JP2018505940A - 洗剤パック - Google Patents

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Abstract

リン酸塩を含まない洗剤成分と、外装材とを含む複数の水溶性単位用量洗剤製品を含む、透湿性洗剤パッケージであって、前記洗剤組成物は、a)感湿成分と、b)前記製品の15〜50重量%の、吸湿性粒子の形態のアミノカルボン酸錯化剤を含む。

Description

本発明は、洗剤の分野に属する。特に、安定性の高い水溶性洗浄剤を含む洗剤パックに関する。
洗剤製品は、漂白剤や酵素のような感湿成分が存在することに起因する安定性の問題が生じ得る。洗剤製品には、水溶性材料の外装で覆われているものがある。当該外装材は通常、水の影響を受けやすく、透湿性である。外装材、ひいては覆われた組成物を保護するため、製品は水分の内外への透過がより抑えられたパッケージに保存される。しかし、特に高温高湿のようなストレス下では、水分透過を完全に阻止できない。
従来、リン酸塩ビルダーが洗剤中で使用されてきた。環境への配慮によって、リン酸塩をより環境に優しいビルダーに代えることが望まれるようになった。洗浄に対する影響は別として、リン酸塩を代えることは洗剤の安定性を損なう恐れがある。リン酸塩は、洗剤の水分管理及び安定性に寄与する優れた水分シンクである。リン酸塩の代替として使用され得るビルダーの大多数は、水分シンクとしては上手く作用せず、洗剤の化学的不安定性及び劣化の原因にすらなる。これは、水分感受性成分を含む洗剤においては、多大な影響を及ぼす。
WO 03/047998に、洗剤成分を含む水溶性カプセルと、カプセルを含むパッケージの組み合わせが開示されている。該パッケージは、透湿率が38℃、相対湿度90%の環境下で、毎日0.25g/m2から10g/m2となる材料で形成されている。
リン酸塩の代替として、アミノカルボン酸錯化剤が検討されている。アミノカルボン酸錯化剤の吸湿性を低減するための多くの試みがなされている(例えば、欧州特許2380962A参照)。
WO 03/047998 欧州特許2380962A
本発明の目的は、化学安定性のより優れた単位用量水溶性洗剤製品を含む、透湿性洗剤パックを提供することである。
本発明の第1の態様に従うと、洗浄パックが提供される。当該洗剤パックは透湿性である。洗剤パックは、空の状態において12時間未満で環境(相対湿度80%、32℃)と平衡すれば、透湿性であるとみなすことができる。
洗剤パックは、複数の単位用量洗剤製品を含む。当該製品は、洗剤組成物と外被材とを含む。
ここで、「単位用量」は、組成物が一度の洗浄に十分な洗剤を提供する形態であることを示す。適切な単位用量形態としては、包み、カプセル、パウチ等が挙げられる。ここでの使用に好ましいのは、ポリビニルアルコールでできた水溶性材料に包まれた組成物である。本発明の洗剤製品の重量は、約8〜約25グラム、好ましくは約10〜約20グラムである。この重量範囲であれば、食洗器のディスペンサーに嵌りやすい。
本発明のパックの洗剤組成物は、ここでは適宜「本発明の組成物」と称する。
本発明の組成物は、リン酸塩を含まない。ここで、「リン酸塩を含まない」とは、組成物が1重量%未満、好ましくは0.1重量%未満のリン酸塩を含むということであると理解されよう。
洗剤組成物で使用される感湿成分は、酵素、漂白剤、漂白活性剤、漂白触媒、芳香剤等を含む。更に、水溶性フィルムは水分により変化しやすいものである。水分は、フィルムの機械的及び化学的性質に悪影響を及ぼす。具体的には粘着質になったり、強度が落ちたりする。
洗剤製品、特に洗剤組成物の化学的安定性は、当該組成物が吸湿性粒子の形態のアミノカルボン酸錯化剤を含むと向上することが確認された。本発明の組成物の吸湿性粒子は、水分を急速に且つ大量に吸収できる。理論に拘束されるものではないが、急速吸湿作用及び高吸湿能力は、洗剤組成物の安定性向上に寄与すると考えられる。
本発明の吸湿性粒子は、32℃及び相対湿度80%で、150分未満、好ましくは120分未満で少なくともその重量の1%を吸湿することができる。好ましくは、吸湿性粒子は、32℃及び相対湿度80%で24時間未満で少なくともその重量の10%を吸湿することができる。
水分取り込み率は以下の通りに測定する。吸湿性粒子を直径43mm、高さ14mmのペトリ皿に置き、ペトリ皿を10mmの高さまで満たす。重量を測定し、ペトリ皿を32℃及び相対湿度80%のチャンバに入れる。そしてサンプルを一定の期間でチャンバから取り出し、重量を図る。初期質量に基づき、質量%の増加を計算する。
粒子は急速性に加え、高吸湿性を誇ることが好ましい。吸湿性粒子は、32℃及び相対湿度80%で、その重量の少なくとも50%、より好ましくは50%〜70%未満を吸湿することができる。
アミノカルボン酸錯化剤は、メチルグリシン二酢酸、その塩及び誘導体、グルタミン酸−N,N−二酢酸、その塩及び誘導体、並びにこの混合物から成る群から選択される。本明細書で用いるのに特に好ましいのは、メチルグリシン二酢酸の三ナトリウム塩である。
好ましくは、吸湿性粒子は以下のものを含む。
a)5〜95重量%のアミノカルボン酸粒子、好ましくはメチルグリシン二酢酸の塩;
b)5〜95重量%の粒子であって、
i)ポリアルキレングリコール、好ましくはポリエチレングリコール;
ii)非イオン性界面活性剤;
iii)ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン(PVP)から成る群から選択されるポリマー;及び
iv)これらの混合物、からなる群から選択される材料の粒子。
吸湿性粒子を作成するのに非常に適した処理として、材料(a)及び(b)を溶液に溶解し、得られた混合物を噴霧乾燥、任意でその後粒状化処理を行うことが挙げられる。
好ましくは吸湿性粒子は、約700〜約1000μmの重量幾何平均粒径を有し、その約3重量%未満は約1180μmより大きく、約5重量%未満は約200μmより小さい。
好ましくは、粒子は、少なくとも550g/l、より好ましくは約600〜約1,400g/l、更に好ましくは約700g/L〜約1,200g/lのバルク密度を有する。こうすることで粒子は洗剤組成物、特に自動食器洗剤組成物で使用するのに好適となる。
好ましくは、本発明の組成物はアルカリ性である。ここで「アルカリ性」とは、組成物のpHが20℃にて1%重量水溶液中で測定したときに、7超で、好ましくは9超であることを示す。アルカリ性組成物は、水分による化学的不安定性が生じやすくなり得る。
本発明の組成物は、漂白剤及び酵素、好ましくはアミラーゼ及びプロテアーゼを含む。漂白剤、酵素を同じ区画にMGDAが存在すると、安定性が向上する。
