JP2018519124A - 携帯用使い捨て式流体分配除毛装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、除毛手段(2)を有するヘッド部分(9)と、流体リザーバ(10)を有するハンドルと、流体分配手段(3)と、を有する除毛及び流体適用装置(1)に関する。ヘッド部分は、格納構成及び使用中の構成を有する。
Description
本発明は、低コスト、かつ製造が容易であり、特に水源がない場合に、かつ/又は浴室環境外での使用に便利であり、携帯が容易である、追加のシステム構成部品を必要とせずに消費者が除毛プロセスを実施することを可能にする使い捨て式流体分配除毛装置に関する。
流体を分配することもできる再使用可能な除毛装置は、当技術分野において既知である。このような装置は、典型的には、1つ以上の流体分配オリフィスを備え、剃毛プロセスの間、そのオリフィスを介して、かみそりカートリッジから流体が分配される。流体は、ハンドル内に配置された交換可能なリザーバに収容され、プッシュボタンによって作動される。このような装置は、製造が複雑であり、多くの部品を必要とし、かみそりカートリッジ及び流体リザーバの両方の交換が可能であるように設計されている。例えば、米国特許出願公開第2013/0145626号、米国特許出願公開第2013/0145625号、米国特許出願公開第2013/0145601号、及び国際公開第2011/130372号を参照されたい。
かみそりカートリッジを交換できない使い捨て式除毛装置も、当技術分野において周知である。これらの装置は、典型的には、例えば、カートリッジとハンドルとの間の枢動軸を取り除くことによって、再使用可能な装置の複雑さがわずかに軽減したものとなり、これによって単純化され、製造コストが低減する。それにもかかわらず、これらの装置は、製造するには依然としてかなり複雑である。
このため、流体の分配も可能にし、これにより別個の流体容器を必要とせず、装置の複雑さを軽減し、かつその構成部品の数を減少させて、製造コストを削減する、使い捨て式除毛装置を提供することが依然として必要である。これは、移動中、及び/又は簡便な水の供給がない状態で、など、消費者の家庭の浴室設備から離れて行う除毛プロセスにとって特に望ましい。また、全身体部位に効果的に使用するのが容易である装置を提供する必要もある。
流体の分配も行う使い捨て式除毛装置を提供する試みも、当技術分野においてにおいて記載されている。例えば、欧州特許第427889(A)号は、かみそりハンドルに固定された分離可能なゲルパケットを有する使い捨て式かみそりについて記載しており、それによって、かみそりからパケットを取り外し、開封し、剃毛プロセスの前又は後に内容物を皮膚に適用することができる。この装置は、パケットを装置から取り外す必要があり、また、流体を別個に独立して適用する必要があるので、消費者にとって特に簡便ではない。ドイツ特許第102011117590号は、剃毛ゲル用の着脱可能な容器を含む使い捨て式かみそりについて記載している。剃毛ゲル容器をかみそりハンドルに置き、その端部をかみそりヘッドに置く。容器の穿孔に圧力を加えると、容器が開き、かみそりゲルが放出される。
米国特許出願公開第2004/0016126号には、手動で調節可能な除毛及び皮膚潤滑装置が記載されている。この装置は、除毛プロセス中に独立して又は同時に内部リザーバから潤滑剤を吐出するように操作することができるU字形本体を有する。しかし、この装置は、所望の使用構成を選択するために、特に、全剃毛プロセス中、潤滑剤を同時に分配し、かみそりカートリッジを制御するために、所望の構成を一貫して維持するために、かなり手際よく行う必要がある。したがって、消費者はその構成を連続的に確認する必要があり、これにより剃毛プロセスが中断し、より手が届きにくい身体領域を剃毛するときは剃毛できないため、特に不便である。更に、潤滑剤及び吸上装置は、使用前に密封されておらず、それによって不用意な漏出及び/又は汚染を生じやすい。
しかし、液体分配式かみそりが使用可能であるかにかかわらず、消費者の多くは、液体分配式かみそりを使用していても、剃毛プロセスの前に皮膚に皮膚準備処理を施すことを好む。液体分配かみそりは、典型的には、かみそり刃の下又は上に直接液体を分配するか、又はかみそり刃を介してかみそりカートリッジ内から液体を分配する。その結果、消費者は、剃毛される皮膚表面上に液体が分配されたことを視覚的に確認することができない可能性がある。剃毛前調製物を使用することにより、消費者に安心を与え、剃毛前の皮膚を皮膚調製物で完全かつ綿密に覆っていることの確認が行われる。更に、剃毛前に、皮膚を水和し、潤滑化して、剃毛経験を向上させる。同様に、剃毛後の皮膚から組成物が除去されることにより、剃毛された領域が消費者に分かる。
また、このような使い捨て式流体分配除毛装置を浴室環境から離れて容易に使用するために、除毛及び流体分配手段が不注意により使用者を傷つけるか、又は使用していないときに使用者の所持品を損い得ることのないように、携帯用のコンパクトな構成のこうした装置を提供する必要もある。
したがって、使い易く、手際のよさをあまり必要とせず、かつ全身体部位に使用可能であり、簡便な方法で、前剃毛又は後剃毛組成物の適用が可能になる、費用効果の高い、使い捨て式流体分配除毛装置を提供する必要が依然としてある。また、高価な工具又は成形機器を必要としない装置を提供する必要もある。また、家庭から離れて容易に使用できるように持ち運びが容易で、かつコンパクトな装置を提供する必要もある。
驚くべきことに、安価で製造が容易であり、高価なツーリング装置を必ずしも必要とせず、消費者製品の所望のレベルの機能性を送達する使い捨て式除毛及び流体分配装置が、除毛手段及び流体分配手段を有するヘッド部分であって、使用中の構成及び格納構成を有するヘッド部分を有する装置によって提供され得ることが分かった。
本発明は、除毛手段を備えるヘッド部分と、流体リザーバを有するハンドルと、流体分配手段とを有し、ヘッド部分は、格納構成及び使用中の構成を有し、格納構成では、ヘッド部分はハンドルに隣接し、ハンドルに実質的に平行に位置付けられ、使用中の構成では、ヘッド部分は、ハンドルに実質的に垂直に位置付けられる、携帯用除毛及び流体適用装置に関する。
更なる態様では、本発明は、本発明の請求項1に記載の装置(1)を用いて流体を分配して除毛する方法に関し、好ましくは水源の非存在下で、装置(1)をその使用中の構成に位置付けるステップと、次いで、最初に皮膚表面を除毛手段(2)と接触させて除毛し、次に、皮膚表面を流体分配手段(3)と接触させて流体を適用するか、又はその逆であるステップと、を含む、方法に関する。
本発明では、除毛及び流体適用装置(1)は、除毛手段(2)を有するヘッド部分(9)と、流体リザーバ(10)を有するハンドル(4)とを備え、装置は、好ましくはヘッド部分(9)上に流体分配手段(3)を有する。
除毛手段
本明細書では、単一又は複数、すなわち少なくとも2つの刃、又は3つの刃、及び任意で関連するかみそりハウジング又はカートリッジ、このためのホイル、スクレーパー又はメッシュ、など、当技術分野で既知の任意の除毛手段(2)を使用することができる。好ましくは、除毛手段は、ガードと、キャップとを備え、キャップとガードの中間に配置された少なくとも1つの刃を有する。より好ましくは、除毛手段(2)は、ハウジングと、ハウジング上に配置されたキャップ及びガードと、キャップとガードとの間に位置付けされた少なくとも1つの刃と、を有するかみそりカートリッジを備える。単刃カートリッジを有するこのタイプの実施形態は、毛、皮膚及び剃毛組成物などの剃毛片がカートリッジを通って容易に通過し、これによって目詰まりを防止することを可能にするため、特に有益である。
本明細書では、単一又は複数、すなわち少なくとも2つの刃、又は3つの刃、及び任意で関連するかみそりハウジング又はカートリッジ、このためのホイル、スクレーパー又はメッシュ、など、当技術分野で既知の任意の除毛手段(2)を使用することができる。好ましくは、除毛手段は、ガードと、キャップとを備え、キャップとガードの中間に配置された少なくとも1つの刃を有する。より好ましくは、除毛手段(2)は、ハウジングと、ハウジング上に配置されたキャップ及びガードと、キャップとガードとの間に位置付けされた少なくとも1つの刃と、を有するかみそりカートリッジを備える。単刃カートリッジを有するこのタイプの実施形態は、毛、皮膚及び剃毛組成物などの剃毛片がカートリッジを通って容易に通過し、これによって目詰まりを防止することを可能にするため、特に有益である。
流体分配手段
好適な流体分配手段(3)は、使用者の皮膚に対してこの手段の適用時に流体を分配することができる任意の材料を含む。分配速度は、使用者の皮膚に対する分配手段に加えられる圧力量を調節することによって消費者が容易に制御できる。
好適な流体分配手段(3)は、使用者の皮膚に対してこの手段の適用時に流体を分配することができる任意の材料を含む。分配速度は、使用者の皮膚に対する分配手段に加えられる圧力量を調節することによって消費者が容易に制御できる。
好適な材料としては、連続及び独立型気泡発泡体、織布、不織布、フェルトなどのプレス多孔質繊維、一枚若しくは複数枚の穿孔フィルム又は有孔フィルム、硬質又は半硬質成形プラスチック、及びこれらの組み合わせなどの発泡体が挙げられる。流体分配手段は、単一材料層又は複数の材料層を含んでもよく、複数の材料層は同じ材料であっても異なっていてもよい。このような層状の実施形態は、互いの上に垂直に積層されてもよく、これにより、各層は、皮膚接触面に面する表面に向かって延在するか、又は各層が皮膚接触面に直接面して互いに隣接して積層される。あるいは、流体分配手段はローラーボール又はブラシであってもよい。
好ましくは、除毛手段(3)は発泡体によって提供され、より好ましくは連続気泡発泡体によって提供される。好適な材料としては、天然スポンジ、セルロース、ポリエチレン、ポリウレタン、及び当技術分野においてにおいて既知であり、市販されている他の合成発泡体材料が挙げられる。発泡体材料は、皮膚上に分配された流体を保持し、分配し、かつ広げる機能を果たすことができ、これにより、消費者が使用者の皮膚に流体をより制御して適用することができることから、特に有利である。
1つの好ましい実施形態では、流体分配手段は、除毛プロセス後に皮膚に残っている毛及び/又は流体の少なくとも一部を収集するように作用するように、除毛後細片収集器として機能することも可能なように選択される。このような実施形態に好適な材料としては、発泡体が挙げられ、好ましくは連続気泡セルロース発泡体が好ましい。あるいは材料の組み合わせを利用して、流体分配及び細片収集の両方を行ってもよい。好適な組み合わせとしては、例えば、連続及び独立型気泡発泡体、又は発泡体及び不織布シート材料の複合体が挙げられる。
流体分配手段は、好ましくは約0.8cm2〜約35cm2、好ましくは約5cm2〜約15cm2、より好ましくは約8cm2〜約10cm2の皮膚接触表面積を有する。
流体分配手段には、以下に説明するように、リザーバと流体連通している少なくとも1つの孔又は開口又はチャネルが設けられていてもよい。
ヘッド部分
除毛及び流体適用装置(1)は、ヘッド部分(9)を備える。除毛手段(2)及び好ましくは流体分配手段(3)は、装置のヘッド部分(9)に配置される。ヘッド部分(9)は、正面及び背面を有する。一実施形態では、除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それぞれ、正面及び背面に配置されてもよく、又は両方が正面若しくは背面に位置付けられてもよい。別の実施形態では、除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、ヘッド部分(9)の対向する表面、すなわちそれぞれ正面及び背面に配置される。別の実施形態では、除毛手段及び流体分配手段の各々が、それぞれの皮膚接触面を有し、除毛手段の皮膚接触面は、流体分配手段の皮膚接触面に対して実質的に反対方向に位置付けられる。これにより、除毛手段と流体分配手段とを単一の装置に収容できるが、互いにいかなる干渉もなく、互いに独立して使用でき、それにより、消費者は、除毛装置の使用前又は使用後に所望の身体面に流体組成物を効率よく適用できる。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらが実質的に水平面の周りに整列するように位置付けられてもよい。あるいは、除毛手段及び流体分配手段は、ずれていてもよい。ヘッド部分(9)は、好ましくは、除毛手段(2)及び流体適用手段(3)の所定の位置を提供する。
