JP2018515259A - 飲料製造装置用の搬送ユニット及び該搬送ユニットを備える装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、飲料、特にエスプレッソコーヒーを製造するための飲料製造装置用の搬送ユニット(1)に関する。搬送ユニット(1)は、側壁(21)と底壁(23)を備え、内部チャンバ(20)を画定するカップ状本体(2)を備え、搬送ユニット1は、飲料を内部チャンバ(20)内に導入するための供給スパウト(3)と、内部チャンバ(20)内の飲料が外部に吐出される際に通過する、底壁(23)の中央部に配置された吐出開口(45)とを備える。搬送ユニット(1)は、内部チャンバ(20)に隔壁(5)を備え、その隔壁(5)により、吐出開口(45)が包囲されると共に、内部チャンバ(20)が、周辺領域(26)及び吐出開口(45)が配置された中央領域(28)に分割されている。隔壁(5)は、飲料を周辺領域(26)から中央領域(28)に移動させるための複数の通過開口(55)を備える。供給スパウト(3)は、側壁(22)に対して実質的に接線方向に、飲料を内部チャンバ(20)の周辺領域(26)内に導入するよう構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、概して、食品物質を浸出する装置を使用して飲料を製造する分野に関し、特に、そのような装置に使用される搬送ユニット、該搬送ユニットを備える装置、並びに飲料を供給するための方法に関する。本発明は、特にエスプレッソコーヒーを製造するために、加圧浸出をする装置に適用される。
飲料製造装置は、通常、(例えばカプセル、ポッド、又は透過可能又は穿設可能な他の包装物内に収容された)粉末状食品物質と、その粉末状食品物質を浸出するよう注入される熱水とを収容するよう構成された浸出チャンバを備え、これにより飲料を得るものである。この場合に飲料は、吐出管により、浸出チャンバから吐出された後にスパウトに運ばれ、消費者の飲用に使用されるカップ又は他の容器内に供給される。即ちこの場合、浸出チャンバとスパウトとの間における飲料の流れは、吐出管内でのみ生じる直接的な流れである。
本発明の発明者らが確認したところによれば、特に装置によって加圧浸出が実施される際、供給される飲料には比較的大きな気泡が含まれる。このような気泡は、飲料が低品質であることを示唆するものであるため、消費者にとっては好ましくない。
この欠点は、供給される飲料が特にエスプレッソコーヒーの場合に顕著である。エスプレッソコーヒーは比較的高圧で製造され、また消費者は基本的に高品質のものを求めている。
従って本発明の課題は、上述した欠点を有さない飲料を提供するか、又は少なくとも従来技術の装置によって得られる飲料に比べてより高品質の飲料を提供することである。
この課題は、請求項1に係る飲料製造装置用の搬送ユニット、請求項15に係る装置、並びに請求項18に係る飲料を供給するための方法により解決される。
本発明に係る特定の実施形態は、従属請求項に記載した通りである。
本発明により提案される解決策の一態様によれば、浸出後及び搬送前(即ち、浸出チャンバと供給スパウトとの間)の段階で、実質的に大気圧下にあるチャンバ内に飲料が導入される。そのチャンバ内において、飲料は、自由表面を有する状態で、導入領域と吐出領域との間を移動する。即ち、チャンバ内の飲料は、チャンバ内の環境に接する大きな表面を有する。これにより、飲料がチャンバ内に残留している間、飲料に含まれる空気及び/又は蒸気の少なくとも一部をチャンバ内の環境に放出することが可能である。従って、チャンバから吐出される飲料では、少なくとも最大の気泡は消失しているため、直接的な流れを生じさせる従来技術の搬送ユニットで製造された飲料よりも高品質である。
基本的に、チャンバは、飲料から気相の放出を促進する脱気(又はデキャンタ)チャンバとして構成される。飲料から気相の放出が促進されるのは、チャンバ内の飲料と空気との間に形成された大気圧下にある境界面と、飲料が吐出開口に向けて移動することとに起因するものである。即ち、飲料が吐出開口に向けて移動すれば、液体に含まれる気泡が境界面に到達することが促進され、飲料の液体部分と、気泡で満たされた表面部分とが分離される。
特に、本発明に係る搬送ユニットは、上述したチャンバを画定するカップ状本体を備える。チャンバ内には隔壁が設けられ、その隔壁により、吐出開口が包囲されるのみならず、飲料が導入される周辺領域と、吐出開口が位置する中央領域とにチャンバが分割される。隔壁は、飲料を周辺領域から中央領域に向けて通過させるための複数の通過開口を備える。
