JP2018204674A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを低減することができる。【解決手段】振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される内側取付部材10、および他方に連結されるとともに、内側取付部材10が内側に収容された収容凹部21を有する外側取付部材20と、内側取付部材10に連結された弾性体30と、収容凹部21に収容されたストッパ部材41、42と、を備え、弾性体30には、収容凹部21の内面に向けて突出し、かつ収容凹部21の内面に固定された装着突部31が形成され、ストッパ部材41、42は、弾性体30のうち、装着突部31を回避した部分と対向するとともに、収容凹部21の内面に形成された圧入係止部24に圧入されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車や産業機械等に適用され、エンジン等の振動発生部の振動を吸収および減衰する防振装置に関する。
従来から、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される内側取付部材、および他方に連結されるとともに、内側取付部材が内側に収容された収容凹部を有する外側取付部材と、内側取付部材に連結された弾性体と、収容凹部に収容されたストッパ部材と、を備えた防振装置が知られている。
このような防振装置として、例えば下記特許文献1に示されるように、弾性体およびストッパ部材が、射出成形により一体に形成されるとともに、それぞれが外側取付部材の収容凹部における内面に加硫接着された構成が知られている。
特開2011−208705号公報
しかしながら、前記従来の防振装置では、射出成形により、弾性体およびストッパ部材を外側取付部材に加硫接着していたので、1つの金型を用いた一度の射出成形により、多数の防振装置を得ることが難しく、製造コストが増加するおそれがあった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、製造コストを低減することができる防振装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の防振装置は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される内側取付部材、および他方に連結されるとともに、前記内側取付部材が内側に収容された収容凹部を有する外側取付部材と、前記内側取付部材に連結された弾性体と、前記収容凹部に収容されたストッパ部材と、を備え、前記弾性体には、前記収容凹部の内面に向けて突出し、かつ前記収容凹部の内面に固定された装着突部が形成され、前記ストッパ部材は、前記弾性体のうち、前記装着突部を回避した部分と対向するとともに、前記収容凹部の内面に形成された圧入係止部に圧入されていることを特徴とする。
本発明によれば、ストッパ部材が弾性体と対向しているとともに、収容凹部の内面に形成された圧入係止部に圧入されており、弾性体およびストッパ部材が互いに別体に形成されているので、ストッパ部材を弾性体とは別に、射出成形等により形成することができる。このため、金型のキャビティに占める外側取付部材等の大きさの制約を受けずに、ストッパ部材単体を形成することが可能になるので、1つの金型を用いた一度の射出成形により、多数のストッパ部材を形成することができる。これにより、ストッパ部材の単価を低減することが可能になり、防振装置全体の製造コストを低減することができる。
また、前記ストッパ部材が前記収容凹部から離脱するのを防止する抜け止め部材を備えてもよい。
この場合には、防振装置が抜け止め部材を備えているので、収容凹部の内面に加硫接着されずに、圧入係止部に圧入されたストッパ部材が、例えば外力等により、収容凹部から離脱しやすくなるのを抑制することができる。
また、前記ストッパ部材は、前記弾性体を形成する材質とは異なる材質で形成されてもよい。
この場合には、弾性体およびストッパ部材がそれぞれ、互いに異なる材質により形成されている。このため、例えば弾性体に求められる減衰特性および耐久性等、並びにストッパ部材に求められる剛性および耐久性等といった、弾性体およびストッパ部材それぞれに要求される個別の仕様に基づいて、弾性体およびストッパ部材それぞれに対して、最適な材質を選択することができる。
また、前記ストッパ部材は、前記弾性体と対向する方向に並べられて複数配設されてもよい。
この場合には、ストッパ部材が弾性体と対向する方向に並べられて複数配設されているので、ストッパ部材の剛性を容易に調整することができる。
