JP2018207239A - 出力装置、音波の出力方法、プログラム、及び情報提供システム - Google Patents

出力装置、音波の出力方法、プログラム、及び情報提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】出力装置から出力される音波を用いて端末装置に情報を提供する情報提供システムにおいて、端末装置の移動状況に応じて所定の情報を提供することができるようにする。【解決手段】出力装置は、所定の周波数を用いて所定の識別情報を表す音波から前記識別情報を取得する端末装置に前記音波を出力する出力装置であって、前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向に応じて、前記音波の前記所定の周波数を、予め定められた周波数だけ変更する周波数制御部と、前記周波数制御部によって変更された前記所定の周波数を用いて前記識別情報を表す前記音波を生成する音波生成部と、前記音波生成部が生成した前記音波を出力する音波出力部と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、出力装置、音波の出力方法、プログラム、及び情報提供システムに関する。
音波を利用して、端末装置が位置を取得するための位置情報等を提供する情報提供システムが知られている。
また、特定の区画内に設置された超音波を発信するビーコンと、区画内に存在する携帯端末との間で超音波による通信を行う超音波通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のシステムのように、音波を用いて情報を提供する情報提供システムにおいて、所定の領域内にある端末装置に、位置情報だけではなく、例えば、店舗、イベント、交通機関等の様々な情報を提供することが考えられる。
このとき、所定の領域内で情報端末を所持する複数の利用者は、例えば、駅から職場等へ向かう人、駅へ向かい電車に乗る人、店に入る人、出る人、その場で立ち止まって情報端末を利用する人等、それぞれが、様々な目的を持って活動していると考えられる。
しかし、従来の情報提供システムでは、所定の領域内にある情報端末に対して一律に同じ情報を提供するものであり、例えば、情報端末の移動状況に応じて異なる情報を提供することには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、出力装置から出力される音波を用いて端末装置に情報を提供する情報提供システムにおいて、端末装置の移動状況に応じて所定の情報を提供することができるようにする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る出力装置は、所定の周波数を用いて所定の識別情報を表す音波から前記識別情報を取得する端末装置に前記音波を出力する出力装置であって、前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向に応じて、前記音波の前記所定の周波数を、予め定められた周波数だけ変更する周波数制御部と、前記周波数制御部によって変更された前記所定の周波数を用いて前記識別情報を表す前記音波を生成する音波生成部と、前記音波生成部が生成した前記音波を出力する音波出力部と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、出力装置から出力される音波を用いて端末装置に情報を提供する情報提供システムにおいて、端末装置の移動状況に応じて所定の情報を提供することができるようになる。
一実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。 一実施形態に係る複数の領域の一例を示す図である。 一実施形態に係る音波の出力方法の例について説明するための図(1)である。 一実施形態に係る音波の出力方法の例について説明するための図(2)である。 一実施形態に係る周波数の変更方法の例について説明するための図である。 一実施形態に係る出力装置の外観の例を示す図である。 一実施形態に係る出力装置のハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る出力装置の機能構成の例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供システムの機能構成の例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供システムで管理される情報の例を示す図である。 一実施形態に係る出力装置の基本的な処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャート(1)である。 第1の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャート(2)である。 第1の実施形態に係る情報端末の処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る音波の出力処理のイメージを示す図である。 第4の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る出力装置の処置の例を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は、一実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。情報提供システム100は、複数の出力装置101−1、101−2、101−3、・・・、管理サーバ102、ゲートウェイ103、情報端末104等を有する。なお、以下の説明の中で、複数の出力装置101−1、101−2、101−3、・・・のうち、任意の出力装置を示す場合、「出力装置101」を用いる。また、図1に示す出力装置101、ゲートウェイ103、及び情報端末104等の数は一例である。
出力装置101は、例えば、建物107の天井等の互いに異なる位置に設置され、所定の周波数を用いて所定の識別情報(以下、音波IDと呼ぶ)を表す音波を、所定の領域内に出力する。また、複数の出力装置101は、ゲートウェイ103と所定の無線ネットワークを形成しており、ゲートウェイ103を介して、管理サーバ102と通信可能である。
図1の例では、出力装置101−1は、2つのスピーカを有しており、第1のスピーカは、第1の音波IDを含む音波を第1の領域に対して出力している。また、第2のスピーカは、第2の音波IDを含む音波を、第1の領域とは異なる第2の領域に対して出力している。なお、スピーカの数は、1つ以上の他の数であっても良い。
好ましくは、出力装置101は、所定の周波数(例えば、16kHz)より周波数が高い非可聴音領域(例えば、16kHz〜20kHz)で、第1の音波IDを含む音波、及び第2の音波IDを含む音波をそれぞれ出力する。音波は、高い周波数ほど指向性が高く、16kHz以上の周波数は人間にはほとんど聞こえないため、非可聴音領域の音波は、所定の範囲に向けて音波ID等を送信するために好適である。
図2は、一実施形態に係る複数の領域の一例を示す図である。図2は、図1に示す建物107を上面から見た状態を示している。図2において、出力装置101−1の第1のスピーカは、第1の領域201に対して、第1の音波IDを含む音波を出力している。また、第2のスピーカは、第2の領域202に対して、第2の音波IDを含む音波を出力している。
また、他の出力装置101−2、101−3は、図2に示すように、出力装置101−1と同様に、第1の音波IDを含む音波、及び第2の音波IDを含む音波を出力している。なお、第1の音波IDと第2の音波IDとは、同じ音波IDであって良いし、異なる音波IDであっても良い。
また、第1の音波ID、第2の音波IDは、複数の音波IDの組合せであっても良い。この場合、出力装置101は、例えば、第1の音波として、互いに異なる音波IDを含む音波を、所定の時間単位(例えば、100ms単位)で切り替えて、順次に出力する。
ここで、図1に戻り、情報提供システム100のシステム構成の説明を続ける。
管理サーバ102は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク106に接続された、例えば、PC(Personal Computer)等の情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムである。
管理サーバ102は、ネットワーク106、及びゲートウェイ103を介して複数の出力装置101と通信可能であり、複数の出力装置101が出力する音波や、音波に含まれる音波ID等を管理する情報処理装置である。
また、管理サーバ102は、情報端末104から、情報端末104が取得した音波IDを含む情報取得要求を受付すると、音波IDに対応する所定の情報(以下、提供情報と呼ぶ)を情報端末104に提供する情報提供装置として機能する。
ゲートウェイ103は、ネットワーク106を介して管理サーバ102と接続されており、また、複数の出力装置101と共に無線ネットワークを形成している。ゲートウェイ103は、ゲートウェイ103が提供する無線ネットワークに接続された複数の出力装置101と、管理サーバ102との間のデータの転送(中継)や、必要に応じて通信プロトコルの変換を行う。
情報端末(端末装置)104は、利用者105が所持している、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の情報端末であり、無線通信により、ネットワーク106に接続して管理サーバ102と通信可能である。また、情報端末104は、情報提供システム100に対応する情報端末104用のアプリケーションプログラム(以下、アプリと呼ぶ)を実行する。情報端末104用のアプリは、情報端末104にインストールされると、情報端末104を識別する端末識別情報(以下、アプリIDと呼ぶ)を生成する
情報端末104は、情報端末104用のアプリを実行することにより、内蔵されたマイクロフォン等を用いて出力装置101が出力する音波を取得し、取得した音波に含まれる音波IDを抽出する。
