JP2018200761A - 電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法 - Google Patents

電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018200761A
JP2018200761A JP2017103909A JP2017103909A JP2018200761A JP 2018200761 A JP2018200761 A JP 2018200761A JP 2017103909 A JP2017103909 A JP 2017103909A JP 2017103909 A JP2017103909 A JP 2017103909A JP 2018200761 A JP2018200761 A JP 2018200761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
battery pack
longitudinal direction
support holder
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017103909A
Other languages
English (en)
Inventor
豊和 松村
Toyokazu Matsumura
豊和 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2017103909A priority Critical patent/JP2018200761A/ja
Publication of JP2018200761A publication Critical patent/JP2018200761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】ラミネート電池の基板を保護可能とした電池パック等を提供する。【解決手段】電池パック100は、幅よりも厚さが薄い、一方向に延長された外形を有する二次電池セル1と、二次電池セル1の一端面に配置され、該二次電池セル1の長手方向と交差する方向に延長された回路基板20と、回路基板20から突出して設けられた可撓性を有する端子部30と、回路基板20の長手方向に沿うように延長されて、該回路基板20を保持するためのサポートホルダ40とを備える。サポートホルダ40は、長手方向の端縁にそれぞれ設けられた、回路基板20の長手方向の端縁を保持する端縁保持部41と、該サポートホルダ40の長手方向に沿って設けられた、回路基板20の長辺側の一部を保持するための一以上の爪部42とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法に関する。
近年、携帯型電子機器の電源として、二次電池セルが用いられている。特にラミネート電池やパウチ電池、ポリマー電池等と呼ばれるタイプの薄型電池(以下、「ラミネート電池」という。)は、薄型化が可能で高容量であることから、スマートフォンや携帯電話等のモバイル機器用の電源等の用途に広く使用されている。
ラミネート電池は、正負の電極の両面を外装フィルムで被覆するので、外装ケースを金属ケースとする角形電池よりも薄く製造できる。この特徴が生かされて、ラミネート電池は薄い電池パックに多用される。ラミネート電池は、電極に接続している正負の出力タブを2枚の外装フィルムで挟着して外部に引き出している。出力タブの引き出し部は、内部に電極を内蔵しないので、電極を内蔵する本体部よりも薄くなってテラス部となる。ラミネート電池を内蔵する電池パックは、保護回路を設け、この保護回路で電池を保護しながら充放電することで、安全性を向上でき、また劣化を防止して寿命を長くできる。このことを実現する電池パックは、保護回路を実装する回路基板を備える。ラミネート電池のテラス部は本体部よりも薄いので、この部分に回路基板を配置して、電池パックをコンパクトにできる。テラス部に回路基板を配置して、テラス部から引き出している出力タブを回路基板に接続している電池パックは開発されている(特許文献1参照)。
特開2006−93101号公報
本願発明者が開発した電池パックの外観斜視図を図9に、分解斜視図を図10に、それぞれ示す。これらの図に示す電池パック900は、二次電池セル910と、端子部930を接続した回路基板920と、サポートホルダ940とを備える。サポートホルダ940は回路基板920を保護するための部材であり、図11A、図11Bに示すようにその両側端面に端縁保持部941を設けた形状をしている。
この電池パックの組立工程を図12A〜図12Dに示す。まず図12Aに示すように、端子部930を接続した回路基板920を、二次電池セル910の出力タブ912に、半田付け等により接続する。この状態で図12Bに示すように、回路基板920を二次電池セル910側に折り返すと共に、端子部930を逆方向、すなわち二次電池セル910から遠ざかる方向に倒して、図12Cに示すように、回路基板920から突出させる。この状態でサポートホルダ940で回路基板920を被覆する。すなわち図12Dに示すように、サポートホルダ940の両端の端縁保持部941で、回路基板920を抱えるように保持する。
