JP2018511209A - ネットワークにおける帯域幅の分配のための方法および装置 - Google Patents

ネットワークにおける帯域幅の分配のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、ネットワークの通信装置の間で、それらの各々のデータ・セッションを記述したパラメータを交換することと、通信装置において、交換パラメータを用いてネットワーク内の1つ又は複数のデータ・セッションに帯域幅を割り当てる帯域幅分配アルゴリズムを適用することとに関する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークにおける帯域幅の分配のための方法および装置に関する。詳しくは、しかしながら限定的ではなく、本発明は、アダプティブ(適応)ストリーミング・クライアントに対する帯域幅の分配に関する。
インターネットにおけるオーディオビジアル・データの配信にはHTTP適応技術が使われている。このような技術によって、クライアント装置は、チャンクと呼ばれることの多い小さい連続したセグメントの形態を有するビデオを受信できる。各々のセグメントは、HTTPプロトコルを介して要求されて、種々のバリアント(variant)(いわゆる、リプレゼンテーション(representation))の状態で存在することがあり、これによって、クライアント装置は、ネットワークと装置の制約条件に適合する適切なビットレートを任意の時点で選択できる。
既に使用されているHTTPアダプティブ・ストリーミング(HAS)プロトコルのうちで最も有名なものは、アップルによって開発されたHTTP Live Streaming(HLS)、マイクロソフトによって開発されたSilverlight Smooth Streaming(SSS)、アドビによって開発されたHTTP Dynamic Streaming(HDS)、及び、3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)によって創始されてMPEGによって発展させられたDynamic Adaptive Streaming over HTTP(DASH)である。
MPEG−DASH(別名DASH,Dynamic Adaptive Streaming over HTTP,ISO/IEC 23009)には、経時変化する特性(帯域幅)を用いた、ネットワークを介するコンテンツの配信についての完全なソリューションが規定されている。
データ・セッションのコンテンツの再生(playout)期間中、MPEG−DASHクライアントは、サーバに対してコンテンツのチャンクを要求して、ネットワーク状態の情報と、自身の制約条件と、同一コンテンツ(通常、種々の符号化ビットレートを有する同一コンテンツ)の利用可能なリプレゼンテーションのリストとを用いることによって、最も適切なリプレゼンテーションを要求する。チャンクの持続時間は、通常、数秒に設定されており、従って、DASHクライアントは、ダイナミックに(動的に)ネットワーク状態に適応するために、数秒毎に1つのリプレゼンテーションから別の1つのものに切り換えることができる。低い帯域幅が利用可能である場合、DASHクライアントは、低いビットレートのチャンクを要求し、そして、より高い帯域幅が利用可能になれば、DASHクライアントは、より高いビットレートのチャンクを要求することがある。
所与のコンテンツについての利用可能なリプレゼンテーションのリストは、DASHクライアントによって取得されるマニフェスト・ファイル(MPD、即ち、Media Presentation Description)に記述されている。DASHクライアントは、MPDを構文解析した後、コンテンツのチャンクを要求すべき場所からURLを見つける。また、クライアントは、このMPDによって、(帯域幅の必要量のような)リプリゼンテーション情報も見つけることができ、従って、ネットワーク状態がダイナミック・アダプテーション(dynamic adaptation:動的な適応)を必要とするときに、全てのリプリゼンテーションの間で切り換えることによって、そのダイナミック・アダプテーションを行うことができる。
一般的に、DASHの動的な態様が用いられる場合、コンテンツは、HTTP及びTCPを介して配信される。TCPは、全てのTCPコネクションがそれらの間で全体的なネットワーク帯域幅を均等に共有しようとする帯域幅フレンドリな(bandwidth friendly)プロトコルである。残念ながら、UDPのような他のプロトコルは、あまり帯域幅フレンドリではなく、TCPから全ての帯域幅を奪うことがある。更に、相異なるTCPコネクションの相互間でさえも、帯域幅の固定した均等でない分配を保証することは困難であり、これは、一部の装置が実際にその他の装置よりも多量の帯域幅を必要とするときに問題となる。例えば、リビング・ルーム内においてマスターTV上でUltraHDストリームを再生するDASHクライアントは、モバイル・フォン上でHDストリームを再生するDASHクライアントよりも多量の帯域幅を必要とする。しかし、これらが共に同時に動作して、且つ、全体的なネットワーク帯域幅がこれらの両方に十分に対応できない場合、DASHクライアント適応メカニズムによって、両クライアント間で帯域幅についての争いが生じて、クライアントの両方について品質が低下することになる。当然ながら、競合するDASHクライアントが多ければ多いほど、状況は益々深刻になる。更に、従来のDASHの実施において、DASHクライアントは、同じネットワークの帯域幅の可用性について自身と競合している他のDASHクライアントの存在に気づかない。DASHクライアントが認識できるものは、他のDASHクライアントによるネットワークの帯域幅の変動消費による帯域幅の著しく変動する可用性のみである。
本発明は、上述のことを念頭において考案されたものである。
本発明は、概して、各々のデータ・セッション(トラフィック・セッション又はデータ・トラフィック・セッション)を記述しているパラメータの、ネットワークの通信装置相互間における交換と、これらの交換パラメータを用いてネットワークにおける1つ又は複数のデータ・セッションに帯域幅を割り当てる帯域幅分配アルゴリズムの、通信装置における適用と、に関する。
本発明の第1の態様によれば、ネットワーク内の利用可能な帯域幅を、ネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、通信装置において、
上記通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションと、ネットワーク内の他の通信装置によって実施される又は実施されている任意の他のデータ・セッションとに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、少なくとも1つの帯域幅パラメータは、上記通信装置とネットワークの少なくとも1つの他の通信装置との間で交換される情報メッセージから得られ、かつ、対応する情報メッセージが送信される通信装置において実施されるデータ・セッションについての所要の帯域幅を示している、上記方法が提供される。
1つ又は複数の態様において、通信装置は、例えばMPEG−DASHに従うアダプティブ・ストリーミング用に構成されている。
実施態様において、割り当て帯域幅は、ネットワーク内で実施される又は実施されている各々のデータ・セッションについて決定される。この割り当て帯域幅は、場合によっては、ゼロ帯域幅であることもある。
実施態様において、情報メッセージは、実施される又は実施されている対応するデータ・セッションを知らせる。
各々の情報メッセージ内の少なくとも1つのパラメータは、
対応するデータ・セッションの優先度のレベルを表す優先度データと、
対応するデータ・セッションのデータ・セグメントの持続時間を表すチャンク持続時間データと、
対応するデータ・セッションの少なくとも1つの動作可能な帯域幅を表す帯域幅データと、のうちの1つ又は複数を含む。
一部の実施態様において、情報メッセージは、割り当て帯域幅を提供するのに使用される選択された帯域幅分配アルゴリズムを表す帯域幅分配アルゴリズム・データを含む。
一態様において、帯域幅分配アルゴリズムは、実施される又は実施されている他のデータ・セッションの優先度のレベルと比較して最高レベルの優先度を有するデータ・セッションの各々への割り当てのために、利用可能な帯域幅を均等な配分に分割することを含む。
各々のデータ・セッションのデータ・コンテンツは、複数の対応するリプリゼンテーションを有してもよく、リプリゼンテーションの1つは、利用可能な帯域幅を分割することによって割り当てられた帯域幅に従って選択され、選択されたリプリゼンテーションは、割り当てられた帯域幅以内の最大帯域幅を必要とするリプリゼンテーション該当する。
一態様において、選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、割り当てられた帯域幅よりも少ない場合に、対応する情報メッセージが他の最高優先度のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された最高優先度のデータ・セッションに、残りの帯域幅の少なくとも一部が再割り当てされる。
一態様において、選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、割り当てられた帯域幅よりも少ない場合に、残りの帯域幅の少なくとも一部が、次のより低い優先度のレベルのデータ・セッションに割り当てられる。より低い優先度のデータ・セッションへの割り当ては、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づく。
一態様において、帯域幅分配アルゴリズムは、他のデータ・セッションの優先度に比べて最高レベルの優先度を有し、かつ、対応する情報メッセージが他の最高優先度のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信されたデータ・セッションに、可能な限り最大の帯域幅を割り当てることを含み、可能な限り最大の帯域幅は、利用可能な帯域幅の範囲内で、同一コンテンツの他のリプリゼンテーションについて最大の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応している。
一態様において、帯域幅分配アルゴリズムは、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻とに基づいて、少なくとも1つのデータ・セッションに可能な限り最大の帯域幅を割り当てることを含む。詳しくは、可能な限り最大の帯域幅は、対応する情報メッセージが同一優先度の他のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された最高優先度のデータ・セッションに割り当てられる。可能な限り最大の帯域幅は、利用可能な帯域幅の範囲内で、同一コンテンツの他のリプリゼンテーションについて最大の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応している。
一態様において、帯域幅分配アルゴリズムは、最小の帯域幅を必要とするコンテンツ・データ・セッションのリプリゼンテーションに対応する帯域幅を割り当てることを含む。
一態様において、本方法は、より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅をデータ・セッションに再割り当てすることを更に含む。
一態様では、所与の優先度のレベルにおいて、残りの利用可能な帯域幅が、対応するデータ・セッションについての情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻との少なくとも一方に基づいて、データ・セッションに割り当てられる。
一態様において、情報メッセージは、他の通信装置への転送用の固定のマルチキャスト・アドレスに対して送受信される。
一態様において、情報メッセージは中央基地装置を介して交換される。
一態様において、同一の帯域幅割り当てアルゴリズムが、データ・セッションを開始する全ての通信装置によって使用される。
