JP2018513332A - 部分サイクロイド歯輪郭を有する駆動装置 - Google Patents

部分サイクロイド歯輪郭を有する駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】【解決手段】装置が、複数のギア歯を有するリングギアであって、遊星歯車の複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、リングギアと、リングギア内部で回転可能な遊星歯車であって、複数のギア歯を有し、遊星歯車の複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、遊星歯車とを含む。遊星歯車のギア歯の総数が、リングギアのギア歯の総数よりも小さい。遊星歯車のギア歯は、リングギアの対応するギア歯と動作可能に噛合する。遊星歯車のギア歯の総数が、曲げ強さと圧縮強度とが所定量未満だけ異なるように遊星歯車の各ギア歯に曲げ強さと圧縮強度とを提供する。【選択図】図9A

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年4月24日出願の「Drives with Partial Cycloid Teeth Profile」という名称の米国仮特許出願第62/152,484号に対する優先権を主張するものである。上記仮特許出願は、本明細書に完全に記載されているかのように参照により本明細書に援用する。
動力伝達装置とは、動力源からの速度およびトルクを、出力に提供される異なる速度およびトルクに変換する機械であり、ここで、入力における速度とトルクの積は、出力における速度とトルクの積に等しく、動力伝達装置での動力の非効率性は比較的低い。用語「動力伝達装置」は、一般に、速度およびトルクを回転動力源から別のデバイスに変換するために歯車および歯車列を使用する歯車箱を表すことがある。産業機械、医療ロボット、および家庭用電子機器は、このような動力伝達装置を利用することがある。動力伝達装置の選択または設計には、複数の因子を考慮に入れる必要がある。例示的な因子としては、負荷容量、歯車比、およびコストが挙げられる。
本開示は、部分サイクロイド歯輪郭を有する駆動装置に関連付けられるシステムおよび装置に関連する実施形態を述べる。
一態様において、本開示は装置を述べる。この装置は、空いた環状空間と、内周面に配設された複数のギア歯とを有するリングギアを含む。遊星歯車の複数のギア歯がそれぞれ、部分サイクロイド輪郭を有し、リングギアは固定されている。装置はまた、リングギアの空いた環状空間内で回転可能な遊星歯車も含む。遊星歯車はその外周に複数のギア歯を有し、遊星歯車の複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する。遊星歯車が、ある総数のギア歯を有し、リングギアが、ある総数のギア歯を有し、遊星歯車のギア歯の総数は、リングギアのギア歯の総数よりも小さい。遊星歯車のギア歯が、リングギアの対応するギア歯と動作可能に噛合する。遊星歯車のギア歯の総数が、曲げ強さと圧縮強度とが所定量未満だけ異なるように遊星歯車の各ギア歯に曲げ強さと圧縮強度とを提供する。
別の態様では、本開示はサイクロイド駆動装置を述べる。サイクロイド駆動装置は、入力シャフトと、入力シャフトに偏心して取り付けられた軸受とを含む。サイクロイド駆動装置はまた、空いた環状空間と、内周面に配設された複数のギア歯とを有するリングギアも含む。遊星歯車の複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、リングギアは固定されている。サイクロイド駆動装置はまた、偏心して取り付けられた軸受に取り付けられ、リングギアの空いた環状空間内で回転可能な遊星歯車も含む。遊星歯車は、遊星歯車の外周に複数のギア歯を有し、遊星歯車の複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する。遊星歯車は、入力シャフトの回転に対して偏心して回転する。遊星歯車が、ある総数のギア歯を有し、リングギアが、ある総数のギア歯を有し、遊星歯車のギア歯の総数が、リングギアのギア歯の総数よりも小さい。遊星歯車のギア歯が、リングギアの対応するギア歯と動作可能に噛合する。遊星歯車のギア歯の総数が、曲げ強さと圧縮強度とが所定量未満だけ異なるように遊星歯車の各ギア歯に曲げ強さと圧縮強度とを提供する。
上記の概要は例示にすぎず、何ら限定を意図するものではない。図面および以下の詳細な説明を参照することによって、上述した例示的な態様、実施形態、および特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、および特徴が明らかになろう。
図1は、一例示的実装形態による、転がり円によって生成されたサイクロイドを示す図である。
図2Aは、一例示的実装形態による、小円をより大きな円の円周上で転がすことによって得られたエピサイクロイドおよびハイポサイクロイドを示す図である。
図2Bは、一例示的実装形態による、図2Aのエピサイクロイドを単独で示す図である。
図2Cは、一例示的実装態様による図2Aのハイポサイクロイドを単独で示す図である。
図2Dは、一例示的実装形態による、完全サイクロイド輪郭を有する3つの歯を有するサイクロイド歯車を示す図である。
図2Eは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド輪郭を有するギア歯を示す図である。
図3Aは、一例示的実装形態によるサイクロイド駆動装置の動作を示す図である。 図3Bは、一例示的実装形態によるサイクロイド駆動装置の動作を示す図である。 図3Cは、一例示的実装形態によるサイクロイド駆動装置の動作を示す図である。 図3Dは、一例示的実装形態によるサイクロイド駆動装置の動作を示す図である。 図3Eは、一例示的実装形態によるサイクロイド駆動装置の動作を示す図である。 図3Fは、一例示的実装形態によるサイクロイド駆動装置の動作を示す図である。
図4Aは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド歯を有するサイクロイド駆動装置を示す図である。 図4Bは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド歯を有するサイクロイド駆動装置を示す図である。 図4Cは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド歯を有するサイクロイド駆動装置を示す図である。 図4Dは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド歯を有するサイクロイド駆動装置を示す図である。
図5は、一例示的実装形態による、負荷容量に対する部分サイクロイド歯の使用の効果を示す図である。
図6Aは、一例示的実装形態による転がり接触直径を示す図である。
図6Bは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド歯のサイクロイドセグメントの中点を通過する転がり接触直径を有するサイクロイド駆動装置を示す図である。
図7は、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力シャフトの偏心運動を補償するメカニズムを示す図である。
図8は、一例示的実装形態による、同軸に位置合わせされていない2つのシャフトを接続するために使用されるカップリングを示す図である。
図9Aは、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力での偏心を補償するためのカップリング構成を示す図である。 図9Bは、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力での偏心を補償するためのカップリング構成を示す図である。
図10Aは、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力での偏心を補償するための構成を示す図である。 図10Bは、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力での偏心を補償するための構成を示す図である。
図11は、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の偏心を補償する別の構成を示す図である。
以下の詳細な説明では、添付の図面を参照して、開示するシステムおよび方法の様々な特徴および機能を述べる。本明細書で述べる例示的なシステムおよび方法の実施形態は、限定を意図するものではない。開示するシステムおよび方法の特定の態様を多様な異なる構成で配置したり組み合わせたりすることができることは容易に理解されよう。それら全てを本明細書で企図する。
さらに、文脈上別段の定めがない限り、各図に示される特徴は、互いに組み合わせて使用されてもよい。したがって、各図は一般に、1つまたは複数の全体的な実装形態の構成要素態様と見なされるべきであり、各実装形態に関して、図示された全ての特徴が必要なわけではないことを理解されたい。
