JP2018203620A - 水系ゲル状化粧料組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
ジェランガムは、食品用ゲル化剤として汎用されているが、ジェランガムのゲルは透明性に優れていることから、近年、化粧品分野でもその利用が検討されている。
例えば、特開2004−292375号公報(特許文献1)では、ジェランガム、カチオン、水、グリセリン及び粉末を含む水系固形化粧料が提案されている。ここでは、二価のカチオンが少量で水系固形化粧料の硬度を高めることができる点で好ましいことが記載されている。
また、特開2011−251956号公報(特許文献2)では、熱可逆性多糖、保湿剤、皮膚軟化剤及び粉末相を含むペーストを固化ないしゼリー状にした後、これを熱処理して水分を除去することにより固形コンパクト粉末化粧品が得られることが記載されている。同公報の実施例では、熱可逆性多糖の例としてジェランガムを用いてペーストを得た後、該ペーストに塩化カルシウムを加えてゲル化させることが記載されている。
これらの文献に記載された化粧品は、ジェランガムをゲル化剤として利用したものであるが、ジェランガムのゲルが有する熱可逆性を利用することについては着目されていない。
このような状況下、100℃未満の温度で熱可逆性を有する水系ゲル状化粧料組成物の提供が求められている。
(A)ジェランガムと、
(B)ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群から選択される一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩と、
(C)水系媒体と
を含み、
前記成分(A)の前記成分(C)に対する質量比が0.1〜1.0質量%の範囲であり、前記成分(B)の前記成分(C)に対する質量比が20mM〜80mMの範囲であり、100℃未満の温度で熱可逆性を有する化粧料組成物。
[2]前記ジェランガムが、脱アセチル化ジェランガム(low acyl gellan gum)である、[1]に記載の化粧料組成物。
[3]前記塩が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、硫酸ナトリウム及びソルビン酸カリウムからなる群から選択される、[1]又は[2]に記載の化粧料組成物。
[4]50℃〜90℃の範囲にゾル−ゲル転移温度を有する、[1]から[3]のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
[5]前記成分(A)を前記成分(C)中で加熱溶解した後、前記成分(B)の存在下、前記溶液を冷却することによって得られるゲルを含むものである、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
[6]O/W系エマルションの形態である、[1]から[5]のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
[7]スキンケア又はメイクアップのためのものである、[1]から[6]のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
[8][1]から[7]のいずれか一項に記載の化粧料組成物を皮膚に適用することを含む、スキンケア又はメイクアップのための化粧方法。
[9][1]から[7]のいずれか一項に記載の化粧料組成物の製造方法であって、
(a)ジェランガムと、ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群から選択される一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩とを水系媒体中で加熱溶解して水相混合物を得る工程と、
(b)工程(a)で得られた水相混合物を冷却してゲルを形成する工程と
を含む、方法。
[10][1]から[7]のいずれか一項に記載の化粧料組成物を製造した後、100℃未満の温度でゾル化させて容器へ充填し、容器内で再度ゲル化させることを含む、化粧料組成物の容器への充填方法。
本発明の水系ゲル状化粧料組成物は、
(A)ジェランガムと、
(B)ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群から選択される一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩と、
(C)水系媒体と
を所定の量比で含むことを特徴の一つとしている。
ジェランガムは透明性及び安全性に優れるうえに、低濃度で効率よく流動性のないゲル状物を得ることができる。このため、本発明ではゲル化剤としてジェランガムを用いることにより、べたつきが生じるなどの使用感触への影響を抑えながら、所望の水系ゲル状製剤を得ることができる。
また、本発明の水系ゲル状化粧料組成物は、100℃未満の温度で熱可逆性を有するため、水系ゲル状化粧料組成物を製造し、各種品質確認を行った後、溶解させて容器へ充填し、容器内で再度ゲル化させることができる。このため、本発明の水系ゲル状化粧料組成物は、一般的な化粧品製剤の一連の製造工程において有利な特性を有することができる。
式中、M+は、金属カチオンであり、nは200〜3000である。