洗浄組成物は、好ましくは粒子状組成物を含む。好ましくは、粒状組成物はルースパウダーの形態である。ここで、「ルースパウダー」とは複数の独立した粒子を含む、すなわち互いに結合されていない粒子を含むパウダーを指す。当該ルースパウダーを食洗器に投入すると、洗液中の粒子は、複数の粒子を含む単一の物体というより、複数の独立した物体となる。粒子ルースパウダーは、水溶性フィルム又は射出形成容器のような水溶性包み又は収納材料で包むことができる。本発明の文脈では、水溶性材料内の粒子ルースパウダーは、「ルーパウダー」と捉える。包んでいる水溶性材料が溶解すると、洗液中で独立した複数の物体となる。タブレット状にプレスされたものは、粒子ルースパウダー組成物を含む製品とは捉えられない。
本発明の第2態様によると、リン酸塩を含有しない自動食洗器用洗剤組成物の化学的安定性を高めるため、好ましくはメチルグリシン二酢酸の三ナトリウム塩であるアミノカルボン酸錯化剤を含む吸湿性粒子組成物を使用する。本発明にたどり着くまでの研究課程において、驚くべきことに吸湿性粒子を含む組成物の方が、高濃度のリン酸塩を含む組成物よりも安定性に優れることを発見した。
本発明の第1の態様に関連して説明される本発明の組成物の構成成分は、本発明の第2の態様に対して準用される。
発明の概要
本発明は、透湿性洗剤パックを包含する。洗剤パックは、複数の水溶性単位用量洗剤製品を含む。当該製品は、透湿性外装材(好ましくはポリビニルアルコールフィルム)と、感湿成分を含む。組成物はリン酸塩を含まず、アミノカルボン酸を含む吸湿性粒子を含む。製品は、ストレス下(32℃及び相対湿度80%等)でも化学的安定性の向上が図れる。
透湿性洗剤パック
洗剤パックは、桶、トレイ、ビン、ボトル、袋、箱等であってもよく、好ましくは再封止可能である。好ましくは、パックは再封止可能で柔軟な袋であり、好ましくは自立可能である。
「柔軟」であるとは、手で絞れば簡単に変形できるもので、好ましくは袋を単に持つだけで変形可能なものである。
水溶性単位用量洗剤製品
本発明の組成物は、単位用量形態で提供される。単位用量形態の製品としては、カプセル、包み、パウチ、射出形成容器等が挙げられる。好ましいパックとしては、洗剤組成物が水溶性フィルムと射出形成容器で包まれたパウチである。洗剤組成物は射出形成で形成された水溶性材料の容器内に置かれる。洗剤組成物及び外装材は両方とも水溶性である。これらは、自動食器洗浄のプロセス中、好ましくは主洗浄中に、水に晒されたら容易に溶解する。本洗剤製品は、単一の区画又は複数の区画を有し得る。当該区画は、液体又は固体状の組成物を含んでもよい。好ましくは、本発明の少なくとも一部に係わる組成物は、粒子状であり、100μm未満のポリビニルアルコールフィルムに包まれる。
好ましくは、単位用量洗剤は、多区画パウチ又は射出形成容器の形態をとる。本明細書では、「多区画」とは、少なくとも2つの区画、好ましくは少なくとも3つの区画を有するパウチ又は射出成形された容器を意味し、各区画は、外装材、好ましくはポリビニルアルコールに囲まれた組成物を収容する。これらの区画は、任意の幾何学的配置にあってよい。異なる区画が、互いに隣接し、好ましくは互いに接触してよい。本明細書における使用に特に好ましい構成として、重畳区画(すなわち、一つが別のものの上に配置される)、並列区画等が挙げられる。自動食器洗浄ディスペンサーフィット、安定性及び外装材の低減の観点から特に好ましいのは、幾つかの重畳区画及び/又は幾つかの並列区画を有する多区画パウチ又は容器である。
外装材
外装材は、水溶性である。本明細書では、「水溶性」とは、材料が、最大孔径が20マイクロメートルのガラスフィルターを使用した後、本明細書に記載の方法によって測定して、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更には少なくとも95%の水溶解度を有することを意味する。
50グラム±0.1グラムの外装材を、予め秤量した400mLビーカーに加え、245mL±1mLの蒸留水を加える。これを、600rpmに設定した電磁式攪拌器上で30分間、20℃で激しく攪拌する。次いで、この混合物を、上記の孔径(最大20マイクロメートル)を有する折りたたみ式定性焼結ガラス濾過器に通して濾過する。任意の従来式方法によって収集した濾液から水分を飛ばして乾燥させ、(溶解又は分散留分である)残留物質の重量を測定する。次いで、%溶解度を計算することができる。
外装材は、本発明の生成物の洗浄組成物を封入することができる任意の水溶性材料である。外装材は、ケーシングを作製するように射出成形されたポリマー又はフィルムであり得る。好ましくは、外装材はポリビニルアルコールから作られる。好ましくは、外装材は、水溶性ポリビニルアルコールフィルムである。
パウチは、例えば、射出成形によって又はフィルムを使用して区画を作製することによって得ることができる。外装材は、通常、透湿性である。本発明のパウチは、外装材が透湿性の場合でも安定性である。液体組成物は、異なる組成物間の相互作用及び周囲環境との相互作用の両方の面で、パウチに安定性を与える。
外装材の作製に好ましい物質として、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン(xanthum)及びカラガム(carragum)等の天然ゴムから選択されるポリマー、コポリマー又はその誘導体が挙げられる。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。本明細書における使用に特に好ましいのは、ポリビニルアルコールであり、更により好ましくはポリビニルアルコールフィルムである。
最も好ましい外装材は、Kurarayにより販売されている商標名Monosol M8630で知られるPVAフィルム、並びに対応する溶解度及び変形特性のPVAフィルムである。本明細書における使用に適したその他のフィルムには、Aicelloによって供給される商標名PTフィルム若しくはKシリーズのフィルムで知られるフィルム、又はKurarayによって供給されるVF−HPフィルムが挙げられる。
本明細書の外装材は、ポリマー又はポリマー材及び水とは別の添加成分を含んでもよい。例えば、可塑剤、例えばグリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール及びこれらの混合物を加えることが有益であり得る。好ましくは、外装材は、可塑剤としてグリセロールを含む。その他の有用な添加剤として、崩壊補助剤が挙げられる。
吸湿性粒子
好ましくは、吸湿性粒子は以下のものを含む。
