特定の実施形態においては、システムは、ネットワーク上のコネクテッド・デバイスについて、イベント通知を受信する。イベントは、コネクテッド・デバイスに関連付けられている出来事とすることができる。システムは、特定の期間内に発生する2つ以上のイベントを含むイベント・シーケンスを評価し、評価されたシーケンスに基づいてルールを生成する。イベント・シーケンスの特定の期間は予め決められていてもよいし、または履歴データを使用して決定してもよい。一定の実施形態においては、イベント・シーケンスはスコアを付けられてもよく、そのスコアに基づいてイベント・シーケンスのルールを生成することができる。いくつかの実施形態においては、閾値よりも大きいスコアを有するイベント・シーケンスについてのみ、ルールを生成することができる。ルールが生成されると、新たなイベント通知は、その新たなイベントに基づいて特定のルールがトリガされたかどうかを決定するために、ルールと比較される。トリガされていた場合、トリガされたルールに従ってコネクテッド・デバイスに命令が送信される。
以下に開示する実施形態は単なる例であり、本開示の範囲はこれに限定されるものではない。特定の実施形態は、上記開示した実施形態のコンポーネント、要素、特徴、機能、動作、または工程の全部もしくは一部を含んでもよく、または含まなくてもよい。本発明による実施形態は、方法、記憶媒体、システムおよびコンピュータ・プログラム製品に向けられた添付の請求項で特に開示され、ある請求項のカテゴリ、たとえば方法、で述べられた任意の特徴は、別の請求項のカテゴリ、たとえばシステム、でも同様に請求されることができる。添付の請求項の従属性または後方参照は、形式上の理由でのみ選択されている。しかし、任意の先行請求項への意図的な後方参照から生じる任意の主題(特に多項従属)は同様に請求されることができるので、添付の請求項で選ばれた従属性に関係なく、請求項およびその特徴の任意の組合せが開示され、請求されることができる。請求することのできる主題は、添付の請求項に記載される特徴の組合せだけでなく、請求項の特徴の任意の他の組合せも含み、請求項で述べられる各特徴は請求項の任意の他の特徴または他の特徴の組合せと組み合わせることができる。さらに、本明細書で記述または示される実施形態および特徴のいずれも、個別の請求項で、および/または、本明細書で記述もしくは示される任意の実施形態もしくは特徴または添付の請求項の特徴のいずれかとの任意の組合せで請求することができる。
図1は、ソーシャル・ネットワーキング・システムに関連付けられている例示的なネットワーク環境100を示している。ネットワーク環境100は、ネットワーク110によって互いにつながっているクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170を含む。図1は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の特定の構成を示しているが、本開示は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の任意の適切な構成を想定している。クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170のうちの複数は、ネットワーク110を迂回して、互いに直接つながることが可能である。別の例として、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170のうちの複数は、物理的にまたは論理的に、全体としてまたは部分的に互いに同一場所に配置されることが可能である。その上、図1は、特定の数のクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を示しているが、本開示は、任意の適切な数のクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を想定している。ネットワーク環境100は、複数のクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を含むことができる。
本開示は、任意の適切なネットワーク110を想定している。ネットワーク110の1つまたは複数の部分は、アド・ホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、無線LAN(WLAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、無線WAN(WWAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、インターネットの一部分、公衆交換電話網(PSTN)の一部分、セルラー電話ネットワーク、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。ネットワーク110は、1つまたは複数のネットワーク110を含むことができる。
リンク150は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170を通信ネットワーク110に、または互いに接続することができる。本開示は、任意の適切なリンク150を想定している。特定の実施形態においては、1つまたは複数のリンク150は、1つもしくは複数の有線リンク(たとえば、デジタル・サブスクライバ・ライン(DSL)もしくはデータ・オーバ・ケーブル・サービス・インタフェース仕様(DOCSIS)など)、無線リンク(たとえば、Wi−Fiもしくはワールドワイド・インターオペラビリティー・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX)など)、または光リンク(たとえば、同期光ネットワーク(SONET)もしくは同期デジタル階層(SDH)など)を含む。特定の実施形態においては、1つまたは複数のリンク150はそれぞれ、アド・ホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、VPN、LAN、WLAN、WAN、WWAN、MAN、インターネットの一部分、PSTNの一部分、セルラー・テクノロジーベースのネットワーク、衛星通信テクノロジーベースのネットワーク、別のリンク150、または複数のそのようなリンク150の組合せを含む。リンク150は、ネットワーク環境100の全体を通じて必ずしも同じである必要はない。1つまたは複数の第1のリンク150は、1つまたは複数の点において1つまたは複数の第2のリンク150とは異なることが可能である。
特定の実施形態においては、クライアント・システム130は、クライアント・システム130によって実装またはサポートされる適切な機能を実行することができる、ハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込みロジック・コンポーネント、または複数のそのようなコンポーネントの組合せを含む電子デバイスであることが可能である。クライアント・システム130は、デスクトップ・コンピュータ、ノートブック・コンピュータもしくはラップトップ・コンピュータ、ネットブック、タブレット・コンピュータなどのコンピュータ・システム、eブック・リーダ、GPSデバイス、カメラ、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルド電子デバイス、セルラー電話、スマートフォン、強化された/仮想現実デバイス、その他の適切な電子デバイス、またはそれらの任意の適切な組合せを含むことができる。本開示は、任意の適切なクライアント・システム130を想定している。クライアント・システム130は、クライアント・システム130のネットワーク・ユーザがネットワーク110にアクセスすることを可能にすることができる。クライアント・システム130は、自分のユーザがその他のクライアント・システム130のその他のユーザと通信することを可能にすることができる。
特定の実施形態においては、クライアント130は、MICROSOFT INTERNET EXPLORER、GOOGLE CHROME、またはMOZILLA FIREFOXなどのウェブ・ブラウザ132を含むことができ、1つまたは複数のアドオン、プラグイン、またはTOOLBARもしくはYAHOO TOOLBARなどのその他の拡張を有することができる。クライアント・システム130のユーザは、ウェブ・ブラウザ132を特定のサーバ(サーバ162、またはサードパーティ・システム170に関連付けられているサーバなど)へ導くユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)またはその他のアドレスを入力することができ、ウェブ・ブラウザ132は、ハイパー・テキスト転送プロトコル(HTTP)要求を生成して、そのHTTP要求をサーバに通信することができる。サーバは、そのHTTP要求を受け入れて、そのHTTP要求に応答して1つまたは複数のハイパー・テキスト・マークアップ言語(HTML)ファイルをクライアント・システム130に通信することができる。クライアント・システム130は、ユーザに提示するためにサーバからのHTMLファイルに基づいてウェブページをレンダリングすることができる。本開示は、任意の適切なウェブページ・ファイルを想定している。ウェブページは、特定のニーズに従って、HTMLファイル、拡張可能ハイパー・テキスト・マークアップ言語(XHTML)ファイル、または拡張可能マークアップ言語(XML)ファイルからレンダリングすることができる。そのようなページは、JAVASCRIPT(登録商標)、JAVA(登録商標)、MICROSOFT SILVERLIGHTで書かれたスクリプトなどのスクリプト、AJAX(Asynchronous JAVASCRIPT(登録商標)and XML)などのマークアップ言語とスクリプトの組合せなどを実行することもできる。本明細書においては、ウェブページへの参照は、適切な場合には、(そのウェブページをレンダリングするためにブラウザが使用することができる)1つまたは複数の対応するウェブページ・ファイルを含み、その逆もまた同様である。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャル・ネットワークをホストすることができるネットワークアドレス可能なコンピューティング・システムであることが可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、たとえば、ユーザプロフィール・データ、コンセプトプロフィール・データ、ソーシャル・グラフ情報、またはオンライン・ソーシャル・ネットワークに関連したその他の適切なデータなどのソーシャルネットワーキング・データを生成すること、記憶すること、受け取ること、および送信することが可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ネットワーク環境100のその他のコンポーネントによって直接、またはネットワーク110を通じてアクセスされることが可能である。限定するものではないが例として、クライアント・システム130は、直接的またはネットワーク110を通じて、ウェブ・ブラウザ132またはソーシャル・ネットワーキング・システム160に関連付けられているネイティブ・アプリケーション(たとえば、モバイル・ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション、メッセージング・アプリケーション、別の適切なアプリケーション、またはこれらの組み合わせ)を使用してソーシャル・ネットワーキング・システム160にアクセスしてもよい。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のサーバ162を含むことができる。それぞれのサーバ162は、単一のサーバ、または複数のコンピュータもしくは複数のデータセンターにわたる分散サーバであることが可能である。サーバ162は、ウェブ・サーバ、ニュース・サーバ、メール・サーバ、メッセージ・サーバ、広告サーバ、ファイル・サーバ、アプリケーション・サーバ、Exchangeサーバ、データベース・サーバ、プロキシ・サーバ、本明細書において記述されている機能もしくはプロセスを実行するのに適している別のサーバ、またはそれらの任意の組合せなど、さまざまなタイプのものであることが可能である。特定の実施形態においては、それぞれのサーバ162は、サーバ162によって実装またはサポートされる適切な機能を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込みロジック・コンポーネント、または複数のそのようなコンポーネントの組合せを含むことができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のデータ・ストア164を含むことができる。データ・ストア164は、さまざまなタイプの情報を記憶するために使用されることが可能である。特定の実施形態においては、データ・ストア164内に記憶されている情報は、特定のデータ構造に従って編成されることが可能である。特定の実施形態においては、それぞれのデータ・ストア164は、リレーショナル・データベースであることが可能である。特定の実施形態は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはサードパーティ・システム170が、データ・ストア164内に記憶されている情報を管理すること、取り出すこと、修正すること、追加すること、または削除することを可能にするインタフェースを提供することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のソーシャル・グラフを1つまたは複数のデータ・ストア164内に記憶することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフは、複数のノード(複数のユーザ・ノード(それぞれが、特定のユーザに対応している)、または複数のコンセプト・ノード(それぞれが、特定のコンセプトに対応している)を含むことができる)と、ノード同士をつなげる複数のエッジとを含むことができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザに、その他のユーザと通信および対話する能力を提供することができる。特定の実施形態においては、ユーザたちは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じてオンライン・ソーシャル・ネットワークに参加し、次いで、自分たちがつながりたいと望むソーシャル・ネットワーキング・システム160のその他の複数のユーザにつながり(すなわち、関係)を付加することができる。本明細書においては、「友達」という用語は、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて、つながり、関連付け、または関係を形成しているソーシャル・ネットワーキング・システム160のその他の任意のユーザを示すことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によってサポートされるさまざまなタイプのアイテムまたはオブジェクトに関してアクションを取る能力をユーザに提供することができる。それらのアイテムおよびオブジェクトは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザが属することが可能であるグループもしくはソーシャル・ネットワーク、ユーザが関心を抱く可能性があるイベントもしくはカレンダー・エントリー、ユーザが使用することができるコンピュータベースのアプリケーション、ユーザがサービスを通じてアイテムを購入もしくは販売することを可能にするトランザクション、ユーザが実行することができる広告との対話、またはその他の適切なアイテムもしくはオブジェクトを含むことができる。ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160において、またはサードパーティ・システム170の外部システム(ソーシャル・ネットワーキング・システム160とは別個のものであって、ネットワーク110を通じてソーシャル・ネットワーキング・システム160に結合されている)によって表されることが可能である任意のものと対話することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、さまざまなエンティティ同士をリンクできることが可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザたちが互いに対話すること、ならびにサードパーティ・システム170もしくはその他のエンティティからのコンテンツを受け取ることを可能にすることができ、またはユーザたちがアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)もしくはその他の通信チャネルを通じてこれらのエンティティと対話することを可能にすることができる。
特定の実施形態においては、サードパーティ・システム170は、1つもしくは複数のタイプのサーバ、1つもしくは複数のデータ・ストア、1つもしくは複数のインタフェース(APIを含む)、1つもしくは複数のウェブ・サービス、1つもしくは複数のコンテンツ・ソース、1つもしくは複数のネットワーク、または(たとえば、サーバが通信することができる)その他の任意の適切なコンポーネントを含むことができる。サードパーティ・システム170は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を運営しているエンティティとは異なるエンティティによって運営されることが可能である。しかしながら、特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160およびサードパーティ・システム170は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160またはサードパーティ・システム170のユーザにソーシャル・ネットワーキング・サービスを提供するために互いに連携して機能することができる。この意味において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・システム170などのその他のシステムがインターネットを通じてソーシャル・ネットワーキング・サービスおよび機能をユーザに提供するために使用することができるプラットフォーム、またはバックボーンを提供することができる。
