JP2018204619A - ガスケット - Google Patents

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【課題】塩水等の異物の侵入によって二部材の腐食が発生することを防止し、もって、シール性を維持することができるガスケットを提供する。【解決手段】ガスケット10は、互いに対向する二部材40,50間に配置されるゴム状弾性体からなるものであって、二部材40,50のうちいずれか一方の部材40に設けられた装着溝42に装着され、他方の部材50と接触するガスケット本体20と、このガスケット本体20から二部材40,50間の隙間60に向けて延在し、他方の部材50に向けて突出する山部31及び一方の部材40に向けて突出する谷部32が交互に繰り返されることで蛇腹状に形成された鍔部30と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車又はその補機に用いられるガスケットに係り、例えば、オイルポンプ用のゴム状弾性体製のガスケットに関する。
従来から、一般的なゴム状弾性体製のガスケットについて、図3及び図4に示すようなものが知られている。
このガスケット510は、断面が多角形を呈し、一方の部材540の平面部541に形成された装着溝542に装着され、このガスケット510のシール面521,522が一方の部材540における装着溝542の底面542a及び他方の部材550の平面部551と接触することで、二部材540,550間の隙間560を外周側Aと内周側Bとに区画するものである。
かかるガスケット510は、上記隙間560を通じて外周側Aから内周側Bへ異物が侵入することを防止する。
実開平4−97162号公報
しかし、上記二部材540,550は、塩水等にさらされる環境で使用されると、外周側Aから二部材540,550間の隙間560に塩水が侵入し、腐食が発生する。これにより、上記構成のガスケット510は、一方の部材540における装着溝542の底面542a及び他方の部材550の平面部551の表面が腐食によって粗くなり、ガスケット510のシール面521,522のシール性が低下するおそれがある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、塩水等の異物の侵入によって二部材の腐食が発生することを防止し、もって、シール性を維持することができるガスケットを提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明のガスケットは、互いに対向する二部材間に配置されるゴム状弾性体製のガスケットにおいて、前記ガスケットは、前記二部材のうちいずれか一方の部材に設けられた装着溝に装着され、他方の部材と接触するガスケット本体と、このガスケット本体から前記二部材間の隙間に向けて延在し、前記他方の部材に向けて突出する山部及び前記一方の部材に向けて突出する谷部が交互に繰り返されることで蛇腹状に形成された鍔部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記ガスケットが配置された状態において、前記山部は、その頂部が前記他方の部材と接触する接触部を有する一方で、前記一方の部材との間に空間部を形成し、前記谷部は、その底部が前記一方の部材と接触する接触部を有する一方で、前記他方の部材との間に空間部を形成し、前記鍔部には、前記接触部及び前記空間部が少なくとも一ヶ所以上形成されていてもよい。
また、前記一方の部材は、前記装着溝を境として前記ガスケットにおける鍔部が配置される平面部の高さ位置が前記ガスケットにおける鍔部が配置されない平面部の高さ位置よりも低くてもよい。
また、前記鍔部は、前記二部材における外周側に向けて延在することで、外周側からの塩水の侵入を防止してもよい。
本発明のガスケットによれば、鍔部における山部及び谷部が二部材と接触することによって二部材間の隙間を閉塞し、外周側から塩水等の異物が侵入することを防止することができる。したがって、二部材の腐食が発生することを防止し、シール性を維持することができる。
本発明の実施形態に係るガスケットを示す断面図である。 本発明の実施形態に係るガスケットが圧縮された状態を示す断面図である。 従来技術に係るガスケットを示す断面図である。 従来技術に係るガスケットが圧縮された状態を示す断面図である。
以下において、本発明の実施形態に係るガスケット10について図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るガスケット10を示す断面図であり、図2は、本発明の実施形態に係るガスケット10が圧縮された状態を示す断面図である。
本実施形態に係るガスケット10は、ゴム状弾性体からなり、互いに対向する二部材(例えば、ハウジング及びフランジ)40,50間に配置される。なお、図1及び図2の右側がガスケット10の外側(外周側)すなわち塩水などが侵入する方向であり、左側がガスケット10の内側(内周側)である。また、ガスケット10の厚み方向の上側が他方の部材50であり、下側が一方の部材40である。
二部材40,50は、図における上側の他方の部材50と図における下側の一方の部材40との組み合わせよりなり、この一方の部材40及び他方の部材50のうちいずれか一方又は双方が本実施形態おける腐食防止の対象とされている。また、一方の部材40の平面部41には、装着溝42が図における下側に向けて凹設され、この装着溝42に後述するガスケット本体20が装着される。さらに、一方の部材40は、装着溝42を境に外周側Aの平面部41aの高さ位置が、内周側Bの平面部41bの高さ位置に対して低く設定されている。また、他方の部材50は一方の部材40に対して平行な平坦面を呈する。
ガスケット10は、装着溝42に装着されるガスケット本体20と、このガスケット本体20から延在する鍔部30と、が一体成形されている。
ガスケット本体20は、隅に面取り23が設けられ、断面形状が多角形を呈し、一方の部材40における装着溝42の底面42aと接触し、かつ、他方の部材50の平面部51と接触するシール面21,22を有する。
鍔部30は、ガスケット本体20から二部材40,50間の外周側Aの隙間60に向けて延在し、他方の部材50に向けて突出することで断面略逆U字を呈する山部31及び一方の部材40に向けて突出することで断面U字を呈する谷部32が交互に繰り返されることで蛇腹状に形成される。また山部31は、その頂部31aが他方の部材50の平面部51と接触する一方で、一方の部材40との間に空間部33を形成し、谷部32は、その底部32aが一方の部材40の外周側Aの平面部41aと接触する一方で、他方の部材50との間に空間部34を形成する。本実施形態では、図2に示すように山部31は、3つ形成され、谷部32は、2つ形成されている。そして、この鍔部30は、外周側Aの隙間に対する充填率が100%未満に設定され、一層好ましくは、70%以下に設定される。
そして、上記構成のガスケット10は、ガスケット本体20を装着溝42に装着し、鍔部30を二部材40,50のうちいずれかの平面部41a,51に配置し、この二部材40,50を重ね合わせ、かつ、ガスケット10の厚み方向(図1及び図2では上下方向)に挟圧することによって、図2に示すようにガスケット10が圧縮された状態で固定される。
また、ガスケット10の外周側Aから塩水が隙間60に侵入してきたときは、鍔部30における山部31の頂部31a及び谷部32の底部32aが一方の部材40の外周側Aの平面部41a及び他方の部材50の平面部51と接触することで、二部材40,50間の隙間60を閉塞し、もって塩水の侵入を防止する。
以上により、本実施形態に係るガスケット10によれば、鍔部30が二部材40,50間の隙間60を閉塞することで、塩水がガスケット本体20のほうへ侵入することを防止することができる。したがって、このガスケット本体20のシール面21,22と接触する一方の部材40における装着溝42の底面42aと他方の部材50の平面部51とが腐食により粗くなることを防止し、ガスケット10のシール性の低下を防止する。
また、本実施形態に係るガスケット10によれば、鍔部30における山部31と谷部32が二部材40,50に対して所定の空間部33,34を形成する蛇腹状を呈し、かつ、鍔部30の外周側Aの隙間60に対する充填率が100%未満に設定されている。したがって、上記二部材40,50に対する鍔部30の反力の上昇を避け、もって、シール面21,22の面圧の低下を防ぐことができる。
また、本実施形態に係るガスケット10によれば、ガスケット本体20が装着溝42に圧縮されて装着されるほか、このガスケット本体20と一体として成形される鍔部30も二部材40,50間の隙間60に圧縮して配置される。すなわち、本実施形態に係るガスケット10は、従来技術に係るガスケット510に加え、鍔部30によって二部材40,50間に配置されることとなるため、ガスケット10が二部材40,50間でずれるおそれがなくなり、もって、ガスケット10の姿勢の安定性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るガスケット10によれば、従来技術のガスケット510と同様にシール面21,22が一方の部材40の装着溝42の底面42a及び他方の部材50の平面部51と接触し、その上で、鍔部30も二部材40,50に接触する。したがって、ガスケット本体20のシール性を低下させることなく、耐塩水性を向上させることができる。
また、本実施形態にかかるガスケット10によれば、他方の部材50は一方の部材40に対して平行な平坦面を呈し、かつ、一方の部材40は、装着溝42を境に外周側Aの平面部41aの高さ位置が、内周側Bの平面部41bの高さ位置に対して低く設定されている。これにより、一方の部材40と他方の部材50の間の隙間60は、内周側Bに対して、外周側Aのほうが大きくなる。したがって、鍔部30を外周側Aの隙間60に配置したときに、ガスケット10の外周側Aの隙間60に対する充填率を一層低減することができる。したがって、上記二部材40,50に対する鍔部30の反力の上昇を避け、シール面21,22の面圧の低下を防ぐことができる。
なお、本実施形態に係るガスケット10の鍔部30の厚さは、二部材40,50を重ね合わせるときに生じる隙間60の幅や寸法公差によって、適宜設定される。また、鍔部30における山部31及び谷部32の数、間隔等も、ガスケット10が配置される二部材40,50の寸法等によって適宜設定される。
10 ガスケット
20 ガスケット本体
21,22 シール面
23 面取り
30 鍔部
31 山部
31a 頂部
32 谷部
32a 底部
33,34 空間部
40 一方の部材
41 平面部
41a 外周側の平面部
41b 内周側の平面部
42 装着溝
42a 底面
50 他方の部材
51 平面部
60 隙間
A 外周側
B 内周側