また、前記ストッパ部材は板状をなし、前記圧入係止部から前記弾性体側に向けて突出するように屈曲してもよい。
この場合には、板状のストッパ部材が圧入係止部から弾性体側に向けて突出するように屈曲しているので、ストッパ部材に弾性体が衝突した際の、弾性体と対向する方向でのストッパ部材の変形量を確保することが可能になり、ストッパ部材の剛性を一層容易に調整できるとともに、ストッパ部材の耐久性を向上することができる。
本発明によれば、製造コストを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る防振装置の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る防振装置の平面図である。 図2に示す防振装置のA−A線矢視断面図である。 図2に示す外側取付部材のA−A線矢視断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る防振装置1について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、防振装置1は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される内側取付部材10、および他方に連結されるとともに、内側取付部材10が内側に収容された収容凹部21を有する外側取付部材20と、内側取付部材10に連結された弾性体30と、収容凹部21に収容されたストッパ部材41、42と、を備えている。内側取付部材10は筒状をなしている。
以下、内側取付部材10の中心軸線O1に沿う方向を軸方向という。また、防振装置1を軸方向から見た平面視において、中心軸線O1と直交する方向を径方向といい、中心軸線O1周りに周回する方向を周方向という。
この防振装置1が例えば自動車に装着される場合、内側取付部材10が振動発生部としてのエンジン等に連結され、外側取付部材20が振動受部としての車体等に連結される。防振装置1を自動車に装着することで、エンジンからの振動が車体に伝達することが抑えられる。
外側取付部材20は、前記平面視において、一対の辺が、径方向のうちの一方向と平行に延びる第1方向Xに延び、かつ残り一対の辺が、第1方向Xと直交する第2方向Yに延びる矩形状を呈する。外側取付部材20は、第2方向Yよりも第1方向Xに僅かに大きくなっている。
以下の説明において、第1方向Xおよび第2方向Yそれぞれにおいて、中心軸線O1に近づく方向を内側といい、中心軸線O1から離れる方向を外側という。
外側取付部材20の前記平面視における4隅には、後述する抜け止め部材50が固定される固定孔22が各別に形成されている。固定孔22は外側取付部材20を軸方向に貫いている。
収容凹部21は、外側取付部材20を軸方向に貫いている。前記平面視において、収容凹部21は、一対の辺が第1方向Xに延び、かつ残り一対の辺が第2方向Yに延びる矩形状を呈する。収容凹部21は、第1方向Xよりも第2方向Yに大きくなっている。
収容凹部21は、外側取付部材20における第1方向Xの中央部に配置されている。また収容凹部21は、外側取付部材20における第2方向Yの中央部から、第2方向Yの一方側にずれて配置されている。
収容凹部21の内面には、第1方向Xの外側に向けて窪む装着凹部23が形成されている。装着凹部23は、収容凹部21の内面において中心軸線O1を第1方向Xに挟む位置に各別に形成されている。中心軸線O1、および装着凹部23の第2方向Yの中央部それぞれにおける第2方向Yの位置が互いに同等となっている。
装着凹部23は、収容凹部21の内面における第2方向Yの中央部から第2方向Yの他方側にずれて配置されている。装着凹部23は、外側取付部材20を軸方向に貫いている。
装着凹部23の内面のうち、第1方向Xの外端部に位置し、第1方向Xの内側を向く内底面23Aは、前記平面視で中心軸線O1を中心とする円弧状に形成されている。
内側取付部材10は、収容凹部21の内側における第1方向Xの中央部に位置している。また、内側取付部材10は、収容凹部21の内側における第2方向Yの中央部に対して第2方向Yの他方側に位置している。
弾性体30は、前記平面視において、一対の辺が第1方向Xに延び、かつ残り一対の辺が第2方向Yに延びる矩形状を呈する。弾性体30は、第2方向Yよりも第1方向Xに大きくなっている。弾性体30は、内側取付部材10の外周面を全周にわたって被覆している。
弾性体30には、収容凹部21の内面に向けて突出し、かつ収容凹部21の内面に固定された装着突部31が形成されている。装着突部31は、弾性体30のうち、中心軸線O1を第1方向Xに挟む位置に各別に配設されている。
装着突部31は、第1方向Xの外側に向けて突出し、第1方向Xの外側に向かうに従い漸次、周方向の大きさが大きくなっている。
