JP2018205908A - プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラム - Google Patents

プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018205908A
JP2018205908A JP2017108290A JP2017108290A JP2018205908A JP 2018205908 A JP2018205908 A JP 2018205908A JP 2017108290 A JP2017108290 A JP 2017108290A JP 2017108290 A JP2017108290 A JP 2017108290A JP 2018205908 A JP2018205908 A JP 2018205908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
database
plant
design
power plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017108290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6905389B2 (ja
Inventor
昭祐 中井
Shoyu Nakai
昭祐 中井
蘭 王
Ran O
蘭 王
岳 石井
Takeshi Ishii
岳 石井
長野 伸一
Shinichi Nagano
伸一 長野
和也 塩崎
Kazuya Shiozaki
和也 塩崎
亜津子 戸田
Atsuko Toda
亜津子 戸田
美緒 倉谷
Mio Kuratani
美緒 倉谷
伸治 久保田
Shinji Kubota
伸治 久保田
淳 椎名
Jun Shiina
淳 椎名
青山 敬三
Keizo Aoyama
敬三 青山
上田 隆司
Takashi Ueda
隆司 上田
村山 大
Masaru Murayama
大 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Energy Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2017108290A priority Critical patent/JP6905389B2/ja
Publication of JP2018205908A publication Critical patent/JP2018205908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6905389B2 publication Critical patent/JP6905389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications

Abstract

【課題】発電プラントを迅速に設計可能なプラント設計装置を提供する。
【解決手段】一の実施形態によれば、プラント設計装置は、発電プラント内の機器の識別情報を管理する管理部を備える。前記装置はさらに、前記発電プラント内の機器の情報を第1から第N(Nは2以上の整数)データベースから取得する取得部を備える。前記装置はさらに、第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報と、前記第Kデータベースと異なる第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報とを、前記識別情報により関連付けることで、前記発電プラント内の機器の情報を表示するための表示データを作成する作成部を備え、前記作成部は、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報とが重複しているか否かを、前記識別情報に基づいて判断し、前記重複の判断結果に基づいて前記表示データを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラムに関する。
一般に発電プラントの設計は、配管系統設計、電気系統設計、計装制御設計というように設計分野ごとに行われる。この際、これらの分野間のデータの整合性を確認する必要があることから、設計は設計分野ごとに順番に行われている。そのため、ある分野の設計が停止すると他の分野の設計が開始できなくなったり、ある分野の設計が変更されると設計済みの他の分野もその影響を受けたりして、発電プラントの設計が迅速に進まない可能性がある。よって、発電プラントの設計を設計分野ごとに行っても迅速に進めることが可能な手法が求められている。さらに、異なる設計分野間で機器の識別情報をどのように管理するかが問題となる。
特開2013−61944号公報
本発明の実施形態は、プラント(発電プラント、化学プラント等)を迅速に設計可能なプラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラムを提供することを課題とする。
一の実施形態によれば、プラント設計装置は、発電プラント内の機器の識別情報を管理する管理部を備える。前記装置はさらに、前記発電プラント内の機器の情報を第1から第N(Nは2以上の整数)データベースから取得する取得部を備える。前記装置はさらに、第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報と、前記第Kデータベースと異なる第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報とを、前記識別情報により関連付けることで、前記発電プラント内の機器の情報を表示するための表示データを作成する作成部を備え、前記作成部は、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報とが重複しているか否かを、前記識別情報に基づいて判断し、前記重複の判断結果に基づいて前記表示データを作成する。
第1実施形態のプラント設計システムの構成を示す模式図である。 第1実施形態のタグナンバーの例を示した図である。 第1実施形態のデータベース間の相互連携の例を示した図である。 第1実施形態のプラント設計方法の一例を示すフロー図である。 第1実施形態のプラント設計装置の第1の動作例を示す図である。 第1実施形態の系統図、機器図、および単結の例を示した図である。 第1実施形態のプラント設計装置の第2の動作例を示す図である。 第1実施形態の配置図の例を示した図である。 第1実施形態のプラント設計装置の第3の動作例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ連携について説明するための模式図である。 第2実施形態におけるデータ連携について説明するための模式図である。 第2実施形態における情報モデルについて説明するための図である。 第2実施形態における情報モデルについて説明するための表である。 第2実施形態のプラント設計装置の動作例を示すフロー図である。 第2実施形態のプラント設計システムの構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のプラント設計システムの構成を示す模式図である。
図1のプラント設計システムは、プラント設計装置1と、複数のデータベース(DB)2と、複数の端末装置3と、これらを互いに接続するLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク4とを備えている。図1は、複数のデータベース2の例として5つのデータベース2a〜2eを示し、複数の端末装置3の例として3台の端末装置3a〜3cを示している。これらのデータベース2は、第1から第N(Nは2以上の整数)のデータベースの例である。
