JP2018150037A - トラック開閉扉用雨除け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納庫の開口部と開閉扉の間に配置し、雨天時において商品が濡れることを防止する。【解決手段】 雨除け装置6の雨除けシート板6aは防水性を備えた板状体であり、或る程度の剛性を有している。雨除けシート板6aは略四角形状とされ、隅角端部A、右側角端部Dは開閉扉3の上端3aの両端に係止されている。左側角端部Bにはロープ等の紐体6dの一端が固定され、紐体6dは開口部2aの横枠2bの中央部寄りに設けられた吊環6eに挿通され、紐体6dの他端は右側角端部Dに固定されている。開閉扉3を開くと、拡げられた雨除けシート板6aの自由端部である、宙吊角端部Cは、自重により下方に垂れ下がりながら剛性によって中空に宙吊り状態で保持される。これにより、雨除けシート板6a上の雨水は、主に宙吊角端部C側に流れて落下する。【選択図】図3

Description

本発明は、商品運搬用トラックの後方の開閉扉に取り付けるトラック開閉扉用雨除け装置に関するものである。
後方に収納庫の開閉扉を有する商品運搬用トラックに対して、開放された開閉扉の近くに運搬台車を寄せて収納庫に対し商品の積み込み、積み卸し作業を行う場合などに際し、雨が降っていると商品やその梱包が濡れてしまい、商品価値が損われることがある。
特許文献1には、降雨中でも商品を濡らすことなく、積み卸しが可能なトラックの雨除け装置が開示されている。この雨除け装置は、トラックの格納庫の出入口の上端に一対の折畳みアームを設け、モータの駆動により折畳みアームを伸張して、折畳みアーム間に張られたテント生地が中空に張り出す構造となっている。このため、降雨中に商品の積み卸し作業を行っても、張り出したテント生地により商品が濡れることはない。
実開平4−11723号公報 実開昭63−141021号公報
しかし、特許文献1の雨除け装置のように、テント生地を張り出す構造にすると、折畳みアーム部等を新たに取り付けなければならない。また、モータ、電源等の設備も必要になるため設備費用が高額となる。
更に、開閉扉の開閉に伴って、モータのオンオフを行わねばならず、テント生地の出し入れに時間がかかる。また、モータ等の機械部がトラック上端の高所に設置されるため、故障対応や保守作業がし難いという問題もある。
また、特許文献2には、自動車のドアを開けると、巻き取られていたシート部材が座席とドアとの間に拡開されて、乗降時に雨に濡れることを防止できる防止カバーが開示されている。しかし、この防止カバーはドアを閉止した状態におけるシート部材の収納機構が複雑となる。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、開閉扉の開放時には簡便に収納庫の開口部と開閉扉間に張り渡し、降雨時に商品に雨水がかかることを防止し、閉止時には開閉扉に沿って収納できるトラック開閉扉用雨除け装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るトラック開閉扉用雨除け装置は、4つの角端部を有する略四角形の雨除け部材と、該雨除け部材に取り付け該雨除け部材を張り渡す紐体とから成り、トラック後方の収納庫の開口部の上部と、該開口部の縦方向の軸部に軸支された開閉扉の上端との間に張り渡して使用するトラック開閉扉用雨除け装置であって、前記雨除け部材は、前記開口部と前記開閉扉の間の隅角部に位置する隅角端部と、該隅角端部の両側に位置する2つの側角端部と、隅角端部の対角に位置する宙吊角端部とを備え、前記紐体の両端部は前記2つの側角端部の近傍の取付個所にそれぞれ固定され、前記開閉扉上端の軸部近傍に、又は前記開口部上部の軸部近傍に設けた第1の被引掛部に対して、前記隅角端部に設けた第1の引掛部が係止され、前記開閉扉の上部の端部に、及び前記開口部上部の横枠の中央部付近に設けた1対の第2の被引掛部に対して、一方の前記第2の被引掛部に前記取付個所の一方に設けた第2の引掛部が係止され、他方の前記第2の被引掛部に前記紐部が挿通自在に係止され、又は前記一対の第2の被引掛部の両方に前記紐部が挿通自在に係止されることを特徴とする。
