JP2018515804A - ボール・ソケット装着装置用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構 - Google Patents
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Abstract
本発明は、外装ハウジング(15)内に配置されたガイド部材(18)を備えたボール外殻(16)からなるボール・ソケット装着装置(1)用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構に関し、前記ボール外殻(16)に配置され、ネック部(10)、スリット(9)および穴付スライド(20)を有する内部ボール(5)と、内部ボール(5)のネック部(10)に取り付けられた調節ねじ(3)を有する取付ディスク(2)を備えたソケット(24)と、キャップ(17)とを具備する。傾斜防止ばね機構及び引張取付機構は、内部ボール(5)の内部空洞(6)に挿入された1つ以上の好適の弾性体が、内部ボール(5)の回転によってもたらされる弾性体の変形に起因する力によって生じるトルクによって内部ボール(5)の回転が相殺されるように、ボール外殻(16)のガイド部材(18) および内部ボール(5)の内面に接触するか又は取り付けられていることを特徴とする。【選択図】 図4
Description
本発明は、ボール及びソケット装着装置用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構に係り、ばね機構は内部ボール及び本体(例えば、カメラ)の重量から生じる傾動力を相殺することを可能にし、ボール・ソケット装着装置の内部ボールが垂直平面内で回転するときにボールからずれたときにボールに接続され、また、内部ボールを所与の位置に固定するために、本体の光軸がボール・ソケット装着装置への取り付けは、固定操作の間および固定操作の結果として、僅かでも回転しないことに関する。
写真撮影の基本的な要件は、カメラを常に水平に保たなければならないということにある。昇降可能なボールソケットヘッドは、写真家のあいだでは長い間よく知られていたものである。3つの自由度を有する従来のボールソケットヘッドとは対照的に、ここでは2つのボールが互いに内側に取り付けられている。外側のより大きなボールは、システムを水平にするために適合され、内側の小さなものは2つの自由度に制限され、それにより、写真撮影およびビデオ撮影における最も頻繁に適用されるカメラの装着と方位を解決する双方向傾斜ヘッドとして機能する。
この従来の解決策は、カメラがその中心位置から前方または後方に傾けられたとき、その重心がボールの中心の上から変位し、それによってバランス位置から変位して前方に傾くという欠点を有する。ユーザーは、そのような欠点を防止するために、常に注意を払わなければならない。
先行技術の特許出願P 01 03299は、球状体を受け取る埋め込みリングおよびボール・ソケット継手を開示しており、ボール・ソケット継手は埋め込みリングを包囲するハウジングを備え、埋め込みリングはその大円に隣接するセクションに沿って球体を完全に包囲する。埋め込みリングは、第1の内側リムおよび第2の内側を有し、各リムは他方のものとは異なる寸法のそれぞれの表面を画定する。
特許出願P1300365は、特に三脚にカメラを取り付けるために、水平にして回転させることが必要な装置用のボール・ソケット装着装置を開示している。この解決策の装置は、頂部に開口し、内球面を有するハウジングと、該ハウジング内で回転するように構成され、ハウジングの内球面に対応する外球面領域を有する殻(シェル)と、該シェルの内側球面に対応する表面形状を有し、前記シェルに対して回転可能に構成されたボールとを備えている。ハウジングの上部開口を通って延在し、ボールに結合されるかまたはボールと一体化された取付ディスクがボールに接続される。この解決策の本質的な特徴は、シェルが180°より大きい、好ましくは190°〜210°の中心角を有する球状シェルであり、シェルの頂部が平坦な表面で覆われており、ボールがシェルに固定されるように構成されていることである。
上記の解決策は、ボール・ソケット装着装置に取り付けられた本体(カメラ)が、装着装置がその平衡位置から変位したときに下方に傾斜するのを防止できないという欠点を有し、締め付け機構を適用することにより、内部ボールの位置を固定する間に光軸が僅かにずれるとともに、その構成により、内部ボールに形成されたスリットが内部ボールのネック部を構造的に弱くしてしまい、それにより装着の安定性が低下する。
図20の助けを借りて特許出願P1300365号の解決策の欠点を説明する。
公知の解決策では、取付ディスク2aのほうに向かうスリット開口が内部ボール5内に形成され、その結果、内部ボール5のネック部分の半分の1つ − ネック部10a − のみが取付ディスクに固定され、これにより調整された平面に対して光軸が変位する。このようにして光学系の精密な調整が不可能になる。
これに加えて、取付ディスク2aに取り付けられたカメラ4のバランスを保つことができなくなり、カメラ4が水平面に対して角度Ωだけ傾いてしまう。
