JP2018207720A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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Masakazu Muneshima
正和 宗島
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Abstract

【課題】直列接続される複数のコンデンサを全て個別に充放電制御することができ、各コンデンサの電圧を均等にしつつ、昇圧比を上げることができるDC/DCコンバータを提供する。【解決手段】k(k≧2)個のP側コンデンサCP1〜CPkとk個のN側コンデンサCN1〜CNkを直列に接続したコンデンサ直列回路と、該コンデンサ直列回路に対してk個並設された単位変換器(100-1〜100-k)と、k番目の単位変換器(100-k)に接続されたチョッパ回路200、インダクタLおよび直流電圧源300とを備え、各単位変換器を構成するスイッチング素子S1〜S6k-5およびチョッパ回路200をオン、オフ制御することによって、各コンデンサCP1〜CPk、CN1〜CNkの電圧を充放電する。【選択図】 図1

Description

本発明は、分圧した4以上の複数のコンデンサの電圧を一組の直流電圧源とインダクタ(電流源)で調節するDC/DCコンバータに関する。
図3に、特許文献1に開示されている、三相交流電源から直流電圧を生成する回路の構成を示す。図3は、4分圧されたコンデンサC1〜C4の電圧を制御するために、三相交流電源4、インダクタL、AC/DC変換器1および電圧バランス回路として動作するDC/DCコンバータ3を用いた構成となっている。
三相交流電源4のR,S,Tの各相出力線はインダクタLを各々介してAC/DC変換器1の交流入力端に接続されている。AC/DC変換器1はスイッチング素子S1〜S6を三相ブリッジ接続して構成され、正側出力端と負側出力端の間に直流電圧VDC(図3ではVDCと表記している)を出力する。
DC/DCコンバータ3は、スイッチング素子S7およびS8を直列接続した第1の直列回路と、スイッチング素子S9およびS10を直列接続した第2の直列回路と、スイッチング素子S11〜S14を直列接続した第3の直列回路とを有している。
スイッチング素子S7およびS8の共通接続点にはAC/DC変換器1の正側出力端が接続され、スイッチング素子S9およびS10の共通接続点にはAC/DC変換器1の負側出力端が接続されている。
スイッチング素子S8の非共通接続端はスイッチング素子S11およびS12の共通接続点に接続され、スイッチング素子S9の非共通接続端はスイッチング素子S13およびS14の共通接続点に接続されている。
スイッチング素子S7の非共通接続端は正側端子P1に接続され、スイッチング素子S10の非共通接続端は負側端子N2に接続されている。
正側端子P1と負側端子N2の間にはコンデンサC1〜C4が直列に接続されている。
スイッチング素子S11の非共通接続端はコンデンサC1およびC2の共通接続点である正側端子P2に接続され、スイッチング素子S12およびS13の共通接続点は、コンデンサC2およびC3の共通接続点である中性点NPに接続され、スイッチング素子S14の非共通接続端はコンデンサC3およびC4の共通接続点である負側端子N1に接続されている。
AC/DC変換器1の出力電圧VDCはDC/DCコンバータ3に入力され、DC/DCコンバータ3のスイッチング素子S7〜S14をオン、オフ動作することによって、コンデンサC1〜C4の各印加電圧VC1〜VC4(図3ではVC1〜VC4と表記している)が均等な電圧に制御される。
尚、前記スイッチング素子S1〜S14は例えばIGBTで構成されている。
このDC/DCコンバータ3の負荷として、4直列以上の均等な直流電圧源を入力とするマルチレベルインバータを接続することが多い。このマルチレベルインバータの一例として、特許文献2に記載されている5レベルインバータの構成を図4に示す。
図4において、各ブロック21,22,23は逆導通スイッチQ1〜Q7,Q10およびダイオードD1,D2を各々備え、V++、V+、V0、V−、V−−の各端子は図3の各端子P1、P2、NP、N1、N2に接続される。
特開2015−162942号公報 特開2007−312451号公報
図3のDC/DCコンバータ3のスイッチング素子S7〜S14は表1のスイッチングパターンによりオン、オフ制御される。