また、本発明に用いられるジェランガムの重量平均分子量は、好ましくは10万〜200万、さらに好ましくは20万〜100万である。ここで「重量平均分子量」は、GPC法(Gel Permeation Chromatography;ゲル浸透クロマトグラフィー)におけるポリスチレン換算値をいう。
水溶性有機溶媒としては、特に制限されなく、化粧品において汎用されているものが好ましく挙げられる。例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール(好ましくは炭素数1〜5のアルコール);エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、グリセリン、ジグリセリン等の多価アルコール等が挙げられる。これらの水溶性有機溶媒は、1種で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の水系ゲル状化粧料組成物において、成分(A)の成分(C)に対する質量比は、0.1〜1.0質量%の範囲であり、好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上であり、さらに好ましくは0.4質量%以上であり、また、好ましくは0.8質量%以下、より好ましくは0.7質量%以下、さらに好ましくは0.6質量%以下である。
また、本発明の水系ゲル状化粧料組成物における成分(B)の成分(C)に対する質量比は、20mM〜80mMの範囲であり、好ましくは25mM以上、より好ましくは30mM以上であり、また、好ましくは70mM以下、より好ましくは60mM以下である。
本発明の水系ゲル状化粧料組成物において、成分(A)及び(B)の含有量は、各種化粧品製剤に求められる効果及びテクスチャーなどによって適宜選択することができる。
なお、本発明の水系ゲル状化粧料組成物において、成分(C)の含有量は、剤形によっても大きく異なるが、通常、組成物の全質量に対して20質量%以上が好ましく、より好ましくは30質量%以上、さらに好ましくは40質量%以上である。成分(C)の含有量の上限は、100質量%近くであってもよく、100質量%未満の範囲で適宜調整することができる。
また、二価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩の成分(C)に対する質量比は、50mM未満が好ましく、30mM未満がより好ましく、20mM未満がさらに好ましく、実質的に含まないことが特に好ましい。
水性ゲル状化粧料組成物は、水相中に各種成分が含有され、油相を含まない組成物である。
水相を形成する水系媒体(成分(C))としては、水、水溶性有機溶媒又はこれらの混合物が含まれる。水溶性有機溶媒の具体例としては成分(C)で例示したものと同じものを挙げることができる。
水性ゲル状化粧料組成物に含まれる各種成分としては、化粧品に用いられるものであれば特に制限されなく、目的とする用途等に応じて適宜選択すればよい。水性ゲル状化粧料組成物において、各種成分は、溶解していてもよいし、分散していてもよい。
水性ゲル状化粧料組成物としては、例えば、水性ゲル状アイシャドウ、水性ゲル状保湿美容液、水性ゲル状ファンデーション、水性ゲル状コンシーラー、水性ゲル状サンスクリーンなどが挙げられる。
水性ゲル状アイシャドウに含まれる成分としては、成分(A)、(B)及び(C)の他、各種粉体、増粘剤、被膜剤、保湿剤、界面活性剤などが挙げられる。
水性ゲル状アイシャドウに含まれる成分(A)の含有量は、成分(C)に対する質量比で0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3質量%〜0.8質量%である。また、成分(B)の含有量は、成分(C)に対する質量比で20mM〜80mMが好ましく、より好ましくは30mM〜70mMである。また、成分(C)の含有量は、組成物の全質量に対して50〜95質量%が好ましく、より好ましくは70〜90質量%である。
粉体の含有量は、組成物の全質量に対して2質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは3質量%〜30質量%である。
増粘剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.01質量%〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.02質量%〜0.3質量%である。
水性ゲル状保湿美容液に含まれる成分としては、成分(A)、(B)及び(C)の他、界面活性剤、増粘剤、各種粉体、香料、保湿剤などが挙げられる。
水性ゲル状保湿美容液に含まれる成分(A)の含有量は、成分(C)に対する質量比で0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3質量%〜0.8質量%である。また、成分(B)の含有量は、成分(C)に対する質量比で20mM〜80mMが好ましく、より好ましくは30mM〜70mMである。また、成分(C)の含有量は、組成物の全質量に対して50質量%〜98質量%が好ましく、より好ましくは70質量%〜95質量%である。
