JP2018513654A - エッジにおけるコンテンツのキャッシング - Google Patents

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Abstract

本開示のある態様はネットワークエッジにおけるコンテンツをキャッシュしキャッシュされたコンテンツを要求するUEsへ供給する方法および装置を提供する。例示方法は一般にリモートソースからのコンテンツに関する要求を第1のUEから受信すること、リモートソースからコンテンツを検索してそのコンテンツを第1のUEへ供給すること、基地局においてコンテンツの少なくとも一部をローカルキャッシュへ記憶すること、少なくとも第2のUEからコンテンツに関する要求を受信すること、およびローカルキャッシュからコンテンツを検索してそのコンテンツを少なくとも第2のUEは供給することを含む。

Description

[0001]本開示のある実施形態は一般にネットワークエッジにおけるコンテンツのキャッシング(caching content)に関する。
[0002]ワイヤレス通信システムは、音声、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。このような多元接続システムの例は、コード分割多元接続(CDMA)システム、時間分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、および直交周波数分割多重接続(OFDMA)システムを含む。
[0003]一般に、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンクと逆方向リンク上の送信を介して、1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)は、基地局から端末までの通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末から基地局までの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
[0004]ワイヤレスデバイスは、ユーザ機器(UE)およびリモートデバイスを備える。UEは、人間による直接制御の下で動作するデバイスである。UEsのいくつかの例はセルラフォン(例えば、スマートフォン)、パーソナルデジタルアシスタンツ(PDAs)、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、ロボット、ドローン、ウエアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートクロージング(smart clothing)、スマートグラス(smart glasses))等を含む。リモートデバイスは人間により直接制御されることなく動作するデバイスである。リモートデバイスのいくつかの例は自律ロボット、自律ドローン、センサ、メータ、ロケーションタグ、モニタリングデバイス等を含む。リモートデバイスは基地局、別のリモートデバイス、またはいくつかの他のエンティティと通信することができる。マシンタイプ通信(MTC)は通信の少なくとも一方の端部上の少なくとも1つのリモートデバイスを含む通信に言及する。
[0005]本開示のある特定の態様は、基地局によるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は一般に第1のユーザ機器(UE)から、リモートソースからのコンテンツに関する要求を受信すること、リモートソースからのコンテンツを検索しコンテンツを第1のUEに提供すること、基地局においてローカルキャッシュにコンテンツの少なくとも一部を記憶すること、少なくとも第2のUEからコンテンツに関する要求を受信すること、およびローカルキャッシュからのコンテンツを検索し、コンテンツを第2のUEに提供することを含む。
[0006]本開示のある特定の態様はまた、上述のオペレーションを行うことが可能である様々な装置およびコンピュータプログラム製品を提供する。
[0007]本開示の特徴、性質、および利点は、同様の参照文字が全体を通して相応して識別する図面を考慮した場合、以下に示される詳細な説明により、より明白になるであろう。
[0008]図1は、本開示の態様に従う多元接続ワイヤレス通信システムを例示する。 [0009]図2は、本開示の様々な態様に従う通信システムのブロック図を示す。 [0010]図3は、本開示の態様に従う例示フレーム構造を示す。 [0011]図4は本開示の態様に従う実例的なサブフレームリソースエレメントを例示する。 [0012]図5は本開示の態様に従う、複数のユーザ機器(UEs)への送信のためにコンテンツをキャッシュするために基地局により実行されることができる例示動作を図示する。 [0013]図6は本開示の態様に従う、複数のeノードBにおいて実行されるキャッシングを備えた例示ネットワークアーキテクチャを例示する。 [0014]図7は、本開示の態様に従う、基地局間の同期の一例を図示する。 [0015]図8は本開示の態様に従う、ネットワークエッジにおいてコンテンツをキャッシングし、キャッシュしたコンテンツをUEに送信するための動作の例示フロー図を示す。 [0016]図9は本開示の態様に従う、ネットワークエッジにおいてコンテンツをキャッシングし、キャッシュされたコンテンツをUEに送信するための動作の例示フロー図を示す。 [0017]図10は本開示の態様に従う、コンテンツをキャッシングし、キャッシュされたコンテンツをUEに送信するための動作の例示フロー図を示す。
[0018]本開示の態様はネットワークエッジにおいてコンテンツをキャッシングするための技法を提供する。ネットワークエッジにおいてコンテンツをキャッシングすることは要求しているUEsへのコンテンツのプロビジョニング(provisioning)における低減されたレイテンシ(latency)を可能にする。
[0019]添付された図面に関連して以下に述べる詳細な記述は、さまざまな構成の記述として意図されたものであり、ここに記載された概念が実施されることができる唯一の構成を表わすことを意図していない。詳細な説明は、種々の概念の完全な理解を提供する目的のために特定の詳細を含む。しかし、これらの概念が、これらの特定の詳細が無くても実施され得ることは、当業者にとって明白であろう。いくつかの例において、よく知られた構造および構成要素は、そのような概念を不明瞭にするのを避けるために、ブロック図形式で示される。
[0020]ここに説明される技術は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のような様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば交換可能に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線接続(UTRA)、CDMA2000等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))および低チップレート(LCR)を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856の標準をカバーする。TDMAネットワークは、移動体通信(GSM(登録商標))に関するグローバルシステムのような無線技術を実施し得る。OFDMAシステムは、進化型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDMA(登録商標)等、のような無線技術を実装し得る。UTRA、E-UTRA、GSMはユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのアップカミングリリース(upcoming release)である。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名づけられた団体の文書の中で説明されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名づけられた団体の文書の中で説明されている。これらの様々な無線技術および標準は、当技術分野において知られている。明確のために、本技術の特定の観点はLTEに関して記載され、およびLTEターミノロジーは、下記の記載の多くにおいて用いられる。
[0021]単一キャリア変調および周波数領域等化を利用する単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC−FDMA:Single carrier frequency division multiple access)は1つの技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと類似の性能および本質的に同じ全体の複雑さを有する。SC−FDMA信号は、それ固有の単一搬送波構造のためより低いピーク対平均電力比率(PAPR)を有する。SC−FDMAは、特に、送信電力効率の観点から、より低いPAPRがモバイル端末にとって非常に有益であるアップリンク通信において、大いに注目を集めている。これは、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、または発展型UTRAにおけるアップリンク多重アクセススキームに関する現在の作業仮説である。
