JP2018514870A - 企業の運営を監視するために使用される方法及びシステム - Google Patents

Abstract

企業の運営を監視するシステム及び方法を説明し、方法は、企業のソフトウェアプログラムの使用に由来する多数の業務の運営データを受け取るステップと、企業の運営データに基づいて、少なくとも１個の個別業績指標を計算するステップと、多数の企業の運営データに基づいて、少なくとも１個のグループ業績指標を計算するステップと、個別業績指標をグループ業績指標と比較するステップとを有している。【選択図】図１

Description

本発明は、企業の運営の監視に使用される方法及びシステムに関する。

企業の経営者に企業の業績に関するフィードバック及び情報を提供する様々な業績指標を計算することが知られている。そのような指標には、売掛金回収期間、取引高、ならびに借方及び貸方情報だけでなく在庫及び顧客情報などの確立されている財務及び非財務型式の基準が典型的にはある。長期的に計測し吟味したときに、これらの業績指標は、企業の経営者に自分の企業の運営が良くなっているのか悪くなっているのかの見当をつけることができるようにする。

しかし、企業の経営者はそのような指標によって自分の企業が他の企業に比べてどうであるのかということは理解できない。

企業の運営を監視するための改善された方法及びシステムに対する要求が依然として存在している。

第１の態様において、本発明は、企業のソフトウェアプログラムの使用に由来する多数の業務の運営データを受け取るステップと、企業の運営データに基づいて、少なくとも１個の個別業績指標を計算するステップと、多数の企業の運営データに基づいて、少なくとも１個のグループ業績指標を計算するステップと、個別業績指標をグループ業績指標と比較するステップとを有する業務の運営を監視する方法を提供する。

ソフトウェアプログラムはオンラインでホストされていてもよい。

比較するステップは、個別業績指標をグループ業績指標と共に表示してもよい。

個別業績指標は、グループ業績指標と共にオンスクリーンウィジェット内に表示されてもよい。

第２の態様において、本発明は、企業のソフトウェアプログラムの使用に由来する多数の業務の運営データを受け取る受け取り手段と、企業の運営データに基づいて、少なくとも１個の個別業績指標を計算し、多数の企業の運営データに基づいて、少なくとも１個のグループ業績指標を計算する計算手段と、個別業績指標をグループ業績指標と比較する比較手段とを有する企業の運営を監視するシステムを提供する。

本発明の一実施形態を単なる例として添付の図面を参照して以下に説明する。

図１は、本発明の実施形態のシステムの模式図である。 図２は、図１０のシステムの様々なモジュールの協調作業を示している模式図である。 図３は、図１０のシステムの様々なモジュールの協調作業を示している模式図である。 図４は、図１のシステムによって示されるユーザインターフェイスダッシュボードを示している。 図５は、図４のダッシュボードのウィジェットの１つを示している。

図１を参照すると、ベンダー３０、３２、３４、及び３６からのオンラインソフトウェアを企業４０、４２、及び４４に使用可能にしているシステム１０を示している。システム１０は、典型的なプロセッサ及びメモリアーキテクチャ１４として、オペレーティングシステムの制御の下で適切に構成されているソフトウェアを実行しているインターネット接続サーバーコンピュータ１２内で実施されている。サーバー１２は、システムの運用に使用される情報を保存し検索するのに使用されるデータベース１６に接続されている。サーバー１２は、ルーター１８を経由して、インターネット２０を介して、後述するようにシステムで使用される情報を送受信する。前述したようなベンダーからのオンラインソフトウェア以外のシステム全体は、安全で可用性が高くミラーリングされているホスティング環境においてクラウド内でホストされており、地理的データ主権規則に準拠している。実際には２個以上の物理または仮想サーバーの集合であるサーバー１２は、そのデータベース、そのアプリケーション、およびオンラインソフトウェアベンダーデータベースの間でＡＰＩを介して情報をやり取りしている。

システム１０は、中小企業４０、４２、及び４４によるそれらの事業のより良い運営を支援するように構成されている。システム１０は、分野（たとえば、会計、在庫管理、販売員等）に分類されているオンラインソフトウェア「アプリ」を利用可能にしている。各企業４０、４２、及び４４は、各分類から自身の業務に最適の特定のアプリを選択する。企業がアプリを使用して自身の業務を営むと、企業に対しては、ここで説明するような管理及び運営のために企業内の適切な人員に重要な尺度を実時間で提供する自動化されているダッシュボードが提示される。

図２を参照すると、企業４０の運営を示している。企業４０は、マーケティングアプリケーション、ＣＲＭアプリケーションなどの様々なオンラインソフトウェアアプリ６０を事前に選択している。これらは、マーケティングアシスタント、販売係などの業務要員５０によってデータの入力のために日常的に使用される。

標準化されているＡＰＩ６２は、さまざまなアプリソースからのデータを標準化し正規化するために様々な規則エンジン６４によって処理されているデータをアプリ６０から抽出する。これによって、様々なウィジェット及びダッシュボード内でデータが使用のために正しく調整されていることが保証される。

２個の規則エンジンアプリケーションがデータの処理に使用されている。
１．正規化規則エンジンアプリケーション
２．標準化規則エンジンアプリケーション

これらは、ウィジェット用のデータのソースであるデータベース１６内に保存するためにデータを正しい状態にフォーマットするように構成されている。この方法によって、大規模容量のデータの実行中の実時間処理が可能になる。

正規化規則エンジンは、計算が同一条件となることを保証するアルゴリズムを介して、各ベンダーソース関して各データセットを「正規化する」。これは、ベンダーのデータセットを、何らかの計算をして、それから一意にそれらをラベル付けするＡＰＩを介して取得することによって実施される。

