JP2018204801A - 換気扇用シャッターおよび換気扇 - Google Patents

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Atsuteru Kuno
敦輝 久野
高橋 努
Tsutomu Takahashi
努 高橋
章太 小森
Shota Komori
章太 小森
朋孝 鷲見
Tomotaka Washimi
朋孝 鷲見
豊巳 原
Toyomi Hara
豊巳 原
昌嗣 野澤
Masatsugu Nozawa
昌嗣 野澤
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【課題】シャッターブレードの変形を低減可能とする換気扇用シャッターを得ること。【解決手段】換気扇用シャッターであるシャッター1は、換気扇本体の運転により発生させた空気流が通過する開口13が設けられたシャッターフレーム10と、シャッターフレーム10に回転可能に支持され、回転により開口13を開閉する複数のシャッターブレード11とを備える。複数のシャッターブレード11は、鉛直方向において並べられている。シャッター1は、複数のシャッターブレード11に連結され、複数のシャッターブレード11を回転させる複数の連結部材である連結板12と、複数の連結部材に接続された補強部材である補強板20とを備える。複数の連結部材は、鉛直方向に垂直な方向において互いに間隔を設けて配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のシャッターブレードを備える換気扇用シャッターおよび換気扇に関する。
従来、換気扇本体の運転に連動して開閉するシャッターを備える換気扇が知られている。換気扇は、換気扇本体の運転開始時にシャッターを開き、屋外から室内への給気あるいは室内から屋外への排気を行う。換気扇は、換気扇本体の運転終了時にシャッターを閉じることで、運転を停止している間における室内への外気の侵入を防ぐ。
特許文献1には、シャッターフレームに設けられた複数のシャッターブレードを連結部材に連結させて、連結部材の動作により複数のシャッターブレードを回転させてシャッターフレームの開口を開閉する換気扇用シャッターが開示されている。
特開平4−3838号公報
シャッターがシャッターフレームの開口を開いているときに、開口を通過する空気流による風圧をシャッターブレードが受けることにより、シャッターブレードが変形する場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シャッターブレードの変形を低減可能とする換気扇用シャッターを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる換気扇用シャッターは、換気扇本体の運転により発生させた空気流が通過する開口が設けられたシャッターフレームと、シャッターフレームに回転可能に支持され、回転により開口を開閉する複数のシャッターブレードとを備える。複数のシャッターブレードは、鉛直方向において並べられている。本発明にかかる換気扇用シャッターは、複数のシャッターブレードに連結され、複数のシャッターブレードを回転させる複数の連結部材と、複数の連結部材に接続された補強部材とを備える。複数の連結部材は、鉛直方向に垂直な方向において互いに間隔を設けて配置されている。
本発明によれば、シャッターブレードの変形を低減できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態にかかるシャッターを示す図 実施の形態にかかるシャッターを含む換気扇の斜視図 図1に示すシャッターブレードが開口を開いているときにおけるシャッターフレームと、シャッターブレードと、連結板との連結部分を示す側面図 図1に示すシャッターブレードが開口を閉じているときにおけるシャッターフレームと、シャッターブレードと、連結板との連結部分を示す側面図 図1に示す連結板を動作させる機構部分を示す側面図 図1に示す補強板と連結板との接続の一例を示す図 図1に示す補強板の変形例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる換気扇用シャッターおよび換気扇を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかるシャッター1を示す図である。シャッター1は、換気扇本体の運転に連動して開閉する換気扇用シャッターである。図1には、換気扇本体側から見たシャッター1の平面構成を示している。
