JP2018205409A - 遮光マスク、および、管内検査装置 - Google Patents

遮光マスク、および、管内検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】照明光による撮像装置のハレーションを防止して、配管内の検査をスムーズに行うことを可能とする遮光マスクを提供する。【解決手段】配管2の内部を撮影する撮像装置5と、この撮像装置5の撮影方向を照明する照明装置7とを有し、配管2の内部を検査する管内検査装置1に用いられる遮光マスクであって、照明装置7に固定される本体部11と、本体部11に連設され、照明装置7からの照明光の一部を遮光する遮光部12と、を備えたことを特徴とする遮光マスクを構成する。【選択図】図2

Description

この発明は、上水道などの配管の内部を検査する管内検査装置の照明装置に用いられる遮光マスク、および、この遮光マスクを設けた管内検査装置に関する。
上水道などの配管の内部の検査は、例えば、特許文献1、2に示すように、先端にカメラなどの撮像装置を取り付けた検査装置を用いて、遠隔操作によって行われることがある。
特許文献1に係る管路点検カメラは、CCDカメラと、このCCDカメラの上部側に配置されたライトを備えている。このライトによって、管路内が奥まで照らし出されるため、CCDカメラの撮像に支障が生じることがないとされている(特許文献1の段落0014〜0018、図2など参照)。また、特許文献2に係る管路内撮影車は、テレビカメラと、このテレビカメラの外側に位置する複数の照明ライト(非広角ライト、広角ライト)を備えている。この照明ライトで、管路の内部を照明して撮影を行う(特許文献2の段落0017、図1など参照)。
実用新案登録第3124895号公報 特開2016−91283号公報
特許文献1、2に係る検査装置は、呼び径が異なる様々な配管に適用することが可能であるが、その呼び径によっては、種々の問題が生じる虞がある。例えば、呼び径が小さい場合、照明装置の照明光によって配管の側壁が強く照明されて、側壁からの照明光の反射によって撮像装置のハレーションが生じる問題がある。また、呼び径が大きい場合、配管内の広い領域を十分に照明するために、照明光の強度を強くする必要があるが、その照明光が撮像装置に直接入射して、撮像装置のハレーションが生じる問題がある。
そこで、この発明は、照明光による撮像装置のハレーションを防止して、配管内の検査をスムーズに行うことを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明は、配管の内部を撮影する撮像装置と、この撮像装置の撮影方向を照明する照明装置とを有し、前記配管の内部を検査する管内検査装置に用いられる遮光マスクであって、前記照明装置に固定される本体部と、前記本体部に連設され、前記照明装置からの照明光の一部を遮光する遮光部と、を備えたことを特徴とする遮光マスクを構成した。
このように、照明装置に遮光マスクを設けることにより、過剰な照明光を遮光することができ、配管の呼び径に関係なく、照明光による撮像装置のハレーションを防止することができる。このため、配管内の検査をスムーズに行うことができる。
前記構成においては、前記遮光部が、前記照明光の前記撮像装置に近い側を遮光する構成とすることができる。このように遮光することにより、照明光が撮像装置に直接入射して、撮像装置のハレーションが生じるのを防止することができる。
前記各構成においては、前記遮光部が、前記照明光の前記撮像装置から遠い側を遮光する構成とすることができる。このように遮光することにより、照明光によって管路の側壁が強く照明され、この側壁を照明した照明光が撮像装置に入射して、撮像装置のハレーションが生じるのを防止することができる。
前記各構成においては、前記照明装置が、第一補助光源および第二補助光源から構成され、前記第一補助光源および前記第二補助光源が、前記撮像装置に対して互いに反対側に配置されており、遮光マスクが、前記第一補助光源および前記第二補助光源の少なくとも一方に設けられている構成とすることができる。さらに、この構成においては、前記撮像装置に対して前記第一補助光源および前記第二補助光源が対称に配置されており、前記各補助光源のそれぞれに、前記遮光部が前記撮像装置に対して対称の配置となるように設けられている構成とすることができる。このようにすると、配管内の全体を均一に照明することができるとともに、撮像装置のハレーションを防止することができ、配管内の検査を一層スムーズに行うことができる。
また、配管の本管から分岐して接続された枝管内に差し込まれるシャフトと、前記シャフトの下端部に設けられ、前記配管の内部を撮影する撮像装置と、前記撮像装置の撮影方向を照明する照明装置と、前記照明装置に設けられる前記遮光マスクと、を備えた管内検査装置を構成することができる。このように、照明装置に遮光マスクを設けることにより、既述の通り、照明光による撮像装置のハレーションを防止して、配管内の検査をスムーズに行うことができる。
この発明では、前記照明装置に固定される本体部と、前記本体部に連設され、前記照明装置からの照明光の一部を遮光する遮光部と、を備えた、管内検査装置に用いられる遮光マスクを構成した。この遮光マスクを管内検査装置に適用することにより、照明装置からの過剰な照明光を遮光することができ、配管の呼び径に関係なく、照明光による撮像装置のハレーションを防止することができる。このため、配管内の検査をスムーズに行うことができる。