本実施形態では、発電プラントの設計が、配管系統設計、電気系統設計、計装制御設計というように設計分野ごとに行われ、例えば端末装置3を使用して行われる。端末装置3で作成された設計関連情報は、データベース2に格納される。本実施形態のデータベース2は、設計分野や使用目的ごとに用意されている。
例えば、データベース2aは配管系統設計用に使用され、データベース2bは電気系統設計用に使用され、データベース2cは計装制御設計用に使用される。これらのデータベース2a〜2cは、設計分野別データベースの例である。また、データベース2dは、発電プラントの設計用のCAD(Computer Aided Design)図面と、CAD用のリスト情報とを格納するCADデータベースである。また、データベース2eは、発電プラント内の機器の仕様情報を格納する仕様情報データベースである。仕様情報データベースの例としては、バルブやモータなどのモジュールごとの情報を格納するモジュールDBや、複数のモジュールを組み合わせたコンポーネントごとの情報を格納するコンポーネントDBや、発電プラント単位での情報を格納するデジタルプラントDBなどが挙げられる。その他のデータベースの例については、後述する(例えば図4を参照)。
プラント設計装置1は、発電プラントの設計に関する種々の処理を行う装置であり、例えば、データベース2の管理や、発電プラントの動作のシミュレーションなどを行う。プラント設計装置1は、プロセッサや制御回路などの制御部11と、キーボード、マウス、ディスプレイなどの入出力部12と、メモリやストレージなどの記憶部13と、通信インタフェースなどの通信部14とを備えている。
制御部11は、管理部11a、取得部11b、検出部11c、更新部11d、シミュレーション部11e、作成部11f、表示部11gなどの機能ブロックを備えている。これらの機能ブロックは例えば、記憶部13内に格納されたコンピュータプログラムを制御部11により実行することで実現される。このプログラムは、プラント設計プログラムの例であり、記録媒体からプラント設計装置1にインストールされたものでもよいし、通信ネットワーク4上のサーバなどからプラント設計装置1にダウンロードされたものでもよい。
管理部11aは、設計対象となる発電プラント内の機器の識別情報を管理する。機器の例は、上述のモジュールやコンポーネントであり、例えば、種々のタンク、ポンプ、冷却器、バルブ、フィルタ、軸受、変圧器、ブロア、モータなどである。また、識別情報の例は、各機器のID(identification)コードである。本実施形態の管理部11aは、各機器の識別情報として、RDS−PP(登録商標:Reference Designation System for Power Plants)などのタグナンバーを管理する。
図2は、第1実施形態のタグナンバーの例を示した図である。
図2では、管理部11aが各機器をタグナンバーで管理し、各データベース2が各機器を独自のIDコードで管理している。図2は、管理部11aのタグナンバーと、各データベース2のIDコードとの対応関係を示している。
例えば、タグナンバー「ID0001」は、発電プラント内の主油ポンプAのタグナンバーを表す。この主油ポンプAを、配管系統DB(データベース2a)はIDコード「P0001−02」で管理し、電機系統DB(データベース2b)はIDコード「E0004−07」で管理し、計装制御DB(データベース2c)はIDコード「C0021−10」で管理している。
管理部11aは、管理部11aのタグナンバーと、各データベース2のIDコードとの対応関係を示すリストを管理している。よって、プラント設計装置1は、このリストを参照することで、あるデータベース2内に格納されているある機器の情報と、別のデータベース2内に格納されている別の機器の情報が、同じ機器の情報であるか、異なる機器の情報であるかを判定することができる。プラント制御装置1は、これを利用することでデータベース2同士の情報を相互に連携させることができる。このような連携の詳細については、後述する。
なお、図2のリストは、データベース2同士の情報を相互に連携させるためのリストということで相互連携リストと呼ぶ。本実施形態のタグナンバーや相互連携リストは、記憶部13内に保存されて管理される。
図10は、第1実施形態におけるデータ連携について説明するための模式図である。
上述のように、本実施形態の発電プラントの設計データ(プラント設計データ)は、複数のデータベース2に格納される。図10は、プラント設計データが、データベース2a(以下「第1DB2a」とも表記する)と、データベース2b(以下「第2DB2b」とも表記する)と、データベース2c(以下「第3DB2c」とも表記する)とに格納される様子を示している。
これらのデータベース2にプラント設計データを格納する際、どのデータベース2にどのデータを格納するかを区分する方法は、どのような方法でもよい。例えば、プラントごと、図面ごと、または設計部門ごとにデータを区分してもよい。また、複数のデータベース2に同じデータを重複して格納してもよい。
以下、プラント設計データを図面ごとに区分してデータベース2に格納する例について説明する。
第1DB2aには、プラントの系統図に関する情報として、機器の形式、名称、固有番号(ID)などが格納される。第2DB2bには、プラントの配置図に関する情報として、機器の固有番号、名称、座標、設置方向などが格納される。第3DB2cには、プラントの単線結線図に関する情報として、機器の固有番号、容量、名称、配線情報などが格納される。
この場合、同じ機器の名称が複数のデータベース2間で互いに異なっていてもよい。例えば、あるポンプの名称が、第1DB2aでは「ポンプ1」に設定され、第2DB2bでは「ポンプ1A」に設定されていてもよい。なお、ポンプ1とポンプ1Aが同じポンプであることは、管理部11aのタグナンバーを用いて判定可能である。
プラント設計装置1は、各データベース2に格納されているデータを抽出することや検索することが可能である。抽出/検索方法の例としては、対象に基づく絞込み、個体の絞込み、処理に基づく絞込みなどが挙げられる。抽出や検索の処理は、取得部11bにより行われる。
対象に基づく絞込みでは、抽出するデータや検索するデータを、プラントの要素や部位に関する情報に基づいて絞り込む。プラントの要素や部位に関する情報の例は、ポンプや弁のID、名称、設置場所などである。設置場所に関する情報の例は、設置場所のID、名称、種類、座標、範囲などである。
個体の絞込みでは、抽出するデータや検索するデータを、個体の属性の一致性や、個体の関係の一致性に基づいて絞り込む。属性の一致性は、例えばID、名称、種類、型、仕様などを用いて判断可能である。関係の一致性は、例えば構成、接続先、隣接機器などを用いて判断可能である。
処理に基づく絞込みでは、抽出するデータや検索するデータを、データの処理に関する情報に基づいて絞り込む。例えば、ある特定の日付以降に更新されたデータや、最新の承認結果に基づくデータなどが絞り込まれる。
プラント設計装置1は、1つ以上のデータベース2からのデータの抽出結果や検索結果に基づいて、データの集合体を作成する。図10は、第1DB2aからのデータを円D1で示し、第2DB2bからのデータを円D2で示し、第3DB2cからのデータを円D3で示している。
本実施形態では、前述のように、複数のデータベース2に同じデータが重複して格納されていてもよい。よって、第1DB2aからのデータと、第2DB2bからのデータと、第3DB2cからのデータは、互いに重複することがある。図10の円D1〜D3の重なりは、このことを模式的に示している。この場合、あるポンプの名称が、第1DB2aでは「ポンプ1」に設定され、第2DB2bでは「ポンプ1A」に設定されているというように、同じ機器の名称がデータベース2間で互いに異なっていてもよい。円D1〜D3で示すデータの集合体は、作成部11fにより作成される。
