JP2018503483A - 機内厨房設備に取り付けるための飲料調製装置およびその動作方法 - Google Patents

機内厨房設備に取り付けるための飲料調製装置およびその動作方法 Download PDF

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Abstract

機内厨房設備内に取り付けるための、温かい飲料および/または冷たい飲料を調製および分配する飲料調製装置は、少なくとも前方ハウジング要素(101b,201b)を有するほぼ立方形状に構成されたハウジング(101,201)であって、特に後方ハウジング要素、上方ハウジング要素、下方ハウジング要素、および側方ハウジング要素を有するとハウジング(101,201)と、水および少なくとも1つの飲料エキス(106)により飲料を調製する調製手段と、調製済み飲料を前方ハウジング要素(101b,201b)の凹部において分配する分配手段と、を備えている。飲料調製装置が取り付けられた状態において、調製手段には、前方ハウジング要素(101b,201b)を介してのみ接近可能であり、前方ハウジング要素(101b,201b)は、並進および/または回転運動可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、機内厨房設備に取り付けるための、温かい飲料および/または冷たい飲料を調製および分配する飲料調製装置、および、飲料調製装置の動作方法に関する。本発明は、飛行機に関連して説明されるが、他の移動手段にも利用可能である点が有利である。
機内厨房設備に、様々な飲料を調製するための飲料調製装置を備え付けることが知られている。このような飲料調製装置は、多くの場合、特別な衛生上の要件を満たす必要がある。
本発明の課題は、求められる衛生上の要件をより良好に満たすことが可能な飲料調製装置を提供する点にある。
本発明の第1の態様によれば、この課題は、以下で説明するような、機内厨房設備、特に飛行機の機内厨房設備に取り付けるための、温かい飲料および/または冷たい飲料を調製および分配する飲料調製装置によって解決される。
この飲料調製装置は、少なくとも前方ハウジング要素を有するほぼ立方形状のハウジングを備えている。飲料調製装置の設備が配置されたハウジング要素、または、飲料用の容器収容部により良好に接近可能なハウジング要素も、前方ハウジング要素として機能する。また、ハウジングは、1つの後方ハウジング要素、および、上方および下方の2つのハウジング要素、並びに、2つの側方ハウジング要素を有していてよい。ハウジングまたはハウジング要素の寸法は、様々な種類の飛行機に備え付けることができるように、有利にもARINC規格に従って規格化されていることが好ましい。ここで、ハウジング要素は、プレート状に構成されていてもよい。また、このハウジング要素は、軽金属若しくは軽金属合金、または同等のプラスチック、または多成分材料から構成されていることが好ましい。
本発明に係る飲料調製装置は、水および少なくとも1つの飲料エキスにより飲料を調製する調製手段をさらに備えている。ここで、調製手段は、特に、飲料の調製に関与する様々な手段であってよく、特に、水を準備および/または提供する手段や、特に、少なくとも1つの飲料エキスを準備および/または提供する手段であってよい。有利にも、調製手段のうちの1つまたは複数は、ポンプ手段、制御装置、マイクロプロセッサ、カーボネータ、C0格納容器、被冷却調製手段、加熱装置、水および飲料エキスの混合装置、および、水フィルターから成る群から選択される。
このような飲料エキスは、特に、コーヒー若しくは紅茶を調製するためのエキス、または、冷たい飲料を調製するためのシロップ若しくは他のエキスであってよい。また、飲料エキスは基本的に、液状または乾燥状であってよい。特に、冷たい飲料を生成するためには、シロップを用いることが可能であるが、温かい飲料を生成するためには、粒状または粉状の飲料エキスを用いることが可能である。
さらに、飲料調製装置は、調製済み飲料を分配する分配手段を備えている。このために、前方ハウジング要素には、調製済み飲料を分配する分配手段が配置されるように設計された凹部が形成されていてよい。分配手段は、様々な種類のものであってよく、特に、完成した調製済み飲料を分配する導管を含んでいてよい。あるいは、完成した種々の飲料を別々に分配手段の方向に案内可能な多数の導管を含んでいてよく、これによって、完成した飲料の味覚が、以前に分配された飲料により損なわれることを低減可能である。前方ハウジング要素の凹部は、飲料充填容器を、前方ハウジング要素を介して案内することが可能なように構成されていてよい。これによって、飲料充填容器を、対応する構造のハウジング内部の分配手段まで運ぶことが可能になる。しかしながら、前方ハウジング要素は、ハウジングの内部から分離されハウジングの前方から接近可能な空間を規定する窪みの形の凹部が設けられた構成を有していてもよい。有利にも、分配手段の1つまたは複数は、飲用容器または保温貯蔵容器用の容器収容部、および、栓ユニットから成る群から選択される。
飲料調製装置が取り付けられた状態において、調製手段の少なくとも1つまたは複数、好ましくは全てには、前方ハウジング要素を介してのみ接近可能である。このために、前方ハウジング要素は、並進および/または回転運動可能に構成されている。前方ハウジング要素は、残りのハウジング要素に対して取り外し可能、スライド可能、または回転可能に配置されている。また、前方ハウジング要素は、結合運動を行うように構成されていてもよい。これに関して、前方ハウジング要素は、特に、連結機構および/またはレバー機構を介して別のハウジング要素に接続されていてよい。この構成は、調製手段に前方ハウジング要素のみを介して接近する際に、他の経路に接近できないようになっているため、不具合または事故若しくは損傷を回避可能であるという利点がある。
第1の態様に係る飲料調製装置は、特に機内厨房設備に取り付けられている場合、飲料調製装置の調製手段または分配手段に、メンテナンス、交換、および/または、清掃のために、容易に接近可能であるという利点を提供可能である。これによって、飲料調製装置の所定または所要の衛生状態を容易に生成可能であり、基礎となる課題を解決可能である。
第1の態様に係る飲料調製装置は、飲料調製装置の機能に不可欠な調製手段または分配手段のメンテナンスおよび交換を、ほとんど手間をかけずに行うことが可能であるという利点を提供可能である。
