JP2018508846A - 送信装置、dpソース機器、受信装置及びdpシンク機器 - Google Patents

送信装置、dpソース機器、受信装置及びdpシンク機器 Download PDF

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Abstract

【課題】DPでのリンクシンボルの通信を、簡単な構成で、USBリンク上で行えることを可能にする技術を提供する。【解決手段】送信装置は、変換部及び送信部を備える。変換部は、DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルを、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換する。送信部は、データブロックを送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、DisplayPort(DP)及びUniversal Serial Bus(USB)に関する。
非特許文献1及び3には、DPに関する技術が開示されている。非特許文献2には、USBに関する技術が開示されている。非特許文献4には、ディスプレイのタイミングに関する技術が開示されている。
VESA DisplayPort (DP) Standard Version 1.3、2014年9月17日 Universal Serial Bus 3.1 Specification Revision 1.0、2013年7月26日 VESA DisplayPort Alt Mode on USB Type-C Standard Version 1.0、2014年9月22日 VESA Coordinated Video Timing (CVT) Standard Version 1.2、2013年2月8日
DPでのリンクシンボルの通信を、簡単な構成で、USBリンク上で行うことが望まれる。
本発明は、DPでのリンクシンボルの通信を、簡単な構成で、USBリンク上で行えることを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、送信装置は、変換部及び送信部を備える。変換部は、DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルを、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換する。送信部はデータブロックを送信する。
本発明の一態様によれば、DPソース機器は、マッピング部、変換部及び送信部を備える、マッピング部は、ストリームデータを、DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルにマッピングする。変換部は、マッピング部で得られた複数のリンクシンボルを、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換する。送信部はデータブロックを送信する。
本発明の一態様によれば、受信装置は、受信部及び変換部を備える。受信部は、DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルが、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換されることによって得られた当該データブロックを受信する。変換部は、受信部で受信されたデータブロックを複数のリンクシンボルに変換する。
本発明の一態様によれば、DPシンク機器は、受信部、変換部及びマッピング部を備える。受信部は、DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルが、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換されることによって得られた当該データブロックを受信する。変換部は、受信部で受信されるデータブロックを複数のリンクシンボルに変換する。マッピング部は、変換部で得られた複数のリンクシンボルをストリームデータにマッピングする。
DPでのリンクシンボルの通信を、簡単な構成で、USBリンク上で行うことができる。
映像表示システムの構成を示す図である。 DPソース機器の構成を示す図である。 ソース側USBポートの構成を示す図である。 シンク側USBポートの構成を示す図である。 DPシンク機器の構成を示す図である。 他の映像表示システムの構成を示す図である。 他のDPソース機器の構成を示す図である。 他のDPシンク機器の構成を示す図である。 さらに他の映像表示システムの構成を示す図である。 さらに他の映像表示システムの構成を示す図である。 映像表示システムの構成を示す図である。 132ビットデータブロックの構成を示す図である。 DPメインリンクで伝送されるDPリンクシンボルと、Gen2 BR PHYリンクで伝送されるDPリンクシンボルとの対応関係を示す図である。 DPメインリンクで伝送されるDPリンクシンボルと、Gen2 BR PHYリンクで伝送されるDPリンクシンボルとの対応関係を示す図である。 DPメインリンクで伝送されるDPリンクシンボルと、Gen2 BR PHYリンクで伝送されるDPリンクシンボルとの対応関係を示す図である。
以下の説明では、上述の非特許文献1をDP Standard Version 1.3と呼ぶことがある。また、非特許文献2をUSB3.1 Specification Revision 1.0と呼ぶことがある。
DP Standard Version 1.3に記載されるように、DPは、AVストリームデータを、8ビットの値及びコントロール/データリンクシンボル識別ビットで構成される9ビットDPリンクシンボルに変換する。9ビットDPリンクシンボルは、ANSI 8b/10bコードに符号化される。つまり、データリンクシンボル(データシンボル)はANSI8b/10b データキャラクタシンボルコードに符号化され、コントロールリンクシンボル(コントロールシンボル)はANSI 8b/10b スペシャルキャラクタシンボルコード(ANSI 8b/10b Kコードとしても知られている)に符号化される。
