関連出願の相互参照
[0001] 本願は、「UE FEEDBACK FOR POINT-TO-MULTIPOINT TRANSMISSIONS」と題され、2015年1月30日に出願された、国際出願第PCT/CN2015/071935号の利益を主張し、それは、その全体が本明細書に参照によって明確に組み込まれる。
[0002] 本開示は、一般に、通信システムに関し、より具体的には、ポイントツーマルチポイント(PTM:point-to-multipoint)送信に関するユーザ機器(UE)のフィードバックに関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話通信、映像、データ、メッセージング、およびブロードキャストのような、様々な電気通信サービスを提供するために幅広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続技術を用い得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004] これらの多元接続技術は、異なる複数のワイヤレスデバイスに、地方自治体レベル、全国レベル、地域レベル、さらには世界レベルで通信することを可能にさせる共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されてきた。例となる電気通信規格が、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標):Long Term Evolution)である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公布されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)のモバイル規格の拡張セットである。LTEは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新たなスペクトルを使用すること、ならびに、ダウンリンク(DL)上でOFDMAを、アップリンク(UL)上でSC−FDMAを、および多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して、他のオープン規格とより良好に統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良好にサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善の必要性が存在する。望ましくは、これらの改善は、これらの技術を用いる他のマルチ接続(multi-access)技術および電気通信規格に適用可能であるべきである。
[0005] 本開示の一態様において、方法、コンピュータ読み取り可能媒体、および装置が提供される。装置は、基地局からPTMデータを受信するUEであり得る。PTMデータを受信した後に、UEは、識別子に基づいて、PTMデータを復号することを試みる。UEは、次いで、PTMデータを復号する試みに基づいて、基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定する。
[0006] 本開示の他の態様において、方法、コンピュータ読み取り可能媒体、および装置が提供される。装置は、UEにPTMデータを送信する基地局であり得る。基地局は、送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UEにPTMデータを再送信する。
[0007] 一態様において、基地局によるワイヤレス通信の方法が提供される。方法は、UEにPTMデータを送信すること、および送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UEにPTMデータを再送信することを含み得る。一態様において、その再送信は、ハイブリッド自動再送要求の再送信(a hybrid automatic repeat request retransmission)に基づかない可能性がある。別の構成において、方法は、送信されたPTMデータに基づいて、UEからフィードバック情報を受信することを含み得る。別の態様において、フィードバック情報は、送信されたPTMデータに関連付けられたレポートまたは否定応答であり得る。別の構成において、PTMデータを再送信することは、フィードバック情報に基づいてPTMデータを再送信するための、PTMデータの再送信の回数、送信モード、または変調コーディング方式、のうちの少なくとも1つを調整することを含み得る。別の構成において、方法は、UEに、ブロックエラーレートの閾値および/または測定期間に基づいて、フィードバック情報を送信することを可能にさせるために、UEに、BLERの閾値および/または測定期間を送信することを含み得る。
[0008] 別の態様において、ワイヤレス通信のための装置が提供される。装置は、UEにPTMデータを送信するための手段、および送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UEにPTMデータを再送信するための手段を含み得る。一態様において、その再送信は、ハイブリッド自動再送要求の再送信に基づかない可能性がある。別の構成において、装置は、送信されたPTMデータに基づいて、UEからフィードバック情報を受信するための手段を含み得る。別の態様において、フィードバック情報は、送信されたPTMデータに関連付けられたレポートまたは否定応答であり得る。別の構成において、PTMデータを再送信するための手段は、フィードバック情報に基づいてPTMデータを再送信するための、PTMデータの再送信の回数、送信モード、または変調コーディング方式、のうちの少なくとも1つを調整するように構成される。別の構成において、装置に、BLERの閾値および/または測定期間に基づいて、フィードバック情報を送信することを可能にさせるために、装置は、装置にBLERの閾値および/または測定期間を送信するための手段を含み得る。
[0009] 別の態様において、ワイヤレス通信のための装置が提供される。装置は、メモリと、メモリに結合され、およびUEにPTMデータを送信することと、送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UEにPTMデータを再送信することとを行うように構成された、少なくとも1つのプロセッサを含み得る。一態様において、その再送信は、ハイブリッド自動再送要求の再送信に基づかない可能性がある。別の構成において、少なくとも1つのプロセッサは、送信されたPTMデータに基づいて、UEからフィードバック情報を受信するようにさらに構成され得る。別の態様において、フィードバック情報は、送信されたPTMデータに関連付けられたレポートまたは否定応答であり得る。別の構成において、少なくとも1つのプロセッサは、フィードバック情報に基づいてPTMデータを再送信するための、PTMデータの再送信の回数、送信モード、または変調コーディング方式、のうちの少なくとも1つを調整することによってPTMデータを再送信するように構成され得る。さらに別の構成において、少なくとも1つのプロセッサは、装置に、ブロックエラーレートの閾値および/または測定期間に基づいて、フィードバック情報を送信することを可能にさせるために、装置に、BLERの閾値および/または測定期間を送信するようにさらに構成され得る。
[0010] 別の態様において、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ読み取り可能媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能媒体は、UEにPTMデータを送信することと、送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UEにPTMデータを再送信することとを行うためのコードを含み得る。一態様において、その再送信は、ハイブリッド自動再送要求の再送信に基づかない可能性がある。別の構成において、コンピュータ読み取り可能媒体は、送信されたPTMデータに基づいて、UEからフィードバック情報を受信するためのコードを含み得る。別の態様において、フィードバック情報は、送信されたPTMデータに関連付けられたレポートまたは否定応答であり得る。別の構成において、PTMデータを再送信するためのコードは、フィードバック情報に基づいてPTMデータを再送信するための、PTMデータの再送信の回数、送信モード、または変調コーディング方式、のうちの少なくとも1つを調整するためのコードを含み得る。さらに別の構成において、コンピュータ読み取り可能媒体は、UEに、ブロックエラーレートの閾値および/または測定期間に基づいて、フィードバック情報を送信することを可能にさせるために、UEに、BLERの閾値および/または測定期間を送信するためのコードを含み得る。
[0011] 図1は、ネットワークアーキテクチャの例を例示する図である。
[0012] 図2は、アクセスネットワークの例を例示する図である。
[0013] 図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の例を例示する図である。
[0014] 図4は、LTEにおけるULフレーム構造の例を例示する図である。
[0015] 図5は、ユーザおよび制御プレーンに関する無線プロトコルアーキテクチャの例を例示する図である。
[0016] 図6は、アクセスネットワークにおける発展型NodeBおよびユーザ機器の例を例示する図である。
[0017] 図7は、PTM通信システムの図である。
[0018] 図8は、ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
[0019] 図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
[0020] 図10は、例となる装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間でのデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0021] 図11は、処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。
[0022] 図12は、例となる装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間でのデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0023] 図13は、処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。
詳細な説明
[0024] 添付された図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、本明細書に説明される概念が実施され得る構成を表すようには意図されない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供する目的で特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実施され得ることは、当業者にとって明らかであろう。いくつかの事例では、周知の構造およびコンポーネントは、そのような概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図の形式で示される。
[0025] 電気通信システムのいくつかの態様が、ここでは、様々な装置および方法に関連して提示される。装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(集合的に「要素」と呼ばれる)様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、処理、アルゴリズム等によって添付の図面に例示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用してインプリメントされ得る。そのような要素がハードウェアとしてインプリメントされるか、またはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。
[0026] 例として、要素または要素の任意の一部、あるいは要素の任意の組み合わせが、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて(with)インプリメントされ得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲートロジック、ディスクリートハードウェア回路、および、本開示全体を通して説明される様々な機能性を行うように構成された他の適したハードウェアを含む。処理システムにおける1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他の呼称で呼ばれるかどうかに関係なく、ソフトウェアは、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、ファンクション(functions)等を意味するように広く解釈されるべきである。
[0027] それ故に、1つまたは複数の例となる実施形態において、説明される機能(functions)は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにおいてインプリメントされ得る。ソフトウェアにおいてインプリメントされる場合、それら機能は、コンピュータ読み取り可能媒体上で、1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得るか、またはそれ上に記憶され得る。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、コンピュータ読み取り可能媒体の前述のタイプの組み合わせ、あるいはコンピュータによってアクセスされることができるデータ構造または命令の形式でコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用されることができる任意の他の媒体を備えることができる。