以下では、本発明の発展形態について説明する。これらの発展形態は、明確に禁止されていない限り、互いに組み合わせ可能である。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、分配手段の1つまたは複数および調製手段の1つまたは複数が搭載された支持部を有している。この支持部は、上方、下方、および、側方ハウジング要素にほぼ平行に並進運動可能に案内されて、ハウジングから引き出されることが可能である。分配手段または調製手段の搭載は、公知の方法で行うことが可能である。特に、支持部をフレーム構造で構成し、各分配手段または調製手段を支持部の対応する支持要素に固定することが可能である。ここで、分配手段および/または調製手段は、垂設または立設して搭載することが可能である。支持部の並進運動性を実現するために、支持部は、好適な軸受によりハウジング内を案内されることが可能である。ここで軸受は、特に、支持部が運動可能に搭載されたころ軸受を介して実現されることが可能である。支持部は、その並進運動のために、好ましくはハウジング要素のうちの1つと機械的に接続された1つまたは2つのレールにより案内されてもよい。支持部は、特に、ハウジングが閉じられている時、または、支持部が完全にハウジングから引き出された時に、飲料調製装置の制御可能な連結素子が係合可能な連結凹部を有していてよい。連結素子は、ハウジングに固定して取り付けられていることが好ましい。
一発展形態によれば、飲料調製装置では、支持部が引き出された位置において、調製手段の少なくとも一部に接近可能である。これに関して、分配手段および調製手段は、支持部が挿入された位置にある状態において分配手段に到達可能であり、支持部が引き出された位置にある時にのみ調製手段に接近可能であるように、構成されていることが可能である。これに関して、調製手段の少なくとも一部への接近は、支持部の1つの側面から可能である。
一発展形態によれば、前方ハウジング要素は、支持部に固定され、支持部と一緒に並進運動可能である。このような構成によれば、支持部を引っ張り出すことを可能にするために、別のステップにおいて前方ハウジング要素をハウジングから分離または旋回分離させる必要はない。従って、支持部を挿入された位置から引き出された位置までの移行が容易になる。なぜなら、より少ない数の作業工程の数しか必要とされないからである。
一発展形態によれば、前方ハウジング要素は、ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、開放位置と閉鎖位置との間を移動可能であってもよい。閉鎖位置では、前方ハウジング要素は、支持部が引き出し位置まで引き出されることを妨げるので、挿入された位置にある支持部の連結手段として機能することが可能である。従って、前方ハウジング要素が閉鎖位置にある時に、分配手段に到達可能なように構成されている。特に分配手段は、支持部に固定されて接続されているので、前方ハウジング要素は、分配手段に接近可能な凹部を有して構成されていることが好ましい。しかしながら、分配手段またはその少なくとも一部を、前方ハウジング要素に固定することも可能である。この場合、分配手段も、ハウジングに対して回転可能に配置され、前方ハウジング要素と一緒に開放位置と閉鎖位置との間を回転する。これに関して、前方ハウジング要素は、特に、ヒンジ機構により、別のハウジング要素に取り付けられていてよい。
一発展形態によれば、支持部は、前方ハウジング要素を開放位置に移動させた後に、ハウジングから引き出すことが可能である。換言すると、前方ハウジング要素の位置により、支持部の運動可能性は制限される。従って、前方ハウジング要素は、ハウジング内の支持部の運動可能性に関する遮断要素として機能することが可能である。
一発展形態によれば、前方ハウジング要素は、支持部に対して回転可能に支持部に取り付けられている。これによって、支持部が、前方ハウジング要素と一緒に移動可能であると共に開放位置と閉鎖位置との間を移動可能である。この前方ハウジング要素が回転可能である構成により、開放位置において、前方のハウジング領域に配置された調製手段および/または分配手段に接近可能である。しかし同時に、支持部は、前方ハウジング要素と一緒に引き出し可能であってよい。
一発展形態によれば、調製手段は、飲料エキスが入った少なくとも1つのタンクを収容するように構成された少なくとも1つのタンク収容部を有している。ここで、少なくとも1つのタンクの交換のため、および/または、関連部材の清掃のために少なくとも1つのタンク収容部に接近することは、支持部がハウジングから引き出された時、および/または、前方ハウジング要素が開放位置にある時に可能である。少なくとも1つのタンク収容部は、好ましくは、飲料エキスが入った少なくとも1つのタンクを支持部に固定することを可能にする。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、調製手段の少なくとも1つを冷却する冷却装置を備え、冷却装置は、ハウジングの内部にハウジングに対して静止状態で配置されている。冷却装置は、冷却手段により流動可能な熱吸収素子を有しており、流体伝導的に接続された冷却コンプレッサおよび熱交換器を有していてよい。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、少なくとも1つの被冷却調製手段を備えている。被冷却調製手段は、支持部に配置されて支持部と一緒に移動可能である。ここで、被冷却調製手段は、支持部に固定して接続されていてもよいし、取り外し可能に接続されていてもよい。
一発展形態によれば、少なくとも1つの被冷却調製手段は、支持部が挿入された状態において、冷却装置の熱吸収素子に熱的接触することが可能であり、一方、支持部が引き出された状態においては、熱吸収素子から離間されることが可能である。従って、冷却装置は、支持部に固定されている必要はなく、むしろ、支持部が引き出し位置にもたらされた場合にハウジング内に静止状態で保持されていてよい。これによって、支持部から加えられる重量を低減することが可能である。熱吸収素子がハウジング内に静止状態で配置されているので、熱吸収素子に対して可撓管を設けなくてもよい。冷却装置の全ての部材、特にその熱吸収素子、冷却コンプレッサ、および、熱交換器をハウジング内に静止状態で配置していることにより、これらの部材を、実質的に屈曲耐性を有する導管により流体伝導的に相互接続可能である。これによって、冷却装置の耐用年数を延ばすことが可能である。本体を被冷却調製手段と冷却装置に属する流動可能な熱吸収素子とに分割することにより、冷却装置の内部に可撓性の導管またはチューブを設ける必要がないことが利点である。