一態様において、帯域幅割り当てアルゴリズムは、各々の帯域幅割り当てアルゴリズムに割り当てられた優先度のレベルと、各々の帯域幅アルゴリズムを選択している通信装置の数とのうちの少なくとも一方に従って選択される。
本発明の第2の態様によれば、通信装置であって、同じネットワーク内の1つ又は複数の他の通信装置と情報メッセージを交換する通信インタフェースであって、各々の情報メッセージは、対応する情報メッセージが送信される通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションについての所要の帯域幅を示す少なくとも1つの帯域幅パラメータを含んでいる、上記通信インタフェースと、通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションについての割り当て帯域幅を提供するために、少なくとも1つの帯域幅パラメータを用いて帯域幅分配アルゴリズムを適用するように構成された1つ又は複数のプロセッサと、を有する前記通信装置が提供される。一部の実施態様において、ネットワークにおいて実施される又は実施されている各々のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムが少なくとも1つの帯域幅パラメータを用いて適用される。各々のデータ・セッションは、対応する情報メッセージを有していてもよい。
通信装置の1つ又は複数のプロセッサは、本発明の第1の態様の実施態様の任意のステップを実施するように構成されてもよい。
本発明の一部の実施態様における通信装置からの対応する情報方法の存在は、その通信装置における進行中の(実施されている)データ・セッション又は開始される(実施される)データ・セッションを示している。
本発明の一態様は、ネットワークの利用可能な帯域幅を、ネットワーク内の複数の通信装置の各々のデータ・セッションの間で分配する方法であって、ネットワーク内の通信装置について、
情報メッセージをネットワーク内の他の通信装置に送信することと、
情報メッセージをネットワーク内の他の通信装置のうちの少なくとも1つから受信することであって、各々の情報メッセージには、対応する通信装置におけるデータ・セッションについての所要の帯域幅を示す少なくとも1つのパラメータが含まれている、上記受信することと、
通信装置のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供するために帯域幅分配アルゴリズムを適用することであって、各々の情報メッセージの少なくとも1つの帯域幅パラメータは帯域幅分配アルゴリズムによって用いられる、上記適用することと、
を含む、方法を提供する。
本発明の実施態様において、情報メッセージは、データ・セッションを開始しようとする、或いは、進行中のデータ・セッションを有する他の全ての通信装置から受信される。
本発明の一態様によれば、ネットワーク内の利用可能な帯域幅をネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている各々のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、帯域幅分配アルゴリズムは、他のデータ・セッションに比べて最高レベルの優先度を有し、かつ、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージが同一の優先度のレベルの他のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された少なくとも1つのデータ・セッションに、最大の所要の帯域幅を割り当てることを含み、データ・セッションの最大の所要の帯域幅は、利用可能な帯域幅の範囲内で、同一コンテンツの他のリプリゼンテーションについて最大の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応している、方法が提供される。
本発明の一態様によれば、ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている各々のデータ・セッションについての割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用するように構成された1つ又は複数のプロセッサを備えた通信装置であって、帯域幅分配アルゴリズムは、優先度のレベルの順序で、かつ、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージが同一の優先度のレベルの他のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された少なくとも1つのそのデータ・セッションに、可能な限り最大の帯域幅を割り当てることを含み、データ・セッションの可能な限り最大の帯域幅は、利用可能な帯域幅の範囲内で、同一コンテンツの他のリプリゼンテーションについて最大の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応している、通信装置が提供される。
一実施態様では、所与の優先度のレベルにおいて、残りの帯域幅が、データ・セッションの優先度のレベルと、対応するデータ・セッションについての情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、他のデータ・セッションに割り当てられる。
一実施態様では、所与の優先度のレベルにおいて、帯域幅の増大された配分が、対応する情報メッセージが同一優先度の他のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された少なくとも1つのデータ・セッションに割り当てられる。
一実施態様では、所与のより低い優先度のレベルにおいて、最小の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応する帯域幅が、少なくとも1つのデータ・セッションに割り当てられる。
一実施態様では、本方法は、より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、所与のより低い優先度のレベルにおいて、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅をデータ・セッションに再割り当てすることを含む。あるいは、本装置は、より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、所与のより低い優先度のレベルにおいて、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅をデータ・セッションに再割り当てするように構成されている。
一実施態様では、本方法は、より低い所与のレベルの優先度におけるデータ・セッションの各々への割り当てのために、残りの帯域幅を均等な配分に分割することを含む。あるいは、本装置は、より低い所与のレベルの優先度におけるデータ・セッションの各々への割り当てのために、残りの帯域幅を均等な配分に分割するように構成されている。
一実施態様において、データ・コンテンツのリプリゼンテーションが、割り当てられた帯域幅の均等な配分に従って各々のデータ・セッションについて選択され、選択されたリプリゼンテーションは、割り当てられた帯域幅の配分以下である最大帯域幅を必要とするリプリゼンテーションである。
一実施態様において、本方法によれば、選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、割り当てられた帯域幅である均等な配分よりも少ない場合に、対応する情報メッセージが他の所与の優先度のデータ・セッションについての情報メッセージよりも前に送信されたこの所与の優先度のレベルのデータ・セッションに、残りの帯域幅の少なくとも一部が再割り当てされる。
一実施態様において、帯域幅分配アルゴリズムについての少なくとも1つの帯域幅パラメータは、ネットワークの通信装置相互間で交換される情報メッセージから得られ、かつ、対応する情報メッセージが送信される通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションについての所要の帯域幅を示している。
本発明の一態様は、ネットワーク内の利用可能な帯域幅をネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている各々のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、帯域幅分配アルゴリズムは、最高レベルの優先度を有するデータ・セッションの各々への割り当てのために、利用可能な帯域幅を均等な配分に分割することを含む、方法を提供する。
本発明の一態様は、通信装置であって、ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている各々のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用するように構成された1つ又は複数のプロセッサを備え、帯域幅分配アルゴリズムは、最高レベルの優先度を有するデータ・セッションの各々への割り当てのために、利用可能な帯域幅を均等な配分に分割することが含まれる、通信装置を提供する。
各々のデータ・セッションのデータ・コンテンツは、複数の対応するリプリゼンテーションを有し、これらのリプリゼンテーションの1つは、割り当てられた帯域幅の均等な配分に従って各々のデータ・セッションについて選択され、選択されたリプリゼンテーションは、割り当てられた帯域幅の配分以下である最大帯域幅を必要とするリプリゼンテーションである。
一実施態様において、選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、割り当てられた帯域幅である均等な配分よりも少ない場合に、最高優先度のデータ・セッションを知らせる対応する情報メッセージが他の最高優先度のデータ・セッションについての情報メッセージよりも前に送信されたその最高優先度のデータ・セッションに、残りの帯域幅の少なくとも一部が再割り当てされる。
一実施態様において、選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、割り当てられた帯域幅の均等な配分よりも少ない場合に、データ・セッションの優先度のレベルと、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、残りの帯域幅の少なくとも一部が別のデータ・セッションに割り当てられる。
一実施態様では、所与の優先度のレベルにおいて、対応するデータ・セッションを知らせる情報メッセージの送信時刻とデータ・セッションの開始時刻との少なくとも一方に基づいて、残りの帯域幅が割り当てられる。
一実施態様では、所与の優先度のレベルにおいて、帯域幅の増大された配分が、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージが同一優先度の他のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された少なくとも1つのデータ・セッションに割り当てられる。
一実施態様では、所与のより低い優先度のレベルにおいて、最小の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応する帯域幅が、少なくとも1つのデータ・セッションに割り当てられる。
一実施態様では、本方法は、より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、所与のより低い優先度のレベルにおいて、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅をデータ・セッションに再割り当てすることを含む。あるいは、本装置は、より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、所与のより低い優先度のレベルにおいて、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅をデータ・セッションに再割り当てするように構成されている。
