JP2018523183A - ユーザと物理オブジェクトとのインタラクションをエンハンスメントするためのIoT(Internet of Things)の活用 - Google Patents

ユーザと物理オブジェクトとのインタラクションをエンハンスメントするためのIoT(Internet of Things)の活用 Download PDF

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Abstract

【課題】 Internet of Things(IoT)を活用して顧客サービスを強化すること。
【解決手段】 少なくとも1つのプロセッサを備えた第1のコミュニティIoTコンセントレータによって、ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを受け取る。第1の複数の物理オブジェクトは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしている。インタラクションに対応する第1のデータを受け取ったことに応答して、第1のコミュニティIoTコンセントレータによって、第1のデータに基づいて、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動してユーザと第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を実行させる。第2の複数の物理オブジェクトは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに通信可能にリンクした物理オブジェクト、より具体的にはInternet of Things(モノのインターネット)に関する。
Internet of Thingsの最近の進歩により、より多くの実世界のデバイスがインターネットに接続されるようになってきている。この方式で、いまや、多くのデバイスが、数多くの目的で関連したデータを送信及び/又は受信することが可能である。例えば、特許文献1は、「マシン間の通信」を記載している。特許文献2は、「ソーシャルメディアサービス間のインターワーキング手順」及び「マシン・ツー・マシン(M2M)サービス」を記載する。特許文献3は、「中間ノードを含む複数のデバイスを含み、中間ノードがネットワークを介して複数のデバイスの少なくとも幾つかと通信するシステム」を記載する。特許文献3は、「アプリケーション・プロトコル層においてデータを集約することができるシステム」も記載する。
しかしながら現行のソリューションは、異なるサービス位置で企業及び企業のパートナーによって提供される顧客サービスをエンハンスメント(enhance)するためにInternet of Thingsを活用していない。例えば、ある人が車を見に自動車販売代理店を訪れた場合、販売員は、その人と対話して、その人の名前、住所、その人が興味を持っている車種等といった種々のタイプの情報を収集することができる。販売員は、さらに、その人の情報をコンタクト・マネジメント・システムに入力することもできる。しかしながら、コンタクト・マネジメント・システムには、通常、その販売代理店を所有する企業の雇用者しかアクセスすることができない。その人が、好みの車を見つけられず、別の企業が所有する別の自動車販売代理店を訪ねることを選んだ場合、その別の自動車販売代理店は、最初の自動車販売代理店が収集したその人の情報を利用して、その人に合わせて車の選択体験(selection experience)を最適化することはできない。したがって、車を販売する多くの機会が失われる。
米国特許出願公開第2014/0064232号明細書 米国特許出願公開第2014/024470号明細書 国際公開第2014/193150号
したがって、当該分野において上記課題に対処することが必要とされている。
第1の態様から見ると、本発明は、Internet of Things(IoT)を管理するための方法を提供し、この方法は、少なくとも1つのプロセッサを備えた第1のコミュニティInternet of Things(IoT)コンセントレータによって、ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを受け取ることを含み、第1の複数の物理オブジェクトは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしている。この方法はまた、ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを受け取ったことに応答して、第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、少なくとも部分的に第1のデータに基づいて、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動してユーザと第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることを含む。第2の複数の物理オブジェクトは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクすることができる。この手法は、判断されるデバイス・コミュニティ内のデバイス全体にわたる及びデバイス・ドメイン全体にわたる新たなインサイトを提供し、それゆえ各デバイスの能力を最大限にする。さらに、各デバイスによって捕捉される情報を利用して、その後の、ユーザと種々の他のデバイス及び/又は販売員とのインタラクションをエンハンスメントすることができる。さらに、IoTをこのようにして活用することにより、販売機会が増大し、したがって収益が増大する。
1つの随意的な構成において、この方法は、第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを処理し、第1のデータを処理したことに基づいて、ユーザのユーザ・パターンを識別することを含むことができる。第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、少なくとも部分的に第1のデータに基づいて、第2の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動してユーザと第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることは、特定の動作を、識別されたユーザのユーザ・パターンに基づいて選択することを含むことができる。
さらなる随意的な構成において、第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータは、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つにおける少なくとも1つのデバイス設定を、識別されたユーザのユーザ・パターンに少なくとも部分的に基づいて構成することができる。
1つの随意的な構成において、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザに対して、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つに関連した情報を提示することができ、該情報は、識別されたユーザのユーザ・パターンに少なくとも部分的に基づいて選択される。
1つの随意的な構成において、この方法は、第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、ユーザのユーザ・プロフィール、ユーザ・パターン・データ及びユーザの好みから成る群から選択される少なくとも1つのタイプのデータを含む第2のデータを受け取ることをさらに含むことができ、該第2のデータは、ユーザによって所望される少なくとも第2の複数の物理オブジェクトとのインタラクションのレベルを示す。第2の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動してユーザと第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることは、さらに第2のデータに少なくとも部分的に基づくことができる。
1つの随意的な構成において、この方法は、第1のデータ又は第2のデータを処理して、ユーザが興味を持つであろうサービスを提供する少なくとも1つのビジネスパートナーを識別することをさらに含むことができる。この方法はまた、少なくとも1つのビジネスパートナーに、第1のデータ又は第2のデータの少なくとも一部を通信することを含むことができる。
1つの随意的な構成において、この方法は、少なくとも第1のデータ又は第2のデータを処理して、ユーザが興味を持つ少なくとも1つのソーシャル・メディア・システムを識別することをさらに含むことができる。この方法はまた、ユーザの代理で、ソーシャル・メディア・システムにおいて、第1のデータ、第2のデータ又は第1のデータ若しくは第2のデータから誘導される第3のデータの少なくとも一部を含む投稿を作成することを含むことができる。
1つの随意的な構成において、この方法は、第1のIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとユーザとの間の通信ダイアログを始動することをさらに含むことができる。第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動してユーザと第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることは、さらに、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとユーザとの間の通信ダイアログ中にユーザから得られる情報に少なくとも部分的に基づくことができる。
1つの随意的な構成において、第1のデバイス・コミュニティは、第1のデバイス・ドメインをさらに含む。
1つの随意的な構成において、第1のデバイス・ドメイン及び第2のデバイス・ドメインは、第1のコミュニティIoTコンセントレータ、第1のデバイス・ドメイン及び第2のデバイス・ドメインを含む第1のデバイス・コミュニティのメンバである。したがって、物理オブジェクトとのユーザインタラクションを、デバイス・コミュニティ内の複数のデバイス・ドメインにわたって、並びに、グローバルIoTコミュニティ内のデバイス・コミュニティにわたってエンハンスメントすることができる。
1つの随意的な構成において、この方法は、企業IoTコンセントレータによって、企業及び少なくとも1つの企業パートナーから成る群から選択される少なくとも1つのエンティティに関連付けられた複数のデバイス・ドメインにわたってデバイス・パターンを識別することをさらに含むことできる。複数のデバイス・ドメインは、少なくとも第1のデバイス・ドメイン及び第2のデバイス・ドメインを含むことができる。デバイス・パターンは、少なくとも第1の複数の物理オブジェクト内の第1の物理デバイスの集合及び第2の複数の物理オブジェクト内の第2の物理デバイスの集合によって収集されたデータを表すことができる。
さらなる態様から見ると、本発明は、少なくとも1つのプロセッサを備えた企業Internet of Things(IoT)コンセントレータによって、第1のコミュニティIoTコンセントレータから、第1の物理環境内に位置する第1の複数のデバイスの少なくとも1つによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ることを含む方法を提供する。第1の複数のデバイスは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクすることができる。第1のデバイス・ドメインは、第1のコミュニティIoTコンセントレータを含む第1のデバイス・コミュニティのメンバとすることができる。
企業IoTコンセントレータによって、第1の物理環境内に位置する第1の複数のデバイスの少なくとも1つによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ったことに応答して、第1のデータは、企業IoTコンセントレータによって処理されて、セキュリティ問題に対応する第2のデータを生成することができる。第2のデータは、少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータによって処理されて、第2の物理環境内に位置する第2の複数のデバイスの少なくとも1つを始動して第2の物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする特定の動作を行わせるように構成することができる。第2の複数のデバイスは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクすることができる。第2のデバイス・ドメインは、第2のコミュニティIoTコンセントレータを含む第2のデバイス・コミュニティのメンバとすることができる。さらに、企業IoTコンセントレータは、セキュリティ問題に対応する第2のデータを少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータに自動的に通信することができる。IoTをこのようにして活用して、異なるデバイス・コミュニティ内のデバイス・ドメイン間のデータの通信を促進することにより、デバイス・ドメインによって提供されるセキュリティのレベルは、伝統的なセキュリティシステムと比べて著しく高められる。
本発明の別の実施形態によれば、システムは、本明細書で開示される種々のステップ及び方法を行う実行可能な動作を始動するようにプログラムされたプロセッサを含む。さらなる態様から見ると、本発明は、Internet of Things(IoT)を管理するためのシステムを提供し、このシステムは、実行可能な動作を始動するようにプログラムされたプロセッサを備え、この実行可能な動作は、少なくとも1つのプロセッサを備えた第1のコミュニティInternet of Things(IoT)コンセントレータによって、ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを受け取ることを含み、第1の複数の物理オブジェクトは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており;ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを受け取ったことに応答して、第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、少なくとも部分的に第1のデータに基づいて、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動してユーザと第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることを含み、第2の複数の物理オブジェクトは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしている。
さらなる態様から見ると、本発明は、Internet of Things(IoT)を管理するためのシステムを提供し、このシステムは、実行可能な動作を始動するようにプログラムされたプロセッサを備え、この実行可能な動作は、少なくとも1つのプロセッサを備えた企業Internet of Things(IoT)コンセントレータによって、第1のコミュニティIoTコンセントレータから、第1の物理環境内に位置する第1の複数のデバイスの少なくとも1つによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ることを含み、第1の複数のデバイスは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、第1のデバイス・ドメインは、第1のコミュニティIoTコンセントレータを含む第1のデバイス・コミュニティのメンバであり;企業IoTコンセントレータによって、第1の物理環境内に位置する第1の複数のデバイスの少なくとも1つによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ったことに応答して、企業IoTコンセントレータによって、第1のデータを処理してセキュリティ問題に対応する第2のデータを生成し、第2のデータは、少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータによって処理されて、第2の物理環境内に位置する第2の複数のデバイスの少なくとも1つを始動して第2の物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする特定の動作を行わせるように構成されており、第2の複数のデバイスは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、第2のデバイス・ドメインは、第2のコミュニティIoTコンセントレータを含む第2のデバイス・コミュニティのメンバであり;企業IoTコンセントレータによって、セキュリティ問題に対応する第2のデータを少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータに自動的に通信することを含む。