一発展形態によれば、少なくとも1つの被冷却調製手段は、水または調製済み飲料にCOを供給可能なカーボネータを備えている。特にこのカーボネータが、被冷却調製手段を構成している。
一発展形態によれば、熱吸収素子は、熱交換器として構成されていてよく、熱交換器には、カーボネータを、カーボネータの外表面の少なくとも一部が熱交換器により包囲されるように挿入可能である。
一発展形態によれば、分配手段は、栓ユニットと飲用容器用の容器収容部とを備えていてよい。ここで、容器収容部は、栓ユニットの下方に配置されていてよい。
一発展形態によれば、調製手段は栓ユニットに接続されており、調製済み飲料を栓ユニットに案内するようになっていてよい。
一発展形態によれば、容器収容部は、様々な寸法の飲用容器を収容するように構成されていてよい。飲料調製装置は、さらに、容器収容部に設置された飲用容器の少なくとも1つの寸法を計測する計測手段を備え、調製手段により調製される飲料の量は、容器収容部に設置された飲用容器の計測された寸法に応じて設定可能である。飲料調製装置は、設置された飲用容器の計測された寸法を調製手段に報知する報知手段を備えていることが好ましい。このような措置により、操作者による調製ステップの数を減少させることが可能である。
一発展形態によれば、容器収容部は、栓ユニットに対して移動可能な容器ホルダを備えている。ここで、容器ホルダは、飲用容器がこの中に垂れ下がることが可能なように構成されていてもよいし、飲用容器をこの上に設置可能なように構成されていてもよい。後者の場合、容器ホルダが、飲用容器を中に設置可能な凹部を有していることが都合がよい。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、飲料調製に用いられる水を加熱する加熱装置を備えており、好ましくは、加熱装置は、ほぼ無圧式に動作可能であり、特に好ましくは、無圧式に動作するボイラーとして構成されていてよい。特に、加熱装置は、大気圧ボイラーであってよい。加熱装置は、導水管を部分的に包囲していることが好ましい。これは、その時の圧力関係を考慮して、使用済みの水の加熱を行うことが可能であるという利点を提供する。加熱装置は、支持部に接続されていることが好ましい。
一発展形態によれば、ハウジングは、飛行機、船、列車、バス、またはキャンピングカーの機内厨房設備における標準スライドイン部材内に収容、または、作り付けるように構成され、好ましくは設計されている。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、水タンクの水、および/または、飲料エキスを搬送するポンプ手段と、操作装置を含む制御装置と、CO格納容器を含むカーボネータと、カーボネータおよび/または使用される水を冷却する冷却装置と、を備え、飲料調製装置は、水および少なくとも1つの飲料エキスによる温かい飲料および/または冷たい飲料を混合して、栓ユニットに送出するように構成されている。
一発展形態によれば、栓ユニットは、多数の栓位置を有し、水と飲料エキスとを混合することにより調製可能な飲料の数に相当する数の栓位置を有していることが好ましい。各栓位置は、個別の注出口を栓ユニットに有していてよく、各栓位置は、調製済み飲料を供給するための個別の導管を備え、または、そのような導管に接続されていてよい。
一発展形態によれば、温かい飲み物を調製するために、調製手段のうちの1つは、水を周囲圧力に依存する沸点に加熱することが可能な加熱装置として構成されている。本発展形態では、飲料エキスは、シロップとして構成されている。特に、シロップを使用することにより、温かい飲み物を調製する間に、水の圧力を上昇させること、または、80°Cよりも高い水温まで加熱することは省いてよい。これによって、飲料調製装置の技術的に単純な構造、および/または、その動作安全性を改善させることに関する利点が得られる。
一発展形態によれば、飲料調製用の第1の調製手段(=被冷却調製手段)は冷却されるようになっており、冷却手段により流動可能な熱吸収素子の構造が、被冷却調製手段の形状に適合され、熱吸収素子はハウジングに機械的に接続されており、好ましくは、被冷却調製手段は支持部に機械的に接続されている。熱吸収素子は、被冷却調製手段に熱伝導的に接触するように機能する接触面を有している。好ましくは、熱吸収素子は、冷却装置の一部であり、冷却装置は、これに加えて、冷却手段を密閉するための冷却コンプレッサと、好ましくはハウジングの外部に配置された、熱エネルギーを周囲に放出する熱交換器とを有している。熱吸収素子から分離可能または離間可能な被冷却調製手段により、冷却装置の内部に配置する、および/または、被冷却調製手段に繋がる可撓管またはチューブを設けなくてもよい点が利点である。
熱吸収素子は、被冷却調製手段の方向から力の成分が加えられる変形可能な緩衝材により構成されていてよい。特に、支持部がその挿入された状態に移行され、被冷却調製手段および熱吸収素子が互いに熱伝導的に接触しあうと、熱吸収素子には、より良好な熱的接触のために、被冷却調製手段の方向から力の成分が加えられ、好ましくはバネ荷重を受ける。
特にカーボネータとして構成された被冷却調製手段が、熱吸収素子側に湾曲した外表面を有している場合、前記接触面も湾曲部として構成されている、または、熱吸収素子は部分的に椀状に構成されている。特に、接触面の曲率半径は、湾曲した外表面の半径にほぼ相当する。特にカーボネータとして構成された被冷却調製手段が、熱吸収素子側にほぼ平坦な外表面を有している場合、熱吸収素子もほぼ平坦な接触面を有している。
冷却効率を向上させるために、熱吸収素子の接触面とは異なる外表面は、熱的分離されていてよく、または、熱吸収素子は、被冷却調製手段の反対側に断熱層を有していてよい。