特定の実施形態においては、サードパーティ・システム170は、サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト・プロバイダを含むことができる。サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト・プロバイダは、コンテンツ・オブジェクトの1つまたは複数のソースを含むことができ、それらのソースは、クライアント・システム130に通信されることが可能である。コンテンツ・オブジェクトは、ユーザにとって関心がある物またはアクティビティに関する情報、たとえば、映画の開始時刻、映画のレビュー、レストランのレビュー、レストランのメニュー、製品の情報およびレビュー、またはその他の適切な情報などを含むことができる。コンテンツ・オブジェクトは、インセンティブ・コンテンツ・オブジェクト、たとえば、クーポン、ディスカウント・チケット、ギフト券、またはその他の適切なインセンティブ・オブジェクトを含むことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160はまた、ユーザによって生成されたコンテンツ・オブジェクトを含み、それらのコンテンツ・オブジェクトは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160とのユーザの対話を高めることができる。ユーザによって生成されたコンテンツは、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム160に付加、アップロード、送信、または「投稿」することができる任意のものを含むことができる。ユーザは、クライアント・システム130からソーシャル・ネットワーキング・システム160へ投稿を通信する。投稿は、ステータス更新もしくはその他のテキスト・データ、ロケーション情報、写真、映像、リンク、音楽、またはその他の類似したデータもしくはメディアなどのデータを含むことができる。コンテンツは、ニュース・フィードまたはストリームなどの「通信チャネル」を通じてサードパーティによってソーシャル・ネットワーキング・システム160に付加されることも可能である。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、さまざまなサーバ、サブシステム、プログラム、モジュール、ログ、およびデータ・ストアを含むことができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ウェブ・サーバ、アクション・ロガー、API要求サーバ、関連性およびランキング・エンジン、コンテンツ・オブジェクト分類子、通知コントローラ、アクション・ログ、サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト露出ログ、推測モジュール、認可/プライバシ・サーバ、検索モジュール、広告ターゲティング・モジュール、ユーザインタフェース・モジュール、ユーザプロフィール・ストア、つながりストア、サードパーティ・コンテンツ・ストア、またはロケーション・ストアのうちの1つまたは複数を含むことができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、適切なコンポーネント、たとえば、ネットワーク・インタフェース、セキュリティー・メカニズム、ロード・バランサ、フェイルオーバ・サーバ、管理およびネットワークオペレーション・コンソール、その他の適切なコンポーネント、またはそれらの任意の適切な組合せを含むこともできる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザ・プロフィールを記憶するための1つまたは複数のユーザプロフィール・ストアを含むことができる。ユーザ・プロフィールは、たとえば、経歴情報、人口統計学的情報、挙動情報、ソーシャルな情報、またはその他のタイプの記述的情報、たとえば、職業経験、学歴、趣味もしくは好み、関心、親近感、またはロケーションを含むことができる。関心情報は、1つまたは複数のカテゴリに関連した関心を含むことができる。カテゴリは、一般的または具体的であることが可能である。ユーザが、あるブランドの靴に関するストーリに対して「いいね!」の表明をした場合には、カテゴリは、そのブランド、または「靴」もしくは「衣類」という一般的なカテゴリであることが可能である。ユーザに関するつながり情報を記憶するために、つながりストアが使用されることが可能である。つながり情報は、類似のもしくは共通の職業経験、グループ・メンバーシップ、趣味、学歴を有しているか、または何らかの形で関連しているか、もしくは共通の属性を共有しているユーザ同士を示すことができる。つながり情報は、さまざまなユーザおよびコンテンツ(内部および外部の両方)の間におけるユーザ定義のつながりを含むこともできる。ネットワーク110を通じてソーシャル・ネットワーキング・システム160を1つもしくは複数のクライアント・システム130または1つもしくは複数のサードパーティ・システム170にリンクさせるために、ウェブ・サーバが使用されることが可能である。ウェブ・サーバは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160と、1つまたは複数のクライアント・システム130との間においてメッセージを受け取って回送するためにメール・サーバまたはその他のメッセージング機能を含むことができる。API要求サーバは、サードパーティ・システム170が、1つまたは複数のAPIを呼び出すことによってソーシャル・ネットワーキング・システム160からの情報にアクセスすることを可能にすることができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160の上のまたは外のユーザのアクションに関してウェブ・サーバから通信を受け取るために、アクション・ロガーが使用されることが可能である。アクション・ログとともに、サードパーティコンテンツ・オブジェクトへのユーザの露出についてのサードパーティコンテンツオブジェクト・ログが保持されることが可能である。通知コントローラは、コンテンツ・オブジェクトに関する情報をクライアント・システム130に提供することができる。情報は、通知としてクライアント・システム130へプッシュされることが可能であり、または情報は、クライアント・システム130から受け取られた要求に応答してクライアント・システム130からプルされることが可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザの1つまたは複数のプライバシ設定を実施するために、認可サーバが使用されることが可能である。ユーザのプライバシ設定は、ユーザに関連付けられている特定の情報がどのように共有されることが可能であるかを特定する。認可サーバは、ユーザが、たとえば、適切なプライバシ設定を設定することなどによって、自分のアクションをソーシャル・ネットワーキング・システム160によって記録されること、またはその他のシステム(たとえば、サードパーティ・システム170)と共有されることのオプト・インまたはオプト・アウトを行うことを可能にすることができる。サードパーティ・システム170などのサードパーティから受け取られたコンテンツ・オブジェクトを記憶するために、サードパーティコンテンツオブジェクト・ストアが使用されることが可能である。ユーザに関連付けられているクライアント・システム130から受け取られたロケーション情報を記憶するために、ロケーション・ストアが使用されることが可能である。広告価格設定モジュールが、ソーシャルな情報、現在時刻、ロケーション情報、またはその他の適切な情報を組み合わせて、関連がある広告を、通知の形式でユーザに提供することができる。
図2は、例示的なソーシャル・グラフ200を示している。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のソーシャル・グラフ200を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフ200は、複数のノード(複数のユーザ・ノード202、または複数のコンセプト・ノード204を含むことができる)と、ノード同士をつなげる複数のエッジ206とを含むことができる。図2において示されている例示的なソーシャル・グラフ200は、教示上の目的から、二次元の視覚的マップ表示で示されている。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、クライアント・システム130、またはサードパーティ・システム170は、適切なアプリケーションに関してソーシャル・グラフ200および関連したソーシャル・グラフ情報にアクセスすることができる。ソーシャル・グラフ200のノードおよびエッジは、データ・オブジェクトとして、たとえば(ソーシャル・グラフ・データベースなどの)データ・ストア内に記憶されることが可能である。そのようなデータ・ストアは、ソーシャル・グラフ200のノードまたはエッジの1つまたは複数の検索可能なまたはクエリ可能なインデックスを含むことができる。
特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザに対応することができる。ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160と、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて対話または通信する個人(人間のユーザ)、エンティティ(たとえば、企業、ビジネス、もしくはサードパーティ・アプリケーション)、または(たとえば、個人もしくはエンティティの)グループであることが可能である。特定の実施形態においては、あるユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム160とのアカウントに登録した場合には、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのユーザに対応するユーザ・ノード202を作成し、そのユーザ・ノード202を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶することができる。本明細書において記述されているユーザおよびユーザ・ノード202は、適切な場合には、登録されているユーザ、および登録されているユーザに関連付けられているユーザ・ノード202を示すことができる。追加として、または代替として、本明細書において記述されているユーザおよびユーザ・ノード202は、適切な場合には、ソーシャル・ネットワーキング・システム160に登録されていないユーザを示すことができる。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ユーザによって提供された情報、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160を含むさまざまなシステムによって収集された情報に関連付けられることが可能である。ユーザは、自分の名前、プロフィール画像、連絡先情報、生年月日、性別、婚姻状況、家族状況、勤務先、学歴、好み、関心、またはその他の人口統計学的情報を提供することができる。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ユーザに関連付けられている情報に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトに関連付けられることが可能である。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、1つまたは複数のウェブページに対応することができる。
特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、コンセプトに対応することができる。コンセプトは、場所(たとえば、映画館、レストラン、ランドマーク、もしくは都市など)、ウェブサイト(たとえば、ソーシャルネットワーク・システム160に関連付けられているウェブサイト、もしくはウェブアプリケーション・サーバに関連付けられているサードパーティ・ウェブサイトなど)、エンティティ(たとえば、人、企業、グループ、スポーツ・チーム、もしくは有名人など)、ソーシャル・ネットワーキング・システム160内に、もしくはウェブアプリケーション・サーバなどの外部サーバ上に配置されることが可能であるリソース(たとえば、オーディオ・ファイル、営業ファイル、デジタル写真、テキスト・ファイル、構造化文書、もしくはアプリケーションなど)、物的もしくは知的財産(たとえば、彫塑、絵画、映画、ゲーム、曲、着想、写真、もしくは執筆作品など)、ゲーム、アクティビティ、着想もしくは理論、強化された/仮想現実環境におけるオブジェクト、別の適切なコンセプト、または複数のそのようなコンセプトに対応することができる。コンセプト・ノード204は、ユーザによって提供されたコンセプトの情報、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160を含むさまざまなシステムによって収集された情報に関連付けられることが可能である。コンセプトの情報は、名前もしくはタイトル、1つもしくは複数のイメージ(たとえば、本の表紙のイメージ)、ロケーション(たとえば、住所もしくは地理的ロケーション)、(URLに関連付けられることが可能である)ウェブサイト、連絡先情報(たとえば、電話番号もしくは電子メール・アドレス)、その他の適切なコンセプト情報、またはそのような情報の任意の適切な組合せを含むことができる。特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、コンセプト・ノード204に関連付けられている情報に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトに関連付けられることが可能である。特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、1つまたは複数のウェブページに対応することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフ200内のノードは、ウェブページ(「プロフィール・ページ」と呼ばれる場合もある)を表すこと、またはウェブページによって表されることが可能である。プロフィール・ページは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によってホストされること、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160にとってアクセス可能であることが可能である。プロフィール・ページは、サードパーティ・サーバ170に関連付けられているサードパーティ・ウェブサイト上にホストされることも可能である。特定の外部ウェブページに対応するプロフィール・ページは、その特定の外部ウェブページであることが可能であり、そのプロフィール・ページは、特定のコンセプト・ノード204に対応することができる。プロフィール・ページは、その他のユーザのうちのすべてまたは選択されたサブセットによって閲覧できることが可能である。ユーザ・ノード202は、対応するユーザ・プロフィール・ページを有することができ、そのユーザ・プロフィール・ページにおいては、対応するユーザが、コンテンツを付加すること、言明を行うこと、またはその他の形で自分自身を表現することが可能である。コンセプト・ノード204は、対応するコンセプトプロフィール・ページを有することができ、そのコンセプトプロフィール・ページにおいては、1人または複数のユーザが、特にコンセプト・ノード204に対応するコンセプトに関連して、コンテンツを付加すること、言明を行うこと、または自分自身を表現することが可能である。
特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、サードパーティ・システム170によってホストされているサードパーティ・ウェブページまたはリソースを表すことができる。サードパーティ・ウェブページまたはリソースは、数ある要素の中でも、コンテンツ、選択可能なもしくはその他のアイコン、または、アクションもしくはアクティビティを表す(たとえば、JAVASCRIPT(登録商標)、AJAX、もしくはPHPコードで実装されることが可能である)その他の対話可能なオブジェクトを含むことができる。サードパーティ・ウェブページは、「いいね!」、「チェックイン」、「食べる」、「推奨する」、または別の適切なアクションもしくはアクティビティなどの選択可能なアイコンを含むことができる。サードパーティ・ウェブページを閲覧しているユーザは、それらのアイコンのうちの1つ(たとえば、「チェックイン」)を選択することによってアクションを実行して、クライアント・システム130に、そのユーザのアクションを示すメッセージをソーシャル・ネットワーキング・システム160へ送信させることができる。そのメッセージに応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザに対応するユーザ・ノード202と、サードパーティ・ウェブページまたはリソースに対応するコンセプト・ノード204との間においてエッジ(たとえば、「チェックイン」のタイプのエッジ)を作成して、エッジ206を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフ200内の1対のノードが、1つまたは複数のエッジ206によって互いにつながることが可能である。1対のノードをつなげるエッジ206は、それらの1対のノードの間における関係を表すことができる。特定の実施形態においては、エッジ206は、1対のノードの間における関係に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトまたは属性を含むことまたは表すことが可能である。第1のユーザは、第2のユーザが第1のユーザの「友達」であるということを示すことができる。この表示に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、「友達要求」を第2のユーザに送信することができる。第2のユーザがその「友達要求」を承認した場合には、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・グラフ200内で第1のユーザのユーザ・ノード202を第2のユーザのユーザ・ノード202につなげるエッジ206を作成して、エッジ206をソーシャル・グラフ情報としてデータ・ストア164のうちの1つまたは複数の中に記憶することができる。図2の例においては、ソーシャル・グラフ200は、ユーザ「A」のユーザ・ノード202と、ユーザ「B」のユーザ・ノード202との間における友達関係を示すエッジ206と、ユーザ「C」のユーザ・ノード202と、ユーザ「B」のユーザ・ノード202との間における友達関係を示すエッジとを含む。本開示は、特定のユーザ・ノード202同士をつなげる特定の属性を伴う特定のエッジ206を記述している、または示しているが、本開示は、ユーザ・ノード202同士をつなげる任意の適切な属性を伴う任意の適切なエッジ206を想定している。エッジ206は、友達関係、家族関係、ビジネスもしくは雇用関係、ファン関係(たとえば、「いいね」と表明することなどを含む)、フォロワー関係、ビジター関係(たとえば、アクセスすること、閲覧すること、チェックインをすること、共有することなどを含む)、サブスクライバ関係、上下関係、互恵的関係、非互恵的関係、別の適切なタイプの関係、または複数のそのような関係を表すことができる。その上、本開示は一般に、ノード同士をつながっているものとして記述しているが、本開示はまた、ユーザ同士またはコンセプト同士をつながっているものとして記述している。本明細書においては、つながっているユーザ同士またはコンセプト同士への言及は、適切な場合には、1つまたは複数のエッジ206によってソーシャル・グラフ200内でつながっているそれらのユーザ同士またはコンセプト同士に対応するノード同士を示すことができる。
