JP2018205869A - 情報処理装置と、その処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置と、その処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 アプリケーション構築ツールにおいて、アプリケーションの定義を容易に設定する仕組みを提供する。
【解決手段】 アプリケーションを構築する情報処理装置であって、アプリケーションに係る文書をデータとして取り込む。取り込んだ文書データに含まれる文言を取得し、取得された文言を管理し、管理されている文言を表示する。表示された文言から、アプリケーションの定義項目の値として用いる文言の選択を受け付ける。選択を受け付けた文言を定義項目の値として用いたアプリケーションを構築することを特徴とする情報処理装置。
【選択図】 図8

Description

本発明は、アプリケーションを構築するための情報処理装置と、その処理方法及びプログラムに関する。
近年、アプリケーションの開発は、プログラミングを行わずに、アプリケーションを構築する情報処理装置に対して、所定のルールに基づいた定義を設定し、アプリケーションの構築を行う。ここで、アプリケーションを構築するための各定義は、アプリケーション内で利用するデータベースのスキーマ情報や、画面情報ごとに設定される。
特許文献1には、上流設計ツールで定義情報を用いてプログラムを生成するシステム設計支援プログラムが開示されている。
特開2007−41707号公報
ところで、アプリケーションの規模が大きくなるに従い、多くの定義ファイルが用いられることとなる。この場合、アプリケーション構築ツールは、同一のキーワードを複数の定義ファイルに対して設定することとなり、ユーザ(アプリケーション開発者)によるアプリケーションの設定操作が煩雑になってしまうという問題がある。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、この点について何ら考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、アプリケーション構築ツールにおいて、アプリケーションの定義を容易に設定する仕組みを提供することである。
アプリケーションを構築する情報処理装置であって、前記アプリケーションに係る文書をデータとして取り込む文書取込手段と、前記文書取込手段により取り込んだ文書データに含まれる文言を取得する文書文言取得手段と、前記文書文言取得手段により取得された文言を管理する文書文言管理手段と、前記文書文言管理手段により管理されている文言を表示する文書文言表示手段と、前記文書文言表示手段により表示された文言から、前記アプリケーションの定義項目の値として用いる文言の選択を受け付ける文書文言選択手段と、前記文書文言選択手段により選択を受け付けた文言を前記定義項目の値として用いた前記アプリケーションを構築するアプリケーション構築手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
本発明によれば、アプリケーション構築ツールにおいて、アプリケーションの定義を容易に設定する仕組みを提供することができる。
本実施形態における情報処理システムの一例を示す図である。 本実施形態における情報処理システムの各構成に適用可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるプログラム開発装置の機能構成を示す図である。 本実施形態におけるプログラム開発装置の機能構成を示す図である。 項目辞書が新規作成される場合の処理を示すフローチャートである。 項目辞書を新規作成するための操作画面の一例を示す図である。 項目辞書ファイルを表示する画面の一例を示す図である。 項目辞書に対してエントリを追加する場合の処理を示すフローチャートである。 項目辞書ファイルにエントリを追加する場合の表示画面の一例を示す図である。 エントリに1つの定義項目を追加する場合の表示画面の一例を示す図である。 エントリに複数の定義項目を追加する場合の表示画面の一例を示す図である。 項目辞書をリポジトリ定義に反映させる場合の処理を示すフローチャートである。 項目辞書をリポジトリ定義に反映させる場合の表示画面の一例を示す図である。 項目辞書をリポジトリ定義に反映させる場合の表示画面の一例を示す図である。 項目辞書エントリ及び辞書項目の内容を更新する場合の処理を示すフローチャートである。 アプリケーション生成する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明するが、本発明の特徴の一例を表している箇所は、図15である。
図1は、本発明に係わるプログラム開発装置(開発者がアプリケーション生成のために使用する情報処理装置)、プログラム開発サーバ、データベースサーバ、アプリケーションクライアント(クライアント装置)、アプリケーションサーバ、Webサーバの構成の一例を示すシステム(情報処理システム)構成図である。
プログラム開発装置101は、開発者の操作に従って画面レイアウト及びデータベース検索指示などを定義する。なお、プログラム開発装置101では、開発者の入力受付を行い、後述するプログラム開発サーバ102に実際のプログラム生成処理、アプリケーション生成処理を行うというように役割を分けてもよいし、プログラム開発装置101単体でプログラム生成、アプリケーション生成までを行ってもよい。
なお、この実施形態においては、プログラム開発装置101で生成するアプリケーションはWebアプリケーションとしたが、これに限定するものではなく、携帯電話・スマートフォン・タブレットなどの情報処理装置で動作するアプリケーションや組込みソフトウェアなど、Web技術による通信を利用したアプリケーションでなくてもよい。
また、本実施形態においては、プログラム開発装置101によってアプリケーションのプログラムを生成するとしたが、プログラムの生成に限定するものではなく、開発者の操作に従って設定された定義を用いて、アプリケーションが動作する環境を構築するとしてもよい。