また、情報端末104は、出力装置101の音波IDを抽出すると、抽出された出力装置101の音波IDと、情報端末104のアプリIDとを含む要求情報を管理サーバ102に送信する。さらに、情報端末104は、管理サーバ102から送信される、音波IDに対応する提供情報を取得して表示する。
なお、アプリIDは、情報端末104を識別する要求元の端末識別情報の一例である。アプリIDを用いることにより、情報提供システム100は、例えば、電話番号やメールアドレス等の個人情報によらずに、情報端末104を識別することができる。ただし、これはあくまで一例であり、情報端末104は、アプリIDに変えて、情報端末の個体識別情報や、利用者のアカウント情報等を用いるものであっても良い。
(ドップラー効果について)
例えば、図2において、情報端末104を所持した利用者105が、矢印203の方向、すなわち、出力装置101−3に近づく方向に移動すると、情報端末104が取得する音波の周波数は、出力装置101−3が出力する音波の周波数より高くなる。また、利用者105が、出力装置101−3から離れる方向に移動すると、情報端末104が取得する音波の周波数は、出力装置101−3が出力する音波の周波数より低くなる。
この現象は、ドップラー効果として知られている。例えば、出力装置101から離れる方向を正として、情報端末104の移動速度をVo、出力装置101が出力する音波の周波数をf0、情報端末104が取得する音波の周波数をf、音速をVとすると、ドップラー効果は、次の式(1)で表される。
Figure 2018207239
このドップラー効果により、情報端末104が取得する音波の周波数fは、出力装置101が出力する音波の周波数f0と異なるため、情報端末104は、移動速度によって音波に含まれる音波IDを正しく取得できない場合がある。
(音波の出力方法について)
図3は、一実施形態に係る音波の出力方法の例について説明するための図である。本実施形態に係る出力装置101は、所定の周波数を用いて所定の識別情報を表す音波を生成し、出力する。
図3の例では、周波数f0、f1、f2〜f7の8個の周波数を用いて、8ビットの識別情報を表す場合の例が示されている。各周波数は、周波数f0が第1のビット、周波数f1が第2のビット、周波数f2が第3のビット、・・・、周波数f7が第8のビットと、それぞれ、1つのビットに対応している。また、各ビットは、対応する周波数に音波が出力されているとき、デジタル値の「1」を、対応する周波数の音波が出力されていないとき、デジタル値の「0」を表すものとする。なお、識別情報のビット数「8」は一例で有り、他のビット数であっても良い。
周波数f0は、前述した非可聴音領域の周波数(例えば、18.0kHz等)が用いられ、各周波数f0〜f7は、所定の周波数間隔ΔF(例えば、120Hz間隔等)で配置されている。
また、出力装置101は、音波IDを通知する情報端末104の移動方向に応じて、各周波数f0〜f7の周波数を、予め定められた周波数fd(例えば、10Hz等)だけ、変更する機能を有している。
図4(a)は、出力装置101が、周波数f0〜f7を用いて出力する音波401の例を示している。図4(a)の例では、周波数f0の音波が出力されているので、第1のビットは「1」、周波数f1の音波が出力されていないので第2のビットは「0」であることを表している。
図4(b)は、出力装置101に近づく方向に移動している情報端末104が、出力装置から出力された音波を取得した場合の例を示している。この場合、前述したドップラー効果により、情報端末104が取得した音波402の周波数は、出力装置101が出力した音波401の周波数より高くなる。
この場合、情報端末104は、予め定められた周波数f0〜f7における音波の有無を判断するので、例えば、図4(b)に破線で示されるように、各ビット1〜8が「0」であると判断されてしまう場合がある。
従来の技術では、例えば、情報端末104側で、例えば、周波数f0〜f7を中心とする所定の帯域(例えば、−100Hz〜+100Hz)内に音波が出ている場合、対応するビットが「1」であると判断することにより、このような問題に対応していた。
本実施形態では、このドップラー効果により、情報端末104が音波に含まれる音波IDが取得できなくなる現象を積極的に利用して、情報端末104の移動状況(例えば、移動方向)に応じて所定の情報を通知する。例えば、出力装置101に近づく方向に移動する情報端末104に音波IDを通知する場合、図4(c)に示すように、音波403の周波数f0〜f7を、予め定められた周波数fdだけ低い周波数に設定する。
図4(d)は、出力装置101に近づく方向に移動している情報端末104が、図4(c)に示す音波を取得した場合の例を示している。この場合、ドップラー効果により、情報端末104が取得した音波404の周波数f'〜f7'は、予め定められた周波数f0〜f7に近づくので、情報端末104は、各ビット1〜8の値を認識することができるようになる。
なお、予め定められた周波数fdは、例えば、平均的な歩行者の移動速度等から、式(1)を用いて予め算出したものであっても良いし、実験等により予め最適な値が設定されているものであっても良い。
なお、図4(c)に示す、周波数f0〜f7が、周波数fdだけ低く変更された音波に含まれる音波IDは、例えば、出力装置101から離れる方向に移動している情報端末104では取得できない。従って、本実施形態によれは、出力装置101は、情報端末104の移動方向に応じて、周波数f0〜f7を変更することにより、移動方向が異なる情報端末104に、異なる情報を選択的に提供することができるようになる。
例えば、出力装置101から離れる方向に移動している情報端末104に音波IDを提供する場合には、出力装置101は、周波数f0〜f7を、予め定められた周波数fdだけ高い周波数に変更すれば良い。
(周波数の変更方法)
図5は、一実施形態に係る周波数の変更方法の例について説明するための図である。出力装置101が、周波数f0〜f7の周波数を、予め定められたfdだけ変更する方法は任意の方法であって良いが、ここでは、好適な一例について説明する。
仮に基本的なサンプリング周波数が48.0kHzであるものとする。図5(a)は基本的なサンプリング周波数48.0kHzで作成された音波の波形のイメージを示している。図4(a)の例では、音波の波形は、サンプリング周波数48.0kHzに対応するサンプリング間隔Ts0で出力される音波の振幅で、周期T0の正弦波の波形が表されている。
この周期T0を長く変更する場合、すなわち、音波の周波数を低く変更する場合、サンプリング周波数を、例えば、47.9kHz等、基本的なサンプリング周波数48.0kHzより低い周波数に設定する。これにより、サンプリング周波数47.9kHzに対応するサンプリング間隔Ts1は、Ts0より長くなり、音波の周期T1は、T0より長くなる、すなわち、音波の周波数を低く変更することができる。
同様に、周期T0を短く変更する場合、すなわち、音波の周波数を高く変更する場合、サンプリング周波数を、例えば、48.1kHz等、基本的なサンプリング周波数48.0kHzより高い周波数に設定する。これにより、サンプリング周波数48.1kHzに対応するサンプリング間隔Ts2は、Ts0より短くなり、音波の周期T2は、T0より短くなる、すなわち、音波の周波数を高く変更することができる。
このように、出力装置101は、音波のサンプリング周波数を変更することにより、例えば、図3に示す周波数f0〜f7を用いて音波IDを表す音波の周波数を、予め定められた周波数fdだけ変更することができる。
なお、出力装置101は、音波を生成する音波生成部に供給される基準クロック信号や、動作クロック信号等を変更することにより、音波f0〜f7の周波数を変更するもの等であっても良い。
<ハードウェア構成>
(出力装置の外観)
図6は、一実施形態に係る出力装置の外観の例を示す図である。出力装置101は、基台本体601に対して、2つの曲面状のスピーカ603a、603bが取り付けられている。
スピーカ603aは、図1、2で説明した第1のスピーカに対応している。また、スピーカ603bは、図1、2で説明した第2のスピーカに対応している。
出力装置101は、前述した非可聴音領域において、スピーカ603aを用いて第1の音波IDを含む音波を出力し、スピーカ603bを用いて第2の音波IDを含む音波を出力する。音波の周波数が高くなると、音波の直進性が高くなるので、本実施形態に係る出力装置101では、スピーカ603a、603bを曲面状とすることにより、音波の出力範囲を調整(例えば拡大)している。なお、曲面状のスピーカ603a、603bは好適な一例であり、スピーカ603a、603bは任意の形状であって良い。
出力装置101の基台本体601の上面には、一例として、マイク602が設けられている。なお、図6に示すマイク602の位置は一例である。
(出力装置のハードウェア構成)
図7は、一実施形態に係る出力装置のハードウェア構成の例を示す図である。出力装置101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)701、RAM(Random Access Memory)702、フラッシュROM(Read Only Memory)703、無線通信部704、音波処理部705、マイク602、増幅部706−1、706−2、スピーカ603a、603b、バス707等を有する。また、出力装置101は、オプションとして、移動体センサ711、環境センサ712、タイマ713、又は近距離無線通信部714等を有していても良い。
CPU701は、フラッシュROM703等に格納された出力装置101用のプログラムを実行することにより、出力装置101の各機能を実現する演算装置である。RAM702は、CPU701のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュROM703は、出力装置101用のプログラム、出力装置101の識別情報である出力装置IDや、音波ID等、様々な情報を記憶する不揮発性のメモリである。
無線通信部704は、ゲートウェイ103と無線通信を行うための無線通信装置であり、例えば、送受信回路、アンテナ、制御回路等が含まれる。本実施形態では、無線通信部704は、例えば、無線LAN、Zigbee(登録商標)、又は、920MHz帯の特定省電力無線(IEEE802.15.4g)等、各種の無線通信方式の無線部を適用することができる。