特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジ206は、ユーザ・ノード202に関連付けられているユーザによって、コンセプト・ノード204に関連付けられているコンセプトに対して実行された特定のアクションまたはアクティビティを表すことができる。図2において示されているように、ユーザは、コンセプトに対して「いいね!を表明すること」、「通うこと」、「プレイすること」、「聴くこと」、「料理すること」、「勤務すること」、または「観ること」を行った可能性があり、それらの各々は、エッジ・タイプまたはサブタイプに対応することができる。コンセプト・ノード204に対応するコンセプトプロフィール・ページは、たとえば、選択可能な「チェックイン」アイコン(たとえば、クリック可能な「チェックイン」アイコンなど)、または選択可能な「お気に入りに追加」アイコンを含むことができる。同様に、ユーザがこれらのアイコンをクリックした後に、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、それぞれのアクションに対応するユーザのアクションに応答して「お気に入り」エッジまたは「チェックイン」エッジを作成することができる。限定ではなく、別の例として、あるユーザ(ユーザ「C」)が、特定のアプリケーション(オンライン音楽アプリケーションであるSPOTIFY)を使用して特定の曲(「イマジン」)を聴く場合がある。このケースにおいては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのユーザに対応するユーザ・ノード202と、その曲およびアプリケーションに対応するコンセプト・ノード204との間において、(図2に示されているような)「聴いた」エッジ206および「使用した」エッジを作成して、そのユーザがその曲を聴いてそのアプリケーションを使用したということを示すことができる。その上、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、その曲に対応するコンセプト・ノード204と、そのアプリケーションに対応するコンセプト・ノード204との間において、(図2に示されているような)「再生した」エッジ206を作成して、その特定の曲がその特定のアプリケーションによって再生されたということを示すことができる。このケースにおいては、「再生した」エッジ206は、外部アプリケーション(SPOTIFY)によって外部オーディオ・ファイル(「イマジン」という曲)に関して実行されたアクションに対応する。本開示は、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげる特定の属性を伴う特定のエッジ206について記述しているが、本開示は、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげる任意の適切な属性を伴う任意の適切なエッジ206を想定している。その上、本開示は、単一の関係を表すユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジについて記述しているが、本開示は、1つまたは複数の関係を表すユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジを想定している。エッジ206は、ユーザが特定のコンセプトに対して「いいね!」の表明をしているということ、およびその特定のコンセプトを使用したということの両方を表すことができる。あるいは、別のエッジ206は、(図2において、ユーザ「E」を表すユーザ・ノード202と、「SPOTIFY」を表すコンセプト・ノード204との間において示されているような)ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるそれぞれのタイプの関係(または、単一の関係が複数集まったもの)を表すことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・グラフ200内でユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間においてエッジ206を作成することができる。(たとえば、ユーザのクライアント・システム130によってホストされているウェブ・ブラウザまたは専用のアプリケーションを使用することなどによって)コンセプトプロフィール・ページを閲覧しているユーザは、「いいね!」アイコンをクリックまたは選択することにより、コンセプト・ノード204によって表されているコンセプトを自分が気に入っているということを示すことができ、その「いいね!」アイコンをクリックまたは選択することは、ユーザのクライアント・システム130に、そのコンセプトプロフィール・ページに関連付けられているそのコンセプトをそのユーザが気に入っているということを示すメッセージをソーシャル・ネットワーキング・システム160へ送信させることができる。そのメッセージに応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのユーザとコンセプト・ノード204との間における「いいね!」エッジ206によって示されているように、そのユーザに関連付けられているユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間においてエッジ206を作成することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、エッジ206を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶することができる。特定の実施形態においては、エッジ206は、特定のユーザ・アクションに応答してソーシャル・ネットワーキング・システム160によって自動的に形成されることが可能である。第1のユーザが、画像をアップロードすること、映画を観ること、または曲を聴くことを行った場合には、エッジ206は、第1のユーザに対応するユーザ・ノード202と、それらのコンセプトに対応するコンセプト・ノード204との間において形成されることが可能である。本開示は、特定の様式で特定のエッジ206を形成することについて記述しているが、本開示は、任意の適切な様式で任意の適切なエッジ206を形成することを想定している。
特定の実施形態においては、広告は、1つもしくは複数のウェブページ上に提示されるか、1つもしくは複数の電子メールに提示されるか、またはユーザが要求した検索結果に関係して提示される、テキスト(HTMLリンク付けすることができる)、1つもしくは複数の画像(HTMLリンク付けすることができる)、1つもしくは複数の動画、音声、他の適切なデジタル・オブジェクト・ファイル、これらの適切な組合せ、または任意の適切なデジタル・フォーマットの任意の他の適切な広告とすることができる。追加として、または代替として、広告は、1つもしくは複数のスポンサー付きストーリ(たとえば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160上のニュース・フィードまたはティッカ・アイテム)とすることができる。スポンサー付きストーリは、たとえば、社会的活動をユーザのプロフィール・ページもしくは他のページの所定の領域内に提示させ、広告主に関連付けられている追加情報とともに提示させ、他のユーザのニュース・フィードもしくはティッカ内で上方に移動もしくはその他の形で強調表示させるか、またはその他の形で促進させることによって、広告主が促進する、ユーザによる社会的活動とすることができる(あるページに「いいね!」を表明すること、もしくはあるページ上の投稿にコメントすること、あるページに関連付けられているイベントに出欠の返事をすること、あるページに投稿されている質問に投票すること、ある場所にチェックインすること、アプリケーションを使用するかもしくはゲームをすること、またはウェブサイトに「いいね!」を表明するかもしくは共有すること)。広告主は代金を払って社会的活動を促進してもらうことができる。社会的活動は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160内またはその上で促進することができる。追加として、または代替として、社会的活動は、適切な場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160の外部、つまりその外で促進することができる。特定の実施形態においては、ページは、ストーリの共有および人々とのつながりを促進する企業、組織またはブランドのオンライン・プレゼンス(ソーシャル・ネットワーキング・システム160内または外のウェブページまたはウェブサイトなど)とすることができる。ページは、たとえば、アプリケーションを追加するか、ストーリを投稿するか、またはイベントを主催することによってカスタマイズされる。
スポンサー付きストーリは、ユーザのニュース・フィード内のストーリから生成され、ソーシャル・ネットワーキング・システム160に関連付けられているウェブページを閲覧するときに、ユーザのウェブ・ブラウザのディスプレイ内の特定の領域に促進することができる。スポンサー付きストーリは、少なくとも部分的には、スポンサー付きストーリが一般にユーザの友達、ファン・ページまたは他のつながりによる対話または提案を伴うため、ユーザから閲覧される可能性がより高い。スポンサー付きストーリに関連して、特定の実施形態は、「有機的アクティビティ・ストリームからのスポンサー付きストーリユニット生成(Sponsored Stories Unit Creation from Organic Activity Stream)」と題され、2011年12月15日に出願された米国特許出願第13/327557号明細書、「有機的アクティビティ・ストリームからのスポンサー付きストーリユニット生成(Sponsored Stories Unit Creation from Organic Activity Stream)」と題され、2012年2月3日に米国特許出願第13/020745号として出願された米国特許出願公開第2012/0203831号明細書、または「スポンサー付きストーリの推薦購読(Endorsement Subscriptions for Sponsored Stories)」と題され、2011年3月9日に米国特許出願第13/044506号として出願された米国特許出願公開第2012/0233009号明細書に開示される1つもしくは複数のシステム、コンポーネント、要素、機能、方法、動作または工程を利用することができ、これらはすべて例として本願明細書に援用される。特定の実施形態においては、スポンサー付きストーリは、「スポンサー付きストーリのためのコンピュータ・ビジョン・コンテンツ検知(Computer‐Vision Content Detection for Sponsored Stories)」と題され、2011年8月18日に出願された米国特許出願第13/212356号明細書に開示されるように、アップロードされた画像または写真内の、広告主と明示的なつながりのない製品を検知するために、コンピュータ・ビジョン・アルゴリズムを利用することができ、これは例として本願明細書に援用される。
前述したように、広告は、テキスト(HTMLリンク付けすることができる)、1つもしくは複数の画像(HTMLリンク付けすることができる)、1つもしくは複数の動画、音声、1つもしくは複数のADOBE FLASHファイル、これらの適切な組合せ、または任意の適切なデジタル・フォーマットの任意の他の適切な広告とすることができる。特定の実施形態においては、広告は、サードパーティのウェブページ、ソーシャル・ネットワーキング・システムのウェブページ、または他のページ内への表示を要求することができる。広告は、ページ最上部のバナー領域、ページのサイドの欄、ページのGUI、ポップアップ・ウィンドウ、ページのコンテンツの上に重ねて、またはページに関する他の場所など、ページの専用部分に表示することができる。追加として、または代替として、広告は、アプリケーション内またはゲーム内に表示することができる。広告は、専用ページ内に表示することができ、ユーザがページにアクセスするか、アプリケーションを利用するか、またはゲームをする前に、ユーザに、広告と対話するかまたは広告を見ることを要求する。ユーザは、たとえば、ウェブ・ブラウザを通じて広告を閲覧することができる。
ユーザは、任意の適切な様式で広告と対話することができる。ユーザは、広告をクリックするかまたはその他の形で選択することができ、広告は、ユーザ(またはユーザが使用しているブラウザもしくは他のアプリケーション)を、広告に関連付けられているページに導くことができる。広告に関連付けられているページで、ユーザは、広告に関連付けられている製品もしくはサービスを購入するか、広告に関連付けられている情報を受け取るか、または広告に関連付けられているニュースレターを購読するなど、追加のアクションを取ることができる。音声または動画付きの広告は、広告の構成要素(「再生ボタン」など)を選択することによって再生することができる。特定の実施形態においては、広告は、1つまたは複数のゲームを含むことができ、ユーザまたは他のアプリケーションは、そのゲームを、広告に関連してプレイすることができる。広告は、広告内に世論調査または質問に応答する機能を含むことができる。
広告は、ユーザが対話できるソーシャル・ネットワーキング・システム機能を含むことができる。たとえば、広告は、推薦に関連付けられているアイコンまたはリンクを選択することによって、ユーザが広告に「いいね!」を表明するか、またはその他の形で広告を推薦できるようにすることができる。同様に、ユーザは、別のユーザと(たとえば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて)広告を共有するか、または広告に関連付けられているイベントへの出欠の返事をすることができる(たとえば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて)。追加として、または代替として、広告は、ユーザに向けられるソーシャル・ネットワーキング・システムのコンテンツを含むことができる。たとえば、広告は、ユーザの、広告の主題に関連付けられているアクションを取ったことのあるソーシャル・ネットワーキング・システム160内の友達に関する情報を表示することができる。
ソーシャル・ネットワーキング・システムの機能またはコンテンツは、任意の適切な様式で広告に関連付けることができる。たとえば、(広告の入札を受け取り、応答して広告を選択するためのハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含むことができる)広告システムは、広告をユーザに配信する前に、ソーシャル・ネットワーキング・システム160からソーシャル・ネットワーキングの機能またはコンテンツを引き出して、引き出したソーシャル・ネットワーキングの機能またはコンテンツを広告に組み込むことができる。ソーシャル・ネットワーキング・システムの機能またはコンテンツを選択し、広告とともに提供する例は、「オンライン広告と共にソーシャル・エンドースメントを提供すること(Providing Social Endorsements with Online Advertising)」と題され、2010年10月5日に米国特許出願第12/898662号として出願された米国特許出願公開第2012/0084160号明細書、および「視聴ユーザに表示する広告のためのソーシャル・エンドースメント情報の選択(Selecting Social Endorsement Information for an Advertisement for Display to a Viewing User)」と題され、2011年3月8日に米国特許出願第13/043424号として出願された米国特許出願公開第2012/0232998号明細書に開示されており、これらはともに例としてのみ本願明細書に援用される。ソーシャル・ネットワーキング・システムの機能またはコンテンツに関連付けられている広告との対話は、対話に関する情報をソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザのプロフィール・ページに表示させることができる。
特定の実施形態は、広告をより関連性があるかまたは有用だと思う可能性のより高いユーザへの広告の配信を促進することができる。たとえば、広告主は、自社広告がより関連性があるかまたは有用だと思う可能性ののより高いユーザを識別してターゲットにすることによって、より高い転換率(そのため、より高い投資利益率(ROI))を実現することができる。広告主は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160内のユーザ・プロフィール情報を使用して、ユーザを識別することができる。追加として、または代替として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160内のユーザ・プロフィール情報を使用して、広告主のためのユーザを識別することができる。例として、特定の実施形態は、イベントの招待状もしくは提案、クーポンに関する提案、取引、または欲しいものリストの品物、友達のライフ・イベントに関する提案、グループに関する提案、広告、またはソーシャル広告を用いて、ユーザをターゲットにすることができる。このようなターゲティングは、適切な場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160上もしくは内、ソーシャル・ネットワーキング・システム160の外もしくは外部、またはユーザのモバイル・コンピューティング・デバイス上で発生することができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160上または内の場合、該ターゲティングは、ユーザのニュース・フィード、検索結果、電子メールもしくは他の受信トレイ、もしくは通知チャネルに向けることができ、またはコンシェルジュもしくはグルーパ領域(これは同じコンセプト、ノードもしくはオブジェクトに関連付けられている広告を右側のレールに沿ってグループ化することができる)またはネットワーク・エゴ領域(ユーザがウェブページで閲覧しているものとユーザの現在のニュース・フィードに基づくことができる)のウェブページの右側サイドなど、ソーシャル・ネットワーキング・システム160のウェブページの特定の領域に現れることができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160の外または外部の場合、該ターゲティングは、サードパーティ・ウェブサイトを通じて、たとえばアド・エクスチェンジまたはソーシャル・プラグインを含むことによって、提供することができる。ユーザのモバイル・コンピューティング・デバイス上にあるとき、該ターゲティングは、モバイル・コンピューティング・デバイスへのプッシュ通知を通じて提供することができる。
