JP2018204208A - 移動式簡易車庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車が駐停車したままの状態で任意の場所に一人で設置することも、撤去することも可能であり、雨、風のみならず花粉や黄砂などからも自動車を防護することができる移動式簡易車庫を提供する。【解決手段】駐車する車両の斜め前方及び斜め後方それぞれに1対ずつ立設する支柱と、上記支柱を保持する保持部及び上記車両のタイヤの前部若しくは後部に当接する当接部を有する矩形の4つの板状部材と、上記一対ずつ立設された上記支柱それぞれに両端が固定され、該支柱相互の間隔を一定に保持する2つの継合部材と、矩形のシートを接合することにより天井面及び該天井面から垂下される四つの側面が形成され、上記支柱それぞれに掛止されて上記車両の周囲を掩蔽する保護カバーとを備え、上記板状部材は、長辺が短辺の少なくとも2倍の長さを有し、一の短辺の隅寄りに上記保持部が形成され、他の短辺に上記当接部が着脱自在に形成されたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、庭先や月ぎめ駐車場などに設置して日光や雨風、花粉や黄砂などから自動車を防護することができる移動式の簡易車庫に関するものである。
自動車を屋根なし駐車すると、風雨にさらされるほか、直射日光を受けて塗装等が劣化しやすいことから、コンクリート基礎に金属支柱を立設し、斜め上方に支持部材を突出させ、その支持部材に屋根を取り付けた簡易な車庫を設置することが多い。
しかしながら、台風が頻繁に通過する地方では、強風で屋根が飛ばされる被害が多いので、屋根の基端側を支柱に固定する一方、ワイヤーに捜通された屋根の先端側を基端側に移動できるようにして、強風時には屋根を一方に寄せて吹き飛ばされないようにする方法が開示されている(特許文献1)。
また、家屋に隣接させて車庫を設置する場合に、車庫の屋根を支える支柱を家屋に接近させて設置すれば通行の邪魔にはならないが、屋根の支持部材が通行の邪魔になるので、屋根と支持部材とをスライド機構で上方にスライドさせ、屋根と支持部材とを支柱と一体化させることで土地や空間を有効利用したものが開示されている(特許文献2)。
一方、組み立て施工が簡単で、所望の個所に自由に移動できる簡易車庫として、自動車の車輪が載る4つの車輪載置板と、その車輪載置板に立設する4つの支柱と、支柱に支持される屋根部材と、屋根部材の上に取り付ける覆蓋体とを備えたカーポート装置が開示されている(特許文献3)。
しかしながら、屋根のみで側壁がない車庫は、開放性があるものの、横風が強いと雨の降込や雪の吹き込みを防ぐことが出来ず、除雪作業等が必要になる。そこで、支柱から屋根にかけてガイドレールを掛渡し、そのガイドレールにガイドされて昇降可能なパネルを設ける方法が開示されている(特許文献4)。
さらに、全体の構造物が駐車時に浮き上がらないように車輪を載せて抑え込むのは技量を要する上、屋根を含む周囲全体を覆うのは、荷物の積み降ろしの際に、覆いを外したり、畳み込んだりする手間が必要になるので、アーチ状の支柱群を設置すると共に、支柱群の外側を覆う被覆材が前後方向に移動できるようにした蛇腹式ガレージが開示されている(特許文献5)。
実開平5−32604号公報 特開平10−169227号公報 実開平6−25459号公報 特開2006−312827号公報 特開2013−11112号公報
しかしながら、支柱を支え、かつ浮き上がらないように車輪を載せて抑える方法は、自動車を駐車したままの状態で車庫を設置することが出来ないので自動車を一時的に移動させる必要がある上、車庫入れが簡単ではない。また、アーチ状の支柱を移動自在にするには、長尺のガイド部材が必要である上、被覆資材が多数の支柱に固定されているので、組み立てることや移動をするのは容易ではない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、自動車が駐停車したままの状態で任意の場所に一人で設置することも、撤去することも可能であり、雨、風のみならず花粉や黄砂などからも自動車を防護することができる移動式簡易車庫を提供することを目的とする。