プラント設計装置1は、データの集合体をフィルタによりフィルタリングし、フィルタリングしたデータをプラント設計装置1のディスプレイ(入出力部12)や端末装置3のディスプレイに表示する。フィルタは、重複する属性の統合を行ってもよいし、行わなくてもよい。例えば、データの集合体が、第1DB2aから取得した「ポンプ1」のデータと、第2DB2bから取得した「ポンプ1A」のデータとを含む場合、ポンプ1とポンプ1Aは同じポンプを指していることから、前者のデータと後者のデータは、円D1、D2の重複領域に属している(図10の斜線領域を参照)。この場合、プラント設計装置1は、第1DB2aから取得した「ポンプ1」のデータのみを表示してもよいし、第2DB2bから取得した「ポンプ1A」のデータのみを表示してもよい。あるいは、前者のデータと後者のデータの両方が表示されてもよい。ポンプ1とポンプ1Aが同じポンプであることは、管理部11aのタグナンバーにより判定可能である。なお、データのフィルタリングは、作成部11fにより行われ、データの表示は、表示部11gにより行われる。
このように、図10のデータ連携によれば、複数のデータベース2に同じ機器のデータを重複して格納する場合の不都合を抑制することが可能となる。例えば、異なる分野の設計者同士が同じ機器のデータを別々のデータベース2に格納しても、データの矛盾を回避することや、設計者がデータの重複の存在を認識することが可能となる。これらのデータベース2は、第Kおよび第K(KおよびKは1からNの整数)データベースの例である。
なお、プラント設計装置1は、第1DB2aから取得した「ポンプ1」のデータと、第2DB2bから取得した「ポンプ1A」のデータの両方を表示する場合、フィルタ上で両者のデータの単位系やデータ型を統一してもよい。これは、複数のデータベース2からの同じ機器のデータを表示する場合だけでなく、複数のデータベース2からの異なる機器のデータを表示する場合でも同様である。
また、プラント設計装置1は、フィルタリングされたデータを、例えば表やグラフの形で表示してもよい。この場合、表やグラフのある項目のデータが、フィルタリングされたデータに含まれていない場合には、プラント設計装置1は、この項目のデータが不足している旨を表示してもよい。このような表やグラフの例は、後述する一覧表27(図5)やエンジニアリング一覧32(図7)である。
図5は、第1実施形態のプラント設計装置1の第1の動作例を示す図である。図6は、第1実施形態の系統図21、機器図23、および単結25の例を示した図である。
図5は、系統図21の情報から得た機器一覧22に機器図23の情報と単結25の情報とを付加することで一覧表27を作成し、一覧表27を表示する例を示している。一覧表27は、作成部11fにより作成され、表示部11gによりプラント設計装置1のディスプレイ(入出力部12)や端末装置3のディスプレイに表示される。系統図21、機器図23、および単結25の例をそれぞれ、図6(a)、図6(b)、および図6(c)に示す。
以下、図5の詳細を説明する。
系統図21の情報、機器図23の情報、および単結25の情報は、設計対象となる発電プラントに関する情報であり、それぞれ対応するデータベース2内に格納されている。系統図21の情報、機器図23の情報、および単結25の情報は、これらのデータベース2から取得部11bにより取得され、作成部11fや表示部11gにより使用される。符号24は、機器図23に関する情報の一覧を示し、符号26は、単結25に関する情報の一覧を示している。系統図21の情報、機器図23の情報、および単結25の情報は、端末装置3を用いて編集可能である。これらのデータベース2は、第Kおよび第K(KおよびKは1からNの整数)データベースの例である。
機器一覧22は、符号L1で示すように、一覧表27の行に相当する情報となる。一覧表27の行は、設計対象となる発電プラント内の機器を、管理部11aが管理しているタグナンバーにより示している。一方、機器図23の情報と単結25の情報は、符号L2と符号L3で示すように、一覧表27の列に相当する情報となる。
この例ではまず、系統図21のうち、電気負荷に関係する機器をリスト化し、機器一覧22を作成する。電気負荷に関係する機器の例は、電動弁、ポンプ、制御盤であり、電気負荷に関係しない機器の例は、手動バルブである(図5を参照)。次に、機器図23から容量と電圧を一覧表27の表示項目に指定する。さらに、単結25の負荷容量と定格電圧を一覧表27の表示項目に指定する。この後、系統図21のデータベース2、機器図23のデータベース2、および単結25のデータベース2から、一覧表27を構成する数値データを取得して、一覧表27を作成する。これらの処理は、作成部11fにより行われる。
この一覧表27によれば、系統図21の電気負荷に関係する機器について、機器図23の容量や電圧が、単結25の負荷容量や定格電圧と一致しているか否かを比較することが可能となる。矢印L4は、機器「10MDG10 EP010」に関し、機器図23の容量が、単結25の負荷容量と一致していることを示している。作成部11fは、機器図23の容量や電圧と、単結25の負荷容量や定格電圧とが一致しない表示欄を、他の表示欄と異なる色で表示してもよい。
図7は、第1実施形態のプラント設計装置1の第2の動作例を示す図である。図8は、第1実施形態の配置図33の例を示した図である。
図7は、上述の系統図21を用いてエンジニアリング画面31を表示して、エンジニアリングデータ一覧32を取得する例を示している。エンジニアリング画面31とエンジニアリング一覧32は、作成部11fにより作成され、表示部11gによりプラント設計装置1や端末装置3のディスプレイに表示される。エンジニアリング画面31とエンジニアリング一覧32用に必要な情報は、例えば取得部11bにより各データベース2から取得される。
この例ではまず、図7(a)において符号E1で示すように、系統図21から機器を選択する。例えば、ポンプと、ポンプに影響する機器とが選択される。各機器は、管理部11aのタグナンバーにより管理される。
次に、図7(b)において符号E2で示すように、選択された機器のアイコンを系統図21からエンジニアリング画面31にコピーする。この際、各機器の属性情報などが一緒にコピーされる。従って、エンジニアリング画面31でも、エンジニアリング画面31上に存在する機器の一覧を作成して表示することが可能である。この一覧は、上述の機器一覧22と同様のものでもよい。
次に、図7(c)において符号E3で示すように、エンジニアリング画面31の操作者が手動で、エンジニアリング画面31上の機器同士を接続する。この接続は、作成部11fが自動的に行うようにしてもよいし、作成部11fからの接続の提示に基づいて操作者が手動で行うようにしてもよい。
次に、系統図21の情報から得た機器一覧22に機器図23の情報と配置図33の情報とを付加することでエンジニアリング一覧(一覧表)32を作成し、エンジニアリング一覧32を表示する(図7(d))。配置図33の例については、図8を参照されたい。配置図33の情報は、設計対象となる発電プラント内の機器の配置に関する情報であり、対応するデータベース2に格納されている。配置図33の情報は、このデータベース2から取得部11bにより取得され、作成部11fや表示部11gにより使用される。符号34は、配置図33に関する情報の一覧を示している。配置図33の情報は、系統図21の情報や機器図23の情報と同様に、端末装置3を用いて編集可能である。このデータベース2も、第Kおよび第Kデータベースの例である。
機器一覧22は、エンジニアリング一覧32の符号V1で示す部分に反映される。配置図33の情報は、エンジニアリング一覧32の符号V2で示す部分に反映される。機器図23の情報は、エンジニアリング一覧32の符号V3で示す部分に反映される。そして、符号V2や符号V3で示す部分の数値データは、配置図33や機器図23から得られるほか、図7(c)のエンジニアリング画面31上の機器に関して数値計算やシミュレーションを行うことで得られる。これら数値計算やシミュレーションは、例えばシミュレーション部11eにより行われる。エンジニアリング一覧32の情報は、例えば記憶部13やデータベース2内に保存される。