Figure 2018207720
表1は、各モード1〜9における、スイッチング素子S7〜S14のオン(1)状態、オフ(0)状態と、AC/DC変換器1の正側出力端および負側出力端の間の直流電圧VDCを示している。モード1〜8によって、直流入力電流IDCを用いてどのコンデンサを充放電するかを決定している。
モード9は、スイッチング素子S8,S9,S12,S13をオンすることにより直流入力電流IDCを増加させる、電流増加モードである。
モード1では、スイッチング素子S7〜S14のうち、S7,S10のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC1+VC2+VC3+VC4となる。
モード2では、スイッチング素子S7,S9,S14のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC1+VC2+VC3となる。
モード3では、スイッチング素子S8,S10,S11のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC2+VC3+VC4となる。
モード4では、スイッチング素子S7,S9,S13のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC1+VC2となる。
モード5では、スイッチング素子S8,S9,S11,S14のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC2+VC3となる。
モード6では、スイッチング素子S8,S10,S12のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC3+VC4となる。
モード7では、スイッチング素子S8,S9,S11,S13のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC2となる。
モード8では、スイッチング素子S8,S9,S12,S14のみをオンすることにより、直流電圧VDCはVC3となる。
前記モード7、8によって、VC2とVC3を個別で充放電することができる。また、モード4によって、VC1+VC2を0〜VDCに制御できる。よって、モード4とモード6を用いることによって、VC1〜VC4の合計の直流電圧を0〜2VDCに制御することができる。
さらに、モード2とモード3を用いることによって、VC1〜VC4を均等な電圧に制御できる。例えばVC1+VC2とVC3+VC4をそれぞれVDCに制御し、VC2とVC3をそれぞれVDC/2に制御すると、VC1〜VC4はすべてVDC/2に制御されることになり、電圧が均等化される。
しかし、VC1とVC4を個別に充放電するモードは無い。よってこの特許文献1の技術では、VC1〜VC4を均等な電圧に充放電できる電圧範囲は、0〜VDC/2に限られる。すなわちVC1〜VC4の合計の直流電圧の電圧範囲は、0〜2VDCに限定される。
つまり、図3と表1の技術では、昇圧比(出力直流電圧/入力直流電圧)は0〜2に限定される。このことにより、2を超える高い昇圧比を必要とするマルチレベルインバータに適用できない、という問題がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的は、直列接続される複数のコンデンサを全て個別に充放電制御することができ、各コンデンサの電圧を均等にしつつ、昇圧比を上げることができるDC/DCコンバータを提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載のDC/DCコンバータは、
k(k≧2)個のP側コンデンサを直列接続したP側コンデンサ直列回路とk(k≧2)個のN側コンデンサを直列接続したN側コンデンサ直列回路とを、中性点端子を介して直列に接続して構成されたコンデンサ直列回路と、
前記コンデンサ直列回路に対してk(k≧2)個並設された単位変換器を備え、
前記各単位変換器は、
第1および第2のスイッチング素子を直列接続した第1の直列回路と、第3および第4のスイッチング素子を直列接続した第2の直列回路と、第5および第6のスイッチング素子を直列接続した第3の直列回路とを有し、前記第2のスイッチング素子の非共通接続端をP側第1端子に接続し、第1のスイッチング素子の非共通接続端をP側第2端子に接続し、第3のスイッチング素子の非共通接続端をN側第1端子に接続し、第4のスイッチング素子の非共通接続端をN側第2端子に接続し、第1および第2のスイッチング素子の共通接続点と第5のスイッチング素子の非共通接続端とをP側第3端子に接続し、第3および第4のスイッチング素子の共通接続点と第6のスイッチング素子の非共通接続端とをN側第3端子に接続し、第5および第6のスイッチング素子の共通接続点を出力端子に接続して構成され、