一発展形態によれば、調製手段のうちの1つは、混合装置群(混合栓)として構成されていてよい。各混合装置は、飲料エキスと水とを混合するように機能する。好ましくは、混合栓は、複数の導管で、栓ユニットとして構成された分配手段の別々の栓位置に接続されており、このため、完成した飲料の味覚が、以前に分配された飲料により損なわれることを低減または回避することが可能である。飲料エキスのうちの1つを供給する際に重力を利用するために、飲料エキスを含むタンク(エキスタンク)は、重力に関して、混合栓よりも上方に配置されていてよい。混合栓は、特に完成した飲料の味覚を損なわないように、別々の導管を介して別々のエキスタンクに接続されている。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、被冷却調製手段と、冷却装置と、加熱装置として構成された調製手段とを備えている。好ましくは、被冷却調製手段は、カーボネータとして構成されている。被冷却調製手段および/または加熱装置は、支持部のうちの1つと機械的に接続されていることが好ましい。水は、2つの別々の導管を介して混合栓に導かれていることが好ましく、一方の導管は、冷却水を案内し、他方の導管は、加温または加熱した水を案内する。この飲料調製装置の発展形態は、温かい飲料も冷たい飲料も調製可能である。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、調製済み飲料を飲用容器および/または保温貯蔵容器に吐出するように構成されている。好ましくは、容器収容部は、保温貯蔵容器を収容するように設計されている。
一発展形態によれば、飲料調製装置は、報知要素を有しており、この報知要素は、ハウジングの開放または前方ハウジング要素の作動を、特に電子処理可能な信号により表示することが可能である。また、前方ハウジング要素に隣接した報知要素は、ハウジング要素のうちの1つまたはハウジングの壁に固定されていてよい。報知要素は、電気機械的スイッチ、特にマイクロスイッチとして構成されている、および/または、飲料調製装置の電子制御装置に電気的に接続されていることが可能である。
報知要素および電子制御装置を有する一発展形態によれば、飲料調製装置は、特に、報知要素の信号を受信すると、待機モードに移行可能である。待機モードでは、調製手段の少なくとも1つには電力が供給されない。待機モードは、特に制御装置の指示により生じる、次の特性の1つまたは複数を有していることが可能である。
・ポンプ、加熱装置、および/または、冷却装置への電源供給が停止されている、および/または、
・特にカーボネータとして構成された被冷却調製手段が、ハウジングに固定された飲料調製装置の冷却装置の熱吸収素子から離間されている、および/または、
・ハウジングが開いている、および/または、
・支持部が引き出されているか、または、引き出されることが可能である、および/または、
・飲料調製装置の水遮断弁が閉鎖されている、および/または、
・栓位置が遮断されている、および/または、
・支持部の移動に対抗し得る、特に支持部に係合可能な飲料調製装置の連結素子が解除されている、および/または
・調製手段または分配手段の清掃または交換が可能である、および/または、
・飲料調製装置の故障部材を修理または交換が可能である、
・エキスタンクを換えることが可能である。
本発展形態は、調製手段、電力が供給される部材、および/または、導水部材が周囲に与える危険が低減されるという利点を提供可能である。
移動手段、特に飛行機が、第1の態様に係るまたは上述の発展形態のいずれかに係る飲料調製装置を備えていることが都合がよい。好ましくは、飲料調製装置は、移動手段の備え付け厨房設備に搭載される。好ましくは、飲料調製装置は、導水管と、電力を供給するための電気導管とに接続されている。
本発明の第2の態様によれば、特に第1の態様に係るまたは上述の発展形態のいずれかに係る、機内厨房設備内に取り付けるための、温かい飲料および/または冷たい飲料を調製および分配する飲料調製装置を動作する方法(動作方法)は、以下のステップを有する。
S1 飲料調製装置のほぼ立方形状のハウジングの前方ハウジング要素を、前方ハウジング要素の並進および/または回転運動により開くステップ。
S2 飲料調製装置の複数の調製手段の少なくとも1つを清掃または交換するステップであって、調製手段は、水および少なくとも1つの飲料エキスにより飲料を調製するように構成されており、飲料調製装置が取り付けられた状態において、調製手段には前方ハウジング要素を介してのみ接近可能であるステップ。
S3 飲料調製装置の複数の分配手段の少なくとも1つを清掃または交換するステップであって、分配手段は、調製済み飲料を前方ハウジング要素の凹部において分配するように構成されているステップ。
ステップS2およびS3は、同時または連続して実行されることが可能である。
第2の態様に係る方法は、特に機内厨房設備内に取り付ける場合に、次の利点を提供する。すなわち、メンテナンス、交換、および/または、清掃のために、飲料調製装置の調製手段または分配手段に容易に接近可能であるという利点である。これによって、飲料調製装置の所定または所要の衛生状態を容易に生成可能であり、基礎となる課題を解決可能である。
第2の態様に係る方法は、飲料調製装置の機能に不可欠な調製手段または分配手段のメンテナンスおよび交換を、ほとんど手間をかけずに行うことが可能であるという利点を提供可能である。
一発展形態によれば、第2の態様に係る動作方法は、次のステップを有している。
S4 前記分配手段の少なくとも1つ、および/または、前記調製手段の少なくとも1つが搭載された飲料調製装置の支持部を、前記ハウジングの上方、下方、および、側方ハウジング要素にほぼ平行に並進運動可能に案内して前記ハウジングから引き出す、好ましくはステップS2の前に実行されるステップであって、好ましくは支持部が引き出された位置にもたらされると、調製手段の少なくとも1つまたは複数、および/または、分配手段の少なくとも1つまたは複数への接近が可能になるステップ。
一発展形態によれば、第2の態様に係る動作方法は、次のステップを有している。
S5 特に飲料調製装置の報知要素の信号を受信すると、特に飲料調製装置の電子制御装置により飲料調製装置を待機モードに移行させて、特に電子制御装置の指示により、調製手段の少なくとも1つに電力が供給されないようにする、特にステップS2の前、特にステップS4の前に実行されるステップ。
好ましくは、特に電子制御装置の指示により、ステップS5の間に:
・飲料調製装置のポンプ、加熱装置、および/または、冷却装置への電源供給を停止する、および/または、
・飲料調製装置の水遮断弁を閉鎖する、および/または、
・栓位置を遮断する、および/または、
・解除前は支持部の移動に対抗し、特に支持部に係合していた飲料調製装置の連結素子を解除する。
ステップS5の後には、
・飲料調製装置の支持部が引き出される、および/または、
