JP2018508178A - 調整回路及びスイッチングネットワークを備えるフレキシブルな電力変換器構造 - Google Patents

調整回路及びスイッチングネットワークを備えるフレキシブルな電力変換器構造 Download PDF

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Abstract

電力を処理する装置は、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流のための経路を有する電力変換器を含む。動作期間に、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子は、それぞれ、第1の電圧と第2の電圧に維持される。調整回路及びスイッチングネットワークは経路上に配設される。第1の調整回路は、磁気貯蔵要素及び第1の調整回路端子を含む。第1の調整回路端子は、第1のスイッチングネットワーク端子に接続される。スイッチングネットワークは、第1のスイッチ構成と第2のスイッチ構成との間で移行する。第1のスイッチ構成では、電荷は第1の速度で第1の電荷貯蔵要素に蓄積する。逆に、第2のスイッチ構成では、電荷は第2の速度で第1の電荷貯蔵要素から減らされる。これらの速度は、磁気貯蔵要素によって制限される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年3月13日に出願された、米国仮特許出願第62/132,701号の優先日の利益を主張する。その内容は、本明細書に全体として組み込まれる。
この開示は、電力供給に関し、詳細には、電力変換器に関する。
多くの電力変換器は、例えば、携帯型電子デバイス及び家庭用電子機器に電力供給するために使用されるスイッチ及び1又は2以上のコンデンサを含む。スイッチモード電力変換器は、エネルギー貯蔵要素(すなわち、インダクタ及びコンデンサ)を、スイッチネットワークを使用して、異なる電気的構成へと切り換えることによって、出力電圧又は電流を調整する。スイッチトキャパシタ変換器は、エネルギーを転送するのに主にコンデンサを使用する、スイッチモード電力変換器である。そのような変換器では、変圧比が増加すると、コンデンサ及びスイッチの数が増加する。スイッチネットワーク中のスイッチは、通常、トランジスタで実装される能動デバイスである。スイッチネットワークは、単一若しくは複数のモノリシック半導体基板(monolithic semiconductor substrates)上に集積化すること、又は個別デバイスを使用して形成することができる。
典型的なDC−DC変換器は、電圧変換及び出力調整を実施する。これは、通常、バックコンバータなどの単一段変換器で行われる。しかし、これらの2つの機能を2つの専用段、すなわち、スイッチングネットワークなどの変圧段と調整回路などの別個の調整段へと分割することが可能である。変圧段は、1つの電圧を別の電圧へと変圧し、一方調整段は、変圧段の電圧及び/又は電流出力が所望の特性を維持するのを確実にする。
一態様では、本発明は、電力を処理するための装置を特徴とする。そのような装置は、装置の動作期間に、対応する第1の電圧と第2の電圧に維持される、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流のための電力経路を有する電力変換器を含む。第2の電圧は、第1の電圧よりも低い。第1の調整回路とスイッチングネットワークは両方とも電力経路上にある。スイッチングネットワークは、第1の電荷貯蔵要素並びに第1及び第2のスイッチングネットワーク端子を含む。第1の調整回路は、第1の磁気貯蔵要素及び第1の調整回路端子を含む。電力経路は、第1の調整回路端子、第1のスイッチングネットワーク端子、及び第2のスイッチングネットワーク端子を含み、第1の調整回路端子は、第1のスイッチングネットワーク端子に接続される。スイッチングネットワークは、第1のスイッチ構成と第2のスイッチ構成との間で移行する。第1のスイッチ構成では、電荷は第1の速度で第1の電荷貯蔵要素に蓄積し、第2のスイッチ構成では、電荷は第2の速度で第1の電荷貯蔵要素から減らされる。第1の磁気貯蔵要素は、これらの速度の両方を制限する。いくつかの場合では、制限は、速度が等しく、一方他の場合では、速度が異なるといったものである。
いくつかの実施形態は、経路上に配設される第2の調整回路も含む。これらの実施形態では、第2の調整回路は、やはり電力経路上にある第2の調整回路端子を含む。この第2の調整回路端子は、第2のスイッチングネットワーク端子に接続する。
いくつかの実施形態では、スイッチングネットワークは、第2の電荷貯蔵要素をさらに含む。スイッチングネットワークを第1のスイッチ構成中に配置することによって、第1の速度で第2の電荷貯蔵要素から電荷を減らす。スイッチングネットワークを第2の構成中に配置することによって、第2の速度で第2の電荷貯蔵要素に電荷を蓄積する。第1の磁気貯蔵要素は、これらの速度の両方を制限する。
第2の調整回路を有する実施形態には、第2の調整回路が第2の磁気貯蔵要素及び第2の磁気貯蔵要素に接続されるスイッチを含み、スイッチが少なくとも2つの切換構成間で切り換えるように制御可能である、実施形態がある。やはりこれらの実施形態には、第2の調整回路が、測定した電力変換器出力に応答してスイッチの動作を制御するためのフィードバックループをさらに含む実施形態がある。
他の実施形態では、第1の磁気貯蔵要素がフィルタを含む。これらには、フィルタが共振周波数を有する実施形態がある。
2つの調整回路を有する実施形態には、第3の調整回路を有する実施形態がある。これらの実施形態のいくつかでは、第3の調整回路は、スイッチングネットワークに接続してインダクタに結合したインダクタを有し、第2の調整回路は、第3の調整回路のインダクタに結合されるインダクタを含む。他の実施形態では、第3の調整回路がスイッチングネットワークに接続し、第2の調整回路と第3の調整回路の両方が同じインダクタコアを共有するインダクタを含む。インダクタを結合している実施形態では、インダクタは、両方のインダクタにおける電圧と電流の積が同じ符号又は逆の符号を有するように結合する場合がある。
本発明は、多くの種類のスイッチングネットワークで実装することができる。例えば、いくつかの実施形態では、スイッチングネットワークは、再構成可能なスイッチングネットワークを含む。本明細書で使用する再構成可能なスイッチングネットワークとは、スイッチ構成の組{α,α,…α}を有し、n>2であり、スイッチングネットワークは、全てのm、nについて、αとαとの間で移行することが可能である。
他の実施形態では、スイッチングネットワークは、マルチフェーズスイッチングネットワーク(multi-phase switching network)を含む。さらに他の実施形態では、スイッチングネットワークは、マルチフェーズ多段スイッチングネットワーク(multi-phase multiple stage switching network)又は多段スイッチングネットワーク(multiple stage switching network)を含む。さらに他の実施形態は、カスケード乗算器(cascade multiplier)を含むスイッチングネットワークを有する。
本発明は、多くの種類の調整回路で実装することもできる。これらとしては、双方向調整回路(bidirectional regulating-circuits)、マルチフェーズ調整回路(multi-phase regulating-circuits)、スイッチモード電力変換器(switch-mode power converters)、共振電力変換器(resonant power converters)、バックコンバータ(buck converter)、ブーストコンバータ(boost converter)、バック/ブーストコンバータ(buck/boost converter)、リニアレギュレータ(linear regulator)、Cukコンバータ(Cuk converter)、フライバックコンバータ(fly-back converter)、フォワードコンバータ(forward converter)、ハーフブリッジコンバータ(half-bridge converter)、フルブリッジコンバータ(full-bridge converter)、磁気貯蔵要素(magnetic-storage element)、及び磁気フィルタ(magnetic filter)がある。
いくつかの実施形態では、スイッチングネットワークは、その入力で電荷を受け取り、その出力で電荷を出力する。これらの実施形態では、入力から出力への電荷の移送は、1つより多くの切換サイクルで実行される。
フライバックコンバータを特徴とする実施形態には、疑似共振フライバックコンバータ(quasi-resonant fly-back converter)、アクティブクランプフライバックコンバータ(active-clamp fly-back converter)、インターリーブフライバックコンバータ(interleaved fly-back converter)、又は2スイッチフライバックコンバータ(two-switch fly-back converter)を含む実施形態がある。
フォワードコンバータを特徴とする実施形態には、マルチ共振フォワードコンバータ(multi-resonant forward converter)、アクティブクランプフォワードコンバータ(active-clamp forward converter)、インターリーブフォワードコンバータ(interleaved forward converter)、又は2スイッチフォワードコンバータ(two-switch forward converter)を含む実施形態がある。
ハーフブリッジコンバータを特徴とする実施形態には、非対称ハーフブリッジコンバータ(asymmetric half-bridge converter)、マルチ共振ハーフブリッジコンバータ(multi-resonant half-bridge converter)、又はLLC共振ハーフブリッジ(LLC resonant half-bridge)を含む実施形態がある。
本発明は、DC用途に限定されない。例えば、いくつかの実施形態では、スイッチングネットワークは、ACスイッチングネットワークである。これらは、力率補正回路(power-factor correction circuit)がACスイッチングネットワークに接続される実施形態を含む。これらには、力率補正回路がACスイッチングネットワークと第1の調整回路との間にある実施形態がある。
いくつかの実施形態では、電力変換器は、第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つの切換構成が変わる周波数と異なる周波数で、スイッチングネットワークのスイッチ構成を変える。
他の実施形態では、スイッチングネットワークは、複数のDCノードを有し、その各々が、第1の電圧の倍数である電圧で電力を送出することが可能な、非対称カスケード乗算器を含む。
さらに他の実施形態は、第1の調整回路が組み込まれる、電力管理集積回路を含む。これらの実施形態では、電力経路は、電力管理集積回路からスイッチングネットワークへと延びる電力経路セクションを含む。
他の実施形態は、異なる物理的な面積を有するスイッチを含む。
実施形態には、又、スイッチングネットワークの電荷貯蔵要素間の電荷転送の時定数がスイッチングネットワークが状態を変える際の切換周波数以上であるように、スイッチのスイッチ幅が選択される実施形態がある。