本発明の移動式簡易車庫は、駐車する車両の斜め前方及び斜め後方それぞれに1対ずつ立設する支柱と、上記支柱を保持する保持部及び上記車両のタイヤの前部若しくは後部に当接する着脱自在な当接部を有する矩形の4つの板状部材と、上記一対ずつ立設された上記支柱それぞれに両端が固定され、該支柱相互の間隔を一定に保持する2つの継合部材と、矩形のシートを接合することにより天井面及び該天井面から垂下される四つの側面が形成され、上記支柱それぞれに掛止されて上記車両の周囲を掩蔽する保護カバーとを備え、上記板状部材は、長辺が短辺の少なくとも2倍の長さを有し、一の短辺の隅寄りに上記保持部が形成され、他の短辺に上記当接部が着脱自在に固定されたことを特徴とする。
このようにすれば、任意の場所に設置することが容易であり、撤去するのも簡単である。
その場合、上記タイヤの後部に当接する上記板状部材は、上記一の短辺の隅寄りに形成された第1の上記保持部のほか、上記当接部が形成された上記短辺の隅寄りにも第2の上記保持部が形成されていれば、車両が出庫する際に、支柱を後方にまとめることができる。
そして、上記保護カバーは、上記車両の側部に対向する上記側面上部に、複数の環状部材が設置されたものであって、上記車両の左方又は右方それぞれに立設された上記支柱相互を連索し、上記環状部材それぞれを係止するロープと、上記支柱に繋止され、最も支柱寄りに設置された上記環状部材を掛止して上記保護カバーを吊設する吊部材と、を備えれば、保護カバーをしっかりと支柱に吊ることができ、車両が出庫するときは、後方に移送するのが容易である。
さらに、上記保護カバーは、上記自動車の前部若しくは後部に対向する上記側面の左右の辺縁が面ファスナーで開閉自在に接合され、該自動車の側部に対向する該側面中央の載断された辺縁が面ファスナーで開閉自在に接合されていれば、車両を出庫させることや、乗降するのに容易である。
また上記支柱は、複数のパイプを螺合したものであって、上記継合部材を内嵌する筒状部を有し、上記パイプに外嵌する結合部材を備え、上記継合部材は、上記結合部材により上記支柱それぞれに固定されるようにすれば、パイプを分離して車載するのが容易である。
さらに上記保護カバーは、上記側面それぞれの下隅に係合部材が設置されたものであり、上記保持部は、上記支柱が螺合若しくは嵌合する筒状の中空部よりも太径で上記板状部材に固定される鍔部を有するものであって、両端に上記係合部材を係止する係止部が設置された所定の長さの帯部を備え、上記保持部に巻き付けた該帯部の両端で上記側面の下部を固定することにすれば、保護カバーの裾が支柱にしっかりと固定されるので強風雨にも耐えられるうえ、黄砂や花粉などからも車両を防護することができる。
また、上記継合部材は、複数のパイプが結合されて調整自在な長さを有し、上記前方の上記支柱との上記吊部材による掛止を外して上記保護カバーを上記後方に移送し、該前方の該支柱それぞれを上記第2の上記保持部それぞれに立設し、上記パイプで上記第1の上記支柱と結合することにすれば、出庫する際に、後方に集めた支柱相互をしっかりと結合することができ、また移送した保護カバーをそこに収納することもできる。
本発明の移動式簡易車庫は、構造が簡単で比較的軽量であることから、車両に積載して任意の場所に設置し、そこから出庫することや、設置場所を移動することが容易にできる。また、車両の周囲に空間を保持しながら、UVカット機能のあるカバーで周囲をすっぽりと覆い、四方をしっかりと固定できるので、日光や風雨はもとより、黄砂や花粉、鳥害などからも車輛を防護することができる。
図1は、本実施形態の移動式簡易車庫を示す正面図である。 図2は、本実施形態の移動式簡易車庫を示す上面図である。 図3は、本実施形態の移動式簡易車庫を示す側面図である。 図4は、車両の斜め前方に配置する板状部材の平面図である。 図5は、図4で示した板状部材の正面図である。 図6は、車両の斜め後方に配置する板状部材の平面図である。 図7は、当接部の斜視図である。 図8は、車両のタイヤと当接部との関係を示す図である。 図9は、本実施形態の支柱を示す正面図である。 図10は、4つ又継手を示す斜視図である。 図11は、継合部材を示す図である。 図12は、ボディカバーの天井面を構成するシートを一例として示す図である。 図13は、車両の前部と対向する側面を構成するシートを一例として示す図である。 図14は、車両の後部と対向する側面を構成するシートを一例として示す図である。 