さらに、本明細書または特許請求の範囲における要素、ブロック、またはステップの列挙は、分かりやすくする目的のものである。したがって、そのような列挙は、これらの要素、ブロック、またはステップが特定の配置に従うことまたは特定の順序で実施されることを要求または示唆するものと解釈されるべきではない。
I.概要
特定の用途向けに動力伝達装置を選択または設計するには、複数の因子を考慮する必要がある。例示的な因子としては、負荷容量、歯車比、コストなどが挙げられる。大きな負荷容量が必要とされる場合、動力伝達システムが重くなることがある。一方、小型の動力伝達システムは、負荷容量が小さくなる傾向がある。さらに、動力伝達システムは、高い性能(これは、効率やバックラッシュなどのパラメータによって定義される)が必要な場合には、高価になりがちである。したがって、所与の体積に関して負荷容量を増加させると共に、製造コストを低減する動力伝達システムが望まれる。
サイクロイド駆動装置またはサイクロイド減速機は、入力シャフトの速度を特定の比で低下させるためのメカニズムである。他の同様の減速機と比べて、サイクロイド駆動装置は、小型でありながら減速比が比較的高い、剛性および負荷容量が高い、慣性が低い、ならびにバックラッシュが小さいまたはないものにすることができる。しかし、サイクロイド駆動装置の負荷容量は、摩耗や破断などの機械的因子によって制限されることがある。さらに、以下に述べるように、サイクロイド駆動装置は偏心歯車システムを含み、歯車システムの偏心の補償は、精密製造技法の必要性と共に多数の部品の使用に関わる。
本明細書では、部分サイクロイド輪郭を有するギア歯を使用することによってサイクロイド駆動装置の負荷容量を改良する歯車システムを開示する。さらに、開示するシステムは、サイクロイドの出力を回収し、サイクロイド駆動装置の固有の偏心を補償するために、部品数を減らした構成を利用する。
II.サイクロイド歯車
サイクロイドは、円形ホイールが滑らずに直線に沿って転がるときに、そのホイールの周縁上の点によって描かれる曲線である。図1は、一例示的実装形態による、転がり円102によって生成されたサイクロイド100を示す。円102が表面106に沿って矢印108の方向に移動するにつれて、円102の周縁上の点104が曲線、すなわちサイクロイド100を描く。
サイクロイド歯車は、大抵の他の歯車に使用されるインボリュート歯車輪郭ではなく、サイクロイド輪郭を有する。サイクロイド歯車の歯は、主円の円周上で仮想の小円を(滑らせずに)転がすことによって得られるサイクロイドの形状を有する。小円上に固定された仮想点によって描かれる曲線が、サイクロイドを形成する。小円が主円の外側を転がる場合、その点はエピサイクロイドを描く。点が主円の内側を転がる場合、曲線はハイポサイクロイドになる。
図2Aは、一例示的実装形態による、小円をより大きい円の円周上で転がすことによって得られるエピサイクロイド200およびハイポサイクロイド202を示す。エピサイクロイド200は実線で示され、ハイポサイクロイド202は破線で示されている。エピサイクロイド200は、小円がより大きい円の外側を転がるときに小円の点によって描かれ、ハイポサイクロイド202は、小円がより大きい円の内側を転がるときに小円の点によって描かれる。図2Bは、一例示的実装形態によるエピサイクロイド200を単独で示し、図2Cは、一例示的実装形態によるハイポサイクロイド202を単独で示す。
サイクロイド歯車は、エピサイクロイド200とハイポサイクロイド202とを(主円上の)交点で交互配置することによって構成することができる。図2Dは、一例示的実装形態による、完全サイクロイド輪郭を有する3つの歯206A、206B、および206Cを有するサイクロイド歯車204を示す。説明のための一例として、図2Dには3つの歯が示されているが、より少数またはより多数の歯を使用することもできる。
サイクロイド歯車204は、エピサイクロイド200のいくつかの部分(部分208など)をハイポサイクロイド202のいくつかの部分(部分210など)とそれらの交点(点212など)で交互配置することによって構成される。結果として得られた歯206A、206B、および206Cは、完全サイクロイド輪郭を有すると呼ばれる。なぜなら、エピサイクロイド200およびハイポサイクロイド202から取られた部分が、エピサイクロイド200とハイポサイクロイド202との興味深い点の間での完全なセグメントであるからである。例えば、部分208は、ハイポサイクロイド202との交点212と交点214の間でのエピサイクロイド200の完全なセグメントである。
以下に述べるように、サイクロイド駆動装置の負荷容量は、部分サイクロイド輪郭を有する歯を有するサイクロイド歯車を使用することによって高められ得る。図2Eは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド輪郭を有するギア歯216を示す。部分サイクロイド輪郭を有するギア歯216は、完全サイクロイド輪郭のセグメントを増強することによって構成することができる。例えば、図2Dで線220Aと線220Bの間に示されるセグメント218を、線224Aと線224Bの間のセグメント222と共に増強することができる。したがって、結果として得られる歯216は、歯206A〜Cの完全サイクロイド輪郭ではなく、部分サイクロイド輪郭を有する。
歯216など、部分サイクロイド輪郭を有する歯の使用は、図4A〜図4Dに関して以下に述べるように、より多数の、しかしより薄いギア歯を有するサイクロイド歯車を形成することを容易にする。そのような歯車を使用する利点は、図5に関して後述する。
III.例示的なサイクロイド駆動システム
図3A〜図3Fは、一例示的実装形態によるサイクロイド駆動装置300の動作を示す。図3Aに示されるように、サイクロイド駆動装置300は、(i)空いた環状空間303を有するリングギア302と、(ii)リングギア302の空いた環状空間303内部で回転可能な遊星歯車304と、(iii)リングギア302と同心の入力シャフト306と、(iv)入力シャフト306および遊星歯車304に連結された偏心駆動部材308とを含む。
図3Aに示されるように、説明のための一例として、遊星歯車304は、遊星歯車304の外周に設けられた歯310など5つの歯またはローブを有し、リングギア302は、リングギア302の内周面に設けられた6つの歯またはローブを有する。したがって、遊星歯車304のギア歯の数は、リングギア302のギア歯の数よりも少なく、遊星歯車304のギア歯は、リングギア302の対応するギア歯と動作可能に噛合する。用語「ローブ」と「歯」は、本開示では交換可能に使用される。
入力シャフト306は、図3Aに示される実線の矢印の方向(すなわち時計回り)に回転される。入力シャフト306は、偏心駆動部材308に連結され、したがって遊星歯車304に偏心運動を与える。これは、点印312および破線の矢印314によって示されている。図3B〜3Fは、入力シャフト306が回転するときに点印312がどのように動くかを示す。点印312の軌跡は、破線の矢印314によって示されている。この偏心運動は、出力を回収する前に出力メカニズムによって最小限に抑えられるか、またはなくされる。図3A〜図3Fには出力メカニズムが示されていないが、例示的な出力メカニズムについては後述する。
一般に、サイクロイド駆動装置300の負荷容量は、リングギア302のローブと噛合するときの遊星歯車304の各ローブの曲げ強さおよび圧縮強度に依存する。換言すると、サイクロイド駆動装置300の負荷容量は、歯に作用する曲げ負荷によって誘発される応力によって制限される。また、負荷容量は、遊星歯車のローブがリングギアのローブに接触する場合のヘルツの接触応力によっても制限される。
サイクロイド駆動装置の負荷容量を改良するために、本明細書では、サイクロイド駆動装置300の歯と比べてサイズが小さいが、サイクロイド駆動装置300と同じ歯車比のより多数の歯を有するサイクロイド駆動装置を開示する。図2Eに関して上述したように、歯の数を増加して歯を小さくするために、完全サイクロイド輪郭のセグメントを使用して歯を作製することができる。換言すると、完全サイクロイド輪郭のセグメントを使用して、より小さい歯を作製することができる。完全サイクロイド輪郭のセグメントを使用するギア歯を、部分サイクロイド歯と呼ぶこともある。部分サイクロイド歯の高さは、望み通りに小さくされ得る。このタイプの歯輪郭は、圧縮時に負荷を受ける接触点の数を増加させ、それによりサイクロイド駆動装置の圧縮強度を増加させることによって、サイクロイド駆動装置の接触応力負荷容量を増加させるという利点を有する。
図4A〜4Dは、一例示的実装形態による部分サイクロイド歯を有するサイクロイド駆動装置を示す。図4Aは、遊星歯車304と同様の大きいローブまたは歯を有する遊星歯車400を示す。1つのそのような歯は、歯402である。また、図4Aには、歯406など、より小さい歯を有する別の遊星歯車404も示されている。遊星歯車404の歯の輪郭は、完全サイクロイド歯のセグメント、すなわち部分サイクロイド輪郭であり、したがって、遊星歯車404がより多数の歯を有することを可能にする。