[0022]図1は、本開示の態様が利用され得るワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ここに記載されるように、例えば、発展型ノードBs110はコンテンツをキャッシュ(cache)し、キャッシュされたコンテンツをユーザ機器(UEs)120に送信することができる。
[0023]ワイヤレス通信ネットワーク100は、LTEネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、多数の発展型ノードBs(eNBs)110および他のネットワークエンティティを含み得る。eNBはUEsと通信する局であり得、基地局、アクセスポイント等とも呼ばれることができる。ノードBはUEsと通信する基地局の別の例である。
[0024]各eNB110は、特定の地理的領域に関する通信カバレッジを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、このカバレッジエリアをサービスするeNBおよび/またはeNBサブシステムのカバレッジエリアに言及することができる。
[0025]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供することができる。マクロセルは、比較的大きい地理的領域(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、およびサービスサブスクリプションを有するUEsによる無制限のアクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的領域をカバーし得、およびサービスサブスクリプションを有するUEsによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的領域(例えば家庭)をカバーし得、およびフェムトセルと関係を有するUEsによる制限されたアクセスを可能にし得る(例えば、クロ−ズド加入者グループ(CSG)内のUEs、家庭内のユーザに関するUEs、など)。マクロセル用のeNBはマクロeNBと称され得る。ピコセル用のeNBはピコeNBと称され得る。ピコセルのためのeNBはピコeNBと称され得る。フェムトセルのためのeNBはフェムトeNBまたはホームeNBと称され得る。図1に示される例では、eNB110a、110b、および110cはそれぞれ、マクロセル102a、102b、および102cのためのマクロeNBであり得る。eNB 110xは、ピコセル102xのためのピコeNBであり得る。eNB 110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeNBsであり得る。eNBは、1つまたは複数の(例えば、3つの)セルをサポートし得る。
[0026]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、アップストリーム局(例えば、eNBまたはUE)からのデータおよび/または他の情報の伝送を受信しおよびデータおよび/または他の情報の伝送をダウンストリーム局(例えば、UEまたはeNB)に送信する局である。中継局はまた、他のUEsへの伝送を中継するUEであり得る。図1で示される例では、中継局110rは、eNB110aとUE120rとの間の通信を容易にするようにeNB110aおよびUE120rと通信し得る。中継局はまた、中継局eNB、中継局、などと称され得る。
[0027]ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのeNBs、たとえば、マクロeNBs、ピコeNBs、フェムトeNBs、中継器、等を含む異種ネットワークであることができる。これらの異なるタイプのeNBsは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレッジ領域、および干渉に対する異なる影響を有し得る。例えば、マクロeNBsは、高い伝送電力レベル(例えば20ワット)を有し得、一方ピコeNBs、フェムトeNBsおよび中継局は、より低い伝送電力レベル(例えば1ワット)を有し得る。
[0028]無線ネットワーク100はまた、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作に関して、eNBsは、類似のフレームタイミングを有し得、および異なるeNBsからの伝送はおおよそ時間に連動され得る。非同期動作に関して、eNBsは異なるフレームタイミングを有し得、および異なるeNBsからの伝送は時間に連動され得ない。ここに記載された技術は、同期動作および非同期動作の両方に用いられ得る。
[0029]ネットワークコントローラ130は、eNBsのセットに結合され得、およびこれらのeNBsのための調整および制御を提供する。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNB110と通信することができる。eNBs110はまた例えば、無線または有線バックホールを介して直接または間接に相互に通信を行い得る。
[0030]UEs120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されることができ、各UEは、固定式または移動式であることができる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局等とも称され得る。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局等であり得る。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー等と通信可能であり得る。図1では、両方向矢印(double arrows)を備えた実線は、UEとこのUEにダウンリンク上および/またはアップリンク上でサービス提供するように指定されるeNBであるサービングeNBとの間の所望の送信を示す。双方向矢印を有する点線は、UEとeNBの間の伝送を干渉していることを示す。
[0031]LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を、そしてアップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を複数(K個)の直交サブキャリアに分割し、これらはまた、一般に、トーン、ビン等と称される。各サブキャリアは、データを用いて変調され得る。一般的に、変調シンボルは、OFDMを用いる周波数領域とSC−FDMを用いる時間領域に送信される。隣接するサブキャリアの間の空間は固定され得、そしてサブキャリア(K)の総数は、システム帯域幅に依存し得る。例えば、サブキャリアのスペーシングは、15 kHzであり、最小リソース割り付け(「リソースブロック」と呼ばれる)は、12サブキャリア(または180 kHz)でありうる。したがって、名目上のFFTサイズは、システム帯域幅の1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに分割され得る。例えば、サブバンドは、1.08MHz(すなわち、6個のリソースブロック)をカバーし、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ1、2、4、8、または16個のサブバンドが存在し得る。
[0032]ワイヤレスネットワーク100はまた1つまたは複数の無線アクセスネットワーク技術(RATs)をインプリメントする1つまたは複数のアクセスネットワーク(RANs)を介してコアネットワークと通信することができるUEs120を含むことができる。たとえば、ここに提供されるある態様によれば、ワイヤレスネットワーク100は第1のRATをインプリメントする第1のRANおよび第2のRATをインプリメントする第2のRANを介して通信を提供するコロケートされた(co-located)アクセスポイント(APs)および/または基地局を含むことができる。ある態様によれば、第1のRANはワイドエリアワイヤレスアクセスネットワーク(WWAN)であり得、第2のRANはワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)であり得る。WWANの例はこれに限定されないが、例えば、LTE、UMTS、cdma2000、GSM等のような無線アクセス技術(RATs)を含むことができる。WLANの例は、これに限定されないが、例えば、Wi−FiまたはIEEE802.11に基づく技術のようなRATsを含むことができる。
