JP2018199333A - 印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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特許文献1では、ホストコンピュータが印刷を実行する際に印刷装置から印刷を行うユーザに対する印刷機能制限情報を取得し、その制限情報を参照することで印刷機能の制限を実施する印刷システムが提案されている。
また、特許文献2では、ホストコンピュータから送信されるユーザ認証のための認証情報とジョブ設定情報とを受信し、前記認証情報に従って認証を実施した結果、前記ジョブ設定情報の範囲内でジョブの実行を可能とする画像処理装置が提案されている。
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、ホストコンピュータ101、103と、印刷装置102と、ネットワーク104等を備える。
印刷装置102は、ユーザの認証情報及びロール情報(権限情報)を保持しており、ホストコンピュータ101、103からの指示もしくは印刷ジョブ受信の際にユーザ認証を実施する。
まず、印刷装置102について説明する。
印刷装置102において、211はネットワーク通信部で、ネットワーク104を介して外部機器(例えばホストコンピュータ101)と通信を行うためのものである。212はUI操作部で、印刷装置102に対する設定を受け付けたり、印刷装置102の状態を表示したり、ユーザからの操作を可能とする。
217は印刷エンジンで、電子写真技術やインクジェット技術などの既知の技術を用い画像データを用紙媒体に印刷する。216はスキャナエンジンで、用紙媒体に印刷された画像を光学的に読み取る。
印刷装置102は、ネットワーク通信部211を介して、外部機器(例えばホストコンピュータ101)から送られてきた印刷ジョブのデータを受信すると、CPU213はRAM214に記憶されたプログラムコードに従って、画像データに変換する。変換された画像データは一旦記憶装置215に取り込まれ、必要な画像処理を加えて印刷エンジン217によって出力される。また、印刷装置102は、ユーザ認証機能を備えている。UI操作部212を通じてユーザに印刷装置の機能を提供する際は、まず、UI操作部212でユーザ名とパスワードの入力を要求し、印刷装置102はユーザが利用を許可されたユーザであるか否かを判定する。
ホストコンピュータ103に関しても同様のハードウェア構成となる。
231はネットワーク通信部で、ネットワーク104を介して外部機器と通信を行うためのものである。232はCPUで、記憶装置235等に格納されるプログラムを読み出して実行することにより、各種制御を実行する。233はRAMで、CPU232が実行するプログラムコードなどの情報を一時的に保存する。235は記憶装置で、プログラムコードやデータを保存する。
図3(A)はユーザ情報データベース300を示し、図3(B)はロール情報データベース310を示す。
印刷機能312は、印刷機能の利用が許可されているか否かを示す。カラー313は、カラー印刷の利用が許可されているか否かを示す(カラー印刷機能の利用の許可もしくは禁止を示す情報)。カラー印刷の利用が禁止されている場合は、モノクロ印刷のみ利用可能である。片面314は、片面印刷の利用が許可されているか否かを示す(片面印刷機能の利用の許可もしくは禁止を示す情報)。片面印刷の利用が禁止されている場合は、両面印刷のみ利用可能である。Nup315は、1面に割り付けるページレイアウトが1up以上か、2up以上かを示す(シート1面に指定の複数ページの画像を割りつけて印刷する機能を強制することを示す情報)。1up以上は、特にページレイアウトに制限はなく、2up以上の場合は、2ページ以上を1面に割り付けなければ印刷できないことを示す。即ち、ロール情報データベース310には、印刷機能制限として、ロール毎に、所定の印刷機能の利用の許可もしくは禁止を示す情報が管理されている。ここでは4つの制限情報について説明したが、その他の属性に関する制限や印刷機能以外の機能に対する制限情報も合わせて管理してもよい。
以上のように、図3(A)のユーザ情報データベース300、及び、図3(B)のロール情報データベース310により、ユーザ毎に印刷制限情報を管理可能である。
印刷ジョブは、印刷ジョブの開始と終了の認識、及び、印刷ジョブの属性の設定が容易に行われるように規格化された1つ以上のジョブパケットによって構成されている。