しかしながら、この構造の電池パックにおいては、回路基板とサポートホルダとが完全に固定されていないため、外部衝撃を受けた場合にサポートホルダの位置ズレが生じ、基板及びフレキシブルプリント基板にダメージを与える可能性があった。また、端子部930の取り出し位置のズレが発生し、寸法が安定しない懸念があった。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、その目的の一は、ラミネート電池の基板を保護可能とした電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の形態に係る電池パックによれば、幅よりも厚さが薄い、一方向に延長された外形を有する二次電池セルと、前記二次電池セルの一端面に配置され、該二次電池セルの長手方向と交差する方向に延長された回路基板と、前記回路基板から突出して設けられた可撓性を有する端子部と、前記回路基板の長手方向に沿うように延長されて、該回路基板を保持するためのサポートホルダとを備える電池パックであって、前記サポートホルダは、長手方向の端縁にそれぞれ設けられた、前記回路基板の長手方向の端縁を保持する端縁保持部と、該サポートホルダの長手方向に沿って設けられた、前記回路基板の長辺側の一部を保持するための一以上の爪部とを備えることができる。上記構成により、端縁保持部のみならず、これと交差する方向にも爪部を設けたことで、回路基板をXY方向に保持することが可能となり、位置ずれを阻止して安定的に保持できる。
また、第2の形態に係る電池パックによれば、上記構成に加えて、前記爪部を、前記回路基板の長辺の両側に設けることもできる。
さらに、第3の形態に係る電池パックによれば、上記何れかの構成に加えて、前記サポートホルダは、その長辺の一方に、前記回路基板の長辺を保持するホルダ壁部を形成しており、前記ホルダ壁部に、前記爪部の一を設けることができる。
さらにまた、第4の形態に係る電池パックによれば、上記何れかの構成に加えて、前記爪部は、その先端を前記回路基板を係止するように折曲させることができる。上記構成により、回路基板がサポート部から浮き上がることを抑制して、より安定的に回路基板を保持できる利点が得られる。
さらにまた、第5の形態に係る電池パックによれば、上記何れかの構成に加えて、前記爪部が、前記回路基板から前記端子部が突出される部位であって、該端子部の両側で前記回路基板を保持するように配置することができる。
さらにまた、第6の形態に係る電池パックによれば、上記何れかの構成に加えて、前記端子部を、前記回路基板の長手方向において一方の端縁側に配置させることができる。
さらにまた、第7の形態に係る電池パックによれば、上記何れかの構成に加えて、前記端子部を、フレキシブルプリント基板で構成できる。
さらにまた、第8の形態に係る電源装置によれば、上記何れかの電池パックを一以上備えることができる。
さらにまた、第9の形態に係る電池パックの製造方法によれば、幅よりも厚さが薄い、一方向に延長された外形を有すると共に、一方の端縁にテラス部を設けた二次電池セルと、前記二次電池セルの一端面に配置され、該二次電池セルの長手方向と交差する方向に延長された回路基板と、前記回路基板から突出して設けられた可撓性を有する端子部と、前記回路基板の長手方向に沿うように延長されて、該回路基板を保持するためのサポートホルダとを備える電池パックの製造方法であって、前記回路基板を、前記端子部を突出させた状態で、前記サポートホルダで、前記回路基板の長手方向の端縁を、前記サポートホルダの長手方向の端縁にそれぞれ設けた端縁保持部で保持し、かつ前記サポートホルダの長手方向に沿って設けられた一以上の爪部でもって、前記回路基板の長手方向に沿って保持する工程と、前記回路基板を、前記二次電池セルのテラス部に接続する工程と、接続された回路基板を折り返して、少なくとも一部がテラス部に載置される姿勢とする工程とを含むことができる。
本発明の一実施形態に係る電池パックを示す斜視図である。 図1の電池パックからカバー部を外した状態を示す分解斜視図である。 図2の電池パックの分解斜視図である。 図1のIV−IV線における拡大断面図である。 図5Aは回路基板をサポートホルダで被覆した状態を示す斜視図、図5Bは図5Aの要部拡大斜視図である。 図5Aを背面側から見た斜視図である。 図7Aは図1のサポートホルダの斜視図、図7Bは図7Aのサポートホルダを裏面側から見た斜視図である。 図8A〜図8Fは図1の電池パックの組立工程を示す分解斜視図である。 従来の電池パックを示す斜視図である。 図9の電池パックの分解斜視図である。 図11Aは図9のサポートホルダの斜視図、図11Bは図11Aのサポートホルダを裏面側から見た斜視図である。 図12A〜図12Dは図9の電池パックの組立工程を示す分解斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電池パックを、図1〜図8に示す。これらの図において、図1は本発明の一実施形態に係る電池パック100を示す斜視図、図2は図1の電池パック100からカバー部2を外した状態を示す分解斜視図、図3は図1の電池パック100の分解斜視図、図4は図1のIV−IV線における拡大断面図、図5Aは回路基板20をサポートホルダ40で被覆した状態を示す斜視図、図5Bは図5Aの要部拡大斜視図、図6は図5Aを背面側から見た斜視図、図7Aは図1のサポートホルダ40の斜視図、図7Bは図7Aのサポートホルダ40を裏面側から見た斜視図、図8は図8A〜図8Fは図1の電池パック100の組立工程を示す分解斜視図を、それぞれ示している。これらの図に示す電池パック100は、スマートフォン用の電源として利用可能な電池パックである。ただし本発明は、スマートフォン用の電池パックに限定されず、携帯電話やタブレット、携帯音楽プレーヤ等の携帯型電子端末、モバイルバッテリ、あるいはCDプレーヤやDVDプレーヤ、電動工具等の電気機器の電池パックとして利用することもできる。
