JP2018518887A - D2d通信におけるipアドレス割振り方法およびユーザ機器 - Google Patents

D2d通信におけるipアドレス割振り方法およびユーザ機器 Download PDF

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Abstract

本発明の実施形態が、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法およびユーザ機器を提供する。本明細書において提供される方法は、第1のユーザ機器UEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信するステップであって、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含むステップ、および第1のUEによる、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用されるステップを含む。

Description

本発明の実施形態は、通信技術に関し、詳細には、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法およびユーザ機器に関する。
モバイル通信の高速度の発展とともに、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略して、LTE)ネットワークシステムが、新たなタイプの多くのサービス、例えば、モバイル電話でインターネットをサーフィンすること、およびインスタントチャットなどのデータサービスをユーザに提供し、データサービスの広い使用が、ユーザの帯域幅要件を増加させる。デバイスツーデバイス(Device−to−Device、略して、D2D)通信が、ユーザ機器(User Equipment、略して、UE)の間の直接の通信を可能にし、ユーザ機器は、セルネットワークの制御下でセルユーザとスペクトルリソースを共有してよい。このことは、スペクトルリソースの利用を効果的に向上させる。現在、D2D通信は、LTEネットワークシステムに適用されている。
D2D通信は、1対多通信(One to many communication)、すなわち、グループ通信、および1対1通信(One to one communication)を含む。1対1通信において、送信パーティUEは、受信パーティUEとD2D通信を実行するために受信パーティUEのアドレスを知る必要がある。アドレスは、受信パーティUEのレイヤ2アドレス、すなわち、受信パーティUEのデバイスアドレスと、受信パーティUEのネットワークアドレス、すなわち、インターネットプロトコル(Internet Protocol、略して、IP)アドレスとを特に含む。特に、レイヤ2アドレスは、D2D通信を実行する2つのUEによってシグナリング対話を実行するのに使用され、IPアドレスは、D2D通信を実行する2つのパーティによってデータ対話を実行するのに使用される。受信パーティUEのレイヤ2アドレスは、送信パーティUEによってD2D発見形態で、または事前構成形態で獲得されてよい。この事例において、送信パーティUEが、受信パーティUEとシグナリング対話を実行して、D2D通信の1つのパーティUEが、他方のパーティUEのIPアドレスを獲得するようにする。
従来技術において、送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をしてよく、またはIPアドレスの受取り側の役割をしてよい。送信パーティUEと受信パーティUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をする場合、IPアドレスは、繰り返し割り振られることがある。例えば、送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、動的ホスト構成プロトコル(Dynamic Host Configuration Protocol、略して、DHCP)サーバの役割をして、IPv4タイプのIPアドレスを割り振ってよく、または送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、IPルータ(IP router)の役割をして、IPv6タイプのIPアドレスを割り振ってよい。送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、IPアドレスの受取り側の役割をする場合、IPアドレスは、割り振られないことがある。前述の2つの問題は、D2D通信接続を確立する際に障害をもたらすことがある。
本発明の実施形態が、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEと受信パーティUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、または受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を向上させる、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法およびユーザ機器を提供する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態が、
第1のユーザ機器UEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含むこと、および
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用されることを含むD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供する。
第1の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、第1のパケットデータネットワークPDNタイプを含み、かつ第1のPDNタイプは、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実施形態において、第2のメッセージが、IPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第3の可能な実装形態において、第2のメッセージが第2のPDNタイプを含む場合、方法は、
第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第1のUEによる、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第1のUEによる、第2のUEにフィードバックメッセージを送信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第4の可能な実装形態において、第2のメッセージが原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、方法は、
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEによる、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEによる、第2のUEにフィードバックメッセージを送信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第5の可能な実装形態において、第1のメッセージが第1のPDNタイプを含み、第2のメッセージが、原因値を含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、方法は、
第1のUEによる、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用されることをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第6の可能な実装形態において、第1のメッセージが、第1のPDNタイプを含み、第2のメッセージが、原因値を含むが、第2のPDNタイプは含まず、かつ原因値は、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、方法は、
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEによる、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEによる、第2のUEにフィードバックメッセージを送信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第1の態様、または第1の態様の第1乃至第6の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第7の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつ識別情報は、識別情報により、第1のUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定するよう第2のUEに命令するのに使用される、または識別情報は、第2のUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であることを示すのに使用される。
第1の態様、または第1の態様の第1乃至第7の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第8の可能な実装形態において、第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することの前に、方法は、
第1のUEによる、第2のUEの第2のPDNタイプを獲得すること、および
第1のUEによる、第2のUEの第2のPDNタイプにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることをさらに含む。
第1の態様、または第1の態様の第1乃至第8の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第9の可能な実装形態において、第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することの前に、方法は、
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第3のメッセージを受信すること、および
第1のUEによる、第3のメッセージにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることをさらに含む。
第2の態様によれば、本発明の実施形態が、
第2のユーザ機器UEによる、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含むこと、および
第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用されることを含むD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供する。
第2の態様の第1の可能な実装形態において、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することは、
第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつ第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用されること、または
第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつ第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートせず、かつ第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートせず、かつ第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
第2のUEが、第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用されることを含む。
第2の態様、または第2の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、方法は、
第2のUEによる、第1のUEによって送信された第2のIPアドレスを受信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第2のUEによる、第1のUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第2の態様、または第2の態様の第1乃至第2の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第3の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつ方法は、
第2のUEによる、識別情報により、第1のUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、または第2のUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定することをさらに含む。
第2の態様、または第2の態様の第1乃至第3の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第4の可能な実装形態において、第2のUEによる、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信することの前に、方法は、
第2のUEによる、第1のUEに第3のメッセージを送信することであって、第3のメッセージは、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振るよう第1のUEに要求するのに使用されることをさらに含む。
第3の態様によれば、本発明の実施形態が、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供し、第1のIPアドレスは、第1のユーザ機器UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成され、かつ方法は、
第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスにより第1のUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するよう第2のUEに要求するのに使用されること、および
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用されることを含む。
第4の態様によれば、本発明の実施形態が、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供し、第1のIPアドレスは、第1のユーザ機器UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成され、かつ方法は、
第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、第1のUEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用されること、および
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを含み、第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにすることを含む。
第4の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、パケットデータネットワークPDNタイプをさらに含み、かつPDNタイプは、第2のUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示し、かつ第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、第2のUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。
第5の態様によれば、本発明の実施形態が、
ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第1のメッセージは、UEによってピアUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む、送信機と、
ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、受信機とを含むUEを提供する。
第5の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、第1のパケットデータネットワークPDNタイプを含み、かつ第1のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。
第5の態様、または第5の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、第2のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ原因値は、ピアUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第3の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第2のPDNタイプを含む場合、UEは、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、
送信機は、ピアUEに、プロセッサによって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、または
プロセッサは、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ
送信機は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第4の可能な実装形態において、第2のメッセージが、原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、UEは、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、
送信機は、ピアUEに、プロセッサによって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、または
プロセッサは、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ
送信機は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第5の可能な実装形態において、第1のメッセージが第1のPDNタイプを含む場合、第2のメッセージは、原因値を含み、かつ原因値は、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用され、UEは、ピアUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、
送信機は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第6の可能な実装形態において、第1のメッセージが、第1のPDNタイプを含む場合、第2のメッセージは、原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値は、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用され、UEは、UEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、かつ
送信機は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、または
プロセッサは、UEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、
送信機は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第5の態様、または第5の態様の第1乃至第6の実装形態のいずれか1つによれば、第7の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつ識別情報は、識別情報により、UEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定するようピアUEに命令するのに使用される、または識別情報は、ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であることを示すのに使用される。
第5の態様、または第5の態様の第1乃至第7の実装形態のいずれか1つによれば、第8の可能な実装形態において、受信機は、送信機がピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEの第2のPDNタイプを獲得するようにさらに構成され、かつUEは、
ピアUEの第2のPDNタイプによりピアUEに第1のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサを含む。
第5の態様、または第5の態様の第1乃至第8の実装形態のいずれか1つによれば、第9の可能な実装形態において、受信機は、送信機がピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、かつUEは、
第3のメッセージによりピアUEに第1のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含む。
第6の態様によれば、本発明の実施形態が、
ピアUEによって送信された第1のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第1のメッセージは、ピアUEによってUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む、受信機と、
ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、送信機とを含むUEを提供する。
第6の態様の第1の可能な実装形態において、UEは、プロセッサをさらに含み、かつ送信機が、ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成されることは、
送信機が、プロセッサが、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
送信機が、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつプロセッサが、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用されること、または
送信機が、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつプロセッサが、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないと決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
送信機が、プロセッサが、UEが、第1のIPアドレスのタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用されることを含む。
第6の態様、または第6の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、受信機は、ピアUEによって送信された第2のIPアドレスを受信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、UEによって、UEとピアUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、または
受信機は、ピアUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第6の態様、または第6の態様の第1乃至第2の実装形態のいずれか1つによれば、第3の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつUEは、識別情報により、ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、またはUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定するように構成されたプロセッサをさらに含む。
第6の態様、または第6の態様の第1乃至第3の実装形態のいずれか1つによれば、第4の可能な実装形態において、送信機は、受信機が、ピアUEによって送信された第1のメッセージを受信する前に、ピアUEに第3のメッセージを送信するようにさらに構成され、第3のメッセージは、UEに第1のIPアドレスを割り振るようピアUEに要求するのに使用される。
第7の態様によれば、本発明の実施形態が、UEを提供し、第1のIPアドレスは、UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成され、かつUEは、
ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスによりUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようピアUEに要求するのに使用される、送信機と、
ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される、受信機とを含む。
第8の態様によれば、本発明の実施形態が、UEを提供し、第1のIPアドレスは、UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成され、かつUEは、
ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、UEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される、送信機と、
ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを含み、UEが、第2のIPアドレスによりピアUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにする、受信機とを含む。
第8の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、パケットデータネットワークPDNタイプをさらに含み、かつPDNタイプは、ピアUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示し、かつ第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、ピアUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。
本発明の実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法およびユーザ機器によれば、第1のUEが、第2のUEに、割り振られた第1のIPアドレスを含む第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、IPアドレス割振りプロセスにおける第1のUEおよび第2のUEの責任、すなわち、第1のUEがIPアドレスの割振り側であり、かつ第2のUEがIPアドレスの受取り側であることを明示的に示して、第2のUEが、受信された第1のIPアドレスにより第2のメッセージを戻すようにし、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを特に示し、すなわち、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しない。実施形態において提供される方法によれば、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、または受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
本発明の実施形態における、または従来技術における技術的ソリューションをより明確に説明するのに、以下が、実施形態または従来技術を説明するために要求される添付の図面を説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、独創的な取組みなしに、これらの添付の図面から他の図面をさらに導き出すことがある。
本発明の実施形態1によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態2によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態3によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態4によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるUEの間の制御プレーンプロトコルスタックを示す概略図である。 本発明の実施形態5によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態5によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態6によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態7によるUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態による別のUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態8によるUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態による別のUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態9によるUEを示す概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的ソリューション、および利点をより明確にするのに、以下が、本発明の実施形態における添付の図面を参照して本発明の実施形態における技術的ソリューションを明確に、かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のうちのいくつかであるが、すべてではない。独創的な取組みなしに、本発明の実施形態に基づいて当業者によって獲得される他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
高密度のユーザおよび高いスループットのためのLTEネットワークシステムの要件を満たすのに、D2D通信が、UEの間で一般に実行され、すなわち、通信は、セルリソースを再使用することによってUEの間で直接に実行されることができる。本発明の以下の実施形態において説明されるUEは、D2D通信を実行することができるUEであり、かつUEは、セルネットワークの制御下でセルユーザとリソースを共有してよい。これは、スペクトルリソースの利用を向上させる。さらに、D2D通信は、例えば、セルラネットワークの負担を軽減する、モバイル端末のバッテリ消費を低減する、ビットレートを増加させる、かつネットワークインフラストラクチャ故障の堅牢性を向上させる利点をさらに有し、かつ小さい範囲においてポイントツーポイントデータサービスをさらにサポートすることがある。
現在、一般に使用されるD2D通信は、Bluetooth(Bluetooth)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless−Fidelity、略して、Wi−Fi)直接接続、すなわち、Wi−Fi Direct、および類似したものを含む。本発明の以下の実施形態において説明されるD2D通信は、LTEネットワークシステムに基づくD2D通信であり、かつ、一般に、LTEネットワークにおけるD2D通信(LTE−D2D)および近接性ベースのサービス(Proximity−Based Service、略して、ProSe)を含む。LTE−D2DとProSeの両方が、互いに直接に通信するUEに適用されることができ、かつUEは、ネットワークインフラストラクチャがまったく存在しない場合に互いに通信することができる。
アプリケーションシナリオの見地から、D2D通信は、グループ通信および1対1通信を含み、かつ本発明の以下の実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法が、1対1通信に適用可能である。特に、UE1がUE2とD2D通信を実行することを予期する場合、UE1は、UE2に通信確立要求メッセージを送信し、要求メッセージは、UE2のレイヤ2アドレス、すなわち、Layer−2アドレスを搬送する。Layer−2アドレスは、プロトコルスタックの媒体アクセス制御(Medium Access Control、略して、MAC)層にMAC層のパケットヘッダとして入れられる。Layer−2アドレスは、UE1によってD2D発見を用いて獲得されてよく、またはUE1において事前構成されてよく、もしくは類似したことが行われてよい。要求メッセージを受信した後、UE2は、UE1の識別情報を検証してよい。しかし、D2D通信を確立するUEは、データ伝送を実施するのにピアUEのIPアドレスを獲得する必要がさらにある。従来技術において提供される前述のIPアドレス割振り形態において、UE1とUE2の両方が、IPアドレスの割振り側の役割をすることがあり、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがある。したがって、IPアドレスが、繰り返し割り振られることがあり、またはIPアドレスが、割り振られないことがあり、D2D通信接続を確立することの失敗をもたらす。
特定の実施形態が、以下において本発明の技術的ソリューションについて詳細に述べるのに使用される。本発明の実施形態において、IPアドレスを割り振る割振り側とIPアドレスを受信する受取り側は、E−UTRANノードB(E−UTRAN NodeB、略して、eNB)などのネットワークデバイスを含むことなしに、2つだけのUEを含んでよく、すなわち、本発明の実施形態に含まれるネットワーク要素は、UEだけである。以下のいくつかの特定の実施形態は、互いに組み合わされてよく、かつ同一の、もしくは類似した概念もしくはプロセスは、いくつかの実施形態において繰り返し説明されないことがある。
実施形態1