・支持部に搭載された被冷却調製手段が、ハウジングに固定された熱吸収素子から離間される、および/または、
・調製手段のうちの1つ、分配手段のうちの1つ、冷却装置、加熱装置、および/または、その他の飲料調製装置のアッセンブリが、清掃、修理、および/または、交換される。
本発展形態は、飲料調製装置の調製手段、分配手段、電力供給される部材、および/または、導水部材が周囲またはメンテナンス要員に与える危険が低減されるという利点を提供可能である。
図1は、飲料調製装置の一実施形態を概略的に示す図である。 図2は、飲料調製装置の他の実施形態を概略的に示す図である。 図3は、図1の飲料調製装置の発展形態を概略的に示す図である。 図4は、飲料調製装置の動作方法を示すフローチャートである。 図5は、第1の態様に係る飲料調製装置を概略的に示す図である。 図6は、冷たい飲料も温かい飲料も調製可能な飲料調製装置の一実施形態を概略的に示す図である。 図7は、混合栓を備える他の実施形態の詳細を概略的に示す図である。 図8は、被冷却調製手段および加熱装置を備える他の実施形態の詳細を概略的に示す図である。 図9は、支持部を備える他の実施形態の詳細を概略的に示す図である。 図10は、第1の被冷却調製手段および冷却手段により流動可能な熱吸収素子を備える他の実施形態の詳細を概略的に示す図である。
図1は、特に、冷たい飲料を調製および分配するように機能し、機内厨房設備に取り付けられるように構成された飲料調製装置の一実施形態を概略的に示す図である。この飲料調製装置は、少なくとも前方ハウジング要素101bを有するほぼ立方形状に構成されたハウジング101であって、後方ハウジング要素101d、上方ハウジング要素101a、下部ハウジング要素101c、および側方ハウジング要素を有するハウジング101と、水および少なくとも1つの飲料エキス106により飲料を調製するための調製手段と、調製済み飲料を前方ハウジング要素101bの凹部内において分配する分配手段と、を備え、飲料調製装置が取り付けられた状態において、調製手段には、前方ハウジング要素101bを介してのみ接近可能である。また、前方ハウジング要素は、並進および/または回転運動可能に構成されている。
前方ハウジング要素101bは、窪みとして構成された凹部を有している。飲料調製装置は、水接続部104、電気接続部105、飲料エキス106の入ったタンク用の隣接配置された複数のタンク収容部、水フィルター107、ポンプブロック108、C0格納容器109、カーボネータ110、冷却コンプレッサ111、混合装置115、容器収容部103、および、栓ユニット112を備えている。電気接続部105、水接続部104、冷却コンプレッサ111、および、熱交換器114は、ハウジングに固定して取り付けられていることが都合がよい。
飲料調製装置の冷却装置は、ハウジングに固定して取り付けられた熱吸収素子を備えていることが好ましく、熱吸収素子は、カーボネータ110に熱伝導的に接触するように構成されている。
水、飲料エキス、または、調製済み飲料を供給するための導管は、図示されていない。水接続部104を介して供給される水は、水フィルター107、ポンプブロック108、カーボネータ110を通過し、混合装置115において、少なくとも1つの飲料エキス106と混合されることが都合がよい。この調製済み飲料は、栓ユニット112を介して、容器収容部103に配置された飲用容器の中に吐出される。好ましくは、様々な飲料が、別々の導管を介して栓ユニット112の異なる栓位置に供給され、これによって、調製済の飲料の味覚が、以前に分配された飲料により損なわれないようにすることが可能である。
電気接続部105を介して、ポンプブロック108、冷却コンプレッサ111、操作装置102に電力を供給可能である。
好ましくは、飲料調製装置は、飲用容器の少なくとも1つの寸法用の計測手段を有しており、計測された寸法は、供給すべき水の計量に考慮される。
分配手段の少なくとも1つ、および/または、調製手段の少なくとも1つは、前方ハウジング要素を開いた後に、容易に、メンテナンス、清掃、または交換されることが可能である。
水フィルター107、ポンプブロック108、CO格納容器109、カーボネータ110、栓ユニット112、混合装置115は、飲料調製装置の支持部に取り付けられていることが好ましく、支持部は少なくとも部分的に、ハウジングからその周囲にずらすことが可能または引き出し可能である。
好ましくは、飲料調製装置は、報知要素の1つを備えており、待機モードに移行可能である。
図2は、特に温かい飲料を調製および分配するように機能し、機内厨房設備に取り付けられるように構成された飲料調製装置の他の実施形態を概略的に示す図である。この飲料調製装置は、少なくとも前方ハウジング要素201bを有するほぼ立方形状に構成されたハウジング201であって、後方ハウジング要素201d、上方ハウジング要素201a、下方ハウジング要素201c、および側方ハウジング要素を有するハウジング201と、水および少なくとも1つの飲料エキス飲料エキス206により飲料を調製するための調製手段と、調製済み飲料を前方ハウジング要素201bの凹部内において分配する分配手段と、を備え、飲料調製装置が取り付けられた状態において、調製手段には、前方ハウジング要素201bを介してのみ接近可能である。また、前方ハウジング要素は、並進および/または回転運動可能に構成されている。
前方ハウジング要素201bは、窪みとして構成された凹部を有している。飲料調製装置は、水接続部204、電気接続部205、飲料エキス206の入ったタンク用の1つまたは複数のタンク収容部、水フィルター207、ポンプブロック208、制御装置209、電源部210、水加熱装置211、容器収容部203、および、栓ユニット213を備えている。水、飲料エキス、または、調製済み飲料を供給するための導管は、図示されていない。
水接続部204を介して供給される水は、水フィルター207、ポンプブロック208、水加熱装置211を通過し、少なくとも1つの飲料エキス206と混合されることが都合がよい。この調製済み飲料は、栓ユニット213を介して、容器収容部203に設置された飲用容器の中に吐出される。様々な飲料が、別々の導管を介して栓ユニット212の異なる栓位置に供給されることが好ましい。
電気接続部205を介して、ポンプブロック208、制御装置209、操作装置202、および、水加熱装置211に電力を供給可能である。
好ましくは、飲料調製装置は、飲用容器の少なくとも1つの寸法用の計測手段を有しており、計測された寸法は、供給すべき水の計量に考慮される。