図4は、印刷ジョブを構成するジョブパケットの構造の一例を示す図である。
0〜1バイト目のオペレーションコード401には、パケットの機能を示す長さ2バイトのIDが格納される。オペレーションコード401に格納されるIDとして、以下の値を取ることができる。
0x0202:ジョブ属性設定オペレーション
0x0204:PDLデータオペレーション
0x0205:ジョブ終了オペレーション
0x0301:制限情報オペレーション
0x0302:認証情報付きジョブ開始オペレーション
例えば、ブロック番号=1、2、3という3つのジョブパケットが続けて送信した場合、ブロック番号=2というエラーパケットが返ってきたときは、送信側は2番目に送ったジョブパケットにエラーが発生したことを特定することが可能である。
8〜11バイト目は、Reserved領域405であり、後述のユーザ情報等を送信するために利用される。
0x0101:ジョブ名称
0x0103:ジョブオーナ名
0x016a:ジョブサイズ
0x0174:印刷ページ数
0x0201:両面印刷
0x0202:カラー
0x0203:Nup
このほかに、印刷装置102の機能に応じて、印刷部数、ステイプルなどのジョブ属性とそれに対応するIDを割り振ることができる。
図5に示すように、印刷ジョブ500は、ジョブ開始501、属性設定502,503、PDLデータ504,505、及びジョブ終了506等の複数のジョブパケットで構成される。これらは、先頭のジョブパケットから後方のジョブパケットに向かって順番に、ホストコンピュータ101から印刷装置102に送られてくるものとする。ジョブパケットは、ヘッダ部とボディ部とで構成され、ヘッダ部は、図4における0〜11バイト目のヘッダ領域を示し、ボディ部は12バイト目以降のデータ領域を示している。
本実施例に係る印刷制限機能に用いる印刷ジョブの形態は2種類ある。第1の印刷ジョブの形態は、印刷ジョブに制限情報が付与されたものである。また、第2の印刷ジョブの形態は、印刷ジョブにユーザ認証情報が付与されたものである。これらは、ホストコンピュータ101、103に搭載されるプリンタドライバによって、どちらの形態の印刷ジョブが発行されるかが決定される。本実施例では便宜的に、ホストコンピュータ101が第1の印刷ジョブの形態を、ホストコンピュータ103が第2の印刷ジョブの形態のジョブを発行するものとするが、構成はこれに限定されない。以下、それぞれの形態について説明する。
図6は、制限情報が付与された印刷ジョブを構成するジョブパケットの構造の一例を示す図である。
図8において、書式801は、図5に示した印刷ジョブ700における印刷制限情報として、印刷機能が利用許可(PdlPrintがPermit)、カラー印刷が利用許可(ColorPrintがPermit)、片面印刷が利用禁止(SimplexがDeny)、Nup印刷が2up以上(Nupが2)であることを示す。つまり、図3(B)で示す「Role2」318の制限情報である。
図9は、第1の印刷ジョブの形態である制限情報を含む印刷ジョブの生成処理を例示するフローチャートである。本フローチャートにおけるホストコンピュータ101の処理は、ホストコンピュータ101のCPU232が記憶装置235に格納されたプログラム(第1の印刷ジョブの形態に対応するプリンタドライバ等)を読み出して実行することにより実現される機能により実行される。また、本フローチャートにおける印刷装置102の処理は、印刷装置102のCPU213が記憶装置215に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現される機能により実行される。
S905では、印刷装置102のCPU213は、受信したユーザ認証情報(ユーザ名、パスワード)がユーザ情報データベース300に格納されたユーザ名、パスワードと一致するか比較を行って、ユーザ認証を実施する。
ユーザ認証成功の場合、印刷装置102のCPU213は、上記生成した制限情報に自身の秘密鍵から生成したデジタル署名を付与し、該デジタル署名を付与した制限情報を、ユーザ認証情報の送信元であるホストコンピュータ101に送信(返信)する(S906)。
S908では、ホストコンピュータ101のCPU232は、上記S907で取得した制限情報及び署名を、上記S901で生成した印刷ジョブに付与する。つまり、ホストコンピュータ101のCPU232は、取得した制限情報及び署名を、制限情報パケット600のデータ領域601及び602に格納し、制限情報パケット600を生成し、印刷ジョブに付与する。