図1は、本発明の実施形態1によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを割り振る事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェア形態またはソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S110 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態において、第1のUEは、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信を開始するとき、第1のUEは、第2のUEに、D2D通信を確立するのに使用される第1のIPアドレスを割り振ってよい。したがって、第1のUEは、第1のUEのIPアドレスを知り、かつD2D通信におけるピアUE、すなわち、第2のUEのIPアドレス、すなわち、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスを知ることがある。この実施形態において提供される方法において、D2D通信の開始側として、第1のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側である。特に、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスは、第2のUEに送信される第1のメッセージにおいて搬送され、かつ対応するように、第2のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側である。特定の実装形態において、事前設定されたプロトコルにおいて、第1のUEおよび第2のUEが、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素を使用することによって、D2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任を決定すべきことが規定されてよい。この実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージが、割り振られた第1のIPアドレスを含む場合、第1のUEがIPアドレスの割振り側であると決定されてよく、したがって、第2のUEは、割り振られた第1のIPアドレス、および知られているLayer−2アドレスを使用することによって第1のUEの識別情報を検証して、D2D通信接続の確立を実施してよい。
この実施形態において第1のUEによって第2のUEに割り振られる第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立要求メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
S120 第1のUEが、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、要求メッセージであり、かつ第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得する。この事例において、第2のUEは、第1のIPアドレスが、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、第1のUEは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、第1のUEによって、第1のUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、または第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、例えば、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであるが、第2のUEがIPv6タイプのIPアドレスをサポートしない場合、第2のUEは、第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立することができない。
この実施形態において、第2のUEが第1のIPアドレスをサポートしない場合、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側として、第2のUEは、IPアドレスを割り振らないが、第1のUEに、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すインディケーションメッセージを特に戻して、後続のIPアドレス割振り作業を実行するよう第1のUEに命令するようにする。さらに、この事例において、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワーク(Packet Data Network、略して、PDN)タイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される。特に、第2のUEは、第2のメッセージに情報要素を追加することによって、第1のUEに第1のIPアドレスの割振り状況を示す。第2のPDNタイプと原因値の両方が、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示してよい。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおけるそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振る動作を能動的に実行する。別の態様において、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスがサポートされないことを知る場合でさえ、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しないが、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを第1のUEにフィードバックして、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを第1のUEに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、その結果、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第1のUEが、第2のUEに、割り振られた第1のIPアドレスを含む第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、IPアドレス割振りプロセスにおける第1のUEおよび第2のUEの責任、すなわち、第1のUEがIPアドレスの割振り側であり、かつ第2のUEがIPアドレスの受取り側であることを明示的に示して、第2のUEが、受信された第1のIPアドレスにより第2のメッセージを戻すようにし、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを特に示し、すなわち、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しない。この実施形態において提供される方法によれば、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
さらに、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを特に搬送し、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプを特に示す。第2のメッセージが原因値だけを含む場合、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは明示的に示されないものの、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは、IPアドレスのタイプが、一般に、現在、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、暗黙に示される。さらに、IPアドレスの異なるタイプが第1のUEに適合することができるというファクタを考慮して、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、第1のUEは、第2のUEに、第2のUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。例えば、第1のUEがIPv6アドレスタイプをサポートし、かつ第2のUEがIPv4アドレスタイプをサポートする場合、第1のUEによって割り振られる第1のIPアドレス、すなわち、IPv6タイプのアドレスは、第2のUEによってサポートされることができない。しかし、第1のUEは、より高い適合性のため、IPv4タイプのアドレスをさらに割り振ることがある。したがって、この実施形態において提供される方法において、第2のUEは、IPアドレスの割振り側、すなわち、第1のUEに、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される情報要素をさらに送信して、第2のUEに第2のIPアドレス、すなわち、第2のPDNタイプを再割振りするよう第1のUEに命令するようにしてよい。したがって、第1のUEは、第2のメッセージにおける情報要素により後続のIPアドレス割振り作業を実行してよい。
任意選択で、図2は、本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図2は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS120における第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、かつ第2のメッセージが第2のPDNタイプを特に含む場合、この実施形態における方法は、以下をさらに含む。
S130 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、第2のUEは、第1のIPアドレスのタイプをサポートしないため、第2のPDNタイプが、第2のUEによって第1のUEに送信される第2のメッセージにおいて特に搬送される。第1のUEは、第2のPDNタイプにより、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知ることがあり、かつ第2のPDNタイプのIPアドレスが第1のUEに適合するかどうかを知ることがある。すなわち、第2のPDNタイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができる場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、第2のUEに第2のIPアドレスを再割振りしてよく、第2のIPアドレスのタイプは、第2のPDNタイプによって示されるIPアドレスのタイプである。
図2に示される実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S140 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
この実施形態において、第2のUEによって戻される第2のPDNタイプを獲得するとき、第1のUEは、第2のPDNタイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができないと決定する、すなわち、第1のUEは、第1のUEによって割り振られた各IPアドレスが第2のUEによってサポートされることができないことを知ることがあり、かつ第2のUEは、第1のUEによって割り振られたIPアドレスを使用することによってD2D通信接続を確立することができない。この事例において、第1のUEは、第2のUEにフィードバックメッセージを送信して、D2D通信接続の確立が失敗したことを示す。
前述のS130およびS140は、図2に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
任意選択で、図3は、本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図3は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS120における第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、かつ第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、本発明の実施形態における方法は、以下のステップをさらに含む。
S130 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、第2のUEは、第1のIPアドレスのタイプをサポートしないため、原因値が、第2のUEによって第1のUEに送信される第2のメッセージにおいて特に搬送される。通信接続を確立するために一般に使用されるIPアドレスのタイプは、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであり、かつ第2のUEがIPv6タイプをサポートしない場合、原因値が、フィードバックのための第2のメッセージにおいて搬送されて、第2のUEがIPv6タイプのアドレスをサポートしないことを示す。このことは、第2のUEがIPv4タイプのアドレスをサポートすることを意味する。さらに、第1のUEがIPv4タイプのアドレスもサポートする場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、第2のUEに第2のIPアドレスを再割振りしてよく、第2のIPアドレスのタイプは、IPv4タイプである。この実施形態において、第1のUEは、第2のメッセージにおける原因値、および割り振られた第1のIPアドレスのタイプにより、第2のUEによってサポートされる第2のPDNタイプを決定して、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振るようにしてよい。
図3に示される実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S140 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
この実施形態おいて、第2のUEによって戻される原因値を獲得するとき、第1のUEは、原因値、および割り振られた第1のIPアドレスのタイプにより、第2のUEによってサポートされる第2のPDNタイプを決定してよい。しかし、第2のPDNタイプが第1のUEに適応することができない場合、すなわち、第1のUEが、第1のUEによって割り振られた各IPアドレスが第2のUEによってサポートされることができない場合、第1のUEは、第2のUEにフィードバックメッセージを送信して、D2D通信接続の確立が失敗したことを示す。
前述のS130およびS140は、図3に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、図1に示される実施形態において第1のUEによって送信される第1のメッセージは、第1のPDNタイプをさらに含んでよく、すなわち、第1のUEが、第1のメッセージを送信する場合、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプが第2のUEに示され、かつ第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示す場合、第1のUEの処理形態は、図2および図3に示される前述の実施形態におけるものとは異なる。
任意選択で、図4は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図4は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS110における第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、S120における第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、第2のメッセージは、原因値を特に含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用され、この実施形態における方法は、以下のステップをさらに含む。
S130 第1のUEが、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、第1のUEによって割り振られる第1のIPアドレスのタイプは、第1のPDNタイプでなくてよい。例えば、第1のPDNタイプは、IPv6タイプであるが、第1のUEによって割り振られる第1のIPアドレスは、IPv4タイプである。さらに、第2のUEの第2のPDNタイプは、IPv6タイプであり、かつIPv4タイプは、第2のUEに適合しない。この事例において、戻される原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスをサポートしないことを示す。第2のUEは、受信された第1のメッセージから、第1のUEによってサポートされる第1のPDNタイプが、第2のUEによってサポートされる第2のPDNタイプと同一であることを知ることがあるため、第2のUEは、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることができると決定し、かつ、次に、原因値を使用することによって前述の決定の結果を示す。したがって、原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、かつ第1のUEは、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスをさらに割り振ってよい。
任意選択で、図5は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図5は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS110における第1のメッセージが、第1のPDNタイプをさらに含み、S120における第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、この実施形態における方法は、以下のステップをさらに含む。
S130 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、例えば、第1のUEによってサポートされる第1のPDNタイプと割り振られた第1のIPアドレスのタイプの両方がIPv6タイプであり、かつ第2のUEが、IPv4タイプだけをサポートする場合、第2のUEによって送信される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示し、かつ第2のUEは、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと直接に決定してよい。この事例において、第1のUEの適合性を考慮して、IPv4タイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができる場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、第2のUEに、第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスを割り振ってよく、第2のIPアドレスのタイプはでIPv4タイプである。
図5に示される実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S140 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
この実施形態において、図5に示される実施形態におけるS130における事例が、説明のための例として使用される。第1のUEによってサポートされる第1のPDNタイプと割り振られた第1のIPアドレスのタイプの両方がIPv6タイプであり、かつ第2のUEが、IPv4タイプだけをサポートする場合、第2のUEによって送信される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示し、かつ第2のUEは、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと直接に決定してよい。この事例において、IPv4タイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができない場合、すなわち、第1のUEが、第1のUEによって割り振られた各IPアドレスが第2のUEによってサポートされることができないことを知ることがある場合、第1のUEは、第2のUEにフィードバックメッセージを送信して、D2D通信接続の確立が失敗したことを示す。
前述のS130およびS140は、図5に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割(role)であってよい。IP役割がサーバ(server)として設定される場合、IP役割は、第1のUEがIPアドレスの割振り側であることを示す。対応するように、第1のメッセージからIP役割を読み取るとき、第2のUEは、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、またはIP役割により、第2のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定する。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、S110の前に、方法は、第1のUEによる、第2のUEの第2のPDNタイプを獲得することをさらに含んでよい。第2のPDNタイプは、第1のUEと第2のUEの近接場発見プロセスにおいて獲得されて、第1のUEが、獲得された第2のPDNタイプにより、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知り、かつ、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることができるようにしてよく、第1のIPアドレスのタイプは、第2のPDNタイプである。
本発明の前述の実施形態における第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。さらに、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、S110の前に、方法は、第1のUEによる、第2のUEによって送信された第3のメッセージを受信すること、および第1のUEによる、第3のメッセージにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることをさらに含んでよい。この実施形態において、第2のUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
実施形態2
図6は、本発明の実施形態2によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを割り振る事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S210 第2のUEが、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
図1乃至図5に示される前述の実施形態と同じく、この実施形態における第2のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側である。第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを受信して、D2D通信の開始側が明示的に知られるようにする、すなわち、第1のUEが、特に、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側である。特定の実装形態において、事前設定されたプロトコルにおいて、第1のUEおよび第2のUEが、第1のメッセージにおいて搬送される割り振られたIPアドレスを使用することによって、D2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任を決定すべきことが規定されてよい。この実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージが、割り振られた第1のIPアドレスを含む場合、第1のUEがIPアドレスの割振り側であると決定されてよく、したがって、第2のUEは、割り振られた第1のIPアドレス、および知られているLayer−2アドレスを使用することによって第1のUEの識別情報を検証して、D2D通信接続の確立を実施してよい。
この実施形態において第1のUEによって割り振られ、かつ第2のUEによって受信される第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
S220 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得し、第2のUEは、第1のIPアドレスが、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、第1のUEは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、第1のUEによって、第1のUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、または第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、例えば、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであるが、第2のUEがIPv6タイプのIPアドレスをサポートしない場合、第2のUEは、第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立することができない。
この実施形態において提供される方法において、第2のUEによって受信される第1のメッセージは、割り振られた第1のIPアドレスを搬送する、すなわち、D2D通信を確立する2つのUEは、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する。したがって、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスをサポートしない場合でさえ、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しないが、第1のUEに、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すインディケーションメッセージを戻して、後続のIPアドレス割振り作業を実行するよう第1のUEに命令するようにする。さらに、この事例において、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ第2のUEは、第2のメッセージに情報要素を追加することによって、第1のUEに第1のIPアドレスの割振り状況を示す。第2のPDNタイプと原因値の両方が、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示してよい。
この実施形態において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおいてそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振る動作を能動的に実行する。別の態様において、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスがサポートされないことを知る場合でさえ、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しないが、第2のPDNタイプを第1のUEにフィードバックして、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを第1のUEに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、その結果、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する信頼性を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第2のUEが、第1のUEによって送信され、かつ割り振られた第1のIPアドレスを含む第1のメッセージを受信して、IPアドレス割振りプロセスにおける第1のUEおよび第2のUEの責任、すなわち、第1のUEがIPアドレスの割振り側であり、かつ第2のUEがIPアドレスの受取り側であることを明示的に知り、第2のUEが、受信された第1のIPアドレスにより第2のメッセージを戻すようにし、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用され、すなわち、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しない。この実施形態において提供される方法によれば、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
本発明の前述の実施形態の特定の実装において、第2のUEは、受信された第1のIPアドレスのタイプ、および第1のメッセージにおいて搬送されることがある第1のPDNタイプにより、戻される第2のメッセージにおける命令情報を決定する。図7は、本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法の流れ図を示し、かつ図7は、図6に示される実施形態に基づくさらなる説明である。任意選択で、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S230 第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用される。
この実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。S240 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。この実施形態において、第2のUEは、第1のIPアドレスのタイプ、および第2のUEの能力により、第1のIPアドレスのタイプがサポートされるかどうかを直接に決定する。この事例において、第1のUEは、第1のUEの適合性により、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振ることを続けてよいかどうかを決定してよい。特に、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすることができる場合、第2のPDNタイプの第2のIPアドレスが、第2のUEに割り振られてよく、または第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすることができない場合、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すフィードバックメッセージが送信される。
前述のS230およびS240は、図7に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、図8は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法の流れ図であり、かつ図8は、図6に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態において、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S230 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用される。この実施形態において、IPアドレスの異なるタイプが第1のUEに適合することができるというファクタを考慮して、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、第1のUEは、第2のUEに、第2のUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。例えば、第1のUEがIPv6タイプをサポートし、かつIPv4タイプが第1のUEに適合することができ、かつ第2のUEがIPv6タイプをサポートするが、IPv4タイプが第2のUEに適合することができない。第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスがIPv4タイプである場合、第1のIPアドレスは、第2のUEによってサポートされることができない。しかし、第2のUEが、第1のメッセージを使用することによって、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることができることを知った場合、送信される第2のメッセージは、タイプが第1のPDNタイプと同一である第2のIPアドレスを割り振るよう第1のUEに命令するのに使用される。この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S240 第2のUEが、第1のUEによって送信された第2のIPアドレスを受信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。S250 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートせず、かつ第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないこと、および第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。この実施形態において、同様に、第1のUEの適合性が考慮される。第1のIPアドレスのタイプがサポートされないと決定した後、第2のUEは、第1のPDNタイプがサポートされるかどうかをさらに決定する。例えば、第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであり、第1のPDNタイプもIPv6タイプであり、かつ第2のUEが、IPv4タイプのIPアドレスだけをサポートすることができる。したがって、第2のメッセージが送信される場合、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことが、原因値において示されることがある。第1のUEは、第1のUEの適合性により、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振ることを続けてよいかどうかを決定してよい。特に、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第2のPDNタイプの第2のIPアドレスが、第2のUEに割り振られてよく、または第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができない場合、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すフィードバックメッセージが送信される。
前述のS230乃至S240およびS250は、図8に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割であってよい。IP役割がサーバとして設定されてよい場合、この実施形態において提供される方法は、第2のUEによる、識別情報により、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、または、第2のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定することをさらに含む。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
本発明の前述の実施形態における第2のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をし、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。同様に、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、S210の前に、方法は、第2のUEによる、第1のUEに第3のメッセージを送信することをさらに含み、第3のメッセージは、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振るよう第1のUEに要求するのに使用される。この実施形態において、第2のUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