Claims (4)

  1. 互いに対向する二部材間に配置されるゴム状弾性体製のガスケットにおいて、
    前記ガスケットは、前記二部材のうちいずれか一方の部材に設けられた装着溝に装着され、他方の部材と接触するガスケット本体と、このガスケット本体から前記二部材間の隙間に向けて延在し、前記他方の部材に向けて突出する山部及び前記一方の部材に向けて突出する谷部が交互に繰り返されることで蛇腹状に形成された鍔部と、を備えたことを特徴とするガスケット。
  2. 前記ガスケットが配置された状態において、前記山部は、その頂部が前記他方の部材と接触する接触部を有する一方で、前記一方の部材との間に空間部を形成し、前記谷部は、その底部が前記一方の部材と接触する接触部を有する一方で、前記他方の部材との間に空間部を形成し、
    前記鍔部には、前記接触部及び前記空間部が少なくとも一ヶ所以上形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスケット。
  3. 前記一方の部材は、前記装着溝を境として前記ガスケットにおける鍔部が配置される平面部の高さ位置が前記ガスケットにおける鍔部が配置されない平面部の高さ位置よりも低いことを特徴とする請求項1又は2に記載のガスケット。
  4. 前記鍔部は、前記二部材における外周側に向けて延在することで、外周側からの塩水の侵入を防止することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のガスケット。
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