除毛及び流体適用装置(1)は、ヘッド部分(9)を備える。除毛手段(2)及び好ましくは流体分配手段(3)は、装置のヘッド部分(9)に配置される。ヘッド部分(9)は、正面及び背面を有する。一実施形態では、除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それぞれ、正面及び背面に配置されてもよく、又は両方が正面若しくは背面に位置付けられてもよい。別の実施形態では、除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、ヘッド部分(9)の対向する表面、すなわちそれぞれ正面及び背面に配置される。別の実施形態では、除毛手段及び流体分配手段の各々が、それぞれの皮膚接触面を有し、除毛手段の皮膚接触面は、流体分配手段の皮膚接触面に対して実質的に反対方向に位置付けられる。これにより、除毛手段と流体分配手段とを単一の装置に収容できるが、互いにいかなる干渉もなく、互いに独立して使用でき、それにより、消費者は、除毛装置の使用前又は使用後に所望の身体面に流体組成物を効率よく適用できる。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらが実質的に水平面の周りに整列するように位置付けられてもよい。あるいは、除毛手段及び流体分配手段は、ずれていてもよい。ヘッド部分(9)は、好ましくは、除毛手段(2)及び流体適用手段(3)の所定の位置を提供する。
流体分配手段(3)及び除毛手段(2)は、好ましくは、装置(1)のヘッド部分(9)に独立して取り付けられるか、又は固定されている。適切な固定手段としては、接着剤、超音波接合、両面テープ、リベット、クリップ、又は他の機械的手段、及びこれらの組み合わせが挙げられる。流体分配手段(3)と除毛手段(2)との取り付けは、その交換を可能にするために、ヘッド部分(2)に対して永久的であっても、取り外し可能であってもよい。
一実施形態では、流体分配手段(3)及び/又は除毛手段(2)は、独立して、それぞれ、ヘッド部分の幅の少なくとも一部分、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%、更により好ましくは少なくとも90%に沿って延在する。別の実施形態では、流体分配手段(3)及び/又は除毛手段(2)は、ヘッド部分の幅の少なくとも95%、好ましくは少なくとも99%に沿って独立して延在する。
格納構成及び使用中の構成
装置のヘッド部分(9)は、交換可能な2つの構成、すなわち、格納構成及び使用中の構成のうちの1つで、装置のハンドル(4)に取り外し可能に又は永久的に取り付けられてもよい。格納構成では、ヘッド部分は、ハンドルに隣接し、そのハンドルに実質的に平行に位置付けられる。これによって、ヘッド部分は、実質的にハンドルと整列し、双方ともコンパクトであり、ヘッド部分及びその構成部品、並びに運搬中の使用者の個人的な所有物への不注意による損傷を防止する、全体的に直線状の構成となる。また、ヘッド部分(9)へのハンドル(4)の取り外し可能な取り付け部品により、その交換が容易になり得る。ヘッド部分の格納位置は、後述するように、キャップ及び/又はカバーの使用によって使用中の位置への不用意な変換を防止するために、更に固定されてもよい。
装置のヘッド部分(9)は、交換可能な2つの構成、すなわち、格納構成及び使用中の構成のうちの1つで、装置のハンドル(4)に取り外し可能に又は永久的に取り付けられてもよい。格納構成では、ヘッド部分は、ハンドルに隣接し、そのハンドルに実質的に平行に位置付けられる。これによって、ヘッド部分は、実質的にハンドルと整列し、双方ともコンパクトであり、ヘッド部分及びその構成部品、並びに運搬中の使用者の個人的な所有物への不注意による損傷を防止する、全体的に直線状の構成となる。また、ヘッド部分(9)へのハンドル(4)の取り外し可能な取り付け部品により、その交換が容易になり得る。ヘッド部分の格納位置は、後述するように、キャップ及び/又はカバーの使用によって使用中の位置への不用意な変換を防止するために、更に固定されてもよい。
ヘッド部分(9)は、ヘッド部分がハンドル(4)に対して実質的に垂直に位置付けられる使用中の構成を更に有する。この構成では、ヘッド部分(9)は、従来のTバー構成を採用して、使用者による最適な除毛及び流体の適用が可能になる。
一実施形態では、ヘッド部分(9)は、枢動点(12)を中心としてハンドル(4)に可動的にではあるが、好ましくは永久的に取り付けられる。典型的には、ヘッド部分は、ハンドル(4)上に配置された枢動点(12)を中心として回転可能であり、ヘッド部分(9)を使用中の構成と格納構成と(その逆もあり)の間で回転させる。好ましくは、枢動点(12)は、ヘッド部分の実質的に長手方向中央に位置付けられる。枢動点(12)は、ヘッド部分の外側正面又は後面のうちの1つに配置されてもよい。代替的実施形態では、枢動点(12)及びハンドル(4)に対する関連する取り付け手段が、ヘッド部分の内部に配置されてもよい。このような実施形態では、枢動点(12)を中心に、ヘッド部分(9)を使用中の構成から格納構成(又はその逆)に回転させるために、ヘッド部分及び/又はハンドルには、ヘッド部分の一方の端部から枢動点まで、又はハンドル(4)の遠位端に延在する空洞部又は凹部(13)が提供されてもよい。空洞部又は凹部(13)は、図3に示すように、ハンドルの遠位部分がヘッド部分の少なくとも一部を収容できるようにサイズ決定される。これにより、ハンドルの遠位端(6)は、装置の格納構成において、少なくとも部分的に、ヘッド部分を収容することができる。
枢動軸には、確実に、ヘッド部分が望ましい使用中の構成又は格納構成を超えて回転しないように、停止部が設けられてもよい。
代替的実施形態では、ヘッド部分(9)はハンドル(4)に取り外し可能に取り付けられる。ヘッド部分(9)は、図4に示すような使用中の構成の取り付け手段及び格納構成の取り付け手段を有してもよい。同様に、ハンドル(4)には、使用中及び格納時の取り付け手段が設けられてもよい。適切な取り付け手段としては、接着剤、両面テープ、リベット、クリップ、又はロック型及びキー型の取り付け手段などの他の機械的手段、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
ヘッド部分(9)は、ハンドル用に以下に記載されるものなどの任意の適切な材料から提供されてもよい。
ハンドル
除毛及び流体適用装置(1)は、使用者が装置を保持し、制御することを可能にすると共に、ヘッド部分を所定の使用位置(使用中の構成と称される)、及び所定の格納位置(格納構成と称される)にしっかりと配置して位置付けることを可能にするためのハンドル(4)を更に備える。ハンドル(4)は、近位端(5)及び遠位端(6)を有し、主要な正面及び背面を有してもよい。ハンドル(4)は、典型的には、近位端(5)からヘッド部分(9)を備える遠位端(6)に向かって延在する。これは、ヘッド部分が格納構成であるか、又は使用中の構成であるかに依存することなく、消費者が容易に保持し、制御することができるハンドル(4)の一部分を提供するためである。一実施形態では、ハンドル(4)は遠位端(6)及び近位端を有し、ヘッド部分(9)は遠位端(6)でハンドル(4)に可動的に取り付けられる。好ましくは、ハンドルの遠位端(6)は、少なくとも部分的にヘッド部分を格納構成に収容する。
除毛及び流体適用装置(1)は、使用者が装置を保持し、制御することを可能にすると共に、ヘッド部分を所定の使用位置(使用中の構成と称される)、及び所定の格納位置(格納構成と称される)にしっかりと配置して位置付けることを可能にするためのハンドル(4)を更に備える。ハンドル(4)は、近位端(5)及び遠位端(6)を有し、主要な正面及び背面を有してもよい。ハンドル(4)は、典型的には、近位端(5)からヘッド部分(9)を備える遠位端(6)に向かって延在する。これは、ヘッド部分が格納構成であるか、又は使用中の構成であるかに依存することなく、消費者が容易に保持し、制御することができるハンドル(4)の一部分を提供するためである。一実施形態では、ハンドル(4)は遠位端(6)及び近位端を有し、ヘッド部分(9)は遠位端(6)でハンドル(4)に可動的に取り付けられる。好ましくは、ハンドルの遠位端(6)は、少なくとも部分的にヘッド部分を格納構成に収容する。
本発明の一実施形態では、流体分配手段は、装置のハンドルの近位端に配置され、これにより、除毛手段及び流体分配手段を独立して使用することも可能になる。このような実施形態では、流体分配手段は、上記で説明した手段を用いてハンドルに取り外し可能に又は永久的に取り付けられてもよい。
ハンドル(4)及びヘッド部分(9)は、好ましくは、消費者が装置を保持し、ハンドル又はリザーバに収容された流体を皮膚に適用し、分配するか、又は除毛手段を皮膚に適用できるような、十分な剛性を装置に提供する。
ハンドルは、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの硬質及び半硬質のプラスチックなどのポリマーなど、天然及び合成由来の材料、並びにこれらの組み合わせ、押出成形、ブロー成形金属及び合金、厚紙、板紙、カートン用板紙、及びキャリアボードなどのセルロース、ナイロン、レーヨン、綿、及びこれらの組み合わせ含む任意の好適な材料から形成されてもよい。ハンドルは、足場、ケージ、メッシュ、格子、若しくは骨格構成の形態、又は管状形態、あるいは内部に任意で開口を有するこれらの組み合わせであってもよい。一実施形態では、ハンドルは実質的に剛性である。これは、手が届きにくい領域で使用する場合、又は側面のもみあげ及び髭をきれいに仕上げる場合、かつ、例えばヘッド部分の格納構成及び使用中の構成からの移行を容易に行う場合に、有利であり得る。
本発明によれば、ハンドル(4)は、カートン用板紙、好ましくはキャリアボードから形成してもよい。ハンドルは、単一若しくは複数の板紙であってもよく、又は足場、ケージ、メッシュ、格子、若しくは骨格構成の形態、又は内部に任意で開口を有するこれらの組み合わせであってもよい。ハンドルは、任意の好適な厚紙、キャリアボード、カートン用板紙、板紙、又は液体包装板紙から形成されてもよい。こうした用語は、本明細書において同義として用いられる。このような板紙は、典型的には、再生繊維又は古紙を含む木材又は植物ベースのパルプ源などのセルロース繊維から製造される。カートン用板紙は、単層又は多層であってもよい。カートン用板紙は、粘土、炭酸カルシウム、及び二酸化チタンなどの顔料コーティングを含有してもよく、又は接着剤及び/若しくはスチレンブタジエンなどの結合剤を含んでもよい。ハンドルは、好ましくは、特に水の存在下で消費者の取り扱いを改善するため、並びにハンドルの触感又は把持を向上させるため、並びにより容易に印刷できるようにするために、ワックス若しくはポリマー(複数可)などの好適な撥水性材料で少なくとも1つの主要な正面及び/若しくは後面が表面処理されてもよい。
材料は、波状である少なくとも一部分を有してもよい。一実施形態では、カートン用板紙は、湿潤強度を更に改善するために、積層されてもよい。ハンドルは、単一片の材料から、又は接着剤などの既知の手段を用いて一緒に接合された2片以上の材料から形成することができる。