本発明に係るトラック開閉扉用雨除け装置によれば、収納庫の開口部と開閉扉の間に簡便に張り渡し、雨天時における商品の積み込み、積み卸し作業に際しても、商品が濡れることを防止できる。また、電力を必要とせず、安価に取り付け可能であると共に、トラックの収納庫や開閉扉を改造せずに、容易に後付けで設置することが可能である。
開閉扉を閉じた状態のトラックの斜視図である。 開閉扉を開いた状態のトラックの斜視図である。 実施例1の雨除け装置の斜視図である。 実施例1の開閉扉の中間開放位置で雨除け装置を折り畳む状態の斜視図である。 実施例1の雨除け装置同士を結合した状態の斜視図である。 実施例1の変形例1の雨除け装置の斜視図である。 実施例1の変形例2の雨除け装置の斜視図である。 実施例2の雨除け装置の斜視図である。 実施例2の雨除け装置を折り畳む状態の斜視図である。 実施例2の変形例1の雨除け装置の斜視図である。 実施例2の変形例2の雨除け装置の斜視図である。 実施例2の変形例3の雨除け装置の斜視図である。 変形例3の開閉扉の中間開放位置で雨除け装置を折り畳む状態の斜視図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は開閉扉を閉じた状態のトラックの斜視図、図2はトラック後方の開閉扉を開いた状態のトラックの斜視図である。トラック1は長方形状の収納庫2を有し、この収納庫2の後面の開口部2aには観音開き状に開閉する一対の開閉扉3、4が設けられている。これらの複数の蝶番5により取り付けられた左右の開閉扉3、4は、開口部2aの縦枠に沿った縦方向の軸部に対して、外側に開閉できるように配置されている。
実施例1のトラック開閉扉用雨除け装置6は、各開閉扉3、4ごとに、収納庫2の開口部2aの上部の横枠2bと、この開閉扉3、4の上端3a、4aとにそれぞれ係止して、張り渡すことができるようにされている。なお、図2では開閉扉3側に取り付けた雨除け装置6が図示され、開閉扉4側の雨除け装置6は図示を省略している。
このように、雨除け装置6は開閉扉3、4のそれぞれに取り付けたり、何れか一方側にのみ取り付ける場合もあり得るが、以下の説明においては、主として、開閉扉3側に雨除け装置6を取り付けた場合を説明する。
図3は雨除け装置6の斜視図であり、図示するように開閉扉3を外側に90度開いた状態で、開口部2aと開閉扉3間に雨除け装置6が拡開されている。雨除け装置6は雨除け部材として雨除けシート板6aを備え、この雨除けシート板6aは防水性を備えた例えばアクリル、ポリカーボネート、発泡合性樹脂等から成る板状体から構成されている。なお、この雨除けシート板6aは或る程度の剛性を有する板材であれば、適宜の材料を採用することができる。
雨除けシート板6aは、隅角端部A、左側角端部B、宙吊角端部C、右側角端部D、辺部AB、BC、CD、DAを有する略四角形状とされている。なお、隅角端部Aは開口部2aと開閉扉3との間の隅角部に配置されている。そして、隅角端部Aに隣接して左側角端部B、右側角端部Dが配置され、隅角端部Aの対角位置に宙吊角端部Cが配置されており、図3において隅角端部Aと右側角端部Dは、開閉扉3の上端3aの両端に係止されている。なお、隅角端部Aは開閉扉3ではなく、開口部2aの軸部上方近傍に係止してもよい。
例えば、隅角端部Aにはフック状の第1の引掛部である引掛部6b、右側角端部Dには第2の引掛部であるフック状の引掛部6cがそれぞれ取り付けられている。
これらの引掛部6b、6cは、開閉扉3の上端3aの両側にそれぞれ取り付けられた例えば環状紐から成る一対の被引掛部3bにより係止されるようになっている。第1の被引掛部である被引掛部3bは、開閉扉3の上端の軸部近傍に、又は開口部2aの上端の軸部近傍に設けられている。
また、1対から成る第2の被引掛部は、開閉扉3の上部の端部に設けた被引掛部3bと、開口部2aの上部の横枠2bの中央部付近に設けた被引掛部2cとから構成されている。