エンジニアリング一覧32によれば、複数のデータベース2を利用して発電プラント内の機器(ここではポンプ)の設計を行うことが可能となる。
図3は、第1実施形態のデータベース2間の相互連携の例を示した図である。
配管系統DB、電機系統DB、計装制御DBなどの設計分野別データベースは、発電プラント内の機器の特性情報を機器同士の階層構造に関連付けて格納している。図3は、配管系統DBにおける階層構造と、電機系統DBにおける階層構造の例を示している。例えば、配管系統DBの「主油ポンプA」の階層には、主油ポンプAの型式、吐出量、吐出圧力、吸込/吐出口径などの特性情報が格納されている。配管系統DBの「主油ポンプA」の階層にはさらに、IDコードのP0001−02が格納されている。
上述のように、配管系統DBの「主油ポンプA」は、電機系統DBの「主油ポンプA」と対応している。よって、プラント制御装置1は、配管系統DBの「主油ポンプA」の特性情報と、電機系統DBの「主油ポンプA」の特性情報とを相互に連携させる。具体的には、一方の特性情報が変更された場合に、他方の特性情報も同様に更新する。このような処理は、取得部11b、検出部11c、および更新部11dにより行われる。
なお、データベース2内の特性情報は、端末装置3を使用した設計過程などで変更され得る。例えば、端末装置3を使用して配管系統設計を行い、主油ポンプAの設計を変更した場合、その結果が配管系統DBに格納され、配管系統DB内の主油ポンプAの特性情報が変更される。この場合、プラント制御装置1は、電機系統DB内の主油ポンプAの特性情報を相互連携により自動更新する。
以下、図1を再び参照して、取得部11b、検出部11c、および更新部11dの処理について説明する。
取得部11bは、発電プラント内の機器の特性情報を、通信ネットワーク4を介して各データベース2から取得する。取得部11bは、プッシュ型の通信により特性情報を取得してもよいし、プル型の通信により特性情報を取得してもよい。
検出部11cは、各データベース2における特性情報の変更を検出する。特性情報の変更の検出方法は、どのような方法でもよい。例えば、配管系統DB内の主油ポンプAの特性情報に関し、この特性情報の最終変更時刻が、検出部11cが最後にこの特性情報にアクセスした時刻よりも遅ければ、この特性情報が変更されたと検出できる。また、配管系統DB内の主油ポンプAの特性情報が変更された場合、配管系統DBから検出部11cにその通知が転送されるようにしてもよい。
更新部11dは、データベース2同士の特性情報を相互に連携させる処理を行う。具体的には、更新部11dは、あるデータベースXにおいて、所定の識別情報を有する機器の所定の特性情報が変更された場合に、別のデータベースYにおいて、上記所定の識別情報を有する機器の上記所定の特性情報を更新する。データベースXは第X(Xは1からNの整数)データベースの例であり、データベースYは第Y(Yは1からNの整数)データベースの例である。更新部11dによる更新は、通信ネットワーク4を介して行われる。
例えば、配管系統DBにおいて主油ポンプAの型式が「A1」から「A2」に変更された場合を想定する。相互連携リストによれば、配管系統DBにおける主油ポンプA(P0001−02)は、タグナンバー「ID0001」を有しており、同様に、電気系統DBにおける主油ポンプA(E0004−07)も、タグナンバー「ID0001」を有している。よって、更新部11dは、電気系統DBにおいて主油ポンプAの型式を「A1」から「A2」に更新する。この場合、タグナンバー「ID0001」は所定の識別情報の例であり、主油ポンプAの型式は所定の特性情報の例である。なお、更新部11dは、電気系統DBの主油ポンプAの特性情報を更新する際、型式だけを更新してもよいし、型式、吐出量、吐出圧力、吸込/吐出口径を一括して更新してもよい。更新部11dは、配管系統DBの主油ポンプAの特性情報を取得部11bから取得し、この特性情報を電気系統DBの主油ポンプAの特性情報の更新に使用する。
このように、更新部11dは、電気系統DB内の主油ポンプAの更新後の特性情報の内容が、配管系統DB内の主油ポンプAの変更後の特性情報の内容と同じになるように、更新を行う。よって、配管系統設計の設計者が主油ポンプAの特性情報を変更しても、配管系統DBと電気系統DBとの間に特性情報の不整合が生じることを回避することが可能となる。
なお、配管系統DB内の特性情報が変更された場合、更新部11dによる更新は、電気系統DB以外のデータベース2でも行われる。例えば、配管系統DBにおいて主油ポンプAの特性情報が変更された場合、主油ポンプAの特性情報が格納されている各データベース2に対して更新が行われる。図2の相互連携リストによれば、配管系統DBにおいて主油ポンプA(P0004−02)の特性情報が変更された場合には、計装系統DBにおいて主油ポンプA(C0021−10)の特性情報も更新される。
また、更新部11dによる更新は、CADデータベース(データベース2d)にも適用される。例えば、CADデータベース内のCAD図面またはリスト情報が変更されると、その他のデータベース2内の対応する特性情報も自動更新される。また、CADデータベース内のCAD図面とリスト情報の一方が変更された場合、更新部11dは、他方も自動更新するようにしてもよい。
シミュレーション部11eは、発電プラント内の機器の特性情報を各データベース2から取得し、この特性情報を用いて発電プラントの動作のシミュレーションを行う。本実施形態の発電プラントの設計は、配管系統設計、電気系統設計、計装制御設計というように設計分野ごとに行われるが、これらの分野間のデータが整合するか否かをこのシミュレーションにより確認することが可能である。なお、プラント設計装置1は、これらの分野間のデータの整合性をシミュレーション以外の手法で確認する機能を備えていてもよい。
図4は、第1実施形態のプラント設計方法の一例を示すフロー図である。
まず、購入仕様書から、設計対象の発電プラントに対応するデジタルプラントを建設する(ステップS1、S2)。デジタルプラントに関する情報は、デジタルプラントDB内に格納される。
次に、ステップS3では、この発電プラントの設計を、ヒートバランス設計(ステップS3a)、配管系統設計(ステップS3b)、機器基本設計(ステップS3c)、電気系統設計(ステップS3d)、計装制御設計(ステップS3e)、全体工程設計(ステップS3f)というように設計分野ごとに行う。これらの設計に関する情報は、それぞれ対応する設計分野別データベース内に格納される。例えば、配管系統設計、電気系統設計、計装制御設計に関する情報は、それぞれ上述の配管系統DB、電気系統DB、計装制御DB内に格納される。
この際、本実施形態の発電プラントの設計は、これらの設計分野別データベースを用いて複数の設計分野について並列的に実行される(ステップS3)。例えば、配管系統設計の実行中に電気系統設計も実行することができる。
上述のように、更新部11dは、データベース2同士の特性情報を相互に連携させる処理を行う。例えば、配管系統DBにおいて主油ポンプAの型式が「A1」から「A2」に変更された場合、更新部11dは、電気系統DBにおいて主油ポンプAの型式を「A1」から「A2」に更新する。そのため、配管系統設計の設計者が主油ポンプAの特性情報を変更しても、配管系統DBと電気系統DBとの間に特性情報の不整合が生じることを回避することができる。よって、本実施形態では、発電プラントの設計を複数の設計分野について並列的に実行しても、設計分野別データベース間の特性情報の不整合を回避することができる。そのため、本実施形態のステップS3では、このような並列設計を採用することで、設計業務の効率化や最適化を図っている。
その後、本方法では、発電プラントの詳細設計、出荷検査、現地据付・工事、試運転を経た後(ステップS4〜S7)、発電プラントの運用が開始される(ステップS8)。ステップS4〜S7に関する情報は、それぞれ対応するデータベース2内に格納される。