隔壁は、飲料が吐出開口に向けて即座に流れることを阻止するだけでなく、通過開口が適切な寸法で形成されれば比較的大きな気泡を周辺領域内に残留させておき、これにより比較的大きな気泡が吐出開口に向けて移動することを阻止するフィルタ部材として機能する。
搬送ユニットの使用時に、飲料は、カップ状本体の側壁に対して実質的に接線方向に、(特に環状領域として形成される)周辺領域内に導入される。
飲料が側壁に対して接線方向に導入されれば、周辺領域における飲料の経路を延ばすのに有利であり、従って飲料がチャンバ内に残留する時間を延ばすのに有利である。更に、飲料がチャンバから流出するためには、側壁に対して実質的に接線方向から、中央領域に向けて実質的に半径方向に移動方向を転換する必要がある。この方向転換により、チャンバの底部上を移動する液相と、表面上に残留する気泡で満たされた相との分離が容易になる。
以下、本発明の更なる特徴及び利点を、飲料製造装置のための搬送ユニットに関する例示的な実施形態及び添付図面に基づいて詳述する。
本発明に係る搬送ユニットの第1実施形態を示す斜視図である。 図1の搬送ユニットを示す平面図である。 図1の搬送ユニットを示す側面図である。 図1の搬送ユニットの本体及び蓋を互いに分離した状態で示す分解図である。 図4の本体を示す第1平面斜視図である。 図4の本体を示す第2平面斜視図である。 図4の本体を示す平面図である。 図7のVIII-VIII線に沿って切断した搬送ユニットの本体を示す断面図である。 図1の搬送ユニットの本体を示す側面図である。 X-X線に沿って切断した搬送ユニットの本体を示す断面図である。 本発明に係る搬送ユニットの第2実施形態の本体を、蓋が取り外された状態で示す側面図である。 図11の搬送ユニットの本体を示す平面図である。 図11の搬送ユニットの本体を示す他の側面図である。 図12のXIV-XIV線に沿って切断した搬送ユニットの本体を示す断面図である。 図13のXV-XV線に沿って切断した搬送ユニットの本体を示す断面図である。 本発明に係る搬送ユニットの蓋の実施形態を示す平面斜視図である。 図16の蓋を示す底面斜視図である。
先ず図1〜図10を参照すると、参照符号1は、本発明に係る搬送ユニットを表している。搬送ユニット1は、浸出チャンバを備えるタイプの飲料製造装置での使用が想定され、その浸出チャンバ内で粉末状食品物質が水(特に加圧熱水)によって浸出されることにより飲料が得られる。粉末状食品物質は、例えば、カプセル又はポッド、特に一杯分のカプセル又はポッド内に収容され、使用前に浸出チャンバ内に入れられ、使用後に取り出される。
搬送ユニット1は、装置における浸出チャンバの吐出管に接続されている。従って、浸出チャンバ内で製造された飲料が搬送ユニット1によって受け取られ、その飲料がカップ又は他の容器内に搬送される。これにより、消費者に飲料が提供される。
一実施形態において、浸出は加圧下で実施されるため、装置は、注入水(即ち浸出チャンバに送られる水)を少なくとも4バール、特に9〜16バールに加圧するよう構成されたポンプを備える。
上述した装置は、特に、エスプレッソコーヒーを製造するための機械として構成される。この場合、粉末状食品物質としては、コーヒー粉末が使用される。浸出は、少なくとも4バール、特に9〜16バールの圧力下で実施される。
搬送ユニット1を除き、飲料製造装置における他の構成要素は従来技術に従って製造することができるため、これら他の構成要素の詳細については記載しないものとする。即ち、搬送ユニット1は、従来技術における既存の装置に適用可能ではあるが、飲料製造装置を示す図面は不要であると想定する。
以下においては、エスプレッソコーヒーを製造するための機械における搬送ユニット1について具体的に説明するが、本発明の基本原理は、他の飲料を製造する場合にも同様に適用可能である。
搬送ユニット1は、カップ状本体2を備え、その本体2には、必要に応じて取り外し可能な蓋8が固定されている。カップ状本体2は、側壁21及び底壁23を備える。底壁23は、側壁21の下縁部に接続されている。特に、底壁23は、側壁21と一体的に結合されている。
蓋8により、カップ状本体2の頂部が閉鎖されている。即ち、蓋8は、側壁21の上縁部に取り付けられている。蓋8は、例えば、歯82・つまみ88スナップ式システムにより、カップ状本体2に取り外し可能に固定されている。蓋8は、必要に応じて、取り外されていてもよく又はカップ状本体2と一体的に形成されていてもよい。