界面活性剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.1質量%〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.2質量%〜5質量%である。
増粘剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.01質量%〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.02質量%〜0.3質量%である。
粉体の含有量は、組成物の全質量に対して1質量%〜15質量%が好ましく、より好ましくは3質量%〜10質量%である。
香料の含有量は、目的に応じて適宜決定すればよい。
O/Wエマルション系ゲル状化粧料組成物は、水相からなる連続相に油相が分散されている組成物であり、水相及び油相にそれぞれ各種の任意成分が含有されている。
O/Wエマルション系ゲル状化粧料組成物において、油相を形成する油剤は、天然油、炭化水素油、エステル油、高級アルコール、脂肪酸、シリコーン油などが挙げられる。
脂肪酸としては、炭素数22以下のものが好ましく、炭素数6〜20のものがより好ましい。例えば、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレン酸、カプリル酸、カプリン酸、水添ヤシ脂肪酸等が挙げられる。
O/Wエマルション系ゲル状化粧料組成物において、各種成分は、溶解していてもよいし、分散していてもよく、その特性に応じて油相中、水相中又は界面に含有される。
O/Wエマルション系ゲル状化粧料組成物としては、例えば、O/Wエマルション系ゲル状ファンデーション、O/Wエマルション系ゲル状アイシャドウ、O/Wエマルション系ゲル状サンスクリーン、O/Wエマルション系ゲル状保湿クリーム、O/Wエマルション系ゲル状コンシーラー、O/Wエマルション系ゲル状リップなどが挙げられる。
O/Wエマルション系ゲル状ファンデーションに含まれる成分としては、成分(A)、(B)及び(C)の他、増粘剤、各種粉体(無機日焼け防止剤を含む)、有機日焼け防止剤、界面活性剤、被膜剤、保湿剤などが挙げられる。
O/Wエマルション系ゲル状ファンデーションに含まれる成分(A)の含有量は、成分(C)に対する質量比で0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3質量%〜0.8質量%である。また、成分(B)の含有量は、成分(C)に対する質量比で20mM〜80mMが好ましく、より好ましくは30mM〜70mMである。また、成分(C)の含有量は、組成物の全質量に対して30質量%〜80質量%が好ましく、より好ましくは35質量%〜70質量%である。
増粘剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.01質量%〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.02質量%〜0.3質量%である。
粉体の含有量は、組成物の全質量に対して3質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは5質量%〜30質量%である。
有機日焼け防止剤の含有量は、目的に応じて適宜決定すればよい。
また、油剤の含有量は、組成物の全質量に対して5質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは10質量%〜30質量%である。
また、界面活性剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.5質量%〜10質量%が好ましく、より好ましくは1質量%〜5質量%である。
O/Wエマルション系ゲル状アイシャドウに含まれる成分としては、成分(A)、(B)及び(C)の他、増粘剤、各種粉体(無機日焼け防止剤を含む)、有機日焼け防止剤、保湿剤、界面活性剤、被膜剤などが挙げられる。
O/Wエマルション系ゲル状アイシャドウに含まれる成分(A)の含有量は、成分(C)に対する質量比で0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3質量%〜0.8質量%である。また、成分(B)の含有量は、成分(C)に対する質量比で20mM〜80mMが好ましく、より好ましくは30mM〜70mMである。また、成分(C)の含有量は、組成物の全質量に対して30質量%〜95質量%が好ましく、より好ましくは50質量%〜90質量%である。
増粘剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.01質量%〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.02質量%〜0.3質量%である。
粉体の含有量は、組成物の全質量に対して3質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは5質量%〜30質量%である。
有機日焼け防止剤及び保湿剤の含有量は、目的に応じて適宜決定すればよい。
また、油剤の含有量は、組成物の全質量に対して3質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは6質量%〜30質量%である。