図4Aに示されるように、より小さい歯の輪郭の形状は、より大きい歯のセグメントの形状と一致する。例えば、参照番号408を付された部分は、より小さい歯406とより大きい歯402とに共通である。したがって、歯402は完全サイクロイド歯であり、歯406は、部分サイクロイド歯であり、その輪郭は歯402の輪郭のセグメント(例えば、セグメント218および222と同様)である。
リングギアの歯も同様に調節されてよい。図4Bは、遊星歯車400の歯402などの完全サイクロイドギア歯と一致するようにギア歯412などの完全サイクロイドギア歯を有することができるリングギア410を示す。代替として、リングギア410は、遊星歯車404の歯406などの部分サイクロイドギア歯と一致するようにギア歯414などの部分サイクロイドギア歯を有することができる。
図4Cは、遊星歯車400およびリングギア410を示し、ここで、各歯車は完全サイクロイド歯を有し、図4Dは、遊星歯車404およびリングギア410を示し、ここで、各歯車は部分サイクロイド歯を有する。歯は、完全サイクロイド輪郭ではなく部分サイクロイド輪郭を使用することによって、望み通りに小さくされ得る。部分サイクロイド歯の使用は、より多数のより小さい歯の使用を可能にし、これは、以下に述べるように、サイクロイド駆動装置の負荷容量を改良する。
サイクロイド駆動装置の負荷容量は、ギア歯の曲げ強さを圧縮強度と一致させることによって増加され得る。曲げ強さと圧縮強度とを一致させるために、歯の数を増加させながら歯の厚さを減少させてもよい。歯の厚さを減少させることで、駆動装置の曲げ強さの面で負荷容量が減少する。一方、歯の数を増加させることで、このとき負荷がより多数の歯にわたって分散されるので、駆動装置の圧縮強度の面で負荷容量が増加する。例えば、歯の厚さおよび数は、所定の量未満だけ異なる(例えば5%未満だけ異なる、10%未満だけ異なる、または何らかの他の量未満だけ異なる)曲げ強さと圧縮強度とを各歯が有するように調節されてよい。このようにしてギア歯の曲げ強さと圧縮強度とを一致させることにより、サイクロイド駆動装置の負荷容量を最大化または増加し得る。
図5は、一例示的実装形態による、負荷容量に対する部分サイクロイド歯の使用の効果を示す。実線500は、曲げ強さと圧縮強度との関係を示す。この関係は、単に説明のために線形として図示されているが、他の非線形の形状を取ることもある。
ギア歯の曲げ応力を決定する際、ギア歯をカンチレバービームとしてモデル化することができる。したがって、曲げ応力は、以下の簡略化された式によって決定することができる。
Figure 2018513332
ここで、Wtは、歯の先端での接線荷重、Pdは、直径方向ピッチ、Fは、歯の面幅、Yは、無次元のルイス形状因子である。
したがって、式(1)によって示されるように、ギア歯の曲げ応力は、ルイス形状因子に反比例する。ルイス形状因子は、一般に、応力集中を含めたいくつかの幾何学的因子を考慮に入れ、歯の数が増えるにつれて増加する。したがって、歯がより厚くなって数が少なくなるほど、ルイス因子が低くなり、曲げ応力が低くなり、したがって歯の曲げ強さが高くなり、逆も成り立つ。
ギア歯での圧縮応力は、ヘルツの接触圧力に比例し、これは、以下の簡略化された式によって決定することができる。
Figure 2018513332
ここで、pはヘルツの接触圧力、E*は実効弾性率、φは圧力角、r1およびr2は、2つの噛合する歯車の各歯車のピッチ半径にsin(φ)を掛けた値に等しい等価な半径である。圧力角φは、歯面とギアホイール接線との成す角度である。換言すれば、これは、圧力線(歯面に垂直である)とピッチ面に接する面とが成すピッチ点での角度である。圧力角は、歯輪郭に垂直な方向を示す。
式(2)によって示されるように、ギア歯に対する圧縮応力は、圧力角の余弦に反比例する。歯が大きく厚いほど圧力角が大きく、より小さい歯は、より小さい圧力角によって特徴付けられる。したがって、歯が厚いほど、圧力角が大きくなり、圧縮応力が高くなり、したがって歯の圧縮強度が低くなる。また、歯が厚く少数であるほど、負荷がより少数の歯にしか分散されないので圧縮強度が低くなる。
したがって、厚いまたは完全なサイクロイド歯(例えば歯402)は、図5の線500上の点Aなどの点によって表され得る。点Aでは、圧縮強度は低く、曲げ強さは高い。一方、点Bなどの点は、曲げ強さが低く、圧縮強度が高いことを表す。これらの2つの動作点AとBはどちらも、より小さい負荷容量を表す。駆動装置の負荷容量は、圧縮強度と曲げ強さとのいずれか低い方によって制限される。
サイクロイド駆動装置の負荷容量を改良するために、曲げ強さと圧縮強度は、等しくなるように、または互いの閾値以内にあるように、より良くバランスを取られるべきである。これは点Cによって示されている。点Cなどの点は、ギア歯406を有する遊星歯車404と、(歯412とは対照的に)歯414などのギア歯を有するリングギア410とによって示されるように、歯の厚さを減少させ、歯の数を増加させることによって実現される。遊星歯車404と、歯414などのギア歯を有するリングギア410とによって表される構成は、点Cなどの動作点を達成することを狙いとする。
駆動装置の負荷容量の改良に加えて、部分サイクロイド歯の別の利点は、滑り距離と同様に、遊星歯車とリングギアとが成す実効圧力角が減少されることである。滑り距離および圧力角の減少は、サイクロイド駆動の効率を高め得る。
歯車が滑る傾向は、「転がり接触直径」と呼ばれる想像線によって表され得る。図6Aは、一例示的実装形態による転がり接触直径を示す。遊星歯車600に関する転がり接触直径は線602によって示され、リングギア604に関する転がり接触直径は線606によって示される。歯車どうしの接点が転がり接触直径から離れるほど、噛合中に歯車が互いに対して滑る速度は大きくなる。歯が正確に転がり接触直径で接触すると、転がり接触のみが生じ、歯は互いに対して滑らない。
サイクロイド駆動装置が部分サイクロイド歯を有する場合、滑り損失量が減少され、転がり接触直径が、部分サイクロイド歯のサイクロイドセグメントを通過する。特に、転がり接触直径が部分サイクロイド歯のサイクロイドセグメントの中央に位置する場合またはサイクロイドセグメントの中点を通過する場合、滑り損失は最小限に抑えられる。したがって、滑り損失を減少させるためには、転がり接触直径がサイクロイドセグメントの中点を通過するように、またはサイクロイドセグメントの中点から閾値距離以内にあるようにギア歯の数を選択すべきである。閾値距離は、歯の大きさおよびサイクロイド駆動装置が使用される用途に依存し得る。
図6Bは、一例示的実装形態による、部分サイクロイド歯のサイクロイドセグメントの中点を通過する転がり接触直径を有するサイクロイド駆動装置を示す。図6Bで、遊星歯車600およびリングギア604は、図6Aに示されている完全サイクロイド歯とは対照的に、複数の部分サイクロイド歯を有して示されている。図6Bに示されるように、遊星歯車600およびリングギア604の転がり接触直径608および610はそれぞれ、歯のサイクロイドセグメントの中点を通過する。したがって、噛合する歯はより滑りにくく、最小の圧力角を有する傾向がある。したがって、サイクロイド駆動装置の効率が高められる。
V.偏心の補償
上述したように、サイクロイド駆動装置の遊星歯車は、偏心シャフトに固定または連結される。サイクロイド駆動装置の出力シャフトがサイクロイド駆動装置の遊星歯車に連結されており、したがって、出力シャフトは、偏心運動を有し、歯車回転軸に垂直に変位する。同心の角度回転を伝達するためには、変位を除去しなければならない。
図7は、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力シャフトの偏心運動を補償するメカニズムを示す。入力シャフト700は、偏心して取り付けられた軸受702に連結される。軸受702は、サイクロイドディスク(遊星歯車)704を駆動する。サイクロイドディスク704は、穴706など多数の穴を有する。これらの穴は、出力シャフトローラ708などの出力シャフトローラが転がるための表面を提供する。出力シャフトローラは、出力シャフト(図7には図示せず)に連結される。穴706などの穴の半径は、ローラ708などの対応する出力シャフトローラの半径よりも偏心量だけ大きい。
この構成では、入力シャフト700が回転されるとき、軸受702の偏心により、サイクロイドディスク704が偏心回転する。サイクロイドディスク704は、回転するとき、出力シャフトローラ、例えば出力シャフトローラ708に力を加え、出力シャフトローラを回転させる。穴(例えば穴706)が出力シャフトローラ(例えば出力シャフトローラ708)よりも偏心量だけ大きいので偏心が除去され、出力シャフトは、非偏心の円形運動を与えられる。
しかし、図7に示されるメカニズムは、多数の精密部品を有することによって特徴付けられ得る。次に、図7に示されるメカニズムと比べて部品数が少ない代替メカニズムを開示する。
図8は、一例示的実施形態による、同軸に位置合わせされていない2つのシャフトを接続するために使用されるカップリング800を示す。カップリング800は、3つのディスク802、804、および806を含む。ディスク802などの外側ディスクの一方は入力シャフトに連結されてよく、他方の外側ディスク806は出力シャフトに連結されてよい。