一方で、USB3.1 Specification Revision 1.0に記載されるように、128b/132b-coded USB3.1 ESS (Enhanced SuperSpeed) Gen 2 BR (Generation 2 Bit Rate) のPHYレイヤは、コントロールブロックあるいはデータブロックである、シリアル化された132ビットブロックを、4ビットブロックヘッダによって識別されるように送信する。各々のブロックは、4ビットブロックヘッダ及び16個の8ビットシンボルで構成される。
USB3.1 ESSリンクの各端は、当該リンクの他方端での基準クロックと600ppmも離れる可能性がある自身の基準クロックで動作する。両端での基準クロック周波数のこの相違を調整するために、USB3.1 ESS送信装置は、SKP/SKPEND (つまり、skip/skip-end) Ordered Setシンボルを含むコントロールブロックを定期的に送信することが要求される。そのうえ、SYNC Ordered Setシンボルを含むコントロールブロックの定期的な送信は、スクランブラ(送信側)及びデスクランブラ(受信側)のLSFRを同期状態に保持するために要求される。DP Standard Version 1.3では、DPRX(DisplayPort receiver)は、入力されるANSI8b/10b-codedシリアルビットストリームからリンククロックを再生することが要求されるため、DPTX(DisplayPort transmitter)はスキップシンボルを送信しない。
非特許文献3において定義されるように、1つのコネクタ、つまりUSB Type-Cコネクタ上でのDP及びUSB3.1 ESSの両方のサポートは、USB3.1 Specification Revision 1.0で定義されるUSB3.1 ESS PHYレイヤあるいはDP Standard Version 1.3でのDP PHYレイヤのために、コネクタピンのいくつかを転用する。例えば、USB Type-Cコネクタが有する4組の高速差動対(差動端子)のすべてが4レーン分のDPメインリンクに使用されたり、2組の高速差動対(差動端子)がUSB3.1 ESSに、残りの2組の高速差動対(差動端子)が2レーン分のDPメインリンクに使用されたりする。非特許文献3で定められた方法では、USB3.1 ESS PHYレイヤがDPリンクシンボルを転送していないことから、USB3.1 ESS PHYレイヤ上でDPプロトコルをトンネルしない。
そこで、本実施の形態では、例えば、USB3.1 Specification Revision 1.0で定義されている128b/132b-coded USB3.1 ESS Gen 2 BR PHYレイヤ上での、DP Standard Version 1.3で定義されるDPプロトコルのトンネリングを実現する。本実施の形態では、8ビット値及びコントロール/データリンクシンボル識別ビットによってそれぞれが構成される9ビットDPリンクシンボルがパッケージ化され、USB3.1 ESSリンクマネジメントのための132ビットコントロールブロックが定期的に挿入される132ビットデータブロックにおいて送信され、それにより、USB3.1ポートにおける、リンクマネジメント及びGen 2 BR PHYレイヤと、DP1.3リンクレイヤとを変更せずに、USB3.1ESSリンク上でのDPプロトコルトンネリングが可能になる。以下に本実施の形態について詳細に説明する。
<映像表示システムの構成>
図1は実施の形態に係る映像表示システム1の構成を示す図である。図1に示されるように、映像表示システム1は、DP1.3ソース機器2と、DP1.3リンクシンボル−128b/132bコンバータ付きのUSB3.1 ESSポート3と、128b/132b−DP1.3リンクシンボルコンバータ付きのUSB3.1 ESSポート4と、DP1.3シンク機器5とを備えている。
以後、DP1.3ソース機器2を「DPソース機器2」と呼び、DP1.3シンク機器5を「DPシンク機器5」と呼ぶことがある。また、USB3.1 ESSポート3を「ソース側USBポート3」と呼び、「USB3.1 ESSポート4」を「シンク側USBポート4」と呼ぶことがある。
DPソース機器2及びDPシンク機器5のそれぞれは、DP Standard Version 1.3に準拠している。ソース側USBポート3及びシンク側USBポート4のそれぞれは、USB3.1 Specification Revision 1.0に準拠している。DPソース機器2、ソース側USBポート3、シンク側USBポート4及びDPシンク機器5とは、互いに別体となっている。
DPソース機器2とソース側USBポート3とを接続するメインリンクであるDP1.3リンク100は、1レーン、2レーンあるいは4レーンで構成される。図1の例では、DPリンク100は4レーンで構成されている。本実施の形態では、DP1.3リンク100の伝送速度は、例えば、1レーンあたり5.4Gbpsである。
DPシンク機器5とシンク側USBポート4とを接続するメインリンクであるDP1.3リンク110は、1レーン、2レーンあるいは4レーンで構成される。図1の例では、DPリンク110は4レーンで構成されている。各レーンの伝送速度は例えば5.4Gbpsである。
ソース側USBポート3と、シンク側USBポート4と、それらの間の接続とは、USB3.1 ESSリンク120を構成している。USB3.1 ESSリンク120は、ソース側USBポート3と、シンク側USBポート4とを接続する2つのレーンを含んでいる。本実施の形態では、各レーンの伝送速度は例えば10Gbps(Gen 2)である。DPソース機器2とDPシンク機器5とは、ソース側USBポート3及びシンク側USBポート4を含むUSB3.1 ESSリンク120を通じて互いに接続される。