図15は車両の側部と対向する側面を構成するシートを一例として示す図である。 図16は、環状部材の正面図である。 図17は、図17は吊部材の正面図である。 図18は、図18は係合部材の正面図である。 図19は、ボディカバーを支柱に固定した状態を示す図である。 図20は、支柱に固定したボディカバーの上部拡大図である。 図21は、係合部材を保持部に固定する帯部を示す図である。 図22は、本実施形態の移動式簡易車庫を設置する手順の一例を示す図である。 図23は、本実施形態の移動式簡易車庫を設置する手順の一例を示す図である。 図24は、本実施形態の移動式簡易車庫を設置する手順の一例を示す図である。 図25は、本実施形態の移動式簡易車庫を設置する手順の一例を示す図である。 図26は、本実施形態の移動式簡易車庫を設置する手順の一例を示す図である。 図27は、本実施形態の移動式簡易車庫を設置する手順の一例を示す図である。 図28は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。 図29は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。 図30は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。 図31は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。 図32は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。 図33は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。 図34は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。
以下に本発明の移動式簡易車庫の実施形態について図にもとづいて説明する。
図1から図3は、本実施形態の移動式簡易車庫を示す図であり、図1は正面図、図2は上面図、図3は、側面図である。
図1〜図3に示すように本実施形態の移動式簡易車庫10は、高さが214cmで巾が200cm、奥行きが500cm乃至600cmに設定されているが、大きさは、これに限定する必要はない。そして、4本の支柱1と、支柱1を立設する4枚の矩形の板状部材2と、車両の斜め前方及び斜め後方それぞれに立設される一対の支柱1それぞれに両端が固定される2本の継合部材3と、支柱1に掛止され、車両の周囲を掩蔽するボディカバー(本発明の「保護カバー」に相当する。以下同じ。)4と、車両の左側又は右側それぞれに立設された一対の支柱1相互を連索し、ボディカバー4を係止するロープ5と、ボディカバー4を支柱に吊る吊部材13とを備えている。
このように、斜め前方又は斜め後方の一対の支柱1相互は、継合部材3で結合されているので支柱1に左右方向の力(車両に対する横風など)が作用しても支柱1が倒れる恐れがない。また、車両の左側又は右側それぞれに立設された一対の支柱1相互をロープ5で連索しているうえ、板状部材2は長辺が車両の進行方向に配置され、かつ短辺に設置した当接部8(図に現われていない。)が前輪のタイヤの前部、及び後輪のタイヤの後部に当接しているので支柱1が車両の進行方向又はそれと逆方向に倒れる恐れもない。従って、相当な強風に見舞われても、支柱1が倒れるおそれはない。
一方、ボディカバー4は、4枚の矩形のシートを接合することにより形成され、車両の屋根を覆う天井面(図が複雑化するため省略してある。)4aと、その天井面4aから垂下して車両の前・後部及び側部それぞれを覆う4つの側面4bと、を有する。そして、車両の前・後部に対向する側面4bは、ここでは図示されていないが、左右の辺縁が面ファスナー4cで開閉自在に接合され、車両の側部に対向する側面4bは、車両への乗降が容易なように中央が上下に裁断されており、裁断された辺縁は、面ファスナー4cで開閉自在に接合されている。
そして、車両の側部それぞれを覆う両側面4b上部には、ボディカバー4を支柱1の上部に固定するための複数の環状部材11が縫い付けられ、両側面4b下部の両隅には、ボディカバー4を第1の保持部6に固定する係合部材12が縫い付けられている。