[0033]ここに提供されるある態様によれば、ワイヤレスネットワーク100はWi−Fiおよびセルラ無線リンクを介した通信を提供するコロケートされたWi−Fiアクセスポイント(APs)およびフェムトeNBsを含むことができる。ここで使用されるように、「コロケートされた(co-located)」という用語は一般に「〜にごく接近して」という意味であり互いにごく接近している同一のデバイスエンクロージャ内または別個のデバイス内のWi−Fi APsまたはフェムトeNBsに適用する。本開示のある態様によれば、ここで使用されるように、用語「フェムトAP」はコロケートされたWi−Fi APおよびフェムトeNBに言及することができる。
[0034]図2は、MIMOシステム200のようなシステムにおける送信システム210(アクセスポイント(AP)としても知られる)および受信システム250(ユーザ機器としても知られる)の一実施形態のブロック図である。本開示の態様は送信システム(AP)210および受信システム(UE)250において実施されることができる。送信システム210および受信システム250に言及されるけれども、これらのシステムはアプリケーションに応じて送信ならびに受信することができる。図5を参照して以下に記載されるように、例えば、送信システム210は受信システム250により要求されるデータをキャッシュしそのデータをキャッシュから他の受信システムへ提供することができる。
[0035]送信機システム210において、多数のデータストリームのためのトラヒックデータが、データソース212から送信(TX)データプロセッサ214へと供給される。一態様では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。データプロセッサ214は、各データストリームに関するトラヒックデータを、そのデータストリームに関して選択された特定の符号化方式に基づいて、フォーマット、符号化、およびインターリーブし、符号化されたデータを供給する。
[0036]各データストリームに関する符号化データは、OFDM技術を使用してパイロットデータとともに多重化され得る。パイロットデータは一般的に、既知の手法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る、既知のデータパターンである。そして、各データストリームに関する多重化されたパイロットデータと符号化データは、そのデータストリームに関して選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QPSK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)され、変調シンボルが供給される。各データストリームに関するデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定され得る。
[0037]そして、すべてのデータストリームに関する変調シンボルがTX MIMOプロセッサ220に供給され、TX MIMOプロセッサ1120はさらに、(たとえば、OFDM用に)変調シンボルを処理し得る。TX MIMOプロセッサ220は、その後、N変調シンボルストリームをN送信機(TMTR)222aないし222tに提供する。特定の実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元であるアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
[0038]各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受信および処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給し、これらのアナログ信号をさらに調整(例えば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介した送信に適した被変調信号を供給する。送信機222aないし222tからのN個の変調信号は、次に、それぞれN個のアンテナ224aないし224tから送信される。
[0039]受信機システム250において、送信される被変調信号は、N個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252からの受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに提供される。各受信機254は、それぞれの受信された信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、サンプルを提供するために調整された信号をデジタル化し、対応する「受信された」シンボルストリームを提供するために、これらサンプルをさらに処理する。
[0040]その後、RXデータプロセッサ260は、N個の受信機254からN個の受信されたシンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、N個の「検出された」シンボルストリームを供給する。そして、RXデータプロセッサ260は、各々の検出されたシンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのためのトラヒックデータをリカバーする。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210においてTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行されるものと補完的である。
[0041]プロセッサ270は、どのプリコーディングマトリクスを使用すべきかを定期的に決定する。プロセッサ270は、マトリクスインデックスの部分とランク値の部分とを含むリバースリンクメッセージを公式化する。
[0042]逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータストリームに関するさまざまなタイプの情報を含み得る。リバースリンクメッセージは次に、データソース236からの多数のデータストリームに関するトラヒックデータの受信もするTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254aないし254rによって調整され、そして送信機システム210へ送り返される。
[0043]送信機システム210において、受信機システム250からの被変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理され、受信機システム250によって送信されたリバースリンクメッセージが抽出される。その後、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディングマトリクスを使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
[0044]ある特定の態様によると、コントローラ/プロセッサ230および270は、それぞれ、送信機システム210および受信機システム250における動作を指示し得る。一態様によれば、送信機システム210におけるプロセッサ230、TXデータプロセッサ214および/または他のプロセッサおよびモジュールはここに記載された技法に関する処理を実行または指示することができる。他の態様によれば、受信機システム250におけるプロセッサ270、RXデータプロセッサ260、および/または他のプロセッサおよびモジュールはここに記載された技法に関する処理を実行または指示することができる。たとえば、送信機システム210におけるプロセッサ230、TXデータプロセッサ214および/または他のプロセッサおよびモジュールは図5の動作500を実行または指示することができる。たとえば、受信機システム250におけるプロセッサ270、RXデータプロセッサ260、および/または他のプロセッサおよびモジュールは受信機システム250における動作を実行または指示することができる。