この発明に係る遮光マスクを取り付けた管内検査装置を示す側面図 この発明に係る遮光マスク(第一実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 図2に示す管内検査装置の変形例を示す正面図 この発明に係る遮光マスク(第二実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 この発明に係る遮光マスク(第三実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 この発明に係る遮光マスク(第四実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 この発明に係る遮光マスク(第五実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 この発明に係る遮光マスク(第六実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 この発明に係る遮光マスク(第七実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 この発明に係る遮光マスク(第八実施形態)を取り付けた管内検査装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図
この発明に係る遮光マスク10を取り付けた管内検査装置1を図1に示す。この管内検査装置1は、上水道等の配管2の内部を検査するためのものであって、この配管2の本管2aから上向きに分岐して接続された枝管2b内に挿し込まれる。枝管2bには、この枝管2bに接続される消火栓(図示せず)などへの通水を制御するためのバルブ3が設けられていて、検査の際には、このバルブ3を開弁して、管内検査装置1を本管2aまで通す。この管内検査装置1の上部側と枝管2bの間の隙間には、水密部材(図示せず)が設けられ、通水状態のまま本管2a内の検査を行うことができるようになっている。
この管内検査装置1は、後で詳しく説明する図2(a)に示すように、シャフト4の下端に、撮像装置5、主照明装置6、および、照明装置7としての補助照明装置(第一補助光源7a、第二補助光源7b。以下において、補助照明装置に、照明装置7と同じ符号を付する。)を備えた構成となっている。遮光マスク10は、補助照明装置7(第一補助光源7a、第二補助光源7b)の前面側に設けられている。
シャフト4の内部は筒状となっており、その下端部には、中央に貫通孔が形成された閉塞部材8が嵌め込まれている。このシャフト4の素材として、管内の水圧やシャフト4を軸周りに操作する際の捩り力に耐えることができる鋼管や繊維強化樹脂材が採用される。シャフト4を軸周りに回転すると、撮像装置5などが軸周りに回転し、この軸周りの全体に亘って配管2内をスムーズに観察することができる。
撮像装置5は、配管2の内部を撮影するためのものであって、シャフト4の軸に対して直交する方向を向くように取り付けられている。この撮像装置5として、CMOSイメージセンサやCCDカメラを採用することができる。撮像装置5への電力供給や画像信号の送信は、シャフト4内に通されたケーブル(図示せず)によって行なわれる。この撮像装置5に、魚眼レンズなどの特殊なレンズを設けることにより、撮影された画像の解析を効率的に行うことができる。
主照明装置6は、撮像装置5の周りを囲むように円環状に配置された複数の素光源6aから構成されており、この撮像装置5の撮影方向を照明する機能を有している。主照明装置6からの照明光の拡がり角α(図2(b)など参照)は、例えば90度とすることができる。
この実施形態においては、素光源6aとして、12個の発光ダイオード(LED)が採用されている。撮像装置5の撮影方向と、この複数の素光源6aの光軸から構成される主照明装置6の光軸とは同軸となっている。このため、撮像装置5の撮影方向を効率的に照明することができ、配管2内を明瞭に観察することができる。主照明装置6は、この主照明装置6への電力供給を調節する電源装置(図示せず)に接続されている。この電源装置を調節することにより、主照明装置6の光量を自在に調節することができる。主照明装置6への電力供給は、撮像装置5と同じく、シャフト4内に通されたケーブル(図示せず)によって行なわれる。
補助照明装置7(第一補助光源7a、第二補助光源7b)は、主照明装置6とは異なる光軸を有している。第一補助光源7aと第二補助光源7bは、撮像装置5を対称中心として対称位置に配置されている。この実施形態に係る管内検査装置1においては、撮像装置5に対して、第一補助光源7aは上側に、第二補助光源7bは下側に配置されている。各補助光源7a、7bの照明光の拡がり角β(図2(b)など参照)は、例えば16度とすることができる。この場合、補助照明装置7の照明光の拡がり角βは、主照明装置6の照明光の拡がり角αよりも狭角(α>β)となる。
この実施形態においては、第一補助光源7aおよび第二補助光源7bとして、それぞれ1個の高出力LEDが採用されている。第一補助光源7aおよび第二補助光源7bは、各補助光源7a、7bへの電力供給を調節する電源装置(図示せず)に接続されている。この電源装置を調節することにより、第一補助光源7aおよび第二補助光源7bの光量を個別に調節することができる。各補助光源7a、7bへの電力供給は、撮像装置5などと同じく、シャフト4内に通されたケーブル(図示せず)によって行なわれる。
主照明装置6および補助照明装置7(第一補助光源7a、第二補助光源7b)に使用されるLEDには、青白色、白色、電球色などの種々の色合い(色温度)を有するものを採用することができる。この実施形態においては、第一補助光源7aおよび第二補助光源7bとして、光束4000ルーメンの電球色のLEDを採用した。なお、画像が青っぽく見える青被りや、撮像装置5への入射強度が過大となって画像が白っぽく見えるハレーションなどの不具合を防止するために、着色フィルム(黄色フィルムなど)やNDフィルタなど(いずれも図示せず)を併用することもできる。