一実施態様において、帯域幅分配アルゴリズムについての少なくとも1つの帯域幅パラメータは、ネットワークの通信装置相互間で交換される情報メッセージから得られ、かつ、対応する情報メッセージが送信される通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションについての所要の帯域幅を示している。
一実施態様において、情報メッセージは、中央基地装置を介して交換される。
一実施態様において、同一の帯域幅割り当てアルゴリズムが、データ・セッションを開始する又は実施している全ての通信装置によって使用される。
一実施態様において、帯域幅割り当てアルゴリズムは、各々の帯域幅割り当てアルゴリズムに割り当てられた優先度のレベルと、各々の帯域幅アルゴリズムを選択する通信装置の数とのうちの少なくとも一方に従って、決定される。
本発明の一態様によれば、ネットワーク内の利用可能な帯域幅をネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている1つ又は複数のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、帯域幅分配アルゴリズムは、1つ又は複数のデータ・セッションに、最小の帯域幅を必要とするそれぞれのデータ・セッションのデータ・コンテンツのリプリゼンテーションに対応する帯域幅を割り当てることを含む、方法が提供される。
本発明の一態様は、通信装置であって、ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている各々のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用するように構成された1つ又は複数のプロセッサを備え、帯域幅分配アルゴリズムには、1つ又は複数のデータ・セッションに、最小の帯域幅を必要とするそれぞれのデータ・セッションのデータ・コンテンツのリプリゼンテーションに対応する帯域幅を割り当てることを含む、通信装置を提供する。
一実施態様において、本方法は、より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、データ・セッションの優先度のレベルと、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅を選択されたデータ・セッションに再割り当てすることを含む。あるいは、本装置は、より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、データ・セッションの優先度のレベルと、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅を選択されたデータ・セッションに再割り当てするように構成されている。
一実施態様では、所与の優先度のレベルにおいて、データ・セッションの優先度のレベルと、対応するデータ・セッションについての情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、残りの利用可能な帯域幅が他のデータ・セッションに、割り当てられる。
一実施態様において、帯域幅分配アルゴリズムについての少なくとも1つの帯域幅パラメータは、ネットワークの通信装置相互間で交換されて対応するデータ・セッションを知らせる情報メッセージから得られ、かつ、対応する情報メッセージが送信される通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションについての所要の帯域幅を示している。
本発明の要素によって実施される一部の処理は、コンピュータによって実施されることがある。従って、このような要素は、一般的に、ここで「回路」、「モジュール」又は「システム」と称されることがある完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐型ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、或いは、ソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形を取ることがある。更に、このような要素は、媒体において具現されるコンピュータ使用可能プログラム・コードを有する表現を備えた、任意の有形媒体において具現されるコンピュータ・プログラム製品の形を取ることがある。
本発明の要素がソフトウェアの状態で実施できるので、本発明は、任意の適当な搬送媒体を介してプログラム可能装置に提供されるコンピュータ可読コードとして具現できる。有形搬送媒体は、例えばフロッピーディスク、CD−ROM、ハードディスク装置、磁気テープ装置、或いは、ソリッド・ステート・メモリ装置などのような記憶媒体で構成されることがある。一時的な搬送媒体には、電気的信号、電子的信号、光学的信号、音響的信号、磁気的信号、或いは、電磁的信号、例えばマイクロ波又はRF信号、のような信号が含まれることがある。
以下、下記の図面を参照して、本発明の実施形態を、単に例として、説明する。
本発明の1つ又は複数の実施形態が実施され得るデータ通信システムの概略的なブロック図である。 本発明の一実施形態による通信装置の概略的なブロック図である。 本発明の一実施形態による帯域幅分配方法のステップのフローチャートである。
図1は、本発明の1つ又は複数の実施形態が実施され得るデータ通信システムの概略的なブロック図である。
データ通信システム1は、複数のサーバ装置S1,S2、複数のクライアント装置C1,C2,C3、及び、ゲートウェイ装置GWを備えている。
クライアント装置C1,C2,C3は、ローカルのネットワークN1に接続されている。このローカルのネットワークN1は、例えば、無線ネットワーク(例えば、Wifi l 802.lla又はb又はg)、Ethernetネットワーク、或いは、いくつかの相異なるネットワークで構成された混合ネットワークのようなLocal Area Network(LAN)であってもよい。このローカルのネットワークN1は、ゲートウェイGWを介して、Wide Area Network(WAN)ネットワークN2(例えば、インターネット)に接続されている。
クライアント装置C1〜C3の各々は、WANネットワークN2を介して、リモートのサーバS1,S2の1つ又は複数のものに接続することによって、1つ又は複数のデータ・セッション(例えば、固定レート・ストリーミング・セッション、アダプティブ・ストリーミング・セッション(例えば、HAS)、バルク・データ・セッション)を確立するように構成されている。データ・セッションは、トラフィック・セッション、データ・トラフィック・セッション、或いは、セッションとも呼ばれることがある。クライアント装置C1,C2,C3は、送信されたビットストリームを受信して復号し、例えばマルチメディア・データのようなデータをクライアント装置上に描画するように構成された通信装置であってもよい。特に、クライアント装置C1〜C3は、アダプティブ・ストリーミングについてMPEG−DASHプロトコルを実施するように構成されている。例示された例において、C1はラップトップ・コンピュータであり、C2はHDディスプレイであり、C3はスマートフォンである。
コンテンツの再生期間中、クライアント装置C1,C2又はC3は、サーバS1又はS2に対してコンテンツのチャンクを要求することができ、ネットワークN1の状態、自身の制約条件、及び、同一コンテンツ(通常、相異なる符号化ビットレートを有する同一コンテンツ)の利用可能なリプリゼンテーションのリストの情報を用いて、最も適切なリプリゼンテーションを要求することがある。チャンクの持続時間は、数秒に設定されていることがあり、従って、クライアントC1〜C3は、ダイナミックに(動的に)ネットワーク状態に適応するために、数秒毎に1つのリプレゼンテーションから別の1つのものに切り換えることができる。
所与のコンテンツについての利用可能なリプレゼンテーションのリストは、クライアント装置C1〜C3によって取得されるマニフェスト・ファイル(MPD、即ち、Media Presentation Description)に記述されている。クライアント装置は、MPDを構文解析した後、コンテンツのチャンクを要求すべき場所からURLを見つける。クライアントC1〜C3は、このMPDによって、リプリゼンテーションについての(帯域幅の必要量のような)情報も見つけることができ、従って、ネットワーク状態がダイナミック・アダプテーション(dynamic adaptation:動的な適応)を必要とするときに、全てのリプリゼンテーションの間で切り換えることによって、そのダイナミック・アダプテーションを行うことができる。
図2は、本発明の一実施形態によるクライアント装置100を例示するブロック図である。クライアント装置100は、一部の実施形態において、携帯メディア装置、モバイル・フォン、タブレット、ラップトップ、HDTVなどであってもよい。クライアント装置100は、受信されたメディア・コンテンツを描画するための全ての構成要素を備えていなくてもよく、そのメディア・コンテンツを逆多重化して復号するための構成要素のような一部の部分的な構成要素のみを備えていてもよく、エンド・ユーザに対する復号コンテンツの描画については、外部の装置に任せてもよいことは理解されるであろう。
クライアント装置100は、
ローカルのネットワークN1に接続するためのLAN(Local Area Network)インタフェース110(有線及び/又は無線、例えば、Wi−Fi、Ethernetなど)と、
管理通信バスと共同して、パブリッシュ/サブスクライブ型(出版−購読型)パラダイム(例えば、Data Distribution Service(DDS)、Java(登録商標) Message Service(JMS)、Qeo(図示せず))を実施することによって、自装置がローカルのネットワークN1の装置C1〜C3の他の全ての装置及びゲートウェイGWとの間で情報メッセージを送受信できるようにする管理インタフェース121を備えた通信モジュール120と、
を備えている。この情報メッセージは、例えば永続的なメッセージであってもよく、従って、ネットワークの任意の装置によって収集できる(仮にその装置が送信時にネットワークN1に接続されていない場合でもよい)。例えば、メッセージは、例えばこの装置の管理インタフェース121上で稼働しているバックグラウンド・サービスによって収集でき、或いは、管理インタフェース121によって(例えば、周期的に、又は、必要な場合に)取得されるべき長寿命のメッセージとして管理通信バスによって記憶できる。通信モジュールは、自装置が所与のセッションに関連付けられた制御メッセージとデータ・メッセージとを送受信できるようにするアプリケーション・インタフェース122も備えている。
通信モジュール120は、サーバS1,S2との通信用のプロトコル・スタックを含んでいる。特に、通信モジュール120は、当業者に周知の如く、TCP/IPスタックを備えている。しかしながら、その他の任意のタイプのネットワーク及び/又は通信手段を用いて、装置C1〜C3がサーバS1,S2と通信できるようにしてもよいことが理解されるであろう。
クライアント装置100は、メモリ150と、メモリ・コントローラ145と、1つ又は複数の処理装置(CPU)を備えた処理回路140と、を更に備えている。この1つ又は複数の処理装置140は、メモリ150に記憶された種々のソフトウェア・プログラム及び/又は複数組の命令を実行して、クライアント装置100についての種々の機能を行い、データを処理する。
メモリに記憶されているソフトウェア成分には、本発明の実施形態に従って帯域幅を割り当てるための帯域幅割り当てモジュール(即ち、1組の命令)151が含まれている。その他のモジュール、例えば、一般的なシステム・タスク(例えば、電力管理、メモリ管理)を制御し、クライアント装置100の種々のハードウェア及びソフトウェア成分相互間の通信を容易にするオペレーティング・システム・モジュール152が含まれていてもよい。
加えて、装置C1〜C3は、自身のタイプに従って、(ネットワークの制約条件と自身の制約条件とに、より良く適合するビットレートでのチャンクを連続的に選択する)アダプティブ・ストリーミング・モジュールと、マルチメディア・コンテンツを復号して描画するように構成されたビデオ・プレーヤと、サーバから受信されたチャンクをビデオ・プレーヤに送信する前にバッファリングするように構成されたバッファなどと(図2には、これらのモジュールは表されていない)、を更に備えていてもよい。
