JP2018204833A - レンジフード - Google Patents

レンジフード Download PDF

Info

Publication number
JP2018204833A
JP2018204833A JP2017108954A JP2017108954A JP2018204833A JP 2018204833 A JP2018204833 A JP 2018204833A JP 2017108954 A JP2017108954 A JP 2017108954A JP 2017108954 A JP2017108954 A JP 2017108954A JP 2018204833 A JP2018204833 A JP 2018204833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection unit
capacitance
tray
water level
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017108954A
Other languages
English (en)
Inventor
山口 雅弘
Masahiro Yamaguchi
雅弘 山口
誠 上羽
Makoto Ueha
誠 上羽
崇文 橋本
Takafumi Hashimoto
崇文 橋本
可知 昌道
Masamichi Kachi
昌道 可知
裕介 中島
Yusuke Nakajima
裕介 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017108954A priority Critical patent/JP2018204833A/ja
Publication of JP2018204833A publication Critical patent/JP2018204833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】レンジフードの排水トレイ天面の排水受口から洗浄液があふれることを抑制することを目的とする。
【解決手段】洗浄液を貯蔵する給水トレイ14と、洗浄後の洗浄液の排液を受ける排水トレイ15とを収納するトレイ収納部12には、排水トレイ15の外側面に近接する位置に静電容量式の水位検知手段27を設けたことにより、排水トレイ15の内部の洗浄液の水位を検知することで、排水受口17からの洗浄液のあふれを防止することができるレンジフードを得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンジフードに関する。
従来、この種のレンジフードとして、洗浄水で羽根車を洗浄するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された従来の羽根車を洗浄するレンジフードについて説明する。ファンケーシングの下方には、箱状で下面が開口したトレイ収納部が設けられている。トレイ収納部の内部には、羽根車を洗浄するための洗浄水を貯蔵する給液トレイと、羽根車を洗浄した後の洗浄水の排水を受ける排水トレイが着脱可能で収納できるようになっている。
特開2014−173828号公報
図6に示すこのような従来のレンジフードにおいては、排水トレイ115が取付されていない状態で、洗浄を行うと洗浄後の排水がこぼれるため、排水トレイ115の取付を認識できるように、排水トレイ115とトレイ収納部112とは、磁力によって有無を検知できる検出手段を設けているものが知られている。図6に示すように、この検出手段においては、排水トレイ115に追加加工(例えば、磁石101を排水トレイ壁面へ取付ける)を行い、トレイ収納部112の側面に排水トレイ115の有無に応じて出力が可変するセンサ(例えば、磁気センサ102)を具備する必要があり、排水トレイ115への追加加工と追加分の材料費がかかっていた。また、排水トレイ115内に洗浄液が残っている場合に、洗浄を行うと、排水トレイ115天面の排水受口117から洗浄液があふれるおそれがあるという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、排水トレイ115への追加加工を必要とすることなく、かつ排水トレイ115内の洗浄液の有無を把握して排水受口117からの洗浄液のあふれを防止することができるレンジフードを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、電動機の回転軸に連結した羽根車と、前記羽根車を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと洗浄液を貯蔵する給水トレイと前記給水トレイに貯蔵された洗浄液を吸引するポンプと前記羽根車を洗浄した洗浄液の排水を受ける排水トレイと、前記ポンプによって洗浄液を吸引させ洗浄液に浸漬させた前記羽根車を回転させる洗浄機能制御部と、を備えた洗浄機能付きレンジフードにおいて、前記給水トレイ及び前記排水トレイとを収納するトレイ収納部に前記排水トレイの側面に近接するように水位を検知する水位検知手段を設け、前記洗浄機能制御部は、前記水位検知手段によって検知された前記排水トレイ内の水位によって洗浄を制御する。これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、電動機の回転軸に連結した羽根車と、羽根車を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと洗浄液を貯蔵する給水トレイと給水トレイに貯蔵された洗浄液を吸引するポンプと羽根車を洗浄した洗浄液の排水を受ける排水トレイと、ポンプによって洗浄液を吸引させ洗浄液に浸漬させた羽根車を回転させる洗浄機能制御部と、を備えた洗浄機能付きレンジフードにおいて、給水トレイ及び排水トレイとを収納するトレイ収納部に排水トレイの側面に近接するように水位を検知する水位検知手段を設け、洗浄機能制御部は、水位検知手段によって検知された排水トレイ内の水位によって洗浄を制御する構成である。この構成によって、排水トレイの外側であるトレイ収納部に設けられた水位検知手段で排水トレイ内部の洗浄液を検知することが可能である。従って、排水トレイに、検知センサ等を設け必要がなく、排水トレイ内の洗浄液の水位を把握できる。本発明は、排水トレイの追加加工を必要とせず、水位検知手段によって検知した排水トレイ内の水位を基に洗浄機能制御部が洗浄を制御することで、排水受口からの洗浄液のあふれを防止することができるという効果を備えている。
本発明の実施の形態1のレンジフードの正面断面図 同レンジフードの側面断面図 同レンジフードの水位検知手段を正面からみた概略断面図 同レンジフードの水位検知手段を上面からみた概略断面図 同レンジフードの水位検知手段の制御構成を示すブロック図 従来のレンジフードの排水トレイ検知手段を正面からみた概略断面図
本発明の請求項1記載のレンジフードは、電動機の回転軸に連結した羽根車と、羽根車を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと洗浄液を貯蔵する給水トレイと給水トレイに貯蔵された洗浄液を吸引するポンプと羽根車を洗浄した洗浄液の排水を受ける排水トレイと、ポンプによって洗浄液を吸引させ洗浄液に浸漬させた羽根車を回転させる洗浄機能制御部と、を備えた洗浄機能付きレンジフードにおいて、給水トレイ及び排水トレイとを収納するトレイ収納部に排水トレイの側面に近接するように水位を検知する水位検知手段を設け、洗浄機能制御部は、水位検知手段によって検知された排水トレイ内の水位によって洗浄を制御するという構成を有する。これにより、排水トレイの外側であるトレイ収納部に設けられた水位検知手段で排水トレイ内部の洗浄液を検知することが可能である。従って、従って、排水トレイに、検知センサ等を設ける必要がなく、排水トレイ内の洗浄液の水位を把握できる。本発明は、排水トレイの追加加工を必要とせず、水位検知手段によって検知した排水トレイ内の水位を基に洗浄機能制御部が洗浄を制御することで、排水受口からの洗浄液のあふれを防止することができるという効果を備えている。
また、本発明の請求項2記載のレンジフードでは、水位検知手段は、長片状の静電容量を検知する第一静電容量検知部と第一静電容量検知部よりも短い長辺状の静電容量を検知する第二静電容量検知部とを備えており、第一静電容量検知部と第二静電容量検知部とは、対向する排水トレイの底面から天面に向かって配置されており、第一静電容量検知部と第二静電容量検知部との出力値を用いて水位を検出する構成としている。この構成により、2つの静電容量検知部の出力差を用いることによって、外部環境による静電容量の変動誤差を低減することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項3に記載のレンジフードでは、水位検知手段は、第一静電容量検知部と第二静電容量検知部とが配置された箇所の周囲温度を測定する温度検出部を備えており、第一静電容量検知部と第二静電容量検知部との出力値と温度検出部によって検出された温度とを用いて水位を検出する構成としている。この構成によって、周囲温度に応じて変化する第一静電容量検知部と第二静電容量検知部との出力値を補正することが可能であり、より正確な静電容量の取得が可能である。
