JP2018521809A - 案内手段を備えた挿入スロットを伴う毛髪をカールするためのヘアースタイリング器具 - Google Patents

案内手段を備えた挿入スロットを伴う毛髪をカールするためのヘアースタイリング器具 Download PDF

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Abstract

本発明は、回転室(8)を備える筐体(2)と、筐体の長さにわたって延び、回転室へと開口する導入スロット(7)と、回転室が開口する筐体の側端(2a)に配置される抜き取り開口(9)とを備える、毛髪をカールするためのヘアースタイリング装置(1)に関する。装置は、回転室へと延びる心棒(10)と、回転室に配置され、毛髪の房を心棒の周りにその回転の間に回すように構成されるローラ(11)とを備える。導入スロットは、長手方向に延び、筐体の厚さを横断する2つの壁(22a、22b)を備え、側壁は、回転室への毛髪の房の突き通ることを促進するように構成される案内手段を備える。

Description

本発明は、毛髪の房をカールするためのヘアースタイリング器具の分野に関し、詳細には、房をカールするための自動化された房巻き付け装置を備えたヘアースタイリング器具に関する。
房をカールするための自動化された房巻き付け装置を伴う、毛髪の房をカールするためのこのようなヘアースタイリング器具は、当業者にはすでに知られている。例えば、公開されている特許出願は、このようなヘアースタイリング器具を記載している(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)。この種類の設計によれば、ヘアースタイリング器具は、毛髪房を挿入するための開口を有する巻き付け室を有する筐体と、この巻き付け室に配置された心棒と、心棒の周りに毛髪房を巻き付けるように構成された巻き付け機とを備える。
特許文献1では、巻き付け機は、器具がオンされるとき、毛髪の房が掴まれて加熱する心棒の周りに巻き付けられるように、歯を伴う螺旋のような形とされている。
特許文献2では、巻き付け機は、筐体の巻き付け室において心棒の一部分の周りに同軸に配置される円筒の形態である。心棒は、巻き付け機および筐体の巻き付け室の外側に延びる円錐状のヘッドを有する。巻き付け機は、ヘアースタイリング器具を頭皮に対して移動しながら、巻き付け機の周りに、かつ、心棒の円錐状のヘッドの周りに房を巻き付けることを可能にするフックを伴う切込みを有する。
特許文献1および特許文献2に記載されている前述のヘアーカール器具は、使用するのが複雑であり、人間工学的ではない。また、それらは、巻き付けられた毛髪が適切なカール形成に向けて心棒の近くで保たれないため、効果的なヘアーカールを可能としない。また、器具の全体的な設計および人間工学性のため、毛髪房が巻き付け機によって掴まれるように毛髪房を筐体に対して位置決めすることが難しい。
特許文献3では、ヘアースタイリング器具の筐体は、巻き付け室の長さに沿って配置されるスロットを有し、毛髪房は心棒の周りに巻き付けられるためにそのスロットを突き通る。側方の案内ブレードは、房を受け入れるために、スロットの外側で長手方向にV字で配置されている。巻き付け機は、心棒の周りに配置される円板の形態になっている。円板は筐体より大きく、そのため、それはスロットおよび案内ブレードを通過する。円板は、その周囲外形につながってフックを形成する径方向の切込みを有し、そのため切込みは、毛髪房を掴むために切込みで毛髪房を位置決めするのを容易にするために、スロットを貫いて案内ブレード同士の間に位置決めできる。房は、切込みにおいて所定位置になると、巻き付け室において心棒の周りで頭皮から房の端まで巻き付けられる。この巻き付け機の設計は、掴まれた房を円板の両側の周りで巻き付けることを必要とし、これは巻き付けを通じて毛髪に引っ張りを発生させ、そのため毛髪を傷める危険性がある。また、円板の両側でのこの巻き付けのため、房が筐体の巻き付け室で簡単に詰まってしまう可能性がある。また、この設計は、案内ブレードと、円板の形態を有する巻き付け機との存在のため、非常に嵩張る。
特許文献4では、ヘアーカール器具は2つの腕部から形成されたクランプの形態である。筐体は、2つの腕部の一方の端に配置され、巻き付け室の方向で筐体において長手方向に延びる挿入スロットを有し、スロットは巻き付け室と連通する。筐体は、V字の形でスロットの外側に配置されて、毛髪の房を巻き付け室においてスロットに挿通させるために毛髪の房を案内することを可能にする外部案内要素を有する。特許文献3で前述したヘアースタイリング器具と比較して、巻き付け機は、案内要素の間に位置決めされるために、スロットを通過するフックのように成形される円板の形態となっている。第2のアームは、その末端において、案内要素のための受入領域と担持面とを伴う第2の筐体を有することで、案内要素によって案内されている間に担持面が毛髪房をスロットの方に押すことを可能にし、それによって巻き付け機は、房を心棒の周りに巻き付けさせるために、房を掴むことができる。
この設計もまた非常に嵩張るものである。また、その設計は複雑であり、これはその生産を複雑にし、その製造コストを増加させる。この設計によれば、筐体は、その端のうちの1つにおいて、巻き付け室がつながる抜き取り開口を有し、心棒の自由端はこの抜き取り開口の近くに配置される。格納可能な指部が抜き取り開口の外形に配置される。伸ばされた位置において、この格納可能な指部は、房が心棒の周りに巻きつけられる間に房の回転を防止することを可能にする。格納された位置において、心棒は係合解除され、これは、房をほどく、または、房を緩める危険性なく、カールされた房を解放することができる。このような格納可能な指部は、複雑で高価な機構の実施を必要とする。
特許文献5では、特許文献4に関連し、筐体に固定される一端と、巻き付け室がつながる抜き取り開口に隣接する自由端とを伴う心棒が延びる巻き付け室を、筐体が定めている。巻き付け機は、房を心棒の周りに巻き付けるために房を掴むことを可能にするフックを形成する切込みを伴う円板の形態でもある。第1の実施では、筐体は、房を巻き付け室で位置決めさせるために、大きい挿入開口を有する。第2の変形では、筐体は、長手方向に延びると共に巻き付け室と連通する挿入スロットを有し、心棒の上方では、V字形の案内要素が、スロットを向く房を位置決めすることを容易にするために、スロットの外側で配置される。これらの異なる変形によれば、毛髪カール器具は、房を挿入開口内または挿入スロット内に押し、それを円板上の切込みに位置決めするように構成される挿入装置を備える。この設計は、複雑であり、多数の部品を実施し、その生産を困難にし、その製造コストを増加させる。また、この設計もそれをより嵩張らせてしまう。
仏国特許出願公開第2373986号明細書 独国特許出願公開第2816289号明細書 国際公開第2009/077747号 国際公開第2012/080751号 国際公開第2013/186547号
この発明の主な目的は、毛髪房を筐体の巻き付け室において容易に挿入することを可能にし、それによって、それを巻き付け機によって心棒の周囲に巻き付けさせるヘアースタイリング器具を実施することである。