当業者に周知の、一般的なクライアント装置の機能を行うための種々のモジュール及び全ての手段を接続するための内部バスBが設けられている。
図2において、例示されたモジュールは機能モジュールに対応しており、これらの機能モジュールは区別可能な物理的な装置に対応していることもあれば、或いは、そうでないこともあることが理解されるであろう。例えば、複数のこのようなモジュールは、固有の構成部品又は回路内に組み込まれていることもあれば、或いは、ソフトウェアの機能に対応していることもある。更に、モジュールは、潜在的に、独立した物理的なエンティティから構成されることもあれば、或いは、ソフトウェアの機能から構成されることもある。
機能モジュールは、例えば、VLSI回路、或いは、ゲート・アレイ、即ち、例えば論理チップ、トランジスタなどのような個別の半導体コンダクタを備えたハードウェア回路として実施されることがある。モジュールは、例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、プログラマブル・アレイ・ロジック、或いは、プログラマブル・ロジック・デバイスなどのようなプログラム可能なハードウェア装置内に実施されることもある。更に、モジュールは、ソフトウェアと1つ又は複数のハードウェア装置との組み合わせとして実施されることもある。例えば、モジュールは、プロセッサが1組の動作データを稼働させるという組み合わせで具現化されることがある。更に、モジュールは、電子信号が送信回路を介して伝わるという組み合わせで実施されることがある。
本発明の実施形態において、クライアント装置C1,C2,C3は、それぞれのデータ・セッションを記述したパラメータを交換する。各々のクライアントは、データ・コンテンツの所望のリプリゼンテーションについて一般的なDASHアダプテーション・アルゴリズムを依然として使用している間、他のデータ・セッションの情報を用いて、場合によっては帯域幅を多く取り過ぎないようにすることによって、ネットワークの帯域幅の公正な共有が協働して得られるようにすることがある。
以下、図3を参照して、本発明の一実施形態による、ネットワークN1における利用可能な帯域幅の分配方法を説明する。図3の方法は、ネットワークN1の利用可能な帯域幅を共有するクライアント装置C1〜C3のいずれのクライアント装置によって実施されてもよい。本発明の一部の実施形態において、クライアント装置C1〜C3の間で共有されるべきN1の利用可能な帯域幅の総量は、中央装置から信号で伝えられてもよい。例えば、ゲートウェイ装置GWは、アクセス・リンクの実際の特性を正確に調べることができ、種々のタイプのデータ・トラフィックに帯域幅を割り当てることもでき、従って、データ・セッションについて、どれほどの帯域幅が利用可能であるかを決定できる。本発明の他の実施形態において、クライアント装置C1〜C3は、一般的に、例えば、自身がサーバに対して要求した所定数の最新のパケット又はチャンクを自身が受信した速度をモニタすることによって、全体的な帯域幅を推定する。
ステップS310において、クライアント装置C1が、ネットワークN1内の他のクライアント装置C2,C3に情報メッセージを送る。この情報メッセージには、クライアント装置C1において開始される、或いは、既に進行中であるデータ・セッションの所要の帯域幅を示すパラメータが含まれている。また、ステップS310において、クライアント装置C1は、データ・セッションを開始するつもりである(又は、セッションが進行中である)その他のクライアント装置C2及び/又はC3の任意のクライアント装置から、クライアント装置C2又はC3において開始される、或いは、進行中であるデータ・セッションの所要の帯域幅を示すパラメータを含む情報メッセージを受信する。尚、これらの帯域幅のメッセージの受信又は送信については特定の順序はなく、その他の装置は、クライアントC1からの情報メッセージの送信の前に又は後に、或いは、この送信と同期してそれぞれの情報メッセージを送信してもよいことが理解されるであろう。
本発明の特定の実施形態において、ネットワークにとって新たなクライアント装置が自身の情報メッセージを送る毎に、それを受信した全てのクライアント装置も、それに応答して自身の情報メッセージを送る。このようにして、全てのクライアント装置は、ネットワークにおける他の全てのクライアント装置について知る。
クライアント装置の間で交換される、情報メッセージ内のパラメータには、それぞれのクライアント装置について、そのクライアント装置が描画する用意のできたコンテンツ・リプリゼンテーションに関する帯域幅必要量のリストと、これらのリプリゼンテーションについてのDASHセグメント持続時間と、(他のクライアントに対する)サービス優先度と、場合によっては、そのクライアント装置の所望のリプリゼンテーション帯域幅と、が含まれている。
情報メッセージ内に含まれているパラメータの例には、
対応するデータ・セッションの優先のレベル、即ち、順位を表す優先度データと、
対応するデータ・セッションのデータ・セグメントの持続時間を表すチャンク持続時間データと、
対応するデータ・セッションの所望の帯域幅を表す帯域幅選好データと、
が含まれる。
クライアント装置間での帯域幅必要量情報の交換によって、クライアント装置は、他に参加しているデータ・セッション(及び、それらの帯域幅必要量に関する選好、及び、サービス優先度)を調べることができる。
クライアント装置が当初、互いのことを知らない場合に、ネットワークN1の1つのクライアント装置、例えばC1から、ネットワークN1のその他のクライアント、例えばC2,C3に情報メッセージを送るために、次の2つの交換方式が使用されてもよい。
・マルチキャスト・メッセージング・システム
この交換方式において、全てのクライアント装置は、定期的に自身の情報メッセージを既定のIPマルチキャスト・アドレスに送り、また、全てのクライアント装置は、その同じ既定のIPマルチキャスト・アドレスをリッスンする。そうすることによって、クライアント装置は、いつでも、同じく帯域幅分配アルゴリズムを実施する他の全てのクライアント装置の存在を見つけることができ、それらのサービス情報選好(service information preference)を受信できる。このIPマルチキャスト・アドレスは、クライアント装置上で設定されてもよく、或いは、ユーザによって(全ての装置上で同一のマルチキャストを用いて)構成されてもよい。情報メッセージは、それぞれのクライアント装置によってマルチキャスト通信で定期的に送られ、それによって、そのクライアント装置がまだ稼働中であることがその他のクライアント装置に伝えられ、また、情報メッセージは、新たなクライアント装置がネットワークに参加した場合にも送られる(その他のクライアント装置は、それについて知る手段を持っていない)。別の実施形態において、ネットワーク上の新たなクライアント装置は、自身の出現をマルチキャスト・アドレスで伝え、ネットワーク上のその他の全てのクライアント装置は、自身の情報メッセージをユニキャストで新たなクライアント装置に直接送ることができ、或いは、マルチキャスト通信チャネルで送ることができる。
・中央集中型メッセージ収集および再分配
この交換方式においては、情報メッセージを交換するために中央装置が用いられる。例えば、従来のホーム・ネットワーク環境において、DASHクライアントを実施している全ての装置は、同一のゲートウェイを共有している。この実施形態の情報メッセージ交換において、全てのクライアント装置C1〜C3が自身の情報メッセージをゲートウェイGWに送り、ゲートウェイGWは、それぞれの装置に対するユニキャスト通信を用いて、それぞれの装置からの情報をその他の全てのクライアント装置に再分配する。この中央集中型メッセージ収集方式の利点は、クライアント装置が自身の情報メッセージをマルチキャスト通信チャネルで定期的に送る必要がないことであり、また、ゲートウェイGWが、いつでも全てのDASHクライアントの稼働について知っているので、新たなクライアントが出現した場合に、或いは、いずれかのDASHクライアントが去った場合に、全てのDASHクライアントを容易に更新できることである。この方式の欠点は、他方の方式がクライアント装置自身だけに追加のメカニズムを必要とするのに対して、この方式がホーム・ゲートウェイに追加のメカニズムを必要とすることである。
ステップS320において、クライアント装置C1は、自装置のデータ・セッションについて、N1の利用可能帯域幅の割り当て帯域幅を提供するアルゴリズムに、帯域幅割り当てアルゴリズムを適用する。この帯域幅分配アルゴリズムは、クライアント装置の間で交換される情報メッセージに含まれている帯域幅パラメータを使用する。
データ・セッションを有するネットワークN1のクライアント装置は、各々、共通の帯域幅割り当てアルゴリズムを適用して、自装置のデータ・セッションとその他の参加しているクライアント装置のデータ・セッションとについて、利用可能帯域幅の割り当て帯域幅を特定する。共通の一組の規則に準拠する共通のアルゴリズムを適用することによって、種々のクライアントの演算は、整合性のある結果をもたらすことができる。DASHデータ・セッションは、本発明の実施形態に従って、帯域幅アルゴリズムにおいて記述された共通の基準を用いて順位付けされ、各々のクライアント装置は、リストにおいてより高い順位のその他のデータ・セッションに割り当てられた帯域幅を推定した後に、自身のデータ・セッションについて使用すべき帯域幅を計算できる。
本発明の一実施形態において、以下に述べる帯域幅アルゴリズムのうちの1つ又は複数のものが利用可能であり選択されてもよい。
第1の帯域幅分配アルゴリズムは、ここで「最高優先度サービス間均等共有」(“even sharing among highest priority services”)アルゴリズムと称されるが、最高サービス優先度のデータ・セッションを有するクライアント装置の間で均等に帯域幅を共有することを意図する。最高サービス優先度のクライアントは、データ・セッションのリプリゼンテーション帯域幅必要量に従って、可能な限りの最大量の利用可能帯域幅を共有する。もし残りの帯域幅が有れば、それは、最高サービス優先度を有するデータ・セッションの間で、例えば、データ・セッションについての情報メッセージの送信時刻、及び/又は、データ・セッションの開始時刻に基づいて、不均等に共有される。もし残りの帯域幅が(再び)有れば、それは、2番目に高いサービス優先度を有するクライアントの間で、最高サービス優先度を有するクライアントについて行われたのと同じやり方で共有される。これ以降は、利用可能な帯域幅がなくなるまで、同様である。
第2の帯域幅分配アルゴリズムは、ここで「勝者独占」(“winner takes all”)アルゴリズムと称されるが、最高サービス優先度を有するデータ・セッションに可能な限りの最大の帯域幅を先着順で与えることを意図する。先着とは、対応する情報セッションが最も早く送信された最高順位のデータ・セッションのことを指している。もし残りの帯域幅が有れば、それは、2番目に高いサービス優先度を有するデータ・セッションの間で共有される。これ以降は、利用可能な帯域幅がなくなるまで、同様である。
第3の帯域幅分配アルゴリズムは、ここで「全員処遇」(“everybody is served”)アルゴリズムと称されるが、全てのデータ・セッションがそれらに必要な最小の帯域幅を割り当てられ、最高サービス優先度のデータ・セッションが最初に遇される(served)ようにすることを意図する。もし残りの帯域幅が有れば、前回それぞれに必要な最小の帯域幅が割り当てられたデータ・セッションから、より高い帯域幅を有するリプリゼンテーションに切り換えられて、その残りの帯域幅が使用される。最高サービス優先度のサービスが、最初に遇される。これ以降は、利用可能な帯域幅がなくなるまで、同様である。
本発明の一部の実施形態において、交換される情報メッセージには、割り当て帯域幅を提供するために用いられる選択された帯域幅分配アルゴリズムを表す帯域幅アルゴリズム分配データが含まれていてもよい。
次の表1は、情報メッセージが、どのようにして、DASHクライアントによってアクセスされているMPDの情報/属性から生成され得るかの一例を提供している。
表1:DASHクライアント情報メッセージ

