JP2018199257A - ロボット用皮膚の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的容易に時間をかけずに雄型を作成でき、人間のような不均一な厚みを有するロボット用皮膚を製造することのできるロボット用皮膚の製造方法を提供する。【解決手段】人の顔の静止画像データを取得する工程と、人の顔の立体形状データを生成する工程と、人の顔の立体形状を再現した第1の三次元物体を作成する工程と、第1の三次元物体を原型として、これに基づき雌型を作成する工程と、人の顔の立体形状を第1の三次元物体よりも小さな縮尺で再現した第2の三次元物体を作成する工程と、第2の三次元物体を加工して、雄型を作成する工程と、雌型と雄型を組み合わせることで両者の間に生じる空間に皮膚材料を注入して成形を行う工程とを備え、第2の三次元物体の表面のうち、作成される皮膚の厚みが薄い部位に対応する領域は突出するよう加工され、皮膚の厚みが厚い部位に対応する領域は陥没するよう加工されることを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、ロボット用皮膚の製造方法に関し、より詳細には、人間型ロボットの顔面を覆うロボット用の皮膚の製造方法に関する。
近年、人間そっくりの外観を有する人間型のロボットが開発され、ホテルやデパートの受付等様々な場面で活用されている。これらのロボットは、人間と同様の外観を有するように、頭部(顔面)が人工の皮膚(ロボット用皮膚)で覆われている。そして、皮膚の下にあるアクチュエータが駆動されることで、皮膚が伸縮され、人間のような表情が生み出されるようになっている。
人間型ロボットの顔面を覆うロボット用皮膚は、人間の顔面の形状を基に作成された成形用の雌型と雄型の間に皮膚材料を流し込み、これを硬化させることにより製造される。この際用いられる雌型と雄型は、同じ原型から作成されるため、両者の形状は完全に対応する。そのため、製造される皮膚は均一な厚みを有することになる。しかし、人間の皮膚は、目の周辺は薄く、口周辺は厚いなど厚みが不均一なものである。そのため、厚みが均一な皮膚を人間型ロボットの顔面に装着してアクチュエータを駆動させて皮膚を伸縮させた場合、人間のような表情を生み出すことができない(表情が不自然になる)という問題があった。
そこで、従来は、作成される皮膚が薄くなる部分に対応する領域を突出させる加工又は作成される皮膚が厚くなる部分に対応する領域を陥没させる加工を雄型に施し、この加工の施された雄型を雌型と組み合わせて用いることで、薄い部分と厚い部分を有する皮膚を作成していた。
特許文献1には、モデル(人)の静止画像データから立体データを生成し、この立体データに基づき、立体造形手段によりモデルの顔面の複製物(原型)を作成することが記載されている。そして、原型を用いて雌型を作成し、雌型を用いて雄型を作成し、この雄型に合成樹脂シートを密着させ硬化させることで、お面の素体を作成することが記載されている。
特許文献2には、外側金型と内側金型とからなり、凹凸により顔面の口、鼻、目、額及び顎等の輪郭部分が形成された簡易金型が記載されている。そして、外側金型と内側金型の間の空間に加熱により軟化した第2の部材の素材を充填し、第1部材と第2部材とからなるスキン部材を製造することが記載されている。
特許第3984585号公報 特開2012−8227号公報
しかしながら、同じ原型から作成される雌型と雄型を用いて皮膚を作成する場合、雌型と雄型との間に隙間を確保する必要があるため、作成される皮膚は全体的に不自然に分厚くなる。そのため、厚みが不均一な人間のような皮膚を作成するには、単に雄型の特定の箇所を突出するよう加工する又は陥没するよう加工するだけではなく、全体のバランスを考えた雄型全体の加工が必要となる。そのため、雄型を加工する職人には高度の技能が要求され、加工にはかなりの手間が掛かるという問題が有った。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、比較的容易に時間をかけずに雄型を作成でき、人間のような不均一な厚みを有するロボット用皮膚を製造することのできるロボット用皮膚の製造方法を提供する。