なお、上記において説明した主照明装置6および補助照明装置7の照明光の拡がり角α、βの大小関係、第一補助光源7aと第二補助光源7bの位置関係、LEDの照明光の色合いや光束などは例示に過ぎず、観察領域の照明作用を発揮し得る限りにおいて、これらを適宜変更することができる。
遮光マスク10は、本体部11と、遮光部12を備えている。本体部11は、第一補助光源7aおよび第二補助光源7bの前面にねじ止めされている。この本体部11には、第一補助光源7aまたは第二補助光源7bからの照明光を通す貫通孔(または貫通部)が形成されている。遮光部12は、本体部11に形成された貫通孔の内周縁に連設されており、各補助光源7a、7bからの照明光の一部を遮光する機能を有している。
遮光マスク10の第一実施形態を図2(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、本体部11が円形状をなし、遮光部12は各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5に近い側を遮光するように設けられている。
すなわち、第一補助光源7aに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の下側縁部に遮光部12が連設され、第二補助光源7bに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の上側縁部に遮光部12が連設されている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
遮光部12の各補助光源7a、7bに臨む縁部は、主照明装置6および各補助光源7a、7bの配列方向と直交する直線部13となっている。また、この直線部13と対向する貫通孔の縁部は、本体部11の外径よりも大きい曲率半径の円弧部14となっている。貫通孔のそれ以外の周縁部(遮光部12が形成されていない部分)においては、各補助光源7a、7bからの照明光は遮蔽されないようになっている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5側への拡がり角βを、管壁側への拡がり角β(=β/2)よりも小さくすることができる。このため、各補助光源7a、7bからの照明光が撮像装置5に直接入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
上記のように、第一補助光源7aと第二補助光源7bを、撮像装置5を対称中心として対称位置に配置する代わりに、図3に示すように、第一補助光源7aと第二補助光源7bが、撮像装置5に対して非対称位置に配置されている、すなわち、第一補助光源7aと撮像装置5との間の間隔が、第二補助光源7bと撮像装置5との間の間隔よりも広くなるように配置されている構成とすることもできる。なお、図3で示した構成とは逆に、第二補助光源7bと撮像装置5との間の間隔が、第一補助光源7aと撮像装置5との間の間隔よりも広くなるように配置してもよい。
遮光マスク10の第二実施形態を図4(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、第一実施形態に係る遮光マスク10と同様に、本体部11が円形状をなし、遮光部12は各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5に近い側を遮光するように設けられている。
すなわち、第一補助光源7aに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の下側縁部に遮光部12が連設され、第二補助光源7bに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の上側縁部に遮光部12が連設されている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
遮光部12の各補助光源7a、7bに臨む縁部は、主照明装置6および各補助光源7a、7bの配列方向と直交する直線部13となっている。また、この直線部13と対向する貫通孔の縁部は、本体部11の外径よりも小さい曲率半径の円弧部14となっている。貫通孔のそれ以外の周縁部(遮光部12が形成されていない部分)においては、各補助光源7a、7bからの照明光は遮蔽されないようになっている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5側への拡がり角βを、管壁側への拡がり角β(=β/2)よりも小さくすることができる。このため、各補助光源7a、7bからの照明光が撮像装置5に直接入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
遮光マスク10の第三実施形態を図5(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、本体部11が円形状をなし、遮光部12は各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5から遠い側(管壁側)を遮光するように設けられている。
すなわち、第一補助光源7aに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の上側縁部に遮光部12が連設され、第二補助光源7bに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の下側縁部に遮光部12が連設されている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