[0045]ある態様では、論理チャネルは、制御チャネル(Control Channel)とトラフィックチャネル(Traffic Channel)に分類される。論理制御チャネル(Logical Control Channel)は、システム制御情報をブロードキャストする(broadcasting)ためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH:Broadcast Control Channel)を備える。ページング制御チャネル(PCCH:Paging Control Channel)はページング情報を転送するDLチャネルである。マルチキャスト制御チャネル(MCCH:Multicast Control Channel)は、1つまたはいくつかのMTCHに関する制御情報およびマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(Multimedia Broadcast and Multicast Service)(MBMS)スケジューリングを送信するために使用されるポイントツーマルチポイントDLチャネル(Point-to-multipoint DL channel)である。一般に、RRC接続を確立したあとに、このチャネルは、MBMS(注:旧MCCH+MSCH)を受信するUEによってのみ使用される。専用制御チャネル(DCCH:Dedicated Control Channel)は、RRC接続を有するUEsにより使用される専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネル(Point-to-point bi-directional channel)である。一態様では、論理トラフィックチャネル(Logical Traffic Channel)は、ユーザ情報の転送のための、1つのUE専用の(dedicated to one UE)ポイントツーポイント双方向チャネルである専用トラフィックチャネル(DTCH:Dedicated Traffic Channel)を備える。また、マルチキャストトラヒックチャネル(MTCH)は、トラフィックデータを送信するためのポイントツーマルチポイントDLチャネルに関する。
[0046]ある態様では、トランスポートチャネルは、DLおよびULに分類される。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャストチャネル(BCH)、ダウンリンク共有データチャネル(DL−SDCH)および、ページングチャネル(PCH)を備え、このPCHは、UEパワーセービングのサポートのためのものであり(DRXサイクルはネットワークによってUEへ示される)、セル全体にわたってブロードキャストされ、他の制御/トラフィックチャネルのために使用されることができるPHYリソースにマッピングされる。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)、リクエストチャネル(REQCH)、アップリンク共有データチャネル(UL−SDCH)および複数のPHYチャネルを備える。PHYチャネルは、DLチャネルおよびULチャネルのセットを備える。
[0047]一態様において、単一キャリア波形の低PARR(いかなるときでも、チャネルは周波数が連続的または均一に離間されている)特性を維持するチャネル構造が提供される。
[0048]図3は、LTEにおけるFDDのための実例的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々についての送信タイムラインは、無線フレームの単位に分割され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有することができ、0〜9のインデクスを有する10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つのスロットを含み得る。各無線フレームは、0から19までのインデックスを持つ20個のスロットを含み得る。各スロットは、例えば、(図2に示されるような)通常のサイクリックプレフィックスのための7つのシンボル期間、または拡張されたサイクリックプレフィックスのための6つのシンボル期間といった、L個のシンボル期間を含み得る。各サブフレームにおける2L個のシンボル期間は、0〜2L−1のインデックスを割り当てられ得る。
[0049]LTEにおいて、eNBは、eNBによってサポートされるセルごとのシステム帯域幅の中心1.08MHzのダウンリンク上でプライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を送信し得る。図3に示されるように、PSSおよびSSSは、通常のサイクリックプレフィックスを有する各無線フレームのサブフレーム0および5におけるシンボル期間6および5においてそれぞれ送信され得る。PSSおよびSSSは、セルの探索および捕捉のためにUEによって使用され得る。セルサーチおよび取得の期間、端末は、端末が基準信号シーケンス(フレームタイミングにより与えられる)およびセルの基準信号シーケンス(物理レイヤセルアイデンティティにより与えられる)の開始を学習するセルの物理レイヤアイデンティティとセルフレームタイミングを検出する。eNBは、このeNBによってサポートされる各セルのためのシステム帯域幅にわたってセル固有の基準信号(CRS:cell-specific reference signal)を送信し得る。CRSは、各サブフレームのある特定のシンボル期間において送信され、チャネル推定、チャネル品質測定、および/または他の機能を実行するためにUEによって使用され得る。複数の態様において、異なるおよび/またはさらなる基準信号が採用されることができる。eNBは、また、ある特定の無線フレームのスロット1におけるシンボル期間0〜3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信し得る。PBCHは、いくつかのシステム情報を搬送し得る。eNBは、ある特定のサブフレームにおける物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でシステム情報ブロック(SIBs)のような他のシステム情報を送信し得る。eNBは、サブフレームの第1のB個のシンボル期間における物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で制御情報/データを送信し、ここで、B個は各サブフレーム用に構成可能であり得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間におけるPDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信し得る。
[0050]図4は、通常のサイクリックプリフィックスを備えた、ダウンリンク用の2つの例示サブフレームフォーマット410および420を示す。ダウンリンクのための利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに分割され得る。各リソースブロックは、1つのスロットにおいて12個のサブキャリアをカバーし、多くのリソースエレメントを含み得る。各リソースエレメントは、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーすることができ、1つの変調シンボルを送信するために使用されることができ、変調シンボルは、実数または複素数であることができる。
[0051]サブフレームフォーマット410は、2つのアンテナを備えたeNBに対して使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7、および11においてアンテナ0および1から送信され得る。基準信号は、送信機および受信機によってアプリオリ(a priori)に知られている信号であり、パイロットとも称され得る。CRSは、例えば、セル識別子(ID)に基づいて生成される、セルに特有の基準信号である。図4において、ラベルRaを有する所与のリソースエレメントについて、変調シンボルは、アンテナaからそのリソースエレメント上で送信され、いずれの変調シンボルも、そのリソースエレメント上で他のアンテナから送信されることができない。サブフレームフォーマット420は、4つのアンテナを備えたeNBに対して使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7、および11においてアンテナ0および1から、および、シンボル期間1および8においてアンテナ2および3から、送信され得る。サブフレームフォーマット410および420の両方について、CRSは、セルIDに基づいて決定され得る均等に間隔を空けたサブキャリア上で送信され得る。異なるeNBは、それらのCRSを、それらのセルIDに依存して、同じまたは異なるサブキャリアで送信し得る。サブフレームフォーマット410および420の両方について、CRSに使用されないリソースエレメントは、データ(例えば、トラフィックデータ、制御データ、および/または他のデータ)を送信するために使用され得る。
[0052]LTEにおいてPSS、SSS、CRS、およびPBCHは、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題された、3GPP TS 36. 211で説明されており、これは公に入手可能である。
