュール110が電源タップシステム120に電気的に接続されているときに1つ以上の表示部を作動させてソケット・モジュール110が通電されていることを示してもよい。ソケット・モジュール110が電源タップシステム120に接続されていないか、または接続がうまく行われていない場合に、ソケット・モジュール110の表示部を作動させないことでソケット・モジュール110が通電されていないことを示してもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110または電源タップは、インテリジェント・チップを含んでもよい。
図2は、本開示の実施の形態の一部に係る、電源コンセントシステム100のソケット・モジュール110の一例を示す図である。ソケット・モジュール110は、ハウジング210と、プラグ220とを備えていてもよい。一部の実施形態では、プラグ220とハウジング210とは別々の部品でもよい。実施形態の一部においては、プラグ220の1つ以上の部分がハウジング210に配置されていてもよい。
ハウジング210は、ソケット・コア211と、咬持導電片212と、表示灯213と、前部ハウジング214と、後部ハウジング215とを備えていてもよい。ソケット・コア211は、ハウジング210の少なくとも1つの面に配置されていてもよい。前部ハウジング214および/または後部ハウジング215は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、耐弾丸性ゴムとも呼ばれるポリ塩化ビニル(PC)、ポリアミド66(PA66)、PA66と30%ガラス繊維との混合物などの好適な材料を使用して製造することができる。前部ハウジング214および後部ハウジング215は、同一の材料でできたものであってもよく、異なる材料でできたものであってもよい。前部ハウジング214および後部ハウジング215の色は、同一でもよく、異なっていてもよい。
ハウジング210の寸法(例えば厚み、長さ、幅など)は、どのような好適な寸法であってもよい。一部の実施形態では、ハウジング210の厚みは、1mm〜100.0mmであってもよい。一部の実施形態では、ハウジング210の厚みは1mm〜10.0mm、10.1mm〜20.0mm、20.1mm〜30.0mm、30.1mm〜40.0mm、40.1mm〜50.0mm、50.1mm〜60.0mm、60.1mm〜70.0mm、70.1mm〜80.0mm、80.1mm〜90.0mm、90.1mm〜100.0mmなどであってもよい。一部の実施形態では、ハウジング210の厚みは24mmであってもよい。ソケットハウジングは、例えばPC 6555(ドイツ、バイエル社製)などの好適な材料を用いて製造することができる。実験での引張速度が50mm/分であるとき、降伏応力は65MPaであってもよく、降伏ひずみは6.0%であってもよい。
咬持導電片212は、例えば銅、真鍮、リン青銅、ベリリウム銅、紫銅、赤銅、銅合金、銅−カドミウム合金、銅−ニッケル合金、スズ−銅合金などのいずれかの好適な導電性物質から作られるものであってもよい。
咬持導電片212の厚みは、0.1mm〜10.0mmであってもよい。一部の実施形態では、咬持導電片212の厚みは、0.1mm〜1.0mm、1.1mm〜2.0mm、2.1mm〜3.0mm、3.1mm〜4.0mm、4.1mm〜5.0mm、5.1mm〜6.0mm、6.1mm〜7.0mm、7.1mm〜8.0mm、8.1mm〜9.0mm、または9.1mm〜10.0mmなどであってもよい。一部の実施形態では、咬持導電片212の厚みは、0.6mmであってもよい。各咬持導電片212の厚みは同一であってもよく、異なっていてもよい。
咬持導電片212の断面積は、0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。一部の実施形態では、咬持導電片212の断面積は、0.1mm2〜1.0mm2、1.1mm2〜2.0mm2、2.1mm2〜3.0mm2、3.1mm2〜4.0mm2、4.1mm2〜5.0mm2、5.1mm2〜6.0mm2、6.1mm2〜7.0mm2、7.1mm2〜8.0mm2、8.1mm2〜9.0mm2、9.1mm2〜10.0mm2、10.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜30.0mm2、30.1mm2〜40.0mm2、40.1mm2〜50.0mm2、50.1mm2〜60.0mm2、60.1mm2〜70.0mm2、70.1mm2〜80.0mm2、80.1mm2〜90.0mm2、または90.1mm2〜100.0mm2などであってもよい。一部の実施形態では、咬持導電片212の断面積は2mm2より大きくてもよい。各咬持導電片212の断面積は同一であってもよく、異なっていてもよい。
電気器具の単一のプラグ220に対する咬持導電片212の咬持力(clamping force)は0N〜100Nであってもよい。一部の実施形態では、電気器具の単一のプラグ220に対する咬持導電片212の咬持力は、0.1N〜1.0N、1.1N〜2.0N、2.1N〜3.0N、3.1N〜4.0N、4.1N〜5.0N、5.1N〜6.0N、6.1N〜7.0N、7.1N〜8.0N、8.1N〜9.0N、9.1N〜10.0N、10.1N〜20.0N、20.1N〜30.0N、30.1N〜40.0N、40.1N〜50.0N、50.1N〜60.0N、60.1N〜70.0N、70.1N〜80.0N、80.1N〜90.0N、または90.1N〜100.0Nなどであってもよい。一部の実施形態では、電気器具の単一のプラグに対する咬持導電片212の咬持力は7Nより大きく、150Nより小さくてもよい。電気器具の単一のプラグ220に対する各咬持導電片212の咬持力は、同一であってもよく、異なっていてもよい。
ソケット・コア211は1つ以上の電源プラグと適合する1つ以上のスロットおよび/または穴を含んでもよい。スロットおよび/または穴は、国際電気標準会議(IEC)、英国規格、アメリカ規格、ヨーロッパ規格、南アフリカ規格、アラブ首長国連邦規格、韓国規格、インド規格、ロシア規格、オーストラリア規格、またはその組み合わせなどの、国内および/または国際規格の少なくとも1つに準拠していてもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は2つ以上のスロットおよび/または穴を含んでもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は1つ以上のUSBポートを含んでもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211はスロットおよびUSBポートを含んでもよい。スロットおよびUSBポートは、どのような態様で配置されていてもよい。ソケット・コア211は好適な任意の数のスロットおよび/またはUSBポートを含んでもよい。上記数および位置は、通常のソケットのスロットの数および位置と同一でもよく、異なっていてもよい。
一部の実施形態では、ソケット・コア211は交換可能でない。ソケット・コア211のスロットおよび/または穴、およびソケット・モジュール110の前部ハウジング214は、ソケット・モジュールの一体的な部分を形成してもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は交換可能である。例えば2つのスロットおよび/または穴を有するソケット・コアは3つのスロットおよび/または穴を有するソケット・コアと置き換えることができる。咬持導電片212は、ソケット・コア211内に配置されていてもよい。ソケット・コア211が交換されるときに咬持導電片212を置き換えることが可能である。一部の実施形態では、咬持導電片212およびソケット・コア211は、独立型(スタンドアロン型)のパーツとして実施することができる。咬持導電片212は、ソケット・コア211が交換されるときにハウジング210内に残っていてもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は、他の電気機器、例えばルータ、センサ、アラーム、検出器、カメラ、充電器、コンバータ等、またはいずれかのそれらの組み合わせと置き換えることが可能である。
ソケット・モジュール110内の咬持導電片212はスロットおよび/またはソケット・コア211の穴に対応してもよい。例えばプラグのピンがスロットおよび/または穴を通じてソケット・モジュール110に挿入されるときに電気器具のプラグが咬持導電片212に接続されてもよい。プラグ220の導電性接続片221は咬持導電片212に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい。導電性接続片221は例えば銅、真鍮、リン青銅、ベリリウム銅、紫銅、赤銅、銅合金、銅−カドミウム合金、銅−ニッケル合金、スズ−銅合金などの好適な導電性物質でできたものであってもよい。一部の実施形態では、導電性接続片221は咬持導電片に直接電気的に接続されていてもよい。一部の実施形態では、導電性接続片221は、導体(図面には示していない)を通して咬持導電片212に電気的に接続されていてもよい。上記導体は、例えば銅、真鍮、リン青銅、ベリリウム銅、紫銅、赤銅、銅合金、銅−カドミウム合金、銅−ニッケル合金、スズ−銅合金などの好適な導電性物質でできたものであってもよい。
一部の実施形態では、ソケット・モジュール110は1つ以上の表示灯213を含んでいてもよい。ソケット・モジュール110はどのような数(例えば1、2、3、4など)の表示灯を有していてもよい。表示灯213はどのような態様で配列および/または配置されていてもよい。一部の実施形態では、表示灯213は(図3Aに示すように)ソケット・コア211の周りに配置されていてもよい。一部の実施形態では、表示灯213はハウジング210の周りに配置されていてもよい。一部の実施形態では、表示灯213は前部ハウジング214上(例えば前面、左側面、右側面、頂面、底面など、またはそれらの組み合わせ)に配置されていてもよい。一部の実施形態では、表示灯213は前部ハウジング214の1つの端部又は1つの角部に配置されていてもよい。表示灯213は、例えば赤、黄、青、緑、紫、白、またはそれらの組み合わせなどの、どのような色で構成されていてもよい。表示灯213は、例えば円形、三角形、四角形、五角形、六角形など、またはそれらの組み合わせなどのどのような形状で構成されていてもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110が電源タップシステム120に接続されたときに表示灯213を点灯させてもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110が電源タップに差し込まれたときに、表示灯213はある特定の時間点灯した後消灯してもよい。表示灯213は、例えば1時間以上、1時間、1時間未満などのどのような時間点灯させてもよい。一部の実施形態では、表示灯213は1秒〜59秒、1分〜10分、11分〜20分、21分〜30分、31分〜40分、41分〜50分、51分〜60分などの間点灯させてもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110が電源タップシステム120に接続されたときに、表示灯213は特定の周波数でピカッと光ってもよい。一部の実施形態では、表示灯213は特定の時間ピカッと光った後、光るのを止めてもよい。一部の実施形態では、表示灯213は、特定の期間の経過後、光り始めてもよい。
プラグ220は、導電性接続片221およびコネクタ223を含んでもよい。導電性接続片221はプラグ220の表面上に、プラグ220内に、または他のいずれかの好適な態様で配置されていてもよい。プラグ220の一以上の部分(例えば導電性接続片221以外の部分など)は例えばPVC、PC、PA66、PA66と30%ガラス繊維との混合物などの好適な絶縁材料でできたものであってもよい。前部ハウジング214および/または後部ハウジング215は、例えばPVC、PC、PA66、PA66と30%ガラス繊維との混合物などの好適な材料を用いて製造されてもよい。プラグ220の一以上の部分(例えば導電性接続片以外の部分など)は前部ハウジング214および/または後部ハウジング215と同じ材料でできたものであってもよく、異なる材料でできたものであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の一以上の部分(例えば導電性接続片221以外の部分など)はPA66と30%ガラス繊維との混合物でできたものであってもよい。前部ハウジング214および/または後部ハウジング215は、例えばPVCなどの好適な材料を用いて製造されてもよい。前部ハウジング214および後部ハウジング215は、同一の色により構成されていてもよく、異なる色により構成されていてもよい。