また、本発明の請求項4に記載のレンジフードでは、洗浄機能制御部は、排水トレイ内の水位が規定値以上を検知した場合、洗浄を開始しないようにする構成である。これにより、排水トレイ内の水位が規定値以上の場合、洗浄を開始することで洗浄ケーシングに洗浄液が給水され洗浄後に排水トレイに排水される際に、排水受口からの洗浄液があふれることを防止するという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、本実施の形態のレンジフードは、調理器具(図示せず)の上方のキッチンの壁面3などに取り付けられる。このレンジフードは、フード1を有し、フード1に設けられた吸気口2は、調理器具から発生する油煙や周囲に浮遊する埃等を捕集する。フード1は、壁面3に例えばネジを介して取り付ける。フード1の天面には、屋外とダクト4を介して連通する排気口5を設ける。フード1は、内部に電動機6と、電動機6の回転軸7に取り付けた羽根車8と、羽根車8を包括した洗浄ケーシング9と、を配設する。吸気口2と排気口5とを結ぶ通風路10には、羽根車8を備えている。
また、フード1の吸気口2には、平板状の整流板11が配設され、整流板11の周囲の吸込風速を高めている。
なお、電動機6はACモータでもDCモータでも良いが、好ましくは羽根車8の回転数を制御できるDCモータが良い。
また、羽根車8は、種類としては静圧が高いシロッコファンが好ましい。
洗浄ケーシング9の下方には、箱状で下面が開口したトレイ収納部12を設ける。トレイ収納部12は、羽根車8を洗浄するための洗浄液13を貯水する給水トレイ14と、羽根車8の洗浄後の洗浄液13を貯水する排水トレイ15を備える空間を有している。そして、給水トレイ14と、排水トレイ15は、トレイ収納部12の内部に着脱できるようになっている。
給水トレイ14の天面には、給水トレイ14を覆うように給水トレイフタ18が取り付けられている。給水トレイフタ18は、天面の一部分を開口した給水口16を備えている。同様に、排水トレイ15の天面には、排水トレイ15を覆うように排水トレイフタ19が取り付けられている。排水トレイフタ19は、天面の一部分を開口した排水受口17を備えている。そして、洗浄ケーシング9の下端部には排水口20を設けて、排水口20には洗浄ケーシング9内の洗浄液13を貯排する開閉弁21を設け、開閉弁21の下方に排水トレイフタ19の排水受口17が位置するように設けている。
また、トレイ収納部12の天面には、洗浄液13を吸込むための吸込口であるパイプ状の洗浄液吸込部22を備える。洗浄液吸込部22は、給水トレイ14を装着する際に、給水トレイ14の天面に設けられた開口から給水トレイ14内に挿入される。洗浄液吸込部22は、トレイ収納部12に収納した給水トレイ14に洗浄液吸込部22の下端が給水トレイ14の底面に近接するように備えられている。そして、トレイ収納部12の天面は、洗浄液吸込部22を挿入するための開口が設けられている。
洗浄液吸込部22の上端は、給水ポンプ23のポンプ吸込口に接続する。給水ポンプ23のポンプ吐出口25は、チューブ26を介して洗浄ケーシング9に接続する。
そして、トレイ収納部12には、排水トレイ15の外側に静電容量式の水位検知手段27を備える。
水位検知手段27は、第一静電容量検知部28と、第二静電容量検知部29と、静電容量演算部31と、静電容量演算部31と、を備えている。第二静電容量検知部29は、具体的には後述するが、第一静電容量検知部28よりも静電容量を検知するレンジすなわち検知する範囲が広くなっている。静電容量演算部31は、第一静電容量検知部28で出力される出力値Aおよび第二静電容量検知部29で出力される出力値Bを用いて水位演算を行う。静電容量演算部31は、出力値Aと出力値Bとの差から水位の換算を行う。詳しくは、後述する。静電容量演算部31は、第一静電容量検知部28と第二静電容量検知部29に電圧を印加する制御を行うとともに、第一静電容量検知部28の出力値Aと第二静電容量検知部29の出力値Bを静電容量演算部31に伝達する。
第一静電容量検知部28と、第二静電容量検知部29は、それぞれ2枚の電極板(第一正電極32、第一負電極33、及び第二正電極34、第二負電極35)で構成されている.静電容量演算部31は、第一静電容量検知部28の第一正電極32と第一負電極33との間と、第二静電容量検知部29の第二正電極34と第二負電極35との間に電圧を印加する。そして、第一静電容量検知部28、第二静電容量検知部29は、排水トレイ15内の洗浄液13の静電容量を検出し、出力する。
図3に示すように、第一静電容量検知部28の第一正電極32と第一負電極33と第二静電容量検知部29の第二正電極34と第二負電極35とは、対向する排水トレイ15の底面から天面に向かって鉛直方向に配置されている。
第一静電容量検知部28は、2枚(たとえば、銅箔板)の第一正電極32、第一負電極33と、この第一正電極32、第一負電極33に並列接続される任意のインダクタンス成分(たとえば、コイル)と任意の静電容量成分(たとえば、コンデンサ)とからなるLC並列共振回路(図示せず)にて構成される。同様に、第二静電容量検知部29は、2枚の第二正電極34、第二負電極35と、この第二正電極34、第二負電極35に並列接続される任意のインダクタンス成分と任意の静電容量成分とからなる別のLC並列共振回路にて構成される。