そして、ホストコンピュータ101のCPU232は、上記S908で制限情報を付与した印刷ジョブを、印刷装置102に送信する(S909)。
図10は、第2の印刷ジョブの形態であるユーザ認証情報が付与された印刷ジョブを構成するジョブパケットの構造の一例を示す図である。
図7(b)に示す印刷ジョブ701には、上述した図5の印刷ジョブ500のジョブ開始パケット501が、図10の認証情報付きジョブ開始パケット610に置き換わったものである。上述したように、認証情報付きジョブ開始パケット610は、0〜1バイト目のオペレーションコード401に認証情報付きジョブ開始を示すオペレーションコード「0x0302」が格納されていることから判断することができる。認証情報付きジョブ開始を示すオペレーションが指定されたジョブパケットは、ヘッダ部の8〜9バイト目にユーザ名406、及び、10〜11バイト目にパスワード407が格納されている。
図11は、第2の印刷ジョブの形態であるユーザ認証情報を含む印刷ジョブの生成処理を例示するフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、ホストコンピュータ103のCPU232が記憶装置235に格納されたプログラム(第2の印刷ジョブの形態に対応するプリンタドライバ等)を読み出して実行することにより実現される機能により実行される。
図12は、印刷装置102の印刷処理に関するソフトウェア構成を示すブロック図である。図12に示す印刷装置制御プログラム1200は、印刷装置102を制御するプログラムである。図12に示す印刷装置制御プログラム1200の機能は、CPU213が記憶装置215に格納された印刷装置制御プログラムをRAM214に読み出す等して実行してすることにより実現される。
パケット解析部1202は、ジョブ受信部1201で受信した印刷ジョブをパケット単位でオペレーションコード401を基に解析する。
ユーザ情報格納部1206には、図3に示したような、ユーザ情報データベース300と、ロール情報データベース310が格納されており、ユーザ毎に印刷制限情報を管理可能な管理元として機能する。ユーザ情報格納部1206の情報は、印刷装置102の記憶装置215に格納される。
ジョブ管理部1210は、印刷ジョブの印刷枚数やモノクロ/カラー指定などの属性情報を一時的に記憶装置215に格納する。
画像データ格納部1212は、PDLデータ解釈部1211により生成された画像データを印刷が完了するまで一時的に記憶装置215に格納する。
印刷部1213は、印刷エンジン217を用いて、画像データ格納部1212に格納された画像データを用紙媒体などに印刷する。
図13〜図15は、実施例1における印刷装置の印刷ジョブ受信処理を例示するフローチャートである。図13〜図15に示すフローチャートの処理は、印刷装置102のCPU213が記憶装置215に格納される印刷装置制御プログラム1200等を読み出して実行することにより実現される図12に示した各機能により実行される。
S1302では、パケット解析部1202は、上記S1301で受信した印刷ジョブからジョブパケットを1つ取得し、さらに当該ジョブパケットのヘッダ部を取得して当該ヘッダ部のオペレーションコード401の解析を行う。そして、パケット解析部1202は、該解析によりオペレーションコード401が制限情報の付与を示す制限情報オペレーションコード「0x0301」であるか否かを判断する。
上記S1405の処理が終了すると、制限情報変換部1204は、図14の制限情報解析処理を完了する。
次に、ユーザ認証部1205は、上記S1501で取得したユーザ名とパスワードがユーザ情報格納部1206のユーザ情報データベース300に格納されたユーザ名、パスワードと一致するか比較を行い(S1502)、比較の結果を判断する(S1503)。
上記S1506の処理が終了すると、制限情報変換部1204は、図15のユーザ認証処理を完了する。
S1311では、パケット解析部1202は、PDLデータであるか否か、すなわちPDLデータオペレーションコード「0x0204」であるか否かを判断する(S1311)。
一方、オペレーションコードがPDLデータオペレーションコード「0x0204」でないと判断した場合(S1311でNoの場合)、パケット解析部1202は、そのままS1313に処理を進める。
S1314では、パケット解析部1202は、上記S1313で受信したパケットのオペレーションコードがジョブ終了か否か、すなわちジョブ終了オペレーションコード「0x0205」であるか否かを判断する
