JP2018521762A - 高エネルギー分解能/高x線フラックス光子計数検出器 - Google Patents

高エネルギー分解能/高x線フラックス光子計数検出器 Download PDF

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Abstract

撮像システム100は、検出器モジュール114を含む。検出器モジュールは、複数の直接変換光子計数検出器ピクセル122からなるブロック300と、複数の直接変換光子計数検出器ピクセルからなるブロックに接続され、高エネルギー分解能撮像モード及び高X線フラックス撮像モードの両方用のハードウェアを有する対応する電子部品124、604、606、132、134又は124、128、130、134、802とを含む。方法は、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードのうちの1つを含む、選択された撮像プロトコル用のスキャンモードを特定するステップと、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードの両方用に構成可能である検出器モジュールを、特定されたスキャンモードに基づいて構成させるステップと、選択された撮像プロトコルのスキャンモード用に構成された検出器モジュールを用いて、スキャンを行うステップと、スキャンからのスキャンデータを処理し、ボリュメトリック画像データを生成するステップとを含む。

Description

以下は、概して、光子計数検出器に関し、より具体的には、高エネルギー(スペクトル)分解能撮像検査及び高X線フラックス撮像検査の両方用の光子カウンタ検出器に関し、コンピュータ断層撮影(CT)への具体的な応用を用いて説明されるが、以下は、他の撮像モダリティにも適している。
コンピュータ断層撮影(CT)スキャナは、固定ガントリに回転可能に取り付けられる回転ガントリを含む。回転ガントリは、X線管を担持する。検出器アレイが、検査領域を挟んでX線管の反対側に置かれる。回転ガントリ及びX線管は、長手軸、即ち、z軸について検査領域の周りを回転する。X線管は、検査領域を横断し、検出器アレイを照射する多エネルギー電離放射線を放出する。検出器アレイは、放射線を検出し、それを示す信号を生成する検出器ピクセルの1又は2次元アレイを含む。各ピクセルは、対応する信号を更なる処理のために伝達するために使用される読み出しチャネルに関連付けられる。再構成器が、処理済み信号を再構成し、ボリュメトリック画像データが生成される。
スペクトルCTでは、検出器ピクセルは、直接変換光子計数検出器ピクセルを含む。一般に、直接変換光子計数検出器ピクセルは、カソードとアノードとの間に配置される直接変換材料を含み、電圧がカソードとアノードとの間に印加される。光子は、カソードを照射し、エネルギーを、直接変換材料内の電子に伝達し、当該材料は電子/正孔ペアを作成し、電子はアノードに向かってドリフトする。これに反応して、アノードは電気信号を生成する。パルス整形器が電気信号を処理し、検出された光子のエネルギーを示すピーク振幅を有するパルスを生成する。パルス弁別器が、パルスの振幅をエネルギー閾値と比較する。カウンタは、各閾値について、閾値を超えたパルスの数を計数する。エネルギービンナーが、カウントをエネルギー範囲でビン化し、これにより、光子がエネルギー分解される。再構成器は、ビン化信号を再構成し、エネルギー固有のボリュメトリック画像データが生成される。
直接変換光子計数検出器ピクセルは、通常、1チャネル当たり、最大1000万カウント毎秒(10Mcps)の観察X線フラックスレートに対処することができる。X線光子に固有のポアソン特性により、現在の光子の処理が完了する前に次の光子が到着するのでオーバーラップするパルス(即ち、パルス累積)が生じる。累積の可能性は、衝突X線光子フラックスの平均ポアソンレートとともに増加する。パルスがオーバーラップすると、これらの振幅は組み合わさり、したがって、当該組み合わせから個々のパルスは識別できず、パルスのピークエネルギーは、オーバーラップするパルスの振幅寄与によってシフトされ、したがって、検出された光子のエネルギー分布に誤りがある可能性があり、これにより、画質が低減する。従来の非スペクトルCTでは、X線フラックスレートは、1チャネル当たり数百Mcpsほどであり、したがって、直接変換光子計数検出器ピクセルは、従来の非スペクトルCT応用にはあまり適していない。
直接変換光子計数検出器アレイのX線フラックスを減少させる方法は、検出器ピクセルの物理的なサイズを縮小することにあった。より小さいピクセルは、読み出し電子部品のレート要件を減少し、単位面積当たりのレート能力を増加させる(即ち、Mcps/mmは、所与の電子部品性能及びより小さいピクセルについて幾何学的に増加する)。不都合なことに、ピクセルの物理的なサイズを縮小することは、隣接ピクセルとの電荷共有及びkエスケープイベントによってエネルギー分解能を低下させる。文献によると、ある構成では、組立て時においてより小さいピクセルサイズが決定され、「仮想」のより大きいピクセルサイズが、飽和していないより小さいピクセルのパルス整形器の後の出力を組み合わせることによって動的に作成される。この構成は、ある場合にはどのピクセルが飽和しているかを決定し、飽和ピクセルからの信号を破棄し、真理値表及び/又はスイッチングネットワークを用いて非飽和ピクセルの出力を組み合わせる追加の調停回路を含む。不都合なことに、追加の調停回路は、空間を取り、回路の複雑性をもたらし、計数率能力を低下し、検出器の全体のコストを上げてしまう。
本明細書において説明される態様は、上記問題等に対処する。
一態様では、撮像システムは、検出器モジュールを含む。検出器モジュールは、複数の直接変換光子計数検出器ピクセルからなるブロックと、複数の直接変換光子計数検出器ピクセルからなるブロックに接続され、高エネルギー分解能撮像モード及び高X線フラックス撮像モードの両方用のハードウェアを有する対応する電子部品とを含む。