さらに別の実施形態は、より高い抵抗値のスイッチを有することによって効率を改善する。これらの実施形態では、スイッチングネットワークは、スイッチングネットワークの切換周波数において、スイッチの抵抗値を増すことによってスイッチングネットワーク内を流れる電流に関連する損失を減らすように構成される。
装置の様々な構成要素が同じ接地を共有する必要はない。実際に、一方の接地が他方の接地に対して浮遊する場合がある。
例として、いくつかの実施形態では、第1の調整回路が第1の電位差を受け取り、第2の電力変換器端子が第2の電位差を出力する。第1の電位差は、第1の電圧と、第1の電圧よりも低い第2の電圧との間の差であり、第2の電位差は、第3の電圧と、第3の電圧よりも低い第4の電圧との間の差である。これらの実施形態では、第4の電圧と第2の電圧との間の差は、ゼロでない。他の実施形態では、第1の調整回路がDC電位差を受け取り、電力変換器がAC電位差を受け取る。DC電圧は、第1の電圧と、第1の電圧よりも低い第2の電圧との間の差であり、AC電圧差は、時間変化電圧と一定電圧との間の差である。一定電圧と第2の電圧との間の差は、ゼロでない。
別の態様では、本発明は、電力変換器に電力を処理させるための方法を特徴とする。そのような方法は、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流のための電力経路上で、第1の調整回路の第1の調整回路端子を第1のスイッチングネットワークの第1のスイッチングネットワーク端子に接続するステップと、第1のスイッチングネットワークの第1の電荷貯蔵要素に電荷を蓄積することを可能にするための構成に第1のスイッチングネットワークを配置するステップと、第1の調整回路中の第1の磁気貯蔵要素によって磁場に貯蔵されるエネルギーを使用するステップと、第1のスイッチングネットワークの第1の電荷貯蔵要素中で電荷蓄積速度を制限するステップと、第1のスイッチングネットワーク中のスイッチを使用するステップと、第1のスイッチングネットワークの第1の電荷貯蔵要素から電荷が減らされることを可能にするための構成に第1のスイッチングネットワークを配置するステップと、第1の調整回路中の第1の磁気貯蔵要素によって貯蔵されたエネルギーを使用するステップと、第1のスイッチングネットワークの第1の電荷貯蔵要素からの電荷減少速度を制限するステップとを含む。
いくつかの実施方法は、第2の調整回路の第2の調整回路端子を第1のスイッチングネットワークの第2のスイッチングネットワーク端子に接続するステップと、第2の調整回路を使用するステップと、第1の電力変換器端子を第1の電圧に維持するステップと、それによって第2の電力変換器端子を第1の電圧よりも低い第2の電圧に維持するステップと、第1のスイッチングネットワーク中のスイッチを使用するステップとをさらに含む。
他の実施方法は、第1の電荷貯蔵要素からの電荷減少速度を制限するときに第2の電荷貯蔵要素中で電荷蓄積速度を制限するステップと、第1の電荷貯蔵要素への電荷蓄積速度を制限するときに第2の電荷貯蔵要素からの電荷減少速度を制限するステップとを含む。
さらに他の実施方法は、測定した電力変換器出力に応答して、第2の調整回路の磁気貯蔵要素に接続されるスイッチを制御するステップを含む。
いくつかの実施方法では、第1の磁気貯蔵要素がフィルタを含む。これらには、このフィルタが共振周波数を有する実施方法がある。
第2の調整回路を使用する実施方法には、スイッチングネットワークに接続される第3の調整回路を含むステップを含む実施方法がある。第3の調整回路がインダクタを含み、第1の調整回路が第3の調整回路のインダクタに結合されるインダクタを含む。2つのインダクタは、正又は負に結合する場合がある。
第2の調整回路を使用する実施方法には、又、第2の調整回路がインダクタコアを有し、スイッチングネットワークに接続される第3の調整回路中のインダクタが、このインダクタコアを共有する実施方法がある。
いくつかの実施方法は、第1の速度と第2の速度が等しいように変化速度を制限するステップを含む。他の実施方法は、第1の速度と第2の速度が等しくないように変化速度を制限するステップを含む。
本発明の実施方法は、様々なスイッチングネットワークを意図する。例えば、本発明の実施方法は、スイッチングネットワークを再構成可能なスイッチングネットワークとなるように選択するステップ、スイッチングネットワークをマルチフェーズスイッチングネットワークとなるように選択するステップ、スイッチングネットワークをマルチフェーズ直並列型スイッチングネットワークとなるように選択するステップ、スイッチングネットワークをマルチフェーズ多段スイッチングネットワークとなるように選択するステップ、スイッチングネットワークをカスケード乗算器となるように選択するステップ、又はスイッチングネットワークを多段スイッチングネットワークとなるように選択するステップを含む。
様々な調整回路を異なる実施方法で使用することができる。例えば、本発明の実施方法は、調整回路を、双方向となる、マルチフェーズとなる、スイッチモード電力変換器となる、共振電力変換器となる、磁気貯蔵要素となる、又は磁気フィルタとなるように選択するステップを含む。
他の実施方法は、スイッチングネットワークをACスイッチングネットワークとなるように選択するステップを含む。これらには、ACスイッチングネットワークの出力の力率を制御するステップを含む実施方法がある。これらは、ACスイッチングネットワークと第1の調整回路との間に力率補正回路を接続するステップを含む実施方法を含む。
さらに他の実施方法は、第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つの切換構成が変わる周波数と異なる周波数で、スイッチングネットワークのスイッチ構成を変えるステップを含む。
加えて、様々な異なる調整回路を、第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つで使用することができる。これらとしては、双方向調整回路、マルチフェーズ調整回路、スイッチモード電力変換器、共振電力変換器、バックコンバータ、ブーストコンバータ、バック/ブーストコンバータ、リニアレギュレータ、Cukコンバータ、フライバックコンバータ、フォワードコンバータ、ハーフブリッジコンバータ、フルブリッジコンバータ、磁気貯蔵要素、及び磁気フィルタがある。
フライバックコンバータに依拠する実施方法には、疑似共振フライバックコンバータ、アクティブクランプフライバックコンバータ、インターリーブフライバックコンバータ、又は2スイッチフライバックコンバータに依拠する実施方法がある。フォワードコンバータに依拠する実施方法には、マルチ共振フォワードコンバータ、アクティブクランプフォワードコンバータ、インターリーブフォワードコンバータ、又は2スイッチフォワードコンバータに依拠する実施方法がある。ハーフブリッジコンバータに依拠する実施方法には、非対称ハーフブリッジコンバータ、マルチ共振ハーフブリッジコンバータ、又はLLC共振ハーフブリッジに依拠する実施方法がある。
別の態様では、本発明は、コンピュータシステム上で実行可能なプログラムによって作動されるべきデータ構造を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を特徴とする。そのようなプログラムによって作動されると、データ構造が、集積回路を製造するためのプロセスの少なくとも部分を生じさせる。この集積回路は、データ構造により記載される回路を含む。そのような回路は、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流のための経路を有する電力変換器で使用するように構成されたスイッチングネットワークを含む。電力変換器の電力変換器動作期間に、第1の電力変換器端子は第1の電圧に維持され、第2の電力変換器端子は第1の電圧より低い第2の電圧に維持される。電力変換器は、第1の調整回路及び上記のスイッチングネットワークを含み、その両方は、経路上に配設される。スイッチングネットワークは、スイッチ、並びに第1及び第2のスイッチングネットワーク端子を含む。一方、第1の調整回路は、第1の磁気貯蔵要素及び第1の調整回路端子を含む。電力経路は、第1の調整回路端子、第1のスイッチングネットワーク端子、及び第2のスイッチングネットワーク端子を含む。第1の調整回路端子が第1のスイッチングネットワーク端子に接続されることになり、スイッチングネットワークは、第1のスイッチ構成と第2のスイッチ構成との間で移行するように構成される。スイッチングネットワークが第1のスイッチ構成であるとき、電荷は、第1の速度で第1の電荷貯蔵要素に蓄積する。スイッチングネットワークが第2のスイッチ構成であるとき、電荷は、第2の速度で第1の電荷貯蔵要素から減らされる。第1の磁気貯蔵要素は、これらの速度を制限する。
本発明は、上記のデータ構造によって記載される回路機構(circuitry)も含む。そのような回路機構は、第1及び第2の切換端子を有するスイッチングネットワークであって、その少なくとも1つが磁気貯蔵要素を含む第1及び第2の調整回路(first and second regulating circuits)と共に電力変換器の第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流経路上に配設されるように構成されたスイッチングネットワークを含み、その第1及び第2の電力変換器端子が対応する第1及び第2の電圧に維持され、第2の電圧が第1の電圧よりも低い。スイッチングネットワークは、スイッチ構成間で移行するように構成され、そのスイッチ構成の各々の期間に、磁気貯蔵要素により制限される速度で電力変換器中の電荷貯蔵要素中の電荷の量が変わる。電力経路は、第1の調整回路に関連し、第1のスイッチングネットワーク端子に接続される第1の調整回路端子を含む。
本発明のこれら及び他の特徴は、以下の詳細な説明及び添付図面から明らかとなろう。