中央ディスク804は、図示されるように凸部(すなわちキー)と溝(すなわちキー溝)の構成によって両方の外側ディスクに連結される。用語「凸部」と「キー」は、本明細書では交換可能に使用される。同様に、用語「溝」と「キー溝」は、本明細書では交換可能に使用される。
具体的には、外側ディスク802は溝808を有し、中央ディスク804は、外側ディスク802に向いた面に凸部810を有し、したがって溝808に対応して係合する。同様に、中央ディスク804は、外側ディスク806に向いた面に溝812を有し、外側ディスク806は、溝812に対応して係合する凸部814を有する。凸部810は、溝812に垂直である。したがって、中央ディスク804は、メカニズムが回転するにつれて外側ディスク802および806に対して半径方向に摺動するように構成される。
位置合わせされていない入力シャフトと出力シャフトが外側ディスク802と806に連結され、中央ディスク804は、入力シャフトの回転を出力シャフトに伝達する。中央ディスク804が外側ディスク802および806に対して半径方向に摺動するように構成されているので、入力シャフトと出力シャフトとの位置ずれの影響がなくされる。
このカップリング800は、サイクロイド駆動装置の偏心をなくすために使用することができる。図7に関して述べたメカニズムと比べて、カップリング800は部品数が少ない。
一例として、図4Dを再び参照すると、カップリング800の外側ディスク802および806の一方は、遊星歯車404に連結されてよい。このとき、出力シャフトが他方の外側ディスクに連結されてよい。したがって、遊星歯車404が偏心回転するとき、中央ディスク804が外側ディスク802および806に対して半径方向に摺動できることにより、出力シャフトでの偏心の影響が補償される。
図9A〜9Bは、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力で偏心を補償するためのカップリング構成900を示す。この構成では、図8に示される比較的大きな凸部および溝の配置とは対照的に、より小さい凸部および溝のアレイが利用される。複数の平行なより小さい凸部および溝を使用することによって、所与の体積に関して、カップリングの負荷容量が増加し、したがって所与の負荷容量に関してメカニズムをより小型にすることが可能になる。
図9A〜9Bは、図4A〜4Dに関して上述したような、部分サイクロイド歯を有する遊星歯車およびリングギアを備えたサイクロイド駆動装置を示す。サイクロイド駆動装置はさらに、サイクロイド駆動装置の出力から偏心を除去するための複数の平行な凸部および溝を有する。
図面において構成要素の両側が図示され得るように、図9Aは、1つの視野角でのサイクロイド駆動装置の分解図を示し、図9Bは、別の視野角からの分解図を示す。入力シャフトは、構成要素901の中心で構成要素901に連結されてもよい(すなわち、入力シャフトと構成要素901が同心である)。入力構成要素901には、軸受902が偏心して取り付けられる。偏心して取り付けられた軸受902は、遊星歯車904に連結される。遊星歯車904は、リングヒア910の部分サイクロイド歯908と噛合する部分サイクロイド歯906を有する。
さらに、図9Bに示されるように、遊星歯車904は、出力ディスク802および806の一方として動作する。遊星歯車904は、入力シャフトに向いた第1の面と、第1の面とは反対側の第2の面とを有する。第2の面は、単一の凸部(例えば凸部814)または単一の溝(例えば溝808)とは対照的に、複数の凸部および溝911を含む。
構成900は、図8での中央ディスク804と同等の中間ディスク912を含む。ディスク804の単一の凸部810および単一の溝812の代わりに、ディスク912は、ディスクの両側に複数の凸部および溝914および916を有する。ディスク912の第1の面は遊星歯車904に向き、凸部および溝914を有し、第1の面とは反対側の第2の面は、凸部および溝916を有する。凸部および溝914は、凸部および溝916に垂直である。
ディスク918は、外側ディスク802および806のいずれかと同様の出力ディスクである。ディスク918は、ディスク912の凸部または溝916と係合するように構成された複数の凸部または溝920を有する。動作中、遊星歯車904が偏心して動くと、ディスク912は、遊星歯車904と出力ディスク918との両方に対して半径方向に摺動し、それにより出力の偏心がなくされる。図9A〜図9Bに示される構成900は、図7に示されるメカニズムと比べて部品数が少なく、したがって費用対効果がより高い。
図10A〜10Bは、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の出力で偏心を補償するための構成1000を示す。構成1000は、連係部を使用して偏心を補償する。
入力シャフトは、偏心して取り付けられた軸受1002に連結されてよい。軸受1002は、前の構成で述べたのと同様に入力シャフトに対して偏心である。構成1000は、部分サイクロイド歯1006を有する遊星歯車1004を含む。リングギア1008も、部分サイクロイド歯1010を有する。遊星歯車1004は、入力シャフトに向いた第1の面と、第1の面とは反対側の第2の面とを有する。
構成1000は、4つの連係部1012A、1012B、1012C、および1012Dを含み、各連係部が2つのペグを有する。より多数またはより少数の連係部を使用することもでき、各連係部は、より多数またはより少数のペグを有することもできる。連係部1012A、1012B、1012C、および1012Dは、互いに接続または連結され、遊星歯車1004のそれぞれの平面に平行な平面内に配設される。連係部1012A、1012B、1012C、および1012Dのペグは、平面に垂直な方向に突出している。
構成1000は、図示されるように4つの穴を有する中間部材1014も有する。構成1000は、穴1018など、2つの穴を有する出力部材1016も有する。
連係部1012A、1012B、1012C、および1012Dのペグの1つのサブセットは、中間部材1014および出力部材1016に向いており、中間部材1014および出力部材1016に連結され、ペグの別のサブセットは、遊星歯車1004に向いており、遊星歯車1004に連結されている。
図10Bでの破線は、連係部1012A、1012B、1012C、および1012Dのペグの半分が、他の部材の穴にどのように連結されるかを示す。例えば、連係部1012Dのペグ1020は、中間部材1014を越えて延び、出力部材1016の穴1018に連結される。連係部1012Dのペグ1022は、中間部材1014の穴1024に連結される。連係部1012Bのペグ1026は、中間部材1014の穴1028に連結される。連係部1012Bのペグ1030は、遊星歯車1004の穴1032に連結される。図面が見づらくならないように、ペグとそれぞれの穴との接続の半分のみが示されている。
各ペグは、そのペグが受け取られて連結される対応する穴内で自由に回転できる。前の構成で述べたように、遊星歯車1004は偏心して動く。連係部1012A、1012B、1012C、および1012Dの長さは、偏心を補償するために遊星歯車1004の偏心量よりも実質的に大きくすべきである。遊星歯車1004は、遊星歯車1004に連結されたペグを介して、偏心運動をなくしてまたは減らして連係部1012A〜Dおよび中間部材1014が動くようにする。したがって、出力部材1016も偏心なしに動く。したがって、出力部材に連結されたシャフトは、偏心運動なしで回転する。図9A〜9Bに示される構成と同様に、図10A〜10Bに示される構成は、図7に示されるメカニズムと比べて部品数が少なく、必要な精密加工操作の工数が少なく、したがって費用対効果をより高くすることができる。
図11は、一例示的実装形態による、サイクロイド駆動装置の偏心を補償するための別の構成1100を示す。前に示した構成はただ1つの遊星歯車を含むが、構成1100は、2つの遊星歯車1102および1104を有する複合遊星歯車1101を含む。2つの遊星歯車1102と1104は互いに固定されており、したがって同じ速度で1つのユニットとして回転する。
構成1100は、2つの対応するリングギア1106および1108も含み、遊星歯車1102がリングギア1106と噛合し、遊星歯車1104がリングギア1108と噛合する。リングギアの一方は据置され、すなわち固定され、他方のリングギアは自由に回転でき、すなわち浮動している。
2つの遊星歯車1102と1104のピッチ直径は、小さい量または閾値量だけ異なる。例えば、遊星歯車1102のピッチ直径を55ミリメートル(mm)とすることができ、遊星歯車1104のピッチ直径を50mmとすることができる。同様に、2つのリングギア1106と1108のピッチ直径も小さい量または閾値量だけ異なるが、リングギアのピッチ直径の差は、遊星歯車のピッチ直径の差に等しい。例えば、リングギア1106のピッチ直径は60mmでよく、遊星歯車1108のピッチ直径は55mmでよい。