また、車両の前・後部それぞれを覆う側面4bそれぞれの両側面4b下部の両隅には、ボディカバー4を第1の保持部6に固定する係合部材12が縫い付けられている。
従って、環状部材11は、車両の斜め前方の支柱1と斜め後方の支柱1とを連索するロープ5を通すことによって係止され、さらに、各支柱1に繋止された吊部材13の先端に設けたフック(本発明の「掛止部材」に相当する。以下同じ。)で掛止される。
また、係合部材12は、各支柱1を保持する第1の保持部6に、後述する帯部を巻き付け、その先端に設けたフック(本発明の「係止部材」に相当する。以下同じ。)に係止される。
従って、ボディカバー4は、強風が吹いても裾がパタパタしないようにしっかりと支持された状態で、支柱1及びロープ5で上部をしっかりと吊られているので、風雨や黄砂・花粉などから車両を掩蔽することができる。
ここで、本実施形態のボディカバー4は、ポリエステルなどの軽量な素材で作成されているので、車両の両側に対向する側面4b上部の隅、4か所に設置した環状部材11で支柱1に張架されている。しかしながら、環状部材11は、ロープ5にも吊られているので、これらの4か所に限定する必要はなく、側面4b上部の中間に設置してもよい。
図4から図7は、本実施形態の板状部材の一例を示す図であり、図4(a)、(b)
は、車両の斜め前方に配置する板状部材の平面図、図5は、図4で示した板状部材の正面図、図6(a)、(b)は、車両の斜め後方に配置する板状部材の平面図、図7は、当接部の斜視図である。
図4から図6に示すように、本実施形態の板状部材2は、いずれもプラスチック製で、矩形の長辺が短辺の2倍よりも大きくなっている。
ここでは100cm×40cmに設定されているが、必ずしもこの数値に限定する必要はない。
4つの板状部材2のうち、図4に示す板状部材2は、一方の短辺の外側の隅に支柱1を保持する第1の保持部6が設けてあり、他方の短辺の内側に、三角形の断面を有し、その断面の長辺をタイヤの前部に当接させる当接部8が設けてある。
そして、図6に示す板状部材2は、第1の保持部6に加えて、当接部8よりも外側で、第1の保持部6と同じ側の隅に第2の保持部7が設けてある。
第1の保持部6は、車庫として使用する際、支柱1を立設するためのもので、第2の保持部7は、車両を出庫させる際、第1の保持部6から撤去した支柱1を、車両後方の板状部材2に立設するためのものである。
図5に示すように、第1の保持部6は、金属製で、支柱1を螺合させる筒状の中空部6aと、中空部6aよりも太径の鍔部6bを有し、鍔部6bをボルトとナットで板状部材2に締結して固定されている。そして、第1の保持部6とは反対側の短辺には、当接部8が固定されている。
なお、ここでは、図4で示した板状部材2に基づいて説明したが、図6で示した板状部材2は、第1の保持部6に加えて、第2の保持部7が当接部8と同じ短辺に固定されており、第2の保持部7は、第1の保持部6と全く同じものであるため、図及び説明は省略している。
ここで、第1及び第2の保持部6、7は、必ずしもここで示したものに限定する必要はなく、支柱1を嵌合して固定するものであってもよい。
図5及び図7に示すように、当接部8は、合成ゴム製で、三角形の断面を有し、長さは、20cm、高さ10cm乃至15cm、幅10cmに設定されている。ただし、必ずしもここで示した数値に限定する必要はなく、タイヤの太さよりも長く、かつタイヤが当接する勾配を有するものであればよい。
また、底面には突起部(図に現わされていない。)を、板状部材2の他方の短辺に溝(図に現わされていない。)を設け、その溝に突起部を嵌合させて着脱自在に固定しているが、この構成に限定する必要はなく、例えば当接部8の底面に孔を設け、板状部材2に設置したボルトにその孔を嵌合又は螺合させることで着脱自在に固定してもよいし、当接部8を接着剤などで板状部材2に固定してもよい。
本実施形態の当接部8のように着脱できるようになっていると、移動式簡易車庫を車載する際に板状部材を積み重ねることが容易である。
図8は、車両のタイヤと当接部との関係を示す図である。
図8に示すように、板状部材2の短辺に沿って断面が略三角形の当接部8が設けてあり、その当接部8に前輪又は後輪のタイヤ20が当接するように板状部材2が配置される。