別個の調整回路及びスイッチングネットワークを有するDC−DC変換器を示す図である。 図1Aの双方向バージョンを示す図である。 調整回路及びスイッチングネットワークの代替構成を有するDC−DC変換器を示す図である。 調整回路及びスイッチングネットワークの代替構成を有するDC−DC変換器を示す図である。 調整回路及びスイッチングネットワークの代替構成を有するDC−DC変換器を示す図である。 図4に図示された電力変換器の特定の実装を示す図である。 複数の調整回路を有する実施形態を示す図である。 RC回路を示す図である。 スイッチトキャパシタDC−DC変換器のモデルを示す図である。 それぞれ、充電フェーズと放電フェーズで動作する直並列型SC変換器を示す図である。 ダイオードを有する直列ポンプ型対称カスケード乗算器を示す図である。 ダイオードを有する並列ポンプ型対称カスケード乗算器を示す図である。 電荷ポンプ信号を示す図である。 スイッチを有する2フェーズ対称直列ポンプ型カスケード乗算器を示す図である。 スイッチを有する2フェーズ対称並列ポンプ型カスケード乗算器を示す図である。 4つの異なるカスケード乗算器並びに対応する半波バージョンを示す図である。 スイッチトキャパシタ変換器の出力インピーダンスを周波数の関数として示す図である。 全波断熱充電型スイッチングネットワークを有する、図1Bに図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 フェーズA期間の図17に図示されたDC−DC変換器を示す図である。 フェーズB期間の図17に図示されたDC−DC変換器を示す図である。 4:1断熱充電型変換器に関連する様々な波形を示す図である。 直列接続段の断熱充電を示す図である。 図21に図示された電力変換器の特定の実装を示す図である。 再構成可能なスイッチトキャパシタ段を使用して整流されるAC電圧を示す図である。 AC−DC電力変換器のアーキテクチャを示す図である。 図24に図示されたAC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 ACサイクルの正の部分の期間の、図25に図示されたAC−DC変換器を示す図である。 ACサイクルの負の部分の期間の、図25に図示されたAC−DC変換器を示す図である。 力率補正を有するAC−DC電力変換器のアーキテクチャを示す図である。 図1A〜図1Bに図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図1A〜図1Bに図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図3に図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図3に図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図2に図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図2に図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図4に図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図4に図示されたDC−DC変換器の特定の実装を示す図である。 図6Bに図示されたものと同様のDC−DC変換器の実装を示す図である。
図1Aは、スイッチングネットワーク12Aがその入力端で電圧源14に接続される変換器10を示す。次いで、調整回路16Aの入力がスイッチングネットワーク12Aの出力に接続される。次いで、負荷18Aが調整回路16Aの出力に接続される。電力は、電圧源14と負荷18Aとの間を、矢印により示される方向に流れる。
本明細書に記載される実施形態は、多段DC−DC変換器において、様々な構成要素は本質的にモジュール式で作ることができ、様々な異なる方法でうまく組み合わせることができるという認識に、少なくとも部分的に依拠する。これらの構成要素は、スイッチングネットワーク及び調整回路を含み、調整回路は、単純にデューティサイクル(duty cycle)を変えることによって、レギュレータ又は磁気フィルタのいずれかとして機能するように作られている。このモジュール性が、そのような変換器の組立を簡略化する。そのため、図1Aに示される構成は、1又は2以上のスイッチングネットワーク12Aを1又は2以上の調整回路16Aとともに構成する複数の方法のうちの単なる1つを表す。図1Bは図1Aの双方向バージョンを示しており、電力は、矢印により示されるように、電圧源14から負荷18A、又は負荷18Aから電圧源14のいずれかに、電力流経路に沿って流れることができる。
以下の実施形態に関連して記載される2つの基本的な要素、スイッチングネットワーク12A、12B及び調整回路16A、16Bがある。同じタイプの直列接続した要素が組み合わされると仮定して、合計4つの基本ビルディングブロックがある。これらは図1A〜図4に示される。本明細書に開示される実施形態は、図1A〜図4に示される4つの基本ビルディングブロックのうちの少なくとも1つを含む。基本ビルディングブロックを組み合わせることによって、より複雑な変換器を実現することができる。一般的に、分かりやすくするために示されないが、コントローラが、システム全体の動作を制御及び調整することになる。
さらなる実施形態は、スイッチングネットワーク12A、12B及び調整回路16A、16Bに、それらの入力及び出力が様々な特性を有するDC−DC変換器のモジュール式組立を促進する方法で整合しつづける限りにおいて、様々な異なる方法で「インスタンス化する」(instantiated)ことを可能にすることによって、DC−DC変換器の設計に、オブジェクト指向プログラミングの概念を適用することをさらに意図する。
多くの実施形態では、スイッチングネットワーク12Aは、コンデンサなどの電荷貯蔵要素の切換電荷貯蔵ネットワークとしてインスタンス化される。この種類のネットワークのより有用なトポロジには、ラダー型、ディクソン型、直並列型、フィボナッチ型、及びダブラ型があり、その全てを、断熱的に充電して、マルチフェーズネットワークへと構成することができる。切換電荷貯蔵ネットワークは、電荷貯蔵要素がコンデンサであるときに、スイッチトキャパシタネットワークとしても知られている。特に有用なスイッチトキャパシタネットワークは、全波カスケード乗算器(full-wave cascade multiplier)の断熱充電バージョンである。しかし、非断熱的充電バージョンも使用することができる。
動作期間に、電荷は、周期的に、切換電荷貯蔵ネットワーク中の電荷貯蔵要素に蓄積し、電荷貯蔵要素から減らされる。本明細書で使用する、断熱的にコンデンサ上の電荷を変えるとは、電荷に非容量性要素(non-capacitive element)を通過させることによって、そのコンデンサ中に貯蔵される電荷の量を変えさせることを意味する。コンデンサ上の電荷の正の断熱的な変化は断熱的な充電と見なされ、コンデンサ上の電荷の負の断熱的な変化は断熱的な放電と見なされる。非容量性要素の例としては、インダクタ、磁気フィルタなどの磁気貯蔵要素、抵抗器、及びそれらの組合せがある。
いくつかの場合では、コンデンサを、一部の時間では断熱的に、残りの時間では非断熱的に充電することができる。そのようなコンデンサは、断熱的に充電されると見なされる。同様に、いくつかの場合では、コンデンサを、一部の時間では断熱的に、残りの時間では非断熱的に放電することができる。そのようなコンデンサは、断熱的に放電されると見なされる。
非断熱的充電とは、断熱的でない全ての充電を含み、非断熱的放電とは、断熱的でない全ての放電を含む。
本明細書で使用する、断熱充電型スイッチングネットワークは、断熱的に充電されること及び断熱的に放電されることの両方が行われる、少なくとも1つのコンデンサを有するスイッチングネットワーク12Aである。非断熱充電型スイッチングネットワークは、断熱充電型スイッチングネットワークでないスイッチングネットワーク12Aである。
調整回路16Aは、何らかの望ましい方法で、システムの電気的特性をなんとか制限する役割を演じる回路によってインスタンス化することができる。例えば、そのような回路は、特性を何らかの値若しくは値の範囲であるように制限する、又は特性を何らかの速度で変化するように制限する、又は特性を何らかの方向に変化するように制限する場合がある。通常の例は、出力電圧又は電流が特定の値となる又は何らかの値の範囲内となるように制限するレギュレータであろう。バックコンバータは、好適なフィードバックループと組み合わせると、その高い効率及び速度に起因して、そのような役割のための魅力的な候補となろう。そのような変換器は、変換器のデューティサイクルを調節することにより、出力電圧が何らかの所望の値となるように制限することから、スイッチングネットワーク12A内の電荷転送速度を何らかの所望の範囲内となるように制限することへとなめらかに移行し、磁気フィルタとして効果的に機能する変換器の能力のために、やはり有利である。
他の好適な調整回路16Aとしては、ブーストコンバータ、バック/ブーストコンバータ、フライバックコンバータ、フォワードコンバータ、ハーフブリッジコンバータ、フルブリッジコンバータ、Cukコンバータ、共振変換器、及びリニアレギュレータがある。フライバックコンバータは、疑似共振フライバックコンバータ、アクティブクランプフライバックコンバータ、インターリーブフライバックコンバータ、又は2スイッチフライバックコンバータであってよい。同様に、フォワードコンバータは、マルチ共振フォワードコンバータ、アクティブクランプフォワードコンバータ、インターリーブフォワードコンバータ、又は2スイッチフォワードコンバータであってよい。ハーフブリッジコンバータは、非対称ハーフブリッジコンバータ、マルチ共振ハーフブリッジコンバータ、又はLLC共振ハーフブリッジであってよい。
図2に示される一実施形態では、電圧源14は、スイッチトキャパシタネットワークとしてインスタンス化される第1のスイッチングネットワーク12Aへと入力を提供する。第1のスイッチングネットワーク12Aの出力は、調整回路16A(例えば、バック、ブースト、又はバック/ブーストコンバータ)に提供される入力電圧よりも低い電圧である。この調整回路16Aは、別のスイッチトキャパシタネットワークなどの第2のスイッチングネットワーク12Bに、調整した入力電圧を提供する。この第2のスイッチングネットワーク12Bの高電圧出力が、次いで、負荷18Aに印加される。
図2に示されるような実施形態は、電力流経路に沿ったエネルギー流の方向に応じて、負荷18Aを調整する又は電圧源14を調整するように構成することができる。
図3に示される別の実施形態では、低電圧源14は、調整回路16Aの入力に接続し、その出力は、より高いDC値にブーストされるスイッチングネットワーク12Aの入力に提供される。スイッチングネットワークの出力は、次いで、負荷18Aに提供される。
図3に示されるもののような実施形態を使用して、電力流経路に沿ったエネルギー流の方向に応じて、電圧源14又は負荷18Aを調整することができる。
ここで図4を参照して、変換器100の別の実施形態は、その入力102に接続される第1の調整回路16A、及びその出力104に接続される第2の調整回路16Bを含む。第1の調整回路16Aと第2の調整回路16Bとの間には、入力202及び出力204を有するスイッチングネットワーク12Aがある。スイッチングネットワーク12Aは、スイッチ212によって相互接続された電荷貯蔵要素210を含む。これらの電荷貯蔵要素210は、第1のグループ206と第2のグループ208とに分割される。上で議論したように、調整回路16A、16Bのいずれか1つは、電圧を制御すること、又は磁気フィルタ、ブーストコンバータ、バック/ブーストコンバータ、フライバックコンバータ、Cukコンバータ、共振変換器、若しくはリニアレギュレータとして機能することのいずれかを行うように構成することができる、バックコンバータであってよい。調整回路16A、16Bは、所望の結果を達成するのに必要なデューティサイクルで動作することができる。例えば、バックコンバータの場合、バックコンバータのメインスイッチがその磁気貯蔵要素への無期限期間の接続を維持する一方、その付随する同期整流器が無期限に開を維持するように、デューティサイクルを調節することができる。あるいは、2つの調整回路16A、16Bのうちの1つを磁気フィルタで置き換え、こうして、さらなるスイッチの必要を避けることができる。そのような磁気フィルタは、電流の急激な変化に抵抗し、こうしてスイッチングネットワーク12A中のコンデンサの断熱充電を促進するインダクタなどの磁気貯蔵要素を含む。