これらの図に示す電池パック100は、二次電池セル1と、回路基板20と、サポートホルダ40と、カバー部2を備える。また必要に応じて、絶縁用のスペーサを配置することができる。図3の例では、回路基板20と二次電池セル1の間に第一スペーサ51を、またサポートホルダ40とカバー部2の間に第二スペーサ52を、それぞれ配置している。
(カバー部2)
カバー部2は、図1、図2に示すように回路基板20を接続した二次電池セル1の周囲を覆う部材である。カバー部2は、二次電池セル1と回路基板20を接続した状態で維持すると共に、これらを外部から保護したり、あるいは外部との無用な短絡を回避するよう絶縁する。このようなカバー部2は絶縁性に優れた部材で構成することが好ましく、樹脂製や紙製とする。図1等に示す例では、二次電池セル1の主面や、端子部30を表出させるようにカバー部2の一部を開口させている。
(二次電池セル1)
二次電池セル1は幅よりも厚さを薄くした角型電池である。この二次電池セル1は、一方向に延長された外形を有する。ここでは平面視を長方形状の板状に構成している。また、短辺側の一方の端面には、階段状に形成して一部を薄板状に突出させたテラス部11を形成している。さらにテラス部11には一対の出力タブ12が設けられている。一対の出力タブ12は、図8D等に示すように、テラス部11を上下から挟み込むように、テラス部11の上面と下面からそれぞれ突出するように設けられている。このテラス部11は、図4、図8D等に示すように、出力タブ12と接続した回路基板20を折り返した状態で、回路基板20の少なくとも一部が載置できる大きさに形成される。
二次電池セル1は、プラスチック製または金属製の外装フィルムの内部に電極を配置したラミネート電池が使用できる。ラミネート電池は、電極の両側に外装フィルムを配置し、電極の外側で外装フィルムを積層し、接着して積層接着部としている。ラミネート電池はリチウムポリマー電池である。ただ、本発明は、ラミネート電池をリチウムポリマー電池には特定しない。ラミネート電池は、充電できる全てのラミネート電池とすることもできる。
あるいは二次電池セル1は、ラミネート電池に代えて、一面を開口した有底筒状の金属製の外装缶と、この外装缶の開口を閉塞する封口板とを備える角型電池としてもよい。図の例では、薄型の二次電池セル1は、厚さ3mm〜10mmのリチウムイオン二次電池である。ただ、二次電池セルは、リチウムイオン二次電池以外の非水系電解液二次電池や、ニッケル−水素電池等の充電できる他の全ての二次電池とすることができる。二次電池セルをリチウムイオン二次電池とする電池パックは、全体の電池容量を大きくできる。
(回路基板20)
回路基板20は、二次電池セル1の一端面に配置されて、二次電池セル1と電気的に接続される。この回路基板20は、一方向に延長された矩形状に形成されている。回路基板20の長手方向が、二次電池セル1の長手方向と交差する姿勢で、二次電池セル1の出力タブ12を設けた面に配置されている。さらに回路基板20の上面には、図5A、図8D等に示すように、二次電池セル1の一対の出力タブ12とそれぞれ接続するための一対の接続端子22を設けている。
回路基板20は、二次電池セル1の保護回路などを実現する電子部品を実装している。保護回路は、二次電池セル1の温度、電圧、電流などを検出して、充放電の電流をコントロールすることができる。このような保護回路は、二次電池セル1の電圧を検出する電圧検出回路や、電流を検出する電流検出回路、二次電池セル1の温度を検出する温度センサ、二次電池セル1の充放電電流をコントロールするFETなどの半導体スイッチング素子、二次電池セル1の温度や過電流を検出して動作する電流遮断素子等の保護素子等を実装している。
回路基板20は、エポキシ樹脂製とすることができる。本実施形態に係る電池パック100では、サポートホルダ40により全体の強度を高めることができるので、回路基板20には、ガラス繊維等の補強繊維で補強された樹脂を使用することなく低コストに製造できる。ただ、ガラス繊維等で補強されたエポキシ樹脂で製造することもできる。サポートホルダ40に配置される回路基板20は、電池パック100に要求される外形や大きさに応じて、その形状や大きさ、及びサポートホルダ40に配置される姿勢等が決定される。回路基板20は、サポートホルダ40に形成される基板収納空間に配置できる外形となるように形成される。
(端子部30)
さらに回路基板20は、端子部30を備えている。端子部30は、回路基板20から突出する姿勢に設けられている。この端子部30は可撓性を有する材質で構成される。好ましくはフレキシブルプリント基板(FPC)製とする。図3等の例では、端子部30は、回路基板20の長手方向において一方の端縁側(図において左端)に配置されている。また端子部30の一端の固定部位31が、回路基板20と半田付け等で固定されていると共に、図4の断面図に示すように回路基板20の一方の主面から裏面側に折り返されて、回路基板20の他方の長辺側から引き出されるように延伸されている。このように、回路基板20から端子部30を直接引き出すのでなく、一旦折り返して引き出すことで、端子部30に応力が印加された際に、端子部30と回路基板20との固定部位31に直接応力が作用することを避け、応力に対して固定部分の保護を高めることができる。
一方で端子部30の先端には、コネクタ32を設けている。コネクタ32は、二次電池セル1の出力を外部の給電対象機器に与えるための出力端子や、外部機器と信号をやりとりするための信号端子等を含んでいる。
