JP2018198480A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Takushi Matto
卓志 松任
池田 良則
Yoshinori Ikeda
良則 池田
悠紀 内藤
Yuki Naito
悠紀 内藤
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Abstract

【課題】ねじ軸の動作精度に優れて信頼性に富む電動アクチュエータを提供する。【解決手段】電動モータ13を有する駆動部Aと、電動モータ13のロータ12の回転運動を直線運動に変換する運動変換機構部Bとを備え、運動変換機構部Bが、ねじ軸41およびその外周に回転可能に嵌合されたナット42を有する電動アクチュエータ1において、ナット42が、内周面に螺旋溝43aが形成され、ロータ12とトルク伝達可能に連結されたねじナット部43と、ねじナット部43の軸方向一方側の端部から軸方向に延び、内周面44aが螺旋溝のない円筒面に形成された筒状部44とを一体に有し、筒状部44の外周に、ナット42を回転自在に支持するシール付の転がり軸受18と、転がり軸受18よりも軸方向一方側に配置され、ナット42の回転角を検出する検出装置30のロータリング(レゾルバロータ31)とを嵌合した。【選択図】図1

Description

本発明は、電動アクチュエータに関する。
近年、自動車や二輪車等の各種車両においては、その省力化や低燃費化のために電動化が進展し、例えば、自動変速機、ブレーキおよびステアリング等の操作を電動機(電動モータ)の力で行うシステムが開発され、市場に投入されている。このようなシステムに使用される電動アクチュエータとして、電動モータの回転運動を直線運動に変換して出力する運動変換機構にねじ機構(ボールねじ又は送りねじ)を採用したものがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1の電動アクチュエータにおいて、ねじ機構は、電動モータのロータの回転中心と同軸に配置され、アクチュエータの駆動軸(出力軸)を構成するねじ軸と、ねじ軸の外周に回転可能に嵌合され、電動モータのロータとしても機能するナットとを備え、ナットは、転がり軸受によってアクチュエータの筐体に対して回転自在に支持されている。また、同アクチュエータは、ナットに設けられた磁石と、ナットの回転運動に伴う磁石の磁束変化を検出し、検出した磁束変化に基づいて出力軸の直線運動量を導出する検出部(回転角センサ)とを具備した位置検出装置を備える。
特開2005−330942号公報
ところで、ねじ機構は、通常、その作動性を高めるために、ねじ軸とナットの間に潤滑剤としてのグリースを介在させた状態で使用される。このグリースの一部は、ねじ軸が進退移動するのに伴って、ねじ軸の外周面に付着した状態(螺旋溝に保持された状態)でナットの外部、ひいてはアクチュエータの筐体外部に露出(漏出)する。
特許文献1の電動アクチュエータでは、位置検出装置の検出部がナットに近接配置されているため、ナットの外部に露出(漏出)したグリースの一部が検出部に付着し、磁束変化の検出精度、ひいてはアクチュエータの出力軸の動作精度が低下するおそれがある。特に、ナットとねじ軸の間に介在するグリースには、その一部がねじ軸とともにアクチュエータの筐体外部に露出した際に混入したコンタミ等の微小異物が含まれている場合も多く、微小異物を含むグリースが検出部に付着すると検出精度が低下し易くなる。
特許文献1の電動アクチュエータでは、ナットの一端を回転自在に支持する転がり軸受がナットの一端開口と検出部との間に配置されているため、ナットの外部に露出したグリースが検出部に付着する可能性は低いとも考えられる。しかしながら、転がり軸受も内部潤滑用のグリースが充填された状態で使用されるのが一般的であり、しかも同アクチュエータでは、シールを有しない開放型の転がり軸受が使用されているため、グリースが検出部に付着し易い状況にあると言える。
以上の実情に鑑み、本発明の主な目的は、検出装置の検出精度の低下を可及的に防止可能とし、もって、ねじ軸の動作精度が良好で信頼性に富む電動アクチュエータを提供することにある。