別の態様では、方法は、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードのうちの1つを含む、選択された撮像プロトコル用のスキャンモードを特定するステップと、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードの両方用に構成可能である検出器モジュールを、特定されたスキャンモードに基づいて構成させるステップと、選択された撮像プロトコルのスキャンモード用に構成された検出器モジュールを用いて、スキャンを行うステップと、スキャンからのスキャンデータを処理し、ボリュメトリック画像データを生成するステップとを含む。
別の態様では、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードの両方用に構成される検出器モジュールを使用してスキャンを開始するステップと、より高いエネルギー分解能モード用の第1のデータ、及び、より高いX線フラックスモード用の第2のデータを同時に生成するステップと、更なる処理のために、第1のデータ又は第2のデータの少なくとも1つを選択するステップと、第1のデータ又は第2のデータの選択された少なくとも1つを処理して、ボリュメトリック画像データを生成するステップとを含む。
本発明は、様々なコンポーネント及びコンポーネントの構成、また、様々なステップ及びステップの構成の形を取ってよい。図面は、好適な実施形態を例示することのみを目的とし、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
図1は、直接変換光子計数検出器を有する例示的な撮像システムを概略的に示す。 図2は、直接変換光子計数検出器の例示的なサブポーションを概略的に示す。 図3は、本発明の一実施形態の直接変換光子計数検出器の例示的な電子部品を概略的に示す。 図4は、本発明の一実施形態の電子部品の例示的な電極を示す。 図5は、図4の直接変換光子計数検出器ピクセルパッドに関連する電極の一実施例を示す。 図6は、直接変換光子計数検出器の電子部品の別の実施例を概略的に示す。 図7は、図6の変形実施例を概略的に示す。 図8は、直接変換光子計数検出器の電子部品の別の実施例を概略的に示す。 図9は、本明細書において説明される一実施形態による例示的な方法を示す。 図10は、本明細書において説明される一実施形態による別の例示的な方法を示す。
図1を最初に参照するに、コンピュータ断層撮影(CT)スキャナといった撮像システム100が概略的に示されている。撮像システム100は、固定ガントリ102と、固定ガントリ102によって回転可能に担持される回転ガントリ104とを含む。回転ガントリ104は、長手軸、即ち、z軸について、検査領域106の周りを回転する。カウチといった被験者支持体108が、物体又は被験者を検査領域106内で担持する。撮像システム100は、X線管といった放射線源110を含む。放射線源110は、回転ガントリ104によって担持され、回転ガントリ104とともに、長手軸、即ち、z軸108について、検査領域106の周りを回転する。放射線源110は、検査領域106とその中にいる被験者又は物体の一部とを横断する電離(X線)放射線を放出する。
撮像システム100は、放射線源110に対して検査領域106の反対側のある角度に亘る円弧に対応する検出器アレイ112を含む。検出器アレイ112は、横断方向、即ち、x方向に沿って配置される光子計数検出器モジュールの1又は2次元アレイ114を含む。この実施例では、モジュール114は、カソード層116と、アノード層118と、これらの間に配置される直接変換材料120とを含む。適切な直接変換材料には、テルル化カドミウム(CdTe)、テルル化カドミウム亜鉛(CZT)、シリコン(Si)及び/又はヒ化ガリウム(GaAs)が含まれるが、これらに限定されない。アノード層118は、個別の検出器ピクセル122N,1、122N,2、122N,3、…122N,M(本明細書ではピクセル122と総称する)を含む。ただし、N及びMは、正の整数である。ピクセルは、電子部品124(例えばASIC)と電気通信する。ピクセル122は、検査領域106を横断する放射線を検出し、そのエネルギーを示す電気信号を生成する。
図2を簡単に参照するに、アノード層118のサブポーション204が示され、サブポーション204は、対応するピクセルアノード電極2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2を有する4つの光子計数ピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2を含む。この実施例では、光子計数ピクセル電極2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2は、円形で等方性である。変形実施例では、光子計数ピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2又は電極2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2は、別の形状(例えば四角形、長方形、六角形、不規則な形状等)であり、及び/又は、等方性ではない。図示される実施例では、ピッチ206(例えば隣接する検出器ピクセル122間の中心間の距離)は、175μm、250μm、325μm等といった約150乃至350ミクロン(μm)である。本明細書では、他のピッチも考えられる。隣接する検出器ピクセル122間の間隔208は、0.10、25.00、50.00等といった約0.10乃至75.00ミクロン(μm)である。本明細書では、ピクセル122間の他の間隔も考えられる。