“type”: “object”,
“properties”: {
“id”: {
“type” : “string”,
“description” : “Unique identifier of the session. Can be the IP address of device, followed by a unique session identifier in the device.”

“reprBandwidths”: {
“type”: “array”,
“description”: “List of needed bandwidth for available representations for current play time. Ordered by increasing values.”,
“items”: {
“type”: “integer”,
“description”: “The @bandwidth attribute of one representation (information retrieved from MPD). Note that the client may also add some extra bandwidth margin to better accomodate with future fluctuations.”

},
“segmentDuration”: {
“type”: ”integer”,
“description”: “The duration of currently loading segment(s), in milliseconds (information retrieved from MPD).”
},
“preferredClientBandwidth”: {
“type”: “integer”,
“description”: “The @bandwidth for the representation the client would try to request if playing alone (information retrieved from MPD).”,
},
“servicePriority”: {
“type”: “integer”,
“description”: “This represents the priority of a streaming session. Allocation of bandwidth is given first to higher priority services.”,
“minimum”: 1,
“maximum”: 4

“preferredBandwidthDistributionScheme”: {
“type”: “integer”,
“description”: “This represents the preferred bandwidth distribution algorithm for a DASH client.”,



本発明の考えられる実施形態において、表1におけるservice Priorityの値は、下記の意味を有する。
1:プレミアム・サービス(例えば、UHD配信、大型スクリーン・テレビへのHD配信など)
2:ハイ・クオリティ・サービス(例えば、中型サイズのスクリーンへのHD配信など)
3:ノーマル・クオリティ・サービス(例えば、モバイル機器へのHD配信など)
4:ロー・クオリティ・サービス(例えば、モバイル機器上での低品質コンテンツなど)
表1における“preferredBandwidthDistributionScheme”のパラメータは、どのように帯域幅がクライアント間で共有されるかを計算するために用いられるアルゴリズムを識別する。
本発明の一部の実施形態において、クライアント装置は、データ・セッションのデータ・コンテンツの特定のリプリゼンテーションについて、ある程度の余分な帯域幅マージンをMPDに記述された帯域幅に加えることがある。例えば、MPDが次の帯域幅、即ち、(8Mbit/s、6Mbit/s & 2Mbit/s)を有する3つのリプリゼンテーションを記述している場合、クライアントによって選ばれる(そして情報メッセージ内に入れられて他のクライアントに送られる)所望の帯域幅の表が(9Mbit/s、6.5Mbit/s & 2.2Mbit/s)であり得る。
次に、本発明の実施形態による帯域幅分配アルゴリズムを更に詳しく説明する。
本発明の一実施形態による、ここで「最高優先度サービス間均等共有」と称される第1の帯域幅分配アルゴリズムは、最高優先度のデータ・セッション間での帯域幅の共有を実施して、利用可能な帯域幅に基づいて、最高優先度のセッションに、可能な限りの最高の品質を提供することを試みる。全てのクライアント装置のデータ・セッションを受け入れるのに十分なほどの利用可能な帯域幅がない場合、一部のデータ・セッションは、再生を行うのに十分な帯域幅を得ることを阻止される。この帯域幅分配アルゴリズムは、クライアント装置において実施される。
データ・セッションは、共通の規準を用いる優先度の順に順位付けされる。クライアント装置は、リストにおいてより高い順位のあらゆるセッションに割り当てられた帯域幅を計算した後に、自身のデータ・セッションについて使用すべき帯域幅を計算できる。
最高サービス優先度を有する第1のデータ・セッションについて、データ・セッションに割り当てられるべき帯域幅は、利用可能な帯域幅全体が均等に共有されるように計算される。次に、残りのデータ・セッションについて、より高いサービス優先度からより低いサービス優先度へと、(利用可能な帯域幅全体から前のセッションに割り当てられた実際の帯域幅を減算して得た)残りの帯域幅の配分がこの計算によって求められる。
各々の優先度のレベルにおいて、残りの利用可能な帯域幅が十分になければ、データ・セッションは、所与の優先度の順位においてデータ・セッションの開始時間に従ってソートされる、即ち、より早いデータ・セッションが、より遅いデータ・セッションよりも前に帯域幅を割り当てられる。
所与の優先度のレベルにおいて、クライアント装置は、利用可能な帯域幅の「平等な(equal)」配分を取得しようとする。従って、各々のデータ・セッション用に、利用可能な帯域幅は、同一の優先度のレベルにおけるセッション数で除算される。各々のデータ・セッションが、データ・コンテンツの、限定された一組のリプリゼンテーションに制約されるので、クライアントは、帯域幅の計算された配分を正しく下回る帯域幅を有するリプリゼンテーションを選ぶ。
尚、全てのより高い優先度のセッションが対応された後、このプロセスによってある程度の未使用の帯域幅が残された場合にのみ、より低い優先度のクライアントが帯域幅を割り当てられることがある。
最高優先度データ・セッションを有する新たなクライアント装置がネットワークに参加するケースでは、この新たなクライアント装置のデータ・セッションを受け入れるのに十分な帯域幅がない場合、既存のデータ・セッションは、より少ない帯域幅を再割り当てされる可能性が高い。場合によっては、既存のデータ・セッションは、より高い優先度のデータ・セッションのために、自身の割り当てを取り消されることがある。
同一の優先度のレベルのデータ・セッション間での共有は、たとえこれらのクライアントの帯域幅のニーズが等しくなくても、平等に行われる(例えば、2つのクライアント装置が最高優先度のレベルでデータ・セッションを有する場合、この2つのデータ・セッションの各々には帯域幅全体の半分が割り当てられる)ので、帯域幅の最初の割り当てが行われた後に、ある程度の帯域幅がまだ利用可能であることが起こり得る。例えば、クライアント装置は、最初に10MB/sの帯域幅を割り当てられることがある。10Mb/sの帯域幅内で受け入れ可能なデータ・セッションについてのそのデータ・コンテンツの最良のリプリゼンテーション、即ち、10Mb/s以下の最大帯域幅必要量が8Mb/sであることがある。帯域幅の残りの2Mb/sは、次に、別のデータ・セッションに再割り当てされることがある。その場合、全ての残りの帯域幅は、残りのデータ・セッションのうちの最高優先度のデータ・セッションの間で(同一のサービス優先度のデータ・セッションについて先着順で)分配されるが、その際、最終的に一部のクライアントが、所与の優先度の順位における帯域幅の平等な配分よりも多く取得することもあり得る。残りの帯域幅が最高優先度のセッションに再割り当てされると、任意の更なる残りの帯域幅は、より低い優先度のデータ・セッションに割り当てることができる。
この方式の帯域幅の割り当ての利点は、最高優先度サービス・レベルのデータ・セッションを有するクライアント装置について、可能な限り最高の品質が全てのより高い優先度のセッションの間で共有された状態で(より低い優先度のセッションが、より高い優先度のセッションから実際に帯域幅を奪うことなく)データ・セッションが実施される可能性が高いことである。もっとも、このデータ・セッションは、割り当てられた帯域幅の配分が最良品質のリプリゼンテーションに必要な帯域幅を下回れば、その最高品質では実施されないこともある。また、より低い優先度のサービスのクライアントが、ベスト・エフォート・モード(best effort mode)で帯域幅を受け取るであろう。また、より低い優先度のデータ・セッションに十分なだけの帯域幅が残される可能性が高く、もし残されているならば、そのデータ・セッションは、その帯域幅によって、データ・コンテンツのより低い品質のリプリゼンテーションを実施できるであろう。
表2には、クライアント装置において行われる帯域幅割り当ての第1の方式についてのロジックの一例が示されている。
表2:帯域幅割り当て方式1についての受け手側のロジック
// DASH client
on_reception(sessionDescription)

if sessionDescription.id not in all_sessions
then
// The newcomer needs to know our information
send_param(all_sessions[my_session_id])
// This session is new, note its starting time
session_start_times[sessionDescription.id] = now()
end if
// store session information for future use
all_sessions[sessionDescription.id] = sessionDescription