音波処理部705は、CPU701の制御に従って、例えば、音波IDを含む音波を生成する処理等の様々な音波処理を行う。音波処理部705は、例えば、音声処理用の集積回路等で実現されるものであっても良いし、DSP(Digital Signal Processor)等で実現されるものであっても良い。或いは、音波処理部705は、CPU701やマイコン(マイクロコンピュータ)等で実行されるプログラムによって実現されるものであっても良い。
マイク602は、マイクロフォン等の収音素子を含み、取得した音波を電気信号に変換する。
増幅部706−1は、スピーカ603aに出力する音波信号を増幅する音波増幅器である。増幅部706−2は、スピーカ603bに出力する音波信号を増幅する音波増幅器である。
スピーカ603aは、増幅部706−1から出力された音波信号を音波に変換して出力するスピーカである。スピーカ603bは、増幅部706−2から出力された音波信号を音波に変換して出力するスピーカである。
バス707は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
移動体センサ711は、例えば、人体等の移動体を検知するセンサ(例えば、人体センサ等)であり、出力装置101の周辺にある情報端末104や、利用者105等の移動体の有無、移動情報等を検知する。
環境センサ712は、出力装置101の周辺の温度、風速等を検知する検知デバイス等である。
タイマ713は、時刻を計時し、所定の時間になったことを検知する計時デバイス等である。
近距離無線通信部714は、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)等の近距離無線通信により、情報端末104と通信する通信デバイスである。
(情報端末、及び管理サーバハードウェア構成)
情報端末104、及び管理サーバ102は、一般的はコンピュータのハードウェア構成を有している。ここでは、一般的なコンピュータのハードウェア構成について説明する。
図8は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータ800は、例えば、CPU801、RAM802、ROM803、ストレージ部804、通信I/F805、マイク部806、スピーカ部807、表示部808、入力部809、及びバス810等を有する。
CPU801は、ROM803やストレージ部804等に格納されたプログラムやデータをRAM802上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ800の各機能を実現する演算装置である。RAM802は、CPU801のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM803は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。
ストレージ部804は、例えば、SSD(Solid State Drive)や、フラッシュROM等のストレージデバイスであり、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。
通信I/F805は、コンピュータ800をネットワーク106に接続するためのネットワークI/F等である。
マイク部806は、マイクロフォン等の収音素子を含み、マイクロフォン等により取得した音波を音波信号に変換する。コンピュータ800が備えるマイクロフォンは、20kHz、より好適な例では24kHz程度の音波まで収集可能である。そのため、マイク部806は、出力装置101から出力された音波に含まれる、例えば、16kHz以上の高い周波数の非可聴音を好適に取得することができる。
スピーカ部807は、スピーカ等の音波出力素子を含む。スピーカ部807は、音波信号を、スピーカ等により音波に変換して出力する。
表示部808は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスである。入力部809は、例えば、タッチパネル、キーボード等の入力用のデバイスである。なお、表示部808と、入力部809は、例えば、タッチパネルディスプレイ等の一体化された表示入力部であっても良い。
バス810は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
<機能構成>
(出力装置の機能構成)
図9は、一実施形態に係る出力装置の機能構成の例を示す図である。出力装置101は、例えば、通信制御部901、音波データ作成部902、音波生成部903、音波出力部904、周波数制御部905、通知情報制御部906、及び記憶部907等を有する。
また、出力装置101は、オプションとして、移動情報取得部910、時間情報取得部909、又は環境情報取得部908等を有していても良い。
通信制御部901は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラム、及び無線通信部704等によって実現され、ゲートウェイ103が提供する無線ネットワークに接続して、ゲートウェイ103を介して管理サーバ102と通信を行う。また、通信制御部901は、管理サーバ102から通知された音波ID等の情報を受信し、記憶部907等に記憶する。
音波データ作成部902は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラム、及び音波処理部705等によって実現され、所定の周波数を用いて音波ID(所定の識別情報)を表す音波の音波データを、第1のサンプリング周波数で作成する。例えば、音波データ作成部902は、図3、図4(a)に示すような音波の音波データを作成する。音波データ作成部902が作成した音波データは、例えば、記憶部907等に記憶される。
音波生成部903は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラム、及び音波処理部705等によって実現され、音波データ作成部902が作成した音波データを用いて、第2のサンプリング周波数で、出力装置101が出力する音波を生成する。例えば、音波データ作成部902は、図4(c)に示すように、周波数f0〜f7を、予め定められた周波数fdだけ変更した音波を生成することができる。
周波数制御部905は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラムによって実現される。周波数制御部905は、音波IDを通知する情報端末104の移動方向に応じて、音波生成部903が生成する音波の周波数を、周波数f0〜f7から、予め定められた周波数fdだけ変更する。
例えば、周波数制御部905は、音波IDを通知する情報端末104の移動方向が、出力装置101に近づく方向である場合、音波生成部903が生成する音波の周波数を、周波数f0〜f7から、予め定められた周波数fdだけ低く設定する。
また、周波数制御部905は、音波IDを通知する情報端末104の移動方向が、出力装置101から離れる方向である場合、音波生成部903が生成する音波の周波数を、周波数f0〜f7から、予め定められた周波数fdだけ高く設定する。
通知情報制御部906は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラムによって実現され、音波IDを通知する情報端末104の移動方向に応じて、音波IDを変更する制御を行う。
記憶部907は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラム、及びRAM702、フラッシュROM703等によって実現され、例えば、管理サーバ102から通知された音波IDや、音波データ作成部902が作成した音波データ等を記憶する。
環境情報取得部908は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラム、及び環境センサ712等によって実現され、例えば、出力装置101の周囲の気温や、風速等の環境情報を取得する。
時間情報取得部909は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラム、及びタイマ713等によって実現され、現在の時刻、時間帯等の情報を取得する。
移動情報取得部910は、例えば、図7のCPU701で実行されるプログラム、及び移動体センサ711、近距離無線通信部714等によって実現され、出力装置101の周辺にある情報端末104の移動情報を取得する。この移動情報には、例えば、出力装置101の周辺における情報端末104の有無、情報端末104の移動方向(例えば、出力装置101に近づいているか、離れているか等)の情報が含まれる。
(情報提供システムの機能構成)
図10は、一実施形態に係る情報提供システムの機能構成図である。図10には、情報提供システム100の一例として、出力装置101、管理サーバ102、ゲートウェイ103、及び情報端末104が示されている。
(管理サーバの機能構成)
管理サーバ102は、例えば、通信制御部1001、出力装置管理部1002、提供情報管理部1003、情報提供部1004、及び記憶部1005等を有する。
通信制御部1001は、例えば、管理サーバ102のCPU801で実行されるプログラム、及び通信I/F805等によって実現され、管理サーバ102をネットワーク106に接続して、他の装置との通信を行う。
出力装置管理部1002は、例えば、管理サーバ102のCPU801で実行されるプログラムによって実現され、例えば、図11(a)に示すような出力装置情報1011を、記憶部1005等に記憶して管理する。
図11(a)は、出力装置情報1011の一例のイメージを示している。図11(a)の例では、出力装置情報1011には、「出力装置ID」、「スピーカID」、「音波ID」、「サンプリング周波数」、「移動方向」等の情報が含まれる。
「出力装置ID」は、出力装置101を識別する識別情報である。「スピーカID」は、出力装置101が有する第1のスピーカ(スピーカ603a)、第2のスピーカ(スピーカ603b)を識別する識別情報である。