映像表示システム1では、DPソース機器2で生成されるAVストリームデータが、ソース側USBポート3及びシンク側USBポート4を通じてDPシンク機器5に入力される。そして、DPシンク機器5は入力されたAVストリームデータを再生する。これにより、DPソース機器2で生成された映像がDPシンク機器5で表示される。ソース側USBポート3は一種の送信装置であって、シンク側USBポート4は一種の受信装置である。
<DPソース機器の構成>
図2はソース機器2の構成を示す図である。図2に示されるように、ソース機器2は、ストリームレイヤ20と、DP1.3 DPTXリンクレイヤ21(以後、「DPTXリンクレイヤ21」と呼ぶことがある)と、DP1.3 DPTX PHY 論理的/電気的サブレイヤ22(以後、「DPTX PHYサブレイヤ22」と呼ぶことがある)とを備えている。DPTX PHYサブレイヤ22は複数のサブレイヤで構成されている。
ストリームレイヤ20は、ストリームソースであるAVストリームデータを、ストリームクロックに基づいて生成する。DPTXリンクレイヤ21は、ストリームレイヤ20で生成されたAVストリームデータをDPリンクシンボルにマッピングする。言い換えれば、DPTXリンクレイヤ21はAVストリームデータをDPリンクシンボルに変換する。DPTXリンクレイヤ21は、ストリームデータをDPリンクにマッピングするマッピング部(マッピング回路)として機能する。DPリンクシンボルは、8ビットの値(8ビットのデータ)と、コントロール/データリンクシンボル識別ビットとで構成される。コントロール/データリンクシンボル識別ビットは1ビットで構成されている。したがって、DPリンクシンボルは9ビットで構成されている。コントロール/データリンクシンボル識別ビットは、それを含むDPリンクシンボルが、コントロールシンボルであるのか、データシンボルであるのかを識別するためのビットである。
DPTX PHYサブレイヤ22は、DPTXリンクレイヤ21で生成されたDPリンクシンボルに対して、スクランブル処理を行い、その後ANSI 8b/10bコードに符号化する。そして、DPTX PHYサブレイヤ22は、符号化後のDPリンクシンボルをソース側USBポート3に送信する。これにより、ソース機器2からソース側USBポート3に対して、スクランブル処理され、かつANSI 8b/10bで符号化されたDPリンクシンボルが伝送される。
<ソース側USBポートの構成>
図3はソース側USBポート3の構成を示す図である。図3に示されるように、ソース側USBポート3は、DP1.3 DPRX PHY 電気的/論理的サブレイヤ30(以後、「DPRX PHYサブレイヤ30」と呼ぶことがある)と、DPリンクシンボル-to-132bデータブロックマッパ31(以後、「マッパ31」と呼ぶことがある)と、リンクマネジメント部32と、スクランブラ及び128b/132bスケジューラ33と、Gen 2 BR PHYレイヤ34と、コネクタ35とを備えている。DPRX PHYサブレイヤ30は複数サブレイヤで構成されている。ソース側USBポート3とソース機器2とは、例えばケーブルで接続される。
DPRX PHYサブレイヤ30は、ソース機器2からのDPリンクシンボルに対して、ANSI8b/10bに応じた復号化処理を行った後、デスクランブル処理を行う。DPRX PHYサブレイヤ30は、デスクランブル処理後のDPリンクシンボルをマッパ31に出力する。DPRX PHYサブレイヤ30とマッパ31との間は4レーンで接続されており、各レーンでは9ビットのパラレルデータが540MHzで転送される。
マッパ31は、DPRX PHYサブレイヤ30からのDPリンクシンボルを、USB3.1 ESS Gen 2 BRの132ビットのデータブロックに変換する。したがって、マッパ31は、DPリンクシンボルをUSBでのGen 2のデータブロックに変換する変換部(変換回路)として機能する。マッパ31は、DPトンネリングダミーリンクシンボル生成器310(以後、「生成器310」と呼ぶことがある)を有している。生成器310は、後述するDPトンネリングダミーリンクシンボルを生成する。マッパ31は、DP1.3リンクシンボル−128b/132bコンバータとなっている。
リンクマネジメント部32は、USB3.1 ESSリンク120のリンクマネジメントを行う。リンクマネジメント部32は、SKP Ordered Set及びSYNC Ordered Setなどの、USB3.1 ESSリンク120のリンクマネジメントのための132ビットコントロールブロックを生成する。SKP Ordered Setには、SKPシンボル及びSKPENDシンボルなどが含まれる。リンクマネジメント部32は、SKPシンボル及びSKPENDシンボルなど、specialシンボルを生成するシンボル生成器として機能する。
スクランブラ及び128b/132bスケジューラ33は、マッパ31で得られるデータブロック及びリンクマネジメント部32で得られるコントロールブロックに対してスクランブラでスクランブル処理を行う。そして、スクランブラ及び128b/132bスケジューラ33は、当該データブロック及び当該コントロールブロックの送信のスケジューリングを128b/132bスケジューラで行う。スクランブラ及び128b/132bスケジューラ33は、第1基準クロックREF_CLK1に基づいて動作する。第1基準クロックREF_CLK1は、シンク側USBポート4に設けられた、図示しない基準クロック生成回路で生成される。スクランブラは、例えば、Linear Feedback Shift Register(LFSR)で構成された回路である。