理論に束縛されるものではないが、カートン用板紙をハンドルに使用することは多くの利点をもたらす。カートン用板紙は、高価なツーリングを必要とせずに製造プロセスに容易に組み込むことができ、かつ所望の形状に容易に切断される。更に、以下で論じるように、所望の折り線又は刻み線も、カートン用板紙で容易に作製される。カートン用板紙は、頑丈だが軽量なハンドルを提供するために、所望の厚さと強度の比率、及び密度を更に提供する。したがって、カートン用板紙ハンドルは、消費者の使用経験を改善するために所望の程度の柔軟性を装置に提供し、かつ消費者が以下に例示されるような除毛又は流体適用プロセスに関連する所望の力を及ぼすことができるように十分な剛性を維持することができる。本明細書で使用するためのカートン用板紙は、約200g/m2、好ましくは約225g/m2、より好ましくは約250g/m2の坪量を有してもよい。カートン用板紙は、約0.25mm、好ましくは約0.3mm、好ましくは1.5mm未満の厚さを有してもよい。
ハンドルは、消費者が保持するのに適していれば、任意の形状又は構成を取ることができ、ヘッド部分、除毛手段、及び流体分配手段の位置を確実に固定することができ、かつヘッド部分の格納構成及び使用中の構成が可能である。好適な構成としては、実質的にU字形状、V字形状、ダイヤモンド形状、実質的に平坦なS字形状、管状、湾曲形状、及びこれらの組み合わせが挙げられる。形状は、好ましくは人間工学的であり、消費者による取り扱いを容易にするべきである。ハンドルは管状形態であることが好ましい。
ハンドルの少なくとも一部分は、流体リザーバ内に設けられるか、又はリザーバと一体であってもよい。あるいは、ハンドルはリザーバの外部に設けられてもよい。一実施形態では、ハンドル手段はリザーバの外側にあり、部分的に、好ましくは主要な正面及び後面のいずれかにおいて、リザーバを実質的に取り囲む。このような実施形態は、流体リザーバを偶発的な破損からに保護し、消費者がリザーバに圧力をかけて、ハンドルを介してその内部に収容された流体を吐出することを可能にする。
一実施形態では、ハンドルは、典型的には、近位端から遠位端まで長手方向に延在して位置付けられた、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つの所定の折り線(変形線)及び/又は刻み線を備えてもよい。折り線は、好ましくは、平坦なハンドルが3D形状を形成し、流体リザーバを収容できるように形成されて、消費者が装置を容易に保持することを可能にする。あるいは、折り線(複数可)は、予め形成された3Dハンドルに更なる構造を提供し、かつ/又は除毛手段を流体分配手段から線引きするか、若しくは分離することができる。
代替的実施形態では、ハンドル(4)は、追加の流体リザーバを必要とせずに、それ自体流体リザーバとして機能する中空空洞部を提供する。ハンドル(4)は、必要な量の流体を収容して吐出すると共に、使用者が装置を保持して制御することができ、かつ処置を行う所望の皮膚表面に除毛手段(2)及び流体分配手段(3)をしっかりと配置し、位置付けることができるように機能する。中空ハンドル(4)は、使用者が装置をしっかりと保持できるように十分に剛性であるが、流体を収容するためのリザーバとして十分であり、かつ柔軟性があり、好ましくは弾力性をも呈する。これにより、使用者が圧力を加えたときに、ハンドルからの流体の吐出が容易になると共に、好ましくは、ハンドルに流体が入っているか否かに関係なく、圧力を加えて取り外した後に、リザーバが元の構成を取り戻す。
別の実施形態では、ハンドル(4)は、図1、2、及び3の第1の実施形態に示すように、流体を容易に収容し、かつ分配しながら、消費者が取り扱うための剛性を提供する従来の加圧エアロゾル容器として提供し得る。
ハンドル(4)は、典型的には、主要正面及び背面、並びに任意で少なくとも1つの底縁及び少なくとも1つの分配孔(以下に論ずる)を有する。あるいは、ハンドルは、実質的に管状の形状を有してもよい。ハンドル(4)は、好ましくは、当技術分野において既知のブロー成形又はシームレス押出技術によって形成され、単一の密封された縁部、典型的には、底縁部、射出オーバーモールド技術によって提供され得るその頂縁部の分配孔を含んでもよく、それ以外の周辺縁には密封はない。又はエアロゾル容器であってもよい。ハンドル(4)は、いかなる形状であってもよいが、例えば、化粧品産業においてスクイズチューブとして利用されるように、典型的には管状であるか、又は従来のエアロゾル容器であってもよい。
流体を収容し、濡れた環境及び乾燥した環境の両方において皮膚全表面にわたって制御された方法で除毛手段及び/又は流体分配手段を使用するように消費者がリザーバを保持できるようにするために、中空ハンドル(10)は、流体を収容するのに適した任意の材料又は材料の組み合わせ、すなわち液体不透過性材料又は複合材料からもたらされてもよく、可撓性、好ましくは弾性であり、単一構成部品としてもたらされる。これにより、ポンプ又はプッシュボタンアクチベータ、又は複雑な複数構成部品を必要とすることなく、制御された方法で装置を利用するために使用者がしっかりと保持するように十分な柔軟性を保持しながら、必要とされる十分な剛性との両方をハンドルにもたらすことができる。一実施形態では、ハンドルは、HDPE、MDPE、LDPE、PP、PET、PS、PC、PVC、PE、又はこれらの混合物などのポリマー、又はラミネート、あるいは好ましくはブロー若しくは射出成形、及び/又は押出が可能な、他の市販されている材料から形成される。あるいは、ハンドルは、金属又は合金から提供されてもよい。本材料は、ハンドルの内部容積、ハンドルに収容される流体の密度及び体積、並びに特定の用途に必要な強度及び柔軟性に応じて選択することができる。好適な製造技術としては、ブロー成形、押出成形、射出成形、オーバーモールディング、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
典型的には、ハンドルは、約0.05mm〜約1mm、好ましくは約0.07mm〜約0.8mm、より好ましくは約0.3mm〜約0.6mmの標準ブロー成形技術によって達成されるように実質的に均一な厚さを有する。
ハンドル材料は、透明であっても不透明であってもよい。不透明な材料は、流体劣化を防止するための特定の用途を有することができ、透明な材料は、消費者が流体の消費を容易に観察できる。部分的な透明部分又は不透明部分を有する実施形態もまた想定される。ハンドル及び/若しくはシャーシの外面又は少なくともこれらの一部分(主要正面若しくは後面又はこれらの一部分など)が、追加の材料でコーティング又は印刷されて、例えば織物、不織布、並びに/又はシリコーン及びゴムなどのポリマーなどの、消費者が好ましい触覚表面となり得る。更に、ハンドル及び/又はシャーシの外面には、ハンドルの内容物、使用説明書、流体を保持し、分配するための推奨される取り扱い位置などの情報を消費者に伝達するための印が設けられてもよい。
リザーバ
この装置は、少なくとも1つの密封流体リザーバ(10)、好ましくは可撓性リザーバを更に備えてもよく、より好ましくはハンドル(4)内に収容されている。リザーバ(10)は、近位端(5)からハンドル及びヘッド部分(9)の遠位端(6)に向かって延在してもよく、流体、ペースト、又はゲルを収容する。本発明のリザーバは、流体を収容するための任意の適切なリザーバであってもよい。好ましくは、リザーバは、使用者が圧力を加えたときに、リザーバからの流体の吐出を容易にする、流体を収容するための可撓性リザーバである。上述した一実施形態では、ハンドルは、流体リザーバの機能を提供する中空空洞部を備える。
この装置は、少なくとも1つの密封流体リザーバ(10)、好ましくは可撓性リザーバを更に備えてもよく、より好ましくはハンドル(4)内に収容されている。リザーバ(10)は、近位端(5)からハンドル及びヘッド部分(9)の遠位端(6)に向かって延在してもよく、流体、ペースト、又はゲルを収容する。本発明のリザーバは、流体を収容するための任意の適切なリザーバであってもよい。好ましくは、リザーバは、使用者が圧力を加えたときに、リザーバからの流体の吐出を容易にする、流体を収容するための可撓性リザーバである。上述した一実施形態では、ハンドルは、流体リザーバの機能を提供する中空空洞部を備える。
リザーバは、主要な正面及び背面、並びに少なくとも1つの側縁部を有してもよく、好ましくは、リザーバは、2つの側縁部並びに上部及び下部縁部を有する。縁部は、リザーバ(10)の周囲を画定することができる。縁部は好ましくは直線状であるが、例えば各角にある程度の湾曲を呈してもよい。流体リザーバは、流体を収容する本体部分を有する。少なくとも1つの密封された縁部は、好ましくはリザーバの上縁部に配置される。
流体リザーバは、流体、すなわち液体不透過性材料又は複合材料を収容するのに好適な任意の材料又は材料の組み合わせから提供されてもよい。一実施形態では、リザーバは、プラスチックフィルム、及び/又は例えば、PET/VMPE、PET/箔/PE(好ましくは、例えばアルミニウムなどの金属箔)、PET/LLDPE、PET/PE−EVOH−PE、若しくはSURLYN(商標)などの積層プラスチックフィルム、若しくは複合材料などのポリマーフィルムから、又は好ましくは熱密封技術によって、好ましくは密封可能な他の商業的に入手可能な材料から形成される。ラミネートフィルムは、熱、圧力、及び/又は接着剤などの当技術分野において既知の任意の方法によって形成されてもよい。本材料は、リザーバの容積、その内部に収容される流体の密度及び体積、並びに特定の用途に必要な強度及び柔軟性に応じて選択することができる。材料は、透明であっても不透明であってもよい。不透明な材料は、流体劣化を防止するための特定の用途を有することができ、透明な材料では、消費者が皮膚への適用に利用可能な流体の量を判定することができる。リザーバの外面又は少なくともその一部分(主要正面若しくは後面又はこれらの一部分など)が、追加の材料でコーティングされて、例えば織物、不織布、並びに/又はシリコーン及びゴムなどのポリマーなどの、消費者が好ましい触覚表面となり得る。更に、リザーバの外面には、リザーバの内容物、使用説明書、流体を保持し、分配するための推奨される取り扱い位置などの情報を消費者に伝達するための印が設けられてもよい。
リザーバ(10)は、リザーバを形成するために、上端縁部及び底縁部及び1つの側縁部において、折り畳まれ、密封、好ましくは熱密封された単一の材料シートから形成されてもよい。任意で、第2の密封を行って、外周部密封部を形成してもよい。別の実施形態では、リザーバは、リザーバを形成するために、頂部、底部、及び側縁部全体に沿って密封された少なくとも2枚の材料シートから形成されてもよい。リザーバの縁部は、好ましくは実質的に直線状であるが、部分的に湾曲していてもよい。リザーバは、その周縁部全体に沿って密封されてもよい。あるいは、リザーバは、押出技術又はブロー成形技術によって形成されてもよく、単一の密封された縁部を備えて、いかなる追加の周辺縁部密封部も備えなくてもよい。リザーバは、いかなる形状であってもよいが、典型的には、実質的に長方形、正方形、楕円形、又は円形であり、好ましくは実質的に長方形である。
リザーバ(10)は、異なる組成物を適用できるようにするため、かつ/又は同じ若しくは類似の流体組成物(複数可)の複数回の適用を可能にするために、1つ又は複数、すなわち2つ以上の別個の流体区画を備えてもよい。各別個の流体区画は、好ましくは、後述するように、リザーバに連結された開口手段又はタブを有する。複数の区画は、1つの区画を有するリザーバを形成し、追加の密封部を設けることによって2つの区画に分割することによって提供されてもよい。
ある実施形態においては、流体リザーバは、ハンドル(4)の内面又は外面のうちの少なくとも1つの一部分に取り付けられてもよい。接着剤、超音波接合、両面テープ、リベット、クリップ、又は他の機械的手段、及びこれらの組み合わせなど、リザーバを取り付けるための任意の好適な手段を使用してもよい。