(サポートホルダ40)
サポートホルダ40は、回路基板20を覆う大きさに形成される。すなわち、回路基板20の長手方向に沿うように一方向に延長された外形を有する。サポートホルダ40は、回路基板20を保持してこれを保護する。このようなサポートホルダ40は、好ましくは耐熱性と強度に優れた樹脂、例えばポリカーボネートやABS等の樹脂で成形される。
サポートホルダ40は、図7A、図7Bに示すように、長手方向の端縁にそれぞれ端縁保持部41を形成している。端縁保持部41は、サポートホルダ40の主面から壁状に延長されており、回路基板20の長手方向の端縁を保持するための部材である。
(爪部42)
加えてサポートホルダ40は、その長手方向に沿って複数の爪部42を形成している。爪部42は、回路基板20の長辺側を部分的に保持するための部材である。このように、サポートホルダ40の短辺側に設けた端縁保持部41のみならず、長辺側にも爪部42を形成したことで、回路基板20を長手方向のみならず、これと交差する短手方向にも保持することが可能となって、回路基板20の位置ずれをXY方向で阻止して、安定的に保持できるようになる。
爪部42は、その先端を回路基板20を係止するように折曲させている。ここでは、断面視コ字状となるように鉤状に折曲させて、回路基板20の端縁をコ字状部分に挿入して係止する。このように爪部42を鉤爪状としたことで、回路基板20がサポートホルダ40から浮き上がることを抑制して、より安定的に回路基板20を保持できる利点が得られる。
爪部42は、サポートホルダ40の長手方向に沿って離間して複数設けられる。爪部42を設ける位置や数は、電池パック100に要求される仕様や耐久性等に応じて設定される。特に爪部42は、等間隔で形成する必要はなく、保持が必要な部位に設けることが好ましい。図5A及び図5Bに示す例では、回路基板20から端子部30が突出される部位において、端子部30の両側に爪部42を設けて、回路基板20を保持している。これにより、回路基板20に固定された端子部30に引っ張り応力が作用しても、引っ張り応力の印加される端子部30の両側で回路基板20を爪部42で保持することで、効果的に回路基板20を保持できる。また、端子部30の両側に加えて、さらに2箇所で回路基板20の長辺側を保持している。図7A及び図7Bに示す例では、手前側の長辺に計4箇所、爪部42を設けている。
一方で、サポートホルダ40の他の長辺側には、回路基板20の長辺を保持するホルダ壁部43を形成している。ホルダ壁部43は、回路基板20が二次電池セル1と対向する面側で、テラス部11の上段側に配置して、回路基板20と二次電池セル1とを絶縁する(図8E、図8F参照)。なお、図5Aに示す例では、回路基板20に端子部30を設けた部位には、ホルダ壁部43を設けずに開放させている。
爪部42は、回路基板20の長辺の両側に設けることが好ましい。したがってホルダ壁部43にも、第二爪部44を設けている。図7B、図5A等に示す例では、ホルダ壁部43の内、回路基板20に端子部30を設けた部位、すなわちホルダ壁部43の開放側の端縁と、ホルダ壁部43の中間の、計2箇所に第二爪部44を設けている。これによって、爪部42と第二爪部44でもって確実に回路基板20の端縁を保持できる。なお、ホルダ壁部43に回路基板20の端縁を当接させることでも、要求される回路基板20の保持が十分に果たされる場合は、ホルダ壁部43の第二爪部44を省略することもできる。
(電池パック100の製造方法)
次に電池パック100の製造方法を図8A〜図8Fに基づいて説明する。まず、図8Aに示すように端子部30を接続した回路基板20と、サポートホルダ40を準備する。
そして図8Bに示すように、回路基板20の一方の長辺側から突出した端子部30を、他方の長辺側に向かって折り返す。そしてサポートホルダ40を、端子部30を折り返した面側から嵌合し、図8Cに示すようなサポートホルダ40で被覆された回路基板20とする。この状態で図8Dに示すように回路基板20を裏返し、二次電池セル1の出力タブ12を設けた面と対向させる。そして図8Eに示すように、出力タブ12と回路基板20の接続端子22とを半田付け等により接続する。このとき、端子部30は二次電池セル1の下面側に重ねられた状態となる。
さらに接続後に、出力タブ12を折曲して回路基板20を折り返し、一部をテラス部11に載置する。このとき、端子部30が二次電池セル1の下面側から引き起こされて、二次電池セル1の一面から突出する状態となる。以上のようにして、電池パック100が得られる。なお図8Fの電池パック100は、図1の電池パック100の裏面側から見た状態を示している。
このように本実施形態によれば、サポートホルダ40に端縁保持部41のみならず、これと交差する方向に爪部42を設けたことで、回路基板20を位置ずれしない状態に安定的に保持できる。すなわち、図11A、図11Bに示すような両側の端縁でのみ回路基板20の両端を抱くようにして保持するサポートホルダ40では、図12Cに示すように二次電池セル1の長手方向への位置決めができず、手前側への移動を阻止できないところ、図5A等に示すように爪部42を長辺側に配置したことで、回路基板20のXY方向への移動を規制して、振動等による位置ずれや破損から回路基板20を有効に保護できる。
