JP2018203159A - 車両用外装ユニット及び車両用外装ユニットの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内側に灯具が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニット及び車両用外装ユニットの製造方法を提供する。【解決手段】 車両用外装ユニットの例であるバックドア1は、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材である外板3と、開口40Hが形成された樹脂製のランプハウジング40を有し、車両VEの内側から外板3に固定される灯具4と、を備え、外板3は、可視光を透過する基板部30Bと、基板部30Bの車両の内側の面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部30Cとを有し、ランプハウジング40は開口40Hを囲む縁部46が、外板3の着色部30Cが非配置とされる領域21の少なくとも一部を囲むと共に着色部30Cに溶着され、縁部46は所定波長のレーザ光Lを透過し、着色部30Cはレーザ光Lを吸収する。【選択図】 図2

Description

本発明は、灯具を有する車両用外装ユニット及び車両用外装ユニットの製造方法に関する。
車両の外装のうちウィンドウ部分は主にガラスから構成され、外装の外板は主に鋼板から構成されている。しかし、近年、車両の軽量化やコストダウン等の観点から、ウィンドウや外板を樹脂により構成する開発が進んでいる。例えば、下記特許文献1には、車両のウィンドウが樹脂から成る構成が記載されており、下記特許文献2には、車両の外板が樹脂から成る構成が記載されている。
また、下記特許文献3には、アウタレンズに灯具のハウジングがレーザ溶着されてなる車両用灯具が記載されている。この車両用灯具では、アウタレンズがレーザ光を透過し、ハウジングがレーザ光を吸収するため、レーザ光により主にハウジングが溶融されて、上記のようにアウタレンズとハウジングとが溶着される。
特開2016−088194号公報 特開2011−121420号公報 特開2003−123511号公報
上記特許文献1のようにウィンドウが樹脂から成る場合、特許文献3に記載された車両用灯具のように、ウィンドウの内側の面に灯具のハウジングをレーザ溶着により固定して、灯具をウィンドウに固定することが考えられる。また、特許文献2のように車両の外板が樹脂から成る場合には、その少なくとも一部を光透過性とすることが可能となり、この場合、外板の内側の面に灯具のハウジングをレーザ溶着により固定して、灯具を外板に固定することが考えられる。このようにウィンドウや外板に灯具が固定された車両用外装ユニットが求められている。
しかし、上記特許文献3に記載の車両用灯具では、アウタレンズの外側から溶着の痕跡を視認することができる。車両ではその意匠性が重要視されるが、このような溶着痕は車両の意匠性を損ねる可能性がある。このため、灯具とウィンドウ等との溶着痕を外部から視認しにくくして、高い意匠性にしたいとの要請がある。
そこで、本発明は、内側に灯具が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニット及び車両用外装ユニットの製造方法を提供しようとするものである。
上記目的の達成のため、本発明の一側面における車両用外装ユニットは、車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、開口が形成された樹脂製のランプハウジングを有し、前記車両の内側から前記板状部材に固定される灯具と、を備え、前記板状部材は、可視光を透過する基板部と、当該基板部の前記車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部とを有し、前記ランプハウジングは前記開口を囲む縁部が、前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記着色部に溶着され、前記縁部は所定波長のレーザ光を透過し、前記着色部は前記レーザ光を吸収することを特徴とするものである。
本発明の車両用外装ユニットによれば、灯具から出射する光を板状部材の着色部が非配置の領域から車両外部に照射することができる。また、車両用外装ユニットでは、着色部が所定波長のレーザ光を吸収し、ランプハウジングの縁部が当該レーザ光を透過するため、板状部材の車両の内側となる側から縁部を介して着色部にレーザ光を吸収させることで、縁部と着色部とをレーザ溶着することができる。また、板状部材の車両の内側となる面に配置される着色部が可視光の透過を抑制するため、着色部とランプハウジングの縁部とのレーザ溶着の溶着痕を車両の外部から視認することを抑制でき、内側に灯具が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニットとし得る。
さらに、前記ランプハウジングは、前記縁部と、前記縁部に接続されるランプハウジング本体部とを含み、前記ランプハウジング本体部の少なくとも一部は前記レーザ光を不透過とすることが好ましい。
レーザ光を透過する樹脂は、一般的に、レーザ光を不透過とする樹脂と比べて高価である傾向にある。そのため、ランプハウジング本体部の少なくとも一部がレーザ光を不透過とする樹脂で構成されることで、ランプハウジング全体がレーザ光を透過する樹脂で構成される場合と比べて、車両用外装ユニットを安価とする設計を容易にすることができる。
この場合、前記ランプハウジングの前記縁部と前記ランプハウジング本体部とは一体成型品とされることとしても良い。
また、上記目的の達成のため、本発明の他の側面における車両用外装ユニットは、車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、開口が形成された樹脂製のランプハウジングを有し、前記車両の内側から前記板状部材に固定される灯具と、を備え、前記板状部材は、可視光を透過する基板部と、当該基板部の前記車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部とを有し、前記ランプハウジングは前記開口を囲む縁部が、前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記着色部に溶着され、前記基板部及び前記着色部は可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、前記縁部は前記レーザ光を吸収することを特徴とするものである。
本発明の車両用外装ユニットによれば、灯具から出射する光を板状部材の着色部が非配置の領域から車両外部に照射することができる。また、車両用外装ユニットでは、着色部が可視光外の所定波長のレーザ光を透過し、ランプハウジングの縁部が当該レーザ光を吸収するため、板状部材の車両の外側となる側から縁部と着色部とをレーザ溶着することができる。また、板状部材の車両の内側となる面に配置される着色部が可視光を不透過とされるため、着色部とランプハウジングの縁部とのレーザ溶着の溶着痕を車両の外部から視認することを抑制でき、内側に灯具が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニットとし得る。
また、前記縁部は前記開口側と反対側に広がるフランジ部を有し、前記フランジ部が前記着色部と溶着されることが好ましい。
