JP2018519360A - ミノドロン酸の新たな結晶形 - Google Patents

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Abstract

本発明は、結晶形X及び結晶形Yと呼ばれる(1−ヒドロキシ−2−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−1−ホスホノエチル)ホスホン酸の安定な2種の結晶形、並びに、各結晶性多形体を単一の結晶形として個別に得ることができる、これらの結晶形の調製のための方法を提供する。

Description

ミノドロン酸、すなわち、(1−ヒドロキシ−2−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル−1−ホスホノエチル)ホスホン酸は、式(I)

の化合物である。
ミノドロン酸は、非常に良好な骨吸収抑制活性並びに抗炎症活性、鎮痛活性及び解熱活性を有することが公知であり、骨吸収の増大が関与する疾患の処置において有用である(EP0647649B1、Rizzoli C.ら、Acta Cryst.E71 2015、51〜54)。
医薬調製へのミノドロン酸の利用における主要な課題は、ミノドロン酸の精製及び結晶形の制御に関する。
ミノドロン酸は、数多くの有機溶媒及び水への溶解度が限定的であり、したがって、精製は多くの場合、ミノドロン酸のナトリウム塩の沈殿と、それに続く再酸性化に基づく。しかしながら、この手順は、ミノドロン酸を溶解するために濃NaOH、及びミノドロン酸塩を沈殿させるために大量のアルコール溶媒の使用を必要とする。形成した生成物は、ゲル粘稠度を示し、固体のろ過及び乾燥を行うかなり面倒な工程を必要とし、スケールアップのためには手順が実用的でないものになる。
ミノドロン酸は、かなり複雑な多形挙動を有することが公知である。通常、医薬調製において利用される最も好ましい形態は、一水和物形態である。D及びEと表記された既知の2種の一水和物形態は、同じXRPDパターンを有するが、異なる脱水温度を有する。結晶構造が類似しているため、単一の純粋な一水和物結晶形を得ることは、特に形態Eの場合は非常に困難である。
容易に得られ、必要な化学的特性及び物理的特性を有するミノドロン酸の新たな結晶形を利用可能にすることに強い関心が寄せられている。
ここで、本発明者らは、形態X及び形態Yと呼ばれるミノドロン酸の新たな2種の結晶形を報告する。
したがって、本発明は、適切な溶媒からの結晶化又は再結晶を含む、前記形態の調製のための方法も対象とする。
本発明は、本明細書において記載されたミノドロン酸形態X又は形態Yを含む医薬組成物、及び医薬としての当該医薬組成物の使用を更に対象とする。
下記に提供されるミノドロン酸形態X及び形態Yの物理化学的特性を参照すると、本発明をより完全に理解することができる。
そうでないと規定されていない限り、本明細書において使用されているすべての専門用語及び科学用語は、本主題が属する分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
X線粉末回折の主要なピーク、FT−IRスペクトルの主要なバンド及び特性、熱重量分析が、提供される。
X線粉末回折図形(XRPD)は、X’Pert PRO PANalyticalという機器を使用して、Kα1線を用いる単一の走査によって得られた。回折図形は、反射モードにおいて、3〜40°2θまでの範囲で測定される。
FT−IRスペクトル(フーリエ変換赤外分光法)は、KBrスプリッタ及びDTGS KBr検出器を備えたATRモジュール型機器であるNicolet iS50によって記録された。スペクトルは、4cm−1の分解能における32回の走査によって取得された。
DSC分析は、示差走査熱量計DSC1 Mettler Toledoを使用して実施された。試料は、−25〜200℃までの温度範囲において、10K/分の加熱速度で加熱された。
サーモグラムは、TGA/DSC1 Mettler Toledo熱天秤を使用して得られた。試料は、10K/分において、25℃から450℃まで加熱された。