上記の目的を達成するために創案された本発明は、電動モータを有する駆動部と、電動モータのロータの回転運動を直線運動に変換する運動変換機構部とを備え、運動変換機構部が、ロータの回転中心と同軸に配置されたねじ軸と、ねじ軸の外周に回転可能に嵌合されたナットとを有し、ロータの回転運動を受けてナットが回転するのに伴ってねじ軸が軸方向に進退移動する電動アクチュエータにおいて、ナットが、内周面に螺旋溝が形成され、ロータとトルク伝達可能に連結されたねじナット部と、ねじナット部の軸方向一方側の端部から軸方向に延び、内周面が螺旋溝のない円筒面に形成された筒状部とを一体に有し、筒状部の外周に、ナットを回転自在に支持するシール付の転がり軸受と、転がり軸受よりも軸方向一方側に配置され、ナットの回転角を検出する検出装置のロータリングとが嵌合されていることを特徴とする。なお、ここでいう「ロータとトルク伝達可能に連結された」とは、電動モータのロータとナットのねじナット部とが直接的に連結される場合、および別部材を介して連結される場合の双方を含む概念である。
上記構成において、ねじ機構からなる運動変換機構部の良好な作動性を担保する上では、互いに対向するねじ軸の外周面とナットの内周面との間の径方向隙間全域にグリースを介在させる必要はなく、上記径方向隙間のうち螺旋溝が形成されたねじナット部の内周面が面する軸方向の一部領域にグリースを介在させれば足りる。そして、本発明に係る電動アクチュエータでは、ナットが、上記ねじナット部の軸方向一方側の端部から軸方向に延び、内周面が螺旋溝のない円筒面に形成された筒状部を一体に有し、この筒状部の外周にナットの回転角を検出する検出装置のロータリングが嵌合される。この場合、ねじ軸の進退移動に伴ってナットのねじナット部の軸方向一方側にグリースが露出(漏出)しても、このグリースが径方向外側に移動(飛散)するのを筒状部で阻止することができる。そのため、グリース、およびこれに含まれるコンタミ等の微小異物が検出装置のロータリングに付着する可能性を効果的に減じることができる。
また、本発明では、ナットを回転自在に支持する転がり軸受としてシール付の転がり軸受を採用しているので、転がり軸受の内部空間に介在するグリース等の潤滑剤が検出装置のロータリングに付着する可能性も効果的に減じることができる。また、ナットのうち、ロータリングの近傍位置が上記の転がり軸受で支持されるので、ロータリングの回転精度、ひいてはナットの回転角の検出精度を高めることができるという利点もある。
以上の作用効果が相俟って、本発明によれば、ナットの回転角の検出精度の低下を可及的に防止することができる。これにより、ねじ軸の動作精度が良好で信頼性に富む電動アクチュエータを提供することができる。
運動変換機構部は、さらに、ねじ軸の外周面の螺旋溝とねじナット部の螺旋溝との間に配置された複数のボールと、ねじ軸とねじナット部との間で複数のボールを無限循環させる循環部材とを備えた、いわゆるボールねじとすることができる。ボールねじであれば、ボール等を省略したいわゆる送りねじよりもナットの回転トルクを減じることができるので、小型の電動モータを採用することができる。このため、電動アクチュエータの軽量・コンパクト化を図る上で有利となる。
上記構成において、電動アクチュエータの筐体に、その内部空間を、電動モータを収容した第1収容室と、検出装置を収容した第2収容室とに区分するリング状の隔壁を設け、隔壁の内周面とナットの外周面との間に転がり軸受を配置しても良い。このようにすれば、第1収容室と第2収容室とを隔壁および転がり軸受で隔てることができるので、第1収容室から第2収容室へのグリース等の移動を阻止することができる。
筐体は、上記隔壁を有する第1ケーシングと、第1ケーシングの軸方向一方側および軸方向他方側にそれぞれ配置され、第1ケーシングに対して着脱可能に連結された第2ケーシングおよび第3ケーシングとを備えるものとすることができる。このようにすれば、例えば、検出装置や電動モータ等に異常が生じ、これらの補修・交換作業等を実施する必要が生じた場合でも、その作業を容易に実施することができる。
電動モータのロータとナットとは、ロータの回転トルクをナットに適切に伝達可能である限りにおいて適宜の手段で連結することができる。特に、ナットのねじナット部の外周面にロータを圧入すれば、電動アクチュエータの軸方向のコンパクト化および組立性向上を図る上で有利となる。
以上の構成において、ねじ軸は中空状に形成することができる。この場合、ねじ軸の中空部に、ねじ軸の軸方向の進退移動を案内する案内部材を配置することができる。
