JP2018522761A5

JP2018522761A5 -

Info

Publication number: JP2018522761A5
Application number: JP2017564505A
Authority: JP
Filing date: 2016-06-06
Publication date: 2019-07-04

Claims

熱可塑性ポリプロピレンベースのハニカムサンドイッチシート又はパネルであって、２つの平坦外側フィルムからなる構造を備え、該平坦外側フィルムは、上部及び下部において、規則的かつ連続的なパターンが繰り返される少なくとも２つの熱成形内側又は中央ブリスターフィルムに溶着され、前記少なくとも２つの熱成形内側又は中央ブリスターフィルムは互いに溶着され、前記シート又はパネルは、前記平坦外側フィルム及び前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムが３つの共押出層で構成されることを特徴とする、シート又はパネル。
前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムは、２以上の偶数の個数で存在する、請求項１に記載のシート又はパネル。
前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムは２つ又は４つである、請求項２に記載のシート又はパネル。
前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムは、直接又は平坦非熱成形フィルムを間に介在させて互いに溶着される、請求項１〜３のいずれか１項に記載のシート又はパネル。
前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムは、「ブリスター−ブリスター」溶着又は「下部−下部」溶着によって互いに溶着される、請求項１〜４のいずれか１項に記載のシート又はパネル。
前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムは、「ブリスター−ブリスター」溶着によって互いに溶着される、請求項５に記載のシート又はパネル。
前記平坦外側フィルム及び前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムは、ポリプロピレンコポリマー及びポリプロピレンホモポリマー及び／又は関連する混合物の３つの共押出層で構成される、請求項１〜６のいずれか１項に記載のシート又はパネル。
互いに同じ又は異なる、前記平坦外側フィルム及び前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムの外側層は、ポリプロピレンコポリマーで形成され、前記平坦外側フィルム及び前記熱成形内側又は中央ブリスターフィルムの内側層は、ポリプロピレンホモポリマーで形成され、場合により、無機充填剤が添加される、請求項７に記載のシート又はパネル。
請求項１〜８のいずれか１項に記載のハニカムサンドイッチシート又はパネルを製造する方法であって、
段階ａ）対応するポリマーから、又は、対応するポリマー化合物及び無機充填剤から開始する、少なくとも４つの多層フィルム（１０，１１，１２，１３）、すなわち、下部外側フィルム（１０）、少なくとも２つの内側又は中央フィルム（１１，１２）、及び上部外側フィルム（１３）の同時押出段階、
段階ｂ）前記少なくとも２つの内側又は中央フィルム（１１，１２）の熱成形段階、
段階ｃ）熱溶着による、前記平坦外側フィルム（１０，１３）の前記少なくとも２つの熱成形内側又は中央フィルム（１１，１２）への結合段階
を含み、
前記熱成形内側又は中央フィルム（１１，１２）は、ブリスター−ブリスター配置構成又は下部−下部配置構成によって互いに溶着され、前記フィルムの押出段階及び前記結合段階の始まりは、全ての前記外側及び内側の熱成形及び非熱成形フィルム（１０，１１，１２，１３）について同時である、方法。
段階ａ）の上流に、ポリプロピレン及び無機充填剤の粉末形態での混合段階を想定し、こうして得られる粒状形態の化合物が前記段階ａ）に給送される、請求項９に記載の方法。
前記熱溶着による結合段階ｃ）は、
−最初に、平滑外側フィルム（１０）を熱成形内側又は中央フィルム（１１）に、そして同時に、第２の平滑外側フィルム（１３）を第２の熱成形内側又は中央フィルム（１２）に溶着し、次に、こうして得られるフィルム又は中間要素の２つの対（１０−１１）及び（１２−１３）を、ブリスター−ブリスター又は下部−下部で互いに溶着すること、又は、
−最初に、前記少なくとも２つの熱成形内側又は中央フィルム（１１及び１２）を、機械的作用によって又は真空下でブリスター−ブリスター又は下部−下部で互いに溶着し、次に、前記２つの平滑外側フィルム（１０及び１３）を中間要素（１１−１２）上に単一ステップで溶着すること、又は、
−最も外側の前記２つの平坦フィルム（１０及び１３）と、機械的作用によって又は真空下で熱成形され、ブリスター−ブリスター又は下部−下部で重なり合う前記少なくとも２つの内側又は中央フィルム（１１及び１２）とを含む、全てのフィルム（１０，１１，１２，１３）を単一ステップで溶着すること
によって実施される、請求項９又は１０に記載の方法。
前記熱溶着による結合段階ｃ）は、前記フィルム（１０，１１，１２，１３）を互いに溶着することによって行われ、各フィルム（１０，１１，１２，１３）は、同じフィルム（１０，１１，１２，１３）の外側層の溶着温度を基準にして−１０℃〜＋１０℃の範囲の温度で前記結合段階に達する、又は、前記フィルム（１０，１１，１２，１３）は、１０℃未満の値だけ互いから異なる温度で前記結合段階に達する、請求項９〜１１のいずれか１項に記載の方法。
請求項１〜８のいずれか１項に記載のハニカムサンドイッチシート又はパネルを製造するための装置であって、該装置が、少なくとも４つの押出ヘッドからなる押出ユニットを備え、前記押出ユニットの下流に、関連する調整及び冷却ユニットを伴って少なくとも２つの熱成形ユニットが存在し、前記熱成形ユニットならびに前記調整及び冷却ユニットは、次に、１つ又は複数の結合ユニットに接続される、装置。
前記押出ユニットの上流に１つ又は複数の二軸混練押出機を備えることを特徴とする、請求項１３に記載の装置。
保護要素又は包装要素としての、請求項１〜８のいずれか１項に記載のハニカムサンドイッチシート又はパネルの使用方法。