本発明のロボット用皮膚の製造方法は、人間型ロボットの顔面を被覆し、部位によって異なる厚みを有するロボット用皮膚の製造方法であって、撮影により、人の顔の静止画像データを取得する工程と、前記静止画像データに基づき、前記人の顔の立体形状データを生成する工程と、前記立体形状データに基づき、前記人の顔の立体形状を再現した第1の三次元物体を作成する工程と、前記第1の三次元物体を原型として、これに基づき成形用の雌型を作成する工程と、前記立体形状データに基づき、前記人の顔の立体形状を前記第1の三次元物体よりも小さな縮尺で再現した第2の三次元物体を作成する工程と、前記第2の三次元物体を、その表面が突出又は陥没するように加工して、成形用の雄型を作成する工程と、前記雌型と前記雄型を組み合わせることで両者の間に生じる空間に皮膚材料を注入して成形を行う工程とを備え、前記第2の三次元物体の表面のうち、作成される皮膚の厚みが薄い部位に対応する領域は突出するよう加工され、前記皮膚の厚みが厚い部位に対応する領域は陥没するよう加工されることを特徴とする。
また、前記第2の三次元物体は、前記第1の三次元物体の90%〜95%の縮尺であるよう構成することができる。
さらに、前記第1の三次元物体及び前記第2の三次元物体の作成には、3Dプリンタが用いられるよう構成することができる。
本発明では、雄型の元となる第2の三次元物体が雌型の作成に用いられる第1の三次元物体よりも小さな縮尺で作成されている。そのため、雄型と雌型が同一の原型から作成される場合と比べて、雄型をより雌型に接近させることができ、皮膚が全体的に不自然に分厚くなるのを防ぐことができる。そのため、第2の三次元物体を加工して雄型を作成するには、作成される皮膚が薄くなる部分に対応する領域を突出させる加工又は作成される皮膚が厚くなる部分に対応する領域を陥没させる加工をするだけで良く、第2の三次元物体全体を加工する必要はない。その結果、比較的容易に時間をかけずに雄型を作成でき、人間のような不均一な厚みを有するロボット用皮膚を製造することができる。
本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法において用いられる、ロボット用皮膚製造システム100を示すブロック図。 図1のロボット用皮膚製造システム100のビデオカメラ11〜15を用いて人Mを撮影する際の様子を示す図。 本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法におけるロボット用皮膚の製造のフロー図。 図1のロボット用皮膚製造システム100により作成される第1の三次元物体40の上面図。 図4の第1の三次元物体40を用いて作成される雌型50を示す斜視図。 図1のロボット用皮膚製造システム100により作成される第2の三次元物体60と第1の三次元物体40との大きさを比較した図。 図6の第2の三次元物体60を加工することにより作成される雄型70を雌型50と組み合わせた様子を示す図。 図7のA−A線断面図。 本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法により製造されるロボット用皮膚Sを、図7のA−A線の位置で切断した際の断面図。
まず、本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法の概要を説明する。本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法では、ロボット用皮膚製造システム100(図1)を用いて、成形用の型の元となる第1の三次元物体40(図4)及び第2の三次元物体60(図6)を作成し、第1の三次元物体40から成形用の雌型50(図5)、第2の三次元物体60から成形用の雄型70(図7)を作成する(図3のステップS1〜ステップS8)。そして、この雌型50と雄型70を用いてロボット用皮膚S(図9)を製造する(図3のステップS9〜ステップS10)。