Gen 2 BR PHYレイヤ34は、スクランブラ及び128b/132bスケジューラ33で決定された順序で、マッパ31で得られるデータブロック及びリンクマネジメント部32で得られるコントロールブロックをコネクタ35を通じてシンク側USBポート4に送信する。Gen 2 BR PHYレイヤ34は、コントロールブロック及びデータブロック等の132ビットブロックを送信する際には、当該132ブロックをパラレルデータからシリアルデータに変換し、シリアルデータの当該132ブロックを差動送信する。コネクタ35は、USB Type-Cコネクタである。ソース側USBポート3は、USB Type-Cコネクタであるコネクタ35が有する4組の高速差動対(差動端子)のうち、2組の高速差動対(差動端子)を使用してデータを送信する。Gen 2 BR PHYレイヤ34は、132ビットブロックを送信する送信部(送信回路)として機能する。
データブロック及びコントロールブロックのそれぞれは、4ビットのブロックヘッダ(ブロック識別子)と、16個のシンボルで構成されている。1シンボルは8ビットで構成されている。
<シンク側USBポートの構成>
図4はシンク側USBポート4の構成を示す図である。図4に示されるように、シンク側USBポート4は、DP1.3 DPTX PHY 論理的/物理的サブレイヤ40(以後、「DPTX PHYサブレイヤ40」と呼ぶことがある)と、132bデータブロック-to-DPリンクシンボルマッパ41(以後、「マッパ41」と呼ぶことがある)と、リンクマネジメント部42と、128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43と、Gen 2 BR PHYレイヤ44と、コネクタ45とを備えている。DPTX PHYサブレイヤ40は複数サブレイヤで構成されている。
Gen 2 BR PHYレイヤ44は、ソース側USBポート3から送信される132ビットブロックをコネクタ45を通じて差動受信する。コネクタ45は、USB Type-Cコネクタである。シンク側USBポート4は、USB Type-Cコネクタであるコネクタ45が有する4組の高速差動対(差動端子)のうち、2組の高速差動対(差動端子)を使用してデータを受信する。Gen 2 BR PHYレイヤ44は、132ビットブロックを受信する受信部(受信回路)として機能する。Gen 2 BR PHYレイヤ44は、受信した132ビットブロックをシリアルデータからパラレルデータに変換し、パラレルデータの当該132ブロックを、128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43に出力する。シンク側USBポート4のコネクタ45と、ソース側USBポート3のコネクタ35とは、USB Type-Cコネクタで互いに接続される。
128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43は、128b/132bスプリッタにおいて、Gen 2 BR PHYレイヤ44からの複数の132ビットブロックを、データブロックとコントロールブロックとに分ける。そして、128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43は、データブロック及びコントロールブロックのそれぞれに対してデスクランブラでデスクランブル処理を行う。128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43は、デスクランブル処理後のデータブロックをマッパ41に出力し、デスクランブル処理後のコントロールブロックをリンクマネジメント部42に出力する。128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43は、第2基準クロックREF_CLK2に基づいて動作する。第2基準クロックREF_CLK2は、シンク側USBポート4に設けられた、図示しない基準クロック生成回路で生成される。デスクランブラは、例えば、Linear Feedback Shift Register(LFSR)で構成された回路である。ソース側USBポート3が送信するSYNC Ordered Setは、デスクランブラのLFSRをリセットするためのデータである。
ここで、ソース側USBポート3とシンク側USBポート4とは、互いに独立した第1基準クロックREF_CLK1と第2基準クロックREF_CLK2とに基づいてそれぞれ動作する。USB3.1 Specification Revision 1.0では、第1基準クロックREF_CLK1及び第2基準クロックREF_CLK2のそれぞれの周波数の精度については、±300ppmが要求されている。したがって、第1基準クロックREF_CLK1の周波数と第2基準クロックREF_CLK2の周波数との差は最大で600ppmとなる。この第1基準クロックREF_CLK1及び第2基準クロックREF_CLK2の周波数差を補償するために、ソース側USBポート3は、定期的にSKP Ordered Setを送信する。
マッパ41は、128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43からのデータブロックを、複数のDPリンクシンボルに変換する。したがって、マッパ41は、USBでのGen 2のデータブロックを複数のDPリンクシンボルに変換する変換部(変換回路)として機能する。マッパ41は、128b/132b−DP1.3リンクシンボルコンバータとなっている。
リンクマネジメント部42は、128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43からのコントロールブロックに基づいて、USB3.1 ESSリンク120のリンクマネジメントを行う。
DPTX PHYサブレイヤ40は、上述のDPソース機器2のDPTX PHYサブレイヤ22と同様に、マッパ41で生成されたDPリンクシンボルに対して、スクランブル処理を行い、その後ANSI 8b/10bコードに符号化する。そして、DPTX PHYサブレイヤ40は、符号化後のDPリンクシンボルをDPシンク機器5に送信する。これにより、シンク側USBポート4からDPシンク機器5に対して、スクランブル処理され、かつANSI 8b/10bで符号化されたDPリンクシンボルが伝送される。DPTX PHYサブレイヤ40とマッパ41との間は4レーンで接続されており、各レーンでは9ビットのパラレルデータが540MHzで転送される。