カップ状本体2により、側壁21、底壁23、並びに蓋8の各内面が指向する内部チャンバ20が画定されている。
図示の実施形態において、側壁21は、実質的に円筒形状を有し(即ち円筒状外郭部分として形成され)、底壁23は、平面図で見て円形状の外周を有する。
側壁21は、例えば、14 mmの高さH21及び27 mmの直径D21を有する。
側壁21は、代案として、実質的に円錐台形状としてもよい。他の形状、例えば半円形状としてもよい。
搬送ユニット1は更に、内部チャンバ20に連通された供給スパウト3を備える。供給スパウト3は、浸出チャンバの吐出管に接続することができる。搬送ユニット1の使用時に、浸出チャンバから到達した飲料は、供給スパウト3を介して内部チャンバ20内に導入される。
特に図10に示すように、供給スパウト3は、側壁21に対して実質的に接線方向、即ち側壁21の内面に対して接線方向(方向300)に飲料を内部チャンバ20内に導入するよう構成されている。搬送ユニット1の使用時に、内部チャンバ20内に導入された飲料は、側壁21の内面領域に運ばれる。その内面領域は、内部チャンバ20の中央領域ではなく、供給スパウト3の出口に隣接している。この点は有利である。なぜならこの場合、導入された飲料は、少なくともある程度の距離に亘って側壁21の内面に従って内部チャンバ20の周辺部を移動するため、内部チャンバ20内に残留する経路及び時間を最大化することが保証されるからである。
飲料は、特に、供給開口35を備える側壁21を介して、即ち側壁21を通過する貫通孔を介して、内部チャンバ20内に流入する。供給スパウト3は、供給開口35の位置に配置されている。
供給開口35は、特に、底壁23から離間している。即ち、供給開口35は、底壁23と同一平面上に配置されておらず、側壁21と底壁23との間の結合部に対して(例えば1.5 mmの距離D35を設けた)より高い箇所に配置されている。この点は、搬送ユニット1の使用時に有利である。なぜならこの場合、流入する飲料は、内部チャンバ20内に既に存在している飲料に直接に導入されないからである。即ち、流入する飲料は、内部チャンバ20内に既に存在している飲料の自由表面下に直接に導入されない。このような直接的な導入が仮に生じた場合、内部チャンバ20内に既に存在している飲料が著しく撹拌されるため、飲料内に更なる気泡が生じる可能性があり、従って搬送ユニット1の正確な機能を損なう恐れがある。
図示の実施形態において、供給スパウト3は、側壁21の外面から外方に向けて延在する管状伸長部30を備える。即ち、供給スパウト3は、側壁21の外面から突出している。搬送ユニット1を浸出チャンバの吐出管に接続可能とするため、管状伸長部30は、吐出管の端部領域内に挿入できるよう構成されている。管状伸長部30の外面は、供給スパウト3と吐出管との間のシール性を高めるための突起及び溝を備える。
管状伸長部30は、側壁21に対して実質的に接線方向に延在しているため、飲料が導入される方向300が側壁21の内面に対して実質的に接線方向に合わせられる。
図示の実施形態において、供給スパウト3は、内部チャンバ20内に突入していない。従って、供給スパウト3は、カップ状本体2に対して完全に外側に配置され、また管状伸長部30の内側チャネルは、供給開口35と正確に整列している。
代替的な実施形態において、供給スパウト3は、内部チャンバ20内に延在するよう構成してもよい。他の実施形態において、管状伸長部30は設けなくてもよい。供給スパウト3は、浸出チャンバにおける吐出管の端部領域が挿入される供給開口35のみで構成してもよい。
搬送ユニット1は更に、飲料が内部チャンバ20内から流出可能な吐出開口45を備える。吐出開口45は、底壁23の中央部に配置されている。特に図示の実施形態において、吐出開口45は、底壁23の円周と同心の略円形状孔として形成されている。底壁23は、搬送ユニット1の使用時に、平面図で見て円形リング状に形成されている。吐出開口45は、断面で見て十分に大きな通過部(通路)を有するため、飲料の流出が妨げられることはない。吐出開口45は、例えば、内部チャンバ20の直径の約半分の直径を有する。吐出開口45は、特に、12 mmの直径D45を有する。
飲料の流出を容易にするため、底壁23は、側壁21から吐出開口45に向けて下方に傾斜している。即ち、吐出開口45は、側面図で見て、側壁21及び底壁23が結合している底壁23周辺部分に比べて高さがより小さい底壁23部分に形成されている。図示の実施形態において、底壁23は、円錐台形状を有する。