図1に戻るに、以下により詳細に説明されるように、ピクセル122は、複数のピクセルブロックにまとめられ、各ブロックが検出器として構成され、ピクセル122は、分光モードといったより高いエネルギー分解能応用と、ハウンズフィールド単位(HU)モードといったより高いX線フラックス応用との両方について検出するように構成される。例示的なブロックは、図2に示される2×2ブロックといった2×2ブロックである。他のサイズのブロックの例としては、N=M及びN≠Mについて、N=1、2、3、4、…等及びM=1、2、3、4、…等が含まれるが、これらに限定されない。以下に詳細に説明されるように、一例では、コントローラ126が、例えばスキャンのためのスキャンプロトコル、ユーザ設定、初期設定等に基づいて、事前に、即ち、スキャンが行われる前に、より高いエネルギー分解能及び/又はより高いX線フラックス用のハードウェアを使って各ブロックを構成させる。したがって、ピクセルが飽和したかどうかを決定し、決定に基づいてピクセルによって出力された信号を組み合わせる方法を決定する調停回路は緩和され、処理の複雑さ及び/又は全体のコストが減少される。しかし、スキャン中のX線フラックスレートに基づいて、特定の動作モードを選択することもできる。
各検出器ピクセル122について、増幅器/パルス整形器128が、出力電気信号を増幅し、検出された放射線のエネルギーを示すピーク振幅を有するパルス(例えば電圧、電流等)を生成する。弁別器130は、1つ以上の比較器132を含む。各比較器132は、パルスの振幅を、1つ以上の異なるエネルギー範囲に対応する1つ以上の所定のエネルギー閾値と比較する。比較器132は、検出された光子イベントのエネルギーが閾値を上回るか又は下回るかを示す出力信号をそれぞれ生成する。カウンタ134が、各エネルギー範囲について、比較器出力信号に基づいて、エネルギー範囲に属する幾つかのパルスを計数する。例えばカウンタ134は、比較器132の出力が対応する閾値を超えることに応えて、当該閾値のカウント値をインクリメントする。
ビンナー136は、カウント、したがって、検出された放射線を、エネルギービン化する、即ち、エネルギーウィンドウに割り当て、これにより、検出された放射線はエネルギー分解される。1ビンは、2つの閾値間のエネルギー範囲について規定される。ビンナー136は、より低い閾値についてカウントを有するがより高い閾値についてはカウントを有さない光子イベントを、当該2つの閾値間のエネルギー範囲について規定されているビンに割り当てる。分解器138は、エネルギー分解された検出放射線を分解する。例えば分解器138は、エネルギー分解された検出放射線を、光電子成分、コンプトン散乱成分、kエッジ成分及び/又は他の基本材料若しくは成分に分解する。再構成器140が、分解成分のうちの1つ以上を再構成し、スペクトルボリュメトリック画像データが生成される。或いは、分解成分が組み合わされ、再構成されて、非スペクトルボリュメトリック画像データが生成される、及び/又は、スペクトルボリュメトリック画像データが組み合わされて、非スペクトルボリュメトリック画像データが生成される。
コンピュータシステムが、オペレータコンソール142として機能し、ディスプレイといった出力デバイスと、キーボード、マウス等といった入力デバイスとを含む。オペレータは、コンソール142内のソフトウェアによって、システム100とインタラクトすることができる。これには、撮像取得プロトコルを選択すること、撮像再構成プロトコルを選択すること、スキャンを開始すること、スキャンを一時停止すること等が含まれる。一例では、撮像取得プロトコル及び/又は撮像再構成プロトコルは、行われるスキャンに対し、検出器モジュール114のモード(より高いエネルギー分解能及び/又はより高いX線フラックス)を示すパラメータを含む。この場合、コンソール142は、コントローラ126に、モード信号を送信、伝達等し、コントローラ126は、モード信号に基づいて、特定の動作モードについてピクセル122のブロックをプログラミングする。
図3は、図2に示されるピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2を含むピクセルブロック300用の電子部品124の非限定的な実施例を示す。当然ながら、本明細書では、他のブロック(例えばより大きい、より小さい、非四角形等)も考えられる。
この実施例では、電子部品124は、ピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2にそれぞれ対応し、ピクセルアノード電極2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2と電気通信する導電性の電極3021,1、3021,2、3022,1及び3022,2を含む。電極3021,1の出力は、第1の導電性チャネル304(例えばトレース、ワイヤ等)を通り、増幅器/パルス整形器128(図示1)の第1の副増幅器/整形器128に送られる。電極3021,2の出力は、第2の導電性チャネル304を通り送られる。図示される第2のチャネル304は、第1のスイッチ3062,1と第2のスイッチ3062,2とを含む。第1のスイッチ3062,1は、チャネル304を第1のチャネル304に交互に電気的に接続したり切断したりする。第2のスイッチ3062,2は、チャネル304を第2の副増幅器/整形器128に交互に電気的に接続したり切断したりする。