[0028] 図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を例示する図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれ得る。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102、発展型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)104、発展型パケットコア(EPC)110、およびオペレータのインターネットプロトコル(IP)サービス122を含み得る。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡潔化のために、それらのエンティティ/インタフェースは、示されていない。示されているように、EPSは、パケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に理解するであろうように、本開示全体を通じて提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0029] E−UTRANは、発展型NodeB(eNB)106および他のeNB108を含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE:Multicast Coordination Entity)128を含み得る。eNB106は、UE102に対するユーザおよび制御プレーンプロトコル終端(control plane protocol terminations)を提供する。eNB106は、バックホール(たとえば、X2インタフェース)を介して他のeNB108と接続され得る。MCE128は、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)(eMBMS)についての時間/周波数無線リソースを割り振り、eMBMSのための無線構成(たとえば、変調およびコーディング方式(MCS))を決定する。MCE128は、別個のエンティティまたはeNB106の一部であり得る。eNB106はまた、基地局、NodeB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の適した専門用語で呼ばれ得る。eNB106は、UE102に、EPC110へのアクセスポイントを提供する。UE102の例は、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、映像デバイス、デジタルオーディオプレイヤ(たとえば、MP3プレイヤ)、カメラ、ゲーム機器、タブレット、または任意の他の同様に機能するデバイスを含む。UE102はまた、当業者によって、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、無線ユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、無線デバイス、無線通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、無線端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適した専門用語で呼ばれ得る。
[0030] eNB106は、EPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112、ホーム加入者サーバ(HSS)120、他のMME114、サービングゲートウェイ116、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC)126、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118を含み得る。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME112は、ベアラおよび接続管理を提供する。全てのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を通じて転送され、それ自体が、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、他の機能だけでなく、UE IPアドレス割り振りも提供する。PDNゲートウェイ118およびBM−SC126は、IPサービス122に接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC126は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供し得る。BM−SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして役立ち(serve)、PLMN内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用され得、およびMBMS送信をスケジューリングおよび配信するために使用され得る。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属するeNB(たとえば、106、108)にMBMSトラフィックを分配するために使用され得、セッション管理(開始/停止)およびeMBMSに関連する課金情報(charging information)を収集することに対しての責任を負い得る。
[0031] 図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を例示する図である。この例において、アクセスネットワーク200は、多数のセルラ領域(セル)202に分割されている。1つまたは複数の低電力クラスの(lower power class)eNB208は、複数のセル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラ領域210を有し得る。低電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、または遠隔無線ヘッド(RRH)であり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、それらセル202における全てのUE206にEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中コントローラ(centralized controller)は存在しないが、代替の構成において、集中コントローラが使用され得る。eNBs204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、全ての無線に関連する機能に対しての責任を負う。eNBは、1つまたは複数(one or multiple)(たとえば、3つ)のセル(また、セクタとも呼ばれる)をサポートし得る。「セル」という用語は、特定のカバレッジエリアをサービングするeNBサブシステムおよび/またはeNBの最小のカバレッジエリアを指すことができる。さらに、「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では交換可能に使用され得る。
[0032] アクセスネットワーク200によって用いられる変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に依存して変わり得る。LTEアプリケーションでは、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。以下に続く詳細な説明から当業者が容易に理解するように、本明細書に提示される様々な概念は、LTEアプリケーションによく適している。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を用いる他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000ファミリー規格の一部として、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公布されたエア・インタフェース(air interface)規格であり、モバイル局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを用いる。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いる移動体通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、およびOFDMAを用いるフラッシュOFDM、IEEE802.20、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.11(Wi−Fi)、および発展型UTRA(E−UTRA)に拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、3GPPの団体からの文書中で説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2の団体からの文書中で説明されている。用いられる実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の用途およびシステムに課された全体的な設計の制約に依存することになる。
[0033] eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、eNB204に、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシチをサポートするために空間ドメインを活用すること(exploit)を可能にさせる。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの異なるストリームを送信するために使用され得る。これらデータストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に、または、全システム容量を増加させるために複数のUE206に、送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、その後、DL上で複数の送信アンテナを通じて各空間的にプリコーディングされたストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206(1つまたは複数)へと到達し、それは、UE206(1つまたは複数)の各々に、そのUE206を宛先とする1つまたは複数のデータストリームを復元する(recover)ことを可能にさせる。UL上において、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それは、eNB204に、各空間的にプリコーディングされたデータストリームのソースを識別することを可能にさせる。
[0034] 空間多重化は、一般に、チャネル状態(channel conditions)が良好なときに使用される。チャネル状態があまり望ましくないとき、ビームフォーミングは、1つまたは複数の方向に送信エネルギーを集中させるために、使用され得る。これは、複数のアンテナを通じた送信のためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレッジを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング送信は、送信ダイバーシチと組み合わせて使用され得る。
[0035] 次の詳細な説明において、アクセスネットワークの様々な態様は、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関連して説明される。OFDMは、OFDMシンボル内の多数の(a number of)サブキャリアにわたるデータを変調する拡散スペクトル技法である。サブキャリアは、正確な周波数で間隔が空けられている。間隔を空けること(spacing)は、受信機にサブキャリアからのデータを復元することを可能にさせる「直交性(orthogonality)」を提供する。時間ドメインでは、OFDMシンボル間干渉に対抗するために、各OFDMシンボルにガードインターバル(たとえば、サイクリックプリフィックス)が追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号(a DFT-spread OFDM signal)の形態でSC−FDMAを使用し得る。
[0036] 図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の例を例示する図300である。フレーム(10ms)は、10個の等しくサイズ付けされたサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続したタイムスロットを含み得る。リソースグリッドは、2つの時間スロットを表すために使用され得、各時間スロットは、リソースブロックを含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEにおいて、通常のサイクリックプリフィックスに関して、リソースブロックは、周波数ドメイン中に12個の連続したサブキャリアを、時間ドメイン中に7つの連続したOFDMシンボルを含み、合計で84個のリソース要素となる。拡張されたサイクリックプリフィックスに関して、リソースブロックは、周波数ドメイン中に12個の連続したサブキャリアを、時間ドメイン中に6つの連続したOFDMシンボルを含み、合計で72個のリソース要素となる。R302、304として示される、リソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、(また、時には共通のRSと呼ばれることもある)セルに特有のRS(CRS)302およびUEに特有のRS(UE−RS)304を含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされるリソースブロック上で送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。このように、UEが受信するリソースブロックがより多いほど、および変調方式がより高度であるほど、UEのためのデータレートはより高くなる。
[0037] 図4は、LTEにおけるULフレーム構造の例を例示する図400である。ULのために利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、設定可能なサイズを有し得る。制御セクションにおけるリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクションに含まれない全てのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、隣接するサブキャリア(contiguous subcarriers)を含むデータセクションをもたらし、それは、単一のUEが、データセクションにおける隣接するサブキャリアの全てを割り当てられることを可能にし得る。