プログラム開発サーバ102a〜102b(情報処理装置)は、プログラム開発装置101により入力された開発者の設定及び指示に従って、プログラムを生成する。プログラム開発サーバ102aはLANなどのネットワーク107内に配置されてもよいし、プログラム開発サーバ102bはインターネット上やクラウド上に配置されてもよい。
データベースサーバ103a〜103b(情報処理装置)は、開発されたアプリケーションが使用するデータベースであり、また本発明では開発時にも動作確認などのために利用してもよい。例えば、開発者が利用するためにデータベースサーバ103は、プログラム開発装置101と同一の装置で構成されていてもよいし、LANなどのネットワーク107内に配置されてもよい(データベースサーバ103a)。またインターネット上やクラウド上に配置されてもよい(データベースサーバ103b)。また、プログラム開発装置101が、プログラム開発サーバ102と協調する場合には、プログラム開発サーバ102とデータベースサーバ103が同一の装置内に構成されていてもよい。
アプリケーションサーバ105(情報処理装置)は、プログラム開発装置101で生成されたアプリケーションプログラムを実行する。アプリケーションサーバ105は、LANなどのネットワーク107内に配置されてもよい(アプリケーションサーバ105)し、またインターネット上やクラウド上に配置されてもよい(アプリケーションサーバ105b)。また、ネットワーク107、インターネット、クラウド上のデータベースサーバ103と接続して動作することが可能である。
アプリケーションクライアント104a〜104b(情報処理装置)は、アプリケーションサーバ105と協調してプログラム開発装置101で開発したアプリケーションプログラムを動作させる、ユーザの入力端末である。LANなどのネットワーク107内に配置されてもよい(アプリケーションクライアント104a)し、またインターネット上やクラウド上に配置されてもよい(アプリケーションクライアント104b)。携帯端末などの情報処理装置であってもよい。
Webサーバ106(情報処理装置)は、プログラム開発装置101で生成された画面仕様ドキュメント443をアプリケーションクライアント104からのリクエストに応じて送信する。Webサーバ106は、LANなどのネットワーク107内に配置されてもよいし、またインターネット上やクラウド上等に配置されてもよい。
なお、本実施形態においては、アプリケーションサーバ105とWebサーバ106は別筐体の情報処理装置としたが、これに限定するものではなく、1つの情報処理装置であっても、仮想環境上に構築されてもよい。
以上で、図1の説明を終了する。
図2は、本発明に係わるプログラム開発装置101、プログラム開発サーバ102、データベースサーバ103、アプリケーションクライアント104、アプリケーションサーバ105として適用可能な各ハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2において、CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを統括的に制御する。
また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)や、各サーバ、クライアント、装置など情報処理装置の後述する各種機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア、一時待避領域等として機能する。
入力コントローラ205は、入力部209からの入力を制御する。この入力部209としては、情報処理装置では、キーボード、マウス等のポインティングデバイスが挙げられる。
出力コントローラ206は、出力部210の表示を制御する。この出力部210としては、例えば、CRTや液晶ディスプレイ等が挙げられる。
外部メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザーファイル、編集ファイル、プリンタドライバ等を記憶する外部メモリ211へのアクセスを制御する。加えて、各サーバ、クライアント、装置等の各種機能を実現するための各種テーブル、パラメータが記憶されている。この外部メモリ211としては、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等が挙げられる。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワークを介して外部機器との通信制御処理を実行する。
本発明を実現するためのプログラム212は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
以上で、図2の説明を終了する。
図3および図4を用いて、プログラム開発装置101の機能構成を説明する。なお、プログラム開発装置101における各機能は、プログラム開発装置101のCPU201により実行されるものである。また、CPU201によって実行されるプログラム212は、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされる。つまり、各機能は、CPU201とメモリ(RAM202)とが協業することにより実現される。
プログラム開発装置101は、リポジトリ定義部300と、項目辞書管理部320と、リポジトリ定義編集部310と、項目辞書参照命令部330と、アプリケーション生成部340を含む。
リポジトリ定義部300は、データベース定義406と、アプリケーション定義401と、データモデル定義403と、入出力定義402と、ビジネスプロセス定義404とを含む。
データモデル定義403および入出力定義402は、複数の項目定義が設定される。そして、各項目定義は、項目辞書参照情報405と対応づけられて記憶される。このため、データモデル定義403および入出力定義402は、後述する項目辞書管理部320により管理される情報を参照し定義として用いることが可能となる。
リポジトリ定義部300は、入出力定義402として、プログラムへ引数として入力される項目を定義する入力定義情報と、プログラムから処理結果として出力する項目を定義する出力定義情報とを入出力定義情報として管理する。ここで、入力定義情報は、生成されたアプリケーションの画面を介して当該アプリケーションのユーザが入力する入力項目を定義した情報である。また、出力定義情報は、生成されたアプリケーションの画面として出力する出力項目を定義した情報である。