遮光部12の各補助光源7a、7bに臨む縁部は、主照明装置6および各補助光源7a、7bの配列方向と直交する直線部13となっている。また、この直線部13と対向する貫通孔の縁部は、本体部11の外径よりも大きい曲率半径の円弧部14となっている。貫通孔のそれ以外の周縁部(遮光部12が形成されていない部分)においては、各補助光源7a、7bからの照明光は遮蔽されないようになっている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の管壁側への拡がり角βを、撮像装置5側への拡がり角β(=β/2)よりも小さくすることができる。このため、照明光によって配管2の側壁が強く照明され、この側壁からの反射光が撮像装置5に入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
遮光マスク10の第四実施形態を図6(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、第三実施形態に係る遮光マスク10と同様に、本体部11が円形状をなし、遮光部12は各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5から遠い側(管壁側)を遮光するように設けられている。
すなわち、第一補助光源7aに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の上側縁部に遮光部12が連設され、第二補助光源7bに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の下側縁部に遮光部12が連設されている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
遮光部12の各補助光源7a、7bに臨む縁部は、主照明装置6および各補助光源7a、7bの配列方向と直交する直線部13となっている。また、この直線部13と対向する貫通孔の縁部は、本体部11の外径よりも小さい曲率半径の円弧部14となっている。貫通孔のそれ以外の周縁部(遮光部12が形成されていない部分)においては、各補助光源7a、7bからの照明光は遮蔽されないようになっている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の管壁側への拡がり角βを、撮像装置5側への拡がり角β(=β/2)よりも小さくすることができる。このため、照明光によって配管2の側壁が強く照明され、この側壁からの反射光が撮像装置5に入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
遮光マスク10の第五実施形態を図7(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、第一実施形態に係る遮光マスク10と同様に、本体部11が円形状をなし、遮光部12は各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5に近い側を遮光するように設けられている。
すなわち、第一補助光源7aに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の下側縁部に遮光部12が連設され、第二補助光源7bに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の上側縁部に遮光部12が連設されている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
遮光部12の各補助光源7a、7bに臨む縁部は、主照明装置6および各補助光源7a、7bの配列方向と直交する直線部13となっている。また、この直線部13と対向する貫通孔の縁部は、本体部11の外径よりも小さい曲率半径の円弧部14となっている。円弧部14の両端には、直線部13の長さ方向に延びるスリット15が形成されている。貫通孔のそれ以外の周縁部(遮光部12が形成されていない部分)においては、各補助光源7a、7bからの照明光は遮蔽されないようになっている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5側への拡がり角βを、管壁側への拡がり角β10(=β/2)よりも小さくすることができる。このため、各補助光源7a、7bからの照明光が撮像装置5に直接入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
遮光マスク10の第六実施形態を図8(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、本体部11が円形状をなし、遮光部12は各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5に近い側と、撮像装置5から遠い側(管壁側)の両方を遮光するように対向して設けられている。
すなわち、各補助光源7a、7bに設けられる遮光マスク10には、本体部11に形成された貫通孔の下側縁部および上側縁部の両方に遮光部12が連設されている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
両遮光部12の間には、スリット15が形成されている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5側および管壁側の双方への拡がりを大きく抑制している。このスリット15は、各補助光源7a、7bの中心よりも、主照明装置6側に若干偏っている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5側への拡がり角をβ11、管壁側への拡がり角をβ12としたときに、β11、β12<<β/2、かつ、β11>β12が成り立っている。このため、照明光によって配管2の側壁が強く照明され、この側壁からの反射光が撮像装置5に入射することによって、および、各補助光源7a、7bからの照明光が撮像装置5に直接入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
