JP2018200778A - コジェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱回収量を高めると共に水自立を達成するために大きなコストを必要としないコジェネレーションシステムを提供する。【解決手段】コジェネレーションシステムが、改質部4と、固体酸化物形の燃料電池部1と、熱媒体を貯えている蓄熱タンク63を有し、燃料電池部1での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと蓄熱タンク63の熱媒体とを熱交換させることで、排出燃料ガスから熱を回収する熱回収部Hと、熱回収部Hで熱が回収された後の排出燃料ガスに含まれる凝縮水を回収する水回収部14と、凝縮水が回収された後の排出燃料ガス中の燃料成分を燃焼させる燃焼部5と、蓄熱タンク63の熱媒体を熱利用装置側に供給する熱媒体供給路65とを備え、凝縮水が改質部4での原燃料の水蒸気改質に用いられ、燃焼部5で発生した燃焼熱が改質部4での水蒸気改質に利用される。【選択図】図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池を備えるコジェネレーションシステムに関する。
固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、約700℃〜約1000℃の高温で燃料ガス中の水素、一酸化炭素、炭化水素と酸化剤ガス中の酸素とを電気化学反応させて発電を行うため、発電による電力と発電時に発生する熱とを利用するコジェネレーションシステムを構築できる。燃料電池には、上述した固体酸化物形の燃料電池のほかに、固体高分子形の燃料電池もある。固体高分子形の燃料電池は家庭の熱需要に対する燃料電池からの供給熱のバランスを監視して、燃料電池を停止したり、発電出力を絞るといった動作が行われる。一方、固体酸化物形の燃料電池は発電効率が高く、熱と電気出力の比が小さいため、熱需要の多寡にかかわらず電気需要に追従させた運用が行われることが一般的である。また、固体酸化物形の燃料電池を停止させずに運用するのは、発電温度が高いため、頻繁な起動停止に向いていないことも理由の一つである。
特許文献1(特開2005−285340号公報)には、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質部と、改質部で生成された燃料ガスが供給されるアノード及び酸素ガスが供給されるカソードを有する固体酸化物形の燃料電池部(セルスタック)と、燃料電池部での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガス中の燃料成分を燃焼させる燃焼部とを備え、燃焼部で発生した燃焼熱が改質部での水蒸気改質に利用される装置が記載されている。この特許文献1に記載した装置では、燃料電池部(セルスタック)のセル出口を出た排出燃料ガスはその場で燃焼されるが、特許文献2(特開2008−021596号公報)の図9に記載されているように、排出燃料ガスを一旦集めた後で燃焼部で燃焼させてもよい。
また、特許文献3(特許第5433277号公報)には、アノードから排出される排出燃料ガスを燃焼部で燃焼させ、その燃焼排ガスと蓄熱タンク(貯湯タンク70)に貯えている熱媒体とを熱交換させることで、燃焼排ガスから熱を回収する熱回収部(熱交換器74)と、その熱回収部で熱が回収された後の燃焼排ガスに含まれる凝縮水を回収する水回収部とを備えるシステムが記載されている。このシステムでは、蓄熱タンクの下部から取り出した相対的に低温の熱媒体を熱回収部に供給し、熱回収部で昇温された相対的に高温の熱媒体を蓄熱タンクの上部に戻すような構成になっている。
特開2005−285340号公報 特開2008−021596号公報 特許第5433277号公報
図3は、従来のシステムに基づいて想定した比較例のコジェネレーションシステムの構成を示す図である。このコジェネレーションシステムは、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質部4と、改質部4で生成された燃料ガスが供給されるアノード(図示せず)及び酸素ガスが供給されるカソード(図示せず)を有する固体酸化物形の燃料電池部(セルスタック)1と、燃料電池部1での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガス中の燃料成分を燃焼させる燃焼部5とを備え、燃焼部5で発生した燃焼熱が改質部4での水蒸気改質に利用されるように構成されている。