ユーザ(例えば、アプリケーション開発者)は、リポジトリ定義部300が管理する各種定義に基づいて、アプリケーション画面の入出力項目を直感的に追加・変更・削除することが可能となる。このことにより、ユーザは、アプリケーションとして用いられるプログラムを容易に生成することができる。なお、上述した「追加・変更・削除」は、レイアウトエディタ等のGUIを用いて行われる。
データモデル定義403は、データベースのスキーマ情報(すなわち、項目の属性や名称、桁数)を管理する情報である。
ビジネスプロセス定義404は、業務フローを管理する情報である。
項目辞書参照情報405は、データモデル定義403および入出力定義402に対して、項目辞書管理部320が管理する項目辞書における所定の定義情報を参照するか否かを示す参照情報を管理する。
項目辞書管理部320は、定義すべき項目の項目辞書へ登録、編集および削除を行う機能および項目辞書の情報を管理する機能を備える。登録、変種および削除が行われた各項目は、項目辞書記憶部421によって管理される。
文書取込部451は、アプリケーションに係る文書をデータとして取り込む機能部である。
文書文言取得部452は、文書取込部451により取り込んだ文書データに含まれる文言を取得する機能部である。
文書文言管理部453は、文書文言取得部452により取得された文言を管理する機能部である。
文書文言表示部454は、文書文言管理部453により管理されている文言を表示する機能部である。
文書文言選択部455は、文書文言表示部454により表示された文言から、アプリケーションの定義項目の値として用いる文言の選択を受け付ける機能部である。
アプリケーション生成部340は、文書文言選択部455により選択を受け付けた文言を定義項目の値として用いたアプリケーションを構築する機能部である。
説明取得部456は、辞書情報が記憶されている記憶装置に接続し、辞書情報から文書文言取得手段により取得された文言に対応する説明を取得する機能部である。
文書文言管理部453は、文言と、説明取得部456により取得された説明とを対応付けて管理する機能部である。
説明選択受付部457は、説明取得手段により取得された複数の説明を表示し、当該複数の説明の中から文書文言管理手段において文言と対応付ける説明の選択を受け付ける機能部である。
文書文言管理部453は、文言と、説明選択受付部457により受け付けた説明とを対応付けて管理する機能部である。
説明入力受付部458は、文言を表示し、当該文言の説明の入力を受け付ける機能部である。
文書文言管理部453は、文言と、説明入力受付部458により受け付けた説明とを対応付けて管理する機能部である。
類義語取得部459は、辞書情報が記憶されている記憶装置に接続し、辞書情報から説明入力受付手段により受け付けた説明の類義語を取得する機能部である。
文書文言管理部453は、文言と、類義語取得部459により取得された複数の類義語のうち文書データに含まれる類義語とを対応付けて管理する機能部である。
項目辞書の新規作成は、項目辞書ファイル作成表示部424で表示される画面への操作により行うことが可能である。項目辞書の新規作成の処理は、図5を用いて後述する。
項目辞書への項目の登録・編集・削除は、項目辞書編集表示部423で表示される画面への操作により行うことが可能である。項目辞書へ登録された項目は、定義種別と定義対象の組合せで一つの単位として管理される。以下、当該一つ単位のデータセットを「エントリ」と称する。登録された項目は、値データ、データモデル項目用のデータ、入出力項目用のデータとして、それぞれ管理される。登録された項目の各データは、リポジトリ定義編集部310により編集が可能である。具体的には、リポジトリ定義編集部310が、項目辞書参照命令部330を介して制御する項目辞書選択表示部422から利用可能である。なお、項目辞書への参照を示す情報は項目辞書参照情報405として記憶される。
アプリケーション生成部340は、アプリケーションを生成する機能を備える。リポジトリ定義解析部441は、項目辞書参照情報405に基いて項目辞書に登録されているリポジトリ情報を解析する。すなわち、リポジトリ定義解析部441は、項目辞書参照情報405に基いて、リポジトリ定義部400からデータベース定義406、データモデル定義403、入出力定義402、ビジネスプロセス定義404を読み込み解析する。アプリケーションコード生成部442は、ソースコードコンパイル部445を介し、アプリケーションとしてプログラムを生成することができる。
以上で、図3および図4の説明を終了する。
図5は、項目辞書を新規作成する場合のフローチャートの一例である。なお、当該各フローは、プログラム開発装置101の各機能により実行される。
S500において、項目辞書管理部320は、表示部に表示される操作画面(不図示)より、新規項目辞書ファイルの生成を示す表示アイテムが選択された場合に、新規項目辞書の作成イベントを受信する。
S510において、上述のイベントの受信に応じて、項目辞書管理部320の項目辞書ファイル作成表示部424は、新規項目辞書ファイル作成画面600を表示する。図6に新規項目辞書ファイル作成画面600の詳細を示す。図6は、項目辞書を新規作成するための操作画面の一例を示す図である。新規項目辞書ファイル作成画面600は、入力受付部601を備える。ユーザは、入力受付部601からコードおよび名前の入力が可能となる。つまり、新規作成される項目辞書のコードおよび名前は、新規項目辞書ファイル作成画面600において入力されたコードおよび名前に基づいて決定される。本実施例では、新規項目辞書ファイル作成画面600において、コードに「customer」が、名前に「顧客辞書」が、それぞれ入力された例を示す。
S520において、項目辞書管理部320は、Finishボタン620が押下されたことに応じて、新規に項目辞書ファイルを作成する。
以上で、図5の説明を終了する。
次に、図7を用いて、図5のフローにより作成された項目辞書ファイルについて説明する。