分配手段の少なくとも1つ、および/または、調製手段の少なくとも1つは、前方ハウジング要素を開いた後に、容易に、メンテナンス、清掃、または交換されることが可能である。
好ましくは、飲料調製装置は、報知要素の1つを備えており、待機モードに移行可能である。
図3aは、図1の飲料調製装置の発展形態を概略的に示す図であり、ここでは、分配手段の少なくとも1つ、および、調製手段の少なくとも1つが、飲料調製装置の支持部119に搭載されている。支持部119は、飲料エキス106が入ったタンク用の隣接配置された複数のタンク収容部を支持している。支持部119は、並進によって部分的にハウジングから移動可能であり、そうして、分配手段および調製手段に、清掃、メンテナンス、または交換のために接近可能になる。前方ハウジング要素101bは、支持部119に機械的に接続されている。支持部119は、ハウジング要素101eおよび101fのいずれかと機械的に接続された少なくとも1つのレールによって案内されることが好ましい。
図3bは、前方ハウジング要素101bが側方ハウジング要素101eに連結接続された別の発展形態を示す図である。このハウジング要素101bが回転してハウジングの内部への開口部が開放されると、この開口部を通して、分配手段および調製手段に、清掃、メンテナンス、または交換のために接近可能になる。分配手段の少なくとも1つ、および、調製手段の少なくとも1つは、飲料調製装置の支持部119に搭載されていることが好ましい。支持部119は、ハウジング要素101eおよび101fのいずれかと機械的に接続された少なくとも1つのレールによって案内されることが好ましい。
図4は、機内厨房設備内に取り付けるための、温かい飲料および/または冷たい飲料を調製および分配する飲料調製装置の動作方法を示すフローチャートであり、この動作方法は、以下のステップを有する。
S1 飲料調製装置のほぼ立方形状のハウジングの前方ハウジング要素を、前方ハウジング要素の並進および/または回転運動により開くステップ。
S2 飲料調製装置の複数の調製手段の少なくとも1つを清掃または交換するステップであって、調製手段は、水および少なくとも1つの飲料エキスにより飲料を調製するように構成されており、飲料調製装置が取り付けられた状態において、調製手段には前方ハウジング要素を介してのみ接近可能であるステップ。
S3 飲料調製装置の複数の分配手段の少なくとも1つを清掃または交換するステップであって、分配手段は、調製済み飲料を前方ハウジング要素の凹部において分配するように構成されているステップ。
この動作方法は、点線で示された以下のステップを有していることが好ましい。
S4 分配手段の少なくとも1つ、および/または、調製手段の少なくとも1つが搭載された飲料調製装置の支持部を、上方、下方、および、側方ハウジング要素にほぼ平行に並進運動可能に案内してハウジングから引き出す、好ましくはステップS2の前に実行されるステップであって、好ましくは支持部が引き出された位置にもたらされると、調製手段の少なくとも1つまたは複数、および/または、分配手段の少なくとも1つまたは複数への接近が可能になるステップ。
図5は、飲料を調製および分配するように機能すると共に機内厨房設備内に取り付けられるように構成された、第1の態様に係る飲料調製装置を概略的に示す図である。飲料調製装置は、少なくとも前方ハウジング要素101bを有するほぼ立方形状に構成されたハウジング101であって、特に後方ハウジング要素101d、上方ハウジング要素101a、下部ハウジング要素101c、および側方ハウジング要素を有するハウジング101と、水および少なくとも1つの飲料エキス106により飲料を調製するための調製手段と、調製済み飲料を特に前方ハウジング要素101bの凹部において分配するための分配手段112と、を備え、飲料調製装置が取り付けられた状態において、調製手段には、前方ハウジング要素101bを介してのみ接近可能である。また、前方ハウジング要素101bは、並進および/または回転運動可能に構成されている。好ましくは、飲料調製装置は、報知要素のうちの1つを有しており、待機モードに移行可能である。
図6は、冷たい飲料および暖かい飲料を調製することが可能な飲料調製装置の一実施形態を概略的に示す図である。本実施形態は、図5の実施形態とは異なり、被冷却調製手段117および加熱装置211を有している。特に、被冷却調製手段117は、カーボネータとして構成されている。被冷却調製手段117も加熱装置211も、混合装置115の、水流に関して上流に配置されている。加熱装置211は、必ずしも、被冷却調製手段117の、水流に関して上流に配置されている必要はない。
特に図示されてはいないが、本実施形態は、ポンプブロック、冷却コンプレッサ、熱交換器、水フィルター、水接続部、電気接続部、様々な飲料エキス用の複数のタンク収容部、C0格納容器、操作装置、容器収容部、制御装置、電源部、混合装置または混合栓を有している。
特に好ましくは、本実施形態は、並進運動可能な支持部を備えており、この支持部には、被冷却調製手段、ポンプブロック、水フィルター、エキスタンク用の複数のタンク収容部、C0格納容器、混合装置または混合栓が、機械的に接続されている。
特に好ましくは、本実施形態は、冷却手段により流動可能な熱吸収素子を有している。この熱吸収素子は、被冷却調製手段に熱的に接続するように機能し、静止状態でハウジングと機械接続されている。
好ましくは、飲料調製装置は、報知要素のうちの1つを有し、待機モードに移行可能である。
図7は、混合栓116が混合装置115、115a、および、115bの群を有する、他の実施形態を詳細に示す概略図である。ここで、各混合装置は、タンク収容部のうちの1つに流体伝導的に接続されている。複数の混合装置からそれぞれ1つの導管が、栓ユニット112に導かれている。栓ユニット112は、複数の栓位置を有している。
図8は、被冷却調製手段117および加熱装置211を備える他の実施形態の詳細を示す概略図である。本実施形態に対応する飲料調製装置は、冷たい飲料も暖かい飲料も調製可能である。本実施形態は、図5とは異なり、被冷却調製手段117および加熱装置211を有している。特に、被冷却調製手段117は、カーボネータとして構成されている。加熱装置211および被冷却調製手段117は、異なる分岐路または異なる導水管に、いずれも混合装置115の上流において配置されている。