搬送ユニット1は更に、底壁23から外方に向けて延在すると共に、吐出開口45に連通された吐出スパウト4を備える。飲料は、吐出開口45を通過した後に吐出スパウト4内に到達し、吐出スパウト4の下方に配置されたカップ又は他の容器内に流入する。図に示すように、吐出スパウト4は、例えば、吐出開口45の下方に配置された略円錐形状の中空体として構成されている。
吐出スパウト4には、飲料が搬送ユニット1から流出可能な複数の開口40が設けられている。開口40は、吐出スパウト4表面の大部分を占めている。即ち、開口40は、断面で見て大きな通過部を構成しており、吐出スパウト4表面の半分を超える部分を占めている。この点は、吐出スパウト4によって飲料の流出が妨げられるのを回避するのに有利である。更に、吐出開口45、並びに吐出スパウト4における開口40の寸法が大きいため、飲料供給中であっても、内部チャンバ20内の圧力は、搬送ユニット1外部の大気圧に等しい。
搬送ユニット1は、内部チャンバ20内に、吐出開口45を包囲する隔壁5を備える。隔壁5は、内部チャンバ20内にて底壁23の内面から隆起するよう延在すると共に、内部チャンバ20を周辺領域26及び中央領域28に分割している。
周辺領域26は、側壁21と隔壁5との間に位置すると共に、その底部が底壁23によって画定されている。飲料は、供給スパウト3により、周辺領域26内に導入される。
中央領域28は、隔壁5によって画定され、また吐出開口45は、中央領域28の底部に位置している。
隔壁5は、飲料を周辺領域26から中央領域28に向けて通過させるための複数の通過開口55を備える。飲料は、搬送ユニット1の使用時に、原則として周辺領域26内に導入され、その後に吐出開口45から流出するために隔壁5を通過する必要がある。
図示の実施形態において、隔壁5は、底壁23から内部チャンバ20内に向けて延在する突起又は歯51を備える。これら歯51は、基本的に底壁23から内部チャンバ20及び蓋8に向けて延在している。
歯51は、吐出開口45周りの環状経路に沿って互いに近接するよう配置されている。歯51は、例えば、吐出開口45の外周縁周りに配置される。
歯51は互いに離間している。即ち、歯51は、飲料を周辺領域26から中央領域28に向けて通過させるための上述した通過開口として機能するギャップ55によって互いに離間している。隔壁5は、基本的にループ状に配置されたコーム構造を有する。
通過ギャップ又は開口55は、吐出開口45周りの環状経路に沿って規則的に配置されている。即ち、通過開口55は、実質的に等間隔で配置されている。
隔壁5は、例えば、9個の歯51で構成される。これら歯51の間に形成された9つの開口55は、1 mm〜1.2 mm、特に1.15 mmの幅L55を有する。
図示の実施形態において、隔壁5は、略円筒形状を有する。隔壁5は、例えば、15 mmの直径D5を有する。従って、周辺領域26は、環状領域として形成され、平面図で見て、円形リング形状を有すると共に、導入される飲料のためのリング状経路を画定する。特に、側壁21及び隔壁5は同軸状に形成されている。側壁21及び/又は隔壁5が実質的に円錐台形状を有する場合、同様の環状周辺領域26がやはり得られる。
各通過開口55により、吐出開口45及びカップ状本体2の中心軸線450に対して実質的に半径方向における飲料用通路が形成されている。即ち、搬送ユニット1の使用時に、各通過開口55により、周辺領域26と中央領域28との間にて、実質的に半径方向に配向された短チャネルが形成される。
図7及び図10は、図示の実施形態に関して、周辺領域26を指向する各歯51の第1面と、中央領域28を指向する各歯51の第2面を示す。第1面は、中心軸線450を中心とする曲率半径を有すると共に、僅かに湾曲した表面を有する。第2面は、半楕円形状を有すると共に、大きく湾曲し、曲率半径がより小さな表面を有する。第2面が湾曲形状を有することにより、2個の連続する歯51間における通過開口55によって形成された上述のチャネルは、中央領域28に向けて拡大している。即ち、上述のチャネルは、中央領域に向けて断面が拡大している。
搬送ユニット1は、好適には、例えば、射出成形によってプラスチック材料で構成されている。また隔壁5は、カップ状本体2の底壁23と一体的に構成されている。
側壁21、底壁23、並びに隔壁5は、例えば、約1.5 mmの厚さを有する。