本明細書において使用されているとき、「多形」は、ある化合物が、2種以上の別個の結晶種に結晶化できることである。多形体(又は結晶変態)は、同一の化学的構造を有するが、大きく異なる物理化学的特性を有する。
本明細書において使用されているとき、「熱力学的に安定な」という用語は、長期の条件下(25℃、60%相対湿度)における貯蔵中において、医薬として許容される期間(少なくとも3か月、好ましくは6か月、より好ましくは1年)にわたって、別の多形形態に実質的に変化しない、多形形態を呼ぶ。
本明細書において使用されているとき、「高いレベルの化学的純度」という用語は、薄層クロマトグラフィー(TLC)又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等、このような純度を査定するために当業者によって使用される標準的な分析法によって測定したとき、容易に検出できる不純物の総量が5%未満、有利には2.5%未満、好ましくは1.0未満、より好ましくは0.5%未満である、多形体を指す。
ミノドロン酸形態XのXRPDスペクトルの図である。 粉砕前及び粉砕後のミノドロン酸形態XのXRPDスペクトルの図である。 混練前及び混練後のミノドロン酸形態XのXRPDスペクトルの図である。 ミノドロン酸形態XのFT−IRスペクトルの図である。 ミノドロン酸形態XのDSC分析の図である。 ミノドロン酸形態XのTGA分析の図である。 ミノドロン酸形態Xの溶融の図である。 25℃におけるミノドロン酸形態Xの水収着速度の図である。 25℃におけるミノドロン酸形態Xの水収着及び脱着等温線の図である。 ミノドロン酸形態Xを対象にした、水を用いる簡易分析。 40℃及び75%RHにおける1日後(暗い灰色)、3日後(薄い灰色)、7日後(非常に薄い灰色)のミノドロン酸形態X並びに形態Xの基準用パターン(黒色線)のXRPDスペクトル。 ミノドロン酸形態XのHPLC分析。 ミノドロン酸形態YのXRPDスペクトル。 粉砕前及び粉砕後のミノドロン酸形態YのXRPDスペクトル。 混練前のミノドロン酸形態Y(形態Yという線)及び混練後のミノドロン酸形態Y(形態Y−混練)のXRPDスペクトル並びにミノドロン酸形態X(形態X)のXRPDスペクトル。 ミノドロン酸形態YのFT−IRスペクトル。 ミノドロン酸形態YのDSC分析。 ミノドロン酸形態YのTGA分析。 ミノドロン酸形態Yの溶融。 25℃におけるミノドロン酸形態Yの水収着速度。 25℃におけるミノドロン酸形態Yの水収着及び脱着等温線。 DVS実験後のミノドロン酸形態Y(黒色線)及びEP0647649B1において特許請求された形態F無水(灰色)のXRPD。 ミノドロン酸形態Yを対象にした、水を用いる簡易分析。 40℃及び75%RHにおける1日(1D)後のミノドロン酸形態Y、形態Yの基準用パターン(形態Yという黒色線)並びにEP0647649B1において特許請求された形態F無水(形態F−無水)のXRPDスペクトル。 ミノドロン酸形態YのHPLC分析。 再結晶後のミノドロン酸のHPLC分析。 ミノドロン酸形態X(例2)のXRPDスペクトル。 ミノドロン酸形態X(例2)のHPLC分析。 HPLCによって回収されたミノドロン酸の較正曲線。 pH4.5における相異なる4種の多形体の溶解の比較。 pH4.5のとき、溶解の最初の数分における相異なる4種の多形体に関して外挿された溶解速度。 pH6.8における相異なる4種の多形体の溶解の比較。 pH6.8のとき、溶解の最初の数分における相異なる4種の多形体に関して外挿された溶解速度。 pH7.4における相異なる4種の多形体の溶解の比較。 pH7.4のとき、溶解の最初の数分における相異なる4種の多形体に関して外挿された溶解速度。 pH4.5における相異なる結晶形の熱力学的溶解度。 pH6.8における相異なる結晶形の熱力学的溶解度。 pH7.4における相異なる結晶形の熱力学的溶解度。 ミノドロン酸形態E及び形態Dと、pH4.5における形態Y、形態D、形態E及び形態Xの熱力学的検討の最後に回収された粉体とのXRPD比較。 ミノドロン酸形態E及び形態Dと、pH6.8における形態Y、形態D、形態E及び形態Xの熱力学的検討の最後に回収された粉体とのXRPD比較。 ミノドロン酸形態E及び形態Dと、pH7.4における形態Y、形態D、形態E及び形態Xの熱力学的検討の最後に回収された粉体とのXRPD比較。