図7に項目辞書ファイルを表示する画面の一例を示す図である。。図7(a)は、項目辞書ファイルを編集可能な編集画面である。編集画面700は、項目辞書編集表示部423により表示される画面である。図7(b)は、XML形式で表示したXML表示画面である。項目辞書ファイルは、XMLの言語で記述されたテキストデータ(以下、XMLデータと称する。)により作成される。ステップ520で入力されたコードおよび名前は、XML710において、コード711と、名前712で示すようにテキストデータの一部として設定される。なお、図7(a)の編集画面700において、「ファイル情報」および「XML」のタブを選択された場合に、項目辞書編集表示部423は、対応する情報に表示を変更する。
以上で、図7の説明を終了する。
次に、図8を用いて、生成された項目辞書に対してエントリを追加するフローを説明する。なお、当該制御は、プログラム開発装置101の各機能により実行される。
S800において、項目辞書管理部320は、項目辞書にエントリを追加する指示を受け付ける。例えば、作成された項目辞書のファイル名の右クリック操作に応じたコンテキストメニュー(不図示)から、「エントリ追加」の指示を受け付ける。
S801において、項目辞書編集表示部423は、項目辞書にエントリを追加するためのウィザード(不図示)を表示する。
S802において、項目辞書管理部320は、構築するアプリケーションの設計書の指定を受け付け、受け付けた設計書をデータとしてRAM202に記憶する。具体的には、画面設計書等の外部設計書、データベース定義書や処理フローチャート等の内部設計書についてユーザによる選択を受け付け、プログラム開発装置101はそれらの設計書を読み取り、設計書の内容をデータとして記憶する。すなわち、ステップS802は、アプリケーションに係る文書をデータとして取り込む処理の一例を示すステップである。
なお、本実施形態においては、設計書としたが、構築後のアプリケーションへのインプットとなる予定の文書や構築後のアプリケーションから出力される予定の文書等、アプリケーションの設定に利用できるものであれば設計書でなくてもよい。つまり、S802にて指定を受け付ける文書は、設計書に限定せず、構築するアプリケーションに係る文書であればよい。
S803において、項目辞書管理部320は、設計書データから文言を取得する。すなわち、ステップS803は、取り込んだ文書データに含まれる文言を取得する処理の一例を示すステップである。ここで、文言とは、設計書データに含まれる単語、熟語、定数、変数等、アプリケーションの設定値として利用可能な文言(例えば、アルファベットから成る単語など)を指す。なお、この文言を取得する処理は、データ解析、言語解析等の技術を用いるが、既知の技術であるため、ここでの説明は省略する。
S804において、項目辞書管理部320は、S803にて取得した文言を設計書データ内における出現回数降順にソートし、外部メモリ211に記憶する。すなわち、ステップS804は、取得された文言を管理する処理の一例を示すステップである。
S805において、項目辞書管理部320は、S804にてソートした文言毎にS806〜S813の処理を行う。
S806において、項目辞書管理部320は、英和辞書や和英辞書等の一般的な辞書情報を用いて、対象の文言をキーにして検索する。すなわち、ステップS806は、選択を受け付けた文言を定義項目の値として用いたアプリケーションを構築する処理の一例を示すステップである。ヒットした場合はキーに対応する説明を取得しS807に進み、ヒットしなかった場合はS810に進む。例えば、設計書データ内において“ORDER”という文言が存在した場合、この“ORDER”という文言をキーにして、英和辞書の辞書情報を検索する。
なお、本実施形態においては、英和辞書や和英辞書等の辞書情報はプログラム開発装置101内の外部メモリ211に記憶されているとしたが、これに限定するものではなく、クラウド等、外部の辞書サービスを用いて検索してもよい。また、本実施形態においては、辞書情報を英和辞書や和英辞書としたが、これに限定するものではなく、日本語・英語以外の辞書、専門用語の辞書等の辞書情報を用いるとしてもよい。
S807において、項目辞書管理部320は、S806にてヒットした(辞書内の)説明文内の文言をキーにして、設計書データを検索する。ヒットした場合はS808に進み、ヒットしなかった場合はS809に進む。例えば、S806にて、 “ORDER”の説明文として“注文”、“順序”、“整理”、“整列”という文言が英和辞書情報にヒットした場合は、これらの“注文”、“順序”、“整理”、“整列”という文言をキーにして、設計書データを検索する。
S808において、項目辞書管理部320は、{設計書から取得した文言:辞書の説明文内の文言}を{辞書キー:名称}の組み合わせとして表示する。すなわち、ステップS808は、文書内の文言として管理されている文言を表示する処理の一例を示すステップである。
例えば、“注文”、“順序”、“整理”、“整列”のうち、“注文”という文言が設計書データに存在した場合は、{辞書キー:名称}={ORDER:注文}として表示する(図9の911)。つまり、設計書内の文言を項目辞書に「辞書キー」として登録するだけでなく、その文言に対応する説明も設計書内から見つけ出し「名称」として同時に登録することができる。
よって、設計書などのアプリケーションに係る文書に記載されている文言及びその文言に対応する説明を用いて、アプリケーションの定義項目の値の設定に用いる項目辞書のエントリとして登録することができるため、アプリケーションの定義を容易に設定することができる。
S809において、項目辞書管理部320は、{設計書から取得した文言:辞書の説明文内の文言}をサジェスト表示する。すなわち、ステップS809は、文書内の文言として管理されている文言を表示する処理の一例を示すステップである。
例えば、“注文”、“順序”、“整理”、“整列”のすべてが設計書データに存在しなかった場合は、{辞書キー:名称}={ORDER:注文/順序/整理/整列}として表示し、“注文”、“順序”、“整理”、“整列”の中からユーザが選択できるよう、サジェスト表示する(図9の930)。つまり、設計書内の文言を項目辞書に「辞書キー」として登録するだけでなく、その文言に対応する説明が設計書内に見つからなかった場合であっても、一般的な辞書情報を用いて、その文言に対応する説明を「名称」としてサジェスト表示してくれるため、同時に登録することができる。