本発明の目的は、垂直面内でボール・ソケット装着装置の内部ボールの調整中において、ボール・ソケット装着装置の内部ボール殻に取り付けられたカメラが傾斜するのを防止するための機構を提供することにあり、また、保持機構の操作に起因する固定プロセス中において、ボール・ソケット装着装置に取り付けられたカメラ本体の光軸がわずかな量すらも回転することがないように、所与の位置/方位に内部ボールを固定させる機構を提供することにある。
本発明による解決策を考察してみると、ボール・ソケット装着装置の内部ボールの内部空洞に挿入された1つ又は複数の好適に構成された弾性体の面の1つがボール外殻のガイド部材に固定され、内部ボールの回転に起因する弾性体の変形によって生じる力が内部本体の回転に反作用するように、前記1つ以上の弾性体の別の面は、水平軸まわりに位置する前記内部ボールの内面に接触するか、または前記内部ボールの内面に固定される。
そして、さらに、ボール・ソケット装着装置の内部ボールに形成された内部空洞内に捩りばねが配置されている場合において、ばねの一方側のステムがボール外殻の底部に配置されたガイド部材に形成された穴のなかに保持され、ばねの他方側のステムが、ボール・ソケット装着装置の内部ボールのネック部に形成された穴のなかに保持されており、内部ボールに形成された内部空洞に一対のVばねまたは板ばねを配置して、ばねの第1のステムをボール外殻の底部に形成されたガイド部材に引っ張り、ばねの第2のステムは、内部空洞の内側に形成された支持面に向けて張力をかけ、内部ボールの上部ネック部およびボールの底部からそれぞれ始まる引張り穴およびスリットを有し、前記スリットが引張り穴の軸線を取り囲むように内部ボール内に設けられているので、本発明の目的を達成することができる。
上記課題を解決するために、本発明は、外装ハウジング内にガイド部材が設けられたボール外殻と、前記ボール外殻内に配置されたネック部、スリット、および穴付スライドをそれぞれ有する内部ボールと、前記内部ボールのネック部に取り付けられた調節ねじを備えた取付ディスクを有するソケットと、キャップとを備えている。この機構では、内部ボールの内部空洞に挿入された1つ以上の好適に構成された弾性体がボール外殻のガイド部材および内部ボールの内面と接触するかまたは取り付けられ、内部ボールの回転によってもたらされる前記弾性体の変形に起因する力によって生じるトルクにより内部ボールの回転が相殺される。
本発明の目的は、外装ハウジング内に配置されたガイド部材を備えたボール外殻と、前記ボール外殻内に配置されたネック部、スリット、および穴付スライドをそれぞれ有する内部ボールと、前記内部ボールのネック部に取り付けられた調節ねじを備えた取付ディスクを有するソケットと、キャップと、を具備する傾斜防止ばね機構および引張取付機構を提供することによって更に達成される。この機構は、外装ハウジングに挿入されたボール外殻のなかに位置し、穴を有するガイド部材を備え、内部空洞を有する内部ボールと、穴を有するネック部と、長手空洞の取付面上に配置された穴付スライドと、を備えることを特徴とし、前記穴付きスライドの穴がボール外殻のガイド部材に取り付けられるように位置決めされ、二重ステムばねの第1のステムがガイド部材の穴のなかに固定され、第2のステムがネック部に形成された穴のなかに固定されるように、二重ステム捩りばねが内部ボールの内部空洞の内側に取り付けられ、これにより前記二重ステム捩りばねのバネ力が内部ボールに固定された取付ディスク上に位置する本体の重量によって生じる傾動力を相殺し、内部ボールの底部から始まり、内部ボールに形成されている内部ボールのネック部の始まりまで延び出ているスリットを有し、前記スリットは、内部ボールを2つの空間領域、大きいほうのボールセクションと小さいほうのボールセクションとに分割し、内部ボールの底部付近のネック部分から延びる直径Dと軸t1を有する引張り穴を有する引張り棒の軸線t1がスリットに沿って延在し、引張り棒の上部アーチ面が調節ねじのステムに接触するように引張り穴のなかに引張り棒を挿入する。
上記課題を解決するために、本発明は、外装ハウジング内にガイド部材が設けられたボール外殻と、前記ボール外殻内に配置され、スリットを有するネック部および穴付スライドを有する内部ボールと、前記内部ボールのネック部に取り付けられた調節ねじを備えた取付ディスクを有するソケットと、キャップとを備えている。この機構は、内部ボールが外装ハウジング内に挿入され、ガイド部材が設けられたボール外殻のなかに位置付けられ、支持面を有する内部空洞と、穴を有するネック部と、その長手空洞の取付面に配置された穴付スライドと、を具備する内部ボールを有することを特徴とし、また穴付スライドの穴がボール外殻のガイド部材に取り付けられるように位置決めされていることを特徴とし、2つの引張ばねが内部ボールの内部空洞に挿入され、その第1のステムがガイド部材に対して引っ張られ、ガイド部材およびステムが固定部材によって取り囲まれ、引張ばねの第2のステムが固定される内部ボールの内部空洞に設けられた支持面に当接して、内部ボールに固定された取付ディスクに取り付けられた本体の重量から生じる傾動力を前記引張りばねが相殺する。また、この機構は、内部ボールのなかに形成され、内部ボールの底部から始まり内部ボールのネック部の始端まで伸びるスリットを備えており、該スリットは内部ボールを2つの空間領域、すなわち大きいほうのボール部と小さいほうのボール部とに分割するものであり、内部ボールの底部付近のネック部分から延びる軸t1と直径Dを有する引張り穴を有する引張り棒の軸線t1が前記スリットに沿って延在し、引張り棒の上部アーチ面が調節ねじのステムに接触するように引張り穴のなかに引張り棒が挿入されている。