更に具体的に説明すると、改質部4には、燃料流量センサ26及び燃料ポンプ25及び脱硫部11及び気化部6を経由して供給される例えば都市ガスなどの原燃料が供給される。また、改質部4には、改質用水ポンプ29から供給される改質用水が気化部6で気化された状態で供給される。このように、図3に示す例では、気化部6には原燃料も供給され、気化部6において原燃料と水蒸気との混合が行われた状態で、その混合ガスが改質部4に供給される。
改質部4で生じた水素を主成分とする燃料ガスは、入口側燃料マニフォールド2を経て複数の燃料電池セルが積層された燃料電池部(セルスタック)1に供給される。また、燃料電池部1には、空気フィルタ22及びカソード空気ブロワ21及び空気/排ガス熱交換器(空気予熱器)10を経由して酸素ガス(空気)も供給される。そして、燃料電池部1では、水素を主成分とする燃料ガスと酸素とを電気化学反応させて発電が行われる。
燃料電池部1での発電反応で用いられた後に燃料電池部1のアノードから排出される排出燃料ガスは、出口側燃料マニフォールド3を経由して燃焼部5に供給される。また、カソードから供給される排出酸素ガスも燃焼部5に供給される。そして、燃焼部5で、排出燃料ガス中の燃料成分が燃焼される。尚、燃料電池部1のカソードには空気が供給されているため、排出酸素ガスには、酸素だけではなく元々の空気に含まれていた窒素も残存している。
燃焼部5で発生した燃焼排ガスが保有する熱は、上述のように改質部4で利用され、気化部6で改質用水を気化するために利用され、空気/排ガス熱交換器(空気予熱器)10でカソードに供給される空気を加熱するために利用される。
図3に示す例では、燃料電池部1及び改質部4及び燃焼部5及び気化部6及び空気/排ガス熱交換器(空気予熱器)10などが、断熱材などを用いて内部の熱が外部に逃げないように構成した容器Mの内部に設置されている。
容器Mから出た燃焼排ガスは、排熱回収熱交換器12に供給される。排熱回収熱交換器12では、燃焼排ガスと、蓄熱タンク13に貯えている熱媒体とを熱交換させることで、燃焼排ガスからの熱回収が行われる。このとき、排熱回収熱交換器12では、燃焼排ガス(CO、N、O、HO)の冷却が行われるため、凝縮水が発生する。
排熱回収熱交換器12で冷却された後の燃焼排ガスに含まれる凝縮水は水回収部(気液分離器)14で回収され、水精製器71及び水タンク72を経て、上述したような経路で改質部4での水蒸気改質に再利用される。また、水回収部14で凝縮水が除去された後の燃焼排ガスは排気路34から排気される。
図3に示した例では、蓄熱タンク13の内部では、上部に相対的に高温の熱媒体が存在し、下部に相対的に低温の熱媒体が存在するというような温度成層が形成されており、排熱回収用ポンプ28によって、蓄熱タンク13の下部から取り出した相対的に低温の熱媒体を排熱回収熱交換器12に供給し、排熱回収熱交換器12の熱回収により昇温された相対的に高温の熱媒体を蓄熱タンク13の上部に戻すような構成になっている。また、蓄熱タンク13の上部から高温の熱媒体を熱利用装置側に向けて供給する熱媒体供給路36と、蓄熱タンク13の下部に低温の熱媒体を帰還させる或いは補充するための熱媒体帰還路35も設けられている。
図4を用いて、排熱回収熱交換器12において、燃焼部5での燃焼後に得られる燃焼排ガスと熱媒体との間で行われる熱交換を説明する。この図4は、原燃料のインプットが1.25kW(低位発熱量基準)でAC発電出力705Wの発電時における回収可能熱量を示すグラフである。縦軸は熱交換後の燃焼排ガスの温度であり、横軸は熱媒体による回収熱量である。尚、改質部4に供給する原燃料として天然ガスベースの都市ガスを用い、改質部4に供給する原燃料ガス中の炭素(C)に対する水蒸気(S)のモル比(S/C)を2.5に設定し、燃料電池部1での燃料利用率を79%及び空気利用率を40%とした場合を想定している。この場合、燃焼排ガスの温度が60℃まで下がるように冷却すると、熱媒体側には約0.11kWが移動する。排熱回収熱交換器12において燃焼排ガスと熱媒体とが対向流となる状態で熱交換させるとすると、排熱回収熱交換器12への熱媒体の入口温度が燃焼排ガスが冷却される限界の温度となる。言い換えると、図4で実線で示すのは、排熱回収熱交換器12への熱媒体の入口温度が縦軸の時の回収可能な熱量の限界となる。