a)20〜95重量%より好ましくは40〜60重量%のアミノカルボン酸粒子、好ましくはメチルグリシン二酢酸の塩、より好ましくは三ナトリウム塩;
b)5〜80重量%の粒子であって、
i)ポリアルキレングリコール、好ましくはポリエチレングリコール;
ii)非イオン性界面活性剤;
iii)ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン(PVP)から成る群から選択されるポリマー;
iv)これらの混合物、からなる群から選択される材料の粒子。
材料(b)中の好ましいポリエチレングリコールは、500〜3000g/mol、より好ましくは1000〜5000g/mol、最も好ましくは1200〜2000g/molの平均分子量(重量平均分子量)を有する。
材料(b)中の非イオン性界面活性剤は好ましくは、アルコキシル化第一級アルコール、アルコキシル化脂肪族アルコール、アルキルグリコシド、アルコキシル化脂肪酸アルキルエステル、アミンオキシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドから成る群から選択される。好ましくは、材料(b)中の非イオン性界面活性剤は融解点が20℃超である。
吸湿性粒子は、材料(a)及び(b)を溶媒に溶解し、得られた混合物を噴霧乾燥、任意でその後粒状化を行うことで得られてもよい。この処理で、材料(a)及び(b)は別々に溶解されてもよい。この場合、続いて溶液同士を混ぜる、又は材料を粉末混合物として、水に溶解してもよい。溶液としては、材料(a)及び(b)を溶解できるものなら全て有用である。好ましくは、例えばアルコール及び/又は水を使用することであり、特に好ましいのは水を使用することである。噴霧乾燥の後に粒状化処理が行われることが好ましい。
洗剤組成物
本発明の洗剤組成物は単位容量の形態をとり、固体、液体、及びゲル形態を含む任意の物理的形態であり得る。本発明の組成物は、多区画パッケージの形態、更に具体的には、異なる物理的形態の組成物を持つ区画を含む多区画パッケージ、例えば固体形態の組成物を含む区画及び液体形態の組成物を含む別の区画での提供に非常に良く適している。好ましくは、組成物はポリビニルアルコールのような水溶性フィルムで包まれる。組成物は、アミノカルボン酸錯化剤、好ましくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸である、好ましくはMGDAの三ナトリウム塩を含む吸湿性粒子、漂白剤、好ましくは過炭酸ナトリウム、及び好ましくは無機ビルダー、より好ましくは炭酸塩、漂白活性化剤、漂白触媒、プロテーゼ及びアミラーゼ酵素、非イオン性界面活性剤、結晶成長抑制剤より好ましくはHEDPを含む。好ましくは、前記組成物はクエン酸塩を含まない。
本発明の組成物は、20℃にて1%重量水溶液中で測定したときに、pHが好ましくは約9〜約12、より好ましくは約10〜約11.5未満、特に好ましくは約10.5〜約11.5となる。
好ましくは本発明の組成物は、予備アルカリ度が、20℃で製品100グラムをNaOHで測定してpHが9.5で、好ましくは約10〜約20、より好ましくは約12〜約18となる。
アミノカルボン酸錯化剤
錯化剤は、硬度イオン特にカルシウム及び/又はマグネシウムを隔離可能な材料である。
本発明の組成物は、好ましくは組成物の重量比で5%〜50%、より具体的には10%〜40%の錯化剤を含む。好ましくは錯化剤は、メチルグリシン二酢酸、その塩及び誘導体、グルタミン酸−N,N−二酢酸、その塩及び誘導体、及びこの混合物から成る群から選択される。ここで使用するのに特に好ましいのは、MGDAの塩、特にMGDAの三ナトリウム塩である。
分散ポリマー
ポリマーは、存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約30重量%、好ましくは0.5重量%〜約20重量%、より好ましくは1重量%〜10重量%の任意の好適な量で使用される。分散ポリマーは好ましくはスルホン化重合体、より好ましくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及びカルボキシルモノマーを含むスルホン化重合体である。
ポリカルボキシレートポリマー
例えば、多種多様の修飾された若しくは非修飾のポリアクリレート、ポリアクリレート/マレエート、又はポリアクリレート/メタクリレートが高度に有用である。これらポリマーは、優れた分散剤であり、特に本発明の組成物に使用された場合に、洗剤としての全体的な性能の向上に寄与する。
好適なポリカルボキシレートベースのポリマーとしては、約500Da〜約500,000Daの、又は約1,000Da〜約100,000Daの、又は更には約3,000Da〜約80,000Daの平均分子量を有し得る、ポリカルボキシレートポリマーが挙げられる。好適なポリカルボキシレートは、Sokalan PA30、PA20、PA15、PA10、及びsokalan CP10(BASF GmbH(Ludwigshafen,Germany))、Acusol(商標)45N、480N、460N、及び820(Rohm and Haas(Philadelphia,Pennsylvania,USA)により販売)などのアクリル酸を含むポリマー、Acusol(商標)445及びAcusol(商標)420(Rohm and Haas(Philadelphia,Pennsylvania,USA)により販売)などのポリアクリル酸、Acusol(商標)425Nなどのアクリル酸/マレイン酸コポリマー、及びアクリル酸/メタクリル酸コポリマーを含む群から選択されてもよい。
ポリアクリレートから調製されるものなどの、アルコキシル化ポリカルボキシレートは、本明細書において有用であり、追加的なグリース懸濁を提供することができる。化学的に、これらの材料は、7〜8個のアクリレート単位ごとに1つのエトキシ側鎖を有するポリアクリレートを含む。側鎖は、ポリアクリレート「主鎖」にエステル結合され、「櫛形」ポリマー型構造を提供する。分子量は、様々であるが、約2000〜約50,000の範囲内であり得る。
好適な分散ポリマー類を形成するように重合することが可能な不飽和モノマー酸としては、アクリル酸、マレイン酸(若しくは無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シトラコン酸、及びメチレンマロン酸が挙げられる。メチルビニルエーテル、スチレン、エチレンなどのカルボキシレートラジカルを含まない単量体セグメントの存在は、かかるセグメントが、分散ポリマーの約50重量%以上を構成しないという条件で、好適である。