本発明の好ましい実施形態では、傾斜防止機構のばねは、ステムを有するように構成された板ばねである。
本発明の傾斜防止機構のさらに好ましい実施形態では、長さLを有する引張り棒は、長さL2および直径Dを有する円筒状部分と長さL1を有する切頭部分とからなり、位置決めピンが前記円筒状部分に配置され、引張面と、引張面に対して直交するように設定された2つの切頭面と、アーチ面と、を有し、長さ比がL1:L2=4:1〜L1:L2=3:1の範囲にある。
本発明の傾斜防止機構のさらに好ましい実施形態では、長さHを有する引張り穴と長さLを有する引張り棒との間に、不等式L>Hが成り立つ。
本発明の傾斜防止機構のさらに好適かつ好適な実施形態では、内部ボールに重量を軽くするための減量凹部が形成されている。
本発明の傾斜防止機構のさらに好ましい実施形態では、引張り穴の軸線(t1)は、その長さの下部1/3〜1/4の部分に沿ってスリットの内側にある。
本発明の解決策を添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、カメラを搭載したボール・ソケット装着装置の好適な実施形態を示す側面図である。
図1aは、傾斜した姿勢の図1のボール・ソケット装着装置を示す図である。
図2は、本発明の引張取付装置の内部ボールの好適な実施形態を示す断面図である。
図3は、図2の内部ボールを下方から見て示す図である。
図4は、本発明のばね機構の好適な実施形態を示す断面図である。
図5は、図4のボール・ソケット装着装置に取り付けられたカメラの部分を前方に傾斜した姿勢で示す部分断面図である。
図6は、図5に示した捩りばねの側面図である。
図7は、図6に示したばねの下面図である。
図8は、本発明の他の実施形態のばね機構を示す断面図である。
図9は、回転する内部ボールを有するばね機構のさらに好ましい実施形態を示す断面図である。
図10は、ボール・ソケット装着装置に適用される本発明に係る傾斜防止ばね機構及び引張取付機構の断面図である。
図11は、図10に示した機構の引張り棒の可能な実施形態の斜視図である。
図12は、図11の引張り棒の側面図である。
図13は、本発明の他の実施形態のボール・ソケット装置のボールとソケットの部分を示す分解斜視図である。
図14は、図6の捩りばねが見える図13のボール・ソケット装置の断面図である。
図15は、本発明のばね機構のさらに好適な実施形態を示す断面図である。
図16は、図15のばね機構のさらに好適な実施形態を示す断面図である。
図17は、図16のばねの側面図である。
図18は、図16の好適な実施形態のばね機構のばねを上方から見て示す図である。
図19は、図18のばねの分解斜視図である。
図20は、従来装置の不利な点を示す図である。
図1はボール・ソケット装着装置1の好適な実現例を示し、その上に取り付けられたカメラ4と共に側面図を示す。図面にはボール・ソケット装着装置1が示されており、取付ディスク2は調節ねじ3と、その上に取り付けられたカメラ4とを備えている。
図1aにおいて、ボール・ソケット装着装置は、傾斜した位置に示されている。
カメラ4は、光軸が水平に設定されているとき、その重心Gがピボット点Aを上回るように取付ディスク2上に位置決めされ、それによってシステムは平衡位置にある。
カメラ4が所定の角度ωだけ傾けられると、傾動力FGが生じる。
FG=6×sinω
この傾動力は角度ωにほぼ正比例する。
この傾動力は角度ωにほぼ正比例する。
ボール引張り機構を適用するいかなる位置にもシステムを保持することはできるが、より高い傾斜角ωのためには、高い保持力が必要とされるので、装着した装置を回転させることが不可能となる。
低い傾斜角度ωについては、システムは内部摩擦力によってバランスをとって維持されるが、より高い傾斜角度に対しては、傾斜角度に比例して増加するばね力が、傾動力FGを相殺するために望ましい。
このような動作モードは、本体が任意の方向に容易に回転でき、その最後の位置に保持することができるようにする必要がある。
システムの内部摩擦は、摺動部品の適切な寸法設定によって調整することができる。
実施例:
本体がその最大傾斜まで傾けられると、角度ωは32°となる。
本体がその最大傾斜まで傾けられると、角度ωは32°となる。
システムの内部摩擦により、約1kgの質量を有する装置を任意の位置に静止させたままにすることができる。実際の経験によれば、この場合にシステムを微調整しても十分に快適に扱うことができることが示される。このようなバネは、内部摩擦をゼロで計算したときに、最大傾斜角度(32°)で2kgの光学装置を釣り合わせるのに十分なばね力を提供するように選択されるべきである。
これにより、装置の傾動は、組み合わされた内部摩擦力とばね力とによって打ち消される。しかし、内部摩擦は戻りばねの力にも作用し、1kgから3kgまでの間の質量を有する装置(一般的に使用されるほとんどのカメラをカバーする範囲)では、装置は任意の位置でその位置/姿勢を保持することができるが、それは容易に回すことができ、それにより快適で安全な使用が可能になる。