図11は、偏心構成要素1112に連結された入力シャフト1110も示し、入力シャフト1110は、遊星歯車1102および1104に連結される。転がり軸受1114が、偏心構成要素1112を取り囲むように構成される。動作中、入力シャフト1110が回転するとき、遊星歯車1102と1104はどちらも、それぞれのリングギア1106と1108の中で偏心して動く。
リングギア1106が「据置」歯車(すなわち動かない歯車)と見なされる場合、出力は、リングギア1108から回収されてよく、リングギア1108は、自由に回転できるか、または浮動している。遊星歯車1104とリングギア1108の配置が、リングギア1106内での遊星歯車1102の回転の偏心を打ち消す。したがって、出力は偏心を伴わない。この構成では、歯車比はリングギアと遊星歯車の各対における2つの歯車比の積であるので、歯車比の大幅な減少が得られることがある。さらに、図9A〜9Bおよび図10A〜10Bに示す構成と同様に、図11に示される構成は、図7に示されるメカニズムと比べて部品数が少なく、したがって費用対効果がより高い。
V.結論
ここで述べた構成は単なる例示の目的のものであることを理解されたい。したがって、他の構成および他の要素(例えば、操作のための機械およびインターフェース、操作の順序およびグループ化など)を代わりに使用することもでき、望みの結果に応じていくつかの要素が省かれてもさしつかえないことを当業者は理解されよう。
本明細書では様々な態様および実装形態を開示してきたが、他の態様および実装形態も当業者には明らかであろう。本明細書に開示した様々な態様および実装形態は、例示の目的のものであり、限定を意図したものではなく、真の範囲は、以下の特許請求の範囲によって示され、その特許請求の範囲に権利が付与される全等価範囲も含む。また、本明細書で使用する用語は、特定の実装形態のみを述べる目的のものであり、限定を意図するものではないことも理解されたい。
サイクロイド歯車204は、エピサイクロイド200のいくつかの部分(部分208など)をハイポサイクロイド202のいくつかの部分(部分210など)とそれらの交点(点212など)で交互配置することによって構成される。結果として得られた歯206A、206B、および206Cは、完全サイクロイド輪郭を有すると呼ばれる。なぜなら、エピサイクロイド200およびハイポサイクロイド202から取られた部分が、エピサイクロイド200とハイポサイクロイド202との複数の交点の間での完全なセグメントであるからである。例えば、部分208は、ハイポサイクロイド202との交点212と交点214の間でのエピサイクロイド200の完全なセグメントである。
図面において構成要素の両側が図示され得るように、図9Aは、1つの視野角でのサイクロイド駆動装置の分解図を示し、図9Bは、別の視野角からの分解図を示す。入力シャフトは、構成要素901の中心で構成要素901に連結されてもよい(すなわち、入力シャフトと構成要素901が同心である)。入力構成要素901には、軸受902が偏心して取り付けられる。偏心して取り付けられた軸受902は、遊星歯車904に連結される。遊星歯車904は、リングギア910の部分サイクロイド歯908と噛合する部分サイクロイド歯906を有する。
本明細書では様々な態様および実装形態を開示してきたが、他の態様および実装形態も当業者には明らかであろう。本明細書に開示した様々な態様および実装形態は、例示の目的のものであり、限定を意図したものではなく、真の範囲は、以下の特許請求の範囲によって示され、その特許請求の範囲に権利が付与される全等価範囲も含む。また、本明細書で使用する用語は、特定の実装形態のみを述べる目的のものであり、限定を意図するものではないことも理解されたい。
本発明は、たとえば、以下のような態様で実現することもできる。
適用例1:
空いた環状空間と、内周面に配設された複数のギア歯とを有するリングギアであって、遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記リングギアが固定されている、リングギアと、
前記リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な遊星歯車であって、前記遊星歯車がその外周に複数のギア歯を有し、前記遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、遊星歯車と、を備える装置であって、
前記遊星歯車が、ある総数のギア歯を有し、前記リングギアが、ある総数のギア歯を有し、前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、前記リングギアのギア歯の前記総数よりも小さく、
前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記リングギアの対応するギア歯と動作可能に噛合し、
前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、曲げ強さと圧縮強度とが所定量未満だけ異なるように前記遊星歯車の各ギア歯に前記曲げ強さと前記圧縮強度とを与える、装置。
適用例2:
適用例1に記載の装置であって、さらに、
入力シャフトと、
前記入力シャフトに偏心して取り付けられた軸受とを備え、前記遊星歯車が、前記偏心して取り付けられた軸受に取り付けられる、装置。
適用例3:
適用例2に記載の装置であって、前記遊星歯車のギア歯の前記部分サイクロイド輪郭が、サイクロイドのセグメントを備え、前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記サイクロイドの前記セグメントの中点から閾値距離以内の一点で、前記リングギアのそれぞれのギア歯と接触する装置。
適用例4:
適用例1に記載の装置であって、前記遊星歯車が、入力シャフトに対して偏心して取り付けられ、前記遊星歯車が、前記入力シャフトの回転に対して偏心して回転する装置。
適用例5:
適用例4に記載の装置であって、
溝を有する第1のディスクと、
前記第1のディスクに向いた第1の面を有し、前記第1の面に凸部を有する第2のディスクであって、前記凸部が、前記第1のディスクの前記溝に対応して係合するように構成され、前記第2のディスクが、前記第1の面とは反対側の前記第2のディスクの第2の面に設けられた溝を備え、前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝が、前記第1の面の前記凸部に垂直である、第2のディスクと、
前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝に対応して係合するように構成された凸部を有する第3のディスクであって、前記第2のディスクが前記第1のディスクおよび前記第2のディスクに対して半径方向に摺動するように構成された、第3のディスクと、
出力シャフトと、を備え、前記第1のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の一方に連結され、前記第3のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の他方に連結される、装置。
適用例6:
適用例4に記載の装置であって、前記遊星歯車が、前記入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が、複数の凸部および溝を備え、前記装置が、さらに、
前記遊星歯車に向いた第1の面を有し、前記第1の面に複数の溝および凸部を有する中間ディスクであって、前記中間ディスクの前記第1の面の前記複数の溝および凸部が、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成され、前記中間ディスクが、前記第1の面とは反対側の第2の面に設けられた複数の溝および凸部を備え、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部が、前記第1の面にある前記複数の溝および凸部に垂直である、中間ディスクと、
前記中間ディスクが前記遊星歯車および出力ディスクに対して半径方向に摺動するように構成されるように、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成された複数の溝および凸部を有する出力ディスクと、を備える装置。
適用例7:
適用例6に記載の装置であって、さらに、
前記出力ディスクに連結された出力シャフトを備える装置。
適用例8:
適用例1に記載の装置であって、前記遊星歯車が、入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が複数の穴を備え、前記装置が、さらに、
互いに接続され、前記遊星歯車のそれぞれの平面に平行な平面に配設された複数の連係部であって、各連係部が、前記平面に垂直な方向に突出する1つまたは複数のペグを有し、前記複数の連係部のペグの第1のサブセットが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のそれぞれの穴に向かって突出して受け入れられる、複数の連係部と、