別の目的は、房を巻き付けるために房を容易に掴むことである。
別の目的は、毛髪の効果的な処理を可能にする一方で、使用するのが簡単で実用的であるヘアーカール器具を提供することである。
別の目的は、房が巻き付け筐体の内部で詰まる、または、絡まることになるのを防止すること、および、毛髪を傷めることなく規則正しいカールを作ることである。
この発明の別の目的は、ヘアースタイリング器具の効果を低減することなく、および、頭皮を火傷させる危険性なく、毛髪の房を実質的にその全体の長さにおいてカールすることである。
別の目的は、房を心棒の周りでのその巻き付けの間に固定することを可能にし、カールされた房の解放を容易にし、具体的には特許文献4に記載されているヘアースタイリング器具で使用される格納可能な指部と比較して、単純な設計を提供し、実施するのが容易であり、高価でないヘアースタイリング器具を実施することである。
これらの目的のために本発明は、第2の軸X2に沿って回転した形を有する巻き付け室を備える筐体を備える毛髪の房をカールするためのヘアースタイリング器具に関係する。筐体は、第2の軸X2の方向において筐体の長さに沿って延び、巻き付け室につながる挿入スロットも有する。筐体は、筐体の側方端に配置され、巻き付け室がつながる抜き取り開口も備える。
本発明によれば、ヘアースタイリング器具は、筐体に固定される一端、および、抜き取り開口の近くに配置される自由端を有する心棒も備える。心棒は、第2の軸X2およびスロットを通過する平面Pで定められる第3の軸X3に沿って巻き付け室において延びる。
本発明によれば、ヘアースタイリング器具は、巻き付け室に配置され、第3の軸X3に沿う少なくとも1つの方向で回転可能に搭載される巻き付け機も備える。巻き付け機は、カールを作るために、房を心棒の周りにその回転の間に巻くように構成される。
注目に値することに、本発明によれば、挿入スロットは、第2の軸X2の方向において長手方向に延び、巻き付け室と連通するように筐体の厚さを横断する2つの壁を有する。また、壁は、房が巻き付け室を突き通るのを助けるように構成される案内手段を備える。したがって、スロットの外側に配置されたV字を形成する追加要素を提供する先行技術と異なり、本発明は、案内手段を筐体の厚さに直接的に組み込むことを提供し、これはヘアースタインリング器具の全体の寸法を相当に低減する。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、これら案内手段は、V字を間に形成する2つの壁自体によって実施される。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、スロットは、抜き取り開口の位置の反対に長手方向端部分を有し、長手方向端部分において、2つの壁は互いと連結され、単一品でV字全体を形成し、V字の底部が、丸められると共に、房を案内し、それが心棒および巻き付け機の周りで巻き付けられる間にそれを滑らせるように構成される。この長手方向部分は、筐体において、心棒および巻き付け機から上流に配置される。この設計は、房が心棒および巻き付け機の周りで巻き付けられる間、房における引っ張りを低減するのも助ける。変形によれば、スロットは、抜き取り開口の位置の反対に長手方向端部分を有し、長手方向端部分において、2つの壁は互いと連結され、房を案内し、それが心棒および巻き付け機の周りで巻き付けられる間にそれを滑らせるように構成される湾曲した底部を、おおよそスプーンの形で形成する。この長手方向部分は、筐体において、心棒および巻き付け機から上流に配置される。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、挿入スロットは、第2の軸X2の方向で長手方向に延びて、第2の軸X2に対して横方向に配置される助材を各々有する2つの壁を有する。これらの助材は、各々の壁に沿って分配され、房が巻き付け室を突き通るのを助けるように構成される。これらの助材は、摩擦を低減するために、および、房がスロットで詰まることになる危険性を制限するために、スロットと毛髪房との間での線形の接触を後者の挿入の間に実行できるという利点を有する。好ましくは、この実施形態によれば、助材は円板の一部分の形態に各々なっており、これは、前記2つの壁の間に配置されるV字のような、スロットの通過断面を徐々に小さくさせることができ、そのため、房を、前記スロットにおけるその挿入の間に案内することができる。例えば三角形など、スロットの通過断面を小さくすることを助けもする一方で、これらの助材についての形の変形を想起できる。好ましくは、この実施形態によれば、助材は、各々の壁における可変分布によって、各々の壁において可変寸法のものである。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、挿入スロットは、第2の軸X2の方向で長手方向に延びると共に前記壁に沿って広げられた波状部を各々呈する2つの壁を有する。これらの波状部は、房が巻き付け室を突き通るのを助けるように構成される。これらの波状部は、スロットと毛髪房との間での接触を後者の挿入の間に低減するという利点を有し、これは摩擦を低減し、房がスロットで詰まることになる危険性を制限する。
好ましい実施形態では、スロットは、3つの前述の実施形態、つまり、V字を形成する2つの壁の存在、および/または、2つの壁における波状部の存在、および/または、これらの2つの壁における助材の存在のうちの少なくとも2つの特性と、2つの壁が互いと連結されて単一品でV字全体を形成する一部分の存在とを組み合わせる。これらの変形の特性は、スロットに配置され、房が巻き付け室を突き通るのを助けるように構成される案内手段を各々構成する。当然ながら、案内手段の他の変形は、本発明の文脈から逸脱することなく想起され得る。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、2つの壁は、筐体に対して取り外し可能に組み立てられる。これは、案内手段をカールされる毛髪の種類により良く適合させるために、スロットにおいて案内手段の形態を交換することを可能にする。これは、筐体の色と異なる色で壁を提供することも可能にし、そのため、スロットは、頭の後において毛髪の房をカールする間に使用者が鏡で見るときにより容易に見られる。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、巻き付け機は中空であり、第3の軸X3に沿って回転する表面を有する。