上述のように、水回収部14で回収できる凝縮水の量は、排熱回収熱交換器12において燃焼排ガスをどの程度まで冷却できるのかに依存しているため、蓄熱タンク13の下部から取り出されて排熱回収熱交換器12に供給される熱媒体の温度が低いほど、排熱回収熱交換器12において燃焼排ガスを冷却できる点で好ましい。但し、熱利用装置側で利用される熱が少ない場合、蓄熱タンク13の下部に存在する熱媒体の温度も高くなり、その結果、蓄熱タンク13の下部から取り出されて排熱回収熱交換器12に供給される熱媒体の温度も高くなってしまう。その場合、排熱回収熱交換器12において燃焼排ガスを充分に冷却できないために熱回収量が低下し、水回収部14で回収できる凝縮水の量も減少することにもなる。
水回収部14で回収した凝縮水は、水精製器71及び水タンク72を経て改質部4での水蒸気改質に再利用されるため、水回収部14で回収できる凝縮水の量が減少することは避ける必要がある。改質部4に供給する原燃料として天然ガスベースの都市ガスを用い、改質部4に供給する原燃料ガス中の炭素(C)に対する水蒸気(S)のモル比(S/C)を2.5に設定し、燃料電池部1での燃料利用率を79%及び空気利用率を40%とした場合、改質部4に供給する水の量と水回収部14で回収する水の量とを例えば単位時間当たり4.4mlで等しくさせる(即ち、水自立を達成する)ためには、燃焼排ガスを44.5℃まで冷却する必要がある。ところが、上述したように、熱利用装置側で利用される熱が少ない状況で蓄熱タンク13の下部に存在する熱媒体の温度が例えば60℃になると、その60℃の熱媒体を排熱回収熱交換器12に供給しても燃焼排ガスを充分に冷却できず、水回収部14で回収できる凝縮水の量も減少して、水自立を達成できなくなる。
そのため、図3に示したシステムでは、蓄熱タンク13の下部から取り出されて排熱回収熱交換器12に供給される熱媒体を強制的に冷却するための放熱器15を備えている。ところが、気温が高くなる夏季には、放熱器15で、その高温の空気を用いて熱媒体を冷却しなければならないため、充分な冷却能力を確保しようとすると、大型の放熱器を用意すること或いは放熱器を大出力で運転すること(例えばファンを高回転速度で運転すること)が必要になる。
また、排熱回収熱交換器12に供給する熱媒体の温度が高くなるということは熱回収量が少なくなるということにもつながる。具体的には、図3で図4に示した図において、燃焼排ガスを40℃まで冷却できたときは約0.29kWの熱回収量を得ることができるが、燃焼排ガスを60℃までしか冷却できなかったときは約0.11kWの熱回収量しか得られない。
以上のように、図3に示したようなシステムでは、熱回収量を高めること、及び、水自立を達成することのために、排熱回収熱交換器12には高性能な熱交換器を用いることが必要になり、且つ、大型で大出力の放熱器が必要になるという課題がある。つまり、図3に示したようなシステムでは、熱回収量を高めると共に水自立を達成するためには、大きなコストが必要になるという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱回収量を高めると共に水自立を達成するために大きなコストを必要としないコジェネレーションシステムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るコジェネレーションシステムの特徴構成は、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質部と、
前記改質部で生成された前記燃料ガスが供給されるアノード、及び、酸素ガスが供給されるカソードを有する固体酸化物形の燃料電池部と、
熱媒体を貯えている蓄熱タンクを有し、前記燃料電池部での発電反応で用いられた後に前記アノードから排出される排出燃料ガスと前記蓄熱タンクに貯えている前記熱媒体とを熱交換させることで、前記排出燃料ガスから熱を回収する熱回収部と、
前記熱回収部で熱が回収された後の前記排出燃料ガスに含まれる凝縮水を回収する水回収部と、
前記水回収部で凝縮水が回収された後の前記排出燃料ガス中の燃料成分を燃焼させる燃焼部と、
前記蓄熱タンクに貯えられている熱媒体を熱利用装置側に向けて供給する熱媒体供給路とを備え、
前記水回収部で回収した凝縮水が前記改質部での原燃料の水蒸気改質に用いられ、