以上、本発明の実施形態乃至実施例を図面に基づいて説明した。ただ、上記の実施形態乃至実施例は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は上記のものに特定されない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以上の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
本発明の電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法によれば、薄型の二次電池セルと同一平面に配置された回路基板を安定的に保持できるので、移動時の振動や外力が印加される携帯型の電子機器、例えばスマートフォンやタブレット等の電源として好適に利用できる。
100、900…電池パック
1、910…二次電池セル
2…カバー部
11…テラス部
12、912…出力タブ
20、920…回路基板
22…接続端子
30、930…端子部
31…固定部位
32…コネクタ
40、940…サポートホルダ
41、941…端縁保持部
42…爪部
43…ホルダ壁部
44…第二爪部
51…第一スペーサ
52…第二スペーサ

Claims (9)

  1. 幅よりも厚さが薄い、一方向に延長された外形を有する二次電池セルと、
    前記二次電池セルの一端面に配置され、該二次電池セルの長手方向と交差する方向に延長された回路基板と、
    前記回路基板から突出して設けられた可撓性を有する端子部と、
    前記回路基板の長手方向に沿うように延長されて、該回路基板を保持するためのサポートホルダと
    を備える電池パックであって、
    前記サポートホルダは、
    長手方向の端縁にそれぞれ設けられた、前記回路基板の長手方向の端縁を保持する端縁保持部と、
    該サポートホルダの長手方向に沿って設けられた、前記回路基板の長辺側の一部を保持するための一以上の爪部と
    を備える電池パック。
  2. 請求項1に記載の電池パックであって、
    前記爪部が、前記回路基板の長辺の両側に設けられてなる電池パック。
  3. 請求項2に記載の電池パックであって、
    前記サポートホルダは、その長辺の一方に、前記回路基板の長辺を保持するホルダ壁部を形成しており、
    前記ホルダ壁部に、前記爪部の一を設けてなる電池パック。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池パックであって、
    前記爪部は、その先端を前記回路基板を係止するように折曲させてなる電池パック。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池パックであって、
    前記爪部が、前記回路基板から前記端子部が突出される部位であって、該端子部の両側で前記回路基板を保持するように配置されてなる電池パック。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池パックであって、
    前記端子部が、前記回路基板の長手方向において一方の端縁側に配置されてなる電池パック。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電池パックであって、
    前記端子部が、フレキシブルプリント基板である電池パック。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電池パックを一以上備える電源装置。
  9. 幅よりも厚さが薄い、一方向に延長された外形を有すると共に、一方の端縁にテラス部を設けた二次電池セルと、
    前記二次電池セルの一端面に配置され、該二次電池セルの長手方向と交差する方向に延長された回路基板と、
    前記回路基板から突出して設けられた可撓性を有する端子部と、
    前記回路基板の長手方向に沿うように延長されて、該回路基板を保持するためのサポートホルダと
    を備える電池パックの製造方法であって、
    前記回路基板を、前記端子部を突出させた状態で、前記サポートホルダで、前記回路基板の長手方向の端縁を、前記サポートホルダの長手方向の端縁にそれぞれ設けた端縁保持部で保持し、かつ前記サポートホルダの長手方向に沿って設けられた一以上の爪部でもって、前記回路基板の長手方向に沿って保持する工程と、
    前記回路基板を、前記二次電池セルのテラス部に接続する工程と、
    接続された回路基板を折り返して、少なくとも一部がテラス部に載置される姿勢とする工程と
    を含む電池パックの製造方法。
JP2017103909A 2017-05-25 2017-05-25 電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法 Pending JP2018200761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017103909A JP2018200761A (ja) 2017-05-25 2017-05-25 電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017103909A JP2018200761A (ja) 2017-05-25 2017-05-25 電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018200761A true JP2018200761A (ja) 2018-12-20

Family

