JP2018527956A - 野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法 - Google Patents

野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法 Download PDF

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Abstract

野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法であって、−その組成、水文学的特徴を特定するため、並びに病原体、はびこっている生物及び汚染物質がないことを検証するために、栽培を対象とした土壌の予防的な化学的、物理的及び土壌学的解析を行うステップ、−以前に特定した土壌のパラメーターに最も適したものを、遺伝子組換えされていない天然の種子及び菌糸の中から選択するステップ、−生物的な有害事象及び/又はその蔓延を検出するために、播種後に生育する野菜、キノコ種の反復的な定期検査を行うステップ、−殺虫剤、除草剤、殺ダニ剤、リマサイド及び殺菌剤の中から選択される活性成分を使用することによって、少なくとも1つの植物保護処理を行うステップ、−有効植物保護成分の残留濃度を測定するために、収穫時期の近くに、野菜、キノコの反復的な定期的な抜き取り検査を行うステップ、−試料採取して、有効植物保護成分の残留濃度を0.01mg/kgより低いと評価し次第、栽培される野菜、キノコを収穫するステップを含む方法。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、最小限の農薬含量(すなわち、0.01百万分率(ppm)より低い)を含む生産物を得ることを目的とし、また、環境中へのそれらの最小限の分散を保証し、結果として農業由来の汚染が低減する、(通常農産物を生産するのに適した)栽培される野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法に関する。
現代の農業は、得られる収穫物を最大にするために、有害生物、寄生生物及び病気から作物を保護する植物保護製品の使用に基づく。植物保護製品の使用は、その危険性をますます低くする技術革新活動が盛んな合成活性成分の使用に基づくが、時間とともにヒト及び環境に毒性作用を有し得る。
特定の活性成分の影響は、用いられる用量に基づいてヒトに対するその危険性レベルを評価するために、継続的に解析にかけられる。根本的な問題は、消費者が、自身の食事に基づいて、特定の活性成分で処理された野菜に基づく食物を同時に食べた結果として、特定の活性成分のかなりの総量を気が付いたら摂取している可能性があることである。
さらに、様々な活性成分で処理された野菜の摂取は、個体が複数のこうした成分に同時に接触する可能性を導く可能性があり、そのような活性成分の任意の複合的な影響は、消費者の健康に深刻な結果さえももたらし得ることに留意されたい。残念ながら使用されている多数の活性成分及び非常に多数のそれらの考えられる組み合わせが原因で、そのような複合的な影響を解析及び推定することは不可能である。
この点について、685種の農薬のいかなる存在も検出することを目的とした、29の異なる国の80,976個の食品試料について2013年に行われたEFSA(欧州食品安全機関)による調査は、個々の分子の存在レベルに関しては、一般に規則的な状況(すなわち、97.4%の事例において適用可能な法律規定によって規定された制限に準拠している)を明らかにしたが、異なる活性成分が同時に存在することを示す試料の有意な発生率(15%から20%の間)を見出した。
この状況は、特に、人体に対する同じ影響を有し得る異なる物質(例えば、甲状腺の機能性の低減を決定する物質)の複合的な影響に関する知識の不確実性が存在する場合に、欧州連合を農薬の使用に対してより慎重で制限的アプローチの方向に傾くように駆り立てた。
現在、欧州規格(特に、植物及び動物起源の食品及び飼料における農薬残留物の最大レベルに関連するEC規則第396/20052005号及び後の改正、植物保護製品の市場投入に関連するEC規則第1107/2009号並びに農薬の持続可能な使用に関連するEC規則第128/2009号が挙げられる)は、およそ500種の活性成分の農業における使用を許可しており、個々の製品に対して最大残留物レベル(MRL)を決定している。リストは絶えず更新され、欧州連合の対応するウェブページでアクセス可能である。
http://ec.europa.eu/food/plant/pesticides/eu−pesticides−database/public/?event=homepage&language=EN
特に言及されないすべての活性成分について、適用される基準値は0.01mg/kgの最大閾値、すなわち多くの活性成分についての実験的検出性閾値である。例えば、2015年のエンドウマメ作物(Pisum sativum Asch.et Gr.)に関しては、52種の異なる登録活性成分の使用が許可されている。しかし、これらの中で、これらのうちの4種だけが検出可能な痕跡を野菜に残してはならず、一方で、他のものに対して、より高い許可残留値が与えられる。
したがって、個々に摂取された取り入れられた活性成分が依然として欧州連合が許可する制限内であっても、(例えば、様々な野菜を食べることによって)、かなりの量でさえ、個体が複数の異なる活性成分と接触し得る具体的な可能性がある。
農業者は、義務的統合管理(Obligatory Integrated Management)をともなう法律によって規定された規則に従うこと、又は一貫生産に従事する者に対しては、特定の閾値をともなうより制限的な農薬リスト(これは、例えばイタリアについては行政区などの指定された地方自治体によって立案され得る)を使用することだけが実際に要求される。