[0053]インターレース構造は、LTEにおけるFDDのためのダウンリンクおよびアップリンクの各々に使用され得る。例えば、0〜Q−1のインデックスを有するQ個のインターレースが定義されることができ、ここで、Qは4、6、8、10、またはその他の値と等しくてもよい。各インターレースは、Q個のフレームだけ間隔を空けたサブフレームを含み得る。特に、インターレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Qなどを含み得、ここで、q∈{0,. . . ,Q−1}である。
[0054]ワイヤレスネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク上のデータ伝送のためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートし得る。HARQでは、送信機(例えば、eNB)は、パケットが受信機(例えば、UE)によって正しく復号されるまで、または他の何らかの終了条件が発生するまで、パケットの1つまたは複数の伝送を送り得る。同期HARQでは、パケットのすべての伝送が、単一のインターレースのサブフレームにおいて送られ得る。非同期HARQでは、パケットの各伝送が、任意のサブフレームにおいて送られ得る。
[0055]1つのUEが、複数のeNBsのカバレッジエリア内に配置され得る。これらのeNBsのうちの1つは、eNBにサービスするために選択され得る。サービングeNBは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失(pathloss)、等のような様々な基準に基づいて選択され得る。受信信号品質は、信号対雑音および干渉比(SINR:signal-to-noise-and-interference ratio)、または基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、またはその他のメトリックによって定量化され得る。UEは、UEが1つまたは複数の干渉eNBからの高い干渉を観測し得る支配的な干渉シナリオにおいて動作し得る。
ネットワークエッジにおけるコンテンツのキャッシング
[0056]本開示のある態様はネットワークエッジにおいて要求されたコンテンツをキャッシングするメカニズムを提供する。ネットワークエッジにおいてコンテンツをキャッシングすることは同じコンテンツを要求している複数のUEsにコンテンツを提供する際に低減されたレイテンシ(latency)を可能にすることができる。
[0057]コンテンツをキャッシングすることは一般的にコンテンツの配信において低減されたレイテンシを可能にする。レイテンシの低減は産業オートメーション、リアルタイムアプリケーション(例えば、オンラインビデオゲーム)におけるコンテンツの配信、増大されたTCPスループットを提供するために等々のようなさまざまなシナリオにおいて有効であり得る。ネットワークエッジにおけるキャッシングはバックホール送信の量を低減し同じコンテンツを複数のUEsに提供する際の処理遅延を低減することができる。したがって、要求されたデータはリモートソースからよりはむしろネットワークエッジ上のデバイスからサービスされることができる、それはコアネットワーク上のトラッフィック量を低減することができる。
[0058]図5は本開示の一態様に従う、ネットワークエッジにおいてコンテンツをキャッシュしそのコンテンツを複数のUEsに提供するために実行されることができる例示動作500を示す。
[0059]動作500は502で始まり、ここで、基地局はリモートソースからのコンテンツに関する要求を第1のユーザ機器(UE)から受信する。504において、基地局はリモートソースからコンテンツを検索しそのコンテンツを第1のUEに提供する。506において、基地局は基地局においてコンテンツの少なくとも一部をローカルキャッシュに記憶する。508において基地局は少なくとも第2のUEからコンテンツに関する要求を受信する。510において、基地局はローカルキャッシュからコンテンツを検索しそのコンテンツを第2のUEに提供する。
[0060]一態様において、コンテンツはローカルゲートウェイにおいてキャッシュされることができる。たとえば、コンテンツはeNBまたはスタンドアローンLGWにコロケートされたローカルゲートウェイ(LGW)にキャッシュされることができる。LGWがネットワークによりサポートされない場合には、コンテンツはパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)にキャッシュされることができる。ブロードキャスト−マルチキャストアーキテクチャを用いたネットワークにおいて、コンテンツはローカルエリアネットワーク内に配置されたブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(BM−SC)においてキャッシュされることができる。ローカルゲートウェイあるいはBM−SCにおいてコンテンツをキャッシングすることはコンテンツ消費(content consumption)のグローバルビュー(global view)を可能にすることができ、すなわちオペレータはネットワーク上のユーザがどのコンテンツに関心があるかをコンテンツ要求およびコンテンツの提供に基づいて決定することができる。
[0061]一例において、LGW、P−GW、またはBM−SCはダイナミックアダプティブストリーミングオーバHTTP(DASH)またはHTTP要求(例えば、HTTP GETリクエスト)をコンテンツを要求するためにリモートサーバに送信することができる。要求されたコンテンツはリモートサーバからLGW、P−GW、またはBM−SCへプッシュ(push)されることができる。例えば、コンテンツがDASHを用いて要求される場合、リモートサーバは複数のDASHセグメントをLGW、P−GWまたはBM−SCに送信することができる。同様に、コンテンツデリバリネットワーク(CDN)において、UEがコンテンツに関するDNSルックアップ(たとえば、www.video.example.com)を実行すると、DNSルックアップはL−GWまたはP−GW内に位置されるローカルサーバまたはキャッシュにアクセスするようにUEに指示することができる。UEがコンテンツを要求すると、LGWまたはP−GWは要求されたセグメントをユニキャストチャネルを介してUEに送信することができる。BM−SCは、例えばエンハンストマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)チャネルを介してDASHセグメントをUEsに送信することができる。UEsは例えば、ファイルリペアプロシージャ(file repair procedures)を用いてBM−SCから紛失したコンテンツをフェッチすることができる。しかしながら、リモートサーバから紛失したコンテンツを検索する代わりに、UEsはローカルサーバ(例えば、BM−SCに位置される)においてキャッシュされたコンテンツから紛失したコンテンツを検索することができる。
[0062]いくつかのケースにおいて、ネットワークは2つのゲートウェイを含むことができる。
各ゲートウェイは別個のアクセスポイント名(APN)を有することができる。UEは低レイテンシトラフィックに関する一方のゲートウェイを介しておよびレギュラートラフィックに関する別のゲートウェイを介して通信することができる。ここに記載されるように、低レイテンシトラフィックに使用されるゲートウェイは他のUEsへ送信するためにコンテンツがキャッシュされることができるローカルキャッシュを含むことができる。要求されたコンテンツが低レイテンシトラフィックに使用されるゲートウェイにおいてキャッシュされない場合、eNBは、レギュラートラフィックに使用されるゲートウェイを介してリモートサーバからコンテンツを要求することができ、それはコアネットワークを介したリモートサーバへ通信を送る(route)ことができる。
[0063]一態様において、コンテンツはeノードB(eNB)においてキャッシュされることができる。この場合、eNBはローカルプロキシまたはローカルサーバーとしてサービスされることができる。eNBは第1のUEにより要求されるコンテンツをキャッシュすることができ同じコンテンツを要求する他のUEsへ同じコンテンツを送信することができる。eNBは、例えば、ディープパケットインスペクション(Deep Packet Inspection (DPI))により同じコンテンツを他のUEsが要求していると決定する。ストリーミングアプリケーション(例えば、DASH)において、eNBは複数の要求するUEsに関するコンテンツをフェッチするためにクライアントとして動作することができる。いくつかのケースにおいて、eNBは将来あるコンテンツがUE(または複数のUEs)により要求されそのコンテンツを要求しているUEsに再送信するために先制して(preemptively)そのコンテンツをフェッチしおよび補足(catch)することを開始することができることを予測することができる。