シャッター1は、開口13が設けられたシャッターフレーム10と、シャッターフレーム10に回転可能に支持され、回転により開口13を開閉する複数のシャッターブレード11とを備える。複数のシャッターブレード11は、鉛直方向において並べられている。換気扇本体の運転により発生させた空気流は、開口13を通過する。
また、シャッター1は、複数のシャッターブレード11に連結され、複数のシャッターブレード11を回転させる連結部材である複数の連結板12と、複数の連結板12に接続された補強部材である補強板20とを備える。複数の連結板12は、鉛直方向に垂直な方向である水平方向において互いに間隔を設けて配置されている。シャッターフレーム10は、矩形の開口13を囲う枠部材である。シャッターフレーム10の外縁にはフランジ19が設けられている。
シャッターブレード11は、水平方向を長手方向とする羽根状の部品である。シャッターブレード11の長手方向における長さは、開口13の横幅に相当する。開口13を開いたとき、シャッターブレード11のうち長手方向に直交する方向における一端側の部分がシャッターフレーム10から屋外側へ差し出される。シャッターブレード11のうち長手方向に直交する方向への幅が短くされていることで、シャッター1は、開口13を開いたときにおけるシャッターブレード11とシャッター1の屋外側にある物との干渉を低減可能とされている。図1には、開口13を閉じている状態のシャッター1を示している。図1に示すシャッター1は、8枚のシャッターブレード11を備える。シャッター1に設けられるシャッターブレード11は8枚に限られず、複数であれば良いものとする。
図1に示すシャッター1は、3つの連結板12を備える。3つの連結板12は、鉛直方向を長手方向とする長尺の部材である。各連結板12は、長手方向に垂直な断面においてL字型の断面形状をなすL字鋼である。3つの連結板12のうち、第1の連結部材である2つの連結板12は、各シャッターブレード11のうち長手方向における端部に連結されている。第2の連結部材である1つの連結板12は、各シャッターブレード11のうち長手方向における中央部に連結されている。連結板12は、鉛直方向を上下に移動可能に設けられている。なお、シャッター1に設けられる連結板12は3つに限られず、複数であれば良いものとする。第1の連結部材である2つの連結板12の間に、第2の連結部材である2つ以上の連結板12が設けられていても良い。
補強板20は、水平方向を長手方向とする長尺の平板をなした鋼材である。補強板20は、3つの連結板12に直交させて配置されている。補強板20は、シャッター1から見て屋外側への連結板12の動きと、室内側への連結板12の動きとを抑制させる。補強板20は、連結板12の動きを抑制可能な剛性を持つ部材であれば良く、鋼材以外の部材であっても良い。
さらに、シャッター1は、動力源であるギヤードモータ14を備える。ギヤードモータ14は、シャッターフレーム10のうち開口13の下側縁部分に配置されている。ギヤードモータ14は、第2の連結部材である1つの連結板12を駆動する。ギヤードモータ14が連結板12を駆動することで、シャッター1は、連結板12に連結されている複数のシャッターブレード11を一括して回転動作させる。
図2は、実施の形態にかかるシャッター1を含む換気扇3の斜視図である。換気扇3は、シャッター1と、換気扇本体2とを備える。換気扇本体2は、ファン21と換気扇フレーム22とを備える。ファン21は、羽根23と、羽根23の駆動源であるファンモータ24とを備える。ファンモータ24は、4つの支持脚26により換気扇フレーム22に支持されている。4つの支持脚26は、ファンモータ24から換気扇フレーム22へ放射状に延ばされた部材である。換気扇フレーム22の中央には、換気扇本体2の通風路である風洞部25が設けられている。換気扇フレーム22とシャッターフレーム10のフランジ19とは、互いに重ね合わせられて、建物の壁に固定される。羽根23は、ファンモータ24の駆動に伴って風洞部25内にて回転し、風洞部25と開口13とを通る空気流を発生させる。