[0038] UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクションにおけるリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEはまた、eNBにデータを送信するために、データセクションにおけるリソースブロック420a、420bを割り当てられ得る。UEは、制御セクションにおける割り当てられたリソースブロック上で、物理UL制御チャネル(PUCCH)において、制御情報を送信し得る。UEは、データセクションにおける割り当てられたリソースブロック上で、物理UL共有チャネル(PUSCH)において、データ、またはデータと制御情報との両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットに及び得、周波数にわたってホッピングし得る。
[0039] リソースブロックのセットは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430において、初期システムアクセスを行い、およびUL同期を達成するために使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送するが、いずれのULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続したリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数(starting frequency)は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある特定の時間および周波数リソースに制限される。PRACHに関して、周波数ホッピングは存在しない。PRACHの試みは、単一のサブフレーム(1ms)において、または少数の隣接するサブフレームのシーケンスにおいて搬送され、UEは、1フレーム(10ms)につき単一のPRACHの試みを行うことができる。
[0040] 図5は、LTEにおけるユーザおよび制御プレーンに関する無線プロトコルアーキテクチャの例を例示する図500である。UEおよびeNBに関する無線プロトコルアーキテクチャは、3つのレイヤ:レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3で示される。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位のレイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能をインプリメントする。L1レイヤは、本明細書では、物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506よりも上のUEとeNBとの間のリンクに対しての責任を負う。
[0041] ユーザプレーンにおいて、L2レイヤ508は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤを含み、それらは、ネットワーク側のeNBで終端される。示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118で終端するネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)や、接続の他端(たとえば、遠端のUE、サーバ等)で終端するアプリケーションレイヤを含む、L2レイヤ508よりも上の、いくつかの上位レイヤを有し得る。
[0042] PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を提供する。PDCPサブレイヤ514はまた、上位レイヤデータパケットが無線送信オーバヘッドを減らすためのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、および複数のeNB間のUEのためのハンドオーバサポートを提供する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよび再組立て、紛失データパケットの再送信、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)に起因した順序の狂った受信を補償するためのデータパケットの並べ替えを提供する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を提供する。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセルにおける様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることに対しての責任を負う。MACサブレイヤ510はまた、HARQオペレーションに対しての責任を負う。
[0043] 制御プレーンにおいて、UEおよびeNBに関する無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンに関してヘッダ圧縮機能がないという点を除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508に関して実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)において無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得すること、およびeNBおよびUE間でRRCシグナリングを使用してより下位のレイヤを構成することに対しての責任を負う。
[0044] 図6は、アクセスネットワークにおいてUE650と通信状態にあるeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に提供される。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能性をインプリメントする。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメンテーションおよび並び替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、および様々な優先度メトリックに基づくUE650への無線リソース割り振りを提供する。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作、損失パケットの再送信、およびUE650へのシグナリングに対しての責任を負う。
[0045] 送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)に関する様々な信号処理機能をインプリメントする。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためにコーディング(coding)およびインターリーブすること、および様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M−PSK)、M値直交振幅変調(M−QAM))に基づいて信号コンステレーションにマッピングすることを含む。コーディングおよび変調されたシンボルは、その後、複数の並列ストリームに分けられる。各ストリームは、その後、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、その後、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して、共に組み合わされる。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、空間処理のためだけでなく、コーディングおよび変調方式を決定するためにも使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信されたチャネル状態フィードバックおよび/または基準信号から導出され得る。各空間ストリームは、その後、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に提供され得る。各送信機618TXは、送信のためのそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
[0046] UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通じて信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ656にその情報を提供する。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能をインプリメントする。RXプロセッサ656は、UE650を宛先とする任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を行い得る。複数の空間ストリームがUE650を宛先とする場合、それらは、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームへと組み合わされ得る。RXプロセッサ656は、その後、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインに変換する(converts)。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアのために別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB610によって送信された最も可能性の高い信号コンステレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。それら軟判定は、その後、物理チャネル上でeNB610によって元々送信された制御信号およびデータを復元するために、復号およびデインタリーブされる(deinterleaved)。データおよび制御信号は、その後、コントローラ/プロセッサ659に提供される。
[0047] コントローラ/プロセッサ659は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付けられることができる。メモリ660は、コンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれ得る。ULでは、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットの再組立て、暗号解読(deciphering)、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を提供する。上位レイヤパケットは、その後、データシンク662に提供され、それは、L2レイヤより上の全てのプロトコルレイヤを表す。様々な制御信号もまた、L3処理のためにデータシンク662に提供され得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出に対しての責任を負う。
[0048] ULでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを提供するために使用される。データソース667は、L2レイヤより上の全てのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明された機能性と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメンテーションおよび並び替え、およびeNB610による無線リソース割り振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を提供することによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンに関するL2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作、損失パケットの再送信、およびeNB610へのシグナリングに対しての責任を負う。
[0049] eNB610によって送信されるフィードバックまたは基準信号からチャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、および空間処理を容易にするためにTXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に提供され得る。各送信機654TXは、送信のためのそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
[0050] UL送信は、UE650における受信機機能に関連して説明されたものと同様の方法でeNB610で処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通じて信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ670にその情報を提供する。RXプロセッサ670は、L1レイヤをインプリメントし得る。
[0051] コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ676に関連付けられることができる。メモリ676は、コンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットの再組立て、暗号解読、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供され得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出に対しての責任を負う。
