JP2018526403A5 - - Google Patents

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JP2018526403A5
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Description

本発明のこれらの実施形態および態様ならびに他の実施形態および態様についてのさらなる詳細を、添付の描図を参照して、より十分に下で説明する。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
固体形態の抗PCSK9抗体(AP抗体)を含む治療製剤であって、組織貫入部材に力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記AP抗体を腸壁から血流中に放出する、治療製剤。
(項目2)
前記組織貫入部材が尖った先端を有するシャフトとして構造化されている、項目1に記載の製剤。
(項目3)
前記組織貫入部材がダーツ様または針様の構造を有する、項目2に記載の製剤。
(項目4)
前記力が機械的力である、項目1に記載の製剤。
(項目5)
前記AP抗体が腸壁から血流中に放出されて、血管外注射用量の前記AP抗体がCmaxを達成する時間より短い時間でCmaxを達成する、項目1に記載の製剤。
(項目6)
前記組織貫入部材から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約50%である、項目5に記載の製剤。
(項目7)
前記組織貫入部材から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約30%である、項目5に記載の製剤。
(項目8)
前記組織貫入部材から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約10%である、項目5に記載の製剤。
(項目9)
前記血管外注射が皮下注射または筋肉内注射である、項目5に記載の製剤。
(項目10)
小腸壁への挿入に適合している、項目1に記載の製剤。
(項目11)
嚥下可能なカプセルで経口送達されるのに適合している、項目1に記載の製剤。
(項目12)
第一の構成および第二の構成を有する送達手段であって、前記第一の構成では前記製剤をカプセル内に収容し、そして、前記第二の構成では前記製剤を前記カプセルから腸壁に進入させる送達手段に作動可能に連結されるのに適合している、項目11に記載の製剤。
(項目13)
前記送達手段が拡張状態および非拡張状態を有する少なくとも1つの拡張可能なバルーンを含み、前記第一の構成が前記非拡張状態であり、前記第二の構成が前記拡張状態である、項目12に記載の製剤。
(項目14)
腸壁内で分解して血流中にAP抗体を放出する生分解性材料を含む、項目1に記載の製剤。
(項目15)
前記生分解性材料が、PGLA、ポリエチレンオキシド、糖またはマルトースを含む、項目1に記載の製剤。
(項目16)
少なくとも1つの医薬用賦形剤を含む、項目1に記載の製剤。
(項目17)
前記少なくとも1つの前記医薬用賦形剤が、結合剤、保存剤または崩壊剤のうちの少なくとも1つを含む、項目16に記載の製剤。
(項目18)
前記結合剤がPEGを含む、項目17に記載の製剤。
(項目19)
前記組織貫入部材が、腸壁内で分解して血流中にAP抗体を放出する生分解性材料を含む、項目1に記載の製剤。
(項目20)
前記生分解性材料が、マルトースまたはPGLAまたはポリエチレンオキシドを含む、項目19に記載の製剤。
(項目21)
前記組織貫入部材中のAP抗体の重量パーセントが、約8から12%を含む、項目1に記載の製剤。
(項目22)
前記組織貫入部材が、挿入後に腸壁内に前記組織貫入部材を留置するための留置特徴部を備える、項目1に記載の製剤。
(項目23)
前記AP抗体が、前記組織貫入部材における成形されたセクション内に収容されている、項目1に記載の製剤。
(項目24)
前記成形されたセクションが円柱またはペレット形状を有する、項目23に記載の製剤。
(項目25)
腸壁への挿入によって前記製剤を送達することによって達成されるCmaxが、前記製剤が腸壁への挿入なしに経口送達されるときに達成されるCmaxより実質的に大きい、項目1に記載の製剤。
(項目26)
腸壁への挿入によって前記製剤を送達することによって達成される前記Cmaxが、前記製剤が腸壁への挿入なしで経口送達されるときに達成される前記Cmaxより少なくとも約100倍大きい、項目25に記載の製剤。
(項目27)
AP抗体の長期放出をもたらすように構成される、項目1に記載の製剤。
(項目28)
選択可能なt 1/2 を生じさせるAP抗体の長期放出をもたらすように構成される、項目27に記載の製剤。
(項目29)
前記t 1/2 が約40日である、項目28に記載の製剤。
(項目30)
前記AP抗体がアリロクマブ、エボロクマブおよびボコシズマブからなる群から選択される、項目1に記載の製剤。
(項目31)
患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.12から約0.39%の範囲内のAP抗体の血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、項目30に記載の製剤。
(項目32)
前記AP抗体が、アドネクチン、模倣ペプチド、小分子阻害剤、アンチセンスオリゴヌクレオチドおよびRNA干渉(RNA−i)化合物からなる群から選択される、項目1に記載の製剤。