さらなる態様から見ると、本発明は、IoTを管理するためのコンピュータ・プログラム製品を提供し、このコンピュータ・プログラム製品は、処理回路によって可読である、本発明のステップを行うために処理回路によって実行される命令を格納する、コンピュータ可読ストレージ媒体を含む。
さらなる態様から見ると、本発明は、コンピュータ可読媒体上に格納され、デジタルコンピュータの内部メモリにロード可能なコンピュータ・プログラムであって、該プログラムがコンピュータ上で実行されときに本発明のステップを行うためのソフトウェアコード部分を含む、コンピュータ・プログラムを提供する。
本発明を、ここで、例示のみの目的で、以下の図面で示すような好ましい実施形態を参照して説明する。
本発明の好ましい実施形態によるInternet of Things(IoT)システムの例を示すブロック図である。 本発明の好ましい実施形態による、IoT解析アーキテクチャの例を示すブロック図である。 本発明の好ましい実施形態による、コミュニティIoTコンセントレータのための例示的なアーキテクチャを示すブロック図である。 本発明の好ましい実施形態による、企業IoTコンセントレータのための例示的なアーキテクチャを示すブロック図である。 本発明の好ましい実施形態による、物理オブジェクトを始動してユーザと物理オブジェクトとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせる方法の例を示すフローチャーを示す。 本発明の好ましい実施形態による、物理オブジェクトを始動してユーザと物理オブジェクトとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせる方法の例を示すフローチャーを示す。 本発明の好ましい実施形態による、物理オブジェクトを始動してユーザと物理オブジェクトとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせる方法の例を示すフローチャーを提示する。 本発明の好ましい実施形態による、デバイスを始動して物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする行動を行わせる方法の例を示すフローチャートを提示する。
本開示は、新規な特徴を定める特許請求の範囲で締めくくられているが、本明細書で説明する種々の特徴は、本説明を図面と共に考慮するとより良く理解されるであろう。本開示内で説明されるプロセス、機械、製造及びそれらのあらゆる変形は、例証の目的で提供される。説明されるあらゆる具体的な構造及び機能は、限定として解釈すべきものではなく、単に、特許請求の範囲の基礎として、及び、事実上あらゆる適切に詳述された構造で説明された特徴を様々に使用することを当業者に教示するための代表的な基礎として解釈すべきものである。さらに、本開示内で用いる用語及び語句は、限定を意図したものではなく、説明される特徴の理解可能な説明を提供することを意図する。
本開示は、Internet of Things(IoT)に関し、より具体的には、IoTを介した物理オブジェクト間の通信に関する。本明細書で説明する構成によれば、ユーザ(例えば顧客)は、1つ又は複数の物理オブジェクトとインタラクションすることができ、その物理オブジェクトの各々は、デバイス・コミュニティのメンバである1つ又は複数のデバイスを含む。1つ又は複数のデバイスを有することにより、各物理オブジェクトもまたデバイス・コミュニティのメンバとみなすことができる。デバイス・コミュニティは、物理オブジェクト内に含まれる1つ又は複数のタイプのデバイス全体にわたるインタラクション式通信及び協力を可能にする。多数のデバイスが個別に中央リポジトリにデータを報告するのではなく、デバイスを、1つ又は複数のデバイス・ドメインを含むデバイス・コミュニティ内に配置することができる。デバイス・コミュニティは、そのデバイス・コミュニティ内のデバイスが、異なるデバイス・ドメインにわたるデバイスも含めて、互いの間でデータを通信することを可能にする。例えば、あるデバイスが、販売ドメイン、環境ドメイン、マーケティング・ドメイン、重要製品ドメイン、物理位置ドメイン及びデータ収集ドメインに同時に関与することができる。
デバイス・コミュニティは、デバイス・コミュニティ内の全てのデバイスが通信可能にリンクするコミュニティIoTコンセントレータを含むことができる。コミュニティIoTコンセントレータは、デバイス・コミュニティ内のデバイスから、グローバルIoTコミュニティへの、例えば企業(enterprise)IoTコンセントレータへの通信リンクを提供することができる。したがって、デバイス情報は、デバイス・コミュニティ内のデバイス間で容易に共有され、そして適切な場合には、コミュニティIoTコンセントレータを介してグローバルIoTコミュニティに伝搬されることができる。グローバルIoTコミュニティ内の情報は、複数のデバイス・コミュニティから収集することができ、全体のトレンドに関して解析することができる。このことは、特定の物理位置又はビジネス内でのデバイス情報の共有を達成することを可能にし、又は、よりグローバルなスケールでビジネス企業に対して若しくは外部ビジネスパートナーとデバイス情報を共有することを可能にする。したがって、ローカルな物理位置で顧客によるインタラクションが行われるときに、ローカライズされたデータを取得し及び解析し、その物理位置内で、又はよりグローバルに共有することができる。
この手法は、判断されるデバイス・コミュニティ内のデバイス全体にわたる及びデバイス・ドメイン全体にわたる新たなインサイトを提供し、それゆえ各デバイスの価値を最大限にする。加えて、デバイス情報をグローバルIoTコミュニティ全体にわたって共有することを通じて、デバイス・コミュニティにわたるデバイス挙動のパターンを判断するための付加的な解析を行って、企業全体にわたってデバイス挙動を最大限にすること又は可能であれば他のパートナーとの新たなビジネスモデルを駆動することができる。さらに、デバイス・コミュニティをグローバルIoTコミュニティと統合することで、IoTに対するフレキシブルなアプローチが可能になり、デバイス・コミュニティ内の有効な実時間決定、並びに種々のデバイス・コミュニティにわたる、より企業に適した決定が行われる。
ここで、この文書全体を通じて適用される幾つかの定義を提示する。
本明細書で定義する場合、「Internet of Things(モノのインターネット)」は、物理オブジェクトにデバイスが埋め込まれたコンピューティング環境を意味し、このデバイスは、他のシステム及び/又は他の接続されたデバイスとデータを交換することによって物理オブジェクトがより高い価値及びサービスを達成することを可能にする。各物理オブジェクトは、その埋め込まれたデバイスを通じて一意に識別可能であり、インターネット・インフラストラクチャ内で相互運用することが可能である。頭字語「IoT」は、本明細書で用いる場合、「Internet of Things」を意味する。
本明細書で定義する場合、「デバイス・ドメイン」という用語は、ある1つの物理オブジェクトに各々が関連付けられた複数のデバイスの集合を意味し、それらデバイスは、互いに通信可能にリンクしており、デバイスが関連付けられた物理オブジェクトとのユーザインタラクションのために構成されている。
本明細書で定義する場合、「デバイス・コミュニティ」という用語は、1つ又は複数のデバイス・ドメインと、その1つ又は複数のデバイス・ドメイン内のデバイスが通信可能にリンクした少なくとも1つのInternet of Thingsコンセントレータとの集合を意味する。
本明細書で定義する場合、「グローバルIoTコミュニティ」という用語は、複数のデバイス・コミュニティから情報を取得して処理する少なくとも1つの企業IoTコンセントレータを含む、システムを意味する。
本明細書で定義する場合、「コミュニティIoTコンセントレータ」という用語は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、1つ又は複数のデバイス・ドメインの集合をサポートして、解析処理及びデータを提供するように構成されたシステムを意味する。
本明細書で定義する場合、「企業IoTコンセントレータ」という用語は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、1つ又は複数のデバイス・コミュニティの集合をサポートして解析処理及びデータを提供するように構成されたシステムを意味する。
本明細書で定義する場合、「アドホック・ネットワーク」という用語は、複数のノードを含む分散無線ネットワークを意味し、各ノードは、ネットワーク内でネットワーク内の他のノードと等しいステータスを有し且つネットワークの他のいずれのノードとも自由に通信するデバイスであり、各ノードは、データを他のノードに転送することによってネットワーク内のデータのルーティングに関与するように構成されている。
本明細書において定義する場合、「ユーザ」という用語は、人間(すなわちヒト)を意味する。
本明細書で定義する場合、「顧客」という用語は、販売用に提供された製品又はサービスを購入する候補であるユーザを意味する。
本明細書で定義する場合、「ユーザ・パターン」は、ユーザの特徴(traits)、行動、傾向及び/又は観察可能な性質を表すデータを意味する。ユーザ・パターンは、ユーザ毎に、ユーザと1つ又は複数のデバイス・コミュニティ(に含まれる物理オブジェクト)とのインタラクションによって生成されたデータを処理することによって生成することができる。
本明細書で定義する場合、「デバイス・コミュニティ・オーナ」という用語は、デバイスIoTダッシュボードを使用して、デバイス・コミュニティのために収集された情報にアクセスする人を意味する。デバイス・コミュニティ・オーナは、例えば、マネージャ、管理者、販売員、デバイス・コミュニティ内の物理オブジェクト/デバイスに情報を頒布する担当者、顧客又はビジネスパートナーに情報を頒布する担当者などであり得る。
本明細書で定義する場合、「企業IoTオーナ」は、グローバルIoTダッシュボードを使用して、グローバルIoTコミュニティのために収集された情報にアクセスする人を意味する。企業IoTオーナは、例えば、マネージャ、管理者、立案者、企業に適した目標を識別して監視する責任者などであり得る。
本明細書で定義する場合、「応答して(responsive to)」という用語は、あるアクション又は事象に対して容易に応答し又は反応することを意味する。それゆえ、第1のアクションに「応答して」第2のアクションが行われる場合、第1のアクションの発生と第2のアクションの発生との間には因果関係が存在し、「応答して」という用語は、このような因果関係を示す。
本明細書で定義する場合、「コンピュータ可読ストレージ媒体」という用語は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによる使用又はそれらと関連して使用するためのプログラムコードを収容し又は格納するストレージ媒体を意味する。本明細書で定義する場合、「コンピュータ可読ストレージ媒体」は、一時的な伝搬信号自体ではない。
本明細書で定義する場合、「プロセッサ」という用語は、プログラムコード内に含まれる命令を実行するように構成された少なくとも1つのハードウェア回路(例えば集積回路)を意味する。プロセッサの例は、限定されないが、中央処理ユニット(CPU)、アレイ・プロセッサ、ベクトル・プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理アレイ(PLA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理回路、及びコントローラを含む。
本明細書で定義する場合、「実時間」という用語は、ユーザ又はシステムが特定のプロセス又は下すべき決定に関して十分に即時的に検知する、又はプロセッサがある種の外部プロセスに遅れずについていく、処理応答性のレベルを意味する。
本明細書で定義する場合、「自動的に」という用語は、ユーザの介在を伴わないことを意味する。図1は、Internet of Things(IoT)システム100の一例を示すブロック図である。IoT100は、複数のデバイス・コミュニティ110、112、114、116を含むことができる。各デバイス・コミュニティ110〜116は、1つ又は複数のデバイス・ドメイン120、122、124、126を含むことができる。例えば、デバイス・コミュニティ110は、1つ又は複数のデバイス・ドメイン120−1、120−2、120−3を含むことができ、デバイス・コミュニティ112は、1つ又は複数のデバイス・ドメイン122−1、122−2、122−3を含むことができ、デバイス・コミュニティ114は、1つ又は複数のデバイス・ドメイン124−1、124−2、124−3を含むことができ、デバイス・コミュニティ116は、1つ又は複数のデバイス・ドメイン126−1、126−2、126−3を含むことができ、以下同様である。各デバイス・ドメイン120〜126は、複数のデバイスを含み、各デバイスを物理オブジェクトに関連付けることができる。この点に関して、1つ又は複数のデバイスを同じ物理オブジェクトに関連付けることができる。
例として、デバイス・ドメイン120−1内の物理オブジェクトは、自動車とすることができる。自動車は、1つ又は複数のデバイスを含むことができ、これらは、互いに、並びに同じデバイス・ドメイン120−1内の他のデバイスに、通信可能にリンクされている。例証として、自動車は、処理システム、音響システム、空調システム、及び種々の他のデバイスを含むことができる。自動車はまた、種々のタイプの情報をユーザに対して表示するディスプレイを含むことができる。ディスプレイがタッチスクリーンの場合、ユーザは、ユーザ入力をディスプレイ上のタッチとして入力することによって、処理システム、音響システム、空調システム等とインタラクションすることができる。ユーザはまた、ユーザ入力を、カーソルをユーザ入力デバイスで制御すること、ボタンを選択すること、ダイアル又はノブを動かすこと、ボタン又はスイッチを押下することなどによって入力することができる。音響システム、空調システム、並びに自動車内の他のデバイスは、処理システムに通信可能にリンクすることができる。したがって、処理システムは、デバイスによって行われる種々の機能を制御することができる。自動車はまた、ネットワークアダプタ(例えば、WiFi(商標)ネットワークアダプタ、セルラー無線など)を含むこともでき、自動車内の処理システム及び種々のデバイスは、それを介してデバイス・ドメイン120−1内の他のデバイスに通信可能にリンクすることができる。例えば、デバイスは、ショールーム内のキオスク端末の処理システムに通信可能にリンクすることができる。1つの態様において、デバイス・ドメイン120〜126内の種々のデバイスは、アドホック・ネットワークを介して互いに通信可能にリンクすることができる。したがって、デバイスは、ルータ又はスイッチを必要とせずに通信可能にリンクすることができる。
各デバイス・コミュニティ110〜116は、それぞれのコミュニティIoTコンセントレータ130、132、134、136を含むことができ、デバイス・コミュニティ110〜116内のデバイスは、それに通信可能にリンクする。コミュニティIoTコンセントレータ130〜136を介して、それぞれのデバイス・コミュニティ110〜116内の種々のデバイス・ドメイン120〜126は、互いの間でデータを共有することができる。例えば、コミュニティIoTコンセントレータ130を介して、デバイス・ドメイン120−1、120−2、120−3内のデバイスは、互いの間でデータを共有することができる。さらに、各コミュニティIoTコンセントレータ130〜136は、それぞれのデバイス・コミュニティ110〜116をサポートして解析処理及びデータを提供する、後述する種々の構成要素を含むことができる。したがって、情報及びデバイス解析をデバイス・コミュニティ110〜116内でローカルに活用して、デバイス挙動及びユーザインタラクションを、デバイス・コミュニティ110〜116内に含まれるデバイスとのユーザインタラクションに基づいて調整することができる。