以上より、本発明によれば、検出装置の検出精度の低下を可及的に防止することが可能となるので、ねじ軸の動作精度が良好で信頼性に富む電動アクチュエータを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電動アクチュエータの縦断面図であって、図3のY−Y線矢視断面図である。 図1のV−V線矢視断面図である。 図1の左側面図である。 図1のW−W線矢視断面図である。 図1のX−X線矢視断面図である。 図1の部分拡大図である。 図1の部分拡大図であり、ねじ軸の一端付近の拡大図である。 ねじ軸に対して軸方向の逆入力荷重が負荷された場合における、ねじ軸の一端付近の拡大図である。 図1の分解図である。 図1に示す電動アクチュエータの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図1は本発明の一実施形態に係る電動アクチュエータの縦断面図、図2は図1のV−V線矢視断面図、図3は図1の左側面図、図4は図1のW−W線矢視断面図、図5は図1のX−X線矢視断面図である。
図1および図2に示すように、電動アクチュエータ1は、駆動部A、運動変換機構部B、検出部Cおよびターミナル部Dを備え、これらは、全体として有底筒状をなす筐体2に収容・保持されている。なお、図1および図2は、電動アクチュエータ1の出力軸4が原点に位置した状態における縦断面図である。
筐体2は、軸方向一方側(図1および図2においては紙面左側。以下同様。)および軸方向他方側(図1および図2においては紙面右側。以下同様。)の端部が開口した筒状の第1ケーシング20と、第1ケーシング20の軸方向一方側および他方側にそれぞれ配置され、第1ケーシング20に対して着脱可能に連結された第2ケーシング22および第3ケーシング26とからなる。第2ケーシング22および第3ケーシング26は、組立用ボルト27によって第1ケーシング20に対して連結されており、第1ケーシング20の軸方向一方側の端部開口は第2ケーシング22によって閉塞される。筐体2の内部空間は、第1ケーシング20に一体的に設けられたリング状の隔壁21により、駆動部A等を収容した第1収容室2aと、検出部Cを収容した第2収容室2bとに区分されている。第2ケーシング22は、穴開き円盤状のベース部材23と、ベース部材23の中央穴に挿通された案内部材としての案内軸24とを備える。図示例の案内軸24は、中実のフランジ付軸からなり、取付用ボルト25によってベース部材23に連結されている。
図1、図2および図4に示すように、駆動部Aは、第1ケーシング20の内周に固定されたステータ11と、径方向隙間を介してステータ11の内周に対向配置されたロータ12とを備えたラジアルギャップ型の電動モータ13を有する。ステータ11は、ステータコア11aと、ステータコア11aに装着された絶縁用のボビン11bと、ボビン11bに巻き回されたコイル11cとを備える。図4に示すように、ステータコア11aは、その外周部に設けられた凸部を第1ケーシング20の内周面に設けられた凹部に嵌合することにより、第1ケーシング20に対して回り止め状態で固定されている。ロータ12は、ロータコア12aと、ロータコア12aの外周に取り付けられた永久磁石12bと、円筒状に形成され、ロータコア12aを外周に装着した円筒状のロータインナ12cとを備える。
図1および図10に示すように、ターミナル部Dは、第1ケーシング20と第3ケーシング26との間に画成された凹部に嵌合固定され、一部が筐体2の径方向外側に突出したコネクタ16と、電動モータ13のステータ11と第1ケーシング20との間に配置されたバスバー17とを有する。コネクタ16内には動力電源用の端子が設けられ、この端子はバスバー17の端子17aを介してステータコイル11cと電気的に接続されている。
図1、図2、図4および図5に示すように、運動変換機構部Bは、電動モータ13のロータ12と同軸に配置され、電動アクチュエータ1の出力軸4を構成するねじ軸41と、複数のボール45を介してねじ軸41の外周に回転可能に嵌合されたナット42と、ねじ軸41が軸方向に進退移動する際に、ねじ軸41の外周面に設けられた螺旋溝41cとナット42の内周面に設けられた螺旋溝43aとの間でボール45を無限循環させる循環部材としてのこま46とを備えたボールねじ(詳細には、こま式のボールねじ)40で構成される。こま46は、ナット42(のねじナット部43)の内周面および外周面に開口した貫通穴の内部に配置され、例えば加締めによってナット42に固定される。貫通穴の内壁面とこれに対向するこま46の外壁面との間には微小な隙間がある。
ナット42は、内周面に螺旋溝43aが形成され、電動モータ13のロータ12(ロータインナ12c)とトルク伝達可能にロータインナ12cの内周に配置されたねじナット部43と、ねじナット部43の一端から第2ケーシング22に近接する位置まで軸方向に延びた筒状部44とを一体に有する。本実施形態では、ねじナット部43の外周にロータインナ12cが圧入されることにより、ロータインナ12cとナット42の間で直接的にトルクが伝達される。