また、界面活性剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.5質量%〜10質量%が好ましく、より好ましくは1質量%〜5質量%である。
O/Wエマルション系ゲル状サンスクリーンに含まれる成分としては、成分(A)、(B)及び(C)の他、増粘剤、各種粉体(無機日焼け防止剤を含む)、有機日焼け防止剤、保湿剤、界面活性剤、被膜剤などが挙げられる。
O/Wエマルション系ゲル状サンスクリーンに含まれる成分(A)の含有量は、成分(C)に対する質量比で0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3質量%〜0.8質量%である。また、成分(B)の含有量は、成分(C)に対する質量比で20mM〜80mMが好ましく、より好ましくは30mM〜70mMである。また、成分(C)の含有量は、組成物の全質量に対して30質量%〜95質量%が好ましく、より好ましくは50質量%〜90質量%である。
増粘剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.01質量%〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.02質量%〜0.3質量%である。
粉体の含有量は、組成物の全質量に対して1質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは2質量%〜30質量%である。
有機日焼け防止剤の含有量は、組成物の全質量に対して0〜30質量%が好ましく、より好ましくは0〜20質量%である。
保湿剤の含有量は、目的に応じて適宜決定すればよい。
また、油剤の含有量は、組成物の全質量に対して3質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは6質量%〜30質量%である。
また、界面活性剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.5質量%〜10質量%が好ましく、より好ましくは1質量%〜5質量%である。
なお、無機日焼け防止剤及び有機日焼け防止剤は、いずれか一方のみで使用してもよいし、両方を組み合わせて使用してもよい。
O/Wエマルション系ゲル状保湿クリームに含まれる成分としては、成分(A)、(B)及び(C)の他、増粘剤、保湿剤、界面活性剤、粉体(無機日焼け防止剤を含む)、有機日焼け防止剤などが挙げられる。
O/Wエマルション系ゲル状保湿クリームに含まれる成分(A)の含有量は、成分(C)に対する質量比で0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3質量%〜0.8質量%である。また、成分(B)の含有量は、成分(C)に対する質量比で20mM〜80mMが好ましく、より好ましくは30mM〜70mMである。また、成分(C)の含有量は、組成物の全質量に対して30質量%〜95質量%が好ましく、より好ましくは50質量%〜90質量%である。
増粘剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.01質量%〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.02質量%〜0.3質量%である。
また、油剤の含有量は、組成物の全質量に対して3質量%〜40質量%が好ましく、より好ましくは6質量%〜30質量%である。
また、界面活性剤の含有量は、組成物の全質量に対して0.5質量%〜10質量%が好ましく、より好ましくは1質量%〜5質量%である。
シリコーン系界面活性剤としては、例えば、ポリエーテル変性シリコーン類(PEG−10ジメチコン、セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン);ポリグリセリン変性シリコーン類(ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン);ビス(ポリグリセリル-3 オキシフェニル プロピル)ジメチコン等が挙げられる。 また、ポリエーテルが導入されたシリコーンエラストマーであるポリエーテル変性シリコーン架橋物((ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー);ポリグリセリンが導入されたシリコーンエラストマーであるポリグリセリン変性シリコーン架橋物((ジメチコン/ポリグリセリン−3、ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー)等が挙げられる。
また(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマーとしては、信越化学工業株式会社より「KSG−042Z」、「KSG−045Z」、「KSG−048Z」などの名称で市販されているものなどが挙げられる。
ポリエーテル変性シリコーンエラストマーとしては、信越化学工業株式会社より「KSG−210」、「KSG−240」などの名称で市販されている(ジメチコン(PEG−10/15))クロスポリマーなどが挙げられる。