特に図示されてはいないが、本実施形態は、ポンプブロック、冷却コンプレッサ、熱交換器、水フィルター、水接続部、電気接続部、様々な飲料エキス用の複数のタンク収容部、C0格納容器、操作装置、容器収容部、制御装置、電源部、および、混合装置または混合栓を有している。
特に好ましくは、本実施形態は、並進運動可能な支持部を備えており、この支持部には、被冷却調製手段、ポンプブロック、水フィルター、エキスタンク用の複数のタンク収容部、C0格納容器、および、混合装置または混合栓が、機械的に接続されている。
特に好ましくは、本実施形態は、冷却手段により流動可能な熱吸収素子を有している。この熱吸収素子は、被冷却調製手段に熱的に接続するように機能し、静止状態でハウジングと機械接続されている。
好ましくは、飲料調製装置は、報知要素のうちの1つを有し、待機モードに移行可能である。
図9は、支持部119を有する他の実施形態の詳細を示す概略図である。支持部119には、混合栓116、栓ユニット112、加熱装置211、被冷却調製手段117、C0格納容器109、ポンプブロック108、および、飲料エキス106,106a,106b,106cが入ったエキスタンク用の複数のタンク収容部が、機械的に接続されている。被冷却調製手段117は、カーボネータとして構成されていることが好ましい。熱交換器114、冷却コンプレッサ111、水接続部104、および、電気接続部105は、ハウジングに固定されている。
冷却手段により流動可能な熱吸収素子は、図示されていないが、ハウジング101に機械的に接続されている。支持部119が挿入された位置では、熱吸収素子は、被冷却調製手段117に熱伝導的に接続される。好ましくは、支持部が挿入された位置にある熱吸収素子には、被冷却調製手段117の方向から力が加えられる。熱吸収素子は、より良好に被冷却調製手段117に熱的接触するために、変形可能な緩衝材を有して構成されていることが好ましい。支持部119が引き出された位置では、熱吸収素子は、被冷却調製手段117から分離または離間される。熱交換器114と、冷却コンプレッサ111と、図示されていない熱吸収素子とを含む冷却装置の一部は、ほぼ耐屈曲性を有する導管により互いに接続されていてよく、このため有利にも、冷却装置の機械的安定性が向上する。本体を被冷却調製手段117と流動可能な熱吸収素子とに分割することにより、冷却装置の内部に可撓性の導管またはチューブを設ける必要がないことが利点である。
好ましくは、飲料調製装置は、報知要素のうちの1つを有し、待機モードに移行可能である。
図10は、第1の被冷却調製手段117および冷却手段により流動可能な熱吸収素子118を備える他の実施形態の詳細を示す概略図である。特に、第1の被冷却調製手段117は、カーボネータとして構成されている。第2の調製手段118の、被冷却調製手段117の反対側の外表面には、冷却効率を上げるために断熱層120を有していてよい。断熱層120は、図10の下方に示されている。
図10の左側には、ほぼ円筒形の断面を有する被冷却調製手段117、および、これに適合する熱吸収素子118が示されている。図10の右側には、ほぼ角柱状の断面を有する被冷却調製手段117、および、これに適合する熱吸収素子118が示されている。
101 ハウジング
101b 前方ハウジング要素
102 操作装置
103 容器収容部
104 水接続部
105 電気接続部
106 飲料エキス
107 水フィルター
108 ポンプブロック
109 CO格納容器
110 カーボネータ
111 冷却コンプレッサ
112 栓ユニット
114 熱交換器
115 混合装置
116 混合装置の群、混合栓
117 第1の被冷却調製手段
118 流動可能な熱吸収素子
119 支持部
120 断熱層
201 ハウジング
201b 前方ハウジング要素
202 操作装置
203 容器収容部
204 水接続部
205 電気接続部
206 飲料エキス
207 水フィルター
208 ポンプブロック
209 制御装置
210 電源部
211 水加熱装置
213 栓ユニット
215 混合装置

Claims (20)

  1. 機内厨房設備内に取り付けるための、温かい飲料および/または冷たい飲料を調製および分配する飲料調製装置であって、
    少なくとも前方ハウジング要素(101b,201b)を有するほぼ立方形状のハウジング(101,201)と、
    水および少なくとも1つの飲料エキス(106)により飲料を調製する調製手段と、
    調製済み飲料を前方ハウジング要素(101b,201b)の凹部において分配する分配手段(112)と、を備え、
    前方ハウジング要素(101b,201b)は、並進および/または回転運動可能に構成されており、飲料調製装置が取り付けられた状態において、前記調製手段には前方ハウジング要素(101b,201b)を介してのみ接近可能である、飲料調製装置。
  2. 前記ハウジングは、上方、下方、および、側方ハウジング要素を備え、
    前記分配手段の少なくとも1つ、および/または、前記調製手段の少なくとも1つは、飲料調製装置の支持部(119)の上に搭載されており、
    支持部(119)は、上方、下方、および、側方ハウジング要素にほぼ平行に並進運動可能に案内されて、ハウジング(101,201)から引き出されることが可能であり、
    有利にも、支持部(119)が引き出された位置において、前記調製手段の少なくとも1つ、および/または、前記分配手段の少なくとも1つに接近可能である、請求項1に記載の飲料調製装置。
  3. 前方ハウジング要素(101b,201b)は、支持部(119)に固定され、支持部と一緒に並進運動可能である、請求項2に記載の飲料調製装置。
  4. 前方ハウジング要素(101b,201b)は、ハウジング(101,201)に対して回転可能に取り付けられ、開放位置と閉鎖位置との間を移動可能であり、
    有利にも、前方ハウジング要素(101b,201b)を開放位置に移動させた後に、支持部(119)をハウジング(101,201)から引き出し可能である、請求項2または3に記載の飲料調製装置。