一方、オペレーションコードがジョブ終了オペレーションコード「0x0205」であると判断した場合(S1314でYesの場合)、パケット解析部1202は、S1315に処理を進める。
次に、S1316において、PDLデータ解釈部1211は、ジョブ管理部1210で管理されるジョブの属性情報と、制限情報格納部1209に格納される制限情報とを比較し、印刷ジョブに制限情報を適用可能か否かを判断する。
例えば、印刷ジョブの属性情報が片面印刷となっているが、制限情報では両面印刷となっている場合、PDLデータ解釈部1211は、制限情報を適用可能と判断し、印刷ジョブの属性情報を両面印刷として上書きを行う。
なお、制限情報やユーザ認証情報が付与されていないジョブ(図5の500のようなジョブ)を受信した場合は、図14のS1405や図15のS1506の処理を行わないため、制限情報格納部1209に制限情報が格納されていない。PDLデータ解釈部1211は、制限情報格納部1209に制限情報が格納されていない場合も、制限情報を適用不可能と判断する。ここでは、制限情報格納部1209へ制限情報が格納されていない場合は、印刷機能の使用を禁止すると判断したが、格納されていない場合に印刷機能を許可するか禁止するかの設定を印刷装置102に設け、PDLデータ解釈部1211はその設定に従って上記S1316の判断を行うようにしてもよい。
最後に、S1318において、印刷部1213が、上記S1317で生成された画像データの印刷を、印刷エンジン217を用いて実行する。
実施例2では、第1の印刷ジョブの形態と第2の印刷ジョブの形態が両方含まれる印刷ジョブを受信した場合の印刷装置102の処理について説明する。
図16は、実施例2における印刷ジョブの概略構成を例示する図である。なお、図7と同一のものには同一の符号を付してある。図16に示す印刷ジョブは、第1の印刷ジョブの形態と第2の印刷ジョブの形態が両方含まれる印刷ジョブ、即ち、制限情報とユーザ認証情報の両方が付与された印刷ジョブに対応する。
図17は、実施例2におけるユーザ認証部1205によるユーザ認証処理(図13のS1306)の詳細を例示するフローチャートである。このフローチャートの処理は、印刷装置102のCPU213が記憶装置215に格納される印刷装置制御プログラム1200等を読み出して実行することにより実現される図12に示した各機能により実行される。なお、実施例2における印刷ジョブ受信時の処理(図13)は、S1306以外は実施例1と同様である。また、図17のフローチャートは、図15のフローチャートに対して、S1510の処理が追加されたものであり、図15と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。以下、詳細に説明する。
例えば、図16に示した印刷ジョブ710(第1の印刷ジョブの形態と第2の印刷ジョブの形態を結合した形態)を受信した場合は、図13のS1303において、制限情報パケット600に含まれる制限情報601が制限情報格納部1209に格納されるため、ユーザ認証部1205は、既に制限情報が格納されている(S1510でYes)と判断することになる。
また、図7(a)に示した印刷ジョブ700(第2の印刷ジョブの形態)を受信した場合は、制限情報は制限情報格納部1209に格納されないため、ユーザ認証部1205は、制限情報が格納されていない(S1510でNo)と判断することになる。即ち、制限情報パケット600に含まれる制限情報を用いる。
また、ユーザ認証部1205において、ユーザ認証に成功した際、ユーザ情報格納部1206からロール情報の他に不図示のユーザ属性情報(例えば、ユーザのグループ情報など)を取得する場合が考えられる。そのような場合は、S1510で制限情報が格納されていると判断した場合でも、ユーザ情報格納部1206から印刷ジョブ710に含まれないユーザ属性情報を取得するようにしてもよい。
実施例3では、第3の印刷ジョブの形態として認証トークンが付与された印刷ジョブについて説明する。
図18は、第3の印刷ジョブの形態である認証トークンが付与された印刷ジョブを構成するジョブパケットの構造の一例を示す図である。