一実施形態では、流体分配手段は、流体リザーバとしても機能し得る。これは、フェルトなど、流体分配手段のための材料を選択することによって達成され、これにより、必要とされる流体容積を提供し、かつ必要とするときにのみ流体を放出することができる。このような材料は、更に、流体リザーバと液体連通させてもよい。
容積
流体リザーバの容積は、最終使用及び意図された使用形態、すなわち、単回使用、若しくは複数回使用が意図されているかに応じて選択される。美容及び身だしなみの用途では、流体リザーバは、約1ml〜500ml、好ましくは約1ml〜100ml、より好ましくは1ml〜15ml、又は10ml〜25mlの容積を有してもよい。流体リザーバは、典型的には、開口時の不用意な漏れを防止するために、少なくとも約75%、好ましくは少なくとも約80%の容積まで充填される。
流体リザーバの容積は、最終使用及び意図された使用形態、すなわち、単回使用、若しくは複数回使用が意図されているかに応じて選択される。美容及び身だしなみの用途では、流体リザーバは、約1ml〜500ml、好ましくは約1ml〜100ml、より好ましくは1ml〜15ml、又は10ml〜25mlの容積を有してもよい。流体リザーバは、典型的には、開口時の不用意な漏れを防止するために、少なくとも約75%、好ましくは少なくとも約80%の容積まで充填される。
開口手段
流体リザーバには、リザーバ(10)又は中空ハンドルを開口させて孔を設け、これによって、リザーバ(10)と流体分配手段(3)との間に流体連通を形成する開口手段を更に設けることができる。任意の好適な開口手段が使用されてもよい。開口手段は、単回使用の開口手段であってもよく、又はリザーバを再使用できるように再密封可能であってもよい。好適な開口手段しては、プルタブ、プルストリング、フォイルループ、スナップシール、穴開け器、及び圧力破裂シール、及びティアーストリップ(tear strip)が挙げられる。再密封可能な開口手段の例としては、ネジ蓋などの密封キャップ、接着性タブ、Velcro(商標)などのフック・ループ式ファスナー、Ziploc(商標)などのプラスチックジップ、押圧シール、ストッパキャップ又はプラグ、スクイズ弁、ダックビル弁、プッシュ弁、及び一方向弁などの弁、並びに、例えば飲料容器に見られ、当業者に既知の他のタイプの市販の密封方法が挙げられる。
流体リザーバには、リザーバ(10)又は中空ハンドルを開口させて孔を設け、これによって、リザーバ(10)と流体分配手段(3)との間に流体連通を形成する開口手段を更に設けることができる。任意の好適な開口手段が使用されてもよい。開口手段は、単回使用の開口手段であってもよく、又はリザーバを再使用できるように再密封可能であってもよい。好適な開口手段しては、プルタブ、プルストリング、フォイルループ、スナップシール、穴開け器、及び圧力破裂シール、及びティアーストリップ(tear strip)が挙げられる。再密封可能な開口手段の例としては、ネジ蓋などの密封キャップ、接着性タブ、Velcro(商標)などのフック・ループ式ファスナー、Ziploc(商標)などのプラスチックジップ、押圧シール、ストッパキャップ又はプラグ、スクイズ弁、ダックビル弁、プッシュ弁、及び一方向弁などの弁、並びに、例えば飲料容器に見られ、当業者に既知の他のタイプの市販の密封方法が挙げられる。
開口手段は、リザーバが開口され、装置が使用中の構成にあるときに流体分配手段と流体連通し、好ましくは、装置がその格納構成にあるときにリザーバが密封されているように、格納構成からその使用中の構成へのヘッド部分の動きに関連するように構成されてもよい。
一実施形態では、使用中の構成の取り付け手段は開口手段として機能し得、これにより、ヘッド部分をハンドルに結合すると、リザーバが開かれる。
更に別の代替実施形態では、開口手段は、密封部を破る又は穿孔するように設計された器具など、除毛及び流体適用装置(1)に対する別個の構成要素として設けられてもよい。
一実施形態では、リザーバには、2つの表面を有する少なくとも1つの密封された縁部が設けられ、開口手段が2つの表面の間に取り外し可能に取り付けられ、そこから外側に延在する。使用者が開口手段(11)を取り外すと、密封された縁部に開口が形成されて、使用者はリザーバ(10)に収容された流体を分配することができる。
流体リザーバ(10)には、リザーバの密封された縁部又は孔を開くための開口手段又はタブが更に設けられてもよい。開口手段又はタブは、典型的にはその遠位端で、又は存在する場合にはタグによって、消費者が容易に把持し、開口プロセスを開始することができる。典型的には、消費者は、一般的にリザーバから離れる方向に開口手段を引っ張り、これによって密封された縁部又は孔の一部分を破り、リザーバから開口手段タブを取り外すか又は部分的に取り外すときに開口を形成する。リザーバに収容された流体は、その後、使用者によって分配され得る。
したがって、開口手段は、流体リザーバの少なくとも1つの密封された縁部を提供するように密封された2つの接触面の間に取り外し可能に取り付けられ、そこから外側に延在してもよい。開口手段又はタブは、近位端及び遠位端を有してもよく、近位端の少なくとも一部分は、密封された縁部の2つの接触面の間に取り外し可能に取り付けられ、遠位端は、そこから外側に延在する。限定されるものではないが、接着剤、熱密封、及び圧密封などを含み、熱密封が好ましい、任意の手段を用いて、開口手段を密封された縁部の2つの表面又は孔に取り外し可能に取り付けることができる。開口手段は、典型的には、以下に論ずるように密封された縁部を形成するために密封前に2つの隣接する表面の間に位置付けられる。開口手段を収容する密封された縁部は、好ましくは、リザーバの上部の密封された縁部に設けられる。
開口手段は、上述のリザーバ材料に使用される同じ若しくは異なる材料又はフィルムなどの任意の好適な材料から提供されてもよい。好適な材料には、これらに限定されないが、金属、綿、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、プラスチックなどのポリマー、ラミネート、コーティング、又はワックス加工され得る厚紙及び紙などのセルロース系材料が挙げられる。開口手段は、可撓性又は剛性であってもよい。
開口手段は、密封された縁部の2つの表面の間に取り外し可能に取り付けられ、消費者の指によって容易に把持可能であるように、任意の好適なサイズ、形状、及び幾何学的形状を有してもよい。好ましくは、開口手段は実質的に平坦である。美容及び身だしなみの用途では、開口手段又はタブは、約0.1mm〜2.5cm、好ましくは約0.5mm〜1cmの幅、及び約1cm〜15cm、好ましくは約2cm〜約10cmの長さを有してもよい。しかし、代替的な用途では、2cm〜10cmの幅、及び10cm〜50cmの長さの寸法を必要とすることがある。密封部から延在し、消費者がはっきりと目で確認できる開口手段の遠位端は、対称又は非対称、均一又は不均一な断面であってもよい。
開口手段は、少なくとも1つの密封された縁部又は孔から延在し、そこから遠位の点で終端する単一のタブ、ストリング、又はスレッドを含んでもよい。あるいは、開口手段は、少なくとも1つの密封された縁部から延在してループを形成するタブ、ストリング、又はスレッドであってもよい。このような実施形態では、ループの近位端が少なくとも1つの密封された縁部に取り外し可能に取り付けられ得る。遠位端はまた、密封された縁部の2つの表面の間に取り付けられるか、又は密封された縁部の外面、若しくはリザーバの正面若しくは背面に取り付けられてもよいか、又は開口手段の遠位端の一部分に取り付けられてもよい。一実施形態では、近位端及び遠位端の両方が、密封された縁部の2つの表面の間に取り外し可能に取り付けられる。一実施形態では、タブには、開口手段の近位端の少なくとも一部分に少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つの歯が設けられてもよい。歯は、密封された縁部を形成する2つの表面の間の近位端の一部分に存在してもよく、またリザーバの内部空洞部内に延在し得る。歯は、存在する場合には、遠位端の一部分に延在してもよい。歯は、より均一な開口の形成を補助し得るか、又はリザーバから開口手段を取り外すときに、2つ以上の開口の形成が望ましい場合に補助し得る。このような複数の開口が、リザーバから表面への分配時に流体のより均一な分布を補助し得る。
開口手段又はタブが密封された開口から遠位の点で終端する実施形態の場合、タブは、これらに取り付けられたタグを更に備えてもよい。このタグは、好ましくは、消費者が把持し、続いて密封された縁部から開口手段を引っ張り出して、取り外すか、少なくとも部分的に分離するために、より大きな表面積を提供するため、開口手段又はタブの遠位端より実質的に広い。代替的実施形態では、タグは、消費者が開口手段を把持し引っ張ることができるように、開口手段の遠位端に取り付けられたループ形態であってもよい。タグは、任意の形状であってもよく、好ましくは、少なくとも0.1mm、好ましくは少なくとも2mm、より好ましくは少なくとも5mm、更により好ましくは2mm〜40mm、最も好ましくは5mm〜20mmの幅又は直径を有してもよい。幅は均一であってもよいか、又はテーパ状であってもよい。開口手段の遠位端がループ形態である実施形態では、このようなタグをループの実質的に中央に設けて、開口手段を把持するために消費者への追加補助を提供することができる。開口手段がストリング、又はスレッドである実施形態の場合、タグは、開口手段の遠位端に結び目又はループを設けることによって形成されてもよい。タグは、開口手段と同じ又は異なる材料からもたらされてもよい。一実施形態では、タグは、好ましくは消費者に好ましい触覚面を提供するように異なる材料から形成される。
開口手段又はタブは、折り畳まれていない構成か、又は折り畳まれた構成で提供されてもよく、タブが存在し、使用前に折り畳まれていない場合には、タブにより所定位置に保持されてもよい。
開口手段又はタブ及び/又はタグには、消費者に、タブの位置、及び/又は好ましい把持位置、及び/又はその手段若しくはタブを引っ張って開口し、リザーバからそのタブを少なくとも部分的に分離するか又は取り外す方向を示すための印を設けることができる。印は、差別化された色及び/又は記号の形態であってもよい。
開口手段又はタブの近位端の一部分は、少なくとも1つの密封された縁部を超えてリザーバの内部空洞部内に延在してもよい。このような実施形態は、密封された縁部の2つの表面の間に開口手段を更に確実に取り付けることができる。リザーバの内部空洞部に配置された開口手段又はタブは、リザーバから外側に延在する開口手段又はタブの遠位部分と同じ又は異なる形状を有してもよい。一実施形態では、リザーバの空洞部内に延在する近位端の一部分は、ループ形態である。このような実施形態では、密封された縁部から延在する開口手段の遠位端が、ループ形態であってもなくてもよい。
リザーバの内部空洞部内に延在する開口手段の近位端の一部分は、リザーバの内面に取り付けられ得るか、又は部分的に取り外し可能に取り付けられ得る。
開口手段がループである実施形態では、遠位部分もリザーバ内部に延在することができる。
一実施形態では、リザーバの内部空洞部における開口手段又はタブの近位端の一部分は、密封された縁部での2つ表面の間の開口手段の近位端の一部分よりも大きい幅を有する。あるいは、内部空洞部内の開口手段の近位端の一部分は、密封された縁部から外側に延在するタブの遠位部分よりも大きくてもよい。理論に束縛されるものではないが、リザーバの内部空洞部内の開口手段の近位端の一部分の幅が増大すると、消費者が開口手段の遠位端を引っ張るにつれて、密封された縁部に加えられる力がより大きくなると考えられる。これにより、リザーバから開口手段を取り外すとき、又は部分的に取り外すときに、密封縁部の開口が更に改善され、かつ任意で、接着剤など、存在するいかなる細片も取り除かれてもよい。リザーバの内部空洞部内に延在する開口手段又はタブの近位端の一部分は、縁密封部の間のその位置、又はそこから外側に延在する近位端とは異なる材料から提供されてもよい。材料は、リザーバ内に収容された流体に対して不活性であるように選択される。遠位端がストリング、又はスレッドによって提供される実施形態では、その幅は、結び目又は少なくとも1つのタグを提供することによって増大され得る。