前記燃焼部で発生した燃焼熱が前記改質部での水蒸気改質に利用されるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、熱回収部において、燃料電池部での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと蓄熱タンクに貯えている熱媒体とを熱交換させることで、排出燃料ガスからの熱回収が熱媒体によって行われる。そして、熱回収を行った熱媒体を蓄熱タンクに貯えることで熱を蓄積し、蓄積された熱を熱媒体供給路を介して熱利用装置側へと供給できる。つまり、燃料電池部での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスから熱を回収し、その熱を蓄熱タンクで蓄えると共に必要に応じて熱利用装置へと供給できる。
このように、従来構成では、燃焼部で燃焼された後の燃焼排ガス(CO、N、O、HO)と蓄熱タンクに貯えている熱媒体との熱交換が行われていたのに対して、本特徴構成では、燃料電池部での発電反応で用いられた後にアノードから排出され、燃焼部で燃焼される前の排出燃料ガス(CO、CO、H、HO)と蓄熱タンクに貯えている熱媒体との熱交換が行われる。このように、本特徴構成と従来構成とでは、熱媒体と熱交換するガスの組成が互いに異なり、本特徴構成の方がガス(排出燃料ガス)の露点が高くなる。よって、本特徴構成の方が、熱媒体の温度が従来構成よりも大幅に高くても、ほぼ同等量の凝縮水を得て、ほぼ同等の熱回収量を得ることができる。例えば、改質部に供給する原燃料として天然ガスベースの都市ガスを用い、改質部に供給する原燃料ガス中の炭素(C)に対する水蒸気(S)のモル比(S/C)を2.5に設定し、燃料電池部での燃料利用率を79%及び空気利用率を40%とした場合、改質部に供給する水の量と水回収部で回収する水の量とを例えば単位時間当たり4.4mlで等しくさせる(即ち、水自立を達成する)ためには、従来構成では燃焼排ガスと熱交換させる熱媒体を約44.5℃にする必要があるが、本特徴構成では排出燃料ガスと熱交換させる熱媒体が約75℃でもよい。従って、本特徴構成では、仮に、熱利用装置側での熱消費量が減少することで蓄熱タンクに貯えられている熱媒が高温になり、その高温の熱媒体を用いて排出燃料ガスから熱回収を行わねばならないとしても、充分な熱回収と凝縮水の生成とを行うことができる。
また、従来構成では、燃焼排ガス、即ち、燃料電池部での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと燃料電池部での発電反応で用いられた後にカソードから排出される排出酸素ガス(O,N)との混合ガスを燃焼させた後のガスと熱媒体との間で熱交換を行っていた。それに対して、本特徴構成では、燃料電池部での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと熱媒体との間で熱交換を行っている。よって、本特徴構成の方が、ガス中に排出酸素ガス(O,N)を含まない分だけモル流量が小さいため、そのガスを流すための配管径等についての制約が小さく(即ち、熱交換器の構造に対する要求が小さく)、且つ、ガスを流動させるための動力が小さくてもよいという利点がある。つまり、本特徴構成の方が、装置コストが小さくなり、運用するために必要なエネルギーが小さくなるという利点がある。
従って、熱回収量を高めると共に水自立を達成するために大きなコストを必要としないコジェネレーションシステムを提供できる。
本発明に係るコジェネレーションシステムの別の特徴構成は、前記熱回収部に至る前の前記排出燃料ガスと、前記水回収部で凝縮水が回収された後、前記燃焼部で燃焼される前の前記排出燃料ガスとを熱交換する熱交換器を備える点にある。
上記特徴構成によれば、水回収部で凝縮水が回収された後の排出燃料ガスの熱容量は下がっているので、上記熱交換器では、その水分が除去された排出燃料ガスの温度を、熱回収部に至る前の排出燃料ガスとの熱交換によって容易に高めることができる。更に、水回収部で水分が除去され且つ熱交換器で昇温された後の排出燃料ガスを燃焼部に供給することで、燃焼部での排出燃料ガスの燃焼性が高まるという利点がある。
本発明に係るコジェネレーションシステムの更に別の特徴構成は、前記熱回収部において、内部を前記排出燃料ガスが流れる配管が、前記蓄熱タンクで貯えている前記熱媒体の中を通過するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、複雑な構成の熱交換器を用いなくても、排出燃料ガスと蓄熱タンクで貯えられている熱媒体とを熱交換させることができる。特に、本特徴構成では、燃料電池部での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと熱媒体との間で熱交換を行っているため、従来構成のように排出燃料ガスと排出酸素ガス(O,N)との混合ガスを燃焼させた後のガスと熱媒体との間で熱交換を行う場合と比較して、本特徴構成の方が、ガス中に排出酸素ガス(O,N)を含まない分だけモル流量が小さい。そのため、蓄熱タンクで貯えられている熱媒体と熱交換を行う部分で排出燃料ガスを流すための配管径等についての制約が小さい(即ち、熱交換器の構造に対する要求が小さい)という利点がある。