<DPシンク機器の構成>
図5はDPシンク機器5の構成を示す図である。図5に示されるように、DPシンク機器5は、ストリームレイヤ50と、DP1.3 DPRXリンクレイヤ51(以後、「DPRXリンクレイヤ51」と呼ぶことがある)と、DP1.3 DPRX PHY 電気的/論理的サブレイヤ52(以後、「DPRX PHYサブレイヤ52」と呼ぶことがある)とを備えている。DPRX PHYサブレイヤ52は複数のサブレイヤで構成されている。DPシンク機器5とシンク側USBポート4とは、例えばケーブルで接続される。
DPRX PHYサブレイヤ52は、上述のソース側USBポート3のDPRX PHYサブレイヤ30と同様に、シンク側USBポート4からのDPリンクシンボルに対して、ANSI8b/10bに応じた復号化処理を行い、その後、デスクランブル処理を行う。
DPRXリンクレイヤ51は、DPRX PHYサブレイヤ52でデスクランブル処理されたDPリンクシンボルをストリームデータにマッピングする。言い換えれば、DPRXリンクレイヤ51は、DPリンクシンボルをストリームデータに変換する。DPRXリンクレイヤ51は、DPリンクシンボルをストリームデータにマッピングするマッピング部(マッピング回路)として機能する。
ストリームレイヤ50は、DPRXリンクレイヤ51で得られたストリームデータから、オリジナルのAVストリームデータを再生する。さらに、ストリームレイヤ50は、ストリームクロックを再生する。DPシンク機器5では、再生されたAVストリームデータ及びストリームクロックに基づいて、ビデオが表示されるととともに、当該ビデオに応じたオーディオが出力される。これにより、DPソース機器2で生成されたビデオ及びオーディオがシンク機器5で再現される。
以上のように、ソース側USBポート3のマッパ31は、DPリンクシンボルを、USB3.1 ESS Gen 2 BRの132ビットのデータブロックに変換している。マッパ31では、スクランブルの前に、すべての9ビットDPリンクシンボルが、132ビットデータブロックにパッケージ化される。14個の9ビットDPリンクシンボル、合計で126ビットが、スクランブル前に、4ビットブロックヘッダ及び未使用2ビットにすぐに続いて、132ビットデータブロックにパッケージ化される。このパッケージ方法(変換方法)は、以下にとらわれない。
− DPリンクシンボルの種類;コントロールリンクシンボルあるいはデータリンクシンボルか
− DPリンクシンボルが、stuffing目的のためであるか否か
− DP送信フォーマット;SST(シングルストリーム伝送)あるいはMST(マルチストリーム伝送)か
マッパ31で生成されるデータブロックは、コントロールリンクシンボルだけで構成されたり、データリンクシンボルだけで構成されたり、コントロールリンクシンボル及びデータリンクシンボルで構成されたりする。
マッパ31は、132ビットデータブロックで送信するために利用できるDPリンクシンボルがない場合には、つまり、14個のDPリンクシンボルが存在しない場合、生成器310において、DP トンネリングダミーリンクシンボルを生成し、それを足りないDPリンクシンボルの代わりに使用して132ビットデータブロックを生成する。生成器310は、ANSI 8b/10bで使用されない、1に設定されたコントロール/データリンクシンボル識別ビットを有するスペシャル9ビット値を、DP トンネリングダミーリンクシンボルとして生成する。ANSI 8b/10bで使用されない、1に設定されたコントロール/データリンクシンボル識別ビットを有するスペシャル9ビット値とは、ANSI 8b/10bスペシャルコードが割り当てられていないコントロールシンボルである。DP Standard Version 1.3では、256個のコントロールリンクシンボルがあり、ANSI8b/10bでは12個のスペシャルキャラクタシンボルコードのみが定義されている。生成器310は、14個のDPリンクシンボルが存在しない場合、ANSI 8b/10bスペシャルコードが割り当てられていないコントロールリンクシンボルを含む複数のDPリンクシンボルを132ビットデータブロックに変換すると言える。DP トンネリングダミーリンクシンボルは、DPTXリンクレイヤ21が生成するDPダミーリンクシンボルと区別される。
SKP Ordered Set及びSYNC Ordered Set などの、USB3.1 ESSポート(ソース側USBポート3)によるリンクマネジメントのための132ビットコントロールブロックの送信は、DPリンクシンボルを含む132ビットデータブロックの送信より高い優先度を有している。
結果として、USB3.1 ESSリンク120上で送信される128b/132b-codedシリアルビットストリーム(ソース側USBポート3からシンク側USBポート4に送信されるシリアルビットストリーム)は、9ビットDPリンクシンボル(有効なあるいはその反対)を含む132ビットデータブロックと、USB3.1 ESSリンクマネジメント要求に従って挿入される132ビットコントロールブロックとで構成される。有効なDPリンクシンボルとは、DPTXリンクレイヤ21で生成されるDPリンクシンボルであって、有効の反対のDPリンクシンボルとは、生成器310で生成されるDP トンネリングダミーリンクシンボルである。
リンクバンド幅のover-subscription(つまり、利用可能なUSB3.1 ESSリンクのバンド幅を越える、伝送AVストリームのピークバンド幅)は、DP Standard Version 1.3で定義されているlink bandwidth over-subscription prevention methodsを使うことによって回避される。