図9は、第1実施形態のプラント設計装置1の第3の動作例を示す図である。
図5や図7の例では、関連するすべてのデータベース2で同じ機器に同じキー(例えばタグナンバー)が付されていることを想定している。しかしながら、プラント設計システムのすべてのデータベース2で同じ機器に同じキーが付されているとは限らない。図9の例では、図9(a)に示すように、機器図23とBOM(Bill of Material:部品表)41とを「名称」というキーで接続する場合について考える。
BOM41の情報は、設計対象となる発電プラント内の機器の取引先、納期、型式、価格、効率などに関する情報であり、対応するデータベース2に格納されている。BOM41の情報は、このデータベース2から取得部11bにより取得され、作成部11fや表示部11gにより使用される。符号42は、BOM41に関する情報の一覧を示している。BOM41の情報は、系統図21の情報や、機器図23の情報や、配置図33の情報と同様に、端末装置3を用いて編集可能である。BOM41に対応するデータベース2は、第K(Kは1からNの整数)データベースの例である。
図4を参照して説明したように、本実施形態のプラント設計方法においては業務の流れに沿ってデータが引渡されることから、データの引渡し時に自分のデータと相手のデータとの対応関係を示す必要がある。ここでは、各機器の「名称」が引渡し時のキーとして使用する場合について考える。
図9(b)は、キーに関する設定用の設定画面43を示している。設定画面43では、機器図23上のある機器の名称と、BOM41上のある機器の名称とを関連付ける操作を行うことができる。設定画面43上での設定結果は「機器図.名称=BOM.名称」という形で管理部11aにより保存される。設定画面43は、作成部11fにより作成され、表示部11gによりプラント設計装置1や端末装置3のディスプレイに表示される。
図9(c)は、設定画面43での設定結果により、機器図23とBOM41とが「名称」というキーで接続された様子を示している。また、図9(c)では、系統図21と機器図23とが「タグナンバー」というキーで既に接続されている。よって、これらのキーにより系統図21、機器図23、およびBOM41のデータベース2の情報を相互に連携させることが可能となる。この「名称」は、第2の識別情報の例である。
図9(d)は、図5の一覧表27と同様の一覧表44を示している。ただし、この一覧表44は、符号K1で示す系統図21の情報、符号K2で示す機器図23の情報、および符号K3で示すBOM41の情報を用いて作成されている。一覧表44を作成する際、系統図21上のある機器の情報と、機器図23上のある機器の情報は、タグナンバーを用いて関連付けられる。一方、機器図23上のある機器の情報と、BOM41上のある機器の情報は、名称を用いて関連付けられる。その結果、一覧表44上で同じ機器の情報を同じ行に配置することが可能となる。一覧表44は、作成部11fにより作成され、表示部11gによりプラント設計装置1や端末装置3のディスプレイに表示される。
この一覧表44によれば、系統図21の電気負荷に関係する機器について、機器図23の容量や電圧が、BOM41の容量や電圧と一致しているか否かを比較すること可能となる。矢印K4は、機器「10MAG30 EP010」に関し、機器図23の容量が、BOM41の容量と一致していることを示している。
以上のように、本実施形態のプラント設計装置1は、発電プラント内の機器の識別情報であるタグナンバーを管理し、タグナンバーを利用してデータベース2同士の特性情報を相互に連携させる。これにより、発電プラントの設計を複数の設計分野について並列的に実行することが可能となる。
また、これらの分野の設計情報を別々のデータベース2に格納してもデータベース2間の設計情報の不整合やデータベース2の利用時の不都合を回避できるため、設計情報を複数のデータベース2に分散させて管理することが可能となる。これにより、データベース2から情報を参照するのに要する時間を削減することや、各データベース2の情報格納量を削減することが可能となる。さらには、各分野の設計者が他の分野の設計者の作業との重複や矛盾を過度に意識しなくても、そのような重複を容易に認識することや、そのような矛盾を自動的に回避することが可能となる。
また、本実施形態のプラント設計装置1は、タグナンバーを利用して複数のデータベース2からの情報を含む表を作成して表示する。これにより、複数のデータベース2を利用した設計を簡単に行うことが可能となる。また、本実施形態では、タグナンバーとその他のキー(例えば名称)とを併用することで、より多くのデータベース2を利用した設計を簡単に行うことが可能となる。
これらの作用は、発電プラントの設計時間の短縮に寄与し得る。よって、本実施形態によれば、発電プラントを迅速に設計することが可能となる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態におけるデータ連携について説明するための模式図である。図11に示す内容は、図10に示す内容の変形例であるため、図11については図10との相違点を中心に説明する。
本実施形態のプラント設計データは、第1実施形態と同様に、複数のデータベース2に格納される。この際、プラント設計データの格納は、機器情報を格納するルールである情報モデルに従って行う。情報モデルは、これらのデータベース2間で共通である。情報モデルの詳細については後述する。図11は、プラント設計データが、情報モデルに従って第1DB2a、第2DB2b、および第3DB2cに格納される様子を示している。
プラント設計装置1は、各データベース2に格納されているデータを抽出することや検索することが可能である。そして、プラント設計装置1は、1つ以上のデータベース2からのデータの抽出結果や検索結果に基づいて、データの集合体を作成する。図11は、第1〜第3DB2a〜2cからのデータをそれぞれ、円D1〜D3で示している。図11の円D1〜D3の重なりは、第1〜第3DB2a〜2cからのデータが互いに重複し得ることを模式的に示している。
プラント設計装置1は、データの集合体を統合条件に基づいて統合し、統合後のデータをプラント設計装置1や端末装置3のディスプレイに表示する。例えば、データの集合体が、第1DB2aから取得した「ポンプ1」のデータと、第2DB2bから取得した「ポンプ1A」のデータとを含む場合に、プラント設計装置1は、第1DB2aから取得した「ポンプ1」のデータと、第2DB2bから取得した「ポンプ1A」のデータとを統合条件に基づいて統合し、統合後のデータを表示する。なお、データの統合は、作成部11fにより行われ、データの表示は、表示部11gにより行われる。
プラント設計装置1は、データの集合体を統合する際に、これに先立って統合の候補となるデータ(統合候補)を抽出する。本実施形態では、ある統合候補(第1統合候補)と別の統合候補(第2統合候補)とを統合する場合、第1統合候補と第2統合候補のどちらを統合後のデータとして採用するかを、ユーザの選定により決定してもよいし、プラント設計装置1が自動的に決定してもよい。例えば、自動化が困難な統合は前者で行い、自動化が容易な統合は後者で行ってもよい。具体的には、データの種類および型が同種同型の統合候補同士を統合する場合には、採用データの選定を自動化してもよい。また、第1統合候補と第2統合候補の新しい方のデータ(最新値)を、自動的に採用するようにしてもよい。なお、統合候補が得られなかった場合は、統合候補の抽出を再度行う。
統合されたデータは、プラント設計装置1(記憶部13)内またはデータベース2内にインデックスとして保存される。このような保存データによれば、データの再検索を高速化することや、過去の検索結果を用いた芋づる検索を実現することが可能となる。
図12は、第2実施形態における情報モデルについて説明するための図である。図13は、第2実施形態における情報モデルについて説明するための表である。