電極3022,1の出力は、第1のスイッチ3063,1と第2のスイッチ3063,2とを含む第3の導電性チャネル304を通り送られる。第1のスイッチ3063,1は、(第1のスイッチ3062,1を介して)チャネル304を第1のチャネル304に交互に電気的に接続したり切断したりする。第2のスイッチ3063,2は、チャネル304を第3の副増幅器/整形器128に交互に電気的に接続したり切断したりする。電極3022,2の出力は、第1のスイッチ3064,1と第2のスイッチ3064,2とを含む第4の導電性チャネル304を通り送られる。第1のスイッチ3064,1は、(第1のスイッチ3062,1及び3063,1介して)チャネル304を第1のチャネル304に交互に電気的に接続したり切断したりする。第2のスイッチ3064,2は、チャネル304を第4の副増幅器/整形器128に交互に電気的に接続したり切断したりする。
第1のスイッチ3062,1、3063,1及び3064,1は、本明細書では、第1のスイッチ306と総称する。第2のスイッチ3062,2、3063,2及び3064,2は、本明細書では、第1のスイッチ306と総称する。第1のスイッチ306及び第2のスイッチ306は、本明細書では、スイッチ306と総称する。コントローラ126は、スイッチ306を制御する。当該制御には、スイッチ306を「開くこと」及び「閉じること」が含まれ、これらは、本明細書において説明されたように、第1のスイッチ306をチャネル304乃至304に、また、第2のスイッチ306を副増幅器/整形器128乃至128に電気的に接続する又は切断する。図示される例では、コントローラ126は、スキャン前に、モード信号に反応してスイッチ306を作動させる。モード信号は、本明細書において説明されたように、行われるスキャンのための動作モード(より高いエネルギー分解能又はより高いX線フラックス)を示す。
動作時、被験者のスキャン前に、コントローラ126は、モード信号を受信する。一例では、モード信号は、例えばコンソール142上で実行されるコンソールスキャン計画アプリケーションとユーザがインタラクトすることに関連して、スキャン計画段階中に生成される。モード信号は、コントローラ126に、スイッチ306を「閉じ」させるか又は「開け」させるコマンドを表す。例えばより高いエネルギー分解能が必要であり、X線フラックスが検出器ピクセル122を飽和しないスキャンについて、モード信号は、コントローラ126に、第1のスイッチ306を閉じさせ、第2のスイッチ306を開けさせる。この構成では、すべてのピクセル3021,1、3021,2、3022,1及び3022,2の出力が、チャネル304及び副増幅器/整形器128に送られる。より高いX線フラックススキャンでは、モード信号は、コントローラ126に、第1のスイッチ306を開けさせ、第2のスイッチ306を閉じさせる。この構成では、各ピクセル3021,1、3021,2、3022,1の出力が、副増幅器/整形器128のうちの対応する異なる福増幅器/整形器に送られる。
この構成では、250μmのピッチ及びN=M=2について、取得電子部品は、4つの個別の250×250μmのピクセルか、又は、単一の500×500μmのより大きいピクセルで事前に(即ち、スキャン前に)構成可能である。したがって、ブロック300は、より高いエネルギー分解能のより大きいピクセルスキャン構成か、又は、より高いX線フラックスのより小さいピクセルスキャン構成で構成可能である。非スペクトルスキャンでは、個々のピクセル出力は、単一の比較器132と、例えばノイズだけと信号とを区別するためのノイズフロア及び/又は別の方法に従って設定される閾値とを有する対応する弁別器130に個々に送られる。スペクトルスキャンでは、ピクセル122の組み合わせ出力が、副増幅器/整形器128によって処理された後、3、4、5、…、10、…、100個等の比較器といった3つ以上の比較器132のバンクを有する弁別器130に送られる。各比較器は、エネルギー分離のための異なるエネルギー閾値を有する。
当然ながら、図2に関連して説明される物理的なコンポーネントの幾何学的配置及び/又は空間的配向は、説明を目的として示されたものであり、限定ではない。更に、電極3021,1は、副増幅器/整形器128に常に接続され(即ち、チャネル304が任意のスイッチ306を含まない)、他の電極302の出力部がいずれもチャネル304に接続可能であるものとして示されているが、別の例では、電極302のうちの異なる1つの電極が、エネルギー分離のために異なるエネルギー閾値を有する比較器のバンクを有する弁別器130に接続された副増幅器/整形器に常に接続されている。いずれの場合も、ブロック300は、より高いX線フラックス及びより高いエネルギー分解能の両方用に構成可能であり、スキャンの前に特定のモードにされることが可能である。この構成は更に、モードに関係なく、一定データ転送レートを可能にする。
上記は、ブロック300の動作モードを事前に設定することについて説明しているが、当然ながら、別の例では、動作モードは、ピクセル122に入射する入来X線フラックスに依存して自動的に選択される。この場合、コントローラ126は、フラックス情報に基づいて実施可能であるスイッチ基準を使用する。
図4、図5及び図6は、図2に示されるピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2を含む図3のピクセルブロック300用の電子部品124の別の実施例を示す。同様に、この実施例について、他のブロック(例えばより大きい、より小さい、非四角形等)も考えられる。
図4は、個別のピクセル処理に対応する4つの領域404、406、408及び410を有する電子部品124のサブポーション402を示す。図5は、図2のサブポーション204上に重ねられたサブポーション402を示し、電極404、406、408及び410とピクセルアノードパッド2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2との間の導電性経路を示す。この実施例では、電極406は、どれも等しい面積を有する電極404、408及び410よりも大きい面積を有する。この構成では、ブロック300は、例えばスキャン前に、電極404がすべてのピクセルアノードパッド2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2からの信号を送るモードか、又は、各電極404、406、408及び410がピクセルアノードパッド2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2のうちの対応する1つからの信号を送るモードで構成可能である。この構成では、電極406は、エネルギー分解能モードにおいて使用される追加のエネルギー閾値用の追加の構造を有する。