いずれにせよ、個々の農薬のそれぞれの使用方法は、対応する製造者の指示だけを参照する。しかし、最終的な収穫物に存在する農薬の残留物のレベルに関して、適用可能な法律規定の実際の順守の最終的な検証は提供されない。
消費者及び環境にとってより安全な野菜の生産を目的とした、指定された政府機関によって定められた規則に従った農薬の使用に代わるものは、いわゆる有機農法である。しかし、その判断基準に従って生産された野菜で追跡することができる合成物質の極度な低減(さらには全消失)との関連で疑いなく安全であるが、これは、著しく低い生産性(さらに30%低い)を特徴とする。さらに、有機農法は、健康にとって危険であり得る天然の農薬を使用し(例えばピレトリンなど)、及び/又は高い環境影響を有する(例えば、マークスルフェート(marc sulfate)、硝酸ナトリウム及び硫酸銅など)。
いずれにせよ、有機農法に関連する規則も、実施される農耕学的方法を規制することを目的としているが、最終生成物を検証及び認証することがなく、これは、(意図せずにさえ)作物のサイクルにわたって汚染されたままである可能性がある。
本発明の目的は、対応する法規に従って栽培される野菜及びキノコにおいて、所定の閾値、例えば0.01mg/kgより低い最小限の農薬残留物を維持することを可能にする、野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法を提供することによって、上記の問題を解決することである。
この目的内で、本発明の一目的は、高い農業生産性を保証するのに適した、野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法を提供することである。
本発明の別の目的は、既知のタイプの栽培ストラテジーのものよりも低い環境影響を決定する、野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法を提供することである。
本発明の別の目的は、いくつかの態様に関してだけでも、既知のタイプの栽培ストラテジーのものに対して異なるステップを有する、野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、低コストで栽培され、実際に提供するのが簡単であり、適用の際に安全である、野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法を提供することである。
この目的並びに以下でより明らかになると思われるこれら及び他の目的は、野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法であって、
− その組成、水文学的特徴を特定するため、並びに病原体、はびこっている生物及び汚染物質がないことを検証するために、栽培を対象とした土壌の予防的な化学的、物理的及び土壌学的解析を行うステップ、
− 以前に特定した土壌のパラメーターに最も適したものを、遺伝子組換えされていない天然の種子及び菌糸の中から選択するステップ、
− 生物的な有害事象及び/又はその蔓延を検出するために、播種後に生育する野菜、キノコ種の反復的な定期検査を行うステップ、
− 殺虫剤、除草剤、殺ダニ剤、リマサイド及び殺菌剤の中から選択される活性成分を使用することによって、少なくとも1つの植物保護処理を行うステップ、
− 有効植物保護成分の残留濃度を測定するために、収穫時期の近くに、野菜、キノコの反復的な定期的な抜き取り検査を行うステップ、
− 試料採取して、有効植物保護成分の残留濃度を0.01mg/kgより低いと評価し次第、栽培される野菜、キノコを収穫するステップ
を含むことを特徴とする方法によって達成される。
本発明のさらなる特徴及び利点は、本発明による野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法の好ましいが排他的でない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
本発明の目的は、所定の閾値、例えば0.01mg/kgより低い、活性成分の残留物を有する野菜生産物の大規模生産を確実し、それにより、収穫量を損なわないでより安全な生産物を得ることである。
この所定の閾値は、特に本発明の適用のいくつかの可能な方法に関して、実験的検出性の限界でもよいことが明示される。
したがって、得ようとする結果は、得られる農産物に対して非常に制限的である。
本発明による方法は大規模生産の点から特に興味深く、これは、ある種の活性成分の使用を放棄することができない場合、選択的及び反復可能なプロトコールによって厳密にコード化されたそれらの使用が、収穫物を保護し、各収穫物に対する標的化化学分析によって証明される結果である、残留物が所定の閾値(例えば0.01mg/kg又は適用のさらなる実施例に従って、実験的に検出することができない残留物の値)より低い農産物を得ることを可能にする。
さらに、本発明は、環境(空気、地下水面及び農業用土壌)において、したがって、前記環境に継続的に接触するヒト及び動物の健康に対しても、より少ない残留物を有することも可能にする。
本発明の基礎となる栽培工程の管理方法は、栽培方法及び作物保護に対して許可された処理の点から、より制限され、組織化され且つ厳密な方法で、現在適用可能な法律規定(特に欧州連合規格のもの)の方針を受ける。さらに、本発明による方法は、いくつかの活性成分について、代わりに現在適用可能な法律規定(特に欧州規格による)によって認められるような、例えば0.01mg/kg(すなわち、百万分率(ppm))より高い残留物を有する可能性を認めない。