実施形態3
図9は、本発明の実施形態3によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを獲得する事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S310 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスにより第1のUEに対してD2D通信接続を確立するよう第2のUEに要求するのに使用される。
この実施形態において、第1のIPアドレスは、第1のUEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成される。例えば、第1のUEおよび第2のUEが、D2D通信の前にグループ通信を実行しており、かつ第1のUEおよび第2のUEはそれぞれ、構成されたIPアドレスを有する。この事例において、第1のUEと第2のUEがD2D通信を実行する必要がある場合、グループ通信において使用された構成されたIPアドレスが、IPアドレスを割り振る必要なしに直接に使用されてよい。特に、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつD2D通信を開始するとき、第1のUEは、第1のメッセージに第1のUEの構成された第1のIPアドレス、および命令情報を追加する。例えば、命令情報が事前構成される(pre−configured)ように設定される場合、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令し、かつ第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令する。第2のUEは、命令情報および第1のIPアドレスにより第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立してよい。
この実施形態における第1のUEは、第1のメッセージを使用することによって、第1のメッセージにおいて搬送される第1のIPアドレスを使用することによってD2D通信接続を確立するよう第2のUEに命令することに留意されたい。第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
S320 第1のUEが、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される。
この実施形態において、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のメッセージから第1のIPアドレスを獲得する。第1のUEおよび第2のUEは、グループ通信を以前に実行しているため、第2のUEは、第1のIPアドレスをサポートすることができ、かつ第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立してよい。したがって、接続の確立が成功したことを示すのに使用される第2のメッセージが、第1のUEに戻される。
この実施形態において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおけるそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつ第1のUEによって送信される第1のメッセージに第1のIPアドレスおよび命令情報を追加して、それぞれの構成されたIPアドレスを使用するよう第1のUEおよび第2のUEに命令する。別の態様において、第1のUEによって送信される第1のメッセージが第1のIPアドレスを搬送することは、第2のUEがD2D通信接続の確立側であることをさらに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEに関して、指定されたUEが、ピアUEの構成されたIPアドレスを獲得し、かつピアUEから獲得されたIPアドレス、および指定されたUEの構成されたIPアドレスを使用することによってD2D通信を確立する。明らかに、2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、それによって、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第1のUEが、第2のUEに第1のIPアドレスと、命令情報とを含む第1のメッセージを送信し、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに、かつ事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのに使用されて、第2のUEが、第1のメッセージ、および第1のメッセージにおいて搬送される第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立するようにする。この実施形態において提供される方法において、第1のメッセージは、D2D通信において第1のUEおよび第2のUEによって使用されるIPアドレス、およびD2D通信を確立するための第1のUEおよび第2のUEの責任を明示的に示して、それによって、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
実施形態4
図10は、本発明の実施形態4によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを獲得する事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S410 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、第1のUEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される。
図9に示される前述の実施形態と同様に、この実施形態において、第1のIPアドレスは、第1のUEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成される。例えば、第1のUEおよび第2のUEが、D2D通信の前にグループ通信を実行しており、かつ第1のUEおよび第2のUEはそれぞれ、構成されたIPアドレスを有する。この事例において、第1のUEと第2のUEがD2D通信を実行する必要がある場合、グループ通信において使用された構成されたIPアドレスが、IPアドレスを割り振る必要なしに直接に使用されてよい。特に、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をする。例えば、第1のUEがD2D通信を開始する場合、命令情報が、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令し、かつ第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するように事前構成される(pre−configured)ように設定され、かつ命令情報は、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される。すなわち、第1のUEが、D2D通信においてピアUEのIPアドレスを獲得する必要がある場合、第2のUEは、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信するように命令される。
S420 第1のUEが、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを含んで、第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してD2D通信接続を確立するようにする。
この実施形態において、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、命令情報のコンテンツを使用することによって、第1のUEがD2D通信接続を確立することを知ってよい。したがって、第2のUEは、第2のメッセージに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを追加し、かつ第1のUEに第2のメッセージを送信して、第1のUEが、第2のIPアドレスを獲得した後、第2のIPアドレス、および第1のUEの事前構成された第1のIPアドレスを使用することによって第2のUEに対して直接のD2D通信接続を確立するようにする。
この実施形態における第2のUEは、命令情報を含む受信された第1のメッセージを使用することによって、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信して、D2D通信接続を確立することに留意されたい。命令情報は、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、命令情報は、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
さらに、この実施形態において提供される方法において、第1のメッセージは、PDNタイプをさらに含んでよく、PDNタイプは、特に、第1のUEによってサポートされるPDNタイプであり、かつPDNタイプは、第2のUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示す。第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、第2のUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。この実施形態において、複数のIPアドレスが、第1のUEと第2のUEの両方において事前構成されてよく、かつ複数の事前構成されたIPアドレスは、異なるタイプのIPアドレスであってよい。したがって、第2のUEに対してD2D通信要求を開始するとき、第1のUEは、第1のメッセージに、第1のUEに適合することができるPDNタイプを追加して、第1のUEに第2のメッセージを戻すとき、第1のUEに、PDNタイプとタイプが同一である第2のIPアドレスを送信するよう第2のUEに命令する。
この実施形態において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおけるそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつ第1のUEによって送信される第1のメッセージに第1のIPアドレスおよび命令情報を追加して、それぞれの構成されたIPアドレスを使用するよう第1のUEおよび第2のUEに命令する。別の態様において、第1のメッセージにおける命令情報は、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることをさらに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEに関して、指定されたUEが、ピアUEの構成されたIPアドレスを獲得し、かつピアUEから獲得されたIPアドレス、および指定されたUEの構成されたIPアドレスを使用することによってD2D通信を確立する。明らかに、2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、それによって、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第2のUEが、第1のUEによって送信され、かつ命令情報を含む第1のメッセージを受信し、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令し、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令し、かつ第1のUEがD2D通信接続における確立側であることを示すのに使用されて、第2のUEが、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信するようにし、かつ第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してD2D通信接続を確立するようにする。この実施形態において提供される方法において、第1のメッセージは、D2D通信において第1のUEおよび第2のUEによって使用されるIPアドレス、およびD2D通信を確立するための第1のUEおよび第2のUEの責任を明示的に示し、それによって、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
本発明において提供される実施形態は、D2D通信を直接に実行するUEに適用可能であり、かつメッセージは、ネットワークデバイスを使用することによって転送される必要がないことに留意されたい。したがって、ネットワークカバレッジなしのアプリケーションシナリオにおいてさえ、例えば、地震または津波のためにインフラストラクチャが損害を受けた場合、IPアドレスは、ネットワークデバイスを使用することによって、D2D通信を実行すべきUEに割り振られることができない。本発明の実施形態において提供される方法において、D2D通信においてIPアドレスが割り振られることに成功することが確実にされることができる。
本発明の前述の実施形態の特定の実装において、D2D通信接続を確立する2つのUE、すなわち、第1のUEと第2のUEの間の通信のためのプロトコルスタックは、制御プレーンとユーザプレーンに分割され、かつプロトコルスタックは、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、略して、TCP/IP)のプロトコルスタックと同様である。制御プレーンの機能は、接続確立中に実行される、通信パラメータの要求、認証、および割振りなどのシグナリング対話であり、ユーザプレーンの機能は、実際のデータ受信およびデータ送信である。本発明の前述の実施形態における第1のメッセージ、第2のメッセージ、第3のメッセージ、およびフィードバックメッセージは、2つのUEの間の制御プレーンプロトコルスタックを使用することによって送信される。図11に示されるとおり、図11は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるUEの間の制御プレーンプロトコルスタックの概略図である。第1のUEと第2のUEの間の制御プレーンプロトコルスタックが、無線リソース制御(無線リソース制御、略して、RRC)層プロトコルと、無線リンク制御(Radio Link Control、略して、RLC)層プロトコルと、MAC層プロトコルと、物理層(Physical Layer、略して、PHY)プロトコルとを含み、PC5−U(制御プレーンの制御プレーンプロトコル)は、2つのUEの間の制御プレーンインターフェースを表す。ユーザプレーンデータ送信を実施するのに、D2D通信の2つのパーティは、ユーザ層接続を確立する必要があり、すなわち、接続は、IPアドレスを使用することによって確立される。本発明の前述の実施形態において、IPアドレスが、D2D通信においてデータ送信を実施するために獲得される。
実施形態5
図12Aおよび図12Bは、本発明の実施形態5によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信接続を確立するように構成された第1のUEおよび第2のUEによって実行され、かつこの実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S501 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態において第1のUEによって第2のUEに割り振られる第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立要求メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
S502 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、要求メッセージであり、かつ第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得する。この事例において、第2のUEは、第1のIPアドレスが、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、第1のUEは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、第1のUEによって、第1のUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、または第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、例えば、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであるが、第2のUEがIPv6タイプのIPアドレスをサポートしない場合、第2のUEは、第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立することができない。
任意選択で、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S503 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートすると決定し、S502において第2のUEによって第1のUEに送信される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用される。
この実施形態の別の実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。S504 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定し、S502における第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに特に使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプを特に示す。第2のメッセージが原因値だけを含む場合、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプは明示的に示されないものの、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは、IPアドレスのタイプが、一般に、現在、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、暗黙に示される。さらに、IPアドレスの異なるタイプがUEに適合することができるというファクタを考慮して、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、第1のUEは、第2のUEに、第2のUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。
この実施形態の特定の実装において、第1のUEが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す第2のメッセージを受信した後、実行形態は、以下のいくつかの事例を含むことがある。第1の事例において、第2のメッセージが第2のPDNタイプを特に含む場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S505 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振る。
S506 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S507 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
任意選択で、前述の第1の事例の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S508 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定する。
S509 第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第2の事例において、第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S510 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振る。
S511 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S512 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
任意選択で、前述の第2の事例の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S513 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定する。
S514 第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
さらに、図12Aおよび図12Bに示される前述の実施形態において、S501において送信される第1のメッセージは、第1のPDNタイプをさらに含んでよく、すなわち、第1のUEが第1のメッセージを送信する場合、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプが第2のUEに示される。この事例において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示す場合、第1のUEの処理形態は、第1の事例および第2の事例におけるものとは異なる。特に、この実施形態において提供される形態は、以下のいくつかの事例を含む。第3の事例において、第2のメッセージが原因値を特に含み、かつ原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S515 第1のUEが、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振る。
S516 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S517 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
第4の事例において、第2のメッセージが原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S518 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振る。
S519 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S520 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
任意選択で、前述の第4の事例の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S521 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定する。
S522 第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
本発明の前述の実施形態において提供される第1の事例乃至第4の事例、および各事例の様々な可能な実装形態は、任意選択で実行され、かつ1つだけの形態が実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、S501において第1のUEによって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割であってよい。IP役割がサーバとして設定されるとき、IP役割は、第1のUEがIPアドレスの割振り側であることを示す。対応するように、S502において第1のメッセージにおけるIP役割を獲得するとき、第2のUEは、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、またはIP役割により、第2のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定する。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、S501の前に、方法は、以下のステップをさらに含んでよい。S523 第1のUEが、第2のUEの第2のPDNタイプを獲得する。第2のPDNタイプは、第1のUEと第2のUEの近接場発見プロセスにおいて獲得されて、第1のUEが、獲得された第2のPDNタイプにより、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知り、かつ、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることができるようにしてよく、第1のIPアドレスのタイプは、第2のPDNタイプである。
本発明の前述の実施形態における第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。さらに、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、S501の前に、方法は、以下のステップをさらに含んでよい。S524 第2のUEが、第1のUEに第3のメッセージを送信する。S525 第1のUEが、第3のメッセージにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振る。この実施形態において、第2のUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
実施形態6
図13は、本発明の実施形態6によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信接続を確立する第1のUEおよび第2のUEによって実行され、かつこの実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S601 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、かつ命令情報は、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用される。
任意選択で、この実施形態におけるS601における第1のメッセージが、第1のIPアドレスをさらに含む場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップを含む。S602 第2のUEが、第1のIPアドレスにより第1のUEに対してD2D通信接続を確立する。S603 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される。この実施形態において、第2のUEが第1のメッセージを受信した場合、第1のメッセージは、第1のIPアドレスを含むため、第2のUEは、D2D通信の確立側の役割をし、かつ第1のUEに対してD2D通信接続を確立してよい。
この実施形態の別の可能な実装形態において、この実施形態におけるS601における第1のメッセージが第1のIPアドレスを搬送せず、かつ命令情報が、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップを含む。S604 第2のUEが、第1のメッセージにより第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを第2のメッセージに追加する。S605 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信する。S606 第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してD2D通信接続を確立する。この実施形態において、第2のUEが第1のメッセージを受信した場合、第1のメッセージにおける命令情報が、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることを示すため、第2のUEは、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信して、第1のUEが、第2のUEに対するD2D通信接続を確立するようにする。
さらに、この実施形態における第1のメッセージは、PDNタイプをさらに含んでよく、PDNタイプは、特に、第1のUEによってサポートされるPDNタイプであり、かつPDNタイプは、第2のUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示す。第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、第2のUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。この実施形態において、複数のIPアドレスが、第1のUEと第2のUEの両方において事前構成されてよく、かつ複数の事前構成されたIPアドレスは、異なるタイプのIPアドレスであってよい。したがって、第2のUEに対してD2D通信要求を開始するとき、第1のUEは、第1のメッセージに、第1のUEに適合することができるPDNタイプを追加して、第1のUEに第2のメッセージを戻すとき、第1のUEに、PDNタイプとタイプが同一である第2のIPアドレスを送信するよう第2のUEに命令する。
実施形態7
図14は、本発明の実施形態7によるUEの概略構造図である。この実施形態において提供されるUEは、D2D通信が確立される場合のピアUEに対するIPアドレスの割振りに適用可能である。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態におけるUEは、受信機12と、送信機11とを特に含む。
送信機11は、ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成され、第1のメッセージは、UEによってピアUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態においてUEによってピアUEに割り振られる第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはUEが通信確立要求メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
受信機12は、ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、要求メッセージであり、UEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、ピアUEは、UEによってピアUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得する。この事例において、ピアUEは、第1のIPアドレスが、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、UEは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、UEによって、UEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、ピアUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、またはピアUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図1に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
さらに、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを特に搬送し、かつ第2のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプを特に示す。第2のメッセージが原因値だけを含む場合、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプは明示的に示されないものの、ピアUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは、IPアドレスのタイプが、一般に、現在、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、暗黙に示される。さらに、IPアドレスの異なるタイプがUEに適合することができるというファクタを考慮して、ピアUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、この実施形態において提供されるUEは、ピアUEに、ピアUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。例えば、UEがIPv6アドレスタイプをサポートし、かつピアUEがIPv4アドレスタイプをサポートする場合、UEによって割り振られる第1のIPアドレス、すなわち、IPv6タイプのアドレスは、ピアUEによってサポートされることができない。しかし、UEは、より高い適合性のため、IPv4タイプのアドレスをさらに割り振ることがある。したがって、この実施形態において、ピアUEは、IPアドレスの割振り側、すなわち、UEに、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される情報要素をさらに送信して、ピアUEに第2のIPアドレス、すなわち、第2のPDNタイプを再割振りするようUEに命令するようにしてよい。したがって、UEは、第2のメッセージにおける情報要素により後続のIPアドレス割振り作業を実行してよい。
任意選択で、図15は、本発明の実施形態による別のUEの概略構造図である。この実施形態において、受信機12によって受信される第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、かつ第2のメッセージが、第2のPDNタイプを特に含む場合、図14に示される実施形態に基づいて、この実施形態において提供されるUEは、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサ13をさらに含み、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに、プロセッサ13によって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
図15に示される実施形態の別の可能な実装形態において、プロセッサ13は、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
任意選択で、この実施形態における受信機12によって受信される第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、図15に示されるUEの特定の実行形態は、以下のとおりである。一態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに、プロセッサ13によって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。別の態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
任意選択で、この実施形態における送信機11によって送信される第1のメッセージが第1のPDNタイプを含み、受信機12によって受信される第2のメッセージが原因値を含み、かつ原因値が、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、図15に示されるUEの特定の実行形態は、以下のとおりである。プロセッサ13は、ピアUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振るように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