図6において、電極404の処理チェーン602は、例えば半値全幅(FWHM)での10ナノ秒(ns)から30nsFWHM(例えば18、20、25nsFWHM等)の範囲内の単一値を有する第1のパルス持続時間用に構成される増幅器604及び整形器606を有する副増幅器/整形器128を含む。電極406、408及び410の処理チェーン602(ページのサイズ制限により不可視)、602及び602は、例えばフルFWHMでの30ナノ秒(ns)から50nsFWHM(例えば35、40、48nsFWHM等)の範囲内の単一値を有する第2の異なるパルス持続時間を有する増幅器604(ページのサイズ制限により不可視)、604及び604と整形器606(ページのサイズ制限により不可視)、606及び606とを有する副増幅器/整形器128(ページのサイズ制限により不可視)、128及び128を含む。第1の処理チェーン602の整形器606は更に、第2の異なるパルス持続時間及び/又は他のパルス持続時間用に構成されてもよい。
処理チェーン602、602、603及び604は、比較器132のセット132と、カウンタ134のセット134とを共有する。処理チェーン602は、高エネルギー分解能スキャンモード用に構成されている。このモードでは、コントローラ126は、ピクセルアノードパッド2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2からの信号が処理チェーン602に送られるように、スイッチ608(ページのサイズ制限により不可視)、608及び608を制御する。コントローラ126は更に、整形器606の出力だけが比較器132のセット132及びカウンタのセット134によって処理されるように、スイッチ610、610、610、…及びスイッチ612(ページのサイズ制限により不可視)、612及び612を制御する。このモードでは、各比較器/カウンタペア132/134が、信号のエネルギー分離のための異なるエネルギー閾値に対応する。このモードでは、処理チェーン602、602及び602は、アイドル状態であるか、及び/又は、オフ、スリープ状態、ハイバネート状態等といった低電力状態に遷移し、比較器132のセット132及びカウンタのセット134を使用しない。
処理チェーン602、602、603及び604は、高X線フラックススキャンモード用に構成されている。このモードでは、コントローラ126は、各ピクセルアノードパッド2021,1、2021,2、2022,1及び2022,2からの各信号が、各自の処理チェーン602、602、603及び604を通り送られるように、スイッチ608、608及び608を制御する。また、コントローラ126は更に、整形器606、606、606及び606の出力が、比較器のセット132及びカウンタのセット134のうちの単一の異なる比較器/カウンタペア132/134によってそれぞれ処理されるように、スイッチ610、610、610、…及びスイッチ612、612及び612を制御する。このモードでは、各比較器/カウンタペア132/134は、例えばノイズフロアに対応する同じ閾値か又は他の所定の閾値を有する。
図7は、各処理チェーン602、602、603及び604がそれ自身の比較器/カウンタペア702(ページのサイズ制限により不可視)、702及び702のセットを有する図6の変形実施例を示す。例えばこの実施例では、処理チェーン602は、比較器のセット132及びカウンタのセット134を依然として使用し、高X線フラックスモードでは単一の比較器/カウンタペア132/134を使用し、また、高エネルギー分解能モードでは比較器/カウンタペア132/134のうちの2つ以上の比較器/カウンタペアを使用する。しかし、各処理チェーン602、603及び604は、高X線フラックスモードでは、それ自身の比較器/カウンタペア702、702及び702を使用するが、チェーン602、603及び604がオフであるか又は低電力モードにある高エネルギー分解能モードでは、比較器/カウンタペアを使用しない。
整形器の近似電力要件は、意図した帯域幅の二乗に比例する(又はパルス持続時間の二乗に反比例する)。したがって、30nsのパルス持続時間及び250μmピッチのピクセルを有するより高いX線フラックスモードでは、ピクセル当たりの必要電力は、20nsのパルス持続時間における500μmピクセルに必要な電力よりも(3/2)=2.25倍小さい。高X線フラックスモードは、1平方ミリメートル当たり4/2.25=1.8倍高い電力消費量を有する。
上記は、ブロック300の動作モードを事前に設定することについて説明しているが、当然ながら、別の例では、動作モードは、入来フラックスに依存して自動的に選択される。この場合、コントローラ126は、フラックス情報に基づいて実施可能であるスイッチ基準を使用することができる。この情報は、例えば増幅器の出力部における平均電圧(レートを示す)若しくは高エネルギー分解能モードにおける最小閾値のカウント密度(又は高X線フラックスモードにおける任意の閾値)を使用することによって、又は、別の方法によって得られる。これには更に、複数のエネルギービン(高エネルギー分解能モード)、又は、固定閾値計数(高X線フラックスモード)への閾値の自動調整が含まれる。現在使用されているモードは、画像データにおいて、及び/又は、別の方法で送信される。