巻き付け機は、巻き付け室において心棒の周りに第1の空間を伴って、第3の軸に沿って前記心棒と同軸に配置される。巻き付け機は、第3の軸X3に沿う少なくとも1つの方向において、好ましくは、回転の両方向に従って、回転可能に搭載される。巻き付け機は、その回転する表面において、巻き付け機の初期の位置において房を捕獲し、次に、前記巻き付け機の回転の間に前記房を回転させるように構成される捕獲手段を有する。また、巻き付け機は、房の近位端を連続的に掴むかまたは捕捉し、前記房を前記心棒および前記巻き付け機の周りに同時に巻き付け、次に、前記心棒の周りに前記房を、その回転の間に完全に巻き付けるように構成される。本発明によるヘアースタイリング器具のこの設計は、巻き付け室を、2つの同心の室に、つまり、心棒と巻き付け機との間で第1の空間によって定められる1つの内側室と、巻き付け室の内側で巻き付け機の外側の空間によって定められる1つの外側室とに分割することを有利に許容する。これは、毛髪房を心棒および巻き付け機の周りに同時に巻き付けることを可能にする。巻き付け機は、その長さに沿って心棒を包囲し、心棒より大きい巻き付け直径を有することで、毛髪を心棒の周りにより弱い引っ張りで巻き付けることを可能にする。したがって、ヘアーダメージの危険性がほとんどない。また、心棒および巻き付け機の長手方向の形は、毛髪房を比較的大きい表面積で巻き付けることを可能にして、毛髪が詰まることになるのを防止する。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、カール器具は、第1の軸X1に沿って長手方向に延び、筐体に取り付けられる把持取っ手を備える。把持取っ手は、適切な把持を可能とするために、様々な美的および人間工学的な形態となり得る。このスロットは、把持取っ手の位置の反対の側において筐体に位置決めされる。平面(P)は第1の軸X1および第2の軸X2によって定められる。また、第3の軸X3は、心棒の自由端が心棒の固定された端より把持取っ手から遠くになるように、角度αに従って第1の軸X1に対して傾斜される。本発明によるヘアースタイリング器具のこの設計は、房を挿入スロットに挿入することを有利に可能にする一方で、それを心棒および巻き付け機に対するある角度で位置決めし、次に、房をスロットに対して傾ける必要なく、房を巻き付け機の回転する表面における捕獲手段に挿入する。これは、使用者が把持取っ手を自然に保持している間に、その位置決めに関して何の複雑さもなく房をスロットに挿入し、次に、根元に近接して位置している毛髪房の端が捕獲手段において位置決めされるように抜き取り開口を頭皮に当てて保持することによって、器具の操作を相当に容易にする。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、角度αは、50度から80度の間、好ましくは70度である。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、第2の軸X2は第1の軸X1に対して垂直である。この構成によれば、筐体は把持取っ手に対して垂直であり、心棒および巻き付け機は巻き付け室において傾斜される。本発明によるヘアースタイリング器具の変形の実施形態では、第2の軸X2および第3の軸X3は互いと平行であり、好ましくは一致する。この構成は、スロットおよび巻き付け機の捕獲手段における毛髪房の位置決めを容易にする利点を保ったまま、心棒および巻き付け機を筐体の巻き付け室の軸に維持し、筐体を取っ手に対して傾斜させることを可能にする。また、様々な変形を本発明の文脈から逸脱することなく想起できる。この点において、本発明によるヘアースタイリング器具の変形の実施形態では、第2の軸X2は、第3の軸X3と同じ側において、前記第3の軸X3の傾斜の角度αから90度の間の角度φで(α<φ<90°)、第1の軸X1に対して傾斜される。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、巻き付け機は、心棒の自由端の側に配置される自由縁を有する。また、巻き付け機は、回転する表面において延びて自由縁につながる、前記捕獲手段を構成する切込みを有し、前記切込みは、房を、前記巻き付け機の初期位置において、心棒と巻き付け機との間の第1の空間に突き通させることができるように構成される。この実施形態によれば、把持手段が、自由縁と交差する切込みの2つの端のうちの少なくとも一方に形成され、好ましくは両方の端に形成される。これらの把持手段は、好ましくはフックの形態である。巻き付け機が一方の方向のみにおいて回転するとき、単一のフックが想起され得る。好ましくは、巻き付け機は第3の軸X3に沿って両方の方向で回転し、2つのフックは、切込みの2つの前述の端において、互いを向いて配置される。好ましくは、この実施形態によれば、切込みは、その小さい底辺が自由縁に隣接する状態で台形の形を有する。しかしながら、例えば円形または楕円形といった、切込みの形において変形を想起できる。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、巻き付け機は、第3の軸X3に沿う円筒の形を有する。好ましい実施形態の変形では、巻き付け機は、第3の軸X3に沿う円錐状の形を有し、円錐状の形は、心棒の自由端の方向での拡大を呈する。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、後者は、抜き取り開口の外形に配置される不動指部、または、この外形にすぐ近接して心棒の自由端の前に配置される不動指部を備える。不動指部の形は、巻き付け機の回転の間に前記指部を迂回してしまう危険性のない、心棒の周りでの房の回転を防止するために、および、カールする動作の終わりにカールされた房を心棒に沿って解放するのを助けるために、心棒の自由端に対して構成される。このような不動指部の存在は、例えば、格納可能な指部を提供する特許文献4に記載されている器具など、はるかにより複雑である先行技術からの既存のシステムと異なり、ヘアースタイリング器具の設計を単純化するのを有利に可能にする。
本発明の実施形態では、不動指部は、第3の軸X3に対して垂直で、平面Pと平行である。また、不動指部は、側方固定面の基部を通過すると共に第3の軸を垂直に切る直線d1が、前記側方固定面と、0度から35度の間の、好ましくは25度の角度βを形成するように構成される、少なくとも1つの側方固定面を有する。これは、毛髪房を前記不動指部の端に向けてではなく基部に向けて滑らせることを有利に可能にし、これは、房の巻き付けの間に前記指部を迂回することを防止する。好ましくは、巻き付け機は心棒の周りで両方の回転の方向で回る。また、不動指部は、平面Pに対して対称に配置される2つの側方固定面を有する。
本発明の実施形態では、不動指部は、第3の軸X3に対して垂直で、平面Pと平行である。また、前記指部は、心棒の自由端の周囲外形から、第3の軸の方向で、6mmから18mmの間の、好ましくは12mmの高さh1で延びるように構成される。これは、カールされた房の解放を害することなく、房が巻き付けられる間に房が不動指部を迂回するのを防止するのを助けもする。本発明の実施形態では、不動指部は、第3の軸X3に対して垂直で、平面Pと平行である。また、前記指部は、心棒の自由端から、1mmから5mmの間の、好ましくは3mmの距離e1で離間される。これは、房を、不動指部を迂回する危険性なく、その心棒の周りでの巻き付けの間に固定することと、カールされた房を、それを緩める危険性なく適切に解放することとの間での都合が良い妥協を可能にもする。
好ましくは、心棒は、前述の特性を呈する不動指部のために、20mmから25mmの間の、好ましくは22mmの直径Dを有する。
好ましくは、不動指部は、心棒の自由端を向いて配置される内面を有する。この内面は、抜き取り開口を通るカールした毛髪の房の解放を支持するように構成される湾曲した形を有する。内面は、カールした房が、解放の間に不動指部の下を通り、固定されたままとなるのを防止するために、多かれ少なかれ顕著であるノズルの形態で延びる抜き取り開口の外形に隣接する端を有する。