別の実施形態では、開口手段又はタブは、遠位端及び/又は近位端の少なくとも一部分、好ましくは全体がテーパ状になっていてもよい。開口手段は、密封された縁部の2つの表面の間に取り外し可能に取り付けられた近位端の少なくとも一部分においてテーパ状であってもよい。このため、開口手段は、密封された開口を形成する2つの表面の間に位置付けられた開口手段の近位端の一部分よりも大きい近位端又は遠位端の一部分の幅を有してもよい。同様に、開口手段の近位端の一部分は、密封された縁部の2つの表面の間に位置付けられた近位端の一部分の幅よりも大きい幅を有してもよい。テーパ状は、直線状、又は例えば、砂時計ガラス又は矢頭形状を提供するように、湾曲状であってもよい。これは、近位端がリザーバの空洞部内に延在する実施形態の場合に特に有利である。開口手段を取り外す力が加わると、密封された縁部の2つの表面の間に配置された近位端の一部分の幅より大きな幅を有するリザーバ空洞部内に配置されたその近位端の一部分では、密封された縁部に力が加わり、密封部が破れて、これにより開口が形成されるか、かつ/又は開口(複数可)が拡大する。
開口タブは、少なくとも1つの密封された縁部に沿った任意の位置に位置付けられてもよい。好ましくは、開口タブは、密封された縁部の実質的に中央に配置されるが、中央の左又は右の位置に、又は密封された縁部の角部又はその角部に向かって配置されてもよい。
開口手段又はタブがループの形態で設けられ、遠位端及び近位端が密封された縁部の2つの表面の間に取り外し可能に取り付けられる一実施形態では、開口手段及びリザーバは、好ましくは、リザーバと同じ又は実質的に類似の材料から提供される。このような材料は、好ましくは、熱密封を可能にするためにラミネート材料によって容易に提供され得る各表面に対して異なる特性を備えることができる。密封された縁部の内面と接触するループラミネートの外面は、密封された縁部でリザーバのラミネートフィルムの表面に弱く接着するように選択される。理論に束縛されるものではないが、これにより、力の印加時に開口手段を取り除くか、又は部分的に取り除く際に、開こうとするのに必要な力がより少ない密封をもたらすと考えられる。これは、多層複合フィルム、例えば(PET/VMPE)及び他の市販のフィルムにとって、特に有利である。
リザーバの密封された縁部の2つの表面の間に開口手段の近位端の一部分を取り外し可能に取り付けることに加えて、開口手段の遠位端又は近位端の一部分は、少なくとも1つの追加の取り付け部品、好ましくはリザーバへの取り外し可能な取り付け部品を有してもよい。このような取り付け部品は、リザーバの外面又は内面にあってもよい。開口手段及び/又はリザーバが、その製造において接着剤を使用するラミネート材料を利用する実施形態では、このような取り付け部品を形成するにあたって特定の有用性を見出すこともある。理論に束縛されるものではないが、接着剤では、密封された周辺縁部及び/又は開口手段の縁部の周りに、特に、熱及び/又は圧力を加えることにより、ラミネートから漏れる場合もあり、これにより付加的な取り付け部品をもたらすと考えられる。
首部分
1つの好ましい実施形態では、ハンドルが流体リザーバとして機能する中空空洞部を提供する場合、リザーバ又はハンドルは、好ましくは、そこから延在する首部分が更に設けられている本体を備える。首部分が存在することにより、改善された流体の流れの制御が可能になり、また、リザーバ及び/又はハンドルが取り付けられるヘッド部分との連結が改善され得る。少なくとも1つの密封された縁部又は孔は、リザーバ又はハンドルの本体部分内に配置されてもよく、又は首部分内に配置されてもよい。好ましくは、少なくとも密封された縁部又は孔は、存在する場合には首部分に配置される。リザーバの上端部及び側縁部は、存在する場合、本体から首部分までそれぞれ延在することになる。
1つの好ましい実施形態では、ハンドルが流体リザーバとして機能する中空空洞部を提供する場合、リザーバ又はハンドルは、好ましくは、そこから延在する首部分が更に設けられている本体を備える。首部分が存在することにより、改善された流体の流れの制御が可能になり、また、リザーバ及び/又はハンドルが取り付けられるヘッド部分との連結が改善され得る。少なくとも1つの密封された縁部又は孔は、リザーバ又はハンドルの本体部分内に配置されてもよく、又は首部分内に配置されてもよい。好ましくは、少なくとも密封された縁部又は孔は、存在する場合には首部分に配置される。リザーバの上端部及び側縁部は、存在する場合、本体から首部分までそれぞれ延在することになる。
首部分は、その上端から延在する本体の幅の中央に実質的に配置することが好ましい。代替的構成は、首部分が中央からずれているか、又は本体部分の上方角縁部のうちの1つに向かって配置されている実施形態を含む。首部分は、本体部分の側縁部の長さの50%までの長さに延在してもよい。このような実施形態では、リザーバの側縁部は、本体部分から延在して首部分の側縁部を形成してもよく、同様にリザーバの上縁部又は上縁部の一部分は首部分に配置されてもよい。好ましくは、首部分は、リザーバの本体の幅よりも小さい幅、リザーバの主要正面又は後面の本体部分の幅の好ましくは75%未満、好ましくは50%未満、より好ましくは40%未満の幅を有する。
首部分は、任意の好適な形状を有してもよく、また、対称又は非対称であってもよく、好ましくは、開口に向かう流体の流れを増大するように選択される。首部分は、実質的に直線状の側面又は湾曲した側面を有してもよく、これらの側面は実質的に垂直であるか、又は傾斜していてもよく、リザーバから出る流体を送り込む(funneling)のを助けるテーパ状の首部分を提供する。
好ましい実施形態では、開口手段は、消費者が遠位端又はタグに容易に到達できるように、ハンドル(4)及び/又は液体分配手段(3)を通ってリザーバから少なくとも装置の正面まで延在する。このような実施形態では、流体分配手段(3)は、開口手段が流体分配手段(3)を通って通過できるようにサイズ決定された少なくとも1つの孔又は開口を備え得る。また、このような開口は、流体をリザーバから皮膚に送達するように機能し得る。
流体リザーバ及び/又はハンドルが好ましくは首部分を備えている実施形態では、首部分は、流体分配手段に向かって延在してもよく、更に好ましくは、開口又は孔から流体分配手段の内部、又はその上、又はそこを通って、少なくとも一部分延在し、これにより、流体リザーバと流体分配手段との間に流体経路が形成される。開口手段は、典型的には、存在する場合には首部分に配置される。
流体分配手段は、開口手段及びリザーバと流体連通する少なくとも1つの流体経路を有する。ハンドルが流体リザーバと流体分配手段との間に位置付けられる実施形態では、リザーバの一部分が少なくとも部分的にそこを通って延在する開口をハンドルに設けることができる。あるいは、流体リザーバは、流体分配手段に到達するようにハンドルの周りに延在し得る。
キャップ/カバー
除毛及び流体適用装置は、複数回使用する実施形態では、使用前、使用中及び使用後に、除毛手段及び/又は流体分配手段を保護するために、キャップ(複数可)及び/又はカバー(複数可)(14)及び/又は使い捨て式密封部又は剥離ライナーを更に備え得る。フローラップ(flow wrap)などの任意の好適なキャップ又は密封部を使用してもよい。カバーは、更に、装置を完全に覆い、取り囲むことができる。キャップは、ハンドル又は異なる材料に関して記載されたものと同じ材料で提供されてもよい。キャップ又はカバーは、ハンドルと一体化されてもよく、又はハンドルから分離されていてもよい。キャップはまた、ヘッド部分をその格納構成に維持するのを補助し得る。
除毛及び流体適用装置は、複数回使用する実施形態では、使用前、使用中及び使用後に、除毛手段及び/又は流体分配手段を保護するために、キャップ(複数可)及び/又はカバー(複数可)(14)及び/又は使い捨て式密封部又は剥離ライナーを更に備え得る。フローラップ(flow wrap)などの任意の好適なキャップ又は密封部を使用してもよい。カバーは、更に、装置を完全に覆い、取り囲むことができる。キャップは、ハンドル又は異なる材料に関して記載されたものと同じ材料で提供されてもよい。キャップ又はカバーは、ハンドルと一体化されてもよく、又はハンドルから分離されていてもよい。キャップはまた、ヘッド部分をその格納構成に維持するのを補助し得る。
一実施形態では、カバーには、不織布などの材料から提供される1つの表面が設けられてもよい。この表面は、流体を適用し、かつ/又は除毛する前又は後に皮膚表面を拭くために使用することができる。表面には皮膚活性物質及び/又は皮膚洗浄活性物質を浸透させてもよい。他の表面では、典型的には、除毛及び流体適用手段を保護する。
流体
リザーバは、スキンケア及び/若しくはシェービングケア活性剤、並びに/又は除毛若しくは脱毛組成物を含み得る液体、ゲル又はペーストを含む。本組成物は、水性、油中水型又は水中油型エマルジョンであってもよい。
リザーバは、スキンケア及び/若しくはシェービングケア活性剤、並びに/又は除毛若しくは脱毛組成物を含み得る液体、ゲル又はペーストを含む。本組成物は、水性、油中水型又は水中油型エマルジョンであってもよい。
除毛装置に使用する組成物を選択する場合、分配された後に皮膚又はかみそりから流出しないように十分に濃く、粘性のある組成物を選択することが特に望ましいことが分かっている。更に、流体分配除毛装置で使用するには、これに限定されないが、剃毛前の毛を水和すること、除毛プロセス中皮膚を濡らすこと、剃毛中摩擦を減少させるために皮膚を滑らかにすることなど、保湿組成物を濡らすことが複数の利点を可能にするために望ましい。当業者であれば、濡らすことには、流体分配装置と皮膚との間で、滑りを増大し、摩擦を低減するために、皮膚若しくは毛を水和すること、又は皮膚及び/若しくは毛を遮蔽すること、又は皮膚若しくは毛を滑らかにすることを含んでもよいことは理解されよう。
水
本発明の剃毛ケア組成物は、水を含む。一実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約30重量%の水を含む。代替の実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約40重量%の水を含む。代替的実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約50重量%、より好ましくは少なくとも60重量%、更により好ましくは少なくとも80重量%、更により好ましくは少なくとも90重量%の水を含む。高レベルの水を有する組成物では、適用するため、又は適用後に皮膚から本組成物を除去するために追加の水源を必要とせずに装置を使用することができる。
本発明の剃毛ケア組成物は、水を含む。一実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約30重量%の水を含む。代替の実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約40重量%の水を含む。代替的実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約50重量%、より好ましくは少なくとも60重量%、更により好ましくは少なくとも80重量%、更により好ましくは少なくとも90重量%の水を含む。高レベルの水を有する組成物では、適用するため、又は適用後に皮膚から本組成物を除去するために追加の水源を必要とせずに装置を使用することができる。
親油性皮膚コンディショニング剤