任意選択で、この実施形態における送信機11によって送信される第1のメッセージが第1のPDNタイプを含み、受信機12によって受信される第2のメッセージが原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値が、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、図15に示されるUEの特定の実行形態は、以下のとおりである。一態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。別の態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図2乃至図5、図12A、および図12Bに示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、送信機11によって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割であってよい。IP役割がサーバとして設定される場合、IP役割は、UEがIPアドレスの割振り側であることを示す。対応するように、第1のメッセージからIP役割を読み取るとき、ピアUEは、UEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、またはIP役割により、ピアUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定する。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
さらに、図15に示される前述の実施形態における受信機12は、送信機11がピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEの第2のPDNタイプを獲得するようにさらに構成される。プロセッサ13は、ピアUEの第2のPDNタイプ、および第2のPDNタイプにおける第1のIPアドレスのタイプにより、ピアUEに第1のIPアドレスを割り振るようにさらに構成される。
本発明の前述の実施形態におけるUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。さらに、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。図15に示される前述の実施形態において、受信機12は、送信機11が、ピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、かつプロセッサ13は、第3のメッセージによりピアUEに第1のIPアドレスを割り振るようにさらに構成される。この実施形態において、UEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
図14および図15に示される実施形態におけるUEは、図1乃至図8、図12A、および図12Bに示される前述の実施形態における第1のUEであり、かつ図14および図15に示される実施形態におけるピアUEは、図1乃至図8に示される前述の実施形態における第2のUEであることにさらに留意されたい。
実施形態8
図16は、本発明の実施形態8によるUEの概略構造図である。この実施形態において提供されるUEは、D2D通信が確立される場合にIPアドレスの受取り側の役割をする。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態におけるUEは、受信機21と、送信機22とを特に含む。
受信機21は、ピアUEによって送信された第1のメッセージを受信するように構成され、第1のメッセージは、ピアUEによってUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態においてピアUEによって割り振られ、かつUEによって受信される第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはピアUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
送信機22は、ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、UEは、ピアUEによってUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得し、UEは、第1のIPアドレスが、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、ピアUEは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、ピアUEによって、ピアUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、この実施形態において提供されるUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、またはUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図6に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
本発明の前述の実施形態の特定の実装において、UEは、受信された第1のIPアドレスのタイプ、および第1のメッセージにおいて搬送されることがある第1のPDNタイプにより、戻される第2のメッセージにおける命令情報を決定する。図17は、本発明の実施形態による別のUEの概略構造図であり、かつ図17は、図16に示される実施形態に基づくさらなる説明である。任意選択で、この実施形態において提供されるUEは、プロセッサ23をさらに含み、送信機22が、ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成されることは、以下の事例を特に含む。一態様において、第1のIPアドレスの割振りが成功した場合、送信機22は、プロセッサ23が、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用される。別の態様において、第1のIPアドレスの割振りが失敗する事例は、以下の事例を含む。第1の事例において、送信機22は、プロセッサ23が、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。第2の事例において、送信機22は、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、かつプロセッサ23は、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすると決定し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用される。第3の事例において、送信機22は、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、かつプロセッサ23は、第1のメッセージにより、UEが、第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことを決定し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。
第1のIPアドレスの割振りが失敗する前述の3つの事例において、ピアUEは、ピアUEの適合性により、ピアUEが、この実施形態において提供されるUEに第2のIPアドレスを割り振ることを続けてよいかどうかを特に決定する。決定する特定の形態が、前述の実施形態において詳細に説明され、詳細が本明細書において説明されることはない。この実施形態における受信機21は、ピアUEによって送信された第2のIPアドレスを受信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、UEによって、UEとピアUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。代替として、受信機21は、ピアUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図7および図8に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、受信機21によって受信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつプロセッサ23は、識別情報により、ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、またはUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定するようにさらに構成される。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
本発明の前述の実施形態におけるUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をし、ピアUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。前述の実施形態と同様に、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、送信機22は、受信機21がピアUEによって送信された第1のメッセージを受信する前に、ピアUEに第3のメッセージを送信するようにさらに構成され、第3のメッセージは、UEに第1のIPアドレスを割り振るようピアUEに要求するのに使用される。この実施形態において提供されるUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
図16および図17に示される実施形態におけるUEは、図1乃至図8、図12A、および図12Bに示される前述の実施形態における第2のUEであり、かつ図16および図17に示される実施形態におけるピアUEは、図1乃至図8に示される前述の実施形態における第1のUEであることにさらに留意されたい。
実施形態9
図18は、本発明の実施形態9によるUEの概略構造図である。この実施形態において提供されるUEは、D2D通信に適用可能である。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態におけるUEは、受信機31と、送信機32とを特に含む。
送信機31は、ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成され、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスによりUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようピアUEに要求するのに使用される。
この実施形態において、第1のIPアドレスは、UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成される。例えば、UEおよびピアUEが、D2D通信の前にグループ通信を実行しており、かつUEおよびピアUEはそれぞれ、構成されたIPアドレスを有する。この事例において、UEとピアUEがD2D通信を実行する必要がある場合、グループ通信において使用された構成されたIPアドレスが、IPアドレスを割り振る必要なしに直接に使用されてよい。特に、UEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつD2D通信を開始するとき、UEは、第1のメッセージにUEの構成された第1のIPアドレス、および命令情報を追加する。例えば、命令情報が事前構成されるように設定される場合、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令し、かつ第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令する。ピアUEは、命令情報および第1のIPアドレスにより第2のUEとUEの間でD2D通信接続を確立してよい。
この実施形態におけるUEは、第1のメッセージを使用することによって、第1のメッセージにおいて搬送される第1のIPアドレスを使用することによってD2D通信接続を確立するようピアUEに命令することに留意されたい。第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
受信機32は、ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図9に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
図18に示される前述の実施形態の別の可能な実装形態において、送信機31によって送信される第1のメッセージは、命令情報だけを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、UEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される。すなわち、この実施形態におけるUEは、D2D通信におけるピアUEのIPアドレスを獲得する必要があり、すなわち、ピアUEは、UEにピアUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信するように命令される。
対応するように、受信機32は、ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを特に含み、UEが、第2のIPアドレスによりピアUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにする。
この実施形態におけるピアUEは、命令情報を含む受信された第1のメッセージを使用することによってUEにピアUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信して、D2D通信接続を確立するようにすることに留意されたい。命令情報は、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、命令情報は、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
さらに、この実施形態において、送信機31によって送信された第1のメッセージは、PDNタイプをさらに含み、PDNタイプは、特に、UEによってサポートされるPDNタイプであり、かつPDNタイプは、ピアUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示す。第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、ピアUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。この実施形態において、複数のIPアドレスが、UEとピアUEの両方において事前構成されてよく、かつ複数の事前構成されたIPアドレスは、異なるタイプのIPアドレスであってよい。したがって、ピアUEに対してD2D通信要求を開始するとき、UEは、第1のメッセージに、UEに適合することができるPDNタイプを追加して、UEに第2のメッセージを戻すとき、UEに、PDNタイプとタイプが同一である第2のIPアドレスを送信するようピアUEに命令する。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図10に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
図18に示される実施形態におけるUEは、図9、図10、および図13に示される前述の実施形態における第1のUEであり、かつ図18に示される実施形態におけるピアUEは、図9、図10、および図13に示される前述の実施形態における第2のUEであることに留意されたい。
この実施形態において、第1のIPアドレスは、UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成される。例えば、UEおよびピアUEが、D2D通信の前にグループ通信を実行しており、かつUEおよびピアUEはそれぞれ、構成されたIPアドレスを有する。この事例において、UEとピアUEがD2D通信を実行する必要がある場合、グループ通信において使用された構成されたIPアドレスが、IPアドレスを割り振る必要なしに直接に使用されてよい。特に、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつD2D通信を開始するとき、UEは、第1のメッセージにUEの構成された第1のIPアドレス、および命令情報を追加する。例えば、命令情報が事前構成されるように設定される場合、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令し、かつ第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令する。ピアUEは、命令情報および第1のIPアドレスにより第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立してよい。
この実施形態におけるUEは、第1のメッセージを使用することによって、第1のメッセージにおいて搬送される第1のIPアドレスを使用することによってD2D通信接続を確立するようピアUEに命令することに留意されたい。第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
受信機32は、ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図9に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
図18に示される実施形態におけるUEは、図9、図10、および図13に示される前述の実施形態における第1のUEであり、かつ図18に示される実施形態におけるピアUEは、図9、図10、および図13に示される前述の実施形態における第2のUEであることに留意されたい。
当業者は、前述の方法実施形態のステップのすべてまたはいくつかは、関係のあるハードウェアに命令するプログラムによって実装されることがあるものと理解してよい。前述のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが走るとき、前述の方法実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
最後に、前述の実施形態は、本発明の技術的ソリューションを説明するように意図されるに過ぎず、本発明を限定するようには意図されていないことに留意されたい。本発明は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されるものの、当業者は、本発明の実施形態の技術的ソリューションの範囲を逸脱することなく、当業者が、前述の実施形態において説明される技術的ソリューションにそれでも変形を行ってよいこと、またはそれらのいくつかの、もしくはすべての技術的特徴に均等の置換を行ってよいことを理解するはずである。
本発明の実施形態は、通信技術に関し、詳細には、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法およびユーザ機器に関する。
モバイル通信の高速度の発展とともに、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略して、LTE)ネットワークシステムが、新たなタイプの多くのサービス、例えば、モバイル電話でインターネットをサーフィンすること、およびインスタントチャットなどのデータサービスをユーザに提供し、データサービスの広い使用が、ユーザの帯域幅要件を増加させる。デバイスツーデバイス(Device−to−Device、略して、D2D)通信が、ユーザ機器(User Equipment、略して、UE)の間の直接の通信を可能にし、ユーザ機器は、セルネットワークの制御下でセルユーザとスペクトルリソースを共有してよい。このことは、スペクトルリソースの利用を効果的に向上させる。現在、D2D通信は、LTEネットワークシステムに適用されている。
D2D通信は、1対多通信(One to many communication)、すなわち、グループ通信、および1対1通信(One to one communication)を含む。1対1通信において、送信パーティUEは、受信パーティUEとD2D通信を実行するために受信パーティUEのアドレスを知る必要がある。アドレスは、受信パーティUEのレイヤ2アドレス、すなわち、受信パーティUEのデバイスアドレスと、受信パーティUEのネットワークアドレス、すなわち、インターネットプロトコル(Internet Protocol、略して、IP)アドレスとを特に含む。特に、レイヤ2アドレスは、D2D通信を実行する2つのUEによってシグナリング対話を実行するのに使用され、IPアドレスは、D2D通信を実行する2つのパーティによってデータ対話を実行するのに使用される。受信パーティUEのレイヤ2アドレスは、送信パーティUEによってD2D発見形態で、または事前構成形態で獲得されてよい。この事例において、送信パーティUEが、受信パーティUEとシグナリング対話を実行して、D2D通信の1つのパーティUEが、他方のパーティUEのIPアドレスを獲得するようにする。
従来技術において、送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をしてよく、またはIPアドレスの受取り側の役割をしてよい。送信パーティUEと受信パーティUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をする場合、IPアドレスは、繰り返し割り振られることがある。例えば、送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、動的ホスト構成プロトコル(Dynamic Host Configuration Protocol、略して、DHCP)サーバの役割をして、IPv4タイプのIPアドレスを割り振ってよく、または送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、IPルータ(IP router)の役割をして、IPv6タイプのIPアドレスを割り振ってよい。送信パーティUEと受信パーティUEの両方が、IPアドレスの受取り側の役割をする場合、IPアドレスは、割り振られないことがある。前述の2つの問題は、D2D通信接続を確立する際に障害をもたらすことがある。
本発明の実施形態が、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEと受信パーティUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、または受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を向上させる、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法およびユーザ機器を提供する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態が、
第1のユーザ機器UEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含むこと、および
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用されることを含むD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供する。
第1の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、第1のパケットデータネットワークPDNタイプを含み、かつ第1のPDNタイプは、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実施形態において、第2のメッセージが、IPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第3の可能な実装形態において、第2のメッセージが第2のPDNタイプを含む場合、方法は、
第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第1のUEによる、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第1のUEによる、第2のUEにフィードバックメッセージを送信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第4の可能な実装形態において、第2のメッセージが原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、方法は、
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEによる、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEによる、第2のUEにフィードバックメッセージを送信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第5の可能な実装形態において、第1のメッセージが第1のPDNタイプを含み、第2のメッセージが、原因値を含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、方法は、
第1のUEによる、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用されることをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装形態によれば、第6の可能な実装形態において、第1のメッセージが、第1のPDNタイプを含み、第2のメッセージが、原因値を含むが、第2のPDNタイプは含まず、かつ原因値は、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、方法は、
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEによる、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEによる、第2のUEにフィードバックメッセージを送信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第1の態様、または第1の態様の第1乃至第6の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第7の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつ識別情報は、識別情報により、第1のUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定するよう第2のUEに命令するのに使用される、または識別情報は、第2のUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であることを示すのに使用される。
第1の態様、または第1の態様の第1乃至第7の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第8の可能な実装形態において、第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することの前に、方法は、
第1のUEによる、第2のUEの第2のPDNタイプを獲得すること、および
第1のUEによる、第2のUEの第2のPDNタイプにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることをさらに含む。
第1の態様、または第1の態様の第1乃至第8の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第9の可能な実装形態において、第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することの前に、方法は、
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第3のメッセージを受信すること、および
第1のUEによる、第3のメッセージにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることをさらに含む。
第2の態様によれば、本発明の実施形態が、
第2のユーザ機器UEによる、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含むこと、および
第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用されることを含むD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供する。
第2の態様の第1の可能な実装形態において、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することは、
第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつ第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用されること、または
第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつ第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートせず、かつ第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートせず、かつ第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
第2のUEが、第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、第2のUEによる、第1のUEに第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用されることを含む。
第2の態様、または第2の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、方法は、
第2のUEによる、第1のUEによって送信された第2のIPアドレスを受信することであって、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用されること、または
第2のUEによる、第1のUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信することであって、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されることをさらに含む。
第2の態様、または第2の態様の第1乃至第2の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第3の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつ方法は、
第2のUEによる、識別情報により、第1のUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、または第2のUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定することをさらに含む。
第2の態様、または第2の態様の第1乃至第3の実装形態のうちのいずれか1つによれば、第4の可能な実装形態において、第2のUEによる、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信することの前に、方法は、
第2のUEによる、第1のUEに第3のメッセージを送信することであって、第3のメッセージは、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振るよう第1のUEに要求するのに使用されることをさらに含む。
第3の態様によれば、本発明の実施形態が、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供し、第1のIPアドレスは、第1のユーザ機器UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成され、かつ方法は、
第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスにより第1のUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するよう第2のUEに要求するのに使用されること、および
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用されることを含む。
第4の態様によれば、本発明の実施形態が、D2D通信におけるIPアドレス割振り方法を提供し、第1のIPアドレスは、第1のユーザ機器UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成され、かつ方法は、
第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、第1のUEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用されること、および
第1のUEによる、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを含み、第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにすることを含む。
第4の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、パケットデータネットワークPDNタイプをさらに含み、かつPDNタイプは、第2のUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示し、かつ第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、第2のUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。
第5の態様によれば、本発明の実施形態が、
ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第1のメッセージは、UEによってピアUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む、送信機と、
ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、受信機とを含むUEを提供する。
第5の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、第1のパケットデータネットワークPDNタイプを含み、かつ第1のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。
第5の態様、または第5の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、第2のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ原因値は、ピアUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第3の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第2のPDNタイプを含む場合、UEは、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、