驚くべきことに、高いレベルの化学的純度でミノドロン酸を効率的に製造することができる精製手順が、ここで記載される。
この目的のために、技術水準において公知の手順に従って合成されたミノドロン酸を、6M HCl中に溶解する。pH1に至るまでNaOHを加えると、生成物が沈殿し、簡便なろ過によって収集することが可能になり、NaOHの非存在下で必要とされる蒸留のような、大量の水を蒸留する必要性がなくなる。
更に、上記工程において得られた固体を、熱い6M HCl中に再溶解し、メタノールによって沈殿させると、ナトリウム塩に実施されるろ過及び乾燥よりも容易な固体のろ過及び乾燥が可能になる。
最後に、有機塩基の添加により、驚くべきことに、ミノドロン酸を水に容易に溶解できるようになることが、ここで実証されている。特に、2当量のジエチルアミンの使用により、室温でミノドロン酸を溶解することができた。次いで、生成物を、1M HClの添加によって遊離酸として再沈殿させ、HPLC純度が99.5%より高い生成物を得ることができる。
驚くべきことに、興味深い化学的物理的特性を有するミノドロン酸形態X及び形態Yという新規な2種の結晶形が、ここで記載される。
本発明のミノドロン酸形態Xは、熱力学的に安定な非吸湿性の結晶形であり、高いレベルの化学的純度及び医薬組成物の調製のための良好な取扱い特性を特徴とする。ミノドロン酸形態Xは、HCl 1M中に溶解したミノドロン酸の沸騰溶液を迅速に0℃に冷却することによって得られる。好ましくは、前記溶液の濃度は、約25mg/mlである。白色沈殿物が数分で形成されたら、この白色沈殿物を0℃で約12時間スラリー化する。次いで、生成物を真空下で回収し、中性pHになるまで水によって洗浄し、メタノールによって洗浄する。50℃で24時間乾燥させた後には、約96%の収率で高いレベルの化学的純度(99.5%超)を有する固体が回収される。
新たな結晶形Xは、図1に示されたXRPDスペクトルを特徴とする。主要なピークは2θ±0.3度で、9.1、10.2、15.5、16.5、18.7、25.8である。下記の表1は、スペクトルの顕著なピークを示している。

粉砕された試料の安定性は、試料の回折パターンを標準用の基準品の回折パターン(粉砕前のミノドロン酸形態X)と比較して測定された。得られた試料は、図2に報告されているように、ミノドロン酸形態Xと同じ回折パターンを示していた(形態Xという線に対する形態X−粉砕という線)。
安定性は、混練後に確認されている。混練後に得られた試料(図3、形態X−混練という線)は、混練前のミノドロン酸形態Xと同じ回折パターンを示した。
FT−IR分析は、図4に示されたスペクトルを示している。前記FT−IRスペクトルは、下記の表2に示されたピークを特徴とする。
図5に示されたDSC分析は、80〜130℃の間の脱水工程(開始89.34℃)並びに210℃より後の溶融及び分解(開始233.38℃)に対応する、2回の吸熱事象を強調している。
図6に示されたサーモグラムは、約80℃から140℃まで遷移したときの、9.38%w/wの重量減少を強調している。試料は、水を失っており、二水和物形態が示唆されている可能性がある。これに続く3.5%w/wの減少は、220℃より後の分解事象によるものである。図7に報告された溶融分析は、80〜140℃の間で観察された重量減少が、分解事象に起因するものではないことを確認している。溶融及び分解は、約250℃より後に同時に起きており、250.4℃以上で撮影された写真を参照されたい。
速度論的水分収着の結果が図8に報告されており、灰色線は、時間を関数とする質量変化の百分率をトレースしており、一方で黒色線は、時間を関数とする相対湿度の変化をトレースしている。図9に報告された等温線において、菱形付きの線は、第1の収着段階を描写しており、正方形付きの黒色線は、第1の脱着段階を描写しており、三角形付きの灰色線は、第2の収着段階を描写しており、正方形付きの灰色線は、第2の脱着段階を描写している。