縁部がフランジ部を有することで、着色部と縁部との接触面積を大きくすることができ、レーザ溶着をより容易に行うことができる。特に、上記のように縁部が所定波長のレーザ光を透過し着色部が当該レーザ光を吸収する場合には、板状部材の内側から外側に広がるフランジ部を透過するようにレーザ光を照射して、着色部と縁部とを溶着することができるため、フランジ部が無い場合と比べて、容易にレーザ溶着をすることができる。
また、前記板状部材の前記基板部と前記着色部とは一体成型品とされることとしても良い。
また、上記目的の達成のため、本発明の一側面における車両用外装ユニットの製造方法は、可視光を透過する基板部及び当該基板部の車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に所定波長のレーザ光を吸収する着色部を有し、前記車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、開口が形成され当該開口を囲む縁部が前記レーザ光を透過する樹脂製のランプハウジングを有する灯具と、を準備する準備工程と、前記縁部が前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記縁部が前記着色部上に位置するよう、前記灯具を前記板状部材上に配置する配置工程と、前記縁部を介して前記レーザ光を前記着色部に照射して前記縁部と前記着色部とを溶着するレーザ溶着工程と、を備えることを特徴とするものである。
また、上記目的の達成のため、本発明の他の側面における車両用外装ユニットの製造方法は、可視光と可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光とを透過する基板部及び当該基板部の車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に前記レーザ光を透過する着色部を有し、前記車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、開口が形成され当該開口を囲む縁部が前記レーザ光を吸収する樹脂製のランプハウジングを有する灯具と、を準備する準備工程と、前記縁部が前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記縁部が前記着色部上に位置するよう、前記灯具を前記板状部材上に配置する配置工程と、前記基板部と前記着色部とを介して前記レーザ光を前記縁部に照射して前記縁部と前記着色部とを溶着するレーザ溶着工程と、を備えることを特徴とする車両用外装ユニットの製造方法。
これらの車両用外装ユニットの製造方法によれば、ランプハウジングの縁部が板状部材における着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むように灯具が板状部材上に配置されるため、製造される車両用外装ユニットにおいて、灯具から出射する光を板状部材の当該領域から車両外部に照射することができる。また、板状部材の車両の内側となる面に配置される着色部が可視光の透過を抑制するため、着色部とランプハウジングの縁部とのレーザ溶着の溶着痕を車両の外部から視認することを抑制でき、内側に灯具が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニットを製造し得る。
以上のように、本発明によれば、内側に灯具が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニットおよび車両用外装ユニットの製造方法を提供し得る。
本発明の第1実施形態における車両用外装ユニットの一例を示す図である。 図1の灯具を通る部位における車両用外装ユニットの部分断面図である。 車両用外装ユニットの製造の手順を示すフローチャートである。 配置工程の様子を示す図である。 レーザ溶着工程の様子を示す図である。 第2実施形態での車両用外装ユニットを図2と同じ視点で示す図である。 第2実施形態でのレーザ溶着工程の様子を示す図である。 本発明の第3実施形態における車両用外装ユニットの一例を示す図である。 図8の灯具を通る部位における車両用外装ユニットの部分断面図である。 第3実施形態での配置工程の様子を示す図である。 第3実施形態でのレーザ溶着工程の様子を示す図である。 第4実施形態での車両用外装ユニットを図9と同じ視点で示す図である。 第4実施形態でのレーザ溶着工程の様子を示す図である。
以下、本発明に係る車両用外装ユニットを実施するための形態が添付図面とともに例示される。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、以下の実施形態から変更、改良することができる。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における車両用外装ユニットの一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車両用外装ユニットはハッチバック式の車両VEのバックドア1とされる。本実施形態のバックドア1は、ウィンドウ2と、車両VEの外装の一部である板状部材としての外板3と、灯具4と、ウィンドウ枠5とを備える。従って、本実施形態の灯具4は、標識灯とされる。
ウィンドウ2は、可視光を透過するガラスや樹脂等の透明な材料から成る。また、ウィンドウ枠5は、樹脂や鋼板から成る。また、本実施形態の外板3は、樹脂から成る。また、ウィンドウ2やウィンドウ枠5が樹脂から成る場合、これらを構成する樹脂として、高い強度を有する観点から、例えばポリカーボネートを挙げることができる。なお、外板3を構成する樹脂については後述する。ウィンドウ2、外板3及びウィンドウ枠5がそれぞれ樹脂から成る場合、ウィンドウ2と外板3とウィンドウ枠5とが一体成型により互いに一体とされて形成されても良い。このようにウィンドウ2と外板3とウィンドウ枠5とが一体成型されることで、ウィンドウ2と外板3とウィンドウ枠5とを組み立てる工程を削減することができ、バックドア1のコストを低減することができる。
図2は、図1の灯具4を通る部位におけるバックドア1の部分断面図である。灯具4は、ランプハウジング40と、ストップランプ41と、テールランプ42と、ターンランプ43とを主な構成として備える。
ストップランプ41は、光源41Lと、リフレクタ41Hと、インナーレンズ41Fとを有する。光源41Lは、例えばLED(Light Emitting Diode)から成り、車両VEのブレーキに連動して点灯する。リフレクタ41Hは、例えば樹脂がハウジング状に形成され、内側の表面に金属蒸着等による反射膜が形成されて成る。インナーレンズ41Fは、無色透明の樹脂が板状に形成されて成り、一方の面に複数のレンズが形成されて、LEDから出射する赤色の光を透過する。従って、ストップランプ41が点灯する場合、車両VEの外側からは、ストップランプ41の部位が赤色に点灯して見える。
テールランプ42は、導光体42Lと、リフレクタ42Hと、インナーレンズ42Fとを有する。本実施形態では、導光体42Lは、不図示の光源から入射する赤色の光を伝搬すると共にこの光を側面から出射する。リフレクタ42Hは、例えば樹脂がハウジング状に形成され、内側の表面に金属蒸着等による反射膜が形成され成り、導光体42Lから出射した光を反射する構成とされる。インナーレンズ42Fは、導光体42Lから出射する赤色の光を透過する無色透明の樹脂製の板とされ、表面に複数のレンズが形成されている。従って、テールランプ42が点灯する場合、車両VEの外側からは、テールランプ42の部位が赤色に点灯して見える。