上記実施例で言及したバネの構成については、後で詳しく説明する。
図2に内部ボール5の可能な実施形態を断面図で示し、図3に図2の内部ボール5の下面図を示す。
これらの図面では、内部ボール5のなかに形成された内部空洞6および長手空洞7と、ネック部10内に配置された穴11とを有するネック部10および凹部12を有する内部ボール5が容易に見られる。
また、これらの図面では、スリット9と引張り穴8も見られる。スリット9は、内部ボール5を、大きいほうのボール部13と小さいほうのボール部14との2つの部分に分割している。
このスリット9は引張り穴8の軸線t1を取り囲んでいる。これは、スリット9の中間面が引張り穴8の軸線t1と一致するか、または有利には軸線t1とスリット9の中間面が数度の角度で交差することを意味する。この後者の配置は、内部ボール5のネック部10に位置するスリット9の上部を可能な限りネック部10の外面に近づけること、すなわち、ボール部のこの部分をネック部10においてできるだけ狭くすることを達成するためには、この構成により小さいほうのボール部14を大きいほうのボール部13からより容易に引き離すことができ、より小さな力を加えることができる。
この図面では、長手空洞7の取付面36,37も見ることができる。
図4は、本発明のばね機構の好ましい実施の形態を示す断面図である。図にはガイド部材18が設けられたボール外殻16を有するボール・ソケット装着装置1の外装ハウジング15を示しており、そこには、ボール外殻16が挿入された内部ボール5と、内部ボール5の周囲を取り囲むソケット24と、ボール外殻16の頂部を覆うように適合するキャップ17とが含まれている。図から分かるように、穴付スライド20は、穴(穴20を有するスライドの穴の直径はガイド部材18の直径と同じである)によってガイド部材18上に配置され、穴付スライド20は、内部ボール5の内側に形成された長手空洞7の取付面36,37に沿って摺動するようになっている。
また、この図では、内部空洞6に配置された二重ステムばね21のステム23がガイド部材18に形成された穴19のなかに固定され、二重ステムばね21の他方のステム22は、内部ボール5のネック部10に形成された穴11を有することが示されている。
二重ステムばね21のステム23を受け入れるように構成されたガイド部材18に形成された穴19の深さは、ガイド部材18の長さよりも十分に大きく、これにより穴19もまたボール外殻16のなかに延び込んでいる。取付ディスク2は、内部ボール5のネック部10に取り付けられている。
図5にボール・ソケット装着装置に対してわずかに前傾した位置に取り付けられたカメラ4の部分断面図を示し、ボール・ソケット装着装置1それ自体は、調節ねじ3を備えた取付ディスク2を備えている。
ユーザーが内部ボール5を調整し、カメラ4を矢印の方向に前方に傾斜させると、内部ボール5の内部空洞6内に位置する二重ステム捩りばね21のばね力は、それ以上の傾動に対抗する、すなわち、カメラ4の重量Gに起因するレバーアームKに直交する力成分Fの(回転軸に対する)トルクを相殺する。
したがって、二重ステムばね21のばね力を特定するためにも、カメラ4の質量を考慮に入れることが重要である。
図6には、図5に示した解決策に用いられる二重ステム捩りばね21の構成を示す。図7には、図6の二重ステムばね21の下面図を示し、また二重ステム捩りばね21の二つのステム22,23も示している。
図8には、本発明のばね機構の他の可能な実施形態の断面図を示す。図にはボール・ソケット装着装置1の外装ハウジング15を示しており、ボール外殻16にはガイド部材25が設けられ、そこには、ボール外殻16内に挿入された内部ボール5と、内部ボール5を包囲するソケット24と、ボール外殻16の上部を覆うキャップ17とを備えている。
ガイド部材25の高さは、ステム29をガイド部材25に対して十分に支持できるように、引張ばね27の寸法に対応して、すなわちステム29の長さに対応して設定されている。
ガイド部材25の下部は、内部ボール5の内側に形成された長手空洞7の側壁に沿って、すなわち長手空洞の取付面36,37に沿って摺動するように適合する穴20を有するスライドによって周囲を取り囲まれている。
内部空洞6内に対称配置された板ばね27の第1のステム28は、内部空洞6に形成された支持面30に向かって引っ張られる一方で、板ばね27の第2のステム29はガイド部材25に向かって引っ張られ、ステムは固定部材26内において板ばね27のステム29とともに周囲を取り囲むことによりガイド部材25を固定する。
図9は、本発明のばね機構のさらなる可能な実施形態の断面図であり、内部ボール5が回転されている。図面には、より長いガイド部材25が設けられたボール外殻16を備えたボール・ソケット装着装置1の外装ハウジング15が示され、またボール外殻16に挿入された内部ボール5、内部ボール5の周囲を取り囲むソケット24、およびボール外殻16の上部を覆うキャップ17も示されている。
ガイド部材25の下部は、内部ボール5の内側に形成された長手空洞7の側壁に沿って、すなわち長手空洞7の取付面36,37に沿って摺動するように、適合する穴20を備えたスライドによって周囲を取り囲まれている。