上記のように、本実施形態では、ナット42のねじナット部43の外周にロータインナ12cを圧入固定したので、両者の組付性が良好である。また、ナット42とロータインナ12c(ロータ12)とを別体構造としたので、例えば、仕様が異なるボールねじ40を採用する場合でも、ロータ12、ひいては電動モータ13を共用することが可能となる。そのため、部品を共用することによる電動アクチュエータ1の多品種展開(シリーズ化)を実現する上で有利となる。
ナット42の筒状部44の内周面44aは、螺旋溝のない平滑な円筒面に形成され、ねじ軸41の外周面と径方向隙間を介して対向している。筒状部44の外周面は、相対的に大径の大径外周面44bと、相対的に小径の小径外周面44cとを有する。大径外周面44bには、転がり軸受18(の内輪)が固定され、小径外周面44bには、検出部Cを構成する検出装置30の回転側(ロータリングとしてのレゾルバロータ31)が固定されている。
詳細な図示は省略しているが、以上の構成を有するボールねじ40は、互いに対向するねじ軸41の外周面とナット42のねじナット部43の内周面との間の径方向隙間に潤滑剤としてのグリースを充填する一方、互いに対向するねじ軸41の外周面とナット42の筒状部44の内周面44aとの間にグリースを充填しない状態で筐体2の内部に組み込まれている。
ナット42は、電動モータ13のロータ12の軸方向一方側および軸方向他方側にそれぞれ配置された転がり軸受18,19によって、筐体2に対して回転自在に支持されている。転がり軸受18は、第1ケーシング20の隔壁21の内周面とナット42の筒状部44の大径外周面44bとの間に圧入嵌合され、隔壁21(のフランジ部)とナット42(の肩面)とで軸方向両側から挟持されることにより軸方向で位置決めされている。また、転がり軸受19は、第3ケーシング26の内周面に対して圧入嵌合される一方、ナット42のねじナット部43の外周面に対してすきまばめされ、第3ケーシング26とナット42とで軸方向両側から挟持されることにより軸方向で位置決めされている。
本実施形態では、転がり軸受18,19の双方がシール付の玉軸受(深溝玉軸受)で構成される。転がり軸受18を代表例にとってその詳細を説明すると、転がり軸受18は、図6に示すように、内輪18aおよび外輪18bと、内輪18aの内側軌道面と外輪18bの外側軌道面との間に転動自在に配置された複数のボール18cと、複数のボール18cを周方向所定間隔で保持する保持器18dと、内輪18aと外輪18bの間の環状空間に介在する潤滑剤としてのグリース(図示省略)と、保持器18dの軸方向両側に配置された一対のシール部材18eとを備える。図示例のシール部材18eは、外径端部が外輪18bの内周面に嵌合固定され、内径端部が内輪18aの外周面に近接配置された非接触タイプのシール部材(シールド板)であるが、内径端部に内輪18aの外周面と接触するシールリップが設けられた接触タイプのシール部材を採用しても良い。なお、図6は、電動モータ13やバスバー17を省略して描いている。
ねじ軸41は、外周面に螺旋溝41cが形成されると共に内周面41d(図1および図2参照)が径一定の円筒面に形成された中空状の軸部41aと、軸部41aの軸方向他方側の端部開口を閉塞し、先端面(他端面)が図示外の操作対象を操作(加圧)する頭部41bとを一体に有する中空軸からなる。ねじ軸41と第2ケーシング22を構成する案内軸24との間には、ねじ軸41および案内軸24に対して軸方向に相対スライド可能に中空軸状のインナシャフト47が配置されている。インナシャフト47は、中空状の軸部47aと、軸部47aの他端開口を閉塞する閉塞部47bとを一体に有する。
図7に拡大して示すように、インナシャフト47の軸方向一方側の端部には、軸部47aの内周面および外周面に開口した貫通穴47dが180°ピッチで2つ設けられ、また、ねじ軸41の軸方向一方側の端部には、軸部41aの内周面41d1および外周面に開口した貫通穴41fが180°ピッチで2つ設けられている。インナシャフト47は、貫通穴47d,41fに嵌め込まれた断面円形の連結ピン51によってねじ軸41と連結されている。連結ピン51の抜け止めを図るため、連結ピン51の外周にリング状のピンカバー52を圧入すると共に、各連結ピン51の内径端部にガイドローラ53を外嵌している。ガイドローラ53は、連結ピン51の内径端部に回転可能に外嵌され、案内軸24の外周部に設けられた軸方向の案内溝24aに嵌合されている(図4および図5を併せて参照)。このような構成により、電動モータ13が駆動されてロータ12が回転し、これに伴ってナット42がねじ軸41の軸線回りに回転すると、ねじ軸41を含む出力軸4は回り止めされた状態で軸方向に進退移動する。