ターンランプ43は、光源43Lと、リフレクタ43Hと、インナーレンズ43Fとを有する。本実施形態では、光源43Lは例えばハロゲンバルブから成る。リフレクタ43Hは、例えば樹脂がハウジング状に形成されて成り、内側の表面に金属蒸着等による反射膜が形成されている。インナーレンズ43Fは、光源43Lから出射する橙色の光を透過する無色透明の樹脂製の板とされ、表面に複数のレンズが形成されている。従って、ターンランプ43が点灯する場合、車両VEの外側からは、ターンランプ43の部位が橙色に点灯して見える。
これらストップランプ41、テールランプ42、ターンランプ43は、ランプハウジング40内に配置され、不図示の手段により、ランプハウジング40に固定されている。また、ストップランプ41とランプハウジング40との間にはエクステンション44Aが配置され、ストップランプ41とテールランプ42との間にはエクステンション44Bが配置されている。エクステンション44A及びエクステンション44Bは、それぞれ灯具4の内部を視認できないようにするための部材であり、ランプハウジング40に固定されている。
このランプハウジング40は、樹脂から成り、開口40Hが形成される形状とされる。また、ランプハウジング40は、ランプハウジング本体部45と、ランプハウジング本体部45に接続され、上記の開口40Hを囲む縁部46とを有する。本実施形態では、この縁部46はフランジ部46Fを有する。すなわち、ランプハウジング40は縁部46において開口40H側と反対側に広がるように延在している。
また、本実施形態では、フランジ部46Fを含む縁部46は所定波長のレーザ光を透過する材料から成り、ランプハウジング本体部45は当該レーザ光を透過する樹脂であっても当該レーザ光を不透過の樹脂であっても良い。ランプハウジング本体部45を構成する樹脂としては、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミド等を挙げることができる。なお、レーザ光を不透過とする樹脂は可視光に対して不透明とされる樹脂であることが多く、不純物等が多く含まれる低級な樹脂を使用することができる。従って、ランプハウジング本体部45には、可視光に対して透明な材料に不純物が含まれることで不透明とされる樹脂を用いることもできる。このため、ランプハウジング本体部45の少なくとも一部がレーザ光を不透過する樹脂で構成される場合には、ランプハウジング本体部45の全体がレーザ光を透過する樹脂で構成される場合と比べて、ランプハウジング40を安価にすることができる。また、一般的に、レーザ光を不透過とする樹脂は、レーザ光を透過する樹脂に比べて、機械的強度や剛性等の物理物性値が、ランプハウジングに適している。その為、ランプハウジングの少なくとも一部がレーザ光を不透過とする樹脂で構成されることで、ランプハウジング全体がレーザ光を透過する樹脂で構成される場合と比べて、車両用外装ユニットであるバックドア1を容易に設計することができる。なお、縁部46を構成する樹脂に関しては後述する。
上記のように樹脂から成る外板3は、可視光を透過する基板部30Bと、基板部30Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部30Cとを有する。本実施形態では、着色部30Cは、基板部30Bの所定の領域31を囲んで基板部30B上の当該所定の領域31以外に配置される。従って、外板3は、所定の領域31において可視光を透過し、領域31の周りの領域32において可視光の透過を抑制する。本実施形態では、この基板部30Bと着色部30Cとは、一体成型品とされる。つまり、基板部30Bとなる可視光を透過する樹脂と、着色部30Cとなる可視光の透過を抑制する着色された樹脂とが、金型内において一体に成型され、外板3とされる。
基板部30Bは、上記のように可視光を透過する限り、上記所定波長のレーザ光を透過しても透過しなくても良い。このような基板部30Bを構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミド等のいわゆる透明樹脂を挙げることができる。中でも、高い強度を有する観点から、ポリカーボネートが好ましい。また、着色部30Cは、上記のように可視光の透過を抑制することに加えて、上記の所定波長のレーザ光を吸収する。なお、着色部30Cを構成する樹脂に関しては後述する。
ここで、上記所定波長のレーザ光と、ランプハウジング40の縁部46を構成する樹脂及び外板3の着色部30Cを構成する樹脂とについて説明する。
レーザ光の波長が可視光の波長帯域と重なる場合、可視光の波長帯域が380nmから780nmであるとすると、レーザ光として、例えばグリーンレーザと呼ばれるYAGレーザの第2高調波(532nm)等を挙げることができる。この場合、可視光を透過する樹脂であればレーザ光を透過することができる。また、可視光を全般的に透過しない所謂不透明樹脂であれば、レーザ光を吸収することができる。また、可視光の一部が透過するものの可視光の透過を抑制する樹脂の場合、透過が抑制される光の波長がレーザ光の波長を含む場合には、レーザ光の透過を抑制することができ、レーザ光を吸収することができる。
このようにレーザ光の波長が可視光の波長帯域と重なる場合、当該レーザ光を透過する縁部46を構成する樹脂としては、いわゆる透明樹脂を挙げることができ、例えば、ポリカーボネート、アクリル、高密度ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール等を挙げることができる。
また、着色部30Cは上記のように可視光の透過を抑制するため、着色部30Cには、レーザ光の透過を抑制する染料や顔料により着色された樹脂が用いられていても良い。従って、レーザ光の波長が可視光の波長帯域と重なる場合、可視光の透過を抑制すると共に当該レーザ光を吸収する着色部30Cを構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミド、ASA樹脂等に少なくともレーザ光を吸収する染料や顔料が含有された樹脂を挙げることができる。例えば上記のように波長が532nmのレーザ光が用いられる場合、着色部30Cとして、例えばニグロシン等の黒色の染料やカーボンブラック等の黒色の顔料が含有された上記樹脂を用いることができる。
また、上記とは異なり、レーザ光の波長が可視光の波長帯域と重ならない場合、上記のように可視光の波長帯域が380nmから780nmであるとすると、レーザ光として、例えば基本波長によるYAGレーザ(1064nm)や、イッテルビウム(Yb)を増幅媒体としたYbレーザ(1064nm)や、COレーザ(1060nm)等を挙げることができる。
このようにレーザ光の波長が可視光の波長帯域と重ならない場合、当該レーザ光を透過する縁部46を構成する樹脂としては、例えば上記のように近赤外域である波長が1000nm近傍のレーザ光が用いられる場合、いわゆる透明樹脂として知られる、ポリカーボネート、アクリル、高密度ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール等を挙げることができる。
また、着色部30Cは、上記のように可視光の透過を抑制すると共に可視光の波長帯域とは異なる波長のレーザ光を吸収する。このような着色部30Cには、可視光及びレーザ光の透過を抑制する染料や顔料により着色された樹脂が用いられていても良い。従って、レーザ光の波長が可視光の波長帯域と重ならない場合、可視光の透過を抑制し当該レーザ光を吸収する着色部30Cとしては、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミド、ASA樹脂等に可視光の透過を抑制すると共にレーザ光を吸収する染料や顔料が含有された樹脂を挙げることができる。例えば上記のように波長が近赤外域である1000nm近傍のレーザ光が用いられる場合、着色部30Cとして、例えばニグロシン等の黒色の染料やカーボンブラック等の黒色の顔料が含有された上記樹脂を用いることができる。