「音波ID」は、「スピーカID」に対応するスピーカから出力する識別情報である。「サンプリング周波数」は、出力装置101の音波生成部903が、各音波IDを含む音波を生成する際に用いる、図5で説明したサンプリング周波数である。図11(a)の例では、出力装置101の音波生成部903は、音波ID「001」を含む音波を生成するときに、サンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)を用いる。また、音波生成部903は、音波ID「002」を含む音波を生成するときには、サンプリング周波数F2(例えば、47.9kHz)を用いる。さらに、音波生成部903は、音波ID「003」を含む音波を生成するときには、サンプリング周波数F3(例えば、48.1kHz)を用いること等が示されている。
「移動方向」は、情報端末104の移動方向を示す情報である。図11(a)の例では、移動方向「商業施設→駅」は、情報端末104の移動方向が、出力装置101に近づく方向であるものとする。また、移動方向「駅→商業施設」は、情報端末104の移動方向が、出力装置101から離れる方向であるものとする。
管理サーバ102の出力装置管理部1002は、例えば、出力装置101に、出力装置情報1011に含まれる、スピーカID、音波ID、サンプリング周波数等の情報を送信することにより、出力装置101が出力する音波を制御することができる。
ここで、図10に戻り、管理サーバ102の機能構成の説明を続ける。
提供情報管理部1003は、例えば、管理サーバ102のCPU801で実行されるプログラムによって実現され、例えば、図11(b)に示すような提供情報の管理情報1012を、記憶部1005等に記憶して管理する。
図11(b)は、提供情報の管理情報1012の一例のイメージを示している。図11(b)の例では、提供情報の管理情報1012には、「音波ID」、「提供情報」、「情報の内容」等の情報が含まれる。
「音波ID」は、出力装置101が出力する音波に含まれる音波IDである。
「提供情報」は、各音波IDを取得した情報端末104に提供する情報(提供情報)である。「提供情報」は、例えば、情報端末104に提供する文字列、提供情報のファイル、又は提供情報の取得先を示すURL(Uniform Resource Locator)等の情報を含む。
「情報の内容」は、提供情報の概要を示す文字列等である。
ここで、再び図10に戻り、管理サーバ102の機能構成の説明を続ける。
情報提供部1004は、例えば、管理サーバ102のCPU801で実行されるプログラムによって実現される。情報提供部1004は、例えば、情報端末104から、音波IDと、情報端末104のアプリIDとを含む要求情報を受付すると、図11(b)に示すような提供情報の管理情報1012を用いて、音波IDに対応する提供情報を、情報端末104に提供する。
図11に示す出力装置情報1011、及び提供情報の管理情報1012の例では、移動方向が「商業施設→駅」の情報端末104には、列車の運行情報が提供され、移動方向が「駅→商業施設」の情報端末104には、商業施設の情報が選択的に提供される。また、移動方向が「停止」の情報端末104には、例えば、近くの店舗の情報等が提供される。
記憶部1005は、例えば、管理サーバ102のCPU801で実行されるプログラム、及びストレージ部804、RAM802等よって実現され、例えば、出力装置情報1011、提供情報の管理情報1012等を記憶する。
(情報端末の機能構成)
情報端末104は、音波取得部1021、情報抽出部1022、識別情報送信部1023、通信制御部1024、表示制御部1025、操作受付部1026、及び記憶部1027等を有する。情報端末104は、例えば、記憶部1027等に記憶された情報提供システム100に対応するアプリを実行することにより、上記の各構成要素を実現している。
音波取得部1021は、例えば、情報端末104のCPU801で実行されるプログラム、及びマイク部806等によって実現され、出力装置101から出力される音波を取得する。
情報抽出部1022は、例えば、情報端末104のCPU801で実行されるプログラムによって実現され、音波取得部1021が取得した音波に含まれる音波IDを抽出する。例えば、情報抽出部1022は、予め定められたサンプリング周波数(例えば、図5説明した基本的なサンプリング周波数48.0kHz等)で、取得した音波を解析して、周波数f0〜f7における信号の有無を判断することにより、音波IDを抽出する。
識別情報送信部1023は、例えば、情報端末104のCPU801で実行されるプログラムによって実現され、情報抽出部1022によって抽出された音波IDと、情報端末104のアプリIDとを含む要求情報を、管理サーバ102に送信する。
通信制御部1024は、例えば、情報端末104のCPU801で実行されるプログラム、及び通信I/F805等によって実現され、情報端末104をネットワーク106に接続して、管理サーバ102等と通信を行う。
表示制御部1025は、例えば、情報端末104のCPU801で実行されるプログラムによって実現され、管理サーバ102から提供される提供情報等を、情報端末104の表示部808等に表示させる。
操作受付部1026は、例えば、情報端末104のCPU801で実行されるプログラム、及び入力部809等によって実現され、利用者105の入力操作等を受付する。
記憶部1027は、例えば、情報端末104のCPU801で実行されるプログラム、及びストレージ部804、RAM802等によって実現され、様々な情報を記憶する。
<処理の流れ>
続いて、情報提供システム100における音波の出力方法の流れについて説明する。
(出力装置の処理の概要)
図12は、一実施形態に係る出力装置の基本的な処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1201において、出力装置101の音波データ作成部902は、例えば、記憶部907に記憶された音波IDを取得する。この音波IDは、例えば、管理サーバ102の出力装置管理部1002から送信された音波IDを通信制御部901が受信し、記憶部907に予め記憶されているものとする。
ステップS1202において、出力装置101の周波数制御部905は、例えば、図3に示すような、音波IDを表す所定の周波数f0〜f7を、音波IDの通知対象となる情報端末104の移動方向に応じて、予め定められた周波数fdだけ変更する。
例えば、周波数制御部905は、出力装置101に近づいて来る情報端末104に音波IDを通知する場合、周波数f0〜f7を、周波数fdだけ低く設定する。一方、周波数制御部905は、出力装置101から離れていく情報端末104に音波IDを通知する場合、周波数f0〜f7を、周波数fdだけ高く設定する。
ステップS1203において、出力装置101の音波生成部903は、周波数制御部905によって変更された周波数(例えば、周波数f0−fd〜f7−fd)を用いて音波IDを表す音波を生成する。音波生成部903は、例えば、出力装置101に近づいて来る情報端末104に音波IDを通知する場合、図4(c)に示すような音波を生成する。
ステップS1204において、出力装置101の音波出力部904は、音波生成部903によって生成された音波を、スピーカ603a、又はスピーカ603bを用いて出力する。
これにより、出力装置101は、例えば、出力装置101に近づいてくる情報端末(又は出力装置101から離れている情報端末104)に、選択的に音波IDを通知することができる。これにより、例えば、出力装置101に近づいてくる情報端末(又は出力装置101から離れている情報端末104)だけが、音波IDを用いて、管理サーバ102から提供情報を取得することができる。
上記の処理により、出力装置101から出力される音波を用いて情報端末104に情報を提供する情報提供システム100において、情報端末104の移動方向に応じて所定の情報を提供することができるようになる。
続いて、出力装置101の具体的な処理について、複数の実施形態を例示して説明する。
[第1の実施形態]
(出力装置の処理)
図13(a)は、第1の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。
この処理は、出力装置101が、例えば、1つのスピーカを使って、出力装置101に近づいてくる情報端末104、出力装置101から離れている情報端末104、及び停止している情報端末104に対して、音波IDを通知する処理の例を示している。
なお、処理の開始時点において、出力装置101は、例えば、図11(a)に示すような出力装置情報1011に含まれるスピーカID、音波ID、及びサンプリング周波数等の情報を予め取得し、記憶部907に記憶しているものとする。
ステップS1311において、出力装置101の音波データ作成部902は、記憶部907に記憶された音波IDを取得する。このとき取得する音波IDは、例えば、図11(a)に示す音波ID「001」、「002」、「003」のように通知対象に応じて異なる音波IDであっても良いが、ここでは、各通知対象に共通の音波IDを取得するものとして、以下の説明を行う。
ステップS1312において、出力装置101の音波データ作成部902は、図5で説明した基本的なサンプリング周波数であるF1(例えば、48.0kHz)で、周波数f0〜f7を用いて音波IDを表す音波データを作成する。
ステップS1313において、出力装置101は、図13(b)で後述する音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F1で音波を出力する。このとき、ステップS1312で音波データを作成した生成サンプリング周波数F1と、ステップS1313で音波を出力する出力サンプリング周波数F1とが一致する。従って、例えば、図4(a)に示すように、周波数f0〜f7を用いて音波IDを表す音波が出力される。
これにより、出力装置101は、移動していない情報端末104、或いは、移動速度が所定の速度以下である情報端末104に、ステップS1311で取得した音波IDを通知することができる。