好ましくは、ヘアースタイリング器具のこの実施形態によれば、取り外し可能な固定手段は、不動指部と抜き取り開口の外形との間に配置される。これは、例えば、ヘアースタイリング器具をカールされる毛髪の種類により良く適合させるために、若干の形の変形を呈する別のもので指部を置き換えることを有利に可能にする。
本発明によるヘアースタイリング器具によれば、後者は、巻き付け室の内側で毛髪の房を加熱するように構成される加熱手段を備える。好ましくは、加熱手段は心棒に配置される。しかしながら、房を、心棒および巻き付け機の周りで、その同時の巻き付けの間に加熱するために、巻き付け室に配置される加熱手段を想起できる。
本発明によるヘアースタイリング器具の実施形態では、筐体は、巻き付け機の周りで巻き付け室に配置される内側ケージを、前記巻き付け機に対する第2の空間を伴って追加的に有する。内側ケージは、毛髪房の案内を、それがスロットを通過した後、巻き付け室の内側において巻き付け機の方向で長くするように構成される。これは、巻き付け室における分散の危険性なく、房を筐体の内側において巻き付け機の周りに制限することも可能にする。
本発明によるヘアースタイリング器具によれば、後者は、平面Pにおいてスロットの位置の反対の方向に延びる取っ手から成る筐体を把持するための手段を備える。これは、スロットへの毛髪の房の挿入の間に容易に操作され得るより人間工学的なヘアースタイリング器具を可能にする。しかしながら、本発明の文脈から逸脱することなく、把持手段の他の構成を想起できる。
以下の記載は、図の支援によって本発明の目的を明らかにする。
第1の実施形態によるヘアーカール器具の三次元図である。 第1の実施形態による筐体に対応するヘアーカール器具の一部の断面図である。 第1の実施形態によるヘアーカール器具の筐体の前面図である。 第1の実施形態によるヘアーカール器具の筐体の後面図である。 巻き付け機の好ましい実施形態の三次元図である。 心棒、巻き付け機、内側ケージ、および不動指部の、ヘアーカール器具の筐体の内側でそれらが組み立てられた位置における三次元図である。 心棒、および不動指部の、ヘアーカール器具の筐体の内側でそれらが組み立てられた位置における側面図である。 心棒、および不動指部の、ヘアーカール器具の筐体の内側でそれらが組み立てられた位置における前面図である。 不動指部の変形の実施形態の図である。 本発明によるヘアースタイリング器具の第2の実施形態の三次元図である。 スロットの設計を示した、第2の実施形態による、筐体に対応するヘアーカール器具の一部を示す図である。 図10および図11で示した器具におけるスロットの変形を示す図である。
本明細書の残りの部分では、同じ符号が、様々な実施形態による同様の特性を記載するために使用される。
本明細書の残りの部分では、「器具」という用語は、別途指示されていない限り、本発明によるヘアーカール器具を指し示すために使用されることになる。
図1では、器具1は筐体2と把持取っ手3とを備える。器具1は、電気ケーブル4によって電源に電気的に連結され、後でより詳細に記載されている加熱手段と巻き付け機を回転させるための手段とを作動させることを可能にする制御ボタン5、6を備える。
図2から図4に示しているように、把持取っ手3は第1の軸X1に沿って長手方向に延びている。
図1から図4に示しているように、筐体2は、毛髪房(図示せず)を、筐体2の内側に定められる巻き付け室8に挿入させることができるスロット7を有し、巻き付け室8では、房のカールが行われる。筐体2は、その前側面2bにおいて、房がカールされた後に開放または取り外しされるのに通る抜き取り開口9も有する。巻き付け室8は、筐体2の長手方向に対応する第2の軸X2に沿って定められる、おおよそ円筒の回転した形を有する。第1の軸X1および第2の軸X2は、互いに対して垂直であり、図1から図3に示している平面Pを定めており、筐体2および把持取っ手3の対称の平面を形成している。スロット7は、把持取っ手3の位置の反対の側において筐体2に、この平面Pにおいて位置決めされる。
図1から図3と図6とに示しているように、器具1は、筐体2に組み込まれている固定された端10aを有する心棒10を備える。心棒10は、巻き付け室8において抜き取り開口9に近接して位置決めされている自由端10bも有する。心棒10は、第1の軸X1と50°から80°の間の傾斜の角度αを定める第3の軸X3に沿って、巻き付け室8の内側で長手方向に延びている。好ましくは、この傾斜の角度αは70°である。心棒10のこの傾斜は、その自由端10bを、把持取っ手3の端3aからさらに遠くに位置決めすることを有利に可能にし、これは、後で説明されているように、房を巻き付けるために房の位置決めを容易にすることになる。第3の軸X3は、図1から図3に示している同じ平面Pにおいて定められており、筐体2と、スロット7の位置の反対の方向で平面Pに従って筐体2に対して延びる把持取っ手3との対称の平面を形成している。スロット7は、特に図3および図4によって示されているように、この平面Pに対して対称に配置されている。
図1から図3、図5、および図6に示しているように、器具1は、中空であって第3の軸X3に沿って回転した形を有する巻き付け機11を備える。巻き付け機11は、この第3の軸X3に沿って、心棒10と同軸に位置決めされており、後者と共に、特に図2および図6に示している第1の空間12を定めている。特に図5に示しているように、巻き付け機11は、その第1の長手方向の端11aにおいて、モータ(図示せず)によって回転させられ、第3の軸X3に沿って巻き付け機11を回転させることができるウォームネジ(図示せず)と噛み合う歯車(図示せず)に巻き付け機11を留め付けることができるように配置されたスプライン13を有する。好ましくは、モータの回転の方向は逆転可能であり、これは巻き付け機11の回転の方向を逆転させることを可能にする。モータ、歯車、およびウォームネジは、図を読み取るのを容易にするために図示されておらず、後者は、さらに当業者の理解の範疇にある。他の噛み合い手段が、同じく当業者の理解の範疇において、モータと巻き付け機11との間で想起されてもよい。