第一正電極32と第一負電極33は、同一の形状、大きさとなっている。また、第二正電極34と第二負電極35は、同一の形状、大きさとなっている。そして、第二正電極34、第二負電極35は、第一正電極32、第一負電極33に対して、同一の幅を持ち、高さ方向の寸法が大きくなっている。そして、第一正電極32、第一負電極33、第二正電極34、第二負電極35は、トレイ収納部12において、下端を同じ高さ位置として設置されている。
そして、図4に示すように、2枚の第一正電極32と第一負電極33は、排水トレイ15の外側に並列して配置される。そして、2枚の第一正電極32と第一負電極33は、第一正電極32、第一負電極33、トレイ収納部12、排水トレイ15、洗浄液13とを合計した静電容量を検出する。
第一静電容量検知部28のLC並列共振回路に所定の電圧約3Vを印加して、インダクタンス(例えば、18uH)と静電容量(例えば、47pF)とからなるLC並列共振周波数を予め算出し、その値を静電容量演算部が有している。また、このLC並列共振回路に第一正電極32、第一負電極33を並列に接続した場合における第一正電極32、第一負電極33とトレイ収納部12と排水トレイ15とから構成される合成静電容量によって生じるLC並列共振周波数(例えば、5.472MHz)を求める。そして、出力値A(例えば、2pF)は、静電容量演算部によって、予め算出しているLC並列共振回路からなるLC並列共振周波数とLC並列共振回路に第一正電極32、第一負電極33を並列に接続した場合における合成静電容量によって生じるLC並列共振周波数(例えば、5.359MHz)との差から算出される。
このように、静電容量演算部31は、予め排水トレイ15の水位に応じた出力値Aのテーブルを記録したメモリを備えることによって、正確に排水トレイ15の水位を算出することでができる。
同様に、第二静電容量検知部29のLC並列共振回路に所定の電圧約3Vを印加して、インダクタンスと静電容量とからなるLC並列共振周波数を予め算出し、その値を静電容量演算部31が有している。また、このLC並列共振回路に第二正電極34、第二負電極35を並列に接続した場合における第二正電極34、第二負電極35とトレイ収納部12と排水トレイ15とから構成される合成静電容量によって生じるLC並列共振周波数を求める。そして、出力値Bは、静電容量演算部によって、予め算出しているLC並列共振回路からなるLC並列共振周波数とLC並列共振回路に第二正電極34、第二負電極35を並列に接続した場合における合成静電容量によって生じるLC並列共振周波数との差から算出される。
このように第一静電容量検知部28で正確に排水トレイ15の水位を算出することができるが、さらに精度を向上させるため、第一静電容量検知部28と第二静電容量検知部29を両方設けることも可能である。第一静電容量検知部28と第二静電容量検知部29とを両方備えることによって、排水トレイ15の洗浄液13の液面が上昇し、第一静電容量検知部28の第一正電極32、第一負電極33の高さよりも液面が高くなった場合、液面の上昇による出力値Aの静電容量値の上昇はほぼなくなる。一方、第二静電容量検知部29の2枚の第二正電極34、第二負電極35は、洗浄液13の量が増加して液面高さが高くなるに伴って検出できる静電容量がリニアに増加し出力値Bは大きな値となる。また、それぞれ2枚の第一正電極32、第一負電極33と第二正電極34、第二負電極35をそれぞれ同一幅に設定しているため、水位の上昇による静電容量値の増加率は洗浄液13の水位の上昇に比例することになる。
第一静電容量検知部28の第一正電極32、第一負電極33の高さを超えると、第一静電容量検知部28で検出する静電容量(出力値A)と第二静電容量検知部29で検出する静電容量(出力値B)との差が顕著になる。この差(出力値B−出力値A)を用いることによって、洗浄液13の水位を検知することができることとなる。すなわち、ひとつの静電容量検知部によって水位を検出する場合、静電容量を検出する際の外部環境による影響によって、出力される静電容量値から換算される水位と実際の水位との誤差が大きくなることがある。しかし、2つの静電容量検知部(第一静電容量検知部28、第二静電容量検知部29)の出力差を用いることによって外部環境による影響をキャンセルでき、排水トレイ15の水位変化による静電容量を検出できる効果を備える。