各デバイス・コミュニティ110〜116は、グローバルIoTコミュニティ140に通信可能にリンクすることができ、及び、その一部であることができる。グローバルIoTコミュニティ140を介して、種々のデバイス・コミュニティ110〜116によって取得され及び/又は生成されたデータを企業全体にわたって及び/又は企業のパートナーと共に活用することができる。データは、グローバルIoTコミュニティ140によって追跡し及び解析することができる。したがって、デバイス・コミュニティ110〜116内の種々のデバイスから入手した情報を全体として解析して、例えば、種々のトレンド、顧客の好み、事象の発生などを識別することができる。例証として、グローバルIoTコミュニティ140は、企業IoTコンセントレータ150を含むことができ、それにコミュニティIoTコンセントレータ130〜136の各々が通信可能にリンクして、デバイス・データを提供する。企業IoTコンセントレータ150は、後述する種々の構成要素を含むことができ、これら構成要素は、データの解析処理を提供して、デバイス・コミュニティ110〜116から入手した情報を解析し、これはデバイス・コミュニティ110〜116全体にわたる種々のデバイスの解析を含む。したがって、解析を企業全体にわたって及び/又は企業のパートナーと共に活用して、デバイス・コミュニティ全体にわたるデバイス・パターンを捕捉することができる。
コミュニティIoTコンセントレータ130〜136は、1つ又は複数のネットワークを介して、企業IoTコンセントレータ150に通信可能にリンクすることができる。ネットワークは、有線、無線通信リンク、又は光ファイバなどの接続を含むことができる。ネットワークは、広域ネットワーク(WAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、無線ネットワーク、移動体ネットワーク、仮想私設ネットワーク(VPN)、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)などのような種々の異なる通信技術のいずれかとして実装することができ、又はいずれかを含むことができる。
コミュニティIoTコンセントレータ130〜136を企業IoTコンセントレータ150にリンクすることによって、IoT100は、1つ又は複数のデバイス・コミュニティ110〜116におけるユーザ体験に基づいて、ユーザが現在どのデバイス・コミュニティ110〜116とインタラクションしているかにかかわらず、カスタマイズされたユーザ体験をユーザに提供することができる。さらに、企業IoTコンセントレータ150とインタラクションするコミュニティIoTコンセントレータ130〜136は、ユーザとコミュニティIoTコンセントレータ130〜136とのインタラクションのレベルを幅及び深さの両方において制御することができる。
さらに、コミュニティIoTコンセントレータ130〜136を企業IoTコンセントレータ150にリンクすることによって、本構成は、企業の解析能力を、物理的に分散した場所に対するIoT全体にわたって拡張する。加えて、本構成は、目標を定めた広告及び顧客の好みにより、デバイスとの顧客体験を向上させて、より高い顧客/収益効果を駆動する。本構成はまた、ユーザを手伝うために物理的な人員(例えば、販売員)が存在することを必要とせずに、カスタマイズされたユーザインタラクションを可能にする。この点に関して、小売店は、販売スタッフが全員揃っていなくても営業時間を延長することができ、それにより売上収益が増大する。また、本明細書で説明する構成は、ビジネスパートナーを介して顧客に提供する新たなサービスを探索するために企業を配置する。
別の構成において、コミュニティIoTコンセントレータ130〜136をセキュリティ環境にある企業IoTコンセントレータ150にリンクして、複数の物理環境(例えば、住宅、オフィス、設備など)間のセキュリティをエンハンスメントすることができる。例えば、セキュリティ監視データは、コミュニティIoTコンセントレータ130〜136の各々によって、企業IoTコンセントレータ150と通信することができる。デバイス・コミュニティ110内でセキュリティ関連の問題が検出されると、企業IoTコンセントレータ150は、そのセキュリティ問題を他のデバイス・コミュニティ112〜116に警告することができる。応答して、他のコミュニティIoTコンセントレータは、デバイスを始動して、付加的なセキュリティ対策、例えば、照明の点灯、セキュリティセンサの作動、それぞれの物理環境内で可聴及び/又は可視の警告を提示することなどを実施することができる。したがって、複数のデバイス・コミュニティ110〜116がグローバルIoTコミュニティ140を介して互いに協働して、単一の警報システムと比べてより高レベルのセキュリティを提供することができる。
図2は、IoT解析アーキテクチャ200の一例を示すブロック図である。IoT解析アーキテクチャ200は、デバイス・コミュニティ110〜116の各々(図2では簡単にするためにデバイス・コミュニティ110で代表する)と、グローバルIoTコミュニティ140とを含むことができる。上記の通り、デバイス・コミュニティ110は、デバイス・ドメイン120−1、120−2、120−3及びコミュニティIoTコンセントレータ130を含むことができる。デバイス・コミュニティ110はまた、デバイス・ドメイン120−1、120−2、120−3内の種々のデバイスによって生成されたデバイス・データ210が格納されるデータストアを含むこともできる。データストアは、データストレージ・デバイス上にホストされることができ、デバイス・データ210を格納することができる1つ又は複数のデータ表(例えばデータベース表)、ファイルなどを含むことができる。デバイスは、直接又はコミュニティIoTコンセントレータ130を介して、データストレージ・デバイスに通信可能にリンクすることができる。デバイス・データ210は、デバイス・ドメイン120−1、120−2、120−3内のデバイスに関連した全ての情報を含むことができる。この情報は、限定しないが、どのデバイスがアクティブであるか、どのデバイスが最もアクティブであるか、個々のデバイスが最もアクティブな時刻、及び異なる時刻における個々のデバイスの位置を示すデータを含むことができる。情報はまた、デバイス・コミュニティが一日の中で最もアクティブになる時刻、デバイス間に発生するトランザクションを示す情報、デバイス・コミュニティ110の強み及び弱み(デバイスによる及び/又は地理による)といったデバイス・コミュニティ・データを含むことができる。
コミュニティIoTコンセントレータ130は、デバイスインタラクション解析220、デバイス追跡解析222、顧客関係データキャッシュ224及びドメイン解析226を含むことができる。デバイスインタラクション解析220は、ユーザとデバイス・コミュニティ110内のデバイス(すなわちデバイス・ドメイン120−1、120−2、120−3のメンバであるデバイス)とのインタラクションを追跡することができる。追跡することができる情報のタイプは、限定されないが、ユーザがどのデバイスとインタラクションしているか、ユーザがデバイスとインタラクションする頻度、そうしたインタラクションの持続時間、インタラクションの期間などに関連した情報を含む。デバイスインタラクション解析220はまた、ユーザによって与えられた情報要求及びアクション要求に対する適切な応答を判断することもできる。
デバイス追跡解析222は、デバイス・コミュニティ110内のデバイスの動きを追跡することができる。例えば、デバイス追跡解析222は、デバイスが位置している場所を、その周囲環境を基準にして及びデバイス・コミュニティ110内の他のデバイスを基準にして判断することができる。デバイス追跡解析222はまた、デバイス位置情報並びにデバイス・コミュニティ110内で収集した他の情報を処理して、デバイス・コミュニティ110内でデバイスにとって好都合な配置を判断することもできる。例えば、自動車ショールーム内のキオスク端末とインタラクションしているかなりの数のユーザが特定の色の特定の型式の車に関して照会している場合、デバイス追跡解析222は、その特定の色の特定の型式の車をショールーム内のキオスク端末の近くに配置すべきであると判断することができる。実際、デバイス・コミュニティ内で得られた情報に基づいて、デバイス追跡解析222は、その色及びオプションを含めてどの車をショールーム内に置くべきか、及び、これらの車をどこに配置すべきかについての推奨を生成することができる。推奨は、ショールームの責任を負うマネージャに提供することができる。別の例において、かなりの数のユーザが、ある特定の地域において、オープンフロア・プランを有する住宅、プール付き、ボーナスルーム付き等のような具体的な特徴を有する住宅を見ている場合、デバイス追跡解析222は、同様のタイプの住宅に対する需要があると判断することができる。デバイス・コミュニティ内で得られた情報に基づいて、デバイス追跡解析222は、具体的な不動産市場に応えるために建築すべき住宅のタイプの推奨を生成することができる。この推奨を住宅建築会社のマネージャに提供することができる。
顧客関係データキャッシュ224は、顧客プロフィール・データを格納することができる。例証として、ユーザは、デバイス・コミュニティ110内のデバイスと匿名でインタラクションすることができ、又はデバイス・コミュニティ110にログインすることができる。ユーザがデバイス・コミュニティ110にログインしようとする初回のとき、特定の識別情報を提供するようユーザを促すことができ、その識別情報から顧客プロフィールを作成して、顧客関係データキャッシュ224に格納することができる。識別情報は、例えば、ユーザの名前、性別、年齢、誕生日、住所、電話番号、電子メールアドレス、インスタント・メッセージ・アドレス、職業、社会保障番号、運転免許証番号などを含むことができる。そのデータを、ユーザがインタラクションすることを選択することができるデバイス・コミュニティ110内のデバイスの各々が利用できるようにすることができる。ユーザがデバイス・コミュニティ110を退出した(例えば、ユーザがデバイス・コミュニティをログアウトした又はデバイス・コミュニティ110が位置する場所から退出した)ことに応答して、そのユーザに関する顧客プロフィールを、企業IoTコンセントレータ150によって維持される顧客関係データ242に通信することができる。それゆえ、ユーザが別の場所に行って別のデバイス・コミュニティ112〜116内のデバイスとインタラクションする場合、ユーザの顧客プロフィール・データを、そのデバイス・コミュニティ112〜116のためのコミュニティIoTコンセントレータ132〜136に通信することができる。したがって、ユーザは、自分の顧客プロフィールを用いて他のデバイス・コミュニティ112〜116にログインすることができる。
ドメイン解析226は、デバイス・ドメイン120−1、120−2、120−3に関係したデータを解析することができる。例えば、ドメイン解析226は、販売ドメイン内のどのデバイスが最も頻繁にユーザによって利用されているか、又はマーケティング・ドメイン内のどのデバイスが、提示されたマーケティング提案を取り込んでいるかを判断することができる。
デバイスインタラクション解析220、デバイス追跡解析222、顧客関係データキャッシュ224及びドメイン解析226によって得られた及び/又は生成された情報をIoTコンセントレータによって処理して、デバイスインタラクションレポートを作成することができる。デバイスインタラクションレポートは、デバイス・コミュニティ110内のデバイスとのユーザインタラクションの詳細な説明を提供することができる。レポートは、ユーザに情報を提供する役割、及びグローバルIoTコミュニティ140に情報を提供する役割を果たすことができる。
デバイス・コミュニティ110内にデバイスIoTダッシュボード230を設けることができる。デバイスIoTダッシュボード230は、デバイス・コミュニティ110内の特定のタイプのデバイス、例えばキオスク端末、コンピュータ、タブレット・コンピュータなどを用いてアクセスすることができる。1つの態様において、デバイスIoTダッシュボード230は、コミュニティIoTコンセントレータ130によってホストすることができるが、必ずしもそうである必要はない。デバイスIoTダッシュボード230がコミュニティIoTコンセントレータ130によってホストされていないが、代わりに別の処理システムによってホストされている場合、そうした処理システムは、例えば1つ又は複数の適切なネットワークを介して、コミュニティIoTコンセントレータ130に通信可能にリンクすることができる。
デバイスIoTダッシュボード230は、コミュニティIoTコンセントレータ130を構成するため、並びにコミュニティIoTコンセントレータ130によって取得され又は生成された情報にアクセスするために、デバイス・コミュニティ110のオーナによって用いられるユーザインタフェースを提供することができる。例証として、デバイスIoTダッシュボード230は、デバイス及び/又は物理オブジェクトが例えば建物内、敷地の中、倉庫の中などで、どこに位置しているかを示すことができる。デバイスIoTダッシュボード230はまた、レポート、警告、グラフ、及びコミュニティIoTコンセントレータ130によって取得され及び/又は生成されたその他のデータを提示することもできる。デバイスIoTダッシュボード230によって提示された情報に基づいて、デバイス・コミュニティ・オーナは、デバイス・コミュニティ110内のどのデバイス及び物理オブジェクトが収益を発生させているか、在庫水準、デバイス使用量などを判断することができる。デバイスIoTダッシュボード230を活用して、どのタイプのデバイス及び物理オブジェクトがデバイス・コミュニティ110全体にわたって感知可能な影響を有しているか、特定のデバイス及び/又は物理オブジェクトに対するマーケティング・キャンペーンの結果、重要な顧客による特定のデバイス及び/又は物理オブジェクトの使用をデバイス・コミュニティ・オーナに警告すること、などを判断することができる。したがって、デバイス・コミュニティ・オーナは、この情報を考慮して、取得すべき追加の物理オブジェクト及び/又はデバイスを判断することができる。さらに、1つの構成において、コミュニティIoTコンセントレータ130は、情報に基づいて、どの物理オブジェクト及び/又はデバイスをデバイス・コミュニティ110のために獲得すべきかについての推奨を提供することができる。
さらなる構成において、デバイスIoTダッシュボード230を介して、デバイス・コミュニティ・オーナは、デバイス・コミュニティ内の特定のデバイスにアクセスすることができる。例えば、デバイス・コミュニティ・オーナは、デバイスIoTダッシュボード230を介して種々のデバイスの動作を監視し及び/又は制御し、データ及び/又は動作ログをレビューし、デバイス・コミュニティ内の特定のデバイスを構成することなどを行うことができる。さらに、デバイスIoTダッシュボード230を介して、デバイス・コミュニティ・オーナは、後述するように、デバイス及び/又は物理オブジェクトを始動させて特定の動作を行わせ、物理オブジェクトとのユーザインタラクションをエンハンスメントするように、コミュニティIoTコンセントレータ130を構成することができる。
上記のように、グローバルIoTコミュニティ140は、企業IoTコンセントレータ150を含むことができる。グローバルIoTコミュニティ140はまた、企業デバイス・データ240が格納されるデータストアを含むこともできる。データストアは、データストレージ・デバイス上にホストされることができ、企業デバイス・データ240を格納することができる1つ又は複数のデータ表(例えばデータベース表)、ファイルなどを含むことができる。企業デバイス・データ240は、グローバルIoTコミュニティ140の一部であるデバイス・コミュニティ110〜116の各々によって収集されたデバイス・データ210を含むことができる。例えば、デバイス・コミュニティ110〜116の各々によって収集されたデバイス・データは、データが収集されたときに実時間で企業デバイス・データ240にミラーリングすることができ、又は周期的に企業デバイス・データ240と同期させることができる。企業デバイス・データ240を企業IoTコンセントレータ150が活用して、データの解析処理を行うことができる。例えば、特定のショールーム内の特定の位置にあるキオスク端末の成功に基づいて、企業IoTコンセントレータ150は、他のショールーム内のキオスク端末を同じように位置決めすることを推奨すること、特定の物理オブジェクト/デバイスを売家に装備することを推奨することなどを行うことができる。さらに、企業デバイス・データ240に基づいて他の多くの推奨及び判断を行うことができ、本構成はこの点に関して限定されない。