さらに、本発明は、作物への有害生物及び感染の予防及びモニタリングのための方法の適用の点から、義務的統合管理によって規定された指針を解析的に及び選択的に処理する(指針の法規に関する選択及び処理の活動は前記法規に従ってもたらされ、したがって、法律に完全順守して行われる)。この活動は、適用可能な栽培手法を厳密に特定することによって、及び特定の植物保護製品のコード化された使用を提供することによって、可能である。
さらに、本発明は、いくつかの一貫生産技法(自発的統合管理としても知られる)の厳密な採用、すなわち、各作物について拘束力のある方法で承認され、イタリアの場合、適切な地域規則によって規制されている特定の植物保護の技法及び指示のシステムを提供する。この活動は、適用可能な栽培手法を厳密に特定することによって、及び特定の植物保護製品のコードされた使用を提供することによって、可能である。
本発明による野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法は、一連の連続したステップから成り、そのうちのいくつかは、特定のサイクルに従って反復される。
まず第1に、その組成、水文学的特徴を少なくとも部分的に特定するため、並びに病原体、はびこっている生物及び汚染物質がないことを検証するために、栽培を対象とした土壌の予防的な化学的、物理的及び土壌学的解析を行うことが必要である。
本発明によれば、したがって、専門的な農業技術者が、播種に先行するものを含めて、栽培のすべてのステップを通して圃場でいくつかの点検を行うことが必要である。
特に、土壌の予防的解析は、土壌の物理的−化学的状態を検証することにある。
したがって、栽培用の圃場は、付近で、潜在的に汚染している可能性がある場所の存在を避けること、土壌の構造、その傾斜、水が利用できることを検証すること、及び処理施設からの距離を最小限にしようと試みることによって選択されなければならない。
生産を最適化するために、任意選択の予防的な除草及び/又は施肥作業も提供される。これらのステップは、さらに有害物質の環境への導入を最小限にする必要を考慮しなくてはならず、したがって、潜在的な汚染物質の無視できるほどの残留量(いずれにせよ所定の閾値より低い)しか残さない、環境影響が低く、土壌に吸収され得る除草剤及び/又は肥料を使用することによって実施される。
したがって、以前に特定した土壌パラメーターに最も適したものを、遺伝子組換えされていない天然の種子及び菌糸の中から選択することが必要である。
使用される種子及びキノコの菌糸は、単語「OGMフリー」で特に特定される品種の中から選択されなければならない。さらに、これらは、最大収穫量を得るのに及び処理の必要性を限定するのに適するようにする、特定の品種特性を有さなければならない。そのような特性を得るために、植えられることになる土壌の特性に最も適する種子(又は菌糸)を特定することが必要である。種子及び/又は菌糸の個々の種類のそれぞれは、所与の特性を有する土壌に植えられる場合、最もよい収量を保証する。したがって、特定の種子(菌糸)をそれぞれの土壌と対にすることは、最適生産性を保証すること、及び栽培の終わりに野菜(キノコ)の高品質規格を保証することも可能にする。(化学的、物理的及び土壌学的プロファイルから)理想的な環境で生育することができる野菜又はキノコは病気、感染及び外寄生を受けにくく、したがって、農薬の使用を最小限にすることを可能にすることは明らかである。
さらに、特定の品種(又は菌糸)の選択は、意図された使用目的に関連して得ることができる野菜又はキノコ生産物の妥当性を保証することを目的としている(例えば、工業環境で正しく処理され、変換される野菜の特定の品種の選択)。
この場合はまた、肥料の選択が、種子(菌糸)が生産者(及び/又は野菜の新品種の場合には育種家)が期待する(化学的、物理的及び土壌学的観点から)理想的な環境とできるだけ対応する環境中にあるということを確実にするのに適していることが明示される。
いったん播種ステップが終了すれば、専門的な技術者は、播種後に生育する野菜及び/又はキノコの反復的な定期検査を、そのような野菜の病変及び/又は外寄生を検出するために行わなければならない。
短い間隔で栽培の定期的な検査を行うことは、病気及び/又は外寄生の存在を予防的に及び速やかに特定すること、並びに任意の植物保護処理を限られた領域に限定すること、又は野菜及び/若しくはキノコへの病気又は外寄生の最小限の発生率を考慮してその投与量を最小限にすることを可能にする。
上に列挙した理由から、したがって、ある場合には、殺虫剤、除草剤、殺ダニ剤、リマサイド及び殺菌剤の中から選択される活性成分を使用することによって、少なくとも1つの植物保護処理を行うことが必要であり得る。
これらの処理は、生産性を最大にすることができる(これは、これらの処理が、病気及び/又は外寄生によって生じ得る損傷から栽培される野菜及びキノコを保護するからである)。
病気及び/又は外寄生の最初の発生(散在性及び局在性だけでも)のステップにおいて植物保護処理を行う際の適時性も、それらの拡散を制限することを可能にし、冒された部分のみを部位特異的な処理にかけ、冒されていない部分の植物保護製品との任意の接触を避けることも可能にする。
収穫期に近づくと、有効植物保護成分の残留濃度を測定するために野菜及び/又はキノコの反復的な定期的な抜き取り検査を行うことがさらに必要である。
0.01mg/kgより低い有効植物保護成分の残留濃度が検出され次第、野菜を収穫することができる。
特に、例としてこれまでに記載した閾値に関して、収穫が、植物の健全残留物が0.01mg/kgより低いことを検証した後の野菜の成熟時に行われることが重要である。