よって、設計書などのアプリケーションに係る文書に記載されている文言及びその文言に対応する説明を用いて、アプリケーションの定義項目の値の設定に用いる項目辞書のエントリとして登録することができるため、アプリケーションの定義を容易に設定することができる。
S810において、項目辞書管理部320は、設計書から取得した文言を表示し、その文言に対応する名称の入力を受け付ける(不図示)。すなわち、ステップS810は、文書内の文言を表示し、当該文言の説明の入力を受け付ける処理の一例を示すステップである。
例えば、設計書データ内において“USER_ID”という文言が存在した場合、この“USER_ID”という文言をキーにして、英和辞書の辞書情報を検索してもヒットしないため、{辞書キー:名称}={USER_ID:(空白)}として表示し、空白部分である“USER_ID”という文言の「名称」の入力を受け付ける。ここでは、「名称」として“ユーザID”が入力されたとする(図9の931)。
S811において、項目辞書管理部320は、S810にて入力された「名称」をキーにして類義語辞書情報を検索し、S810にて入力された「名称」及びその類義語をキーとして設計書を検索する。例えば、S810にて「名称」に“ユーザID”が入力された場合、類義語辞書情報には“ユーザID”の類義語が存在しないため、“ユーザID”のみをキーとして設計書を検索する。ヒットした場合はステップS812に進み、ヒットしなかった場合はステップS813に進む。すなわち、ステップS811は、辞書情報から、入力を受け付けた説明の類義語を取得する処理の一例を示すステップである。
S812において、項目辞書管理部320は、設計書にヒットした「名称」又は類義語をサジェスト表示する。すなわち、ステップS812は、文書内の文言として管理されている文言を表示する処理の一例を示すステップである。
例えば、S811にて“ユーザID”が設計書内にヒットした場合、S812にて{辞書キー:名称}={USER_ID:ユーザID}としてサジェスト表示する。仮に、類義語辞書情報に“ユーザID”の類義語として“ユーザーID”、“利用者ID”が存在した場合であっても、そのうち“利用者ID”が設計書にヒットした場合は、{辞書キー:名称}={USER_ID:利用者ID}として表示する。つまり、設計書内の文言を項目辞書に「辞書キー」として登録するだけでなく、その文言自体が辞書に載っていないような単語であっても、その文言に対応する説明を「名称」として入力された場合、かつ、その「名称」に似た言葉が設計書内に存在した場合は、入力された「名称」ではなく設計書内の説明をサジェスト表示してくれるため、設計書に則したエントリを登録することができる。
なお、{辞書キー:名称}={USER_ID:利用者ID}として表示することに限定せず、{辞書キー:名称}={USER_ID:利用者ID/ユーザID}としてサジェスト表示するとしてもよい。これにより、入力した“ユーザID”という「名称」よりも、設計書内に存在する“利用者ID”という「名称」を優先して表示することで、アプリケーション開発者は設計書に則したエントリを登録することができる。
よって、設計書などのアプリケーションに係る文書に記載されている文言及びその文言に対応する説明を用いて、アプリケーションの定義項目の値の設定に用いる項目辞書のエントリとして登録することができるため、アプリケーションの定義を容易に設定することができる。
S813において、項目辞書管理部320は、{辞書キー:名称}の組み合わせとして表示する。すなわち、ステップS813は、文書内の文言として管理されている文言を表示する処理の一例を示すステップである。例えば、S811にて“ユーザID”が設計書内にヒットしなかった場合、{辞書キー:名称}={USER_ID:ユーザID}として表示する。
S814において、項目辞書管理部320は、設計書データ内の文言について表示された{辞書キー:名称}の組み合わせについて、サジェスト表示されている組み合わせについてはサジェストの中から「名称」の選択、サジェスト以外でない組み合わせ表示については「名称」の変更、又は項目辞書としては不要な{辞書キー:名称}の組み合わせについては削除の操作を受け付ける。
すなわち、ステップS809を経由して実行されるステップS814は、辞書情報から取得された複数の説明を表示し、当該複数の説明の中から、設計書内の文言と対応付ける説明の選択を受け付ける処理の一例を示すステップである。
S815において、項目辞書管理部320は、S814にて選択・変更した{辞書キー:名称}の組み合わせについて、項目辞書へエントリとして追加する操作を受け付ける。
S816において、項目辞書管理部320は、S815にて受け付けた{辞書キー:名称:名称のふりがな}の組み合わせを項目辞書へエントリとして追加する。具体的には、図9の911のように、{辞書キー:名称:名称のふりがな}={ORDER:注文:ちゅうもん}というエントリとして項目辞書に登録される。
なお、このエントリ登録処理により、XMLデータ710(図7)は、XMLデータ920(図9)に更新される。登録されたエントリは、図9における編集画面910で示すように表示される。
すなわち、ステップS808又はステップS809を経由して実行されるステップS816は、設計書内の文言と、辞書情報から取得された説明とを対応付けて管理する処理の一例を示すステップである。
また、ステップS809を経由して実行されるステップS816は、設計書内の文言と、辞書情報から取得された説明のうち選択を受け付けた説明とを対応付けて管理する処理の一例を示すステップである。
また、ステップS810を経由して実行されるステップS816は、設計書内の文言と、入力を受け付けた説明とを対応付けて管理する処理の一例を示すステップである。
また、ステップS812を経由して実行されるステップS816は、設計書内の文言と、辞書情報から取得された複数の類義語のうち文書データに含まれる類義語とを対応付けて管理する処理の一例を示すステップである。
これにより、アプリケーション構築ツールにおいて、設計書などのアプリケーションに係る文書を用いて、アプリケーションの定義項目の値を設定することができるため、アプリケーションの定義を容易に設定することができる。