分析された試料は、疎水挙動を示している。収着/脱着の各サイクルにおいて、重量変化は0.1%を下回るように維持され、この値は一般的に非吸湿性化合物に起因し得るものである。
水を用いる簡易分析により、80〜140℃の間の重量減少は、脱水工程に起因することが確認された。登録された量はTGAによって観察された量と一致しており、図10に報告されているように、二水和物ミノドロン酸形態を確認している。
ここで記載されたミノドロン酸形態Xは、ストレス条件に曝露された場合にも安定である。ミノドロン酸形態Xは、40℃及び75%RHにおいて7日間の曝露によって試験された。1日後、3日後及び7日後に記録された試料のXRPDパターンが、図11に報告されており、結晶形が変化しなかったことを実証している。ここで主張されたミノドロン酸形態Xは、熱力学的に安定である。
図12に報告されたHPLC純度プロファイルは、99.97%超の高いレベルの化学的純度を有するミノドロン酸形態Xを単離できることを実証している。
驚くべきことに、上記ミノドロン酸形態Xを真空下において80℃で24時間乾燥させることによって、興味深い特徴を示すミノドロン酸形態Yである新たな多形体が得られた。
新たな結晶形Yは、図13に示されたXRPDスペクトルを特徴とする。主要なピークは2θ±0.3度で、9.5、10.7、13.9、19.1、19.78、19.85である。下記の表3は、スペクトルの顕著なピークを示している。
粉砕された試料の安定性は、試料の回折パターンを標準用の基準品の回折パターンと比較して測定された。得られた試料は、図14に報告されているように、ミノドロン酸形態Yと同じ回折パターンを示していたが、結晶性の度合いが低下している(形態Yという線に対する形態Y−粉砕という線)。
興味深いことに、本発明のミノドロン酸形態Yを混練した後には、図15において強調されているように、結晶形Xへの完全な変換が起きる。混練後に得られた試料(形態Y−混練という線)は、ミノドロン酸形態X(形態Xという線)と同じ回折パターンを示していた。
FT−IR分析は、図16に示されたスペクトルを示している。前記FT−IRスペクトルは、下記の表4に示されたピークを特徴とする。
図17に示されたミノドロン酸形態YのDSC分析は、試料の溶融及び分解(開始238.98℃)に対応する約245℃における単一の事象を伴う、線形プロファイルを示している。
図18に示されたミノドロン酸形態Yのサーモグラムは、約140℃から約220℃まで遷移したときの、1.65%w/wの重量減少を強調している。これに続く4.27%w/wの減少は、220℃より後の分解事象によるものである。図19に報告された溶融分析は、140〜220℃の間で観察された重量減少が、分解事象に起因するものではないことを確認している。溶融及び分解は、約240℃より後に同時に起きたが、240.0℃以上で撮影された写真を参照されたい。
速度論的水分収着の結果が図20に報告されており、灰色線は、時間を関数とする質量変化の百分率をトレースしており、一方で黒色線は、時間を関数とする相対湿度の変化をトレースしている。図21に報告されている等温線において、菱形付きの線は、第1の収着段階を描写しており、正方形付きの黒色線は、第1の脱着段階を描写しており、三角形の灰色線は、第2の収着段階を描写しており、正方形付きの灰色線は、第2の脱着段階を描写している。
分析された試料は、わずかに吸湿挙動を示している。第1の収着サイクルにおいて、約1%の水が吸着された。次の脱着工程において、約1.5%w/wの水が失われ、出発物質より少ない量の水を有するミノドロン酸形態が得られた。
収着/脱着の第2のサイクルにおいて、約75%の湿度において、結晶性構造が崩壊して、無水形態を生じさせた。
分析の最後に回収された試料をXRPDによって分析すると、EP0647649B1において無水形態として特許請求されたミノドロン酸形態Fと同様の回折図形が登録された。灰色線が比較用の形態Fを表している図22を参照されたい。