次に、本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法で用いられる各構成について説明する。本実施例で用いられるロボット用皮膚製造システム100は、人(モデル)Mを撮影するためのビデオカメラ11〜15と、撮影された画像データを基に立体形状データを生成するコンピュータ手段20と、コンピュータ手段20から送信されるデータに基づき第1の三次元物体40及び第2の三次元物体60を作成する3Dプリンタ30とを有する。
ビデオカメラ11〜15は、人Mの前後(ビデオカメラ11、12)、左右(ビデオカメラ13、14)及び上部(ビデオカメラ15)に配置され(図2)、それぞれ人Mの動作を撮影する。そして、撮影後に作業者が選択した同一時刻における静止画像データをコンピュータ手段20へと送信するようになっている。
コンピュータ手段20は、ビデオカメラ11〜15から送信された5つの静止画像データを基に、周知のソフトウェアを用いて人Mの顔面F部分の立体形状データを生成する。立体形状データは、例えば、3D−CADデータ、3D−CGデータ等である。そして、コンピュータ手段20は、立体形状データから3Dプリンタ入力用データを生成する。3Dプリンタ入力用データは、例えば、STL形式データ、VRML形式データ等のポリゴンデータである。また、コンピュータ手段20では、3Dプリンタ入力用データを生成する際にその設定値を変更することで、3Dプリンタ30から出力される三次元物体の、実際の人Mの顔面Fの立体形状に対する縮尺を、自由に調整することができるようになっている。
コンピュータ手段20で3Dプリンタ入力用データを生成する際には、設定値の異なる二つの3Dプリンタ入力用データを生成するようになっている。このうち、一方の3Dプリンタ入力用データ(第1の3Dプリンタ入力用データ)は、3Dプリンタ30から出力される三次元物体(第1の三次元物体40)が、実際の人Mの顔面Fの形状と同等の縮尺を有するように、その設定値が設定されている。また、他方の3Dプリンタ入力用データ(第2の3Dプリンタ入力用データ)は、3Dプリンタ30から出力される三次元物体(第2の三次元物体60)が、実際の人Mの顔面Fの形状の90%の縮尺(すなわち、第1の三次元物体40の90%の縮尺)となるように、その設定値が設定されている。
3Dプリンタ30は、コンピュータ手段20により生成された3Dプリンタ入力用データ(第1の3Dプリンタ入力用データ及び第2の3Dプリンタ入力用データ)を受信する。そして、受信した第1の3Dプリンタ入力用データに基づき、第1の三次元物体40を、第2の3Dプリンタ入力用データに基づき第2の三次元物体60を作成(出力)する。
ロボット用皮膚製造システム100により作成される第1の三次元物体40は、人Mの顔面Fの立体形状を再現したものであり、目41と、眉毛42と、鼻43と、唇44とを有している。本実施例では、第1の三次元物体40は、実際の人Mの顔面Fの立体形状と同等の縮尺を有する。
ロボット用皮膚製造システム100により作成される第2の三次元物体60は、人Mの顔面Fの立体形状を、第1の三次元物体40よりも小さな縮尺で再現したものであり、目61と、眉毛62と、鼻63と、唇64とを有している。第2の三次元物体60は、第1の三次元物体40の90%の縮尺になっている。
雌型50は、第1の三次元物体40を用いて作成されるものである。具体的には、図示しない容器内に液状の熱硬化性樹脂を流し込み、そこに第1の三次元物体40を押し付ける。そして、樹脂を硬化させた後、第1の三次元物体40を取り除くことにより作成される(第1の三次元物体40がセットされた図示しない容器内に、液状の樹脂を流し込んで硬化させた後、第1の三次元物体40を取り除いて雌型50を作成しても良い)。雌型50は、第1の三次元物体40の目41に対応する凹部(目凹部)51と、眉毛42に対応する凹部(眉毛凹部)52と、鼻43に対応する凹部(鼻凹部)53と、唇44に対応する凹部(唇凹部)54とを有する。
雄型70は、ロボット用皮膚S製造の際、雌型50と対になって使用される成形用の型であり、第2の三次元物体60を加工して作成される。雄型70は、目71と、突出部Pと、眉毛72と、鼻73と、陥没部Dとを有する。突出部Pは、第2の三次元物体60の目61周辺(作成される皮膚の厚みが薄い部位に対応する領域)が突出するように加工された部分である。陥没部Dは、第2の三次元物体60の唇64周辺(作成される皮膚の厚みが厚い部位に対応する領域)が陥没されるように加工された部分である。