前述のように、情報モデルは、データベース2に機器情報を格納するルールであり、複数のデータベース2間で共通である。図12は、情報モデルを構成するクラスおよびプロパティの例を示している。また、図13(a)は、クラスの属性例を示し、図13(b)は、プロパティの属性例を示している。
図12および図13(a)に示すように、クラスCls1は最上位の設備クラスであり、名称、製造者、価格の属性を有している。これに対し、クラスCls2はポンプクラスであり、クラスCls1から継承した属性に加え、容量という属性を有している。クラスCls3はバルブクラスであり、クラスCls1を継承している。クラスCls4、Cls5は、クラスCls2の継承クラスであり、A社製ポンプおよびB社製ポンプにそれぞれ割り当てられている。クラスCls1〜Cls3のプロパティP11〜P15の詳細は、図13(b)に示す通りである。
本実施形態では、このような構成の情報モデルを複数組み合わせて、プラントモデルを構成する。プラントモデルは情報モデルの組み合わせであるから、プラントモデルの内容は情報モデルのデータを取得することで認識することができる。
例えば、「A社製」「出力X以上」「設置10年以上」「エラー信号10/1H」「環境温度T以上」「Aポンプと繋げられる配管」という条件をすべて満たす設備を検索する場合を想定する。この場合、上記のような情報モデルやプラントモデルを利用すれば、このような条件を容易に設定することができる。
図14は、第2実施形態のプラント設計装置1の動作例を示すフロー図である。図14は、情報モデルに基づく検索の例を示している。
まず、ユーザが指定した設備をキーとして情報モデルのプロダクトパートを探索し、この設備に最も近いクラスを特定する(ステップS11)。次に、ステップS11で特定されたクラスを起点として情報モデルのプロダクトパートを探索し、より広範囲の設備が属するクラスを特定する(ステップS12)。
次に、ステップS12で特定されたクラスを起点として情報モデルのシステムパートを探索し、ユーザが指定した設備の関連機能を有する設備のクラスを特定する(ステップS13)。次に、ステップS13で特定されたクラスを起点として情報モデルのロケーションパートを探索し、ユーザが指定した設備の近傍にある設備のクラスを特定する(ステップS14)。
次に、ステップS11、S12、S13、およびS14で特定されたクラスをキーとしてクエリを生成し、クエリを各データベース2に発行し、クエリに該当する機器インスタンスを各データベース2から取得する(ステップS15)。次に、ステップS15で取得した機器インスタンスから、ステップS11で特定されたクラス(以下「特定のクラス」と呼ぶ)と構成関係にある機器インスタンスのみを抽出する(ステップS16)。
次に、ステップS16で抽出された機器インスタンスから、特定のクラスと同じループ構造にひもづけられた機器インスタンスのみを抽出する(ステップS17)。次に、ステップS17で抽出された機器インスタンスから、特定のクラスが有するプロパティに関する制約条件を満たす機器インスタンスのみを抽出する(ステップS18)。
次に、ステップS18で抽出された機器インスタンスの件数が0件である場合には、ステップS12に戻る(ステップS19:YES)。一方、ステップS18で抽出された機器インスタンスの件数が0件ではない場合には、ステップS20に進む(ステップS19:NO)。
ステップS20では、ステップS18で抽出された機器インスタンスを合成して、ディスプレイに表示するビューを生成する。その後、前述の特定のクラスをまとめて情報モデルDBに格納する(ステップS21)。情報モデルDBは、プラント設計装置1内に設けられていてもよいし、いずれかのデータベース2であってもよい。
図15は、第2実施形態のプラント設計システムの構成を示す模式図である。
図15は、管理部11aを構成する情報モデル管理部51と、情報モデル管理部51により利用される情報モデルDB52とを示している。図15はさらに、取得部11bを構成するクエリ生成実行部61、クエリ結果合成部62、およびビュー生成部63と、それぞれクエリ生成実行部61、クエリ結果合成部62、およびビュー生成部63により利用されるクエリパターンDB64、関係性判定ルールDB65、およびフィルタリングルールDB66とを示している。情報モデルDB52、クエリパターンDB64、関係性判定ルールDB65、およびフィルタリングルールDB66は、プラント設計装置1内に設けられていてもよいし、いずれかのデータベース2であってもよい。図15はさらに、データベース2a〜2dの具体例や、端末装置3a、3bの具体例を示している。
情報モデル管理部51は、情報モデルやプラントモデルのデータを管理するブロックである。情報モデルやプラントモデルは、情報モデルDB52に格納される。
クエリ生成実行部61は、ステップS11〜S15の処理を実行する。これにより、ステップS11〜S14で種々のクラスが特定され、ステップS15でクエリが生成および発行される。さらには、ステップS15にてクエリに該当する機器インスタンスが取得される。クラスの特定やクエリの生成は、クエリパターンDB64内のデータを利用して実行される。
クエリ結果合成部62は、ステップS16〜S19の処理と、ステップS20の合成処理とを実行する。これにより、ステップS16〜S18で種々の機器インスタンスが抽出され、ステップS19で機器インスタンスが合成される。機器インスタンスの抽出や合成は、関係性判定ルールDB65内のデータを利用して実行される。
ビュー生成部63は、ステップS20のビュー生成処理と、ステップS21の処理とを実行する。これにより、ステップS20でビューが生成され、ステップS21で特定のクラスが一組のデータ群として情報モデルDB52に格納される。ビューの生成は、フィルタリングルールDB66内のデータを利用して実行される。
以上のように、本実施形態では、図12に示すような情報モデルに基づいて、データの格納や検索を行う。よって、本実施形態によれば、検索を高速化することや、検索条件を容易に設定することが可能となる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置、方法、およびプログラムは、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置、方法、およびプログラムの形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1:プラント設計装置、2、2a、2b、2c、2d、2e:データベース、
3、3a、3b、3c:端末装置、4:通信ネットワーク、
11:制御部、11a:管理部、11b:取得部、11c:検出部、
11d:更新部、11e:シミュレーション部、11f:作成部、
11g:表示部、12:入出力部、13:記憶部、14:通信部、
21:系統図、22:機器一覧、23:機器図、24:機器図に関する情報の一覧、
25:単結、26:単結に関する情報の一覧、27:一覧表、
31:エンジニアリング画面、32:エンジニアリング一覧、
33:配置図、34:配置図に関する情報の一覧、
41:BOM、42:BOMに関する情報の一覧、43:設定画面、44:一覧表、
51:情報モデル管理部、52:情報モデルDB、
61:クエリ生成実行部、62:クエリ結果合成部、
63:ビュー生成部、64:クエリパターンDB、
65:関係性判定ルールDB、66:フィルタリングルールDB

Claims (15)

  1. 発電プラント内の機器の識別情報を管理する管理部と、
    前記発電プラント内の機器の情報を第1から第N(Nは2以上の整数)データベースから取得する取得部と、
    第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報と、前記第Kデータベースと異なる第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報とを、前記識別情報により関連付けることで、前記発電プラント内の機器の情報を表示するための表示データを作成する作成部と、