なお、上述の係止は実施例に限定されることなく、例えば引掛部6bと被引掛部3bとを入れ替えたり、辺部ABに面ファスナを取り付け、上端3aに対応する面ファスナを取り付けて、これらの面ファスナ同士を用いて係止することもできる。更に、例えば角端部A、Dに金属又は合成樹脂製の鳩目孔を取り付け、被引掛部3bと各鳩目孔とを結ぶ紐体により係止することもできる。或いは、フック、リング、紐体、面ファスナ等を適宜に組合わせることも可能である。
左側角端部B及び右側角端部Dの近傍には、ロープ等の紐体6dの端部が固定されている。この紐体6dの端部を雨除けシート板6aの左側角端部B及び右側角端部Dの近傍に取り付ける取付個所と引掛部6cの取付個所とは、ほぼ同じ位置としている。
開口部2aの上部の横枠2bの中央部付近の隅角部から辺部ABに相当する距離だけ離れた個所であって、開口部2aの上部のほぼ中央には、被引掛部2cが取り付けられている。紐体6dの中間部は、被引掛部2cに係止された吊環6eに摺動自在に挿通されている。また、紐体6dの端部の側角端部B、Dへの取り付けは、図示のように側角端部B、Dに鳩目孔を設けて紐体6dの端部を結んでいるが、適宜の取付方法を採用することができる。
被引掛部2cは吊環6eを着脱自在に係止できる適宜の鉤状部材等が採用されているが、吊環6eを設けずに、紐体6dを被引掛部2cに直接引っ掛けるようにしてもよい。
紐体6dの長さは、図3に示すように開閉扉3を90度に開いた状態で、吊環6eを介して左側角端部Bが被引掛部2cの近くにまで引き上げられると共に、開閉扉3を閉止した状態では、左側角端部Bが下方に降り切る程度とされている。従って、紐体6dは側角端部B、D間の対角線の長さよりも多少長目であることが好ましい。
雨除けシート板6aは、図4に示すような開閉扉3が開いた状態の中間開放位置では、紐体6dが緩んでいるために垂れ下がり、開閉扉3を完全に閉止すると、開閉扉3の裏側に沿って位置することになる。
また、開閉扉3を開けると紐体6dが張られて、雨除けシート板6aは図4に示す状態を経て、図3に示すように開口部2aと開閉扉3との間に張り渡され、下方に対する雨除けとなる。この場合に、左側角端部Bは若干下がった位置となり、拡げられた雨除けシート板6aは自重により自由端部である宙吊角端部Cに向けて傾斜し、宙吊角端部Cは中空に宙吊り状態で保持される。これにより、雨除けシート板6a上の雨水は、辺部BC側に寄りながら宙吊角端部Cから落下する。このようにして、開閉扉3の開閉に伴って、雨除けシート板6aは張り渡されたり、垂れ下がることになる。
開閉扉4を閉じた状態で開閉扉3のみを開閉する場合は、図3、図4に示すように開閉扉3側の雨除け装置6を使用する。しかし、開閉扉3、4の両方を開いた状態で商品の積み込み、積み卸し作業を行う場合には、図5に示すように開閉扉3、4側にそれぞれ設けた雨除けシート板6a同士を、連結具7によって連結することができる。
つまり、開閉扉3側に取り付けた雨除けシート板6aと、開閉扉4側に取り付けた別の雨除けシート板6aとの宙吊角端部C同士を、それぞれに設けた例えば鳩目孔同士をフックなどの連結具7によって連結し、雨除け面積を大きくすることができる。そして、商品の積み込み、積み卸し作業が完了し、開閉扉3、4を閉止する際には、連結具7による連結を解除する。
この連結具7による連結は、その他にも紐体、面ファスナ等により、適宜に連結、解除が可能なものを採用できる。このように連結することで、面積が大きくなった両側の雨除けシート板6aの下で、効率的に積み卸し作業を行うことができる。
なお、雨除けシート板6aは、正方形、長方形に限定されることはなく、略四角形であればよく、例えば台形状であっても支障はなく、或いは各角端部は若干の丸みを帯びさせることもできる。
また、右側角端部Dにおける引掛部6cと被引掛部3bから成る係止部において、被引掛部3bは開閉扉3の上端3aから若干下方に位置させ、上端3aよりも稍々下がった個所において引掛部6cを係止すると、雨除けシート板6a上に降った雨水は辺部CD側にも寄って流れ易くなる。
この雨除け装置6をトラック1の開閉扉3に取り付ける場合には、収納庫2内に入った作業員が、開閉扉3を或る程度閉じた状態で、雨除けシート板6aの隅角端部A、右側角端部Dの引掛部6cを、開閉扉3の上端3aの両側の被引掛部3bに係止する。次に、予め左側角端部B、右側角端部D間に紐体6dを挿通した吊環6eを、開口部2aの被引掛部2cに係止することにより、取付作業が完了する。また、取り外しに際しては、逆の手順で行えばよい。