前記k個の単位変換器のうちn(nはk以下の正数)=1番目の単位変換器は、P側第1端子およびN側第1端子を前記中性点端子に接続し、P側第2端子を前記P側コンデンサ直列回路の中性点端子から1番目のP側コンデンサの反中性点側端に接続し、N側第2端子を前記N側コンデンサ直列回路の中性点端子から1番目のN側コンデンサの反中性点側端に接続し、
前記k個の単位変換器のうちn=2〜k番目の単位変換器は、P側第1端子を、当該単位変換器の前記コンデンサ直列回路側に隣接する単位変換器のP側第3端子に接続し、N側第1端子を、当該単位変換器の前記コンデンサ直列回路側に隣接する単位変換器のN側第3端子に接続し、P側第2端子を、前記P側コンデンサ直列回路の中性点端子から、当該n=2〜k番目のP側コンデンサの反中性点側端に接続し、N側第2端子を、前記N側コンデンサ直列回路の中性点端子から、当該n=2〜k番目のN側コンデンサの反中性点側端に接続し、
n=k番目の単位変換器のP側第3端子を、第7〜第10のスイッチング素子を順次直列接続したチョッパ回路の一端に接続し、n=k番目の単位変換器のN側第3端子を前記チョッパ回路の他端に接続し、
前記k個の単位変換器の各出力端子を前記チョッパ回路の第8および第9のスイッチング素子の共通接続点に接続し、
前記チョッパ回路の第7および第8のスイッチング素子の共通接続点と、第9および第10のスイッチング素子の共通接続点の間にインダクタを介して直流電圧源を接続したことを特徴とする。
また、請求項2に記載のDC/DCコンバータは、請求項1において、
前記k番目の単位変換器は、第5および第6のスイッチング素子を削除し、前記k番目の単位変換器の出力端子と前記チョッパ回路の第8および第9のスイッチング素子の共通接続点との接続を削除して構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載のDC/DCコンバータは、請求項1又は2において、
前記インダクタおよび直流電圧源に代えて、交流電源と、交流電源の交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器と、交流電源およびAC/DC変換器を結ぶ交流電路に介挿されたインダクタとを設け、AC/DC変換器の正側出力端を前記チョッパ回路の第7および第8のスイッチング素子の共通接続点に接続し、AC/DC変換器の負側出力端を前記チョッパ回路の第9および第10のスイッチング素子の共通接続点に接続して構成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載のDC/DCコンバータは、請求項1ないし3のいずれか1項において、
前記コンデンサ直列回路には、マルチレベルインバータが接続されていることを特徴とする。
(1)請求項1〜4に記載の発明によれば、コンデンサ直列回路を構成する全てのコンデンサを個別に充放電制御することができ、各コンデンサの電圧を均等にしつつ、昇圧比を上げることができる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、スイッチング素子の設置個数を抑制することができる。
(3)請求項4に記載の発明によれば、マルチレベルインバータの直流入力電圧を高くすることができるので、マルチレベルインバータが高い交流出力電圧を出力することができる利点がある。
本発明の実施形態例を示す回路図。 図1のk=2としたときの実施例を示す回路図。 特許文献1の構成を示す回路図。 特許文献2の構成を示す回路図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
図1は本発明の実施形態例によるDC/DCコンバータの回路図を示している。図1において、k(k≧2)個のP側コンデンサCP1〜CPkを直列接続したP側コンデンサ直列回路とk(k≧2)個のN側コンデンサCN1〜CNkを直列接続したN側コンデンサ直列回路は、互いに接続された中性点端子P0,N0を介して直列に接続され、コンデンサ直列回路を構成している。