装着突部31は、収容凹部21における装着凹部23の内面に固定されている。装着突部31における第1方向Xの外端面は、装着凹部23の内底面23Aに沿う円弧状に形成されている。図示の例では、装着突部31における第1方向Xの外端面が、装着凹部23の内底面23Aに固定されている。
装着突部31は、装着凹部23内に圧入されることにより、装着凹部23の内底面23Aに固定されている。なお、装着突部31は、装着凹部23の内面に加硫接着されることにより固定されてもよい。
弾性体30には、収容凹部21の内面に向けて突出し、かつ収容凹部21の内面と離間された突出部32が形成されている。突出部32は、弾性体30のうち、中心軸線O1を第2方向Yに挟む位置に各別に配設されている。
突出部32は、第2方向Yの外側に向けて突出し、第2方向Yの外側に向かうに従い漸次、周方向の大きさが小さくなっている。
突出部32は、弾性体30のうち、装着突部31を回避した部分に形成されている。図示の例では、突出部32は、弾性体30における第1方向Xの中央部に形成されている。
突出部32における第2方向Yの外端部には、第2方向Yの外側を向く対向面32Aが形成されている。2つの突出部32のうち、中心軸線O1に対して第2方向Yの一方側に位置する第2突出部34は、後述するストッパ部材41と第2方向Yに対向している。
そして、本実施形態では、ストッパ部材41、42は、収容凹部21の内面に形成された圧入係止部24に圧入され、弾性体30と第2方向Yに対向している。圧入係止部24は、収容凹部21の内面のうち、第1方向Xの内側を向く一対の第2内側面21Bに各別に形成されている。また、圧入係止部24は、第2内側面21Bにおいて、第2方向Yの中央部よりも第2方向Yの一方側に位置する部分に形成されている。
圧入係止部24は、第2内側面21Bから第1方向Xの外側に向けて窪む凹状に形成されている。圧入係止部24は、第2内側面21Bのうち、中心軸線O1を第1方向Xに挟む位置に各別に形成されている。図示の例では、圧入係止部24は、第2内側面21Bに、第2方向Yに間隔をあけて複数形成されている。
なお、このような態様に限られず、圧入係止部24は、第2内側面21Bから第1方向Xの内側に向けて突出する突状に形成してもよい。このような場合には、ストッパ部材41、42の外表面に、この外表面から第1方向Xの内側に向けて窪む凹部を形成し、この凹部内に圧入係止部24を圧入することで、圧入係止部24にストッパ部材41、42を係止させることができる。
また本実施形態では、ストッパ部材41、42は、弾性体30と対向する方向に並べられて複数配設されている。図示の例では、ストッパ部材41、42が、第2方向Yに互いに間隔をあけて配設されている。なお、このような態様に限られず、複数のストッパ部材41、42は、第2方向Yに間隔をあけずに互いに当接させて配設されてもよい。
ストッパ部材41、42は、表裏面が第2方向Yを向く板状をなしている。ストッパ部材41、42それぞれの厚みは第1方向Xの全域にわたって同等となっている。
また本実施形態では、ストッパ部材41、42は、圧入係止部24から第2方向Yの他方側(弾性体30側)に向けて突出するように屈曲している。
ストッパ部材41、42はそれぞれ、圧入係止部24から第2方向Yの他方側に向けて突出するように屈曲した弾性部41A、42Aと、弾性部41A、42A内に埋設された剛体部41B、42Bと、を備えている。剛体部41B、42Bは、弾性部41A、42Aよりも剛性の高い材質で形成されている。図示の例では、剛体部41B、42Bは表裏面が第2方向Yを向く板状をなしている。
ストッパ部材41、42の弾性部41A、42Aにおける第1方向Xの中央部には、第1方向Xに延びる平坦部41C、42Cが形成されている。
弾性部41A、42Aのうち、平坦部41C、42Cよりも第1方向Xの外側に位置する両外端部41D、42Dは、平坦部41C、42Cから第1方向Xの外側に向かうに従い漸次、第2方向Yの一方側に向けて延びている。なお、このような態様に限られず、平坦部41C、42Cを有しない弾性部41A、42Aを採用してもよい。
弾性部41A、42Aにおける第1方向Xの両外端部41D、42Dは、収容凹部21の圧入係止部24に各別に圧入されている。
複数のストッパ部材41、42のうち、第2方向Yの他方側に位置するストッパ部材41は、第2方向Yの一方側に位置するストッパ部材42よりも、厚みが薄くなっている。
複数のストッパ部材41、42の各平坦部41C、42Cの第1方向Xの大きさは、互いに同等となっている。
ストッパ部材41、42は、弾性体30を形成する材質とは異なる材質で形成されている。