導電性接続片221は例えば銅、真鍮、リン青銅、ベリリウム銅、紫銅、赤銅、銅合金、銅−カドミウム合金、銅−ニッケル合金、スズ−銅合金などの好適な導電性物質でできたものであってもよい。プラグ220は例えば±1°、±2°、±3°、±4°、±5°などの角度に折り曲げることができる。プラグ220は例えば±1°、±2°、±3°、±4°、±5°などの角度にねじることができる。
導電性接続片221の断面積は0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。一部の実施形態では、導電性接続片221の断面積は0.1mm2〜1.0mm2、1.1mm2〜2.0mm2、2.1mm2〜3.0mm2、3.1mm2〜4.0mm2、4.1mm2〜5.0mm2、5.1mm2〜6.0mm2、6.1mm2〜7.0mm2、7.1mm2〜8.0mm2、8.1mm2〜9.0mm2、9.1mm2〜10.0mm2、10.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜30.0mm2、30.1mm2〜40.0mm2、40.1mm2〜50.0mm2、50.1mm2〜60.0mm2、60.1mm2〜70.0mm2、70.1mm2〜80.0mm2、80.1mm2〜90.0mm2、または90.1mm2〜100.0mm2などであってもよい。一部の実施形態では、導電性接続片221の断面積は2.6mm2であってもよい。各導電性接続片221の断面積は同一であってもよく、異なっていてもよい。
一部の実施形態では、導電性接続片221は、1つ以上の弾性導電性接点222を含んでもよい。ソケット・モジュール110が電気を導通できるように、プラグ220は弾性導電性接点222を通じて電源タップに接続されていてもよい。弾性導電性接点222は、電源タップ内の導体の位置に対応するように配列および/または配置されていてもよい。一部の実施形態では、導電性接続片221は複数の弾性導電性接点222を含んでいてもよい。例えば導電性接続片221は、2つの弾性導電性接点222を含んでいてもよい。弾性導電性接点はそれぞれ活線および中性線に接続されていてもよい。2つの弾性導電性接点222はプラグ220の同じ面に配置されていてもよく、異なる面に配置されていてもよい。プラグ220の同じ面にある弾性導電性接点222は異なる位置(例えば異なる高さ)に配置されていてもよい。一部の実施形態では、活線と、電源タップシステム120に差し込まれるプラグ220との間の距離は、中性線とプラグ220との間の距離よりも短くてもよい。一部の実施形態では、2つの弾性導電性接点222のうちの1つは、プラグ220の底部に配置されていてもよい。
別の例として、導電性接続片221は3つの弾性導電性接点222を含んでもよい。上記弾性導電性接点222は、それぞれ、活線、中性線、および接地線に接続されていてもよい。3つの弾性導電性接点222はプラグ220の同じ面に配置されていてもよく、異なる面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、上記弾性導電性接点のうちの1つはプラグ220の底部に配置されていてもよい。他の接点はプラグ220の底部に配置されていてもよく、配置されていなくてもよい。
別の例として、導電性接続片221は6つの弾性導電性接点222を含んでいてもよい。上記弾性導電性接点のうち3つはプラグ220の同じ面に配置されていてもよく、他の接点はプラグ220の別の面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、上記弾性導電性接点のうちの少なくとも1つは、プラグ220の底部に配置されていてもよい。一部の実施形態では、プラグ220の2つの側は機能的に等価であってもよい。例えば、壁に備え付けられた電源タップシステム120にプラグ220のいずれかの側が差し込まれるとき、ソケット・モジュール110は電気を導通する。一部の実施形態では、プラグ220の2つの側は、機能的に等価でなくてもよい。例えば、壁に備え付けられた電源タップシステム120にプラグ220のある特定の側が差し込まれるときにのみ、ソケット・モジュール110は電気を導通する。
プラグ220の密度は0.1g/cm3〜100.0g/cm3でもよい。一部の実施形態では、プラグ220の密度は0.1g/cm3〜1.0g/cm3、1.1g/cm3〜2.0g/cm3、2.1g/cm3〜3.0g/cm3、3.1g/cm3〜4.0g/cm3、4.1g/cm3〜5.0g/cm3、5.1g/cm3〜6.0g/cm3、6.1g/cm3〜7.0g/cm3、7.1g/cm3〜8.0g/cm3、8.1g/cm3〜9.0g/cm3、9.1g/cm3〜10.0g/cm3、10.1g/cm3〜20.0g/cm3、20.1g/cm3〜30.0g/cm3、30.1g/cm3〜40.0g/cm3、40.1g/cm3〜50.0g/cm3、50.1g/cm3〜60.0g/cm3、60.1g/cm3〜70.0g/cm3、70.1g/cm3〜80.0g/cm3、80.1g/cm3〜90.0g/cm3、または90.1g/cm3〜100.0g/cm3などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の密度は1.48g/cm3であってもよい。各プラグ220の密度は同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220の引張強さは100.1MPa〜200.0MPaであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の引張強さは、100.1MPa〜101MPa、101.1MPa〜102.0MPa、102.1MPa〜103.0MPa、103.1MPa〜104.0MPa、104.1MPa〜105.0MPa、105.1MPa〜106.0MPa、106.1MPa〜107.0MPa、107.1MPa〜108.0MPa、108.1MPa〜109.0MPa、109.1MPa〜110.0MPa、110.1MPa〜120.0MPa、120.1MPa〜130.0MPa、130.1MPa〜140.0MPa、140.1MPa〜150.0MPa、150.1MPa〜160.0MPa、160.1MPa〜170.0MPa、170.1MPa〜180.0MPa、180.1MPa〜190.0MPa、または190.1MPa〜200.0MPaなどであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の引張強さは145MPaであってもよい。各プラグ220の引張強さは同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220の破断時伸び率は1%〜100%であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の破断時伸び率は0.1%〜1.0%、1.1%〜2.0%、2.1%〜3.0%、3.1%〜4.0%、4.1%〜5.0%、5.1%〜6.0%、6.1%〜7.0%、7.1%〜8.0%、8.1%〜9.0%、9.1%〜10.0%、10.1%〜20.0%、20.1%〜30.0%、30.1%〜40.0%、40.1%〜50.0%、50.1%〜60.0%、60.1%〜70.0%、70.1%〜80.0%、80.1%〜90.0%、または90.1%〜100.0%などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の破断時伸び率は2%であってもよい。各プラグ220の破断時伸び率は同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220の曲げ強度は150.1MPa〜250.0MPaであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の曲げ強度は150.1MPa〜151MPa、151.1MPa〜152.0MPa、152.1MPa〜153.0MPa、153.1MPa〜154.0MPa、154.1MPa〜155.0MPa、155.1MPa〜156.0MPa、156.1MPa〜157.0MPa、157.1MPa〜158.0MPa、158.1MPa〜159.0MPa、159.1MPa〜160.0MPa、160.1MPa〜170.0MPa、170.1MPa〜180.0MPa、180.1MPa〜190.0MPa、190.1MPa〜200.0MPa、200.1MPa〜210.0MPa、210.1MPa〜220.0MPa、220.1MPa〜230.0MPa、230.1MPa〜240.0MPa、または240.1MPa〜250.0MPaなどであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の曲げ強度は200MPaであってもよい。各プラグ220の曲げ強さは同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220のノッチ付きアイゾッド衝撃強さは0.1kJ/m2〜100.0kJ/m2であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220のノッチ付きアイゾッド衝撃強さは0.1kJ/m2〜1.0kJ/m2、1.1kJ/m2〜2.0kJ/m2、2.1kJ/m2〜3.0kJ/m2、3.1kJ/m2〜4.0kJ/m2、4.1kJ/m2〜5.0kJ/m2、5.1kJ/m2〜6.0kJ/m2、6.1kJ/m2〜7.0kJ/m2、7.1kJ/m2〜8.0kJ/m2、8.1kJ/m2〜9.0kJ/m2、9.1kJ/m2〜10.0kJ/m2、10.1kJ/m2〜20.0kJ/m2、20.1kJ/m2〜30.0kJ/m2、30.1kJ/m2〜40.0kJ/m2、40.1kJ/m2〜50.0kJ/m2、50.1kJ/m2〜60.0kJ/m2、60.1kJ/m2〜70.0kJ/m2、70.1kJ/m2〜80.0kJ/m2、80.1kJ/m2〜90.0kJ/m2、または90.1kJ/m2〜100.0kJ/m2などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220のノッチ付きアイゾッド衝撃強さは12kJ/m2であってもよい。各プラグ220のノッチ付きアイゾッド衝撃強さは同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220のロックウェル硬さは100.1〜200.0であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220のロックウェル硬さは100.1〜101、101.1〜102.0、102.1〜103.0、103.1〜104.0、104.1〜105.0、105.1〜106.0、106.1〜107.0、107.1〜108.0、108.1〜109.0、109.1〜110.0、110.1〜120.0、120.1〜130.0、130.1〜140.0、140.1〜150.0、150.1〜160.0、160.1〜170.0、170.1〜180.0、180.1〜190.0、または190.1〜200.0などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220のロックウェル硬さは120であってもよい。