  5. 前方ハウジング要素(101b,201b)は、支持部(119)に対して回転可能に支持部(119)に取り付けられており、支持部(119)が、前方ハウジング要素(101b,201b)と一緒に移動可能であると共に開放位置と閉鎖位置との間を移動可能である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  6. 前記調製手段は、飲料エキス(106)が入った少なくとも1つのタンクを収容するように構成された少なくとも1つのタンク収容部を備え、支持部がハウジング(101,201)から引き出された時、および/または、前方ハウジング要素(101b,201b)が開放位置にある時に、いずれかのタンクの交換のため、および/または、清掃のために、タンク収容部のうちの1つに接近可能である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  7. 前記調製手段の少なくとも1つを冷却する冷却装置をさらに備え、前記冷却装置は、ハウジング(101,201)の内部においてハウジング(101,201)に対して静止状態で配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  8. 支持部(119)に配置され、支持部(119)と一緒に移動可能な少なくとも1つの被冷却調製手段であって、有利にもカーボネータ(110)を含む被冷却調製手段を備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  9. 被冷却調製手段は、支持部(119)が挿入された状態において冷却装置の熱吸収素子に熱的に接触し、その一方で、支持部(119)が引き出された状態においては、熱吸収素子から離間される、請求項8に記載の飲料調製装置。
  10. 熱吸収素子は、カーボネータ(110)を挿入可能な熱交換器(114)として構成されており、熱交換器(114)は、カーボネータ(110)の外表面の少なくとも一部に熱伝導的に接触可能、特にこれを包囲可能である、請求項9に記載の飲料調製装置。
  11. 前記分配手段は、栓ユニット(112,213)および容器収容部(103,203)を備え、容器収容部(103,203)は、栓ユニット(112,213)の下方に配置されており、
    有利にも、調製手段は、栓ユニット(112,213)と流体接続されており、調製済み飲料を栓ユニット(112,213)まで案内する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  12. 前記容器収容部(103,203)は、様々な寸法の飲用容器を収容するように構成されており、好ましくは、栓ユニット(112,213)に対して移動可能な容器ホルダを備え、
    飲料調製装置は、容器収容部に収容された飲用容器の少なくとも1つの寸法を計測する計測手段を備え、調製手段により調製される飲料の量は、計測された寸法に応じて設定可能であり、
    有利にも、飲料調製装置は、設置された飲用容器の計測された寸法を調製手段のうちの1つに報知する報知手段を備える、請求項1〜11のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  13. 飲料調製に用いる水を加熱する加熱装置を備え、
    有利にも、加熱装置は、ほぼ無圧式に動作する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  14. 前記ハウジングは、機内厨房設備、特に飛行機の機内厨房設備における標準スライドイン部材内に収容、または、作り付けるように構成されているか、有利にも設計されている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  15. 特に飲料調製装置の水タンクの水、および/または、飲料エキス(106)を搬送するポンプ手段(108,208)と、
    操作装置を含む制御装置(209)と、
    CO格納容器(109)を含むカーボネータ(110)と、
    カーボネータ(110)および/または使用される水を冷却する冷却装置と、を備え、
    飲料調製装置は、水および少なくとも1つの飲料エキス(106)による温かい飲料および/または冷たい飲料を混合して、栓ユニット(112,213)に送出するように構成されている、請求項1〜14のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  16. 栓ユニット(112,213)は、多数の栓位置を有し、
    各栓位置は、個別の注出口を栓ユニット(112,213)に有し、各栓位置は、調製済み飲料を供給するための個別の導管に接続されており、
    有利にも、栓位置の数は、水と飲料エキスとを混合することにより調製可能な飲料の数に相当する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の飲料調製装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の飲料調製装置を備える、移動手段、特に飛行機。
  18. 特に請求項1〜17のいずれか1項に記載の、機内厨房設備内に取り付けるための、温かい飲料および/または冷たい飲料を調製および分配する飲料調製装置の動作方法であって、
    飲料調製装置のほぼ立方形状のハウジングの前方ハウジング要素を、前記前方ハウジング要素の並進および/または回転運動により開放するステップ(S1)と、
    飲料調製装置の複数の調製手段の少なくとも1つを清掃または交換するステップ(S2)であって、前記調製手段は、水および少なくとも1つの飲料エキスにより飲料を調製するように構成されており、前記飲料調製装置が取り付けられた状態において、前記調製手段には前記前方ハウジング要素を介してのみ接近可能であるステップと、
    飲料調製装置の複数の分配手段の少なくとも1つを清掃または交換するステップ(S3)であって、前記分配手段は、調製済み飲料を前記前方ハウジング要素の凹部において分配するように構成されているステップと、を備える方法。
  19. 前記分配手段の少なくとも1つ、および/または、前記調製手段の少なくとも1つが搭載された飲料調製装置の支持部を、前記ハウジングの上方、下方、および、側方ハウジング要素にほぼ平行に並進運動可能に案内して前記ハウジングから引き出す、有利にもステップ(S2)の前に実行されるステップ(S4)を備える、請求項18に記載の方法。
  20. 飲料調製装置を待機モードに移行させて、前記調製手段の少なくとも1つに電力が供給されないようにする、特にステップ(S2)の前、特にステップ(S4)の前に実行されるステップ(S5)を備える、請求項18または19に記載の方法。
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