たとえば、収益はあるベンダーによってＡｃｃｏｕｎｔＩＤ＝４及び５と定義され、別のベンダーによってＡｃｃｏｕｎｔＴｙｐｅ＝Ｒｅｖｅｎｕｅと定義される。それからこれが、データベース１６に保存されているデータセット内で「販売」という名前の１個の単一の値に正規化される。

それから、標準化規則エンジンは保存されているデータセットを取り出し、たとえば同じ業界内の、または、２００万ドルの売り上げのある企業は、１００万ドルの売り上げのある企業と関連しているなど同じ歳入範囲内の同様な企業間でデータセットが比較できることを保証するためにデータを標準化する。

標準化プロセスには、正規化されているデータセットからの、業界内でのおよび／または歳入範囲の区部でのベースライン平均値の計算が含まれている。これによって、個別の企業が自分の業績を自分の比較対象と比較できる。

正規化され標準化されているデータ６８は、共通の情報ストア６６に保存され、個別の企業の業績指標の実時間での計算に使用される。ウィジェット７２は、決定の支援及び管理の監視のために業績指標を提示する。ウィジェット７２は、企業内で特定の役割を担っている管理者５２が主に興味を持つウィジェットをグループにまとめている管理ダッシュボード７０内に配置されている。

データが多数の企業４０、４２、及び４４から抽出される場合、図３を参照してさらに説明するようにグループ業績指標を計算するのにこれを利用することができる。

図３を参照すると、多数の企業４０、４２、及び４４がシステム１０を使用していれば、多数の企業について取得されたデータに基づいてグループ業績指標を計算することが可能になる。企業４０、４２、及び４４は、その業界８０及び、さらに、規模、地理的機能、または業界における企業の役割などの一連の因子を基にすることができる比較対象グループ８２によって分類される。共通の情報ストア６８は、企業４０、４２、及び４２からのデータを業界および比較対象毎に整理する。このデータは、ベンチマーク、ベストプラクティス、およびギャップ分析報告のためのグループ業績指標７４を計算するために処理される。これによって、業界およびその比較対象における企業からのデータを標準化し、自身の個別の企業尺度と比較することが可能になる。

外部調達データ７６を、個別またはグループ業績指標のいずれかの計算に追加で使用してもよい。

図４を参照すると、現金状態及び支払能力ウィジェット７２ａ、借方及び貸方残高ウィジェット７２ｂ、顧客エンゲージメントウィジェット７２ｃ、企業成長ウィジェット７２ｄ、予約及びスタッフウィジェット７２ｅ、および総利益ウィジェット７２ｆを有している６個のウィジェットを含んでいるダッシュボード７０の例を示している。

図５を参照すると、ウィジェット７２ａだけを示している。ウィジェット７２ａには、「カバレッジ」に関して現金状態を示しているグラフの線が含まれている。これは、図４のウィジェット７２ｂに示している借方残高を貸方残高で割ることで計算される。線９４は、ウィジェットを表示している企業の個別業績指標を示している。他の線は、グループ業績指標であって、ベンチマーク指標ライン９２及びベストプラクティス指標ライン９０を含んでいる。ギャップ分析は、線９４と９０との差である。

ウィジェットによって、共通の情報ストア７４に保存されているデータを細かく分割し、オプションで、実質的に無限の数の組み合わせで、外部調達データ７６に組み合わせ、重ね、向上させることが可能になる。

同様に、業界、地理的な位置、規模等の様々な因子または因子の組み合わせによってグループ分けされている企業のクラスに基づいてグループ業績指標を計算することができる。

ウィジェットは、エンドユーザにとってのソフトウェアの使用の容易さを改善するためにユーザによって構成可能ではないことが好ましい。

外部調達データの使用の１つの例が天候データである。特定の種類の企業の業績は、天候と共に変化することが見出されている。たとえば、ショッピングモール内に位置している店舗は、雨天時に業績がより良くなる傾向がある。外に位置している店舗は、晴天時に業績がより良くなる傾向がある。企業の予測業績は、天気予報データを考慮して予測できる。

本発明の実施形態は、以下の利点の少なくとも１個を有していることがわかる。
・企業のマネージャーは、他の企業と比較して自身の企業の業績を監視し比較することができる。
・さまざまな見識を得るように、個別の企業の業績の比較対象となる他の企業のクラスを変更することができる。

本明細書における従来技術へのどのような参照も、特にことわらない限り、その情報が共通の一般的な知識であるということを認めたことにはならない。

最後に、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更及び追加を前述の部分に行ってもよいことを理解すべきである。

Claims (5)

1. 企業のソフトウェアプログラムの使用に由来する多数の業務の運営データを受け取るステップと、
   企業の運営データに基づいて、少なくとも１個の個別業績指標を計算するステップと、
   多数の企業の運営データに基づいて、少なくとも１個のグループ業績指標を計算するステップと、
   個別業績指標をグループ業績指標と比較するステップと、
   を有する、企業の運営を監視する方法。
2. ソフトウェアプログラムはオンラインでホストされている、請求項１に記載の方法。
3. 比較するステップは、個別業績指標をグループ業績指標と共に表示する、請求項１または２に記載の方法。
4. 個別業績指標は、グループ業績指標と共にオンスクリーンウィジェット内に表示される、請求項３に記載の方法。
5. 企業のソフトウェアプログラムの使用に由来する多数の企業の運営データを受け取る受け取り手段と、
   企業の運営データに基づいて、少なくとも１個の個別業績指標を計算し、多数の企業の運営データに基づいて、少なくとも１個のグループ業績指標を計算する計算手段と、
   個別業績指標をグループ業績指標と比較する比較手段と、
   を有する、業務の運営を監視するシステム。