このようなDPリンクシンボル-to-132bデータブロックマッパ31(DP1.3リンクシンボル−128b/132bコンバータ)と、132bデータブロック-to-DPリンクシンボルマッパ41(128b/132b−DP1.3リンクシンボルコンバータ)との存在により、DPソース機器2及びDPシンク機器5に、10Gbps/lane の128b/132b-coded USB3.1 ESS Gen 2 BR PHYレイヤを実装することが可能である。
図6は、128b/132b-coded USB3.1 ESS Gen 2 BR PHYレイヤを有するDPソース機器2A及びDPシンク機器5Aを備える映像表示システム1Aを示す図である。DPソース機器2Aには、上述のソース側USBポート3の一部の構成が設けられ、DPシンク機器5Aには、上述のシンク側USBポート4の一部の構成が設けられる。
図7はDPソース機器2Aの構成を示す図である。図7に示されるように、DPソース機器2Aは、DPソース機器2のストリームレイヤ20及びDPTXリンクレイヤ21を備えている。DPソース機器2Aは、さらに、ソース側USBポート3のマッパ31、リンクマネジメント部32、スクランブラ及び128b/132bスケジューラ33、Gen 2 BR PHYレイヤ34及びコネクタ35を備えている。
DPソース機器2Aでは、DPTXリンクレイヤ21で生成されたDPリンクシンボルが4レーンでマッパ31に入力される。マッパ31に入力されるDPリンクシンボルはスクランブルされていない。マッパ31は、入力される複数のDPリンクシンボルをデータブロックに変換する。そして、Gen 2 BR PHYレイヤ34は、コネクタ35を通じて、データブロック及びコントロールブロックをDPシンク機器5Aに差動送信する。
図8はDPシンク機器5Aの構成を示す図である。図8に示されるように、DPシンク機器5Aは、DPシンク機器5のストリームレイヤ50及びDPRXリンクレイヤ51を備えている。さらに、DPシンク機器5Aは、シンク側USBポート4のマッパ41、リンクマネジメント部42、128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ43、Gen 2 BR PHYレイヤ44及びコネクタ45を備えている。
DPシンク機器5Aでは、Gen 2 BR PHYレイヤ44が、DPソース機器2Aからの132ビットブロックをコネクタ45を通じて差動受信する。マッパ41で生成されたDPリンクシンボルは、4レーンでDPRXリンクレイヤ51に入力される。DPRXリンクレイヤ51に入力されるDPリンクシンボルはスクランブルされていない。そして、ストリームレイヤ50では、DPソース機器2Aで生成されたオリジナルのAVストリームデータが再生される。
DPソース機器2AとDPシンク機器5Aとは別体となっている。DPソース機器2Aのコネクタ35と、DPシンク機器5Aのコネクタ45とは、USB Type-Cコネクタケーブルで接続される。
なお、図9に示される映像表示システム1Bのように、DPソース機器2に接続されたソース側USBポート3とDPシンク機器5Aとを、USB Type-Cコネクタケーブルで接続してもよい。また、図10に示される映像表示システム1Cのように、DPソース機器2Aと、DPシンク機器5に接続されたシンク側USBポート4とを、USB Type-Cコネクタケーブルで接続してもよい。
本実施の形態では、非特許文献3で述べられているような、USB3.1 ESS PHY signalingからいくつかの信号ピンをDP1.3 PHY signalingに対して転用することの代わりに、128b/132b-coded USB3.1 ESS Gen 2 BR PHYレイヤ上において1レーンあたり10GbpsでDPプロトコルのトンネリングを可能にする。また、本実施の形態では、DPプロトコルのトンネリングはDP送信フォーマット(SST、MST)及びDP1.3 リンクレート (1.62-/2.7-/5.4-/8.1-Gbps per lane)にとらわれない。
また、本実施の形態は、2つのUSB3.1 ESSポートの間にGen 2 PHY re-timers を持つUSB3.1 ESSリンクに適用することもできる。その上、本実施の形態は、USB specifications及び128b/130b-coded PHYレイヤの今後のバージョンで定められるであろう他のビットレートでの128b/132b-coded PHYレイヤに適用できる。
DPリンクおよびUSB3.1 ESS Gen2 PHYリンクの構成について言えば、DP1.3 Standardの規定に従ってAUXトランザクションを通じてDPリンク数が設定される一方、USB specificationの規格に従ってUSB PD通信を通じてGen2 PHYリンクレーン数が設定される。DPリンク構成のためのAUXトランジャクションは、DFP_D (Downstream Facing Port DP)メインリンクのレーン数及びリンクレートが、 UFP_D (Upstream Facing Port DP) メインリンクのそれらとマッチすることを保証する。
図11は、図1の映像表示システム1における、DPのAUX CH及びHPD(Hot Plug Detection)を追記したものである。図11では、DP1.3リンクシンボル−128b/132bコンバータ付きのUSB3.1 ESSポート3(ソース側USBポート3)を「DPリンクシンボル−to−128b/132bコンバータ」と表記しており、128b/132b−DP1.3リンクシンボルコンバータ付きのUSB3.1 ESSポート4(シンク側USBポート4)を「128b/132b−to−DPリンクシンボルコンバータ」と表記している。
DPソース機器2とソース側USBポート3との間では、AUX_CH_DFP_D において、DP1.3 Standardの規定に従ってAUXトランザクションがやり取りされる。これにより、DPソース機器2とソース側USBポート3との間のメインリンクのレーン数が1、2及び4のいずれか一つに設定される。図1の例では、メインリンクのレーン数が4に設定されている。また、DPソース機器2とソース側USBポート3との間では、DP1.3 Standardの規定に従ってHDP(図11でのHPD_DFP_D)が行われる。
