JP2018513785A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 複数のバイオマス部分に照射し、各部分をある線量で照射すること、
   各部分に由来するＥＳＲ応答を測定し応答対線量の第１の曲線を作成すること、
   応答対線量の第１の曲線からバイオマスの飽和線量を決定すること、
   複数の照射されたバイオマス部分を５０℃超の温度で所定の時間加熱し、複数の加熱処理されたバイオマス部分を調製すること、及び
   各加熱処理されたバイオマス部分に由来するＥＳＲ応答を測定し、応答対線量の第２の曲線を作成すること
   を含む方法。
2. 測定された応答が、それぞれ全積分応答である、請求項１に記載の方法。
3. 前記第１の曲線及び前記第２の曲線がそれぞれ多項式である、請求項１に記載の方法。
4. 前記多項式が三次多項式である、請求項３に記載の方法。
5. 前記多項式が少なくとも０．９の値の相関係数を有する、請求項３に記載の方法。
6. バイオマス試料に照射すること、
   バイオマス試料を５０℃超の温度で所定の時間加熱すること、及び
   照射され加熱されたバイオマス試料のＥＳＲ応答と応答対線量の第２の曲線とを比較して前記バイオマス試料が受けた線量を決定することを更に含む、請求項１に記載の方法。
7. 前記照射が電子ビームを用いて実施される、請求項１に記載の方法。
8. 照射された少なくとも１つのバイオマス部分のＥＳＲ応答の測定の前に、照射された少なくとも１つのバイオマス部分を−５０℃未満の温度で１日を超える所定の時間、保管することを更に含む、請求項１に記載の方法。
9. 各部分に由来するＥＳＲ応答の測定が照射後１２か月未満実施される、請求項１に記載の方法。
10. 前記測定が照射後１週間未満で実施される、請求項９に記載の方法。
11. 前記温度が１０５℃超である、請求項１に記載の方法。
12. 各バイオマス部分が約０．１Ｍｒａｄから約１００Ｍｒａｄの範囲の線量で照射される、請求項１に記載の方法。
13. 各バイオマス部分は、約１Ｍｒａｄと最大線量の間の線量で照射され、前記最大線量が、前記応答について線量の増大に対してそれ以上増大しない場合の線量に由来する、請求項１に記載の方法。
14. 前記バイオマスがリグノセルロース材料を含む、請求項１に記載の方法。
15. 各部分に由来するＥＳＲ応答の測定および各熱処理されたバイオマス部分に由来するＥＳＲ応答の測定が、ＥＳＲチューブ内で行われ、ＥＳＲが、約５ＧＨｚから約１００ＧＨｚの範囲の周波数で作動する、請求項１に記載の方法。
16. 各部分に由来するＥＳＲ応答の測定および各熱処理されたバイオマス部分に由来するＥＳＲ応答の測定は、複数回のスキャンの実施を含み、前記複数回のスキャンによって、シグナル対雑音比を増大させる、請求項１に記載の方法。
17. 複数のバイオマス部分を照射し、各部分をある線量で照射すること、
    複数の照射されたバイオマス部分を５０℃超の温度で所定の時間加熱し、複数の加熱処理されたバイオマス部分を調製すること、
    各加熱処理されたバイオマス部分に由来するＥＳＲ応答を測定し、バイオマスの飽和線量を決定すること、
    およその飽和線量でバルク試料を照射すること、
    照射されたバイオマスのバルク試料を５０℃超の温度で所定の時間加熱すること、及び
    前記バルク試料を糖化すること
    を含む方法。
18. 前記バルク試料が前記飽和線量の１０パーセント以内で照射される、請求項１７に記載の方法。
19. およその飽和線量でバルクリグノセルロースバイオマスに照射することを含む方法であって、ここで前記飽和線量は、
    複数のリグノセルロースバイオマス部分を照射し、各部分をある線量で照射すること、
    複数の照射されたリグノセルロースバイオマス部分を５０℃超の温度で所定の時間加熱し、複数の加熱処理されたリグノセルロースバイオマス部分を調製すること、及び
    各加熱処理されたリグノセルロースバイオマス部分に由来するＥＳＲ応答を測定し、応答対線量の曲線を作成すること
    によって決定される、方法。
20. バルクリグノセルロースバイオマスが前記飽和線量の１０パーセント以内で照射される、請求項１９に記載の方法。