このように、雨除け装置6をトラック1の開閉扉3に取り付けた上で、開閉扉3を90度開くと、紐体6dが引かれ、左側角端部Bは下方に降り切った状態から、吊環6eを介して被引掛部2cの近くにまで引き上げられる。そして、宙吊角端部Cも引き上げられ、宙吊角端部C側に傾斜した宙吊り状態となり、宙吊角端部Cから雨水を落下させることができる。
図6は実施例1の変形例1の雨除け装置6の斜視図であり、図3に図示の雨除けシート板6aの辺部BC、CDに、雨除けシート板6aと同材質の継ぎ足し板6f、6gが、ヒンジにより回動自在に付設されている。継ぎ足し板6f、6gは雨除けシート板6a上に折り返し可能とされ、非使用時には一点鎖線で示すように、折り畳んだ状態で例えば面ファスナ6hにより接着可能とされている。
使用に際して、継ぎ足し板6f、6gを図6に示すように拡げると、継ぎ足し板6f、6gは雨除けシート板6aと同一平面となるようにされており、実質上、雨除けシート板6aの面積が拡大され、雨除け効果が大きくなる。
図7は実施例1の変形例2の斜視図である。隅角端部Aの引掛部6b及び左側角端部Bの引掛部6cを、開口部2aの横枠2bの被引掛部2cにそれぞれ引っ掛けることにより、開口部2aに係止されている。そして、右側角端部Dは開閉扉3の上端3aの被引掛部3bに、吊環6eを介して係止している。そして、左側角端部Bの鳩目孔に結んだ紐体6dは、吊環6eを通して右側角端部Dの鳩目孔に固定されている。
このように、雨除け装置6をトラック1の開口部2a側に取り付けることで、開閉扉3を90度開くと、宙吊角端部C及び右側角端部Dが下方に降り切った状態から、右側角端部Dが被引掛部3bの近くにまで引き上げられる。そして、自由端部である宙吊角端部Cも引き上げられて宙吊り状態となり、この宙吊角端部Cから雨水を落下させることができる。
ここで、2個の被引掛部2cを収納庫2の開口部2a内部の天井部に取り付けると、雨除けシート板6aの辺部ABは開口部2aの内側に係止されることになり、開口部2aと雨除けシート板6aとの隙間からの雨水の落下を防止することができる。
図8は実施例2の雨除け装置16の斜視図であり、実施例1の雨除け装置6の本体は雨除けシート板6aであるが、本実施例2の雨除け装置16は雨除けシート布16aとされている。雨除けシート布16aは、帆布、ゴム引き布、テント等に用いられる合成布、不織布等から成り、柔軟性、防水性を備えたシート状とされている。
この雨除けシート布16aは実施例1と同様に、角端部A、B、C、D、辺部AB、BC、CD、DAを有する略四角形状とされている。そして、隅角端部A、左側角端部Bは開口部2aの横枠2bに係止されており、雨除けシート布16aの係止は図7に示す実施例1の変形例2と同様とされており、右側角端部Dは開閉扉3の上端3aに、被引掛部3bに紐体16dにより吊環16eを介して係止されている。つまり、紐体16dの一端は右側角端部Dの鳩目孔に固定され、吊環16eに挿通され、更に他端は左側角端部Bの鳩目孔に固定されている。
一方、隅角端部Aと右側角端部Dとを結ぶ雨除けシート布16aの辺部DAに沿って雨除けシート布16aが屈曲しないように支軸16fが取り付けられている。更に、隅角端部Aと対角位置にある宙吊角端部Cとの対角線に沿っても支軸16gが取り付けられている。
雨除けシート布16aは、図9に示すような開閉扉3の中間開放位置では、支軸16gが折り目として若干折れ曲がった状態とされている。開閉扉3を開けると図8に示すように紐体16dが引かれて、雨除けシート布16aは開口部2aと開閉扉3との間に張り渡されて下方に対する雨除けとなる。このとき、支軸16fにより辺部DAが折れ曲がらず、また支軸16gにより宙吊側端部Cが折れ曲がることはない。
雨除けシート布16aを拡開すると、右側角端部Dが下降すると共に、雨除けシート布16aは支軸16gを折り目として若干折れ曲がり、自由端部である宙吊角端部Cが右側角端部Dよりも更に下方に垂れ下がり、支軸16gの剛性によって宙吊り状態で保持される。これにより、雨除けシート布16a上の雨水は、主に支軸16gに沿って形成される溝部に沿って、宙吊角端部Cから落下する。