[0052] 基地局から複数のワイヤレスデバイス(たとえば、UE)への通信のような、グループ通信は、ますます広がってきた。公衆安全の文脈において、グループ通信は、警察官、消防士、および/または医療に携わる職員のグループに公衆安全情報を通信するために使用され得る。商業使用の事例において、グループ通信は、複数のデバイスに、映像、ユーザアプリケーション、および/またはリアルタイムトラフィック情報を送るために使用され得る。グループ通信は、MBMSを使用して成し遂げられ得る。MBMSにおいて、マルチメディアは、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:a Multicast Broadcast Single Frequency Network)エリアに属する複数の基地局によって送信され得る。しかしながら、MBSFNエリアおよびMBSFNサブフレーム構成は、比較的静的であり得る。MBMSは、セル同期を使用する多数の(a large number of)加入するセルを有する環境によく適している。同じグループ通信のサービスを受信することに関心がある複数のユーザを有する単一の(または孤立化した)セルの事例においては、MBMSは、さほど効果的ではない(less efficient)可能性がある。下記において述べられるように、ポイントツーマルチポイント(PTM)送信は、単一のセルの状況において、データを効果的に送信するために使用され得る。PTM通信において、データは、共有された共通チャネル(たとえば、PDSCH)を介して、単一のポイント(たとえば、基地局)から複数のユーザに送信される。PTM通信を送信するためのリソースは、PDCCHを介してより動的に割り振られ得る。PTM通信はまた、セル同期が、エリアまたはオペレータ構成に起因して難しいとき、MBMS通信よりも大きな利点を提供し得る。
[0053] 図7は、ポイントツーマルチポイント(PTM)通信システム700の図である。PTM通信システム700は、基地局702およびいくつかの(a number of)UE704、706、708、710を含み得る。UE704、706、708、710は、公衆安全に関する重大な通信に関する、または商業的な用途(たとえば、映像のダウンロード)に関するグループコール/サービスまたはデータサービスを受信することに関心がある可能性がある。基地局702は、UE704、706、708、710に(ブロードキャスト/マルチキャストを介して)PTMデータを送信すること712によって、UE704、706、708、710に要求されたデータサービスを提供し得る。PTMデータは、PDSCHにマッピングされたリソースブロック上で、送信され712得る。PTMデータを要求した全てのUE704、706、708、710は、同じPDSCH上でPTMデータを受信し得る。PTMデータは、識別子に基づいて符号化される(またはスクランブルされる)巡回冗長検査(CRC:a cyclic redundancy check)を含み得る。一態様において、識別子は、グループ無線ネットワークテンポラリ識別子(G−RNTI:group radio network temporary identifier)であり得、それは、基地局702を介してネットワークから受信され得る。識別子は、UE704、706、708、710によって要求されたデータサービス(たとえば、PTMデータサービスまたはグループサービス)に固有(unique)であり得、および識別子はまた、基地局702によってサービングされる(served)エリア内において固有であり得る。一態様において、識別子は、同じデータサービスを受信することに関心があるUEの(たとえば、警察官、消防士等の)グループに関連付けられ得る。そのデータサービスを要求する全てのUE704、706、708、710は、同じ識別子(またはG−RNTI)でPTMデータを復号し得る。
[0054] 基地局702がPTMデータを送信712した後、UE704は、たとえば、PDSCH上でPTMデータを受信し得、PTMデータのCRCをスクランブルするために使用された識別子に基づいて、PTMデータを復号することを試み得る。一態様において、UE704は、基地局702から、UE704が受信することを望む特定のデータサービスに対応する1つまたは複数の識別子を示す構成情報を受信し得る。UE704は、要求されたサービスのタイプに基づいて、PTMデータを復号するために使用されるべき適した識別子を決定し得る。適した識別子を決定した後、UE704は、PTMデータに含まれるCRCを復号すること、および何らかのエラーが検出されるかどうかを決定することを試み得る。
[0055] UE704がPTMデータを成功裏に復号するかどうかに依存して、UE704は、復号の試みに基づいて、基地局702にフィードバック情報714を提供するべきかどうかを決定し得る。1つの構成において、UE704が、識別子に基づいて、PTMデータを成功裏に復号する場合、そのUEは、基地局702に、PTMデータが成功裏に受信および復号されたことを示すフィードバック情報714を送り得る。1つの構成において、フィードバック情報714は、肯定応答(ACK)であり得る。代替的に、UE704は、PTMデータを成功裏に復号することにもかかわらず、フィードバック情報714を送信しない可能性がある。別の構成において、フィードバック情報714は、チャネル品質情報を含み得る。
[0056] 別の構成において、UE704が識別子に基づいてPTMデータを成功裏に復号しない場合、UE704は、基地局702に、PTMデータが成功裏に受信および復号されなかったことを示すフィードバック情報714を送信し得る。一態様において、フィードバック情報714は、NACKであり得る。別の態様において、UE704は、PUCCHのような、アップリンク制御チャネルにマッピングされたアップリンクリソース上でフィードバック情報714を送信し得、およびPUCCHは、識別子に関連付けられ得る。UE704は、基地局702から受信された、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージのような、ダウンリンク制御チャネルメッセージに基づいて、アップリンクリソースを識別し得る。ダウンリンク制御チャネルメッセージは、PDCCHにおいて受信され得る。UE704によって要求されたグループサービスに関連付けられた各PDCCHメッセージ(たとえば、DCIメッセージ)は、識別子(たとえば、PDCCH G−RNTI)でスクランブルされたCRCを含み得る。PDCCHは、基地局702がPTMデータを送信するPDSCHにおけるリソースを示し得る。識別子でPDCCHを復号することによって、UE704は、いつPTMデータが、PDSCH上にスケジューリングされるかを決定し得る。UE704はまた、PDCCHに基づいて、PUCCH上のどのアップリンクリソースでフィードバック情報714を送信712すべきかを決定し得る。一態様において、UE704は、識別子(たとえば、G−RNTI)に関連付けられたPDCCHにおいて含まれる制御チャネル要素(CCE)インデックスに基づいて、どのPUCCHリソース上で送信するべきかを決定し得る。一態様において、CCEインデックスは、連続したリソースのセット内のリソースを識別し得る。
[0057] 別の態様において、UE704がPTMデータを成功裏に復号するかどうかに基づいて、UE704がフィードバック情報714(たとえば、ACK/NACK)を送ることを決定するとき、UE704は、1つのPUCCHリソース上でACKを送り得、および異なるPUCCHリソース上でNACKを送り得る。たとえば、UE704は、NACK/ACKを送るために、識別子(たとえば、G−RNTI)に関連付けられたPDCCHに含まれるCCEインデックスに基づいて、どのPUCCHリソース上で送信するべきかを決定し得、ネットワークは、UE704がNACK/ACKを送るための、別のPUCCHリソースを構成し得る。追加のPUCCHリソースは、各G−RNTIに関する構成情報(たとえば、単一セルのPTM(SC−PTM)構成メッセージ)においてシグナリングされることができる。別の態様において、PTMデータを正しく復号する全てのUEは、ACKを送るための共通のULリソースを有し得、一方で、PTMデータを復号しない(fail to)全てのUEは、NACKを送るための異なる共通のULリソースを有し得る。
[0058] 別の態様において、PDCCHにおいてDCIメッセージを使用する動的スケジューリングの代わりに、半持続性スケジューリング(SPS:semi-persistent scheduling)が使用され得る。SPSは、基地局702に、1つのサブフレームよりも長い時間期間の間、半静的(semi-statically)に、ワイヤレスリソースを構成およびUE704に割り振ることを可能にさせる。SPSが構成される場合、UE704は、PUCCH上で4つまでの(up to)半静的(semi-static)アップリンクリソースを受信するように構成され得る。SPS G−RNTIに基づいてスクランブルされたPDCCHを受信すると、UE704は、SPS識別子(たとえば、SPS G−RNTI)に基づいて、PDCCHを復号し得、および4つのアップリンクリソースのうちのどのアップリンクリソースが、フィードバック情報714を送信するために、UE704によって使用され得るかを決定し得る。たとえば、SPSシグナリングは、フィードバック情報714を送信するために使用され得る4つのリソースのうちの1つを識別するビットのセット(たとえば、2ビット)を含み得る。SPSシグナリングは、PTMデータにおけるCRCをスクランブルするために使用されたSPS識別子に関連付けられ得るので、UE704は、UE704向けの(intended for)SPSシグナリングを識別し得る。一態様において、SPS識別子は、(SPSが構成されないときの、PDCCH G−RNTIとは対照的に)SPS G−RNTIであり得る。別の態様において、UE704が、PTMデータを成功裏に復号するかどうかに基づいて、UE704がフィードバック情報(たとえば、ACK/NACK)を送るとき、フィードバック情報を送信するための追加のPUCCHリソースは、各G−RNTIに関するSC−PTM構成において、シグナリングされ得る。
[0059] 別の態様において、UE704は、基地局702における二次サービングセルに関連付けられた二次コンポーネントキャリア上で、PTMデータを受信し得る。この態様において、基地局702は、フィードバック情報714を送信するための一次サービングセル上のPUCCH上で半静的(または半持続性)に1つまたは複数のリソースを構成し得る。UE704は、基地局702における一次サービングセルに関連付けられた一次コンポーネントキャリア上で、フィードバック情報714(たとえば、ACK/NACK)を送信し得る。この例は、一次サービングセルおよび二次サービングセルが同じ基地局702に関連付けられ得ることを提供するが、一次サービングセルおよび二次サービングセルはまた、異なる基地局にも関連付けられ得る。
[0060] 別の態様において、PDCCH上で受信されたDCIメッセージは、アップリンク情報が、基地局702にPUCCH(および/またはPUSCH)上で送信される電力レベルを示す、1つまたは複数の送信電力制御(TPC)ビットのような、電力制御コマンドを含み得る。一態様において、UE704が、データサービス/グループコールに関連付けられた識別子(たとえば、PDCCH G−RNTI)でスクランブルされたCRCを含むPDCCHを受信するとき、UE704は、基地局702にフィードバック情報714を送信するとき、DCIメッセージにおける電力制御コマンドを無視し得る。代替的に、ネットワークは、UE704がSC−PTMに関するフィードバックを送信するために、複数のPUCCHリソースを構成することができ、TPCビットは、UEが、どのULリソースがフィードバックを送信するために使用されるかを決定するために、再使用され得る。この態様において、TPCビットは、フィードバックを送信するためのアップリンクリソースをインデックス付けする(indexing)(または識別する)だけでなく、送信電力をシグナリングする二重の目的(a dual purpose)に役立ち得る。
[0061] 別の態様において、UE704がアイドルモード/状態にある間(while)、UE704は、PTMデータを受信し得、基地局702にフィードバック情報714を送信し得る。UE704は、既に識別子で構成され得るので、UE704は、PTMデータを受信するために接続されたモードにいる必要がない。アイドルモードにある間、UE704は、PDSCH上のPTMデータを受信するためのリソースを識別するために、識別子でスクランブルされたCRCを有するPDCCHを復号し得る。UE704は、UE704が、タイミング調整(またはタイミングアドバンス(timing advance))が小さいスモールセルにあるとき、アイドルモードにおいて、フィードバック情報714を送信し得る。スモールセルにおいて、アイドル状態のUEにとってのタイミング同期は、課題ではない可能性がある。
[0062] 別の態様において、UE704が低電力レベルにある間、UE704は、PTMデータを受信し得る。UE704がPTMデータを復号することに失敗する場合、UE704は、失敗に終わった復号に基づいて、フィードバック情報714を送信し得る。しかしながら、UE704がまた、PUSCH上で送るべき制御情報またはデータを有する場合、UE704は、PUSCH送信またはPUCCH上のフィードバック情報714送信のいずれかを優先させ得る。一態様において、電力レベルが低く、UE704がPUSCH送信および送信するべきフィードバック情報714の両方を有するとき、UE704は、PUSCH送信を送り得、およびフィードバック情報714を送信するために残りの電力を使用し得る。PUSCH送信の後に不十分な電力が残る場合、UE704は、フィードバック情報714を送信しない可能性がある。別の態様において、UE704は、フィードバック情報714を送信し得、PUSCHを送信するために、任意の残りの電力を使用し得る。PUCCH送信の後に不十分な電力が残る場合、UE704は、PUSCHを送信しない可能性がある。
[0063] 別の構成において、UE704は、フィードバック情報714(たとえば、ACK/NACK)と同じ時間に送信するためのユニキャスト制御情報を有し得る。ユニキャスト制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)、スケジューリング要求、ユニキャストACK、ユニキャストNACK、または他のユニキャスト制御情報を含み得る。一態様において、UE704は、PTMデータに関するフィードバック情報714(たとえば、ACK/NACK)を送信しないこと、および、その代わりに、ユニキャスト制御情報を送信することを決定し得る。別の態様において、UE704は、ユニキャスト制御情報を送信することを控えること、および、その代わりに、PTMデータに関するフィードバック情報714を送信することを決定し得る。この態様において、フィードバック情報714は、識別子(たとえば、PDCCH G−RNTIまたはSPS G−RNTI)に関連付けられたアップリンクチャネルリソース(たとえば、PUCCHにマッピングされたリソース)において、送信され得る。さらに別の態様において、フィードバック情報714は、ユニキャスト制御情報と一緒に送信され得る。一例において、フィードバック情報714は、UE704が、スケジューリング要求を送ることを望むとき、スケジューリング要求リソース上で送信され得る。別の例において、フィードバック情報714は、ユニキャストACKまたはNACKと一緒に、両方がランク1送信(たとえば、1空間レイヤ)を使用する場合、送信され得る。ユニキャストACK/NACKは、ランク2送信(たとえば、2つの空間レイヤ)に関するフィードバック情報714と多重化され得る。フィードバック情報714は、ランク2が、ユニキャストまたはPTMデータ送信のいずれかに関して使用される場合、ドロップまたは捨てられ得る。別の例において、UE704が、CQIをレポートする必要がある場合、フィードバック情報714は、CQIリソース上で送信され得る。別の例において、フォーマット3がPUCCHに関して構成される場合、フィードバック情報714は、ユニキャストACKまたはNACKと一緒に符号化され得る。フォーマット3は、複数のACK/NACKをサポートする。