いくつかの実施形態では、スイッチングネットワーク12Aは、図5に示されるもののように、双方向スイッチトキャパシタネットワークであってよい。図5のスイッチトキャパシタネットワークは、並列な、第1のコンデンサ20と第2のコンデンサ22を特徴とする。第1のスイッチ24は、第1のコンデンサ20と第2のコンデンサ22のうちの1つを第1の調整回路16Aに選択的に接続し、第2のスイッチ26は、第1のコンデンサ20と第2のコンデンサ22のうちの1つを第2の調整回路16Bに選択的に接続する。図4に示されるレギュレータのように、第1の調整回路16A及び第2の調整回路16Bは、可変デューティサイクルで動作することができる。あるいは、調整回路16A、16Bのうちの1つを、電流の急激な変化に抵抗し、こうしてスイッチングネットワーク12A内のコンデンサの断熱充電を促進するインダクタを有する磁気フィルタで置き換えることができる。第1のスイッチ24と第2のスイッチ26の両方を高周波数で動作させて、第1のコンデンサ20及び第2のコンデンサ22の断熱充電及び放電を促進することができる。
図5に示される特定の実施形態は2フェーズスイッチングネットワーク12Aを有する。しかし、他のタイプのスイッチングネットワーク12Aを代わりに使用することができる。
図6Aに示されるさらに別の実施形態では、第1の調整回路16A、第2の調整回路16B、及び第3の調整回路16Cは、1又は2以上の別個の電力管理ICへと組み込むことができるが、第1の負荷18A、第2の負荷18B、及び第3の負荷18Cを駆動するために、第1のスイッチングネットワーク12Aの出力に設けられる。第3の負荷18Cのために、第2のスイッチングネットワーク12Bが第3の負荷18Cと第3の調整回路16Cとの間に設けられ、こうして、図2のものと類似の経路を形成する。こうして、図6Aは、調整回路とスイッチングネットワークのモジュール構造が、DC−DC変換器構造中にフレキシビリティを提供するため、構成要素をうまく組み合わせる能力をどのように促進するのかについての例を提供する。
異なるモジュール中にある構成要素を結合することにより、さらなるフレキシビリティを有することができる。例えば、図6Aに示される構成が反転されている図6Bにおいて、図6A中の第1の調整回路16A、第2の調整回路16B、及び第3の調整回路16Cは、図6B中で第1のスイッチングネットワーク12A、第2のスイッチングネットワーク12B、及び第3のスイッチングネットワーク12Cで置き換えられ、図6A中の第1のスイッチングネットワーク12A及び第2のスイッチングネットワーク12Bは、図6B中で第4の調整回路16D及び第3の調整回路16Cで置き換えられる。しかし、図6A中の第1の負荷18Aと第2の負荷18Bとは、第1の負荷18Aと、第1のスイッチングネットワーク12A及び第2のスイッチングネットワーク12B内の電荷転送を制限するために加えられた磁気フィルタの形の第1の調整回路16A及び第2の調整回路16Bとに統合された。第1の調整回路16A及び第2の調整回路16Bは、適切に選択されたデューティサイクルでバックコンバータにより実装される。図6Bでは、第1の調整回路16Aと第2の調整回路16Bとが、同じコアを共有するインダクタを有し、こうしてそれらを一緒に結合する。これは、回路の占有面積全体の空間を節約する方法を提供する。
スイッチトキャパシタ(SC)DC−DC電力変換器は、スイッチ及びコンデンサのネットワークを含む。これらのスイッチを使用して異なるトポロジの状態を通してネットワークを循環させることにより、SCネットワークの入力から出力にエネルギーを転送することができる。「電荷ポンプ」(charge pumps)として知られているいくつかの変換器を使用して、フラッシュ及び他のプログラム可能なメモリ中の高電圧を生成することができる。
図7は、何らかの値V(0)に最初に充電されるコンデンサCを示す。t=0において、スイッチSは閉である。そのとき、コンデンサCがその最終的な値Vinに充電すると、短時間のサージ電流が流れる。充電速度は、時定数τ=RCにより記載することができ、これは、電圧がその最終的な値の1/e内へと上昇又は下降のいずれかを行うのにかかる時間を示す。正確なコンデンサ電圧v(t)及び電流i(t)は、次式により与えられる。
vc(t)=vc(0)+[Vin-vc(0)](1-e-t/RC) (1.1)
及び
コンデンサを充電するときにこうむるエネルギー損失は、抵抗器R中で消費されるエネルギーを計算することにより見いだすことができ、以下となる。
式は、式(1.2)からのi(t)についての表現を式(1.3)へと代入することによってさらに簡略化することができる。積分を求めると、次式となる。
過渡応答が安定するのが許される(すなわち、t→∞)場合、コンデンサを充電する際にこうむる全エネルギー損失は、その抵抗値Rに対して独立である。その場合、エネルギー損失の量は次式と等しい。
スイッチトキャパシタ変換器は、図8に示されるように、エネルギー転送コンデンサの充電又は放電でこうむる電力損失を考慮する、有限出力抵抗値Rを備える、図8に示されるような、理想的変圧器としてモデル化することができる。この損失は、典型的には、MOSFETのON抵抗及びコンデンサの等価直列抵抗で消費される。
スイッチトキャパシタ変換器の出力電圧は、次式で与えられる。
スイッチトキャパシタ変換器の動作を簡略化し、Rを容易に見つけることができる2つの限定的な場合がある。これらは、「遅い切換限度」(slow-switching limit)及び「速い切換限度」(fast-switching limit)と呼ばれる。
速い切換限度(τ>>Tsw)では、充放電電流は、ほぼ一定であり、コンデンサ上で三角形のACリップルをもたらす。このため、Rは、MOSFET及びコンデンサの直列抵抗に左右されるが、動作周波数の関数ではない。この場合、速い切換限度で動作する変換器のRは、寄生抵抗(parasitic resistance)の関数である。
遅い切換限度では、切換周期Tswは、エネルギー転送コンデンサのRC時定数τよりもはるかに長い。この状態の下では、コンデンサ及びスイッチの抵抗値と関わりない体系的エネルギー損失がある。この体系的エネルギー損失は、部分的に、充放電電流の2乗平均平方根(RMS)がRC時定数の関数であるために生じる。充電経路の有効抵抗値Reffが減る(すなわち、低減RCである)場合、RMS電流が増え、たまたま、全充電エネルギー損失(Eloss=IRMS 2Reff=1/2C×ΔVC2)がReffに対して独立となる。このエネルギー損失を最小化する1つの解決策は、スイッチトキャパシタネットワーク中のポンプコンデンサのサイズを増やすことである。
スイッチトキャパシタネットワークが、共通の接地、大きい変圧比、低いスイッチストレス、低いDCコンデンサ電圧、及び低い出力抵抗値を有することが望ましい。最も有用なトポロジには、ラダー型、ディクソン型、直並列型、フィボナッチ型、及びダブラ型がある。
1つの有用な変換器は、直並列型スイッチトキャパシタ変換器である。図9A及び図9Bは、それぞれ充電フェーズ及び放電フェーズで動作する、2:1直並列型スイッチトキャパシタ変換器を示す。充電フェーズ期間に、コンデンサは直列である。放電フェーズでは、コンデンサは並列である。その充電フェーズでは、コンデンサ電圧vC1とvC2が合計Vとなり、一方その放電フェーズでは、vC1とvC2がVと等しくなり、これはV2=V1/2を意味する。
他の有用なトポロジは、図10及び図11に示されるような、カスケード乗算器トポロジである。両方の電荷ポンプでは、電源はVに配置され、負荷はVに配置される。これらのタイプの電荷ポンプでは、結合コンデンサが順に充放電されると、電荷のパケットが、ダイオードチェーンに沿ってポンピングされる。図12に示されるように、振幅vpumpを有するクロック信号vclk
とは、180度位相がずれている。結合コンデンサは、直列又は並列のいずれかでポンピングすることができる。
最初の電荷が出力に到達するのにnクロックサイクルかかる。最後のポンプコンデンサ上の電荷は、最初のポンプコンデンサ上の電荷よりもn倍大きく、したがって、変換器用のVは、両方のポンピング構成において、V1+(n-1)×vpumpである。
上記のトポロジは昇圧に適しているが、それらは、電源と負荷の配置を切り換えることにより、降圧に使用することもできる。そのような場合では、ダイオードは、MOSFET及びBJTなどの制御スイッチと置き換えることができる。
上記のカスケード乗算器は、クロック信号の1フェーズの期間に電荷が伝達される半波乗算器(half-wave multipliers)である。これは、不連続な入力電流を引き起こす。これらのカスケード乗算器の両方は、2つの半波乗算器を並列に接続し、半波乗算器を180度位相をずらして動かすことによって、全波乗算器へと変換することができる。図13は、全波対称直列ポンプ型カスケード乗算器バージョンであり、一方、図14は、全波対称並列ポンプ型カスケード乗算器バージョンである。半波乗算器中のダイオードとは異なり、図13及び図14中のスイッチは双方向である。結果として、これらのカスケード乗算器の両方で、電力は、電源から負荷へ、又は負荷から電源へのいずれかで流れることができる。非対称乗算器も全波乗算器へと変換することができる。
図15は、全波乗算器の4つの異なる降圧バージョン並びにそれらに対応する半波バージョンを示す。さらに、N個のフェーズを並列に組み合わせて、それらを180度/Nだけ位相をずらして動かし、出力電圧リップルを減らして出力電力処理能力を増やすことが可能である。非対称乗算器は、特殊な特性を有する。非対称乗算器は、Vの倍数である電圧レベルにあるDCノードを含有する。これらのDCノードは、電力を送出する又は引き込むためのタップ点として機能することができる。非対称乗算器は、Vを参照するための好都合な位置も提供する。これは、接地を分割することを可能にする。
図1A〜図4に示されるモジュール型アーキテクチャ中の基本ビルディングブロックを、独立した実体又は結合した実体のいずれかとして接続することができる。スイッチングネットワークと調整回路が密に結合される状態では、断熱充電を通して、スイッチングネットワークの体系的エネルギー損失のメカニズムを防止及び/又は減少することが可能である。これは、一般的に、調整回路を使用して、スイッチングネットワーク中のコンデンサの充放電を制御することを含む。さらに、調整回路したがって変換器全体の出力電圧を、外部刺激に応答して調整することができる。出力電圧を調整する1つの手法は、磁気フィルタ中に見られるものなど、磁気貯蔵要素中の平均DC電流を制御することによる。
調整回路の所望の特徴は、スイッチングネットワーク中のコンデンサを通る2乗平均平方根(RMS)電流(root mean square current)を、何らかの限度より下に制限することである。調整回路は、抵抗性要素又は磁気貯蔵要素のいずれかを使用することによってそのような制限を達成する。残念ながら、抵抗性要素は電力を消費し、そのためそれらの使用はあまり望ましくない。したがって、本明細書に記載される実施形態は、調整回路中にオプションのスイッチを有する磁気貯蔵要素に依拠する。調整回路は、平均DC電流を有する調整回路中の磁気貯蔵要素を通してコンデンサ電流を強制することによって、RMS電流を限定する。スイッチを含むそれらの調整回路では、磁気貯蔵要素を通して平均DC電流を維持するようにスイッチを動作させる。これは、磁気貯蔵要素と直列のスイッチのデューティサイクルを変えることによって達成することができる。一実施形態では、デューティサイクルは、少なくとも1つのスイッチがほぼ常にオンであるように、ゼロに近づく。限定的な場合では、少なくとも1つのスイッチは、完全になくすことができる。