[0064]いくつかのケースにおいて、eNBはプロキシサーバとして動作することができる。1つのUEにより要求されたリソースは、同じeNBに接続されていようとまたは隣接eNBに接続されていようと他のUEsに利用可能である。いくつかのケースにおいて、多数のUEsがリモートサーバから特定のコンテンツを要求することができると予測しその予測されたコンテンツをeNBにプッシュすることができ、それは次にコンテンツをキャッシュしそのコンテンツをキャッシュからUEsへ提供する。eNBはP−GWを介してリモートサーバからあるいはインターネット接続または低レイテンシネットワーク接続を介してリモートサーバから直接にコンテンツを受信することができる。UEはP−GWからIPアドレスが割当てられる。UEがeNBから隣接eNBへ移動すると、UEのIPアドレスは変更する必要がない。
[0065]いくつかのケースにおいて、eNBがプロキシサーバとして動作するかどうかはUEにトランスペアレント(transparent)であり得る。eNBはフルネットワークプロトコルスタックをインプリメントすることができる。TCPセッションはUEとeNBとの間、およびeNBとリモートサーバとの間で確立されることができる。eNBはDPIを実行する。eNBがキャッシュ内に要求されたコンテンツを有さない場合、eNBはインターネットまたはCDNを介して直接リモートサーバからデータを要求することができる。代替的に、eNBは例えばGPRSトランスポートプロトコル(GTP)トンネル(例えば、GTP−ユーザプレーン(GTP−U)トンネル)を介して要求を送信することにより、またはIPインタフェースを用いてパケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)にコンテンツに関する要求を送ることによりリモートサーバからコンテンツを要求することができる。GTP−UトンネルはUEトンネル毎の代わりにeNB毎であり得る。
[0066]図6は本開示の態様に従う、複数のeノードBがコンテンツをキャッシュする例示ネットワークアーキテクチャを図示する。いくつかの態様において、UEモビリティおよび負荷バランスに関して、同じコンテンツまたはコンテンツのセグメントは複製されることができ隣接eNBsにおいてキャッシュされることができる。代替的に異なるコンテンツまたはコンテンツのセグメントは阻害されることができ、隣接eNBsにおいてキャッシュされることができる。UEが1つのeNBから別のeNBへ移動するとき、UEはX2インタフェースを介してソースeNBに位置されている従前のプロキシ/サーバからデータを受信し続けることができる。いくつかの態様において、ソースeNBに位置されている従前のプロキシとのセッションは中断される(discontinued)ことができ、UEはターゲットeNB内の新しいプロキシとUEとの間でセッション(例えば、TCPまたはUDP)を再確立することができる。UEが新しいプロキシとの接続を確立するまでUEは従前のプロキシからデータを受信し続けることができる。いくつかの態様において、従前のプロキシからのHTTPリダイレクション(redirection)はUEをターゲットプロキシにリダイレクトするために使用されることができる。TCPセッションはソースプロキシからターゲットプロキシへ転送されることができる。TCPセッション転送がX2コンテキスト転送によりトリガされると、ソースプロキシはソケットをターゲットプロキシへ移動することができる。TCPセッションは第1のIPアドレスを有するソースプロキシ/ローカルサーバから第2のIPアドレスを有するターゲットプロキシ/ローカルサーバへ転送されることができる。転送されたセッションはアクノレジされなかったTCPセグメントとTCPシーケンスを含むことができる。各サーバはIPアドレス(IPx)とのバーチャルインタフェースを有することができる。UEはローカルプロキシ/サーバへのアクセスのためにバーチャルIPxを使用することができ、eNBはコンテンツをローカルプロキシ/サーバのIPアドレスへ送る(route)ことができる。
[0067]いくつかのケースにおいて、eNBはユニキャストを介して要求するUEsへ要求されたコンテンツを送信することからブロードキャストまたはマルチキャストを介して送信することへ切り替えることができる(例えば、eMBMSまたはシングルセルポイントツーマルチポイント(SC−PTM)送信を用いて)。同じコンテンツを要求する多数のUEsが、構成可能な値であり得るしきい値を超えるとeNBが決定する場合、eNBはトラフィックアップロードに関してeMBMSまたはSC−PTMへ切り替えることができる。eNBがSC−PTM送信へ切り替える場合、eNBは共有される物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)へ要求するUEsをハンドオーバするかまたは要求UEsをリダイレクト(redirect)することができる。
[0068]いくつかのケースにおいて、eNBは異なる無線アクセステクノロジ(RATs)を用いてデータを送信することができる。例えば、同じコンテンツを要求する多数のUEsが、構成可能な値であり得るしきい値を超えるとeNBが決定する場合、eNBは一方のRATから別のRATへキャッシュされたコンテンツのデータ送信を切り替えることができる。
[0069]いくつかのケースにおいて、隣接eNBsにおいてコンテンツ消費(consumption)が検出された場合、eNBはeMBMS送信を可能にすることができる。複数のeNBsによりサービスされるUEsにより同じコンテンツが要求されていることを検出することは、例えばeNBsにまたがるプロトコルを介して(例えば、X2インタフェースを用いてまたは強化されたX2インタフェースを用いて)、またはeNBsとより高いレイヤのコンポーネント(例えば、モビリティマネージメントエンティティ(MME)またはマルチセル/マルチキャストコーディネーションエンティティ(MCE))との間のインタフェースを介して実行されることができる。
[0070]eNBは隣接eNBが様々な方法でキャッシュされたコンテンツを有することを決定することができる。一態様において、リモートサーバからコンテンツを検索する第1のeNBは隣接eNBs(例えば、X2インタフェースを介して)にコンテンツをプッシュすることができる。一態様において、コンテンツを検索する第1のeNBは、第1のeNBが特定のアドレス(例えば、特定のURL)に関連づけられたコンテンツを検索したことを他のeNBsに知らせることができる。他のeNBsは、他のeNBsの1つによりサービスされるUEが同じアドレスに関連づけられたコンテンツに関する要求を送信するとき第1のeNBからコンテンツを検索することができる。一態様において、第1のeNBは要求されたコンテンツに関連づけられた特定のアドレスをMMEにアナウンスすることができる。ネットワーク内のeNBsは特定のアドレスに関連づけられたコンテンツに関するMMEを問い合せることができる。第1のeNBがコンテンツを従前に検索したことをMMEが示す場合、他のeNBsはリモートサーバよりはむしろ第1のeNBからコンテンツを要求することができる。コンテンツがeNBにより従前に検索されなかったことをMMEが示す場合、eNBはコンテンツに関する要求をリモートサーバに送ることができる(および上述したように、コンテンツをキャッシュすることができる)。
[0071]eNBまたはMCE(たとえば、「アンカー」eNB)はeNBsにまたがってタイムスタンプを同期化させることにより他のeNBsとマルチキャスト/ブロードキャストシングル周波数ネットワークオペレーションを調停(coordinate)させることができる。例えば、アンカーeNBは最も遠い(furthermost)eNBに基づいてタイムスタンプを設定することができる。eNBはMBMSセッションはイニシエートされなければならないことをMCEに示すことができる。MCEが集中化される場合、MBMSセッションがイニシエートされなければならないという表示は、例えば、強化されたM1インタフェース(例えば、eNB−MCEインタフェース)を用いて行われることができる。MCEがeNBとコロケートされる場合、MBMSセッションがイニシエートされなければならないという表示は、例えば、強化されたX2インターフェース(例えば、eNBs間)を用いて、またはMCE−MCEインタフェースを用いて行われることができる。eMBMSチャネルがセットアップされると、eNBはコンテンツを要求するUEsをeMBMSチャネルに同調させる(tune to)ようにリダイレクト(redirect)することができる。
[0072]図7は本開示の一態様に従う、マルチキャスト/ブロードキャストサービスに関するeNBs間の同期を示す。図示されるように、「アンカーeNB」はコンテンツをキャッシュすることができ、(キャッシュされたコンテンツを含む)MBMSパケットをUEに送信することができる(例えば、ブロードキャストまたはマルチキャストチャネルを介して)。「アンカーeNB」はキャッシュされたデータを複数のUEsへサービスするためのシングル周波数ネットワークを作るために他のeNBsと同期を取ることができる。「SYNC」はある無線フレームを発生するために使用されるデータを同期化するためのプロトコルであり得る。eNBsはMBSFNの一部であり得る。