グローバルIoTコミュニティ140はまた、顧客関係データ242が格納されるデータストアを含むこともできる。顧客関係データ242は、グローバルIoTコミュニティ140の一部であるデバイス・コミュニティ110〜116の各々によって収集された顧客関係データを含むことができる。上記のように、デバイス・コミュニティ110〜116の各々によって収集された顧客関係データは、ユーザがそれぞれのデバイス・コミュニティ110〜116からログアウトしたこと又はそれぞれのデバイス・コミュニティ110〜116がサービスを提供している場所から退出したことに応答して、それぞれの顧客関係データキャッシュ224から同期することができる。別の構成において、それぞれのデバイス・コミュニティ110〜116によって収集された顧客関係データを、実時間で又は周期的に顧客関係データ242と同期させることができる。さらに、例えばユーザがデバイス・コミュニティ110にログインしたことに応答して、そのユーザに関する顧客関係データ242をコミュニティIoTコンセントレータ130に通信して、顧客関係データキャッシュ224に予め読み込んでおくことができる。顧客関係データ242は、名前、年齢、性別、ユーザの好み等のようなユーザの基本的なプロフィール情報を示すことができ、さらに各ユーザに関して、顧客関係データ242は、そのユーザが訪れた、デバイス・コミュニティ110〜116によってサービス提供されている場所を示すことができる。顧客関係データ242はまた、ユーザがインタラクションした特定のデバイス・コミュニティ110〜116、ユーザがインタラクションしたデバイス・コミュニティ110〜116内の特定のデバイス及び/又は物理オブジェクト、及び/又は、特定のデバイス及び/又は物理オブジェクトとのユーザインタラクションの性質を示すことができる。
グローバルIoTコミュニティ140は、デバイスインタラクション解析250、IoT統合サービス252、デバイス追跡解析254及び顧客関係解析256をさらに含むことができる。デバイスインタラクション解析250は、企業レベルでデバイス・コミュニティ110〜116内のデバイスとのユーザインタラクションを追跡することができる。例えば、デバイスインタラクション解析250は、顧客関係データ242を処理して、個々のデバイス・コミュニティ110〜116内で、及びデバイス・コミュニティ110〜116全体にわたって、デバイスインタラクションに関してユーザ・トレンドを識別することができる。例証として、デバイスインタラクション解析250は、デバイス・コミュニティ110〜116全体にわたって共通なデバイスインタラクショントレンド、並びに1つ又は複数のデバイス・コミュニティ110〜116に対して一意なデバイスインタラクショントレンドを識別することができる。
IoT統合サービス252は、アプリケーションサービスを、例えばインターネットを介して、ビジネスパートナー及びソーシャル・メディア・システムに外部化することができる。アプリケーションサービスの例は、限定されないが、ショールーム内のデバイスにおいて特定のユーザが費やした時間、製品購買情報などを含むことができる。1つの構成において、IoT統合サービス252は、自分の情報がビジネスパートナー及び/又はソーシャル・メディア・システムに共有されることを選択する機会又はそれ以外の方法で許可を与える機会をユーザに提供することができる。自分の情報が共有されることをユーザが選択しない又は許可を与えない場合、そうした情報は、グローバルIoTコミュニティ140及びデバイス・コミュニティ110〜116によって秘密に維持されることができる。しかしながら、自分の情報がビジネスパートナー及び/又はソーシャル・メディア・システムに共有されることをユーザが選択した又は許可を与えた場合、IoT統合サービス252は、ユーザのために又はユーザの代理として、アプリケーションサービスをビジネスパートナー及び/又はソーシャル・メディア・システムに外部化することができる。
例証として、ユーザが特定の自動車内の1つ又は複数のデバイスとインタラクションするのにある一定量の時間を費やした場合、又はキオスク端末を用いてある自動車に関するさらなる情報を入手した場合、IoT統合サービス252を介して、アプリケーションは、ユーザの代理としてソーシャル・メディア・システムに投稿する許可を与えるようユーザを促すことができる。別の例において、ユーザが住宅を購入することを検討しており、特定の地区又は都市の住宅を見ている場合、IoT統合サービス252を介して、アプリケーションは、ユーザの代理としてソーシャル・メディア・システムに投稿する許可を与えるようユーザを促すことができる。ユーザは、投稿がユーザのスレッド及び/又は企業のためのスレッドに投稿されることを許可することができる。これは、車/企業、地区、都市又は不動産サービスを宣伝する方法として役立つのみならず、ユーザに対して、新しい車又は住宅を購入すること又は購入を望んでいることに関する自分のニュースを自分の家族及び友人と共有する手段を提供する。
別の態様において、ユーザがある製品(例えば、住宅、車、家具など)又はサービスを購入する場合、そうした購入は、その製品又はサービスを販売する企業のビジネスパートナーにとってのビジネス機会を潜在的に表すことができる。それゆえ、ユーザ及び購入に関する情報をビジネスパートナーと共有することができる。1つの構成において、ユーザがそうした情報の共有を許可するか、ユーザの許可によってのみ情報が共有されるかを指示するように、ユーザを促すことができる。例として、ユーザが車を試乗した又は購入したことに応答して、ユーザのコンタクト情報及び車の情報を、車に保険を掛ける際の見積書をユーザに提示することが可能な自動車保険システムに提供することができる。同様に、ユーザが売家を見学したことに応答して、ユーザのコンタクト情報及び住宅情報を、住宅に保険を掛ける際の見積書をユーザに提示することが可能な住宅保険システムに提供することができる。これは、ユーザが適切な保険プロバイダを探して保険の見積もりを依頼する等の時間を節約することができる。
さらに、保険システムが既に車又は住宅の情報を有していることになるので、本明細書で説明する構成は、保険を掛けるプロセスを合理化することができる。幾つかの場合において、保険の費用は、ユーザが車又は住宅を購入するかどうか決める際の考慮事項である。ユーザ及び車/住宅の情報は、保険システムに自動的に提供され、ユーザがまだショールーム内にいて車又は住宅を見ている間にユーザに返信される。例えば、ユーザのスマートフォン又はタブレット・コンピュータに通信されるインスタントメッセージ又は電子メールを介してユーザに見積書を送ることができ、又は販売員によって使用されるデバイスに見積書を提供することができ、その販売員がユーザに見積書を提示することができる。これは、ユーザがショールーム又は住宅を退出しなくてもユーザが購入決定を行うこと支援することができ、それにより販売増加を支援することができる。統計は、ある人が購入を決定する前にショールームを退出した場合、その人が購入する確率は、その人がまだショールームにいる間に購入決定を行う場合と比べて低下することを示している。
デバイス追跡解析254は、企業デバイス・データ240を処理して、デバイス・コミュニティ110〜116内で発生し得るデバイス使用量及び/又はデバイス移動などのデバイス・パターンを検出し及び追跡することができる。デバイス・パターンに基づいて、デバイス追跡解析254は、デバイス・コミュニティ110〜116全体にわたって又はデバイス・コミュニティ110〜116の部分集合内でどのタイプのデバイスが最もインタラクションされているかを識別することができる。この情報は、企業IoTオーナによってアクセスされ、そのようなオーナが、どのタイプのデバイスがさらなる投資に見合うか、どのタイプのデバイスがさらなる投資に見合わないか、等を判断することを支援することができる。提供される情報は、いずれか1つの特定のデバイス・コミュニティ110〜116よりも大きい規模とすることもできるが、特定のデバイス・コミュニティ110〜116まで狭めることもできる。それゆえ、デバイス追跡解析254は、企業レベルでの意志決定を促進する。
顧客関係解析256は、デバイス・コミュニティ110〜116レベル及びグローバルIoTコミュニティ140レベルの両方において、ユーザ・トレンドを追跡することができる。顧客関係解析256は、例えば、ユーザがどの物理オブジェクト及び/又はデバイスとインタラクションしているか、ユーザの好み、及びユーザがどのデバイス・コミュニティ110〜116を訪れたかということに関する情報を入手することができる。情報は、例えば年齢群、地理的位置、性別、背景等に基づいて追跡及びカテゴリ化され、顧客関係データ242として格納することができる。さらに、顧客関係解析256は、企業レベルで利用可能なユーザ情報を、1つ又は複数のデバイス・コミュニティ110〜116で利用可能なものにすることができる。ユーザに関する情報がデバイス・コミュニティ110〜116レベルで更新されたことに応答して、その更新を顧客関係解析256に伝搬して、企業全体にわたるアクセスのための顧客関係データ242を更新することができる。例えば、ユーザが、デバイス・コミュニティ110によってサービス提供されている第1のショールーム又は住宅を訪れ、その後、デバイス・コミュニティ112によってサービス提供されている第2のショールーム又は住宅を訪れる場合、ユーザとデバイス・コミュニティ110内の物理オブジェクト/デバイスとのインタラクションに関する情報を、デバイス・コミュニティ112で利用可能なものとすることができる。したがって、後述するように、デバイス・コミュニティ112内で、第2のショールーム又は住宅内でのユーザ体験をエンハンスメントするためのプロセスを実施することができる。
グローバルIoTコミュニティ140内にグローバルIoTダッシュボード260を設けることができる。グローバルIoTダッシュボード260は、キオスク端末、コンピュータ、タブレット・コンピュータなどを用いてアクセスすることができる。1つの態様において、グローバルIoTダッシュボード260は、企業IoTコンセントレータ150によってホストすることができるが、必ずしもそうである必要なない。グローバルIoTダッシュボード260が企業IoTコンセントレータ150によってホストされていないが、その代わり別の処理システムによってホストされている場合、そうした処理システムは、例えば1つ又は複数の適切なネットワークを介して、企業IoTコンセントレータ150に通信可能にリンクすることができる。
グローバルIoTダッシュボード260は、企業IoTダッシュボード260を構成するため、並びに企業IoTコンセントレータ150によって取得され又は生成された情報にアクセスするために、企業IoTのオーナによって用いられるユーザインタフェースを提供することができる。例証として、企業IoTコンセントレータ150は、レポート、警告、グラフ、及び企業IoTコンセントレータ150によって取得され及び/又は生成された他のデータを提示することができる。グローバルIoTダッシュボード260によって提示された情報に基づいて、企業IoTオーナは、デバイス・コミュニティ110〜116内のどのタイプのデバイス及び物理オブジェクトが利益を生じさせるか、どのタイプのサービス情報がビジネスパートナーシップから利益を生み出しているかなどを判断することができる。グローバルIoTダッシュボード260を活用して、どのタイプのデバイス及び物理オブジェクトが企業全体にわたって感知可能な影響を有しているかを判断することができる。したがって、この情報を企業IoTオーナが考慮して、取得すべき追加の物理オブジェクト及び/又はデバイスを判断することができる。さらに、1つの構成において、企業IoTコンセントレータ150は、情報に基づいて、どの物理オブジェクト及び/又はデバイスを企業のために獲得すべきかについての推奨を提供することができる。
グローバルIoTダッシュボード260を介して企業IoTコンセントレータ150によって提供される情報を企業IoTオーナが用いて、IoT統合サービス252によって提供されているどのサービスが価値をもたらしているか識別し、ビジネスパートナーに対して利用可能にすべき情報のタイプを判断することができる。例えば、特定の保険会社が企業の顧客に有用な情報を提供している場合、顧客の人口統計に関する情報をその保険会社のコンタクト情報システムに提供することができる。保険会社は、この情報を用いて、特定の顧客に、又は多くの顧客が住んでいる特定の地区内の邸宅に、広告を郵送することができる。
図3は、コミュニティIoTコンセントレータ130のようなコミュニティIoTコンセントレータのための例示的なアーキテクチャを示すブロック図である。コミュニティIoTコンセントレータ130は、システムバス315又は他の適切な回路を通じてメモリ要素310に結合した、少なくとも1つのプロセッサ305(例えば中央処理ユニット)を含むことができる。そのため、コミュニティIoTコンセントレータ130は、メモリ要素310内にプログラムコードを格納することができる。プロセッサ305は、メモリ要素310からシステムバス315を介してアクセスされるプログラムコードを実行することができる。コミュニティIoTコンセントレータ130は、本明細書内で説明される機能及び/又は動作を行うことが可能な、プロセッサ及びメモリを含むあらゆるシステムの形態で実装することができることを認識されたい。例えば、コミュニティIoTコンセントレータ130は、サーバ、コンピュータ、ワークステーション、移動体コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、スマートフォン、携帯情報端末、等として実装することができる。
メモリ要素310は、1つ又は複数の物理メモリデバイス、例えば、ローカルメモリ320及び1つ又は複数のバルクストレージデバイス325を含むことができる。ローカルメモリ320は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、又はプログラムコードの実際の実行中に一般的に用いられるその他の非永続的メモリデバイスを指す。バルクストレージデバイス325は、ハードディスクドライブ(HDD)、固体ドライブ(SSD)又は他の永続的データストレージ・デバイスとして実装することができる。コミュニティIoTコンセントレータ130はまた、実行時にバルクストレージデバイス325からプログラムコードを取り出さなければならない回数を減らすために、少なくとも幾つかのプログラムコードの一時的ストレージを提供する1つ又は複数のキャッシュメモリ(図示せず)を含むこともできる。
1つ又は複数のネットワークアダプタ330をコミュニティIoTコンセントレータ130に連結して、コミュニティIoTコンセントレータ130が、介在する私設又は公設ネットワークを通して、デバイス・コミュニティ内のデバイス、他のシステム、コンピュータシステム、遠隔プリンタ、及び/又は遠隔ストレージデバイスと結合されるようにすることができる。モデム、ケーブルモデム、トランシーバ、及びイーサネット(Ethernet)カードは、コミュニティIoTコンセントレータ130と共に用いることができる様々なタイプのネットワークアダプタ330の例である。
図3に描かれているように、メモリ要素310は、コミュニティIoTコンセントレータ130の構成要素、すなわち、デバイスインタラクション解析220、デバイス追跡解析222、顧客関係データキャッシュ224及びドメイン解析226を格納することができる。デバイス・データ210が格納されるデータストアもまたメモリ要素310に格納することができるが、必ずしもそうである必要はない。デバイスインタラクション解析220、デバイス追跡解析222及びドメイン解析226は、実行可能なプログラムコードの形態で実装されているので、コミュニティIoTコンセントレータ130によって実行されることができ、そのためコミュニティIoTコンセントレータ130の一部とみなすことができる。さらに、デバイスインタラクション解析220、デバイス追跡解析222、顧客関係データキャッシュ224、ドメイン解析226及びデータストアは、コミュニティIoTコンセントレータ130の一部として使用されたときに機能を与える、機能的データ構造体である。デバイスインタラクション解析220、デバイス追跡解析222及びドメイン解析226によって生成されるデータは、メモリ要素310に対して出力され、その中に格納されることができる。本明細書で用いる場合、「出力する」及び/又は「出力」は、メモリ要素310内に格納すること、例えばメモリ要素310内に格納されたファイルに書き込むこと、ディスプレイ又は他の周辺出力デバイスに書き込むこと、可聴の通知を再生すること、別のシステムに送信又は伝送すること、エクスポートすること、などを意味することができる。
図4は、企業IoTコンセントレータ150のための例示的なアーキテクチャを示すブロック図である。企業IoTコンセントレータ150は、システムバス415又は他の適切な回路を通じてメモリ要素410に結合した、少なくとも1つのプロセッサ405(例えば中央処理ユニット)を含むことができる。そのため、企業IoTコンセントレータ150は、メモリ要素410内にプログラムコードを格納することができる。プロセッサ405は、メモリ要素410からシステムバス415を介してアクセスされるプログラムコードを実行することができる。企業IoTコンセントレータ150は、本明細書内で説明される機能及び/又は動作を行うことが可能な、プロセッサ及びメモリを含むあらゆるシステムの形態で実装することができることを認識されたい。例えば、企業IoTコンセントレータ150は、サーバ、コンピュータ、ワークステーション、移動体コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、スマートフォン、携帯情報端末、等として実装することができる。
