JP2018198537A - 植物栽培システム及び空調管理システム - Google Patents

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伸 松本
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將史 川島
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Abstract

【課題】エネルギーの利用効率に優れるとともに、大掛かりな設備投資を不要として低コスト化を図ることができる植物栽培システム及び空調管理システムを提供する。【解決手段】植物栽培システム1は、植物栽培施設10と、データセンター20と、雪氷施設30とを有している。雪氷施設30は、熱媒体を冷却する雪氷31を貯留する雪氷貯留部32と、雪氷31が融解した融解水31Wを排出する融解水排出部33と、を有している。データセンター20は、雪氷31が冷却した熱媒体を利用して空調管理される。植物栽培施設10は、雪氷31が融解した融解水31Wを利用して空調管理される。【選択図】図1

Description

本発明は、植物栽培システム及び空調管理システムに関する。
近年、気温、湿度、天候などの外部環境の影響を受けない次世代農業として、自然光又は人工光を光源として植物を栽培する植物工場(植物栽培施設)が注目されている。このような植物工場では、栽培空間内の環境を制御するべく、外部からの熱流入(夏季)や外部への熱流出(冬季)に対応するための冷却施設や加熱施設を導入することが必須となっている。
例えば、特許文献1には、太陽熱集熱装置と吸着式冷凍機を備えた温室用空気調和装置が開示されている。また、特許文献2には、地中に埋設したメタン発酵槽から放出された発酵エネルギー(熱、電力)を植物栽培施設に供給するエネルギー供給システムが開示されている。さらに、特許文献3には、間接外気冷房機と雪氷冷水冷房機を備えた雪氷利用空調システムが開示されている。
特開2011−92163号公報 特開2014−7980号公報 特開2016−109340号公報
しかしながら、特許文献1の太陽熱集熱装置と吸着式冷凍機、及び、特許文献2のメタン発酵槽は、植物工場に特化した専用の設備であり、初期コストとランニングコストが膨大になってしまう。この技術課題は、特許文献1、2に限られず、植物工場全般に当てはまり、植物工場が利益を生み出し難いビジネスと言われる理由の1つとなっている。特許文献3の雪氷利用空調システムは、間接外気冷房機と雪氷冷水冷房機を併用運転するモードと何れか一方を単独運転するモードを状況に応じて使い分けているが、エネルギーの利用効率の点で改良の余地がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、エネルギーの利用効率に優れるとともに、大掛かりな設備投資を不要として低コスト化を図ることができる植物栽培システム及び空調管理システムを提供することを目的の1つとする。
本実施形態の植物栽培システムは、その一態様では、植物栽培施設と、データセンターと、雪氷施設とを有し、前記雪氷施設は、熱媒体を冷却する雪氷を貯留する雪氷貯留部と、前記雪氷が融解した融解水を排出する融解水排出部と、を有し、前記データセンターは、前記雪氷が冷却した前記熱媒体を利用して空調管理され、前記植物栽培施設は、前記雪氷が融解した前記融解水を利用して空調管理される、ことを特徴としている。
本実施形態の空調管理システムは、その一態様では、第1、第2の空調管理施設と、雪氷施設とを有し、前記雪氷施設は、熱媒体を冷却する雪氷を貯留する雪氷貯留部と、前記雪氷が融解した融解水を排出する融解水排出部と、を有し、前記第1の空調管理施設は、前記雪氷が冷却した前記熱媒体を利用して空調管理され、前記第2の空調管理施設は、前記雪氷が融解した前記融解水を利用して空調管理される、ことを特徴としている。
本発明によれば、エネルギーの利用効率に優れるとともに、大掛かりな設備投資を不要として低コスト化を図ることができる植物栽培システム及び空調管理システムを提供することができる。
本実施形態による植物栽培システムの構成を示す図である。 植物工場の内部構成を示すブロック図である。 間接気化空調装置の内部構成を示す概念図である。 ドライ流路が生成した乾燥冷気とウェット流路が生成した高温多湿空気をともに植物工場の内部に供給している状態を示す図である。 ドライ流路が生成した乾燥冷気とウェット流路が生成した高温多湿空気をともに植物工場の外部に排出している状態を示す図である。 ドライ流路が生成した乾燥冷気を植物工場の内部に供給し、ウェット流路が生成した高温多湿空気を植物工場の外部に排出している状態を示す図である。 ドライ流路が生成した乾燥冷気を植物工場の外部に排出し、ウェット流路が生成した高温多湿空気を植物工場の内部に供給している状態を示す図である。