(項目33)
前記製剤中のAP抗体の用量が約1から15mgの範囲内である、項目1に記載の製剤。
(項目34)
前記製剤中のAP抗体の用量が約2から10mgの範囲内である、項目33に記載の製剤。
(項目35)
固体形態の抗PCSK9抗体(AP抗体)を含む治療製剤であって、前記製剤に力が加わることで経口摂取後に腸壁内に挿入および留置されるように適合され、挿入されると、前記製剤が腸壁内で流体によって分解されて腸壁から血流にAP抗体を放出して、腸壁に挿入されない経口摂取AP抗体のt 1/2 より大きいt 1/2 を達成する、治療製剤。
(項目36)
腸壁に挿入される前記AP抗体のt 1/2 が腸壁に挿入されない前記経口摂取AP抗体のt 1/2 より少なくとも約10倍大きい、項目35に記載の製剤。
(項目37)
前記AP抗体がアリロクマブ、エボロクマブおよびボコシズマブからなる群から選択される、項目35に記載の製剤。
(項目38)
前記力が機械的力である、項目35に記載の製剤。
(項目39)
固体形態のアリロクマブを含む治療製剤であって、組織貫入部材に機械的力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記アリロクマブを血流中に放出して患者においてLDL−Cレベルを低減する、治療製剤。
(項目40)
患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.39%のアリロクマブの血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、項目39に記載の製剤。
(項目41)
約10.5mgのアリロクマブを含む、項目39に記載の製剤。
(項目42)
固体形態のエボロクマブを含む治療製剤であって、組織貫入部材に機械的力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記エボロクマブを血流中に放出して患者においてLDL−Cレベルを低減する、治療製剤。
(項目43)
患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.12から約0.39%の範囲内のエボロクマブの血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、項目42に記載の製剤。
(項目44)
約13から15mgのエボロクマブを含む、項目42に記載の製剤。
(項目45)
固体形態のボコシズマブを含む治療製剤であって、組織貫入部材に機械的力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記ボコシズマブを血流中に放出して患者においてLDL−Cレベルを低減する、治療製剤。
(項目46)
患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.12から約0.39%の範囲内のボコシズマブの血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、項目45に記載の製剤。
(項目47)
約7から11mgのボコシズマブを含む、項目45に記載の製剤。
(項目48)
高コレステロール血症患者においてLDL−Cレベルを低減するための方法であって、
組織貫入部材として成形される固体抗PCSK9抗体(AP抗体)投薬量を提供すること;
前記組織貫入部材が腸壁または周囲組織内に留置されるように前記組織貫入部材に力を加えることで経口摂取後に前記腸壁に前記固体投薬量AP抗体を貫入させること;および
腸壁または周囲組織中の前記固体投薬量AP抗体から血流中に前記AP抗体を放出することであって、放出されたPCSK9抗体投薬量によるPCSK9分子の結合によって前記LDL−Cレベルを低減すること
を含む方法。
(項目49)
前記力が機械的力である、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記AP抗体がアリロクマブ、エボロクマブおよびボコシズマブからなる群から選択される、項目48に記載の方法。
(項目51)
患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記製剤が前記患者において約0.12から約0.39%の範囲内のAP抗体の血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記周囲組織が腹膜壁である、項目48に記載の方法。
(項目53)
前記患者に送達されるのに好ましいAP抗体を判断するために前記患者において遺伝子検査を実行することをさらに含む、項目48に記載の方法。
(項目54)
前記好ましいAP抗体が、前記患者においてLDL−Cレベルを低減する際の有効性に基づく、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記好ましいAP抗体が、前記患者において最少のまたは最低の重度副作用を有するものに基づいて選択される、項目53に記載の方法。
(項目56)
前記好ましいAP抗体がアリロクマブ、エボロクマブおよびボコシズマブからなる群から選択される、項目53に記載の方法。
(項目57)
前記患者においてLDL−Cレベルをモニタリングすることをさらに含む、項目48に記載の方法。
(項目58)
前記患者において前記モニタリングされたLDL−Cレベルに応答して前記AP抗体の用量を調整することをさらに含む、項目57に記載の方法。
(項目59)