水を用いる簡易分析は、140〜220℃の間の重量減少が、脱水工程に起因することを確認した。登録された量は、重量分析によって登録された量よりわずかに多い。一般に、より確度の高い分析はTGAであり、水を用いる簡易分析は、失われた溶媒が水であることを確認するために実施された。
ミノドロン酸形態Yは、40℃及び75%RHにおいて7日間の曝露によって試験された。1日後、3日後及び7日後に記録された試料のXRPDパターンが、図24に報告されており、1日後にはすでに、EP0647649B1において特許請求された無水形態Fへの完全な変換が起きることを実証している。
新たな結晶形Yの完全性及び高いレベルの化学的純度は、図23に報告されているHPLC分析によって確認された。99.8%超という高いレベルの化学的純度のミノドロン酸形態Yを単離することができる。
本発明の多形体の溶解度は、速度論的条件及び熱力学的条件下において、異なる3種のバッファー媒体(pH4.5、6.8及び7.4)中で調査された。データは、下記の実験の部において報告されている。試験されたすべてのバッファーにおいて、結晶形Xは、速度論的条件下でより可溶なものとなっており、溶解速度が、技術水準による形態E及び形態Dより2倍又は3倍高い。
ここで記載されたミノドロン酸の結晶形は、医薬組成物中に利用することができる。前記結晶形を含む医薬組成物は、添加剤を含有してもよい。本発明による医薬製剤の調製のために、任意の従来の技法を使用することができる。
(例1)
ミノドロン酸の合成

12.3gのイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル酢酸塩酸塩、12.07gのHPO及び82mLのクロロベンゼンを、機械式撹拌棒及びNaOHトラップに接続された凝縮器を備えたジャケット付き250mL反応器に加えた。反応混合物を30分間110℃に加熱し、次いで、30分で80℃に冷却した。30.79gのPClを加え、溶液を15分間80℃に保ち、次いで、30分で110℃に加熱した。反応混合物をこの温度で8時間撹拌し(90〜120rpm)、次いで、30分で25℃に冷却し、撹拌しながらこの温度で終夜放置した。クロロベンゼンを、ぜん動ポンプを使用して除去し、残留物を200mLの6M HCl中に溶解し、溶液を110℃で2時間加熱した。オレンジ色溶液を、1.2gの活性炭素(DARCO 100メッシュ)が入った三角フラスコに注ぎ込み、40分間撹拌しながら室温に冷却した。溶液をろ紙によってろ過し、固体残留物を20mlの6M HClによって洗浄した。溶液をジャケット付き反応器に注ぎ込み、25〜30℃で撹拌した。pH1になるまでNaOHの30%水溶液を滴下した。この条件下において、固体の沈殿が起き、混合物を室温で2時間撹拌した。沈殿物を真空ろ過によって収集し、次いで、水(2×25mL)及びメタノール(2×25mL)によって洗浄した。淡黄色固体を50℃で4時間乾燥させ、11.85gの式(I)のミノドロン酸を得たが、このミノドロン酸は、98.5%のHPLC純度を示した。
固体を三角フラスコ内に移し、47.4mLのHCl 6Mを加えた。固体の完全な溶解が起きるまで懸濁液を100℃で撹拌し、次いで、332mLのメタノールを一まとめにして加えた。スラリーを室温で冷却し、次いで、この温度で3時間撹拌した。沈殿物を真空ろ過によって収集し、次いで、洗浄溶媒のpHが中性になるまで水によって洗浄した。白色固体を50℃で4時間乾燥させ、10.20gの生成物を得たが、この生成物は、99.40%のHPLC純度を示した(図26)。
(例2)
ミノドロン酸の精製
例1の最後に得られた固体をビーカー内に移し、204mLの水を加えた。スラリーを室温で撹拌し、6.12mlのジエチルアミン(2当量)を加えた。溶液が透明な状態になるまで混合物を室温で撹拌し、次いで408mLのHCl 1Mを一まとめにして加え、溶液を室温で3時間撹拌した。ミノドロン酸が白色固体として沈殿したら、真空ろ過によって収集した。固体を、洗浄溶媒のpHが中性になるまで水によって洗浄し、次いで、メタノール(2×25mL)によって洗浄した。白色固体を50℃で4時間乾燥させ、9.73gのミノドロン酸(95.4%の収率)を得たが、このミノドロン酸は、99.64%のHPLC純度を示した(図28)。XRPD分析は、形態Xと表記された新規な結晶形の存在を示した(図27)。