ユーザを識別してターゲットにするために使用されるターゲティング基準は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160上で明示的に述べられたユーザの関心、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160上でのノード、オブジェクト、エンティティ、ブランドもしくはページとのユーザの明示的なつながりを含むことができる。追加として、または代替として、該ターゲティング基準は、暗黙的または推定されたユーザの関心またはつながりを含むことができる(これは、ユーザの経歴、人口統計学的情報、社会的もしくは他の活動、友達の社会的もしくは他の活動、購読、またはユーザに似た他のユーザの前記事項のいずれか(たとえば、共有される関心、つながり、またはイベントに基づく)を含むことができる)。特定の実施形態は、プラットフォーム・ターゲティングを利用することができ、これには、プラットフォームおよび「いいね!」インプレッション・データ、コンテキスト信号(たとえば、「コカ・コーラのページを誰が今閲覧しているか、または最近閲覧したか」)、弱いつながり(たとえば、「チェックイン」)、つながりの似たもの、ファン、抽出されたキーワード、EMU広告、推定による広告、係数、アフィニティもしくは他のソーシャル・グラフ情報、友達の友達つながり、ピン留めもしくはブースティング、取引、世論調査、世帯所得、ソーシャル・クラスタもしくはグループ、画像もしくは他の媒体で検知された製品、ソーシャル・グラフもしくはオープン・グラフのエッジ・タイプ、地理的な予測、プロフィールもしくはページの閲覧数、ステータスの更新もしくは他のユーザの投稿(その分析は自然言語処理もしくはキーワード抽出に関わる)、イベント情報、または協調フィルタリングを含むことができる。ユーザを識別してターゲットにすることは、適切な場合、プライバシ設定(ユーザのオプト・アウトなど)、データ・ハッシング、またはデータ匿名化も含むことができる。
ユーザを広告のターゲットにするために、特定の実施形態は、以下に開示される1つまたは複数のシステム、コンポーネント、要素、機能、方法、動作または工程を利用することができ、これらはすべて例として本願明細書に援用される。すなわち、「ソーシャル・ネットワーキング・ウェブサイト上の社交的広告および他の情報メッセージ、ならびにその広告モデル(Social Advertisements and Other Informational Messages on a Social Networking Website and Advertising Model for Same)」と題され、2008年8月18日に米国特許出願第12/193702号として出願された米国特許出願公開第2009/0119167号明細書、「ソーシャル・ネットワークにおける広告のターゲット設定(Targeting Advertisements in a Social Network)」と題され、2008年8月20日に米国特許出願第12/195321号として出願された米国特許出願公開第2009/0070219号明細書、「広告に関連付けられたオブジェクトとやり取りしたユーザの友人に対するターゲット型ソーシャル広告(Targeting Social Advertising to Friends of Users Who Have Interacted With an Object Associated with the Advertising)」と題され、2010年12月15日に米国特許出願第12/968786号として出願された米国特許出願公開第2012/0158501号明細書、または「ソーシャル・ネットワーキング・システムにおけるコンテキスト上関連のあるアフィニティ予測(Contextually Relevant Affinity Prediction in a Social‐Networking System)」と題され、2010年12月23日に米国特許出願第12/978265号として出願された米国特許出願公開第2012/0166532号明細書である。
広告は、ウェブ・ブラウザもしくは他のアプリケーションのプラグイン、インラインフレーム要素、ニュース・フィード、ティッカ、通知(たとえば、電子メール、ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ、もしくは通知を含むことができる)、または他の手段を使用して提示またはその他の形で配信することができる。広告は、ユーザのモバイル・コンピューティング・デバイスまたは他のコンピューティング・デバイス上で、ユーザに提示またはその他の形で配信することができる。広告の配信に関連して、特定の実施形態は、以下に開示される1つまたは複数のシステム、コンポーネント、要素、機能、方法、動作または工程を利用することができ、これらはすべて例として本願明細書に援用される。すなわち、「サードパーティ・システムのためのコメント・プラグイン(Comment Plug‐In for Third‐Party System)」と題され、2010年12月15日に米国特許出願第12/969368号として出願された米国特許出願公開第2012/0159635号明細書、「コメント・オーダリング・システム(Comment Ordering System)」と題され、2010年12月15日に米国特許出願第12/969408号として出願された米国特許出願公開第2012/0158753号明細書、「ソーシャル・ネットワークのユーザについてのニュース・フィードを動的に提供すること(Dynamically Providing a News Feed About a User of a Social Network)」と題され、2006年8月11日に米国特許出願第11/503242号として出願された米国特許第7669123号明細書、「ソーシャル・ネットワーク環境においてエンティティに対するユーザのアフィニティおよび監視されるアクションに基づいてニュース・フィードを提供すること(Providing a Newsfeed Based on User Affinity for Entities and Monitored Actions in a Social Network Environment)」と題され、2006年8月11日に米国特許出願第11/503093号として出願された米国特許第8402094号明細書、「ニュース・フィードのためのアクション・クラスタリング(Action Clustering for News Feeds)」と題され、2010年9月16日に米国特許出願第12/884010号として出願された米国特許出願公開第2012/0072428号明細書、「ソーシャル・ネットワーキング・サービスにおけるつながりについての情報の収集(Gathering Information about Connections in a Social Networking Service)」と題され、2009年7月1日に米国特許出願第12/496606号として出願された米国特許出願公開第2011/0004692号明細書、「オンライン・ソーシャル・ネットワークにおけるユーザ・コンテンツの変更を追跡するための方法およびシステム(Method and System for Tracking Changes to User Content in an Online Social Network)」と題され、2006年9月12日に米国特許出願第11/531154号として出願された米国特許出願公開第2008/0065701号明細書、「外部ソースからオンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザのランディング・ページに対して更新を配信すること(Feeding Updates to Landing Pages of Users of an Online Social Network from External Sources)」と題され、2007年1月17日に米国特許出願第11/624088号として出願された米国特許出願公開第2008/0065604号明細書、「統合型ソーシャル・ネットワーク環境(Integrated Social‐Network Environment)」と題され、2010年4月19日に米国特許出願第12/763171号として出願された米国特許第8244848号明細書、「ソーシャル・ネットワーキング・サービスにおけるロケーションベースのコンテンツ・アイテムの共有(Sharing of Location‐Based Content Item in Social‐Networking Service)」と題され、2009年10月6日に米国特許出願第12/574614号として出願された米国特許出願公開第2011/0083101号明細書、「ソーシャル・グラフ情報を用いるロケーション・ランキング(Location Ranking Using Social‐Graph Information)」と題され、2010年8月18日に米国特許出願第12/858718号として出願された米国特許第8150844号明細書、「ユーザの通知許容レベルに基づいたユーザへの通知の送信(Sending Notifications to Users Based on Users’ Notification Tolerance Levels)」と題され、2011年3月18日に出願された米国特許出願第13/051286号明細書、「ユーザ・デバイスにプッシュされる通知の管理(Managing Notifications Pushed to User Devices)」と題され、2011年4月28日に出願された米国特許出願第13/096184号明細書、「プラットフォーム固有の通知配信チャネル(Platform‐Specific Notification Delivery Channel)」と題され、2011年10月18日に出願された米国特許出願第13/276248号明細書、または「ジオソーシャル・ネットワーキング・システムにおけるソーシャル要素を用いるモバイル広告(Mobile Advertisement with Social Component for Geo‐Social Networking System)」と題され、2011年2月1日に米国特許出願第13/019061号として出願された米国特許出願公開第2012/0197709号明細書である。本開示は、特定の広告が特定の方法で、特定のコンテンツに関連して配信されることを説明し、または示しているが、本開示は、任意の適切な広告が任意の適切な方法で、任意の適切なコンテンツに関連して配信されることを企図する。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、アフィニティ係数(本明細書では「係数」ということもある)を使用して、ソーシャル・グラフ・アフィニティを測定または定量化することができる。係数は、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関連付けられている特定のオブジェクト間の関係の強度を表すか、または定量化することができる。係数は、また、ユーザの特定のアクションへの関心に基づいて、ユーザがそのアクションを実行する確率を表すか、または予測される確率を測定する関数を表すことができる。このように、ユーザの将来のアクションはユーザの過去のアクションに基づいて予測されることができ、その係数は少なくとも部分的にユーザのアクションの履歴で計算されることができる。係数を使用して、オンライン・ソーシャル・ネットワーク内または外の任意の数のアクションを予測することができる。これらのアクションは、メッセージの送信、コンテンツの投稿もしくはコンテンツに対するコメントなどの様々なタイプの通信、プロフィール・ページ、メディアもしくは他の適切なコンテンツへのアクセスもしくはそれらの視聴などの様々なタイプの観察アクション、同じグループであること、同じ写真にタグ付けされること、同じロケーションにチェックインすること、もしくは同じイベントに出席することなど、2つ以上のソーシャル・グラフ・エンティティに関する様々なタイプの同時発生情報、または他の適切なアクションを含むことができる。本開示は、特定の様式でアフィニティを測定することを説明しているが、本開示は、任意の適切な様式でアフィニティを測定することを企図する。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数を計算するために多様な因子を使用することができる。これらの因子には、たとえば、ユーザ・アクション、オブジェクト間の関係のタイプ、ロケーション情報、他の適切な因子、またはその任意の組合せを含むことができる。特定の実施形態においては、係数を計算するときに、異なる因子に異なる重みを付けることができる。各因子の重みは静的であってもよく、または、たとえば、ユーザ、関係のタイプ、アクションのタイプ、ユーザのロケーションなどに応じて、重みを変えてもよい。ユーザの総合的な係数を決定するために、因子のレーティングをその重みに応じて組み合わせることができる。特定のユーザ・アクションには、レーティングおよび重みの両方を割り当てることができるが、特定のユーザ・アクションに関連付けられている関係には、レーティングおよび相関する重み(たとえば、そのため、重みの合計は100%)が割り当てられる。特定のオブジェクトに対するユーザの係数を計算するには、ユーザのアクションに割り当てられるレーティングが、たとえば、総合的な係数の60%を占めることができ、ユーザとオブジェクトとの関係が、総合的な係数の40%を占めることができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数を計算するために使用される様々な因子の重みを決定するとき、たとえば、情報にアクセスされてからの時間、減衰因子、アクセスの頻度、情報との関係もしくは情報がアクセスされたオブジェクトとの関係、オブジェクトとつながりのあるソーシャル・グラフ・エンティティとの関係、ユーザ・アクションの短期的もしくは長期的な平均、ユーザ・フィードバック、他の適切な変数、またはその任意の組合せなど、多様な変数を考慮することができる。係数は、特定のアクションが提供する信号の強度を時間の経過とともに減衰させる減衰因子を含むことができ、係数を計算するときに、より最近のアクションをより関連性があるようにする。レーティングおよび重みは、係数が根拠とするアクションの継続的な追跡に基づいて、継続的に更新することができる。各因子のレーティングと因子に割り当てられる重みとの割当て、組合せ、平均化などを行うために、任意のタイプのプロセスまたはアルゴリズムを採用することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、履歴アクションおよび過去のユーザの応答に基づいて訓練された機械学習アルゴリズム、またはユーザに様々なオプションを提示して応答を測定することによってユーザから集められたデータを使用して、係数を決定することができる。本開示は、特定の様式で係数を計算することを説明しているが、本開示は、任意の適切な様式で係数を計算することを企図する。
特定の実施形態では、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのアクションに基づいて係数を計算することができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャル・ネットワーク、サードパーティ・システム170、他の適切なシステム、またはその任意の組合せ上で、該アクションを監視することができる。任意の適切なタイプのユーザ・アクションを追跡または監視することができる。典型的なユーザ・アクションは、プロフィール・ページを閲覧すること、コンテンツを作成もしくは投稿すること、コンテンツと対話すること、画像をタグ付けするもしくは画像にタグ付けされること、グループに参加すること、イベントへの参加をリスト化し確認すること、ロケーションでチェックインすること、特定のページに「いいね!」を表明すること、ページを作成すること、および社会的活動を促す他のタスクを行うことを含む。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のタイプのコンテンツを伴うユーザのアクションに基づいて係数を計算することができる。コンテンツは、オンライン・ソーシャル・ネットワーク、サードパーティ・システム170、または別の適切なシステムに関連付けられてもよい。コンテンツは、ユーザ、プロフィール・ページ、投稿、ニュース・ストーリ、ヘッドライン、インスタント・メッセージ、チャットルームの会話、電子メール、広告、写真、動画、音楽、他の適切なオブジェクト、またはその任意の組合せを含むことができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160はユーザのアクションを分析して、アクションのうちの1つまたは複数が、主題、コンテンツ、他のユーザなどに関するアフィニティを示すかどうかを決定することができる。ユーザが「コーヒー」またはその変異形に関係するコンテンツを頻繁に投稿する場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザが「コーヒー」コンセプトに対して高い係数を有すると決定することができる。特定のアクションまたは特定のタイプのアクションに、他のアクションよりも高い重みおよび/またはレーティングを割り当てることができ、それで総合的な係数の算出値に影響を与えることができる。第1のユーザが第2のユーザに電子メールを送信する場合、そのアクションに関する重みまたはレーティングは、第1のユーザが第2のユーザのユーザ・プロフィール・ページを単に閲覧するだけの場合よりも高くすることができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のオブジェクト間の関係のタイプに基づいて、係数を計算することができる。ソーシャル・グラフ200を参照して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数を計算するときに、特定のユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげるエッジ206の数および/またはタイプを分析することができる。配偶者タイプのエッジ(2名のユーザが結婚していることを表す)によってつながっているユーザ・ノード202には、友達タイプのエッジによってつながっているユーザ・ノード202よりも高い係数を割り当てることができる。言い換えれば、特定のユーザのアクションと関係とに割り当てられる重みに応じて、総合アフィニティは、ユーザの友達に関するコンテンツよりもユーザの配偶者に関するコンテンツに対して高いと決定されることができる。特定の実施形態においては、ユーザが他のオブジェクトに対して有する関係が、そのオブジェクトの係数を計算することに関して、ユーザのアクションの重みおよび/またはレーティングに影響することができる。ユーザが第1の写真でタグ付けされるが、第2の写真には「いいね!」を表明しただけの場合、コンテンツに対してタグ付けタイプの関係を有することは、コンテンツに対して「いいね!」表明タイプの関係をもつよりも、高い重みおよび/またはレーティングを割り当てられることができるので、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザが第2の写真よりも第1の写真に関して高い係数を有すると決定することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1人または複数の第2のユーザが特定のオブジェクトに対して有する関係に基づいて、第1のユーザの係数を計算することができる。言い換えれば、他のユーザがオブジェクトに対して有するつながりおよび係数が、そのオブジェクトに関する第1のユーザの係数に影響することができる。第1のユーザが1人または複数の第2のユーザとつながりがあるかまたはそれに関する係数が高く、その第2のユーザが特定のオブジェクトとつながりがあるかまたはそれに関する係数が高い場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザもその特定のオブジェクトに関して比較的高い係数を有するはずだと決定することができる。特定の実施形態においては、係数は、特定のオブジェクト間の分離度に基づくことができる。係数が低いほど、ソーシャル・グラフ200において第1のユーザと間接的につながりのあるユーザのコンテンツ・オブジェクトに対して、第1のユーザが関心を共有する見込みが低いことを表すことができる。