メモリ要素410は、1つ又は複数の物理メモリデバイス、例えば、ローカルメモリ420及び1つ又は複数のバルクストレージデバイス425を含むことができる。企業IoTコンセントレータ150はまた、実行時にバルクストレージデバイス425からプログラムコードを取り出さなければならない回数を減らすために、少なくとも幾つかのプログラムコードの一時的ストレージを提供する1つ又は複数のキャッシュメモリ(図示せず)を含むこともできる。
1つ又は複数のネットワークアダプタ430を企業IoTコンセントレータ150に連結して、企業IoTコンセントレータ150が、介在する私設又は公設ネットワークを通して、他のシステム、コンピュータシステム、遠隔プリンタ、及び/又は遠隔ストレージデバイスと結合されるようにすることができる。モデム、ケーブルモデム、トランシーバ、及びイーサネット(Ethernet)カードは、企業IoTコンセントレータ150と共に用いることができる様々なタイプのネットワークアダプタ430の例である。
図4に描かれているように、メモリ要素410は、企業IoTコンセントレータ150の構成要素、すなわち、デバイスインタラクション解析250、IoT統合サービス252、デバイス追跡解析254及び顧客関係解析256を格納することができる。企業デバイス・データ240及び顧客関係データ242が格納されるデータストアもまたメモリ要素410に格納することができるが、必ずしもそうである必要はない。デバイスインタラクション解析250、IoT統合サービス252、デバイス追跡解析254及び顧客関係解析256は、実行可能なプログラムコードの形態で実装されているので、企業IoTコンセントレータ150によって実行されることができ、そのため企業IoTコンセントレータ150の一部とみなすことができる。さらに、デバイスインタラクション解析250、IoT統合サービス252、デバイス追跡解析254、顧客関係解析256及びデータストアは、企業IoTコンセントレータ150の一部として使用されたときに機能を与える、機能的データ構造体である。デバイスインタラクション解析250、IoT統合サービス252、デバイス追跡解析254及び顧客関係解析256によって生成されるデータは、メモリ要素410に対して出力され、その中に格納されることができる。
図5、図6及び図7は、物理オブジェクトを始動して、ユーザと物理オブジェクトとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行う方法500の例を示すフローチャートを提示する。図5を参照すると、ステップ502において、ユーザは、物理環境に入ることができる。例えば、ユーザは、中古車展示場(car lot)、自動車ショールーム又は売家に入ることができる。ステップ504において、デバイス・コミュニティ内の物理オブジェクトとのユーザインタラクションを検出することができる。例証として、物理オブジェクトは、ユーザがインタラクションする1つ又は複数のデバイスを含むことができ、デバイスは、デバイス・コミュニティ内のデバイス・ドメインのメンバとすることができる。上記のように、デバイスは、Internet of Thingsを介して、デバイス・ドメイン内の他のデバイスと通信可能にリンクすることができる。
一例において、物理オブジェクトは、ショールーム内に位置するキオスク端末とすることができる。キオスク端末は、処理システム、タッチスクリーン、ディスプレイ、キーボード、マウス等のデバイスを含むことができる。ユーザは、処理システムとインタラクションして、その場所で販売されている商品又はサービスをレビューすること、販売用に提供されている物理オブジェクトの種々の構成を調べることなどを行うことができる。別の例において、例えば、自動車販売代理店において、ユーザは、販売されている車とインタラクションすることができる。例えば、ユーザは、車内に座り、車のタッチスクリーン及び/又は音響システムとインタラクションし、車を試乗すること等を行うことができる。売家の見本を示すモデルハウス内で、ユーザは、ホームオートメーション・システム、インターコムシステム、温度制御システム、メディアシステム、セキュリティシステムなどとインタラクションすることができる。別の例において、デバイス・ドメインは、個人用デバイス(例えば、スマートフォン、ラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ等)によって検出可能なビーコンを含むことができる。ユーザの個人用デバイスは、ビーコンを検出することができ、ユーザは、ユーザ入力を入力して、自分の個人用デバイスをデバイス・ドメインと接続することができる。さらに、Bluetooth(商標)Low Energy(BLE)を用いて、ユーザは、ユーザの個人用デバイスを介して認識されることができる。
判断ボックス506を参照すると、ユーザがユーザ資格証明(例えば、顧客識別子及びパスワード/パスコード)を入力すると、ユーザはBLEを用いて自動的に認識され、又はユーザは別の適切な方式で認識され、そのデバイス・コミュニティに対するコミュニティIoTコンセントレータは、そのユーザに関する顧客関係データがデバイス・コミュニティ内に存在するか否かを判断することができる(例えば、コミュニティIoTコンセントレータによって維持されている顧客関係データキャッシュ内に顧客関係データが格納されているか否か判断する)。顧客関係データがデバイス・コミュニティ内に存在することは、そのユーザが以前にその物理環境を訪れたことがあることを示すことができる。そのユーザに関する顧客関係データがデバイス・コミュニティ内に存在するとの判断に応答して、コミュニティIoTコンセントレータは、顧客関係データキャッシュからの顧客関係データにアクセスすることができる。
そのユーザに関する顧客関係データがデバイス・コミュニティ内に存在しないとの判断に応答して、ステップ508において、コミュニティIoTコンセントレータは、そのユーザに関する顧客関係データを企業IoTコンセントレータから取り出そうと試み、顧客関係データが利用可能な場合はそれにアクセスすることができる。判断ボックス510を参照すると、コミュニティIoTコンセントレータが顧客関係データを企業IoTコンセントレータから取り出すことができなかった場合、例えば、ユーザがその企業内で今までユーザアカウントを作成していなかった場合、ステップ512において、ユーザに前述のようなユーザ識別情報の入力を促すことができる。ユーザに、ユーザが興味を持っているいずれかの特定の物理オブジェクトを識別することを促すこともできる。例えば、ユーザが興味を持っている特定の車及びオプションを識別すること、ユーザが興味を持っている特定の家具を識別すること、ユーザが興味を持っている住宅の特定の型式/サイズを入力すること等をユーザに促すことができる。
1つの構成において、特定の顧客関係データは、ユーザ自身の物理オブジェクトから取り出すことができる。例えば、ユーザの現在の車にWiFi(商標)及び適切な処理システムが装備されている場合、ユーザは、処理システムを構成して、コミュニティIoTコンセントレータにユーザの好み、例えば好みのラジオ局、車のエアコンディショニング/暖房システムの好みの温度設定などをアップロードすることができる。同様に、ユーザは、ユーザのホームオートメーション・システムの処理システムを構成して、コミュニティIoTコンセントレータにユーザの家の環境の好みをアップロードすることができる。
ユーザが識別情報を入力したこと及び/又はユーザの好みをアップロードしたこと、ユーザに関する顧客関係データがデバイス・コミュニティ内に存在すること、又はコミュニティIoTコンセントレータが企業IoTコンセントレータからの顧客関係データにアクセスしたことに応答して、ステップ514において、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザをデバイス・コミュニティにログインさせることができる。ユーザの顧客関係データにコミュニティIoTコンセントレータがローカルにアクセスしたことがあった場合、コミュニティIoTコンセントレータがユーザを識別したこと及び/又はユーザをデバイス・ドメインにログインさせたことに応答して、コミュニティIoTコンセントレータは、企業IoTコンセントレータにアクセスして、ユーザの顧客関係データを更新することができる。例えば、ユーザが、現在のデバイス・コミュニティと同じグローバルIoTコミュニティのメンバであるデバイス・コミュニティによってサービス提供されている他の物理環境(例えば、物理的場所)を訪れたことがあった場合、そのユーザに関する追加の顧客関係データが企業IoTコンセントレータによって既に生成され及び格納されているかもしれない。そのデータをコミュニティIoTコンセントレータが取り出して処理し、ローカルに格納されたそのユーザの顧客関係データを更新することができる。
判断ボックス516を参照すると、コミュニティIoTコンセントレータは、顧客関係データに基づいて、ユーザが別のデバイス・コミュニティによってその物理環境に紹介されたか否かを判断する。例えば、ユーザがある自動車販売代理店を訪れて特定の色の又は特定のオプションを有する特定の車を探したとして、その自動車販売代理店がそのような車の在庫を持っていなかったとする。このような場合、その自動車販売代理店の販売員は、所望の車の在庫を持つ別の自動車販売代理店、例えば現在の物理環境にユーザを紹介することができる。ユーザを他の自動車販売代理店に紹介したことに応答して、販売員は、そのユーザの顧客関係データに、ユーザが興味を持っている車及びユーザに紹介した自動車販売代理店に関する情報を入力することができる。前述のように、ユーザのローカル顧客関係データをこうした情報で更新することができる。別の例において、ユーザは、特定の都市の家を見ているが、団地内の家も見たいと望んでいるとする。このような場合、不動産業者は、他の団地を扱っている別の不動産オフィスにそのユーザを紹介することができる。ユーザを他の不動産オフィスに紹介したことに応答して、不動産業者は、そのユーザの顧客関係データに、ユーザが興味を持っている住宅のタイプ及びユーザを紹介した不動産オフィスに関する情報を入力することができる。
判断ボックス516において、そのユーザが別のデバイス・コミュニティによってその物理環境に紹介されたと判断された場合、関連のユーザ情報を、ユーザが現在のデバイス・コミュニティにおいてインタラクションしている物理的デバイス上に表示することができる。例えば、ユーザがキオスク端末とインタラクションしている場合、キオスク端末は、名前によってユーザを歓迎するユーザ歓迎情報、ユーザを現在の物理環境に紹介した販売員に関する紹介情報、並びに他のマーケティング情報を提示することができる。さらに、キオスク端末は、そのユーザが興味を持っている物理オブジェクトに即座にユーザを案内することができる。例えば、ユーザが特定の色及び特定のオプションを有する特定の車に興味を持っている場合、キオスク端末は、ユーザをその車に案内することができる。例証として、キオスク端末は、所望の車がショールーム内又は中古車展示場のいずれかの中でどこに位置しているのかを示すマップをユーザに提示することができる。ユーザが特定のタイプの家に興味を持っている場合、キオスク端末は、ユーザをその家に案内することができる。例えば、キオスク端末は、その住宅がどこに位置しているのかを示すマップをユーザに提示することができる。顧客は、提示された情報を用いて、自身で所望の物理オブジェクトにたどり着くことができる。ユーザが家を見たいと望んでいる構成において、キオスク端末とのインタラクションを介して、ユーザは、家の所有者とコンタクトを取って家を訪問する時間を取り決めることができる。
1つの構成において、コミュニティIoTコンセントレータは、物理オブジェクトを始動して特定の動作を行わせ、ユーザと物理オブジェクトとのインタラクションをエンハンスメントすることができる。例えば、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザが興味を持っている車を始動してそのホーンを鳴動させ、それによりユーザをその車に案内することを支援することができる。コミュニティIoTコンセントレータはまた、車を始動してドアを開けさせ、及び/又は、車を始動して音響システムをオンにして特定のラジオ局を選局することもできる。ラジオ局は、ユーザの顧客関係データに基づいて選択することができる。例えば、顧客関係データが、好みのラジオ局を指示している場合、音響システムは、そのラジオ局を選局することができる。好みのラジオ局の指示は、ユーザの顧客関係データ内でユーザによって指示された特定のラジオ局、又はユーザが車を見ているときに1つ又は複数の音響システムで選局した特定のラジオ局に基づくことができる。例えば、ユーザが車を見ているときに音響システムで特定のラジオ局を選局した場合、音響システムは、その情報を車の処理システムに通信することができ、車の処理システムは、そのラジオ設定を、その車がメンバであるデバイス・コミュニティにサービス提供するコミュニティIoTコンセントレータに通信することができる。コミュニティIoTコンセントレータは、その情報をローカルな顧客関係データキャッシュに格納することができる。さらに、このような情報を企業IoTコンセントレータに通信して、企業IoTコンセントレータによって維持されるユーザの顧客関係データ内に格納することができる。しかしながら、顧客関係データが好みのラジオ局を指示していない場合、コミュニティIoTコンセントレータは、顧客関係データを処理してそのユーザに対応する人口統計を識別し、その人口統計をターゲットとするラジオ局を選択することができる。
ユーザが住宅を見る例において、コミュニティIoTコンセントレータは、家の中の種々のデバイス/システムを始動して特定の動作を行わせ、ユーザが家を見ているときのユーザの体験をエンハンスメントすることができる。例えば、顧客関係データが好みの温度を指示している場合、コミュニティIoTコンセントレータは、住宅の温度制御システムを始動して、温度設定を好みの温度に変更することができる。顧客関係データが、好みのラジオ局を指示している場合、コミュニティIoTコンセントレータは、住宅のメディアシステムを始動して、そのラジオ・システムを鳴らすことができる。この場合も、ラジオ局は、前述のように、ユーザの人口統計に基づいて選択することができる。
図6を参照すると、ステップ520において、ユーザは、デバイス・コミュニティとインタラクションすることができる。例えば、ユーザは、デバイス・コミュニティ内のキオスク端末又は他の物理オブジェクトとインタラクションすることができる。このようなインタラクションを通じて、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザに対応するデータを収集及び処理して、物理オブジェクトとのユーザ体験及び全体としてのデバイス・コミュニティ内のユーザ体験をさらにエンハンスメントすることができる。
ステップ522において、コミュニティIoTコンセントレータは、デバイス・コミュニティ内のユーザを追跡することができる。例えば、コミュニティIoTコンセントレータは、種々の物理オブジェクトとのユーザのインタラクションを追跡することができる。ユーザの具体的な位置は、例えば、ユーザの個人デバイスがデバイス・コミュニティ内の種々のデバイスの近くにあることをBLEを用いて検出すること、ユーザが種々のデバイスとインタラクションしていることを検出すること等によって、判断することができる。
ステップ524において、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザが特定の物理オブジェクトとインタラクションしていることを検出することができる。例えば、ユーザと物理オブジェクトとの間のダイアログを開始することができる。このインタラクションは、ユーザが物理オブジェクトに関するさらなる情報を要求すること、ユーザがオブジェクトにその能力を見せるよう依頼すること、ユーザが類似の性質を有する他の物理オブジェクトに関して照会すること等を含むことができる。物理オブジェクトもまた、ユーザに情報を通信することができる。例えば、物理オブジェクト内の1つ又は複数のデバイスは、ユーザに、有効な提案、他のユーザによって提供されたレビュー、融資オプション等を提示することができる。ユーザインタラクションの全体にわたって、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザの反応を連続的に解析し、そうした情報を処理して、物理オブジェクトとのユーザ体験を、例えばそのユーザに合わせて個別化された物理オブジェクトとのユーザ体験を創出すること、重要な事実を他の物理オブジェクト/デバイスと共有することなどによって、エンハンスメントすることができる。さらに、コミュニティIoTコンセントレータは、そのユーザに関して受け取り、取り出し及び生成したデータを顧客関係データキャッシュに格納することができる。