ねじ軸41に設けられた貫通穴41fは、連結ピン51が圧入された真円状に形成される一方で、インナシャフト47に設けられた貫通穴47dは、連結ピン51の軸方向移動を許容する長穴(軸方向を長手方向とする長穴)に形成されている。以上の構成により、ねじ軸41に対するインナシャフト47の軸方向の相対スライド量は、貫通穴47dの軸方向寸法の範囲内に制限される。
図1および図2に示すように、ねじ軸41の頭部41bとインナシャフト47の閉塞部47bとの間には弾性部材50が軸方向に圧縮された状態で配置されている。すなわち、弾性部材50の一端面および他端面は、それぞれ、インナシャフト47の閉塞部47bの他端面47cおよびねじ軸41の頭部41bの一端面41eに圧接している。弾性部材50としては、例えば、ゴム材料等の弾性材料で形成されたものや、圧縮コイルばねを採用することができ、本実施形態では前者を採用している。
上記の態様で弾性部材50が設けられていることにより、インナシャフト47は軸方向一方側に付勢され、連結ピン51は、図7にも示すように、インナシャフト47の貫通穴47dの他端部に位置する。これにより、インナシャフト47は弾性部材50と連結ピン51によって軸方向両側から拘束されるため、ねじ軸41に対するインナシャフト47のガタ止めがなされる。このとき、弾性部材50をさらに軸方向に圧縮するような大きな軸方向荷重が出力軸4に作用しない限りにおいて、インナシャフト47の一端部は、ねじ軸41の一端部よりも軸方向一方側に位置している(ねじ軸41の一端開口部の軸方向外側に突出している)。また、出力軸4が原点に位置した状態では、図7に拡大して示すように、インナシャフト47の一端面が筐体2の内底面2c(第2ケーシング22)と軸方向隙間δを介して対向し、出力軸4と筐体2とが軸方向で非接触の状態に保持される。
ここで、例えば、電動アクチュエータ1の駆動中(出力軸4が軸方向他方側に前進移動し、図示外の操作対象を加圧している最中)に電動モータ13に対する電力供給が中断されることにより、ねじ軸41を含む出力軸4に対して出力軸4を軸方向一方側に加圧する逆入力荷重が負荷されると、出力軸4が軸方向一方側に向けて急速移動し、筐体2の底部(第2ケーシング22)に衝突する可能性がある。出力軸4が第2ケーシング22に衝突すると、出力軸4には、その軸線が電動モータ13のロータ12の回転中心に対して位置ズレするような撓みが生じる場合がある。このような撓みが生じると、ボールねじ40のボール45は、所定の接触点以外の接触点でもねじ軸41の螺旋溝41cと接触するため、ねじ軸41の螺旋溝41cおよびナット42の螺旋溝43aとボール45との接触状態がいわゆる三点接触となり、ボール45が螺旋溝41c,43a上を転動不能ないわゆるロック状態に陥る。ボールねじ40がロック状態に陥ると、電動モータ13のロータ12の回転運動をねじ軸41に伝達することができず、ねじ軸41を含む出力軸4が動作不能となる。
本実施形態では、上記構成の出力軸4を採用したため、ボールねじ40がロック状態に陥ることに起因して出力軸4が動作不能となるような重大欠陥の発生を効果的に防止することができる。その詳細理由を以下説明する。
まず、インナシャフト47が上記態様でねじ軸41に連結されていることにより、出力軸4が軸方向一方側に向けて急速移動した場合でも、第2ケーシング22には、インナシャフト47が優先的に接触(衝突)する。第2ケーシング22にインナシャフト47が衝突すると、インナシャフト47がねじ軸41に対して軸方向に相対スライドし、ねじ軸41の頭部41bとインナシャフト47の閉塞部47bとの間に介在する弾性部材50が軸方向に圧縮される。ねじ軸41とインナシャフト47とはインナシャフト47の貫通穴47dに嵌め込まれた連結ピン51によって相対スライド可能に連結されているため、図8に示すように、ねじ軸41に対するインナシャフト47の相対スライドに伴って連結ピン51が貫通穴47dの一端部に位置した時点で、それ以上のインナシャフト47の相対スライド、すなわち弾性部材50の圧縮変形が規制される。圧縮変形が規制された後には、弾性部材50がその弾性復元力によって軸方向に伸長変形し、これに伴ってねじ軸41が軸方向他方側に付勢される。そのため、出力軸4に逆入力荷重が負荷されるのに伴って、ねじ軸41が第2ケーシング22に衝突しようとしても、逆入力荷重は弾性部材50によって減衰されるので、ねじ軸41が第2ケーシング22に強く衝突するのを回避することができる。以上により、ボールねじ40がロック状態に陥り、これに伴って出力軸4が動作不能となるような重大欠陥の発生を効果的に防止することができる。