(例3)
高いレベルの化学的純度を有するミノドロン酸形態Xの調製
35.7gのミノドロン酸及び121mLの水を、機械式撹拌棒を備えたジャケット付き2L反応器内に加えた。20〜30℃の間の温度を保ちながら、pH7.1〜7.2になるまでNaOHの30%水溶液を滴下した。929mLのメタノールを、一まとめにして透明な溶液に加え、白色スラリーを室温で15分撹拌した。白色固体を真空ろ過によって収集し、メタノールによって洗浄し、50℃で24時間乾燥させた。乾燥済み固体を、186mLの脱イオン水と一緒にジャケット付き1L反応器内に加えた。固体の完全な溶解が起きるまで混合物を80℃で加熱し、次いで、139mLのHCl(8%水溶液)を加えた。溶液を1時間で13℃に冷却し、この温度で3時間撹拌した(120rpm)。固体を真空ろ過によって収集し、洗浄溶媒のpHが中性になるまで水によって洗浄し、次いで、メタノールによって洗浄した。白色固体を50℃で4時間乾燥させ、99.85%のHPLC純度を有する35.31gのミノドロン酸を得た。
固体(35.31g)を、撹拌子を備えた2Lビーカー内に移し、141mLの6M HClを加えた。固体の完全な溶解が起きるまで混合物を100℃で加熱した。988mLのメタノールを一まとめにして加え、スラリーを室温に冷却し、この温度で3時間撹拌した。固体を真空下でろ過し、洗浄溶媒のpHが中性になるまで水によって洗浄し、次いで、メタノールによって洗浄した。白色固体を50℃で4時間乾燥させ、99.93%のHPLC純度を有する30.36gのミノドロン酸を得た。
固体(30.36g)を、凝縮器及び機械式撹拌棒を備えたジャケット付き1L反応器内に移した。560mLの水を加え、混合物を80℃で30分加熱した。熱い溶液を真空下でろ過し、固体をメタノールによって洗浄し、真空下で1時間乾燥させ、99.95%のHPLC純度を有する29.45gのミノドロン酸を得た。
固体(29.45g)を、凝縮器及び機械式撹拌棒を備えたジャケット付き3L反応器内に移した。1.09Lの1M HClを加え、固体の完全な溶解が起きるまで混合物を110℃で加熱した。あらかじめ0℃に冷却された別のジャケット付き反応器内に直接入るように、熱い溶液を綿パッドに通してろ過した。溶液を0℃で終夜撹拌し(110rpm)、次いで、真空下でろ過した。洗浄溶媒のpHが中性になるまで固体を水によって洗浄した、次いで、メタノールによって洗浄した。白色固体を50℃で終夜乾燥させて、HPLC純度が99.97%の28.27gのミノドロン酸形態X(96%の収率)を得た。
(例4)
ミノドロン酸形態Xの脱水
1gの結晶形Xを、真空下において80℃で終夜乾燥させた。得られた固体をXRPDによって分析すると、新たな結晶形が確認された。新たな形態は、結晶形Yと表記された。
(例5)
速度論的溶解及び熱力学的溶解
ミノドロン酸の新たな多形体(形態X及びY)並びに公知の多形体である形態E及びDの溶解度を、速度論的条件及び熱力学的条件下において、相異なる3種のバッファー媒体(pH4.5、6.8及び7.4)について調査した。HPLC法は、合成されたミノドロン酸の新たな多形体の溶解度を評価するために最適化した。
検討の目的は、市販のAPIの結晶形に比較して、新たな結晶形の溶解能力を評価することであった。
錠剤は、50mgのミノドロン酸形態X、Y並びに基準用の対照であるE及びDを、50mgのミクロセルロースと混合することによって調製された。試験されたすべてのバッファーにおいて、結晶形Xは、速度論的条件下においてより可溶なものとなっており、溶解速度が、標準物質として考えられる形態E/Dより2倍又は3倍高かった。分析の30分後の最終的なミノドロン酸の濃度は、すべての多形体において同等であったが、700μg/ml、1000μg/ml及び900μg/mlの値が、それぞれpH4.5、6.8及び7.4において外挿された。
分析の最初の数分における多形体の間の主要な差異は、結晶形Xが並外れた溶解度を示すことであった。
HPLC法:
機器:1200 Infinity Series AGILENT
G4220B−1290 BinPumpVL