本実施形態のコジェネレーションシステムの構成を示す図である。 熱媒体による回収可能熱量と熱交換後の排出燃料ガスの温度との関係を示すグラフである。 比較例のコジェネレーションシステムの構成を示す図である。 熱媒体による回収可能熱量と熱交換後の燃焼排ガスの温度との関係を示すグラフである。
以下に図面を参照して本発明の実施形態に係るコジェネレーションシステムについて説明する。
図1は、コジェネレーションシステムの構成を示す図である。このコジェネレーションシステムは、燃料電池部1の発電による電力とその発電に伴って発生する熱とを利用するシステムである。本実施形態のコジェネレーションシステムは、原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質部4と、改質部4で生成された燃料ガスが供給されるアノード(図示せず)及び酸素ガスが供給されるカソード(図示せず)を有する固体酸化物形の燃料電池部1と、熱媒体を貯えている蓄熱タンク63を有し、燃料電池部1での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと蓄熱タンク63に貯えている熱媒体とを熱交換させることで、排出燃料ガスから熱を回収する熱回収部Hと、熱回収部Hで熱が回収された後の排出燃料ガスに含まれる凝縮水を回収する水回収部14と、水回収部14で凝縮水が回収された後の排出燃料ガス中の燃料成分を燃焼させる燃焼部5と、蓄熱タンク63に貯えられている熱媒体を熱利用装置側に向けて供給する熱媒体供給路65とを備えるように構成されている。
更に具体的に説明すると、改質部4には、燃料流量センサ26及び燃料ポンプ25及び脱硫部11及び気化部6を経由して供給される例えば都市ガスなどの原燃料が供給される。また、改質部4には、改質用水ポンプ29から供給される改質用水が気化部6で気化された状態で供給される。このように、図1に示す例では、気化部6には原燃料も供給され、気化部6において原燃料と水蒸気との混合が行われた状態で、その混合ガスが改質部4に供給される。
改質部4で生じた水素を主成分とする燃料ガスは、入口側燃料マニフォールド2を経て複数の燃料電池セルが積層された燃料電池部(セルスタック)1に供給される。また、燃料電池部1には、空気フィルタ22及びカソード空気ブロワ21及び空気/排ガス熱交換器(空気予熱器)10を経由して酸素(空気)も供給される。そして、燃料電池部1では、水素を主成分とする燃料ガスと酸素とを電気化学反応させて発電が行われる。
燃料電池部1での発電反応で用いられた後に燃料電池部1のアノードから排出される排出燃料ガスは、出口側燃料マニフォールド3を経由して熱交換器52に供給され、その後、熱回収部Hに供給される。熱回収部Hは、熱媒体を貯えている蓄熱タンク63を有し、燃料電池部1での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと蓄熱タンク63に貯えている熱媒体とを熱交換させることで、排出燃料ガスから熱を回収する。本実施形態では、熱回収部Hにおいて、内部を排出燃料ガスが流れる放熱管(配管)62が、蓄熱タンク63で貯えている熱媒体の中を通過するように構成されている。この放熱管62は、蓄熱タンク63の内部でコイル状になっているため、放熱管62の外表面と熱媒体との接触面積が大きくなっている。また、放熱管62は、下方に向かって一様に勾配がついた形状になっているため、発生した凝縮水が重力によって下方の水回収部14へと流れ易くなっている。
このように、本実施形態の熱回収部Hでは、複雑な構成の熱交換器を用いなくても、排出燃料ガスと蓄熱タンク63で貯えられている熱媒体とを熱交換させることができる。具体的に説明すると、熱回収部Hでは、燃料電池部1での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと熱媒体との間で熱交換を行っているため、従来構成のように排出燃料ガスと排出酸素ガス(O,N)との混合ガスを燃焼させた後のガスと熱媒体との間で熱交換を行う場合と比較して、本実施形態の方が、ガス中に排出酸素ガス(O,N)を含まない分だけモル流量が小さい。そのため、蓄熱タンク63で貯えられている熱媒体と熱交換を行う部分で排出燃料ガスを流すための配管径等についての制約が小さい(即ち、熱交換器の構造に対する要求が小さい)という利点がある。