ソーシャル・グラフ200においてより近くにある(たとえば、分離度が小さい)ソーシャル・グラフ・エンティティ同士は、ソーシャル・グラフ200でより離れたエンティティ同士よりも、高い係数を有することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ロケーション情報に基づいて係数を計算することができる。互いに地理的により近くにあるオブジェクトは、より遠くにあるオブジェクトよりも、互いにより関係があるかまたはより関心があると考えることができる。特定の実施形態において、特定のオブジェクトに対するユーザの係数は、ユーザに関連付けられている現在のロケーション(またはユーザのクライアント・システム130のロケーション)とオブジェクトのロケーションとの近さに基づくことができる。第1のユーザは、第1のユーザのより近くにある他のユーザまたはコンセプトに、より関心を抱くかもしれない。ユーザが空港から1.61km(1マイル)、給油所から3.22km(2マイル)のところにいる場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザに対する空港の近さに基づいて、ユーザは給油所よりも空港に関する係数が高いと決定することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいてユーザに関して特定のアクションを実行することができる。係数を使用して、ユーザが特定のアクションを行うかどうかを、ユーザのそのアクションへの関心に基づいて予測することができる。広告、検索結果、ニュース・ストーリ、メディア、メッセージ、通知、または他の適切なオブジェクトなど、任意のタイプのオブジェクトを生成するかまたはユーザに提示するときに、係数を使用することができる。係数はまた、該オブジェクトを、適切な場合、ランク付けまたは順位付けするために利用することができる。このように、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザの関心および現在の状況に関連する情報を提供することができるので、ユーザがそのように関心をもつ情報を見つける見込みが高まる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいてコンテンツを生成することができる。コンテンツ・オブジェクトは、ユーザに固有の係数に基づいて提供または選択されることができる。ユーザのためのメディアを生成するために係数を使用することができ、その場合、メディア・オブジェクトに関してユーザが高い総合的な係数を有するメディアをユーザに提示することができる。限定ではなく、別の例として、ユーザのための広告を生成するために係数を使用することができ、その場合、広告されるオブジェクトに関してユーザが高い総合的な係数を有する広告をユーザに提示することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいて検索結果を生成することができる。特定のユーザのための検索結果は、クエリ・ユーザに関する検索結果に関連付けられている係数に基づいて、スコアまたはランク付けすることができる。より高い係数を有するオブジェクトに対応する検索結果は、より低い係数を有するオブジェクトに対応する結果よりも、検索結果のページ上で高いランク付けをすることができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のシステムまたはプロセスからの係数の要求に応答して、係数を計算することができる。ある所与の状況でユーザが取り得る(または対象になり得る)可能性の高いアクションを予測するために、任意のプロセスが、ユーザについての算出係数を要求することができる。要求は、係数を計算するために使用される様々な因子について使用する、1セットの重みも含むことができる。この要求は、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上で実行しているプロセスから、サードパーティ・システム170(たとえば、APIもしくは他の通信チャネルを経由して)から、または別の適切なシステムから来ることができる。要求に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は係数を計算する(または、以前に計算されて記憶されている場合には、係数情報にアクセスする)ことができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のプロセスに関するアフィニティを測定することができる。異なるプロセス(オンライン・ソーシャル・ネットワーク内および外の両方)が、特定のオブジェクトまたはオブジェクトのセットに関する係数を要求することができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、アフィニティの尺度を要求したその特定のプロセスに関連するアフィニティの尺度を提供することができる。このように、各プロセスは、プロセスがアフィニティの尺度を使用する異なる状況に合わせられたアフィニティの尺度を受け取る。
ソーシャル・グラフ・アフィニティおよびアフィニティ係数に関連して、特定の実施形態では、それぞれを本願明細書に援用する2006年8月11日に出願された米国特許出願第11/503093号明細書、2010年12月22日に出願された米国特許出願第12/977027号明細書、2010年12月23日に出願された米国特許出願第12/978265号明細書、および2012年10月1日に出願された米国特許出願第13/632869号明細書に開示された1つまたは複数のシステム、コンポーネント、要素、機能、方法、動作、または工程を利用することができる。
特定の実施形態では、オンライン・ソーシャル・ネットワークのコンテンツ・オブジェクトのうちの1つまたは複数が、プライバシ設定に関連付けられ得る。オブジェクトに対するプライバシ設定(または「アクセス設定」)は、任意の適切な様式で、たとえば、オブジェクトに関連付けて、認可サーバ上のインデックスで、別の適切な様式で、または任意のそれらの組合せなどで、記憶され得る。オブジェクトのプライバシ設定は、オブジェクトまたはオブジェクトに関連付けられている特定の情報がオンライン・ソーシャル・ネットワークを使用してどのようにアクセス(たとえば、閲覧、または共有)され得るかを指定することができる。オブジェクトに対するプライバシ設定により、そのオブジェクトについて特定のユーザがアクセス、閲覧、または共有することが可能になる場合、オブジェクトは、そのユーザに対して「可視」であると説明され得る。一例として、限定としてではなく、オンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザは、ユーザ・プロフィール・ページ上の職務経験情報にアクセスすることができるユーザのセットを識別する、ユーザ・プロフィール・ページに対するプライバシ設定を指定することができ、したがって、他のユーザがその情報にアクセスすることを排除することができる。特定の実施形態では、プライバシ設定は、オブジェクトに関連付けられている特定の情報についてアクセスを許可されるべきでないユーザの「ブロック・リスト(blocked list)」を指定することができる。言い換えれば、ブロック・リストは、オブジェクトが可視にされない1つまたは複数のユーザまたはエンティティを指定することができる。一例として、限定としてではなく、ユーザは、ユーザに関連付けられているフォト・アルバムにアクセスできないユーザのセットを指定することができ、したがって、それらのユーザがフォト・アルバムにアクセスすることを排除する(それとともに、場合によっては、そのユーザのセットの範囲外の特定のユーザがフォト・アルバムにアクセスすることを可能にする)。特定の実施形態では、プライバシ設定が特定のソーシャル・グラフ要素に関連付けられてよい。ノードまたはエッジのようなソーシャル・グラフ要素のプライバシ設定は、ソーシャル・グラフ要素、ソーシャル・グラフ要素に関連付けられている情報、またはソーシャル・グラフ要素に関連付けられているコンテンツ・オブジェクトが、オンライン・ソーシャル・ネットワークを使用してどのようにアクセス可能とされ得るかを指定することができる。一例として、限定としてではなく、特定の写真に対応する特定のコンセプト・ノード204は、写真においてタグ付けされたユーザおよびその友達によってのみ写真がアクセスされてよいことを指定する、プライバシ設定を有することができる。特定の実施形態では、プライバシ設定は、ユーザのアクションをソーシャル・ネットワーキング・システム160によってログを記録させること、または他のシステム(たとえばサードパーティ・システム170)によって共有させることに関して、ユーザがオプト・インまたはオプト・アウトすることを可能にすることができる。特定の実施形態では、オブジェクトに関連付けられているプライバシ設定は、許可されるアクセスまたはアクセスの拒否の任意の適切な粒度を指定することができる。一例として、限定としてではなく、アクセス、またはアクセスの拒否は、特定のユーザ(たとえば、私のみ(only me)、私のルームメイト、および私の上司)、特定の分離度の範囲内のユーザ(たとえば、友達(friends)、友達の友達(friends_of_friends))、ユーザ・グループ(たとえば、ゲーム・クラブ、私の家族)、ユーザ・ネットワーク(たとえば、特定の雇用主の従業員、特定の大学の学生もしくは卒業生)、すべてのユーザ(「パブリック(public)」)、ユーザ無し(「プライベート(private)」)、サードパーティ・システム170のユーザ、特定のアプリケーション(たとえば、サードパーティ・アプリケーション、外部ウェブサイト)、他の適切なユーザもしくはエンティティ、またはこれらの組合せに対して指定されてよい。本開示では特定のプライバシ設定を特定の様式で使用して説明しているが、本開示は任意の適切なプライバシ設定を任意の適切な様式で使用することを企図する。
特定の実施形態では、1つまたは複数の認可/プライバシ・サーバが、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関連付けられているオブジェクトに対する1つまたは複数のプライバシ設定を実施するために使用されてよい。認可サーバは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160の1つまたは複数のサーバ162であってよい。データ・ストア164に記憶された特定のオブジェクトを求めるユーザから(または他のエンティティ)の要求に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、データ・ストア164にオブジェクトを求める要求を送ることができる。要求は、要求に関連付けられているユーザを識別することができ、認可サーバが、オブジェクトに関連付けられているプライバシ設定に基づいて、ユーザがオブジェクトにアクセスすることを認可されることを決定した場合、そのユーザ(またはユーザのクライアント・システム130)にのみ送られることが可能である。要求しているユーザがオブジェクトにアクセスすることを認可されない場合、認可サーバは、要求されたオブジェクトがデータ・ストア164から取り出されるのを防止することができ、または要求されたオブジェクトがユーザに送られるのを防止することができる。検索クエリのコンテキストにおいて、クエリ・ユーザがオブジェクトを閲覧またはアクセスすることを認可されない場合、オブジェクトは単に検索結果として生成されることが可能である。言い換えれば、オブジェクトは、クエリ・ユーザに可視である可視性を有しなければならない。オブジェクトがユーザに可視でない可視性を有する場合、オブジェクトは検索結果から除外されることが可能である。特定の実施形態では、ソーシャル・グラフ要素に対するプライバシ設定は、いくつかのノードおよびエッジを有するプライバシ・グラフとして表され得るデータ構造で記憶されてよい。プライバシ・グラフは、特定のソーシャル・グラフ要素の互いに対する可視性を、互いに対するそれらのつながりに基づいて表すことができる。データ・ストア164に記憶された特定の情報をユーザが要求したとき、プライバシ・グラフに関して動的に(たとえばリアルタイムで)フィルタリングを行うことにより、ソーシャル・グラフ要素のアクセス・コントロールが、要求しているユーザまたはエンティティに対して検証され認証され得る。本開示ではプライバシ設定を特定の様式で実施することを説明しているが、本開示はプライバシ設定を任意の適切な様式で実施することを企図する。
特定の実施形態では、1つまたは複数のサーバ162は、プライバシ設定を実施する認可/プライバシ・サーバであってもよい。データ・ストア164に記憶された特定のオブジェクトを求めるユーザから(または他のエンティティ)の要求に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、データ・ストア164にオブジェクトを求める要求を送ることができる。要求は、要求に関連付けられているユーザを識別することができ、認可サーバが、オブジェクトに関連付けられているプライバシ設定に基づいて、ユーザがオブジェクトにアクセスすることを認可されることを決定した場合、そのユーザ(またはユーザのクライアント・システム130)にのみ送られることが可能である。要求しているユーザがオブジェクトにアクセスすることを認可されない場合、認可サーバは、要求されたオブジェクトがデータ・ストア164から取り出されるのを防止することができ、または要求されたオブジェクトがユーザに送られるのを防止することができる。検索クエリのコンテキストにおいて、クエリ・ユーザがオブジェクトをアクセスすることを認可されない場合、オブジェクトは単に検索結果として生成されることが可能である。言い換えれば、オブジェクトは、クエリ・ユーザに可視である可視性を有してもよい。オブジェクトがユーザに可視でない可視性を有する場合、オブジェクトは検索結果から除外されることが可能である。本開示ではプライバシ設定を特定の様式で実施することを説明しているが、本開示はプライバシ設定を任意の適切な様式で実施することを企図する。
図3は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160に接続されている1セットのコネクテッド・デバイス305、ゲートウェイ・デバイス310、制御デバイス315およびバックエンド・システム320を備える例示的システム300を示す。コネクテッド・デバイス305、ゲートウェイ・デバイス310、制御デバイス315およびバックエンド・システム320は、それぞれ、図5のコンピュータ・システム500などの1つまたは複数のコンピュータ・システムを備えることができる。コネクテッド・デバイス305、ゲートウェイ・デバイス310、制御デバイス315およびバックエンド・システム320は、任意の適切な接続を備える任意の適切なネットワーク(たとえば、有線接続、無線接続、またはその組合せを用いた図1のネットワーク110)を通じて、互いに通信することができる。システム300のアーキテクチャを、画定された物理的空間(たとえば、家、オフィスビル、もしくは公園)内に存在するデバイスのために、または特定のユーザもしくはエンティティに関わる1セットのデバイス(たとえば、ユーザに関連付けられているコネクテッド・デバイスであって、そのデバイスはユーザの自宅、自動車、および/もしくは小規模小売店舗にあるか、またはビル群のためのドア・ロックおよびアラーム・セキュリティを管理する不動産管理会社に属する)とともに使用することができる。単一の物理的ロケーションに関わる実施形態においては、コネクテッド・デバイス305を制御デバイス315および/またはバックエンド・システム320に接続するために、ゲートウェイ・デバイス310が1つしか必要ないことがある。しかし、一定の実施形態においては、複数のゲートウェイ・デバイス310を使用できることは理解されるであろう(たとえば、拡張無線カバレッジが必要な大きな空間)。複数の物理的なロケーションが関わる実施形態においては、物理的なロケーション(たとえば、家、自動車および企業)のそれぞれは、そのロケーションのコネクテッド・デバイス305を制御デバイス315および/またはバックエンド・システム320に接続するそれ自体のそれぞれのゲートウェイ・デバイス310をそれぞれ有することができる。単一のロケーションの実施例では、各物理的ロケーションに複数のゲートウェイ・デバイス310を使用できることは理解されるであろう(たとえば、拡張無線カバレッジが必要な大きな空間)。複数のゲートウェイ・デバイス310の実施形態においては、各ゲートウェイ・デバイス310は互いに通信することができる。
コネクテッド・デバイス305は、デバイス305に関連付けられている情報(たとえば、イベント通知)をゲートウェイ・デバイス310および/またはバックエンド・システム320に(ゲートウェイ・デバイス310によって)伝送するための任意の適切なデバイスを含むことができる。コネクテッド・デバイス305は、複雑な埋込型コンピューディング・デバイスから、スイッチ、単純なセンサまでの任意のものを含むことができる。たとえば、図3に図示されるコネクテッド・デバイスは、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ、冷蔵庫、ホーム・セキュリティ・システム、テレビ、自動車、およびSLRカメラを含む。特定の実施形態においては、コネクテッド・デバイスのうちの1つまたは複数は、時刻、曜日、外が暗いか明るいか、外気温、周囲温度、または任意の適切な環境条件など、1つまたは複数の環境条件を検知するように動作可能にすることができる。環境条件は、コネクテッド・デバイス305によって、デバイスに配置されるかまたは連結されるセンサ(たとえば、サーモスタットに連結される温度計)を使用するか、コネクテッド・デバイス305に記憶されている情報(たとえば、デバイスにローカルに記憶されている時刻、曜日、または日付情報)にアクセスするか、別のコネクテッド・デバイス305、ゲートウェイ310またはバックエンド・システム320から情報(たとえば、センサ情報または時刻、曜日もしくは日付情報)を収集するか、他のソース(たとえば、インターネット)から情報を収集するか、または上記の任意の組合せから情報を収集して(たとえば、インターネットを使用して特定の日の午後5時47分に外が暗かったか明るかったかおよび/または天気はどうだったかを判断する)、検知することができる。
ゲートウェイ・デバイス310は、コネクテッド・デバイス305、制御デバイス315および/またはバックエンド・システム320とインタフェースを取るために任意の適切なデバイスを含むことができる。特定の実施形態においては、ゲートウェイ・デバイス310は、コネクテッド・デバイス305のローカル・ネットワーク制御を容易にし、クラウドで実行できるサービスのために(たとえば、バックエンド・システム320上で)ローカル・ゲートウェイとして機能するために必要な機能をサポートすることを可能にすることができる。特定の実施形態においては、サービスは、(たとえば、制御デバイス315を介して)ユーザとの通信を容易にすることができる。特定の実施形態においては、サービスおよびユーザは、自然言語を使用して通信することができ、その自然言語はさらにシステム300の1つまたは複数のコンポーネントによって(たとえば、制御デバイス315、ゲートウェイ・デバイス310、バックエンド・システム320、またはその組合せによって)構文解析することができる。特定の実施形態においては、ユーザは、制御デバイス315上のメッセージング・アプリケーションを使用して、ゲートウェイ・デバイス310および/またはコネクテッド・デバイス305の任意のものと(ゲートウェイ・デバイス310によって)通信することができる。特定の実施形態においては、ゲートウェイ・デバイス310は、RASPIAN LINUX(登録商標)を稼働し、WIFI、BLUETOOTH(登録商標)、ZWAVEおよびZIGBEE(登録商標)ドングルをサポートするRASPBERRY PIプラットフォームに基づくことができる。ゲートウェイ・デバイス310は、システム300のデバイス間のインタフェースを取るゲートウェイ・アプリケーションをホストするために使用することができる。