例証として、判断ボックス526において、ユーザインタラクションは情報ダイアログであるか否かの判断を行うことができる。そうであれば、ステップ528において、コミュニティIoTコンセントレータは、ローカル・デバイス・コミュニティ及び/又はグローバルIoTコミュニティから、情報ダイアログのためのデータを収集することができる。ステップ530において、コミュニティIoTコンセントレータは、収集したデータに対応するユーザ情報を提示することができる。例えば、コミュニティIoTコンセントレータは、データを処理して、ユーザに提示する情報を生成し、その情報をユーザがインタラクションしている物理オブジェクトに通信することができ、その物理オブジェクトは、ディスプレイ上に情報を提示し、又は音で情報を提示することができる。こうした情報は、ユーザが現在インタラクションしている物理オブジェクトに関連したものである場合もあり(例えば、情報を車内のディスプレイ上に提示することができる)、又は別の物理オブジェクトに関連したものである場合もある(例えば、情報をキオスク端末又は個人用デバイスのディスプレイ上に提示することができ、この情報は、ユーザがそれに関して照会した車又は住宅に関連したものとすることができる)。
1つの構成において、生成されてユーザに提示される情報は、そのユーザのユーザ・パターンに基づいて、カテゴリ化され且つ優先順位付けされて生成されることができる。例えば、グローバルIoTコミュニティにおけるユーザの以前のインタラクションに基づいて処理されたデータが、そのユーザが主として特定のタイプの情報、例えば、総額、融資オプション、住宅又は住宅団地の学区の学校(例えば、学校の格付け、生徒数、教師数、等)、住宅又は住宅団地の近所の店、ストア及びレストラン等々に関心を持っていることを示す場合、ユーザに提示される情報は、ユーザ・パターンに対応する順序でユーザに提示することができる。さらに、ユーザが、特定の詳細に関しては照会するが他の詳細に関して照会しない傾向がある場合、ユーザがそれに関して照会する傾向がある詳細を、ユーザに提示する情報に含め、ユーザが関心を示さない傾向にある詳細は、ユーザが特にそうした詳細を提示することを要求しない限りは提示する必要がないようにすることができる。
生成されてユーザに提示される情報は、ユーザが興味を表明した又はユーザの基準に合致した種々の物理オブジェクトについての比較情報を含むこともできる。例えば、ユーザが既に幾つかの住宅を見た場合、情報は、住宅間の類似点及び住宅間の相違点を示すことができる。情報は、ユーザが興味を持つ可能性がある他の売家に関する推奨を作成し、それらの住宅に関する情報をユーザに提示することもできる。このような推奨は、ユーザが興味を表明した家のタイプ、地域、学校、娯楽会場等を示すデータを処理することによって生成することができ、又はこのような興味は、ユーザのユーザ・パターンに基づいて推論することができる。
ローカル・デバイス・コミュニティから収集されるデータについては、対応する情報をユーザに実時間で提示することができる。1つの態様において、ローカル・デバイス・コミュニティから収集されるデータは、グローバルIoTコミュニティからデバイス・コミュニティの顧客関係データキャッシュに予め読み込まれたデータを含むことができる。さらに、グローバルIoTコミュニティから迅速に収集される付加的データもまた、実時間で提示することができる。場合によっては、グローバルIoTコミュニティによって処理されるデータ量に依存して、要求したデータを受け取るのにある程度の時間がかかることがある。しかしながら、ひとたび要求したデータを受け取ると、コミュニティIoTコンセントレータは、データを処理して情報を生成し、その情報を物理オブジェクトに通信することができる。このような場合、データを収集及び処理している間、物理オブジェクトは、ユーザに対して、データは現在収集中であり、もうすぐ提示されるということを示すことができる。
1つの構成において、顧客関係データキャッシュ、企業IoTコンセントレータ150及び/又はユーザ入力から得られる情報は、コミュニティIoTコンセントレータによって処理され、ユーザが興味を持つ少なくとも1つのソーシャル・メディア・システムを識別することができる。さらに、コミュニティIoTコンセントレータは、そうした情報に基づいて、ユーザの代理でソーシャル・メディア・システム内の投稿を作成することができる。例えば、投稿は、ユーザと、ユーザが興味を持つ物理オブジェクトとを示すことができる。上記のように、投稿を許可するようにユーザを促すことができ、投稿は、ユーザの承認により作成することができる。
判断ボックス532を参照すると、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザインタラクションがアクション・ダイアログであるか否かを判断することができる。その場合、ステップ534において、1つ又は複数のアクションを行う1つ又は複数のオブジェクト及び/又はデバイスを、コミュニティIoTコンセントレータによって、アクション・ダイアログ内でユーザから得られた情報に基づいて選択することができる。1つの態様において、アクションは、アクション・ダイアログ内で得られた情報に基づいて選択されるのみならず、そのような情報に加えて又はその代わりに、そのユーザのユーザ・プロフィール、そのユーザのユーザ・パターン及び/又はそのユーザの好みに基づくこともできる。一例において、ユーザ・パターンは、そのユーザが特に車の内装に興味を持つことを示すものとすることができる。例えば、ユーザが、現在の自動車販売代理店又は別の自動車販売代理店において車の内装に興味を表明していたとする。このような場合、選択されるアクションは、現在ユーザが訪れている自動車販売代理店において車のドアを開けることを含むことができる。ドアを開けることで、ユーザが車の内装を調べることを誘い、ユーザと車とのインタラクションをエンハンスメントすることができる。さらに、ユーザが車の音響システムに特に興味を示していた場合、選択されるアクションは、音響システムをオンにして、前述のようにそのユーザに合わせて選択したラジオ局を選局することを含むことができる。
ステップ536において、選択されたオブジェクト及び/又はデバイスを始動して選択されたアクションを行わせることができる。例えば、ユーザがそのアクションを行うことを望む物理オブジェクトと直接インタラクションしている場合、その物理オブジェクトがアクションを行うことができる。しかしながら、ユーザが第1の物理オブジェクトとインタラクションしており、第2の物理オブジェクトにアクションを行わせることが是認されるとの判断がなされた場合、コミュニティIoTコンセントレータは、第2の物理オブジェクトを始動してアクションを開始させることができる。例えば、ユーザは、キオスク端末とインタラクションして、特定の車の内装に関して照会したとする。このような照会に応答して、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザの照会に合致した車を選択し、車を始動してドアを開けさせることができ、このようにしてユーザが車内に座って車の内装を体験することを誘い、それにより車とのユーザ体験をエンハンスメントする。例証として、コミュニティIoTコンセントレータは、車内のデバイス(例えば車の処理システム)に、デバイスをトリガして車のドアを開けるソレノイドを作動させるコマンドを送ることができる。さらに、コミュニティIoTコンセントレータは、車の音響システムの起動を始動してラジオチューナをユーザのために選択したラジオ局に合わせるコマンドを、車のデバイスに送ることができる。さらに、コミュニティIoTコンセントレータは、車にホーンを鳴動させるコマンドをデバイスに通信して、それによりユーザの注意を引き付け、ユーザが車を調べるよう誘うことができる。
1つの構成において、始動されるアクションは、そのユーザのユーザ・パターンに基づいて選択することができる。例えば、グローバルIoTコミュニティにおけるユーザの以前のインタラクションに基づいて処理されたデータが、そのユーザが、ホーンの鳴動又はドアが開いたことに応答することを示す場合、そのようなアクションをユーザに対して実施して、現在の物理環境におけるユーザ体験をエンハンスメントすることができる。しかしながら、そのユーザのユーザ・パターンが、そうしたアクションがユーザの注意を引かないことを示す場合、そうしたアクションを実施する必要はない。代わりに、そのユーザのユーザ・パターンによって示されるそのユーザが典型的に応答するであろう他のアクションを始動して、現在の物理環境におけるユーザの体験をエンハンスメントすることができる。ユーザ・パターンは、デバイス設定を示す場合もあり、少なくとも1つのデバイス設定を、ユーザ・パターンに基づいて構成することができる。例えば、ユーザ・パターンが、ユーザが好むラジオ局を示す場合、車又は住宅の音響システムを、そのユーザに合わせてラジオ局を選局するよう構成することができる。別の例において、ユーザ・パターンは、そのユーザが好む特定のユーザインタフェース構成を示す場合があり、車又はホームオートメーション・システムのユーザインタフェースを、そのユーザが好むユーザインタフェースを提示するように構成することができる。
さらに、ユーザに関連付けられるデータ(例えば、そのユーザのユーザ顧客関係データ、ユーザ・パターン・データ及び/又はユーザの好み)は、ユーザが所望する物理オブジェクトとのインタラクションのレベルとすることができる。例えば、データは、ユーザが車を見るときに車内に座ることを所望することを示すことができる。従って、車のために始動されるアクションの少なくとも1つは、車のドアを開けることを含むことができる。データが、そのユーザがエンジンコンパートメントを点検することを所望することを示す場合、車のために始動されるアクションの少なくとも1つは、フード(又はボンネット)のラッチを解除することを含むことができる。データが、そのユーザがトランクを点検することを所望することを示す場合、車のために始動されるアクションの少なくとも1つは、トランク(又は荷物室)のラッチを解除することを含むことができる。データが、そのユーザが音響システムを聴くことを所望することを示す場合、車又は住宅のために始動されるアクションの少なくとも1つは、音響システムをオンにすることを含むことができる。データが、そのユーザが走行時のモータ音を聴くことを所望することを示す場合、車のために始動されるアクションの少なくとも1つは、モータを始動することを含むことができる。データが、そのユーザが住宅のプールを点検することを所望することを示す場合、少なくとも1つのアクションは、水ポンプ、ホットタブなどをオンにすることを含むことができる。こうしたアクションはいずれも、コミュニティIoTコンセントレータによって、対応する信号を車の処理システムなどの車のデバイスに通信することによって始動することができる。
判断ボックス538を参照すると、その物理オブジェクト又は別の物理オブジェクトとの付加的なユーザインタラクションが検出された場合、プロセスは、ステップ524に戻ることができる。そうでない場合、プロセスは、図7のステップ540に進むことができる。図7を参照すると、ステップ540において、ユーザと物理オブジェクトとの間のインタラクションを停止することができる。例えば、物理オブジェクトによって提示される情報を消費した後、ユーザは、物理オブジェクトの近傍を離れること、物理オブジェクトをオフにすること、又は物理オブジェクトとの頻繁なインタラクションを示さないことによって、物理オブジェクトとのダイアログを終了することができる。
判断ボックス542において、コミュニティIoTコンセントレータによって、ユーザがデバイス・コミュニティとの付加的なインタラクションを望む又は必要とするか否かの判断を行うことができる。例えば、コミュニティIoTコンセントレータは、物理環境内のユーザの動きを監視し、ユーザがいずれかの物理オブジェクトとのインタラクションを開始するか否かを判断することができる。ユーザがデバイス・コミュニティとの付加的なインタラクションを望む又は必要とすると判断された場合、プロセスは図6のステップ524に戻ることができる。そうでない場合、判断ボックス544において、コミュニティIoTコンセントレータによって、そのユーザがデバイス・コミュニティによってサービス提供されている物理環境を退出したか否かの判断がなされる。そうでない場合、プロセスは、判断ボックス524に戻ることができる。ユーザが、デバイス・コミュニティによってサービス提供されている物理環境を退出した場合、ステップ546において、コミュニティIoTコンセントレータは、ユーザとデバイス・コミュニティとのインタラクションを停止し、グローバルIoTコミュニティ内で企業IoTコンセントレータによって維持されている顧客関係データ内のそのユーザの顧客関係データを更新することができる。加えて、このようなデータを、グローバルIoTコミュニティに関与している他のデバイス・コミュニティで利用可能にすることができる。データは、顧客プロフィール・データ、顧客紹介、デバイス使用量データ、及びユーザに関連した他のあらゆるデータを含むことができる。1つの態様において、コミュニティIoTコンセントレータは、デバイス・コミュニティ内のデータの周期的な解析を行うように自動化され、データ及び解析結果を企業IoTコンセントレータによって維持されている顧客関係データに通信することができる。
図8は、デバイスを始動して物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする特定の動作を行う方法600の例を示すフローチャートを提示する。この例において、各デバイス・ドメインは、デバイス・ドメイン内で通信可能にリンクした1つ又は複数のセキュリティ・デバイスを含むことができる。このようなセキュリティ・デバイスの例は、限定されないが、窓の開閉を検出する窓センサ、ドアの開閉を検出するドアセンサ、運動検出器、ガラス破損センサ、映像及び/又は静止画像を検出するカメラ、火災警報機、一酸化炭素検出器、自動点灯スイッチ、自動ドアロックなどを含む。コミュニティIoTコンセントレータのデバイスインタラクション解析及び/又はデバイス追跡解析は、それぞれのデバイス・コミュニティ内のデバイスから受け取る信号及び/又はデータを処理することができる。信号及び/又はデータに基づいて、セキュリティ解析は、物理環境(例えば、住宅、オフィス又は他の物理構造)内のセキュリティ問題の発生を識別することができる。セキュリティ問題の例は、限定されないが、1つ又は複数のドア/窓センサ、運動検出器、ガラス破損センサ等によって示される物理環境内への無許可アクセス(例えば侵入)、火災検出器によって示される物理環境内の火災、一酸化炭素検出器によって示される物理環境内の危険レベルの一酸化炭素などを含む。企業IoTコンセントレータのデバイスインタラクション解析及び/又はデバイス追跡解析は、コミュニティIoTコンセントレータから受け取ったデータを処理し、コミュニティIoTコンセントレータに信号を送ってデバイスを始動させて特定の動作を行わせ、セキュリティをエンハンスメントするように構成することもできる。
ステップ602を参照すると、企業IoTコンセントレータは、第1のコミュニティIoTコンセントレータから、第1の物理環境内に位置する第1の複数のデバイスの少なくとも1つによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ることができる。例えば、セキュリティセンサ/検出器、火災報知器、一酸化炭素センサ及び/又はその類のものが物理環境のセキュリティの脅威となる状況を検出したことに応答して、こうしたデバイスは、対応する信号又はデータを第1のコミュニティIoTコンセントレータに通信することができる。第1のコミュニティIoTコンセントレータは、信号又はデータを処理して第1のデータを生成し、第1のデータを企業IoTコンセントレータに通信することができる。幾つかの例において、企業IoTコンセントレータは、複数のコミュニティIoTコンセントレータから、複数の物理環境内のデバイスによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ることができる。
第1のデータを受け取ったことに応答して、企業IoTコンセントレータは、第1のデータを処理して、セキュリティ問題に対応する第2のデータを生成することができる。第2のデータは、少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータによって処理されて、第2の物理環境内の第2の複数のデバイスの少なくとも1つを始動して第2の物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする特定の動作を行わせるように構成することができる。第2の複数のデバイスは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクすることができ、第2のデバイス・ドメインは、第2のコミュニティIoTコンセントレータを含む第2のデバイス・コミュニティのメンバである。