約3,000〜約100,000、好ましくは約4,000〜約20,000の分子量、及び分散ポリマーの約50重量%未満、好ましくは約20重量%未満のアクリルアミド含有量を有するアクリルアミド並びにアクリレートのコポリマーもまた、使用され得る。最も好ましくは、かかる分散ポリマーは、約4,000〜約20,000の分子量及びポリマーの約0重量%〜約15重量%のアクリルアミド含有量を有する。
スルホン化ポリマー
本明細書に記載される好適なスルホン化/カルボキシル化ポリマーは、約100,000Da以下、好ましくは約75,000Da以下、より好ましくは約50,000Da以下、より好ましくは約3,000Da〜約50,000、特に約5,000Da〜約45,000Daの重量平均分子量を有し得る。
好ましくは、スルホン化重合体はカルボン酸モノマーと、スルホン酸モノマーを含む。好ましいカルボン酸モノマーには、アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、メタクリル酸、又はアクリル酸のエトキシレートエステルのうちの1つ以上が挙げられ、アクリル酸及びメタクリル酸がより好ましい。好ましいスルホン化モノマーには、(メタ)アリルスルホン酸ナトリウム、スルホン酸ビニル、フェニル(メタ)アリルエーテルスルホン酸ナトリウム、又は2−アクリルアミド−メチルプロパンスルホン酸のうちの1つ以上が挙げられる。好ましい非イオン性モノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、メチル(メタ)アクリルアミド、エチル(メタ)アクリルアミド、t−ブチル(メタ)アクリルアミド、スチレン、又はα−メチルスチレンのうちの1つ又は2つ以上が挙げられる。
ここで利用されるスルホン化重合体として特に好ましいのは、アクリル酸のモノマー及び2−アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸のモノマーを含むものである。
ポリマー中、すべての又は幾つかのカルボン酸基又はスルホン酸基が中和形態で存在していてよく、すなわち幾つか又はすべての酸性基中のカルボン酸基及び/又はスルホン酸基の酸性水素原子が、金属イオン、好ましくはアルカリ金属イオン、特にナトリウムイオンと置き換えられ得る。
好ましい市販のポリマーとしては、Alco Chemicalにより供給されるAlcoperse 240、AquatreatAR 540、Aruqtreat MPS;Rohm & Haasにより供給されるAcumer 3100、Acumer 2000、Acusol 587G、Acusol 588G;BF Goodrichにより供給されるGoodrich K−798,K−775,K−797;ISP technoligies社により供されるACP 1042が挙げられる。特に好ましいポリマーは、Rohm & Haasにより供給されるAcusol 587G及びAcusol 588G、Versaflex Si(商標)(Alco Chemical(Tennessee,USA)により販売)、並びに米国特許第5,308,532号及び国際公開第2005/090541号に記載されるものである。
好適なスチレンコポリマーは、Alco Chemical(Tennessee,USA)により商品名Alcosperse(登録商標)729及び747で供給されているものなどの、1,000〜50,000の、又は更には2,000〜10,000の範囲の平均分子量を有する、アクリル酸、及び任意選択的にスルホン酸基を有する、スチレンコポリマーを含む群から選択され得る。
本明細書で有用な他の分散ポリマーとしては、硫酸酢酸セルロース、硫酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロースサルフェート、メチルセルロースサルフェート、及びヒドロキシプロピルセルロースサルフェートなどの、セルロース硫酸エステルが挙げられる。この群の最も好ましいポリマーは、硫酸セルロースナトリウムである。
その他適切な分散ポリマーとしては、好ましくはでんぷん、セルロース、アルギン酸塩であるカルボキシル化多糖類が挙げられる。好ましいセルロース誘導分散ポリマーは、カルボキシメチルセルロースである。
更に別の許容可能な分散剤の群は、ポリアスパラギン酸塩などの有機分散ポリマーである。
両親媒性グラフト共重合体も、本明細書での使用に有用である。好適な両親媒性グラフトコポリマーは、(i)ポリエチレングリコール主鎖と、(ii)ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、及びこれらの混合物から選択される少なくとも1つのペンダント部分と、を含む。他の例では、両親媒性グラフトコポリマーは、BASFから供給されるSokalan HP22である。
漂白剤
好ましくは、本発明の組成物は、組成物の約1〜約20重量%、より好ましくは約2〜約15重量%、更により好ましくは約3〜約12重量%、とりわけ約4〜約10重量%である。
無機及び有機漂白剤が、本明細書での使用に適している。無機漂白剤には、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過硫酸塩及び過ケイ酸塩等の過水和塩が挙げられる。無機過水和塩は、通常、アルカリ金属塩である。無機過水和塩は、追加の保護無しの結晶性固体として含まれ得る。あるいは、塩は被覆されていてもよい。好適なコーティングには、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、及びこれらの混合物が挙げられる。本コーティングは、表面に塗布される混合物として塗布されるか、又は順次積層して塗布され得る。
アルカリ金属過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウムは、本明細書での使用に好ましい漂白剤である。過炭酸塩は、最も好ましくは、製品内安定性を提供するコーティングされた形態で製品に配合される。
過酸化モノ過硫酸カリウムは、本明細書で有用な別の無機過水和塩である。
典型的な有機漂白剤は、有機ペルオキシ酸、とりわけジペルオキシドデカン二酸、ジペルオキシテトラデカン二酸、及びジペルオキシヘキサデカン二酸である。モノ及びジペルアゼライン酸、モノ及びジペルブラシル酸も本明細書において好適である。ジアシル及びテトラアシル過酸化物、例えば過酸化ジベンゾイル及び過酸化ジラウロイルは、本発明の趣旨において使用可能な他の有機過酸化物である。