このコンデンサ直列回路に対して、k(k≧2)個の単位変換器100-1〜100-kが並設されている。k個の単位変換器のうちn(nはk以下の正数)=1番目の単位変換器100-1は、第1のスイッチング素子S3および第2のスイッチング素子S4を直列接続した第1の直列回路と、第3のスイッチング素子S5および第4のスイッチング素子S6を直列接続した第2の直列回路と、第5のスイッチング素子S1および第6のスイッチング素子S2を直列接続した第3の直列回路とを有している。
スイッチング素子S4の非共通接続端は、P側第1端子としての端子P0を介して前記中性点端子P0に接続されている。スイッチング素子S3の非共通接続端は、P側第2端子としての端子P1を介して、前記中性点端子P0から1番目のP側コンデンサCP1の反中性点側端に接続されたP側端子P1に接続されている。
スイッチング素子S5の非共通接続端は、N側第1端子としての端子N0を介して前記中性点端子N0に接続されている。スイッチング素子S6の非共通接続端は、N側第2端子としての端子N1を介して、前記中性点端子N0から1番目のN側コンデンサCN1の反中性点側端に接続されたN側端子N1に接続されている。
スイッチング素子S1の非共通接続端は、スイッチング素子S3およびS4の共通接続点と、P側第3端子としての端子PO1に接続されている。
スイッチング素子S2の非共通接続端は、スイッチング素子S5およびS6の共通接続点と、N側第3端子としての端子NO1に接続されている。
スイッチング素子S1およびS2の共通接続点は出力端子OUT1に接続されている。
n=2番目の単位変換器100-2は、前記単位変換器100-1と同様に、第1のスイッチング素子S9および第2のスイッチング素子S10を直列接続した第1の直列回路と、第3のスイッチング素子S11および第4のスイッチング素子S12を直列接続した第2の直列回路と、第5のスイッチング素子S7および第6のスイッチング素子S8を直列接続した第3の直列回路とを有している。
スイッチング素子S10の非共通接続端はP側第1端子としての端子P2を介して、単位変換器100-1のP側第3端子である端子PO1に接続されている。
スイッチング素子S9の非共通接続端は、P側第2端子としての端子P3を介して、前記中性点端子P0から2番目のP側コンデンサCP2の反中性点側端に接続されたP側端子P3に接続されている。
スイッチング素子S11の非共通接続端はN側第1端子としての端子N2を介して、単位変換器100-1のN側第3端子である端子NO1に接続されている。
スイッチング素子S12の非共通接続端は、N側第2端子としての端子N3を介して、前記中性点端子N0から2番目のN側コンデンサCN2の反中性点側端に接続されたN側端子N3に接続されている。
スイッチング素子S7の非共通接続端は、スイッチング素子S9およびS10の共通接続点と、P側第3端子としての端子PO2に接続されている。
スイッチング素子S8の非共通接続端は、スイッチング素子S11およびS12の共通接続点と、N側第3端子としての端子NO2に接続されている。
n=3番目〜n=k−1番目の単位変換器100-3〜100-k-1(図示省略)も単位変換器100-2と同様に各々構成されている。
すなわち、第1および第2のスイッチング素子を直列接続した第1の直列回路と、第3および第4のスイッチング素子を直列接続した第2の直列回路と、第5および第6のスイッチング素子を直列接続した第3の直列回路と、P側第1端子、P側第2端子、P側第3端子(PO3〜POk-1)、N側第1端子、N側第2端子、N側第3端子(NO3〜NOk-1)、出力端子OUT3〜OUTk-1とを有している。
単位変換器100-3〜100-k-1のP側第1端子(単位変換器100-2の端子P2に相当する端子)は、当該単位変換器のコンデンサ直列回路側に隣接する単位変換器のP側第3端子(単位変換器100-1の端子PO1に相当する端子)に各々接続されている。
単位変換器100-3〜100-k-1のN側第1端子(単位変換器100-2の端子N2に相当する端子)は、当該単位変換器のコンデンサ直列回路側に隣接する単位変換器のN側第3端子(単位変換器100-1の端子NO1に相当する端子)に各々接続されている。
単位変換器100-3〜100-k-1のP側第2端子(単位変換器100-2の端子P3に相当する端子)は、前記中性点端子P0から、当該3〜k−1番目のP側コンデンサ(CP3〜CPk-1のうち当該番目のコンデンサ)の反中性点側端に各々接続されている。