    を備え、
    前記作成部は、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報とが重複しているか否かを、前記識別情報に基づいて判断し、前記重複の判断結果に基づいて前記表示データを作成する、プラント設計装置。
  2. 前記作成部は、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報とが重複していると判断した場合、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報の一方のみを用いて、前記表示データを作成する、請求項1に記載のプラント設計装置。
  3. 前記作成部は、前記表示データとして、前記発電プラント内の機器の情報を含む表を作成する、請求項1または2に記載のプラント設計装置。
  4. さらに、前記プラント設計装置、または前記プラント設計装置と異なる装置に前記表示データを表示する表示部を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のプラント設計装置。
  5. 前記作成部は、前記第Kデータベースから取得された情報を用いた数値計算またはシミュレーションにより得られた情報を表示するための前記表示データを作成する、請求項1から4のいずれか1項に記載のプラント設計装置。
  6. 前記表示部は、前記第Kデータベース内の情報と、前記第Kおよび第Kデータベースと異なる第K(Kは1からNの整数)データベース内の情報とを、第2の識別情報により関連付けるための設定画面を表示し、
    前記作成部は、前記第Kデータベースから取得された情報と前記第Kデータベースから取得された情報とを前記識別情報により関連付け、前記第Kデータベースから取得された情報と前記第Kデータベースから取得された情報とを前記第2の識別情報により関連付けることで、前記表示データを作成する、
    請求項4に記載のプラント設計装置。
  7. 前記取得部は、前記発電プラント内の機器の特性情報を機器同士の階層構造に関連付けて格納する前記第1から第Nデータベースから、前記特性情報を取得し、
    さらに、
    前記第1から第Nデータベースにおける前記特性情報の変更を検出する検出部と、
    第X(Xは1からNの整数)データベースにおいて、所定の識別情報を有する機器の所定の特性情報が変更された場合に、前記第Xデータベースと異なる第Y(Yは1からNの整数)データベースにおいて、前記所定の識別情報を有する機器の前記所定の特性情報を更新する更新部と、
    を備える請求項1から6のいずれか1項に記載のプラント設計装置。
  8. 前記更新部は、前記第Yデータベース内の前記所定の特性情報の更新後の内容が、前記第Xデータベース内の前記所定の特性情報の変更後の内容と同じになるように、前記更新を行う、請求項7に記載のプラント設計装置。
  9. 前記更新部による更新の対象となる前記第Yデータベースは、前記第Xデータベース以外の前記第1から第Nデータベースのうち、前記所定の識別情報を有する機器の前記所定の特性情報が格納されている各データベースである、請求項7または8に記載のプラント設計装置。
  10. さらに、前記第1から第Nデータベース内の前記特性情報を用いて前記発電プラントの動作のシミュレーションを行うシミュレーション部を備える、請求項1から9のいずれか1項に記載のプラント設計装置。
  11. 前記第1から第Nデータベースは、前記発電プラントを設計分野ごとに設計するための複数の設計分野別データベースと、CAD(Computer Aided Design)図面とリスト情報とを格納するCADデータベースと、前記発電プラント内の機器の仕様情報を格納する仕様情報データベースの少なくともいずれかを含む、請求項1から10のいずれか1項に記載のプラント設計装置。
  12. 前記作成部は、前記発電プラント内の機器の情報を前記機器のクラスに基づいて管理する情報モデルに基づいて、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報とを統合し、統合された情報を前記機器の情報の再検索用に保存する、請求項1から11のいずれか1項に記載のプラント設計装置。
  13. 発電プラント内の機器の識別情報を管理し、
    前記発電プラント内の機器の情報を第1から第N(Nは2以上の整数)データベースから取得し、
    第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報と、前記第Kデータベースと異なる第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報とを、前記識別情報により関連付けることで、前記発電プラント内の機器の情報を表示するための表示データを作成する、
    ことを含み、
    さらに、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報とが重複しているか否かを、前記識別情報に基づいて判断し、前記重複の判断結果に基づいて前記表示データを作成することを含む、
    ことを含むプラント設計方法。
  14. 前記第1から第Nデータベースは、前記発電プラントを設計分野ごとに設計するための複数の設計分野別データベースを含み、
    前記発電プラントの設計を、前記複数の設計分野別データベースを用いて複数の設計分野について並列的に実行することをさらに含む、請求項13に記載のプラント設計方法。
  15. プラント設計方法をコンピュータに実行させるプラント設計プログラムであって、
    前記方法は、
    発電プラント内の機器の識別情報を管理し、
    前記発電プラント内の機器の情報を第1から第N(Nは2以上の整数)データベースから取得し、
    第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報と、前記第Kデータベースと異なる第K(Kは1からNの整数)データベースから取得された情報とを、前記識別情報により関連付けることで、前記発電プラント内の機器の情報を表示するための表示データを作成する、
    ことを含み、
    前記方法はさらに、前記第Kデータベースからの情報と、前記第Kデータベースからの情報とが重複しているか否かを、前記識別情報に基づいて判断し、前記重複の判断結果に基づいて前記表示データを作成することを含む、プラント設計プログラム。
JP2017108290A 2017-05-31 2017-05-31 プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラム Active JP6905389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017108290A JP6905389B2 (ja) 2017-05-31 2017-05-31 プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017108290A JP6905389B2 (ja) 2017-05-31 2017-05-31 プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018205908A true JP2018205908A (ja) 2018-12-27