同図に示すように、内部ボール5は矢印の方向に回転している。この場合、内部空洞6に対称的に配置された引張ばね31のステム32は、ガイド部材25に対して引っ張られる。ステム32の位置決めは、固定部材26によって容易にされる。引張ばね31の回転方向を向くステム33は、内部空洞6に形成された支持面30に対して引っ張られ、回転方向に対向する他方の引張りばね31のステム33は、支持面30から離間した状態で、内部空洞6の内側に自由に掛けられるようになっている。
この後者の場合、内部ボール5の回転または突然の傾動の際に、傾斜方向に面する引張ばね31のステム33が支持面30に対して引っ張られる。このようにして生成されるばね力が内部ボール5の更なる回転及び傾動を制限する。
図10にボール・ソケット装着装置に適用された本発明の傾斜防止ばね機構および引張取付機構の断面図を示す。図にはボール・ソケット装着装置1の外装ハウジング15を示しており、ボール外殻16にはガイド部材18が設けられ、ボール外殻16に挿入された内部ボール5、内部ボール5の周囲を取り囲むソケット24と、ボール外殻16の頂部を覆うキャップ17とを含む。ガイド部材18は、内部ボール5の内側に形成された長手空洞7の取付面36,37に沿って摺動するように適合する穴20を持つスライドによって周囲を取り囲まれている。
内部空洞6に配置された二重ステムばね21の一方のステム23は、ガイド部材18に形成された穴19のなかに固定されている。一方、二重ステムばね21の他方のステム22は、内部ボール5のネック部10に形成された穴11のなかに固定されている。
図には、位置決めピン38が設けられ、長さHを有する引張り穴8内に挿入される引張り棒35が示されている。引張り棒35の上部のより狭い部分は、内部ボール5のネック部10を越えて延び出し、取付ディスク2の調節ねじ3のステム34に接触している。調節ねじ3をねじ込むと、そのステム34が引張り棒35の狭い上部に圧力を加え、引張り棒35の底部がボール部14に圧力を掛けることは明白であり、それを外側に押すことによって内部ボール5の下部がわずかに膨張してボール外殻16にしっかりと固定される結果となる。
図11に引張り棒35の可能な実施の形態を示す。図12に、図11に示した引張り棒の側面図を示す。図には、長さL1を有する切頭部分42と、長さL2を有する円筒部分とを有する引張り棒35を示す。引張り棒35の位置決めピン38も見ることができる。
図では、切頭部分42は、引張面39および2つの切頭面40によって境界が定められていることも明確に分かる。
図13は、本発明のボール・ソケット装着装置1の他の実施形態の分解図である。
ここでは図示されていない三脚は下部外装ハウジング15の下側に接続され、ボール外殻16は外装ハウジング15内に配置され、ソケット49と、ボール外殻16と外装ハウジング15との間に位置するソケット49を固定するための締結リングとを備えている。ボール外殻16は、ソケット24および内部部材5aを受け入れる。内部部材5aは、ソケット24の開口47内に位置する円筒形要素であり、窪み48は、ネック部10の反対側の上部に形成されている。
ボール・ソケット装置の内側に配置された二重ステムばね21のステム22は、窪み48(図14参照)に受け入れられている。
図15に、本発明の傾斜防止ばね機構および張力取り付け機構のさらなる実施形態の断面図を示す。
図にはボール・ソケット装着装置1の外装ハウジング15が示されており、ボール外殻16にはガイド部材18が設けられ、ボール外殻16に挿入された内部ボール5と、内部ボール5を取り囲むソケット24と、ボール外殻16を覆うキャップ17とを備えている。穴付スライド20は、穴によってガイド部材18上に配置されるようになっている。
特別に構成された二重ステムばね44は、内部ボール5の内部空洞16のなかに配置され、内部ボール5のネック部10に形成された穴11内に固定されるばねの第1のステム45と、ガイド部材18に形成された穴19内に配置される第2のステム46とをそれぞれ有している。ばね44のステム46を受け入れるためにガイド部材18に形成された穴19は、ガイド部材18の長さよりも十分に深く、結果としてボール外殻16内に延び込み、ボール外殻16に対してばね44のステム46が固定される。
図16と図17に、図15に示された傾斜防止および引張取付機構のばね44の平面斜視図および側面図をそれぞれ示す。ばね44は、複数の折り畳まれた捩りばねであり、そのステム45,46は、図15に関して説明した方法で前記機構に固定されている。
図18と図19は、図15のばね機構のばねの他の実施形態であるばね50の平面斜視図および分解斜視図をそれぞれ示す。このばね50は、ステム51,52が図15に関連して説明した方法で前記機構に固定された、多重に折り畳まれた捩りばねである。
ばね50の部品53,54,55が図19に示されている。
本発明の好適な実施例(図4参照)では、ガイド部材18と共に配置されたボール外殻16が外装ハウジング15内に挿入され、内部ボール5がボール外殻16内に挿入される。二重ステムばね21の一方のステム23がガイド部材18に形成された穴19内に固定され、二重ステムばね21の他方のステム22が内部ボール5のネック部10に形成された穴11に固定されるように、二重ステムばね21は内部ボール5の内部空洞6内に配置されている。