更なる典型的な有機漂白剤としてはペルオキシ酸が挙げられ、具体例は、アルキルペルオキシ酸及びアリールペルオキシ酸である。好ましい代表例は、(a)ペルオキシ安息香酸及びその環置換の誘導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸の他、ペルオキシ−α−ナフトエ酸及びモノペルフタル酸マグネシウム、(b)脂肪族又は置換脂肪族ペルオキシ酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε−フタルイミドペルオキシカプロン酸[フタロイミノペルオキシヘキサン酸(PAP)]、o−カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N−ノネニルアミドペルアジピン酸及びN−ノネニルアミドペルスクシネート、並びに(c)脂肪族及び芳香脂肪族ペルオキシジカルボン酸、例えば1,12−ジペルオキシカルボン酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2−デシルジペルオキシブタン−1,4−二酸、N,N−テレフタロイルジ(6−アミノペルカプロン酸)である。
漂白活性化剤
漂白活性化剤は、典型的には、60℃以下の温度での洗浄の過程で漂白作用を強化する有機過酸前駆体である。本明細書における使用に適した漂白活性化剤は、過加水分解条件下で、好ましくは1〜12個の炭素原子、特に2〜10個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキシカルボン酸、及び/又は所望により、置換過安息香酸を生成する化合物を含む。好適な物質は、炭素原子の数が特定されているO−アシル基及び/若しくはN−アシル基並び/又は所望により、置換ベンゾイル基を有する。ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド、特にN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn−ノナノイル−又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はイソ−NOBS)、デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)、無水カルボン酸、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、二酢酸エチレングリコール及び2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン並びにクエン酸トリエチルアセチル(TEAC)が優先される。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の0.01〜1重量%、より好ましくは約0.2〜0.5重量%の漂白活性化剤、好ましくはTAEDを含む。
漂白触媒
本明細書の組成物は、好ましくは、漂白触媒、好ましくは金属含有漂白触媒を含有する。より好ましくは、金属含有漂白触媒は、遷移金属含有漂白触媒、とりわけマンガン又はコバルト含有漂白触媒である。
ここでの使用に好ましい漂白触媒としては、マンガントリアザシクロノナン及び関連した合成物;Co、Cu、Mn及びFeビスピリジルアミン及び関連した合成物;ペンタミンアセテートコバルト(III)及び関連した合成物が挙げられる。本明細書での使用に適した漂白触媒の完全な記述は、国際特許公開第WO 99/06521号、34頁、26行目〜40頁、16行目で確認できる。
マンガン漂白触媒は、本発明の組成物中での使用に好ましい。本明細書で使用するのに特に好ましい触媒は、次の一般式を有する複核マンガン錯体であり、
Figure 2018505940
式中、Mnは、個々にIII又はIV酸化状態であり得るマンガンであり、各xは、H2O、O22−、O2−、OH−、HO2−、SH−、S2−、>SO、Cl−、N3−、SCN−、RCOO−、NH2−及びNR3(Rは、H、アルキル又はアリール(所望により置換されている)である)からなる群から選択される配位又は架橋種を表し、Lは、多数の窒素原子を含有し、その窒素原子すべて又は幾つかを介してマンガン中心に配位結合する、有機分子であるリガンドであり、zは、錯体の電荷を示し、正でも負でもよい整数であり、Yは、錯体の電荷zによって決まる、電荷的中性に導く一価又は多価対イオンであり、q=z/[電荷Y]である。
好ましいマンガン錯体は、xがCH3COO-若しくはO2のいずれか又はこれらの混合物であり、最も好ましくはマンガンがIV酸化状態にあり、xがO2-であるものである。好ましいリガンドは、3個の窒素原子を介してマンガン中心の1つに配位結合するもの、好ましくは大環状の性質のものである。特に好ましいリガンドは、
(1)1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、(Me−TACN);及び
(2)1,2,4,7−テトラメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、(Me−Me TACN)である。
電荷的中性のための対イオンYのタイプは、錯体の活性には重要ではなく、例えば、以下の対イオン:塩化物イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、メチル硫酸イオン、界面活性剤アニオン、例えば長鎖アルキル硫酸イオン、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、トシレート、トリフルオロメチルスルホネート、過塩素酸イオン(ClO4 -)、BPh4 -、及びPF6 -のうちのいずれかから選択することができるが、幾つかの対イオンは、生成物の特性及び安全性の理由から、他よりも好ましい。
したがって、本発明において使用可能な好ましいマンガン錯体は:
Figure 2018505940
であり、これらは、以下、
Figure 2018505940
と略してもよい。
Iの構造を以下に挙げる:
Figure 2018505940
と略す。
IIの構造を以下に挙げる:
Figure 2018505940
と略す。
マンガン錯体は、非常に有効な漂白及び酸化触媒として欧州特許第A−0458397号及び同第A−0458398号にも開示されていることに留意されたい。本発明の更なる記述中で、これらは、簡単に「触媒」とも称される。
好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.001〜0.5重量%、より好ましくは約0.002〜0.05重量%の漂白触媒を含む。漂白触媒は好ましくはマンガン漂白触媒である。
無機ビルダー