以下、飲料製造装置と組み合わせて搬送ユニット1を使用する方法を説明する。
飲料は、(例えば除去可能に設けられるカプセル内に収容された)粉末状食品物質が配置された浸出チャンバ内にて製造する。この場合、粉末状食品物質には、浸出チャンバ内にて(例えば70℃〜90℃の温度を有する)加圧熱水を通過させる。特に、粉末状食品物質はコーヒー粉末であり、熱水は少なくとも4バールの圧力で浸出チャンバ内に送られる。このようにして得られた飲料は、浸出チャンバから適切な吐出管を介して吐出し、供給スパウト3を介して搬送ユニット1内に導入する。
搬送ユニット1における内部チャンバ20内は、圧力の低下に起因して大気圧に等しいため、飲料内に溶解している空気の一部及び水蒸気は、液相から放出されて飲料中に気泡を生じ得る。
供給スパウト3により、飲料が側壁21に対して接線方向に周辺領域26内に導入されるため、飲料は、先ず側壁21に対して接線方向にカーブを描きながら側壁21沿いに移動する。飲料の液体部分は、溶解した気相が少ないためにより大きな重量を有しており、底壁23から隔壁5に向けて流れた後、通過開口55を介して中央領域28内に進入し、吐出開口45内に流入し、そして吐出スパウト4から流出する。その間に、比較的大きな気泡を含む飲料部分では気泡の破裂が生じる時間があるため、飲料全体の少なくとも一部が徐々に脱気され、その後中央領域28内に通過し、吐出スパウト4から流出する。脱気により、搬送ユニットから流出する飲料(特にエスプレッソコーヒー)は、比較的大きな気泡を実質的に含むことがないため高品質を有する。
通過開口55を通過するためには半径方向への移動が不可欠であるため、飲料を接線方向に導入すれば、飲料が周辺領域26内に十分な時間に亘って残留せずに搬送ユニット1から直接に流出することを回避できる。実際のところ、最も多くの気泡を含む飲料部分は、(特に、環状流として移動、即ち周辺領域26のリング形状によるリング状経路沿いに移動しながら)表面上に残留して周辺領域26の全体に亘って集まり、気泡が徐々に消失した後、吐出開口45から流出する。更に、隔壁5及び歯51により、比較的大きな気泡の通過が阻止されると共に、周辺領域26内に留められる。実際、通過開口55の幅L55の寸法よりも大きな気泡は、通過開口55を通過することができない。
内部チャンバ20は、基本的に脱気チャンバとして構成され、また飲料は、導入領域(即ち供給開口35)と吐出領域(即ち吐出開口45)との間の距離により、自由表面を有する状態で移動する。即ち、移動する飲料は、内部チャンバ20内における大気圧下の空気との境界面として機能する上面を有する。飲料が内部チャンバ20内に残留する間、飲料は、脱気チャンバ内に導入されたときに含む空気及び/又は蒸気の少なくとも一部を放出する。
更に、飲料は、導入領域と吐出領域との間の移動に際して隔壁5、即ち部材を通過し、その部材に形成された通過開口の寸法よりも大きな気泡の通過が阻止される。
代替的に、隔壁5は、例えば、小さな開口を有するネット又はグリルとして構成してもよい。
以下、図11〜図15を参照しつつ、本発明に係る搬送ユニット1の代替的な実施形態について説明する。上述した実施形態の場合と同一又は類似の構造及び機能を有する部分は、同一参照符号を付すものとし、詳細に関しては説明を省略する。
図11〜図15に示す搬送ユニット1の第2実施形態は、図1〜図10に示す搬送ユニット1の第1実施形態と比べて以下の点で異なる。即ち、第2実施形態の搬送ユニット1において、隔壁5の通過開口55を通過した飲料は、吐出開口45に向けて流れる前に、通過チャンバ43内に集められるよう構成されている。これに対して、第1実施形態の搬送ユニット1において、飲料は、通過開口55を通過した後に吐出スパウト4に向けて直接に流れる。
第2実施形態におけるカップ状本体2は、基本的に、供給された飲料を収容する内部チャンバ20の周辺領域26が位置する上部22と、その上部22の下方にて延在する下部42とを有する。
下部42は、特に、実質的にカップ状に構成されると共に、上部22よりも小さな直径を有する。その下部42は、内部チャンバ20の周辺領域26から中央領域28に向けて通過した飲料を集める上述の通過チャンバ43(又は付加チャンバ)を構成すると共に、飲料を吐出開口45に向けて流出させる。通過チャンバ43は、基本的に周辺領域26と吐出スパウト4との間に配置されている。