AP抗体の前記用量が、前記患者においてLDL−Cレベルの低減の選択されるレベルをもたらすように調整される、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが少なくとも約30%である、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが少なくとも約40%である、項目59に記載の方法。
(項目62)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが少なくとも約50%である、項目59に記載の方法。
(項目63)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが約40から60mg/dlの範囲内である、項目59に記載の方法。
(項目64)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが約50から54mg/dlの範囲内である、項目63に記載の方法。
(項目65)
前記患者において前記LDL−Cレベルが閾値レベルより下に下がるときに前記経口摂取AP抗体の用量を低下させることをさらに含む、項目57に記載の方法。
(項目66)
前記閾値レベルが≦25mg/dlである、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記固体投薬量AP抗体から血流中に放出される前記AP抗体が、血管外注射用量AP抗体のCmaxを達成する時間より短い時間でCmaxに到達する、項目48に記載の方法。
(項目68)
前記固体投薬量AP抗体から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約50%未満である、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記固体投薬量AP抗体から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約10%未満である、項目67に記載の方法。
(項目70)
前記AP抗体への前記患者の免疫応答は最小限である、項目48に記載の方法。
(項目71)
前記患者の血清中の白血球数は、前記患者の血流への前記AP抗体の放出に応答して約10%を超えないで増加する、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記AP抗体に対する患者抗体の血清力価は、前記患者の血流への前記AP抗体の放出に応答して約10%を超えないで増加する、項目70に記載の方法。
(項目73)
インターロイキン7の血清力価は、前記患者の血流への前記AP抗体の放出に応答して約10%を超えないで増加する、項目70に記載の方法。
(項目74)
前記AP抗体への前記患者の免疫応答が、筋肉内または皮下注射による前記AP抗体の送達と比較して低減される、項目48に記載の方法。
(項目75)
前記AP抗体への前記患者の前記免疫応答が、筋肉内または皮下注射と比較して約2から30倍の範囲内の量だけ低減される、項目74に記載の方法。
(項目76)
患者のLDL−Cレベルを低減することによって前記患者において高コレステロール血症を処置するための方法であって、
組織貫入部材として成形される固体抗PCSK9抗体(AP抗体)投薬量を提供すること;
前記組織貫入部材が腸壁または周囲組織内に留置されるように前記組織貫入部材に力を加えることで経口摂取後に前記腸壁に前記固体投薬量AP抗体を貫入させること;
腸壁または周囲組織中の前記固体投薬量AP抗体から血流中に前記AP抗体を放出することであって、放出されたPCSK9抗体投薬量によるPCSK9分子の結合によって前記LDL−Cレベルを低減すること;
前記患者においてLDL−Cレベルをモニタリングすること;および
前記患者において前記モニタリングされたLDL−Cレベルに応答して前記AP抗体の用量を調整すること
を含む方法。
(項目77)
AP抗体の前記用量が、前記患者においてLDL−Cレベルの低減の選択されるレベルをもたらすように調整される、項目76に記載の方法。
(項目78)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが少なくとも約30%である、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが少なくとも約40%である、項目77に記載の方法。
(項目80)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが少なくとも約50%である、項目77に記載の方法。
(項目81)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが約40から60mg/dlの範囲内である、項目77に記載の方法。
(項目82)
前記LDL−C低減の選択されるレベルが約50から54mg/dlの範囲内である、項目81に記載の方法。
(項目83)
前記患者において前記LDL−Cレベルが閾値レベルより下に下がるときに前記AP抗体の用量を低下させることをさらに含む、項目76に記載の方法。
(項目84)
前記閾値レベルが≦25mg/dlである、項目83に記載の方法。
(項目85)
前記AP抗体への前記患者の免疫応答は最小限である、項目76に記載の方法。
(項目86)
前記患者の血清中の白血球数は、前記患者の血流への前記AP抗体の放出に応答して約10%を超えないで増加する、項目85に記載の方法。
(項目87)