いくつかの野菜は、(任意選択で、気候条件、昼夜サイクル及び季節サイクルにも応じて)収穫の最もよい時期を選択するために、専門的な技術者が評価しなければならない特定の性質を有することに留意されたい。
定期的な検査は、専門的な農業技術者によって行われる収穫圃場からの代表的試料の採取、及び多数の活性成分(400を超える)のいかなる存在も検証することを目的とした解析を含む。そのような活性成分のそれぞれのものは、所定の閾値(例えば0.01mg/キログラム(0.01ppm)に相当する)より低くなければならない。収穫を続けて行うか行わないかの決定は、試験が、栽培される野菜及び/又はキノコにおいて、所定の閾値(例えば0.01mg/kgに相当する)より低い有効植物保護成分の残留物の存在を確認する場合のみ、それを許可する専門的な農業技術者だけに割り当てられる。
本発明による方法の最適な適用の点から、様々な検出器(ECD、NPD、FD)を有するガスクロマトグラフ、質量分析計に連結されたガスクロマトグラフ、分光光度検出器(ダイオードアレイ)を有する及び/又はUPLC−MS(超高速液体クロマトグラフィー−質量分析)型の質量分析計に連結された液体クロマトグラフ並びに原子吸光分光光度計HPLC(高速液体クロマトグラフィー)がある研究室で行われる有効植物保護成分の残留濃度の測定が、作業にとって好都合である。
例として、本発明による方法によって提供される試験を行うのに適した研究機器を以下に列挙する:ガスクロマトグラフ、質量分析計を有するガスクロマトグラフ、三連四重極型質量分析計を有するガスクロマトグラフ(GC/MS)、高圧液体クロマトグラフ、三連四重極型質量分光光度計を有する超高速液体クロマトグラフ(UPLC/MS)、塩素化化合物用の二電子検出器を有するガスクロマトグラフ(GC/ECD)、硫黄化合物及びニトロ化化合物用の二重炎光光度検出器(FPD)を有するガスクロマトグラフ、ニトロ化化合物用の熱イオン化検出器(NPD)、原子吸光分光計(GFAAS)、ダイオードアレイ検出器を有する高圧液体クロマトグラフ(HPLC)。
本発明によれば、定期的な検査で規定された解析が、各解析データ項目の信頼性を保証する適格な研究室で行われることが好都合である。
したがって、そのような解析を行うことができる各研究室にとって、技能試験として知られる、いくつかの国際的な検証サーキットによって規定される毎年の試験によって認定されること、又はその試験に首尾よく合格できることを少なくとも示すことができることが適切である。そのような試験は、質及び量の点から未知の活性成分を含む試料を解析することにある。そのような試験に合格するために、研究室は、活性成分及びその量の両方を正確に特定し、十分な精度を得ることができなければならない。
したがって、研究室は、活性成分の解析のために適切な機器を有さなければならず、その中で、三連四重極型質量分析計を有するガスクロマトグラフ(GC/MS)、三連四重極型質量分析計を有する超高速液体クロマトグラフ(UPLC/MS)、塩素化化合物用の二電子検出器を有するガスクロマトグラフ(GC/ECD)、硫黄化合物及びニトロ化化合物用の二重炎光光度検出器を有するガスクロマトグラフ(FPD)、並びにニトロ化化合物用の熱イオン化(NPD)、原子吸光分光光度計(GFAAS)、ダイオードアレイ検出器を有する高速液体クロマトグラフ(HPLC)が再び挙げられる。
本発明によって、活性成分の残留物が非検出性の際のみに(又はいずれにせよ、所定の閾値より低い検出の際に)、本発明の目的を達成する「残留農薬なし」という定義で野菜及び/又はキノコを分類することが可能であることを明示することは有用であると考えられる。
農薬に加えて、収穫物においてナイトレート及び重金属の存在を最小限にするために、作物の種類に応じてナイトレート及び重金属も解析することができることが明示される。
(試験が農薬の痕跡を検出しなかった場合)続いて収穫されるものを用いて以前に試験にかけられた生産物又は複数の生産物の最善のコンプライアンスを保証するために、調べることになる野菜及び/又はキノコの試料を収穫するサブステップと研究室で有効植物保護成分の残留濃度を測定するための作業の間に、2から24時間の間に含まれる時間が経過する。
通常、この目的で収穫した生産物に対して24時間以内に試験を行うことができることは十分であると考えられるが、いくつかの作物にとっては、これらの試験を収穫の6時間以内に実施するのが好ましい。
選択される種子は、ユリ科タイプ(例えば、ニンニク、タマネギ、アスパラガスなど)、ナス科(例えば、トマト、コショウ、ジャガイモなど)、セリ科(例えば、ニンジン、ウイキョウなど)、キク科(例えば、アーティチョーク、チコリーなど)、シソ科(例えばバジルなど)、アブラナ科(例えば、チリメンキャベツ、ブロッコリーなど)、ウリ科(例えば、カボチャ、ズッキーニなど)、マメ科(例えば、エンドウマメ、ソラマメなど)及びアカザ科(例えば、ホウレンソウ、ビートなど)の野菜に関連することが明示される。
同様に、選択される菌糸は、ハラタケ科タイプのキノコ、好ましくはシャンピニオンキノコタイプのキノコに関連する。
少なくとも1つの植物保護処理の実行の少なくとも1つのステップは、専門的な技術者の管理及び監督下で行われなければならない一連のサブステップ(又は、より正確には準備作業)に順番に分解することもできる。
まず第1に、使用されている活性成分の特定の製剤を選択することが必要である。この選択は、複数の因子、例えば、目的の作物及び/又は使用している土壌と多かれ少なかれ適合する賦形剤の存在、使用されることになる散布の特定の方法との適合性、野菜及び/又はキノコの生育段階などによって決定することができる。
使用されている活性成分の正確な投与量を選択することも好都合である。この選択は、進行中の病気、外寄生及び/又は感染の程度、並びに野菜及び/又はキノコの生育段階によって決まるべきである。