具体的には、静電容量演算部31は、第一正電極32、第一負電極33から検出される静電容量(出力値A)に対して第二正電極34、第二負電極35から検出される静電容量(出力値B)との差を算出する。そして、静電容量演算部31は、この差(出力値B−出力値A)を静電容量差を求める。予め静電容量差に対応した水位との関係を示すテーブルを用いて、水位に換算する。この静電容量差と水位の関係テーブルは、実験から静電容量値と水位との関係を求め、静電容量演算部31に記憶させておく。このように、静電容量演算部31は、第一静電容量検知部28の出力値Aを基準として第二静電容量検知部29の出力値Bから洗浄液13の水位を算出するのである。
このような検出方法によれば、2つの第一静電容量検知部28、第二静電容量検知部29を用いる場合、同様に外部要因による静電容量の影響が出る為、第一静電容量検知部28、第二静電容量検知部29の出力値の差をとることで、外部要因による静電容量のノイズを削減することができる。
また、第一静電容量検知部28および第二静電容量検知部29を用いることで、第一静電容量検知部28および第二静電容量検知部29の出力値の差分が小さい場合には、排水トレイ15の水位は、第一静電容量検知部28の電極の高さに相当すると判断できる。
このように、本実施の形態によれば、外部要因による静電容量の影響が生じてもノイズを相殺することができ、洗浄液13の水位を誤検知することなく精度よく検出することができる。
洗浄機能制御部は、静電容量演算部31によって検出された水位に基づいて、排水トレイ内の排水量が規定値以下(例 4mm以下)であればレンジフード内の洗浄を行う制御を実施し、排水量が規定値以上(例 4mm以上)であれば、洗浄を行わない制御を行う。例えば、第二正電極34、第二負電極35の高さを満水レベルの高さ(例 40mm)にし、第一正電極32、第一負電極33の高さを第二正電極34、第二負電極35の10分の1にする(例 4mm)。このような構成にすることによって、第一静電容量検知部28の出力値A(例 55pF)、第二静電容量検知部29の出力値B(例 55.2pF)の差分が小さい場合には、渇水と判断する。一方、出力値A(例 56pF)と出力値B(例 58pF)の差が生じた場合には、前述した静電容量差と水位の関係テーブルから満水レベル(例 40mm)、あるいは、1/10以上満水以下(例 4mm)を判断することができる。
また、水位検知手段27は、排水トレイ15の外側に設けられた温度検知部36を有していてもよい。温度検知部36は、第一静電容量検知部28と第二静電容量検知部29の周囲の温度を測定する。静電容量演算部31は、第一静電容量検知部28と第二静電容量検知部29と温度検知部36とからそれぞれ出力値Aと出力値Bと周囲温度値とを出力させて、静電容量演算部31へ入力させる。静電容量演算部31は、温度補正手段37を備えている。第一静電容量検知部28、第二静電容量検知部29が検知する静電容量は、その周囲温度値に応じて変化する誘電率によって影響される。この周囲温度の影響を補正するため、温度補正手段37は、温度検知部36の検知温度に応じて、出力値Aおよび出力値Bの補正を行う。この構成により、周囲温度変化による影響を相殺することができ、洗浄液13の水位を誤検知することなく精度よく検出することができる。
本発明にかかるレンジフードは、排水トレイへの追加加工を必要とすることなく、排水トレイ天面の排水受口から洗浄液があふれることを抑制することができることを可能とするものであるので、液体を使用者が供給する必要がある製品に使用される液体の有無を判断する手段等として有用である。
1 フード
2 吸気口
3 壁面
4 ダクト
5 排気口
6 電動機
7 回転軸
8 羽根車
9 洗浄ケーシング
10 通風路
11 整流板
12 トレイ収納部
13 洗浄液
14 給水トレイ
15 排水トレイ
16 給水口
17 排水受口
18 給水トレイフタ
19 排水トレイフタ
20 排水口
21 開閉弁
22 洗浄液吸込部
23 給水ポンプ
25 ポンプ吐出口
26 チューブ
27 水位検知手段
28 第一静電容量検知部
29 第二静電容量検知部
31 静電容量演算部
32 第一正電極
33 第一負電極
34 第二正電極
35 第二負電極
36 温度検知部
101 磁石
102 磁気センサ
112 トレイ収納部
115 排水トレイ
117 排水受口
119 排水トレイフタ
120 排水口
121 開閉弁

Claims (4)

  1. 電動機の回転軸に連結した羽根車と、
    前記羽根車を洗浄液に浸漬させるための洗浄ケーシングと
    洗浄液を貯蔵する給水トレイと
    前記給水トレイに貯蔵された洗浄液を吸引するポンプと
    前記羽根車を洗浄した洗浄液の排水を受ける排水トレイと、
    前記ポンプによって洗浄液を吸引させ洗浄液に浸漬させた前記羽根車を回転させる洗浄機能制御部と、を備えた洗浄機能付きレンジフードにおいて、
    前記給水トレイ及び前記排水トレイとを収納するトレイ収納部に前記排水トレイの側面に近接するように水位を検知する水位検知手段を設け、前記洗浄機能制御部は、前記水位検知手段によって検知された前記排水トレイ内の水位によって洗浄を制御する