このように、燃料電池部1のアノードから排出された後の排出燃料ガス(CO、CO、H、HO)は、熱交換器52及び熱回収部Hで冷却されるため、凝縮水が発生する。熱回収部Hで冷却された後の排出燃料ガスに含まれる凝縮水は水回収部(気液分離器)14で回収される。そして、水回収部14で回収した凝縮水が、水精製器71及び水タンク72を経て、上述したように改質部4での原燃料の水蒸気改質に用いられる。よって水回収部14で回収できる凝縮水の量は、主に熱回収部Hに供給される排出燃料ガスの露点、及び、排出燃料ガスをどの程度の温度まで冷却できるのかによって異なる。
例えば、燃料電池部1のアノードから出た後、熱交換器52に入る前(図1中の部位P1)の排出燃料ガスの温度は681℃であり、熱交換器52から出た後、熱回収部Hに入る前(部位P2)の排出燃料ガスの温度は473℃であり、熱回収部Hから出た後、後述する放熱器61に入る前(部位P3)の排出燃料ガスの温度は70℃であり、放熱器61で冷却された後、水回収部14に入る前(部位P4)の排出燃料ガスの温度は55℃である。
また、熱回収部Hでの冷却前、即ち、熱交換器52から出た後、熱回収部Hに入る前(部位P2)の排出燃料ガスのガス組成は、例えば、COが2%、COが17%、Hが13%、HOが68%である。
それに対して、熱回収部Hでの冷却後、即ち、熱回収部Hから出た後、放熱器61に入る前(部位P3)の排出燃料ガスのガス組成は、例えば、COが5%、COが44%、Hが35%、HOが16%である。
水回収部14で凝縮水が除去された後の排出燃料ガスは、上述した熱回収部Hに至る前の排出燃料ガスと熱交換器52で熱交換し、その後、燃焼部5に供給される。つまり、本実施形態のシステムは、熱回収部Hに至る前の排出燃料ガスと、水回収部14で凝縮水が回収された後、燃焼部5で燃焼される前の排出燃料ガスとを熱交換する熱交換器52を備える。水回収部14で凝縮水が回収された後の排出燃料ガスの熱容量は下がっているので、熱交換器52では、その水分が除去された排出燃料ガスの温度を、熱回収部Hに至る前の排出燃料ガスとの熱交換によって容易に高めることができる。特に、図1に示す例では、熱交換器52において、双方のガスは対向流となる状態で流れて熱交換している。更に、水回収部14で水分が除去され且つ熱交換器52で昇温された後の排出燃料ガスを燃焼部5に供給することで、燃焼部5での排出燃料ガスの燃焼性が高まるという利点がある。
燃焼部5には、燃料電池部1のカソードから供給される排出酸素ガスも供給され、燃焼部5で、排出燃料ガス中に残存している燃料成分(Hなど)が燃焼される。尚、燃料電池部1のカソードには空気が供給されているため、排出酸素ガスには、酸素だけではなく元々の空気に含まれていた窒素も残存している。燃焼部5で発生した燃焼熱が改質部4での水蒸気改質に利用される。加えて、燃焼部5で発生した燃焼排ガスが保有する熱は、気化部6で改質用水を気化するために利用され、空気/排ガス熱交換器(空気予熱器)10でカソードに供給される空気を加熱するために利用される。その後、燃焼排ガスは系外に排出される。
図1に示す例では、燃料電池部1及び改質部4及び燃焼部5及び気化部6及び空気/排ガス熱交換器(空気予熱器)10及び熱交換器52の一部などが、断熱材などを用いて内部の熱が外部に逃げないように構成した容器Mの内部に設置されている。
更に、図1に示した例では、蓄熱タンク63には、蓄熱タンク63の上部から熱媒体を熱利用装置側に向けて供給する熱媒体供給路65と、蓄熱タンク63の下部に熱媒体を帰還させる或いは補充するための熱媒体帰還路64も設けられている。熱媒体は、水(湯)やその他の媒体(例えばポリエチレングリコールなど)を用いることができる。例えば、熱利用装置が、熱媒体が保有している熱のみを利用する床暖房装置や空調装置などの場合、蓄熱タンク63から相対的に高温の熱媒体が熱媒体供給路65を通って熱利用装置に供給され、熱利用装置で熱が利用された後の相対的に低温の熱媒体が熱媒体帰還路64を通って蓄熱タンク63に帰還する。或いは、熱利用装置が、熱媒体としての水(湯)自体を利用する給湯装置などの場合、蓄熱タンク63から相対的に高温の湯(熱媒体)が熱媒体供給路65を通って熱利用装置に供給され、蓄熱タンク63には湯(熱媒体)は帰還しないが、その代り、蓄熱タンク63から熱媒体供給路65を通って熱利用装置に供給されたのと同量の低温の水(上水)が熱媒体帰還路64を通って蓄熱タンク63に流入する。