前記AP抗体に対する患者抗体の血清力価は、前記患者の血流への前記AP抗体の放出に応答して約10%を超えないで増加する、項目85に記載の方法。
(項目88)
インターロイキン7の血清力価は、前記患者の血流への前記AP抗体の放出に応答して約10%を超えないで増加する、項目85に記載の方法。
(項目89)
前記AP抗体への前記患者の免疫応答が、筋肉内または皮下注射による前記AP抗体の送達と比較して低減される、項目76に記載の方法。
(項目90)
前記AP抗体への前記患者の前記免疫応答が、筋肉内または皮下注射と比較して約2から30倍の範囲内の量だけ低減される、項目89に記載の方法。
(項目91)
前記力が機械的力である、項目76に記載の方法。
(項目92)
患者のLDL−Cレベルを低減することによって前記患者において心血管状態を処置するための方法であって、
組織貫入部材として成形される固体抗PCSK9抗体(AP抗体)投薬量を提供すること;
前記組織貫入部材が腸壁または周囲組織内に留置されるように前記組織貫入部材に力を加えることで経口摂取後に前記腸壁に前記固体投薬量AP抗体を貫入させること;
腸壁または周囲組織中の前記固体投薬量AP抗体から血流中に前記AP抗体を放出することであって、放出されたPCSK9抗体投薬量によるPCSK9分子の結合によって前記LDL−Cレベルを低減すること;
前記患者においてLDL−Cレベルをモニタリングすること;および
前記患者において前記モニタリングされたLDL−Cレベルに応答して前記AP抗体の用量を調整すること
を含む方法。
(項目93)
前記力が機械的力である、項目92に記載の方法。
(項目94)
前記状態が動脈硬化である、項目92に記載の方法。
(項目95)
前記状態が冠動脈虚血または狭窄症である、項目92に記載の方法。
(項目96)
高コレステロール血症患者においてLDL−Cレベルを低減するための方法であって、
組織貫入部材として成形される固体抗PCSK9抗体(AP抗体)投薬量を提供すること;
前記組織貫入部材が腸壁または周囲組織内に留置されるように前記組織貫入部材に力を加えることで経口摂取後に前記腸壁に前記固体投薬量AP抗体を貫入させること;
腸壁または周囲組織中の前記固体投薬量AP抗体から血流中に前記AP抗体を放出することであってPCSK9分子に結合させること;および
LDL−Cレベルを低減する薬剤を経口投与することを含み、LDL−C低減剤はLDL−Cレベルを低減するAP抗体と共に作用する、方法。
(項目97)
前記LDL−C低減剤がスタチンである、項目96に記載の方法。
(項目98)
前記スタチンがアトルバスタチンである、項目97に記載の方法。
(項目99)
経口投与される前記アトルバスタチンおよび前記患者の血流に放出される前記APが、前記患者のLDL−Cレベルにおいて前記アトルバスタチン単独による低減より約73%多い低減をもたらす、項目98に記載の方法。

Claims (47)

  1. 固体形態の抗PCSK9抗体(AP抗体)を含む治療製剤であって、組織貫入部材に力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記AP抗体を血流中に放出する、治療製剤。
  2. 前記組織貫入部材が尖った先端を有するシャフトとして構造化されている、請求項1に記載の製剤。
  3. 前記組織貫入部材がダーツ様または針様の構造を有する、請求項2に記載の製剤。
  4. 前記力が機械的力である、請求項1に記載の製剤。
  5. 前記AP抗体が腸壁から血流中に放出されて、血管外注射用量の前記AP抗体がCmaxを達成する時間より短い時間でCmaxを達成する、請求項1に記載の製剤。
  6. 前記組織貫入部材から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約50%である、請求項5に記載の製剤。
  7. 前記組織貫入部材から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約30%である、請求項5に記載の製剤。
  8. 前記組織貫入部材から放出される前記AP抗体のtmaxが前記血管外注射用量のAP抗体のtmaxの約10%である、請求項5に記載の製剤。
  9. 前記血管外注射が皮下注射または筋肉内注射である、請求項5に記載の製剤。
  10. 小腸壁への挿入に適合している、請求項1に記載の製剤。
  11. 嚥下可能なカプセルで経口送達されるのに適合している、請求項1に記載の製剤。
  12. 第一の構成および第二の構成を有する送達手段であって、前記第一の構成では前記製剤をカプセル内に収容し、そして、前記第二の構成では前記製剤を前記カプセルから腸壁に進入させる送達手段に作動可能に連結されるのに適合している、請求項11に記載の製剤。
  13. 前記送達手段が拡張状態および非拡張状態を有する少なくとも1つの拡張可能なバルーンを含み、前記第一の構成が前記非拡張状態であり、前記第二の構成が前記拡張状態である、請求項12に記載の製剤。
  14. 腸壁または周囲組織内で分解して血流中にAP抗体を放出する生分解性材料を含む、請求項1に記載の製剤。
  15. 前記生分解性材料が、PGLA、ポリエチレンオキシド、糖またはマルトースを含む、請求項1に記載の製剤。
  16. 少なくとも1つの医薬用賦形剤を含む、請求項1に記載の製剤。
  17. 前記少なくとも1つの前記医薬用賦形剤が、結合剤、保存剤または崩壊剤のうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の製剤。
  18. 前記結合剤がPEGを含む、請求項17に記載の製剤。