また必要に応じて、実施例1の図5に示すように、開閉扉4側に取り付けた雨除けシート布16aと、開閉扉3側に取り付けた雨除けシート布16aの宙吊角端部C同士を、宙吊角端部Cにそれぞれ設けた鳩目孔を連結具7などにより連結することにより、雨除け面積を大きくすることができる。
図10は実施例2の変形例1の雨除け装置16の斜視図であり、図8に示す実施例2に対して雨除けシート布16a’は、辺部BC、DAの長さが新たな宙吊角端部C’、新たな右側角端部D’まで長く延長された長方形とされている。
また、雨除けシート布16a’の隅角端部Aにはフック状の引掛部16b、右側角端部Dにはフック状の引掛部16cがそれぞれ取り付けられ、紐体16dの端部を雨除けシート布16a’の左側角端部B及び右側角端部D’の近傍に取り付け、左側角端部Bの取付個所と引掛部16cの取付個所とは、ほぼ同じ位置としている。
支軸16fは新たな左側角端部Dが折れ曲がらないように隅角端部A、側角端部D’間に取り付けられ、支軸16gは隅角端部Aと延長された宙吊角端部C’間を結ぶ対角線AC’に沿って取り付けられている。
また、開口部2aに対する雨除けシート布16a’の左側角端部Bが被引掛部2cに係止され、左側角端部Bに紐体16dの一端は固定されている。紐体16dの他端を固定する元の右側角端部Dは、開閉扉3の上端3aの下方に配置されているが、新たな右側角端部D’は紐体16dが固定された元の右側角端部Dの延長上に位置している。
このように、雨除けシート布16a’のDA、BC方向の長さを長くし、支軸16f、16gを延長することにより、雨除けシート布16a’は延長した新たな宙吊角端部C’、右側角端部D’まで面積が広がり、有効な雨除けとなる。この雨除けシート布16a’の使用により、雨除け装置16上の雨水は宙吊角端部C’から落下することになる。
図11は実施例2の変形例2の雨除け装置16の斜視図を示し、図10の変形例1における延長部分が、更に辺部AB、CD方向にも設けられている。即ち、右側角端部D’の延長に加えて、辺部ABは元の左側角端部Bが新たな左側角端部B”まで延長された雨除けシート布16a”が使用される。
そして、新たな左側角端部B”が折れ曲がらないように、辺部ABに沿って左側角端部B”まで支軸16hが取り付けられ、支軸16gは隅角端部Aと対向する新たな宙吊角端部C”との間に取り付けられている。なお、紐体16dは元の右側角端部D、元の左側角端部Bに固定されている。
この実施例2の変形例2においては、図8、図10に示す雨除けシート布16a、16a’よりも大きな雨除けシート布16a”を使用することができ、雨水は宙吊角端部C”から落下し、雨除け効果が更に大きくなる。
図12は実施例2の変形例3の雨除け装置16の斜視図を示している。この変形例3においては、図11の変形例2に対し左側角端部Bも吊環16eを介して紐体16dに吊り上げられており、紐体16dの端部を雨除けシート板6aの左側角端部B”及び右側角端部D’の近傍に取り付けられている。
この場合に、開閉扉3を開くと紐体16dは張られて、図12に示すように雨除けシート布16a”は張り渡され、変形例2と同様に雨水は宙吊角端部C”から落下する。一方、開閉扉3を閉止すると、雨除けシート布16a”は図13に示すように、紐体16dが緩み、雨除けシート布16a”の側角端部B”、D’、宙吊角端部C”は隅角端部Aから下方に吊り下げられ、開閉扉3の裏側に沿って垂れ下がることになる。
また、図12に示す雨除け装置16に対して開閉扉3を閉止する場合は、図示するように側角端部B”、D’が垂れ下がりながら格納されるため、開閉扉3の面積内で収納することが可能である。従って、開閉扉4に対して対称になるように雨除け装置16を配置しても、開閉扉3、4の開閉に支障はない。
従って、支軸16gを折り目とした状態で、側角端部B”、D’は垂れ下がりながら閉止した際に、開閉扉3の面積内で収納可能となるように側角端部B”、D’の延長する長さは決められていることになる。