穴20を有するスライドは、ガイド部材18を取り囲むように配置されている。また、穴20を有するスライドは、内部ボール5の内側に形成された長手空洞7の取付面36,37に沿って摺動するように配置されている。
内部ボール5には、内部ボール5のネック部10から内部ボール5の底部付近までに延び出す軸t1と直径Dを有する引張り穴8が形成されている。
また、内部ボール5には、内部ボール5の底部から始まり、内部ボール5のネック部10の始端まで延びるスリット9が設けられている。スリット9は、内部ボール5を2つの空間領域に、すなわち大きいほうのボール部13と小さいほうのボール部14とに分割している。
スリット9の幾何学的形状は、スリット9が引張り穴8の軸線t1を取り囲むように想定して設計されている。また、内部ボール5とボール外殻16との間にはソケット24およびキャップ17が挿入されている。
本発明による取り付け機構を操作するために、長さLの引張り棒35が配置されている。引張り棒35は、直径Dを有する円筒体から形成されており、その円筒状部分41の端部に長さL2を有する位置決めピン38が配置されている。引張り棒35の長さL1を有する切頭部分42は、引張面39と、引張面39に対して直交するように機械加工された2つの切頭面40とによって形成されている。
長さHの引張り穴8および長さLの引張り棒35の場合に、不等式L>Hが成り立つ。引張り棒35は、その位置決めピン38がスリット9内に延び込み、引張り棒35の切頭部分42の最上部が引張り穴8から突出するように、引張り穴8内に挿入され、切頭部分42のアーチ面43に接触する調節ねじ3を含む。アーチ面43は、任意に平坦に配置されてもよい。切頭部分42の長さL1と引張り棒35の円筒形部分長さL2との間の長さ比は、L1:L2=4:1〜L1:L2=3:1の範囲である(図2参照)。
本発明の解決策では、引張り穴8に挿入された引張り棒35の下部円筒状部分41が、内部ボール5のボール部13,14に引っ掛かることなく確実に押し出されることができるようにするためには、引張り穴8の軸線t1がスリット9の下部1/3〜1/4の部分に沿ってスリット9の内側に位置することが重要である。
本発明による解決策の好適な実施の形態では、光学装置、例えばカメラ4は、ボール・ソケット装着装置1の内部ボール5のネック部10に取り付けられた取付ディスク2に取り付けられる公知の方法で行う。カメラ4を所望の角度に位置決めするために、まず、ボール外殻16の上側切頭面(平坦面)は、既知の方法で、例えばスピリットレベル法によって水平にされる。カメラ4のさらなる位置決めは、続いて、すなわち、内部ボール5をボール外殻16内で垂直軸まわりのみに水平に回転させることによって実行され、内部ボール5の長手空洞7の取付面36,37内に位置決めされた穴付スライド20は、ボール外殻16のガイド部材18を取り囲むように固定されているので、他の方向の回転が阻止される。その後、長手空洞7によって規定される平面に沿って内部ボール5を所望の程度まで回転させることにより、さらなる位置決め/配向を行うことができる。内部ボール5の取付面36,37に配置された穴付スライド20は、ボール外殻16のガイド部材18を取り囲むように配置され、内部ボール5の長手空洞7内で摺動し始める。
この方位決め動作中において、本体 - 例えば大型レンズを有するカメラ - は、取付ディスク2上に取り付けられ、方位決めを行う人によって十分に支持されていない場合に重力と重心位置のために内部ボール5をより大きく傾けることができる。しかしながら、この時点で、本発明による反傾斜ばね機構が作動され、すなわちばね力が傾斜トルクと釣り合い、内部ボール5の内部空洞6内に挿入された二重ステム捩りばね21が過度の傾斜を阻止する。
所与の本体またはカメラが一旦所望の位置/向きに達すると、調節ねじ3を内側に回すことによりその位置/向きがロックされ、調節ねじ3のステム34は、引張り穴8に位置する引張り棒35の切頭部分42のアーチ面43に圧力を加える。切頭部分42は引張り穴8よりも断面積が小さいので引張り穴8内で変位する。これにより、円筒状部分41と切頭部分42との相互連結点を支点とする第1種レバーとして作用することにより、円筒状部分41の逆方向の変位が生じ、内部ボール5の小ボール部14に圧力を加え、小ボール部14をスリット9に沿ってボール部13からさらに押し出す。これにより内部ボール5の径が増大し、ボール5がボール外殻16の内側で動けなくなる。
本発明の可能な実施形態では、引張ばね31の第1のステム32がガイド部材25と接触するように、引張ばね31を内部ボール5の内部空洞6に配置することができる。第2のステム33が支持面30と接触し、引張ばね31が位置決めされており、内部空洞6の幅が引張ばね31の幅と実質的に同じであり、これにより、ばねが正しい位置からずれることがない。
本発明の他の可能な実施形態では、引張ばね31の第2のステム33が支持面30に対して固定されるように、引張ばね31を内部ボール5の内部空洞6に配置することができる。ガイド部材25に接触し、またそれから離れることができる。あるいは、各引張ばね31の両ステム32,33は、ガイド部材25および支持面30に固定される。
直径Dは、好ましくは約6mmである。
スリット9の断面積は、1〜1.5mm、好ましくは1.2mmである。