[0064] フィードバック情報714をユニキャスト制御情報と共に送信するためには、しかしながら、ユニキャスト制御情報およびフィードバック情報714の両方が個々のUEリソースに含まれることを知るために、基地局702は、UE704が特定のグループサービス(またはデータサービス)を受信していることを知る必要があり得る。そのように、UE704は、基地局702に情報を送信またはレポートし得、情報は、UE704が特定のグループサービスを受信していることを示し得る。一態様において、情報は、(たとえば、G−RNTIとTMGIとの間に1対1のマッピング(a one-to-one mapping)があり得る)PTMデータサービスを固有に識別し得るテンポラリモバイルグループ識別子(TMGI:a temporary mobile group identifier)であり得る。UE704がグループサービスを受信していたことを示すために、UE704が基地局702に情報を送信しない場合、基地局702は、たとえば、2ビットを有するユニキャスト制御情報のみを予期し(expect)得る。フィードバック情報714が、ユニキャスト制御情報と共に送信されるとき、基地局702は、ユニキャスト制御情報およびフィードバック情報714の両方を適切に復号することを予期するためにビットの数を知る必要があり得る。一例において、フィードバック情報714が1ビットを有する場合、基地局702に送信される情報は、基地局702に、制御情報の3ビットが復号されるべきことを示し得る。
[0065] さらに別の態様において、UE704は、ユニキャスト制御情報と並行にフィードバック情報714を送信し得る。この態様において、フィードバック情報714は、識別子(たとえば、G−RNTI)に関連付けられたアップリンクPUCCHリソースにおいて送信され得、および、ユニキャスト制御情報は、異なるRNTI(たとえば、セル無線ネットワークテンポラリ識別子(C−RNTI))に関連付けられたユニキャストPUCCHリソースに関連付けられたアップリンクPUCCHリソースにおいて、送信され得る。
[0066] 別の構成において、UE704は、フィードバック情報714と同じ時間にて、ユニキャストデータを送信することを望む可能性がある。一態様において、UE704が、送信するべきユニキャストデータを有するとき、UE704は、PTMデータに関するフィードバック情報714を送信しないことを決定し得る。別の態様において、UE704は、ユニキャストデータと並行にフィードバック情報714を送信し得る。フィードバック情報714は、PUCCHにマッピングされ、かつ識別子(たとえば、PDCCH G−RNTI)でスクランブルされたPDCCHにおいて識別されたリソース上で送信され得る。ユニキャストデータは、PUSCHにマッピングされ、かつ異なる識別子(たとえば、C−RNTI)でスクランブルされたPDCCHにおいて識別されたリソース上で送信され得る。
[0067] 別の構成において、UE704は、日和見的に、フィードバック情報714を送信し得る。つまり、UE704は、UE704が送信するべきユニキャスト制御情報またはユニキャストデータを有するかどうかに基づいて、フィードバック情報714を送信するべきかどうかを決定し得る。一態様において、UE704が送信するべきユニキャスト制御情報またはユニキャストデータのいずれも有さないとき、UE704は、フィードバック情報714を送信し得る。別の態様において、UE704は、UE704が送信するべきユニキャスト制御情報またはユニキャストデータのいずれかを有するとき、フィードバック情報714を送信することを控え得る。
[0068] 別の構成において、UE704がPDSCHにおいて受信されたPTMデータを成功裏に復号するかどうかに関わらず、UE704は、フィードバック情報714を送信しない可能性がある。
[0069] フィードバック情報714は、ACKまたはNACKとしてこれまで述べられたが、PTMデータが成功裏に受信および復号されたかどうかを示すフィードバック情報714はまた、受信レポート、RRCフィードバックレポート、または駆動テスト最小化(MDT:minimize driving test)レポートのようなレポートであり得る。フィードバック情報714は、UE704が、PTMデータに関するNACKを送信するように構成されないときのレポートであり得る。一態様において、UE704は、PTMデータが成功裏に受信および/または復号されたかどうかを示すために、受信レポート(たとえば、サービスレイヤ受信レポート)を使用し得る。受信レポートは、MBMSまたはPTMを介して、PTMデータが受信されたかどうかを示し得る。受信レポートはまた、PTMデータが受信された場合、一次サービングセルIDおよび/または二次サービングセルIDを示し得る。いくつかの事例において、コアネットワークエンティティは、基地局702に受信レポートを示し得る。
[0070] 別の態様において、UE704は、ネットワークに受信ステータスを伝達する(convey)ために、RRCフィードバックレポートまたはMDTレポートを使用し得る。この態様において、UE704は、基地局702にRRCフィードバックレポートまたはMDTレポートを送信することができる。どちらのレポートも、識別子(たとえば、G−RNTI)によってスクランブルされたCRCと共に、UE704によって受信されたデータパケットの第1の数、および識別子に関連付けられた成功裏に復号されたデータパケットの第2の数を含み得る。レポートはまた、PTMデータに関してUE704によって経験されたBLER(ブロックエラーレート)を含み得る。
[0071] 一態様において、基地局702は、UE704にいつレポートが送られるべきかを示すことによって、RRCフィードバックレポートまたはMDTレポートをトリガし得る。基地局702は、UE704に構成情報を送信することによって、ブロックエラーレート(BLER)閾値、測定期間、および/または測定タイマーを構成し得る。構成情報は、BLERの閾値、測定期間、および/または測定タイマーを含み得る。一例において、UE704が、BLERの閾値よりも高いBLERでPTMデータを受信するとき、UE704は、たとえば、RRCフィードバックレポートを送信し得る。別の例において、UE704が、測定期間内で、BLERの閾値よりも高いBLERを経験するとき、UE704は、RRCフィードバックレポートを送信し得る。しかしながら、UE704が、測定期間外の間、BLERの閾値よりも高いBLERを経験する場合、UE704は、RRCフィードバックレポートを送信しない可能性がある。さらに別の例において、UE704が、BLERの閾値よりも高いBLERを経験し、および最後のレポートが送信されてから測定タイマーが終了した場合、UE704は、RRCフィードバックレポートを送信し得る。さらに別の例において、BLERが、BLERの閾値を下回るか、または測定タイマーが終了していないかのいずれかの場合、UE704は、RRCフィードバックレポートを送信しない可能性がある。
[0072] フィードバック情報714を受信すると、基地局702は、UE704にPTMデータを再送信716するために、フィードバック情報714を利用(utilize)し得る。予め述べられたように、フィードバック情報714は、NACKまたはレポート(たとえば、受信レポート、RRCフィードバックレポート、またはMDTレポート)であり得る。1つの構成において、基地局702は、フィードバック情報714に基づいて、MCS、送信モード構成(たとえば、単一アンテナポートからの送信、送信ダイバーシチ、空間多重化、MIMO等)、および/または再送信の回数(たとえば、2回の再送信)を調整し得る。調整されたMCSは、PTMデータを受信するUEのグループに適用され得る。基地局702は、固定された回数(for a fixed number of times)、調整されたMCSまたは送信モード構成に基づいてPTMデータを送信し716得る。一態様において、基地局702は、HARQ再送信を使用してPTMデータを再送信しない可能性がある。HARQベースの再送信において、PTMデータは、NACKが受信されるたびに(each time)、再送信されることになる。それにもかかわらず、PTMデータに関する固定された(または事前に決定された)再送信の回数が、可能であり得る。それら再送信は、連続的で(contiguous)ある(たとえば、それら再送信が、間に他のデータ送信がなく、相次いで(one after the other)起こる)か、または非連続的(non-contiguous)であり得る(たとえば、それら再送信の間に他のデータ送信が起こり得る)。
[0073] 別の構成において、基地局702が、PTMデータが成功裏に復号されなかったことを示すフィードバック情報714を受信するとき、基地局702は、PTMデータを再送信716し得る。一態様において、UE704が、二次サービングセル上でPTMデータを受信するとき、UE704は、一次サービングセル上でフィードバック情報714を送信し得、それは、二次サービングセルとは異なるTDDアップリンク/ダウンリンク構成を有し得る。この態様において、二次サービングセルは、PTMデータを送信する前に、残りのUE706、708、710のうちの1つまたは複数が、フィードバック情報を送るために、最も長い応答時間(たとえば、TDDに基づいて15ms)を待つ必要があり得る。この態様において、UE704は、PTMデータが成功裏に復号されなかったことを決定すると、PTMデータをバッファし得る。UE704は、遅延に基づいて、ある時間期間の間(for a period of time)、PTMデータをバッファし得る。遅延は、残りのUE706、708、710がフィードバック情報を送信するために使用し得る時間量に関連付けられた第1の時間遅延、および二次サービングセルがPTMデータを再送信716する前に待つ時間量に関連付けられた第2の時間遅延に基づき得る。一態様において、G−RNTIに関するHARQインタレースの数は、最も長い遅延に基づき得、およびソフトバッファビットは、最大数のHARQインタレースを構成する(account for)し得る。別の態様において、同時に起こるC−RNTIおよびG−RNTI受信(reception)がサポートされている場合、C−RNTIに関連付けられた再送信につき1つ、およびG−RNTIに関連付けられた再送信につき別の1つの、別個のソフトバッファが必要とされる。
[0074] 一態様において、基地局702は、地理的エリア内の全ての加入者(たとえば、UE704、706、708、710)またはUEのサブセット(たとえば、UE704、706)にPTMデータを送信し714得る。基地局702は、サービス加入レベル(たとえば、公衆安全に携わる職員に関連付けられたサービス加入またはプレミアム映像のダウンロードに関するサービス加入)に基づいて、どのUEがデータサービスを受信するかを決定し得る。
[0075] 図7は、基地局702にPTMデータに関するフィードバック情報714を送信するUE704を例示するが、任意の数のUE(たとえば、UE706、708、710)はまた、基地局702にPTMデータを再送信することを可能にさせる目的で、基地局702にそれぞれフィードバック情報を送信し得る。たとえば、UE706、708、710が、グループサービスを受信するためのUE704と同じグループの一部である場合、UE706、708、710はまた、UE704と同じPUCCHリソース上で、フィードバック情報(たとえば、ACK/NACK)を送り得る。UE704、706、708、710は、同じアップリンクリソース上でフィードバック情報を送信するので、UE704、706、708、710は、ACKおよびNACKの両方は送信できない、なぜなら、これは、基地局702を混乱させる(confuse)ことになるためである。上で述べられたように、複数のUEは、PTMデータが成功裏に復号されないとき、ACKを送信せずにNACKのみを送信することを選び(elect)得る。
[0076] 図800は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート800である。方法は、UE(たとえば、UE704、706、708、710、以下の装置1002/1002’)によって、行われ得る。802で、UEは、基地局からPTMデータを受信し得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、基地局702からPTMデータを受信し得る。
[0077] 804で、UEは、識別子に基づいて、PTMデータを復号することを試み得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、G−RNTI(たとえば、SPSが構成される場合、SPS G−RNTIまたはPDCCH G−RNTI)に基づいて、PTMデータを復号することを試み得る。UE704は、G−RNTIに基づいて、CRCをデスクランブル(descramble)し、およびPTMデータにおいて何らかのエラーがあるかどうかを決定し得る。
[0078] 806で、UEは、PTMデータを復号する試みに基づいて、基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定する。その決定は、UEが送信するべきユニキャスト制御情報またはユニキャストデータを有するかどうかにさらに基づき得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、失敗に終わったPTMデータを復号する試みに基づいて、基地局702にNACKを送信するべきかどうかを決定し得る。UE704が、送信するべきユニキャスト制御情報またはユニキャストデータのいずれかを有する場合、UE704は、NACKを送信することを控えることを決定し得る。しかし、UE704が送信するべきユニキャスト情報を有さない場合、UE704は、NACKを送信することを決定し得る。別の例において、図7を参照すると、NACKが利用可能でない場合、UE704が測定期間内でBLERの閾値を上回るBLERを経験する場合に、UE704は、RRCフィードバックレポートを送信し得る。