図1に示すように、本実施形態による植物栽培システム1は、植物工場(植物栽培施設)10と、データセンター20と、雪山施設30とを有している。
植物工場10は、例えば、野菜や果物などの植物を栽培(生育)するための施設である。植物工場10は、気温、湿度、天候などの外部環境の影響を受けることなく植物を栽培することができるという利点があり、その内部環境(栽培環境)を制御するための空調管理装置として、間接気化空調装置11と暖房装置12を有している。
図2に示すように、植物工場10は、間接気化空調装置11と暖房装置12に加えて、植物工場10の内部の温度を検出する温度センサ13と、植物工場10の内部の湿度を検出する湿度センサ14と、温度センサ13と湿度センサ14の検出結果に基づいて間接気化空調装置11と暖房装置12を制御可能な制御装置15とを有している。制御装置15は、温度センサ13の検出温度が所定の温度閾値を超えている場合(例えば夏季)に暖房装置12を駆動せず、温度センサ13の検出温度が所定の温度閾値を超えていない場合(例えば冬季)に暖房装置12を駆動することができる。制御装置15による間接気化空調装置11の駆動態様(植物工場10の空調管理態様)については、後に詳細に説明する。
図2に示すように、植物工場10は、植物に人工光を照射する人工光照射ユニット16を有している。植物への照射光は自然光と人工光のいずれも可能であるが、人工光を使用する場合には、人工光照射ユニット16が、制御装置15による制御の下で、人工光を照射する。
データセンター20は、例えば、コンピュータやサーバなどの使用時に発熱する機器類を収納するための施設である。データセンター20は、当該データセンター20の内部の温度が所定の管理温度の範囲内となるように冷却するための空調管理装置として、間接外気冷却装置21を有している。間接外気冷却装置21の駆動態様(データセンター20の空調管理態様)については、後に詳細に説明する。
雪山施設30は、自然物又は人工物である雪山31と、雪山31を貯留する雪山貯留容器(雪山貯留部)32と、雪山貯留容器32から延びる融解水排出配管(融解水排出部)33とを有している。融解水排出配管33は、植物工場10の間接気化空調装置11に接続されている。雪山貯留容器32において雪山31が融解して融解水31Wになると、当該融解水31Wが融解水排出配管33から排出されて植物工場10の間接気化空調装置11に供給される。融解水排出配管33には、当該融解水排出配管33における融解水31Wの流れを促進するポンプ33Pが設けられている。
植物工場10の暖房装置12とデータセンター20の間接外気冷却装置21は、熱媒体(例えば水)を循環させる熱媒体循環配管40によって接続されている。以下、熱媒体循環配管40のうち、暖房装置12から間接外気冷却装置21に熱媒体を供給する部分のことを下り配管40Aと呼び、間接外気冷却装置21から暖房装置12に熱媒体を供給する部分のことを上り配管40Bと呼ぶ。
下り配管40Aの中間部分は雪山施設30の直下に位置(埋設)しており、雪山施設30の雪山31によって下り配管40Aを流れる熱媒体が冷却される(例えば7℃〜12℃)。つまり、下り配管40Aを流れる熱媒体から熱を奪われることで、雪山施設30の雪山31が融解して融解水31Wになる。下り配管40Aのうち雪山施設30とデータセンター20の間に位置する部分には、下り配管40Aにおける熱媒体の流れを促進するポンプ40APが設けられている。
なお、データセンター20の間接外気冷却装置21から出る上り配管40Bを途中で二股に分岐させて、一方を植物工場10の暖房装置12に接続し、他方を下り配管40Aの雪山施設30よりも上流部分に接続(合流)することができる。この場合、上り配管40Bは、暖房装置12の駆動状態では暖房装置12に熱媒体を供給し、暖房装置12の非駆動状態では下り配管40Aの雪山施設30よりも上流部分に熱媒体を供給(還流)することができる(上り配管40Bにそのような開閉弁を設けてこれを開閉制御することができる)。