図3は、図1に示すシャッターブレード11が開口13を開いているときにおけるシャッターフレーム10と、シャッターブレード11と、連結板12との連結部分を示す側面図である。開口13を開いているときのシャッターブレード11の状態を、第1の状態とする。シャッターブレード11のうち、シャッターブレード11が第1の状態であるときに上へ向けられる面をおもて面、下へ向けられる面を裏面とする。図3には、シャッターブレード11のうち長手方向の端部における連結部分を示している。図3に示す連結板12は、複数のシャッターブレード11の端部に連結された第1の連結部材である。
図2に示す換気扇本体2は、図3に示すシャッターフレーム10の左側の位置に設けられる。図3において、シャッターフレーム10より左側が室内側であって、シャッターフレーム10より右側が屋外側となる。シャッターブレード11の長手方向は、図3の紙面に垂直な方向である奥行き方向である。シャッターブレード11のうち長手方向に直交する方向における端部には、ヘミング曲げが施されている。また、シャッターブレード11には、おもて面が山になるような折り曲げが施されている。
ブレードピース15は、シャッターブレード11の裏面に垂直に取り付けられた板部材である。ブレードピース15は、シャッターブレード11と連結板12との各連結部分に設けられている。3つの連結板12を備えるシャッター1では、各シャッターブレード11には、3つのブレードピース15が取り付けられている。剛性を持たせたブレードピース15がシャッターブレード11の裏面に取り付けられていることで、シャッターブレード11の強度が補強されている、また、シャッターブレード11は、ヘミング曲げが施されるとともに、おもて面が山となる折り曲げが施されていることによっても強度が高められている。
摺動部16は、シャッターフレーム10を構成する柱部18にブレードピース15を回転摺動可能に連結している。柱部18は、摺動部16において、シャッターブレード11の荷重を支える。摺動部17は、連結板12にブレードピース15を回転摺動可能に連結している。シャッターブレード11は、ブレードピース15を介して、柱部18と連結板12とに連結されている。ブレードピース15と摺動部16,17とは、シャッターフレーム10と、シャッターブレード11と、連結板12との連結部分を構成する。
1つの例では、摺動部16,17は、ブレードピース15を貫かせたピンを備える。ピンは、金属部材で形成されている。摺動部16,17は、ピンに代えて、樹脂部材で形成されたブッシュを備えるものであっても良い。摺動部16,17は、ピンとブッシュとの双方を備えていても良い。摺動部16,17には、ベアリングが取り付けられていても良い。シャッターブレード11が第1の状態であるとき、摺動部17は、摺動部16より鉛直方向において下方に位置している。
図4は、図1に示すシャッターブレード11が開口13を閉じているときにおけるシャッターフレーム10と、シャッターブレード11と、連結板12との連結部分を示す側面図である。開口13を閉じているときのシャッターブレード11の状態を、第2の状態とする。シャッターブレード11が第2の状態であるとき、シャッターブレード11のおもて面は、屋外側へ向けられている。シャッターブレード11の裏面は、室内側へ向けられている。また、シャッターブレード11が第2の状態であるとき、摺動部17は、摺動部16より鉛直方向において上方に位置している。
図3に示す状態から連結板12を鉛直上方向へ動かすことにより、ブレードピース15は、摺動部16を中心に回転する。図3に示す側面では、ブレードピース15は時計回りに回転する。シャッターブレード11は、ブレードピース15の回転とともに、第1の状態から第2の状態となるまで回転する。これにより、図1に示すシャッター1は、開かれていた開口13を閉じる。
また、図4に示す状態から連結板12を鉛直下方向へ動かすことにより、ブレードピース15は、摺動部16を中心に回転する。図4に示す側面では、ブレードピース15は反時計回りに回転する。シャッターブレード11は、ブレードピース15の回転とともに、第2の状態から第1の状態となるまで回転する。これにより、図1に示すシャッター1は、閉じられていた開口13を開く。
図5は、図1に示す連結板12を動作させる機構部分を示す側面図である。図5に示す連結板12は、複数のシャッターブレード11の中央部に連結された第2の連結部材である。連結板12を動作させる機構部分は、ギヤードモータ14と、円板27と、棒部材であるクランク28と、介在部材29とを含む。ギヤードモータ14は、円板27を回転させる。クランク28の下端は、円板27の表面に接続されている。クランク28の上端は、連結板12に取り付けられた介在部材29に接続されている。クランク28は、円板27の回転動作を受けて、上下の直線動作を行う。連結板12は、クランク28の動作により上下に移動する。