図1、図2、図5および図6に示すように、検出部Cは、ナット42の回転角を検出する検出装置30を備え、検出装置30を含む検出部Cは筐体2の第2収容室2bに収容・配置されている。検出装置30は、ナット42と一体回転可能にナット42の筒状部44の小径外周面44cに嵌合されたロータリングとしてのレゾルバロータ31と、径方向隙間を介してレゾルバロータ31の外周に対向配置されたレゾルバステータ32とを備えたレゾルバで構成される。
レゾルバステータ32は、周方向に離間した複数箇所(本実施形態では7箇所。図5参照。)に配置された固定ピン35により、第1ケーシング20の内周面に回り止め状態で固定されている。詳細な図示は省略しているが、レゾルバステータ32は、電動モータ13のステータ11と同様に、ステータコア、ステータコアに装着された絶縁用のボビンおよびボビンに巻き回されたコイルを備える。ステータコイルには信号線や電源線を含むハーネス(電気配線)33の一端が電気的に接続されており、ハーネス33は、第2ケーシング22のベース部材23に固定されたグロメット34の孔部を介して筐体2の軸方向外側に引き出される。筐体2の外側に引き出されたハーネス33の他端は、図示外の制御装置や電源と電気的に接続される。
図5に示すように、レゾルバロータ31は、いわゆるキー嵌合によってナット42の筒状部44に対して回り止めされている。また、レゾルバロータ31は、ナット42に設けた肩面44dと、レゾルバロータ31の軸方向一方側に配置された位置決め手段とで軸方向両側から挟持されることにより、ナット42の筒状部44に対して軸方向で位置決めされている。本実施形態において、上記の位置決め手段は、レゾルバロータ31の軸方向一方側に隣接配置され、ナット42の筒状部44の小径外周面44cに圧入されたOリング36と、Oリング36の軸方向一方側に隣接配置され、筒状部44の小径外周面44cに設けられた環状溝に嵌合された止め輪37とを備える。
本実施形態の検出装置30は以上の構成を有し、検出装置30は、レゾルバロータ31がナット42と一体回転するのに伴ってレゾルバロータ31とレゾルバステータ32の間で生じるリアクタンス変化により発生する電気信号に基づきナット42の回転角を検出する。電気信号(検出値)は、ハーネス33を介して電動アクチュエータ1の外部に設けられた図示外の制御装置に入力され、制御装置は、入力された電気信号に基づいて、ねじ軸41(出力軸4)を所定量軸方向移動させるための制御信号を電動モータ13に送る。
以上の構成を有する電動アクチュエータ1の組立手順の一例を図9に基づいて簡単に説明する。
まず、連結ピン51等を用いてねじ軸41、インナーシャフト47および弾性部材50のアセンブリを作製し、このアセンブリと複数のボール45とを、こま46、ロータインナ12cおよび転がり軸受18が組み付けられたナット42の内周に組み込む。これにより、ボールねじ40を含むボールねじアセンブリを作製する。次に、電動モータ13のステータ11外周にバスバー17を組み付けたステータアセンブリ、ロータインナ12cを除く電動モータ13のロータ12のロータアセンブリ、および上記ボールねじアセンブリを第1ケーシング20の内周に組み込んだ後、この第1ケーシング20に対して転がり軸受19を装着した第3ケーシング26を仮固定する。これにより、図9の最も右側に配置したアセンブリ、詳細には、電動モータ13、ボールねじ40、一対の転がり軸受18,19、第1ケーシング20および第3ケーシング26などからなるアセンブリが得られる。
次いで、Oリング36および止め輪37を用いてレゾルバロータ31をナット42の筒状部44の外周に位置決め固定すると共に、固定ピン35を用いてレゾルバステータ32を第1ケーシング20の内周に固定する。最後に、組立用ボルト27を用いて、第2ケーシング22、第1ケーシング20および第3ケーシング26を連結する。これにより、図1および図2に縦断面図で示され、図10に斜視図で示された電動アクチュエータ1が得られる。