調整回路は、スイッチングネットワーク中の少なくとも1つのコンデンサのRMS充電電流とRMS放電電流の両方を限定することができる。単一の調整回路が、電流を吸い込む及び/又は出すことにより、スイッチングネットワークに出入りする電流を限定することができる。したがって、図1A〜図4に示される4つの基本構成がある。電力が電源から負荷に流れることを仮定すると、図1Aにおいて、調整回路16Aは、スイッチングネットワーク12Aの充電電流と放電電流の両方を吸い込むことができる。図3において、調整回路16Aは、スイッチングネットワーク12Aの充電電流と放電電流の両方を出すことができる。図4において、調整回路16Aがスイッチングネットワーク12Aの充電電流を出すことができ、調整回路16Bが同じスイッチングネットワーク12Aの放電電流を吸い込むことができ、その逆も同様である。図2において、調整回路16Aは、スイッチングネットワーク12Bの充電電流と放電電流の両方を出すことができる一方、スイッチングネットワーク12Aの充電電流と放電電流の両方を吸い込むこともできる。さらに、スイッチングネットワーク12A、12Bと調整回路16A、16Bの両方が、電力を両方の方向に流すことを許す場合、双方向電力流が可能となる(電源から負荷及び負荷から電源)。
一実施形態は、少なくとも部分的に断熱充電型の全波カスケード乗算器に依拠する。特に好ましいスイッチングネットワークは、その優れた速い切換限度インピーダンス、電圧を拡大することができる容易さ、及びその低いスイッチストレスのために、カスケード乗算器である。
カスケード乗算器では、結合コンデンサは、典型的には、クロック制御された電圧源vclk及び
でポンピングされる。しかし、結合コンデンサが、代わりにクロック制御された電流源iclk及び
でポンピングされる場合、結合コンデンサ中のRMS充放電電流を限定することができる。この場合、コンデンサは、少なくとも部分的に断熱的に充電され、したがってなくさない場合には、遅い切換限度で動作するときのスイッチトキャパシタ変換器に関連する1/2C×ΔVC 2の損失を少なくする。これは、速い切換限度インピーダンスに対する出力インピーダンスを少なくする効果を有する。断熱動作を描く図16中の黒い点線により示されるように、完全な断熱充電下で、出力インピーダンスは、もはや切換周波数の関数ではないことになる。
他の全てが等しい状態でも、断熱充電型スイッチトキャパシタ変換器は、従来型で充電したスイッチトキャパシタ変換器よりもはるかに低い切換周波数だが、より高い効率で動作することができる。逆に、断熱充電型スイッチトキャパシタ変換器は、従来型で充電したスイッチトキャパシタ変換器と同じ周波数で同じ効率だが、例えば4分の1と10分の1との間のはるかに小さい結合コンデンサで動作することができる。
図17は、図1Bに示されたアーキテクチャに一致する降圧変換器を示す。この実施形態では、スイッチングネットワーク12Aは、調整回路16Aを使用して断熱的に充電される。クロック制御された電流源iclk及び
は、4つのスイッチ及び調整回路16Aによってエミュレートされる。出力コンデンサCは、Vがスイングするのを可能にするように、やはり除去された。この例では、調整回路16Aは、小さいACリップルを有する一定の電源として振る舞うブーストコンバータである。動作周波数において非容量性の入力インピーダンスを有する任意の電力変換器ならば断熱動作を可能とするであろう。スイッチモード電力変換器は、それらの高い効率に起因して魅力的な候補であるが、リニアレギュレータも実用的である。
動作中、「1」と標示される閉スイッチの働きが、コンデンサC、C、及びCを充電する一方、コンデンサC、C、及びCを放電する。同様に、「2」と標示される閉スイッチの働きは、相補的な効果を有する。第1のトポロジ状態(フェーズA)が図18に示され、そこでは、「1」と標示される全てのスイッチは閉であり、「2」と標示される全てのスイッチは開である。同様に、第2のトポロジ状態(フェーズB)が図19に示され、そこでは、「2」と標示される全てのスイッチは閉であり、「1」と標示される全てのスイッチは開である。
この実施形態では、調整回路16Aは、各コンデンサのRMS充放電電流を限定する。例えば、コンデンサCは、フェーズAの期間に調整回路16A中の磁気フィルタ処理要素を通して放電される一方、コンデンサCは、フェーズBの期間に調整回路16A中の磁気フィルタ処理要素を通して充電され、断熱の概念を明白に実証している。さらに、能動構成要素の全てがスイッチで実装され、そのために、変換器は両方の方向で電力を処理することができる。
少数の代表的なノード電圧及び電流が図20に示される。2つの図示された電流(IP1及びIP2)の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジにわずかな量の歪みがあるが、ほとんどの部分で、電流は、180度位相がずれた2つのクロックに似ている。一般的に、断熱充電は、Vノードが調整回路16Aによって装荷されるのみであるこの実施形態中の場合のように、スイッチスタックの少なくとも1つの端部が大きい静電容量によって装荷されない場合にのみ、カスケード乗算器中で生じる。
動作中、異なる量の電流が、異なるスイッチを通って流れることになる。したがって、スイッチを通って流れる電流に適した様式でスイッチをサイズ決定するのが有用である。例えば、図17では、VP1及びVP2に維持されるノードに接続されるスイッチは、他のスイッチよりも多くの電流を伝える。全てのスイッチを同じ面積で作る場合、残りのスイッチは、必要であるよりもはるかに大きいことになる。他のスイッチを、VP1及びVP2でノードに接続されるスイッチよりも小さく作ることによって、不必要に大きいスイッチを有することを回避する。各スイッチが回路の一部を要するため、この場合、回路全体を物理的により小さく作ることができる。
さらなる利点は、スイッチ面積が増加するにつれて、容量性損失が増加することである。したがって、動作期間に伝える電流に対してスイッチ面積をカスタマイズすることによって、2重の利益をもたらす。それは、回路の占有面積の全体的なサイズを減らすだけでなく、容量性損失を減らすことの効果も有する。
図17に示されるスイッチは、いくつかの切換周波数における状態間で移行することになる。損失を減らすため、スイッチングネットワーク12Aが、その切換周波数におけるスイッチを通るRMS電流を制限することが望ましい。RMS電流を制限する1つの方法は、スイッチの抵抗値を正しく選択することである。特に、コンデンサ間の電荷転送のRC時定数が切換周波数と同様である、又は切換周波数より長いように、抵抗値が十分高くあるべきである。図16に見られるように、スイッチの幅「W」、したがって、スイッチの抵抗値及びそれらのサイズを制御することによって、スイッチングネットワーク12Aを速い切換限度領域へと強制することができる。
残念ながら、RMS電流を制限するためスイッチの抵抗値を使用することにより、抵抗性電力損失が増え、全体的な効率が低下する。しかし、調整回路16Aは、スイッチの抵抗値を下げるが、依然として断熱的に動作することを可能にする。したがって、スイッチは、RMS電流が調整回路16A(又は、磁気フィルタでもよい)によって取り扱われるため、RMS電流を制限することを心配することなく、最高の効率で最適にサイズ決定することができる。各スイッチについての最適サイズは、所与の切換周波数及び所与の電流で、各スイッチ中の抵抗性及び容量性損失を分散させることによって選択される。
図1A〜図4に示される基本ビルディングブロックを有するモジュール型アーキテクチャは、高電圧DC、AC−DC、バックブースト、及び複数の出力電圧などのより広い範囲の用途をカバーするように拡張することができる。これらの用途の各々は、変圧機能と、調整機能と、場合によっては磁気フィルタ処理機能とを分離することを含む。アーキテクチャの拡張部は、断熱充電型スイッチトキャパシタ変換器をやはり組み込むことができる。
多くのスイッチトキャパシタ変換器では、コンデンサ及びスイッチの数は、変圧比に比例して増加する。したがって、変圧比が大きい場合、多数のコンデンサ及びスイッチが必要である。あるいは、図21に描かれるように、多数の低利得段(low gain stages)を直列に接続することによって、大きい変圧比を達成することができる。スイッチコンデンサスタック全体の変圧比(Vin/Vx)は、以下となる。
(2.1)
直列スタック構成の主な欠点は、前段の電圧ストレスが後段のものよりはるかに高いことである。これは、通常、異なる電圧定格及びサイズを有する段を必要とすることになる。しかし、変圧比は、1又は2以上の段をバイパスすることにより容易に変えることができる。
後続のスイッチングネットワークが先行する段の充放電電流を制御する場合に、先行する直列接続したスイッチングネットワークのみの断熱充電が生じる。したがって、前段に全波スイッチトキャパシタ変換器を使用すること、又は磁気フィルタを有する単一フェーズ直並列型スイッチトキャパシタ変換器などのスイッチトキャパシタ段を使用することが好ましい。
図22は、第1のスイッチングネットワーク12Aが図21に示されたアーキテクチャに一致する第2のスイッチングネットワーク12Dと直列に接続される変換器を示す。第1のスイッチングネットワーク12Aと第2のスイッチングネットワーク12Dの両方は、2フェーズカスケード乗算器である。動作中、「1」と「2」と標示されるスイッチが常に相補的な状態であり、「7」と「8」と標示されるスイッチが常に相補的な状態である。したがって、第1のスイッチ状態では、「1」と標示される全てのスイッチは開であり、「2」と標示される全てのスイッチは閉である。第2のスイッチ状態では、「1」と標示される全てのスイッチは閉であり、「2」と標示される全てのスイッチは開である。この実施形態では、スイッチ1を閉にすると、コンデンサC、C、Cを充電し、一方コンデンサC、C、Cを放電する。スイッチ2を閉にすると、相補的な効果がある。又、スイッチ7を閉にすると、コンデンサC、C、Cを充電し、一方コンデンサC10、C11、C12を放電する。スイッチ8を閉にすると、相補的な効果がある。
第1の調整回路16Aが2:1の公称降圧比を有するバックコンバータであると仮定すると、電力変換器は、全体で32:1の降圧を実現する。さらに、入力電圧が32Vであり、出力電圧が1Vである場合、第1のスイッチングネットワーク12A中のスイッチが8ボルトをブロックする必要がある一方、第2のスイッチングネットワーク12D中のスイッチは、2ボルトをブロックする必要があることになる。
図1A〜図4に示される基本ビルディングブロックを有するモジュール型アーキテクチャは、同様にAC入力電圧を取り扱うように構成することができる。スイッチトキャパシタ変換器の主な属性の1つは、スイッチトキャパシタネットワークを再構成することにより、広い入力範囲にわたり効率的に動作するその能力である。AC商用電圧(すなわち、60Hz及び120VRMS)をゆっくり動くDC電圧と考えることができる場合、ACスイッチングネットワークとしても知られているフロントエンドスイッチトキャパシタ段13Aは、時間変動する入力電圧を比較的安定なDC電圧へと展開することが可能でなければならない。
展開されたDC電圧を重ねた単一の60Hzサイクルにわたる120VRMSのAC波形の図が図23に示される。ACスイッチングネットワーク13Aは、その処置並びに反転段において異なる構成(1/3、1/2、1/1)を有する。ACスイッチングネットワーク13Aは、DC電圧を60Vよりも低く保つようにも設計された。一度AC電圧が展開されると、最終的な出力電圧を生成するのは、図24に示される調整回路16Aの仕事である。電圧をさらに調節するため、ACスイッチングネットワーク13Aと調整回路16Aとの間に別のスイッチングネットワークを配置することも必要な場合がある。この場合には、ACスイッチングネットワーク13Aが特殊目的のスイッチングネットワークであるため、直列に接続された段についての警告が当てはまる。安全性の理由で、何らかの形の磁気的又は電気的分離が、AC−DC変換器にはやはり一般的である。したがって、図24では、電圧、すなわちVAC、VDC、及びVは、共通の接地に対して不可知であるものとして意図的に規定される。