送信機は、ピアUEに、プロセッサによって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、または
プロセッサは、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ
送信機は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第4の可能な実装形態において、第2のメッセージが、原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、UEは、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、
送信機は、ピアUEに、プロセッサによって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、または
プロセッサは、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ
送信機は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第5の可能な実装形態において、第1のメッセージが第1のPDNタイプを含む場合、第2のメッセージは、原因値を含み、かつ原因値は、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用され、UEは、ピアUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、
送信機は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
第5の態様の第2の可能な実装形態によれば、第6の可能な実装形態において、第1のメッセージが、第1のPDNタイプを含む場合、第2のメッセージは、原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値は、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用され、UEは、UEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含み、かつ
送信機は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、または
プロセッサは、UEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、
送信機は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第5の態様、または第5の態様の第1乃至第6の実装形態のいずれか1つによれば、第7の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつ識別情報は、識別情報により、UEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定するようピアUEに命令するのに使用される、または識別情報は、ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であることを示すのに使用される。
第5の態様、または第5の態様の第1乃至第7の実装形態のいずれか1つによれば、第8の可能な実装形態において、受信機は、送信機がピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEの第2のPDNタイプを獲得するようにさらに構成され、かつUEは、
ピアUEの第2のPDNタイプによりピアUEに第1のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサを含む。
第5の態様、または第5の態様の第1乃至第8の実装形態のいずれか1つによれば、第9の可能な実装形態において、受信機は、送信機がピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、かつUEは、
第3のメッセージによりピアUEに第1のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに含む。
第6の態様によれば、本発明の実施形態が、
ピアUEによって送信された第1のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第1のメッセージは、ピアUEによってUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む、受信機と、
ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、送信機とを含むUEを提供する。
第6の態様の第1の可能な実装形態において、UEは、プロセッサをさらに含み、かつ送信機が、ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成されることは、
送信機が、プロセッサが、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
送信機が、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつプロセッサが、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用されること、または
送信機が、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含み、かつプロセッサが、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないと決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
送信機が、プロセッサが、UEが、第1のIPアドレスのタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用されることを含む。
第6の態様、または第6の態様の第1の可能な実装形態によれば、第2の可能な実装形態において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、受信機は、ピアUEによって送信された第2のIPアドレスを受信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、UEによって、UEとピアUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、または
受信機は、ピアUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第6の態様、または第6の態様の第1乃至第2の実装形態のいずれか1つによれば、第3の可能な実装形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつUEは、識別情報により、ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、またはUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定するように構成されたプロセッサをさらに含む。
第6の態様、または第6の態様の第1乃至第3の実装形態のいずれか1つによれば、第4の可能な実装形態において、送信機は、受信機が、ピアUEによって送信された第1のメッセージを受信する前に、ピアUEに第3のメッセージを送信するようにさらに構成され、第3のメッセージは、UEに第1のIPアドレスを割り振るようピアUEに要求するのに使用される。
第7の態様によれば、本発明の実施形態が、UEを提供し、第1のIPアドレスは、UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成され、かつUEは、
ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスによりUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようピアUEに要求するのに使用される、送信機と、
ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される、受信機とを含む。
第8の態様によれば、本発明の実施形態が、UEを提供し、第1のIPアドレスは、UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成され、かつUEは、
ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、UEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される、送信機と、
ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを含み、UEが、第2のIPアドレスによりピアUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにする、受信機とを含む。
第8の態様の第1の可能な実装形態において、第1のメッセージは、パケットデータネットワークPDNタイプをさらに含み、かつPDNタイプは、ピアUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示し、かつ第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、ピアUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。
本発明の実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法およびユーザ機器によれば、第1のUEが、第2のUEに、割り振られた第1のIPアドレスを含む第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、IPアドレス割振りプロセスにおける第1のUEおよび第2のUEの責任、すなわち、第1のUEがIPアドレスの割振り側であり、かつ第2のUEがIPアドレスの受取り側であることを明示的に示して、第2のUEが、受信された第1のIPアドレスにより第2のメッセージを戻すようにし、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを特に示し、すなわち、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しない。実施形態において提供される方法によれば、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、または受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
本発明の実施形態における、または従来技術における技術的ソリューションをより明確に説明するのに、以下が、実施形態または従来技術を説明するために要求される添付の図面を説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、独創的な取組みなしに、これらの添付の図面から他の図面をさらに導き出すことがある。
本発明の実施形態1によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態2によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態3によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態4によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態によるD2D通信におけるUEの間の制御プレーンプロトコルスタックを示す概略図である。 本発明の実施形態5によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態5によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態6によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態7によるUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態による別のUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態8によるUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態による別のUEを示す概略構造図である。 本発明の実施形態9によるUEを示す概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的ソリューション、および利点をより明確にするのに、以下が、本発明の実施形態における添付の図面を参照して本発明の実施形態における技術的ソリューションを明確に、かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のうちのいくつかであるが、すべてではない。独創的な取組みなしに、本発明の実施形態に基づいて当業者によって獲得される他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
高密度のユーザおよび高いスループットのためのLTEネットワークシステムの要件を満たすのに、D2D通信が、UEの間で一般に実行され、すなわち、通信は、セルリソースを再使用することによってUEの間で直接に実行されることができる。本発明の以下の実施形態において説明されるUEは、D2D通信を実行することができるUEであり、かつUEは、セルネットワークの制御下でセルユーザとリソースを共有してよい。これは、スペクトルリソースの利用を向上させる。さらに、D2D通信は、例えば、セルラネットワークの負担を軽減する、モバイル端末のバッテリ消費を低減する、ビットレートを増加させる、かつネットワークインフラストラクチャ故障の堅牢性を向上させる利点をさらに有し、かつ小さい範囲においてポイントツーポイントデータサービスをさらにサポートすることがある。
現在、一般に使用されるD2D通信は、Bluetooth(Bluetooth)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless−Fidelity、略して、Wi−Fi)直接接続、すなわち、Wi−Fi Direct、および類似したものを含む。本発明の以下の実施形態において説明されるD2D通信は、LTEネットワークシステムに基づくD2D通信であり、かつ、一般に、LTEネットワークにおけるD2D通信(LTE−D2D)および近接性ベースのサービス(Proximity−Based Service、略して、ProSe)を含む。LTE−D2DとProSeの両方が、互いに直接に通信するUEに適用されることができ、かつUEは、ネットワークインフラストラクチャがまったく存在しない場合に互いに通信することができる。
アプリケーションシナリオの見地から、D2D通信は、グループ通信および1対1通信を含み、かつ本発明の以下の実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法が、1対1通信に適用可能である。特に、UE1がUE2とD2D通信を実行することを予期する場合、UE1は、UE2に通信確立要求メッセージを送信し、要求メッセージは、UE2のレイヤ2アドレス、すなわち、Layer−2アドレスを搬送する。Layer−2アドレスは、プロトコルスタックの媒体アクセス制御(Medium Access Control、略して、MAC)層にMAC層のパケットヘッダとして入れられる。Layer−2アドレスは、UE1によってD2D発見を用いて獲得されてよく、またはUE1において事前構成されてよく、もしくは類似したことが行われてよい。要求メッセージを受信した後、UE2は、UE1の識別情報を検証してよい。しかし、D2D通信を確立するUEは、データ伝送を実施するのにピアUEのIPアドレスを獲得する必要がさらにある。従来技術において提供される前述のIPアドレス割振り形態において、UE1とUE2の両方が、IPアドレスの割振り側の役割をすることがあり、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがある。したがって、IPアドレスが、繰り返し割り振られることがあり、またはIPアドレスが、割り振られないことがあり、D2D通信接続を確立することの失敗をもたらす。
特定の実施形態が、以下において本発明の技術的ソリューションについて詳細に述べるのに使用される。本発明の実施形態において、IPアドレスを割り振る割振り側とIPアドレスを受信する受取り側は、E−UTRANノードB(E−UTRAN NodeB、略して、eNB)などのネットワークデバイスを含むことなしに、2つだけのUEを含んでよく、すなわち、本発明の実施形態に含まれるネットワーク要素は、UEだけである。以下のいくつかの特定の実施形態は、互いに組み合わされてよく、かつ同一の、もしくは類似した概念もしくはプロセスは、いくつかの実施形態において繰り返し説明されないことがある。
実施形態1
図1は、本発明の実施形態1によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを割り振る事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェア形態またはソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S110 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態において、第1のUEは、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信を開始するとき、第1のUEは、第2のUEに、D2D通信を確立するのに使用される第1のIPアドレスを割り振ってよい。したがって、第1のUEは、第1のUEのIPアドレスを知り、かつD2D通信におけるピアUE、すなわち、第2のUEのIPアドレス、すなわち、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスを知ることがある。この実施形態において提供される方法において、D2D通信の開始側として、第1のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側である。特に、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスは、第2のUEに送信される第1のメッセージにおいて搬送され、かつ対応するように、第2のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側である。特定の実装形態において、事前設定されたプロトコルにおいて、第1のUEおよび第2のUEが、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素を使用することによって、D2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任を決定すべきことが規定されてよい。この実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージが、割り振られた第1のIPアドレスを含む場合、第1のUEがIPアドレスの割振り側であると決定されてよく、したがって、第2のUEは、割り振られた第1のIPアドレス、および知られているLayer−2アドレスを使用することによって第1のUEの識別情報を検証して、D2D通信接続の確立を実施してよい。
この実施形態において第1のUEによって第2のUEに割り振られる第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立要求メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
S120 第1のUEが、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、要求メッセージであり、かつ第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得する。この事例において、第2のUEは、第1のIPアドレスが、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、第1のUEは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、第1のUEによって、第1のUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、または第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、例えば、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであるが、第2のUEがIPv6タイプのIPアドレスをサポートしない場合、第2のUEは、第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立することができない。
この実施形態において、第2のUEが第1のIPアドレスをサポートしない場合、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側として、第2のUEは、IPアドレスを割り振らないが、第1のUEに、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すインディケーションメッセージを特に戻して、後続のIPアドレス割振り作業を実行するよう第1のUEに命令するようにする。さらに、この事例において、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワーク(Packet Data Network、略して、PDN)タイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される。特に、第2のUEは、第2のメッセージに情報要素を追加することによって、第1のUEに第1のIPアドレスの割振り状況を示す。第2のPDNタイプと原因値の両方が、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示してよい。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおけるそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振る動作を能動的に実行する。別の態様において、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスがサポートされないことを知る場合でさえ、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しないが、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを第1のUEにフィードバックして、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを第1のUEに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、その結果、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第1のUEが、第2のUEに、割り振られた第1のIPアドレスを含む第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、IPアドレス割振りプロセスにおける第1のUEおよび第2のUEの責任、すなわち、第1のUEがIPアドレスの割振り側であり、かつ第2のUEがIPアドレスの受取り側であることを明示的に示して、第2のUEが、受信された第1のIPアドレスにより第2のメッセージを戻すようにし、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを特に示し、すなわち、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しない。この実施形態において提供される方法によれば、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
さらに、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを特に搬送し、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプを特に示す。第2のメッセージが原因値だけを含む場合、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは明示的に示されないものの、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは、IPアドレスのタイプが、一般に、現在、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、暗黙に示される。さらに、IPアドレスの異なるタイプが第1のUEに適合することができるというファクタを考慮して、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、第1のUEは、第2のUEに、第2のUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。例えば、第1のUEがIPv6アドレスタイプをサポートし、かつ第2のUEがIPv4アドレスタイプをサポートする場合、第1のUEによって割り振られる第1のIPアドレス、すなわち、IPv6タイプのアドレスは、第2のUEによってサポートされることができない。しかし、第1のUEは、より高い適合性のため、IPv4タイプのアドレスをさらに割り振ることがある。したがって、この実施形態において提供される方法において、第2のUEは、IPアドレスの割振り側、すなわち、第1のUEに、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される情報要素をさらに送信して、第2のUEに第2のIPアドレス、すなわち、第2のPDNタイプを再割振りするよう第1のUEに命令するようにしてよい。したがって、第1のUEは、第2のメッセージにおける情報要素により後続のIPアドレス割振り作業を実行してよい。
任意選択で、図2は、本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図2は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS120における第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、かつ第2のメッセージが第2のPDNタイプを特に含む場合、この実施形態における方法は、以下をさらに含む。
S130 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、第2のUEは、第1のIPアドレスのタイプをサポートしないため、第2のPDNタイプが、第2のUEによって第1のUEに送信される第2のメッセージにおいて特に搬送される。第1のUEは、第2のPDNタイプにより、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知ることがあり、かつ第2のPDNタイプのIPアドレスが第1のUEに適合するかどうかを知ることがある。すなわち、第2のPDNタイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができる場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、第2のUEに第2のIPアドレスを再割振りしてよく、第2のIPアドレスのタイプは、第2のPDNタイプによって示されるIPアドレスのタイプである。
図2に示される実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S140 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
この実施形態において、第2のUEによって戻される第2のPDNタイプを獲得するとき、第1のUEは、第2のPDNタイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができないと決定する、すなわち、第1のUEは、第1のUEによって割り振られた各IPアドレスが第2のUEによってサポートされることができないことを知ることがあり、かつ第2のUEは、第1のUEによって割り振られたIPアドレスを使用することによってD2D通信接続を確立することができない。この事例において、第1のUEは、第2のUEにフィードバックメッセージを送信して、D2D通信接続の確立が失敗したことを示す。
前述のS130およびS140は、図2に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
任意選択で、図3は、本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図3は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS120における第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、かつ第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、本発明の実施形態における方法は、以下のステップをさらに含む。
S130 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、第2のUEは、第1のIPアドレスのタイプをサポートしないため、原因値が、第2のUEによって第1のUEに送信される第2のメッセージにおいて特に搬送される。通信接続を確立するために一般に使用されるIPアドレスのタイプは、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであり、かつ第2のUEがIPv6タイプをサポートしない場合、原因値が、フィードバックのための第2のメッセージにおいて搬送されて、第2のUEがIPv6タイプのアドレスをサポートしないことを示す。このことは、第2のUEがIPv4タイプのアドレスをサポートすることを意味する。さらに、第1のUEがIPv4タイプのアドレスもサポートする場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、第2のUEに第2のIPアドレスを再割振りしてよく、第2のIPアドレスのタイプは、IPv4タイプである。この実施形態において、第1のUEは、第2のメッセージにおける原因値、および割り振られた第1のIPアドレスのタイプにより、第2のUEによってサポートされる第2のPDNタイプを決定して、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振るようにしてよい。
図3に示される実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S140 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
この実施形態おいて、第2のUEによって戻される原因値を獲得するとき、第1のUEは、原因値、および割り振られた第1のIPアドレスのタイプにより、第2のUEによってサポートされる第2のPDNタイプを決定してよい。しかし、第2のPDNタイプが第1のUEに適応することができない場合、すなわち、第1のUEが、第1のUEによって割り振られた各IPアドレスが第2のUEによってサポートされることができない場合、第1のUEは、第2のUEにフィードバックメッセージを送信して、D2D通信接続の確立が失敗したことを示す。
前述のS130およびS140は、図3に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、図1に示される実施形態において第1のUEによって送信される第1のメッセージは、第1のPDNタイプをさらに含んでよく、すなわち、第1のUEが、第1のメッセージを送信する場合、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプが第2のUEに示され、かつ第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示す場合、第1のUEの処理形態は、図2および図3に示される前述の実施形態におけるものとは異なる。
任意選択で、図4は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図4は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS110における第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、S120における第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、第2のメッセージは、原因値を特に含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用され、この実施形態における方法は、以下のステップをさらに含む。
S130 第1のUEが、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、第1のUEによって割り振られる第1のIPアドレスのタイプは、第1のPDNタイプでなくてよい。例えば、第1のPDNタイプは、IPv6タイプであるが、第1のUEによって割り振られる第1のIPアドレスは、IPv4タイプである。さらに、第2のUEの第2のPDNタイプは、IPv6タイプであり、かつIPv4タイプは、第2のUEに適合しない。この事例において、戻される原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスをサポートしないことを示す。第2のUEは、受信された第1のメッセージから、第1のUEによってサポートされる第1のPDNタイプが、第2のUEによってサポートされる第2のPDNタイプと同一であることを知ることがあるため、第2のUEは、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることができると決定し、かつ、次に、原因値を使用することによって前述の決定の結果を示す。したがって、原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、かつ第1のUEは、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスをさらに割り振ってよい。
任意選択で、図5は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法の流れ図である。図5は、図1に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態におけるS110における第1のメッセージが、第1のPDNタイプをさらに含み、S120における第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、この実施形態における方法は、以下のステップをさらに含む。