各プラグ220のロックウェル硬さは同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220の融点は250.1℃〜350.0℃であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の融点は250.1℃〜251℃、251.1℃〜252.0℃、252.1℃〜253.0℃、253.1℃〜254.0℃、254.1℃〜255.0℃、255.1℃〜256.0℃、256.1℃〜257.0℃、257.1℃〜258.0℃、258.1℃〜259.0℃、259.1℃〜260.0℃、260.1℃〜270.0℃、270.1℃〜280.0℃、280.1℃〜290.0℃、290.1℃〜300.0℃、300.1℃〜310.0℃、310.1℃〜320.0℃、320.1℃〜330.0℃、330.1℃〜340.0℃、または340.1℃〜350.0℃などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の融点は255℃であってもよい。プラグ220ごとに、その融点は同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220の熱変形温度は200.1℃〜300.0℃であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の熱的変形温度は200.1℃〜201℃、201.1℃〜202.0℃、202.1℃〜203.0℃、203.1℃〜204.0℃、204.1℃〜205.0℃、205.1℃〜206.0℃、206.1℃〜207.0℃、207.1℃〜208.0℃、208.1℃〜209.0℃、209.1℃〜210.0℃、210.1℃〜220.0℃、220.1℃〜230.0℃、230.1℃〜240.0℃、240.1℃〜250.0℃、250.1℃〜260.0℃、260.1℃〜270.0℃、270.1℃〜280.0℃、280.1℃〜290.0℃、又は290.1℃〜300.0℃などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の熱変形温度は250℃であってもよい。各プラグ220の熱変形温度は同一であってもよく、異なっていてもよい。一部の実施形態では、UL−94標準に従ったプラグ220の耐炎性はV0、V1、またはV2である。プラグ220の耐炎性は、好ましくはV0である。
プラグ220の表面抵抗率は1000Ω〜1100Ωであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の表面抵抗率は1000.1Ω〜1001Ω、1001.1Ω〜1002.0Ω、1002.1Ω〜1003.0Ω、1003.1Ω〜1004.0Ω、1004.1Ω〜1005.0Ω、1005.1Ω〜1006.0Ω、1006.1Ω〜1007.0Ω、1007.1Ω〜1008.0Ω、1008.1Ω〜1009.0Ω、1009.1Ω〜1010.0Ω、1010.1Ω〜1020.0Ω、1020.1Ω〜1030.0Ω、1030.1Ω〜1040.0Ω、1040.1Ω〜1050.0Ω、1050.1Ω〜1060.0Ω、1060.1Ω〜1070.0Ω、1070.1Ω〜1080.0Ω、1080.1Ω〜1090.0Ω、または1090.1Ω〜1100.0Ωなどであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の表面抵抗率は1014Ωであってもよい。各プラグ220の表面抵抗率は同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220の成形収縮率は1%〜100%であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の成形収縮率は0.1%〜1.0%、1.1%〜2.0%、2.1%〜3.0%、3.1%〜4.0%、4.1%〜5.0%、5.1%〜6.0%、6.1%〜7.0%、7.1%〜8.0%、8.1%〜9.0%、9.1%〜10.0%、10.1%〜20.0%、20.1%〜30.0%、30.1%〜40.0%、40.1%〜50.0%、50.1%〜60.0%、60.1%〜70.0%、70.1%〜80.0%、80.1%〜90.0%、または90.1%〜100.0%などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の成形収縮率は0.2%〜0.6%であってもよい。プラグ220ごとに、その成形収縮率は同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220の飽和収着性(saturated sorptivity)は1%〜100%であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の飽和収着性は0.1%〜1.0%、1.1%〜2.0%、2.1%〜3.0%、3.1%〜4.0%、4.1%〜5.0%、5.1%〜6.0%、6.1%〜7.0%、7.1%〜8.0%、8.1%〜9.0%、9.1%〜10.0%、10.1%〜20.0%、20.1%〜30.0%、30.1%〜40.0%、40.1%〜50.0%、50.1%〜60.0%、60.1%〜70.0%、70.1%〜80.0%、80.1%〜90.0%、または90.1%〜100.0%などであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220の飽和収着性は6%であってもよい。各プラグの飽和収着性は同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220を電源タップに差し込むのに必要な力、または電源タップからプラグ220を引き抜くのに必要な力は0〜100Nでもよい。一部の実施形態では、プラグ220を電源タップに差し込むのに必要な力、または電源タップからプラグ220を引き抜くのに必要な力は0.1N〜1.0N、1.1N〜2.0N、2.1N〜3.0N、3.1N〜4.0N、4.1N〜5.0N、5.1N〜6.0N、6.1N〜7.0N、7.1N〜8.0N、8.1N〜9.0N、9.1N〜10.0N、10.1N〜20.0N、20.1N〜30.0N、30.1N〜40.0N、40.1N〜50.0N、50.1N〜60.0N、60.1N〜70.0N、70.1N〜80.0N、80.1N〜90.0N、または90.1N〜100.0Nなどであってもよい。一部の実施形態では、プラグ220を電源タップに差し込むのに必要な力、または電源タップからプラグ220を引き抜くのに必要な力は52Nでもよい。一部の実施形態では、プラグ220を電源タップに差し込むのに必要な力、または電源タップからプラグ220を引き抜くのに必要な力は27Nよりも大きく、64Nよりも小さくてもよい。一部の実施形態では、各プラグ220の、プラグ220を電源タップに差し込むのに必要な力、または電源タップからプラグ220を引き抜くのに必要な力は同じであってもよく、異なっていてもよい。
弾性導電性接点222は、どのようなタイプの表面を有していてもよい。例えば弾性導電性接点222は、一部の実施形態では、湾曲した表面(例えば図8Aで示す表面)を有していてもよい。別の例として、弾性導電性接点222は、一部の実施形態では、階段状の表面(例えば図8Bで示す表面)を有していてもよい。
弾性導電性接点222の断面積は0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の断面積は0.1mm2〜1.0mm2、1.1mm2〜2.0mm2、2.1mm2〜3.0mm2、3.1mm2〜4.0mm2、4.1mm2〜5.0mm2、5.1mm2〜6.0mm2、6.1mm2〜7.0mm2、7.1mm2〜8.0mm2、8.1mm2〜9.0mm2、9.1mm2〜10.0mm2、10.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜30.0mm2、30.1mm2〜40.0mm2、40.1mm2〜50.0mm2、50.1mm2〜60.0mm2、60.1mm2〜70.0mm2、70.1mm2〜80.0mm2、80.1mm2〜90.0mm2、または90.1mm2〜100.0mm2などであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の断面積は2mm2であってもよい。各弾性導電性接点222の断面積は同一であってもよく、異なっていてもよい。
弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電流は0〜100Aであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電流は0.1A〜1.0A、1.1A〜2.0A、2.1A〜3.0A、3.1A〜4.0A、4.1A〜5.0A、5.1A〜6.0A、6.1A〜7.0A、7.1A〜8.0A、8.1A〜9.0A、9.1A〜10.0A、10.1A〜20.0A、20.1A〜30.0A、30.1A〜40.0A、40.1A〜50.0A、50.1A〜60.0A、60.1A〜70.0A、70.1A〜80.0A、80.1A〜90.0A、または90.1A〜100.0Aなどであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電流は16Aであってもよい。各弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電流は同一であってもよく、異なっていてもよい。
弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電圧は0〜10000Aであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電圧は10V〜100V、110V〜200V、210V〜300V、310V〜400V、410V〜500V、510V〜600V、610V〜700V、710V〜800V、810V〜900V、910V〜1000V、1010V〜2000V、2010V〜3000V、3010V〜4000V、4010V〜5000V、5010V〜6000V、6010V〜7000V、7010V〜8000V、8010V〜9000V、または9010V〜1000Vなどであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電圧は3500Aであってもよい。各弾性導電性接点222の安全に使用できる最大許容電圧は同一であってもよく、異なっていてもよい。
プラグ220上に露出された弾性導電性接点222の高さは0.1mm〜10.0mmであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の、プラグ220上に露出される部分の高さは0.1mm〜1.0mm、1.1mm〜2.0mm、2.1mm〜3.0mm、3.1mm〜4.0mm、4.1mm〜5.0mm、5.1mm〜6.0mm、6.1mm〜7.0mm、7.1mm〜8.0mm、8.1mm〜9.0mm、または9.1mm〜10.0mmなどであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の、プラグ220上に露出される部分の高さは0.6mmであってもよい。各弾性導電性接点222の、プラグ220上に露出される部分の高さは同一であってもよく、異なっていてもよい。
一部の実施形態では、コネクタ223は、プラグ220とハウジング210との間の接続を確立してもよい。一部の実施形態では、プラグ220とハウジング210とは、一体化された、および/または分離不能な部分を形成してもよい。一部の実施形態では、プラグ220とハウジング210とは分離可能であってもよい。一部の実施形態では、プラグ220がハウジング210に接続(例えば電気的に接続)されたとき、プラグ220の導電性接続片221がハウジング210の咬持導電片に接続(例えば電気的に接続)されてもよい。実施形態の一部においては、後に図7A〜7Eに関連づけてさらに詳細に議論するように、ハウジング210はバネを備えていてもよい。
なおソケット・モジュール110に関する上記説明は例示の目的で示したものに過ぎず、制限的でないことには留意されたい。多数の他の変更、置換、バリエーション、代替、および改変は、ソケット・モジュールの構造を理解した後、当業者に確かめられてもよいことは理解することができる。例えば一部の実施形態では、表示灯213は、プラグ220上に配置されていてもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュールは他の構成部品を含んでもよい。本開示は、添付の請求の範囲の範囲内に属する上記のような変更、置換、バリエーション、代替、および改変をすべて包含することを意図している。