つまり、アプリケーション構築ツールにおけるアプリケーション定義画面に対して、設計書の値をコピー&ペーストする操作を繰り返さなくてもよくなるため、アプリケーションの構築が効率的にできるようになる。
以上で、図8の説明を終了する。
図9は、項目辞書ファイルにエントリを追加する場合の表示画面の一例である。
コンテキストメニュー画面900は、項目辞書へエントリを追加するための画面である。901は、「追加」ボタンである。エントリの追加は、項目辞書編集表示部423により表示されるコンテキストメニュー画面900から追加ボタン901が選択されたことに応じて行われる。なお、エントリが追加された後の項目辞書のXMLは920の状態になる。902は、本発明のトリガーとなる「設計書から追加」ボタンである。901の「追加」ボタンはエントリを1つずつ追加するのに対し、902の「設計書から追加」ボタンは、外部設計書等のアプリケーションの設計書に記載されている文言を抽出し、項目辞書にエントリする。詳細は図8のフローチャートにて後述する。
編集画面910は、エントリと、エントリに対応する定義を表示するととものこれらの編集を行う操作画面である。エントリ一覧表示部911において、エントリのそれぞれは識別可能な態様で表示される。
以上で、図9の説明を終了する。
図10は、項目辞書エントリへ単体で項目を追加する際の画面の一例である。項目辞書エントリへの単体での項目追加は、項目辞書編集表示部423が表示する編集画面940への操作により行われる。XMLデータ950は、追加した後のXMLデータである。なお、図9におけるXMLデータ920は、当該追加がされる前のXMLデータである。辞書項目は、値データ、データモデル項目データ、入出力項目データして、項目辞書記憶部421で管理され、且つ定義種別と定義対象で一意になるように管理される。
以上で、図10の説明を終了する。
図11は、項目辞書エントリへ複数の項目を一括で追加する際の画面の一例である。当該追加の操作は、すでにリポジトリに定義ファイルがある場合に、該定義ファイルの定義を一括で項目辞書に登録する場合に好適に行われる。項目辞書管理部320は、コンテキストメニュー画面960における961あるいは962が選択されたことに応じて、編集画面980を表示する。なお、環境設定画面990により、登録と同時に参照状態にすることも可能である。定義構造表示部412は、定義ツリー970を表示する。
ここで、定義構造表示部412により表示される定義ツリー970の表示される領域は、第一の表示領域とする。また、編集画面980が表示される領域を第二の表示領域とする。
編集画面980は、第二の表示領域として複数の受付領域(981、982、983)を含む。受付領域981は、受付領域982で選択されたカテゴリに対応するエントリ一覧を表示する表示領域である(エントリ一覧受付部)。受付領域982は、カテゴリ一覧を表示する表示領域である(カテゴリ一覧受付部)。受付領域983は、選択されたエントリに対する定義情報を表示する表示領域である(定義情報部)。
ここで、図11を用いて、定義ファイルの定義を一括で項目辞書に登録する操作について説明する。ユーザは、定義ツリー970に表示されるデータモデル項目定義または入力項目定義を示す表示アイテムを、編集画面980のエントリ一覧表示部981に対して、ドラッグアンドドロップ操作することができる。当該ドラッグアンドドロップ操作により、定義情報ファイルを項目辞書に一括で登録することができる。言い換えると、項目辞書管理部320は、ドラッグアンドドロップ操作されることに応じて、表示アイテムに対応する定義ファイルを管理対象としているといえる。項目辞書管理部320は、複数の受付領域におけるいずれの領域にドラックアンドドロップ操作がされたか否かに応じて、定義ファイルを異なる方法で管理する。具体的には、定義ツリー970から受付領域982にドラッグアンドドロップ操作された場合には、定義ファイルは、ドロップ先のカテゴリに対してエントリを追加する。定義ツリー970から受付領域983にドラッグアンドドロップ操作された場合には、ドロップ先のエントリに対し定義情報を追加する。
このように、ドラックアンドドロップ操作に応じて、定義ファイルの内容を項目辞書に対して容易に設定することができる。また、ドラックアンドドロップ操作のドロップ先に応じて、設定内容を切り替えることができることでユーザビリティを向上させることができる。
以上で、図11の説明を終了する。
図12は、登録されている項目辞書をリポジトリ定義に反映させる場合のフローである。
S1200において、項目辞書参照命令部330は、項目辞書編集表示部423が表示するコンテキストメニュー画面1300の項目の一つである項目辞書参照アイテム1301が選択されたことに応じて項目辞書参照イベントを受け取る。他の方法として、項目辞書参照命令部330は、項目辞書一覧画面1320から、項目辞書参照アイテム1321が選択されたことに応じて項目辞書参照イベントを受け取る。
S1210において、項目辞書参照命令部330の発信部431は編集画面1400の呼び出しを行うとともに、項目辞書選択表示部422は、編集画面1400を表示する。
S1220において、項目辞書管理部320は、編集画面1400のエントリ一覧表示部1401に表示されたエントリのうち選択されたエントリを、ボタン1402を押下された場合に反映対象とする。ユーザは、反映対象とすべきエントリをエントリ一覧表示部1401から選択することができる。
S1221において、項目辞書参照命令部330は、単体への反映か否かの判断を行う。
S1230において、項目辞書参照命令部330は、項目辞書参照アイテム1321による項目辞書参照イベントである場合は単体への反映と判断し、トリガーとなった項目を項目辞書参照状態に設定する。この場合、項目辞書参照アイテム1321は、項目辞書参照アイテム1421で示す表示態様に変更される。本実施形態においては、項目辞書参照アイテムの色が変更するものとしているが、これに限られるものでなく、大きさ、形状、模様等の識別可能な表示態様を含みうる。
リポジトリ定義情報のXMLデータは、1310から1410へと変更される。また、リポジトリ定義情報は、辞書項目キーの状態で管理しており辞書項目の値では管理していない。これにより項目辞書の値を変更すると同じ辞書項目キーを参照している項目全てに変更が伝搬される。