可能であれば、専門的な技術者は、使用されている活性成分の最も適切な投与様式も選択すべきである。
既に言及したように、病気及び/又は外寄生が出現した局所的領域で、専門的な技術者は、活性成分で処理すべき栽培土壌の領域の選択も進めるべきである。
最後に、技術者は、選択した活性成分による処理を行うための理想的な環境条件及び気候条件も評価すべきである。特に、技術者は、(例えば、実際の気候条件と関係なく、所与の日射量を待つように、ある場合には夜間散布さえ、提案することによって)日照条件で処理を行うかどうか、降雨がありそうな場合の行動のとり方、どれが理想的な温度であるかなどを示さなければならない。
収穫物の残留物を最小限にするのに特に有効で適した、本発明による方法のいくつかの実行様式によれば、採用することができる除草剤は、好ましくは、アクロニフェン(Aclinifen)、ベンタゾン、クロリダゾン、クロルプロファム、クレトジム、クロマゾン、クロピラリド、シクロキシジム、ジカンバ、フェノキサプロップ−P−エチル、フルアジホップP−ブチル、フルフェナセト、イマザモックス、レナシル、リニュロン、メタミトロン、メタザクロル、S−メトラクロル、メトリブジン、ナプロパミド、オキサジアゾン、ペンディメタリン(Pandimethalin)、フェンメディファム、プロパキザホップ、プロピザミド、ピリデート、キザロホップP−エチル、キザロホップP−エチル異性体D、リムスルフロン、トリアレートなどの中から選択される。
同様に、収穫物の残留物を最小限にするのに特に効率的で適した、本発明による方法のさらなる実行様式によれば、殺虫剤は、好ましくは、アバメクチン、アセタミプリド、アクリナトリン、アルファ−シペルメトリン、アザジラクチン、ベンフルラリン、ブフォプレジン(Bufoprezin)、クロラントラニリプロール、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、シペルメトリン(アルファ異性体とゼータ異性体の総体)、デルタメトリン、エマメクチン安息香酸塩、エスフェンバレラート、エトフェンプロックス、フロニカミド、タウフルバリネート、ホルメタネート、ホスメット、イミダクロプリド、インドキサカルブ、ラムダシハロトリン、メタフルミゾン、メトキシフェノジド、ピリミカーブ(Primicarb)、ピメトロジン、ピレトリン、スピノサド、スピロテトラマト、テフルトリン(Teflutrin)、チアクロプリド、チアメトキサム(Thiametoxam)、ゼータ−シペルメトリンなどの中から選択することができる。
同様に、収穫物の残留物を最小限にするのに特に効率的で適した、本発明による方法のさらなる実行様式によれば、殺ダニ剤は、好ましくはビフェナゼート、クロフェンテジン、エトキサゾール、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾクス、スピロメシフェン、テブフェンピラドなどの中から選択することができる。
同様に、収穫物の残留物を最小限にするのに特に効率的で適した、本発明による方法のさらなる実行様式によれば、殺菌剤は、好ましくは、アシベンゾラルSメチル、アメトクトラジン、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ボスカリド、ブピリメート、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジフェノコナゾール、ジメトモルフ(Dimetomorph)、ファモキサドン、フェンブコナゾール(Fembuconazole)、フェンヘキサミド、フルオピコリド、フルアジナム、フルジオキソニル、ホセチルアルミニウム(Fosetil Aluminium)、イプロバリカルブ、マンジプロパミド、メプチルジノカップ、メタラキシル(異性体総体)、メタラキシル−M、ミクロブタニル、ペンコザノール(Pencozanol)、第二銅製品/銅、プロパモカルブ、ピラクロストロビン、ピリメタニル、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリフロキシストロビン、トリアジメノール、硫黄などの中から選択することができる。
さらに、収穫物の残留物を最小限にするのに特に効率的で適した、本発明による方法のさらなる実行様式によれば、リマサイドは、好ましくはリン酸第二鉄、メタアルデヒドなどの中から選択することができる。
本発明による方法を適用することによって得られた収穫物に由来する生産物の追跡可能な各バッチを提供するために、各ステップに関連するすべてのデータは特定のデータベースにカタログ化され、生産物、野菜及び/又はキノコが販売されるパッケージに提供されるそれぞれの識別ストリングと関連付けられることが明示される。
以下の発明を適用する生産者は、その顧客から要請があった場合、栽培場所、使用した種子、行った処理などの点から生産物の完全なトレーサビリティー、すなわち、生産物の起源に関して確実に表示するのに必要とされるすべての詳細情報を提供できなければならない。
新しく消費された生産物からさらなる変換(野菜生産物の使用を含むレシピベースの最終生成物に対する、第2、第3、第4、第5の範囲)を受けることができる生産物までの、複数の野菜ベースの生産物を得るために、得られた野菜生産物は、様々な使用が意図され得る。
収穫後でさえ、野菜及び/又はキノコは、その販売までの引き続くステップにおいて、いかなる起こり得る混入も防止するのに適した注意をもって、処理及び変換されなければならないことが明示される。販売する生産物の調製の最終ステップにおけるこのさらなる注意の目的は、これが、「残留農薬なし」の資格を維持することができるため、すなわち、たとえ複数の異なる成分によって構成される最終生成物(例えば、コメ、スペルトコムギをともなう野菜に基づく出来合の料理など)で成分と使用されたとしても、販売中の生産物でさえ0.01mg/kg(又は他の所定の閾値)の制限より低い農薬残留物を有するために必要である。