// Use of session information in adaptation algorithm, for all collaborative
// clients
select_representation ()


// step 1: run algorithm as if client was alone
chosen_representation = compute_representation_with_normal_algorithm()
all_sessions[my_session_id].preferredClientBandwidth = chosen_representation.get_bandwidth()
if something_changed_in_my_session()
then
send_param(all_sessions[my_session_id])
end if

// step 2: run cooperative part
remaining_bw = linkCapacity
for p in 4..1 // scan priorities in decreasing order
do
session_list = get_sessions_with_priority(p)
session_list.reverse_sort_according_to_start_times()
count = session_list.length
for session in session_list
do
allocated = session.preferredClientBandwidth
i = session.reprBandwidths.index_of(allocated)
// look for a representation that fits an evenly distributed share.
while allocated > remaining_bw / count and i > 0
do
i −= 1
allocated = session.reprBandwidths[i]
end while
if allocated > remaining_bw
then
// no suitable representation for available bandwidth share
session.allocated_index = −1
else
remaining_bw −= allocated
session.allocated_index = i
end if
count −= 1
end for
// Now all sessions of same priority p have tried to evenly share the
// bandwidth. The remaining bandwidth will now be shared among
// clients with priority p on a first come first serve basis.
session_list.sort_according_to_start_times() // favor oldest sessions
improvement_made = True
while improvement_made and remaining_bw > 0
do
improvement_made = False
for session in session_list
do
if session.allocated_index < session.reprBandwidths.length ‐ 1
// not already max
then
next_bitrate = session.reprBandwidths[session.allocated_index + 1]
if session.allocated_index == −1
then
current_bitrate = 0
else
current_bitrate =session.reprBandwidths[session.allocated_index]
end if
if (next_bitrate − current_bitrate) < remaining_bw
then // this session can get a bit more bandwidth
session.allocated_index += 1
remaining_bw −= next_bitrate − current_bitrate
improvement_made = True
end if
end if
end for
end while
end for
return
get_representation_for_level(all_sessions[my_session_id].allocated_index)
本発明の一実施形態による、ここで「勝者独占」と称される第2の帯域幅分配アルゴリズムは、より高い優先度のセッションに可能な限りの最高の品質を先着順で提供することを意図する。ネットワーク内における可能な限りの他のクライアント装置に自身の存在を知らせる最初の自身の情報メッセージを送出した最初のクライアント装置が、自身が開始したいデータ・セッションについての最大の所要の帯域幅を受け取る。この最大の所要の帯域幅は、データ・セッションの同一のデータ・コンテンツの他のリプリゼンテーションと比較して最良の品質のリプリゼンテーションに必要な帯域幅に対応しており、これは利用可能な帯域幅の提示量以下である。
全てのより高い優先度のセッションについての割り当てが行われた後、この帯域幅分配プロセスによってある程度の未使用の帯域幅が残された場合にのみ、より低い優先度のデータ・セッションを有するクライアント装置が帯域幅を受け取ることができる。同様に、最高優先度のデータ・セッションを有するクライアント装置が既に大部分の帯域幅を割り当てられた後に、同じ最高優先度のサービスのクライアントが情報メッセージを送出したとしても、この遅れて来たクライアントが自身のデータ・セッションについての最大の帯域幅の必要量を受け取る可能性は低い(最初に来たクライアントから帯域幅が差し引かれることはない)。
この方式の利点は、クライアント装置の最高優先度のデータ・セッションが、常に、先着順で、できる限りの最大の品質を受け取ることである。十分な帯域幅が自身に又はより低い優先度サービスのクライアントに残されていない時に帯域幅割り当てを行う最高優先度のデータ・セッションを有するクライアント装置は、ベスト・エフォート・モード(best effort mode)に従って帯域幅を割り当てられる。
表3には、クライアント装置において行われる帯域幅割り当ての第2の方式についてのロジックの一例が示されている。
表3:帯域幅割り当て方式2についての受け手側のロジック
// DASH client
on_reception(sessionDescription)

if sessionDescription.id not in all_sessions
then
// The newcomer needs to know our information
send_param(all_sessions[my_session_id])
// This session is new, note its starting time
session_start_times[sessionDescription.id] = now()
end if
// store session information for future use
all_sessions[sessionDescription.id] = sessionDescription


// Use of session information in adaptation algorithm,
// for all collaborative clients
select_representation ()

// step 1: run algorithm as if client was alone
chosen_representation = compute_representation_with_normal_algorithm()
all_sessions[my_session_id].preferredClientBandwidth =
chosen_representation.get_bandwidth()
if something_changed_in_my_session()
then
send_param(all_sessions[my_session_id])
end if

// step 2: provide maximum bandwidth to a maximum number of clients, starting with higher priority ones.
remaining_bw = linkCapacity
for p in 4..1 // loop on service priorities in decreasing order
do
session_list = get_sessions_with_priority(p)
session_list.sort_according_to_start_times()
for session in session_list
do
if remaining_bw > session.preferredClientBandwidth
then // is there enough bandwidth for maximum representation
session.allocated_index =
session.reprBandwidths.index_of(session.preferredClientBandwidth)
// chosen representation is preferred one
remaining_bw −= session.preferredClientBandwidth
else
session.allocated_index = −1 // not enough bandwidth for preferred rep.
end if
end for
end for
// at this point, provided there is enough bandwidth, all sessions have been
// allocated their preferred representation, starting with higher priority
// service sessions and starting with earliest sessions within each priority
// session. If total bandwidth is not enough, highest priority sessions (and
// earliest ones within the same service priority) are served first.

// step 3: distribute remaining bandwith (until it is exhausted) between all clients, starting with higher priority ones
improvement_made = True
while remaining_bw > 0 and improvement_made do
improvement_made = False
for p in 4..1 // loop on service priorities in decreasing order
do
session_list = get_sessions_with_priority(p)
session_list.sort_according_to_start_times()
for session in session_list
do
i = session.allocated_index
if i < session.reprBandwidths.length ‐ 1 // not already max
bw_upgrade = session.reprBandwidths[i+1]− session.reprBandwidths[i]
if remaining_bw > bw_upgrade then // is there enough bandwidth to
// upgrade to next representation
Improvement_made = True
session.allocated_index += 1
remaining_bw −= bw_upgrade
end if
end if
end for
end for
end while
return
get_representation_for_level(all_sessions[my_session_id].allocated_index)
本発明の一実施形態による、ここで「全員処遇」(“everybody is served”)と称される第3の帯域幅分配アルゴリズムは、十分な帯域幅が有れば、クライアント装置の全てのデータ・セッションに、データ・セッションについてのそれらの最小の所要の帯域幅のリプリゼンテーションを実施するのに十分な帯域幅を与えることによって、即ち、他のリプリゼンテーションと比べて最小の帯域幅を必要とするリプリゼンテーションに対応する帯域幅を与えることによって、クライアント装置の全てのデータ・セッションに帯域幅を提供することを試みる。クライアント装置の全てのデータ・セッションを遇するのに十分な利用可能な帯域幅が無ければ、サービス優先度に従って、次に、同一の優先度のレベルを有するクライアント間では先着順で、データ・セッションに優先順位を付けることによって決定を下す。
次に、あらゆる残りの帯域幅が、クライアント装置のデータ・セッション間で、サービス優先度に基づいて、そして先着順に(それぞれの情報メッセージの送信の時間に基づいて)分配され、それによって、最高優先度のデータ・セッションが、データ・コンテンツの最小の帯域幅のリプリゼンテーションよりも良い品質のリプリゼンテーションを有することができる。
この方式の利点は、もし全てのクライアントについて十分な帯域幅が有れば、全てのクライアントがそれらのデータ・コンテンツの1つのリプリゼンテーションを実施できることである。また、もし十分な帯域幅が利用可能であれば、最高優先度サービスのクライアントがそれらの最小の帯域幅のリプリゼンテーションよりも良い品質を提供するリプリゼンテーションを実施する機会を得る可能性が高い。
表4には、クライアント装置において行われる帯域幅割り当ての第3の方式についてのロジックの一例が示されている。
表4:帯域幅割り当て方式3についての受け手側のロジック
// DASH client
on_reception(sessionDescription)

if sessionDescription.id not in all_sessions
then
// The newcomer needs to know our information
send_param(all_sessions[my_session_id])
// This session is new, note its starting time
session_start_times[sessionDescription.id] = now()
end if
// store session information for future use
all_sessions[sessionDescription.id] = sessionDescription


// Use of session information in adaptation algorithm,
// for all collaborative clients
select_representation ()

// step 1: run algorithm as if client was alone
chosen_representation = compute_representation_with_normal_algorithm()
all_sessions[my_session_id].preferredClientBandwidth =
chosen_representation.get_bandwidth()
if something_changed_in_my_session()
then
send_param(all_sessions[my_session_id])
end if

// step 2: provide minimum bandwidth to a maximum number of clients, starting
// with higher priority ones.
remaining_bw = linkCapacity
for p in 4..1 // loop on service priorities in decreasing order
do
session_list = get_sessions_with_priority(p)
session_list.sort_according_to_start_times()
for session in session_list
do
if remaining_bw > session.reprBandwidths[0] then
session.allocated_index = 0 // chosen representation is first one
// (minimum bandwidth)
remaining_bw −= session.reprBandwidths[0]
else
session. allocated_index = −1 // no representation
end if
end for
end for
// at this point, provided there is enough bandwidth, all session have been
//allocated their minimum bandwidth, starting with higher priority service
// sessions and starting with earliest sessions within each priority session.
// If total bandwidth is not enough, highest priority sessions (and earliest
// ones within the same service priority) are served first.