図8は、図2に示されるピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2を含む図3のピクセルブロック300の検出器モジュール電子部品124の別の実施例を示す。同様に、この実施例について、他のブロック(例えばより大きい、より小さい、非四角形等)も考えられる。
この実施例では、可算器802が、ピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2の副増幅器/整形器128、…、128からの電荷を合計し、ピクセル122のブロック300の集合体のスペクトル情報を生成する。結果として得られるパルス高さは、同じ等価面積からの単一の整形器からの出力と等しい。即ち、ピクセル122の電荷(電圧)を加算することは、高さ及びスペクトル品質に関して、ブロック300の同じ2×2の面積の等価の従来の単一のピクセル読み出しと等しい(同じkエスケープフラクション、電荷共有、…)。
各ピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2は、第1の弁別器1301,1、1302,1、1303,1及び1304,1と、対応する第1のカウンタ1341,1、1342,1、1343,1及び1344,1とを有する。各第1の弁別器1301,1、1302,1、1303,1及び1304,1は、異なる関心のエネルギーレベルに対応する異なるエネルギー閾値を有する。加算器802の出力は、各第1の弁別器1301,1、1302,1、1303,1及び1304,1に送られる。第1の弁別器1301,1、1302,1、1303,1及び1304,1の出力は、第1のカウンタ1341,1、1342,1、1343,1及び1344,1のうちの対応する第1のカウンタに送られる。第1のカウンタ1341,1、1342,1、1343,1及び1344,1の出力は、集合的に、ピクセルブロック300、即ち、2×2ピクセルに対応するピクセルサイズを形成する等価電荷からのマルチビンスペクトル情報を提供する。
各ピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2は更に、第2の弁別器1301,2、1302,2、1303,2及び1304,2と、対応する第2のカウンタ1341,2、1342,2、1343,2及び1344,2とを有する。各第2の弁別器1301,2、1302,2、1303,2及び1304,2は、同じ関心のエネルギーレベルに対応する同じエネルギー閾値、例えば第1の弁別器1301,1、1302,1、1303,1及び1304,1等の最小閾値のエネルギーレベルを有する。各副増幅器/整形器128、128、128及び128の出力は、第2の弁別器1301,2、1302,2、1303,2及び1304,2のうちの対応する第2の弁別器に送られる。第2の弁別器1301,2、1302,2、1303,2及び1304,2の出力は、第2のカウンタ1341,2、1342,2、1343,2及び1344,2のうちの対応する第2のカウンタに送られる。各第2のカウンタ1341,2、1342,2、1343,2及び1344,2の出力は、個々のピクセル122のレート情報を提供する。
この実施例では、どのピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2も2セットの情報を同時に提供する2つのチャネルに関連付けられている。即ち、エネルギー分解能によく適したより大きいピクセル面積(ピクセル122の集合体)のサイズでのスペクトル分解チャネルと、個々のピクセル122の計数チャネルとに関連付けられている。一例では、撮像のためにどちらか一方のチャネルを使用することは撮像要件による。両方のチャネルが常に利用可能であるため、どの情報が撮像に最適であるかの決定は、スキャン前、スキャン中及び/又はスキャン後にすることができる。エネルギー分解チャネルの信号対雑音比は、撮像性能の低下が、サブピクセルレベルで提供される情報の使用が必要であるかどうかを指示するものとして役に立つ。一般に、この実施例は、ハードウェアにより実現されるピクセル内電荷加算を既に行うことによって、小さいピクセルの電荷共有(及びkエスケープ)欠点を軽減する。
変形実施例では、各第2の弁別器1301,2、1302,2、1303,2及び1304,2には、単一のカウンタしか関連付けられていない。単一のカウンタは、第2の弁別器1301,2、1302,2、1303,2及び1304,2のいずれによってもトリガされることが可能である。この変形実施例では、コントローラ126が、カウンタを制御して、カウンタのトリガリングメカニズムにおける競争状態を回避する。別の変形実施例では、すべてのピクセル1221,1、1221,2、1222,1及び1222,2が同じカウンタセットを使用する。この変形実施例では、コントローラ126は、例えば検出器の動作点(例えば入来フラックス)に基づいて、エネルギービンのスペクトル情報、又は、各個別のピクセルのレートを表すようにカウンタを制御する。当然ながら、閾値の数、ピクセルにおける配置及び/又は場所は、図8によって限定されるものではない。更に別の変形実施例では、第2のカウンタ1341,2、1342,2、1343,2及び1344,2の出力は、4×12ビット語ではなく、1×14ビット語を介して送信可能である。これは、競争状態を軽減しつつ、単一のカウンタを有することと同様である。本明細書では、他の語長も考えられる。