本発明の方法による組成物は、好ましくは無機ビルダーを含む。好適な無機ビルダーは、炭酸塩、ケイ酸塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される。本明細書で用いるのに特に好ましいのは、炭酸ナトリウムである。本発明の方法による製品は、製品の5〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%、特に15〜30重量%の炭酸ナトリウムを含む。
界面活性剤
本明細書での使用に適した界面活性剤には、非イオン性界面活性剤が挙げられ、好ましくは組成物は、他の界面活性剤をいずれも含まない。従来より、非イオン性界面活性剤は、フィルム形成及びスポッティングを回避し、光沢を改善するための表面改質、特にシート化を目的として、自動食器洗浄機において使用されてきた。非イオン性界面活性剤は、汚れの再堆積の防止にも寄与することができることが判明している。
好ましくは、本発明の組成物は、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系を含み、より好ましくは、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系は、蒸留水中1%の濃度で測定して、40〜70℃、好ましくは45〜65℃の転相温度を有する。「非イオン性界面活性剤系」とは、本明細書では、2種以上の非イオン性界面活性剤の混合物を意味する。本明細書での使用に好ましいのは、非イオン性界面活性剤系である。これらは、単一の非イオン性界面活性剤よりも、製品中で、改善された洗浄及び仕上がり特性並びに良好な安定性を有するように見える。
転相温度は、それより低い温度で、界面活性剤又はその混合物が、優先的には、油膨張ミセルとして水性相に分割し、それより高い温度で、優先的には、水膨張逆ミセルとして油性相に分割する温度である。転相温度は、混濁が生じる温度を識別することによって視覚的に判断することができる。
非イオン性界面活性剤又は系の転相温度は、以下のように判断することができる:蒸留水中、溶液の1重量%の対応する界面活性剤又は混合物を含有する溶液を調製する。溶液を軽く攪拌した後、転相温度を分析して、プロセスが化学平衡中で確実に生じるようにする。転相温度は、熱安定性の浴槽内で、75mm密封試験管中の溶液を浸漬することによって測定する。決して漏れがないようにするために、転相温度の測定の前後に試験管を秤量しておく。温度が予め予測した転相温度より数度下に達するまで、温度は、1℃/分未満の速度で徐々に増加する。転相温度は、濁りが初めて見られた時点で視覚的に判断される。
好適な非イオン性界面活性剤としては、i)6〜20個の炭素原子を有するモノヒドロキシアルカノール又はアルキルフェノール(alkyphenol)と、アルコール又はアルキルフェノール1モル当たり、好ましくは少なくとも12モル、特に好ましくは少なくとも16モル、更により好ましくは少なくとも20モルのエチレンオキシドと、の反応によって調製されるエトキシル化非イオン性界面活性剤、ii)6〜20個の炭素原子及び少なくとも1つのエトキシ基及びプロポキシ基を有するアルコールアルコキシル化界面活性剤が挙げられる。本明細書での使用に好ましいのは、界面活性剤1)とii)との混合物である。
別の好適な非イオン性界面活性剤は、次式で表されるエポキシキャップされたポリ(オキシアルキル化)アルコールである。
R1O[CH2CH(CH3)O]x[CH2CH2O]y[CH2CH(OH)R2] (I)
式中、R1は、4〜18個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族炭化水素基であり、R2は、2〜26個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族炭化水素基であり、xは、0.5〜1.5の平均値を有する、より好ましくは約1の整数であり、yは、少なくとも15、より好ましくは少なくとも20の値を有する整数である。
好ましくは、式Iの界面活性剤は、末端エポキシド単位[CH2CH(OH)R2]中に少なくとも約10個の炭素原子を有する。本発明によれば、式Iの好適な界面活性剤は、例えば、Olin Corporationによって1994年10月13日に公開された国際特許公開第WO 94/22800号に記載の、Olin CorporationのPOLY−TERGENT(登録商標)SLF−18B非イオン性界面活性剤である。
アミンオキシド界面活性剤は、本発明の組成物での使用に有用である。C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及びC10〜18アシルアミドアルキルジメチルアミンオキシドが好ましい。
アミンオキシド界面活性剤は、全組成物の0〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜10重量%、最も好ましくは0.25重量%〜5重量%の量で存在し得る。
酵素
本明細書の酵素変異体を説明する中で、参照しやすいように以下の学術用語が用いられる:(1つ又は複数の)元のアミノ酸:(1つ又は複数の)位置:(1つ又は複数の)置換アミノ酸。標準酵素IUPAC 1レターコードのアミノ酸を使用する。
プロテアーゼ
好適なプロテアーゼには、メタロプロテアーゼ及び中性又はアルカリ性微生物セリンプロテアーゼ等のセリンプロテアーゼ、例えばスブチリシン(EC 3.4.21.62)、並びにその化学的に又は遺伝的に修飾された突然変異体が挙げられる。好適なプロテアーゼとして、Bacillus lentus、Bacillus alkalophilus、Bacillus subtilis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus pumilus及びBacillus gibsonii等のBacillus属由来のものを含むスブチリシン(EC 3.4.21.62)が挙げられる。
本発明の洗剤に特に好ましいプロテアーゼは、バシラス・レンタス由来の野生型酵素と少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、更により好ましくは少なくとも99%、特に100%の同一性を示すポリペプチドであって、本明細書に参照により援用する国際公開第00/37627号に示されるようなBPN’番号付与システム及びアミノ酸略号を用いた場合に、以下に示す位置の1つ以上、好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上に突然変異を有する、ポリペプチドである。すなわち、V68A、N87S、S99D、S99SD、S99A、S101G、S101M、S103A、V104N/I、G118V、G118R、S128L、P129Q、S130A、Y167A、R170S、A194P、V205I及び/又はM222S。