しかし、図11に示す雨除け装置16は、左側角端部B”が垂れ下がらないため、開閉扉3、4の両方に雨除け装置16を配置した場合には、閉止時に左側角端部B”の雨除けシート布16aの個所が重複するため、開閉扉3、4の開閉作業が不便になる。
支軸16f、16g、16hは合成樹脂材が好適であるが、合成樹脂材以外の金属材、木材等を適宜に使用することができ、その断面形状等は任意である。
また、支軸16f、16g、16hは雨除けシート布16aに対し接着剤により接着したり、縫製によって取り付けることができ、これらの支軸16f、16g、16hは雨除けシート布16aの表側又は裏側に取り付けることもできる。更に、雨除けシート布16aを2枚重ねとし、支軸16f、16g、16hをこれらの雨除けシート布16a間に挟み込むようにしてもよい。
このように、隅角端部Aと左側角端部B、右側角端部Dとの距離を大きくして、雨除け装置16を拡大する構造は、実施例1の雨除け装置6においても採用することができる。なお、実施例1においては、雨除けシート板6a自体が或る程度の剛性を有しているので、支軸16f、16g、16hを用いる必要はない。
上述の実施例1、2においては、雨除け装置6、16によりその下方への雨滴の落下は防止されるので、降雨時においても、雨除け部材の下の開口部2aの近くに運搬台車を寄せれば、商品を濡らすことなく、積み卸しを行うことができる。
また、雨除け装置6、16は、降雨時における雨除けを主たる目的としているが、夏季における商品の積み卸し時において、冷凍商品が直射日光に晒されることを防止するために使用することもできる。
開閉扉3、4は観音開き状として説明したが、開閉扉は更に複数に分けて折畳みができる形式のものでも、或いは開閉扉が1個で片開きであっても、実施例の雨除け装置6、16を適用することができる。
なお、雨除け装置6、16は雨天等の必要時にのみ、簡便にトラック1に取り付けることもできるので、常設による開閉扉の頻繁な開閉による劣化を防止できる。例えば、梅雨等の雨が多い時期や夏季の日差しの強い時期には、雨除け装置6、16を常時取り付けた状態で使用し、逆に冬場等の雨が少ない時期には、雨除け装置6、16を取り外して運用することが好ましい。
また、一日の中でも、降雨中に使用し、雨が止んだら吊環6e、16eを被引掛部2cから外して、雨除けシート板6a、雨除けシート布16aを開閉扉3、4の開閉に拘らず、裏面に沿って吊り下げておくこともできる。この場合に、宙吊角端部C、C’、C”を面ファスナなどを用いて開閉扉3、4の裏面に固定しておき、雨除けシート板6a、雨除けシート布16aが動かないようにしておくことが好ましい。
更に、外部から収納庫2内の商品を見え難くするために、又は保冷車の場合には外部の熱気の流入を防止するために、開閉扉3、4への係止を解除して、開口部2aに対して、雨除け装置6、16を暖簾のように垂らして使用することも可能である。
或いは、開閉扉3、4を180度、270度に開く場合には、予め雨除け装置6、16の開口部2aへの係止を解除し、雨除け部材を吊り下げておけば、開閉扉3、4を大きく開けることができる。
上述したように、トラック1にトラック開閉扉用雨除け装置6を設けることで、収納庫の開口部2aと開閉扉3、4の間に簡便に張り渡し、雨天時における商品の積み込み、積み卸し作業に際しても、商品が濡れることを防止できる。また、電力を必要とせず、安価に取り付け可能であると共に、トラックの収納庫2や開閉扉3、4を改造せずに、容易に後付けで設置することが可能である。
1 トラック
2 収納庫
2a 開口部
2b 横枠
2c、2d、3b 被引掛部
3、4 開閉扉
3a、4a 上端
5 蝶番
6、16 雨除け装置
6a、16a 雨除けシート板
6b、6c、16b、16c 引掛部
6d、16d 紐体
6e、16e 吊環
6f、6g 継ぎ足し板
7 連結具
16a、16a’、16a” 雨除けシート布
16f、16g、16h 支軸
A 隅角端部
B、B”、D、D’ 側角端部
C、 C’、C” 宙吊角端部
AB、BC、CD、DA 辺部

Claims (12)