図25は、図24に示されたアーキテクチャに対応するAC−DC変換器を示す。この実施形態では、ACスイッチングネットワーク13Aは、同期型ACブリッジ整流器と、その後に続く3つの別個の変換比(1/3、1/2、1/1)を有する再構成可能2フェーズ降圧型カスケード乗算器であり、一方調整回路16Aは、同期型バックコンバータである。動作中、「7」と「8」と標示されるスイッチは、常に相補的な状態である。図26に示されるように、ACサイクルの正の部分(0〜πラジアン)の期間では、「7」と標示される全てのスイッチは閉であり、一方「8」と標示される全てのスイッチは開である。同様に、図27に示されるように、ACサイクルの負の部分(π〜2πラジアン)の期間では、「8」と標示される全てのスイッチは閉であり、一方「7」と標示される全てのスイッチは開である。
スイッチ7及び8によって提供される反転機能に加えて、スイッチ1A〜1E及びスイッチ2A〜2Eは、1/3、1/2、及び1という3つの別個の変換比を実現するために、表1に示されるように選択的に開及び閉にすることができる。
ACスイッチングネットワーク13Aは、デジタルクロック信号CLKを備える。単純にCLKの補数であってよい(すなわち、CLKがローのときはハイ、CLKがハイのときはロー)、又は非重複補数として生成することができる、第2の信号CLKBがやはり生成される。表1の第1の行にしたがって設定される切換パターンで、ACスイッチングネットワーク13Aが、3分の1(1/3)の降圧比を実現する。表1の第2の行にしたがって設定される切換パターンで、ACスイッチングネットワーク13Aが、2分の1(1/2)の降圧比を実現する。表1の第1の行にしたがって設定される切換パターンで、ACスイッチングネットワーク13Aが、1の降圧比を実現する。
壁面に取り付けられるほとんどの電力源は、何らかの力率規格を満足する。力率は、真の電力流対見かけの電力の比を規定する、0と1との間の無次元数である。高調波電流を制御し力率を高める通常の方法は、図28に示されるような、能動的力率修正器を使用することによる。力率修正回路17Aは、入力電流を、線路電圧と同位相にさせ、こうしてリアクタンス性電力消費をゼロであるようにさせる。
図29〜図36は、図1A〜図4に示されるアーキテクチャ図と一致する電力変換器の具体的な実装を示す。各実装では、1又は複数の調整回路は、磁気フィルタを含む場合があるが、各スイッチングネットワーク中の少なくとも1つのコンデンサのRMS充電電流とRMS放電電流の両方を限定することができ、そのため、これらのスイッチングネットワークの全ては、断熱充電型スイッチングネットワークである。しかし、減結合コンデンサ9A又は9Bが存在する場合、RMS充放電電流を限定する調整回路の能力を減らすことができる。コンデンサ9A及び9Bは任意選択であり、出力電圧を極めて一定に保つため、コンデンサCが使用される。段の全てが共通の接地を共有する。しかし、そうである必要はない。例えば、調整回路16Aがフライバックコンバータとして実装される場合、接地を容易に分離することができる。スイッチングネットワーク12Aでさえ、容量性の分離によって別個の接地を有することができる。さらに、簡略化するために、各実装中のスイッチングネットワークが単一の変換比を有する。しかし、複数の別の変換比で電力変換を実現する再構成可能なスイッチングネットワークを代わりに使用することができる。
動作中、「1」と「2」と標示されるスイッチは、常に相補的な状態である。したがって、第1のスイッチ状態では、「1」と標示される全てのスイッチは開であり、「2」と標示される全てのスイッチは閉である。第2のスイッチ状態では、「1」と標示される全てのスイッチは閉であり、「2」と標示される全てのスイッチは開である。同様に、「3」と「4」と標示されるスイッチが相補的な状態であり、「5」と「6」と標示されるスイッチが相補的な状態であり、「7」と「8」と標示されるスイッチが相補的な状態である。典型的には、調整回路は、スイッチングネットワークよりも高い切換周波数で動作する。しかし、スイッチングネットワークと調整回路間に、切換周波数についての要件はない。
図29は、図1Aに示されたアーキテクチャに対応する昇圧変換器を示す。この実施形態では、スイッチングネットワーク12Aは、1:3の変換比を有する2フェーズ昇圧カスケード乗算器であり、一方調整回路16Aは、2フェーズブーストコンバータである。動作中、スイッチ1を閉にし、スイッチ2を開にすると、コンデンサC及びCを充電し、一方コンデンサC及びCを放電する。逆に、スイッチ1を開にし、スイッチ2を閉にすると、コンデンサC及びCを充電し、一方コンデンサC及びCを放電する。
図30は、図1Bに示されたアーキテクチャに対応する双方向降圧変換器を示す。この実施形態では、スイッチングネットワーク12Aは、4:1の変換比を有する2フェーズ降圧カスケード乗算器であり、一方調整回路16Aは、同期型バックコンバータである。動作中、スイッチ1を閉にし、スイッチ2を開にすると、コンデンサC、C、及びCを充電し、一方コンデンサC、C、及びCを放電する。逆に、スイッチ1を開にし、スイッチ2を閉にすると、コンデンサC、C、及びCを充電し、一方コンデンサC、C、及びCを放電する。能動構成要素の全てがスイッチで実装され、そのために、変換器は両方の方向で電力を処理することができる。
図31は、図3に示されたアーキテクチャに一致する昇圧変換器を示す。この実施形態では、調整回路16Aはブーストコンバータであり、一方スイッチングネットワーク12Aは、1:2の変換比を有する2フェーズ昇圧直並列型SC変換器である。動作中、スイッチ1を閉にすると、コンデンサCを充電し、一方コンデンサCを放電する。スイッチ2を閉にすると、相補的な効果がある。
図32は、図3に示されたアーキテクチャに一致する双方向昇降圧変換器を示す。この実施形態では、調整回路16Aは、同期型4スイッチバックブーストコンバータであり、一方スイッチングネットワーク12Aは、1:4の変換比を有する2フェーズ昇圧カスケード乗算器である。動作中、スイッチ1を閉にすると、コンデンサC、C、及びCを充電し、一方コンデンサC、C、及びCを放電する。スイッチ2を閉にすると、相補的な効果がある。能動構成要素の全てがスイッチで実装され、そのために、変換器は両方の方向で電力を処理することができる。
図33は、図2に示されたアーキテクチャに一致する反転昇降圧変換器を示す。この実施形態では、第1のスイッチングネットワーク12Aは、2:1の変換比を有する降圧直並列型SC変換器であり、第1の調整回路16Aは、バック/ブーストコンバータであり、第2のスイッチングネットワーク12Bは、1:2の変換比を有する昇圧直並列型SC変換器である。動作中、スイッチ1を閉にすると、コンデンサCを充電し、一方スイッチ2を閉にすると、コンデンサCを放電する。同様に、スイッチ7を閉にすると、コンデンサCを放電し、一方スイッチ8を閉にすると、コンデンサCを充電する。
図34は、図2に示されたアーキテクチャに一致する双方向反転昇降圧変換器を示す。この実施形態では、第1のスイッチングネットワーク12Aは、2:1の変換比を有する2フェーズ降圧直並列型SC変換器であり、第1の調整回路16Aは、同期型バック/ブーストコンバータであり、第2のスイッチングネットワーク12Bは、1:2の変換比を有する2フェーズ昇圧直並列型SC変換器である。動作中、スイッチ1を閉にすると、コンデンサCを充電し、一方コンデンサCを放電する。スイッチ2を閉にすると、相補的な効果がある。同様に、スイッチ7を閉にすると、コンデンサCを充電し、一方コンデンサCを放電する。スイッチ8を閉にすると、相補的な効果がある。能動構成要素の全てがスイッチで実装され、そのために、変換器は両方の方向で電力を処理することができる。
図35は、図4に示されたブロック図に一致する昇降圧変換器を示す。この実施形態では、第1の調整回路16Aは、ブーストコンバータであり、第1のスイッチングネットワーク12Aは、1:2の変換比を有する2フェーズ昇圧直並列型SC変換器であり、第2の調整回路16Bは、ブーストコンバータである。動作中、スイッチ1を閉にすると、コンデンサC及びCを充電し、一方同時に、コンデンサC及びCを放電する。スイッチ2を閉にすると、相補的な効果がある。
図36は、図4に示されたブロック図に一致する双方向昇降圧変換器を示す。この実施形態では、第1の調整回路16Aは、同期型ブーストコンバータであり、第1のスイッチングネットワーク12Aは、3:2の変換比を有する2フェーズ分数降圧直並列型SC変換器であり、第2の調整回路16Bは、同期型バックコンバータである。動作中、スイッチ1を閉にすると、コンデンサC及びCを充電し、一方同時に、コンデンサC及びCを放電する。スイッチ2を閉にすると、相補的な効果がある。能動構成要素の全てがスイッチで実装され、そのために、変換器は両方の方向で電力を処理することができる。スイッチ6が延長期間の間に閉のままとなるように第2の調整回路16Bのデューティサイクルを調節すると、第1のスイッチングネットワーク12Aの中のコンデンサ間の断熱的な電荷転送をインダクタLが促進することを可能になる。そのような実施形態では、スイッチ5、6を省き、こうして、第2の調整回路16Bを実装するのに必要な全体的なチップ面積を減らすことができる。
図37は、図6Bにより導入されたアーキテクチャに実質的に準拠する降圧変換器を示す。この実施形態では、第4の調整回路16Dが、結合したインダクタL、Lを有する。第4の調整回路16Dは、90°位相がずれて動作する、第1のスイッチングネットワーク12Aと第2のスイッチングネットワーク12Bを並列に調整する。第1のスイッチングネットワーク12Aと第2のスイッチングネットワーク12Bの4つのコンデンサC間の電荷転送を制限するタスクは、結合したインダクタL、Lをやはり共有する、第1の調整回路16Aと第2の調整回路16Bによって分担される。結合したインダクタL、Lの結合係数が適正に設定される場合、これらのインダクタを通るリップル電流を減らすことができる。したがって、図37は、1つの構成要素、すなわち第4の調整回路16D内の結合したインダクタL、Lの考えられる例、並びに別個の構成要素、すなわち第1の調整回路16A及び第2の調整回路16Bにわたる結合したインダクタL、Lの、図6Bに既に言及された考えられる例を図示する。
調整回路のトポロジは、出力電圧を調整する能力を有する任意のタイプの電力変換器であってよく、限定するものではないが、同期型バック、3レベル同期型バック、SEPIC、磁気フィルタ、及びソフトスイッチ又は共振変換器が挙げられることを理解されたい。同様に、スイッチングネットワークは、所望の電圧変換及び許容スイッチ電圧に応じて、様々なスイッチトキャパシタトポロジで実現することができる。
いくつかの実装では、コンピュータアクセス可能記憶媒体は、変換器の1又は2以上の構成要素を表すデータベースを含む。例えばデータベースは、電荷ポンプの低損失動作を促進するように最適化されたスイッチングネットワークを表すデータを含むことができる。