[0079] 808で、UEは、UEが特定のグループサービスを受信していることを示す情報を送信し得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、UE704が警察官のための公衆安全情報に関連付けられたグループサービスを受信していることを示す情報を送信し得る。
[0080] 810で、UEがPTMデータを成功裏に復号しないとき、UEは、基地局にPTMデータに関するフィードバック情報を送信することを試み得る。たとえば、図7を参照すると、UE704がPTMデータを成功裏に復号しないとき、UE704は、PTMデータに関して、基地局702にNACKを送信することを試み得る。UE704が、NACK送信に優先する他の複数の送信(たとえば、ユニキャスト制御またはユニキャストデータ)を有する場合、UE704は、NACKを送信することを控え得る。
[0081] 812で、UEは、フィードバック情報を送信し(または送信することを試み)得る。フィードバック情報は、受信レポート、RRCフィードバックレポート、またはMDTレポートのうちの1つであり得る。たとえば、図7を参照すると、UE704は、UE704が、測定期間内でPTMデータを成功裏に復号しないとき、基地局702にRRCフィードバックレポートを送信(または送信することを試み)得る。
[0082] 最終的に、814で、UEは、遅延に基づいて、PTMデータをバッファすることを試み得る。たとえば、図7を参照すると、基地局702が、二次サービングセル上でPTMデータを送信する場合、UE704は、一次サービングセル上でフィードバック情報を送信し得、遅延に基づいて、PTMデータをバッファし得る。遅延は、他の複数のUEがフィードバック情報を送信するために充てられた時間ウィンドウに、および二次サービングセルがフィードバック情報を受信した後にPTMデータを再送信するために必要とされる時間に基づき得る。バッファされたPTMデータは、再送信されたPTMデータと組み合わせられ得る。
[0083] 図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート900である。方法は、基地局(たとえば、eNB、基地局702、装置1202/1202’)によって、行われ得る。902で、基地局は、UEに、BLERの閾値および/または測定期間に基づいて、フィードバック情報(たとえば、レポート)を送信することを可能にさせるために、UEに、BLERの閾値および/または測定期間を送信し得る。たとえば、図7を参照すると、基地局702は、UE704にBLERの閾値および/または測定期間を送信し得る。
[0084] 904で、基地局は、UEにPTMデータを送信し得る。たとえば、図7を参照すると、基地局702は、UE704にPTMデータを送信し712得る。
[0085] 906で、基地局は、送信されたPTMデータに基づいて、UEからフィードバック情報を受信し得る。たとえば、図7を参照すると、基地局702は、送信された712PTMデータに基づいて、UE704からフィードバック情報714を受信し得る。フィードバック情報714は、PTMデータが、PDCCH G−RNTIに基づいて成功裏に復号されなかったことを示すNACKであり得る。
[0086] 910で、基地局は、送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UEにPTMデータを再送信し得る。たとえば、図7を参照すると、基地局702は、送信されたPTMデータに関連付けられたNACKに基づいて、UE704にPTMデータを再送信し得る。一態様において、NACKは、基地局702に、PTMデータに関する送信パラメータが調整されるべきであることを示し得る。そのように、基地局702は、PTMデータを固定された回数(たとえば、3回)再送信することを決定し得る。追加的に、基地局は、第1のPTMデータの送信において使用された最初のMCSとは異なるMCSを使用して、PTMデータを再送信し得る。
[0087] 図10は、例となる装置1002における、異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図1000である。装置は、UEであり得る。装置は、受信コンポーネント1004、復号器コンポーネント1006、フィードバックコンポーネント1008、送信コンポーネント1010、およびバッファリングコンポーネント1012を含む。受信コンポーネント1004は、基地局1050からPTMデータを受信するように構成され得る。復号器コンポーネント1006は、識別子に基づいて、PTMデータを復号することを試みるように構成され得る。たとえば、復号器コンポーネント1006は、受信されたPTMデータ上でCRCを行うために識別子を使用し、およびフィードバックコンポーネント1008にその結果を提供し得る。エラーが検出されない場合、復号器コンポーネント1006は、フィードバックコンポーネント1008に復号が成功したことを示し得る。復号器コンポーネント1006はまた、成功裏に復号されたPTMデータを復元することを試み得る。エラーが検出された場合、復号器コンポーネント1006は、フィードバックコンポーネント1008に復号が成功しなかったことを示し得る。フィードバックコンポーネント1008は、PTMデータを復号する試みに基づいて、基地局1050にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定するように構成され得る。1つの構成において、フィードバックコンポーネント1008は、基地局1050に、PTMデータに関するフィードバック情報を送信することを控えるように構成され得る。別の構成において、フィードバックコンポーネント1008は、装置が、PTMデータを成功裏に復号するとき、基地局1050にフィードバック情報を送信することを控えるように構成され得る。別の構成において、その決定は、さらに、装置の電力レベルに基づき得、および装置が、アップリンク共有チャネル上で送信するべきデータを有するかどうかに基づき得る。送信コンポーネント1010は、装置がPTMデータを成功裏に復号しないとき、基地局1050へPTMデータに関するフィードバック情報を送信することを試みる(または送信する)ように構成され得る。送信コンポーネント1010は、UEが特定のグループサービスを受信していることを示す情報を送信するように構成され得る。バッファリングコンポーネント1012は、遅延に基づいて、ある時間期間の間、PTMデータをバッファするように構成され得る。遅延は、PTMデータを再送信するための基地局1050からの予期された応答時間に基づき得る。一態様において、バッファサイズは、PTMデータを送信するためのデータレートおよび応答時間に基づいて、決定され得る。一態様において、フィードバック情報は、NACKであり得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、識別子に関連付けられたダウンリンク制御チャネルメッセージにおいて識別されたアップリンク制御チャネルリソース上で送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、半持続性スケジューリングにおいて識別されたアップリンク制御チャネルリソース上で送信され得、それは、無線リソースに、半静的に構成されること、および1つのサブフレームよりも長い時間期間の間、UEに割り振られることを可能にさせる。半持続性スケジューリングは、識別子に関連付けられ得る。別の態様において、PTMデータは、二次サービングセルから受信され得、およびPTMデータに関するNACKは、一次サービングセルに送信され得る。一次サービングセルは、接続確立の間に最初に構成されるセルであり得、および制御情報は、一次サービングセル上で、送信され得る。二次サービングセルは、データ送信のためのような、追加の無線リソースを提供するために接続確立の後、構成され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、識別子に関連付けられたダウンリンク制御チャネルメッセージにおいて示された電力制御コマンドに基づいて、送信されない。別の態様において、装置は、アイドル状態にある。別の態様において、フィードバックコンポーネント1008は、ユニキャスト制御情報を送信することを控えるように、および識別子に関連付けられたアップリンクチャネルリソースにおいて、PTMデータに関するNACKを送信することを決定するように構成され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、スケジューリング要求リソース上で送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、ユニキャストACKまたはユニキャストNACKと一緒に送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、ユニキャストACKまたはユニキャストNACKのいずれかと一緒に符号化され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、チャネル品質インジケータリソース上で送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、ユニキャストデータまたはユニキャスト制御情報と並行に送信され得る。別の態様において、装置が、送信のためのユニキャストデータまたはユニキャスト制御情報を有するとき、装置は、PTMデータに関するフィードバック情報を送信しないことを決定し得る。別の構成において、送信コンポーネント1010は、PTMデータに関するフィードバック情報を送信することを試みるように構成され得る。フィードバック情報は、受信レポート、RRCフィードバックレポート、またはMDTレポートのうちの1つであり得る。別の態様において、受信レポートは、一次セル識別子、二次セル識別子、あるいは、データがMBMS送信を介して受信されるか、またはPTM送信を介して受信されるかについてのインジケーションのうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様において、RRCフィードバックレポートまたはMDTレポートは、識別子に関連付けられた受信されたパケットの数、または識別子に関連付けられた成功裏に復号されたパケットの数のうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様において、RRCフィードバックレポートまたはMDTレポートは、BLERの閾値または測定期間のうちの少なくとも1つに基づいて、送信され得る。
[0088] 装置は、前述された図8のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のコンポーネントを含み得る。そのように、前述された図8のフローチャートにおける各ブロックは、コンポーネントによって行われ、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、特に、記載された処理/アルゴリズムを行うように構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、記載された処理/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによってインプリメントされるか、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ読み取り可能媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0089] 図11は、処理システム1114を用いる装置1002’についてのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図1100である。処理システム1114は、一般にバス1124によって表されるバスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バス1124は、処理システム1114の特定の用途および全体的な設計制約に依存する、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1124は、プロセッサ1104、コンポーネント1004、1006、1008、1010、1012、およびコンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1106によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術分野で周知であり、したがって、これ以上は説明されない。