単位変換器100-3〜100-k-1のN側第2端子(単位変換器100-2の端子N3に相当する端子)は、前記中性点端子N0から、当該3〜k−1番目のN側コンデンサ(CN3〜CNk-1のうち当該番目のコンデンサ)の反中性点側端に各々接続されている。
n=k番目の単位変換器100-kは、前記単位変換器100-2と同様に、第1のスイッチング素子S6k-3および第2のスイッチング素子S6k-2を直列接続した第1の直列回路と、第3のスイッチング素子S6k-1および第4のスイッチング素子S6kを直列接続した第2の直列回路と、第5のスイッチング素子S6k-5および第6のスイッチング素子S6k-4を直列接続した第3の直列回路とを有している。
スイッチング素子S6k-2の非共通接続端はP側第1端子としてのP2k-2を介して、単位変換器100-k-1のP側第3端子である端子POk-1(図示省略)に接続されている。
スイッチング素子S6k-3の非共通接続端は、P側第2端子としてのP2k-1を介して、前記中性点端子P0からk番目のP側コンデンサCPkの反中性点側端に接続されたP側端子P2k+1に接続されている。
スイッチング素子S6k-1の非共通接続端はN側第1端子としてのN2k-2を介して、単位変換器100-k-1のN側第3端子である端子NOk-1(図示省略)に接続されている。
スイッチング素子S6kの非共通接続端は、N側第2端子としてのN2k-1を介して、前記中性点端子N0からk番目のN側コンデンサCNkの反中性点側端に接続されたN側端子N2k+1に接続されている。
単位変換器100-kの、P側第3端子であるPOkは、第7から第10のスイッチング素子S6k+7〜S6k+10を順次直列接続したチョッパ回路(3レベルチョッパ)200の一端に接続され、N側第3端子であるNOkは、チョッパ回路200の他端に接続されている。
k個の単位変換器100-1〜100-kの各出力端子OUT1〜OUTkは、チョッパ回路200のスイッチング素子S6k+8およびS6k+9の共通接続点に接続されている。
チョッパ回路200のスイッチング素子S6k+7およびS6k+8の共通接続点と、スイッチング素子S6k+9およびS6k+10の共通接続点との間には、インダクタLおよび直流電圧源300が直列に接続されている。
前記スイッチング素子S1〜S12,…S6k,S6k-1〜S6k-5,S6k+7〜S6k+10は、各々例えばIGBTなどの自己消弧型の半導体デバイスで構成されている。
図中の、VDC(以下の説明ではVDCとする)は直流電圧源300の直流電圧(入力電圧)を示し、VCP1〜VCPk,VCN1〜VCNkは、スイッチング素子S1〜S12,…S6k,S6k-1〜S6k-5,S6k+7〜S6k+10をオン、オフ制御することで得られるP側コンデンサCP1〜CPk、N側コンデンサCN1〜CNkの各充放電電圧(出力電圧)を各々示している。
前記直流電圧VDCは、交流電源を整流して生成しても良い。すなわち、インダクタLおよび直流電圧源300に代えて、例えば図3に示すような、三相交流電源4と、AC/DC変換器1と、三相交流電源4およびAC/DC変換器1を結ぶ交流電路に介挿されたインダクタLとを設けるように構成しても良い。
図1のDC/DCコンバータの出力側(前記端子P0〜P3,…P2k+1,N0〜N3,…N2k+1側)には、例えばマルチレベルインバータが接続される。
図1のDC/DCコンバータの昇圧比(出力電圧/入力電圧)は、(VCP1+…+VCPk+VCN1+…+VCNk)/VDCである。すなわち、昇圧比は、単位変換器(100-1〜100-k)の個数k×2となる。
本実施形態例では、各コンデンサの電圧を均等にしつつ、昇圧比を最大2k上げることができるものであり、具体例として、図1のkをk=2としたときの構成を図2とともに説明する。
図2において図1と異なる点は、直列接続されるP側コンデンサを2個(CP1,CP2)とし、直列接続されるN側コンデンサを2個(CN1,CN2)とし、2個の単位変換器100-1、100-2を設け、チョッパ回路200を、スイッチング素子S13〜S16の直列回路で構成したことと、k(=2)番目の単位変換器100-2の第5および第6のスイッチング素子(S7,S8)を削除して構成したことにあり、その他の部分は図1と同様に構成されている。
尚、図2の破線部は、例えば図3の三相交流電源4、インダクタLおよびAC/DC変換器1に置き換えてもよい。
図2におけるスイッチングパターンを表2に示す。
Figure 2018207720
表2内の「1」は各スイッチング素子S1〜S16のオン状態を示している。また表2の「制御可能な最大電圧」の欄は、各コンデンサCP2,CP1,CN1,CN2が0〜VDCに制御されることを表している。