G4226A−1290 Sampler
G1316A−1260 TCC
G1314F−1260 VWD
カラム:X−bridge C18(250mm×4.6mm)5.0μm、Waters Corporations
カラム温度:35±0.3℃
移動相:イオン対溶液(26.3gのリン酸水素二ナトリウム、3gのEDTAの二ナトリウム塩及び1.9gのテトラブチルアンモニウムブロミドを、適切な容器内に導入した。内容物を800mLの水中に溶解する。同じ容器内に2.0mLの濃塩酸をピペットで移し、溶解し、よく混合する。溶液のpHを7.5に調節し、内容物を1000mL測定シリンダーに移し、水によって960mLに希釈する。内容物を適切な容器に移し、よく混合する。40mLのメタノールを同じ容器内に加え、よく混合して、前記イオン対溶液を得る)。
イソクラティック溶離:あり
流量:1mL/分
初期圧力:180bar
流量増大:100mL/min2
流量減少:100mL/min2
Jet Weaver:V100ミキサー
検出器波長:280nm
ピーク幅:>0.0031分(0.63秒 応答時間)(80Hz)
注入量:10μl
ニードル洗浄+注入:3.0秒
分析停止:30分
保持時間:ミノドロン酸を対象にして4.45分
希釈剤:移動相と同じ
較正曲線と、較正曲線のための標準溶液
基準用の標準物質の溶液:厳密に秤量された25.52mgのミノドロン酸(99.95%の純度)を、25mLメスフラスコ内に導入した。固体を40mLの希釈剤中に溶解し、完全な溶解が達成されるまで混合物を超音波処理した。溶液を(恒温浴を使用して)室温に維持し、希釈剤によってある体積にした(標準溶液濃度 ミノドロン酸1mL当たり1.0208mg、標準溶液SS0)。
5mLの標準溶液を10mLメスフラスコ内に移し、ある体積になるまで希釈剤溶液によって希釈した(SS1、ミノドロン酸1mL当たり0.510mg)。
4mLの標準溶液を10mLメスフラスコ内に移し、ある体積になるまで希釈剤溶液によって希釈した(SS2、ミノドロン酸1mL当たり0.40832mg)
2.5mLの標準溶液を10mLメスフラスコ内に移し、ある体積になるまで希釈剤溶液によって希釈した(SS3、ミノドロン酸1mL当たり0.2552mg)
1mLの標準溶液を10mLメスフラスコ内に移し、ある体積になるまで希釈剤溶液によって希釈した(SS4、ミノドロン酸1mL当たり0.10208mg)
較正曲線のためのHPLC法
各標準試料を、最適化されたクロマトグラフィー条件によって3回分析した。
生成物のピークを積分し、平均を計算した。結果を表5に報告する。

較正曲線及び実験結果を内挿するために使用された関連式は、図29に報告されている。
速度論的溶解を、異なる3種の媒体、すなわち、pH4.5、pH6.8及びpH7.4のリン酸バッファー中で実施した。
溶解試験は、特許EP0647649B1に従って調製された各ミノドロン酸形態D及びE、並びに、錠剤に製剤化された形態X及び形態Yと表記されている合成による新たな多形体を対象にして実施された。
収集された値は、下記の図31〜図36に内挿してプロットされており、多形体X及びYの溶解のデータから外挿された値をミノドロン酸形態D又はEのデータと比較した。
新たな多形体形態Xは、最良の溶解プロファイルを示していた。より高い濃度のAPIが、溶解分析の最初の部分において達成されており、この高い濃度は、実験中維持された(図30、薄い灰色カラム)。
溶解速度は、分析の最初の5分における各形態に関して外挿された(図31)。
同じ実験をpH6.8(図32、図33)及びpH7.4(図34、図35)において繰り返し、形態Xに関する最良の結果を確認した。
熱力学的溶解度試験を、速度論的溶解試験に供された同じ結晶形に実施した。
50mgの各結晶形を紛体として、磁気撹拌子を備え付けたガラス管内に加え、2mLのバッファーによって希釈した。
混合物を、磁気撹拌しながら(100rpm)37℃で24時間放置した。
実験は、pH4.5、pH6.8及びpH7.4で実施された。
懸濁液を0.20ミクロンフィルターによってろ過し、先に報告したHPLC法によって分析し、結果を報告された較正曲線によって内挿した。