したがって、すべての他の成分が閾値より低い農薬残留物を有さなければならない。
本発明による方法の適用の作業様式を明らかにするために、特定の野菜生産物に関連する適用のいくつかの実施例を以下に示す。これらの実施例は例示としてのみ意図され、したがって、本発明の保護範囲を制限するのに適すると考えることはできないことが明示される。
実施例1:ボーロッティマメ
生産地域:Abruzzo
栽培サイクル:85日
播種期:7月
収穫期:9月下旬
播種から収穫までの、専門的な技術者による圃場における検査数:少なくとも15
選択品種:3(Etna、Ulisse、Taylor’s)
播種してから60日後に専門的な技術者が圃場で検証した態様の実施例:
− ビードチェスナッツ(Beaded chestnuts)による攻撃の存在、
− 昆虫の存在及び/又は活動が検出される場合の、デルタメトリンなどの殺虫剤による介入の必要性、
− 任意の灌注の必要性の検証、
− 収穫日及び期待される量の概括的な予測。
この作物で使用するために選択した活性成分:21(本特許の出願日においてEUレベルで規定された47に対して)。これらの中で、例として、アゾキシストロビン、ベンタゾン、ラムダシハロトリンが特に挙げられる。
「残留農薬なし」の分類の範囲に入るための収穫前の安全間隔:各活性成分に対して特異的(例えば、ビードチェスナッツと対比させるための活性成分デルタメトリンの場合には、この間隔は12〜15日である)。
栽培サイクル中の処理の実施例
1.作物の出芽前(発芽前)の除草処理:
A.有害事象:雑草、
B.活性成分:S−メトラクロル、ペンディメタリン、
C.用量:それぞれ、ヘクタールあたり1リットル及びヘクタールあたり1.5リットル、
D.法定制限の順守のために生産者が保証する安全間隔:S−メトラクロルについては提供されず、ペンディメタリンについては60日。
2.作物の出芽後(発芽後)の除草処理:
A.有害事象:広葉及び細葉の雑草、
B.活性成分:イマザモックス、
C.用量:0.6l/ha、
D.法定制限の順守のために生産者が保証する安全間隔:35日。
3.作物の収穫前処理:
A.有害事象:ビードチェスナッツ、
B.活性成分:デルタメトリン、
C.用量:0.5l/ha、
D.法定制限の順守のために生産者が保証する安全間隔:7日。
研究室で解析した活性成分数:少なくとも400。圃場で行われるリスク評価に基づいて専門的な技術者(農学者)が適切だと考える場合、さらなる解析を加える可能性あり。
実施例2:トウガラシ
生産地域:Apulia
栽培サイクル:190日まで
移植期:5月
収穫期:8月中旬から11月初旬
播種から収穫までの、専門的な技術者による圃場における検査数:少なくとも20
使用のために選択した品種:8(Pompeo、Aurelio、Tarquino、Solero、Favilla、Gemini、Orazio、Rialto)。
移植してから80〜85日に専門的な技術者(農学者)が圃場で検証した態様の実施例:
− 栽培の全般的な状態、色調変化段階の果実のパーセンテージ、日光に曝露されたすべての果実のパーセンテージの評価及び収穫開始時期の最初の推定、
− 任意の寄生生物の攻撃の存在(真菌又は昆虫)、
− 栄養元素及び植物処理介入の任意の付加の必要性。
この作物で使用するために選択した活性成分:41(本特許の出願日においてEUレベルで提供された85に対して)。これらの中で、例として、特にアバメクチン、アゾキシストロビン、ミクロブタニルが挙げられる。
「残留物ゼロ」を得るための収穫前の安全間隔:各活性成分に対して特異的(例えば、殺虫剤として使用する活性成分ラムダシハロトリンの場合には、これは8〜10日である)。
栽培サイクル中の処理の実施例
1.作物の移植前(植物の移植前)の除草処理:
A.有害事象:細葉及び広葉の雑草、
B.活性成分:オキサジアゾン、
X.用量:ヘクタールあたり1.5リットル、
D.法的制限に従うために生産者が保証する安全間隔:不足、必要とされない。
2.作物の収穫前処理:
A.有害事象:主にビードチェスナッツ及びアザミウマ、
B.活性成分:ラムダシハロトリン、
C.用量:100ml/ha、
D.法定制限の順守のために生産者が保証する安全間隔:3日。
研究室で解析した活性成分数:少なくとも400。圃場で行われるリスク評価に基づいて、専門的な農業技術者が適切であると考える場合、さらなる解析を加える可能性あり。
実施例3:ホウレンソウ
生産地域:Abruzzo
栽培サイクル:60/65日
播種期:9月
収穫時期:11月下旬
播種から収穫までの、専門的な技術者による圃場における検査数:少なくとも10
選択した種子の品種:15(SV1714、Zanzibar、Kangaroo、Tahiti、Elephant、Walibi、Sparrow、Monza、Clarinette、SV3523、Tahiti、Anlani、GNU、Hudson、Solomon)。
播種してから30日後に専門的な技術者(農学者)が圃場で検証した態様の実施例:
− ビードチェスナッツ及びハエの攻撃の存在、
− 雑草の存在、
− 除草剤での出芽後の除草による介入の必要性、
− 昆虫の存在及び/又は活動が検出される場合の、デルタメトリンなどの殺虫剤による介入の必要性、
− 任意の灌注の必要性の検証、
− 収穫日及び期待される量の概括的な予測。
この作物で使用するために選択した活性成分:28(本特許の出願日においてEUレベルで提供された38に対して)。これらの中で、特に、例として、シクロキシジム、インドキサカルブ、シモキサニルが挙げられる。