  19. 前記組織貫入部材が、腸壁または周囲組織内で分解して血流中にAP抗体を放出する生分解性材料を含む、請求項1に記載の製剤。
  20. 前記生分解性材料が、マルトースまたはPGLAまたはポリエチレンオキシドを含む、請求項19に記載の製剤。
  21. 前記組織貫入部材中のAP抗体の重量パーセントが、約0.1から1%を含む、請求項1に記載の製剤。
  22. 前記組織貫入部材が、挿入後に腸壁内に前記組織貫入部材を留置するための留置特徴部を備える、請求項1に記載の製剤。
  23. 前記AP抗体が、前記組織貫入部材における成形されたセクション内に収容されている、請求項1に記載の製剤。
  24. 前記成形されたセクションが円柱またはペレット形状を有する、請求項23に記載の製剤。
  25. 腸壁への挿入によって前記製剤を送達することによって達成されるCmaxが、前記製剤が腸壁への挿入なしに経口送達されるときに達成されるCmaxより実質的に大きい、請求項1に記載の製剤。
  26. 腸壁への挿入によって前記製剤を送達することによって達成される前記Cmaxが、前記製剤が腸壁への挿入なしで経口送達されるときに達成される前記Cmaxより少なくとも約100倍大きい、請求項25に記載の製剤。
  27. AP抗体の長期放出をもたらすように構成される、請求項1に記載の製剤。
  28. 選択可能なt1/2を生じさせるAP抗体の長期放出をもたらすように構成される、請求項27に記載の製剤。
  29. 前記t1/2が約40日である、請求項28に記載の製剤。
  30. 前記AP抗体がアリロクマブ、エボロクマブおよびボコシズマブからなる群から選択される、請求項1に記載の製剤。
  31. 患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.12から約0.39%の範囲内のAP抗体の血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、請求項30に記載の製剤。
  32. 前記AP抗体が、アドネクチン、模倣ペプチド、小分子阻害剤、アンチセンスオリゴヌクレオチドおよびRNA干渉(RNA−i)化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の製剤。
  33. 前記製剤中のAP抗体の用量が約1から15mgの範囲内である、請求項1に記載の製剤。
  34. 前記製剤中のAP抗体の用量が約2から10mgの範囲内である、請求項33に記載の製剤。
  35. 固体形態の抗PCSK9抗体(AP抗体)を含む治療製剤であって、前記製剤に力が加わることで経口摂取後に腸壁内に挿入および留置されるように適合され、挿入後/挿入されると、前記製剤が腸壁内で流体によって分解されて腸壁から血流にAP抗体を放出して、腸壁に挿入されない経口摂取AP抗体のt1/2より大きいt1/2を達成する、治療製剤。
  36. 腸壁に挿入される前記AP抗体のt1/2が腸壁に挿入されない前記経口摂取AP抗体のt1/2より少なくとも約10倍大きい、請求項35に記載の製剤。
  37. 前記AP抗体がアリロクマブ、エボロクマブおよびボコシズマブからなる群から選択される、請求項35に記載の製剤。
  38. 前記力が機械的力である、請求項35に記載の製剤。
  39. 固体形態のアリロクマブを含む治療製剤であって、組織貫入部材に機械的力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記アリロクマブを血流中に放出して患者においてLDL−Cレベルを低減する、治療製剤。
  40. 患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.39%のアリロクマブの血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、請求項39に記載の製剤。
  41. 約10.5mgのアリロクマブを含む、請求項39に記載の製剤。
  42. 固体形態のエボロクマブを含む治療製剤であって、組織貫入部材に機械的力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記エボロクマブを血流中に放出して患者においてLDL−Cレベルを低減する、治療製剤。
  43. 患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.12から約0.39%の範囲内のエボロクマブの血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、請求項42に記載の製剤。
  44. 約13から15mgのエボロクマブを含む、請求項42に記載の製剤。
  45. 固体形態のボコシズマブを含む治療製剤であって、組織貫入部材に機械的力が加わることで経口摂取後に腸壁に貫入し、かつ挿入されるように構成される中実組織貫入部材として成形され、挿入の後、前記組織貫入部材は腸壁または周囲組織内に留置され、前記ボコシズマブを血流中に放出して患者においてLDL−Cレベルを低減する、治療製剤。
  46. 患者の腸壁に毎日挿入されるとき、前記患者において約0.12から約0.39%の範囲内のボコシズマブの血漿濃度のパーセント定常状態変動をもたらす、請求項45に記載の製剤。
  47. 約7から11mgのボコシズマブを含む、請求項45に記載の製剤。
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