ステップS1314において、出力装置101は、図13(b)の音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F2(例えば、47.9kHz)で音波を出力する。このとき、ステップS1312で音波データを作成した生成サンプリング周波数F1より、ステップS1313で音波を出力する出力サンプリング周波数F2の方が低い。従って、例えば、図4(c)に示すように、周波数f0〜f7より、予め定められた周波数fdだけ周波数が低い、f0−fd〜f7−fdを用いて音波IDを表す音波が出力される。
これにより、出力装置101は、図4の説明で述べたように、出力装置101に近づいてくる情報端末104に対して、ステップS1311で取得した音波IDを通知することができる。
ステップS1315において、出力装置101は、図13(b)の音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F3(例えば、48.1kHz)で音波を出力する。このとき、ステップS1312で音波データを作成した生成サンプリング周波数F1より、ステップS1313で音波を出力する出力サンプリング周波数F3の方が高い。従って、周波数f0〜f7より、予め定められた周波数fdだけ周波数が高い、f0+fd〜f7+fdを用いて音波IDを表す音波が出力される。
これにより、出力装置101は、出力装置101から離れていく情報端末104に対して、ステップS1311で取得した音波IDを通知することができる。
(音波の出力処理)
図13(b)は、第1の実施形態に係る音波の出力処理の例を示すフローチャートである。この処理は、出力装置101が、指定された出力サンプリング周波数で音波を出力する処理の一例を示している。
ステップS1321において、出力装置101の周波数制御部905は、音波生成部903が音波の生成に用いる出力サンプリング周波数を設定する。例えば、図13(a)のステップS1313において、出力サンプリング周波数F1で音波を出力する場合、周波数制御部905は、出力サンプリング周波数をF1に設定する。
また、図13(a)のステップS1314において、出力サンプリング周波数F2で音波を出力する場合、周波数制御部905は、出力サンプリング周波数をF2に設定する。同様に、図13(a)のステップS1315において、出力サンプリング周波数F3で音波を出力する場合、周波数制御部905は、出力サンプリング周波数をF3に設定する。
ステップS1322において、出力装置101の音波生成部903は、音波データ作成部902が作成した音波データを用いて、ステップS1321で設定された出力サンプリング周波数で、音波データを生成する。これにより、例えば、図5で説明したように、音波IDを表す周波数f0〜f7を、予め定められた周波数fdだけ変更することができる。
ステップS1323において、出力装置101の音波出力部904は、音波生成部903が生成した音波を、例えば、スピーカ603a(又はスピーカ603b)を用いて出力する。
上記の処理により、出力装置101は、例えば、出力装置101に近づいてくる情報端末104、出力装置101から離れている情報端末104、及び停止している情報端末104に対して、音波IDを順次に通知することができる。
なお、出力装置101は、図13(a)のステップS1313〜S1315に示す処理のうち、一部の処理を選択的に実行することにより、所定の移動状態の情報端末104に音波IDを通知することができる。
例えば、図14(a)に示す処理は、図13(a)に示す処理から、ステップS1515の処理を省略したものである。この処理を実行することにより、出力装置101は、例えば、1つのスピーカを使って、出力装置101に近づいてくる情報端末104、及び停止している情報端末104に対して、同じ音波IDを通知することができる。
同様に、図14(b)に示す処理は、図13(a)に示す処理から、ステップS1314の処理を省略したものである。この処理を実行することにより、出力装置101は、例えば、1つのスピーカを使って、出力装置101から離れていく情報端末104、及び停止している情報端末104に対して、同じ音波IDを通知することができる。
(情報端末の処理)
図15は、第1の実施形態に係る情報端末の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、情報端末104が、出力装置101から出力される音波から音波IDを取得し、取得した音波IDを用いて管理サーバ102から提供情報を取得する処理の例を示している。
ステップS1501において、情報端末104の音波取得部1021は、出力装置101から出力される音波を取得する。
ステップS1502において、情報端末104の情報抽出部1022は、音波取得部1021が取得した音波を、基本的なサンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で解析し、音波IDを抽出する。
ステップS1503において、情報端末104は、情報抽出部1022により音波IDが抽出されたか否かに応じて、処理を分岐させる。
情報抽出部1022により音波IDが抽出されなかった場合、情報端末104は、処理をステップS1501に戻して、同様の処理を再び実行する。一方、情報抽出部1022により音波IDが抽出された場合、情報端末104は、処理をステップS1504に移行させる。
ステップS1504に移行すると、情報端末104の識別情報送信部1023は、抽出された音波IDと、情報端末104を識別するアプリIDとを含む要求情報を、通信制御部1024を介して、管理サーバ102に送信する。
管理サーバ102の情報提供部1004は、情報端末104から、音波IDとアプリIDとを含む要求情報を受付すると、音波IDに対応する提供情報を、要求元の情報端末104に送信する。
ステップS1505において、情報端末104の表示制御部1025は、管理サーバ102から提供される提供情報を、情報端末104の表示部808に表示させる。
以上、本実施形態によれば、出力装置101から出力される音波を用いて情報端末104に情報を提供する情報提供システム100において、情報端末104の移動状況(移動方向)に応じて所定の情報を提供することができるようになる。
(変形例)
上記の説明では、出力装置101の周波数制御部905は、音波生成部903の出力サンプリング周波数を変更することにより、音波IDを表す所定の周波数f0〜f7の周波数を、予め定められた周波数fdだけ変更していた。
変形例として、出力装置101の周波数制御部905は、音波データ作成部902が、音波データを作成する際に用いる生成サンプリング周波数を変更することにより、周波数f0〜f7の周波数を、予め定められた周波数fdだけ変更するものであっても良い。
この場合、音波データ作成部902は、生成サンプリング周波数が異なる複数の音波データを作成し、音波生成部903は、同じ出力サンプリング周波数で、異なる音波データを用いて、音波を生成することにより、同様の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、情報端末104の移動方向に応じて、音波IDを表す周波数f0〜f7の周波数を、予め定められたfdだけ変更することにより、所定の移動方向の情報端末104に、選択的に音波IDを通知する処理の例について説明した。
第2の実施形態では、さらに、情報端末104の移動速度に応じて、周波数f0〜f7の周波数を、予め定められたfd1、fd2だけ変更することにより、情報端末104の移動速度に応じて、音波IDを通知する場合の処理の例について説明する。
本実施形態では、音波生成部903が音波を生成するときに用いる出力サンプリングとして、F1〜F5の5つの出力サンプリング周波数を用いる。このうち、F1(例えば、48.0kHz)、F2(例えば、47.9kHz)、F3(例えば、48.1kHz)は、第1の実施形態で用いた出力サンプリング周波数と同様である。
F4は、一例として、F2よりさらに低い周波数(例えば、47.8kHz)が用いられる。F4は、出力装置101の移動方向が出力装置101に近づく方向であり、かつ第1の実施形態で想定していた通知対象(例えば、歩行者等)より移動速度が速い通知対象(例えば、走っている人、自転車等)に対して、音波IDを通知するために用いられる。
また、F5は、一例として、F3よりさらに高い周波数(例えば、48.2kHz)が用いられる。F5は、出力装置101の移動方向が出力装置101から離れていく方向であり、かつ第1の実施形態で想定していた通知対象より移動速度が速い通知対象に対して、音波IDを通知するために用いられる。
(出力装置の処理)
図16(a)は、第2の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図16のステップS1311、S1312の処理は、図13(a)に示す第1の実施形態に係る出力装置の処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS1611において、出力装置101は、図16(b)で後述する音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F4(例えば、47.8kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。これにより、周波数f0〜f7より、予め定められた周波数fd2(例えば、200Hz)だけ周波数が低い、f0−fd2〜f7−fd2を用いて音波IDを表す音波が出力される。
ステップS1612において、出力装置101は、図16(b)に示す音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F2(例えば、47.9kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。これにより、周波数f0〜f7より、予め定められた周波数fd1(例えば、100Hz)だけ周波数が低い、f0−fd1〜f7−fd1を用いて音波IDを表す音波が出力される。
ステップS1613において、出力装置101は、図16(b)に示す音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。これにより、周波数f0〜f7を用いて音波IDを表す音波が出力される。