ここで、雄型70は、第1の三次元物体40より小さい縮尺の第2の三次元物体60を基に作成されているので、雌型と雄型が同一の原型から作成される場合に比べて、ロボット用皮膚Sの成形時に雄型70をより雌型50に接近させることができるようになっている。そのため、製造されるロボット用皮膚Sが不自然に分厚くなるのを防ぐことができるようになっている。また、雄型70は、突出部P及び陥没部Dを有することで、雌型50と組み合わせた際に、雌型50との間の隙間が突出部Pの部分で狭く、陥没部Dの部分で広くなる。そのため、雌型50と雄型70の間の隙間に皮膚材料を注入してロボット用皮膚Sを製造すると、突出部Pが設けられた位置に対応するロボット用皮膚Sの目の周辺の領域は薄くなり(図9の薄肉部Sa)、陥没部Dが設けられた位置に対応するロボット用皮膚Sの唇の周辺の領域は厚くなる(図9の肉厚部Sb)ようになっている。
仕切り板B1は、雄型50と雌型70を組み合わせた際に、雌型50の目凹部51と雄型70の目71との間に形成される隙間に挿入されるものである(図8)。仕切り板B1は、挿入箇所への皮膚材料の流れ込みを防ぎ、作成するロボット用皮膚Sの目に対応する位置に開口を形成する。また、仕切り板B2は、雌型50の唇凹部54と雄型70の陥没部Dとの間に形成される隙間に挿入されるものである(図8)。仕切り板B2も、仕切り板B1と同様に、挿入箇所への皮膚材料の流れ込みを防ぎ、作成するロボット用皮膚Sの口に対応する位置に開口を形成する。
次に、本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法を各工程に沿って説明する。
まず、人Mを撮影場所に位置させ、ビデオカメラ11〜15により前後、左右及び上部から撮影する(ステップS1)。次いで、撮影されたデータから、作業者が選択した同一時刻における静止画像データをコンピュータ手段20に送信する。
コンピュータ手段20は、受信した5枚の静止画像データを基に、周知のソフトウェアにより、人Mの顔面F部分の立体形状データを生成する(ステップS2、S3)。そして、コンピュータ手段20は、人Mの顔面F部分の立体形状データから、設定値の異なる二つの3Dプリンタ入力用データを生成する。このうち、一方の3Dプリンタ入力用データ(第1の3Dプリンタ入力用データ)は、3Dプリンタから出力される三次元物体(第1の三次元物体40)が、実際の人Mの顔面Fの形状と同等の縮尺を有するように、その設定値が設定される(ステップS4−1)。また、他方の3Dプリンタ入力用データ(第2の3Dプリンタ入力用データ)は、3Dプリンタから出力される三次元物体(第2の三次元物体60)が、実際の人Mの顔面Fの形状の90%の縮尺(すなわち、第1の三次元物体40の90%の縮尺)となるように、その設定値が設定される(ステップS4−2)。
次いで、コンピュータ手段20から、まず第1の3Dプリンタ入力用データを3Dプリンタ30に送信する。3Dプリンタ30は、第1の3Dプリンタ入力用データを受信するとこのデータに基づき、第1の三次元物体40を作成する(ステップS5)。次いで、コンピュータ手段20から、第2の3Dプリンタ入力用データを3Dプリンタ30に送信する。3Dプリンタ30は、第2の3Dプリンタ入力用データを受信するとこのデータに基づき、第1の三次元物体40の90%の縮尺の第2の三次元物体60を作成する(ステップS6)。
次いで、図示しない容器内に液状の樹脂を注入し、そこに第1の三次元物体40を押し付ける。そして、樹脂を硬化させて、第1の三次元物体40を取り除くことで、雌型50を作成する(ステップS7)。
次いで、第2の三次元物体60の目61の周辺を突出するよう加工するとともに、唇64周辺を陥没するように加工する。これにより、突出部Pと陥没部Dを有する雄型70を作成する(ステップS8)。