ステップ606において、企業IoTコンセントレータは、セキュリティ問題に対応する第2のデータを少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータに通信することができる。例えば、第1のデータが、特定の地区で侵入が発生したことを示した場合、企業IoTコンセントレータは、その地区内の家にサービス提供している各コミュニティIoTコンセントレータに第2のデータを通信することができる。第2のデータを受け取ったことに応答して、コミュニティIoTコンセントレータの各々は、そのそれぞれのデバイス・コミュニティ内の1つ又は複数のデバイスを始動して、それぞれの物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする特定の動作を行わせることができる。例えば、コミュニティIoTコンセントレータは、信号及び/又はデータを自動点灯スイッチに通信して点灯スイッチにライトを点灯させ、信号及び/又はデータを自動ドアロックに通信してドアロックをロック位置に移動させ、信号及び/又はデータをドア及び/又は窓センサに通信してドア及び/又はセンサを作動させ、信号及び/又はデータをカメラに通信してカメラに映像の記録を開始させ及び/又は静止画をキャプチャさせることなどを行うことができる。一例において、セキュリティ問題は火災であり、コミュニティIoTコンセントレータは、信号及び/又はデータを火災警報機に通信して、火災警報機をトリガして警告を発生させることができる。さらに、企業IoTコンセントレータが第1のデータを受け取ったことに応答して、任意の数の他の特定の動作を始動することができ、現在の構成は、この点において限定されない。
図面の単純化及び明確さのために、図中に示す要素は、かならずしも縮尺通りに描かれていない。例えば、幾つかの要素は、分かりやすいように他の要素に対して拡大されている場合がある。さらに、適切であると考えられる場合、対応する、類似の、又は同様の特徴を示すために図面間で符号が繰り返される。
本発明は、システム、方法、及び/又はコンピュータ・プログラム製品とすることができる。コンピュータ・プログラム製品は、本発明の態様をプロセッサに実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令を有する1つ又は複数のコンピュータ可読ストレージ媒体を含むことができる。
コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令実行デバイスによって使用するための命令を保持及び格納することができる有形デバイスとすることができる。コンピュータ可読ストレージ媒体は、例えば、電子ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス、光ストレージデバイス、電磁気ストレージデバイス、半導体ストレージデバイス、又は上記のものの任意の適切な組合せとすることができるがこれらに限定されない。コンピュータ可読ストレージ媒体のより具体的な例の非網羅的なリストは、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハードディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、静的ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、ポータブル・コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、デジタル多目的ディスク(DVD)、メモリスティック、フロッピーディスク、例えばパンチカード若しくは記録された命令を有する溝内に隆起した構造などの機械式コード化デバイス、及び上記のものの任意の適切な組合せを含む。コンピュータ可読ストレージ媒体は、本明細書で用いられる場合、無線波若しくは他の自由に伝搬する電磁波、導波路若しくは他の伝送媒体を通って伝搬する電磁波(例えば光ファイバケーブルを通る光パルス)、又は電線を通って伝送される電気信号のようなそれ自体が一時的な信号と解釈すべきではない。
本明細書で説明するコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読ストレージ媒体からそれぞれのコンピューティング/処理デバイスにダウンロードすることもでき、又は、例えばインターネット、ローカル・エリア・ネットワーク、広域ネットワーク及び/又は無線ネットワークを経由して、外部コンピュータ若しくは外部ストレージデバイスにダウンロードすることもできる。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光伝送ファイバ、無線伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイ・コンピュータ及び/又はエッジサーバを含むことができる。各コンピューティング/処理デバイス内のネットワーク・アダプタ・カード又はネットワーク・インタフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受け取り、そのコンピュータ可読プログラム命令をそれぞれのコンピューティング/処理デバイス内のコンピュータ可読ストレージ媒体にストレージのために転送する。
本発明の動作を実行するためのコンピュータ可読プログラム命令は、アセンブラ命令、命令セット・アーキテクチャ(ISA)命令、機械語命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又は、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語及び「C」プログラミング言語若しくは類似のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語を含む1つ若しくは複数のプログラミング言語の任意の組合せで記述されたソースコード若しくはオブジェクトコードのいずれかとすることができる。コンピュータ可読プログラム命令は、完全にユーザのコンピュータ上で実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で、独立型ソフトウェア・パッケージとして実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で実行され、一部が遠隔コンピュータ上で実行される場合もあり、又は完全に遠隔コンピュータ若しくはサーバ上で実行される場合もある。後者のシナリオにおいては、遠隔コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)若しくは広域ネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続される場合もあり、又は外部コンピュータへの接続が行われる場合もある(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを用いたインターネットを通じて)。幾つかの実施形態において、例えばプログラム可能論理回路、フィールド・プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、又はプログラム可能論理アレイ(PLA)を含む電子回路は、本発明の態様を実施するために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を利用して電子回路を個別化することにより、コンピュータ可読プログラム命令を実行することができる。
本発明の態様は、本明細書において、本発明の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータ・プログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びにフローチャート図及び/又はブロック図のブロックの組合せは、コンピュータ可読プログラム命令によって実装することができることが理解されるであろう。
これらのコンピュータ可読プログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに与えてマシンを製造し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロック内で指定された機能/動作を実装するための手段を作り出すようにすることができる。これらのコンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、プログラム可能データ処理装置、及び/又は他のデバイスを特定の方式で機能させるように指示することができるコンピュータ可読ストレージ媒体内に格納し、それにより、その中に格納された命令を有するコンピュータ可読媒体が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作の態様を実装する命令を含む製品を含むようにすることもできる。
コンピュータ可読プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置又は他のデバイス上にロードして、一連の動作ステップをコンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置又は他のデバイス上で行わせてコンピュータ実装のプロセスを生成し、それにより、コンピュータ、他のプログラム可能装置又は他のデバイス上で実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装するようにすることもできる。
図面内のフローチャート及びブロック図は、本開示の種々の実施形態による、システム、方法、及びコンピュータ・プログラム製品の可能な実装の、アーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点に関して、フローチャート又はブロック図内の各ブロックは、指定された論理機能を実装するための1つ又は複数の実行可能命令を含む、モジュール、セグメント、又は命令の一部を表すことができる。幾つかの代替的な実装において、ブロック内に記された機能は、図中に記された順序とは異なる順序で行われることがある。例えば、連続して示された2つのブロックは、関与する機能に応じて、実際には実質的に同時に実行されることもあり、又はこれらのブロックはときとして逆順で実行されることもある。ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャート図中のブロックの組合せは、指定された機能又は動作を実行する専用ハードウェア・ベースのシステムによって実装することもでき、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組合せを実行することもできることにも留意されたい。
本明細書で用いられる用語は、特定の実施形態を説明のみを目的としたものであり、本発明を限定することを意図したものではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」及び「the」は、前後関係から明らかに別の意味を示さない限り、複数形態も含むことを意図する。さらに、本開示内で使用する場合に、「備える、含む」及び/又は「備えている、含んでいる」という用語は、そこに述べた特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又は構成要素の存在を明示しているが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素及び/又はそれらの群の存在又は付加を排除するものではないことが理解されるであろう。
本明細書の全体を通じて、「1つの実施形態」、「実施形態」、又は同様の文言への言及は、その実施形態に関連して説明する特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。従って、「1つの実施形態において」、「実施形態において」といった語句、又は同様の文言の出現は、本明細書の全体を通じて、必ずというわけではないが全て同一の実施形態を指すことがある。
本明細書で用いる「複数」という用語は、2又は2より多いものとして定義される。本明細書で用いる「別の」という用語は、少なくとも第2の又はもっと多くのものとして定義される。本明細書で用いる「結合する」という用語は、特段の断りのない限り、介在要素を伴わずに直接的に接続するか又は1つ又は複数の介在要素を伴って間接的に接続するかそのいずれかとして定義される。2つの要素は、機械的に、電気的に、又は通信チャネル、経路、ネットワーク若しくはシステムを通じて通信可能に、リンクすることができる。本明細書で用いる「及び/又は」という用語は、関連して列挙した項目の1つ又は複数のもののいずれかの及び全ての可能な組合せを指し及び包含する。第1、第2等の用語は、本明細書において種々の要素を説明するために用いられている場合があるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではなく、なぜならこれらの用語は、特段の断りのない限り又は文脈がそうでないことを示唆していない限り、単に1つの要素を別の要素から区別するために用いられているに過ぎないからである。
「〜の場合、もし(if)」という用語は、文脈に応じて、「〜のとき」又は「〜すると」又は「判断に応答して」又は「検出に応答して」を意味するものとして解釈することができる。同様に、「これが判断された場合」又は「[記述された条件又は事象]が検出された場合」という語句は、文脈に応じて、「判断されると」又は「判断に応答して」又は「[記述された条件又は事象]が検出されると」又は「[記述された条件又は事象]の検出に応答して」を意味すると解釈することができる。
本発明の種々の実施形態の説明は、例証の目的で提示したものであるが、網羅的であることも、又は開示された実施形態に限定することも意図しない。説明した実施形態の範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形が当業者には明らかであろう。本明細書で用いる用語は、実施形態の原理、実際的な用途、若しくは市場において見いだされる技術に優る技術的改善を最も良く説明するように、又は当業者が本明細書に含まれる実施形態を理解することを可能にするように、選択されたものである。
110:デバイス・コミュニティ
130:コミュニティIoTコンセントレータ
140:グローバルIoTコミュニティ
150:企業IoTコンセントレータ

Claims (26)

  1. Internet of Things(IoT)を管理するための方法であって、
    少なくとも1つのプロセッサを備えた第1のコミュニティInternet of Things(IoT)コンセントレータによって、ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを受け取ることを含み、前記第1の複数の物理オブジェクトは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、
    前記ユーザと前記第1の前記複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションに対応する前記第1のデータを受け取ったことに応答して、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、少なくとも部分的に前記第1のデータに基づいて、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることを含み、前記第2の複数の物理オブジェクトは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしている、
    方法。
  2. 前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータによって、前記ユーザと前記第1の前記複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションに対応する前記第1のデータを処理し、前記第1のデータを処理したことに基づいて、前記ユーザのユーザ・パターンを識別することをさらに含み、