特に図2、図5、および図6に関連して示されているように、巻き付け機11は、心棒10の自由端10bの方向で第3の軸X3に沿う延在において延びる円錐状の形を有する。巻き付け機11は切込み14または切断部を有し、切込み14または切断部は、その回転する表面において延び、巻き付け機11の第2の長手方向の端11bにおいて自由縁15につながっている。この切込み14は、台形の形を、図5において点線で示されているその小さい底辺14aが自由縁15に配置される状態で好ましくは有する。しかしながら、例えばおおよそ円筒形または楕円形といった、この切込み14について他の形が想起されてもよい。同様に、巻き付け機11は回転する円筒状の表面を有し得る。回転する円錐状の表面および台形の切込み14が好ましく、これは、巻き付け機11に沿う房のより良い巻き付けに有利に働く。自由縁15と交差する切込み14の2つの端14b、14cにおいて、2つのフック16a、16bが、自由縁15と一直線になって互いを向いて配置され、好ましくは、図5に示しているように、後者に対して外側に若干ずらされる。これら2つのフック16a、16bは、スロット7の幅のおおよそ対応する幅で離間されている。巻き付け機11の初期位置において、カールする動作の始めに、切込み14および2つのフック16a、16bは、図3に示しているように、スロット7と一直線で、平面Pに対して対称に配置され、これは、頭皮に近接して位置している毛髪房の部分を、このスロット14に挿入することを可能にする。そして、巻き付け機11を回転することで、2つのフック16a、16bの一方を、モータの回転の方向に従って、房を掴んでそれを巻き付けることを開始させることができ、これは後に記載されている。第3の軸X3の周りでの両方向における巻き付け機11の回転は、両方向でカールを作ることを可能にする。しかしながら、単一の方向のカールを考えることもでき、その場合、単一のフックで十分であり、切込み14の構成が適合され得る。初期位置では、前述したような2つの軸X1とX3との間の傾斜の角度αは、切込み14および2つのフック16a、16bを、心棒10の自由縁10bの近くで、スロット7に近接して、把持取っ手3に対して傾斜して位置させるように位置決めすることを有利に可能にする。これは、スロット7における房の挿入を、把持取っ手3を普通に操作しながら、切込み14でのその挿入のためにそれを巻き付け機11に対してある角度で位置決めすることで容易にする。
図2および図6に示しているように、器具1は、巻き付け室12に配置されている内側ケージ17を備える。好ましくは、この内側ケージ17は、第3の軸X3に沿って巻き付け機11の周りに同軸に配置された、第3の軸X3に沿って回転する円筒形を、巻き付け機11に対して第2の空間19を伴って有する一部分18を有する。したがって、心棒10と巻き付け機11との間の第1の空間12は内側室を定めており、巻き付け機11と内側ケージ17の一部分18との間の第2の空間19は外側室を定めている。内側ケージ17は、巻き付け室8において平面Pと平行に、この平面Pに対して対称的に延びている2つのフランジ20a、20bをさらに有し、これらのフランジ20a、20bのそれぞれの上方縁21a、21bは、スロット7に近接して位置決めされるように構成され、これは、房を巻き付け室12において内側ケージ17の第2の空間19の内側に制限することで、巻き付け機11までの房のより良い案内を可能にする。この内側ケージ17は、器具1の構成部品を筐体2において配置することを可能にもする一方で、巻き付け室8における房の位置決めの間、房とこれらの構成部品との間の接触を回避する。
図1から図4に示しているように、スロット7は2つの壁22a、22bを有し、これらは、筐体2の厚さにおいて、平面Pに対して対称に、互いを向いて配置される。これらの壁22a、22bは、筐体2の全長において延びており、平面Pに対して垂直な断面P1において、スロット7における房の挿入を助けるV字を形成している。抜き取り開口9を有し、カールする間に頭皮と接触することになる筐体2の側面2bと反対の筐体2の側面2aの側に位置されたそれらの一部分23a、23bでは、壁22a、22bは、連結され、筐体2の長さに沿って、つまり、第2の軸X2の方向で毛髪房を滑らせることで毛髪房を案内する丸められた底部24で、単一品によってV字全体を一緒に形成している。これらの一部分23a、23bは、房が巻き付けられる間の房の移動の方向に従って、心棒10および巻き付け機11から上流に位置させられる。好ましくは、これらの2つの壁22a、22bは、筐体2から独立した単一品から成り、これはスロット7を筐体2の色とは異なる色で作ることを可能にし、そのため、それは毛髪房の挿入の間により容易に見ることができる。また、取り外し可能な固定手段が、筐体2と壁22a、22bとの間に配置されて、例えば、それらを、房をスロット7で案内する異なるV字の角度または他の特性を伴う他のものと置き換えるために、それらを取り外しさせることができる。これらの取り外し可能な固定手段(図示せず)は、例えば、筐体2において壁22a、22bをネジ留めまたはスナップ留めすることから成り得る。
図1から図4に示しているように、交差助材25、26が2つの壁22a、22bにおいてそれぞれ実施されており、これらの交差助材25、26は、円板の一部分の形態を各々有している。図1から図4では、壁22bが、異なる寸法を有して別々に離間されている8つの交差助材26を、円板の一部分の形態で有することが見て取れる。他方の壁22aにおける交差助材25についても同じである。これらの交差助材25、26は毛髪房との線形の接触となることを可能とし、これはスロット7における房の摩擦をその挿入の間に低減する。これらの交差助材25、26が円板の一部分の形態を有するという事実は、スロット7の2つの壁22a、22bにおいて互いを向いて配置される交差助材25、26の間にV字をおおよそ形成する広がった形を有することを可能にもし、これは、スロット7における房の位置決めに有利に働きもする。交差助材25、26のこの円板の形は三角形の形で置き換えられてもよく、これは、壁22a、22bにおいて互いを向いて配置される交差助材25、26の間にV字を形成することも可能にする。
図1から図3、図6、および図7に示しているように、器具1は、抜き取り開口9の外形9aにおいて付着される剛体の部分から成る不動指部27または固定された指部を備える。この不動指部27はいくつかの機能を有する。先ず、不動指部27は、房が心棒10の周りに回るのを防止するために、房が巻き付けられる間に房が回転するのを防止することを可能にする。また、この不動指部27は、カールされた房の解放を、それを傷めることなく確保しなければならない。不動指部27は、心棒10に対して垂直であり、つまり、特に図2および図7に示しているように、第3の軸X3に対して垂直である。したがって、不動指部27の傾斜は角度αの傾斜に依存する。心棒10の周りでの房の巻き付けの間、房は、巻き付け機11の回転の方向に従って、不動指部27の2つの側方固定面28a、28bのうちの1つによって固定される。これらの2つの側方固定面28a、28bは平面Pに対して対称に配置される。毛髪が巻き付けの間に不動指部27を迂回することができないように、側方固定面28aと、図8に示しているような、心棒10の中心29から側方固定面28aの基部30へと進む直線d1との間に形成される角度βは、0°から35°の間の角度を理想的には形成しなければならない。好ましくは、この角度βは25°である。平面Pに従って、第1の側方固定面28aに対して対称に配置されている第2の側方固定面28bについても同様である。この手法では、毛髪房は、不動指部27の端27a向かうよりも不動指部27の基部30に向かって滑って行く傾向がある。
また、毛髪房が、巻き付けの間に、不動指部を迂回して心棒10の周りを回ろうとする傾向とならないことをより良く確保するために、不動指部27は、心棒10の自由端10bを十分に覆っていなければならず、心棒10からのその距離はできるだけ小さくなければならない。この十分に覆うことを可能とするために、不動指部27は、心棒10の円筒状の外形から、6mmから18mmの間の高さh1で、好ましくは12mmに等しい高さh1で延びる。