ソース側USBポート3とシンク側USBポート4との間では、非特許文献3に記載されているように、USB Type-CコネクタのSBU(図11でのAUX_CH_SBU)が利用されてAUXトランジャクションがやり取りされる。また、ソース側USBポート3とシンク側USBポート4との間では、非特許文献3に記載されているように、USB Type-CコネクタのUSB PD(図11でのHPD-over-USB_PD)が利用されてHPDが行われる。ソース側USBポート3とシンク側USBポート4との間において、USB specificationの規格に従ってUSB PD通信が行われることによって、DPリンクシンボルが伝送されるレーン数が1、2及び4のいずれか一つに設定される。図1の例では、レーン数が2に設定されている。
シンク側USBポート4とDPシンク機器5の間では、AUX_CH_UFP_D において、DP1.3 Standardの規定に従ってAUXトランザクションがやり取りされる。シンク側USBポート4とDPシンク機器5の間のメインリンクのレーン数は、DPソース機器2とソース側USBポート3との間のメインリンクのレーン数と一致する。また、シンク側USBポート4とDPシンク機器5との間では、DP1.3 Standardの規定に従ってHDP(図11でのHPD_UFP_D)が行われる。
図12は、複数のDPリンクシンボルを含む132ビットデータブロックを示す図である。DPリンクシンボルは9ビットであり、8ビット値とコントロール/データリンクシンボル識別ビット(図12でのコントロール/データリンクビット)とで構成される。
マッパ31は、合計126ビットとなる14個の9ビットDPリンクシンボルを、4ビットブロックヘッダ及び未使用2ビットにすぐに続いて、スクランブリング前に132ビットデータブロックにパッケージ化する。132ビットデータブロックは、8ビットシンボルごとにスクランブルされる。
DPリンクシンボルがデータブロックにパッケージ化される場合には、上述のように、マッパ31は、生成器310において、DPトンネリングダミーリンクシンボルを生成することがある。このDPトンネリングダミーリンクシンボルは、132ビットデータブロックに含められる。
マッパ31のレーンマッピングは、DPメインリンク及びGen2 BR PHYリンクのレーン数にはとらわれない。図13〜15は、DPメインリンクで伝送されるDPリンクシンボルと、Gen2 BR PHYリンクで伝送されるDPリンクシンボルとの対応関係を示す図である。図13には、DPメインリンク及びGen2 BR PHYリンクのレーン数がともに4である場合の対応関係が示されており、図14には、DPメインリンク及びGen2 BR PHYリンクのレーン数がともに2である場合の対応関係が示されており、図15には、DPメインリンク及びGen2 BR PHYリンクのレーン数がともに1である場合の対応関係が示されている。図13〜15でのLx及びDP_LSy(1≦x≦4、1≦y≦4)は、それぞれ、レーンx及びDPリンクシンボルyを意味している。したがって、Lx_DP_LSyは、DPレーンxでのDPリンクシンボルyを意味している。
図13の例では、例えば、DPレーン0のDPリンクシンボル1,2,3は、Gen2 BR PHYレーン0上で、DPリンクシンボル1,5,9としてそれぞれ伝送される。図14の例では、例えば、DPレーン0のDPリンクシンボル1,2,3は、Gen2 BR PHYレーン0上において、DPリンクシンボル1,3,5としてそれぞれ伝送される。図15の例では、例えば、DPレーン0のDPリンクシンボル1,2,3は、Gen2 BR PHYレーン0上において、DPリンクシンボル1,2,3としてそれぞれ伝送される。
マッパ31と対となるマッパ41は、132ビットデータブロックから、9ビットDPリンクシンボルを取り出して、取り出した9ビットDPリンクシンボルを出力する。マッパ41は、132ビットデータブロックにDPトンネリングダミーリンクシンボルが含まれている場合には、当該DPトンネリングダミーリンクシンボルを破棄する。
AVストリームデータに対応するDPリンクシンボルを、DP1.3 Standardに定められているDPマイクロパケット(つまり、SST伝送フォーマットのためのTU(Transfer Unit)、あるいはMST伝送フォーマットのためのMTP(Multi-stream Transport Packet))に等しく分配することは、マッパ41の責任である。
DPソース機器2とソース側USBポート3との間のDPリンクバンド幅は、USB3.1 ESSリンクバンド幅より大きい。リンクバンド幅のover-subscription(つまり、伝送AVストリームのピークバンド幅は、利用可能なUSB3.1 ESSリンクバンド幅よりも大きい)は、以下の通りに抑制される。
− DP MST伝送フォーマットが使用される場合:DPソース機器2は、ENUM_PATH_RESOURCESメッセージトランジャクションを通じて、ターゲットのDPシンク機器5とのリンクでの利用可能なバンド幅を得る。
− DP SST (Single-Stream Transportフォーマットが使用される場合:DPソース機器2は、DP1.3 Standardで説明されている、DP ブランチ機器のdownstream-facing port性能を述べているDPCDアドレス00080h 〜 00083hでのDPCDレジスタを通して、最大送信可能ビクセルレート及びピクセルビット深さを得る。
マッパ31は、downstream-facing DP++ portを備えるDPブランチ機器に設けることができる。