図3Aおよび3Bは本開示の実施の形態の一部に係るソケット・モジュールの例を示す図である。図3Aはソケットの一例の斜視図である。図3Bはソケットの一例の部分分解組立図である。ソケット・モジュール110は、ハウジング210とプラグ220とを含んでもよい。図3Aおよび図3Bのハウジング210の形状は例示を目的として示すものであり、本願は、図示され、記載された実施の形態のみに限定されない。ハウジング210は、前部ハウジング214と、後部ハウジング215とを含んでもよい。前部ハウジング214は、その前面に、プラグ220に接続されるように構成された円形のソケット・コア211を含んでもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は交換可能でなくてもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は交換可能であってもよい。例えば図3Aおよび3Bに示される円形のソケット・コア211は、複数のスロットおよび/または穴(例えば2つのスロットおよび/または穴、3つのスロットおよび/または穴など)を備えるソケット・コアによってと置き換えられてもよい。
上記スロットおよび/または穴は国際電気標準会議(IEC)、英国規格、アメリカ規格、ヨーロッパ規格、南アフリカ規格、アラブ首長国連邦規格、韓国規格、インド規格、ロシア規格、オーストラリア規格、またはその組み合わせなどの、国内および/または国際規格の少なくとも1つに準拠していてもよい。ソケット・コア211は咬持導電片212を備えていてもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211の前面は、前部ハウジングの前面と同じ高さであってもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211の前面は、前部ハウジングの前面から突出していてもよく、あるいは前部ハウジングの前面から内側に凹んでいてもよい。
1つ以上のブロック310がソケット・コア211の周囲に配置されていてもよい。1つ以上のスロット320は、表示灯213の周囲に配置されていてもよい。ソケット・コア211は、ブロック310を通じてスロット320にはめ込むことにより、表示灯213に接続(例えば電気的に接続)されてもよい。一部の実施形態では、表示灯213は表示灯ホルダ上に配置されていてもよい。スロット320は表示灯ホルダ上に配置されていてもよい。スロットとブロックとによって達成される接続は例示を目的として示すものであり、本願は、図示され、記載された実施の形態のみに限定されない。ソケット・モジュール110は、好適な任意の数のブロック310を含んでもよい。ブロック310の数は奇数であってもよく、偶数であってもよい。ブロック310は、どのような好適な態様で配置されていてもよい。ブロック310は対称または非対称に配列されていてもよい。ブロック310は規則的な形状に形成されていてもよく、不規則な形状に形成されていてもよい。規則的な形状には直方体、球体、プリズム、プリズム、筒状、円錐形などが含まれる。スロット320の数、配列、および形状はブロック310の数、配列、および形状に対応していてもよい。
ハウジング210は表示灯213を含んでもよい。表示灯213は導体を含んでもよい。一部の実施形態では、表示灯213は上記導体を通じて導電性接続片221に接続されてもよい。プラグ220が電源タップに接続されると、導電性接続片は咬持導電片に接続され、表示灯213が点灯する。表示灯213は、図3Aおよび3Bに示すように円形であってもよい。一部の実施形態では、表示灯213は例えば三角形、四角形、五角形、六角形、または他の規則的な形状、または他の不規則な形状などのどのような形状に形成されていてもよい。ハウジング210は、どのような数(例えば1、2、3、4など)の表示灯を有していてもよい。表示灯213はどのような好適な態様で配置されていてもよい。一部の実施形態では、表示灯213はハウジングの前面、左側面、右側面、頂面、底面の上など、またはそれらの組み合わせに配置されていてもよい。表示灯213は例えば赤、黄、青、緑、紫、白、またはそれらの組み合わせなどの、どのような色で構成されていてもよい。
一部の実施形態では、ソケット・モジュール110が電源タップに接続(例えば電気的に接続)されているときに表示灯213を常時点灯させてもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110が電源タップに接続(例えば電気的に接続)されているときに、表示灯213をある特定の時間点灯した後消灯してもよい。表示灯213は例えば1時間以上、1時間、1時間未満などのどのような時間点灯させてもよい。一部の実施形態では、表示灯213を、1秒〜59秒、1分〜10分、11分〜20分、21分〜30分、31分〜40分、41分〜50分、51分〜60分などの間点灯してもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュール110が電源タップ120に接続(例えば電気的に接続)されたときに、表示灯213は特定の周波数でピカッと光ってもよい。一部の実施形態では、表示灯213は特定の時間ピカッと光った後、光るのを止めてもよい。一部の実施形態では、表示灯213は特定の期間の経過後、光り始めてもよい。
ハウジング210は、引掛溝330を備えていてもよい。引掛溝330は前部ハウジング214と後部ハウジング215とを固定するように構成することができる。ハウジング210はどのような好適な数(例えば1、2、3、4など)の引掛溝を有していてもよい。引掛溝330の数は奇数であってもよく、偶数であってもよい。引掛溝330はどのような好適な態様で配置されていてもよい。引掛溝330は対称または非対称に配列されていてもよい。プラグ220は後部ハウジング215の背面に配置されていてもよい。プラグ220のコネクタ233は引掛溝330を通じてハウジング210にはめ込まれていてもよい。導電性接続片221はプラグ220内に配置されていてもよい。導電性接続片221は弾性導電性接点222をプラグ220の表面の上に形成してもよい。弾性導電性接点222は電源タップに接続されるように構成されてもよい。
図3Bに示されるプラグ220は、コネクタ223と、垂直部とを含んでもよい。コネクタ223の垂直部と、ハウジング210の前端または後端との間の距離、すなわちコネクタ223の長さは、便宜上以下に示す説明におけるdとして表される。プラグ220の垂直部と、ハウジング210の左端または右端との間の距離は、コネクタ223の幅として表される。プラグ220の垂直部と、ハウジング210の左端または右端との間の距離は、上記垂直部の幅として表される。
一部の実施形態では、(図4A〜4Cに示すように)プラグ220の垂直部の高さはハウジング210から離れる側のコネクタ223の端部の高さと同じであってもよい。一部の実施形態では(図3Aおよび図3Bに示すように)プラグ220の垂直部と、ハウジング210から離れる側のコネクタ223の端部との間に間隔があってもよい。上記間隔は、dより小さい限りどのような間隔であってもよく、例えばd/10、2d/10、3d/10、4d/10、5d/10、6d/10、7d/10、8d/10、9d/10などであってもよい。一部の実施形態では、コネクタ223の幅は上記垂直部の幅と同じであってもよく、異なっていてもよい。垂直部に対するコネクタ233の相対的高さは可変であってもよい。一部の実施形態では、(図3Aおよび図3Bに示すように)コネクタ223は、垂直部より上に配置されていてもよい。一部の実施形態では、(図7A〜図7Eに示すように)コネクタ223は垂直部の下方に配置されていてもよい。一部の実施形態では、コネクタ223は垂直部と平行に配置されていてもよい。
一部の実施形態では、プラグ220および垂直部は分離不能な部分を形成してもよい。一部の実施形態では、プラグ220および垂直部は独立型の(スタンドアロン型の)パーツとして実施することができる。一部の実施形態では、コネクタ223と垂直部との間の角度は、0度〜180度の間のどのような角度であってもよく、例えば0度〜30度、30度〜60度、60度〜90度、90度〜120度、120度〜150度、150度〜180度などであってもよい。一部の実施形態では、コネクタ233と垂直部とは互いに垂直であってもよい。一部の実施形態では、コネクタ233と垂直部との間の角度は固定されていてもよい。一部の実施形態では、コネクタ233と垂直部との間の角度は可変的でもよい。一部の実施形態では、プラグ220のコネクタ233と、ハウジング210との間の角度が固定されていてもよい。一部の実施形態では、プラグ220のコネクタ233とハウジング210との間の角度は可変的でもよい。
なおソケット・モジュール110に関する上述の構造は例示の目的で示したものに過ぎず、本開示はこれらの実施の形態に制限されないことには留意されたい。ソケット・モジュール110の多数の他の変更、置換、バリエーション、代替、および改変は、ソケット・モジュールの構造を理解した後、当業者に確かめられてもよいことは理解することができる。例えば一部の実施形態では、ハウジング210および/またはソケット・コア211は規則的な形状、または他の不規則な形状を含むどのような形状に形成されていてもよい。上記規則的な形状には円形、三角形、四辺形、五角形、六角形などが含まれる。一部の実施形態では、ソケット・コア211は交換可能であってもよい。図3Aおよび図3Bに示すように、ソケット・コア211は3つのスロットおよび/または穴を含んでもよい。図3Cに示すように、ソケット・コア211は、5つのスロットおよび/または穴を含んでもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211はルータ、センサ、アラーム、検出器、カメラ、充電器、コンバータ等の他の電気機器に置き換えることが可能である。本開示は、添付の請求の範囲の範囲内に属する上記のような変更、置換、バリエーション、代替、および改変すべて包含することを意図している。図3Cのソケット・モジュールの内部構造は図3Aおよび図3B(ここでは説明せず)のソケット・モジュールの内部構造と同様である。
図4A〜図4Cには方形のソケット・コアおよび方形のハウジングを含むソケット・モジュールの例が示されている。図4Aにはソケットの一例の斜視図が示されている。図4Bにはソケット・モジュールの一例の正面図が示されている。図4Cにはソケットの一例の側面図が示されている。図4Aおよび図4Cに示されるように、ソケット・コア211の前面は前部ハウジングの前面から突出していてもよい。なお本開示は上で述べた実施の形態に限定されない点には留意されたい。一部の実施形態では、ソケット・コア211の前面は、前部ハウジングの前面と同じ高さであってもよく、あるいは前部ハウジングの前面から内側に凹んでいてもよい。なおハウジング210およびソケット・コア211の形状は例示として示したものであり、本開示は上で述べた実施の形態に限定されない点には留意されたい。一部の実施形態では、ハウジング210は表示灯を含んでいない。一部の実施形態では、ハウジング210は表示灯を含んでもよい。表示灯についての関連の説明は、本開示の他の部分の説明と同様であってもよくて、本明細書において記載されていないものであってもよい。
一部の実施形態では、ソケット・コア211と、ハウジング210とは一体化された部分を形成してもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は交換可能であってもよい。例えば2つのスロットおよび/または穴を有するソケット・コアは3つのスロットおよび/または穴を有するソケット・コアによって置き換えられてもよい。一部の実施形態では、ソケット・コア211は例えばルータ、センサ、アラーム、検出器、カメラ、充電器、コンバータ等の他の電気機器と置き換えることが可能である。そのような変更、置換、バリエーション、代替、および改変は、添付の特許請求の範囲の範囲内に属する。プラグ220とハウジング210とは、図6A〜図6Eに示される態様、または図7A〜7Eに示される態様によって接続されてもよい。