    ことを特徴とするレンジフード。
  2. 前記水位検知手段は、長片状の静電容量を検知する第一静電容量検知部と前記第一静電容量検知部よりも長い長辺状の静電容量を検知する第二静電容量検知部とを備えており、前記第一静電容量検知部と前記第二静電容量検知部とは、対向する前記排水トレイの底面から天面に向かって配置されており、前記第一静電容量検知部と前記第二静電容量検知部との出力値を用いて水位を検出することを特徴とするレンジフード。
  3. 前記水位検知手段は、前記第一静電容量検知部と第二静電容量検知部とが配置された箇所の周囲温度を測定する温度検出部を備えており、前記第一静電容量検知部と前記第二静電容量検知部との出力値と前記温度検出部によって検出された温度とを用いて水位を検出することを特徴とする。
  4. 前記洗浄機能制御部は、前記排水トレイ内の水位が規定値以上を検知した場合、洗浄を開始しないことを特徴とする請求項1から3に記載のレンジフード。
JP2017108954A 2017-06-01 2017-06-01 レンジフード Pending JP2018204833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017108954A JP2018204833A (ja) 2017-06-01 2017-06-01 レンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017108954A JP2018204833A (ja) 2017-06-01 2017-06-01 レンジフード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018204833A true JP2018204833A (ja) 2018-12-27

Family

ID=64955395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017108954A Pending JP2018204833A (ja) 2017-06-01 2017-06-01 レンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018204833A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10203239B2 (en) Method of controlling air conditioner based on level of condensed water
JP2018124002A (ja) レンジフード
WO2015078672A1 (en) Air filter monitoring
CN111615606B (zh) 具有集成的抽吸单元和秤的灶具
CN110578943B (zh) 烟雾排出装置和带有烟雾排出装置和灶台的组合设备
JP6337273B2 (ja) 自動炊飯器
JP6546302B2 (ja) 調理器具及びその真空引き制御方法
JP2018204833A (ja) レンジフード
JP6322802B2 (ja) 洗浄機能付きレンジフード
JP3118914B2 (ja) 蒸気排出ファン付収納庫
JP5707246B2 (ja) 洗濯機
JP2013174457A (ja) 水位検出機構、蒸気発生器及び加熱調理器
KR101526968B1 (ko) 드럼 세탁기 및 그 제어방법
EP1021980A1 (en) Method and device to recognise and indicate a discharge vessel filling level in a vacuum system
JP2016138704A (ja) レンジフード
CN213777853U (zh) 一种厨房电器设备
JP2023544510A (ja) 液体フィルタ
CN112432215A (zh) 一种厨房电器设备
CN209031869U (zh) 烹饪器具
KR20150140952A (ko) 정전용량형 수위 감지 장치
CN212675193U (zh) 一种烹饪器具的开合盖感应电路及烹饪器具
RU2778226C2 (ru) Варочная панель со встроенными вытяжкой и весами
JPH04203714A (ja) 除湿機
JP6358883B2 (ja) 加熱調理器
JP2019042022A (ja) 電気掃除機および電気掃除機の集塵袋の満杯検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190121