「残留農薬なし」に分類され得るための、収穫前の安全間隔:各活性成分に対して特異的(例えば、デルタメトリン活性成分の場合には、ビードチェスナッツを管理するために、これは15/18日である)。
栽培サイクル中の処理の実施例
1.作物の出芽前(発芽前)の間の除草処理:
A.有害事象:雑草、
B.活性成分:レナシル、
C.用量:ヘクタールあたり0.5kg、
D.法定制限の順守のために生産者が保証する安全間隔:30日。
2.作物の出芽後(発芽後)の除草処理;
A.有害事象:広葉及び細葉の雑草、
B.活性成分:レナシル、フェンメディファム、シクロキシジム、
C.用量:それぞれ、ヘクタールあたり0.300kg、ヘクタールあたり1kg、ヘクタールあたり1リットル、
D.法定制限の順守のために生産者が保証する安全間隔:フェンメディファムについて30日、レナシルについて30日、シクロキシジムについて20日。
3.作物の収穫前の処理:
A.有害事象:ビードチェスナッツ、
B.活性成分:デルタメトリン、
C.用量:ヘクタールあたり0.5リットル、
D.法定制限の順守のために生産者が保証する安全間隔:3日。
研究室で解析した活性成分数:少なくとも400。圃場で行われるリスク評価に基づいて、専門的な農業技術者が適切であると考える場合、さらなる解析を加える可能性あり。
好都合には、本発明は、方法に従うことによって、栽培される野菜及びキノコにおいて、所定の閾値、例えば0.01mg/kgより低い最小限の農薬残留物を維持することを可能にする、野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法を提供することによって、上記の問題をより早く解決する。ある場合には、所定の閾値は実験的検出性値と一致し得る。
好都合なことに、本発明による野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法は、高い農業生産性を保証するのに適している。
効率的に、本発明による野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法は、従来型の栽培ストラテジーより低い環境影響をもたらし、農薬の使用を最小限にし、環境影響が最も低いものを選択する。
明確に、本発明による野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法は、いくつかの態様に関してのみでも、従来型の栽培ストラテジーのステップに対して異なるステップを有する。
好都合には、本発明による野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法は、(生産物が実質的に無視できるほどの又は検出不能な農薬残留物を含むので)、質的に優れた生産物を得ることを可能にする一方で、実質的に低いコストしか負わない(これは、いずれにせよ、従来型の栽培方法のものと比較することができる)。さらに、本発明による方法の比較的簡単な実際的な実行は、適用の際に安全にする。
このように考案された本発明は、多数の修正及び変形が可能であり、それらすべては添付の特許請求の範囲の範囲内である。すべての細部は、他の技術的に均等な要素でさらに置き換えることができる。
示される実施形態の実施例では、特定の実施例に関して与えられた個々の特徴は、事実上、実施形態の他の実施例に存在する他の様々な特徴と交換可能である。
実際には、使用材料及び寸法は、要求及び技術の状態に応じて、いかなるものでもよく、異なっていてもよい。

Claims (14)

  1. 野菜及びキノコの生産のための農耕学的方法であって、
    − その組成、水文学的特徴を特定するため、並びに病原体、はびこっている生物及び汚染物質がないことを検証するために、栽培を対象とした土壌の予防的な化学的、物理的及び土壌学的解析を行うステップ、
    − 以前に特定した前記土壌のパラメーターに最も適したものを、遺伝子組換えされていない天然の種子及び菌糸の中から選択するステップ、
    − 生物的な有害事象及び/又はその蔓延を検出するために、播種後に生育する前記野菜、キノコ種の反復的な定期検査を行うステップ、
    − 殺虫剤、除草剤、殺ダニ剤、リマサイド及び殺菌剤の中から選択される活性成分を使用することによって、少なくとも1つの植物保護処理を行うステップ、
    − 有効植物保護成分の残留濃度を測定するために、収穫時期の近くに、前記野菜、キノコの反復的な定期的な抜き取り検査を行うステップ、
    − 試料採取して、有効植物保護成分の前記残留濃度を0.01mg/kgより低いと評価し次第、栽培される前記野菜、キノコを収穫するステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記所定の閾値が0.01mg/kgであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 特定の検出器(ECD、NPD、FD)を有するガスクロマトグラフ、質量分析計に連結されたガスクロマトグラフ、分光光度検出器(ダイオードアレイ)を有する液体クロマトグラフ、UPLC−MS(超高速液体クロマトグラフィー−質量分析)型の質量分析計に連結された液体クロマトグラフ及び原子吸光分光光度計HPLC(高速液体クロマトグラフィー)の中から選択される機器を用いて、有効植物保護成分の前記残留濃度を測定するための作業が研究室で実施されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 調べることになる栽培される野菜、キノコの前記試料を収穫するサブステップと前記研究室で有効植物保護成分の前記残留濃度を測定するための作業の間に、2から24時間の間に含まれる時間が経過することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  5. 