ステップS1614において、出力装置101は、図16(b)に示す音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F3(例えば、48.1kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。これにより、周波数f0〜f7より、予め定められた周波数fd1(例えば、100Hz)だけ周波数が高い、f0+fd1〜f7+fd1を用いて音波IDを表す音波が出力される。
ステップS1615において、出力装置101は、図16(b)に示す音波の出力処理により、出力サンプリング周波数F5(例えば、48.2kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。これにより、周波数f0〜f7より、予め定められた周波数fd2(例えば、200Hz)だけ周波数が高い、f0+fd2〜f7+fd2を用いて音波IDを表す音波が出力される。
ステップS1616において、出力装置101は、音波の出力を終了するかを判断する。例えば、管理サーバ102等からの出力終了の指示を受信した場合、出力装置101は、音波の出力を終了すると判断する。
音波の出力を終了すると判断した場合、出力装置101は処理を終了させる、一方、音波の出力を終了すると判断されない場合、出力装置101は、処理をステップS1611に戻して、同様の処理を繰り返し実行する。
上記の処理により、出力装置101は、移動状況が異なる複数の情報端末104に対して、出力サンプリング周波数が異なる複数の音波を順次に送信し、音波IDを通知することができるようになる。
(音波の出力処理)
図16(b)は、第2の実施形態に係る音波の出力処理の例を示すフローチャートである。この処理は、出力装置101が、指定された出力サンプリング周波数で音波を所定の時間だけ出力する処理の一例を示している。なお、基本的な処理内容は、図13(b)に示す第1の実施形態に係る音波の出力処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
ステップS1621において、出力装置101の周波数制御部905は、音波生成部903が音波の生成に用いる出力サンプリング周波数を設定する。例えば、図16(a)のステップS1611において、出力サンプリング周波数F4で音波を出力する場合、周波数制御部905は、出力サンプリング周波数をF4に設定する。
ステップS1622において、出力装置101の音波生成部903は、音波データ作成部902が作成した音波データを用いて、ステップS1621で設定された出力サンプリング周波数で、音波データを生成する。
ステップS1623において、出力装置101の音波出力部904は、音波生成部903が生成した音波を、例えば、スピーカ603a(又はスピーカ603b)を用いて出力する。
ステップS1624において、出力装置101の音波出力部904は、ステップS1623で音波の出力を開始してから所定の時間(例えば、100ms)経過したかを判断する。
所定の時間を経過していない場合、音波出力部904は、音波の出力を継続する。一方、所定の時間を経過した場合、音波出力部904は、処理を終了する。
上記の処理により、出力装置101は、第1の実施形態で想定している移動速度より、移動速度が速い情報端末104に対しても、音波IDを通知することができるようになる。
なお、出力装置101は、図16(a)のステップS1611〜S1615に示す処理のうち、一部の処理を選択的に実行することにより、所定の移動状態(移動方向、移動速度)の情報端末104に音波IDを通知することができる。
例えば、出力装置101は、図16(a)のステップS1611〜S1615に示す処理のうち、ステップS1611、S1615の処理のみを実行することにより、移動速度が速い情報端末104に対して、選択的に音波IDを通知することができる。
以上、本実施形態によれば、出力装置101から出力される音波を用いて情報端末104に情報を提供する情報提供システム100において、端末装置の移動状況(移動方向、及び移動速度)に応じて所定の情報を提供することができるようになる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、出力装置101が、情報端末104の移動状態に応じて、異なる音波IDを通知する場合の処理の例について説明する。
(出力装置の処理)
図13(a)は、第1の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。
この処理は、出力装置101が、例えば、1つのスピーカを使って、出力装置101に近づいてくる情報端末104、出力装置101から離れている情報端末104、及び停止している情報端末104に対して、異なる音波IDを通知する処理の例を示している。
なお、処理の開始時点において、出力装置101は、例えば、図11(a)に示すような出力装置情報1011に含まれるスピーカID、音波ID、及びサンプリング周波数等の情報を予め取得し、記憶部907に記憶しているものとする。
ステップS1701において、出力装置101の通知情報制御部906は、記憶部907に記憶された音波IDを取得する。ここでは、一例として、通知情報制御部906は、図11(a)に示すように、通知対象が異なる3つの音波ID1「001」、音波ID2「002」、及び音波ID3「003」を取得するものとする。
ステップS1702において、出力装置101の通知情報制御部906は、音波データ作成部902を用いて、基本的なサンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で、音波ID1を表す音波データ1を作成する。
ステップS1703において、出力装置101の通知情報制御部906は、音波データ作成部902を用いて、基本的なサンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で、音波ID2を表す音波データ2を作成する。
ステップS1704において、出力装置101の通知情報制御部906は、音波データ作成部902を用いて、基本的なサンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で、音波ID3を表す音波データ3を作成する。
ステップS1705において、通知情報制御部906は、例えば、図16(b)に示すような音波の出力処理により、音波データ3を用いて、出力サンプリング周波数F3(例えば、48.1kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。この処理により、出力装置101は、例えば、出力装置101から離れていく情報端末104に対して、音波ID3を通知することができる。
ステップS1706において、通知情報制御部906は、例えば、図16(b)に示した音波の出力処理により、音波データ2を用いて、出力サンプリング周波数F2(例えば、47.9kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。この処理により、出力装置101は、例えば、出力装置101に近づいてくる情報端末104に対して、音波ID2を通知することができる。
ステップS1707において、通知情報制御部906は、例えば、図16(b)に示した音波の出力処理により、音波データ1を用いて、出力サンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で音波を所定の時間(例えば、100ms)出力する。この処理により、出力装置101は、例えば、停止している情報端末104、又は移動速度が所定の速度以下である情報端末104に対して、音波ID1を通知することができる。
このように、本実施形態によれば、出力装置101は、情報端末104の移動状態(移動方向)に応じて、異なる音波IDを通知することができるようになる。
[第4の実施形態]
図18は、第4の実施形態に係る音波の出力処理のイメージを示す図である。第4の実施形態では、出力装置101の2つのスピーカを用いて、所定の方向に移動する情報端末104に、音波IDを通知する場合の例について説明する。
例えば、図18において、出力装置101は、スピーカ603aを用いて第1の音波を出力し、スピーカ603bを用いて第2の音波を出力しているものとする。出力装置101は、図18の右側から左側へ向かう方向(以下、第1の方向と呼ぶ)へ移動する情報端末104に対して、第1の音波IDを通知するものとする。
この場合、出力装置101は、スピーカ603aを用いて、音波IDを表す周波数f0〜f7を、予め定められた周波数fdだけ低く変更した第1の音波を出力する。また、出力装置101は、スピーカ603bを用いて、音波IDを表す周波数f0〜f7を、予め定められた周波数fdだけ高く変更した第2の音波を出力する。
これにより、第1の方向に沿って、出力装置101近づく方向に移動する利用者105aが所持する情報端末104aは、スピーカ603aから出力される第1の音波に含まれる音波IDを取得することができる。
また、第1の方向に沿って、出力装置101から離れている方向に移動する利用者105bが所持する情報端末104bは、スピーカ603bから出力される第2の音波に含まれる音波IDを取得することができる。
一方、図18の左側から右側へ向かう方向(以下、第2の方向と呼ぶ)へ移動する情報端末104には、音波IDが通知されない。
また、本実施形態では、出力装置101は、第1の方向に沿って、出力装置101近づく情報端末104aに対して音波ID1を通知し、第1の方向に沿って、出力装置101から離れている情報端末104bに対して音波ID2を通知することも可能である。
これにより、例えば、出力装置101を店舗の出入口に設置し、店内から出入口に向かう買物客に対して、例えば、「買い忘れはありませんか?」等のメッセージと共に、特売情報等を提供する。また、店内から店外へ出た買物客に対して、例えば、「ありがとうございました。」等のメッセージと共に、クーポン情報等を通知すること等ができるようになる。
(出力装置の処理)