図2に示すのは、図4と同様に原燃料のインプットが1.25kW(低位発熱量基準)でAC発電出力705Wの発電時における、熱回収部Hでの、熱媒体による回収可能熱量と熱交換後の排出燃料ガスの温度との関係を示すグラフである。図2において、縦軸は熱交換後の排出燃料ガスの温度であり、横軸は熱媒体による回収可能熱量である。図示するように、排出燃料ガス(CO、CO、H、HO)の温度が約75℃まで下がるように冷却すると、熱媒体側には約0.29kWが移動する。このように、図3及び図4に示した比較例では排熱回収熱交換器12に入る熱媒体の温度を約40℃程度までは下げなければならなかったが、図1の構成では約75℃の熱媒体で同等の熱回収熱量が得られる。
加えて、改質部4に供給する原燃料として天然ガスベースの都市ガスを用い、改質部4に供給する原燃料ガス中の炭素(C)に対する水蒸気(S)のモル比(S/C)を2.5に設定し、燃料電池部1での燃料利用率を79%及び空気利用率を40%とした場合、改質部4に供給する水の量と水回収部14で回収する水の量とを例えば単位時間当たり4.4mlで等しくさせる(即ち、水自立を達成する)ためには、従来構成に比べて露点の高い排出燃料ガスを75℃まで冷却するだけでよく、従来構成のように約44.5℃まで冷却する必要はない。
具体例を挙げると、上述したように、熱媒体が保有している熱のみを利用する床暖房装置や空調装置などの熱利用装置の場合、蓄熱タンク63から例えば80℃の熱媒体が熱媒体供給路65を通って流出し、蓄熱タンク63へは例えば60℃の熱媒体が熱媒体帰還路64を通って流入する。つまり、蓄熱タンク63に貯えられる熱媒体の最低温度は約60℃になる。このような場合、排出燃料ガスの温度を約60℃までしか下げることはできないが、本実施形態では、排出燃料ガスを60℃まで冷却できれば、充分な量の熱を回収して、充分な量の凝縮水を得ることができる。このように、本実施形態では、蓄熱タンク63に貯えられている熱媒体の温度が例えば60℃になったとしても排出燃料ガスを充分に冷却できるため、水回収部14で回収できる凝縮水が充分に確保され、水自立を達成できる。
更に、図1に示したシステムでは、熱回収部Hで熱が回収された後、水回収部14に至る前の排出燃料ガスからの放熱を促進する放熱器61を備えている。放熱器61は、排出燃料ガスが流れる配管の表面に形成された放熱フィンなどの放熱構造物を備えた空冷式の装置や、そのような放熱構造物(放熱フィン)に加えて電動式のファンを備えた空冷式の装置を用いて実現できる。このような放熱器61により、熱回収部Hで熱が回収された後、水回収部14に至る前の排出燃料ガスを更に冷却して、凝縮水を得ることができる。特に、放熱器61の周囲の大気の温度と、排出燃料ガスに対する充分な冷却を行うために必要な温度(上述した75℃)との間に大きな温度差が存在しているので、例えば大気の温度が非常に高い酷暑期であったとしても、大型且つ大出力の放熱器61を用いることなく、充分な凝縮水を得て、充分な熱回収量を得ることができる。よって、放熱フィンなどの放熱構造物だけで充分な冷却効果を得ることができるのであれば、上記ファンを設けなくてもよい。
放熱器61が電動式のファンを備えた装置である場合、そのファンを常時運転させていてもよいし、熱回収部Hで熱が回収された後、水回収部14に至る前の排出燃料ガスの温度に応じてファンの運転及び停止を切り替えてもよい。例えば、放熱器61は、熱回収部Hで熱が回収された後、水回収部14に至る前の排出燃料ガスの温度が75℃以上であればファンを運転させ、75℃未満であればファンを停止させるといった運転制御を行ってもよい。尚、放熱器61が電動式のファンを備えた装置であったとしても、大気温度は排出燃料ガスに対する充分な冷却を行うために必要な温度(上述した75℃)よりも大幅に低いため、放熱器61の放熱フィン及びファンを大型にする必要やファンの大出力運転を行う必要はない。