データセンター20の間接外気冷却装置21には、下り配管40Aを介して、雪山施設30の雪山31が冷却した熱媒体が供給される。間接外気冷却装置21は、雪山施設30の雪山31が冷却した熱媒体を利用して、データセンター20の内部の循環空気を冷却する(内気を循環させながら冷気を作り出す)。間接外気冷却装置21は、外気を室内に導入しないため湿度変動がなく、除湿器や加湿器、加湿のための給水が不要であり、ランニングコストを削減できるという利点を有する。間接外気冷却装置21から出る上り配管40Bを流れる熱媒体は、間接外気冷却装置21における熱交換によって加熱されている(例えば45℃〜50℃)。
植物工場10の暖房装置12には、上り配管40Bを介して、間接外気冷却装置21における熱交換によって加熱された熱媒体が供給される。暖房装置12は、間接外気冷却装置21における熱交換によって加熱された熱媒体を利用して、植物工場10の内部を暖める。
植物工場10は、暖房装置12に加えて/代えて、間接気化空調装置11によっても空調管理される。間接気化空調装置11は、融解水排出配管33が排出した融解水31Wを利用して植物工場10の空調管理を行う。間接気化空調装置11は、融解水排出配管33が排出した融解水31Wと植物工場10の外部からの外気の供給を受けて、乾燥冷気と高温多湿空気を生成する。
図3に示すように、間接気化空調装置11は、複数(図3では3つ)のウェット流路11Wと、複数(図3では4つ)のドライ流路11Dとを積層した積層流路を有している。ウェット流路11Wとドライ流路11Dの入口部と出口部の少なくとも一方の方向は、紙面上下方向と紙面直交方向で異なっている。隣接するウェット流路11Wとドライ流路11Dは、隔壁11Bによって区画されている。隔壁11Bは、ウェット流路11Wの側に保水面(例えば不織布)を有しており、ドライ流路11Dの側に防水面を有している。ウェット流路11Wには、例えば、入口部と出口部の少なくとも一方において、紙面上下方向の上側から下側に向かって、融解水排出配管33が排出した融解水31Wが供給される。ドライ流路11Dには、例えば、入口部と出口部の少なくとも一方において、紙面直交方向の表側から裏側に向かって、植物工場10の外部からの外気が供給される。ウェット流路11Wは、融解水31Wを気化させることで、高温多湿空気を生成する。ドライ流路11Dは、ウェット流路11Wでの融解水31Wの気化熱により外気の熱を奪うことで、乾燥冷気を生成する。なお、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気の一部をウェット流路11Wに供給することで、ウェット流路11Wにおける融解水31Wの気化現象を促進してもよい。
ウェット流路11Wとドライ流路11Dの入口部と出口部の少なくとも一方の方向が紙面上下方向と紙面直交方向で異なっている理由は、ウェット流路11Wに供給される融解水31Wとドライ流路11Dに供給される外気の干渉を防ぎ、且つ、ウェット流路11Wが生成する高温多湿空気とドライ流路11Dが生成する乾燥冷気の干渉を防ぐためである。
ここで、間接気化空調装置11の構成には自由度があり、例えば、ウェット流路11Wとドライ流路11Dが入口部から出口部に至るまで一貫して交差(直交)しているクロスフロータイプ、ウェット流路11Wとドライ流路11Dが入口部と出口部では交差(直交)しているが中間部では平行となるカウンターフロータイプ、又は、ウェット流路11Wとドライ流路11Dが入口部から中間部に至るまでは平行であるが出口部では交差(直交)しているパラレルフロータイプなどを採用することができる。
間接気化空調装置11は、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気とウェット流路11Wが生成した高温多湿空気を植物工場10の内部に供給するか植物工場10の外部に排出するかを切り替えるための切り替えダクト機構(図示略)を有している。
制御装置15は、上記切り替えダクト機構を制御して、温度センサ13の検出温度が所定の温度閾値を超えている場合(例えば夏季)にドライ流路11Dが生成した乾燥冷気を植物工場10の内部に供給し、温度センサ13の検出温度が所定の温度閾値を超えていない場合(例えば冬季)にドライ流路11Dが生成した乾燥冷気を植物工場10の外部に排出することができる。
制御装置15は、上記切り替えダクト機構を制御して、湿度センサ14の検出湿度が所定の湿度閾値を超えている場合(例えば夏季)にウェット流路11Wが生成した高温多湿空気を植物工場10の外部に排出し、湿度センサ14の検出湿度が所定の湿度閾値を超えていない場合(例えば冬季)にウェット流路11Wが生成した高温多湿空気を植物工場10の内部に供給することができる。