以下、S1221において、単体への反映ではないと判断された場合の項目辞書参照命令部330のフローを説明する。具体的には、コンテキストメニュー画面1300から項目辞書参照イベントを受け取った場合は、S1240に進み、エントリに登録されている複数の辞書項目キーに対して一括で参照処理を行う。
すなわち、ステップS1230及びステップS1240は、項目辞書にて管理されている文言から、アプリケーションの定義項目の値として用いる文言の選択を受け付ける処理の一例を示すステップである。
以上で、図12の説明を終了する。
図13は、登録されている項目辞書をリポジトリ定義に反映させる際の画面である。項目辞書編集表示部423が表示するコンテキストメニュー画面1300である。コンテキストメニュー画面1300は、項目辞書参照アイテム1301を含む。
XMLデータ1310は、リポジトリ定義を反映させる前のXMLデータである。
項目辞書一覧画面1320は、項目辞書を一覧する画面である。項目辞書一覧画面1320は、項目辞書の内容がリポジトリ定義に反映されているか否かを示す項目辞書参照アイテム1321を含む。項目辞書参照アイテム1321は、リポジトリ定義に反映されていないことを示す表示アイテムである。
以上で、図13の説明を終了する。
図14は、登録されている項目辞書をリポジトリ定義に反映させる際の画面である。編集画面1400は、エントリ一覧表示部1401。ボタン1402を含む。エントリ一覧表示部1401に表示されたエントリを選択することができる。ボタン1402が押下された場合に選択されているエントリを反映対象とする。ユーザは、反映対象とすべきエントリをエントリ一覧表示部1401から選択することができる。
XMLデータ1410は、リポジトリ定義を反映させた後のXMLデータである。
項目辞書一覧画面1420は、項目辞書を一覧する画面である。項目辞書一覧画面1420は、項目辞書の内容がリポジトリ定義に反映されているか否かを示す項目辞書参照アイテム1421を含む。項目辞書参照アイテム1421は、リポジトリ定義に反映されていることを示す表示アイテムである。
以上で、図14の説明を終了する。
図15は、項目辞書エントリ及び辞書項目の内容を更新する際の制御フローである。
S1500において、項目辞書管理部320は、ユーザの操作に応じて編集画面を開くイベントを受け取る。
S1510において、項目辞書編集表示部423は、編集画面940を表示する。S1520において、項目辞書編集表示部423は、エントリ一覧表示部911に表示されたエントリへのエントリ選択イベントを受け取る。
S1530において、項目辞書管理部320は、選択されたエントリが編集された場合には、編集イベントを受け取る。
S1540において、項目辞書管理部320は、辞書項目キーの値を編集する場合には辞書項目キーの選択イベントを受け取る。
S1550において、項目辞書管理部320は、値を編集する場合には、編集イベントを受け取る。
S1560において、項目辞書管理部320は、項目辞書記憶部421により、編集された項目辞書を保存し変更を確定させる。
以上で、図15の説明を終了する。
図16は、アプリケーション生成のフローである。
S1600において、リポジトリ定義解析部441は、アプリケーション定義401を取得する。
S1610において、リポジトリ定義解析部441は、S1600において取得したアプリケーションに含まれるデータモデル定義403を取得する。
S1620において、リポジトリ定義解析部441は、データモデル定義403の項目を取得する。
S1630において、リポジトリ定義解析部441は、取得した項目定義に項目辞書参照があるか否かの判定を行う。リポジトリ定義解析部441は、取得した項目定義に項目辞書参照があると判定した場合は、S1640の処理を実行する。
S1640において、リポジトリ定義解析部441は、項目辞書参照情報405に基づいて辞書の値を取得する。リポジトリ定義解析部441は、当該処理をデータモデル定義403の項目数だけ繰り返し行った後に、S1650に進む。
S1650において、リポジトリ定義解析部441は、S1600において取得したアプリケーションに所属する入出力定義402を取得する。
S1660において、リポジトリ定義解析部441は、入出力定義402の項目を取得する。
S1670において、S1660において取得した項目定義に辞書参照があるか否かの判定を行う。リポジトリ定義解析部441は、取得した項目定義に辞書参照があると判定した場合は、S1680の処理を実行する。
S1680において、リポジトリ定義解析部441は、項目辞書参照情報405に基づいて辞書の値を取得する。この処理を入出力定義402の項目数分繰り返し行った後に、S1690に進む。次に、S1690において、リポジトリ定義解析部441は、S1600において取得したアプリケーションに所属するビジネスプロセス定義404およびデータベース定義406を取得する。
S1700において、リポジトリ定義解析部441の結果を受けてアプリケーションコード生成部442はプログラムコードを生成する。
S1710において、ソースコードコンパイル部445はコンパイルを行い、アプリケーションを生成する。すなわち、ステップS1700及びステップS1710は、選択を受け付けた文言を定義項目の値として用いたアプリケーションを構築する処理の一例を示すステップである。
上述の実施形態において、プログラミング開発装置(情報処理装置)は、リポジトリ定義部300により、アプリケーションの画面への入力される項目とアプリケーションの画面に出力する項目とを定義する入出力定義情報を管理している(入出力定義管理手段)。そして、プログラミング開発装置は、項目辞書管理部320により、1または複数の項目(エントリ)と、該項目に対応する所定の定義情報との対応関係を管理している(項目辞書管理手段)さらに、プログラミング開発装置は、アプリケーション生成部340により、入出力定義管理手段で管理する入出力定義情報と、項目辞書管理手段で管理する対応関係とを用いてプログラムを生成する(プログラム生成手段)。
このことにより、アプリケーションに用いられるプログラムを、複数の定義ファイル間で共通の項目を適用して生成することが可能となる。