14個のDPリンクシンボルが、132ビットデータブロックにパッケージ化され、DPリンクシンボルは8ビットデータを含む。本実施の形態では、USB3.1 ESS Gen 2 BR PHYレイヤ上でのDPトンネリングの符号化効率は以下のようになる。
データブロック符号化効率 = 14 * 8 bits / 132 bits = 84.8%
コントロールブロックの送信による伝送オーバーヘッドは、控えめに3%と近似され、その結果、リンクレイヤ符号化効率は下記のようになる。
リンクレイヤ符号化効率 = 84.8% * (100−3)/100 = 82.2%
PHYレイヤ符号化効率は、データ信頼性改善のために使用されるPHY-levelの前方誤り訂正(FEC) の方法に応じて、リンクレイヤ符号化効率より小さくなるように拘束される。2.5%のFECのオーバーヘッドを仮定すると、PHYレイヤ符号化効率は下記のようになる。
PHYレイヤ符号化効率 = 82.2% * (100−2.5)/100 = 80.2%
以下に示されるように、Gbps単位の生のシリアルビットレートは、Mbytes/sec単位の利用可能なバンド幅(つまり、符号化オーバーヘッドを除いたもの)に変換される。
1Gbps * 80% 符号化率 = 0.8Gbps = 100Mbytes/sec
10Gbps/laneで2レーン使用するUSB3.1 ESS Gen 2 BR PHYレイヤ上でトンネリングされたDPリンクシンボルの利用可能なバンド幅は、ゆえに、以下のようになる。
10*100 Mbytes/sec/lane * 2 lanes/link = 2000Mbytes/sec/link
1ピクセルあたり30ビット(つまり、1ピクセルあたり3.75バイト)のビデオピクセルストリームについて、最大ピクセルレートは以下のようになる。
1ピクセルあたり30ビットでの最大ピクセルレート
= 2000Mbytes per sec per link / 3.75 bytes per pixel
= 533Mpixels/sec
参考として、533Mpixels/secのピクセルレートは、非特許文献4に定められた、ブランキングタイミングを減らしたVESA Coordinated Video Timing (CVT) Ver.1.2を用いた60フレーム/秒での4K2Kプログレッシブビデオのピクセルレートに対応する。
以上のように、映像表示システムは、詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種の例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
2,2A DPソース機器
3 ソース側USBポート(送信装置)
4 シンク側USBポート(受信装置)
5,5A DPシンク機器
21 DPTXリンクレイヤ
31,41 マッパ
33 スクランブラ及び128b/132bスケジューラ
34,44 Gen 2 BR PHYレイヤ
43 128b/132bスプリッタ及びデスクランブラ
51 DPRXリンクレイヤ

Claims (7)

  1. DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルを、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換する変換部と、
    前記データブロックを送信する送信部と
    を備える、送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置であって、
    前記データブロックに対してスクランブル処理を行うスクランブラをさらに備え、
    前記送信部は、前記スクランブル処理された前記データブロックを送信する、送信装置。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の送信装置であって、
    前記変換部は、ANSI 8b/10bスペシャルコードが割り当てられていないコントロールシンボルを含む前記複数のリンクシンボルを前記データブロックに変換する、送信装置。
  4. ストリームデータを、DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルにマッピングするマッピング部と、
    前記マッピング部で得られた前記複数のリンクシンボルを、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換する変換部と、
    前記データブロックを送信する送信部と
    を備える、DPソース機器。
  5. DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルが、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換されることによって得られた当該データブロックを受信する受信部と、
    前記受信部で受信された前記データブロックを前記複数のリンクシンボルに変換する変換部と
    を備える、受信装置。
  6. 請求項5に記載の受信装置であって、
    前記受信部で受信される前記データブロックに対してデスクランブル処理を行うデスクランブラをさらに備え、
    前記変換部は、前記デスクランブル処理された前記データブロックを前記複数のリンクシンボルに変換する、受信装置。
  7. DisplayPort(DP)での複数のリンクシンボルが、Universal Serial Bus(USB)でのGen 2のデータブロックに変換されることによって得られた当該データブロックを受信する受信部と、
    前記受信部で受信される前記データブロックを前記複数のリンクシンボルに変換する変換部と、
    前記変換部で得られた前記複数のリンクシンボルをストリームデータにマッピングするマッピング部と
    を備える、DPシンク機器。
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