[0073]いくつかのケースにおいて、ユーザサービスディスクリプション(USD)情報はネットワークエッジデバイス(例えば、eNBまたはBM−SC)からUEsへ送信されることができる。USDは、例えば、SC−PTMチャネルまたはeMBMSチャネル上の専用シグナリング(例えば、無線リソースコントロール(RRC)またはネットワークアクセスストレータム(NAS)シグナリングを介して)送信されることができる。いくつかのケースにおいて、USDがeMBMSチャネル上に送信される場合、別個のUSDチャネルはローカルに発生されたUSD情報の通信のためにインプリメントされることができる。
[0074]図8は本開示の態様に従う、eノードBにおいてキャッシュするコンテンツの一例を示す。図示されるように、第1のUEはリモートサーバからコンテンツを要求する。ストリーミングビデオの例では、第1のUEは要求されたコンテンツを記載し、サーバからメディアセグメントを要求することによりクライアントがコンテンツをストリームするための情報を提供するメディアプレゼンテーションディスクリプション(MPD)ファイルを要求することができる。要求はeノードBを介してUEから、ファイルをホスト(hosting)するサーバの最終的なエンドポイントへ送信される。
[0075]MPDファイルに関する要求を受信すると、リモートサーバはeノードBを介してUEへMPDファイルを送信することができ、eノードBはこのファイルをキャッシュすることができる。図示されるように、第2のUEは同じリモートサーバから同じMPDファイルを要求することができる。MPDファイルはeノードBでキャッシュされたので、MPDファイルに関する要求はキャッシュされたMPDファイルを第2のUEへ送信するeノードBにより満足されることができ、従って、リモートサーバからMPDファイルを要求するのに必要なさらなる時間を消去することができる。
[0076]第1のUEはMPDファイルを読んだ後、リモートサーバからビデオファイルのセグメントを要求することができる。リモートサーバは、eノードBがキャッシュに記憶することができるビデオの要求されたセグメントに応答することができる。第2のUEも、MPDファイルを読んだ後、リモートサーバからビデオファイルのセグメントを要求することができる。これらのセグメントはすでに、eノードBにキャッシュされているので、リモートサーバよりはむしろeノードBは要求されたセグメントを第2のUEに供給することができる。
[0077]図示されるように、eノードBは多くのUEsが同じコンテンツを要求していることを検出することができる。応答して、eノードBはトラフィックオフロード(traffic offload)に関するブロードキャストまたはマルチキャストサービス(例えば、eMBMSまたはSC−PTM)をイネーブルにすることができ、コンテンツを要求しているUEsはコンテンツを受信するようにブロードキャストまたはマルチキャストにリダイレクトされることができる。
[0078]図9は本開示の一態様に従うeノードBにおけるコンテンツキャッシングの一例を示す。図8に図示された例と同様に、第1のUEはリモートサーバからコンテンツ(例えば、MPDファイル)を要求することができる。eノードBは同じコンテンツを要求する他のUEs(例えば、この例で図示される第2のUE)にプロビジョニング(provisioning)するためのMPDファイルをキャッシュすることができる。eノードBはまたリモートサーバからMPDファイル内に記載されたコンテンツを要求するクライアントデバイスとしても動作することができる。このコンテンツ(例えば、ビデオファイルのセグメント)もeノードBでキャッシュされることができる。
[0079]図示されるように、第1および第2のUEsはMPDファイルにより記載されたビデオファイルのセグメントを要求することができる。eノードBは要求されたセグメントをリモートサーバからすでに検索しセグメントをキャッシュしているので、リモートサーバよりはむしろeノードBは要求されたセグメントを第1および第2のUEsへ供給することができる。図8に示される例に関して、多くのUEsが同じコンテンツを要求していることをeノードBが検出すると、eノードBはブロードキャストまたはマルチキャストをイネーブルにし、コンテンツを受信するためにコンテンツを要求しているUEsをブロードキャストまたはマルチキャストへリダイレクトすることができる。
[0080]図10は本開示の一態様に従う、複数のeノードBsにおけるコンテンツキャッシングの一例を示す。ここに図示されるように、第1のUEは第1のeノードBと通信し、第2のUEは第2のeノードBと通信する。図8および9に図示される例と同様に、第1のUEはリモートサーバからコンテンツ(例えば、MPDファイル)を要求することができる。図示されるように、第1のeノードBは同じコンテンツを要求する他のUEs(例えば、この例では第2のUE)にプロビジョニングするためにMPDファイルをキャッシュすることができる。第1のeノードBはさらに第1のeノードBがコンテンツをキャッしたことおよび関連づけられたURLの表示を隣接eノードBs(例えば、この例で示される第2のeノードB)にアナウンスすることができる。
[0081]図示されるように、第2のUEは第2のeノードBから同じMPDファイルを要求することができる。第1のeノードBはMPDファイルが従前に要求され、第1のeノードBでキャッシュされたことをアナウンスしたので、第2のeノードBは第1のeノードBからキャッシュされたMPDファイルを検索することができ、次にMPDファイルを第2のUEに送信することができる。
[0082]第1のUEはリモートサーバからMPDファイルにより記載されたビデオファイルのセグメントを要求することができる。MPDファイルの要求と同様に、eノードBは要求されたセグメントをキャッシュし、セグメントが第1のeノードBでキャッシュされたことをキャッシュされたセグメントのURLと共に隣接するeノードBsへアナウンスすることができる。第2のUEが第2のeノードBを介してセグメントを要求すると、第2のeノードBは第1のeノードBからキャッシュされたセグメントを検索することができ、リモートサーバからそのセグメントを要求することなしに第2のUEへそのセグメントを送信することができる。
[0083]複数の態様において、本開示は、要求されたコンテンツをキャッシュしキャッシュされたコンテンツを要求しているUEsへ提供するように構成された基地局によるネットワーク上の無線通信に関する方法および装置を提供する。複数の態様によれば、送信システム210におけるプロセッサ230、TXデータプロセッサ214および/または他のプロセッサおよびモジュールはそのような方法を実行することができまたはプロセッサに指示することができる。
[0084]開示された処理におけるステップの特定の順序または階層は、例示的なアプローチの一例であるということが理解されるべきである。設計の好みに基づいて、処理におけるステップの特定の順序または階層が、本開示の範囲内に維持しながら再構成され得ることが理解される。付随の方法のクレームは、サンプルの順序での種々のステップを表し、提示された特定の順序または階層に限定されることを意図するものではない。
[0085]当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを用いて表され得ることを理解するはずである。例えば、上記の説明を通して参照され得るデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界あるいは磁気粒子、光学界または光学粒子、あるいはそれら任意の組み合わせによって表わされうる。
[0086]当業者はさらに、本明細書の開示と関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが電子ハードウェア、ソフトウェア/ファームウェア、またはそれらの組み合わせとして実装され得ることを理解するだろう。このハードウェアおよびソフトウェア/ファームウェアの互換性を明確に示すために、様々な実例となる構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、一般に、それらの機能の観点から上述されている。このような機能が、ハードウェアとして実現されるかソフトウェア/ファームウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに関する様々な点で、説明された機能を実施し得るが、こういった実施の決定は、本開示の範囲から逸脱を引き起こす物と解釈されるべきではない。