本実施形態のバックドア1では、このような材料が用いられる外板3と灯具4が用いられ、図2に示すように、外板3の領域31をランプハウジング40の縁部46が囲むと共に、縁部46のフランジ部46Fが着色部30Cにおける領域31の周縁である領域33にレーザ溶着され、灯具4が車両VEの内側から外板3に固定されている。従って、本実施形態では領域33は領域22の一部であり、外板3と灯具4とが固定される固定領域と理解することができる。
上記のように領域31は可視光を透過するため、灯具4から出射する光は外板3の光透過性の領域31から車両VEの外部に照射される。
次に、車両用外装ユニットであるバックドア1の本実施形態における製造方法について説明する。
図3は、車両用外装ユニットであるバックドア1の製造の手順を示すフローチャートである。図3に示すように、バックドア1の製造は、準備工程P1と配置工程P2とレーザ溶着工程P3とを主な工程として備える。
<準備工程P1>
本工程は、板状部材である樹脂製の外板3と、灯具4とを準備する工程である。上記のように、外板3は、可視光を透過する基板部30B、及び、基板部30Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に所定波長のレーザ光を吸収する着色部30Cを有し、車両VEの外装の一部となる。また、上記のように、灯具4は、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が所定波長のレーザ光を透過する樹脂製のランプハウジング40を有する。
<配置工程P2>
本工程は、縁部46が外板3における着色部30Cが非配置とされる領域31の少なくとも一部を囲むと共に縁部46が着色部30C上に位置するよう、灯具4を外板3上に配置する工程である。図4は、本工程の様子を示す図である。図4に示すように、本工程では、ランプハウジング40の開口40Hが外板3の領域31と重なり、開口40Hを囲む縁部46が領域31を囲む着色部30C上に配置される。こうして、灯具4が外板3上に配置される。
<レーザ溶着工程P3>
本工程は、縁部46を介して所定波長のレーザ光を着色部30Cに照射して縁部46と着色部30Cとを溶着する工程である。図5は、本工程の様子を示す図である。本実施形態では、上記のように、縁部46が所定波長のレーザ光を透過し、着色部30Cが当該レーザ光を吸収する。そこで、本実施形態では、図5に示すように、縁部46を介して着色部30Cに所定波長のレーザ光Lを照射する。本実施形態では、縁部46がフランジ部46Fを有するため、フランジ部46Fを介してレーザ光Lを着色部30Cに照射する。すると、着色部30Cがレーザ光Lを吸収して着色部30Cが溶融する。溶融した着色部30Cは、フランジ部46Fを含む縁部46と密着し、その後、レーザ光Lの照射を止めることで着色部30Cが冷却し硬化して、着色部30Cと縁部46とが互いに固定される。こうして、図2に示すように外板3に灯具4が固定され、図1に示すバックドア1が製造される。
以上説明したように、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1は、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材である外板3と、開口40Hが形成された樹脂製のランプハウジング40を有し、車両VEの内側から外板3に固定される灯具4と、を備える。外板3は、可視光を透過する基板部30Bと、基板部30Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部30Cとを有する。ランプハウジング40は開口40Hを囲む縁部46が、外板3における着色部30Cが非配置とされる領域31を囲むと共に着色部30Cに溶着され、縁部46は所定波長のレーザ光を透過し、着色部30Cは当該レーザ光を吸収する。
また、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1の製造方法は、準備工程P1と、配置工程P2と、レーザ溶着工程P3とを備える。準備工程P1では、可視光を透過する基板部30B及び基板部30Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に所定波長のレーザ光Lを吸収する着色部30Cを有し、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材である外板3を準備し、更に、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が所定波長のレーザ光Lを透過する樹脂製のランプハウジング40を有する灯具4を準備する。そして、配置工程P2では、縁部46が外板3における着色部30Cが非配置とされる領域31を囲むと共に縁部46が着色部30C上に位置するよう、灯具4を外板3上に配置する。更に、レーザ溶着工程P3では、縁部46を介して所定波長のレーザ光Lを着色部30Cに照射して縁部46と着色部30Cとを溶着する。
このような本実施形態のバックドア1によれば、灯具4から出射する光を外板3の着色部30Cが非配置の領域31から車両外部に照射することができる。また、バックドア1では、着色部30Cが所定波長のレーザ光を吸収し、ランプハウジング40の縁部46が当該レーザ光を透過するため、上記製造方法で説明したように外板3の内側から縁部46を介して着色部30Cにレーザ光を吸収させることで、縁部46と着色部30Cとをレーザ溶着することができる。また、外板3の内側の面に配置される着色部30Cが可視光の透過を抑制するため、着色部30Cと縁部46とのレーザ溶着の溶着痕を車両VEの外部から視認することを抑制でき、内側に灯具4が設けられ意匠性に優れるバックドア1とし得る。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6、図7を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1は、板状部材である外板3の基板部30Bが可視光を透過し、着色部30Cが可視光の透過を抑制する点において、第1実施形態のバックドア1と同様である。しかし、本実施形態のバックドア1は、基板部30B及び着色部30Cが可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、ランプハウジング40の縁部46がこの所定波長のレーザ光を吸収する点において、第1実施形態のバックドア1と異なる。
可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光としては、例えば、第1実施形態においてレーザ光の波長が可視光の波長帯域と重ならない場合に例示したレーザ光と同様のレーザ光を挙げることができる。