[0090] 処理システム1114は、トランシーバ1110に結合され得る。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、伝送媒体によって様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1114、具体的には受信コンポーネント1004に提供する。加えて、トランシーバ1110は、処理システム1114、具体的には送信コンポーネント1010から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1120に適用されるべき信号を生成する。処理システム1114は、コンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1106上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般の処理に対しての責任を負う。ソフトウェアは、プロセッサ1104によって実行されたとき、処理システム1114に、任意の特定の装置に関して上記に説明された様々な機能を行わせる。コンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1106はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、コンポーネント1004、1006、1008、1010、1012のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ1104中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1106中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ1104に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1114は、UE650のコンポーネントであり、メモリ660および/またはTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0091] 1つの構成において、ワイヤレス通信のための装置1002/1002’は、基地局からPTMデータを受信するための手段を含む。装置は、識別子に基づいて、PTMデータを復号することを試みるための手段を含む。PTMデータを復号することを試みるための手段は、要求されたサービスのタイプに基づいて、PTMデータを復号するために使用されるべき適した識別子を決定するように構成され得る。適した識別子を決定した後、復号することを試みるための手段は、識別子に基づいて、PTMデータにおけるCRCをデスクランブル(またはデマスク(demask))するように構成され得る。PTMデータを復号することを試みるための手段は、PTMデータに基づいてCRCを生成し、およびデスクランブルされたCRCと生成したCRCとを比較し、および何らかのエラーが検出されたかどうかを決定するように、構成され得る。エラーが検出されない場合、復号することを試みるための手段は、PTMデータを復号するように構成され得る。そうではない場合、復号することを試みるための手段は、復号することの試みが失敗に終わったことを示し得る。装置は、PTMデータを復号する試みに基づいて、基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定するための手段を含む。一態様において、フィードバック情報を送信するべきかどうかを決定するための手段は、基地局にフィードバック情報を送信することを控えるように構成され得る。別の態様において、フィードバック情報を送信するべきかどうかを決定するための手段は、装置が、PTMデータを成功裏に復号するとき、基地局にフィードバック情報を送信することを控えるように構成され得る。別の態様において、フィードバック情報を送信するべきかどうかの決定は、装置の電力レベルに基づき得、および装置が、アップリンク共有チャネル上で送信するべきデータを有するかどうかに基づき得る。装置がPTMデータを成功裏に復号しないとき、装置は、基地局にPTMデータに関するフィードバック情報を送信することを試みるための手段を含み得る。送信することを試みるための手段は、基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定するための手段の結果に基づいて、PTMデータに関するフィードバック情報を送信するように構成され得る。たとえば、PTMデータが成功裏に復号された場合、送信することを試みるための手段は、フィードバック情報を送信しないように構成され得る。PTMデータが成功裏に復号されない場合、送信することを試みるための手段は、装置が送信するべきユニキャスト制御情報またはユニキャストデータのいずれも有さないという条件で、フィードバック情報を送信するように構成され得る。装置は、装置が特定のグループサービスを受信していることを示す情報を送信するための手段を含み得る。装置は、遅延に基づいてPTMデータをバッファするための手段を含み得る。別の態様において、PTMデータをバッファするための手段は、遅延に基づいて、ある時間期間の間、PTMデータをバッファするように構成され得、遅延は、PTMデータに関するフィードバック情報を送るために、装置と同じ基地局に関連付けられた全てのUEに必要とされる時間の量、および基地局がそのPTMデータを再送信するために必要とされる時間の量に基づき得る。バッファするための手段は、送信されているデータの量およびPTMデータ送信のデータレートに基づいて、バッファサイズを決定するように構成され得る。別の態様において、フィードバック情報は、NACKである。一態様において、PTMデータに関するNACKは、識別子に関連付けられたダウンリンク制御チャネルメッセージにおいて識別されたアップリンク制御チャネルリソース上で送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、半持続性スケジューリングにおいて識別されたアップリンク制御チャネルリソース上で送信され得る。半持続性スケジューリングは、識別子に関連付けられ得る。別の態様において、PTMデータは、二次サービングセルから受信され得、およびPTMデータに関するNACKは、一次サービングセルに送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、識別子に関連付けられたダウンリンク制御チャネルメッセージにおいて示された電力制御コマンドに基づいて、送信されない可能性がある。別の態様において、装置は、アイドル状態にある。別の態様において、決定するための手段は、ユニキャスト制御情報を送信することを控えるように構成され得る、およびPTMデータに関するNACKは、識別子に関連付けられたアップリンクチャネルリソースにおいて、送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、スケジューリング要求リソース上で送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、ユニキャストACKまたはユニキャストNACKと一緒に送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、ユニキャストACKまたはユニキャストNACKのいずれかと一緒に符号化され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、チャネル品質インジケータリソース上で送信され得る。別の態様において、PTMデータに関するNACKは、ユニキャストデータまたはユニキャスト制御情報と並行に送信され得る。別の態様において、装置が、送信のためのユニキャストデータまたはユニキャスト制御情報を有するとき、装置は、PTMデータに関するフィードバック情報を送信しないことを決定し得る。別の態様において、装置は、フィードバック情報を送信することを試みるための手段を含み得る。フィードバック情報は、受信レポート、RRCフィードバックレポート、またはMDTレポートのうちの1つであり得る。別の態様において、受信レポートは、一次セル識別子、二次セル識別子、または、データがMBMS送信を介して受信されるか、またはPTM送信を介して受信されるかについてのインジケーションのうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様において、RRCフィードバックレポートまたはMDTレポートは、識別子に関連付けられた受信されたパケットの数、または識別子に関連付けられた成功裏に復号されたパケットの数のうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様において、RRCフィードバックレポートまたはMDTレポートは、BLERの閾値または測定期間のうちの少なくとも1つに基づいて、送信され得る。
[0092] 前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成された装置1002’の処理システム1114、および/または、装置1002の前述されたコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記に説明されたように、処理システム1114は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含み得る。そのように、一構成において、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であり得る。
[0093] 図12は、例となる装置1202において、異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図1200である。装置は、基地局であり得る。装置は、受信コンポーネント1204、フィードバックコンポーネント1206、および送信コンポーネント1208を含む。送信コンポーネント1208は、UE1250にPTMデータを送信するように構成され得る。送信コンポーネント1208は、送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UE1250にPTMデータを再送信するように構成され得る。一態様において、その再送信は、HARQ再送信に基づかない可能性がある。受信コンポーネント1204は、送信されたPTMデータに基づいて、UE1250からフィードバック情報を受信するように構成され得る。一態様において、フィードバック情報は、送信されたPTMデータに関連付けられたレポートまたはNACKであり得る。別の態様において、送信コンポーネント1208は、フィードバック情報に基づいてPTMデータを再送信するための、PTMデータの再送信の回数、送信モード、または変調コーディング方式、のうちの少なくとも1つを調整することによってPTMデータを再送信するように構成され得る。さらに別の構成において、送信コンポーネント1208は、UE1250に、BLERの閾値および/または測定期間に基づいて、フィードバック情報を送信することを可能にさせるために、UE1250に、BLERの閾値および/または測定期間を送信するように構成され得る。
[0094] 装置は、前述された図9のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のコンポーネントを含み得る。そのように、前述された図9のフローチャートにおける各ブロックは、コンポーネントによって行われ、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、特に、記載された処理/アルゴリズムを行うように構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、記載された処理/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによってインプリメントされるか、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ読み取り可能媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0095] 図13は、処理システム1314を用いる装置1202’についてのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図1300である。処理システム1314は、一般にバス1324によって表される、バスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バス1324は、処理システム1314の特定の用途および全体的な設計制約に依存する、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1324は、プロセッサ1304、コンポーネント1204、1206、1208、およびコンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1306によって表された、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む様々な回路を互いにリンクさせる。バス1324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術分野で周知であり、したがって、これ以上は説明されない。
[0096] 処理システム1314は、トランシーバ1310に結合され得る。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1320に結合される。トランシーバ1310は、伝送媒体によって様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1320から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、処理システム1314、具体的には受信コンポーネント1204に抽出された情報を提供する。加えて、トランシーバ1310は、処理システム1314、具体的には送信コンポーネント1208から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1320に適用されるべき信号を生成する。処理システム1314は、コンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1306に結合されたプロセッサ1304を含む。プロセッサ1304は、コンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1306上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般の処理に対しての責任を負う。このソフトウェアは、プロセッサ1304によって実行されると、処理システム1314に、任意の特定の装置に関して上記に説明される様々な機能を行わせる。コンピュータ読み取り可能媒体/メモリ1306はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ1304によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムはさらに、コンポーネント1204、1206および1208のうちの少なくとも1つを含む。コンポーネントは、プロセッサ1304中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1306中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ1304に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1314は、eNB 610のコンポーネントであり得、メモリ676および/またはTXプロセッサ616、RXプロセッサ670、およびコントローラ/プロセッサ675のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0097] 1つの構成において、ワイヤレス通信のための装置1202/1202’は、UEにPTMデータを送信するための手段を含む。