制御装置15は、上記切り替えダクト機構を制御して、温度センサ13の検出温度と湿度センサ14の検出湿度の双方に基づいて、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気とウェット流路11Wが生成した高温多湿空気を植物工場10の内部に供給するか植物工場10の外部に排出するかを切り替えることができる。例えば、季節に関係なくその時の気候により、また日中か夜間かにより、温度センサ13の検出温度と湿度センサ14の検出湿度がリアルタイムに変動し得るので、これに適切に対応するべく、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気とウェット流路11Wが生成した高温多湿空気を植物工場10の内部に供給するか植物工場10の外部に排出するかを切り替えることができる。
図4Aは、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気とウェット流路11Wが生成した高温多湿空気をともに植物工場10の内部に供給している状態を示している。図4Bは、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気とウェット流路11Wが生成した高温多湿空気をともに植物工場10の外部に排出している状態を示している。図4Cは、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気を植物工場10の内部に供給し、ウェット流路11Wが生成した高温多湿空気を植物工場10の外部に排出している状態を示している。図4Dは、ドライ流路11Dが生成した乾燥冷気を植物工場10の外部に排出し、ウェット流路11Wが生成した高温多湿空気を植物工場10の内部に供給している状態を示している。
図4Bにおいて、ドライ流路11Dが生成する乾燥冷気とウェット流路11Wが生成する高温多湿空気が無い又は少ない場合は、更なる省エネルギーのため、ファンを駆動停止して乾燥冷気と高温多湿空気の外部排出を停止してもよい。勿論、図4Bのように、ファン駆動を継続して乾燥冷気と高温多湿空気の外部排出を継続することで、植物工場10における乾燥空気及び/又は高温多湿空気の需要が復活した時に早急な対応(制御)が可能となる。
このように、本実施形態による植物栽培システム1では、初期コストとランニングコストが膨大になる傾向がある植物工場10において、周辺のインフラであるデータセンター20を利用することで、省エネルギー運用を可能にしている。すなわち、植物工場10に必要な冷熱源と加熱源を賄うために、植物工場10に併設したデータセンター20とのエネルギー利用の合理化を実現している。植物工場10とデータセンター20は、温熱と冷熱を同時に利用する施設であり、これらを併設して、従来捨てていた熱や水といったインフラを再利用することで、総合的な省エネルギー化(植物工場10にとっては低エネルギーコスト化)を図ることができる。
より具体的に、本実施形態による植物栽培システム1では、雪山施設30と植物工場10が融解水排出配管33で接続され、この融解水排出配管33を介して、雪山貯留容器32において雪山31が融解した融解水31Wが植物工場10の間接気化空調装置11に供給される。そして、間接気化空調装置11が、融解水31Wを利用して、植物工場10の内部の空調管理を実行する。これにより、エネルギーの利用効率に優れるとともに、大掛かりな設備投資を不要として低コスト化を図ることができる植物栽培システム1が実現可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている構成要素の大きさや形状、機能などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
上記実施の形態では、植物工場10の併設施設をデータセンター20とした場合を例示して説明したが、冷熱と温熱を使用又は生成する施設であれば、応用して適用することが可能である。例えば、蒸気工程を備えた工場において100℃以下の温水を暖房に利用する構成が考えられる。また、図示は省略するが、ボイラー等で発生する二酸化炭素を浄化して利用することで、さらなるランニングコストの低減を図ることが考えられる。