制御デバイス315は、ゲートウェイ・デバイス310および(ゲートウェイ・デバイス310によって)コネクテッド・デバイス305とインタフェースを取るためのユーザ・インタフェースを提示するために任意の適切なデバイスを含むことができる。たとえば、制御デバイス315は、インストールされたアプリケーション、ブラウザ、SMSテキスティング・インタフェース、またはデバイスのオペレーティング・システムが提供するインタフェースとして、ユーザ・インタフェースを提示し、それにより、制御デバイス315のユーザは、ゲートウェイ310および/もしくはコネクテッド・デバイス305を制御するか、またはそれらと情報を送受信することが可能になる。特定の実施形態においては、制御デバイス315は、メインUXポイントとして作用する1つまたは複数のUIクライアント(たとえば、メッセージング・サービス・アプリケーション)、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションまたは他のモバイル・アプリケーション(初期プロビジョニング、BLUETOOTH(登録商標)および位置検出、ならびに一般的に、メッセージング・アプリケーションのサービス・アプリケーションができないあらゆる許可関連の任意のことに使用されるヘルパー・アプリケーション)を含むことができる。特定の実施形態においては、制御デバイス315上で稼働する制御アプリケーションは、ユーザがコネクテッド・デバイス305をプロビジョニングするために使用することができる。さらなる実施形態においては、制御アプリケーションは特定のシナリオに基づいて、ユーザに固有のユーザ体験を提供することができる。特定の実施形態においては、制御デバイス315上で稼働する制御アプリケーションは、コネクテッド・デバイス305に関係する情報の閲覧、システム300によって自動生成されたルールのセットアップと管理(以下の方法400を使用して生成されるルールなど)、およびコネクテッド・デバイス305から制御デバイス315上のメッセージング・アプリケーションへのステータス更新のプッシュを可能にすることができる。
バックエンド・システム320は、システム300内のコネクテッド・デバイス305、ゲートウェイ・デバイス310および制御デバイス315、ならびにバックエンド・システム320と通信する他のシステム内のコネクテッド・デバイス、ゲートウェイ・デバイスおよび制御デバイスとインタフェースを取り、そこからデータを集計するために、任意の適切なサーバまたはサーバ群を含むことができる。バックエンド・システム320は、メッセージング・インフラストラクチャ325(たとえば、制御デバイス315と通信するため)、バックエンド・システム320の要素とゲートウェイ・デバイス310の要素との間で(および/もしくは制御デバイス315との間で、ならびに/または直接コネクテッド・デバイスと)インタフェースを取るための統合層330(たとえば、PARSEなど、多種多様なコネクテッド・デバイスとインタフェースを取るためのプラットフォームおよび/またはAPI)を備えることができる。バックエンド・システム320は、ゲートウェイ・デバイス310および各コネクテッド・デバイス305から受信したデータ、ならびにそれから派生したデータを含む、デバイス・イベントのデータ・ストア332を維持することができる。バックエンド・システム320は1つまたは複数のデバイス・グラフに関するデータ・ストア334も維持することができ、そこで、ゲートウェイ・デバイス310および各コネクテッド・デバイス305は、デバイス・ノードによってそれぞれ表すことができ、エッジがデバイス・ノードをつなげる。バックエンド・システム320は、デバイス・イベントを処理して分析し、デバイス・グラフを更新し、フィードバックおよび/または命令をコネクテッド・デバイス305および/または制御デバイス315に提供するためのデバイス・グラフ・インテリジェンス・インフラストラクチャ335を含むことができる。特定の実施形態においては、一定の機能(たとえば、本開示に従いイベント・シーケンスを評価し、そのためのルールを生成すること)は、ゲートウェイ・デバイス310、バックエンド・システム320、またはその組合せによって提供することができる。
バックエンド・システム320は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160とも通信することができる。特定の実施形態においては、バックエンド・システム320は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、ソーシャル・ネットワーキング・システム160に関連付けられているソーシャル・グラフ、このようなソーシャル・グラフの特定のアイデンティティ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザに与えられる通知、またはその任意の組合せを活用することができる。たとえば、バックエンド・システム320は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160からの情報に基づいて、1つまたは複数のコネクテッド・デバイス305のユーザに関する識別情報を利用して、特定のコネクテッド・デバイス305を用いてアクションを行ったユーザ(たとえば、コネクテッド・デバイス305に関係するユーザ入力を行うユーザを識別する)、またはコネクテッド・デバイス305で発生するイベントに関連付けられたユーザ(たとえば、ドアを開いたユーザまたは解錠したユーザを識別する)を決定することができる。
特定の実施形態においては、ゲートウェイ・デバイス310は、その上で稼働するアプリケーションを有することができ、その役割は、システム300内の様々なコネクテッド・デバイス305を把握して、「物理的」レベルで処理することからなる。これには、たとえば、BLUETOOTH(登録商標)、ZIGBEE(登録商標)、ZWAVE、WiFi上での(無線アクセスポイントまたは直接接続による)新たなコネクテッド・デバイス305の検出とプロビジョニング、デバイス・タイプおよび/またはデバイスIDへのコネクテッド・デバイス305のマッピング、利用できる能力および/または機能へのデバイス・タイプのマッピング、コネクテッド・デバイス305の垂直な(「照明」または「ドア・ロック」など、同じまたは類似の能力など)グループ化もしくは関連付け、様々な業界プロトコルを理解するためのサポート(たとえば、ALLJOYN、THREAD、WEAVE、ZIGBEE(登録商標)など)、バックエンド・システム320から渡された特定の意思(たとえば、特定のデバイスIDに関連付けられているもの)を直接制御およびクエリ・メッセージに翻訳すること(たとえば、ゲートウェイ・デバイスから渡された「デバイスID XXXオン」→「Phillips HueデバイスID XXX点灯」)、特定のデバイスの通知を、バックエンド・システム320が解釈できる論理的な通知に翻訳すること(たとえば、「August SmartLockデバイスID XXX解錠」→「デバイスID XXX解錠」)、または制御デバイス315に通信できる論理的な通知に翻訳することを含むことができる。特定の実施形態においては、ゲートウェイ・デバイス301は、物理的デバイスと論理的デバイスとの間のマッピングをある程度行えるとき、これらをマシン可読構造化フォーマットに変換することができる。
特定の実施形態においては、ゲートウェイ・デバイス310で稼働するゲートウェイ・アプリケーションは、多数の様々なベンダまたは製造業者のコネクテッド・デバイス305をサポートすることができる。たとえば、ゲートウェイ・アプリケーションは、複数のベンダから2つ以上のコネクテッド照明(たとえば、PHILLIPS HUE、BELKIN WEMO WiFiスイッチ、ZIGBEE(登録商標)またはZWAVEスマート・スイッチ)の検出およびプロビジョニング、異なるベンダ(例、LOCKITRON、AUGUST)の予めプロビジョニングされている1つまたは複数のスマート・ロックの制御、WiFiコネクテッド・スピーカおよび/またはスマートTVおよびゲートウェイ・デバイス自体で(たとえば、HDMI(登録商標)ポートを介して)複数のターゲットへの音楽および/または動画の制御およびストリーミングをサポートすることができる。
特定の実施形態においては、バックエンド・システム320は、ゲートウェイ・デバイス310と通信するアプリケーションまたはその上で(もしくはクラウドで)実行するサービスを含むことができる。メッセージング・アプリケーションおよび自然言語処理システム(NLP:natural language processing)との統合、ユーザの意思の、特定の論理デバイスの制御意思への翻訳(たとえば、NLPおよびコンテキスト・アウェアネスを使用して)、および複数のデバイスが関わる複雑な挙動ルールを推定するための機械学習(ML:machine learning)を含むことができる。特定の実施形態においては、バックエンド・システム320は、ゲートウェイ・デバイス310によって、コネクテッド・デバイス305の個々のものとのみインタフェースを取ることができる。特定の実施形態においては、バックエンド・システム320は、論理デバイス(たとえば、「照明」対「PHILLIPS HUE」)、ユーザによって割り当てられたエイリアス(たとえば、「玄関ポーチの照明」)およびデバイス群(たとえば、「全照明」)を処理することができる。このように、バックエンド・システム320は、以下のインタフェースおよび能力のうちの1つ以上を提供することができる。
1.人が付けたデバイスの名称とホーム・ゲートウェイが提供する論理IDとの関連付け(たとえば、ユーザはデバイスIDに「玄関ドアの照明」という名称を選択する)、水平に沿ったデバイス(同じロケーション、たとえば「リビング・ルーム」または「玄関ドア」)のグループ化/関連付け
2.人による入出力コマンドへのデバイスの能力のマッピング
3.ユーザがデバイスに割り当てた特定の名称に関連付けられているユーザから渡される特定の意思を、デバイスIDベースのアクションに翻訳すること(たとえば、「玄関ポーチの照明を点灯」→「デバイスID XXXオン」)
4.ホーム・ゲートウェイが転送する特定のデバイスの通知を人が読めるフォーマットに翻訳すること(たとえば、「デバイスID XXX解錠」→「玄関ドア解錠」)
特定の実施形態においては、システム300が提供する追加の特徴は、メッセージング・アプリケーションによる1つまたは複数のコネクテッド・デバイス305のNLP制御および通知、ユーザによるデバイスの明示的なグループ化、ならびにマルチデバイス命令の作成と実行(たとえば、「玄関ドアが解錠されたら、照明を点灯する」)を含むことができる。
特定の実施形態においては、コンテキスト・アウェアでコマンドを解釈できるようになるために、論理は、ユーザID(アクションを行いたいユーザ)および/または(たとえば、GPS座標による強局在に加えて、周辺のモバイル・ネットワークの基地局ID、WiFi地理的ロケーション、表示されるSSID等のような信号に基づく)ロケーション情報に基づいたデバイス・グラフの視点に依拠する。たとえば、ユーザは、複数のゲートウェイ・デバイス310(たとえば、本宅、週末用マンション、別宅)に関連付けられているかもしれないが、その場合、ロケーション情報は、特定のコマンドが適用されるべき特定のデバイスを決定することができる。特定の実施形態においては、システム300は(バックエンド・システム320および/またはゲートウェイ・デバイス310によって)、デバイス・グラフにユーザ役割設定(ユーザ、コマンドおよびロケーションベース)の構成を提供することができる(たとえば、許可モデルは、完全制御のための管理者の役割と、許可が制限された限定ユーザ役割との構成を可能にすることができる)。たとえば、ユーザは、ホームオフィスで働いている間にユーザが現在楽しんでいる音楽を、(ステレオ・システムが置かれているリビング・ルームで遊んでいる)子供に変更してほしくないかもしれない。
特定の実施形態においては、システム300は(たとえば、バックエンド・システム320および/またはゲートウェイ・デバイス310を使用して)、ユーザの習慣および挙動を学習することができ、その習慣および挙動に従って自動ルールを生成することができる。たとえば、ユーザが勤務後に帰宅すると、ユーザは通例、すぐにステレオの電源を入れるかもしれない。システム300の1つまたは複数のコンポーネントはこの習慣を検知することができ、夜の特定の時刻よりも後にユーザがドアを解錠するかまたは開くとステレオの電源を入れる、というルールを生成することができる。
特定の実施形態においては、システム300は、ユーザの挙動、傾向および習慣を、特定の期間内(たとえば、最大時間量内)に発生するイベント・シーケンスを分析することにより学習することができ、イベント・シーケンスについてスコアを決定することができる。スコアが一定の閾値に達すると、そのイベント・シーケンスに関するルールを生成することができ、システムによって採用することができる。特定の実施形態においては、システム300は、イベント・シーケンスを評価し、および/またはそれに関するルールを生成するときに、環境条件(たとえば、何時か、何曜日か(たとえば、週末対平日)、外が明るいか暗いか、建物内もしくは建物外(またはその両方)の温度は何度か、など)を考慮することができる。さらなる実施形態においては、ルールは、各イベント・シーケンスに固有にすることができ、各シーケンスに例外が設けられる。たとえば、ユーザが帰宅すると自動的にステレオの電源を入れる上記の例を用いると、ルールは、午後5時を過ぎるまでステレオの電源を入れないという時間に基づく例外を設けることができ、またはユーザが週末に帰宅するときにはステレオの電源を入れないようにすることができる。
特定の実施形態においては、イベントは、コネクテッド・デバイス305によって生成される(たとえば、ドアを解錠または開閉する、バスルームの照明を点灯するなど)。イベントが発生した後、その後特定の期間(たとえば、1分、5分、または10分)以内に発生するイベントを評価することができる。評価は、イベント・シーケンスおよび/または条件因子(たとえば、その時の環境条件またはコネクテッド・デバイス305のステータス)における各イベント間の差分(デルタ)、またはタイム・スライスに注目することができ、イベント・シーケンスが習慣的および/もしくは意図的なものかまたはその他かを決定することができる。たとえば、システム300は、イベント・シーケンスが以前に発生したことがあるかどうかを決定することでき、それに応じて、イベント・シーケンスに関連付けられるスコアを決定または調整することができる。
たとえば、特定の実施形態においては、イベントが発生すると、特定の時間差分(本段落においてはDmaxといい、これはいくつかの実施形態では1分とすることがあり、または他の実施形態では経験に基づいて決定することがある)内のイベントを評価する(たとえば、イベント1、イベント2、・・・)。それから、次の式に基づいて、シーケンスのスコアを生成する。
スコア=1−Π(Dmax−min(deltaN,Dmax))/Dmax
スコアは、以前のイベント・シーケンスおよび/またはイベント・シーケンスを取り巻く条件に対して評価することができる。同じ条件のイベント・シーケンスが以前に発生したことがある場合、スコアを乗じるかまたはその他の形で修正することができる。スコア付けまたはスコア調整の後、スコアが一定の閾値を超えるかどうかを決定するために、後の計算を採用することができる。スコアが閾値を超える場合、特定のイベントおよび/または条件が将来発生すると考えて、イベント・シーケンスを自動的に実施するルールを生成する。上記の例を使用して、夜(たとえば、午後5時よりも後)にユーザがドアを解錠したことをシステム300が検知すると、システム300は、電源を入れるようステレオに命令を送ることができる(たとえば、以下に説明するプッシュ・コマンドを使用して)。検知したイベント・シーケンスに基づいてルールを生成するための例示的方法を、図4に関して以下説明する。
特定の実施形態において、ルール・ランタイム・インタープリタがバックエンド・システム320上で稼働し、JAVASCRIPT(登録商標)アプリケーションを備えることができ、このJAVASCRIPT(登録商標)アプリケーションが、ローカルに記憶されているルールを読み込んで、メインプロセスをスポーンし(たとえば、コネクテッド・デバイス305に命令をプッシュする)、任意の出力を監視する。バックエンド・システムはさらに、(a)統合層330から受信した、プッシュされたデータを構文解析し、(b)構文解析した情報に基づいて、次のアクションのうちの1つ以上を行うことができる。すなわち、ルールを更新すること、新ルールをローカルに記憶すること、デバイス制御を実行すること、クエリを実行すること、デバイスを検出すること、ルールを構文解析すること、ルールによって示されるトリガ(たとえば、時間またはセンサの測定)を待つこと、トリガ時にイベントを実行すること、デバイス制御を実行すること、ルールのトリガを可能にするローカル・ウェブサーバをローカル・ネットワーク経由で稼働すること。
例示的なプッシュ・プロトコル
例示的なデバイス命令
特定の実施形態においては、統合層330からのプッシュは、以下に示すcurlフォーマットにすることができる。
特定の実施形態においては、アプリID(たとえば、デバイスID)およびRESTキーを、使用する特定のデバイスから取得するべきである。現在のアプリのID/キーは、「ro2sqHypZCVs4qe6dwvj31gOYLaux6hBFGd6J54g」、「dl5gBnYcsubgJtG91dGPYi0x40rFWu2ZyNxJ6inZ」である。特定の実施形態においては、単一のコネクテッド・デバイス305または特定のコネクテッド・デバイス305にプッシュを誘導するときには、where節を使用することができる。特定の実施形態においては、すべてのコネクテッド・デバイス305にプッシュを送信するには、where節を省略することができる。特定の実施形態においては、gateway installation IDは、各コネクテッド・デバイス305について生成される固有識別子である。一定の実施形態においては、これも統合層330に記憶することができる。特定の実施形態においては、commandは、ルール、検出、クエリ、制御、または更新のうちのいずれかにすることができる。これらのコマンドのそれぞれは、固有のフィールドに、コマンド・キーに従うことを求める(これは以下に概説する)。
特定の実施形態においては、ルール・コマンドのプッシュ・データ・フィールドは、以下に示すフォーマットにすることができる。