別の変形実施例では、コントローラ126(図1)は、検出された放射線のフラックスを決定する論理回路を含む。コントローラ126は、検出された放射線のフラックスがブロック300のレート能力内にあることに反応して、第1のカウンタ1341,1、1342,1、1343,1及び1344,1の出力を更なる処理用に送る。コントローラ126は、検出された放射線のフラックスがブロック300のレート能力を上回ることに反応して、第2のカウンタ1341,2、1342,2、1343,2及び1344,2の出力を更なる処理用に送る。各第2の弁別器1301,2、1302,2、1303,2及び1304,2は、2×2ピクセルブロックサイズの1/4のピクセル面積に関連付けられている。したがって、第2の弁別器の1302,1、1302,2、1303,2及び1304,2のレートは、第1の弁別器1301,1、1302,1、1303,1及び1304,1のレートよりも少なくとも4倍大きい。
図9は、本明細書における一実施形態による方法を示す。
当然ながら、本明細書において説明される方法におけるステップの順序は限定ではない。したがって、本明細書では、他の順序も考えられる。更に、1つ以上のステップが省略されても、及び/又は、1つ以上の追加のステップが含まれてもよい。
902において、選択された撮像プロトコル用のスキャンモードが特定される。本明細書において説明されるように、オプションのスキャンモードには、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードが含まれる。
904において、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードの両方用の検出器モジュールが、選択された撮像プロトコルのモード用に構成される。
906において、選択された撮像プロトコルのモード用の検出器モジュールを用いてスキャンが行われる。
908において、スキャンからのスキャンデータが処理され、スキャンされた被験者又は物体のボリュメトリック画像データが生成される。
図10は、本明細書における一実施形態による方法を示す。
当然ながら、本明細書において説明される方法におけるステップの順序は限定ではない。したがって、本明細書では、他の順序も考えられる。更に、1つ以上のステップが省略されても、及び/又は、1つ以上の追加のステップが含まれてもよい。
1002において、より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードの両方用の検出器モジュールを使用する被験者又は物体のスキャンが行われる。
1004において、より高いエネルギー分解能モードの第1のデータと、より高いX線フラックスモードの第2のデータとが同時に生成される。
1006において、第1のデータ及び第2のデータは、処理のために検出器モジュールから送信される。任意選択的に、例えばX線フラックスレートに基づいて、第1のデータ及び第2のデータのうちの1つのみが送信される。
1008において、第1のデータ及び第2のデータの一方又は両方がボリュメトリック画像データを生成するために選択される。第1のデータ及び第2のデータの一方のみが選択される場合、X線フラックスレート、撮像プロトコル等といった基準を用いて決定することができる。
本発明は、好適な実施形態を参照して説明されている。修正態様及び変形態様は、上記詳細な説明を読み、理解することによって、他の人によって想到可能であろう。本発明は、すべてのそのような修正態様及び変形態様を、それらが添付の請求項又はその等価物の範囲内にある限り含むと解釈されることを意図している。

Claims (25)

  1. 検出器モジュールを含む撮像システムであって、
    前記検出器モジュールは、
    複数の直接変換光子計数検出器ピクセルからなるブロックと、
    前記複数の直接変換光子計数検出器ピクセルからなる前記ブロックに接続され、高エネルギー分解能撮像モード及び高X線フラックス撮像モードの両方用のハードウェアを有する対応する電子部品と、
    を含む、撮像システム。
  2. 前記ハードウェアは、
    第1の速度で動作する第1の整形器と、
    第2の速度で動作する複数の第2の整形器と、
    高エネルギー分解能撮像又は高X線フラックス撮像のうちの一方用に前記検出器モジュールを構成させるコントローラと、
    を含み、
    前記第1の速度は、前記第2の速度よりも速い、請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記ハードウェアは、
    前記検出器モジュールが前記高エネルギー分解能撮像モードにあることに反応して、前記複数の直接変換光子計数検出器ピクセルのすべてからの信号を、前記第1の整形器に送る複数のスイッチを含む、請求項1に記載の撮像システム。
  4. 前記複数のスイッチは、前記検出器モジュールが前記高X線フラックス撮像モードにあることに反応して、前記複数の直接変換光子計数検出器ピクセルそれぞれからの信号を、前記複数の第2の整形器のうちの異なる1つに送る、請求項3に記載の撮像システム。
  5. 前記第1の整形器の出力を処理する2つ以上の比較器及びカウンタからなり、各比較器は、異なるエネルギー閾値レベルを有する第1のセットと、
    個別の比較器/カウンタペアからなり、各比較器/カウンタペアは、前記複数の第2の整形器のうちの対応する第2の整形器の出力を処理し、各比較器は、同じエネルギー閾値レベルを有する第2のセットと、
    を更に含む、請求項2乃至4の何れか一項に記載の撮像システム。
  6. 前記第1の整形器の出力を交互に処理する2つ以上の比較器及びカウンタからなる単一のセットを更に含み、各比較器は、異なるエネルギー閾値レベルを有するか、又は、2つ以上の比較器及びカウンタからなる前記セットのうちのそれぞれ異なる比較器及びカウンタを用いて前記複数の第2の整形器の個々の出力を処理し、この場合、各比較器は、同じエネルギー閾値レベルを有する、請求項2乃至4の何れか一項に記載の撮像システム。
  7. 入力に基づいて、前記高エネルギー分解能撮像又は前記高X線フラックス撮像の少なくとも1つ用に、前記検出器モジュールを構成させるコントローラを更に含み、前記コントローラは、スキャン中のX線フラックスレートを決定し、前記入力は、決定された前記X線フラックスレートを示す、請求項1乃至6の何れか一項に記載の撮像システム。