図19は、第3の印刷ジョブの形態である認証トークンを含む印刷ジョブの生成処理を例示するフローチャートである。本フローチャートにおけるホストコンピュータ101の処理は、ホストコンピュータ101のCPU232が記憶装置235に格納されたプログラム(第3の印刷ジョブの形態に対応するプリンタドライバ等)を読み出して実行することにより実現される機能により実行される。また、本フローチャートにおける印刷装置102の処理は、印刷装置102のCPU213が記憶装置215に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現される機能により実行される。なお、図9と同一のステップには同一のステップ番号を付してあり、図9と異なるステップのみ説明する。
次に、S922において、印刷装置102のCPU213は、上記S921生成した認証トークンを上記S920で生成した制限情報に紐付けて、制限情報格納部1209に格納する。
さらに、S923において、印刷装置102のCPU213は、上記S921で生成した認証トークンのみを、ユーザ認証情報の送信元であるホストコンピュータ101に送信(返信)する。
S925では、ホストコンピュータ101のCPU232は、上記S924で取得した認証トークンを、S901で生成した印刷ジョブに付与する。つまり、ホストコンピュータ101のCPU232は、取得した認証トークンを、認証トークン付きジョブ開始パケット620の認証トークン領域408に格納し、認証トークン付きジョブ開始パケットを生成し、印刷ジョブに付与する。
そして、ホストコンピュータ101のCPU232は、上記S925で認証トークンを付与した印刷ジョブを、印刷装置102に送信する(S926)。
図20は、実施例3におけるユーザ認証部1205によるユーザ認証処理(図13のS1306)の詳細を例示するフローチャートである。即ち、図13のS1306のユーザ認証処理を、図20に置き換える。このフローチャートの処理は、印刷装置102のCPU213が記憶装置215に格納される印刷装置制御プログラム1200等を読み出して実行することにより実現される図12に示した各機能により実行される。
次に、ユーザ認証部1205は、上記S1511で取得した認証トークンが制限情報格納部1209に格納された認証トークンと一致するか比較を行い(S1512)、比較の結果を判断する(S1513)。
上記S1515又はS1516の処理が終了すると、制限情報変換部1204は、図20のユーザ認証処理を完了する。
以降の処理は図13と同様である。
印刷装置102のCPU213は、ユーザ認証要求を受けた際、受信したユーザ名、パスワードの情報を認証サーバに転送し、その結果として、認証サーバから制限情報を得ることで、同様に印刷機能に対する制限をかけることが可能である。
従って、複数のジョブの形態が混在する環境においても、ジョブの形態に合わせて印刷装置の設定や構成を変更することなく、ジョブに対して最適な制限を適用してTCOの削減に寄与し、ユーザの利便性及び印刷システムの拡張性を向上することができる等の効果を奏する。
以上、一実施例について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
102 印刷装置
300 ユーザ情報データベース
310 ロール情報データベース
1202 パケット解析部
1204 制限情報変換部
1205 ユーザ認証部
1207 制限情報生成部
1209 制限情報格納部
Claims (12)
- 受信した印刷ジョブに基づいて印刷を行う印刷装置であって、
第1のプリンタドライバから印刷制限情報が含まれる印刷ジョブを受信し、第2のプリンタドライバからユーザ認証情報が含まれる印刷ジョブを受信する受信手段と、
ユーザ毎に印刷制限情報を管理可能な情報を記憶する記憶手段と、
印刷制限情報が含まれる印刷ジョブを受信した場合は、前記印刷ジョブに含まれる印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行し、ユーザ認証情報が含まれる印刷ジョブを受信した場合は、前記ユーザ認証情報により認証されたユーザの印刷制限情報を前記記憶手段から取得し、取得した前記印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行する制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - ユーザ認証情報による認証要求を受信した場合、前記ユーザ認証情報により認証されたユーザの印刷制限情報を前記記憶手段から取得して、前記認証要求の送信元である前記第1のプリンタドライバに返信する返信手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記返信手段は、前記印刷制限情報に、該印刷制限情報の正当性を確認するための情報を付与するものであり、