一般的に言えば、コンピュータアクセス可能記憶媒体としては、コンピュータに命令及び/又はデータを提供するために使用する間、コンピュータがアクセス可能な任意の非一時的記憶媒体が挙げられる。例えば、コンピュータアクセス可能記憶媒体としては、磁気又は光ディスク及び半導体メモリなどの記憶媒体が挙げられる。
一般的に、システムを表すデータベースは、プログラムによって読み取られて、直接的又は間接的に、システムを備えるハードウェアを製造するために使用することができる、データベース又は他のデータ構造であってよい。例えばデータベースは、Verilog又はVHDLなどの、高レベル設計言語(HDL)中のハードウェア機能性の、ビヘイビアレベル記述(behavioral-level description)又はレジスタ転送レベル(RTL)記述であってよい。記述は、合成ライブラリからのゲートのリストを備えるネットリストを生成するための記述を合成することができる合成ツールによって読み取ることができる。ネットリストは、システムを備えるハードウェアの機能性をやはり表すゲートの組を備える。ネットリストは、次いで、マスクに適用される幾何形状を記載するデータセットを生成するように、配置及び経路指定することができる。マスクは、次いで、システムに対応する1つ又は2以上の半導体回路を生成するため、様々な半導体製造ステップで使用することができる。他の例では、代替的に、データベースは、それ自体が(合成ライブラリを備える又は備えない)ネットリスト又はデータセットである場合がある。
1又は2以上の好ましい実施形態を記載してきたが、これらの回路、技法、及び概念を組み込む他の実施形態を使用できることが、当業者には明らかであろう。したがって、発明の範囲は、記載される実施形態に限定されるべきではなく、むしろ添付される請求項の精神及び範囲によってのみ限定されるべきであることを具申する。

Claims (64)

  1. 電力を処理するための装置であって、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流のための経路を有する電力変換器を備え、前記電力変換器の動作期間に、前記第1の電力変換器端子が第1の電圧に維持され、前記第2の電力変換器端子が前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に維持され、前記電力変換器が第1の調整回路及びスイッチングネットワークを備え、その両方が前記経路上に配設され、前記スイッチングネットワークが、スイッチ、第1の電荷貯蔵要素、並びに第1及び第2のスイッチングネットワーク端子を備え、前記第1の調整回路が第1の磁気貯蔵要素及び第1の調整回路端子を備え、前記電力経路が前記第1の調整回路端子、前記第1のスイッチングネットワーク端子、及び前記第2のスイッチングネットワーク端子を備え、前記第1の調整回路端子が前記第1のスイッチングネットワーク端子に接続され、前記スイッチングネットワークが第1のスイッチ構成と第2のスイッチ構成との間で移行するように構成され、前記スイッチングネットワークが前記第1のスイッチ構成であるとき、電荷が第1の速度で前記第1の電荷貯蔵要素に蓄積し、前記スイッチングネットワークが前記第2のスイッチ構成であるとき、電荷が第2の速度で前記第1の電荷貯蔵要素から減らされ、前記第1の速度及び前記第2の速度が前記第1の磁気貯蔵要素によって制限される、前記装置。
  2. 経路上に配設される第2の調整回路をさらに備え、前記第2の調整回路が第2の調整回路端子を備え、前記電力経路が前記第2の調整回路端子を備え、前記第2の調整回路端子が第2のスイッチングネットワーク端子に接続される、請求項1に記載の装置。
  3. スイッチングネットワークが第2の電荷貯蔵要素をさらに備え、前記スイッチングネットワークが第1のスイッチ構成であるとき、電荷が第1の速度で前記第2の電荷貯蔵要素から減らされ、前記スイッチングネットワークが第2のスイッチ構成であるとき、電荷が第2の速度で前記第2の電荷貯蔵要素に蓄積し、前記第1の速度と前記第2の速度が第1の磁気貯蔵要素によって両方とも制限される、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 第2の調整回路が第2の磁気貯蔵要素と前記第2の磁気貯蔵要素に接続されるスイッチとを備え、前記スイッチが少なくとも2つの切換構成間で切り換えるように制御可能である、請求項2に記載の装置。
  5. 第2の調整回路が、測定した電力変換器出力に応答してスイッチの動作を制御するためのフィードバックループをさらに備える、請求項4に記載の装置。
  6. 第1の磁気貯蔵要素がフィルタを備える、請求項1又は2に記載の装置。
  7. 第1の磁気貯蔵要素がフィルタを備え、前記フィルタが共振周波数を有する、請求項1又は2に記載の装置。
  8. 第3の調整回路をさらに備え、前記第3の調整回路がスイッチングネットワークに接続され、前記第3の調整回路がインダクタを備え、第2の調整回路が前記第3の調整回路の前記インダクタに結合されるインダクタを備える、請求項2に記載の装置。
  9. インダクタコアと第3の調整回路とをさらに備え、前記第3の調整回路がスイッチングネットワークに接続され、前記インダクタコアが前記第3の調整回路の中のインダクタと第2の調整回路の中のインダクタに共有される、請求項2に記載の装置。
  10. 第1の速度と第2の速度が等しい、請求項1又は2に記載の装置。
  11. スイッチングネットワークが再構成可能なスイッチングネットワークを備え、前記再構成可能なスイッチングネットワークが、スイッチ構成の組{α,α,…α}を有し、k>2であり、前記スイッチングネットワークが、整数の組{1,2,…k}の中の全てのm、nについて、αとαとの間で移行するように構成される、請求項1又は2に記載の装置。
  12. スイッチングネットワークがマルチフェーズスイッチングネットワークを備える、請求項1又は2に記載の装置。
  13. スイッチングネットワークがマルチフェーズ直並列型スイッチングネットワークを備える、請求項1又は2に記載の装置。
  14. スイッチングネットワークがマルチフェーズ多段スイッチングネットワークを備える、請求項1又は2に記載の装置。
  15. スイッチングネットワークが、その入力で電荷を受け取りその出力で前記電荷を出力するスイッチングネットワークを備え、前記入力から前記出力への電荷の移送がn個の切換サイクルで行われ、n>1である、請求項1又は2に記載の装置。
  16. スイッチングネットワークが多段スイッチングネットワークを備える、請求項1又は2に記載の装置。
  17. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つが双方向調整回路を備える、請求項2に記載の装置。
  18. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つがマルチフェーズ調整回路を備える、請求項2に記載の装置。
  19. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つがスイッチモード電力変換器を備える、請求項2に記載の装置。
  20. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つが共振電力変換器を備える、請求項2に記載の装置。
  21. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つが磁気フィルタを備える、請求項2に記載の装置。
  22. スイッチングネットワークがACスイッチングネットワークとして構成される、請求項1又は2に記載の装置。
  23. スイッチングネットワークがACスイッチングネットワークとして構成され、装置が前記ACスイッチングネットワークに接続される力率補正回路をさらに備える、請求項1又は2に記載の装置。
  24. スイッチングネットワークがACスイッチングネットワークとして構成され、装置が前記ACスイッチングネットワークに接続される力率補正回路をさらに備え、前記力率補正回路が前記ACスイッチングネットワークと第1の調整回路との間に接続される、請求項1又は2に記載の装置。
  25. 電力変換器が、第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つの切換構成が変わる周波数と異なる周波数で、スイッチングネットワークのスイッチ構成を変えるように構成される、請求項1又は2に記載の装置。
  26. スイッチングネットワークがカスケード乗算器を備え、前記カスケード乗算器が、複数のDCノードを有し、その各々が第1の電圧の倍数である電圧で電力を送出することが可能な非対称カスケード乗算器である、請求項1又は2に記載の装置。
  27. 複数の調整回路が組み込まれる電力管理集積回路をさらに備え、電力経路が前記電力管理集積回路からスイッチングネットワークへと延びる電力経路セクションを備える、請求項2に記載の装置。
  28. スイッチが第1の面積を有する第1のスイッチと第2の面積を有する第2のスイッチとを備え、前記第1の面積が前記第2の面積よりも大きい、請求項1又は2に記載の装置。
  29. 電力変換器が切換周波数でスイッチングネットワークのスイッチ構成を変えるように構成され、前記スイッチの各々がスイッチ幅を有し、前記スイッチの前記スイッチ幅が、前記スイッチングネットワークの電荷貯蔵要素間の電荷転送の時定数が前記切換周波数以上となるように選択される、請求項1又は2に記載の装置。
  30. 電力変換器が切換周波数でスイッチングネットワークのスイッチ構成を変えるように構成され、前記スイッチングネットワークが、前記周波数において、前記スイッチの抵抗値を増すことによって前記スイッチングネットワーク内を流れる電流に関連する損失を減らすように構成される、請求項1又は2に記載の装置。
  31. スイッチングネットワークがACスイッチングネットワークとして構成され、第1の調整回路が第1の電位差を受け取り、第2の電力変換器端子が第2の電位差を出力し、前記第1の電位差が第1の電圧と前記第1の電圧よりも低い第2の電圧との間の差であり、前記第2の電位差が第3の電圧と前記第3の電圧よりも低い第4の電圧との間の差であり、前記第4の電圧と前記第2の電圧との間の差がゼロでない、請求項1又は2に記載の装置。
  32. スイッチングネットワークがACスイッチングネットワークとして構成され、第1の調整回路がDC電位差を受け取り、電力変換器がAC電位差を受け取り、前記DC電圧が第1の電圧と前記第1の電圧よりも低い第2の電圧との間の差であり、前記AC電圧差が時間変化電圧と一定電圧との間の差であり、前記一定電圧と前記第2の電圧との間の差がゼロでない、請求項1又は2に記載の装置。
  33. 電力変換器に電力を処理させるための方法であって、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流のための電力経路上で、第1の調整回路の第1の調整回路端子を第1のスイッチングネットワークの第1のスイッチングネットワーク端子に接続するステップと、前記第1のスイッチングネットワークの第1の電荷貯蔵要素に電荷を蓄積することを可能にするための構成に前記第1のスイッチングネットワークを配置するステップと、前記第1の調整回路中の第1の磁気貯蔵要素によって磁場に貯蔵されるエネルギーを使用するステップと、前記第1のスイッチングネットワークの前記第1の電荷貯蔵要素中の電荷蓄積速度を制限するステップと、前記第1のスイッチングネットワーク中の前記スイッチを使用するステップと、前記第1のスイッチングネットワークの前記第1の電荷貯蔵要素から電荷が減らされることを可能にするための構成に前記第1のスイッチングネットワークを配置するステップと、前記第1の調整回路中の前記第1の磁気貯蔵要素によって貯蔵されたエネルギーを使用するステップと、前記第1のスイッチングネットワークの前記第1の電荷貯蔵要素からの電荷減少速度を制限するステップとを含む、前記方法。