より大きい高さh1は解放を不利にする危険があり、より小さい高さh1は毛髪を十分に固定しない危険がある。心棒10への距離を考えると、不動指部27は、心棒10の自由端10bから1mmから5mmの間の距離e1で離間され、この距離e1は、好ましくは3mmに等しい。この距離e1は、不動指部27について用いられる高さh1に依存する。好ましくは、高さh1と距離e1との間に4の割合rが提供され(r=h1/e1=4)、この割合rは2から5の間である(2<r<5)。
心棒10に対する不動指部27のこの前述の構成について、心棒10は、20mmから25mmの間の、好ましくは22mmの直径Dを有する。
不動指部27は、心棒10の自由端10bを向いて配置される内面31を有する。内面31は、特に図3および図8に示されているように、湾曲または凹まされており、これは、カールされた毛髪の房のその解放の間の排出を支持することを可能にする。内面31の下方端31aは心棒10の下でできるだけ遠くになければならず、そのため解放の間、毛髪はこの不動指部27の下を通らず、これによって毛髪を固定しないことになる。この下方端31aは、カールされた房を、不動指部27の下方とならないように、内面31において適切に方向付けるために、尖った先を明確にし過ぎて形成してはならず、丸められた形態を有していなければならない。図9に示した変形の実施形態では、不動指部27は、湾曲した内面31を、内面31と一直線に配置された湾曲したノズル32の形態で延びるその下方端31aを伴って有し、これは、特に図5および図6に示している巻き付け機11cの内面11cに向けて下方端31aを移動することに有利に働く。
好ましくは、不動指部27は、抜き取り開口9の外形9aに対して、または、後者に近接して、取り外し可能に固定される。これを達成するために、不動指部27は、図2、図7、および図8によって示されているように、筐体2の前側面2bに対してネジ留め35を可能にする開口部34が供えられた下方部33を有する。本発明の文脈から逸脱することなく、他の取り外し可能な固定手段を想起できる。この取り外し可能な固定は、不動指部27をカールされる毛髪の種類により良く適合させるために、または、指部が摩耗されたとき、カールされた房の開放の間にカールされた房の摩擦をできるだけ抑制するために、不動指部27を置き換えることを有利に可能にする。
図2に示しているように、器具1は、心棒10を加熱するために、かつ、毛髪房を加熱するために、心棒10の内側に配置された加熱要素36を備える。このような加熱要素36は当業者に知られており、そのためそれは説明されていない。例えば、内側ケージ17と巻き付け機11との間の第2の空間19において毛髪を加熱するために、内側ケージ17にといった巻き付け室8に配置された他の加熱手段も想起できる。
器具1の筐体2は把持取っ手3によって操作され、その側面2aは、抜き取り開口9を有し、様々なカールする動作の間に頭皮に当てて位置決めされる。スロット7と一直線での把持取っ手3の配置は、器具1の操作を容易にする。しかしながら、本発明の文脈から逸脱することなく、筐体2に対する把持取っ手の配置における変形を考えることができる。カールする動作の初めに、使用者が加熱要素36を設定温度に設定した後、房はスロット7の内側に位置決めされ、次にフランジ20a、20bによって第2の空間19へと案内される。巻き付け機11および心棒10が把持取っ手3に対して傾斜されるため、切込み14での房の挿入は、房を切込み14へと適切に挿入するために房を筐体2およびスロット7に対して傾斜させる必要なく、自然に行われる。次に、巻き付け機11の回転が、制御ボタン5または6の一方によって引き起こされ、これは、回転の方向に依存して、フック16a、16bの一方に、頭皮に近接して房を掴むかまたは捕捉させることができる。巻き付け機11の、その回転する表面が心棒およびその切込み14の周りに配置されている構成は、第1の空間12によって定められた内側室において心棒10の周りに、および、第2の空間19によって定められた外側室において巻き付け機11の回転する表面の周りに、毛髪房を同時に巻き付けることを有利に可能にする。巻き付け機11および心棒10におけるこの同時の巻き付けの間、房はスロット7の壁22a、22bの底部24へと滑る。房の端が底部24へと滑り、巻き付け機11の周りに巻き付けられると、巻き付け機は回り続け、これは、房全体が心棒10の周りに巻き付けられるまで、房を心棒10の周りに巻き付け続けることを可能にする。次に、巻き付け機11は回るのを停止し、加熱要素36は、数秒にわたって房を心棒10の周りに巻き付けて保つ間、作動されたままとなる。次に、器具1は頭皮から離すように移動させられ、それによって、カールされた房は、器具が頭から離れるように移動されるときにカールされた房を適切に解放するために抜き取り開口9に向けてカールを同伴することになる不動指部27に向けて、心棒10に沿って変位させられる。
案内手段の変形の実施形態が本発明の文脈で想起されてもよい。具体的には、交差助材25、26なしで壁22a、22bだけをV字形で伴うスロット7の変形の実施形態を考えることができ、または、逆に、交差助材の形が、三角形もしくは円板の一部分の形態で、それ自体によって広がった形またはV字の形を定める、互いと平行な壁における交差助材25、26を考えることができる。図1および図2に示しているように、交差助材25、26の間で2つの壁22a、22bの長さにわたって配置される波状部37、38を考えることもでき、これは、2つの壁22a、22bにおける毛髪房の摩擦を低減するのを助けもする。V字を形成する2つの壁22a、22bにおけるこれらの波状部37、38を、交差助材25、26の存在なしで考えることもできる。
図10および図11に示された器具1の変形の実施形態では、スロット7は2つの壁22a、22bを有し、それらは一緒にV字形で傾斜されており、図1から図9の変形の実施形態について前述したように波状部37、38を有する。同様に、図11では、先の変形について記載しているように、共通の底部24を伴う単一品から成る2つの壁22a、22bの一部分23a、23bが、図11で見て取れるように、底部24が丸められておらず平坦であるために若干異なって見られる。
図12に示された器具1の変形の別の実施形態では、スロット7は2つの壁22a、22bを有し、それらは一緒にV字形で傾斜されており、前述したように波状部37、38を有する。また、2つの壁22a、22bの一部分23a、23bは、図11から分かるように、湾曲されている、または、スプーンの形である共通の底部24を伴う単一品から成り、この形態は、巻き付け機11および心棒10の周りでの毛髪房の巻き付けの間、スロット7において毛髪房を案内することも可能にする。
器具1の変形の2つの前述の実施形態によれば、前述したような巻き付け機11および不動指部27の変形の設計も適用される。
本発明の主要な文脈から逸脱することなく、不動指部27またはさらに他の固定手段の変形を考えることもできる。