本実施形態のフランジ部46Fを含む縁部46は、可視光の波長とは異なる上記所定波長のレーザ光を吸収する限りにおいて、可視光を透過しても透過しなくても良い。また、図6に示すように、縁部46とランプハウジング本体部45とが同じ材料から構成されても良い。また、本実施形態のように、レーザ光の波長が可視光の波長帯域と重ならない場合、当該レーザ光を吸収する縁部46を構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミド等にレーザ光を吸収する染料や顔料が含有された樹脂を挙げることができる。例えば第1実施形態で例示したように波長が近赤外である1000nm近傍のレーザ光が用いられる場合、縁部46には、例えばニグロシン等の黒色の染料やカーボンブラック等の黒色の顔料が含有された上記樹脂を用いることができる。
基板部30Bは、上記のように、可視光、及び、可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過する。このような樹脂としては、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミド等のいわゆる透明樹脂を挙げることができる。例えば、第1実施形態で例示したように波長が近赤外である1000nm近傍のレーザ光が用いられる場合、基板部30Bを構成する樹脂が、例えばポリカーボネートであることが好ましい。
また、上記のように、着色部30Cは、可視光の透過を抑制し、可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過する。このような樹脂としては、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミド等の樹脂にレーザ光に対して透明で可視光に対して不透明な染料や顔料が含有された樹脂を挙げることができる。このような染料や顔料として、例えば、染料系や顔料系の赤外線透過インキを挙げることができる。例えば、上記のように波長が1000nm近傍のレーザ光が用いられる場合、当該波長のレーザ光を吸収する赤外線透過インキが市販されている。
このような材料が用いられる外板3及び灯具4において、図6に示すように、外板3の領域31をランプハウジング40の縁部46が囲み、縁部46のフランジ部46Fが着色部30Cにおける領域31の周縁である領域33にレーザ溶着され、灯具4が車両VEの内側から外板3に固定されている。従って、本実施形態においても第1実施形態と同様に領域33は領域22の一部であり、外板3と灯具4とが固定される固定領域と理解することができる。
本実施形態においても第1実施形態と同様に、領域31は可視光を透過するため、灯具4から出射する光は外板3の光透過性の領域31から車両VEの外部に照射される。
次に、車両用外装ユニットであるバックドア1の本実施形態における製造方法について説明する。本実施形態のバックドア1の製造は、図3に示すフローチャートと同じ手順を含んで行われる。
<準備工程P1>
本工程は、第1実施形態の準備工程P1と同様に、樹脂製の板状部材である外板3と、灯具4とを準備する工程である。ただし、本実施形態では第1実施形態の準備工程P1と異なり、上記のように、外板3は、可視光と可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光とを透過する基板部30B、及び、基板部30Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に上記のレーザ光を透過する着色部30Cを有し、車両VEの外装の一部となる。また、灯具4は、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が可視光とは異なる上記のレーザ光を吸収する樹脂製のランプハウジング40を有する。
<配置工程P2>
本実施形態の配置工程P2は、第1実施形態の配置工程P2と同様にして行われる。
<レーザ溶着工程P3>
本実施形態の本工程は、基板部30Bと着色部30Cとを介して上記のレーザ光を縁部46に照射して縁部46と着色部30Cとを溶着する工程である。図7は、本実施形態における本工程の様子を示す図である。本実施形態では、上記のように、外板3の基板部30B及び着色部30Cが可視光の波長帯域とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、フランジ部46Fを含む縁部46が当該レーザ光を吸収する。従って、本工程では、図7に示すように、外板3の基板部30B及び着色部30Cを介して縁部46に可視光の波長帯域とは異なる所定波長のレーザ光Lを照射する。本実施形態では、縁部46がフランジ部46Fを有するため、基板部30B及び着色部30Cを介してフランジ部にレーザ光Lを照射する。すると、縁部46がレーザ光Lを吸収して溶融する。溶融したフランジ部46Fを含む縁部46は、着色部30Cと密着し、その後、レーザ光Lの照射を止めることで縁部46が冷却し硬化して、着色部30Cと縁部46とが互いに固定される。こうして、外板3に灯具4が固定され、図6において一部を示すバックドア1が製造される。
以上説明したように、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1では、外板3は、可視光を透過する基板部30Bと、基板部30Bの車両VEの内側の面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部30Cとを有する。ランプハウジング40は開口40Hを囲む縁部46が、外板3の着色部30Cが非配置とされる領域31を囲むと共に着色部30Cに溶着され、基板部30B及び着色部30Cは可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、縁部46はこのレーザ光を吸収する。
また、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1の製造方法においては、準備工程P1では、可視光と可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光Lとを透過する基板部30B、及び、基板部30Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に上記のレーザ光Lを透過する着色部30Cを有し、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材としての外板3を準備し、更に、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が上記のレーザ光Lを吸収する樹脂製のランプハウジング40を有する灯具4を準備する。そして、配置工程P2では、縁部46が外板3における着色部30Cが非配置とされる領域31を囲むと共に縁部46が着色部30C上に位置するよう、灯具4を外板3上に配置する。更に、レーザ溶着工程P3では、基板部30Bと着色部30Cとを介して上記のレーザ光Lを縁部46に照射して縁部46と着色部30Cとを溶着する。