通過チャンバ43は、基本的に、周辺領域26よりも下方で延在する下部42内の中央領域28によって構成されている。従って、通過チャンバ43の底部は、周辺領域26の底壁230よりも下方に位置している。搬送ユニット1の第2実施形態における周辺領域26の底壁230は、基本的に、搬送ユニット1の第1実施形態における底壁23に関して記載した全ての特徴を有する。
隔壁5の歯51は、下部42における側壁44の内面に配置され、上部22内に突入している。これにより、第1実施形態に関して記載したように、周辺領域26が中央領域28から分割されている。
図示の実施形態において、吐出開口45は、通過チャンバ43の底部、即ち底壁23に形成されている。吐出開口45は、底壁23よりも小さな寸法を有し、特に、底壁23の中央部に位置している。従って、底壁23は、環状形状又は円形リング形状を有し、また吐出開口45は、通過チャンバ23における(略円筒形状の)側壁44から離間している。
搬送ユニット1の第2実施形態における吐出開口45は、隔壁5の内周よりも小さいため、断面で見て、搬送ユニット1の第1実施形態における吐出開口45の寸法よりも大幅に小さい通過部を画定している。
図示の実施形態において、吐出開口45は、底壁23よりも小さな寸法を有するため、通過開口55を介して通過チャンバ43内に流れる飲料は、吐出開口45と、吐出開口45から外方に向けて延在する吐出スパウト4とに到達するまで、一定時間に亘って通過チャンバ43内に残留する。
飲料の一部は、搬送ユニット1から流出する前に、基本的に通過チャンバ43内に蓄積する。従って、飲料蓄積機能を有する通過チャンバ43は、飲料をより連続的かつ一定の流れで吐出スパウト4から搬送するのに有利である。この点は、搬送ユニット1の第1実施形態に関して上述した利点に加えて、更なる利点をもたらすものである。
飲料の流出を容易にするため、底壁23は、側壁44から吐出開口45に向けて下方に傾斜している。
通過チャンバ43の底部及び吐出開口45は、互いに直交する2個の直径リブ46により、4つのセクターに分割されている。2個の直径リブ46は、特に、略三角形状を有すると共に、側面図で見て、吐出開口45から突出することにより、吐出スパウト4を構成している。
底壁23及び吐出開口45は、特に円形状を有しており、その吐出開口45の直径D45は、底壁23の直径D23の半分未満である。
例えば、通過チャンバ43は、8,75 mmの高さH43を有し、底壁23は、15,5 mmの直径23を有し、吐出開口45は、6.5 mmの直径D45を有する。搬送ユニット1の他の寸法は、上述した第1実施形態の寸法に対応するか又は実質的に同一である。例えば、上部22の側壁は、15 mmの高さH22及び27 mmの直径D22を有する。隔壁5は、略円筒形状を有すると共に、例えば、15,7 mmの直径D5を有する。隔壁5は、特に、9個の歯51によって構成され、これら各歯51の間に形成された9つの開口55は、1 mm〜1.2 mm、とりわけ1.15 mmの幅L55を有する。第1実施形態において、歯51は、蓋8内面にほぼ接触する程度に蓋8に向けて延在している。
図16及び図17は、特に図11〜図15の搬送ユニットにとって適した蓋8の実施形態を示すが、その蓋8は、図1〜図10の第1実施形態に係る搬送ユニットに使用してもよい。蓋8は、カップ状本体2の頂部及び内部チャンバ20を閉鎖するために搬送ユニット1のカップ状本体2に取り付けられ、必要に応じて取り外すことができる。
蓋8は、例えばシリコーン製であり、その厚さ方向に貫通すると共に、内部チャンバ20の中央領域28を搬送ユニット1の外部環境に連通させる少なくとも1つの貫通孔85を備える。図示の実施形態において、蓋8は、その中央部に対して対称的に配置された2つの貫通孔85を備える。例えば、各貫通孔85は、2.5 mmの直径D85を有し、また2つの貫通孔85の中央部は、8.5 mmの距離L85で互いに分離されている。従って、2つの貫通孔85は、隔壁5における中央領域28の上方に位置している。
これら貫通孔85により、基本的に、空気又は蒸気が中央領域28から(特に通過チャンバ43から)外方に向けて放出可能である。特に、搬送ユニット1の使用時に、飲料から放出される気相の少なくとも一部、又は飲料と共に内部チャンバ20内に到達する気相の一部は、蓋8に形成された1つ以上の貫通孔85を介して外方に向けて放出可能である。
このように空気又は蒸気を放出することは、吐出スパウト4を介して搬送される飲料内の気泡を更に低減するのに有利である。
