JP2018510985A5 - - Google Patents

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本発明の核心は、可動要素がキーシャンクの領域で補完されることによって3Dプリンタに基づくキーの複製をより困難にすることである。本発明に係るキーをロックシリンダに挿入すると、可動要素は、それ自体が公知の2つのタンブラ・カウンタタンブラ対と相互作用し、各々のタンブラ・カウンタタンブラ対では、キー溝へのタンブラの突出によって規定される厳密に1つの位置は、タンブラ・カウンタタンブラ対のタンブラとカウンタタンブラとの間の分離面が回転子と固定子との間のシヤーラインと一致することを引き起こし、それによって、この1つの位置をとるタンブラ・カウンタタンブラ対は、固定子に対する回転子の回転を妨げることがなくなる。
キーにおける可動要素の文脈の中で存在するジレンマは、本発明に係る手順によって解決される。当該手順は、このために想定される非常に制限されたガイド長さにわたってのみこのような要素をボア内でガイドできるという認識に基づく。これは、一方では最大ガイド長さに対応するキーシャンクの厚みが一般に数ミリメートルでしかないという事実に由来する。他方では、シャンク平面に沿った可動要素の範囲は、機械的安定性および機能を保証すべきである場合には無限に小さくすることはできない。これは、一方での可動要素の長さ(移動方向の寸法)と他方でのシャンク平面に沿った範囲(たとえば、直径)との好ましくない比率を強制的に引き起こす。本発明に係る対策がなければ、これは当該要素の妨害による信頼性の減少につながるであろう。工学における経験則は、たとえば、要素の妨害を大幅に回避できるようにするためにはガイドされる長さとガイドされる幅との比率が1.3〜1.5よりも大きくなければならないというものである。特別な予防策なしに可動要素を有するキーまたはブランクにこれを適用すると、当該要素の幅(直径)は、当該要素の安定性および取り扱いに関して極めて不利になるが、それぞれのタンブラ・カウンタタンブラ対との相互作用に関しても極めて不利になるであろう。
示されている実施形態では、可動に取り付けられた要素5は、4つのガイド部8を備え、当該4つのガイド部8は、中心部7から(可動要素がガイドされるボアの軸10に対して(図1b、図1c参照))径方向に突き出ており、両側でガイドされる。要素5は、シャンクの連続的なボア9に挿入され、ボア9の軸10に沿った当該要素の移動は、シャンクの両側で止め具11によって制限される。
さらに、示されている実施形態では、要素5は、シャンクの後端に、すなわち頭部の方に、特に最後尾のコーディング6の後ろに配置されている。しかし、当該要素は、機能に影響を及ぼすことなくキーのシャンク上のいずれの位置に組み込まれてもよい。

Claims (14)