図2に示す換気扇3は、換気扇本体2の運転開始時にギヤードモータ14を作動させてシャッター1を開く。また、換気扇3は、換気扇本体2の運転終了時にギヤードモータ14を作動させてシャッター1を閉じる。このように、換気扇3は、換気扇本体2の運転に連動してシャッター1を開閉する。
シャッター1は、開口13を開いている間、換気扇本体2側から屋外側へ向かって下り勾配となるように各シャッターブレード11の傾斜を維持する。このように各シャッターブレード11を傾斜させておくことにより、屋外にてシャッターブレード11へ向かって落下する異物があった場合において、異物はシャッターブレード11から屋外へ弾き出される。これにより、シャッター1は、室内への異物の侵入を防ぐことができる。
図2に示す換気扇3は、排気に使用される場合には室内から屋外へ空気を送り出し、給気に使用される場合には屋外から室内へ空気を取り入れる。排気運転において、開口13を直進した空気は、シャッターブレード11同士の間を通過して屋外へ進行する。給気運転において、シャッターブレード11同士の間を通過した空気は、開口13を直進して室内へ進行する。シャッターブレード11を傾斜させていることで、シャッターブレード11は、水平状態とされる場合と比較して、シャッターブレード11同士の間を通過する空気による風圧の影響を大きく受けることになる。排気運転では、複数のシャッターブレード11は、第1の状態よりさらに開く方向への風圧を受ける。給気運転では、複数のシャッターブレード11は、第1の状態から閉じる方向の風圧を受ける。
ここで、シャッター1から見て屋外側の向きが前方、室内側の向きが後方であるものとする。シャッターブレード11は、排気運転においては空気流によって前方へ押圧され、給気運転においては空気流によって後方へ押圧される。シャッターブレード11のうち長手方向における端部は、シャッターフレーム10に支持されていることで、前後方向の動きが拘束されている。シャッターブレード11のうち長手方向における中央部は、連結板12とクランク28とを介してギヤードモータ14に接続されているがシャッターフレーム10には支持されていない。このため、シャッターブレード11の中央部と、シャッターブレード11の中央部に連結された連結板12とは、前後方向のブレを生じさせることがある。前後方向における動きが端部で拘束される一方で、前後方向のブレが中央部にて生じ得ることで、シャッターブレード11の中央部が撓むようにシャッターブレード11が変形することがある。
また、換気扇3が設置された場所の状態によって、水平方向において、シャッター1を通過する空気流の風速に差が生じることがある。シャッターブレード11のうち、高速な空気流が通過する部分ほど、強い風圧を受けることになる。シャッターブレード11のうち強い風圧を受けた部分が、他の部分よりも押し上げられるか他の部分よりも押し下げられることで、シャッターブレード11の長手方向において、シャッターブレード11の開度にばらつきが生じ得る。強い風圧を受けた部分に近い連結板12が、他の連結板12に比べて上方あるいは下方へ動くことで、鉛直方向における各連結板12の位置が不揃いとなる。シャッターブレード11の部分的な押し上げあるいは押し下げにより、シャッターブレード11には捻じれが生じ得る。
このようなシャッターブレード11の変形への対策として、シャッターブレード11の厚みを増大させることで、シャッターブレード11自体の強度を向上させることが考えられる。この場合、従来に比べて厚みが増大されたシャッターブレード11を製造するための製造設備を要することで、設備コストの増大を招来することがある。また、シャッターブレード11の変形への対策として、補強のための部材をシャッターブレード11に設けることで、シャッターブレード11自体の強度を向上させることが考えられる。この場合、補強のための部材がシャッターブレード11に追加されたことで、シャッター1の意匠性が損なわれることがある。また、補強のための部材がシャッターブレード11に追加されたことで、シャッター1の圧力損失が増加する場合がある。圧力損失の増加により、シャッター1を通過する風量の低下、騒音の増大といった換気扇3の性能低下が生じ得る。