図5は、方形のハウジングを備えるソケット・モジュールの一例の正面図を示す。図5に示すように、1つ以上のスロットまたは穴がハウジング210上に配置されていてもよい。一部の実施形態では、ソケット・モジュールは交換可能なソケット・コアを含まない。ソケット・モジュールは表示灯を含んでもよいし含んでいなくてもよい。表示灯を備えるソケット・モジュールについての説明は、本開示の他の部分の説明と同様であってもよくて、本明細書において記載されていないものであってもよい。
図6A〜図6Eは、本開示の実施の形態の一部に係るプラグ220とハウジング210との間の接続の一例を示す図である。図6Aはハウジング210の側面図を示す。図6Bはプラグ220の正面図を示す。図6Cはプラグ220の側面図を示す。ハウジング210は、接続溝610、内側接点611、および退避溝620を備えていてもよい。接続溝610および退避溝620は、ハウジング210の背面に配置されていてもよい。内側接点611は接続溝610内に配置されていてもよい。内側接点611は咬持導電片212に接続されていてもよい。コネクタ223はプラグ220の頂部に配置されていてもよい。外側接点630はコネクタ223上に配置されていてもよい。外側接点630は弾性導電性接点222に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい。プラグ220のコネクタ223が接続溝610に差し込まれたとき、プラグ220はハウジング210の背面に吊るされていてもよく、プラグ220と、プラグ220のためのハウジング210との間に、電気の供給を得るための空間があってもよい。プラグ220のコネクタ223が接続溝610に差し込まれたとき、図6Dに示すように、内側接点611がプラグ220の外側接点630に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい、すなわちプラグ220が機能している状態(機能状態)であってもよい。接続溝610およびコネクタ223は、互いに適合するどのような寸法またはどのような形状に構成されていてもよい。接続溝610およびコネクタ223の寸法および/または形状は、図面に示すものに限定されない。接続溝610は、ハウジング210上にどのような好適な態様で配置されていてもよい。一部の実施形態では、接続溝610は、ハウジング210の背面側の上部に配置されていてもよい。一部の実施形態では、接続溝610はハウジング210の背面側の中間部に配置されていてもよい。一部の実施形態では、接続溝610はハウジング210の背面側の底部に位置していてもよい。
図6Eに示すように、プラグ220のコネクタ223が接続溝610に差し込まれたとき、プラグ220がハウジング210の背面に近接していてもよい、すなわち、プラグが退避した状態であってもよい。退避溝620はハウジング210上にどのような好適な態様で配置されていてもよい。一部の実施形態では、退避溝620はハウジング210の背面側の上部に配置されていてもよい。一部の実施形態では、退避溝620はハウジング210の背面側の中央部に配置されていてもよい。一部の実施形態では、退避溝620はハウジング210の背面側の底部に配置されていてもよい。
ハウジング210の内側接点611の数、プラグ220の外側接点630の数、および/または弾性導電性接点の数は、ソケットのスロットおよび/または穴の数と対応していてもよい。例えば2つの弾性導電性接点、2つの内側接点、および2つの外側接点は、2つのスロットおよび/または穴を有するソケットに対して実用できる。例えば3つの弾性導電性接点、3つの内側接点、および3つの外側接点は、3つのスロットおよび/または穴を有するソケットに対して実用できる。少なくとも2つの弾性導電性接点がプラグ220に配置されていてもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点は、プラグ220の異なる側に配置されていてもよい。例えば弾性導電性接点は、プラグ220の前面および背面上に、または、プラグ220の左側面および右側面上に配置されていてもよい。一部の実施形態では、少なくとも1つの弾性導電性接点がプラグ220の底部に配置されていてもよい。弾性導電性接点の数が2であるときに、2つの弾性導電性接点が、活線および中性線に接続(例えば電気的に接続)されるように構成することができる。弾性導電性接点の数が3であるときに、3つの弾性導電性接点が、活線、中性線、接地線にそれぞれ電気的に接続されるように構成することができる。一部の実施形態では、3つの弾性導電性接点は異なる位置(例えば異なる高さ)に配置されていてもよい。例えば活線に接続(例えば電気的に接続)されるように構成された弾性導電性接点はプラグ220の差込端に最も近くてもよい。
弾性導電性接点222はどのようなタイプの表面を有していてもよい。例えば弾性導電性接点222は、一部の実施形態では、湾曲した表面(例えば図8Aで示す表面)を有していてもよい。弾性導電性接点が湾曲した表面を有する一部の実施形態では、電源タップの対応する導体が接触部分として構成されていてもよい。別の例として、弾性導電性接点222は、一部の実施形態では、階段状の表面(例えば図8Bで示す表面)を有していてもよい。弾性導電性接点が階段状の表面を有するときに、電源タップの対応する導体は筒状に構成されていてもよい。弾性導電性接点222の断面積は0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の断面積は0.1mm2〜1.0mm2、1.1mm2〜2.0mm2、2.1mm2〜3.0mm2、3.1mm2〜4.0mm2、4.1mm2〜5.0mm2、5.1mm2〜6.0mm2、6.1mm2〜7.0mm2、7.1mm2〜8.0mm2、8.1mm2〜9.0mm2、9.1mm2〜10.0mm2、10.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜30.0mm2、30.1mm2〜40.0mm2、40.1mm2〜50.0mm2、50.1mm2〜60.0mm2、60.1mm2〜70.0mm2、70.1mm2〜80.0mm2、80.1mm2〜90.0mm2、または90.1mm2〜100.0mm2などであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の断面積は2mm2であってもよい。各弾性導電性接点222の断面積は同一であってもよく、異なっていてもよい。弾性導電性接点222は、例えば0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、または他の好適な値などのどのような弾性係数を有していてもよい。
図6Cにおいて示すように、弾性導電性接点222の頂部と、プラグ220の頂部との間の上下方向(垂直方向)距離は0〜100mmであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の頂部と、プラグ220の頂部との間の上下方向距離は0.1mm〜1.0mm、1.1mm〜2.0mm、2.1mm〜3.0mm、3.1mm〜4.0mm、4.1mm〜5.0mm、5.1mm〜6.0mm、6.1mm〜7.0mm、7.1mm〜8.0mm、8.1mm〜9.0mm、9.1mm〜10.0mm、10.1mm〜20.0mm、20.1mm〜30.0mm、30.1mm〜40.0mm、40.1mm〜50.0mm、50.1mm〜60.0mm、60.1mm〜70.0mm、70.1mm〜80.0mm、80.1mm〜90.0mm、または90.1mm〜100.0mmなどであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222の頂部とプラグ220の頂部との間の上下方向距離は12.0mmでもよい。各プラグにおける、弾性導電性接点222の頂部とプラグ220の頂部との間の上下方向距離は同じであってもよく、異なっていてもよい。
図6Cにて示すように、3つの弾性導電性接点のうち、隣接する弾性導電性接点222の間の上下方向(垂直方向)距離は0〜100mmであってもよい。一部の実施形態では、3つの弾性導電性接点のうち、隣接する弾性導電性接点222の間の上下方向距離は0.1mm〜1.0mm、1.1mm〜2.0mm、2.1mm〜3.0mm、3.1mm〜4.0mm、4.1mm〜5.0mm、5.1mm〜6.0mm、6.1mm〜7.0mm、7.1mm〜8.0mm、8.1mm〜9.0mm、9.1mm〜10.0mm、10.1mm〜20.0mm、20.1mm〜30.0mm、30.1mm〜40.0mm、40.1mm〜50.0mm、50.1mm〜60.0mm、60.1mm〜70.0mm、70.1mm〜80.0mm、80.1mm〜90.0mm、または90.1mm〜100.0mmなどであってもよい。一部の実施形態では、3つの弾性導電性接点のうち、隣接する弾性導電性接点222の間の上下方向距離は8.5mmであってもよい。各プラグにおけるに、3つの弾性導電性接点のうち、隣接する弾性導電性接点222の間の上下方向距離は同じであってもよく、異なっていてもよい。
通常の操作における弾性導電性接点222の変形度は0〜100mmであってもよい。一部の実施形態では、通常の操作における弾性導電性接点222の変形度は0.1mm〜1.0mm、1.1mm〜2.0mm、2.1mm〜3.0mm、3.1mm〜4.0mm、4.1mm〜5.0mm、5.1mm〜6.0mm、6.1mm〜7.0mm、7.1mm〜8.0mm、8.1mm〜9.0mm、9.1mm〜10.0mm、10.1mm〜20.0mm、20.1mm〜30.0mm、30.1mm〜40.0mm、40.1mm〜50.0mm、50.1mm〜60.0mm、60.1mm〜70.0mm、70.1mm〜80.0mm、80.1mm〜90.0mm、または90.1mm〜100.0mm等であってもよい。一部の実施形態では、通常の操作における弾性導電性接点222の変形度は0.6mmでもよい。各弾性導電性接点222の、通常の操作における変形度は同一であってもよく、異なっていてもよい。
図7A〜図7Eに示したように、本開示の実施形態の一部に従って、ハウジングとソケット・モジュールのプラグとの状態を制御するようにバネが配設されていてもよい。図7A〜7Cは、モバイル型吊下げソケットを示す。ソケットは、ハウジング210と、プラグ220とを備えていてもよい。プラグ220はハウジング210から吊るされていてもよい。ハウジング210は、前部ハウジング214と、後部ハウジング215とを含んでもよい。ハウジング210の少なくとも1つの面は1つ以上のプラグに接続されるように構成される複数のスロットおよび/または穴を含んでもよい。図7Aに示すように、前部ハウジング214は複数のスロットおよび/または穴を含んでもよい。スロットおよび/または穴の数および形状は、図に示された数や形状に限定されない。一部の実施形態では、ハウジング210は2つのスロットおよび/または穴を備えていてもよい。一部の実施形態では、ハウジング210は3つのスロットおよび/または穴を備えていてもよい。一部の実施形態では、ハウジング210は5つのスロットおよび/または穴を備えていてもよい。一部の実施形態では、スロットまたは穴は円形であってもよい。一部の実施形態では、スロットまたは穴は矩形であってもよい。一部の実施形態では、プラグに接続されるように構成されたスロットおよび/または穴と、スロットおよび/または穴内の咬持導電片とは、他の電気機器と置き換えられてもよい。他の電気機器にはルータ、センサ、アラーム、検出器、カメラ、充電器、またはコンバータが含まれてもよい。一部の実施形態では、ハウジング210は、インテリジェント・チップを内蔵するように構成された空洞を備えていてもよい。
一部の実施形態では、プラグ220はコネクタ223を備えていてもよい。図7Aに示すように、コネクタはプラグ220の上部に配置されていてもよい。図7Aのコネクタの位置は一例として示したものであり、本開示は上で述べた実施の形態に限定されない。コネクタ223はプラグ220上にどのような好適な態様で配置されていてもよい。一部の実施形態では、コネクタ223はプラグ220の中間部に配置されていてもよい。一部の実施形態では、コネクタ223はプラグ220の底部に配置されていてもよい。コネクタ223はバックプレート730を含んでもよい。バックプレート730は、ハウジング210の幅より狭い幅である限り、どのような幅で構成されてもよい。バックプレート730は、ハウジング210の高さより低い限り、どのような高さで構成されていてもよい。バックプレート730は、ハウジング210の厚みより薄い限り、どのような厚みで構成されてもよい。