シリコーンレジンとしては、例えば、ワッカー社より「Belsil TMS 803」の商品名で市販されているトリメチルシロキシケイ酸、東レ・ダウコーニング社より「670Fluid」の商品名で市販されているポリプロピルシセスキオキサン、「MQ1640 Flake Resin」の商品名で市販されているポリプロピルシセスキオキサン及びトリメチルシロキシケイ酸などのMQレジン、または、Tレジン及びMTQレジンなどが挙げられる。
アクリルシリコーンレジンとしては、例えば、東レ・ダウコーニング社より「FA4002ID Silicone Acrylate」、「FA4001CM Silicone Acrylate」などの商品名で市販されている(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー、信越化学工業社より「KP−545」の商品名で市販されている(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマーなどが挙げられる。
シリコーン変性プルランとしては、信越化学工業社より「TSPL−30−ID」の商品名で市販されているトリ(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルランなどが挙げられる。
粘着性シリコーンとしては、東レ・ダウコーニング社より「DOW CORNING 7−4411 Cosmetic Fluid」などの商品名で市販されている(トリメチルシロキシケイ酸/ジメチコノール)クロスポリマーなどが挙げられる。
フルオロシリコーンレジンとしては、モメンティブ社より「XS66−B8636」の商品名で市販されているトリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、「FR−5」の商品名で市販されている(トリフルオロプロピルジメチルシロキシ/トリメチルシロキシ)シルセスキオキサンなどが挙げられる。
シリコーン‐ウレタン被膜剤としては、Siltech社より「Silmer UR 5050」の商品名で市販されているビスヒドロキシプロピルジメチコン/SMDI コポリマーなどが挙げられる。
その他の被膜剤としては、イーストマンケミカル社より「Sustane SAIB」の商品名で市販されているスクロース酢酸イソブチル、千葉製粉社より「ユニフィルマ HVY」の商品名で市販されているイソステアリン酸デキストリン、伊那貿易社より「キャンデリラレジン E−1」の商品名で市販されているキャンデリラロウエキスなどが挙げられる。
酢酸トコフェロール、ソルビン酸トコフェロール、その他のトコフェロールのエステルなどのトコフェロール及びその誘導体;ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)及びブチルヒドロキシアニソール(BHA);没食子酸エステル;リン酸;クエン酸;マレイン酸;マロン酸;スクシン酸;フマル酸;ケファリン;ヘキサメタリン酸塩;フィチン酸;エチレンジアミンテトラ酢酸:及びアイリッシュモス(Chondrus crispus)、ロディオラ属(Rhodiola)、高度好熱菌、マテ茶葉、オーク材、カユ・ラペ樹皮(kayu rapet bark)、サクラ葉、イランイラン葉(ylang ylang leaves)などの植物エキスが挙げられる。
有機日焼け防止剤としては、ブチルメトキシジベンゾイルメタンなどのジベンゾイルメタン誘導体(HOFFMANN LA ROCHEより「Parsol 1789」の名称で市販されているものなど);メトキシケイヒ酸オクチルなどのケイヒ酸誘導体(HOFFMANN LA ROCHEより「Parsol MCX」の名称で市販されているものなど);サリチル酸塩;パラアミノ安息香酸;β,β’−ジフェニルアクリレート誘導体;ベンゾフェノン誘導体;テレフタリリデンジカンファースルホン酸などのベンジリデンカンファー誘導体;フェニルベンジイミダゾール誘導体;トリアジン誘導体;フェニルベンゾトリアゾール誘導体;アントラニル酸誘導体などが挙げられる。これらは被覆又はカプセル化されていてもよい。
無機日焼け防止剤としては、顔料あるいは金属酸化物を任意に被覆してなるナノ顔料などが挙げられる。ナノ顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムなどが挙げられる。これらの化合物はいずれもUV光防御剤としてよく知られている。
これらの任意成分の配合量は、本発明の目的を損なわない範囲であれば特に制限されない。
本発明の水系ゲル状化粧料組成物は、
(a)ジェランガムと、ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群から選択される一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩とを水系媒体中で加熱溶解して水相混合物を得る工程と
(b)工程(a)で得られた水相混合物を冷却してゲルを形成する工程と
を含む、方法によって製造することができる。以下、各工程について説明する。
工程(a)では、ジェランガムと、ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群から選択される一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩とを水系媒体中で加熱溶解して水相混合物を得る。