以上で説明したように、本発明に係る電動アクチュエータ1では、ボールねじ40(運動変換機構部B)を構成するナット42が、内周面に螺旋溝43aが形成され、ロータ12(ロータインナ12c)とトルク伝達可能に連結されたねじナット部43と、ねじナット部43の軸方向一方側の端部から軸方向に延び、内周面44aが螺旋溝のない円筒面に形成された筒状部44とを一体に有する。係る構成において、ボールねじ40の作動性を担保する上では、互いに対向するねじ軸41の外周面とナット42の内周面との間の径方向隙間全域にグリースを介在させる必要はなく、前述したように、上記径方向隙間のうち螺旋溝43aが形成されたねじナット部43の内周面が面する軸方向の一部領域にグリースを介在させれば足りる。そして、本発明に係る電動アクチュエータ1では、ナット42の筒状部44の外周にナット42の回転角を検出する検出装置30のロータリング(レゾルバロータ31)が嵌合される。この場合、ねじ軸41の進退移動に伴ってナット42のねじナット部43の軸方向一方側にグリースが露出(漏出)しても、このグリースが径方向外側に移動(飛散)するのをねじナット部43と一体的に設けられた筒状部44で阻止することができる。そのため、グリース(特に、ねじナット部43の軸方向一方側に露出したグリース)、およびこれに含まれるコンタミ等の微小異物が検出装置30のレゾルバロータ31に到達・付着する可能性を効果的に減じることができる。
特に、レゾルバロータ31は、その外周に配置されたレゾルバステータ32との対向部がナット42の回転角を検出するための検出部として機能するので、レゾルバロータ31の検出部と、ボールねじ40のグリース充填領域との離間距離を大きく確保することができる。そのため、検出装置30のレゾルバロータ31にグリースが到達・付着する可能性を一層効果的に減じることができる。
また、本発明では、シール付の転がり軸受18によってナット42を回転自在に支持しているので、転がり軸受18の内部空間に介在するグリースが検出装置30のレゾルバロータ31に付着する可能性も効果的に減じることができる。また、転がり軸受18は、レゾルバロータ31の近傍に配置される(ナット42のうち、レゾルバロータ31の近傍位置を支持する)ので、レゾルバロータ31の回転精度、ひいてはナット42の回転角の検出精度を高めることができるという利点もある。
また、本発明では、筐体2に、その内部空間を、電動モータ13(駆動部A)を収容した第1収容室2aと、検出装置30(検出部C)を収容した第2収容室2bとに区分するリング状の隔壁21を設け、隔壁21の内周面とナット42の外周面との間に転がり軸受18を配置(固定)したので、第1収容室2a内に介在するグリースやコンタミ等の微小異物が第2収容室2bへ侵入するのを隔壁21および転がり軸受18によって阻止することができる。
なお、本実施形態では、運動変換機構部Bにこま式のボールねじ40を採用しているので、第1収容室2a内にグリース等が介在し易い状況にあると言える。すなわち、こま式のボールねじ40を採用した本実施形態では、ナット42(のねじナット部43)の内周面および外周面に開口した貫通孔を設け、この貫通穴にこま46を組み込んでいる。そのため、ナット42のねじナット部43とねじ軸41の間の径方向隙間に介在させたグリース等が、上記貫通穴の内壁面とこれに対向するこま46の外壁面との間の隙間を介して第1収容室2aに侵入し易い。このように、第1収容室2aにグリース等が侵入しても、上記態様で転がり軸受18を固定しておけば、隔壁21および転がり軸受18によって第1収容室2aに介在するグリース等が第2収容室2bに侵入するのを阻止することができる。従って、検出装置30を収容した第2収容室2aを、グリースが存在しない、あるいはグリース存在量が僅かな清浄な状態に保ち易くなる。
また、本実施形態では、検出装置30にレゾルバを採用している。レゾルバは、耐環境性に優れるという特長を有することから、電動モータ13の回転駆動等に伴って筐体2の内部温度が上昇しても、回転角の検出精度が低下し難い。また、レゾルバは、回転角の絶対値を検出することができる、電力供給が停止されても検出値が消失しない、などといった特長も有する。
以上で述べた作用効果が相俟って、本発明によれば、ナット42の回転角の検出精度の低下を可及的に防止することができる。これにより、ねじ軸41、ひいてはねじ軸41を含む出力軸4の動作精度が良好で信頼性に富む電動アクチュエータ1を実現することができる。
また、本実施形態の電動アクチュエータ1を構成する筐体2は、隔壁21を一体に有する第1ケーシング20と、第1ケーシング20の軸方向一方側および軸方向他方側にそれぞれ配置され、第1ケーシング20に対して着脱可能に連結された第2ケーシング22および第3ケーシング26とからなる。このような構成を採用すれば、電動アクチュエータ1の組立性を高め得ることに加え、例えば、検出装置30や電動モータ13等に異常が生じ、これらの補修・交換作業等を実施する必要が生じた場合でも、その作業を容易に実施することができるという利点がある。