弾性部41A、42Aは、例えばゴム材料やエラストマー材料等により形成されている。また、剛体部41B、42Bは、例えば金属材料若しくは合成樹脂材料、又は弾性部41A、42Aよりも剛性の高いゴム材料等により形成されている。
複数のストッパ部材41、42の各弾性部41A、42Aは、互いに同一の材質により形成されている。複数のストッパ部材41、42の各剛体部41B、42Bは、互いに同一の材質により形成されている。
なお、このような態様に限られず、複数のストッパ部材41、42は、互いに異なる材質で形成されてもよい。
複数のストッパ部材41、42の各剛体部41B、42Bそれぞれの第1方向Xの大きさは互いに同等となっている。
複数のストッパ部材41、42のうち、第2方向Yの他方側に位置するストッパ部材41の剛体部41Bは、第2方向Yの一方側に位置するストッパ部材42の剛体部42Bよりも厚みが薄くなっている。なお、このような態様に限られず、複数のストッパ部材41、42における各剛体部41B、42Bそれぞれの形状は任意に変更可能である。
また防振装置1は、ストッパ部材41、42が収容凹部21から離脱するのを防止する抜け止め部材50を備えている。
抜け止め部材50は、表裏面が軸方向を向くとともに、前記平面視で一対の辺が第1方向Xに延び、かつ残り一対の辺が、第2方向Yに延びる矩形状をなす板状部材である。前記平面視において、抜け止め部材50は、外側取付部材20よりも僅かに小さい。抜け止め部材50は、外側取付部材20を軸方向に挟む位置に各別に配設されている。
抜け止め部材50における4隅の角部は、前記平面視で突の曲線状を呈する。抜け止め部材50の各角部には、抜け止め部材50を軸方向に貫通する貫通孔が各別に形成されている。
抜け止め部材50は、貫通孔、および外側取付部材20の固定孔22に一体に挿通される固定部材により、外側取付部材20に固定されている。
抜け止め部材50には、この抜け止め部材50を軸方向に貫く窓孔51が形成されている。窓孔51は、前記平面視において、一対の辺が第1方向Xに延び、かつ残り一対の辺が第2方向Yに延びる矩形状を呈する。窓孔51は、第1方向Xよりも第2方向Yに大きくなっている。
窓孔51の内周縁は、前記平面視で外側取付部材20における収容凹部21の内周縁の外側に位置している。
抜け止め部材50における窓孔51の開口周縁部は、前記平面視で弾性体30の装着突部31の第1方向Xの外端部、およびストッパ部材41、42の第1方向Xにおける外端部を軸方向に覆っている。
図示の例では、一対の抜け止め部材50がそれぞれ、弾性体30およびストッパ部材41、42それぞれに対して軸方向の両外側から当接することで、一対の抜け止め部材50が、弾性体30およびストッパ部材41、42を軸方向に支持している。
以上説明したように、本実施形態に係る防振装置1によれば、ストッパ部材41、42が弾性体30と対向しているとともに、収容凹部21の内面に形成された圧入係止部24に圧入されており、弾性体30およびストッパ部材41、42が互いに別体に形成されているので、ストッパ部材41、42を弾性体30とは別に、射出成形等により形成することができる。このため、金型のキャビティに占める外側取付部材20等の大きさの制約を受けずに、ストッパ部材41、42単体を形成することが可能になるので、1つの金型を用いた一度の射出成形により、多数のストッパ部材41、42を形成することができる。これにより、ストッパ部材41、42の単価を低減することが可能になり、防振装置1全体の製造コストを低減することができる。
また、ストッパ部材41、42が収容凹部21から離脱するのを防止する抜け止め部材50を備えているので、収容凹部21の内面に加硫接着されずに、圧入係止部24に圧入されたストッパ部材41、42が、例えば外力等により、収容凹部21から離脱するのを防ぐことができる。
また、弾性体30およびストッパ部材41、42がそれぞれ、互いに異なる材質により形成されている。このため、例えば弾性体30に求められる減衰特性および耐久性等、並びにストッパ部材41、42に求められる剛性および耐久性等といった、弾性体30およびストッパ部材41、42それぞれに要求される個別の仕様に基づいて、弾性体30およびストッパ部材41、42それぞれに対して、最適な材質を選択することが可能になる。
また、ストッパ部材41、42は、弾性体30と対向する方向に並べられて複数配設されているので、ストッパ部材41、42の剛性を容易に調整することができる。