// step 3: distribute remaining bandwith (until it is exhausted) between all clients, starting with higher priority ones
improvement_made = True
while remaining_bw > 0 and improvement_made do
improvement_made = False
for p in 4..1 // loop on service priorities in decreasing order
do
session_list = get_sessions_with_priority(p)
session_list.sort_according_to_start_times()
for session in session_list
do
i = session.allocated_index
if i < session.reprBandwidths.length ‐ 1 // not already max
bw_upgrade = session.reprBandwidths[i+1]− session.reprBandwidths[i]
if remaining_bw > bw_upgrade then // is there enough bandwidth to
// upgrade to next representation
Improvement_made = True
session.allocated_index += 1
remaining_bw −= bw_upgrade
end if
end if
end for
end for
end while
return
get_representation_for_level(all_sessions[my_session_id].allocated_index)
全てのクライアント装置は、他のクライアント装置に自身の所望の帯域幅分配スキーム(preferred bandwidth distribution scheme)について通知する。この所望の帯域幅分配アルゴリズムを示すデータは、ネットワークN1のクライアント装置からその他のクライアント装置に送信される情報メッセージ内に含めることができる。
場合によっては、帯域幅分配アルゴリズムの選択相互間で競合があり得る。
これは、次のような種々の方法で解決できる。
・情報メッセージの大多数によって示された帯域幅分配アルゴリズムが選択される。
・全てのクライアント装置が、帯域幅分配スキームの共通の優先順位付けリストを承知しており、より高い優先度のものが勝つ。
・最初に送信された情報メッセージに示された帯域幅分配アルゴリズムが選択される。
帯域幅分配の3つの相異なるモードを次の例において例示する。
2つのクライアント装置C1とC2が、下記の選好(preference)で到来するデータ・セッションを有すると仮定すると、クライアントC1が、クライアントC2よりも前に、自身のデータ・セッションについて、対応する情報メッセージを送る。
クライアントC1:
リプリゼンテーションC1.2=10Mbit/s
リプリゼンテーションC1.1=8Mbit/s
リプリゼンテーションC1.0=4Mbit/s
service_priority(サービス優先度)=Premium(プレミアム)
クライアントC2:
リプリゼンテーションC2.1=6Mbit/s
リプリゼンテーションC2.0=2Mbit/s
service_priority=Premium
ネットワークN1における全体の利用可能な帯域幅が14Mbit/sである場合に、帯域幅割り当ての3つの相異なるモードを使用すると、帯域幅の分配は下記のようになる。
・モード1 − 均等共有:
全てのデータ・セッションは最高優先度を有しており、従って、14Mbit/sの利用可能な帯域幅は、最初に、C1およびC2の2つのデータ・セッション相互間で、均等に、即ち、各々7Mbit/sずつ、配分される。
クライアントC1について、7Mbit/s以下である最大帯域幅必要量は、リプリゼンテーションC1.0に対応する4Mbit/sであり、従って、クライアントC1は、最初に、4Mbit/sの帯域幅を割り当てられる。
クライアントC2について、7Mbit/s以下である最大帯域幅必要量は、リプリゼンテーションC2.1に対応する6Mbit/sであり、従って、クライアントC1は、最初に、自身の最良品質のリプリゼンテーションに対応する6Mbit/sの帯域幅を割り当てられる。
利用可能な帯域幅の4Mbit/sが残る。これは、クライアントC1がクライアントC2よりも前に自身の情報メッセージを送信したので、クライアントC1に割り当てられる。これによって、クライアントC1に割り当てられた帯域幅を、より良い品質のリプリゼンテーションC1.1に対応する8Mbit/sに増大できる。
要約すると、利用可能な帯域幅の割り当ては、次のようになる。
クライアントC1⇒C1.1(8Mbit/s)、
クライアントC2⇒C2.1(6Mbit/s)、
残りの帯域幅=0Mbit/s、及び、
より低い優先度のレベルのデータ・セッションに、又は、ネットワークに後で参加した他のクライアント装置に割り当てるべき帯域幅は残されていない。
・モード2 − 勝者独占:
クライアントC1は、最初に情報メッセージを送信したので、自身の最良品質のリプリゼンテーションC1.2についての自身の最大帯域幅必要量に相当する10Mbit/sを割り当てられる。4Mbit/sの帯域幅が、クライアントC2への割り当て用に残る。4Mbit/s以下の帯域幅必要量は、低い方の品質のリプリゼンテーションC2.0に対応する2Mbit/sである。
要約すると、利用可能な帯域幅の割り当ては、次の如くになる。
クライアントC1⇒C1.2、
クライアントC2⇒C2.0、
残りの帯域幅=2Mbit/s、及び、
残された帯域幅は、他のクライアント装置のより低い優先度のレベルのデータ・セッションに、任意の帯域幅割り当て方式に従って、或いは、データ・セッション開始時間に従って、割り当てられる。
・モード3 − 全員処遇:
クライアントC1およびC2のそれぞれの最低帯域幅必要量である4Mbit/s(C1.0)と2Mbit/s(C2.0)を割り当てると、8Mbit/sの残留帯域幅が残るので、帯域幅の割り当てを増大させることによって、両データ・セッションをより良い品質のリプリゼンテーションに、即ち、クライアントC1についてはC1.1(8Mit/s)に、及び、C2.1(6Mbit/s)に向上させることができる。
要約すると、利用可能な帯域幅の割り当ては、次の如くになる。
クライアントC1⇒C1.1、
クライアントC2⇒C2.1、及び、
残りの帯域幅=0Mbit/s。
次に、第3のクライアントが、下記の選好(preference)で、データ・セッションについてネットワークに参加すると仮定する。
クライアントC3:
リプリゼンテーションC3.2=5Mbit/s
リプリゼンテーションC3.1=3Mbit/s
リプリゼンテーションC3.0=2Mbit/s
service_priority=Premium
全体の帯域幅が14Mbit/sである場合に、帯域幅割り当ての3つの相異なるモードを使用すると、帯域幅の分配は下記の如くになる。
・モード1 − 均等共有:
全てのデータ・セッションは最高優先度を有しており、従って、14Mbit/sの利用可能な帯域幅は、最初に、C1,C2及びC3の3つのデータ・セッション間で、均等に、即ち、各々4.66Mbit/sずつ、配分される。
クライアントC1は、従って、4Mbit/s(サービスC1.0)を割り当てられるが、その理由は、これが4.66Mbit/sを下回る帯域幅を有する唯一のリプリゼンテーションだからである。
クライアントC2は、従って、2Mbit/s(サービスC2.0)を割り当てられるが、その理由は、これが4.66Mbit/sを下回る帯域幅を有する唯一のリプリゼンテーションだからである。
クライアントC3は、従って、3Mbit/s(サービスC3.1)を割り当てられるが、その理由は、これが4.66Mbit/sを下回る帯域幅を有する最良のリプリゼンテーションだからである。
5Mbit/sの帯域幅が残る。ネットワーク上に最初にいたクライアントC1が、先着順で残りの帯域幅のうちの4Mbit/sを割り当てられるが、これは、クライアントC1が最初に自身のデータ・セッションについて情報メッセージを送信したからであり、これによって、クライアントC1は、帯域幅8Mbit/sに向上したC1.1のリプリゼンテーションを有することができる。
要約すると、利用可能な帯域幅の割り当ては、次のようになる。
クライアントC1⇒C1.1(8Mbit/s)、
クライアントC2⇒C2.0(2Mbit/s)、
クライアントC3⇒C3.1(3Mbit/s)、及び、
残りの帯域幅=1Mbit/s。
・モード2 − 勝者独占:
クライアントC1は、最初に情報メッセージを送信したので、自身の最良品質のリプリゼンテーションC1.2についての自身の最大帯域幅必要量に相当する10Mbit/sを割り当てられる。4Mbit/sの帯域幅が残り、クライアント装置C2およびC3のデータ・セッション相互間で取り分けられる。クライアント装置C2のデータ・セッションは、C2.0のリプリゼンテーションについての2Mbit/sの帯域幅を割り当てられ、クライアント装置C3も、C2.0のリプリゼンテーションについての2Mbit/sの帯域幅を割り当てられる。
要約すると、利用可能な帯域幅の割り当ては、次のようになる。
クライアントC1⇒C1.2、
クライアントC2⇒C2.0、
クライアントC3⇒C3.0、及び、
残りの帯域幅=0Mbit/s。
・モード3 − 全員処遇:
クライアントC1,C2及びC3のそれぞれの最低帯域幅必要量である4Mbit/s(C1.0)、2Mbit/s(C2.0)及び2Mbit/s(C3.0)を割り当てると、6Mbit/sの残留帯域幅が残るので、帯域幅の割り当てを増大させることによって、クライアント装置C1およびC3のデータ・セッションをより良い品質のリプリゼンテーションに、即ち、クライアントC1についてはC1.1(8Mit/s)に、及び、クライアント装置C3についてはC3.1(3Mbit/s)に向上させることができる。
クライアントC1⇒C1.1(8Mbit/s)、
クライアントC2⇒C2.0(2Mbit/s)、
クライアントC3⇒C3.1(3Mbit/s)、及び、
残りの帯域幅=1Mbit/s。
ステップS330において帯域幅をデータ・セッションに割り当て、これによってステップS340においてデータ・セッションを実施できる。
本発明の実施形態は、ネットワーク上のDASHクライアントのようなクライアントが、そのネットワーク上の他のクライアントの来るべき又は進行中のデータ・セッションとそれらの所望のコンテンツ消費必要条件とについて知ることを可能にするメッセージ伝達メカニズムを提供する。このようにして、利用可能なネットワーク帯域幅のより公正な共有が実現され、これによって、クライアントが、同一のネットワーク帯域幅について争い合う場合よりも良いサービスから利益を得ることがある。本発明の実施形態は、あるデータ・セッションが進行中である時に差し迫った別のデータ・セッションが開始される前に適用されてもよく、それによって、例えば、新たなデータ・セッションがネットワーク内で開始される際に、或いは、ネットワーク内のある進行中のデータ・セッションが終了した際に、別の進行中のデータ・セッションに帯域幅を再割り当てすることができる。
以上、具体的な実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、これらの具体的な実施形態には限定されず、本発明の有効範囲内に在る修正は、当業者に明らかであろう。
例えば、前述の例は、MPEG−DASHに関して説明されているが、本発明が任意のアダプティブ・ストリーミング環境又はデータ・ダウンロード環境に適用できることは理解されるであろう。
前述の例示の実施形態を参照すれば、多数の更なる修正と変形が当業者の心にひとりでに浮かぶであろうし、また、これらの例示の実施形態は、単に例として記載されており、本発明の有効範囲を制限する意図はなく、本発明の有効範囲は、後述の特許請求の範囲のみによって確定される。特に、種々の実施形態から得られる種々の特徴は、適切な場合、交換してもよい。