従って、当接部8が設置された短辺に対して反対側に立設されている支柱1を車両と反対方向に倒そうとする力が作用しても、板状部材2が車両の重量で押さえられているので支柱1が倒れることはない。また、これとは逆に車両方向の力が作用しても、板状部材2の長さが100cmあるので土圧で支えられるので、支柱1が倒れることはない。
図9及び図10は、本実施形態の支柱を示す図であり、図9は支柱を示す正面図、図10は4つ又継手を示す斜視図である。
図9に示すように、支柱1は、3本の金属パイプ21と、パイプ21をつなぐ金属の継手22、3つ又継手23又は4つ又継手24と、頭部に被せるキャップ25とにより構成され、キャップ25にはロープ5を捜通する孔が設けてある。
図10に示す4つ又継手24は、車両の斜め後方に立設する支柱1に使用し、車両の斜め前方に立設する支柱1には、3つ又継手23が使用される。
ここで、パイプ21は、車両に積載可能にするため、外径が25mm乃至35mm、長さ70mm乃至80mmのものを用いているが、必ずしもこれらの数値に限定する必要はない。
3つ又継手23及び4つ又継手24における上下方向継手26は、支柱1を構成するパイプ21を螺合し、直交方向継手27は、継合部材3を螺合又は嵌合するために使用される。ここで、3つ又継手23及び4つ又継手24は金属製のものを使用しているが、強度が確保できればプラスチック製のものであってよい。また、継手22としては、エクステンド・ジョイントを使用することができる。
図11は継合部材を示す図である。
図11に示すように、継合部材3は、3本の金属又はプラスチックのパイプ21を、金属又はプラスチックの継手22で接合したもので、継合部材3の両端は、図9及び図10で示した3つ又継手23又は4つ又継手24によって支柱1と直交方向に固定される。
なお、車両を出庫する際、前方の支柱1を第1の保持部6から第2の保持部7に移す必要がある。その際には、継合部材3を構成する3本のパイプ21のうちの1本で、両方の支柱1相互間を結合する。
ここで、パイプ21は、車両に積載可能にするため、支柱1に使用するものと同様に、外径が25mm乃至35mm、長さ60mm乃至70mmのものを用いているが、必ずしもこれらの数値に限定する必要はない。なお。継手22としては、エクステンド・ジョイントを使用することができる。
図12から図15は、ボディカバーの天井面及び側面を構成するシートを一例として示す図であり、図12は天井面、図13は車両の前部と対向する側面、図14は車両の後部と対向する側面、図15は車両の側部と対向する側面を構成するシートである。
本実施形態のボディカバーは、撥水、UVカットの機能を有するポリプロピレン等のシートを矩形に裁断したものを接合したものを用いている。
図12に示すように、ボディカバーの天井面4aは、車両よりも大きい矩形の素材で、例えば、シートを500cm×188cmに裁断したものを用いている。そして、図13及び図14に示すように、車両の前部及び後部それぞれと対向する側面4bは、300cm×213cmに裁断したものを用いている。そして、両側の下隅には、第1の保持部6に固定する係合部材12が設置されている。
車両の前部と対向する側面4bは、車両を出庫させる際やボンネットを開ける際に開放する必要があることから、両側に面ファスナー4cが取り付けてある。
また、図15に示すように、車両の側部それぞれと対向する側面4bは、500cm×213cmに裁断したものを用いている。そして、車両に乗降するためにドアを開けるのに支障にならないよう、中央に中央が上下に載断されており、裁断された辺縁は、面ファスナー4cで開閉自在に接合されている。さらに、車両の前部と対向する側面4bの両辺縁に取り付けた面ファスナー4cと接合できるように、前方の辺縁に面ファスナー4cが取り付けてある。なお、車両の後部と対向する側面4bの両辺縁とは熱融着又は接着剤により接合されている。従って、トランクカバーは、車両を少し動かした状態で開けるようになっている。また、両側の上隅には、支柱1に固定すると共に、ロープを通す環状部材11が設置され、両側の下隅には、第1の保持部6に固定する係合部材12が設置されている。
ここで、示した矩形のシートの寸法は、一例であって、車両の大きさに応じて任意に設定することができる。
図16から図21は、ボディカバーを支柱に固定する方法を一例として示す図であり、図16は環状部材の正面図、図17は吊部材の正面図、図18は係合部材の正面図、図19はボディカバーを支柱に固定した状態図、図20は支柱に固定したボディカバーの上部拡大図、図21は、係合部材を保持部に固定する帯部である。