本発明の剃毛ケア組成物は、1種以上の親油性皮膚コンディショニング剤を含んでもよい。皮膚コンディショニング剤の濃度レベルは、単独又は集合的に基本組成物の約1重量%〜約50重量%、好ましくは約10重量%〜約40重量%、より好ましくは約13重量%〜約30重量%の範囲のいずれかであり得る。例示の皮膚コンディショニング剤として、アルキルエーテル、鉱油、イソパラフィン、C20超の水素添加ポリイソブテンからなる群から選択される炭化水素、高分子炭化水素、エステル、エーテル、及びシリコーン、並びに、分岐鎖C16〜C22アルキル鎖、及び直鎖又は分岐鎖C1〜C6アルキル鎖からなるモノアルキル基、で構成されるエステルが挙げられる。いくつかの好ましい皮膚コンディショニング剤としては、イソステアリン酸誘導体、例えば、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、PPG−15ステアリルエーテル、ペトロラタム、ジメチコーン、及びジメトコノール、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の剃毛ケア組成物は、1種以上の親油性皮膚コンディショニング剤を含んでもよい。皮膚コンディショニング剤の濃度レベルは、単独又は集合的に基本組成物の約1重量%〜約50重量%、好ましくは約10重量%〜約40重量%、より好ましくは約13重量%〜約30重量%の範囲のいずれかであり得る。例示の皮膚コンディショニング剤として、アルキルエーテル、鉱油、イソパラフィン、C20超の水素添加ポリイソブテンからなる群から選択される炭化水素、高分子炭化水素、エステル、エーテル、及びシリコーン、並びに、分岐鎖C16〜C22アルキル鎖、及び直鎖又は分岐鎖C1〜C6アルキル鎖からなるモノアルキル基、で構成されるエステルが挙げられる。いくつかの好ましい皮膚コンディショニング剤としては、イソステアリン酸誘導体、例えば、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、PPG−15ステアリルエーテル、ペトロラタム、ジメチコーン、及びジメトコノール、及びこれらの混合物が挙げられる。
一実施形態では、2つ以上の炭化水素相が、乳化に先立ってプレブレンドされる。かかる成分のプレブレンドが、肌触りの改善につながり得ることが分かっている。例は、鉱油又はパルミチン酸イソプロピルとブレンドされたペトロラタムを含む。
皮膚コンディショニング剤はまた、本明細書で提供される組成物の摩擦係数を低下させるのに役立ち得る。摩擦が低減することにより、かみそり刃などの除毛装置を皮膚に1回以上接触させることから生じ得る皮膚の刺激の可能性を抑えることができる。これに関連する皮膚コンディショニング剤の使用はまた、剃毛調整物に含まれる潤滑剤の種類及び濃度レベルに関して、調合物の柔軟性を可能にし得る。
本発明の一実施形態では、分散した相の皮膚コンディショナーの粒径は、分散した相の質量の95%であり、20マイクロメートル未満、好ましくは15マイクロメートル未満、より好ましくは10マイクロメートル未満、最も好ましくは5マイクロメートル未満の平均粒径を有する。粒径は、Horiba粒径分析器を使用して測定され、D50値として報告される。理論に束縛されるものではないが、特に剃毛組成物がかみそりの刃の前に配置されている場合の剃毛中、又は組成物が皮膚に付着しているときのかみそりの再ストローク時に、分散した相の皮膚コンディショナーが皮膚に保持されるために、より小さい粒径が非常に重要である。皮膚は平面ではなく、小さい粒子ほど大きい粒子より簡単に皮膚の凹部内、及び毛嚢周りに付着して残留し得ることが認識されている。
増粘剤
流体組成物は、組成物の約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.1重量%〜約4重量%、あるいは約0.25重量%〜約3重量%の1種以上の増粘剤を含んでもよい。
流体組成物は、組成物の約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.1重量%〜約4重量%、あるいは約0.25重量%〜約3重量%の1種以上の増粘剤を含んでもよい。
増粘剤の非限定的なクラスとしては、カルボン酸ポリマー、架橋ポリアクリレートポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、多糖類、粘土及びガム、並びに適宜これらの混合物から選択されるものが挙げられる。一実施形態では、本明細書の組成物として、カルボン酸ポリマー、架橋ポリアクリレートポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、多糖類、及びこれらの混合物から選択される、より好ましくはカルボン酸ポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、多糖類、及びこれらの混合物から選択される、増粘剤が挙げられる。
好ましい増粘剤/懸濁化剤は、溶液内にあるときにずり減粘になる、電解質感応性ポリマーを含む。ずり減粘は、液体の延展及び吸い上げを容易にする特性である。電解質感応性ポリマーが、所望の性能プロファイルを有することを発見した。理論に束縛されるものではないが、電解質感応性ポリマーは、皮膚に残った残留性の界面活性剤又は電解質と相互作用し、かみそり及び皮膚表面に延展するための潤滑剤及び/又は懸濁したコンディショニング剤を放出する。好ましい電解質感応性ポリマーとしては、ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレート/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、ポリアクリル酸アンモニウム、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸/ジメチルアクリルアミドクロスポリマー、Seppicから購入可能なヒドロキシエチルアクリレート/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、又はLubrizolから購入可能なUltrez 10、Carbopol 934、Carbopol 980、及びETD 2050などのカルボン酸ポリマー(カルボマー)、又はClariantから購入可能なアクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/VPコポリマー、アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/VPコポリマー、アクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/メタクリル酸ベヘネス−25クロスポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。最も好ましい電解質感受性ポリマーはSepigel 305(ポリアクリルアミド& C13−14イソパラフィン&ラウレス−7)として入手可能なポリアクリルアミドである。
乳化剤
流体組成物は、本組成物の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約0.5重量%〜約15重量%、あるいは約1.0重量%〜約12重量%の1種類以上の乳化剤を含んでもよい。本明細書で使用するための乳化剤の非限定な例は、McCutcheon’s,Detergents and Emulsifiers,North American edition(1986)(Allured Publishing Corporationにより出版)、及びMcCutcheon’s,Functional Materials,North American Edition(1992)に開示されている。好ましい乳化剤は、非イオン性界面活性剤/乳化剤である。本明細書の非限定的な有用な乳化剤としては、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、スクロースエステル、アルコキシル化脂肪族アルコール、アミンオキシド、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。最も好ましくは、アルコキシル化脂肪族アルコール、アルキルグルコシド、及びこれらの混合物である。
流体組成物は、本組成物の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約0.5重量%〜約15重量%、あるいは約1.0重量%〜約12重量%の1種類以上の乳化剤を含んでもよい。本明細書で使用するための乳化剤の非限定な例は、McCutcheon’s,Detergents and Emulsifiers,North American edition(1986)(Allured Publishing Corporationにより出版)、及びMcCutcheon’s,Functional Materials,North American Edition(1992)に開示されている。好ましい乳化剤は、非イオン性界面活性剤/乳化剤である。本明細書の非限定的な有用な乳化剤としては、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、スクロースエステル、アルコキシル化脂肪族アルコール、アミンオキシド、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。最も好ましくは、アルコキシル化脂肪族アルコール、アルキルグルコシド、及びこれらの混合物である。
一実施形態では、流体組成物は、約5%未満、又は約3%未満、又は約2%未満の1種以上の発泡性界面活性剤を含む。一実施形態では、流体は、発泡性界面活性剤を含まないか、又は実質的に含まない。発泡性界面活性剤は、水と混合し、機械的に攪拌されたとき又はその後に泡を発生する界面活性剤として定義される。発泡性界面活性剤は、アニオン性及び両性発泡性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。アニオン性発泡性界面活性剤には、サルコシン酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、イセチオン酸塩、タウリン酸塩、リン酸塩、ラクチル酸塩、グルタミン酸塩、8〜24個の炭素を有する脂肪酸のアルカリ金属塩(すなわち石けん)、及びこれらの混合物を含む。
潤滑剤
流体組成物は、組成物の約0.1重量%〜約8重量%、あるいは約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.2重量%〜約3重量%の1種以上の潤滑剤を使用してもよい。例示の潤滑剤としては、潤滑性水溶性ポリマー、非水溶性粒子、及びヒドロゲル形成(又は水膨張性)ポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。
流体組成物は、組成物の約0.1重量%〜約8重量%、あるいは約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.2重量%〜約3重量%の1種以上の潤滑剤を使用してもよい。例示の潤滑剤としては、潤滑性水溶性ポリマー、非水溶性粒子、及びヒドロゲル形成(又は水膨張性)ポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。
有益な潤滑性水溶性ポリマーは、約300,000〜15,000,000ダルトンよりも大きい、好ましくは約1,000,000ダルトンを超える分子量を有してよい。好適な潤滑性水溶性ポリマーの非限定例としては、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、及びポリアクリルアミドが挙げられる。非限定の有益な非水溶性粒子としては、無機粒子又は有機ポリマー粒子を挙げてもよい。ヒドロゲル形成性ポリマーは、水中でおよそナノメートルスケールの組織化された3次元ドメインを形成する、典型的に親水性の高いポリマーである。追加のポリマー潤滑剤としては、ヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースなどのヒドロキシアルキルセルロースポリマー、カルボキシメチルセルロース、及びセルロースメチルエーテルのようなセルロース誘導体、並びに、例えばキサンタンガム、カラギーナンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、及びヒドロキシプロピルグアーガムなどの多糖類ガムが挙げられる。