前記制御手段は、前記印刷ジョブに含まれる制限情報の正当性が確認できなかった場合には、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を禁止することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - 前記印刷制限情報の正当性を確認するための情報は、電子署名であることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
- 前記制御手段は、前記ユーザ認証情報による認証に失敗した場合、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を禁止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記制御手段は、前記印刷ジョブに前記印刷制限情報および前記ユーザ認証情報が含まれる場合は、前記印刷ジョブに含まれる印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記制御手段は、前記印刷ジョブに前記印刷制限情報および前記ユーザ認証情報が含まれる場合は、前記印刷ジョブに含まれるユーザ認証情報により認証されたユーザの印刷制限情報を前記記憶手段から取得し、取得した前記印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記印刷制限情報は、印刷機能制限として、特定の印刷機能の利用の許可もしくは禁止を示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記印刷制限情報は、印刷機能制限として、印刷機能の利用の許可もしくは禁止を示す情報、カラー印刷機能の利用の許可もしくは禁止を示す情報、片面印刷機能の利用の許可もしくは禁止を示す情報、シートに指定の複数ページの画像を割りつけて印刷する機能を強制することを示す情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
- ユーザ毎に印刷制限情報を管理可能な情報を記憶する記憶手段を有し、受信した印刷ジョブに印刷制限を実行して印刷を行う印刷装置と、印刷制限情報が含まれる印刷ジョブを前記印刷装置に送信する第1の情報処理装置と、ユーザ認証情報が含まれる印刷ジョブを前記印刷装置に送信する第2の情報処理装置とを含む印刷システムであって、
前記印刷装置は、
第1のプリンタドライバから印刷制限情報が含まれる印刷ジョブを受信し、第2のプリンタドライバからユーザ認証情報が含まれる印刷ジョブを受信する受信手段と、
印刷制限情報が含まれる印刷ジョブを受信した場合は、前記印刷ジョブに含まれる印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行し、ユーザ認証情報が含まれる印刷ジョブを受信した場合は、前記ユーザ認証情報により認証されたユーザの印刷制限情報を前記記憶手段から取得し、取得した前記印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行する制御手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。 - ユーザ毎に印刷制限情報を管理可能な情報を記憶する記憶手段を有し、受信した印刷ジョブに印刷制限を実行して印刷を行う印刷装置の制御方法であって、
第1のプリンタドライバから印刷制限情報が含まれる印刷ジョブを受信し、第2のプリンタドライバからユーザ認証情報が含まれる印刷ジョブを受信する受信ステップと、
印刷制限情報が含まれる印刷ジョブを受信した場合は、前記印刷ジョブに含まれる印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行し、ユーザ認証情報が含まれる印刷ジョブを受信した場合は、前記ユーザ認証情報により認証されたユーザの印刷制限情報を前記記憶手段から取得し、取得した前記印刷制限情報に基づいて前記印刷ジョブの印刷制限を実行する制御ステップと、
を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載された手段として機能させるためのプログラム。
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