複数の穴を有する中間部材と、
複数の穴を有する出力ディスクと、を備え、前記中間部材が、前記複数の連係部と前記出力ディスクとの間に配設され、
前記ペグの第2のサブセットが、前記中間部材に向かって突出しており、前記中間部材の前記複数の穴に受け入れられ、
前記ペグの第3のサブセットが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの穴に受け入れられ、各ペグが、前記ペグが受け入れられる対応する穴内で自由に回転できる、装置。
適用例9:
適用例8に記載の装置であって、
前記複数の連係部が4つの連係部を備え、各連係部が2つのペグを有し、
2つの向かい合う連係部の2つのペグが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のうちの2つの穴に向かってそれぞれ突出して受け入れられ、
2つのペグが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの2つの穴にそれぞれ受け入れられ、
4つのペグが、前記中間部材に向かって突出し、前記中間部材の前記複数の穴のうちの4つの穴にそれぞれ受け入れられる、装置。
適用例10:
適用例4に記載の装置であって、前記遊星歯車が第1遊星歯車であり、前記リングギアが第1リングギアであり、前記装置が、さらに、
浮動しており、それぞれの空いた環状空間を有する第2リングギアであって、前記第2リングギアの内周面に複数のギア歯が配設され、前記第2リングギアの前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、第2リングギアと、
前記第2リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な第2遊星歯車であって、前記第2遊星歯車が、その外周に複数のギア歯を有し、前記第2遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記第2遊星歯車が、前記第1遊星歯車と比べて小さい直径を有し、前記第1遊星歯車に固着され、それにより、前記第1遊星歯車と前記第2遊星歯車とが同じ速度で回転するように構成された複合歯車を形成する、第2遊星歯車と、
前記浮動する第2リングギアに連結された出力シャフトと、を備える装置。
適用例11:
適用例10に記載の装置であって、前記第1リングギアのピッチ直径と前記第2リングギアのピッチ直径との差が、前記第1遊星歯車のピッチ直径と前記第2遊星歯車のピッチ直径とのそれぞれの差に等しい、装置。
適用例12:
入力シャフトと、
前記入力シャフトに偏心して取り付けられた軸受と、
空いた環状空間と、内周面に配設された複数のギア歯とを有するリングギアであって、遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記リングギアが固定されている、リングギアと、
前記偏心して取り付けられた軸受に取り付けられ、前記リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な遊星歯車であって、前記遊星歯車の外周に複数のギア歯を有し、前記遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、遊星歯車と、を備える装置であって、
前記遊星歯車が、前記入力シャフトの回転に対して偏心して回転し、
前記遊星歯車が、ある総数のギア歯を有し、前記リングギアが、ある総数のギア歯を有し、前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、前記リングギアのギア歯の前記総数よりも小さく、
前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記リングギアの対応するギア歯と動作可能に噛合し、
前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、曲げ強さと圧縮強度とが所定量未満だけ異なるように前記遊星歯車の各ギア歯に前記曲げ強さと前記圧縮強度とを与える、サイクロイド駆動装置。
適用例13:
適用例12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車のギア歯の前記部分サイクロイド輪郭が、サイクロイドのセグメントを備え、前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記サイクロイドの前記セグメントの中点から閾値距離以内の一点で、前記リングギアのそれぞれのギア歯と接触する、サイクロイド駆動装置。
適用例14:
適用例12に記載のサイクロイド駆動装置であって、
溝を有する第1のディスクと、
前記第1のディスクに向いた第1の面を有し、前記第1の面に凸部を有する第2のディスクであって、前記凸部が、前記第1のディスクの前記溝に対応して係合するように構成され、前記第2のディスクが、前記第1の面とは反対側の前記第2のディスクの第2の面に設けられた溝を備え、前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝が、前記第1の面の前記凸部に垂直である、第2のディスクと、
前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝に対応して係合するように構成された凸部を有する第3のディスクであって、前記第2のディスクが前記第1のディスクおよび前記第2のディスクに対して半径方向に摺動するように構成された、第3のディスクと、
出力シャフトと、を備え、前記第1のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の一方に連結され、前記第3のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の他方に連結される
サイクロイド駆動装置。
適用例15:
適用例12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車が、前記入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が複数の凸部および溝を備え、前記サイクロイド駆動装置が、さらに、
前記遊星歯車に向いた第1の面を有し、前記第1の面に複数の溝および凸部を有する中間ディスクであって、前記中間ディスクの前記第1の面の前記複数の溝および凸部が、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成され、前記中間ディスクが、前記中間ディスクの前記第1の面とは反対側の第2の面に設けられた複数の溝および凸部を備え、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部が、前記第1の面にある前記複数の溝および凸部に垂直である、中間ディスクと、
前記中間ディスクが前記遊星歯車および出力ディスクに対して半径方向に摺動するように構成されるように、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成された複数の溝および凸部を有する出力ディスクと、を備えるサイクロイド駆動装置。
適用例16:
適用例12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車が、前記入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が複数の穴を備え、前記サイクロイド駆動装置が、さらに、
互いに接続され、前記遊星歯車のそれぞれの平面に平行な平面に配設された複数の連係部であって、各連係部が、前記平面に垂直な方向に突出する1つまたは複数のペグを有し、前記複数の連係部のペグの第1のサブセットが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のそれぞれの穴に向かって突出して受け入れられる、複数の連係部と、
複数の穴を有する中間部材と、
複数の穴を有する出力ディスクと、を備え、前記中間部材が、前記複数の連係部と前記出力ディスクとの間に配設され、
前記ペグの第2のサブセットが、前記中間部材に向かって突出しており、前記中間部材の前記複数の穴に受け入れられ、
前記ペグの第3のサブセットが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの穴に受け入れられ、各ペグが、前記ペグが受け入れられる対応する穴内で自由に回転できる、サイクロイド駆動装置。
適用例17:
適用例16に記載のサイクロイド駆動装置であって、
前記複数の連係部が4つの連係部を備え、各連係部が2つのペグを有し、
2つの向かい合う連係部の2つのペグが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のうちの2つの穴に向かってそれぞれ突出して受け入れられ、
2つのペグが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの2つの穴にそれぞれ受け入れられ、