感覚剤
本発明の一実施形態では、組成物は、感覚剤、又は感覚剤の組み合わせを含んでもよい。感覚剤は、加熱又は冷却などの熱変化の感覚をもたらす材料であってもよい。出願人らは、この組成物を使用する感覚剤の添加が、長く続く皮膚感覚及び快適効果をもたらすことを発見した。非限定例としては、p−メタン−3,8−ジオール;イソプレゴール;メントキシプロパン−1,2−ジオール;クルクミン;酪酸メンチル;ジンジェロール;イシリン;メントール;ティーツリー油;サリチル酸メチル;樟脳;ペパーミント油;N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド;N−[4−(シアノメチル)フェニル]−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサン−カルボキサミド;エチル3−(p−メンタン−3−カルボキサミド)アセテート;2−イソプロピル−N,2,3−トリメチルブチルアミド;メントングリセロールケタール、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の一実施形態では、組成物は、感覚剤、又は感覚剤の組み合わせを含んでもよい。感覚剤は、加熱又は冷却などの熱変化の感覚をもたらす材料であってもよい。出願人らは、この組成物を使用する感覚剤の添加が、長く続く皮膚感覚及び快適効果をもたらすことを発見した。非限定例としては、p−メタン−3,8−ジオール;イソプレゴール;メントキシプロパン−1,2−ジオール;クルクミン;酪酸メンチル;ジンジェロール;イシリン;メントール;ティーツリー油;サリチル酸メチル;樟脳;ペパーミント油;N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド;N−[4−(シアノメチル)フェニル]−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサン−カルボキサミド;エチル3−(p−メンタン−3−カルボキサミド)アセテート;2−イソプロピル−N,2,3−トリメチルブチルアミド;メントングリセロールケタール、及びこれらの混合物が挙げられる。
ゲルネットワーク
好ましくは、流体組成物はゲルネットワーク相を実質的に含まない。本明細書で使用するとき、用語「ゲルネットワーク」とは、少なくとも1種類の脂肪族両親媒性物質を含む、層状の、又は小胞性の固体結晶相を指す。本発明は、約3%未満、あるいは約1%未満、あるいは約0.5%未満の少なくとも1種類の脂肪族両親媒性物質を含む。ゲルネットワークは、これらの系のすすぎ特性を低減させることが分かっている。脂肪族アルコールゲルネットワークは、長年化粧用のクリーム及び毛髪コンディショナーに使用されてきた。ゲルネットワークは、脂肪族両親媒性物質(例えば、セチル又はステアリルアルコール)及び親水性相(例えば水)によって形成される再固化液晶ゲル相である。この相は、親水性相で融解後に再固化過程を経ることによって形成される。ゲルネットワークは典型的に、それ自体の脂肪族両親媒性物質の溶解温度よりも低い温度遷移を有する。
好ましくは、流体組成物はゲルネットワーク相を実質的に含まない。本明細書で使用するとき、用語「ゲルネットワーク」とは、少なくとも1種類の脂肪族両親媒性物質を含む、層状の、又は小胞性の固体結晶相を指す。本発明は、約3%未満、あるいは約1%未満、あるいは約0.5%未満の少なくとも1種類の脂肪族両親媒性物質を含む。ゲルネットワークは、これらの系のすすぎ特性を低減させることが分かっている。脂肪族アルコールゲルネットワークは、長年化粧用のクリーム及び毛髪コンディショナーに使用されてきた。ゲルネットワークは、脂肪族両親媒性物質(例えば、セチル又はステアリルアルコール)及び親水性相(例えば水)によって形成される再固化液晶ゲル相である。この相は、親水性相で融解後に再固化過程を経ることによって形成される。ゲルネットワークは典型的に、それ自体の脂肪族両親媒性物質の溶解温度よりも低い温度遷移を有する。
任意成分
流体ケア組成物は、追加の任意成分を更に含むことができる。好適な追加の任意成分としては、香料、防腐剤、キレート剤、感覚剤(メンソールなど)、落屑活性物質、抗アクネ剤、抗しわ/抗皮膚萎縮剤、老化防止剤/ラジカルスカベンジャー、フラボノイド、抗炎症剤、抗セルライト剤、表面麻酔剤、タンニング活性物質、皮膚美白剤、皮膚鎮静及び治癒活性物質、抗菌活性物質、日焼け止め活性物質、皮膚外観向上剤、湿潤剤、及び加湿剤(グリセリン、グリコール、ソルビットなど)、並びにその他同種類のものが挙げられる。かかる任意成分は、米国特許出願公開第11/367,918号(2006年3月3日出願)に詳細に記載されている。好ましい追加の任意成分としては、サリチル酸、乳白剤(雲母及び二酸化チタンなど)、香料、親水性コンディショニング剤(例えばグリセリンなど)、及び皮膚感覚剤(メントールなど)が挙げられる。
流体ケア組成物は、追加の任意成分を更に含むことができる。好適な追加の任意成分としては、香料、防腐剤、キレート剤、感覚剤(メンソールなど)、落屑活性物質、抗アクネ剤、抗しわ/抗皮膚萎縮剤、老化防止剤/ラジカルスカベンジャー、フラボノイド、抗炎症剤、抗セルライト剤、表面麻酔剤、タンニング活性物質、皮膚美白剤、皮膚鎮静及び治癒活性物質、抗菌活性物質、日焼け止め活性物質、皮膚外観向上剤、湿潤剤、及び加湿剤(グリセリン、グリコール、ソルビットなど)、並びにその他同種類のものが挙げられる。かかる任意成分は、米国特許出願公開第11/367,918号(2006年3月3日出願)に詳細に記載されている。好ましい追加の任意成分としては、サリチル酸、乳白剤(雲母及び二酸化チタンなど)、香料、親水性コンディショニング剤(例えばグリセリンなど)、及び皮膚感覚剤(メントールなど)が挙げられる。
流体組成物は、サリチル酸、その異性体、互変異性体、塩、及びこれらの誘導体を含み得る。あるいは、組成物は、約0.001%〜約5%のサリチル酸を含む。あるいは、組成物は、約0.01%〜約2%のサリチル酸を含む。あるいは、組成物は、約0.1%〜約1%のサリチル酸を含む。理論に束縛されるものではないが、サリチル酸は皮膚上のアクネ治療に有効であると考えられる。更に、サリチル酸は、皮膚上のアクネの存在を治療及び/又は軽減する機能がある。本発明の剃毛ケア組成物によるかかる治療は、かみそりを介して皮膚に剃毛ケア組成物を適用することと、剃毛ケア組成物で治療された皮膚を剃毛することと、を伴う。
サリチル酸の誘導体としては、CH3基が個別に又は組み合わされてアミド類、エステル類、アミノ基類、アルキル類、及びアルコールエステル類によって置換されたあらゆる化合物が挙げられるが、これらに限定されない。サリチル酸の互変異性体は、互いに容易に変化でき、そのため通常は平衡状態で存在する、サリチル酸の異性体である。したがって、サリチル酸の互変異性体は、化学式C7H6O3を有すると記載することができ、一般にサリチル酸と類似の構造を有する。
本発明の組成物は、約0.001%〜約5%、あるいは約0.01%〜約2%、あるいは約0.1%〜約1%の、α−又はβ−ヒドロキシ酸、並びにその誘導体、塩、異性体、及びそれらの互変異性体を含み得る。α−及びβ−ヒドロキシ酸の非限定的な例としては、α−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキシイソカプロン酸、α−ヒドロキシイソ吉草酸、アトロ乳酸、β−ヒドロキシ酪酸、β−フェニル乳酸、β−フェニルピルビン酸、クエン酸ピルビン酸エチル(citric acid ethyl pyruvate)、ガラクツロン酸、グルコヘプトン酸、グルコヘプトノ−1,4−ラクトン、グルコン酸、グルクロノラクトングルクロン酸、グルクロノラクトン、グリコール酸、ピルビン酸イソプロピル、乳酸、リンゴ酸、マンデル酸(amndelic acid)、ピルビン酸メチル(emthyl pyruvate)、粘液酸、ピルビン酸、サッカリン酸、サッカリン酸1,4−ラクトン、酒石酸、タルトロン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
乳白剤は、本発明の剃毛ケア組成物に添加されてよい。乳白剤は、無機又は有機化合物であってよい。無機乳白剤としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、雲母若しくは被覆雲母(チタン、スズ、若しくは鉄の酸化物、又はオキシ塩化ビスマスによる)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、オキシ塩化ビスマス、又はその他のミネラルが挙げられる。これらの化合物は、粉末、分散体、又は複合体として添加され得る。有機乳白剤としては、例えば、不透明乳濁液(例えば、スチレン/PVPコポリマー、ビニルポリマー、又はラテックスを含む)、1分子当たり14〜20の炭素原子を含むアミンの金属塩、1分子当たり14〜20の炭素原子を含むアルカノールアミド、1分子当たり14〜20の炭素原子を含む有機アルコール、ステアリン酸、グリコールモノ−又はジステアレート、プロピレングリコール及びグリセロールモノステアレート、並びにパルミチン酸の不溶性塩が挙げられる。これらの乳白剤の混合を使用してもよい。不透明化添加剤は、組成物の約1重量%〜約6重量%、好ましくは約2重量%〜約5重量%の量で典型的に含まれる。
流体組成物は、硫化塩、チオグリコール、チオグリセロール、チオグリコリド、チオグリコールヒドラジドチオグリコール酸、チオグリコール酸塩(例えばカリウム、カルシウム及びアンモニウム)、チオサリチル酸、チオリンゴ酸、アンモニウムチオ乳酸、システイン及びシステアミンなどのあらゆるケラチン還元剤を含む脱毛活性物質を含んでもよい。還元剤は、組成物の約0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.2重量%〜15重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の量で存在する。好ましくは、脱毛組成物は、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムなどのpHを制御するための塩基、モノエタノールアミドなどのアンモニアアルカノールアミド及びこれらの混合物を更に含んでもよい。
特定の実施形態
以降、本発明を本発明の特定の実施形態を参照して更に説明する。
以降、本発明を本発明の特定の実施形態を参照して更に説明する。
図1a、1b、及び2並びに3a及び3bは、本発明の第1の実施形態を示す。この実施形態は、ヘッド部分(9)の正面上に少なくとも1つのかみそり刃を含む除毛手段(2)を含む、ハンドル(4)の遠位端にあるヘッド部分(9)を含む。流体分配手段(3)は、ヘッド部分の背面に配置され、これにより除毛手段及び流体分配手段の皮膚接触面は、実質的に反対方向に位置付けられる。除毛手段(2)及び流体投与手段(3)は、格納構成及び使用中の構成の両方において、それぞれの皮膚接触面に対向する反対方向に配置されるように所定の位置に配列されている。流体分配手段(3)は、ヘッド部分の実質的に全幅に延在するスポンジを含む。除毛手段は、ヘッド部分の実質的に全幅に延在している。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、枢動点(12)を中心にしてハンドル(4)に固定されているヘッド部分(9)に固定されている。ヘッド部分は、装置がその格納構成にあるとき、ヘッド部分(9)の任意の区画がハンドル(4)によって収容され得、かつ、その使用中の構成に対して約90°回転することができるように、ヘッド部分の一端から枢動点まで延在する凹(13)空洞部を有する。