図19は、第4の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、出力装置101が、第1の方向に沿って、出力装置101近づく情報端末104aに対して音波ID1を通知し、第1の方向に沿って、出力装置101から離れている情報端末104bに対して音波ID2を通知する場合の処理の例を示している。
ステップS1901において、出力装置101の通知情報制御部906は、記憶部907に記憶された音波ID1、音波ID2を取得する。
ステップS1902において、出力装置101の通知情報制御部906は、音波データ作成部902を用いて、基本的なサンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で、音波ID1(例えば、「001」)を表す音波データ1を作成する。
ステップS1903において、出力装置101の通知情報制御部906は、音波データ作成部902を用いて、基本的なサンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で、音波ID2(例えば、「002」)を表す音波データ2を作成する。
ステップS1904において、通知情報制御部906は、例えば、図16(b)に示した音波の出力処理により、音波データ1、出力サンプリング周波数F2(例えば、47.9kHz)で生成した音波を、スピーカ603aで出力させる。
ステップS1905において、通知情報制御部906は、例えば、図16(b)に示した音波の出力処理により、音波データ2、出力サンプリング周波数F3(例えば、48.1kHz)で生成した音波を、スピーカ603bで出力させる。
上記の処理により、本実施形態によれば、出力装置101から出力される音波を用いて情報端末104に情報を提供する情報提供システム100において、端末装置の移動状況に応じて、複数のスピーカを用いて所定の情報を提供することができるようになる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、出力装置101が、周辺の移動体の動きを検知して、音波データを表す周波数f0〜f7の周波数を、予め定められた周波数fdだけ変更する場合の例について説明する。
図20は、第5の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図20のステップS1311、1312の処理は、図13に示す第1の実施形態に係る出力装置の処理と同様なので、ここでは第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS2001において、出力装置101の移動情報取得部910は、移動体センサ711、又は近距離無線通信部714等を用いて、出力装置101の周辺にある情報端末104の移動情報を取得する。この移動情報には、例えば、出力装置101の周辺における情報端末104の有無、情報端末104の移動方向(例えば、出力装置101に近づいているか、離れているか等)の情報が含まれる。
ステップS2002において、出力装置101の移動情報取得部910は、出力装置101の周辺における情報端末104の移動の有無を判断する。
出力装置101の周辺における情報端末104に移動がない場合、移動情報取得部910は、処理をステップS2003に移行させる。一方、出力装置101の周辺における情報端末104に移動がある場合、移動情報取得部910は、処理をステップS2004に移行させる。
ステップS2003に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、出力サンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で音波を出力する。
ステップS2004に移行すると、出力装置101の移動情報取得部910は、情報端末104が、出力装置101に向かって移動しているかを判断する。
情報端末104が出力装置101に向かって移動している場合、移動情報取得部910は、処理をステップS2005に移行させる。一方、情報端末104が出力装置101に向かって移動していない場合、移動情報取得部910は、処理をステップS2006に移行させる。
ステップS2005に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、出力サンプリング周波数F2(例えば、47.9kHz)で音波を出力する。これにより、出力装置101は、出力装置101に向かって移動している情報端末104に対して、音波IDを通知することができる。
ステップS2006に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、出力サンプリング周波数F3(例えば、48.1kHz)で音波を出力する。これにより、出力装置101は、例えば、出力装置101からに離れていく情報端末104に対して、音波IDを通知することができる。
以上、本実施形態によれば、出力装置101が、周辺の情報端末104、又は利用者105等の移動体の移動情報に応じて、音波データを表す周波数f0〜f7の周波数を、予め定められた周波数fdだけ変更することができるようになる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態では、時間帯によって、音波IDを取得可能な移動方向が異なる場合の処理の例について説明する。本実施形態では、例えば、イベントが開催される施設を利用可能な「動作時間帯」と、動作時間帯のうち施設に人が集まる時間帯である「第1の時間帯」と、動作時間帯のうち「第1の時間帯」以外の「第2の時間帯」とが、予め設定されているものとする。
(出力装置の処理)
図21は、第6の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図21のステップS1311、1312の処理は、図13に示す第1の実施形態に係る出力装置の処理と同様なので、ここでは第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS2101において、出力装置101の時間情報取得部909は、例えば、タイマ713等を用いて、現在の時刻、時間帯等の時間情報を取得する。
ステップS2102において、出力装置101の時間情報取得部909は、現在の時刻、又は時間帯が、前述した「動作時間帯」であるかを判断する。
現在の時刻、又は時間帯が「動作時間帯」でない場合、時間情報取得部909は、処理をステップS2103に移行させる。一方、現在の時刻、又は時間帯が「動作時間帯」である場合、時間情報取得部909は、処理をステップS2104に移行させる。
ステップS2103に移行すると、出力装置101の音波出力部904は、音波の出力を停止させる。
ステップS2104に移行すると、出力装置101の時間情報取得部909は、現在の時刻、又は時間帯が、前述した「第1の時間帯」であるかを判断する。
現在の時刻、又は時間帯が「第1の時間帯」である場合、時間情報取得部909は、処理をステップS2105に移行させる。一方、現在の時刻、又は時間帯が「第1の時間帯」でない場合、時間情報取得部909は、処理をステップS2106に移行させる。
ステップS2105に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、出力サンプリング周波数F2(例えば、47.9kHz)で音波を出力する。これにより、出力装置101は、出力装置101に向かって移動している情報端末104に対して、音波IDを通知することができる。
ステップS2106に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、出力サンプリング周波数F3(例えば、48.1kHz)で音波を出力する。これにより、出力装置101は、出力装置101から離れていく情報端末104に対して、音波IDを通知することができる。
上記の処理により、出力装置101は、時間帯によって、音波IDを取得可能な移動方向を変更することができるようになる。
[第7の実施形態]
第7の実施形態では、出力装置101の周辺の風速に応じて、音波IDを表す周波数F0〜f7を変更する場合の処理の例について説明する。
出力装置101の周辺の風速が変化すると、空気中を伝わる音速も変るため、ドップラー効果による影響が異なって来る。さらに、出力装置101から見て、情報端末104が風上にあるか、風下にあるかによってもドップラー効果による影響が変る。
そこで、本実施形態では、出力装置101の風速を検知し、風速に応じて音波IDを表す周波数F0〜f7を変更する場合の処理の例について説明する。
(出力装置の処理)
図21は、第6の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図21のステップS1311、1312の処理は、図13に示す第1の実施形態に係る出力装置の処理と同様なので、ここでは第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS2201において、出力装置101の環境情報取得部908は、例えば、環境センサ712等を用いて、出力装置101の周辺の風速情報を取得する。
ステップS2202において、出力装置101の環境情報取得部908は、現在の風速が、所定の風速(例えば、1m/s)未満であるかを判断する。
現在の風速が所定の風速未満である場合、環境情報取得部908は、処理をステップS2203に移行させる。一方、現在の風速が所定の風速未満でない場合、環境情報取得部908は、処理をステップS2204に移行させる。
ステップS2203に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、出力サンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で音波を出力する。
ステップS2204に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、F1より低い周波数であるF1'と、F1より高い周波数であるF1''とを出力サンプリング周波数として、交互に音波を出力する。