さらに、項目辞書管理手段でエントリと所定の定義情報を管理することにより、同じキーワードの間で異なる定義をすること、あるいは、同じ意味で異なるキーワードを設定することを抑制することができる。これば、複数のユーザからなるグループにより、共通のアプリケーションを開発する場合には、より有効である。
さらに、項目辞書管理手段で管理する内容は、一覧表示され、編集、確認、削除等を容易に行うことができる。このため、定義に変更が発生した場合には、その変更箇所を容易に変更するが可能となるため、プログラムの開発工数の削減に寄与する。
以上で、図16の説明を終了する。
これにより、アプリケーション構築ツールにおいて、設計書などのアプリケーションに係る文書を用いて、アプリケーションの定義を容易に設定し、アプリケーションを容易に構築することができる。
以上により、アプリケーション構築ツールにおいて、アプリケーションの定義を容易に設定する仕組みを提供することができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。特に、プログラム開発装置101の各機能は、本実施の形態に限定されるものでなく、複数のプログラム開発装置で協業して処理されるものであってもよい。更に、プログラム開発装置は、オンプレミス環境で用いられるサーバであってもよいし、クラウドサービスにおける仮想的なサーバであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 プログラム開発装置
102 プログラム開発サーバ
103 データベースサーバ
104 アプリケーションクライアント
105 アプリケーションサーバ
106 Webサーバ
107 ネットワーク

Claims (7)

  1. アプリケーションを構築する情報処理装置であって、
    前記アプリケーションに係る文書をデータとして取り込む文書取込手段と、
    前記文書取込手段により取り込んだ文書データに含まれる文言を取得する文書文言取得手段と、
    前記文書文言取得手段により取得された文言を管理する文書文言管理手段と、
    前記文書文言管理手段により管理されている文言を表示する文書文言表示手段と、
    前記文書文言表示手段により表示された文言から、前記アプリケーションの定義項目の値として用いる文言の選択を受け付ける文書文言選択手段と、
    前記文書文言選択手段により選択を受け付けた文言を前記定義項目の値として用いた前記アプリケーションを構築するアプリケーション構築手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 辞書情報が記憶されている記憶装置に接続し、前記辞書情報から前記文書文言取得手段により取得された文言に対応する説明を取得する説明取得手段を更に備え、
    前記文書文言管理手段は、前記文言と、前記説明取得手段により取得された説明とを対応付けて管理すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記説明取得手段により取得された複数の説明を表示し、当該複数の説明の中から前記文書文言管理手段において前記文言と対応付ける説明の選択を受け付ける説明選択受付手段を更に備え、
    前記文書文言管理手段は、前記文言と、前記説明選択受付手段により受け付けた説明とを対応付けて管理すること
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記文言を表示し、当該文言の説明の入力を受け付ける説明入力受付手段を更に備え、
    前記文書文言管理手段は、前記文言と、前記説明入力受付手段により受け付けた説明とを対応付けて管理すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 辞書情報が記憶されている記憶装置に接続し、前記辞書情報から前記説明入力受付手段により受け付けた説明の類義語を取得する類義語取得手段を更に備え、
    前記文書文言管理手段は、
    前記文言と、前記類義語取得手段により取得された複数の類義語のうち前記文書データに含まれる類義語とを対応付けて管理すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. アプリケーションを構築する情報処理装置における処理方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記アプリケーションに係る文書をデータとして取り込む文書取込ステップと、
    前記文書取込ステップにより取り込んだ文書データに含まれる文言を取得する文書文言取得ステップと、
    前記文書文言取得ステップにより取得された文言を管理する文書文言管理ステップと、
    前記文書文言管理ステップにより管理されている文言を表示する文書文言表示ステップと、
    前記文書文言表示ステップにより表示された文言から、前記アプリケーションの定義項目の値として用いる文言の選択を受け付ける文書文言選択ステップと、
    前記文書文言選択ステップにより選択を受け付けた文言を前記定義項目の値として用いた前記アプリケーションを構築するアプリケーション構築ステップと
    を実行することを特徴とする処理方法。
  7. アプリケーションを構築する情報処理装置で実行可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記アプリケーションに係る文書をデータとして取り込む文書取込手段と、
    前記文書取込手段により取り込んだ文書データに含まれる文言を取得する文書文言取得手段と、
    前記文書文言取得手段により取得された文言を管理する文書文言管理手段と、
    前記文書文言管理手段により管理されている文言を表示する文書文言表示手段と、
    前記文書文言表示手段により表示された文言から、前記アプリケーションの定義項目の値として用いる文言の選択を受け付ける文書文言選択手段と、
    前記文書文言選択手段により選択を受け付けた文言を前記定義項目の値として用いた前記アプリケーションを構築するアプリケーション構築手段
    として機能させるためのプログラム。
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