器具1の変形の他の実施形態は、本発明の文脈から逸脱することなく検討されてもよい。図1から図4の実施形態の態様では、筐体2の円形の形態が定められるのに従う第2の軸X2は、第1の軸X1に対して垂直であり、つまり、第1の軸X1は、第2の軸X2に対して90°に等しい角度φだけ傾斜されている。図10および図11に示した変形の実施形態では、第2の軸X2は心棒10および巻き付け機11の第3の軸X3と一致し、つまり、第2の軸X2は第1の軸X1に対して角度φで傾斜され、第1の軸X1は、第2の軸X2に対して、第3の軸X3の傾斜の角度αに対応する。第3の軸X3と平行であるが第3の軸X3と一致しない第2の軸X2を考えることもできる。第3の軸X3の傾斜の角度αと90°との間、つまり、α<φ<90°である、第1の軸X1に対する第2の軸X2の傾斜の角度φを考えることもできる。したがって、50°から80°の間の角度αの値の範囲で、前述したように、角度αが50°に等しいとき、角度φは50°から90°の間であり得、角度αが80°に等しいとき、角度φは80°から90°の間であり得、70°に等しい角度αの好ましい値については、角度φは70°から90°の間であり得る。他の変形では、90°に等しい第1の軸X1と第3の軸X3との間の傾斜の角度αを考えることもでき、つまり、2つの軸X1およびX3は、本発明の必須の文脈から逸脱することなく互いと垂直であり、巻き付け機11は円筒状または円錐状の回転した表面を有する。

Claims (33)

  1. 毛髪の房をカールするためのヘアースタイリング器具(1)であって、
    筐体(2)であって、第2の軸(X2)に沿って回転した形を有する巻き付け室(8)、前記第2の軸の方向において前記筐体の長さに沿って延び、前記巻き付け室につながる挿入スロット(7)、および、前記筐体の側方端(2a)に配置され、前記巻き付け室がつながる抜き取り開口(9)を備える筐体(2)と、
    前記筐体に固定される一端(10a)、および、前記抜き取り開口の近くに配置される自由端(10b)を有し、前記第2の軸および前記スロットを通過する平面(P)で定められる第3の軸(X3)に沿って前記巻き付け室において延びる心棒(10)と、
    前記巻き付け室に配置され、前記第3の軸に沿う少なくとも1つの方向で回転可能に搭載される巻き付け機(11)であって、前記房を前記心棒の周りに、その回転の間に巻き付けるように構成される巻き付け機と
    を備えるヘアースタイリング器具(1)において、
    前記挿入スロットは、前記第2の軸の方向において長手方向に延び、前記筐体の厚さを横断する2つの壁(22a、22b)を有し、前記壁は、前記房が前記巻き付け室を突き通るのを助けるように構成される案内手段を備えることを特徴とするヘアースタイリング器具(1)。
  2. 前記2つの壁(22a、22b)はそれらの間にV字を形成する請求項1に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  3. 前記スロット(7)は、前記抜き取り開口(9)の位置の反対に長手方向端部分を有し、前記長手方向端部分において、前記2つの壁(22a、22b)は互いと連結され、単一品でV字全体を形成し、底部(24)が、前記房を案内し、前記心棒(10)および前記巻き付け機(11)の周りでのその巻き付けの間にそれを滑らせるように構成され、前記長手方向端部分は、前記心棒および前記巻き付け機から上流に配置される請求項2に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  4. 前記スロット(7)は、前記抜き取り開口(9)の位置の反対に長手方向端部分を有し、前記長手方向端部分において、前記2つの壁(22a、22b)は互いと連結され、前記房を案内し、前記心棒(10)および前記巻き付け機(11)の周りでのその巻き付けの間にそれを滑らせるように構成される湾曲した底部を形成し、前記長手方向部分は、前記心棒および前記巻き付け機の上流に配置される請求項2に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  5. 前記2つの壁(22a、22b)は、前記第2の軸(X2)に対して、各々の壁に沿って分配される交差助材(25、26)を各々有し、前記助材は、前記房が前記巻き付け室(8)を突き通るのを助けるように構成される請求項1乃至4のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  6. 前記助材(25、26)は円板の一部分の形態を各々有する請求項5に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  7. 各々の壁(22a、22b)における前記助材(25、26)は、前記壁における可変分配を伴う可変寸法のものである請求項5または6に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  8. 前記挿入スロット(7)は、前記第2の軸(X2)の方向で長手方向に延びると共に前記壁に沿って広げられた波状部を各々有する2つの壁(22a、22b)を有し、前記波状部は、前記房が前記巻き付け室(8)に突き通るのを助けるように構成される請求項1乃至7のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  9. 前記2つの壁(22a、22b)は前記筐体に対して取り外し可能に組み立てられる請求項1乃至8のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  10. 前記巻き付け機(11)は中空であり、前記第3の軸(X3)に沿う回転の表面を有し、前記巻き付け室(8)において前記心棒(10)の周りに第1の空間(12)を伴って、前記第3の軸に沿って前記心棒と同軸に配置され、前記巻き付け機は、その回転の表面において、前記巻き付け機の初期の位置において前記房を捕獲し、次に、前記巻き付け機の回転の間に前記房を回転させるように構成される捕獲手段(14)を有し、前記巻き付け機は、前記房の近位端を連続的に掴み、前記房を前記心棒および前記巻き付け機の周りに同時に巻き付け、次に、前記心棒の周りに前記房を、その回転の間に完全に巻き付けるように構成される請求項1乃至9のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  11. 第1の軸(X1)に沿って長手方向に延び、前記スロット(7)の反対の側で前記筐体(2)に取り付けられる把持取っ手(3)を備え、前記平面(P)は前記第1の軸(X1)および前記第2の軸(X2)によって定められ、前記第3の軸(X3)は、前記心棒(10)の前記自由端(10b)が前記心棒(10)の前記固定された端(10a)より前記把持取っ手から遠くになるように、角度(α)に従って前記第1の軸(X1)に対して傾斜される請求項10に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  12. 前記角度(α)は、50度から80度の間、好ましくは70度である請求項11に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  13. 