ID=64667210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017103909A Pending JP2018200761A (ja) 2017-05-25 2017-05-25 電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018200761A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178730A (ja) * 2001-12-07 2003-06-27 Sony Corp バッテリパック
JP2006093101A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Samsung Sdi Co Ltd 強度強化層が形成されたリチウムポリマー電池及びその製造方法
JP2006331818A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Hitachi Maxell Ltd 電池パック
JP2012003953A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Sanyo Electric Co Ltd 電池パック
JP2014529845A (ja) * 2011-08-09 2014-11-13 エルジー・ケム・リミテッド 二次電池パック
US20170033333A1 (en) * 2014-04-29 2017-02-02 Lg Chem, Ltd. Battery pack having fixing part for pcm

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178730A (ja) * 2001-12-07 2003-06-27 Sony Corp バッテリパック
JP2006093101A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Samsung Sdi Co Ltd 強度強化層が形成されたリチウムポリマー電池及びその製造方法
JP2006331818A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Hitachi Maxell Ltd 電池パック
JP2012003953A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Sanyo Electric Co Ltd 電池パック
JP2014529845A (ja) * 2011-08-09 2014-11-13 エルジー・ケム・リミテッド 二次電池パック
US20170033333A1 (en) * 2014-04-29 2017-02-02 Lg Chem, Ltd. Battery pack having fixing part for pcm

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5534678B2 (ja) バッテリーパック
US7862919B2 (en) Battery pack and electronic device using the same
US8268483B2 (en) Pouch-type secondary battery
EP2693516B1 (en) Battery pack
US11355788B2 (en) Pouch-type secondary battery pack including protection circuit module
US10388938B2 (en) Secondary battery pack having PCM
US9209492B2 (en) Battery pack
US8980465B2 (en) Battery pack
US20130045401A1 (en) Battery pack and battery module comprising the same
CN104835979B (zh) 电池组
TW200531328A (en) Battery pack
KR101984314B1 (ko) 이차전지
CN105226229B (zh) 二次电池
US8658308B2 (en) Pouch-type secondary battery with insulating member and alignment mark on case
KR20140142649A (ko) 배터리 팩
EP2672543B1 (en) Rechargeable battery pack
KR20160123788A (ko) 전지 팩
JP2014056807A (ja) バッテリーパック
US8541125B2 (en) Battery pack
US10079381B2 (en) Rechargeable battery pack
KR101031178B1 (ko) 슬림형 이차전지
JP2018200761A (ja) 電池パック及びこれを備える電源装置並びに電池パックの製造方法
KR101189621B1 (ko) 안전성이 향상된 이차전지
KR101726770B1 (ko) 전극단자들의 위치가 겹치지 않는 전지셀 어셈블리를 포함하는 전지팩
KR101386168B1 (ko) 충방전이 가능한 배터리 팩

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210914