最も好ましくは、プロテアーゼは、PB92野生型(国際特許公開第WO 08/010925号中、配列番号2)又はスブチリシン309野生型(N87Sの自然変異体を含む以外はPB92主鎖による配列)のいずれかに対して以下の突然変異体(BPN番号方式)を含む群から選択される。
(i)G118V+S128L+P129Q+S130A
(ii)S101M+G118V+S128L+P129Q+S130A
(iii)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A+S188D+N248R
(iv)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A+S188D+V244R
(v)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A
(vi)V68A+N87S+S101G+V104N
好適な市販のプロテアーゼ酵素としては、商品名Savinase(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Everlase(登録商標)、及びEsperase(登録商標)でNovozymes A/S社(デンマーク)により販売されるもの、商品名Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、PurafectPrime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)、Ultimase(登録商標)及びPurafect OXP(登録商標)でGenencor International社により販売されるもの、並びに商品名Opticlean(登録商標)及びOptimase(登録商標)でSolvay Enzymes社により販売されるもの、Henkel社/Kemira社から入手可能なもの、すなわちBLAPが挙げられる。
本発明の製品におけるプロテアーゼの好ましい濃度は、約0.1〜約10mg、より好ましくは約0.5〜約7mg、とりわけ約1〜約6mgの活性プロテアーゼを含む。
アミラーゼ
本明細書での使用に好ましい酵素には、細菌又は真菌由来のものを含むα−アミラーゼが挙げられる。化学的に又は遺伝的に修飾された突然変異体(変異体)が含まれる。好ましいアルカリ性α−アミラーゼは、Bacillusの菌種から、例えば、Bacillus licheniformis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus stearothermophilus、Bacillus subtilis、又は他のBacillus種、例えばBacillus種NCIB12289、NCIB 12512、NCIB 12513、DSM 9375(米国特許第7,153,818号)、DSM 12368、DSMZ no.12649、KSM AP1378(国際特許公開第WO 97/00324号)、KSM K36又はKSM K38(欧州特許第1,022,334号)に由来する。好ましいアミラーゼとしては以下のものが挙げられる:
(a)米国特許第5,856,164号並びに国際特許公開第WO99/23211号、国際特許公開第WO 96/23873号、国際特許公開第WO00/60060号及び国際特許公開第WO 06/002643号に記載の変異体、とりわけ国際特許公開第WO 06/002643号において配列番号12に列挙されているAA560酵素に対して以下の位置に1つ以上の置換基を有する変異体:
9、26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、195、202、214、231、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、320、323、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、458、461、471、482、484、好ましくはD183*及びG184*の欠失部分も含有する変異体。
(b)Bacillus種707由来の野生型酵素(米国特許第6,093,562号中の配列番号7)と少なくとも95%の同一性を示す変異体、とりわけ以下の突然変異体:M202、M208、S255、R172及び/又はM261のうちの1つ以上を含むもの。好ましくは、前記アミラーゼは、M202L又はM202T突然変異体のうちの1つを含む。
好適な市販のα−アミラーゼとして、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、POWERASE(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)及びBAN(登録商標)(Novozymes A/S、Bagsvaerd,Denmark)、KEMZYM(登録商標)(AT9000 Biozym Biotech Trading GmbH Wehlistrasse 27b A−1200 Wien Austria)、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)及びPURASTAR OXAM(登録商標)(Genencor International Inc.,Palo Alto,California)並びにKAM(登録商標)(花王、103−8210日本国東京都中央区1丁目日本橋茅場町14−10)が挙げられる。本明細書での使用に特に好ましいアミラーゼには、NATALASE(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、POWERASE(登録商標)及びこれらの混合物が挙げられる。
好ましくは、本発明の製品は、少なくとも0.01mg、好ましくは約0.05mg〜約10mg、より好ましくは約0.1mg〜約6mg、とりわけ約0.2mg〜約5mgの活性アミラーゼを含む。
追加酵素
本発明の製品で用いるのに好適な追加酵素は、ヘミセルラーゼ、セルラーゼ、セロビオースデヒドロゲナーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ及びこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の酵素を含むことができる。