ハンドル(4)は、液体のリザーバ及びディスペンサとして機能する加圧エアロゾル容器である。エアロゾルの活性化の際に、中空ハンドル(4)リザーバから流体分配手段(3)への液体経路が提供される。ヘッド部分(9)は、包装を外し、ワイプ手段(wipe)として機能し得るカバー(14)によって保護されている。
図4a、4b、5a、5b、6a、6b、7a、及び7bは、本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態は、ヘッド部分(9)の正面に配置されたハウジングに設けられた少なくとも1つのかみそり刃を含む除毛手段(2)を有するヘッド部分(9)を備える。流体分配手段(3)は、ヘッド部分の後面に配置され、これにより、除毛手段及び流体分配手段の皮膚接触面は、実質的に反対の方向に位置付けられている。除毛手段(2)及び流体投与手段(3)は、それぞれの皮膚接触面に対向する反対方向に配置されるように所定の位置に配列されている。流体分配手段(3)は、ヘッド部分の実質的に全幅に延在するスポンジ/フェルトを含む。除毛手段は、ヘッド部分の実質的に全幅に延在している。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、ヘッド部分(9)に永久的に固定されている。ハンドル(4)はシームレス押出チューブとして設けられ、ハンドルの射出オーバーモールド成形により形成されたハンドルの首部分のネジ山を介してヘッド部分に取り付けられる。ハンドル(4)には、流体分配手段(3)への液体経路が形成される密封された開口が設けられている。ヘッド部分(9)は、格納構成の取り付け手段及び使用中の構成の取り付け手段を有する。ヘッド部分は、格納及び使用中の構成手段において、ハンドル取り付け手段によって、ハンドルに取り外し可能に取り付けられている。ヘッド部分は、保護カバー(14)によって保護されている。
使用方法
本発明の除毛及び流体分配装置は、効果的に身体から除毛する簡単で便利な方法を提供する。本装置は、その格納構成で消費者に提供される。消費者は、典型的には、除毛手段又は流体分配手段を保護するために存在するあらゆるキャップ層又は剥離層又はカバーを取り外す。次に、消費者は、装置のヘッド部分を格納構成から使用中の構成に位置付ける。これは、例えば、使用中の位置までその枢動点を中心としてヘッド部分を回転させることによって、又はその格納構成からヘッド部分を取り外し、使用中の構成においてヘッド部分をハンドル上に配置することによって、達成され得る。次いで、消費者は、流体リザーバを開口し、そこから開口手段を取り除く。あるいは、流体リザーバは、消費者が格納構成から使用中の構成へ回転させることによって開口されてもよい。代替的実施形態では、消費者は、その格納構成においてヘッド部分をハンドルから外し、リザーバを開口し、その使用中の構成においてハンドルをヘッド部分に再度取り付ける。任意で、消費者は、リザーバから流体分配手段への流体の流れを容易にするために、流体リザーバに圧力を加えることができる。消費者は、第1のステップにおいて除毛手段により皮膚表面を処理し、次に流体を適用するか、又は最初に流体分配手段から皮膚表面に流体を適用し、次いで除毛手段を適用してもよい。例えば、消費者は、処理する皮膚表面上に流体分配手段を置き、分配手段を用いて、処理する表面に流体を適用してもよい。次いで、除毛手段が処理される皮膚表面と接触するように、任意で装置を回転させる。消費者は除毛するために除毛装置を同じ表面に適用する。次いで、このプロセスは、所望の流体の適用及び除毛が達成されるまで、同じ又は追加の表面上で繰り返される。更に、消費者は、皮膚表面からあらゆる細片又は過剰組成物を回収及び除去するために、除毛ステップ後に同じ表面上に流体分配手段を位置付けて、適用してもよい。あるいは、消費者は、流体分配手段の前に、最初に除毛手段を利用してもよい。これらは、アフターシェーブ組成物を送達するために使用されてもよい。消費者が除毛行為を完了すると、ヘッド部分はその格納構成まで回転され、存在する場合にはキャップ又は包装が任意に再度取り付けられてもよい。本発明の除毛及び流体分配装置は、機能を果たすにあたって水源を必要とせず、特に皮膚を濡らす必要がないか、又は任意の剃毛前組成物及び/又は剃毛後組成物を適用する必要がない。更に、この装置は、使用後のいかなるすすぎ洗いも必要としない。
本発明の除毛及び流体分配装置は、効果的に身体から除毛する簡単で便利な方法を提供する。本装置は、その格納構成で消費者に提供される。消費者は、典型的には、除毛手段又は流体分配手段を保護するために存在するあらゆるキャップ層又は剥離層又はカバーを取り外す。次に、消費者は、装置のヘッド部分を格納構成から使用中の構成に位置付ける。これは、例えば、使用中の位置までその枢動点を中心としてヘッド部分を回転させることによって、又はその格納構成からヘッド部分を取り外し、使用中の構成においてヘッド部分をハンドル上に配置することによって、達成され得る。次いで、消費者は、流体リザーバを開口し、そこから開口手段を取り除く。あるいは、流体リザーバは、消費者が格納構成から使用中の構成へ回転させることによって開口されてもよい。代替的実施形態では、消費者は、その格納構成においてヘッド部分をハンドルから外し、リザーバを開口し、その使用中の構成においてハンドルをヘッド部分に再度取り付ける。任意で、消費者は、リザーバから流体分配手段への流体の流れを容易にするために、流体リザーバに圧力を加えることができる。消費者は、第1のステップにおいて除毛手段により皮膚表面を処理し、次に流体を適用するか、又は最初に流体分配手段から皮膚表面に流体を適用し、次いで除毛手段を適用してもよい。例えば、消費者は、処理する皮膚表面上に流体分配手段を置き、分配手段を用いて、処理する表面に流体を適用してもよい。次いで、除毛手段が処理される皮膚表面と接触するように、任意で装置を回転させる。消費者は除毛するために除毛装置を同じ表面に適用する。次いで、このプロセスは、所望の流体の適用及び除毛が達成されるまで、同じ又は追加の表面上で繰り返される。更に、消費者は、皮膚表面からあらゆる細片又は過剰組成物を回収及び除去するために、除毛ステップ後に同じ表面上に流体分配手段を位置付けて、適用してもよい。あるいは、消費者は、流体分配手段の前に、最初に除毛手段を利用してもよい。これらは、アフターシェーブ組成物を送達するために使用されてもよい。消費者が除毛行為を完了すると、ヘッド部分はその格納構成まで回転され、存在する場合にはキャップ又は包装が任意に再度取り付けられてもよい。本発明の除毛及び流体分配装置は、機能を果たすにあたって水源を必要とせず、特に皮膚を濡らす必要がないか、又は任意の剃毛前組成物及び/又は剃毛後組成物を適用する必要がない。更に、この装置は、使用後のいかなるすすぎ洗いも必要としない。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
Claims (18)
- 除毛手段(2)を備えるヘッド部分(9)と、流体リザーバ(10)を有するハンドル(4)と、流体分配手段(3)と、を有する、携帯用除毛及び流体適用装置(1)であって、前記ヘッド部分(9)は、格納構成及び使用中の構成を有し、前記格納構成では、前記ヘッド部分(9)が前記ハンドル(4)に隣接し、前記ハンドル(4)に実質的に平行に位置付けられ、前記使用中の構成では、前記ヘッド部分(4)が、前記ハンドル(4)に実質的に垂直に位置付けられている、携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記ヘッド部分(9)が、枢動点(12)を中心として前記ハンドル(4)に可動的に取り付けられている、請求項1に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記ヘッド部分(9)が、前記ヘッド部分(4)を前記使用中の構成と前記格納構成との間で回転させるために、前記ハンドル(4)上に配置された枢動点(12)を中心に回転可能である、請求項2に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記枢動点(12)が、前記ヘッド部分(9)の実質的に長手方向中央に位置付けられている、請求項3に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記ハンドル(4)が、遠位端(6)及び近位端(5)を有し、前記ヘッド部分(9)が前記ハンドルの前記遠位端(5)に可動的に取り付けられ、前記遠位端(6)が、前記格納構成において前記ヘッド部分(9)を少なくとも部分的に収容している、請求項1に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記ヘッド部分(9)が、前記ハンドル(4)に取り外し可能に取り付けられている、請求項1に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記ヘッド部分(9)が、使用中の構成の取り付け手段と、格納構成の取り付け手段と、を有する、請求項6に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記流体分配手段(3)が、前記ヘッド部分(9)の中に配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記ヘッド部分(9)が、前記除毛手段(2)及び前記流体分配手段(3)の所定の位置を提供する、請求項8に記載の携帯用除毛及び流体適用装置(1)。
- 前記ヘッド部分(9)が、正面及び背面を備え、前記正面が前記除毛手段(2)を備え、前記背面が前記流体分配手段(3)を備える、請求項8に記載の携帯用除毛及び流体適用装置(1)。
- 前記ハンドル(4)が、実質的に剛性である、請求項1に記載の携帯用除毛及び流体適用装置(1)。
- 前記リザーバ(10)が、開口手段を備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の携帯用除毛及び流体適用装置。
- 前記除毛手段(2)が、少なくとも1つの刃、好ましくは刃及びカートリッジを備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の携帯用除毛及び流体適用装置(1)。
- 前記流体分配手段(3)が、発泡体、織布、不織布、有孔フィルム又は穿孔フィルム、プラスチック、フェルト、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の携帯用除毛及び流体適用装置(1)。
- 前記リザーバ(10)が、前記使用中の構成において、前記流体分配手段(3)と流体連通している、請求項1〜14のいずれか一項に記載の携帯用除毛及び流体適用装置(1)。
- 前記流体分配手段(3)が、前記リザーバ(10)と流体連通している少なくとも1つの孔を有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の除毛及び流体適用装置。
- 前記リザーバ(10)が、少なくとも80重量%の水と、0.1重量%〜5重量%の増粘剤と、を含む組成物を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の除毛及び流体適用装置(1)。
- 請求項1に記載の装置(1)を用いて流体を適用して皮膚を除毛する方法であって、好ましくは水源の非存在下で、前記装置(1)をその使用中の構成に位置付けるステップと、次いで、最初に皮膚表面を前記除毛手段(2)と接触させて除毛し、次に、前記流体分配手段(3)と接触させて流体を適用するか、又はその逆であるステップと、を含む、方法。
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