前記第2の軸(X2)は前記第1の軸(X1)に対して垂直である請求項11または12に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  14. 前記第2の軸(X2)および前記第3の軸(X3)は互いと平行であり、好ましくは一致する請求項11または12に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  15. 前記第2の軸(X2)は、前記第3の軸(X3)と同じ側において、前記第3の軸の傾斜の前記角度(α)から90度の間の角度(φ)で(α<φ<90°)、前記第1の軸(X1)に対して傾斜される請求項11または12に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  16. 前記巻き付け機(11)は、前記心棒(10)の前記自由端(10b)の側に配置される自由縁(15)と、前記巻き付け機の回転の前記表面において延び、前記自由縁につながる切込み(14)とを有し、前記切込みは、前記房を、前記巻き付け機の初期位置において、前記心棒と前記巻き付け機との間で前記第1の空間(12)に突き通させるように構成される請求項10乃至15のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  17. 把持手段(16a、16b)が、前記自由縁(15)と交差する前記切込み(14)の2つの端(14b、14c)のうちの少なくとも一方に形成され、好ましくは両方の端に形成される請求項16に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  18. 前記切込み(14)は、台形の形を、その小さい底辺(14a)が前記自由縁(15)に隣接する状態で有する請求項16または17に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  19. 前記巻き付け機(11)は、前記第3の軸(X3)に沿う円筒の形を有する請求項10乃至18のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  20. 前記巻き付け機(11)は、前記第3の軸(X3)に沿う円錐状の形を有し、前記円錐状の形は、前記心棒(10)の前記自由端(10b)の方向での拡大を呈する請求項10乃至18のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  21. 前記抜き取り開口(9)の外形(9a)に配置される不動指部(27)を有し、その不動指部の形は、前記巻き付け機(11)の回転の間に前記指部をすり抜ける危険性を伴わずに前記心棒の周りでの前記房の回転を防止するために、および、前記カールされた房を前記心棒に沿って解放するのを助けるために、前記心棒の前記自由端(10b)に対して構成される請求項1乃至20のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  22. 前記不動指部(27)は、前記第3の軸(X3)に対して垂直で、前記平面(P)と平行であり、側方固定面の基部(30)を通過すると共に前記第3の軸を垂直に切る直線(d1)が、前記側方固定面と、0度から35度の間の、好ましくは25度の角度(β)を形成するように構成される、少なくとも1つの前記側方固定面(28a、28b)を有する請求項21に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  23. 前記巻き付け機(11)は、前記心棒(10)の周りで両方向に回転し、前記不動指部(27)は、前記平面(P)に対して対称に配置される2つの側方固定面(28a、28b)を有する請求項22に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  24. 前記不動指部(27)は、前記第3の軸(X3)に対して垂直で、前記平面(P)と平行であり、前記指部は、前記心棒(10)の周囲外形から、前記第3の軸の方向で、6mmから18mmの間の、好ましくは12mmの高さ(h1)で延びるように構成される請求項21乃至23のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  25. 前記不動指部(27)は、前記第3の軸(X3)に対して垂直で、前記平面(P)と平行であり、前記指部は、前記心棒(10)の前記自由端(10b)から、1mmから5mmの間の、好ましくは3mmの距離(e1)で離間される請求項21乃至24のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  26. 前記心棒(10)は、20mmから25mmの間の、好ましくは22mmの直径(D)を有する請求項22乃至25のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  27. 前記不動指部(27)は、前記心棒(10)の前記自由端(10b)を向いて配置される内面(31)を有し、前記内面は、前記抜き取り開口(9)を通る湾曲した毛髪の前記房の解放を支持するように構成される湾曲した形を有する請求項21乃至26のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  28. 前記内面(31)は、ノズル(32)の形態で延びる端(31a)を有する請求項27に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  29. 取り外し可能な固定手段(34、35)が前記不動指部(27)と前記抜き取り開口(9)の外形(9a)との間に配置される請求項21乃至28のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  30. 前記巻き付け室(8)の内側で毛髪の前記房を加熱するように構成される加熱手段(36)を備える請求項1乃至29のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  31. 前記加熱手段(36)は前記心棒(10)に配置される請求項30に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  32. 前記筐体(2)は、前記巻き付け機(11)の周りで前記巻き付け室(8)に配置される内側ケージ(17)を、前記巻き付け機に対する第2の空間(19)を伴って追加的に有し、前記内側ケージは、前記毛髪房の案内を、それが前記スロット(7)を通過した後、前記巻き付け室の内側において前記巻き付け機の方向で長くするように構成される請求項1乃至31のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
  33. 前記平面(P)において前記スロット(7)の位置の反対の方向に延びる取っ手から成る前記筐体(2)の把持手段(3)を備える請求項1乃至32のいずれか一項に記載のヘアースタイリング器具(1)。
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