プラグ220は導電性接続片221を含んでもよい。導電性接続片221の一方の端部は弾性導電性接点222を形成していてもよい。導電性接続片221の他方の端部は咬持導電片212に接続(例えば電気的に接続)されてもよい。スロット720はハウジング210の後部ハウジング215上に配置されていてもよい。スロット720の寸法はコネクタ223の寸法に対応するものであってもよい。プラグ220のコネクタ223は、バックプレート730がハウジング210内部に位置するように、および/またはプラグ220がハウジング210の外部に位置するように、スロット720に差し込まれてもよい。導電性接続片221は導体を通じて咬持導電片212に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい。上記導体は弾性導体でもよい。他の導体と接触する場合、上記弾性導体は、弾性的に変形し、弾性的圧力を生じさせることができ、それにより他の導体により確実に接続されるようになる。一部の実施形態では、上記導体は弾性銅片でもよい。上記導体は例えば銅、真鍮、リン青銅、ベリリウム銅、紫銅、赤銅、銅合金、銅−カドミウム合金、銅−ニッケル合金、スズ−銅合金などの好適な導電性物質のいずれかでできたものであってもよい。
バネ710は、バックプレート730に抵抗するように、後部ハウジング215とバックプレート730との間に配置されていてもよい。ハウジング210は例えば1個、2個、3個、4個などのどのような数のバネを含んでいてもよい。バネ710はどのような好適な態様でハウジング内に配置されていてもよい。図7Aおよび図7Bのバネ710の数および位置は一例として示したものであり、本開示は上で述べた実施の形態に限定されない。図7Dに示すように、機能していない状態においては、バネ710がバックプレート730に抵抗してプラグ220がハウジング210の背面に近接するようにしてもよい。図7Eに示すように、機能している状態では、プラグ220は外側に引き出されていてもよく、バネ710がバックプレート730により圧縮されて、プラグ220と、ハウジング210の背面との間に、プラグ220が電気の供給を受けるようにするためのスペースが確保されてもよい。
プラグ220は、ある程度曲げられたり、ねじられたりすることが可能である。プラグ220はどのような角度に曲げられてもよく、例えば±1°、±2°、±3°、±4°、±5°、または他の角度に曲げられてもよい。プラグ220はどのような角度にねじられてもよく、例えば±1°、±2°、±3°、±4°、±5°、または他の角度にねじられてもよい。
図9Aは本開示の実施の形態の一部に係る、電源タップの一例の平面図である。図9Bは電源タップの一例の部分分解組立図である。
図9Aおよび図9Bに示すように、電源タップ940は差込溝910を備えていてもよい。電源タップ940は木、プラスチック、ゴム、セラミック、花こう岩などの非導電性材料でできたものであってもよい。一部の実施形態では、差込溝910の深さはプラグ220の挿入奥行よりも大きくてもよい。一部の実施形態では、差込溝910の深さはプラグ220の挿入奥行に等しくてもよいか、実質的に等しくてもよい。一部の実施形態では、差込溝910の深さはプラグ220の挿入奥行より小さくてもよい。一部の実施形態では、差込溝910の幅はプラグ220の厚みより大きくてもよい。一部の実施形態では、差込溝910の幅はプラグ220の厚みに等しくてもよいか、実質的に等しくてもよい。
一部の実施形態では、電源タップ940は、封止され、かつ絶縁された構成部品(図示せず)を含んでもよい。封止され、かつ絶縁された構成部品により、差込溝910を通して電源タップ940の導体に人や動物が偶然に接触するのを防ぐことができる。封止され、かつ絶縁された構成部品により、差込溝910を通して電源タップ940内に水や蒸気が漏入するのを防止することができる。封止され、かつ絶縁された構成部品は、差込溝910の内側表面に配置されていてもよい。プラグ220が電源タップ940に差し込まれるとき、封止され、かつ絶縁された構成部品は開放されていてもよい。プラグ220が電源タップ940から引き抜かれるとき、封止され、かつ絶縁された構成部品は開放されていてもよい。一部の実施形態では、封止され、かつ絶縁された構成部品は柔軟な部品であってもよく、堅固な部品であってもよい。封止され、かつ絶縁された構成部品はゴム製のものであってもよい。
図9Aおよび図9Bに示すように、電源タップ940は、1つ以上の導体(例えば導体920−1、920−2、および920−3など)を含んでもよい。3つの導体は、それぞれ、活線、接地線、および中性線でもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3は中空体であってもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3は中実体であってもよい。導体920−1、920−2、および920−3は例えば銅、真鍮、リン青銅、ベリリウム銅、紫銅、赤銅、銅合金、銅−カドミウム合金、銅−ニッケル合金、スズ−銅合金などの好適な導電性物質でできたものであってもよい。
導体920−1、920−2、および/または920−3の断面積は0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3の断面積は0.1mm2〜1.0mm2、1.1mm2〜2.0mm2、2.1mm2〜3.0mm2、3.1mm2〜4.0mm2、4.1mm2〜5.0mm2、5.1mm2〜6.0mm2、6.1mm2〜7.0mm2、7.1mm2〜8.0mm2、8.1mm2〜9.0mm2、9.1mm2〜10.0mm2、10.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜30.0mm2、30.1mm2〜40.0mm2、40.1mm2〜50.0mm2、50.1mm2〜60.0mm2、60.1mm2〜70.0mm2、70.1mm2〜80.0mm2、80.1mm2〜90.0mm2、または90.1mm2〜100.0mm2などであってもよい。導体920−1、920−2、および/または920−3の断面積は5.5mm2であってもよい。
図9Aおよび9Bに示すように、導体920−3と、差込溝910の開口部との間の左右方向(水平方向)距離は0〜100mmであってもよい。一部の実施形態では、導体920−3と、差込溝910の開口部との間の左右方向の距離は0.1mm〜1.0mm、1.1mm〜2.0mm、2.1mm〜3.0mm、3.1mm〜4.0mm、4.1mm〜5.0mm、5.1mm〜6.0mm、6.1mm〜7.0mm、7.1mm〜8.0mm、8.1mm〜9.0mm、9.1mm〜10.0mm、10.1mm〜20.0mm、20.1mm〜30.0mm、30.1mm〜40.0mm、40.1mm〜50.0mm、50.1mm〜60.0mm、60.1mm〜70.0mm、70.1mm〜80.0mm、80.1mm〜90.0mm、90.1mm〜100.0mmなどであってもよい。一部の実施形態では、導体920−3と、差込溝910の開口部との間の左右方向距離は11.0mmであってもよい。各電源タップにおける、導体920−3と、差込溝910の開口部との間の左右方向距離は同一であってもよく、異なっていてもよい。
図9Aおよび9Bに示すように、導体920−1、920−2、および/または920−3のうち、隣接する導体同士の間の水平方向の距離は0〜100mmであってもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3のうち、隣接する導体同士の間の水平方向の距離は0.1mm〜1.0mm、1.1mm〜2.0mm、2.1mm〜3.0mm、3.1mm〜4.0mm、4.1mm〜5.0mm、5.1mm〜6.0mm、6.1mm〜7.0mm、7.1mm〜8.0mm、8.1mm〜9.0mm、9.1mm〜10.0mm、10.1mm〜20.0mm、20.1mm〜30.0mm、30.1mm〜40.0mm、40.1mm〜50.0mm、50.1mm〜60.0mm、60.1mm〜70.0mm、70.1mm〜80.0mm、80.1mm〜90.0mm、または90.1mm〜100.0mmなどであってもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3のうち、隣接する導体同士の間の水平方向の距離は8.5mmでもよい。各電源タップにおける、導体920−1、920−2、および/または920−3のうち、隣接する導体同士の間の水平方向の距離は同一であってもよく、異なっていてもよい。
導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電流は0〜100Aであってもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電流は0.1A〜1.0A、1.1A〜2.0A、2.1A〜3.0A、3.1A〜4.0A、4.1A〜5.0A、5.1A〜6.0A、6.1A〜7.0A、7.1A〜8.0A、8.1A〜9.0A、9.1A〜10.0A、10.1A〜20.0A、20.1A〜30.0A、30.1A〜40.0A、40.1A〜50.0A、50.1A〜60.0A、60.1A〜70.0A、70.1A〜80.0A、80.1A〜90.0A、または90.1A〜100.0Aなどであってもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電流は40Aであってもよい。各導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電流は同一であってもよく、異なっていてもよい。
導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電圧は0〜10000Vであってもよい。導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電圧は10V〜100V、110V〜200V、210V〜300V、310V〜400V、410V〜500V、510V〜600V、610V〜700V、710V〜800V、810V〜900V、910V〜1000V、1010V〜2000V、2010V〜3000V、3010V〜4000V、4010V〜5000V、5010V〜6000V、6010V〜7000V、7010V〜8000V、8010V〜9000V、または9010V〜1000Vなどであってもよい。一部の実施形態では、導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電圧は5000Vであってもよい。各導体920−1、920−2、および/または920−3の安全に使用できる最大許容電圧は同一であってもよく、異なっていてもよい。
弾性導電性接点222と、導体920−1、920−2、および/または920−3との間の接触面積は0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。弾性導電性接点222と、導体920−1、920−2、および/または920−3との間の接触面積は0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。弾性導電性接点222と導体920−1、920−2、および/または920−3との間の接触面積は、0.1mm2〜1.0mm2、1.1mm2〜2.0mm2、2.1mm2〜3.0mm2、3.1mm2〜4.0mm2、4.1mm2〜5.0mm2、5.1mm2〜6.0mm2、6.1mm2〜7.0mm2、7.1mm2〜8.0mm2、8.1mm2〜9.0mm2、9.1mm2〜10.0mm2、10.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜30.0mm2、30.1mm2〜40.0mm2、40.1mm2〜50.0mm2、50.1mm2〜60.0mm2、60.1mm2〜70.0mm2、70.1mm2〜80.0mm2、80.1mm2〜90.0mm2、または90.1mm2〜100.0mm2などであってもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222と、導体920−1、920−2、および/または920−3との間の接触面積は2mm2より大きくてもよい。各弾性導電性接点222と、導体920−1、920−2、および/または920−3との間の接触面積は同一であってもよく、異なっていてもよい。