また、ストッパ部材41、42は板状をなし、圧入係止部24から弾性体30側に向けて突出するように屈曲しているので、ストッパ部材41、42に弾性体30が衝突した際の、弾性体30と対向する方向でのストッパ部材41、42の変形量を確保することができ、ストッパ部材41、42の剛性を一層容易に調整できるとともに、ストッパ部材41、42の耐久性を向上することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る防振装置2について図2から図4を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。また、第1実施形態と同様の作用についてもその説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態に係る防振装置2における外側取付部材60は、前記平面視において、一対の辺が、第1方向Xに延び、かつ残り一対の辺が、第2方向Yに延びる矩形状を呈する。外側取付部材60は、第1方向Xよりも第2方向Yに大きくなっている。
外側取付部材60の固定孔62は、前記平面視における4隅のうちの3箇所に各別に形成されている。外側取付部材60の収容凹部61は、前記平面視で一対の辺が第1方向Xに延び、かつ残り一対の辺が第2方向Yに延びる矩形状を呈する。
収容凹部61の内面のうち、第2方向Yの他端部に位置し、第2方向Yの内側を向く第1内側面61Aは、第2方向Yの外側に向けて突となす凹曲面状に形成されている。
収容凹部61の内面のうち、第1方向Xの両端部に位置し、第1方向Xの内側を向く一対の第2内側面61Bそれぞれにおいて、第2方向Yの一方側に位置する部分には、第1方向Xの内側に向けて張り出した張出部65が形成されている。
図3および図4に示すように、収容凹部61における一対の第2内側面61Bには、第1方向Xの外側に向けて窪む装着凹部63が形成されている。装着凹部63は、第2内側面61Bにおける軸方向Zの中央部に形成されている。
装着凹部63は、中心軸線O1を通り、かつ第1方向Xおよび軸方向Zの双方向に沿う断面視において、第1方向Xの外側に向かうに従い漸次、軸方向Zの大きさが小さくなる台形状を呈する。また、装着凹部63は、軸方向Zの中央部を通り、かつ第1方向Xおよび第2方向Yの双方向に沿う断面視において、第1方向Xの外側に向かうに従い漸次、第2方向Yの大きさが小さくなる台形状を呈する。
防振装置2における弾性体30Bの装着突部31Bの外面は、装着凹部63の内面に沿う錐台形状をなしている。
ここで、装着凹部63の内面のうち、前記断面視で台形状の脚をなす傾斜面63A、63Bについて詳述する。傾斜面63A、63Bは、第1方向Xの外側に向かうに従い漸次、軸方向Zの内側に向けて延びている。図4に示される2点鎖線は、例えばアルミニウム材のダイキャスト成形等により外側取付部材60を形成する際の、コア型の分割線PLを示している。
傾斜面63A、63Bは、装着凹部63の、前記断面視で台形状の一方の脚をなし、分割線PLと対向する対向傾斜面63Aと、装着凹部63の、前記断面視で台形状の他方の脚をなし、分割線PLと交差する方向に延びる交差傾斜面63Bと、を備えている。
前記断面視において、対向傾斜面63Aは、分割線PLと平行に延びている。対向傾斜面63Aおよび交差傾斜面63Bは、前記断面視において、外側取付部材60の軸方向Zの中央部を通るとともに、第1方向Xに延びる中央線Mに対して、互いに対称な形状をなしている。
なお、このような態様に限られず、対向傾斜面63Aは、前記断面視において、第1方向Xの外側から内側に向かうに従い漸次、分割線PLに対して、分割線PLに直交する方向の距離が拡がるように、軸方向Zの外側に向けて延びていてもよい。これにより、対向傾斜面63Aに、装着凹部63の内側からのコア型の離型を促す抜き勾配を設けることができる。
図2に示すように、防振装置2における抜け止め部材70は、外側取付部材60の収容凹部61における開口周縁部において、弾性体30よりも第2方向Yの一方側に位置する部分に設けられている。抜け止め部材70の窓孔71は、第2方向Yの他方側に向けて開口する前記平面視でU字状を呈する。抜け止め部材70における第2方向Yの内端部、および弾性体30Bの第2突出部34における対向面32Aそれぞれの第2方向Yの位置が互いに同等となっている。
なお、このような態様に限られず、抜け止め部材70は、前記平面視で弾性体30Bの第1方向Xの外端部と重なる部分に設けられてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る防振装置2によれば、装着凹部63が、収容凹部61の内面のうち、軸方向Zの中央部に形成されているので、装着凹部63の内面のうち、軸方向Zの内側を向く傾斜面63A、63Bにより、弾性体30Bが装着凹部63から軸方向Zに離脱するのを防ぐことができる。