実施の形態において、補強板20は、シャッターブレード11の端部に連結された連結板12とシャッターブレード11の中央部に連結された連結板12とを接続することで、シャッターブレード11の中央部と連結板12との前後方向へのブレを低減可能とする。また、各連結板12が補強板20で繋がれていることで、シャッターブレード11が部分的に強い風圧を受けた場合であっても、鉛直方向における各連結板12の位置が揃えられた状態を維持可能とする。各連結板12の位置が揃えられることで、シャッターブレード11の部分的な押し上げあるいは押し下げによるシャッターブレード11の開度のばらつきが抑制される。これにより、シャッター1は、シャッターブレード11を撓ませる変形とシャッターブレード11を捻じれさせる変形とを低減できる。シャッター1は、補強板20により連結板12を接続することで、コスト、意匠性、性能面への影響が比較的少ない態様で、シャッターブレード11の変形を低減可能とする。
図6は、図1に示す補強板20と連結板12との接続の一例を示す図である。ネジ31は、補強板20と連結板12とが交差する位置において、連結板12に補強板20を固定する。補強板20は、ネジ31が用いられた固定によって、各連結板12に接続されている。ネジ31が用いられることで、連結板12への補強板20の取り付けと、連結板12からの補強板20の取り外しとを比較的容易に行うことができ、シャッター1の組み立ておよびメンテナンスにおける作業性を向上できる。なお、補強板20は、ネジ31以外の固定部材を用いて連結板12に固定されても良い。補強板20は、リベットを用いて連結板12に固定されても良い。補強板20は、溶接により連結板12に固定されても良い。ネジ31による固定は、リベットあるいは溶接による固定の場合に比べて、連結板12からの補強板20の取り外しが容易である点で有利である。
補強板20は、長尺の平板以外の部材であっても良い。図7は、図1に示す補強板20の変形例を示す図である。変形例にかかる補強板20は、L字型の断面形状の部材であるL字鋼である。補強板20は、互いに垂直な2つの平板部分を備える。補強板20は、長手方向に垂直な断面においてL字型の断面形状をなす。補強板20は、L字型の断面形状とすることで、平板である場合に比べて強度を高めることができる。また、L字型の断面形状の補強板20は、比較的安価な加工によって得ることができる。シャッター1は、L字型の断面形状の補強板20を備えることで、風圧への耐性を高めることができる。なお、補強部材には、平板あるいはL字型の部材である補強板20に代えて、コの字型、T字型、あるいはH字型の部材である補強板20が用いられても良く、丸型、角型、あるいは三角型のパイプ材が用いられても良い。
シャッター1では、開口13のうち鉛直方向における中心に、1つの補強板20が配置されている。開口13のうち鉛直方向における中心にて連結板12に補強板20を接続することで、開口13のうち中心から上側部分と下側部分とについて連結板12のブレをバランス良く低減させることができる。連結板12は、補強板20が接続された部分が支点となって、空気流による押圧を受ける。開口13のうち鉛直方向における中心に支点があることで、押圧を受ける力点と支点との間の長さが、鉛直方向における開口13の端部から中心までの長さ以下となる。力点と支点との間の長さを短くできることで、連結板12に作用する最大荷重を小さくすることができるため、シャッター1は、連結板12とシャッターブレード11とのブレと、シャッターブレード11の変形とを低減できる。
仮に、鉛直方向において間隔を設けて配置された複数の補強板20が各連結板12に接続されているとする、この場合において、連結板12には若干の反りが生じていると、連結板12に複数の補強板20が接続されることで、摺動部16におけるシャッターフレーム10とブレードピース15との摩擦、あるいは摺動部17における連結板12とブレードピース15との摩擦が増大することがある。また、L字鋼である各連結板12の曲げが直角から若干ずれていることによっても、複数の補強板20が接続されることによる摩擦が生じ得る。実施の形態では、補強板20を1つとしたことで、このようなシャッターフレーム10、ブレードピース15および連結板12での摩擦を少なくできる。これにより、シャッター1は、複数の補強板20が各連結板12に接続される場合に比べて、シャッターブレード11の円滑な開閉が可能となる。また、補強板20が1つであることで、補強板20が複数である場合に比べて、材料コストと加工コストとを低減することもできる。