装置は、送信されたPTMデータに関連付けられたフィードバック情報に基づいて、UEにPTMデータを再送信するための手段を含む。一態様において、その再送信は、HARQ再送信に基づかない可能性がある。装置は、送信されたPTMデータに基づいて、UEからフィードバック情報を受信するための手段を含み得る。一態様において、フィードバック情報は、送信されたPTMデータに関連付けられたレポートまたはNACKであり得る。別の態様において、PTMデータを再送信するための手段は、フィードバック情報に基づいてPTMデータを再送信するための、PTMデータの再送信の回数、送信モード、または変調コーディング方式、のうちの少なくとも1つを調整するように構成され得る。たとえば、BLERが高い場合、その送信するための手段は、固定された送信の回数を増加させることのような、より多くの送信パラメータを調整すること、および/または単一のアンテナ構成から空間多重構成に送信モードを変更することを行うように構成され得る。BLERが低い場合、その再送信するための手段は、ただ固定された再送信の回数を増加させることだけのような、より少ない送信パラメータを調整し得、さもなければ、送信するための手段は、それらパラメータを全く調整しない(たとえば、現在の、再送信の固定された回数、送信モード、およびMCSを維持する)可能性がある。別の構成において、UEに、BLERの閾値および/または測定期間に基づいて、フィードバック情報を送信することを可能にさせるために、装置は、UEにBLERの閾値および/または測定期間を送信するための手段を含み得る。前述された手段は、前述された手段によって記載される機能を行うように構成される装置1202’の処理システム1314および/または装置1202の前述されたコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記に説明されたように、処理システム1314は、TXプロセッサ616、RXプロセッサ670、およびコントローラ/プロセッサ675を含み得る。そのように、一構成において、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ616、RXプロセッサ670、およびコントローラ/プロセッサ675であり得る。
[0098] 開示されたプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、例となるアプローチの例示であることが理解される。設計の選好に基づいて、これらプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、再配置され得ることが理解される。さらに、いくつかのブロックは、組み合わされるか、または省略され得る。添付の方法の請求項は、サンプルの順序で様々なブロックの要素を提示しているが、提示された特定の順序または階層に限定されるようには意図されない。
[0099] 先の説明は、当業者に、本明細書に説明された多様な態様を実施することを可能にさせるために提供されている。これらの態様への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書において定義された包括的な原理は、他の態様に適用され得る。このように、特許請求の範囲は、本明細書に示される態様に限定されるように意図されたものではなく、特許請求の範囲の文言と矛盾しない最大範囲であると認められるべきであり、ここにおいて、単数のエレメントへの参照は、そのように明確に記載されていない限り、「1つおよび1つのみ」を意味するのではなく、むしろ「1つまたは複数」を意味するように意図されている。「例となる(exemplary)」という用語は、「例、事例、または例示として役立つこと」を意味するために本明細書で使用される。「例となる」ものとして本明細書に説明された何れの態様も、必ずしも、他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。そうではないと明確に述べられていない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであり得、ここで、任意のそのような組み合わせは、A、B、またはCの1つまたは複数のメンバーあるいは複数のメンバーを含み得る。当業者に知られている、または後に知られることとなる、本開示全体を通じて説明された様々な態様の要素と全ての構造的および機能的に同等なものは、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるように意図される。その上、本明細書のどの開示も、そのような開示が特許請求の範囲中に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に捧げられるようには意図されていない。要素が「〜ための手段」という表現を使用して明確に記載されていない限り、何れの特許請求の範囲の要素も、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
[0099] 先の説明は、当業者に、本明細書に説明された多様な態様を実施することを可能にさせるために提供されている。これらの態様への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書において定義された包括的な原理は、他の態様に適用され得る。このように、特許請求の範囲は、本明細書に示される態様に限定されるように意図されたものではなく、特許請求の範囲の文言と矛盾しない最大範囲であると認められるべきであり、ここにおいて、単数のエレメントへの参照は、そのように明確に記載されていない限り、「1つおよび1つのみ」を意味するのではなく、むしろ「1つまたは複数」を意味するように意図されている。「例となる(exemplary)」という用語は、「例、事例、または例示として役立つこと」を意味するために本明細書で使用される。「例となる」ものとして本明細書に説明された何れの態様も、必ずしも、他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。そうではないと明確に述べられていない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであり得、ここで、任意のそのような組み合わせは、A、B、またはCの1つまたは複数のメンバーあるいは複数のメンバーを含み得る。当業者に知られている、または後に知られることとなる、本開示全体を通じて説明された様々な態様の要素と全ての構造的および機能的に同等なものは、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるように意図される。その上、本明細書のどの開示も、そのような開示が特許請求の範囲中に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に捧げられるようには意図されていない。要素が「〜ための手段」という表現を使用して明確に記載されていない限り、何れの特許請求の範囲の要素も、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ(UE)機器によるワイヤレス通信の方法であって、
基地局からポイントツーマルチポイント(PTM)データを受信することと、
識別子に基づいて、前記PTMデータを復号することを試みることと、
前記PTMデータを復号する前記試みに基づいて、前記基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定することと
を備える、方法。
[C2]
前記決定することは、前記基地局に前記フィードバック情報を送信することを控えることを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記決定することは、前記UEが、前記PTMデータを成功裏に復号するとき、前記基地局に前記フィードバック情報を送信することを控えることを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記決定は、さらに、前記UEの電力レベルに基づき、および、前記UEが、アップリンク共有チャネル上で送信するべきデータを有するかどうかに基づく、C1に記載の方法。
[C5]
前記UEが前記PTMデータを成功裏に復号しないとき、前記基地局に前記PTMデータに関する前記フィードバック情報を送信することを試みることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記UEが特定のグループサービスを受信していることを示す情報を送信することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
遅延に基づいて前記PTMデータをバッファすることをさらに備える、C5に記載の方法。
[C8]
前記フィードバック情報は、否定応答(NACK)である、C5に記載の方法。
[C9]
前記PTMデータに関する前記NACKは、前記識別子に関連付けられたダウンリンク制御チャネルメッセージにおいて識別されたアップリンク制御チャネルリソース上で送信される、C8に記載の方法。
[C10]
前記PTMデータに関する前記NACKは、半持続性スケジューリングにおいて識別されたアップリンク制御チャネルリソース上で送信され、前記半持続性スケジューリングは、前記識別子に関連付けられる、C8に記載の方法。
[C11]
前記PTMデータは、二次サービングセルから受信され、および、前記PTMデータに関する前記NACKは、一次サービングセルに送信される、C8に記載の方法。
[C12]
前記PTMデータに関する前記NACKは、前記識別子に関連付けられたダウンリンク制御チャネルメッセージにおいて示された電力制御コマンドに基づいて、送信されない、C8に記載の方法。
[C13]
前記UEは、アイドル状態にある、C8に記載の方法。
[C14]
前記決定することは、ユニキャスト制御情報を送信することを控えることを備え、前記PTMデータに関する前記NACKは、前記識別子に関連付けられたアップリンクチャネルリソースにおいて、送信される、C8に記載の方法。
[C15]
前記PTMデータに関する前記NACKは、スケジューリング要求リソース上で送信される、C8に記載の方法。
[C16]
前記PTMデータに関する前記NACKは、ユニキャスト肯定応答(ACK)またはユニキャストNACKと一緒に送信される、C8に記載の方法。
[C17]
前記PTMデータに関する前記NACKは、前記ユニキャストACKまたは前記ユニキャストNACKのいずれかと一緒に符号化される、C16に記載の方法。
[C18]
前記PTMデータに関する前記NACKは、チャネル品質インジケータリソース上で送信される、C8に記載の方法。
[C19]
PTMデータに関する前記NACKは、ユニキャストデータまたはユニキャスト制御情報と並行に送信される、C1に記載の方法。
[C20]
前記UEが、送信のためのユニキャストデータまたはユニキャスト制御情報を有するとき、前記UEは、前記PTMデータに関する前記フィードバック情報を送信しないことを決定する、C1に記載の方法。
[C21]
前記フィードバック情報を送信することを試みることをさらに備え、前記フィードバック情報は、受信レポート、無線リソース制御(RRC)フィードバックレポート、または駆動テスト最小化(MDT)レポートのうちの1つである、C1に記載の方法。
[C22]
前記受信レポートは、一次セル識別子、二次セル識別子、または、データがマルチキャストブロードキャストマルチメディアストリーム(MBMS)送信を介して受信されるか、またはPTM送信を介して受信されるかについてのインジケーションのうちの少なくとも1つを含む、C21に記載の方法。
[C23]
前記RRCフィードバックレポートまたは前記MDTレポートは、前記識別子に関連付けられた受信されたパケットの数、または前記識別子に関連付けられた成功裏に復号されたパケットの数のうちの少なくとも1つを含む、C22に記載の方法。
[C24]
前記RRCフィードバックレポートまたは前記MDTレポートは、ブロックエラーレート(BLER)の閾値または測定期間のうちの少なくとも1つに基づいて、送信される、C22に記載の方法。
[C25]
ワイヤレス通信のための装置であって、
基地局からポイントツーマルチポイント(PTM)データを受信するための手段と、
識別子に基づいて、前記PTMデータを復号することを試みるための手段と、
前記PTMデータを復号する前記試みに基づいて、前記基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定するための手段と
を備える、装置。
[C26]
ワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、および
基地局からポイントツーマルチポイント(PTM)データを受信することと、
識別子に基づいて、前記PTMデータを復号することを試みることと、
前記PTMデータを復号する前記試みに基づいて、前記基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定することと
を行うように構成された、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
[C27]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記装置が前記PTMデータを成功裏に復号するとき、前記基地局に前記フィードバック情報を送信することを控えることによって、フィードバック情報を送信するべきかどうかを決定するように構成される、C26に記載の装置。
[C28]
前記決定は、さらに、前記装置の電力レベルに基づき、および、前記装置が、アップリンク共有チャネル上で送信するべきデータを有するかどうかに基づく、C26に記載の装置。
[C29]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記装置が前記PTMデータを成功裏に復号しないとき、前記基地局に前記PTMデータに関する前記フィードバック情報を送信することを試みるようにさらに構成される、C26に記載の装置。
[C30]
ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ読み取り可能媒体であって、
基地局からポイントツーマルチポイント(PTM)データを受信することと、
識別子に基づいて、前記PTMデータを復号することを試みることと、
前記PTMデータを復号する前記試みに基づいて、前記基地局にフィードバック情報を送信するべきかどうかを決定することと
を行うためのコードを備える、コンピュータ読み取り可能媒体。