  8. 入力に基づいて、前記高エネルギー分解能撮像又は前記高X線フラックス撮像の少なくとも1つ用に、前記検出器モジュールを構成させるコントローラを更に含み、前記入力は、スキャンのための撮像プロトコルを示し、前記コントローラは、前記スキャン前に、前記高エネルギー分解能撮像又は前記高X線フラックス撮像用に前記検出器モジュールを構成させる、請求項1乃至6の何れか一項に記載の撮像システム。
  9. 前記検出器モジュールは、同時用の高エネルギー分解能撮像及び高X線フラックス撮像用の電子部品を含む、請求項1に記載の撮像システム。
  10. 単一の直接変換光子計数検出器ピクセルからの信号を処理する第1のペア、及び、前記複数の直接変換光子計数検出器ピクセルのすべてからの信号の合計を処理する第2のペアを含む、前記複数の直接変換光子計数検出器ピクセルそれぞれ用の2つの比較器/カウンタペアを更に含み、前記第1のペア及び前記第2のペアは、それぞれの信号を同時に処理する、請求項7に記載の撮像システム。
  11. 各第1のペアは、異なるエネルギー閾値を有し、各第2のペアは、同じエネルギー閾値を有する、請求項10に記載の撮像システム。
  12. 前記複数の直接変換光子計数検出器ピクセルのうちの少なくとも2つは、カウンタを共有する、請求項10又は11に記載の撮像システム。
  13. 前記高エネルギー分解能撮像モード及び前記高X線フラックス撮像モードの両方用に構成される前記複数の直接変換光子計数検出器ピクセルそれぞれ用の単一の比較器/カウンタペアを更に含む、請求項9に記載の撮像システム。
  14. 前記コントローラは、スキャン中のX線フラックスレートを決定し、前記入力は、決定された前記X線フラックスレートを示す、請求項1乃至11の何れか一項に記載の撮像システム。
  15. より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードのうちの1つを含む、選択された撮像プロトコル用のスキャンモードを特定するステップと、
    前記より高いエネルギー分解能モード及び前記より高いX線フラックスモードの両方用に構成可能である検出器モジュールを、特定された前記スキャンモードに基づいて構成させるステップと、
    選択された前記撮像プロトコルの前記スキャンモード用に構成された前記検出器モジュールを用いて、スキャンを行うステップと、
    前記スキャンからのスキャンデータを処理し、ボリュメトリック画像データを生成するステップと、
    を含む、方法。
  16. 前記検出器モジュールを前記より高いエネルギー分解能モード用に構成させることに反応して、第1の速度で動作する第1の整形器を用いて、複数の検出器ピクセルからの出力信号を処理するステップと、
    前記検出器モジュールを前記より高いエネルギー分解モード用に構成させることに反応して、第2の速度で動作する異なる整形器をそれぞれ用いて、前記複数の検出器ピクセルからの前記出力信号を処理するステップと、
    を更に含み、
    前記第1の速度は、前記第2の速度よりも遅い、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の整形器の出力及び前記異なる整形器の出力を、比較器/カウンタの同じセットを用いて処理するステップを更に含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の整形器の出力及び前記異なる整形器の出力を、比較器/カウンタの異なるセットを用いて処理するステップを更に含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記スキャンを行う前に、前記検出器モジュールを前記より高いエネルギー分解能モード又は前記より高いX線フラックスモード用に構成させるステップを更に含む、請求項15乃至18の何れか一項に記載の方法。
  20. より高いエネルギー分解能モード及びより高いX線フラックスモードの両方用に構成される検出器モジュールを使用してスキャンを開始するステップと、
    前記より高いエネルギー分解能モード用の第1のデータ、及び、前記より高いX線フラックスモード用の第2のデータを同時に生成するステップと、
    更なる処理のために、前記第1のデータ又は前記第2のデータの少なくとも1つを選択するステップと、
    前記第1のデータ又は前記第2のデータの選択された前記少なくとも1つを処理して、ボリュメトリック画像データを生成するステップと、
    を含む、方法。
  21. それぞれの第1の整形器、第1の比較器及び第1のカウンタを用いて複数の検出器ピクセルからの出力信号を、また、それぞれの第2の比較器及び第2のカウンタを用いて前記第1の整形器からの信号の合計を、同時に処理するステップを更に含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1の比較器に、同じエネルギー閾値を使用するステップを更に含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2の比較器に、異なるエネルギー閾値を使用するステップを更に含む、請求項21に記載の方法。
  24. 前記複数の検出器ピクセルからの前記出力信号を、共有比較器/カウンタからなる同じセットを用いて処理するステップを更に含む、請求項21乃至23の何れか一項に記載の方法。
  25. 前記複数の検出器ピクセルからの前記出力信号及び前記合計を、共有比較器/カウンタからなる同じセットを用いて処理するステップを更に含む、請求項21乃至23の何れか一項に記載の方法。
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