JP6905389B2 JP6905389B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=64957147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017108290A Active JP6905389B2 (ja) 2017-05-31 2017-05-31 プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6905389B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020155051A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 オムロン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP2021140592A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 横河電機株式会社 図面管理装置、図面管理システム、及び図面管理方法
JP7392476B2 (ja) 2020-01-07 2023-12-06 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、及びコンピュータプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11328243A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Toshiba Corp プラント設計支援システム
JP2003196430A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Toshiba Corp 環境情報管理システムとその方法、そのためのプログラム
JP2004086782A (ja) * 2002-08-29 2004-03-18 Hitachi Ltd 異種データベース統合支援装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11328243A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Toshiba Corp プラント設計支援システム
JP2003196430A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Toshiba Corp 環境情報管理システムとその方法、そのためのプログラム
JP2004086782A (ja) * 2002-08-29 2004-03-18 Hitachi Ltd 異種データベース統合支援装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020155051A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 オムロン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP7392476B2 (ja) 2020-01-07 2023-12-06 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、及びコンピュータプログラム
JP2021140592A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 横河電機株式会社 図面管理装置、図面管理システム、及び図面管理方法
JP7331738B2 (ja) 2020-03-06 2023-08-23 横河電機株式会社 図面管理装置、図面管理システム、図面管理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6905389B2 (ja) 2021-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8219518B2 (en) Method and apparatus for modelling data exchange in a data flow of an extract, transform, and load (ETL) process
US8024305B2 (en) Updating a data warehouse schema based on changes in an observation model
CN100570604C (zh) 一种关系数据库应用自动升级的方法
US8374713B2 (en) Product-line based content management systems and methods
CN110362056A (zh) 过程控制系统及其配置系统和方法
US20120078869A1 (en) Methods and apparatus to manage process control search results
EP2293203A1 (en) Methods and apparatus for querying process control data
US20120054147A1 (en) System and method for extract, transform, and load workflow generation
RU2704873C1 (ru) Система и способ управления базами данных (субд)
JP6905389B2 (ja) プラント設計装置、プラント設計方法、およびプラント設計プログラム
KR102365292B1 (ko) 복잡한 엔지니어링 객체의 수명주기를 관리하는 방법 및 그 구현을 위한 시스템
JP2009009188A (ja) 設備情報の収集管理システム
US20140136155A1 (en) Analyzing hardware designs based on component re-use
US10303668B2 (en) Automatic screen generation device, automatic screen generation program, and automatic screen generation method
JP2008117004A (ja) 配管部品の配置データと仕様データの流用装置およびその流用方法
JP2009048594A (ja) グローバル品目データ、品目管理プログラム、このプログラムにより動作する装置
KR100723323B1 (ko) 제품 설계 지원 시스템, 제품 설계 지원 방법 및 제품 설계 지원 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
JP5833908B2 (ja) 運用手順作成支援システム、及び作成方法
JP6444911B2 (ja) 支援システム、支援方法、および支援プログラム
CA2988688A1 (en) Rdb system
JP4929018B2 (ja) セルコンセプトを用いた設計方法、図面作成装置、プログラム、および記録媒体
JP2007148772A (ja) エンジニアリングデータベースシステムおよびその取扱方法
JP5974830B2 (ja) 演算処理装置および演算処理プログラム
JP2012128555A (ja) 設計手配統合システムおよび設計手配統合方法
US20230025013A1 (en) Related Data Extraction Apparatus, Related Data Extraction System, Related Data Extraction Method, and Related Data Extraction Program

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171204

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6905389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150