機能している状態における弾性導電性接点222の、導体920−1、920−2、および/または920−3上への圧力は0〜100Nでもよい。一部の実施形態では、機能している状態における弾性導電性接点222の、導体920−1、920−2、および/または920−3上への圧力は0.1N〜1.0N、1.1N〜2.0N、2.1N〜3.0N、3.1N〜4.0N、4.1N〜5.0N、5.1N〜6.0N、6.1N〜7.0N、7.1N〜8.0N、8.1N〜9.0N、9.1N〜10.0N、10.1N〜20.0N、20.1N〜30.0N、30.1N〜40.0N、40.1N〜50.0N、50.1N〜60.0N、60.1N〜70.0N、70.1N〜80.0N、80.1N〜90.0N、または90.1N〜100.0Nなどであってもよい。一部の実施形態では、機能している状態における弾性導電性接点222の、導体920−1、920−2、および/または920−3上への圧力は7.5Nでもよい。機能している状態における各弾性導電性接点222の、導体920−1、920−2、および/または920−3上への圧力は同一であってもよく、異なっていてもよい。
電源タップシステム120は3本の導体溝を含んでもよい。3つの導体が導体溝に配置されていてもよい。活線、接地線、および中性線はどのような好適な方法でも配置されていてもよい。一部の実施形態では、導体920−1は活線でもよい。一部の実施形態では、導体920−2は活線でもよい。一部の実施形態では、導体920−3は活線でもよい。図9Bにおける3つの導体は、差込溝910の同じ面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、上記3つの導体は差込溝910の異なる面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、上記3つの導体のうちいずれか2つは差込溝910の同じ面に配置されていてもよく、他のもう1つは差込溝910の他の面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、上記3つの導体のうちいずれか2つは差込溝910の2つの面にそれぞれ配置されていてもよく、他のもう1つは差込溝910の底部に配置されていてもよい。なお図9Bの電源タップにおける導体の数および位置は一例として示したものであり、本開示は上で述べた実施の形態に限定されない点には留意されたい。一部の実施形態では、電源タップ940は、それぞれ、活線と中性線とである2つの導体を含んでいてもよい。一部の実施形態では、上記導体は差込溝910の同じ面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、2つの導体は差込溝910の異なる面に配置されていてもよい。一部の実施形態では、1つの導体は差込溝910のいずれかの面に配置されていてもよく、その他の導体は差込溝910の底部に配置されていてもよい。
図9Bに示すように、電源タップ940は複数の空洞930を含んでいてもよい。一部の実施形態では、活線、接地線、および中性線は上記空洞内に配置されていてもよい。活線、接地線、および中性線は同じ空洞内に配置されていてもよく、異なる空洞内に配置されていてもよい。空洞930は、別の用途を有していてもよい。電源タップ940は、どのような好適な数(例えば1、2、3、4など)の空洞を有していてもよい。空洞930の長さおよび電源タップ940の長さは、同一であってもよく、異なっていてもよい。空洞930の断面はどのような規則的な形状、または不規則な形状に形成されていてもよい。上記規則的な形状には円形、三角形、四辺形、五角形、六角形、または他のいずれかの規則的な形状が含まれてもよい。各空洞930の断面積は同一であってもよく、異なっていてもよい。
一部の実施形態では、電源タップ940の差込溝910は、防塵され、かつ絶縁された部分を含んでもよい。防塵され、かつ絶縁された部分により、塵や水蒸気が落ちて電源タップ内に入り込むのを防ぐことができる。防塵および絶縁された部分はゴム片であってもよい。
なお電源タップに関する上記説明は一例として示したものであり、本開示は上で述べた実施の形態に限定されない点には留意されたい。位置の多数の他の変更、置換、バリエーション、代替、および改変は、導体の設定原理を理解した後、当業者に確かめられてもよいことは理解することができる。一部の実施形態では、電源タップは中実であってもよく、空洞を含んでいなくてもよい。そのような変更、置換、バリエーション、代替、および改変は、本開示の範囲内に属する。
図10Aおよび10Bは、本開示の実施の形態の一部に係る、機能した状態におけるソケット・モジュール110および電源タップシステム120の例の正面図および側面図である。ソケット・モジュール110はハウジング210とプラグ220とを含んでもよい。電源タップシステム120はソケット・モジュール110と互換性を持ってもよい。電源タップシステム120は、壁または他の固定された物(例えば家具)の表面に設置されていてもよい。従来の配線の方法と比較して、上述の配線の方法は、装飾の複雑さを大きく減少させ、設置を容易にすることができる。電源タップシステム120は、その頂面上に差込溝910を含んでいてもよい。活線130、中性線140、および接地線150は、電源タップ内に配置されて、プラグ220に接続(例えば電気的に接続)されるようにしてもよい。プラグ220が電源タップ940の差込溝910に差し込まれたときに、ソケット・モジュール110が通電されてもよい。差込溝910は、プラグ220の寸法および形状に対応するように好適な寸法および形状に形成されていてもよい。一部の実施形態では、プラグ220が電源タップ120に接続(例えば電気的に接続)されると、表示灯が導電性接続片に接続(例えば電気的に接続)され、ソケット・モジュール110が通電されていることを示すために点灯してもよい。ソケット・モジュール110が電源タップシステム120に接続されていないか、または接続がうまく行われていない場合に、ソケット・モジュール110の表示灯を点灯させないことでソケット・モジュール110が通電されていないことを示してもよい。
一部の実施形態では、電源タップ940の差込溝910は3つの導体、すなわち活線、接地線、および中性線を備えていてもよい。上記導体は剛性を有する導体でもよい。ソケット・モジュール110が電源タップに差し込まれると、プラグ220の表面上の弾性導電性接点222が上記3つの剛性を有する導体に接続(例えば電気的に接続)されてもよい。一部の実施形態では、弾性導電性接点222はプラグ220の同じ表面に配置されていてもよく、3つの剛性を有する導体にそれぞれ接続されていてもよい。弾性導電性接点222は、それらが互いにより密接に接続され、ソケットが安定で、確実に通電されるように、剛性を有する導体によりきつく締め付けられていてもよい。また同時に、上記3つの導体は変形できなくなり、他のモバイルソケットの運用に影響を及ぼさなくなる。一部の実施形態では、弾性導電性接点222はプラグ220の同じ表面に配置されていなくてもよい。
図11Aは本開示の実施の形態の一部に係る、ソケット・モジュールの一例の側面図である。図11Bは、本開示の実施の形態の一部に係る、機能している状態におけるソケット・モジュールおよび電源タップの側面図である。ソケット・モジュール110はプラグ220とハウジング210とを備えていてもよい。プラグ220はハウジング210の外側表面に対して垂直に配置されていてもよい。導電性接続片221の一方の端部はハウジング210内に配置されていてもよく、またソケット・コア211および表示灯213に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい。導電性接続片221の他方の端部はプラグ220内部にまで延長されて、プラグ220の表面の上に弾性導電性接点222を形成してもよい。電源タップ940は、その頂面上に差込溝910を備えていてもよい。プラグ220が電源タップ940の差込溝910に差し込まれたとき、ソケット・モジュール110は通電されてもよい。プラグ220が電源タップ940に接続(例えば電気的に接続)されると、表示灯が導電性接続片に接続(例えば電気的に接続)され、ソケット・モジュール110が通電されていることを示すために点灯してもよい。プラグ220が電源タップ940に接続されていないか、または接続がうまく行われていない場合に、ソケット・モジュール110の表示灯を点灯させないことでソケット・モジュール110が通電されていないことを示してもよい。
図12は、本開示の実施の形態の一部に係る電源タップシステムの一例を示す。電源タップシステムは1つ以上の電源タップ940および1つ以上のストリップ・コネクタ1203を含んでもよい。一部の実施形態では、電源タップ940は特定の方向に沿って延在していてもよい。電源タップ940がその方向において物体と遭遇したときに、ストリップ・コネクタ1203はその物体を迂回して、その物体の両側にある電源タップ940の間の接続を確立してもよい。一部の実施形態では、上記物体の例としては、ホールの中央にある支柱、壁から突出した柱などが挙げられる。ストリップ・コネクタ1203は、正方形の物体(例えば「Π」型の障害物)や、円形、円弧状の物体、湾曲した物体、および他のいずれかの物体を回避してもよい。ストリップ・コネクタ1203の、対応する断面形状には、正方形、円弧状の形状、湾曲形状などが含まれてもよい。
一部の実施形態では、ストリップ・コネクタ1203は接続ジョイント1205および接続インターフェース1207を備えていてもよい。接続ジョイント1205は第1の導体1209を備えていてもよい。接続インターフェース1207は第2の導体1211を備えていてもよい。第1の導体1209は接続ジョイント1205から突出していてもよく、また第2の導体1211は接続インターフェース1207内に配置されていてもよい。第1の導体1209の形状は、矩形、筒状、または球体などの形状であってもよい。第2の導体1211の形状は、矩形、筒状、または球体などの形状であってもよい。一部の実施形態では、第1の導体1209は導体棒でもよく、そして、第2の導体1211は導体管でもよい。
一部の実施形態では、第1の導体1209および第2の導体1211の断面積は、る0.1mm2〜100.0mm2であってもよい。一部の実施形態では、導体の断面積は0.1mm2〜1.0mm2、1.1mm2〜2.0mm2、2.1mm2〜3.0mm2、3.1mm2〜4.0mm2、4.1mm2〜5.0mm2、5.1mm2〜6.0mm2、6.1mm2〜7.0mm2、7.1mm2〜8.0mm2、8.1mm2〜9.0mm2、9.1mm2〜10.0mm2、10.1mm2〜20.0mm2、20.1mm2〜30.0mm2、30.1mm2〜40.0mm2、40.1mm2〜50.0mm2、50.1mm2〜60.0mm2、60.1mm2〜70.0mm2、70.1mm2〜80.0mm2、80.1mm2〜90.0mm2、または90.1mm2〜100.0mm2などであってもよい。一部の実施形態では、第1の導体1209および第2の導体1211の断面積は5.5mm2であってもよい。
一部の実施形態では、第1の導体1209の形状および第2の導体1211の形状は、第1の導体1209が第2の導体1211に差し込み可能となるように、互いに適合するように構成されていてもよい。第1の導体1209が第2の導体1211に差し込まれると、接続ジョイント1205と接続インターフェース1207とが電気的に接続されてもよい。一部の実施形態では、第2の導体1211は接続インターフェース1207から突出していてもよく、第1の導体1209は接続ジョイント1205内に配置されていてもよい。第2の導体1211は、第1の導体1209に差し込まれていてもよい。