  34. 第2の調整回路の第2の調整回路端子を第1のスイッチングネットワークの第2のスイッチングネットワーク端子に接続するステップと、前記第2の調整回路を使用するステップと、第1の電力変換器端子を第1の電圧に維持するステップと、それによって第2の電力変換器端子を前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に維持するステップと、前記第1のスイッチングネットワーク中のスイッチを使用するステップとをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  35. 第1の電荷貯蔵要素からの電荷減少速度を制限するときに第2の電荷貯蔵要素中の電荷蓄積速度を制限するステップと、前記第1の電荷貯蔵要素への電荷蓄積速度を制限するときに前記第2の電荷貯蔵要素からの電荷減少速度を制限するステップとをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  36. 測定した電力変換器出力に応答して、第2の調整回路の磁気貯蔵要素に接続されるスイッチを制御するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  37. 第1の磁気貯蔵要素がフィルタを備える、請求項33に記載の方法。
  38. フィルタが共振周波数を有する、請求項37に記載の方法。
  39. 第3の調整回路をさらに備え、前記第3の調整回路がスイッチングネットワークに接続され、前記第3の調整回路がインダクタを備え、第1の調整回路が前記第3の調整回路の前記インダクタに結合されるインダクタを備える、請求項34に記載の方法。
  40. インダクタコアと第3の調整回路とをさらに備え、前記第3の調整回路がスイッチングネットワークに接続され、前記インダクタコアが前記第3の調整回路の中のインダクタと第1の調整回路の中のインダクタに共有される、請求項34に記載の方法。
  41. 電荷蓄積速度と電荷減少速度が等しい、請求項33に記載の方法。
  42. スイッチングネットワークを再構成可能なスイッチングネットワークとなるように選択するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  43. スイッチングネットワークをマルチフェーズスイッチングネットワークとなるように選択するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  44. スイッチングネットワークをマルチフェーズ直並列型スイッチングネットワークとなるように選択するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  45. スイッチングネットワークをマルチフェーズ多段スイッチングネットワークとなるように選択するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  46. スイッチングネットワークをカスケード乗算器となるように選択するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  47. スイッチングネットワークを多段スイッチングネットワークとなるように選択するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  48. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つを双方向調整回路となるように選択するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  49. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つをマルチフェーズ調整回路となるように選択するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  50. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つをスイッチモード電力変換器となるように選択するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  51. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つを共振電力変換器となるように選択するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  52. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つを磁気貯蔵要素となるように選択するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  53. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの多くとも1つが磁気フィルタを備えるように選択するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  54. スイッチングネットワークをACスイッチングネットワークとなるように構成するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  55. ACスイッチングネットワークの出力の力率を制御するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  56. ACスイッチングネットワークと第1の調整回路との間に力率補正回路を接続するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  57. 第1の調整回路と第2の調整回路のうちの少なくとも1つの切換構成が変わる周波数と異なる周波数で、スイッチングネットワークのスイッチ構成を変えるステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
  58. コンピュータシステム上で実行可能なプログラムによって作動されるべきデータ構造を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、そのようなプログラムによって作動されると、前記データ構造により記載される回路を含む集積回路を製造するためのプロセスの少なくとも部分を前記データ構造が生じさせ、前記データ構造により記載される前記回路が、第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流のための経路を有する電力変換器で使用されるように構成されたスイッチングネットワークを含み、前記電力変換器の動作期間に、前記第1の電力変換器端子が第1の電圧に維持され、前記第2の電力変換器端子が前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に維持され、前記電力変換器が第1の調整回路及び前記スイッチングネットワークを備え、その両方が前記経路上に配設され、前記スイッチングネットワークが、スイッチ並びに第1及び第2のスイッチングネットワーク端子を備え、前記第1の調整回路が第1の磁気貯蔵要素及び第1の調整回路端子を備え、前記電力経路が前記第1の調整回路端子、前記第1のスイッチングネットワーク端子、及び前記第2のスイッチングネットワーク端子を備え、前記第1の調整回路端子が前記第1のスイッチングネットワーク端子に接続されることになり、前記スイッチングネットワークが第1のスイッチ構成と第2のスイッチ構成との間で移行するように構成され、前記スイッチングネットワークが前記第1のスイッチ構成であるとき、電荷が第1の速度で第1の電荷貯蔵要素に蓄積し、前記スイッチングネットワークが前記第2のスイッチ構成であるとき、電荷が第2の速度で前記第1の電荷貯蔵要素から減らされ、前記第1の速度及び前記第2の速度が前記第1の磁気貯蔵要素によって制限される、前記非一時的コンピュータ可読媒体。
  59. 第1及び第2の切換端子を備えるスイッチングネットワークを含む回路機構であって、その少なくとも1つが磁気貯蔵要素を含む第1及び第2の調整回路と共に電力変換器の第1の電力変換器端子と第2の電力変換器端子との間の電力流経路上に配設されるように構成された前記スイッチングネットワークを備え、前記第1及び第2の電力変換器端子が対応する第1及び第2の電圧に維持され、前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも低く、前記スイッチングネットワークがスイッチ構成間で移行するように構成され、その各々の期間に、前記磁気貯蔵要素により制限される速度で前記電力変換器中の電荷貯蔵要素中の電荷の量が変わり、前記電力経路が、前記第1の調整回路に関連し、前記第1のスイッチングネットワーク端子に接続される第1の調整回路端子、及び前記第2の調整回路に関連し、前記第2のスイッチングネットワーク端子に接続される第2の調整回路端子を備える、請求項58のデータ構造により記載される前記回路機構。
  60. 第1の調整回路とスイッチングネットワークの両方を制御するコントローラをさらに備える、請求項1又は2に記載の装置。
  61. 位相がずれたクロック信号を提供するための第1及び第2のクロック端子をスイッチングネットワークが備え、前記第1のクロック信号が第1の組のコンデンサに接続され前記第2のクロック信号が第2の組のコンデンサに接続されて、前記第1の組からの第1及び第2のコンデンサが前記第2の組からの第3のコンデンサによって分離され、第1のスイッチが前記第1のコンデンサを前記第3のコンデンサに接続し、第2のスイッチが前記第3のコンデンサを前記第2のコンデンサに接続する、請求項1又は2に記載の装置。
  62. スイッチングネットワークがカスケード乗算器を備え、前記カスケード乗算器が、複数のDCノードを有し、その各々が異なる基準電圧を提供することが可能な非対称カスケード乗算器である、請求項1又は2に記載の装置。
  63. 位相がずれたクロック信号を提供するための第1及び第2のクロック端子をスイッチングネットワークが備え、前記第1のクロック信号が第1の組の直列コンデンサ及び第2の組の直列コンデンサに接続され、前記第2の組が前記第1の組と並列であり、前記第2のクロック信号が第3の組の直列コンデンサ及び第4の組の直列コンデンサに接続され、前記第3の組が前記第4の組と並列であり、装置が第1及び第2のスイッチ配列をさらに備え、前記第1のスイッチ配列が前記第1及び第3の組の直列コンデンサを接続し、前記第2のスイッチ配列が前記第2及び第4の組の直列コンデンサを接続する、請求項1又は2に記載の装置。
  64. スイッチングネットワークがACスイッチングネットワークとして構成され、装置が前記ACスイッチングネットワークに接続される力率補正回路をさらに備える、請求項1又は2に記載の装置。
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