その後、雌型50と雄型70を組み合わせる。この際、雌型50の目凹部51と雄型70の目71との間に形成される隙間に仕切り板B1を挿入するとともに、唇凹部54と陥没部Dとの間に形成される隙間に仕切り板B2を挿入する。その後、雌型50と雄型70との隙間に皮膚材料(例えば、シリコーンゴム)を注入する(ステップS9)。そして、皮膚材料を硬化させ、雌型50及び雄型70から離型し、仕切り板B1、B2を取り除く(ステップS10)。これにより、薄肉部Saと肉厚部Sbとを有するロボット用皮膚Sを製造する。
以上のように、本実施例では、雄型70の元となる第2の三次元物体60が雌型50の作成に用いられる第1の三次元物体40よりも小さな縮尺で作成されている。そのため、雄型と雌型が同一の原型から作成される場合と比べて、ロボット用皮膚Sの成形時に雄型70をより雌型50に接近させることができ、作成される皮膚が全体的に不自然に分厚くなるのを防ぐことができる。そのため、第2の三次元物体60を加工して雄型70を作成するには、作成される皮膚が薄くなる部分(薄肉部Sa)に対応する領域を突出させる加工又は作成される皮膚が厚くなる部分(肉厚部Sb)に対応する領域を陥没させる加工をするだけで良く、第2の三次元物体60全体を加工する必要はない。その結果、比較的容易に時間をかけずに雄型70を作成でき、人間のような不均一な厚みを有するロボット用皮膚Sを製造することができる。
なお、本実施例では、人Mの顔面Fの立体形状が再現される第2の三次元物体60は、人Mの顔面Fの立体形状が再現される第1の三次元物体40の90%の縮尺となっているが、第2の三次元物体の第1の三次元物体に対する縮尺は、90%〜95%の範囲で変更しても良い。
また、本実施例では、突出部Pを雄型70の目71の周辺の領域のみに、陥没部Dを口の領域にのみに設けているが、必要に応じて、突出部Pや陥没部Dを雄型の他の領域に設けても良い。
さらに、本実施例では、1台の3Dプリンタ30で、第1の三次元物体40と第2の三次元物体50とを作成しているが、2台の3Dプリンタをコンピュータ手段20に接続し、一方に第1の三次元物体40を作成させ、他方に第2の三次元物体60を作成させても良い。
以上に、本発明の一実施例であるロボット用皮膚の製造方法を説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で、多様に変形して実施することが出来る。
100 ロボット用皮膚製造システム
11〜15 ビデオカメラ
20 コンピュータ手段
30 3Dプリンタ
40 第1の三次元物体
50 雌型
60 第2の三次元物体
70 雄型
B1〜B2 仕切り板
P 突出部
D 陥没部
M 人
F 顔面
S ロボット用皮膚
Sa 薄肉部
Sb 肉厚部

Claims (3)

  1. 人間型ロボットの顔面を被覆し、部位によって異なる厚みを有するロボット用皮膚の製造方法であって、
    撮影により、人の顔の静止画像データを取得する工程と、
    前記静止画像データに基づき、前記人の顔の立体形状データを生成する工程と、
    前記立体形状データに基づき、前記人の顔の立体形状を再現した第1の三次元物体を作成する工程と、
    前記第1の三次元物体を原型として、これに基づき成形用の雌型を作成する工程と、
    前記立体形状データに基づき、前記人の顔の立体形状を前記第1の三次元物体よりも小さな縮尺で再現した第2の三次元物体を作成する工程と、
    前記第2の三次元物体を、その表面が突出又は陥没するように加工して、成形用の雄型を作成する工程と、
    前記雌型と前記雄型を組み合わせることで両者の間に生じる空間に皮膚材料を注入して成形を行う工程とを備え、
    前記第2の三次元物体の表面のうち、作成される皮膚の厚みが薄い部位に対応する領域は突出するよう加工され、前記皮膚の厚みが厚い部位に対応する領域は陥没するよう加工されることを特徴とするロボット用皮膚の製造方法。
  2. 前記第2の三次元物体は、前記第1の三次元物体の90%〜95%の縮尺であることを特徴とする請求項1に記載のロボット用皮膚の製造方法。
  3. 前記第1の三次元物体及び前記第2の三次元物体の作成には、3Dプリンタが用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載のロボット用皮膚の製造方法。
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