選択される前記種子が、ユリ科、ナス科、セリ科、キク科、シソ科、アブラナ科、ウリ科、マメ科及びアカザ科のタイプの野菜に関連することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 野菜の前記科内で、前記種子が、ニンニク、アスパラガス、バジル、フダンソウ、ブロッコリー、アーティチョーク、ニンジン、カリフラワー、チコリー、カブラ菜、タマネギ、ヒヨコマメ、マメ、ボーロッティマメ、アオマメ、ソラマメ、ウイキョウ、レンズマメ、ナス、コショウ、ジャガイモ、エンドウマメ、トマト、ニラ、パセリ、セロリ、サラダ用野菜、エンダイブ、ホウレンソウ、キャベツ、カボチャ及びズッキーニの中から選択される野菜に関連することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 選択される前記菌糸がハラタケ科タイプのキノコ、例えばシャンピニオンキノコに関連することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 少なくとも1つの植物保護処理の実行の前記少なくとも1つのステップが、
    − 使用されている前記活性成分の特定の製剤、
    − 使用されている前記活性成分の投与量、
    − 使用されている前記活性成分の投与様式、
    − 前記活性成分による前記処理にかけられる栽培土壌の領域、
    − 前記活性成分による前記処理が行われることになる環境条件及び気候条件
    の選択を提供することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 前記除草剤が、好ましくは、アクロニフェン、ベンタゾン、クロリダゾン、クロルプロファム、クレトジム、クロマゾン、クロピラリド、シクロキシジム、ジカンバ、フェノキサプロップ−P−エチル、フルアジホップ−P−ブチル、フルフェナセト、イマザモックス、レナシル、リニュロン、メタミトロン、メタザクロル、S−メトラクロル、メトリブジン、ナプロパミド、オキサジアゾン、ペンディメタリン、フェンメディファム、プロパキザホップ、プロピザミド、ピリデート、キザロホップP−エチル、キザロホップP−エチル異性体D、リムスルフロン、トリアレートなどの中から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 前記殺虫剤が、好ましくは、アバメクチン、アセタミプリド、アクリナトリン、アルファシペルメトリン、アザジラクチン、ベンフルラリン、ブフォプレジン、クロラントラニリプロール、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、シペルメトリン(アルファ異性体とゼータ異性体の総体)、デルタメトリン、エマメクチン安息香酸塩、エスフェンバレラート、エトフェンプロックス、フロニカミド、タウフルバリネート、ホルメタネート、ホスメット、イミダクロプリド、インドキサカルブ、ラムダシハロトリン、メタフルミゾン、メトキシフェノジド、ピリミカーブ、ピメトロジン、ピレトリン、スピノサド、スピロテトラマト、テフルトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、ゼータ−シペルメトリンなどの中から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記殺ダニ剤が、好ましくは、ビフェナゼート、クロフェンテジン、エトキサゾール、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾクス、スピロメシフェン、テブフェンピラドなどの中から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 前記殺菌剤が、好ましくは、アシベンゾラルSメチル、アメトクトラジン、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ボスカリド、ブピリメート、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジフェノコナゾール、ジメトモルフ、ファモキサドン、フェンブコナゾール、フェンヘキサミド、フルオピコリド、フルアジナム、フルジオキソニル、ホセチルアルミニウム、イプロバリカルブ、マンジプロパミド、メプチルジノカップ、メタラキシル(異性体総体)、メタラキシル−M、ミクロブタニル、ペンコザノール、第二銅製品/銅、プロパモカルブ、ピラクロストロビン、ピリメタニル、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリフロキシストロビン、トリアジメノール、硫黄などの中から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  13. 前記リマサイドが、好ましくは、リン酸第二鉄、メタアルデヒドなどの中から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  14. 各ステップに関連するすべてのデータが特定のデータベースにカタログ化され、それぞれの識別ストリングと関連付けられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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