加熱温度は55〜95℃が好ましく、より好ましくは65〜90℃、さらに好ましくは70〜80℃である。
ジェランガムと一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩とを水系媒体中に添加し、必要に応じて撹拌しながら、均一になるまで混合して水相混合物を得る。水相混合物には、ジェランガムと一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩と共に任意成分を添加してもよい。
ジェランガムと、一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩とを水系媒体中に添加するタイミングは特に制限されないが、ジェランガムをあらかじめ水系媒体中で加熱溶解させてから、一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩を添加すると、より均一に両成分を混合することができる。
工程(b)では、工程(a)で得られた水相混合物を冷却してゲルを形成する。
冷却温度は5〜50℃が好ましく、より好ましくは10〜40℃、さらに好ましくは15〜30℃である。冷却方法は特に制限されなく、例えば、自然冷却であっても、氷冷であってもよい。
工程(c)では、油剤と必要に応じて任意成分とを添加し、加熱溶解することで油相混合物を得る。
加熱温度は55〜95℃が好ましく、より好ましくは65〜90℃、さらに好ましくは70〜80℃である。必要に応じて撹拌しながら、均一になるまで混合して油相混合物を得る。
工程(d)では、工程(a)で得られた水相混合物と、工程(c)で得られた油相混合物とを合わせて撹拌しながら均一になるまで混合してエマルションを形成する。水相混合物と油相混合物は混合する前にそれぞれ加熱して溶解した状態を維持しておくことが好ましい。
本発明の水系ゲル状化粧料組成物は、100℃未満の温度で熱可逆性を有することができる。本発明においては、この性質を利用することにより、水系ゲル状化粧料組成物を製造した後、100℃未満の温度で再溶解(ゾル化)させて所望の容器へ充填し、その容器内で冷却することにより再度ゲル化させることができる。
再溶解温度は50℃〜90℃が好ましく、より好ましくは60℃〜80℃、さらに好ましくは65℃〜75℃である。
また、再ゲル化温度(冷却温度)は5〜50℃が好ましく、より好ましくは10〜40℃、さらに好ましくは15〜30℃である。
本発明によれば、水系ゲル状化粧料組成物を製造した後、各種品質確認を行った上で容器へ再充填することが可能であり、化粧品製剤の製造において非常に有利である。本発明によれば、良好な品質を有する製品を歩留まりよく製造することができる。
塩の種類及び濃度の検討
ジェランガム(脱アセチル化ジェランガム)と各種塩を用いてゲルを調製し、塩の種類及びその濃度の検討を行った。
蒸留水にジェランガムを分散させ、75〜80℃にて加熱溶解させた。
次に、加熱溶解したジェランガムを撹拌しながら、塩を添加した。
加熱により減量した分の蒸留水を加え、軽く撹拌した。
室温(20℃)まで自然放冷し、20℃にてゲルの硬度を測定した。
100mlのUMサンプル瓶に充填された試料100gを20℃に一晩放置後、レオテック社製のFUDOHレオメータ(FUDOH RHEO METER(RTC−3002D)にて硬度を測定した。荷重2kg、上昇速度6cm/min、アダプター10mm円盤、移動距離3mm、測定温度20℃にて測定し、最大硬度を測定値とした。
20℃でゲル化した試料を75℃および40℃に保温し、各温度での状態を確認した。
一方、表2に示したとおり、2価の塩(イオン)を添加した場合には、再度75℃に加熱しても流動性は得られず、熱可逆性を示さなかった。
また、表4に示したとおり、ジェランガム0.2質量%〜0.8質量%の範囲において、室温(20℃)ではゲル化するが、再度75℃に加熱することにより流動性が得られ、熱可逆性を示した。
O/Wエマルション系ゲル状ファンデーション
表5に記載の成分1〜6を均一になるまで混合し、ペースト状の混合物を得た。
さらに、成分7〜11を順次添加し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、均一になるまで混合し、油相混合物を得た。
続いて、成分12〜21を均一になるまで撹拌混合し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、さらに均一になるまで十分に混合し、水相混合物を得た。
次に、約75℃(70〜80℃)に加熱した油相混合物に水相混合物を加えながら撹拌した。
最後に、約60℃で脱泡し、その後撹拌せずに放冷しO/Wエマルション系ゲル状ファンデーションを得た。
水性ゲル状アイシャドウ(ブラック)
表6に記載の成分1〜8を順次添加、軽く撹拌し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、均一になるまで混合し、水相混合物を得た。
次に、約75℃(70〜80℃)に加熱した水相混合物に成分9〜13を加えながら撹拌した。
最後に、約60℃で脱泡し、その後撹拌せずに放冷し水性ゲル状アイシャドウを得た。
O/Wエマルション系ゲル状アイシャドウ
表7に記載の成分1〜6を約75℃(70〜80℃)に加熱後、均一になるまで混合し、油相混合物を得た。