ギヤードモータ14によってシャッターブレード11を動作させるシャッター1では、シャッターフレーム10、ブレードピース15および連結板12での摩擦が若干大きくても、ギヤードモータ14の駆動によりシャッターブレード11を円滑に開閉できる。このようにシャッターブレード11の円滑な開閉が可能である場合は、シャッター1には複数の補強板20が設けられても良い。補強板20を複数とすることで、風圧への耐性を高めることができる。
シャッター1は、ギヤードモータ14の駆動によりシャッターブレード11を開閉させるものに限られない。シャッター1は、風圧によりシャッターブレード11を開閉させるものであっても良い。風圧によりシャッターブレード11を開閉させる場合も、シャッター1は、シャッターブレード11の変形を低減させる効果を得ることができる。
実施の形態によると、シャッター1は、複数の連結板12に接続された補強板20が設けられることで、連結板12とシャッターブレード11とのブレを低減させる。これにより、シャッター1は、シャッターブレード11の変形を低減できるという効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 シャッター、2 換気扇本体、3 換気扇、10 シャッターフレーム、11 シャッターブレード、12 連結板、13 開口、14 ギヤードモータ、15 ブレードピース、16,17 摺動部、18 柱部、19 フランジ、20 補強板、21 ファン、22 換気扇フレーム、23 羽根、24 ファンモータ、25 風洞部、26 支持脚、27 円板、28 クランク、29 介在部材、31 ネジ。

Claims (6)

  1. 換気扇本体の運転により発生させた空気流が通過する開口が設けられたシャッターフレームと、
    鉛直方向において並べられており、かつ前記シャッターフレームに回転可能に支持され、回転により前記開口を開閉する複数のシャッターブレードと、
    鉛直方向に垂直な方向において互いに間隔を設けて配置されており、かつ前記複数のシャッターブレードに連結され、前記複数のシャッターブレードを回転させる複数の連結部材と、
    前記複数の連結部材に接続された補強部材と
    を備えることを特徴とする換気扇用シャッター。
  2. 前記複数の連結部材は、前記複数のシャッターブレードの端部に連結された第1の連結部材と、前記複数のシャッターブレードの中央部に連結された第2の連結部材とを含み、
    前記補強部材は、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の換気扇用シャッター。
  3. 前記補強部材は、前記開口のうち鉛直方向における中心に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の換気扇用シャッター。
  4. 前記連結部材に前記補強部材を固定するネジを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の換気扇用シャッター。
  5. 前記補強部材は、L字型の断面形状の部材であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の換気扇用シャッター。
  6. 換気扇本体と、
    前記換気扇本体の運転に連動して開閉するシャッターと
    を備え、
    前記シャッターは、
    前記換気扇本体に対向する開口を備えるシャッターフレームと、
    鉛直方向において並べられており、かつ前記シャッターフレームに回転可能に支持され、回転により前記開口を開閉する複数のシャッターブレードと、
    鉛直方向に垂直な方向において互いに間隔を設けて配置されており、かつ前記複数のシャッターブレードに連結され、前記複数のシャッターブレードを回転させる複数の連結部材と、
    前記複数の連結部材に接続された補強部材と
    を備えることを特徴とする換気扇。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112378014A (zh) * 2020-11-18 2021-02-19 诸泽伟 一种绿色建筑的通风节能系统

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