このようなバックドア1によれば、第1実施形態のバックドア1と同様に、灯具4から出射する光を外板3の着色部30Cが非配置の領域31から車両外部に照射することができる。また、上記のように、板状部材である外板3の車両VEの外側となる方向から縁部46と着色部30Cとをレーザ溶着することができる。また、第1実施形態のバックドア1と同様に、外板3の内側の面に配置される着色部30Cが可視光を不透過とされるため、着色部30Cと縁部46とのレーザ溶着の溶着痕を車両VEの外部から視認することを抑制でき、内側に灯具4が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニットとしてのバックドア1とし得る。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8〜図11を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態の車両用外装ユニットも第1実施形態の車両用外装ユニットと同様にハッチバック式の車両VEのバックドア1とされる。ただし、本実施形態のバックドア1は、車両VEの外装の一部である板状部材としてのウィンドウ2の面積が大きく、外板3を備えない点において、第1実施形態のバックドア1と異なる。また、本実施形態では、第1実施形態の灯具4と同様の標識灯である灯具4が車両VEの内側からウィンドウ2に固定されている。
本実施形態のウィンドウ2は樹脂から成る板状部材から構成されている。従って、ウィンドウ枠5が樹脂から成る場合、ウィンドウ2とウィンドウ枠5とが一体成型により互いに一体とされて形成されても良い。
図9は、図8の灯具4を通る部位におけるバックドア1の部分断面図である。本実施形態の灯具4は、第1実施形態の灯具4と同様の構成とされる。従って、本実施形態においても灯具4のランプハウジング40における縁部46は所定波長のレーザ光を透過する。
また、上記のように樹脂から成るウィンドウ2は、可視光を透過する基板部20Bと、基板部20Bの車両VEの内側の面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部20Cとを有する。本実施形態では、着色部20Cは、基板部20Bの所定の領域21を囲む周状の領域23に配置される。従って、ウィンドウ2は、所定の領域21、及び、着色部20Cよりも外側の領域22において可視光を透過し、領域21と領域22との間の領域であり着色部20Cが設けられる領域23において、可視光の透過が抑制される。本実施形態では、この基板部20Bと着色部20Cとは、一体成型品とされる。つまり、基板部20Bとなる可視光を透過する樹脂と、着色部20Cとなる可視光の透過を抑制する着色された樹脂とが、金型内において一体に成型され、ウィンドウ2とされる。
基板部20Bは、上記のように可視光を透過する限り、上記所定波長のレーザ光を透過しても透過しなくても良い。このような基板部20Bを構成する樹脂としては、高い強度を有する観点から、例えば第1実施形態の外板3の基板部30Bを構成する樹脂と同様の樹脂を挙げることができる。また、着色部30Cは、上記のように可視光の透過を抑制することに加えて、第1実施形態の着色部30Cと同様に上記の所定波長のレーザ光を吸収する。
本実施形態におけるこの所定波長のレーザ光は、第1実施形態における所定波長のレーザ光と同様とされる。従って、本実施形態においてもレーザ光の所定波長が可視光の波長帯域と重なる場合と重ならない場合とがある。
このようにレーザ光の波長が可視光の波長帯域と重なる場合と重ならない場合とのそれぞれにおいて、本実施形態の縁部46には、第1実施形態の縁部46に用いる樹脂と同様の樹脂を用いることができ、本実施形態の着色部20Cには、第1実施形態の着色部30Cに用いる樹脂と同様の樹脂を用いることができる。
本実施形態のバックドア1では、このような材料が用いられるウィンドウ2と灯具4が用いられ、図9に示すように、ウィンドウ2の領域21をランプハウジング40の縁部46が囲むと共に、縁部46のフランジ部46Fが周状の着色部20Cにレーザ溶着され、灯具4が車両VEの内側からウィンドウ2に固定されている。従って、本実施形態では領域21と領域22との間に位置する領域23は、ウィンドウ2と灯具4とが固定される固定領域と理解することができる。
上記のように領域21は可視光を透過するため、灯具4から出射する光はウィンドウ2の光透過性の領域21から車両VEの外部に照射される。
次に、車両用外装ユニットであるバックドア1の本実施形態における製造方法について説明する。本実施形態のバックドア1の製造は、図3に示すフローチャートと同じ手順を含んで行われる。
<準備工程P1>
本実施形態の本工程は、樹脂製の板状部材であるウィンドウ2と、灯具4とを準備する工程である。上記のように、ウィンドウ2は、可視光を透過する基板部20B、及び、基板部20Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に所定波長のレーザ光を吸収する着色部20Cを有し、車両VEの外装の一部となる。また、上記のように、灯具4は、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が所定波長のレーザ光を透過する樹脂製のランプハウジングを有する。
<配置工程P2>
本工程は、縁部46がウィンドウ2における着色部20Cが非配置とされる領域21の少なくとも一部を囲むと共に縁部46が着色部20C上に位置するよう、灯具4をウィンドウ2上に配置する工程である。図10は、本工程の様子を示す図である。図10に示すように、本工程では、ランプハウジング40の開口40Hがウィンドウ2の領域21と重なり、開口40Hを囲む縁部46が領域21を囲む着色部30C上に配置される。こうして、灯具4がウィンドウ2上に配置される。
<レーザ溶着工程P3>
本工程は、縁部46を介して所定波長のレーザ光を着色部20Cに照射して縁部46と着色部20Cとを溶着する工程である。図11は、本工程の様子を示す図である。本実施形態では、上記のように、縁部46が所定波長のレーザ光を透過し、着色部20Cが当該レーザ光を吸収する。そこで、本実施形態では、図5に示すように、縁部46を介して着色部20Cに所定波長のレーザ光Lを照射する。本実施形態では、縁部46がフランジ部46Fを有するため、フランジ部46Fを介してレーザ光Lを着色部20Cに照射する。すると、着色部20Cがレーザ光Lを吸収して着色部20Cが溶融する。溶融した着色部20Cは、フランジ部46Fを含む縁部46と密着し、その後、レーザ光Lの照射を止めることで着色部20Cが冷却し硬化して、着色部20Cと縁部46とが互いに固定される。こうして、図9に示すようにウィンドウ2に灯具4が固定され、図8に示すバックドア1が製造される。
以上説明したように、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1は、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材であるウィンドウ2と、開口40Hが形成された樹脂製のランプハウジング40を有し、車両VEの内側から外板3に固定される灯具4と、を備える。ウィンドウ2は、可視光を透過する基板部20Bと、基板部20Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部20Cとを有する。ランプハウジング40は開口40Hを囲む縁部46が、ウィンドウ2の着色部20Cが非配置とされる領域21を囲むと共に着色部20Cに溶着され、縁部46は所定波長のレーザ光を透過し、着色部20Cはこのレーザ光を吸収する。