表2において、「電流増加モード」は、スイッチング素子S14,S15をオン制御して直流入力電流Idcを増加させ、コンデンサの充放電は行わない。
「CP2を充放電するモード」では、スイッチング素子S1,S3,S9,S13,S15をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S13−スイッチング素子S9−P側コンデンサCP2−スイッチング素子S3−スイッチング素子S1−出力端子OUT1−スイッチング素子S15−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、P側コンデンサCP2が充放電される。
「CP1を充放電するモード」では、スイッチング素子S2,S3,S5,S10,S13,S15をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S13−スイッチング素子S10−スイッチング素子S3−P側コンデンサCP1−スイッチング素子S5−スイッチング素子S2−出力端子OUT1−スイッチング素子S15−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、P側コンデンサCP1が充放電される。
「CN1を充放電するモード」では、スイッチング素子S1,S4,S6,S11,S14,S16をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S14−出力端子OUT1−スイッチング素子S1−スイッチング素子S4−N側コンデンサCN1−スイッチング素子S6−スイッチング素子S11−スイッチング素子S16−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、N側コンデンサCN1が充放電される。
「CN2を充放電するモード」では、スイッチング素子S2,S6,S12,S14,S16をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S14−出力端子OUT1−スイッチング素子S2−スイッチング素子S6−N側コンデンサCN2−スイッチング素子S12−スイッチング素子S16−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、N側コンデンサCN2が充放電される。
「CP2,CP1を充放電するモード」では、スイッチング素子S1,S4,S9,S13,S15をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S13−スイッチング素子S9−P側コンデンサCP2−P側コンデンサCP1−スイッチング素子S4−スイッチング素子S1−出力端子OUT1−スイッチング素子S15−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、P側コンデンサCP2,CP1が充放電される。
「CP1,CN1を充放電するモード」では、スイッチング素子S3,S6,S10,S11,S13,S16をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S13−スイッチング素子S10−スイッチング素子S3−P側コンデンサCP1−N側コンデンサCN1−スイッチング素子S6−スイッチング素子S11−スイッチング素子S16−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、P側コンデンサCP1、N側コンデンサCN1が充放電される。
「CN1,CN2を充放電するモード」では、スイッチング素子S2,S5,S12,S14,S16をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S14−出力端子OUT1−スイッチング素子S2−スイッチング素子S5−N側コンデンサCN1−N側コンデンサCN2−スイッチング素子S12−スイッチング素子S16−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、N側コンデンサCN1、CN2が充放電される。