好ましくは、本発明の製品のプロテアーゼ及び/又はアミラーゼは、粒子の形態であり、この粒子は粒子の29重量%未満の硫酸ナトリウムを含むか、又は硫酸ナトリウムと活性酵素(プロテアーゼ及び/又はアミラーゼ)は、4:1未満の重量比である。
結晶成長抑制剤
結晶成長抑制剤は、炭酸カルシウム結晶に結合して、アラゴナイト及び方解石などの種の更なる成長を防止することができる材料である。
ここでの使用に特に好ましい結晶成長抑制剤は、HEDP(1ーヒドロキシエタンー1,1−ジホスホン酸)である。好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.01〜5重量%、より好ましくは0.05〜3重量%、特に0.5〜2重量%の結晶成長抑制剤、好ましくはHEDPを含む。
金属ケア剤
金属ケア剤は、アルミニウム、ステンレス鋼並びに銀及び銅等の非鉄金属を含む金属の曇り、腐食又は酸化を防止又は低減することができる。好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、とりわけ0.3〜3重量%の金属ケア剤を含み、好ましくは、金属ケア剤はベンゾトリアゾール(BTA)である。
ガラスケア剤
ガラスケア剤は、食器洗浄プロセス中にガラス製品の外観を保護する。好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、とりわけ0.3〜3重量%の金属ケア剤を含み、好ましくは、ガラスケア剤は亜鉛含有材料、特に水亜鉛土である。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
以下に詳述する成分(組成物1(比較例)、組成物2(本発明に係わる))を有する2組の二区画自動食洗器用パウチを作成した。パウチは、ポリビニルアルコール(Kurarayにより供給されるMonosol M8630)で形成され、固体成分、液体成分が別々の区画に入れられている。
Figure 2018505940
Figure 2018505940
化学的安定性データ
貯蔵安定性試験を実施した。32℃及び相対湿度80%で製品を貯蔵した。製品中の酵素活性度を測定し、貯蔵4、8、及び12週間貯蔵時点の活性度を初期活性度と比較した。
各組成物のパウチ15を有する6つの袋を用意した。袋はPE/PETの積層体であり、熱封止されている。袋は、通気用に底に微小孔があけられている。そして、6つの袋は、相対湿度が80%で32℃で一定に保たれている湿度室に置かれた。
4、8、及び12週間後、各組成物の1つの袋が開けられ、3つのパウチを取り出し、アミラーゼ、プロテーゼ活性度を分析した。活性度は各酵素に鋭く反応する比色気質を利用して判定される。
以下の結果が得られた。
Figure 2018505940
表に示す結果は、想定に反して、リン酸塩を含む組成物よりもMGDA吸湿性粒子(Trilon M SG)を含む組成物でより感湿成分(プロテーゼ及びアミラーゼ)が安定していたことを示す。

Claims (15)

  1. 複数の水溶性単位用量洗剤製品を含む、透湿性洗剤パックであって、
    前記製品は、リン酸塩を含まない洗剤組成物と、外装材とを含み、
    前記洗剤組成物は、
    a)感湿成分と、
    b)前記製品の15〜50重量%の、アミノカルボン酸錯化剤を含み、
    前記アミノカルボン酸錯化剤は、吸湿性粒子の形態である、透湿性洗剤パック。
  2. 前記吸湿性粒子は、32℃で相対湿度80%にて、150分未満で、その重量の少なくとも1%を吸湿することが可能である、請求項1に記載の洗剤パック。
  3. 前記吸湿性粒子は、32℃で相対湿度80%にて、24時間未満で、その重量の少なくとも10%を吸湿することが可能である、請求項2に記載の洗剤パック。
  4. 前記吸湿性粒子は、32℃で相対湿度80%にて平衡となるまで放置されると、その重量の少なくとも50%を吸湿することが可能である、請求項2又は3に記載の洗剤パック。
  5. 前記アミノカルボン酸錯化剤は、メチルグリシン二酢酸、その塩及び誘導体、グルタミン酸−N,N−二酢酸、その塩及び誘導体、並びにこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1から4のいずれか1項に記載の洗剤パック。
  6. 前記吸湿性組成物が、
    a)20〜95重量%のアミノカルボン酸粒子、好ましくはメチルグリシン二酢酸の塩と、
    b)5〜80重量%の粒子であって、
    i)ポリアルキレングリコール、好ましくはポリエチレングリコール;
    ii)非イオン性界面活性剤;
    iii)ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン(PVP)から成る群から選択されるポリマー;及び
    iv)これらの混合物
    からなる群から選択される材料の粒子
    とを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の洗剤パック。
  7. 前記吸湿性粒子は、成分(a)及び(b)を溶媒に溶解し、得られた混合物を噴霧乾燥し、任意でその後、粒状化処理を行うことで得られる、請求項1から6のいずれか一項に記載の洗剤パック。
  8. 前記吸湿性粒子が、約600〜約1000μmの粒子径を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の洗剤パック。
  9. 前記感湿成分が、酵素、漂白剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の洗剤パック。
  10. 前記酵素が、アミラーゼ、プロテーゼ、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項9に記載の洗剤パック。
  11. 前記組成物がアルカリ性である、請求項1から10のいずれか一項に記載の洗剤パック。
  12. 前記組成物が分散ポリマーを更に含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の洗剤パック。
  13. 前記外装材は、水溶性フィルム、好ましくは100μm未満の厚さのポリビニルアルコール系フィルムである、請求項1から12のいずれか一項に記載の洗剤パック。
  14. 前記組成物が粒子状組成物である、請求項1から13のいずれか一項に記載の洗剤パック。
  15. リン酸塩を含まない自動食洗器用洗剤組成物の化学的安定性を向上するための、吸湿性粒子の形態のアミノカルボン酸錯化剤の使用。
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