また、成分7〜13を均一になるまで撹拌混合し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、さらに均一になるまで十分に混合し、水相混合物を得た。
次に、約75℃(70〜80℃)に加熱した水相混合物に油相混合物を加えながら撹拌した。
さらに、成分14〜23を順次添加しながら均一になるまで混合した。
最後に、約60℃で脱泡し、その後撹拌せずに放冷しO/Wエマルション系ゲル状アイシャドウを得た。
O/Wエマルション系ゲル状サンスクリーン(SPF30)
表8に記載の成分1〜3を均一になるまで混合し、ペースト状の混合物を得た。
さらに、成分4〜7を順次添加し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、均一になるまで混合し、油相混合物を得た。
続いて、成分8〜18を均一になるまで撹拌混合し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、さらに均一になるまで十分に混合し、水相混合物を得た。
次に、約75℃(70〜80℃)に加熱した油相混合物に水相混合物を加えながら撹拌した。
最後に、約60℃で脱泡し、その後撹拌せずに放冷し、O/Wエマルション系ゲル状サンスクリーンを得た。
O/Wエマルション系ゲル状保湿クリーム
表9に記載の成分1〜8を約75℃(70〜80℃)に加熱後、均一になるまで混合し、油相混合物を得た。
また、成分9〜18を均一になるまで撹拌混合し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、さらに均一になるまで十分に混合し、水相混合物を得た。
次に、約75℃(70〜80℃)に加熱した水相混合物に油相混合物を加えながら撹拌した。
さらに、成分19を添加し均一になるまで混合した。
最後に、約60℃で脱泡し、その後撹拌せずに放冷しO/Wエマルション系ゲル状保湿クリームを得た。
水性ゲル状保湿美容液
表10に記載の成分1〜8を順次添加、軽く撹拌し、約75℃(70〜80℃)に加熱後、均一になるまで混合し、水相混合物を得た。
次に、約75℃(70〜80℃)に加熱した水相混合物に成分9〜13を加えながら撹拌した。
最後に、約60℃で脱泡し、その後撹拌せずに放冷し水性ゲル状保湿美容液を得た。
Claims (10)
- 水系ゲル状化粧料組成物であって、
(A)ジェランガムと、
(B)ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群から選択される一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩と、
(C)水系媒体と
を含み、
前記成分(A)の前記成分(C)に対する質量比が0.1〜1.0質量%の範囲であり、前記成分(B)の前記成分(C)に対する質量比が20mM〜80mMの範囲であり、100℃未満の温度で熱可逆性を有する化粧料組成物。 - 前記ジェランガムが、脱アセチル化ジェランガム(low acyl gellan gum)である、請求項1に記載の化粧料組成物。
- 前記塩が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、硫酸ナトリウム及びソルビン酸カリウムからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の化粧料組成物。
- 50℃〜90℃の範囲にゾル−ゲル転移温度を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- 前記成分(A)を前記成分(C)中で加熱溶解した後、前記成分(B)の存在下、前記溶液を冷却することによって得られるゲルを含むものである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- O/W系エマルションの形態である、請求項1から5のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- スキンケア又はメイクアップのためのものである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧料組成物を皮膚に適用することを含む、スキンケア又はメイクアップのための化粧方法。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧料組成物の製造方法であって、
(a)ジェランガムと、ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群から選択される一価のカチオンを水溶液中で生成しうる塩とを水系媒体中で加熱溶解して水相混合物を得る工程と、
(b)工程(a)で得られた水相混合物を冷却してゲルを形成する工程と
を含む、方法。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧料組成物を製造した後、100℃未満の温度でゾル化させて容器へ充填し、容器内で再度ゲル化させることを含む、化粧料組成物の容器への充填方法。
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