S130 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ第2のUEに第2のIPアドレスを送信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態において、例えば、第1のUEによってサポートされる第1のPDNタイプと割り振られた第1のIPアドレスのタイプの両方がIPv6タイプであり、かつ第2のUEが、IPv4タイプだけをサポートする場合、第2のUEによって送信される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示し、かつ第2のUEは、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと直接に決定してよい。この事例において、第1のUEの適合性を考慮して、IPv4タイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができる場合、第1のUEは、IPアドレスの割振り側の役割をし、第2のUEに、第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスを割り振ってよく、第2のIPアドレスのタイプはでIPv4タイプである。
図5に示される実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S140 第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプおよび第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
この実施形態において、図5に示される実施形態におけるS130における事例が、説明のための例として使用される。第1のUEによってサポートされる第1のPDNタイプと割り振られた第1のIPアドレスのタイプの両方がIPv6タイプであり、かつ第2のUEが、IPv4タイプだけをサポートする場合、第2のUEによって送信される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示し、かつ第2のUEは、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと直接に決定してよい。この事例において、IPv4タイプのIPアドレスが第1のUEに適合することができない場合、すなわち、第1のUEが、第1のUEによって割り振られた各IPアドレスが第2のUEによってサポートされることができないことを知ることがある場合、第1のUEは、第2のUEにフィードバックメッセージを送信して、D2D通信接続の確立が失敗したことを示す。
前述のS130およびS140は、図5に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割(role)であってよい。IP役割がサーバ(server)として設定される場合、IP役割は、第1のUEがIPアドレスの割振り側であることを示す。対応するように、第1のメッセージからIP役割を読み取るとき、第2のUEは、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、またはIP役割により、第2のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定する。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、S110の前に、方法は、第1のUEによる、第2のUEの第2のPDNタイプを獲得することをさらに含んでよい。第2のPDNタイプは、第1のUEと第2のUEの近接場発見プロセスにおいて獲得されて、第1のUEが、獲得された第2のPDNタイプにより、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知り、かつ、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることができるようにしてよく、第1のIPアドレスのタイプは、第2のPDNタイプである。
本発明の前述の実施形態における第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。さらに、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、S110の前に、方法は、第1のUEによる、第2のUEによって送信された第3のメッセージを受信すること、および第1のUEによる、第3のメッセージにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることをさらに含んでよい。この実施形態において、第2のUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
実施形態2
図6は、本発明の実施形態2によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを割り振る事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S210 第2のUEが、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
図1乃至図5に示される前述の実施形態と同じく、この実施形態における第2のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側である。第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを受信して、D2D通信の開始側が明示的に知られるようにする、すなわち、第1のUEが、特に、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側である。特定の実装形態において、事前設定されたプロトコルにおいて、第1のUEおよび第2のUEが、第1のメッセージにおいて搬送される割り振られたIPアドレスを使用することによって、D2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任を決定すべきことが規定されてよい。この実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージが、割り振られた第1のIPアドレスを含む場合、第1のUEがIPアドレスの割振り側であると決定されてよく、したがって、第2のUEは、割り振られた第1のIPアドレス、および知られているLayer−2アドレスを使用することによって第1のUEの識別情報を検証して、D2D通信接続の確立を実施してよい。
この実施形態において第1のUEによって割り振られ、かつ第2のUEによって受信される第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
S220 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得し、第2のUEは、第1のIPアドレスが、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、第1のUEは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、第1のUEによって、第1のUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、または第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、例えば、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであるが、第2のUEがIPv6タイプのIPアドレスをサポートしない場合、第2のUEは、第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立することができない。
この実施形態において提供される方法において、第2のUEによって受信される第1のメッセージは、割り振られた第1のIPアドレスを搬送する、すなわち、D2D通信を確立する2つのUEは、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する。したがって、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスをサポートしない場合でさえ、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しないが、第1のUEに、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すインディケーションメッセージを戻して、後続のIPアドレス割振り作業を実行するよう第1のUEに命令するようにする。さらに、この事例において、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ第2のUEは、第2のメッセージに情報要素を追加することによって、第1のUEに第1のIPアドレスの割振り状況を示す。第2のPDNタイプと原因値の両方が、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示してよい。
この実施形態において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおいてそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振る動作を能動的に実行する。別の態様において、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスがサポートされないことを知る場合でさえ、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しないが、第2のPDNタイプを第1のUEにフィードバックして、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを第1のUEに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、その結果、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する信頼性を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第2のUEが、第1のUEによって送信され、かつ割り振られた第1のIPアドレスを含む第1のメッセージを受信して、IPアドレス割振りプロセスにおける第1のUEおよび第2のUEの責任、すなわち、第1のUEがIPアドレスの割振り側であり、かつ第2のUEがIPアドレスの受取り側であることを明示的に知り、第2のUEが、受信された第1のIPアドレスにより第2のメッセージを戻すようにし、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用され、すなわち、第2のUEが、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、第2のUEは、IPアドレスを割り振る動作を実行しない。この実施形態において提供される方法によれば、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
本発明の前述の実施形態の特定の実装において、第2のUEは、受信された第1のIPアドレスのタイプ、および第1のメッセージにおいて搬送されることがある第1のPDNタイプにより、戻される第2のメッセージにおける命令情報を決定する。図7は、本発明の実施形態によるD2D通信における別のIPアドレス割振り方法の流れ図を示し、かつ図7は、図6に示される実施形態に基づくさらなる説明である。任意選択で、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S230 第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用される。
この実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。S240 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。この実施形態において、第2のUEは、第1のIPアドレスのタイプ、および第2のUEの能力により、第1のIPアドレスのタイプがサポートされるかどうかを直接に決定する。この事例において、第1のUEは、第1のUEの適合性により、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振ることを続けてよいかどうかを決定してよい。特に、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすることができる場合、第2のPDNタイプの第2のIPアドレスが、第2のUEに割り振られてよく、または第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすることができない場合、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すフィードバックメッセージが送信される。
前述のS230およびS240は、図7に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、図8は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるさらに別のIPアドレス割振り方法の流れ図であり、かつ図8は、図6に示される実施形態に基づくさらなる説明である。この実施形態において、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S230 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用される。この実施形態において、IPアドレスの異なるタイプが第1のUEに適合することができるというファクタを考慮して、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、第1のUEは、第2のUEに、第2のUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。例えば、第1のUEがIPv6タイプをサポートし、かつIPv4タイプが第1のUEに適合することができ、かつ第2のUEがIPv6タイプをサポートするが、IPv4タイプが第2のUEに適合することができない。第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスがIPv4タイプである場合、第1のIPアドレスは、第2のUEによってサポートされることができない。しかし、第2のUEが、第1のメッセージを使用することによって、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることができることを知った場合、送信される第2のメッセージは、タイプが第1のPDNタイプと同一である第2のIPアドレスを割り振るよう第1のUEに命令するのに使用される。この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S240 第2のUEが、第1のUEによって送信された第2のIPアドレスを受信し、第2のIPアドレスは、第2のUEによって、第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。
この実施形態の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。S250 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートせず、かつ第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないこと、および第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。この実施形態において、同様に、第1のUEの適合性が考慮される。第1のIPアドレスのタイプがサポートされないと決定した後、第2のUEは、第1のPDNタイプがサポートされるかどうかをさらに決定する。例えば、第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであり、第1のPDNタイプもIPv6タイプであり、かつ第2のUEが、IPv4タイプのIPアドレスだけをサポートすることができる。したがって、第2のメッセージが送信される場合、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことが、原因値において示されることがある。第1のUEは、第1のUEの適合性により、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振ることを続けてよいかどうかを決定してよい。特に、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第2のPDNタイプの第2のIPアドレスが、第2のUEに割り振られてよく、または第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができない場合、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すフィードバックメッセージが送信される。
前述のS230乃至S240およびS250は、図8に示される実施形態における2つの任意選択の実行形態であり、いずれか1つが実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、第1のUEによって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割であってよい。IP役割がサーバとして設定されてよい場合、この実施形態において提供される方法は、第2のUEによる、識別情報により、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、または、第2のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定することをさらに含む。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
本発明の前述の実施形態における第2のUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をし、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。同様に、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、S210の前に、方法は、第2のUEによる、第1のUEに第3のメッセージを送信することをさらに含み、第3のメッセージは、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振るよう第1のUEに要求するのに使用される。この実施形態において、第2のUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
実施形態3
図9は、本発明の実施形態3によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを獲得する事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S310 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスにより第1のUEに対してD2D通信接続を確立するよう第2のUEに要求するのに使用される。
この実施形態において、第1のIPアドレスは、第1のUEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成される。例えば、第1のUEおよび第2のUEが、D2D通信の前にグループ通信を実行しており、かつ第1のUEおよび第2のUEはそれぞれ、構成されたIPアドレスを有する。この事例において、第1のUEと第2のUEがD2D通信を実行する必要がある場合、グループ通信において使用された構成されたIPアドレスが、IPアドレスを割り振る必要なしに直接に使用されてよい。特に、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつD2D通信を開始するとき、第1のUEは、第1のメッセージに第1のUEの構成された第1のIPアドレス、および命令情報を追加する。例えば、命令情報が事前構成される(pre−configured)ように設定される場合、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令し、かつ第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令する。第2のUEは、命令情報および第1のIPアドレスにより第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立してよい。
この実施形態における第1のUEは、第1のメッセージを使用することによって、第1のメッセージにおいて搬送される第1のIPアドレスを使用することによってD2D通信接続を確立するよう第2のUEに命令することに留意されたい。第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
S320 第1のUEが、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される。
この実施形態において、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のメッセージから第1のIPアドレスを獲得する。第1のUEおよび第2のUEは、グループ通信を以前に実行しているため、第2のUEは、第1のIPアドレスをサポートすることができ、かつ第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立してよい。したがって、接続の確立が成功したことを示すのに使用される第2のメッセージが、第1のUEに戻される。
この実施形態において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおけるそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつ第1のUEによって送信される第1のメッセージに第1のIPアドレスおよび命令情報を追加して、それぞれの構成されたIPアドレスを使用するよう第1のUEおよび第2のUEに命令する。別の態様において、第1のUEによって送信される第1のメッセージが第1のIPアドレスを搬送することは、第2のUEがD2D通信接続の確立側であることをさらに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEに関して、指定されたUEが、ピアUEの構成されたIPアドレスを獲得し、かつピアUEから獲得されたIPアドレス、および指定されたUEの構成されたIPアドレスを使用することによってD2D通信を確立する。明らかに、2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、それによって、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第1のUEが、第2のUEに第1のIPアドレスと、命令情報とを含む第1のメッセージを送信し、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに、かつ事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのに使用されて、第2のUEが、第1のメッセージ、および第1のメッセージにおいて搬送される第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立するようにする。この実施形態において提供される方法において、第1のメッセージは、D2D通信において第1のUEおよび第2のUEによって使用されるIPアドレス、およびD2D通信を確立するための第1のUEおよび第2のUEの責任を明示的に示して、それによって、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
実施形態4
図10は、本発明の実施形態4によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信を確立する2つのUEがIPアドレスを獲得する事例に適用可能である。この実施形態において提供される方法は、UEによって実行されてよい。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S410 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、命令情報は、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、第1のUEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される。
図9に示される前述の実施形態と同様に、この実施形態において、第1のIPアドレスは、第1のUEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成される。例えば、第1のUEおよび第2のUEが、D2D通信の前にグループ通信を実行しており、かつ第1のUEおよび第2のUEはそれぞれ、構成されたIPアドレスを有する。この事例において、第1のUEと第2のUEがD2D通信を実行する必要がある場合、グループ通信において使用された構成されたIPアドレスが、IPアドレスを割り振る必要なしに直接に使用されてよい。特に、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をする。例えば、第1のUEがD2D通信を開始する場合、命令情報が、第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令し、かつ第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するように事前構成される(pre−configured)ように設定され、かつ命令情報は、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される。すなわち、第1のUEが、D2D通信においてピアUEのIPアドレスを獲得する必要がある場合、第2のUEは、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信するように命令される。
S420 第1のUEが、第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを含んで、第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してD2D通信接続を確立するようにする。
この実施形態において、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、命令情報のコンテンツを使用することによって、第1のUEがD2D通信接続を確立することを知ってよい。したがって、第2のUEは、第2のメッセージに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを追加し、かつ第1のUEに第2のメッセージを送信して、第1のUEが、第2のIPアドレスを獲得した後、第2のIPアドレス、および第1のUEの事前構成された第1のIPアドレスを使用することによって第2のUEに対して直接のD2D通信接続を確立するようにする。
この実施形態における第2のUEは、命令情報を含む受信された第1のメッセージを使用することによって、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信して、D2D通信接続を確立することに留意されたい。命令情報は、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、命令情報は、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
さらに、この実施形態において提供される方法において、第1のメッセージは、PDNタイプをさらに含んでよく、PDNタイプは、特に、第1のUEによってサポートされるPDNタイプであり、かつPDNタイプは、第2のUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示す。第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、第2のUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。この実施形態において、複数のIPアドレスが、第1のUEと第2のUEの両方において事前構成されてよく、かつ複数の事前構成されたIPアドレスは、異なるタイプのIPアドレスであってよい。したがって、第2のUEに対してD2D通信要求を開始するとき、第1のUEは、第1のメッセージに、第1のUEに適合することができるPDNタイプを追加して、第1のUEに第2のメッセージを戻すとき、第1のUEに、PDNタイプとタイプが同一である第2のIPアドレスを送信するよう第2のUEに命令する。
この実施形態において、第1のUEおよび第2のUEは、D2D通信確立プロセスにおけるそれぞれの責任を決定する。一態様において、第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつ第1のUEによって送信される第1のメッセージに第1のIPアドレスおよび命令情報を追加して、それぞれの構成されたIPアドレスを使用するよう第1のUEおよび第2のUEに命令する。別の態様において、第1のメッセージにおける命令情報は、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることをさらに示す。したがって、D2D通信を実行する2つのUEに関して、指定されたUEが、ピアUEの構成されたIPアドレスを獲得し、かつピアUEから獲得されたIPアドレス、および指定されたUEの構成されたIPアドレスを使用することによってD2D通信を確立する。明らかに、2つのUEの両方が、IPアドレスの割振り側の役割をする、またはIPアドレスの受取り側の役割をする事例が存在せず、それによって、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例を回避し、かつD2D通信接続を確立する成功率を対応するように向上させる。
この実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法によれば、第2のUEが、第1のUEによって送信され、かつ命令情報を含む第1のメッセージを受信し、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令し、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令し、かつ第1のUEがD2D通信接続における確立側であることを示すのに使用されて、第2のUEが、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信するようにし、かつ第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してD2D通信接続を確立するようにする。この実施形態において提供される方法において、第1のメッセージは、D2D通信において第1のUEおよび第2のUEによって使用されるIPアドレス、およびD2D通信を確立するための第1のUEおよび第2のUEの責任を明示的に示し、それによって、従来技術のD2D通信のIPアドレス割振りプロセスにおいて送信パーティUEとピアUEの両方がIPアドレスの割振り側の役割をすることがあるため、またはIPアドレスの受取り側の役割をすることがあるため、もたらされる、IPアドレスが繰り返し割り振られる、またはIPアドレスが割り振られない事例が解決され、かつD2D通信接続を確立する成功率が対応するように向上させられる。
本発明において提供される実施形態は、D2D通信を直接に実行するUEに適用可能であり、かつメッセージは、ネットワークデバイスを使用することによって転送される必要がないことに留意されたい。したがって、ネットワークカバレッジなしのアプリケーションシナリオにおいてさえ、例えば、地震または津波のためにインフラストラクチャが損害を受けた場合、IPアドレスは、ネットワークデバイスを使用することによって、D2D通信を実行すべきUEに割り振られることができない。本発明の実施形態において提供される方法において、D2D通信においてIPアドレスが割り振られることに成功することが確実にされることができる。
本発明の前述の実施形態の特定の実装において、D2D通信接続を確立する2つのUE、すなわち、第1のUEと第2のUEの間の通信のためのプロトコルスタックは、制御プレーンとユーザプレーンに分割され、かつプロトコルスタックは、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、略して、TCP/IP)のプロトコルスタックと同様である。制御プレーンの機能は、接続確立中に実行される、通信パラメータの要求、認証、および割振りなどのシグナリング対話であり、ユーザプレーンの機能は、実際のデータ受信およびデータ送信である。本発明の前述の実施形態における第1のメッセージ、第2のメッセージ、第3のメッセージ、およびフィードバックメッセージは、2つのUEの間の制御プレーンプロトコルスタックを使用することによって送信される。図11に示されるとおり、図11は、本発明の実施形態によるD2D通信におけるUEの間の制御プレーンプロトコルスタックの概略図である。第1のUEと第2のUEの間の制御プレーンプロトコルスタックが、無線リソース制御(無線リソース制御、略して、RRC)層プロトコルと、無線リンク制御(Radio Link Control、略して、RLC)層プロトコルと、MAC層プロトコルと、物理層(Physical Layer、略して、PHY)プロトコルとを含み、PC5−U(制御プレーンの制御プレーンプロトコル)は、2つのUEの間の制御プレーンインターフェースを表す。ユーザプレーンデータ送信を実施するのに、D2D通信の2つのパーティは、ユーザ層接続を確立する必要があり、すなわち、接続は、IPアドレスを使用することによって確立される。本発明の前述の実施形態において、IPアドレスが、D2D通信においてデータ送信を実施するために獲得される。
実施形態5
図12Aおよび図12Bは、本発明の実施形態5によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信接続を確立するように構成された第1のUEおよび第2のUEによって実行され、かつこの実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S501 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態において第1のUEによって第2のUEに割り振られる第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、または第1のUEが通信確立要求メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
S502 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、要求メッセージであり、かつ第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、第2のUEは、第1のUEによって第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得する。この事例において、第2のUEは、第1のIPアドレスが、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、第1のUEは、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、第1のUEによって、第1のUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、または第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、例えば、第1のUEによって割り振られた第1のIPアドレスのタイプがIPv6タイプであるが、第2のUEがIPv6タイプのIPアドレスをサポートしない場合、第2のUEは、第1のIPアドレスを使用することによって第1のUEに対してD2D通信接続を確立することができない。