カメラが前方に傾斜するにつれて傾斜角度とともに傾動力が増加するので、この傾動力を相殺するために比例的に増加する反力が必要である。その回転に比例して増大するばね力を有するように適切に配置された捩りばねが、この要件を満たす。
本発明による解決策は、ボール・ソケット装着装置の内部ボールが垂直面内で回転されるときにバランスからずれたときに、そのばね機構が内部ボールとそれに接続された本体(例えばカメラ)を傾けないようにするという利点を有し、ボール・ソケット装着装置に接続された本体の光軸が僅かであっても回転しないように、内部ボールを所与の位置に固定することを提供する。
1…ボール・ソケット装着装置、2…取付ディスク、3…調節ねじ、3a…引張ねじ、4…カメラ、5…内部ボール、5a…内部部材、6…内部空洞、7…長手空洞、8…引張り穴、9…スリット、10…ネック部、10a…ネック部、11…穴(ボア)、12…凹部、13…ボール部、14…ボール部、15…外装ハウジング、16…ボール外殻、17…キャップ、18…ガイド部材、19…穴、
20…穴付スライド、21…二重ステムばね、22…ステム、23…ステム、24…ソケット、25…ガイド部材、26…固定部材、27…板ばね、28…ステム、29…ステム、
30…支持面、31…引張ばね、32…ステム、33…ステム、34…ステム、35…引張り棒、36…取付面、37…取付面、38…位置決めピン、39…引張面、
40…切頭面、41…円筒状部分、42…切頭部分、43…アーチ面、44…ばね、45…ばねステム、46…ばねステム、47…開口、48…窪み、49…ソケット、
50…ばね、51…ばねステム、52…ばねステム、53…ばねの部分、54…ばねの部分、55…ばねの部分、
L…長さ、L1…長さ、L2…長さ、H…長さ、t1…軸、D…直径、α…傾斜角、P…枢軸点、FG…傾動力、G…重力中心。
20…穴付スライド、21…二重ステムばね、22…ステム、23…ステム、24…ソケット、25…ガイド部材、26…固定部材、27…板ばね、28…ステム、29…ステム、
30…支持面、31…引張ばね、32…ステム、33…ステム、34…ステム、35…引張り棒、36…取付面、37…取付面、38…位置決めピン、39…引張面、
40…切頭面、41…円筒状部分、42…切頭部分、43…アーチ面、44…ばね、45…ばねステム、46…ばねステム、47…開口、48…窪み、49…ソケット、
50…ばね、51…ばねステム、52…ばねステム、53…ばねの部分、54…ばねの部分、55…ばねの部分、
L…長さ、L1…長さ、L2…長さ、H…長さ、t1…軸、D…直径、α…傾斜角、P…枢軸点、FG…傾動力、G…重力中心。
Claims (10)
- 外装ハウジング(15)内に配置されたガイド部材18を備えたボール外殻(16)と、前記ボール外殻(16)内に配置され、ネック部(10)、スリット(9)および穴付スライド(20)を有する内部ボール(5)と、ソケット(24)と、前記内部ボール(5)のネック部(10)に取り付けられ、調節ねじ(3)が配置された取付ディスク(2)を有するキャップ(17)と、を具備するボール・ソケット装着装置(1)用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構であって、
前記内部ボール(5)の内部空洞(6)に挿入された1つ以上の好適に構成された弾性体が、前記内部ボール(5)の回転によってもたらされる前記弾性体の変形に起因する力によって生じるトルクによって前記内部ボール(5)の回転が相殺されるように、前記ボール外殻(16)の前記ガイド部材(18)および前記内部ボール(5)の内面に接触するかまたは取り付けられていることを特徴とするボール・ソケット装着装置(1)用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構。 - 外装ハウジング(15)内に配置されたガイド部材18を備えたボール外殻(16)と、前記ボール外殻(16)内に配置され、ネック部(10)、スリット(9)および穴付スライド(20)を有する内部ボール(5)と、ソケット(24)と、前記内部ボール(5)のネック部(10)に取り付けられ、調節ねじ(3)が配置された取付ディスク(2)を有するキャップ(17)と、を具備するボール・ソケット装着装置(1)用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構であって、
前記内部ボール(5)は、前記外装ハウジング(15)に挿入された前記ボール外殻(16)内に配置され、穴(19)を有するガイド部材(18)が設けられ、内部空洞(6)、穴(11)付きネック部(10)およびその長手空洞(7)の取付面(36,37)に配置された穴付スライド(20)を有し、前記穴付スライド(20)の穴が前記ボール外殻(16)の前記ガイド部材(18)に取り付けられるように位置決めされ、
二重ステムばね(21,44)の第1のステム(23,46)が前記ガイド部材(18)の穴(19)に固定され、かつ前記二重ステムばねの第2のステム(22,45)が前記ネック部(10)内に形成された穴(11)に固定されるように、前記内部ボール(5)の内部空洞(6)の内側に取り付けられた二重ステム捩りばね(21,44)と、前記二重ステム捩りばね(21,44)のばね力によって、前記内部ボール(5)に固定された取付ディスク(2)上に置かれた本体の重量によって生じる傾動力を相殺することと、