4つのペグが、前記中間部材に向かって突出し、前記中間部材の前記複数の穴のうちの4つの穴にそれぞれ受け入れられる、サイクロイド駆動装置。
適用例18:
適用例12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車が第1遊星歯車であり、前記リングギアが第1リングギアであり、前記サイクロイド駆動装置が、さらに、
浮動しており、それぞれの空いた環状空間を有する第2リングギアであって、前記第2リングギアの内周面に複数のギア歯が配設され、前記第2リングギアの前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、第2リングギアと、
前記第2リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な第2遊星歯車であって、前記第2遊星歯車がその外周に複数のギア歯を有し、前記第2遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記第2遊星歯車が、前記第1遊星歯車と比べて小さい直径を有し、前記第1遊星歯車に固着され、それにより、前記第1遊星歯車と前記第2遊星歯車とが同じ速度で回転するように構成された複合歯車を形成する、第2遊星歯車と、
前記浮動する第2リングギアに連結された出力シャフトと、を備えるサイクロイド駆動装置。
適用例19:
適用例18に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記第1リングギアのピッチ直径と前記第2リングギアのピッチ直径との差が、前記第1遊星歯車のピッチ直径と前記第2遊星歯車のピッチ直径とのそれぞれの差に等しい、サイクロイド駆動装置。

Claims (19)

  1. 空いた環状空間と、内周面に配設された複数のギア歯とを有するリングギアであって、遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記リングギアが固定されている、リングギアと、
    前記リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な遊星歯車であって、前記遊星歯車がその外周に複数のギア歯を有し、前記遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、遊星歯車と、を備える装置であって、
    前記遊星歯車が、ある総数のギア歯を有し、前記リングギアが、ある総数のギア歯を有し、前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、前記リングギアのギア歯の前記総数よりも小さく、
    前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記リングギアの対応するギア歯と動作可能に噛合し、
    前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、曲げ強さと圧縮強度とが所定量未満だけ異なるように前記遊星歯車の各ギア歯に前記曲げ強さと前記圧縮強度とを与える、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、さらに、
    入力シャフトと、
    前記入力シャフトに偏心して取り付けられた軸受とを備え、前記遊星歯車が、前記偏心して取り付けられた軸受に取り付けられる、装置。
  3. 請求項2に記載の装置であって、前記遊星歯車のギア歯の前記部分サイクロイド輪郭が、サイクロイドのセグメントを備え、前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記サイクロイドの前記セグメントの中点から閾値距離以内の一点で、前記リングギアのそれぞれのギア歯と接触する装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、前記遊星歯車が、入力シャフトに対して偏心して取り付けられ、前記遊星歯車が、前記入力シャフトの回転に対して偏心して回転する装置。
  5. 請求項4に記載の装置であって、
    溝を有する第1のディスクと、
    前記第1のディスクに向いた第1の面を有し、前記第1の面に凸部を有する第2のディスクであって、前記凸部が、前記第1のディスクの前記溝に対応して係合するように構成され、前記第2のディスクが、前記第1の面とは反対側の前記第2のディスクの第2の面に設けられた溝を備え、前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝が、前記第1の面の前記凸部に垂直である、第2のディスクと、
    前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝に対応して係合するように構成された凸部を有する第3のディスクであって、前記第2のディスクが前記第1のディスクおよび前記第2のディスクに対して半径方向に摺動するように構成された、第3のディスクと、
    出力シャフトと、を備え、前記第1のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の一方に連結され、前記第3のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の他方に連結される、装置。
  6. 請求項4に記載の装置であって、前記遊星歯車が、前記入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が、複数の凸部および溝を備え、前記装置が、さらに、
    前記遊星歯車に向いた第1の面を有し、前記第1の面に複数の溝および凸部を有する中間ディスクであって、前記中間ディスクの前記第1の面の前記複数の溝および凸部が、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成され、前記中間ディスクが、前記第1の面とは反対側の第2の面に設けられた複数の溝および凸部を備え、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部が、前記第1の面にある前記複数の溝および凸部に垂直である、中間ディスクと、
    前記中間ディスクが前記遊星歯車および出力ディスクに対して半径方向に摺動するように構成されるように、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成された複数の溝および凸部を有する出力ディスクと、を備える装置。
  7. 請求項6に記載の装置であって、さらに、
    前記出力ディスクに連結された出力シャフトを備える装置。
  8. 請求項1に記載の装置であって、前記遊星歯車が、入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が複数の穴を備え、前記装置が、さらに、
    互いに接続され、前記遊星歯車のそれぞれの平面に平行な平面に配設された複数の連係部であって、各連係部が、前記平面に垂直な方向に突出する1つまたは複数のペグを有し、前記複数の連係部のペグの第1のサブセットが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のそれぞれの穴に向かって突出して受け入れられる、複数の連係部と、
    複数の穴を有する中間部材と、
    複数の穴を有する出力ディスクと、を備え、前記中間部材が、前記複数の連係部と前記出力ディスクとの間に配設され、
    前記ペグの第2のサブセットが、前記中間部材に向かって突出しており、前記中間部材の前記複数の穴に受け入れられ、
    前記ペグの第3のサブセットが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの穴に受け入れられ、各ペグが、前記ペグが受け入れられる対応する穴内で自由に回転できる、装置。
  9. 請求項8に記載の装置であって、
    前記複数の連係部が4つの連係部を備え、各連係部が2つのペグを有し、
    2つの向かい合う連係部の2つのペグが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のうちの2つの穴に向かってそれぞれ突出して受け入れられ、
    2つのペグが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの2つの穴にそれぞれ受け入れられ、
    4つのペグが、前記中間部材に向かって突出し、前記中間部材の前記複数の穴のうちの4つの穴にそれぞれ受け入れられる、装置。
  10. 請求項4に記載の装置であって、前記遊星歯車が第1遊星歯車であり、前記リングギアが第1リングギアであり、前記装置が、さらに、
    浮動しており、それぞれの空いた環状空間を有する第2リングギアであって、前記第2リングギアの内周面に複数のギア歯が配設され、前記第2リングギアの前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、第2リングギアと、