[0087] ここに開示された実施形態に関連して説明されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネント、あるいはここに説明された機能を実行するように設計されるこれらの任意の組み合わせで、インプリメントまたは実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであっても良いが、代替として、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシーンのいずれかであっても良い。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、マイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結する1つまた複数のマイクロプロセッサ、またはその他のいずれかのそのような構成として実装され得る。
[0088]ここに記載された実施例に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、プロセッサによって実行されるハードウェア、ソフトウェアモジュールまたはその2つの組合せにおいて直接具体化され得る。ソフトウェア/ファームウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、位相変更メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されることができる。代わりに、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に常駐し得る。ASICはユーザ端末に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートコンポーネントとして常駐し得る。本明細書で使用される場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」というフレーズは、単一の要素を含む、それらのアイテムの任意の組み合わせを指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−c、ならびに複数の同一の要素を有する任意の組み合わせ(例えば、a−a、a−a−a、a−a−b、a−a−c、a−b−b、a−c−c、b−b、b−b−b、b−b−c、c−c、およびc−c−c、またはa、b、およびcのその他任意の順序)をカバーするように意図される。
[0089]開示された実施形態の上記説明は、いかなる当業者であっても、本開示を製造または使用できるように提供される。これらの実施形態に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであり、ここで定義された一般的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、ここに示された実施形態に限定されるようには意図されず、ここに開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられることとなる。

Claims (19)

  1. 基地局によるワイヤレス通信のための方法において、
    リモートサーバからコンテンツを検索することと、
    前記基地局において、前記コンテンツの少なくとも一部をローカルキャッシュに記憶することと、
    前記コンテンツに関する要求を第1のユーザ機器(UE)から受信することと、
    前記基地局において前記ローカルキャッシュから前記コンテンツの少なくとも一部を前記第1のUEに供給することと、
    を備えた方法。
  2. 第2のUEから前記コンテンツに関する要求を受信することと、ここにおいて、前記第2のUEからの前記要求は前記第1のUEからの前記要求より前に受信される、
    前記第2のUEからの前記要求に基づいて、前記リモートサーバから前記コンテンツを検索することと、
    をさらに備える、請求項1の方法。
  3. 前記コンテンツは要求されたファイルの識別を備える、請求項1の方法。
  4. 前記ローカルキャッシュに前記コンテンツの前記少なくとも一部を記憶することは、前記要求されたファイルの1つまたは複数のセグメントを記憶することを備える、請求項3の方法。
  5. 前記コンテンツは要求されたファイルの識別を備え、
    前記第1のUEまたは少なくとも前記第2のUEの1つにより前記1つまたは複数のセグメントに関する要求を受信する前に前記リモートソースから前記要求されたファイルの1つまたは複数のセグメントの検索を開始することをさらに備える、請求項2の方法。
  6. 前記コンテンツを要求する多数のUEsがしきい値を超えることを決定することと、
    マルチキャストまたはブロードキャストチャネルを介して前記UEsへ前記記憶されたコンテンツを送信することをさらに備えた、請求項2の方法。
  7. 前記コンテンツを要求している多数のUEsがしきい値を超えることを決定することと、
    異なる無線アクセス技術(RAT)を介して前記UEsへ前記ローカルキャッシュから前記コンテンツを送信することと、
    を備える、請求項2の方法。
  8. 前記基地局において前記ローカルキャッシュにまたは隣接基地局に位置されるローカルキャッシュに前記コンテンツの少なくとも前記部分を記憶することと、
    前記コンテンツの送信を前記隣接基地局と調停することと、
    をさらに備えた、請求項1の方法。
  9. 前記送信を調停することは、
    前記コンテンツの少なくとも前記部分を前記隣接基地局へプッシュすることを備える、請求項8の方法。
  10. 前記送信を調停することは、
    前記コンテンツの少なくとも前記部分に関連づけられたファイルロケーションを前記隣接基地局へアナウンスすることと、
    前記隣接基地局から前記コンテンツの前記少なくとも前記部分に関する要求を受信することと、
    前記コンテンツの前記少なくとも前記部分を前記隣接基地局へ送信することと、
    を備える、請求項8の方法。
  11. 前記送信を調停することは、
    前記コンテンツの前記少なくとも前記部分に関連づけられたファイルロケーションをモビリティマネージメントエンティティ(MME)へアナウンスすることと、
    コンテンツがキャッシュされた基地局を決定するために前記MMEへ問い合わせをすることと、
    を備える、請求項8の方法。
  12. 前記コンテンツが第2の基地局に関連づけられた1つまたは複数のUEsにより要求されたと決定することと、
    前記コンテンツの送信を前記第2の基地局と調停することとをさらに備えた請求項1の方法。
  13. 前記コンテンツの送信を前記第2の基地局と調停することは、
    マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)セッションを前記第2の基地局と調停することと、
    前記MBMSセッションが確立されるチャネルに同調するように前記1つまたは複数のUEsを指示することと、
    を備える、請求項12の方法。
  14. 前記1つまたは複数のUEsへMBMSユーザサービスディスクリプション情報を送信することをさらに備えた、請求項13の方法。
  15. 前記MBMSユーザサービスディスクリプション情報は、専用シグナリング、シングルセルポイントツーポイント(SC−PTM)チャネル、またはMBMSチャネルの少なくとも1つを介して送信される、請求項14の方法。
  16. 前記第2の基地局は隣接基地局である、請求項12の方法。
  17. リモートサーバからコンテンツを検索し、
    前記基地局において前記コンテンツの少なくとも一部をローカルキャッシュに記憶し、
    前記コンテンツに関する要求を第1のユーザ機器(UE)から受信し、
    前記基地局において前記ローカルキャッシュから前記コンテンツの少なくとも一部を前記第1のUEへ供給する、
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、無線通信のための装置。
  18. リモートサーバからコンテンツを検索する手段と、
    前記基地局において前記コンテンツの少なくとも一部をローカルキャッシュに記憶する手段と、
    前記コンテンツに関する要求を第1のユーザ機器(UE)から受信する手段と、
    前記基地局において前記ローカルキャッシュから前記第1のUEへ前記コンテンツの少なくとも一部を供給する手段と、
    を備える無線通信のための装置。
  19. リモートサーバからコンテンツを検索するためのコードと、
    前記基地局において前記コンテンツの少なくとも一部をローカルキャッシュに記憶するためのコードと、
    前記コンテンツに関する要求を第1のユーザ機器(UE)から受信するためのコードと、
    前記基地局において前記ローカルキャッシュから前記第1のUEへ前記コンテンツの少なくとも一部を供給するためのコードと、
    を備える、無線通信のためのコンピュータ可読媒体。
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