また、傾斜面63A、63Bのうち、外側取付部材60を形成する際に用いられるコア型の分割線PLと対向する対向傾斜面63Aが、分割線PLと平行に延びているので、外側取付部材60の形成時に、コア型を分割線PLに沿って、成形位置から外側取付部材60における軸方向Zの外側に向けてスライド移動させることができる。
これにより、装着凹部63の内面にコア型に対してアンダーカットとなる部分が形成されることがなく、コア型の離型を容易に行うことができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態においては、防振装置1、2が抜け止め部材50、70を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。防振装置1、2は抜け止め部材50、70を備えなくてもよい。
また、上記各実施形態においては、弾性体30に一対の突出部32が形成された構成を示したが、このような態様に限られない。弾性体30に、突出部32が形成されなくてもよい。
また、上記各実施形態においては、ストッパ部材41、42が弾性体30、30Bを形成する材質とは異なる材質で形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。ストッパ部材41、42は弾性体30、30Bを形成する材質と同一の材質により形成されてもよい。
また、上記各実施形態においては、ストッパ部材41、42は弾性体30、30Bと対向する方向に並べられて複数配設されている構成を示したが、このような態様に限られない。ストッパ部材は1つだけ配設してもよいし、3つ以上配設してもよい。
また、上記各実施形態においては、ストッパ部材41、42は板状をなし、圧入係止部24から弾性体30、30B側に向けて突出するように屈曲している構成を示したが、このような態様に限られない。ストッパ部材41、42は平坦な板状に形成されてもよいし、板状以外の形状に形成されてもよい。
また、本発明に係る防振装置1、2は、車両のエンジンマウントに限定されるものではなく、エンジンマウント以外にも適用することも可能である。例えば建設機械に搭載された発電機のマウントに適用することも可能であり、或いは、工場等に設置される機械のマウントに適用することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2 防振装置
10 内側取付部材
20、60 外側取付部材
21、61 収容凹部
24 圧入係止部
30、30B 弾性体
31、31B 装着突部
41、42 ストッパ部材
50、70 抜け止め部材

Claims (5)

  1. 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される内側取付部材、および他方に連結されるとともに、前記内側取付部材が内側に収容された収容凹部を有する外側取付部材と、
    前記内側取付部材に連結された弾性体と、
    前記収容凹部に収容されたストッパ部材と、を備え、
    前記弾性体には、前記収容凹部の内面に向けて突出し、かつ前記収容凹部の内面に固定された装着突部が形成され、
    前記ストッパ部材は、前記弾性体のうち、前記装着突部を回避した部分と対向するとともに、前記収容凹部の内面に形成された圧入係止部に圧入されていることを特徴とする防振装置。
  2. 前記ストッパ部材が前記収容凹部から離脱するのを防止する抜け止め部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記ストッパ部材は、前記弾性体を形成する材質とは異なる材質で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防振装置。
  4. 前記ストッパ部材は、前記弾性体と対向する方向に並べられて複数配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置。
  5. 前記ストッパ部材は板状をなし、前記圧入係止部から前記弾性体側に向けて突出するように屈曲していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置。
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JP2019027459A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 倉敷化工株式会社 防振マウント
CN113039375A (zh) * 2019-06-20 2021-06-25 通伊欧轮胎株式会社 稳定器衬套

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