    ここで、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、少なくとも部分的に前記第1のデータに基づいて、第2の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることは、前記特定の動作を、前記識別された前記ユーザのユーザ・パターンに基づいて選択することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータは、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つにおける少なくとも1つのデバイス設定を、前記識別された前記ユーザのユーザ・パターンに少なくとも部分的に基づいて構成する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記コミュニティIoTコンセントレータは、前記ユーザに対して、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つに関連した情報を提示し、前記情報は、前記識別された前記ユーザのユーザ・パターンに少なくとも部分的に基づいて選択される、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータによって、前記ユーザのユーザ・プロフィール、ユーザ・パターン・データ及びユーザの好みから成る群から選択される少なくとも1つのタイプのデータを含む第2のデータを受け取ることをさらに含み、前記第2のデータは、前記ユーザによって所望される少なくとも前記第2の複数の物理オブジェクトとのインタラクションのレベルを示し、
    ここで、前記第2の物理オブジェクトの前記少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする前記特定の動作を行わせることは、さらに前記第2のデータに少なくとも部分的に基づく、
    前記請求項のいずれかに記載の方法。
  6. 前記第1のデータ又は前記第2のデータを処理して、前記ユーザが興味を持つであろうサービスを提供する少なくとも1つのビジネスパートナーを識別することと、
    前記少なくとも1つのビジネスパートナーに、前記第1のデータ又は前記第2のデータの少なくとも一部を通信することと、
    をさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 少なくとも前記第1のデータ又は前記第2のデータを処理して、前記ユーザが興味を持つ少なくとも1つのソーシャル・メディア・システムを識別することと、
    前記ユーザの代理で、前記ソーシャル・メディア・システムにおいて、前記第1のデータ、前記第2のデータ又は前記第1のデータ若しくは第2のデータから誘導される第3のデータの少なくとも一部を含む投稿を作成することと、
    をさらに含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第1のIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータによって、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つと前記ユーザとの間の通信ダイアログを始動すること
    をさらに含み、
    ここで、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする前記特定の動作を行わせることは、さらに、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つと前記ユーザとの間の前記通信ダイアログ中に前記ユーザから得られる情報に少なくとも部分的に基づく、
    前記請求項のいずれかに記載の方法。
  9. 第1のデバイス・コミュニティは、前記第1のデバイス・ドメインをさらに含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  10. 前記第1のデバイス・ドメイン及び前記第2のデバイス・ドメインは、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ、前記第1のデバイス・ドメイン及び前記第2のデバイス・ドメインを含む第1のデバイス・コミュニティのメンバである、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  11. 企業IoTコンセントレータによって、企業及び少なくとも1つの企業パートナーから成る群から選択される少なくとも1つのエンティティに関連付けられた複数のデバイス・ドメインにわたってデバイス・パターンを識別することをさらに含み、前記複数のデバイス・ドメインは、少なくとも前記第1のデバイス・ドメイン及び前記第2のデバイス・ドメインを含み、前記デバイス・パターンは、少なくとも前記第1の複数の物理オブジェクト内の第1の物理デバイスの集合及び前記第2の複数の物理オブジェクト内の第2の物理デバイスの集合によって収集されたデータを表す、
    前記請求項のいずれかに記載の方法。
  12. Internet of Things(IoT)を管理するための方法であって、
    少なくとも1つのプロセッサを備えた企業Internet of Things(IoT)コンセントレータによって、第1のコミュニティIoTコンセントレータから、第1の物理環境内に位置する第1の複数のデバイスの少なくとも1つによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ることを含み、前記第1の複数のデバイスは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、前記第1のデバイス・ドメインは、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータを含む第1のデバイス・コミュニティのメンバであり、
    前記企業IoTコンセントレータによって、前記第1の物理環境内に位置する前記第1の複数のデバイスの前記少なくとも1つによって検出された前記セキュリティ問題に対応する前記第1のデータを受け取ったことに応答して、
    前記企業IoTコンセントレータによって、前記第1のデータを処理して、前記セキュリティ問題に対応する第2のデータを生成し、前記第2のデータは、少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータによって処理されて、第2の物理環境内に位置する第2の複数のデバイスの少なくとも1つを始動して前記第2の物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする特定の動作を行わせるように構成されており、前記第2の複数のデバイスは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、前記第2のデバイス・ドメインは、前記第2のコミュニティIoTコンセントレータを含む第2のデバイス・コミュニティのメンバであり、
    前記企業IoTコンセントレータによって、前記セキュリティ問題に対応する前記第2のデータを少なくとも前記第2のコミュニティIoTコンセントレータに自動的に通信すること
    を含む、方法。
  13. Internet of Things(IoT)を管理するためのシステムであって、
    実行可能な動作を始動するようにプログラムされたプロセッサを備え、前記実行可能な動作は、
    少なくとも1つのプロセッサを備えた第1のコミュニティInternet of Things(IoT)コンセントレータによって、ユーザと第1の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションに対応する第1のデータを受け取ることを含み、前記第1の複数の物理オブジェクトは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、
    前記ユーザと前記第1の前記複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションに対応する前記第1のデータを受け取ったことに応答して、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、少なくとも部分的に前記第1のデータに基づいて、第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることを含み、前記第2の複数の物理オブジェクトは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしている、システム。
  14. 前記実行可能な動作は、
    前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータによって、前記ユーザと前記第1の前記複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションに対応する前記第1のデータを処理し、前記第1のデータを処理したことに基づいて、前記ユーザのユーザ・パターンを識別することをさらに含み、
    ここで、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は第2のIoTコンセントレータによって、少なくとも部分的に前記第1のデータに基づいて、第2の物理オブジェクトの少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする特定の動作を行わせることは、前記特定の動作を、前記識別された前記ユーザのユーザ・パターンに基づいて選択することを含む、
    請求項13に記載のシステム。
  15. 前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータは、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つにおける少なくとも1つのデバイス設定を、前記識別された前記ユーザのユーザ・パターンに少なくとも部分的に基づいて構成する、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記コミュニティIoTコンセントレータは、前記ユーザに対して、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つに関連した情報を提示し、前記情報は、前記識別された前記ユーザのユーザ・パターンに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項13から請求項15までのいずれかに記載のシステム。
  17. 前記実行可能な動作は、
    前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータによって、前記ユーザのユーザ・プロフィール、ユーザ・パターン・データ及びユーザの好みから成る群から選択される少なくとも1つのタイプのデータを含む第2のデータを受け取ることをさらに含み、前記第2のデータは、前記ユーザによって所望される少なくとも前記第2の複数の物理オブジェクトとのインタラクションのレベルを示し、
    ここで、前記第2の物理オブジェクトの前記少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする前記特定の動作を行わせることは、さらに前記第2のデータに少なくとも部分的に基づく、
    請求項13から請求項16までのいずれかに記載のシステム。
  18. 前記実行可能な動作は、
    前記第1のデータ又は前記第2のデータを処理して、前記ユーザが興味を持つであろうサービスを提供する少なくとも1つのビジネスパートナーを識別することと、
    前記少なくとも1つのビジネスパートナーに、前記第1のデータ又は前記第2のデータの少なくとも一部を通信することと、
    をさらに含む、請求項13から請求項17までのいずれかに記載のシステム。
  19. 前記実行可能な動作は、
    少なくとも前記第1のデータ又は前記第2のデータを処理して、前記ユーザが興味を持つ少なくとも1つのソーシャル・メディア・システムを識別することと、
    前記ユーザの代理で、前記ソーシャル・メディア・システムにおいて、前記第1のデータ、前記第2のデータ又は前記第1のデータ若しくは第2のデータから誘導される第3のデータの少なくとも一部を含む投稿を作成することと、
    をさらに含む、請求項13から請求項18までのいずれかに記載のシステム。
  20. 前記実行可能な動作は、
    前記第1のIoTコンセントレータ又は前記第2のIoTコンセントレータによって、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つと前記ユーザとの間の通信ダイアログを始動すること
    をさらに含み、
    ここで、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つを始動して前記ユーザと前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つとのインタラクションをエンハンスメントする前記特定の動作を行わせることは、さらに、前記第2の複数の物理オブジェクトの前記少なくとも1つと前記ユーザとの間の前記通信ダイアログ中に前記ユーザから得られる情報に少なくとも部分的に基づく、
    請求項13から請求項19までのいずれかに記載のシステム。
  21. 第1のデバイス・コミュニティは、前記第1のデバイス・ドメインをさらに含む、請求項13から請求項20までのいずれかに記載のシステム。
  22. 前記第1のデバイス・ドメイン及び前記第2のデバイス・ドメインは、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータ、前記第1のデバイス・ドメイン及び前記第2のデバイス・ドメインを含む第1のデバイス・コミュニティのメンバである、請求項13から請求項21までのいずれかに記載のシステム。
  23. 前記実行可能な動作は、
    企業IoTコンセントレータによって、企業及び少なくとも1つの企業パートナーから成る群から選択される少なくとも1つのエンティティに関連付けられた複数のデバイス・ドメインにわたってデバイス・パターンを識別することをさらに含み、前記複数のデバイス・ドメインは、少なくとも前記第1のデバイス・ドメイン及び前記第2のデバイス・ドメインを含み、前記デバイス・パターンは、少なくとも前記第1の複数の物理オブジェクト内の第1の物理デバイスの集合及び前記第2の複数の物理オブジェクト内の第2の物理デバイスの集合によって収集されたデータを表す、
    請求項13から請求項22までのいずれかに記載のシステム。
  24. Internet of Things(IoT)を管理するためのシステムであって、
    実行可能な動作を始動するようにプログラムされたプロセッサを備え、前記実行可能な動作は、
    少なくとも1つのプロセッサを備えた企業Internet of Things(IoT)コンセントレータによって、第1のコミュニティIoTコンセントレータから、第1の物理環境内に位置する第1の複数のデバイスの少なくとも1つによって検出されたセキュリティ問題に対応する第1のデータを受け取ることを含み、前記第1の複数のデバイスは、第1のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、前記第1のデバイス・ドメインは、前記第1のコミュニティIoTコンセントレータを含む第1のデバイス・コミュニティのメンバであり、
    前記企業IoTコンセントレータによって、前記第1の物理環境内に位置する前記第1の複数のデバイスの前記少なくとも1つによって検出された前記セキュリティ問題に対応する前記第1のデータを受け取ったことに応答して、
    前記企業IoTコンセントレータによって、前記第1のデータを処理して、前記セキュリティ問題に対応する第2のデータを生成し、前記第2のデータは、少なくとも第2のコミュニティIoTコンセントレータによって処理されて、第2の物理環境内に位置する第2の複数のデバイスの少なくとも1つを始動して前記第2の物理環境内のセキュリティをエンハンスメントする特定の動作を行わせるように構成されており、前記第2の複数のデバイスは、第2のデバイス・ドメイン内で互いに通信可能にリンクしており、前記第2のデバイス・ドメインは、前記第2のコミュニティIoTコンセントレータを含む第2のデバイス・コミュニティのメンバであり、
    前記企業IoTコンセントレータによって、前記セキュリティ問題に対応する前記第2のデータを少なくとも前記第2のコミュニティIoTコンセントレータに自動的に通信すること
    を含む、システム。
  25. Internet of Things(IoT)を管理するためのコンピュータ・プログラム製品であって、
    処理回路によって可読である、請求項1から請求項12までのいずれかに記載の方法を行うために前記処理回路によって実行される命令を格納する、コンピュータ可読ストレージ媒体を含む、コンピュータ・プログラム製品。
  26. コンピュータ可読媒体上に格納され、デジタルコンピュータの内部メモリにロード可能なコンピュータ・プログラムであって、前記プログラムがコンピュータ上で実行されときに請求項1から請求項12までのいずれかに記載の方法を行うためのソフトウェアコード部分を含む、コンピュータ・プログラム。
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