任意選択で、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。S503 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートすると決定し、S502において第2のUEによって第1のUEに送信される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用される。
この実施形態の別の実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。S504 第2のUEが、第1のメッセージにより、第2のUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定し、S502における第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに特に使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ第2のPDNタイプは、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプを特に示す。第2のメッセージが原因値だけを含む場合、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプは明示的に示されないものの、第2のUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは、IPアドレスのタイプが、一般に、現在、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、暗黙に示される。さらに、IPアドレスの異なるタイプがUEに適合することができるというファクタを考慮して、第2のUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、第1のUEは、第2のUEに、第2のUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。
この実施形態の特定の実装において、第1のUEが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す第2のメッセージを受信した後、実行形態は、以下のいくつかの事例を含むことがある。第1の事例において、第2のメッセージが第2のPDNタイプを特に含む場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S505 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振る。
S506 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S507 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
任意選択で、前述の第1の事例の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S508 第1のUEが、第2のメッセージにより、第1のUEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定する。
S509 第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
第2の事例において、第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S510 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振る。
S511 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S512 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
任意選択で、前述の第2の事例の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S513 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定する。
S514 第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
さらに、図12Aおよび図12Bに示される前述の実施形態において、S501において送信される第1のメッセージは、第1のPDNタイプをさらに含んでよく、すなわち、第1のUEが第1のメッセージを送信する場合、第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプが第2のUEに示される。この事例において、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示す場合、第1のUEの処理形態は、第1の事例および第2の事例におけるものとは異なる。特に、この実施形態において提供される形態は、以下のいくつかの事例を含む。第3の事例において、第2のメッセージが原因値を特に含み、かつ原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S515 第1のUEが、第2のUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振る。
S516 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S517 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
第4の事例において、第2のメッセージが原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値が、第2のUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップをさらに含む。
S518 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートすると決定した場合、第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを割り振る。
S519 第1のUEが、第2のUEに第2のIPアドレスを送信する。
S520 第2のUEが、第2のIPアドレスを使用することによって第2のUEと第1のUEの間でD2D通信接続を確立する。
任意選択で、前述の第4の事例の別の可能な実装形態において、方法は、以下のステップをさらに含む。
S521 第1のUEが、第1のUEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定する。
S522 第1のUEが、第2のUEにフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
本発明の前述の実施形態において提供される第1の事例乃至第4の事例、および各事例の様々な可能な実装形態は、任意選択で実行され、かつ1つだけの形態が実行されるように選択されることに留意されたい。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、S501において第1のUEによって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割であってよい。IP役割がサーバとして設定されるとき、IP役割は、第1のUEがIPアドレスの割振り側であることを示す。対応するように、S502において第1のメッセージにおけるIP役割を獲得するとき、第2のUEは、第1のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、またはIP役割により、第2のUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定する。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、S501の前に、方法は、以下のステップをさらに含んでよい。S523 第1のUEが、第2のUEの第2のPDNタイプを獲得する。第2のPDNタイプは、第1のUEと第2のUEの近接場発見プロセスにおいて獲得されて、第1のUEが、獲得された第2のPDNタイプにより、第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知り、かつ、第2のPDNタイプが第1のUEに適合することができる場合、第2のUEに第1のIPアドレスを割り振ることができるようにしてよく、第1のIPアドレスのタイプは、第2のPDNタイプである。
本発明の前述の実施形態における第1のUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。さらに、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、S501の前に、方法は、以下のステップをさらに含んでよい。S524 第2のUEが、第1のUEに第3のメッセージを送信する。S525 第1のUEが、第3のメッセージにより第2のUEに第1のIPアドレスを割り振る。この実施形態において、第2のUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
実施形態6
図13は、本発明の実施形態6によるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法の流れ図である。この実施形態において提供される方法は、D2D通信接続を確立する第1のUEおよび第2のUEによって実行され、かつこの実施形態における方法は、以下のステップを含む。
S601 第1のUEが、第2のUEに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、命令情報を含み、命令情報は、事前構成された第1のIPアドレスを使用するよう第1のUEに命令するのに使用され、かつ命令情報は、事前構成された第2のIPアドレスを使用するよう第2のUEに命令するのにさらに使用される。
任意選択で、この実施形態におけるS601における第1のメッセージが、第1のIPアドレスをさらに含む場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップを含む。S602 第2のUEが、第1のIPアドレスにより第1のUEに対してD2D通信接続を確立する。S603 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される。この実施形態において、第2のUEが第1のメッセージを受信した場合、第1のメッセージは、第1のIPアドレスを含むため、第2のUEは、D2D通信の確立側の役割をし、かつ第1のUEに対してD2D通信接続を確立してよい。
この実施形態の別の可能な実装形態において、この実施形態におけるS601における第1のメッセージが第1のIPアドレスを搬送せず、かつ命令情報が、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される場合、この実施形態において提供される方法は、以下のステップを含む。S604 第2のUEが、第1のメッセージにより第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを第2のメッセージに追加する。S605 第2のUEが、第1のUEに第2のメッセージを送信する。S606 第1のUEが、第2のIPアドレスにより第2のUEに対してD2D通信接続を確立する。この実施形態において、第2のUEが第1のメッセージを受信した場合、第1のメッセージにおける命令情報が、第1のUEがD2D通信接続の確立側であることを示すため、第2のUEは、第1のUEに第2のUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信して、第1のUEが、第2のUEに対するD2D通信接続を確立するようにする。
さらに、この実施形態における第1のメッセージは、PDNタイプをさらに含んでよく、PDNタイプは、特に、第1のUEによってサポートされるPDNタイプであり、かつPDNタイプは、第2のUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示す。第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、第2のUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。この実施形態において、複数のIPアドレスが、第1のUEと第2のUEの両方において事前構成されてよく、かつ複数の事前構成されたIPアドレスは、異なるタイプのIPアドレスであってよい。したがって、第2のUEに対してD2D通信要求を開始するとき、第1のUEは、第1のメッセージに、第1のUEに適合することができるPDNタイプを追加して、第1のUEに第2のメッセージを戻すとき、第1のUEに、PDNタイプとタイプが同一である第2のIPアドレスを送信するよう第2のUEに命令する。
実施形態7
図14は、本発明の実施形態7によるUEの概略構造図である。この実施形態において提供されるUEは、D2D通信が確立される場合のピアUEに対するIPアドレスの割振りに適用可能である。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態におけるUEは、受信機12と、送信機11とを特に含む。
送信機11は、ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成され、第1のメッセージは、UEによってピアUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態においてUEによってピアUEに割り振られる第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはUEが通信確立要求メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
受信機12は、ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、要求メッセージであり、UEによって送信された第1のメッセージを受信するとき、ピアUEは、UEによってピアUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得する。この事例において、ピアUEは、第1のIPアドレスが、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、UEは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、UEによって、UEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、ピアUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、またはピアUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図1に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
さらに、第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す場合、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを特に搬送し、かつ第2のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプを特に示す。第2のメッセージが原因値だけを含む場合、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプは明示的に示されないものの、ピアUEによってサポートされることができるIPアドレスのタイプは、IPアドレスのタイプが、一般に、現在、IPv4タイプおよびIPv6タイプを含むため、暗黙に示される。さらに、IPアドレスの異なるタイプがUEに適合することができるというファクタを考慮して、ピアUEが、割り振られた第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合でさえ、この実施形態において提供されるUEは、ピアUEに、ピアUEによってサポートされることができるタイプのIPアドレスを割り振る能力を有することがある。例えば、UEがIPv6アドレスタイプをサポートし、かつピアUEがIPv4アドレスタイプをサポートする場合、UEによって割り振られる第1のIPアドレス、すなわち、IPv6タイプのアドレスは、ピアUEによってサポートされることができない。しかし、UEは、より高い適合性のため、IPv4タイプのアドレスをさらに割り振ることがある。したがって、この実施形態において、ピアUEは、IPアドレスの割振り側、すなわち、UEに、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される情報要素をさらに送信して、ピアUEに第2のIPアドレス、すなわち、第2のPDNタイプを再割振りするようUEに命令するようにしてよい。したがって、UEは、第2のメッセージにおける情報要素により後続のIPアドレス割振り作業を実行してよい。
任意選択で、図15は、本発明の実施形態による別のUEの概略構造図である。この実施形態において、受信機12によって受信される第2のメッセージが、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを特に示し、かつ第2のメッセージが、第2のPDNタイプを特に含む場合、図14に示される実施形態に基づいて、この実施形態において提供されるUEは、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサ13をさらに含み、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに、プロセッサ13によって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
図15に示される実施形態の別の可能な実装形態において、プロセッサ13は、第2のメッセージにより、UEが第2のPDNタイプをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
任意選択で、この実施形態における受信機12によって受信される第2のメッセージが、原因値を特に含むが、第2のPDNタイプを含まない場合、図15に示されるUEの特定の実行形態は、以下のとおりである。一態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに、プロセッサ13によって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。別の態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
任意選択で、この実施形態における送信機11によって送信される第1のメッセージが第1のPDNタイプを含み、受信機12によって受信される第2のメッセージが原因値を含み、かつ原因値が、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される場合、図15に示されるUEの特定の実行形態は、以下のとおりである。プロセッサ13は、ピアUEに第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振るように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。
任意選択で、この実施形態における送信機11によって送信される第1のメッセージが第1のPDNタイプを含み、受信機12によって受信される第2のメッセージが原因値を含むが、第2のPDNタイプを含まず、かつ原因値が、ピアUEが第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、図15に示されるUEの特定の実行形態は、以下のとおりである。一態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEに第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEによって、ピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される。別の態様において、プロセッサ13は、UEが、第1のIPアドレスのタイプ、および第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ、対応するように、送信機11は、ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図2乃至図5、図12A、および図12Bに示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、送信機11によって送信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含んでよく、かつ識別情報は、例えば、第1のメッセージにおいて搬送される情報要素IP役割であってよい。IP役割がサーバとして設定される場合、IP役割は、UEがIPアドレスの割振り側であることを示す。対応するように、第1のメッセージからIP役割を読み取るとき、ピアUEは、UEが、D2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定する、またはIP役割により、ピアUEが、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定する。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
さらに、図15に示される前述の実施形態における受信機12は、送信機11がピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEの第2のPDNタイプを獲得するようにさらに構成される。プロセッサ13は、ピアUEの第2のPDNタイプ、および第2のPDNタイプにおける第1のIPアドレスのタイプにより、ピアUEに第1のIPアドレスを割り振るようにさらに構成される。
本発明の前述の実施形態におけるUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。さらに、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。図15に示される前述の実施形態において、受信機12は、送信機11が、ピアUEに第1のメッセージを送信する前に、ピアUEによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、かつプロセッサ13は、第3のメッセージによりピアUEに第1のIPアドレスを割り振るようにさらに構成される。この実施形態において、UEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
図14および図15に示される実施形態におけるUEは、図1乃至図8、図12A、および図12Bに示される前述の実施形態における第1のUEであり、かつ図14および図15に示される実施形態におけるピアUEは、図1乃至図8に示される前述の実施形態における第2のUEであることにさらに留意されたい。
実施形態8
図16は、本発明の実施形態8によるUEの概略構造図である。この実施形態において提供されるUEは、D2D通信が確立される場合にIPアドレスの受取り側の役割をする。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態におけるUEは、受信機21と、送信機22とを特に含む。
受信機21は、ピアUEによって送信された第1のメッセージを受信するように構成され、第1のメッセージは、ピアUEによってUEに割り振られた第1のIPアドレスを含む。
この実施形態においてピアUEによって割り振られ、かつUEによって受信される第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはピアUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよいことに留意されたい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス割振りメッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立要求メッセージまたはIPアドレス割振りメッセージであってよい。
送信機22は、ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される。
この実施形態において、UEは、ピアUEによってUEに割り振られた第1のIPアドレスを獲得し、UEは、第1のIPアドレスが、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプであるかどうかを知ることがある。しかし、第1のIPアドレスを割り振るとき、ピアUEは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを知らず、すなわち、第1のIPアドレスのタイプは、ピアUEによって、ピアUEの能力によりランダムに割り振られる。したがって、この実施形態において提供されるUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示す、またはUEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしない場合、戻される第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示す。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図6に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
本発明の前述の実施形態の特定の実装において、UEは、受信された第1のIPアドレスのタイプ、および第1のメッセージにおいて搬送されることがある第1のPDNタイプにより、戻される第2のメッセージにおける命令情報を決定する。図17は、本発明の実施形態による別のUEの概略構造図であり、かつ図17は、図16に示される実施形態に基づくさらなる説明である。任意選択で、この実施形態において提供されるUEは、プロセッサ23をさらに含み、送信機22が、ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成されることは、以下の事例を特に含む。一態様において、第1のIPアドレスの割振りが成功した場合、送信機22は、プロセッサ23が、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートすると決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用される。別の態様において、第1のIPアドレスの割振りが失敗する事例は、以下の事例を含む。第1の事例において、送信機22は、プロセッサ23が、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。第2の事例において、送信機22は、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、かつプロセッサ23は、第1のメッセージにより、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすると決定し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、かつ原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、UEが第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用される。第3の事例において、送信機22は、第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに含む場合、ピアUEに第2のメッセージを送信するように特に構成され、かつプロセッサ23は、第1のメッセージにより、UEが、第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことを決定し、第2のメッセージは、第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、第1のPDNタイプは、ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを含み、原因値は、UEが第1のIPアドレスのタイプも第1のPDNタイプもサポートしないことを示すのに使用され、かつ第2のPDNタイプは、UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される。
第1のIPアドレスの割振りが失敗する前述の3つの事例において、ピアUEは、ピアUEの適合性により、ピアUEが、この実施形態において提供されるUEに第2のIPアドレスを割り振ることを続けてよいかどうかを特に決定する。決定する特定の形態が、前述の実施形態において詳細に説明され、詳細が本明細書において説明されることはない。この実施形態における受信機21は、ピアUEによって送信された第2のIPアドレスを受信するようにさらに構成され、第2のIPアドレスは、UEによって、UEとピアUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される。代替として、受信機21は、ピアUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信するようにさらに構成され、フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図7および図8に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
さらに、本発明において提供される前述の実施形態において、受信機21によって受信される第1のメッセージは、識別情報をさらに含み、かつプロセッサ23は、識別情報により、ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、またはUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定するようにさらに構成される。この実施形態において、D2D通信接続を確立する2つのUEの、IPアドレス割振りプロセスにおけるそれぞれの責任は、識別情報を追加することによって明示的に指定される。これは、IPアドレス割振りの実現可能性をさらに確実にする。
本発明の前述の実施形態におけるUEは、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をし、ピアUEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつIPアドレスを割り振ることを担うことに留意されたい。前述の実施形態と同様に、D2D通信の開始側は、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をしてもよい。例えば、特定の実装形態は、以下のとおりである。本発明の前述の実施形態において、送信機22は、受信機21がピアUEによって送信された第1のメッセージを受信する前に、ピアUEに第3のメッセージを送信するようにさらに構成され、第3のメッセージは、UEに第1のIPアドレスを割り振るようピアUEに要求するのに使用される。この実施形態において提供されるUEは、特に、D2D通信の開始側であり、かつD2D通信の開始側は、実際には、D2D通信におけるIPアドレスの受取り側の役割をする。
図16および図17に示される実施形態におけるUEは、図1乃至図8、図12A、および図12Bに示される前述の実施形態における第2のUEであり、かつ図16および図17に示される実施形態におけるピアUEは、図1乃至図8に示される前述の実施形態における第1のUEであることにさらに留意されたい。
実施形態9
図18は、本発明の実施形態9によるUEの概略構造図である。この実施形態において提供されるUEは、D2D通信に適用可能である。UEは、ハードウェアおよびソフトウェア形態で実装されてよく、かつUEのメモリに組み込まれてよい。例えば、UEは、プロセッサによって呼び出され、かつ実行されるために、プロセッサのチップに組み込まれる。この実施形態におけるUEは、受信機31と、送信機32とを特に含む。
送信機31は、ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成され、第1のメッセージは、第1のIPアドレスと、命令情報とを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ第1のメッセージは、第1のIPアドレスによりUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようピアUEに要求するのに使用される。
この実施形態において、第1のIPアドレスは、UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成される。例えば、UEおよびピアUEが、D2D通信の前にグループ通信を実行しており、かつUEおよびピアUEはそれぞれ、構成されたIPアドレスを有する。この事例において、UEとピアUEがD2D通信を実行する必要がある場合、グループ通信において使用された構成されたIPアドレスが、IPアドレスを割り振る必要なしに直接に使用されてよい。特に、UEは、D2D通信の開始側の役割をし、かつD2D通信を開始するとき、UEは、第1のメッセージにUEの構成された第1のIPアドレス、および命令情報を追加する。例えば、命令情報が事前構成されるように設定される場合、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令し、かつ第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令する。ピアUEは、命令情報および第1のIPアドレスによりピアUEとUEの間でD2D通信接続を確立してよい。
この実施形態におけるUEは、第1のメッセージを使用することによって、第1のメッセージにおいて搬送される第1のIPアドレスを使用することによってD2D通信接続を確立するようピアUEに命令することに留意されたい。第1のIPアドレスは、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、第1のIPアドレスは、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
受信機32は、ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図9に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