「CP2,CP1,CN1を充放電するモード」では、スイッチング素子S2,S6,S9,S13,S15をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S13−スイッチング素子S9−P側コンデンサCP2−P側コンデンサCP1−N側コンデンサCN1−スイッチング素子S6−スイッチング素子S2−出力端子OUT1−スイッチング素子S15−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、P側コンデンサCP2,CP1、N側コンデンサCN1が充放電される。
「CP1,CN1,CN2を充放電するモード」では、スイッチング素子S3,S10,S12,S13,S16をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S13−スイッチング素子S10−スイッチング素子S3−P側コンデンサCP1−N側コンデンサCN1−N側コンデンサCN2−スイッチング素子S12−スイッチング素子S16−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、P側コンデンサCP1、N側コンデンサCN1,CN2が充放電される。
「CP2,CP1,CN1,CN2を充放電するモード」では、スイッチング素子S9,S12,S13,S16をオン制御することにより、直流電圧源300−インダクタL−スイッチング素子S13−スイッチング素子S9−P側コンデンサCP2−P側コンデンサCP1−N側コンデンサCN1−N側コンデンサCN2−スイッチング素子S12−スイッチング素子S16−直流電圧源300を結ぶ電流経路が形成され、P側コンデンサCP2,CP1、N側コンデンサCN1,CN2が充放電される。
上記のように、1個のコンデンサを(CP2,CP1,CN1,CN2を各々)充放電するモード、2個のコンデンサを充放電(CP2とCP1を充放電、CP1とCN1を充放電、CN1とCN2を充放電)するモード、3個のコンデンサを充放電(CP2,CP1,CN1を充放電、CP1,CN1,CN2を充放電)するモード、4個のコンデンサを充放電(CP2,CP1,CN1,CN2を充放電)するモードを有している。
以上の各モードを組み合わせることによって、直流電圧源300の電圧VDCをインダクタンスLを介して、各コンデンサの充放電を行うことができる。
本発明によれば、図3の従来技術に比べると、コンデンサ直列回路のすべてのコンデンサを個別に充放電制御でき、本実施例では、表2に示すように、4個のすべてのコンデンサ(CP2,CP1,CN1,CN2)の電圧を各々VDCに制御することができる。この時のコンデンサ合計電圧は4VDCである。よって本実施例では、昇圧比を4倍にできる。さらに、各コンデンサの電圧はVDCであるため均等化されている。
尚、昇圧比を2倍にしたいときは、「P側コンデンサCP1とCP2を充放電するモード」と「N側コンデンサCN1とCN2を充放電するモード」を組み合わせれば実現できる。さらに、「P側コンデンサCP1もしくはCP2を充放電するモード」と、「N側コンデンサCN1もしくはCN2を充放電するモード」とを組み合わせると、各コンデンサの電圧はVDC/2に制御できるため均等化される。
図1のk≧3の回路についても、同様の動作を行うことによって、昇圧比=2kを実現しつつ、各コンデンサを均等な電圧に充放電制御することができる。
尚、表2に示すように、スイッチング素子S7,S8はすべてのモードにおいてオフ状態である。よって、k番目(図2では2番目)の単位変換器の第5および第6のスイッチング素子を削除して構成してもよい。例として、k=2とした図2の単位変換器100-2では、図1の単位変換器100-kにはあるスイッチング素子S6k-5,S6k-4を接続しない構成としている。また図1では、k番目の単位変換器100-kのスイッチング素子S6k-5,S6k-4を接続しない構成としてもよい。この構成では、当然、k番目の単位変換器の出力端子をチョッパ回路200のスイッチング素子S6k+8,S6k+9の共通接続点に接続する必要はない。
このように構成すれば、スイッチング素子の設置個数を抑制することができる。
本発明のDC/DCコンバータでは、コンデンサを4直列以上接続している回路(マルチレベルインバータなど)に対して、各コンデンサの電圧を均等にしつつ、昇圧比を従来の回路よりも上げることができる。P側およびN側のコンデンサが2k(k≧2)直列の場合、最大2k倍の昇圧比が可能となる。
これにより、DC/DCコンバータに、コンデンサを直列接続したマルチレベルインバータを接続する場合、マルチレベルインバータの直流入力電圧を高くすることができるため、マルチレベルインバータが高い交流出力電圧を出力できる利点がある。