特定の実施形態においては、commandは上記と同じである。この場合、これが、現在のプッシュがルールを処理することを指定する。特定の実施形態においては、actionフィールドは、ルールで何が起こることになるか、つまり「更新」または「削除」のいずれかを指定する。指定されていない場合、デフォルトで更新になる。更新は、ルールを作成または更新するために使用するべきで、削除は、ルールを削除する。特定の実施形態においては、rule_idフィールドは、どのルールに基づいて行為するかを指定する。新たなルールを作成しようとするときであっても、これを必ず指定しなければならない(この場合、これが新ルールのidとして使用される)。これは、固有のものにすることもできる。特定の実施形態においては、rule_dataフィールドはアクションの更新にのみ使用し、アクションの削除には使用しない。これは、ルールを更新/保存するために使用されるデータを含む。具体的なフィールドは下記の通りである。さらなる実施形態においては、nameフィールドがルールの名称を指定する。これは、通例、ユーザがそれを参照するために使用できる、より分かりやすいルール名称にするべきである。
さらなる実施形態においては、triggerフィールドは、ルールのトリガを指定するために使用される。デバイスが一定の状態に入るときに起動されるデバイスベースのトリガと、クーロンジョブを作動させるために使用される時刻に基づくトリガの、2タイプのトリガがサポートされる。特定の実施形態においては、トリガ・フィールドは、以下の例のように見えるかもしれない。eventフィールドは、「時間」をサポートしないことを除き、ある条件では「状態」フィールドと同一に構成することができる。
特定の実施形態においては、cronフィールドは、ルールのクーロンジョブを指定し、そのクーロンジョブは、指定時刻にルールを実行させる。トリガのイベント・フィールドが文字列「時刻」である場合にのみ、これが参照される。特定の実施形態においては、conditionsフィールドは、ルールを実行する前に追加の条件を指定することを可能にする。これは、AND、ORおよびNOT論理演算子をサポートするJSONツリーとして形成される。これはさらに、現在の時刻をチェックするために、およびデバイスが指定の状態にあるかどうかをチェックするために使用することができる。conditionsフィールドの例を以下に示す。
さらなる実施形態においては、typeフィールドは、これが状態チェックか、または論理演算かを指定する。前述したように、サポートされる論理演算は、AND、ORおよびNOTである。値、範囲および時刻の3つの状態チェックがサポートされる。
さらなる実施形態においては、check_typeフィールドは、定義される状態チェックのタイプを指定するために使用される。これは、論理演算については必要ない。値チェックを使用して、デバイスが指定状態にあることを確認する。範囲チェックは、値の範囲を指定できることを除き、値チェックと同じ機能を提供する。時刻チェックは、ルールを実行するべき時刻を指定するために使用される。特定の実施形態においては、範囲または時刻チェックが定数である場合、range_minおよびrange_maxフィールドを指定しなければならない。特定の実施形態においては、値チェックが定数である場合、valueを指定しなければならない。
さらなる実施形態においては、state_nameフィールドを使用して、チェックする特定のパラメータを指定する。範囲および値のチェックの場合、これは、チェックされるデバイスの値である。時刻チェックの場合、これは、分、時、日または月のいずれかにすることができる。時刻チェックに厳密な値を指定するには(時刻以外は、値チェックと同様)、range_minおよびrange_maxフィールドに同じ数字を使用するべきである。
特定の実施形態においては、actionsフィールドは、ルールがトリガされて条件が満たされると、厳密に何が起こるべきかをルールに伝える。例は以下の通りである。さらなる実施形態においては、deviceIdフィールドは、どのデバイスにアクションを実行するかを指定する。さらなる実施形態においては、actionsフィールドは、デバイスのどのパラメータを変更するべきで、各パラメータをどのように設定するべきかを示す。注記:現在、これらは、アレイの単一要素にパラメータ1つのみを指定するべきであることを除き、制御コマンドが使用するのと同じフォーマットにするべきである。
特定の実施形態においては、完全なルールは、以下の例のようにすることができる。
特定の実施形態においては、検出コマンドは、追加の引数を必要としない。そのため、完全検出コマンドは、以下の例と同様にすることができる。
特定の実施形態においては、コマンドは、問い合わせられたデバイスのIDと、それがどのタイプのデバイスかを要求する。クエリ・コマンドは、以下の例と同様にすることができる。
特定の実施形態においては、コマンドは、コマンドで渡されるパラメータがあれば、ゲートウェイ・デバイス310にコネクテッド・デバイス305の現在の状態を変更させる。パラメータは、制御されているコネクテッド・デバイス305のタイプに対応するので、コマンドは、コネクテッド・デバイス305のタイプに従ってフォーマット化することができる。例示的なコマンドを以下に示す。
特定の実施形態においては、デバイス・クラウド(たとえば、自宅のシステム300)は、クラウドにおいて対応するインスタンスを有することができる。各デバイス・アクション(ユーザ・コマンド、デバイス・イベントなど)が記録されて、デバイス・クラウド・インスタンスのメッセージング・キューで送られる。レシピは、1つまたは複数のルールを含むことができる。ルールは、デバイス・アクションを有することができ、そのデバイス・アクションは、タイミングで実行するか、または別のアクションでトリガすることができる。特定のデバイス・クラウド・インスタンスは、デバイス・アクションのメッセージング・キューを消化するためのルール実行エンジンを有し、ルールを実行することができる。一定の実施形態においては、許可、能力、イベントおよびアクションを組み込んだルールが存在することができる。
特定の実施形態においては、基本ルールは、以下のようにすることができる。
特定の実施形態においては、スケジュール・ルールは、以下のようにすることができる。
特定の実施形態においては、トリガ・ルールは、以下のようにすることができる。
特定の実施形態においては、実行エンジンは、以下のようにすることができる。
図4は、ネットワーク上でコネクテッド・デバイスに関する挙動ベースのルールを生成して実行するための例示的方法400を示す。参照しやすくするために、方法400を、図3のシステム300内の一定のデバイスに関して以下説明する。しかし、方法400の工程は、本開示に従いデバイス・クラウド内の任意の適切なデバイスによって行えることは理解されるであろう。方法400は、システムの1つまたは複数のコンピューティング・デバイス(たとえば、図5のコンピュータ・システムと同様なコンピュータ・システム)によって具現化される1つまたは複数のプロセッサを使用して、コンピュータ可読媒体内に具現化されるソフトウェアまたは他の命令を実行することにより行うことができる。
方法400は工程410で始まり、バックエンド・システム320が、1つまたは複数のコネクテッド・デバイス305に関連付けられているイベントの通知を受信する。イベントの通知は、1つまたは複数のコネクテッド・デバイス305から直接、またはゲートウェイ・デバイス310を介して受信することができる。イベントの通知は、プレーン・テキストまたはXMLなど、任意の適切なフォーマットで送信することができる。特定の実施形態においては、イベントの通知は、通知を送信したコネクテッド・デバイス305に関して特定の出来事が起こった旨を示す標識を含むことができる。たとえば、ドアが解錠されると、ロック(つまり、システム300のコネクテッド・デバイス305)はゲートウェイ・デバイス310に、解錠イベントを示す通知を送信することができる。ゲートウェイ・デバイス310は、さらに、ロック・デバイスによって送信されたものと同じフォーマットで、またはそれとは異なるフォーマットで、通知をバックエンド・システム320に転送することができる。特定の実施形態においては、イベントは、コネクテッド・デバイス305(または制御デバイス315)におけるユーザ入力とすることができる。たとえば、ユーザは、夜に仕事から帰宅した後に電源が入るようにステレオに命令することができる。このように、送信されるコマンドをイベントとすることができ、またはステレオの電源が入ることをイベントとすることができ、またはその両方とすることができる。
工程420で、バックエンド・システム320は、コネクテッド・デバイス305についてのイベント・シーケンスを評価する。イベント・シーケンスは、特定の期間内に発生した、1つまたは複数のコネクテッド・デバイス305に関連付けられている2つ以上のイベントを含むことができる。イベント・シーケンスは、単一のコネクテッド・デバイス305または複数のコネクテッド・デバイス305についてのイベントを含むことができる。したがって、受信されるいずれのイベントの通知についても、バックエンド・システム320は、そのイベントとその特定の期間内に発生する次のイベントとを分析して、イベント・シーケンス(イベントについて何かが発生する場合)を、イベントが発生するときに将来自動的に実行するためのルールにするべきかどうかを決定することができる。一定の実施形態においては、特定の期間は予め決めることができ、たとえば、1分、5分または10分とすることができる。他の実施形態においては、特定の期間は、履歴データを用いて決定することができる。これは、生成されたルールに関連付けられるイベント・シーケンスにおける2つのイベントの最大時間差を決定することを含むことができる。たとえば、バックエンド・システム320は、生成されたルールで、イベント・シーケンスにおける最初のイベントと最後のイベントとの間の最大時間差に注目することができる。さらに、ユーザは、自動にしたくないルールの却下または削除から始めることができる。これらの却下に基づいて、バックエンド・システム320は、ルールとして維持されるイベント・シーケンスの最大時間量を決定することができ、この時間量を、イベント・シーケンスを評価するための最大時間量として使用することができる。
特定の実施形態においては、複数のイベント・シーケンスを評価することは、各イベント・シーケンスに関連付けられているスコアを決定することを含む。一定の実施形態においては、各イベント・シーケンスのスコアは、イベント・シーケンスにおける2つ以上のイベント間の時間差に基づいて決定することができる。たとえば、イベント・シーケンスのイベントが時間的に互いに近くで発生する場合、そのイベント・シーケンスは比較的高いスコアを有することができる。逆に、イベント・シーケンスのイベントが、1つのイベントが起きてから何分も経ってから別のイベントが発生する場合、そのイベント・シーケンスは比較的低いスコアを有することができる。一定の実施形態では、は次の式を用いて決定することができる。
スコア=1−Π(Dmax−min(deltaN,Dmax))/Dmax
上記式において、Dmaxは、特定の期間を表す。
deltaNは、イベント・シーケンスにおけるN番目のイベントとイベント・シーケンスにおける時系列で最初のイベントとの間の時間量を表す。
特定の実施形態においては、イベント・シーケンスを評価することは、そのイベント・シーケンスが別のイベント・シーケンスに実質的に類似していることを決定し、それに応じてイベント・シーケンスに関連付けられているスコアを修正することを含むことができる。たとえば、イベント・シーケンスが以前に発生したことがある場合、該イベント・シーケンスのスコアには、一定の因子を乗じることができる。
工程430で、バックエンド・システム320は、工程420で評価されたイベント・シーケンスに基づいて、複数のルールを生成する。特定の実施形態においては、ルールを生成する工程は、イベント・シーケンスに関連付けられているスコアが閾値を超えたと決定する工程を含むことができる。閾値は、一定の実施形態においては予め決定することができ、または他の実施形態においては経験に基づいて決定することができる。たとえば、ユーザが維持または却下するルールのスコアは、将来のルールを生成するための閾値を決定するために分析することができる。
特定の実施形態においては、ルールを生成するか否かは、評価されたイベント・シーケンス中に存在する1つまたは複数の環境条件に基づくことができる。1つまたは複数の環境条件は、時刻、曜日、外気温(たとえば、コネクテッド・デバイスが室内にある場合)、または周囲温度(つまり、室外または室内のコネクテッド・デバイスの周辺)のうちの1つもしくは複数を含むことができる。たとえば、ユーザは、仕事から帰宅すると、毎晩ステレオの電源を入れるかもしれないが、昼食のために帰宅したときまたは週末にはそうしない可能性がある。したがって、ユーザがドアを解錠した後にステレオの電源を自動的に入れるためのルールは、平日の午後5時過ぎにドアの解錠が発生する場合にのみトリガすることができる。
特定の実施形態においては、評価中のイベント・シーケンスが始まる場合、生成されるルールはさらに、コネクテッド・デバイスのステータスに基づくことができる。たとえば、イベント・シーケンスは、ドアを解錠することとその後にステレオの電源を入れることとを含むことができる(各デバイスはコネクテッド・デバイス305である)。このイベント・シーケンスが発生するとき、1つまたは複数の照明が点灯している場合もあり、消灯している場合もある。これは、誰かがすでに家にいる場合(つまり、照明がすでに点灯している理由)、ユーザはステレオの電源を入れないためである可能性がある。このように、この例では、ステレオの電源を自動的に入れるためのルールは、自宅内の1つまたは複数の照明がすでに点灯しているかどうかに基づくことができる。
特定の実施形態においては、複数のルールのうちの少なくとも1つのルールに関連した例外を生成することができる。いくつかの実施形態においては、例外は、バックエンド・システム320によって生成することができる。たとえば、ドアを解錠してステレオの電源を入れるというイベント・シーケンスを評価する際、バックエンド・システム320は、イベントが平日にのみ、またはほとんどが平日に発生すると決定することができる。このように、バックエンド・システム320は、ユーザがドアを解錠するときにステレオの電源を入れるように命令するルールに対し、週末は例外であると示す例外を生成することができる。他の実施形態においては、例外は、システムのユーザによって生成することができる。たとえば、ユーザがドアを解錠したときにステレオの電源を入れるように命令するルールが生成された後で、ユーザは、(制御デバイス315を通じて)週末についての例外を示すことができる。
工程440で、バックエンド・システム320は、コネクテッド・デバイス305についてのイベント通知を受信する。通知は、工程430で1つまたは複数のルールがバックエンド・システム320によって生成された後に受信することができる。イベント通知は、第1のコネクテッド・デバイス305で第1のイベントが発生したことを示すことができる。
工程450で、バックエンド・システム320は、工程440で受信したイベントが工程430で生成されたいずれかのルールに関連するかどうかを決定する。特定の実施形態においては、これは、複数のルールのうちの第1のルールが工程440で通知が受信された第1のイベントに基づくことを決定することを含む。いくつかの実施形態においては、この工程は、どのルールが第1のイベント(つまり、イベント・シーケンスにおいて時系列で最初のもの)で始まるイベント・シーケンスを有するかを決定するために、すでに生成されているルールをバックエンド・システム320が分析することを含むことができる。この工程はさらに、第1のイベントで始まるイベント・シーケンスを有するもののうち、どのルールが1つまたは複数のマッチング条件(たとえば、環境条件)を有するかを決定することを含むことができる。
イベントがどのルールにも関連していない場合、方法は工程440に戻り、バックエンド・システム320は、コネクテッド・デバイス305から追加のイベント通知を受信するのを待つ。工程450で受信したイベントが特定のルールに関連している場合、工程460で、バックエンド・システム320は、その特定のルールに従ってコネクテッド・デバイス305に命令を送信する。命令は、ルールに関連付けられているコネクテッド・デバイス305(つまり、ルールの一部であるイベント・シーケンスに関与しているもの)にメッセージの一部として送信することができる。命令は、コネクテッド・デバイス305に直接、またはゲートウェイ・デバイス310経由で送信することができる。命令は、特定のコネクテッド・デバイス305に対してアクションを行うための任意の適切なフォーマットにすることができる。いくつかの実施形態においては(たとえば、異なるベンダのデバイスを有するもの)、命令を含む各メッセージのフォーマットは、各コネクテッド・デバイス305について異なることができる。一定の実施形態においては、命令は、図3に関して上記述べたプッシュされるルール・コマンド・フォーマットと同様なフォーマットにすることができる。このように、上記のドア・ロックとステレオとの例では、この工程は、夜にどの照明も点灯していないときにドアが解錠されたことを検知した後、ステレオの電源を入れる(または1つもしくは複数の他のアクションを行う)ための命令を送信することを含むことができる。
特定の実施形態は、適切な場合、図4の方法400の1つまたは複数の工程を繰り返すことができる。本開示は、図4の方法の特定の工程が特定の順序で発生すると説明し、示しているが、本開示は、図4の方法の任意の適切な工程が任意の適切な順序で発生することを企図する。また、本開示は、特定のコンポーネント、デバイス、または図4の方法400の特定の工程を行うシステムを説明し、示しているが、本開示は、任意の適切なコンポーネント、デバイス、または図4の方法400の任意の適切な工程を行うシステムの任意の適切な組合せを企図する。
図5は、例示的なコンピュータ・システム500を示している。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム500が、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実行する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム500が、本明細書において記述されているまたは示されている機能を提供する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム500上で稼働するソフトウェアが、本明細書において記述されているもしくは示されている1つもしくは複数の方法の1つもしくは複数の工程を実行し、または本明細書において記述されているもしくは示されている機能を提供する。特定の実施形態は、1つまたは複数のコンピュータ・システム500の1つまたは複数の部分を含む。本明細書においては、コンピュータ・システムへの言及は、適切な場合には、コンピューティング・デバイスを包含することができる。その上、コンピュータ・システムへの言及は、適切な場合には、1つまたは複数のコンピュータ・システムを包含することができる。