図18に示される前述の実施形態の別の可能な実装形態において、送信機31によって送信される第1のメッセージは、命令情報だけを含み、命令情報は、第1のIPアドレスを使用するようUEに命令するのに使用され、命令情報は、第2のIPアドレスを使用するようピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ命令情報は、UEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される。すなわち、この実施形態におけるUEは、D2D通信におけるピアUEのIPアドレスを獲得する必要があり、すなわち、ピアUEは、UEにピアUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信するように命令される。
対応するように、受信機32は、ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第2のIPアドレスを特に含み、UEが、第2のIPアドレスによりピアUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにする。
この実施形態におけるピアUEは、命令情報を含む受信された第1のメッセージを使用することによってUEにピアUEの事前構成された第2のIPアドレスを送信して、D2D通信接続を確立するようにすることに留意されたい。命令情報は、D2D通信を開始するための通信確立メッセージにおいて搬送されてよく、またはUEが通信確立メッセージを送信した後に送信されてよい。例えば、命令情報は、送信するためにIPアドレス送信メッセージにおいて搬送される。すなわち、この実施形態における第1のメッセージは、通信確立メッセージまたはIPアドレス送信メッセージであってよい。
さらに、この実施形態において、送信機31によって送信された第1のメッセージは、PDNタイプをさらに含み、PDNタイプは、特に、UEによってサポートされるPDNタイプであり、かつPDNタイプは、ピアUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示す。第2のメッセージにおける第2のIPアドレスは、ピアUEによって、命令情報およびPDNタイプにより追加される。この実施形態において、複数のIPアドレスが、UEとピアUEの両方において事前構成されてよく、かつ複数の事前構成されたIPアドレスは、異なるタイプのIPアドレスであってよい。したがって、ピアUEに対してD2D通信要求を開始するとき、UEは、第1のメッセージに、UEに適合することができるPDNタイプを追加して、UEに第2のメッセージを戻すとき、UEに、PDNタイプとタイプが同一である第2のIPアドレスを送信するようピアUEに命令する。
本発明のこの実施形態において提供されるUEは、本発明の図10に示される実施形態において提供されるD2D通信におけるIPアドレス割振り方法を実行するように構成され、かつ対応する機能モジュールを有する。それらの実装原理および技術的効果は、同様であり、詳細が本明細書において説明されることはない。
図18に示される実施形態におけるUEは、図9、図10、および図13に示される前述の実施形態における第1のUEであり、かつ図18に示される実施形態におけるピアUEは、図9、図10、および図13に示される前述の実施形態における第2のUEであることに留意されたい
当業者は、前述の方法実施形態のステップのすべてまたはいくつかは、関係のあるハードウェアに命令するプログラムによって実装されることがあるものと理解してよい。前述のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが走るとき、前述の方法実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
最後に、前述の実施形態は、本発明の技術的ソリューションを説明するように意図されるに過ぎず、本発明を限定するようには意図されていないことに留意されたい。本発明は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されるものの、当業者は、本発明の実施形態の技術的ソリューションの範囲を逸脱することなく、当業者が、前述の実施形態において説明される技術的ソリューションにそれでも変形を行ってよいこと、またはそれらのいくつかの、もしくはすべての技術的特徴に均等の置換を行ってよいことを理解するはずである。

Claims (36)

  1. デバイスツーデバイス通信におけるインターネットプロトコルIPアドレス割振り方法であって、
    第1のユーザ機器UEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記第1のUEによって前記第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを備える、ステップと、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、ステップと
    を備えるIPアドレス割振り方法。
  2. 前記第1のメッセージは、第1のパケットデータネットワークPDNタイプを備え、かつ前記第1のPDNタイプは、前記第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のメッセージが、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、前記第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、前記第2のPDNタイプは、前記第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ前記原因値は、前記第2のUEが前記第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第2のメッセージが前記第2のPDNタイプを備える場合、
    前記第1のUEが、前記第2のメッセージにより、前記第1のUEが前記第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、前記第1のUEによる、前記第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ前記第2のUEに前記第2のIPアドレスを送信するステップであって、前記第2のIPアドレスは、前記第2のUEによって、前記第2のUEと前記第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、ステップ、または
    前記第1のUEが、前記第2のメッセージにより、前記第1のUEが前記第2のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、前記第1のUEによる、前記第2のUEにフィードバックメッセージを送信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用されるステップ
    をさらに備える請求項3に記載の方法。
  5. 前記第2のメッセージが前記原因値を備えるが、前記第2のPDNタイプを備えない場合、
    前記第1のUEが、前記第1のIPアドレスの前記タイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、前記第1のUEによる、前記第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ前記第2のUEに前記第2のIPアドレスを送信するステップであって、前記第2のIPアドレスは、前記第2のUEによって、前記第2のUEと前記第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、ステップ、または
    前記第1のUEが、前記第1のIPアドレスの前記タイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、前記第1のUEによる、前記第2のUEにフィードバックメッセージを送信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される、ステップ
    をさらに備える請求項3に記載の方法。
  6. 前記第1のメッセージが前記第1のPDNタイプを備える場合、前記第2のメッセージは、前記原因値を備え、かつ前記原因値は、前記第2のUEが前記第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用される、方法であって、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEに前記第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振り、かつ前記第2のUEに前記第2のIPアドレスを送信するステップであって、前記第2のIPアドレスは、前記第2のUEによって、前記第2のUEと前記第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、ステップをさらに備える請求項3に記載の方法。
  7. 前記第1のメッセージが、前記第1のPDNタイプを備え、前記第2のメッセージが、前記原因値を備えるが、前記第2のPDNタイプは備えず、かつ前記原因値は、前記第2のUEが前記第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、
    前記第1のUEが、前記第1のIPアドレスのタイプおよび前記第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、前記第1のUEによる、前記第2のUEに第2のIPアドレスを割り振り、かつ前記第2のUEに前記第2のIPアドレスを送信するステップであって、前記第2のIPアドレスは、前記第2のUEによって、前記第2のUEと前記第1のUEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、ステップ、または
    前記第1のUEが、前記第1のIPアドレスの前記タイプおよび前記第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしない場合、前記第1のUEによる、前記第2のUEにフィードバックメッセージを送信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される、ステップ
    をさらに備える請求項3に記載の方法。
  8. 前記第1のメッセージは、識別情報をさらに備え、かつ前記識別情報は、前記識別情報により、前記第1のUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定するよう前記第2のUEに命令するのに使用される、または前記識別情報は、前記第2のUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であることを示すのに使用される、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信する前記ステップの前に、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEの第2のPDNタイプを獲得するステップと、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEの前記第2のPDNタイプにより前記第2のUEに前記第1のIPアドレスを割り振るステップと
    をさらに備える請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第1のUEによる、第2のUEに第1のメッセージを送信する前記ステップの前に、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEによって送信された第3のメッセージを受信するステップと、
    前記第1のUEによる、前記第3のメッセージにより前記第2のUEに前記第1のIPアドレスを割り振るステップと
    をさらに備える請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. デバイスツーデバイス通信におけるインターネットプロトコルIPアドレス割振り方法であって、
    第2のユーザ機器UEによる、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記第1のUEによって前記第2のUEに割り振られた第1のIPアドレスを備える、ステップと、
    前記第2のUEによる、前記第1のUEに第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、ステップと
    を備えるIPアドレス割振り方法。
  12. 前記第2のUEによる、前記第1のUEに第2のメッセージを送信する前記ステップは、
    前記第2のUEが、前記第1のメッセージにより、前記第2のUEが前記第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、前記第2のUEによる、前記第1のUEに前記第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、前記第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、前記原因値は、前記第2のUEが前記第1のIPアドレスの前記タイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ前記第2のPDNタイプは、前記第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される、ステップ、または
    前記第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに備え、かつ前記第2のUEが、前記第1のメッセージにより、前記第2のUEが前記第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、前記第2のUEが前記第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、前記第2のUEによる、前記第1のUEに前記第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、前記第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、かつ前記原因値は、前記第2のUEが前記第1のIPアドレスの前記タイプをサポートしないが、前記第2のUEが前記第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用される、ステップ、または
    前記第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに備え、かつ前記第2のUEが、前記第1のメッセージにより、前記第2のUEが前記第1のIPアドレスのタイプをサポートせず、かつ前記第2のUEが前記第1のPDNタイプをサポートしないと決定した場合、前記第2のUEによる、前記第1のUEに前記第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、前記第1のPDNタイプは、前記第1のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、前記第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、前記原因値は、前記第2のUEが前記第1のIPアドレスの前記タイプをサポートせず、かつ前記第2のUEが前記第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ前記第2のPDNタイプは、前記第2のUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される、ステップ、または
    前記第2のUEが、前記第1のIPアドレスのタイプをサポートする場合、前記第2のUEによる、前記第1のUEに前記第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用される、ステップ
    を備える請求項11に記載の方法。
  13. 前記第2のメッセージが、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、
    前記第2のUEによる、前記第1のUEによって送信された第2のIPアドレスを受信するステップであって、前記第2のIPアドレスは、前記第2のUEによって、前記第2のUEと前記第1のUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信を確立するのに使用される、ステップ、または
    前記第2のUEによる、前記第1のUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される、ステップ
    をさらに備える請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記第1のメッセージは、識別情報をさらに含む、方法であって、
    前記第2のUEによる、前記識別情報により、前記第1のUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、または前記第2のUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定するステップをさらに備える請求項11乃至13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 第2のUEによる、第1のUEによって送信された第1のメッセージを受信する前記ステップの前に、
    前記第2のUEによる、前記第1のUEに第3のメッセージを送信するステップであって、前記第3のメッセージは、前記第2のUEに前記第1のIPアドレスを割り振るよう前記第1のUEに要求するのに使用される、ステップをさらに備える請求項11乃至14のいずれか一項に記載の方法。
  16. デバイスツーデバイス通信におけるインターネットプロトコルIPアドレス割振り方法であって、
    第1のIPアドレスは、第1のユーザ機器UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成され、かつ方法は、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEに第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記第1のIPアドレスと、命令情報とを備え、前記命令情報は、前記第1のIPアドレスを使用するよう前記第1のUEに命令するのに使用され、前記命令情報は、前記第2のIPアドレスを使用するよう前記第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ前記第1のメッセージは、前記第1のIPアドレスにより前記第1のUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するよう前記第2のUEに要求するのに使用される、ステップと、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される、ステップと
    を備えるIPアドレス割振り方法。
  17. デバイスツーデバイス通信におけるインターネットプロトコルIPアドレス割振り方法であって、
    第1のIPアドレスは、第1のユーザ機器UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、第2のUEにおいて事前構成され、かつ方法は、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEに第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、命令情報を備え、前記命令情報は、前記第1のIPアドレスを使用するよう前記第1のUEに命令するのに使用され、前記命令情報は、前記第2のIPアドレスを使用するよう前記第2のUEに命令するのにさらに使用され、かつ前記命令情報は、前記第1のUEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される、ステップと、
    前記第1のUEによる、前記第2のUEによって送信された第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第2のIPアドレスを備えて、前記第1のUEが、前記第2のIPアドレスにより前記第2のUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにする、ステップと
    を備えるIPアドレス割振り方法。
  18. 前記第1のメッセージは、パケットデータネットワークPDNタイプをさらに備え、かつ前記PDNタイプは、前記第2のUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示し、かつ前記第2のメッセージにおける前記第2のIPアドレスは、前記第2のUEによって、前記命令情報および前記PDNタイプにより追加される請求項17に記載の方法。
  19. ユーザ機器UEであって、
    ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、前記第1のメッセージは、前記UEによって前記ピアUEに割り振られた第1のIPアドレスを備える、送信機と、
    前記ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、受信機と
    を備えるUE。
  20. 前記第1のメッセージは、第1のパケットデータネットワークPDNタイプを備え、かつ前記第1のPDNタイプは、前記UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用される請求項19に記載のUE。
  21. 前記第2のメッセージが、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、前記第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、前記第2のPDNタイプは、前記ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、かつ前記原因値は、前記ピアUEが前記第1のIPアドレスのタイプをサポートしないことを示すのに使用される請求項19または20に記載のUE。
  22. 前記第2のメッセージが、前記第2のPDNタイプを備える場合、前記UEは、前記第2のメッセージにより、前記UEが前記第2のPDNタイプをサポートすると決定した場合、前記ピアUEに前記第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに備え、
    前記送信機は、前記ピアUEに、前記プロセッサによって割り振られた前記第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、前記第2のIPアドレスは、前記ピアUEによって、前記ピアUEと前記UEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、または
    前記プロセッサは、前記第2のメッセージにより、前記UEが前記第2のPDNタイプをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ
    前記送信機は、前記ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される請求項21に記載のUE。
  23. 前記第2のメッセージが、前記原因値を含むが、前記第2のPDNタイプを備えない場合、前記UEは、前記UEが、前記第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、前記ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに備え、
    前記送信機は、前記ピアUEに、前記プロセッサによって割り振られた第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、前記第2のIPアドレスは、前記ピアUEによって、前記ピアUEと前記UEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、または
    前記プロセッサは、前記UEが、前記第1のIPアドレスのタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ
    前記送信機は、前記ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される請求項21に記載のUE。
  24. 前記第1のメッセージが前記第1のPDNタイプを備える場合、前記第2のメッセージは、前記原因値を備え、かつ前記原因値は、前記ピアUEが前記第1のPDNタイプをサポートすることを示すのにさらに使用され、前記UEは、前記ピアUEに前記第1のPDNタイプの第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに備え、
    前記送信機は、前記ピアUEに前記第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、前記第2のIPアドレスは、前記ピアUEによって、前記ピアUEと前記UEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される請求項21に記載のUE。
  25. 前記第1のメッセージが第1のPDNタイプを備え、前記第2のメッセージが、前記原因値を備えるが、前記第2のPDNタイプを備えず、かつ前記原因値は、前記ピアUEが前記第1のPDNタイプをサポートしないことを示すのにさらに使用される場合、前記UEは、前記UEが、前記第1のIPアドレスの前記タイプ、および前記第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートする場合、前記ピアUEに第2のIPアドレスを割り振るように構成されたプロセッサをさらに備え、
    前記送信機は、前記ピアUEに、前記第2のIPアドレスを送信するようにさらに構成され、前記第2のIPアドレスは、前記ピアUEによって、前記ピアUEと前記UEの間でD2D通信接続を確立するのに使用される、または
    前記プロセッサは、前記UEが、前記第1のIPアドレスのタイプ、および前記第1のPDNタイプを除いた別のタイプのIPアドレスをサポートしないと決定するようにさらに構成され、かつ
    前記送信機は、前記ピアUEにフィードバックメッセージを送信するようにさらに構成され、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される請求項21に記載のUE。
  26. 前記第1のメッセージは、識別情報をさらに備え、かつ前記識別情報は、前記識別情報により、前記UEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側であると決定するよう前記ピアUEに命令するのに使用される、または前記識別情報は、前記ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であることを示すのに使用される請求項19乃至25のいずれか一項に記載のUE。
  27. 前記受信機は、前記送信機が前記ピアUEに前記第1のメッセージを送信する前に、前記ピアUEの第2のPDNタイプを獲得するようにさらに構成され、かつ前記UEは、
    前記ピアUEの前記第2のPDNタイプにより前記ピアUEに前記第1のIPアドレスを割り振るように構成された前記プロセッサをさらに備える請求項19乃至26のいずれか一項に記載のUE。
  28. 前記受信機は、前記送信機が前記ピアUEに前記第1のメッセージを送信する前に、前記ピアUEによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、かつ前記UEは、
    前記第3のメッセージにより前記ピアUEに前記第1のIPアドレスを割り振るように構成された前記プロセッサをさらに備える請求項19乃至27のいずれか一項に記載のUE。
  29. ユーザ機器UEであって、
    ピアUEによって送信された第1のメッセージを受信するように構成された受信機であって、前記第1のメッセージは、前記ピアUEによって前記UEに割り振られた第1のIPアドレスを備える、受信機と、
    前記ピアUEに第2のメッセージを送信するように構成された送信機であって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが成功したか、または失敗したかを示すのに使用される、送信機と
    を備えるUE。
  30. 前記UEは、プロセッサをさらに備え、かつ前記送信機が、前記ピアUEに前記第2のメッセージを送信するように構成されることは、
    前記送信機が、前記プロセッサが、前記第1のメッセージにより、前記UEが前記第1のIPアドレスのタイプをサポートしないと決定した場合、前記ピアUEに前記第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、前記第2のメッセージは、第2のパケットデータネットワークPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、前記原因値は、前記UEが前記第1のIPアドレスの前記タイプをサポートしないことを示すのに使用され、かつ前記第2のPDNタイプは、前記UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
    前記送信機が、前記第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに備え、かつ前記プロセッサが、前記第1のメッセージにより、前記UEが前記第1のIPアドレスのタイプをサポートしないが、前記UEが前記第1のPDNタイプをサポートすると決定した場合、前記ピアUEに前記第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、前記第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、かつ前記原因値は、前記UEが前記第1のIPアドレスの前記タイプをサポートしないが、前記UEが前記第1のPDNタイプをサポートすることを示すのに使用されること、または
    前記送信機が、前記第1のメッセージが第1のPDNタイプをさらに備え、かつ前記プロセッサが、前記第1のメッセージにより、前記UEが前記第1のIPアドレスのタイプも前記第1のPDNタイプもサポートしないと決定した場合、前記ピアUEに前記第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用され、前記第1のPDNタイプは、前記ピアUEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用され、前記第2のメッセージは、第2のPDNタイプまたは原因値のうちの少なくとも1つを備え、前記原因値は、前記UEが前記第1のIPアドレスの前記タイプも前記第1のPDNタイプもサポートしないことを示すのに使用され、かつ前記第2のPDNタイプは、前記UEによってサポートされるIPアドレスのタイプを示すのに使用されること、または
    前記送信機が、前記プロセッサが、前記UEが、前記第1のIPアドレスのタイプをサポートすると決定した場合、前記ピアUEに前記第2のメッセージを送信するように特に構成されることであって、前記第2のメッセージは、前記第1のIPアドレスの割振りが成功したことを示すのに使用されることを備える請求項29に記載のUE。
  31. 前記第2のメッセージが、前記第1のIPアドレスの割振りが失敗したことを示すのに使用される場合、前記受信機は、前記ピアUEによって送信された第2のIPアドレスを受信するようにさらに構成され、前記第2のIPアドレスは、前記UEによって、前記UEと前記ピアUEの間でデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するのに使用される、または
    前記受信機は、前記ピアUEによって送信されたフィードバックメッセージを受信するようにさらに構成され、前記フィードバックメッセージは、D2D通信接続の確立が失敗したことを示すのに使用される請求項29または30に記載のUE。
  32. 前記第1のメッセージは、識別情報をさらに備え、かつ前記UEは、前記識別情報により、前記ピアUEがD2D通信におけるIPアドレスの割振り側である、または前記UEがD2D通信におけるIPアドレスの受取り側であると決定するように構成されたプロセッサをさらに備える請求項29乃至31のいずれか一項に記載のUE。
  33. 前記送信機は、前記受信機が、前記ピアUEによって送信された前記第1のメッセージを受信する前に、前記ピアUEに第3のメッセージを送信するようにさらに構成され、前記第3のメッセージは、前記UEに前記第1のIPアドレスを割り振るよう前記ピアUEに要求するのに使用される請求項29乃至32のいずれか一項に記載のUE。
  34. ユーザ機器UEであって、第1のIPアドレスは、前記UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成され、かつ前記UEは、
    前記ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、前記第1のメッセージは、前記第1のIPアドレスと、命令情報とを備え、前記命令情報は、前記第1のIPアドレスを使用するよう前記UEに命令するのに使用され、前記命令情報は、前記第2のIPアドレスを使用するよう前記ピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ前記第1のメッセージは、前記第1のIPアドレスにより前記UEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するよう前記ピアUEに要求するのに使用される、送信機と、
    前記ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、前記第2のメッセージは、前記D2D通信接続の確立が成功したことを示すのに使用される、受信機と
    を備えるUE。
  35. ユーザ機器UEであって、第1のIPアドレスは、前記UEにおいて事前構成され、第2のIPアドレスは、ピアUEにおいて事前構成され、かつ前記UEは、
    前記ピアUEに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、前記第1のメッセージは、命令情報を備え、前記命令情報は、前記第1のIPアドレスを使用するよう前記UEに命令するのに使用され、前記命令情報は、前記第2のIPアドレスを使用するよう前記ピアUEに命令するのにさらに使用され、かつ前記命令情報は、前記UEがデバイスツーデバイスD2D通信接続の確立側であることを示すのにさらに使用される、送信機と、
    前記ピアUEによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、前記第2のメッセージは、前記第2のIPアドレスを備え、前記UEが、前記第2のIPアドレスにより前記ピアUEに対してデバイスツーデバイスD2D通信接続を確立するようにする、受信機と
    を備えるUE。
  36. 前記第1のメッセージは、パケットデータネットワークPDNタイプをさらに備え、かつ前記PDNタイプは、前記ピアUEによって使用されるIPアドレスのタイプを示し、かつ前記第2のメッセージにおける前記第2のIPアドレスは、前記ピアUEによって、前記命令情報および前記PDNタイプにより追加される請求項35に記載のUE。
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