熱力学的溶液を20倍に希釈して、較正曲線に含まれるデータを得る。
ミノドロン酸の溶解度は、pH7.4のときの方がpH4.5及び6.8のときより高いことが明らかであり、これは、リン酸部分の存在によって妥当とすることができる。
pH4.5において、結晶形Xは、他の形態よりわずかに可溶である。特にD及びEは、同等の溶解度を示したが、形態Yに関しては、わずかな低下が登録された(図36)。
pH6.8において、約5.5mg/mLの溶解度が想定される形態Dを除いて、すべての形態が、約7.5mg/mLという類似した溶解度を示した(図37)。
pH7.4において、pH4.5と同様の傾向が観察された。やはり、形態Xは、より可溶のもの(約14.3mg/mL超)であるが、他の多形体に関しては、13.2〜14mg/mlの間の良好な溶解度が計算された(図38)。
熱力学的溶解度試験の後、粉体を回収し、XRPDによって分析した。検討されたすべての結晶形において、形態D/EのXRPDを記録した。この結果は、分析された異なる多形体の熱力学的試験における最終的な値が類似していることを妥当にするものである(図39〜図41)。

Claims (14)

  1. 2θ±0.3度で、9.1、10.2、15.5、16.5、18.7、25.8の主要なピークを示すXRPDスペクトルを特徴とする、ミノドロン酸形態Xと呼ばれるミノドロン酸の結晶形。
  2. 図1のXRPDスペクトルを特徴とする、請求項1に記載の結晶形。
  3. 図4に示された赤外線吸収スペクトルを特徴とする、ミノドロン酸の結晶形。
  4. HCl 1M中に溶解したミノドロン酸の沸騰溶液を迅速に0℃に冷却することによって得られる、請求項1から3までのいずれか一項に記載の結晶形。
  5. a) pH1になるまでミノドロン酸の酸性溶液にNaOHを加え、ミノドロン酸である固体を沈殿させ、その後に乾燥させる工程
    を含む、ミノドロン酸を精製するための方法。
  6. b) 前記工程a)において得られた固体を熱いHCl 6M中に再溶解し、続いて、メタノールによって沈殿させ、ミノドロン酸である固体を収集する工程
    を更に含む、請求項5に記載の方法。
  7. c) 前記工程a)又はb)において得られた固体に有機塩基を加える工程と、
    d) ミノドロン酸である固体を酸性化し、沈殿させる工程
    を更に含む、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記有機塩基が、ジエチルアミンであり、好ましくは2当量のジエチルアミンが、前記固体に加えられる、請求項7に記載の方法。
  9. a) ミノドロン酸のナトリウム塩を合成し、再酸性化する工程と、
    b) HPLC純度が99.85%のミノドロン酸である固体を収集する工程と、
    c) 工程b)の固体をHCl 6M中に溶解し、メタノールによって沈殿させる工程と、
    d) HPLC純度が99.93%のミノドロン酸である固体を収集する工程と、
    e) 沸騰水によって洗浄し、1M HClから結晶化させ、HPLC純度が99.97%のミノドロン酸形態Xを得る工程と
    を含む、高いレベルの化学的純度を有するミノドロン酸形態Xを調製するための方法。
  10. 2θ±0.3度で、9.5、10.7、13.9、19.1、19.78、19.85の主要なピークを示すXRPDスペクトルを特徴とする、ミノドロン酸形態Yと呼ばれるミノドロン酸の結晶形。
  11. 図13のXRPDスペクトルを特徴とする、請求項6に記載の結晶形。
  12. 図16に示された赤外線吸収スペクトルを特徴とする、ミノドロン酸の結晶形。
  13. 真空下でミノドロン酸形態Xを乾燥させることによって得られる、請求項10から12までのいずれか一項に記載の結晶形。
  14. 請求項1から3までのいずれか一項又は請求項10から12までのいずれか一項に記載のミノドロン酸の結晶形を活性成分として含む、医薬組成物。
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