1つ以上の貫通孔を有する蓋8は、図11〜図15に示す搬送ユニット1と共に使用すれば特に有利である。なぜなら、1つ以上の貫通孔85が形成されていれば、断面で見て、(第1実施形態の吐出開口45よりも小さな寸法を有する第2実施形態の吐出開口45との関連で)より小さな飲料吐出用通過部を、少なくとも部分的に補償できるからである。即ち、貫通孔85が形成されていれば、飲料の搬送中にも、中央領域28及び通過チャンバ43内の圧力は、搬送ユニット1外部の大気圧と実質的に等しくなることが保証される。
本発明には大きな利点がある。
本発明に係る搬送ユニット、装置、並びに方法は、気泡を微細化した飲料又は気泡を完全に消失させた飲料を提供するものである。これにより、飲料の品質に関して、消費者の要求及び期待に応えることができる。
本発明の更なる利点は、上述した目的が、浸出チャンバの作動を変更することなく達成できることである。これにより、本発明に係る搬送ユニットは、既存の装置及び機械にも容易に適用することができる。
最後に、本発明は、製造が比較的容易であるのみならず、その実施に関連するコストもそれほど大きくはない。
本発明は、その趣旨から逸脱することなく、異なる実施形態において変更を加えたり適合化させたりすることができる。
本発明に係る詳細事項の全ては、技術的に均等な他の要素で置換可能であり、また様々な構成要素に適用される材料、形状及び寸法は、要求に応じて異ならせることができる。

Claims (20)

  1. 飲料、特にエスプレッソコーヒーを製造するための飲料製造装置用の搬送ユニット(1)であって、
    ・側壁(21)及び底壁(23)を備えると共に、内部チャンバ(20)を画定するカップ状本体(2)と、
    ・前記飲料を前記内部チャンバ(20)内に導入するための供給スパウト(3)と、
    ・前記内部チャンバ(20)内の前記飲料が外部に吐出される際に通過する、前記底壁(23)の中央部に配置された吐出開口(45)と、
    ・前記内部チャンバ(20)内に配置されると共に前記吐出開口(45)を包囲し、前記内部チャンバ(20)を、周辺領域(26)及び前記吐出開口(45)が配置された中央領域(28)に分割する隔壁(5)とを備え、
    前記供給スパウト(3)が、前記側壁(21)に対して実質的に接線方向に、前記飲料を前記内部チャンバ(20)の前記周辺領域(26)内に導入するよう構成され、
    前記隔壁(5)が、前記飲料を前記周辺領域(26)から前記中央領域(28)に通過させるための複数の通過開口(55)を備える搬送ユニット。
  2. 請求項1に記載の搬送ユニット(1)であって、前記通過開口(55)が、前記吐出開口(45)周りの環状経路に沿って等間隔で規則的に配置されている搬送ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の搬送ユニット(1)であって、前記隔壁(5)が、前記底壁(23)から前記内部チャンバ(20)内に向けて延在する複数個の突起又は歯(51)を備え、該突起又は歯(51)が、前記吐出開口(45)周りの環状経路に沿って互いに近接するよう配置され、前記突起又は歯(51)が互いに離間すると共に、前記通過開口(55)が前記突起又は歯(51)の間のギャップによって形成されている搬送ユニット。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)であって、前記通過開口(55)により、前記吐出開口(45)の中心軸線(450)に対して実質的に半径方向における飲料用通路が形成されている搬送ユニット。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)であって、前記供給スパウト(3)が、前記側壁(21)に形成された供給開口(35)に配置されている搬送ユニット。
  6. 請求項5に記載の搬送ユニット(1)であって、前記供給スパウト(3)が、前記側壁(21)に対して実質的に接線方向を指向する少なくとも1個の伸長部(30)を有すると共に、前記側壁(21)の外方に向けて実質的に接線方向に延在している搬送ユニット。