一部の実施形態では、第1の導体1209は弾性を有していてもよい。第1の導体1209は、それが機能しない状態においては、接続ジョイント1205によって反応してもよい。一部の実施形態では、第1の導体1209は、それが機能している状態においては、接続ジョイントから延出していてもよい。機能している状態(機能状態)とは、トリップ・コネクタ1203が、物体の両側にある電源タップを接続するのに用いられている状態のことをいう。機能してない状態(非機能状態)とは、トリップ・コネクタ1203が、物体の両側にある電源タップを接続するのに用いられていない状態のことをいう。
一部の実施形態では、第1の導体1209および第2の導体1211はどのような導電性物質でできたものであってもよい。上記導電性物質には金属、合金などが含まれる。上記金属には銅、アルミニウム、金などが含まれる。例えば第1の導体1209および第2の導体1211は、銅でできたものであってもよい。一部の実施形態では、第1の導体1209および第2の導体1211は、溶接、一体成型、および/または他のいずれかの適切な製造プロセス、および/または製造プロセスの組合せにより製造することができる。
一部の実施形態では、接続ジョイント1205は第1のバックル1213と、第1のストリップ・コネクタ1215とを備えていてもよい。第1のバックル1213および第1のストリップ・コネクタ1215は、溶接、一体成型、および/または他のいずれかの適切な製造プロセス、および/または製造プロセスの組合せにより製造することができる。第1の導体1209は、第1のバックル1213の一方の端部に配置されていてもよい。第1のストリップ・コネクタ1215は、第1のバックル1213の他端を接続してもよい。
一部の実施形態では、第1のストリップ・コネクタ1215と第1のバックル1213との間の接続は、垂直接続であってもよく、鋭角接続であってもよく、直角接続であってもよい。直角接続とは、第1のバックル1213と第1のストリップ・コネクタ1215とが互いに垂直であることをいう。例えば図12に示すように、第1のストリップ・コネクタ1215と第1のバックル1213とは、互いに垂直に接続されている。
一部の実施形態では、第3の導体1217は、第1のストリップ・コネクタ1215の一方の端に配置されていてもよい。第3の導体1217は第1のストリップ・コネクタ1215から突出していてもよい。第3の導体1217は弾性を有していてもよい。第3の導体1217が機能しない状態において、第3の導体1217は第1のストリップ・コネクタ1215内に引き込まれていて(退避していて(挿入されていて))もよい。第3の導体1217が機能している状態において、第3の導体1217は第1のストリップ・コネクタ1215から延出していてもよい。
一部の実施形態では、第3の導体1217は、例えば金属、合金などのいずれかの導電性物質でできていてもよい。上記金属には銅、アルミニウム、金などが含まれる。例えば第3の導体1217は銅製の棒でもよい。第3の導体1217の形状は、矩形、筒状、または球体などの形状であってもよい。一部の実施形態では、第3の導体1217の数は電源タップ940における導体の数より多いか、等しくてもよい。機能している状態において、第3の導体1217のうち1つ以上の銅製の棒が対応する中空導体内に挿入され、接続ジョイント1205と電源タップ940との間の電気的な接続を確立してもよい。
一部の実施形態では、接続インターフェース1207は、第2のバックル1219と第2のストリップ・コネクタ1221とを備えていてもよい。第2のバックル1219および第2のストリップ・コネクタ1221は溶接、一体成型、メカニカルスプライシング、および/または他のいずれかの適切な製造プロセス、および/または製造プロセスの組合せにより製造することができる。第2の導体1211は第2のバックル1219の一方の端部に配置されていてもよい。第2のストリップ・コネクタ1221は、第2のバックル1219の他端を接続してもよい。
一部の実施形態では、第2のストリップ・コネクタ1221と第2のバックル1219との間の接続は、垂直接続であってもよく、鋭角接続であってもよく、直角接続であってもよい。直角接続とは、第2のバックル1219と第2のストリップ・コネクタ1221とが互いに垂直であることをいう。例えば図12に示すように、第2のストリップ・コネクタ1221と第2のバックル1219とは、互いに垂直に接続されている。
一部の実施形態では、接続ハウジング1223は第2のストリップ・コネクタ1221の一方の面に配置されていてもよい。接続ハウジング1223の形状は電源タップ940の形状と適合するように構成することができる。接続ハウジング1223は空洞を含んでもよい。第4の導体(図示せず)が空洞に配置され、電源タップ940内の導体と接続(例えば電気的に接続)されてもよい。そのようにして、第2のストリップ・コネクタ1221は、接続ハウジング1223を通じて電源タップ940に接続(例えば電気的に接続)されていてもよい。第2のストリップ・コネクタ1221および接続ハウジング1223は、溶接、一体成型、メカニカルスプライシング、および/または他のいずれかの適切な製造プロセス、および/または製造プロセスの組合せにより製造することができる。
図13Aは本開示の実施の形態の一部に係る接続ジョイント1205の一例の平面図である。接続ジョイント1205に関する上記説明に関わらず、1つ以上のコネクタ1301が第1の導体1209と第3の導体1217との間に配置されていてもよい。一部の実施形態では、コネクタ1301は(図13Aに示すような)ランタン(提灯)形のコネクタでもよい。コネクタ1301の直径は第1の導体1209の端部の直径より大きくてもよく、または電源タップ940の中空導体の内径より大きくてもよい。コネクタ1301はどのような導電性物質でできたものであってもよい。コネクタ1301と、第1の導体1209の端部とは、同一の材料でできたものであってもよく、異なる材料でできたものであってもよい。
一部の実施形態では、コネクタ1301の表面は弾性を有していてもよい。接続ジョイント1205および電源タップ940が接続されると、第3の導体1217の端部が電源タップ940内の中空導体内にまず挿入され、次にコネクタ1301が電源タップ940の中空電線内に挿入されていてもよい。コネクタ1301は、きつく締め付けられてもよく、弾性的に変形してもよく、また電源タップ940の中空導体内に、完全に、または不完全に挿入されてもよい。
図13Bは本開示の実施の形態の一部に係る、接続インターフェース1207の一例の平面図である。上述したように、一部の実施形態では、接続インターフェース1207は、第2のバックル1219と、第2のストリップ・コネクタ1221とを備えていてもよい。接続ハウジング1223は第2のストリップ・コネクタ1221の一方の面に配置されていてもよい。第2のストリップ・コネクタ1221は接続ハウジング1223を電通じて電源タップ940に電気的に接続されていてもよい。
図14は本開示の実施の形態の一部に係る電源タップシステムの一例を示す。電源タップシステムは、1つ以上のストリップ・コネクタ1203と、1つ以上の電源タップ940とを含んでもよい。一部の実施形態では、ストリップ・コネクタ1203は物体を迂回して、その物体の両側にある電源タップ940の間の接続を確立してもよい。ストリップ・コネクタ1203は、接続ジョイント1205と、接続インターフェース1207とを備えていてもよい。ストリップ・コネクタ1203は、「Π」の形状の構造により障害物1403を迂回することができる。
図15は本開示の実施の形態の一部に係るリニアタイプ電源タップシステムの一例の図である。リニアタイプ電源タップは、1つ以上の電源タップ940と、1つ以上のストリップ・コネクタ1503とを含んでもよい。一部の実施形態では、電源タップ940の長さは1mから10mの間であってもよい。一部の実施形態では、電源タップ940の長さは1mから5mの間であってもよい。一部の実施形態では、電源タップ940の長さは1mから3mの間であってもよい。
一部の実施形態では、電源タップ940は部屋の縁に沿って配置されてもよい。部屋の縁の長さは、1つ以上の電源タップ940の長さより長くてもよい。そのようにして、複数の電源タップ940は、縁に沿って配置されることが必要とされてもよい。一部の実施形態では、ストリップ・コネクタ1503は2つの隣接する電源タップ940を接続して、それらの間の電気的接続を確立してもよい。
一部の実施形態では、ストリップ・コネクタ1503は1つ以上の導体1505を備えていてもよい。導体1505の数は電源タップ940内の導体の数以下であってもよい。1つ以上のコネクタ1507は導体1505の中間の部分に配置されていてもよい。一部の実施形態では、コネクタ1507はランタン(提灯)形のコネクタであってもよい。コネクタ1507によって、ストリップ・コネクタ1503と電源タップ940との間の接続を緊密にすることができる。
図16Aは入隅用電源タップシステムの平面図である。入隅用電源タップシステムは、1つ以上の電源タップ940と、1つ以上の入隅用ストリップ・コネクタ1603とを備えていてもよい。一部の実施形態では、入隅とは、壁の凹んだ部分、例えば部屋の2枚の壁が内向きに接することでできる角の部分ことをいう。一部の実施形態では、部屋のある壁の縁に沿って長手方向に伸びる電源タップ940は、入隅に遭遇することがあり、他の壁の縁に配置された他の電源タップ940に接続することが必要とされる場合がある。入隅用ストリップ・コネクタ1603は、2つの電源タップ940を接続するように構成することができる。
一部の実施形態では、入隅用ストリップ・コネクタ1603は1つ以上の第1の導体1605および1つ以上の第2の導体1607を含んでもよい。第1の導体1605の数および第2の導体1607の数は、電源タップ940の導体の数以下でもよい。第1の導体1605の数と第2の導体1607の数は同一であってもよく、異なっていてもよい。複数の第1の導体1605および第2の導体1607は、上下方向の線に沿ってそれぞれ配置されていてもよい。したがって、図16Aの平面図には第1の導体1605が1つのみと、第2の導体1607が1つのみあってもよい。
一部の実施形態では、入隅用ストリップ・コネクタ1603は直方体、立方体、または湾曲形状を有するものであってもよい。第1の導体1605および第2の導体1607は、入隅用ストリップ・コネクタ1603の2つの隣接する面から延出していてもよい。第1の導体1605と第2の導体1607とは互いに垂直であってもよい。1つ以上のコネクタ1609が第1の導体1605と、第2の導体1607との中間の部分に配置されていてもよい。コネクタ1609によって、入隅用ストリップ・コネクタ1603と電源タップ940との間の接続を緊密にすることができる。
図16Bは出隅用電源タップシステム1620の平面図である。出隅用電源タップ1620は1つ以上の電源タップ940と、1つ以上の出隅用ストリップ・コネクタ1611とを備えていてもよい。一部の実施形態では、出隅とは、壁の突出した部分、例えば室内の通路の方向転換地点の角の部分のことをいう。出隅用ストリップ・コネクタ1611が隣接する電源タップ940を接続する様式は、入隅用コネクタの場合と同様である。
多くの変形例、改変、およびバリエーションは、当業者にとって明らかである。例えば上述の様々な構成要素の実施がハードウェアデバイスで具体化されていたとしても、その構成要素は、たとえば既存のサーバやモバイル機器へのインストールにより、ソフトウェアのみのソリューションとして実施することもできる。また位置情報を提供することは、ファームウェア装置、ファームウェア装置とソフトウェア装置との組合せ、ファームウェア装置とハードウェアデバイスとの組合せ、またはファームウェア装置と、ハードウェアデバイスと、ソフトウェア装置との組合せで具体化することもできる。
開示および/または様々な実施例を上に示した。上記説明に従って、様々な変更を行うことができる。特許請求の範囲に記載された内容は、様々な方法および実施の形態により実現することができ、また様々なアプリケーションにおいて実現することもできる。添付の特許請求の範囲およびその他の変更、改良、および改変によって示唆される全ての適用例は本開示の範囲内に属する。