100-1〜100-k…単位変換器
200…チョッパ回路
300…直流電圧源
CP1〜CPk…P側コンデンサ
CN1〜CNk…N側コンデンサ
S1〜S16,S6k〜S6k+10…スイッチング素子
L…インダクタ

Claims (4)

  1. k(k≧2)個のP側コンデンサを直列接続したP側コンデンサ直列回路とk(k≧2)個のN側コンデンサを直列接続したN側コンデンサ直列回路とを、中性点端子を介して直列に接続して構成されたコンデンサ直列回路と、
    前記コンデンサ直列回路に対してk(k≧2)個並設された単位変換器を備え、
    前記各単位変換器は、
    第1および第2のスイッチング素子を直列接続した第1の直列回路と、第3および第4のスイッチング素子を直列接続した第2の直列回路と、第5および第6のスイッチング素子を直列接続した第3の直列回路とを有し、前記第2のスイッチング素子の非共通接続端をP側第1端子に接続し、第1のスイッチング素子の非共通接続端をP側第2端子に接続し、第3のスイッチング素子の非共通接続端をN側第1端子に接続し、第4のスイッチング素子の非共通接続端をN側第2端子に接続し、第1および第2のスイッチング素子の共通接続点と第5のスイッチング素子の非共通接続端とをP側第3端子に接続し、第3および第4のスイッチング素子の共通接続点と第6のスイッチング素子の非共通接続端とをN側第3端子に接続し、第5および第6のスイッチング素子の共通接続点を出力端子に接続して構成され、
    前記k個の単位変換器のうちn(nはk以下の正数)=1番目の単位変換器は、P側第1端子およびN側第1端子を前記中性点端子に接続し、P側第2端子を前記P側コンデンサ直列回路の中性点端子から1番目のP側コンデンサの反中性点側端に接続し、N側第2端子を前記N側コンデンサ直列回路の中性点端子から1番目のN側コンデンサの反中性点側端に接続し、
    前記k個の単位変換器のうちn=2〜k番目の単位変換器は、P側第1端子を、当該単位変換器の前記コンデンサ直列回路側に隣接する単位変換器のP側第3端子に接続し、N側第1端子を、当該単位変換器の前記コンデンサ直列回路側に隣接する単位変換器のN側第3端子に接続し、P側第2端子を、前記P側コンデンサ直列回路の中性点端子から、当該n=2〜k番目のP側コンデンサの反中性点側端に接続し、N側第2端子を、前記N側コンデンサ直列回路の中性点端子から、当該n=2〜k番目のN側コンデンサの反中性点側端に接続し、
    n=k番目の単位変換器のP側第3端子を、第7〜第10のスイッチング素子を順次直列接続したチョッパ回路の一端に接続し、n=k番目の単位変換器のN側第3端子を前記チョッパ回路の他端に接続し、
    前記k個の単位変換器の各出力端子を前記チョッパ回路の第8および第9のスイッチング素子の共通接続点に接続し、
    前記チョッパ回路の第7および第8のスイッチング素子の共通接続点と、第9および第10のスイッチング素子の共通接続点の間にインダクタを介して直流電圧源を接続した
    ことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記k番目の単位変換器は、第5および第6のスイッチング素子を削除し、前記k番目の単位変換器の出力端子と前記チョッパ回路の第8および第9のスイッチング素子の共通接続点との接続を削除して構成されていることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記インダクタおよび直流電圧源に代えて、交流電源と、交流電源の交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器と、交流電源およびAC/DC変換器を結ぶ交流電路に介挿されたインダクタとを設け、AC/DC変換器の正側出力端を前記チョッパ回路の第7および第8のスイッチング素子の共通接続点に接続し、AC/DC変換器の負側出力端を前記チョッパ回路の第9および第10のスイッチング素子の共通接続点に接続して構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記コンデンサ直列回路には、マルチレベルインバータが接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
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