また、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1の製造方法は、準備工程P1と、配置工程P2と、レーザ溶着工程P3とを備える。準備工程P1では、可視光を透過する基板部20B及び基板部20Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に所定波長のレーザ光Lを吸収する着色部20Cを有し、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材であるウィンドウ2を準備し、更に、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が所定波長のレーザ光Lを透過する樹脂製のランプハウジング40を有する灯具4を準備する。そして、配置工程P2では、縁部46がウィンドウ2における着色部20Cが非配置とされる領域21を囲むと共に縁部46が着色部20C上に位置するよう、灯具4をウィンドウ2上に配置する。更に、レーザ溶着工程P3では、縁部46を介して所定波長のレーザ光Lを着色部20Cに照射して縁部46と着色部20Cとを溶着する。
このような本実施形態のバックドア1によれば、灯具4から出射する光をウィンドウ2の着色部20Cが非配置の領域21から車両外部に照射することができる。また、バックドア1では、着色部20Cが所定波長のレーザ光を吸収し、ランプハウジング40の縁部46が当該レーザ光を透過するため、上記製造方法で説明したようにウィンドウ2の内側から縁部46を介して着色部20Cにレーザ光を吸収させることで、縁部46と着色部20Cとをレーザ溶着することができる。また、ウィンドウ2の内側の面に配置される着色部20Cが可視光の透過を抑制するため、着色部20Cと縁部46とのレーザ溶着の溶着痕を車両VEの外部から視認することを抑制でき、内側に灯具4が設けられ意匠性に優れるバックドア1とし得る。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図12,図13を参照して詳細に説明する。なお、第2実施形態、第3実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1は、板状部材であるウィンドウ2の基板部20Bが可視光を透過し、着色部20Cが可視光の透過を抑制する点において、第3実施形態のバックドア1と同様である。しかし、本実施形態のバックドア1は、基板部20B及び着色部20Cが可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、ランプハウジング40の縁部46がこの所定波長のレーザ光を吸収する点において、第3実施形態のバックドア1と異なる。
本実施形態の上記レーザ光としては、第2実施形態のレーザ光と同様のレーザ光を挙げることができる。本実施形態の縁部46には、第2実施形態の縁部46に用いる樹脂と同様の樹脂を用いることができる。本実施形態の着色部20Cには、第2実施形態の着色部30Cに用いる樹脂と同様の樹脂を用いることができる。本実施形態の基板部20Bには、第2実施形態の基板部30Bに用いる樹脂と同様の樹脂を用いることができる。
本実施形態のバックドア1では、このような材料が用いられるウィンドウ2と灯具4が用いられ、図12に示すように、ウィンドウ2の領域21をランプハウジング40の縁部46が囲み、縁部46のフランジ部46Fが領域23の着色部20Cにレーザ溶着され、灯具4が車両VEの内側からウィンドウ2に固定されている。
次に、車両用外装ユニットであるバックドア1の本実施形態における製造方法について説明する。本実施形態のバックドア1の製造方法は、図3に示すフローチャートと同じ手順を含んで行われる。
<準備工程P1>
本工程は、第3実施形態の準備工程P1と同様に、樹脂製の板状部材であるウィンドウ2と、灯具4とを準備する工程である。ただし、本実施形態では第3実施形態の準備工程P1と異なり、上記のように、ウィンドウ2は、可視光と可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光とを透過する基板部20B、及び、基板部20Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に上記のレーザ光を透過する着色部20Cを有し、車両VEの外装の一部となる。また、灯具4は、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が可視光とは異なる上記のレーザ光を吸収する樹脂製のランプハウジングを有する。
<配置工程P2>
本実施形態の配置工程P2は、第3実施形態の配置工程P2と同様にして行われる。
<レーザ溶着工程P3>
本実施形態の本工程は、基板部20Bと着色部20Cとを介して上記のレーザ光を縁部46に照射して縁部46と着色部20Cとを溶着する工程である。図13は、本実施形態における本工程の様子を示す図である。本実施形態では、上記のように、ウィンドウ2の基板部20B及び着色部20Cが可視光の波長帯域とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、フランジ部46Fを含む縁部46が当該レーザ光を吸収する。従って、本工程では、図13に示すように、ウィンドウ2の基板部20B及び着色部20Cを介して縁部46に可視光の波長帯域とは異なる所定波長のレーザ光Lを照射する。本実施形態では、縁部46がフランジ部46Fを有するため、基板部20B及び着色部20Cを介してフランジ部46Fにレーザ光Lを照射する。すると、縁部46がレーザ光Lを吸収して溶融する。溶融したフランジ部46Fを含む縁部46は、着色部20Cと密着し、その後、レーザ光Lの照射を止めることで縁部46が冷却し硬化して、着色部20Cと縁部46とが互いに固定される。こうして、ウィンドウ2に灯具4が固定され、図12において一部を示すバックドア1が製造される。
以上説明したように、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1では、ウィンドウ2は、可視光を透過する基板部20Bと、基板部20Bの車両VEの内側の面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部20Cとを有する。ランプハウジング40は開口40Hを囲む縁部46が、ウィンドウ2の着色部20Cが非配置とされる領域21を囲むと共に着色部20Cに溶着され、基板部20B及び着色部20Cは可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、縁部46はこのレーザ光を吸収する。
また、本実施形態の車両用外装ユニットであるバックドア1の製造方法においては、準備工程P1では、可視光と可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光Lとを透過する基板部20B、及び、基板部20Bの車両VEの内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に上記のレーザ光Lを透過する着色部20Cを有し、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材としてのウィンドウ2を準備し、更に、開口40Hが形成され開口40Hを囲む縁部46が上記のレーザ光Lを吸収する樹脂製のランプハウジング40を有する灯具4とを準備する。そして、配置工程P2では、縁部46がウィンドウ2における着色部20Cが非配置とされる領域31を囲むと共に縁部46が着色部20C上に位置するよう、灯具4をウィンドウ2上に配置する。更に、レーザ溶着工程P3では、基板部20Bと着色部20Cとを介して上記のレーザ光Lを縁部46に照射して縁部46と着色部20Cとを溶着する。