  1. 頭部(2)とシャンク(4)とを備えるキー(1)またはキーブランクであって、ロックシリンダに組み込まれてばねによって負荷を加えられるタンブラピンとの機械的相互作用に役立つコーディング(6)が、前記シャンクに組み込まれ、または組み込まれることができ、前記キーまたはキーブランクは、前記シャンクの平坦な側(16.1)と他方の平坦な側(16.2)とを連続的に接続するボア(9)に挿入される要素(5)を備え、前記要素(5)は、前記ボア(9)の軸(10)に沿って可動に取り付けられ、前記ボアの前記軸に沿ったこの移動は、少なくとも1つの止め具によって制限され、
    前記可動に取り付けられた要素(5)は、前記ボア(9)の前記軸(10)に対して垂直に、中心部(7)と少なくとも2つのガイド部(8)とを備える断面を有し、前記ガイド部(8)は、前記要素の妨害を防止する方法で前記中心部に対して径方向に延在していることを特徴とする、キーまたはキーブランク。
  2. 径方向に対して垂直に規定される幅(13)に対する前記ボアの前記軸に沿った前記ガイド部の長さ(12)の比率は、少なくとも1であり、好ましくは少なくとも1.5である、請求項1に記載のキーまたはキーブランク。
  3. 前記ボア(9)は、前記ガイド部がそれらの側壁に沿ってのみガイドされるように前記ガイド部(8)がそれらの径方向外側の端部に前記ボアの壁に対する間隔(19)を備えるように設計される、請求項1または2に記載のキーまたはキーブランク。
  4. 前記要素は、少なくとも3つのガイド部を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキーまたはキーブランク。
  5. 前記要素は、十字状の断面を有する、請求項4に記載のキーまたはキーブランク。
  6. 前記要素は、前記連続的なボアの深さ(15)と同一であるかまたはこの深さよりも短い前記ボアの前記軸に沿った最大長さ(12)を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のキーまたはキーブランク。
  7. 前記ボアの前記軸に沿った前記要素(5)の前記移動は、いずれの場合にも止め具によって両側で制限され、これらの止め具の各々は、前記シャンク(4)に締結された止め具部品(18)によって形成され、および/または、これらの止め具のうちの少なくとも1つは、前記シャンクの止め具部分によって形成され、前記止め具部分は、前記平坦な側(16.1,16.2)から前記ボアに沿って内向きに延在している、請求項1〜6のいずれか1項に記載のキーまたはキーブランク。
  8. ガイド本体(50.1,50.2)を備え、前記ガイド本体(50.1,50.2)は、前記ボア(9)に挿入され、前記可動に取り付けられた要素(5)を前記ボア(9)の前記軸(10)に沿ってガイドするように設計され、および/または、前記ボア(9)の前記軸(10)に沿った前記可動に取り付けられた要素(5)の前記移動を制限するように設計される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のキーまたはキーブランク。
  9. 前記ガイド本体(50.1,50.2)は、ガイド部品(51.1,51.2)と止め具部品(52.1,52.2)とを備え、前記ガイド部品は、前記ボア(9)の前記軸(10)に沿った前記可動に取り付けられた要素(5)の前記移動をガイドするように構成され、前記止め具部品は、前記ボア(9)の前記軸(10)に沿った前記可動に取り付けられた要素(5)の前記移動を制限するように構成される、請求項8に記載のキーまたはキーブランク。
  10. ロッキングシステムであって、請求項1〜9のいずれか1項に記載のキーまたはキーブランクと、ロックシリンダ(30)とを備え、前記ロックシリンダ(30)は、ハウジングに対して固定された態様で取り付け可能な固定子(41)、キー溝(42)および鍵穴(47)とともに前記固定子内に位置し、適合したコーディングを有するキーを使用することによって軸を中心として回転可能な回転子(36)、前記回転子および固定子に取り付けられた少なくとも2つのタンブラ・カウンタタンブラ対含み、前記カウンタタンブラの各々は、ばねによって負荷を加えられ、前記タンブラ・カウンタタンブラ対の2つのタンブラ・カウンタタンブラ対(31,35;32,39)は、異なるばね定数を有するばね(33,34)によって予め負荷を加えられることにより、これらの対のうちの一方は、より弱い負荷を加えられるタンブラ・カウンタタンブラ対(32,39)を形成し、これらの対のうちの他方は、より大きな負荷を加えられるタンブラ・カウンタタンブラ対(31,35)を形成し、これら2つのタンブラ・カウンタタンブラ対は、いずれの場合にも前記シャンクの一方の側から、前記キーシャンクの連続的なボアに可動に取り付けられた前記キーの要素(5)と接触することによって前記要素(5)と相互作用するように設計されロッキングシステム
  11. 前記より弱い負荷を加えられるタンブラ・カウンタタンブラ対の前記タンブラ(32)は、その移動軸に沿って縮小された長さを有し、縮小の程度は、前記より弱い負荷を加えられるタンブラ・カウンタタンブラ対(32,39)による阻止の解除が前記鍵穴(47)の後方で係合する前記キーの部分によってのみ達成できる程度である、請求項10に記載のロッキングシステム
  12. 前記より大きな負荷を加えられるタンブラ・カウンタタンブラ対(31,35)の前記ばね(33)の前記ばね定数は、前記より弱い負荷を加えられるタンブラ・カウンタタンブラ対(32,39)の前記ばね(35)の前記ばね定数の二倍である、請求項10または11に記載のロッキングシステム
  13. 前記タンブラは、互いに共線的に対向して位置していない、請求項10〜12のいずれか1項に記載のロッキングシステム
  14. 完全に挿入されたキーまたはキーブランクを仮定して、前記タンブラ(31,32)は、もっぱら前記要素(5)の前記中心部(7)と接触し、この中心部(7)は、前記キーまたはキーブランクの両方の平坦な側(16.1,16.2)の方に、これらの平坦な側に対して平行に延在する端面を備える、請求項10〜13のいずれか1項に記載のロッキングシステム。
JP2017552942A 2015-04-10 2016-04-08 さらなる安全機能を有するキー、キーブランクおよび関連するロックシリンダ Active JP6751409B2 (ja)

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