好ましくは、F1より低い周波数であるF1'と、F1より高い周波数であるF1''とは、風速により異なる。これは、風速に応じて、F2、F3の値が異なるためである。
上記の処理により、出力装置101の周辺の風速に応じて、音波IDを表す周波数F0〜f7を変更し、風による影響を低減させることができるようになる。
[第8の実施形態]
第8の実施形態では、出力装置101の周辺の温度に応じて、音波IDを表す周波数F0〜f7を変更する場合の処理の例について説明する。
前述した式(1)に示されるように、ドップラー効果の計算式には音速Vが含まれる。音速Vは、温度により変動するため、出力装置101の周辺の温度が大きく変化する場合には、温度の変化を加味して、音波IDを表す周波数F0〜f7を変更することが望ましい。
そこで、本実施形態では、出力装置101の周辺の温度に応じて音波IDを表す周波数F0〜f7を変更する場合の処理の例について説明する。
(出力装置の処理)
図23は、第8の実施形態に係る出力装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図23のステップS1311、1312の処理は、図13に示す第1の実施形態に係る出力装置の処理と同様なので、ここでは第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS2301において、出力装置101の環境情報取得部908は、例えば、環境センサ712等を用いて、出力装置101の周辺の温度情報を取得する。
ステップS2202において、出力装置101の環境情報取得部908は、出力装置101の周辺の温度が、28℃以上であるかを判断する。
出力装置101の周辺の温度が28℃以上である場合、環境情報取得部908は、処理をステップS2203に移行させる。一方、出力装置101の周辺の温度が28℃以上でない場合、環境情報取得部908は、処理をステップS2304に移行させる。
ステップS2203に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、F1より低い出力サンプリング周波数F1'で音波を出力する。
ステップS2304に移行すると、出力装置101の環境情報取得部908は、出力装置101の周辺の温度が、18℃以下であるかを判断する。
出力装置101の周辺の温度が18℃以下である場合、環境情報取得部908は、処理をステップS2305に移行させる。一方、出力装置101の周辺の温度が18℃以下でない場合、環境情報取得部908は、処理をステップS2306に移行させる。
ステップS2305に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、F1より高い出力サンプリング周波数F1''で音波を出力する。
ステップS2306に移行すると、出力装置101は、例えば、図13(b)に示す音波出力処理により、出力サンプリング周波数F1(例えば、48.0kHz)で音波を出力する。
上記の処理により、出力装置101は、出力装置101の周辺の温度による影響を低減させることができるようになる。
100 情報提供システム
101 出力装置
102 管理サーバ
104 情報端末(端末装置)
603a スピーカ(第1のスピーカ)
603b スピーカ(第2のスピーカ)
902 音波データ作成部(作成部)
903 音波生成部
904 音波出力部
905 周波数制御部
908 環境情報取得部
910 移動情報取得部
特開2013−141054号公報

Claims (16)

  1. 所定の周波数を用いて所定の識別情報を表す音波から前記識別情報を取得する端末装置に前記音波を出力する出力装置であって、
    前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向に応じて、前記音波の前記所定の周波数を、予め定められた周波数だけ変更する周波数制御部と、
    前記周波数制御部によって変更された前記所定の周波数を用いて前記識別情報を表す前記音波を生成する音波生成部と、
    前記音波生成部が生成した前記音波を出力する音波出力部と、
    を有する、出力装置。
  2. 前記周波数制御部は、前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向が、前記出力装置に近づく方向である場合、前記音波生成部が生成する前記音波の前記所定の周波数を、前記予め定められた周波数だけ低く設定する、請求項1に記載の出力装置。
  3. 前記周波数制御部は、前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向が、前記出力装置から離れる方向である場合、前記音波生成部が生成する前記音波の前記所定の周波数を、前記予め定められた周波数だけ高く設定する、請求項1又は2に記載の出力装置。
  4. 予め定められた第1のサンプリング周波数で、前記音波の音波データを作成する作成部を有し、
    前記音波生成部は、前記作成部が作成した前記音波データを用いて、第2のサンプリング周波数で前記音波を生成し、
    前記周波数制御部は、前記第2のサンプリング周波数を変更することにより、前記音波生成部が生成する前記音波の前記所定の周波数を変更する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の出力装置。
  5. 前記周波数制御部は、前記識別情報を通知する前記端末装置の移動速度に応じて、前記音波生成部が生成する前記音波の前記所定の周波数を変更する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の出力装置。
  6. 前記音波生成部は、前記所定の周波数が異なる複数の前記音波を生成し、
    前記音波出力部は、前記音波生成部が生成した前記複数の音波信号を順次に出力する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の出力装置。
  7. 前記端末装置の移動方向に応じて、前記端末装置に通知する前記識別情報を変更する情報制御部を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の出力装置。
  8. 前記情報制御部は、前記端末装置の移動速度に応じて、前記端末装置に通知する前記識別情報を変更する、請求項7に記載の出力装置。
  9. 前記音波生成部が生成した第1の音波を第1の方向に向けて出力する第1のスピーカと、
    前記音波生成部が生成した第2の音波を前記第1の方向とは異なる第2の方向に出力する第2のスピーカと、
    を有し、
    前記第1の音波の前記所定の周波数と、前記第2の音波の前記所定の周波数とが異なる、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の出力装置。
  10. 前記第1の音波が表す前記識別情報と、前記第2の音波が表す前記識別情報とが異なる、請求項9に記載の出力装置。
  11. 前記端末装置の移動情報を取得する移動情報取得部を有し、
    前記周波数制御部は、前記移動情報に応じて、前記音波生成部が生成する前記音波の前記所定の周波数を変更する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の出力装置。
  12. 前記周波数制御部は、予め設定された時間帯に、前記音波生成部が生成する前記音波の前記所定の周波数を変更する、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の出力装置。
  13. 前記出力装置の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部を有し、
    前記周波数制御部は、前記環境情報に応じて、前記音波生成部が生成する前記音波の前記所定の周波数を変更する、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の出力装置。
  14. 所定の周波数を用いて所定の識別情報を表す音波から前記識別情報を取得する端末装置に前記音波を出力する出力装置が実行する音波の出力方法であって、
    前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向に応じて、前記音波の前記所定の周波数を、予め定められた周波数だけ変更するステップと、
    変更された前記所定の周波数を用いて前記識別情報を表す前記音波を生成するステップと、
    生成された前記音波を出力するステップと、
    を含む、音波の出力方法。
  15. 所定の周波数を用いて所定の識別情報を表す音波から前記識別情報を取得する端末装置に前記音波を出力する出力装置を、
    前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向に応じて、前記音波の前記所定の周波数を、予め定められた周波数だけ変更する周波数制御部と、
    前記周波数制御部によって変更された前記所定の周波数を用いて前記識別情報を表す前記音波を生成する音波生成部と、
    前記音波生成部が生成した前記音波を出力する音波出力部と、
    として機能させるためのプログラム。
  16. 所定の周波数を用いて所定の識別情報を表す音波を出力する出力装置と、該出力装置からの音波から前記識別情報を取得する端末装置と、該端末装置からの前記識別情報に応じた情報を提供する情報提供装置と、を含む情報提供システムであって、
    前記識別情報を通知する前記端末装置の移動方向に応じて、前記音波の前記所定の周波数を、予め定められた周波数だけ変更する周波数制御部と、
    前記周波数制御部によって変更された前記所定の周波数を用いて前記識別情報を表す前記音波を生成する音波生成部と、
    前記音波生成部が生成した前記音波を出力する音波出力部と、
    前記音波出力部が出力する前記音波が表す前記識別情報に応じた所定の情報を、前記識別情報を通知した前記端末装置のそれぞれに提供する情報提供部と、
    を有する、情報提供システム。
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