このようなバックドア1によれば、第3実施形態のバックドア1と同様に、灯具4から出射する光をウィンドウ2の着色部20Cが非配置の領域21から車両外部に照射することができる。また、上記のように、板状部材であるウィンドウ2の車両VEの外側となる方向から縁部46と着色部20Cとをレーザ溶着することができる。また、第3実施形態のバックドア1と同様に、ウィンドウ2の内側の面に配置される着色部20Cが可視光を不透過とされるため、着色部20Cと縁部46とのレーザ溶着の溶着痕を車両VEの外部から視認することを抑制でき、内側に灯具4が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニットとしてのバックドア1とし得る。
以上、本発明について、実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、車両VEの外装の一部となる樹脂製の板状部材として、外板3やウィンドウ2を例に説明したが、樹脂製の板状部材は外板3やウィンドウ2に限定されない。
また、上記実施形態では、車両用外装ユニットとしてバックドア1を例に説明したが、車両用外装ユニットはバックドアに限らず、車両のトランクリッドやサイドドアやフェンダー等でも良い。
また、上記実施形態では、灯具4は複数のランプを有するランプユニットとされたが、灯具4は1つのランプのみを有するものであっても良い。
また、上記実施形態では、ランプハウジング40の縁部46がフランジ部46Fを含んでいたが、縁部46はフランジ部46Fを有していなくても良い。この場合、第1、第3実施形態のように、縁部46を介して着色部30C,20Cにレーザ光Lを照射する場合、レーザ光Lを縁部46の側面から入射させればよい。
また、第1実施形態、第2実施形態において、外板3が基板部30Bと着色部30Cとの一体成型品とされ、第3実施形態、第4実施形態において、ウィンドウ2が基板部20Bと着色部20Cとの一体成型品とされた。しかし、第1実施形態、第2実施形態において、外板3が基板部30Bと着色部30Cとが一体とされていれば一体成型品とされなくても良く、第3実施形態、第4実施形態において、ウィンドウ2が基板部20Bと着色部20Cとが一体とされていれば一体成型品とされなくても良い。
本発明によれば、内側に灯具が設けられ意匠性に優れる車両用外装ユニットが提供され、自動車等の車両の分野などにおいて利用可能である。
1・・・バックドア(車両用外装ユニット)
2・・・ウィンドウ
3・・・外板
4・・・灯具
5・・・ウィンドウ枠
20B,30B・・・基板部
20C,30C・・・着色部
21,31・・・着色部で囲まれる領域
22・・・着色部の外側の領域
23,33・・・領域(固定領域)
32・・・着色部が配置される領域
40・・・ランプハウジング
45・・・ランプハウジング本体部
46・・・縁部
40H・・・開口
41・・・ストップランプ
42・・・テールランプ
43・・・ターンランプ
VE・・・車両

Claims (8)

  1. 車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、
    開口が形成された樹脂製のランプハウジングを有し、前記車両の内側から前記板状部材に固定される灯具と、
    を備え、
    前記板状部材は、可視光を透過する基板部と、当該基板部の前記車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部とを有し、
    前記ランプハウジングは前記開口を囲む縁部が、前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記着色部に溶着され、
    前記縁部は所定波長のレーザ光を透過し、
    前記着色部は前記レーザ光を吸収する
    ことを特徴とする車両用外装ユニット。
  2. 前記ランプハウジングは、前記縁部と、前記縁部に接続されるランプハウジング本体部とを含み、
    前記ランプハウジング本体部の少なくとも一部は前記レーザ光を不透過とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用外装ユニット。
  3. 前記ランプハウジングの前記縁部と前記ランプハウジング本体部とは一体成型品とされる
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用外装ユニット。
  4. 車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、
    開口が形成された樹脂製のランプハウジングを有し、前記車両の内側から前記板状部材に固定される灯具と、
    を備え、
    前記板状部材は、可視光を透過する基板部と、当該基板部の前記車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制する着色部とを有し、
    前記ランプハウジングは前記開口を囲む縁部が、前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記着色部に溶着され、
    前記基板部及び前記着色部は可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光を透過し、
    前記縁部は前記レーザ光を吸収する
    ことを特徴とする車両用外装ユニット。
  5. 前記縁部は前記開口側と反対側に広がるフランジ部を有し、
    前記フランジ部が前記着色部と溶着される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用外装ユニット。
  6. 前記板状部材の前記基板部と前記着色部とは一体成型品とされる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用外装ユニット。
  7. 可視光を透過する基板部及び当該基板部の車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に所定波長のレーザ光を吸収する着色部を有し、前記車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、開口が形成され当該開口を囲む縁部が前記レーザ光を透過する樹脂製のランプハウジングを有する灯具と、を準備する準備工程と、
    前記縁部が前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記縁部が前記着色部上に位置するよう、前記灯具を前記板状部材上に配置する配置工程と、
    前記縁部を介して前記レーザ光を前記着色部に照射して前記縁部と前記着色部とを溶着するレーザ溶着工程と、
    を備える
    ことを特徴とする車両用外装ユニットの製造方法。
  8. 可視光と可視光の波長とは異なる所定波長のレーザ光とを透過する基板部及び当該基板部の車両の内側となる面の一部に配置され可視光の透過を抑制すると共に前記レーザ光を透過する着色部を有し、前記車両の外装の一部となる樹脂製の板状部材と、開口が形成され当該開口を囲む縁部が前記レーザ光を吸収する樹脂製のランプハウジングを有する灯具と、を準備する準備工程と、
    前記縁部が前記板状部材における前記着色部が非配置とされる領域の少なくとも一部を囲むと共に前記縁部が前記着色部上に位置するよう、前記灯具を前記板状部材上に配置する配置工程と、
    前記基板部と前記着色部とを介して前記レーザ光を前記縁部に照射して前記縁部と前記着色部とを溶着するレーザ溶着工程と、
    を備える
    ことを特徴とする車両用外装ユニットの製造方法。

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