Claims (24)

  1. ネットワーク内の利用可能な帯域幅を、前記ネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、通信装置において、
    前記通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を得るために、少なくとも1つの帯域幅パラメータを用いて帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、前記少なくとも1つの帯域幅パラメータは、前記ネットワークの通信装置相互間で交換される情報メッセージから得られ、かつ、対応する情報メッセージが送信される通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションについての所要の帯域幅を示している、前記方法。
  2. 各々の情報メッセージ内の前記少なくとも1つのパラメータは、
    対応するデータ・セッションの優先度のレベルを表す優先度データと、
    対応するデータ・セッションのデータ・セグメントの持続時間を表すチャンク持続時間データと、
    対応するデータ・セッションの少なくとも1つの動作可能な帯域幅を表す帯域幅データと、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記情報メッセージは、前記割り当て帯域幅を提供するのに使用される選択された帯域幅分配アルゴリズムを表す帯域幅分配アルゴリズム・データを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記帯域幅分配アルゴリズムは、最高レベルの優先度を有するデータ・セッションの各々への割り当てのために、前記利用可能な帯域幅を均等な配分に分けることを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 各々のデータ・セッションのデータ・コンテンツは、複数の対応するリプリゼンテーションを有し、前記リプリゼンテーションの1つは、割り当てられた帯域幅の前記均等な配分に従って選択され、該選択されたリプリゼンテーションは、割り当てられた帯域幅の前記均等な配分以下である最大帯域幅を必要とするリプリゼンテーションである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、割り当てられた帯域幅の前記均等な配分よりも少ない場合に、対応する情報メッセージが最高優先度のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された最高優先度のデータ・セッションに、残りの帯域幅の少なくとも一部が再割り当てされる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、前記割り当てられた帯域幅の前記均等な配分よりも少ない場合に、残りの帯域幅の少なくとも一部が、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、より低い優先度のレベルのデータ・セッションに割り当てられる、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記帯域幅分配アルゴリズムは、データ・セッションの優先度のレベルの順序で、かつ、対応する情報メッセージが同一優先度の他のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された少なくとも1つのデータ・セッションに、可能な限り最大の帯域幅を割り当てることを含み、前記可能な限り最大の帯域幅は、前記利用可能な帯域幅の範囲内で、同一コンテンツの他のリプリゼンテーションについて最大の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応している、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記帯域幅分配アルゴリズムは、最小の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応する帯域幅を割り当てることを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  10. より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、データ・セッションの優先度のレベルと、対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅をデータ・セッションに再割り当てすることを更に含む、請求項9に記載の方法。
  11. 所与の優先度のレベルにおいて、残りの利用可能な帯域幅が、対応するデータ・セッションについての情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻との少なくとも一方に基づいて割り当てられる、請求項4から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記情報メッセージは、他の通信装置への転送用の固定のマルチキャスト・アドレスに対して送受信される、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記情報メッセージは中央基地装置を介して交換される、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  14. 同一の帯域幅割り当てアルゴリズムが、データ・セッションを開始する又は実施している全ての通信装置によって使用される、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 帯域幅割り当てアルゴリズムが、各々の帯域幅割り当てアルゴリズムに割り当てられた優先度のレベルと、各々の帯域幅アルゴリズムを選択している通信装置の数とのうちの少なくとも一方に従って決定される、直前の請求項に記載の方法。
  16. 通信装置であって、
    同じネットワーク内の1つ又は複数の他の通信装置と情報メッセージを交換する通信インタフェースであって、各々の前記情報メッセージは、対応する情報メッセージが送信される通信装置において開始されるデータ・セッションについての所要の帯域幅を示す少なくとも1つの帯域幅パラメータを含んでいる、前記通信インタフェースと、
    前記通信装置において実施される又は実施されているデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供するために、前記少なくとも1つの帯域幅パラメータを用いて帯域幅分配アルゴリズムを適用するように構成された1つ又は複数のプロセッサと、
    を有する、前記通信装置。
  17. 前記少なくとも1つ又は複数のプロセッサが、請求項2から15のいずれか1項に記載の方法を実施するように構成されている、請求項16に記載の通信装置。
  18. プログラム可能な装置用のコンピュータ・プログラム製品であって、前記プログラム可能な装置にロードされて実行される際に請求項1から15のいずれか1項に記載の方法を実施する一連の命令を含んでいる、前記コンピュータ・プログラム製品。
  19. ネットワーク内の利用可能な帯域幅を、前記ネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、
    前記ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている各々のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、
    前記帯域幅分配アルゴリズムは、最高レベルの優先度を有するデータ・セッションの各々への割り当てのために、前記利用可能な帯域幅を均等な配分に分けることを含む、前記方法。
  20. 各々のデータ・セッションのデータ・コンテンツが、複数の対応するリプリゼンテーションを有し、前記リプリゼンテーションの1つが、割り当てられた帯域幅の前記均等な配分に従って各々のデータ・セッションについて選択され、該選択されたリプリゼンテーションが、割り当てられた帯域幅の前記配分以下である最大帯域幅を必要とするリプリゼンテーションである、請求項19に記載の方法。
  21. 前記選択されたリプリゼンテーションについて必要とされる帯域幅が、割り当てられた帯域幅の前記均等な配分よりも少ない場合に、最高優先度のデータ・セッションを知らせる対応する情報メッセージが最高優先度のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された最高優先度のデータ・セッションに、残りの帯域幅の少なくとも一部が再割り当てされる、請求項20に記載の方法。
  22. ネットワーク内の利用可能な帯域幅を、前記ネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、
    前記ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている各々のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、
    前記帯域幅分配アルゴリズムは、優先度のレベルの順序で、かつ、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージが同一の優先度のレベルの他のデータ・セッションについての他の情報メッセージよりも前に送信された少なくとも1つのデータ・セッションに、可能な限り最大の帯域幅を割り当てることを含み、前記データ・セッションの前記可能な限り最大の帯域幅は、前記利用可能な帯域幅の範囲内で、同一コンテンツの他のリプリゼンテーションについて最大の帯域幅を必要とするデータ・セッションのコンテンツのリプリゼンテーションに対応している、前記方法。
  23. ネットワーク内の利用可能な帯域幅を、前記ネットワーク内の複数の通信装置のデータ・セッションの間で分配する方法であって、
    前記ネットワークの通信装置によって実施される又は実施されている1つ又は複数のデータ・セッションに対する割り当て帯域幅を提供する帯域幅分配アルゴリズムを適用することを含み、
    前記帯域幅分配アルゴリズムは、1つ又は複数のデータ・セッションに、最小の帯域幅を必要とする各々のデータ・セッションのデータ・コンテンツのリプリゼンテーションに対応する帯域幅を割り当てることを含む、前記方法。
  24. より高いレベルのリプリゼンテーションを可能にするために、データ・セッションの優先度のレベルと、データ・セッションを知らせる対応する情報メッセージの送信時刻と、データ・セッションの開始時刻とのうちの少なくとも1つに基づいて、任意の残りの利用可能な帯域幅を選択されたデータ・セッションに再割り当てすることを更に含む、請求項23に記載の方法。
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