前記内部ボール(5)の底部から始まり前記内部ボール(5)のネック部(10)の始端まで延在するように、前記内部ボール(5)内に形成されたスリット(9)と、前記スリット(9)は前記内部ボール(5)を大きいほうのボール部と小さいほうのボール部との2つの空間領域に分割することと、
前記内部ボール(5)の底部近傍のネック部(10)から延在する軸線t1および直径Dを有し、前記軸線t1が前記スリット(9)に沿って延びるように形成された引張り穴(8)と、
その上部アーチ面(43)が調節ねじ(3)のステムに接触するように前記引張り穴(8)のなかに挿入された引張り棒(35)と、
を具備することを特徴とするボール・ソケット装着装置用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構。 - 外装ハウジング(15)内に配置されたガイド部材18を備えたボール外殻(16)と、前記ボール外殻(16)内に配置され、ネック部(10)、スリット(9)および穴付スライド(20)を有する内部ボール(5)と、ソケット(24)と、前記内部ボール(5)のネック部(10)に取り付けられ、調節ねじ(3)が配置された取付ディスク(2)を有するキャップ(17)と、を具備するボール・ソケット装着装置(1)用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構であって、
前記内部ボール(5)は、前記外装ハウジング(15)に挿入された前記ボール外殻(16)内に配置され、ガイド部材(25)が設けられ、支持面(30)を有する内部空洞(6)、穴(11)付きネック部(10)およびその長手空洞(7)の取付面(36,37)に配置された穴付スライド(20)を有し、前記穴付スライド(20)の穴が前記ボール外殻(16)の前記ガイド部材(18)に取り付けられるように位置決めされており、
前記ガイド部材(25)および第1のステム(32)は固定部材(26)によって周囲を取り囲まれ、前記第1のステム(32)が前記ガイド部材(25)に対して引っ張られる一方で、第2のステム(33)が内部ボール(5)の内部空洞(6)に設けられた支持面(30)に固定されるように、前記内部ボール(5)の内部空洞(6)に挿入された2つの引張ばね(31)と、これらの前記引張ばね(21)は前記内部ボール(5)に固定された前記取付ディスク(2)上に取り付けられた本体の重量によって生じる傾動力を相殺することと、
前記内部ボール(5)の底部から始まり前記内部ボール(5)のネック部(10)の始端まで延在するように、前記内部ボール(5)内に形成されたスリット(9)と、前記スリット(9)は前記内部ボール(5)を大きいほうのボール部と小さいほうのボール部との2つの空間領域に分割することと、
前記内部ボール(5)の底部近傍のネック部(10)から延在する軸線t1および直径Dを有し、前記軸線t1が前記スリット(9)の内側に延びるように形成された引張り穴(8)と、
その上部アーチ面(43)が調節ねじ(3)のステムに接触するように前記引張り穴(8)のなかに挿入された引張り棒(35)と、
を具備することを特徴とするボール・ソケット装着装置用の傾斜防止ばね機構及び引張取付機構。 - 前記ばねは、ステムを有するように構成された板ばね(27)であることを特徴とする請求項3に記載の機構。
- 長さLを有する前記引張り棒(35)は、長さL2および直径Dを有する円筒状部分(41)と、長さL1を有する切頭部分(42)とからなり、位置決めピン(38)が前記円筒状部分(41)に配置され、引張面(39)と、前記引張面(39)に対して直交するように設定された2つの切頭面(40)と、アーチ面(43)と、を有し、長さ比がL1:L2=4:1〜L1:L2=3:1の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造。
- 前記引張り穴の長さHと前記引張り棒(35)の長さLとの間にL>Hの関係が成り立つことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の構造。
- 前記内部ボール(5)に減量凹部(12)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構造。
- 前記内部ボール(5)の代わりに、水平軸まわりの回転体として構成された内部部材(5a)を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構造。
- 前記引張り穴(8)の軸(t1)は、前記スリット(9)の長さの下部1/3〜1/4の部分に沿って前記スリット(9)の内側にあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の構造。
- アタッチメント要素で固定されたソケット(49)が前記外装ハウジング(15)と前記ボール外殻との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の構造。
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