  1. 4つの角端部を有する略四角形の雨除け部材と、該雨除け部材に取り付け該雨除け部材を張り渡す紐体とから成り、トラック後方の収納庫の開口部の上部と、該開口部の縦方向の軸部に軸支された開閉扉の上端との間に張り渡して使用するトラック開閉扉用雨除け装置であって、
    前記雨除け部材は、前記開口部と前記開閉扉の間の隅角部に位置する隅角端部と、該隅角端部の両側に位置する2つの側角端部と、隅角端部の対角に位置する宙吊角端部とを備え、
    前記紐体の両端部は前記2つの側角端部の近傍の取付個所にそれぞれ固定され、
    前記開閉扉上端の軸部近傍に、又は前記開口部上部の軸部近傍に設けた第1の被引掛部に対して、前記隅角端部に設けた第1の引掛部が係止され、
    前記開閉扉の上部の端部に、及び前記開口部上部の横枠の中央部付近に設けた1対の第2の被引掛部に対して、一方の前記第2の被引掛部に前記取付個所の一方に設けた第2の引掛部が係止され、他方の前記第2の被引掛部に前記紐部が挿通自在に係止され、
    又は前記一対の第2の被引掛部の両方に前記紐部が挿通自在に係止されることを特徴とするトラック開閉扉用雨除け装置。
  2. 前記開閉扉を開いた際に、前記紐体により前記取付個所の少なくとも一方を吊り上げると共に、前記宙吊角端部を宙吊り状態とすることを特徴とする請求項1に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  3. 前記第2の被引掛部に対して、前記紐体は吊環を介して挿通自在に係止されることを特徴とする請求項1又は2に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  4. 前記第1、第2の引掛部、前記第1、第2の被引掛部及び前記吊環の係止は、フック、リング、紐体、面ファスナの何れかによることを特徴とする請求項3に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  5. 前記開閉扉の閉止により前記紐体を緩めて前記紐体により吊り下げられた前記取付個所を降下し、前記雨除け部材を垂れ下げることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  6. 前記開閉扉は観音開き状としたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  7. 前記雨除け部材を2つの前記開閉扉にそれぞれ取り付け、隣接した2つの前記雨除け部材の前記宙吊角端部同士を連結することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  8. 前記雨除け部材は剛性を有する合成樹脂製のシート板としたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  9. 前記雨除け部材の前記宙吊角端部の両側の辺部に、前記雨除け部材の面積を拡大する継ぎ足し板を付設したことを特徴とする請求項8に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  10. 前記雨除け部材は柔軟性を有するシート布としたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  11. 前記雨除け部材の前記隅角端部と前記紐体による上下に移動可能とされた前記側角端部の間の辺部に該辺部に沿って支軸が取り付けられると共に、前記隅角端部と前記宙吊角端部を結ぶ対角線に沿って支軸が取り付けられていること特徴とする請求項10に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
  12. 前記隅角端部と前記側角端部とを結ぶ少なくとも一方の辺部、及び該辺部の対辺が更に延長され、前記紐体の前記取付個所はそのままに、前記隅角端部と新たな側角端部との間と、前記隅角端部と新たな宙吊角端部との間とに、それぞれ前記支軸が取り付けられていること特徴とする請求項11に記載のトラック開閉扉用雨除け装置。
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