以上のように、従来構成では、燃焼排ガス、即ち、燃料電池部1での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと燃料電池部1での発電反応で用いられた後にカソードから排出される排出酸素ガス(O,N)との混合ガスを燃焼させた後のガスと熱媒体との間で熱交換を行っていた。それに対して、本実施形態のコジェネレーションシステムでは、燃料電池部1での発電反応で用いられた後にアノードから排出される排出燃料ガスと熱媒体との間で熱交換を行っている。そして、そのような熱交換によって、充分な熱回収と凝縮水の生成とを行うことができる。よって、本実施形態の方が、ガス中に排出酸素ガス(O,N)を含まない分だけモル流量が小さいため、そのガスを流すための配管径等についての制約が小さく(即ち、熱交換器の構造に対する要求が小さく)、且つ、ガスを流動させるための動力が小さくてもよいという利点がある。つまり、本実施形態の方が、装置コストが小さくなり、運用するために必要なエネルギーが小さくなるという利点がある。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、本発明のコジェネレーションシステムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、内部を排出燃料ガスが流れる放熱管(配管)62が、蓄熱タンク63の内部でコイル状になっている例を説明したが、放熱管62が直線状になっていてもよい。また、放熱管62が1本の管である場合を図示したが、複数に枝分かれした後で合流する構造になっていてもよい。このような枝分かれ構造を採用することで、放熱管62と蓄熱タンク63の内部の熱媒体との接触面積が大きくなるという利点がある。
また、内部を排出燃料ガスが流れる放熱管(配管)62が、蓄熱タンク63の外壁面を這うように設けられていてもよい。
他にも、図1には、熱回収部Hが、蓄熱タンク63を有し、内部を排出燃料ガスが流れる放熱管(配管)62が、蓄熱タンク63で貯えている熱媒体の中を通過するような構成になっている例を説明したが、熱回収部Hの構成は適宜変更可能である。例えば、熱回収部Hが、図3に示したような構成、即ち、排熱回収熱交換器と蓄熱タンクとの間を熱媒体が循環し、その排熱回収装置で排出燃料ガスと熱媒体とが熱交換するような構成であってもよい。
<2>
上記実施形態では、温度、熱量、凝縮水の量などの値について具体的な数値を挙げて説明したが、それらの数値は例示目的で記載したものであり、適宜変更可能である。
<3>
上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用でき、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変できる。
本発明は、熱回収量を高めると共に水自立を達成するために大きなコストを必要としないコジェネレーションシステムに利用できる。
1 燃料電池部
4 改質部
5 燃焼部
14 気液分離器(水回収部)
52 熱交換器
61 放熱器
63 蓄熱タンク
65 熱媒体供給路
H 熱回収部

Claims (3)

  1. 原燃料を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質部と、
    前記改質部で生成された前記燃料ガスが供給されるアノード、及び、酸素ガスが供給されるカソードを有する固体酸化物形の燃料電池部と、
    熱媒体を貯えている蓄熱タンクを有し、前記燃料電池部での発電反応で用いられた後に前記アノードから排出される排出燃料ガスと前記蓄熱タンクに貯えている前記熱媒体とを熱交換させることで、前記排出燃料ガスから熱を回収する熱回収部と、
    前記熱回収部で熱が回収された後の前記排出燃料ガスに含まれる凝縮水を回収する水回収部と、
    前記水回収部で凝縮水が回収された後の前記排出燃料ガス中の燃料成分を燃焼させる燃焼部と、
    前記蓄熱タンクに貯えている前記熱媒体を熱利用装置側に向けて供給する熱媒体供給路とを備え、
    前記水回収部で回収した凝縮水が前記改質部での原燃料の水蒸気改質に用いられ、
    前記燃焼部で発生した燃焼熱が前記改質部での水蒸気改質に利用されるように構成されているコジェネレーションシステム。
  2. 前記熱回収部に至る前の前記排出燃料ガスと、前記水回収部で凝縮水が回収された後、前記燃焼部で燃焼される前の前記排出燃料ガスとを熱交換する熱交換器を備える請求項1に記載のコジェネレーションシステム。
  3. 前記熱回収部において、内部を前記排出燃料ガスが流れる配管が、前記蓄熱タンクで貯えている前記熱媒体の中を通過するように構成されている請求項1又は2に記載のコジェネレーションシステム。
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