上記実施の形態では、雪山31が冷却した熱媒体を利用して空調管理される「第1の空調管理施設」としてデータセンター20を例示し、雪山31が融解した融解水31Wを利用して空調管理される「第2の空調管理施設」として植物工場10を例示して説明した。しかし、本発明の適用対象は、植物工場10とデータセンター20の組み合わせに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能である。例えば、第1、第2の空調管理施設として、病院や介護施設、食品保管施設、飲料品保管施設などを設定することができる。
上記実施の形態では、雪山31が冷却した熱媒体と雪山31が融解した融解水31Wを利用して空調管理する場合を例示して説明したが、雪山31の保持が難しい場合には、河川や海洋を利用した空調管理も可能である。すなわち、河川や海洋の異なる箇所(例えば上流と下流、浅瀬と深瀬)から抽出した水を利用して、植物工場10とデータセンター20(第1、第2の空調管理施設)の空調管理を実行することができる。
上記実施の形態では、熱媒体を冷却するとともに融解水を排出する施設として、雪山施設を用いる場合を例示して説明したが、雪山施設に代えて雪氷施設を用いる態様も可能である。「雪氷」は、単純な雪山だけでなく当該雪山からできた氷を含む点で、「雪山」よりも広い概念の文言である。
本発明は、野菜や果物などの植物を栽培(生育)するための植物栽培システム及びその他空調管理システムに適用して好適である。
10 植物工場(植物栽培施設、第2の空調管理施設)
11 間接気化空調装置
11W ウェット流路
11D ドライ流路
11B 隔壁
12 暖房装置
13 温度センサ
14 湿度センサ
15 制御装置
16 人工光照射ユニット
20 データセンター(第1の空調管理施設)
21 間接外気冷却装置
30 雪山施設(雪氷施設)
31 雪山(雪氷)
32 雪山貯留容器(雪山貯留部、雪氷貯留部)
33 融解水排出配管(融解水排出部)
33P ポンプ
40 熱媒体循環配管
40A 下り配管
40AP ポンプ
40B 上り配管

Claims (6)

  1. 植物栽培施設と、データセンターと、雪氷施設とを有し、
    前記雪氷施設は、熱媒体を冷却する雪氷を貯留する雪氷貯留部と、前記雪氷が融解した融解水を排出する融解水排出部と、を有し、
    前記データセンターは、前記雪氷が冷却した前記熱媒体を利用して空調管理され、
    前記植物栽培施設は、前記雪氷が融解した前記融解水を利用して空調管理される、
    ことを特徴とする植物栽培システム。
  2. 前記植物栽培施設は、前記雪氷が融解した前記融解水と前記植物栽培施設の外部からの外気の供給を受けて乾燥冷気と高温多湿空気を生成する間接気化空調装置を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の植物栽培システム。
  3. 前記間接気化空調装置は、前記融解水が供給されるウェット流路と前記外気が供給されるドライ流路を積層した積層流路を有し、前記ウェット流路は、前記融解水を気化させて前記高温多湿空気を生成し、前記ドライ流路は、前記ウェット流路での前記融解水の気化により前記外気の熱を奪うことで前記乾燥冷気を生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の植物栽培システム。
  4. 前記間接気化空調装置は、前記乾燥冷気と前記高温多湿空気を前記植物栽培施設の内部に供給するか前記植物栽培施設の外部に排出するかを切り替えることができる、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の植物栽培システム。
  5. 前記データセンターは、前記雪氷が冷却した前記熱媒体を利用して前記データセンターの内部の循環空気を冷却する間接外気冷却装置を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の植物栽培システム。
  6. 第1、第2の空調管理施設と、雪氷施設とを有し、
    前記雪氷施設は、熱媒体を冷却する雪氷を貯留する雪氷貯留部と、前記雪氷が融解した融解水を排出する融解水排出部と、を有し、
    前記第1の空調管理施設は、前記雪氷が冷却した前記熱媒体を利用して空調管理され、
    前記第2の空調管理施設は、前記雪氷が融解した前記融解水を利用して空調管理される、
    ことを特徴とする空調管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110999683A (zh) * 2019-12-26 2020-04-14 重庆大学 适用于地外空间的生物培养的环境形成装置

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