本開示は、任意の適切な数のコンピュータ・システム500を想定している。本開示は、任意の適切な物理的な形態を取るコンピュータ・システム500を想定している。コンピュータ・システム500は、組み込みコンピュータ・システム、システムオンチップ(SOC)、シングルボード・コンピュータ・システム(SBC)(たとえば、コンピュータオンモジュール(COM)もしくはシステムオンモジュール(SOMY)など)、デスクトップ・コンピュータ・システム、ラップトップもしくはノートブック・コンピュータ・システム、対話キオスク、メインフレーム、コンピュータ・システムのメッシュ、モバイル電話、携帯情報端末(PDA)、サーバ、タブレット・コンピュータ・システム、強化された/仮想現実デバイス、またはこれらのうちの複数の組合せであることが可能である。適切な場合には、コンピュータ・システム500は、1つもしくは複数のコンピュータ・システム500を含むこと、単一型もしくは分散型であること、複数のロケーションにわたること、複数のマシンにわたること、複数のデータセンターにわたること、または、クラウド(1つもしくは複数のネットワーク内の1つもしくは複数のクラウド・コンポーネントを含むことができる)内に常駐することが可能である。適切な場合には、1つまたは複数のコンピュータ・システム500は、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を、実質的な空間上のまたは時間上の制限を伴わずに実行することができる。1つまたは複数のコンピュータ・システム500は、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程をリアルタイムで、またはバッチ・モードで実行することができる。1つまたは複数のコンピュータ・システム500は、適切な場合には、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を別々の時点で、または別々のロケーションで実行することができる。
特定の実施形態においては、コンピュータ・システム500は、プロセッサ502、メモリ504、ストレージ506、入力/出力(I/O)インタフェース508、通信インタフェース510、およびバス512を含む。本開示は、特定の数の特定のコンポーネントを特定の構成で有する特定のコンピュータ・システムについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な数の任意の適切なコンポーネントを任意の適切な構成で有する任意の適切なコンピュータ・システムを想定している。
特定の実施形態においては、プロセッサ502は、コンピュータ・プログラムを構成している命令などの命令を実行するためのハードウェアを含む。命令を実行するために、プロセッサ502は、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ504、またはストレージ506から命令を取り出し(またはフェッチし)、それらの命令をデコードして実行し、次いで、1つまたは複数の結果を内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ504、またはストレージ506に書き込むことができる。特定の実施形態においては、プロセッサ502は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部キャッシュを含むことができる。本開示は、適切な場合には、任意の適切な数の任意の適切な内部キャッシュを含むプロセッサ502を想定している。プロセッサ502は、1つまたは複数の命令キャッシュ、1つまたは複数のデータ・キャッシュ、および1つまたは複数の変換ルックアサイド・バッファ(TLB)を含むことができる。命令キャッシュ内の命令は、メモリ504またはストレージ506内の命令のコピーであることが可能であり、命令キャッシュは、プロセッサ502によるそれらの命令の取り出しをスピードアップすることができる。データ・キャッシュ内のデータは、プロセッサ502において実行される命令が機能する際に基づくメモリ504もしくはストレージ506内のデータのコピー、プロセッサ502において実行される後続の命令によるアクセスのための、もしくはメモリ504もしくはストレージ506への書き込みのためのプロセッサ502において実行された以前の命令の結果、またはその他の適切なデータであることが可能である。データ・キャッシュは、プロセッサ502による読み取りオペレーションまたは書き込みオペレーションをスピードアップすることができる。TLBは、プロセッサ502のための仮想アドレス変換をスピードアップすることができる。特定の実施形態においては、プロセッサ502は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部レジスタを含むことができる。本開示は、適切な場合には、任意の適切な数の任意の適切な内部レジスタを含むプロセッサ502を想定している。適切な場合には、プロセッサ502は、1つまたは複数の演算ロジック・ユニット(ALU)を含むこと、マルチコア・プロセッサであること、または1つもしくは複数のプロセッサ502を含むことが可能である。本開示は、特定のプロセッサについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なプロセッサを想定している。
特定の実施形態においては、メモリ504は、プロセッサ502が実行するための命令、またはプロセッサ502が機能する際に基づくデータを記憶するためのメイン・メモリを含む。コンピュータ・システム500は、命令をストレージ506または別のソース(たとえば、別のコンピュータ・システム500など)からメモリ504にロードすることができる。次いでプロセッサ502は、命令をメモリ504から内部レジスタまたは内部キャッシュにロードすることができる。命令を実行するために、プロセッサ502は、命令を内部レジスタまたは内部キャッシュから取り出し、それらの命令をデコードすることができる。命令の実行中または実行後に、プロセッサ502は、1つまたは複数の結果(それらは、中間の結果または最終的な結果である場合がある)を内部レジスタまたは内部キャッシュに書き込むことができる。次いでプロセッサ502は、それらの結果のうちの1つまたは複数をメモリ504に書き込むことができる。特定の実施形態においては、プロセッサ502は、(ストレージ506またはその他の場所ではなく)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュ内の、またはメモリ504内の命令のみを実行し、(ストレージ506またはその他の場所ではなく)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュ内の、またはメモリ504内のデータ上でのみ機能する。1つまたは複数のメモリ・バス(それらは各々、アドレス・バスおよびデータ・バスを含むことができる)は、プロセッサ502をメモリ504に結合することができる。バス512は、以降で記述されているような1つまたは複数のメモリ・バスを含むことができる。特定の実施形態においては、1つまたは複数のメモリ管理ユニット(MMU)が、プロセッサ502とメモリ504との間に常駐し、プロセッサ502によって要求されるメモリ504へのアクセスを容易にする。特定の実施形態においては、メモリ504は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含む。このRAMは、適切な場合には、揮発性メモリであることが可能である。適切な場合には、このRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)またはスタティックRAM(SRAM)であることが可能である。その上、適切な場合には、このRAMは、シングルポートRAMまたはマルチポートRAMであることが可能である。本開示は、任意の適切なRAMを想定している。メモリ504は、適切な場合には、1つまたは複数のメモリ504を含むことができる。本開示は、特定のメモリについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なメモリを想定している。
特定の実施形態においては、ストレージ506は、データまたは命令のためのマス・ストレージを含む。ストレージ506は、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、フロッピー(登録商標)ディスク・ドライブ、フラッシュ・メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、またはユニバーサル・シリアル・バス(USB)ドライブ、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。ストレージ506は、適切な場合には、取り外し可能なまたは取り外し不能な(すなわち、固定された)媒体を含むことができる。ストレージ506は、適切な場合には、コンピュータ・システム500の内部または外部に存在することが可能である。特定の実施形態においては、ストレージ506は、不揮発性のソリッドステート・メモリである。特定の実施形態においては、ストレージ506は、読み取り専用メモリ(ROM)を含む。適切な場合には、このROMは、マスクプログラムROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、電気的書替え可能ROM(EAROM)、またはフラッシュ・メモリ、またはこれらのうちの複数の組合せであることが可能である。本開示は、任意の適切な物理的な形態を取るマス・ストレージ506を想定している。ストレージ506は、適切な場合には、プロセッサ502とストレージ506との間における通信を容易にする1つまたは複数のストレージ・コントロール・ユニットを含むことができる。適切な場合には、ストレージ506は、1つまたは複数のストレージ506を含むことができる。本開示は、特定のストレージについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なストレージを想定している。
特定の実施形態においては、I/Oインタフェース508は、コンピュータ・システム500と1つまたは複数のI/Oデバイスとの間における通信のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。コンピュータ・システム500は、適切な場合には、これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を含むことができる。これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数は、人とコンピュータ・システム500との間における通信を可能にすることができる。I/Oデバイスは、キーボード、キーパッド、マイクロフォン、モニタ、マウス、プリンタ、スキャナ、スピーカ、スチル・カメラ、スタイラス、タブレット、タッチ・スクリーン、トラックボール、映像カメラ、別の適切なI/Oデバイス、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。I/Oデバイスは、1つまたは複数のセンサを含むことができる。本開示は、任意の適切なI/Oデバイス、およびそれらのI/Oデバイスのための任意の適切なI/Oインタフェース508を想定している。適切な場合には、I/Oインタフェース508は、プロセッサ502がこれらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を駆動することを可能にする1つまたは複数のデバイス・ドライバまたはソフトウェア・ドライバを含むことができる。I/Oインタフェース508は、適切な場合には、1つまたは複数のI/Oインタフェース508を含むことができる。本開示は、特定のI/Oインタフェースについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なI/Oインタフェースを想定している。
特定の実施形態においては、通信インタフェース510は、コンピュータ・システム500と、1つもしくは複数のその他のコンピュータ・システム500または1つもしくは複数のネットワークとの間における通信(たとえば、パケットベースの通信など)のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。通信インタフェース510は、イーサネット(登録商標)もしくはその他の有線ベースのネットワークと通信するためのネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)もしくはネットワーク・アダプタ、またはWI−FIネットワークなどの無線ネットワークと通信するための無線NIC(WNIC)もしくは無線アダプタを含むことができる。本開示は、任意の適切なネットワーク、およびそのネットワークのための任意の適切な通信インタフェース510を想定している。コンピュータ・システム500は、アド・ホック・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、またはインターネットの1つまたは複数の部分、またはこれらのうちの複数の組合せと通信することができる。これらのネットワークのうちの1つまたは複数の1つまたは複数の部分は、有線または無線であることが可能である。例として、コンピュータ・システム500は、無線PAN(WPAN)(たとえば、ブルートゥース(登録商標)WPANなど)、WI−FIネットワーク、WI−MAXネットワーク、セルラー電話ネットワーク(たとえば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))ネットワークなど)、またはその他の適切な無線ネットワーク、またはこれらのうちの複数の組合せと通信することができる。コンピュータ・システム500は、適切な場合には、これらのネットワークのうちの任意のネットワークのための任意の適切な通信インタフェース510を含むことができる。通信インタフェース510は、適切な場合には、1つまたは複数の通信インタフェース510を含むことができる。本開示は、特定の通信インタフェースについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な通信インタフェースを想定している。
特定の実施形態においては、バス512は、コンピュータ・システム500のコンポーネント同士を互いに結合するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。バス512は、アクセラレイティッド・グラフィックス・ポート(AGP)もしくはその他のグラフィックス・バス、エンハンスト・インダストリー・スタンダード・アーキテクチャ(EISA)バス、フロントサイド・バス(FSB)、ハイパートランスポート(HT)インターコネクト、インダストリー・スタンダード・アーキテクチャ(ISA)バス、インフィニバンド・インターコネクト、ローピンカウント(LPC)バス、メモリ・バス、マイクロ・チャネル・アーキテクチャ(MCA)バス、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCI)バス、PCIエクスプレス(PCIe)バス、シリアル・アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント(SATA)バス、ビデオ・エレクトロニクス・スタンダーズ・アソシエーション・ローカル(VLB)バス、または別の適切なバス、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。バス512は、適切な場合には、1つまたは複数のバス512を含むことができる。本開示は、特定のバスについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なバスまたはインターコネクトを想定している。
本明細書においては、1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、適切な場合には、1つもしくは複数の半導体ベースのもしくはその他の集積回路(IC)(たとえば、フィールドプログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)もしくは特定用途向け集積回路(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスク・ドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピー(登録商標)・ディスケット、フロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、ソリッドステート・ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、その他の任意の適切な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、適切な場合には、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せであることが可能である。
本明細書においては、「または(もしくは)」は、包含的であり、排他的ではない(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。したがって、本明細書においては、「AまたはB」は、「A、B、またはその両方」を意味する(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。その上、「および(ならびに)」は、包括的および個別的の両方である(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。したがって、本明細書においては、「AおよびB」は、「まとめて、または個別に、AおよびB」を意味する(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。
本開示の範囲は、当技術分野における標準的な技術者が理解するであろう、本明細書において記述されているまたは示されている例示的な実施形態に対するすべての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。本開示の範囲は、本明細書において記述されているまたは示されている例示的な実施形態に限定されない。その上、本開示は、本明細書における各々の実施形態を、特定のコンポーネント、要素、特徴、機能、オペレーション、または工程を含むものとして記述し、示しているが、これらの実施形態のいずれも、当技術分野における標準的な技術者が理解するであろう、本明細書の任意の箇所において記述されているまたは示されているコンポーネント、要素、特徴、機能、オペレーション、または工程のうちの任意のものの任意の組合せまたは順列を含むことができる。さらに、特定の機能を実行するように適合されている、実行するようにアレンジされている、実行することができる、実行するように構成されている、実行することを可能にされている、実行するように機能できる、または実行するように機能する装置もしくはシステム、または装置もしくはシステムのコンポーネントへの添付の特許請求の範囲における言及は、その装置、システム、コンポーネント、またはその特定の機能が、アクティブ化されているか否か、オンにされているか否か、またはロック解除されているか否かを問わず、その装置、システム、またはコンポーネントが、そうするように適合されている、そうするようにアレンジされている、そうすることができる、そうするように構成されている、そうすることを可能にされている、そうするように機能できる、またはそうするように機能する限り、その装置、システム、コンポーネントを包含する。さらに、本開示では、特定の実施形態について特定の有利性が提供するものとして記述または図示しているが、特定の実施形態ではこのような有利性が提供されなくてもよく、または、そのいくつかまたはすべての有利性が提供されてもよい。