図16に一例を示すように、環状部材11はポリエチレンの吊り下げベルト11aが布地に縫い付けられたもので、布地部分がボディカバー4に縫合されている。
ただし、これは一例であって、金属製のリングをボディカバー4に縫合したものであってもよい。
図17に一例を示すように、吊部材13はプラスチック又は金属のフック13aに結束バンドを取り付けたもので、支柱のキャップ25に結束することによりボディカバー4を支柱1に吊設することができる。ただし、これは一例であって、必ずしもこの構成に限定する必要はない。
図18に一例を示すように、係合部材12は、ひもでループを作り、そのひもを布地に縫い付けたもので、布地部分がボディカバー4に縫合されている。ただし、これは一例であって、金属製のリングをボディカバー4に縫合したものであってもよい。
図19に一例を示すように、ボディカバー4は、車両の側部それぞれと対向する側面4bの上部の隅に設置した環状部材11が支柱1相互に連索されたロープ5に吊られると共に、支柱1に取り付けた吊部材13で吊設され、そして、下部の隅に設置した係合部材12が第1の保持部6に巻き付けた帯部14で固定されている。
図20に拡大して示すように、環状部材11には、ロープ5が通してあり、さらに吊部材13先端のフック13aで掛止されている。従って、車両を格納しているときは、支柱1にしっかりと吊り下げられており、車両を出庫するときは、フック13aを外してロープ5のみで吊られているので、ボディカバー4を後方に移送することができる。
図21に拡大して示すように、支柱1は、板状部材2に形成された鍔部6b及び中空部6aからなる第1の保持部6に立設されており、その鍔部6bには、長さ50cm程度のロープの両端にスナップ・フック14aなどが固定された帯部14が巻き付けられ、両端のスナップ・フック14aで、ボディカバーの下部の隅に設置した係合部材を係止している。
図22から図27は、本実施形態の移動式簡易車庫を設置する手順の一例を示す図である。
図22に示すように、板状部材2の長辺が駐車した車両の車幅より、15cm乃至20cm外側にはみ出る状態で、かつ第1の保持部6が車両の前方又は後方に位置する方向に置き、当接部8をタイヤ20に当接させる。
図23に示すように、車両にボディカバー4を被せ、環状部材11にロープ5を通し、さらに各支柱1のキャップ25の穴に通して、先端にフック13aを固定する。なお、吊部材は、フック13aに結束バンドを取り付ける代わりに、ロープ5を取り付けて代用してもよい。
図24に示すように、先ず、車両の前方に支柱1を立設し、ロープ5を通し、先端にフック25aを取り付けたキャップ25を支柱の先端に被せ、継合部材3により両支柱1を結合する。同様に、車両の後方にも支柱1を立設し、継合部材3により両支柱1を結合する。
図25に示すように、各支柱1のキャップ25に通したロープ5を引き、ボディカバー4を吊設する。そして、ロープ5を支柱1に巻き付け適度の長さになったら、先端のフック13aで環状部材11を掛止する。
図26に示すように、支柱1に巻き付けたロープ5を結束バンドで結束して、ロープ5を支柱にしっかりと固定する。
図27に示すように、第1の保持部6にベルトを巻き付けた帯部14の両端に取り付けたスナップ・フック14aで車両の側部及び前部それぞれの係合部材12を係止する。
これらの一連の工程を経て、本実施形態の移動式簡易車庫は任意の場所に設置することができる。
図28から図34は、本実施形態の移動式簡易車庫から車両を出庫させる手順の一例を示す図である。
図28に示すように、移動式簡易車庫から車両を出庫させるには、先ず環状部材11から吊部材13のフック13aを外す。
図29に示すように、環状部材11をロープ5に沿って移動させて、ボディカバー4を後方に移送する。
図30に示すように、車両前方の支柱1から継合部材3を取り外し、継合部材3を3つのパイプ21に分離する。
図31に示すように、車両前方の支柱1を撤去して、車両後方の第2の保持部7に立設する。
図32に示すように、継合部材3を3つに分離したうちの1つのパイプ21を、第1の保持部6に立設された支柱1の4つ又継手24と、第2の保持部7に立設された支柱1の3つ又継手23に嵌合させて支柱1相互を結合する。