    前記第2リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な第2遊星歯車であって、前記第2遊星歯車が、その外周に複数のギア歯を有し、前記第2遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記第2遊星歯車が、前記第1遊星歯車と比べて小さい直径を有し、前記第1遊星歯車に固着され、それにより、前記第1遊星歯車と前記第2遊星歯車とが同じ速度で回転するように構成された複合歯車を形成する、第2遊星歯車と、
    前記浮動する第2リングギアに連結された出力シャフトと、を備える装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、前記第1リングギアのピッチ直径と前記第2リングギアのピッチ直径との差が、前記第1遊星歯車のピッチ直径と前記第2遊星歯車のピッチ直径とのそれぞれの差に等しい、装置。
  12. 入力シャフトと、
    前記入力シャフトに偏心して取り付けられた軸受と、
    空いた環状空間と、内周面に配設された複数のギア歯とを有するリングギアであって、遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記リングギアが固定されている、リングギアと、
    前記偏心して取り付けられた軸受に取り付けられ、前記リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な遊星歯車であって、前記遊星歯車の外周に複数のギア歯を有し、前記遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、遊星歯車と、を備える装置であって、
    前記遊星歯車が、前記入力シャフトの回転に対して偏心して回転し、
    前記遊星歯車が、ある総数のギア歯を有し、前記リングギアが、ある総数のギア歯を有し、前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、前記リングギアのギア歯の前記総数よりも小さく、
    前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記リングギアの対応するギア歯と動作可能に噛合し、
    前記遊星歯車のギア歯の前記総数が、曲げ強さと圧縮強度とが所定量未満だけ異なるように前記遊星歯車の各ギア歯に前記曲げ強さと前記圧縮強度とを与える、サイクロイド駆動装置。
  13. 請求項12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車のギア歯の前記部分サイクロイド輪郭が、サイクロイドのセグメントを備え、前記遊星歯車の前記ギア歯が、前記サイクロイドの前記セグメントの中点から閾値距離以内の一点で、前記リングギアのそれぞれのギア歯と接触する、サイクロイド駆動装置。
  14. 請求項12に記載のサイクロイド駆動装置であって、
    溝を有する第1のディスクと、
    前記第1のディスクに向いた第1の面を有し、前記第1の面に凸部を有する第2のディスクであって、前記凸部が、前記第1のディスクの前記溝に対応して係合するように構成され、前記第2のディスクが、前記第1の面とは反対側の前記第2のディスクの第2の面に設けられた溝を備え、前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝が、前記第1の面の前記凸部に垂直である、第2のディスクと、
    前記第2のディスクの前記第2の面に設けられた前記溝に対応して係合するように構成された凸部を有する第3のディスクであって、前記第2のディスクが前記第1のディスクおよび前記第2のディスクに対して半径方向に摺動するように構成された、第3のディスクと、
    出力シャフトと、を備え、前記第1のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の一方に連結され、前記第3のディスクが、前記出力シャフトまたは前記遊星歯車の他方に連結される
    サイクロイド駆動装置。
  15. 請求項12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車が、前記入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が複数の凸部および溝を備え、前記サイクロイド駆動装置が、さらに、
    前記遊星歯車に向いた第1の面を有し、前記第1の面に複数の溝および凸部を有する中間ディスクであって、前記中間ディスクの前記第1の面の前記複数の溝および凸部が、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成され、前記中間ディスクが、前記中間ディスクの前記第1の面とは反対側の第2の面に設けられた複数の溝および凸部を備え、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部が、前記第1の面にある前記複数の溝および凸部に垂直である、中間ディスクと、
    前記中間ディスクが前記遊星歯車および出力ディスクに対して半径方向に摺動するように構成されるように、前記中間ディスクの前記第2の面に設けられた前記複数の溝および凸部に対応して係合するように構成された複数の溝および凸部を有する出力ディスクと、を備えるサイクロイド駆動装置。
  16. 請求項12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車が、前記入力シャフトに向いた遊星歯車の第1の面と、前記遊星歯車の第1の面とは反対側の遊星歯車の第2の面とを有し、前記遊星歯車の第2の面が複数の穴を備え、前記サイクロイド駆動装置が、さらに、
    互いに接続され、前記遊星歯車のそれぞれの平面に平行な平面に配設された複数の連係部であって、各連係部が、前記平面に垂直な方向に突出する1つまたは複数のペグを有し、前記複数の連係部のペグの第1のサブセットが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のそれぞれの穴に向かって突出して受け入れられる、複数の連係部と、
    複数の穴を有する中間部材と、
    複数の穴を有する出力ディスクと、を備え、前記中間部材が、前記複数の連係部と前記出力ディスクとの間に配設され、
    前記ペグの第2のサブセットが、前記中間部材に向かって突出しており、前記中間部材の前記複数の穴に受け入れられ、
    前記ペグの第3のサブセットが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの穴に受け入れられ、各ペグが、前記ペグが受け入れられる対応する穴内で自由に回転できる、サイクロイド駆動装置。
  17. 請求項16に記載のサイクロイド駆動装置であって、
    前記複数の連係部が4つの連係部を備え、各連係部が2つのペグを有し、
    2つの向かい合う連係部の2つのペグが、前記遊星歯車の第2の面の前記複数の穴のうちの2つの穴に向かってそれぞれ突出して受け入れられ、
    2つのペグが、前記出力ディスクに向かって突出し、前記中間部材を越えて延び、前記出力ディスクの2つの穴にそれぞれ受け入れられ、
    4つのペグが、前記中間部材に向かって突出し、前記中間部材の前記複数の穴のうちの4つの穴にそれぞれ受け入れられる、サイクロイド駆動装置。
  18. 請求項12に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記遊星歯車が第1遊星歯車であり、前記リングギアが第1リングギアであり、前記サイクロイド駆動装置が、さらに、
    浮動しており、それぞれの空いた環状空間を有する第2リングギアであって、前記第2リングギアの内周面に複数のギア歯が配設され、前記第2リングギアの前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有する、第2リングギアと、
    前記第2リングギアの前記空いた環状空間内で回転可能な第2遊星歯車であって、前記第2遊星歯車がその外周に複数のギア歯を有し、前記第2遊星歯車の前記複数のギア歯がそれぞれ部分サイクロイド輪郭を有し、前記第2遊星歯車が、前記第1遊星歯車と比べて小さい直径を有し、前記第1遊星歯車に固着され、それにより、前記第1遊星歯車と前記第2遊星歯車とが同じ速度で回転するように構成された複合歯車を形成する、第2遊星歯車と、
    前記浮動する第2リングギアに連結された出力シャフトと、を備えるサイクロイド駆動装置。
  19. 請求項18に記載のサイクロイド駆動装置であって、前記第1リングギアのピッチ直径と前記第2リングギアのピッチ直径との差が、前記第1遊星歯車のピッチ直径と前記第2遊星歯車のピッチ直径とのそれぞれの差に等しい、サイクロイド駆動装置。
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