遮光マスク10の第七実施形態を図9(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、本体部11と遮光部12が一体となって半月状をなし、この遮光部12によって、各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5から遠い側(管壁側)を遮光している。
すなわち、本体部11は、各補助光源7a、7bの撮像装置5から遠い側の縁部に沿うように設けられ、この本体部11に、遮光部12が撮像装置5に臨むように連設されている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5に近い側は、遮蔽されないようになっている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の管壁側への拡がりのみを大きく抑制している(各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5側への拡がり角β13(=β/2)、管壁側への拡がり角β14としたときに、β14<<β13が成立している。)。このため、照明光によって配管2の側壁が照明され、この側壁からの反射光が撮像装置5に入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
遮光マスク10の第八実施形態を図10(a)(b)に示す。この遮光マスク10は、本体部11が弓状をなし、遮光部12は各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5から遠い側(管壁側)を遮光するように設けられている。
すなわち、本体部11は、各補助光源7a、7bの撮像装置5から遠い側の縁部に沿うように設けられている。遮光部12は半月状の一部を切り欠いた切欠き部を有し、この本体部11の弓形の内側に撮像装置5に臨むように連設されている。そして、遮光部12の切り欠き部において、照明光が通過するようになっている。各遮光部12は、撮像装置5に対して対称の配置となっている。
各補助光源7a、7bからの照明光の撮像装置5に近い側は、遮蔽されないようになっている。これにより、各補助光源7a、7bからの照明光の管壁側への拡がり角β16を、撮像装置5側への拡がり角β15(=β/2)よりも小さくすることができる。このため、照明光によって配管2の側壁が強く照明され、この側壁からの反射光が撮像装置5に入射することによって、撮像装置5のハレーションが生じるのを防止することができる。
図2、図4〜図10において説明した遮光マスク10は、配管2の呼び径や主照明装置6、補助照明装置7の光束、配置、照明光の拡がり角βなどに対応して、適切な形状のものを選択することができる。
上記において説明した遮光マスク10はあくまでも例示に過ぎず、配管2内の全体を同時に明るく照らして、管内検査をスムーズに行い得るようにする、という本願発明の課題を解決し得る限りにおいて、各構成部材の形状、配置、素材等を適宜変更することができる。
上記の各実施形態においては、補助照明装置7が第一補助光源7aと第二補助光源7bを備えた構成について示したが、単独の補助光源からなる構成(例えば、撮像装置5の上下いずれか一方のみに補助照明装置7を有する構成)とすることもできる。
1 管内検査装置
2 配管
2a 本管
2b 枝管
3 バルブ
4 シャフト
5 撮像装置
6 主照明装置
6a 素光源
7 補助照明装置(照明装置)
7a 第一補助光源
7b 第二補助光源
8 閉塞部材
10 遮光マスク
11 本体部
12 遮光部
13 直線部
14 円弧部
15 スリット

Claims (6)

  1. 配管(2)の内部を撮影する撮像装置(5)と、この撮像装置(5)の撮影方向を照明する照明装置(7)とを有し、前記配管(2)の内部を検査する管内検査装置(1)に用いられる遮光マスクであって、
    前記照明装置(7)に固定される本体部(11)と、
    前記本体部(11)に連設され、前記照明装置(7)からの照明光の一部を遮光する遮光部(12)と、
    を備えたことを特徴とする遮光マスク。
  2. 前記遮光部(12)が、前記照明光の前記撮像装置(5)に近い側を遮光することを特徴とする請求項1に記載の遮光マスク。
  3. 前記遮光部(12)が、前記照明光の前記撮像装置(5)から遠い側を遮光することを特徴とする請求項1または2に記載の遮光マスク。
  4. 前記照明装置(7)が、第一補助光源(7a)および第二補助光源(7b)から構成され、前記第一補助光源(7a)および前記第二補助光源(7b)が、前記撮像装置(5)に対して互いに反対側に配置されており、前記第一補助光源(7a)および前記第二補助光源(7b)の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遮光マスク。
  5. 前記撮像装置(5)に対して前記第一補助光源(7a)および前記第二補助光源(7b)が対称に配置されており、前記各補助光源(7a、7b)のそれぞれに、前記遮光部(12)が前記撮像装置(5)に対して対称の配置となるように設けられていることを特徴とする請求項4に記載の遮光マスク。
  6. 配管(2)の本管(2a)から分岐して接続された枝管(2b)内に差し込まれるシャフト(4)と、
    前記シャフト(4)の下端部に設けられ、前記配管(2)の内部を撮影する撮像装置(5)と、
    前記撮像装置(5)の撮影方向を照明する照明装置(7)と、
    前記照明装置(7)に設けられる請求項1から5のいずれか1項に記載の遮光マスク(10)と、
    を備えた管内検査装置。
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