図33に示すように、支柱1及び継合部材3によってコ字形になったところに、ロープ5で吊られた状態のボディカバー4をまとめて収納する。
図34に示すように、車両の前方に配置された板状部材2を移動し、当接部8が当接している状態からタイヤ20を解放し、車両を出庫させる。
簡易車庫のほか、屋外に設置する荷物が風雨にさらされないように保管する保管庫、あるいは倉庫としても活用できる。
1 支柱
2 板状部材
3 継合部材
4 ボディカバー
4a 天井面
4b 側面
4c 面ファスナー
5 ロープ
6 第1の保持部
6a 中空部
6b 鍔部
7 第2の保持部
8 当接部
10 移動式簡易車庫
11 環状部材
12 係合部材
13 吊部材
13a フック
14 帯部
14a スナップ・フック
20 タイヤ
21 パイプ
22 継手
23 三つ又継手
24 四つ又継手
25 キャップ
26 上下方向継手
27 直交方向継手

Claims (7)

  1. 駐車する車両の斜め前方及び斜め後方それぞれに1対ずつ立設する支柱と、
    前記支柱を保持する保持部及び前記車両のタイヤの前部若しくは後部に当接する当接部を有する矩形の4つの板状部材と、
    前記一対ずつ立設された前記支柱それぞれに両端が固定され、該支柱相互の間隔を一定に保持する2つの継合部材と、
    矩形のシートを接合することにより天井面及び該天井面から垂下する四つの側面を形成し、前記支柱それぞれに掛止されて前記車両の周囲を掩蔽する保護カバーとを備え、
    前記板状部材は、長辺が短辺の少なくとも2倍の長さを有し、一の短辺の隅寄りに前記保持部が形成され、他の短辺に前記当接部が固定されたことを特徴とする移動式簡易車庫。
  2. 前記タイヤの後部に当接する前記板状部材は、前記一の短辺の隅寄りに形成された第1の前記保持部のほか、前記当接部が形成された前記短辺の隅寄りにも第2の前記保持部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の移動式簡易車庫。
  3. 前記保護カバーは、
    前記車両の側部に対向する前記側面上部に、複数の環状部材が設置されたものであって、
    前記車両の左方又は右方それぞれに立設された前記支柱相互を連索し、前記環状部材それぞれを係止するロープと、
    前記支柱に繋止され、最も支柱寄りに設置された前記環状部材を掛止して前記保護カバーを吊設する吊部材と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動式簡易車庫。
  4. 前記保護カバーは、
    前記自動車の前部若しくは後部に対向する前記側面の左右の辺縁が面ファスナーで開閉自在に接合され、該自動車の側部に対向する該側面中央の載断された辺縁が面ファスナーで開閉自在に接合されたことを特徴とする請求項1記載の移動式簡易車庫。
  5. 前記支柱は、複数のパイプを結合したものであって、
    前記パイプを結合すると共に前記継合部材を該パイプと直交方向に結合する結合部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動式簡易車庫。
  6. 前記保護カバーは、前記側面それぞれの下隅に係合部材が設置されたものであり、
    前記保持部は、前記支柱が螺合若しくは嵌合する筒状の中空部と、該中空部よりも太径で前記板状部材に固定される鍔部を有するものであって、
    両端に前記係合部材を係止する係止部が設置された所定の長さの帯部を備え、前記鍔部に巻き付けた該帯部の両端で前記係合部材を係止することを特徴とする請求項1記載の移動式簡易車庫。
  7. 前記継合部材は、複数のパイプを結合したものであって、
    前方に立設された前記支柱に繋止された前記吊部材による掛止を外した前記保護カバーを後方に移送した後、該前方に立設された該支柱それぞれに結合された前記継合部材の前記パイプを分離し、該支柱それぞれを前記第2の保持部それぞれに立設し、前記第1の保持部に立設した前記支柱と該第2の保持部に立設した該支柱とを該パイプで結合することを特徴とする請求項2記載の移動式簡易車庫。
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