  7. 請求項5又は6に記載の搬送ユニット(1)であって、前記供給開口(35)が、底壁(23)に対して離間している搬送ユニット。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)であって、前記側壁(21)及び前記隔壁(5)が、実質的に円筒形状又は実質的に円錐台形状を有し、前記側壁(21)及び前記隔壁(5)が同軸状に配置され、前記周辺領域(26)が環状領域として形成されている搬送ユニット。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)であって、前記底壁(23)が、前記側壁(21)から前記吐出開口(45)に向けて下方に傾斜している搬送ユニット。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)であって、前記底壁(23)から外方に向けて延在すると共に、前記吐出開口(45)に連通された吐出スパウト(4)を備える搬送ユニット。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)であって、前記カップ状本体(2)が下部(42)を備え、該下部(42)内にて前記中央領域(28)が前記周辺領域(26)よりも下方で延在し、前記下部(42)により、前記周辺領域(26)から前記中央領域(28)に向けて通過した前記飲料を集める通過チャンバ(43)が構成され、これにより前記飲料が前記吐出開口(45)に向けて吐出される搬送ユニット。
  12. 請求項11に記載の搬送ユニット(1)であって、前記吐出開口(45)が、前記通過チャンバ(43)の底部に配置されると共に、前記通過チャンバ(43)における底壁(23)の寸法よりも小さく、前記底壁(23)が環状形状を有し、前記通過チャンバ(43)が、前記吐出開口(45)に対して離間した側壁(44)を備える搬送ユニット。
  13. 請求項12に記載の搬送ユニット(1)であって、前記通過チャンバ(43)の前記底壁(23)及び前記吐出開口(45)が、円形形状を有し、前記吐出開口(45)の直径(D45)が、前記底壁(23)の直径(D23)の半分未満である搬送ユニット。
  14. 請求項1〜13の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)であって、前記カップ状本体(2)に固定された蓋(8)を備え、該蓋(8)が、前記内部チャンバ(20)の前記中央領域(28)を前記搬送ユニット(1)の外部環境に連通させる少なくとも1つの貫通孔(85)を備える搬送ユニット。
  15. 飲料を製造するための飲料製造装置であって、食品物質を水で浸出することによって前記飲料を製造するよう構成された浸出チャンバを備え、請求項1〜14の何れか一項に記載の搬送ユニット(1)を更に備え、該搬送ユニット(1)の供給スパウト(3)が、前記浸出チャンバの吐出管に接続されている装置。
  16. 請求項15に記載の装置であって、注入水を少なくとも4バールに加圧するよう構成されたポンプを更に備える装置。
  17. 請求項15又は16に記載の装置であって、エスプレッソコーヒーを製造するための機械として構成されている装置。
  18. 飲料、特にエスプレッソコーヒーを供給するための方法であって、
    ・少なくとも4バールの圧力を有する加圧水により、食品物質を浸出することによって前記飲料を製造するステップと、
    ・前記飲料を、大気圧下にある脱気チャンバ(20)内に導入領域(35)から導入するステップと、
    ・前記飲料を、前記導入領域(35)から離間した吐出領域(45)にて、前記脱気チャンバ(20)内から吐出するステップとを含み、
    前記飲料を、前記導入領域(35)と前記吐出領域(45)との間で自由表面を有する状態で移動させつつ、前記脱気チャンバ(20)内への導入時に含む空気及び/又は蒸気の少なくとも一部を消失させる方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、前記飲料を、前記導入領域(35)と前記吐出領域(45)との間で移動させる際、複数の通過開口(55)が設けられた部材(5)を通過し、該部材(5)により、前記飲料が含むと共に、前記通過開口(55)よりも大きな寸法を有する気泡及び/又は蒸気の通過を阻止する方法。
  20. 請求項18又は19に記載の方法であって、前記吐出領域(45)を、前記脱気チャンバ(20)の中央領域に配置し、前記飲料を、前記脱気チャンバ(20)の側壁に対して実質的に接線方向である導入方向に前記脱気チャンバ(20)内に導入し、自由表面を有する前記飲料を、前記導入領域(35)と前記吐出領域(45)との間で、前記側壁に対しては実質的に接線方向に移動させ、前記中央領域に対しては実質的に半径方向に移動させる方法。
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