以上、本発明の一実施形態に係る電動アクチュエータ1について説明を行ったが、本発明の実施の形態はこれに限られない。
例えば、以上で説明した実施形態においては、ナット42のねじナット部43の外周にロータインナ12cを圧入することにより、電動モータ13のロータ12の回転運動をナット42に直接伝達するようにしたが、駆動部Aのうち、電動モータ13の出力側に遊星歯車減速機や遊星ローラ減速機等の減速機を設け、減速機を介してロータ12の回転運動をナット42に伝達することもできる。詳細な図示は省略するが、駆動部Aに減速機を設ける場合、減速機の入力側とロータインナ12cとをトルク伝達可能に連結すると共に、減速機の出力側とナット42とをトルク伝達可能に連結すれば良い。この場合、電動モータ13の回転トルクを増加させることができるので、電動モータ13を小型化することができ、これを通じて電動アクチュエータ1を軽量・コンパクト化することができる。
また、以上で説明した実施形態においては、ラジアルギャップ型の電動モータ13を採用したが、アキシャルギャップ型の電動モータを採用しても構わない。
また、以上で説明した実施形態においては、運動変換機構部Bにボールねじ40を採用したが、本発明は、運動変換機構部Bに、ボール45および循環部材としてのこま46が省略された、いわゆる送りねじを採用する場合にも適用することができる。但し、送りねじは、ボールねじに比べてナット42を回転させるために大トルクを必要とするため、電動モータ、ひいては電動アクチュエータ1の大型化・重量化を招来する可能性がある。そのため、運動変換機構部Bにはボールねじ40を採用するのが好ましい。小型の電動モータを採用でき、電動アクチュエータ1の軽量・コンパクト化、さらには使用機器への搭載性向上を図る上で有利となるからである。
また、本発明は、ねじ軸41(出力軸4)の軸方向の移動量を検出する、いわゆるストローク検出用センサが別途設けられる電動アクチュエータ1にも適用することができる。詳細な図示は省略するが、ストローク検出用センサを別途設ける場合には、これが設けられることによる電動アクチュエータ1の大型化を回避するため、例えば、中空状に形成された案内軸24の内周にホールセンサからなるストローク検出用センサを固定的に配置すると共に、インナーシャフト47の軸部47aに、ストローク検出用センサと径方向隙間を介して対向するようにターゲットとしての永久磁石を取り付けるのが好ましい。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
1 電動アクチュエータ
2 筐体
4 出力軸
11 ステータ
12 ロータ
12c ロータインナ
13 電動モータ
18 転がり軸受
18e シール部材
20 第1ケーシング
21 隔壁
22 第2ケーシング
24 案内軸(案内部材)
26 第3ケーシング
30 検出装置
31 レゾルバロータ(ロータリング)
32 レゾルバステータ
40 ボールねじ
41 ねじ軸
41c 螺旋溝
42 ナット
43 ねじナット部
43a 螺旋溝
44 筒状部
44a 内周面
45 ボール
46 こま(循環部材)
47 インナシャフト
50 弾性部材
51 連結ピン
A 駆動部
B 運動変換機構部
C 検出部
D ターミナル部

Claims (6)

  1. 電動モータを有する駆動部と、前記電動モータのロータの回転運動を直線運動に変換する運動変換機構部とを備え、該運動変換機構部が、前記ロータの回転中心と同軸配置されたねじ軸と、該ねじ軸の外周に回転可能に嵌合されたナットとを有し、前記ロータの回転運動を受けて前記ナットが回転するのに伴って前記ねじ軸が軸方向に進退移動する電動アクチュエータにおいて、
    前記ナットが、内周面に螺旋溝が形成され、前記ロータとトルク伝達可能に連結されたねじナット部と、該ねじナット部の軸方向一方側の端部から軸方向に延び、内周面が螺旋溝のない円筒面に形成された筒状部とを一体に有し、
    前記筒状部の外周に、前記ナットを回転自在に支持するシール付の転がり軸受と、該転がり軸受よりも軸方向一方側に配置され、前記ナットの回転角を検出する検出装置のロータリングとが嵌合されていることを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 前記運動変換機構部が、さらに、前記ねじ軸の外周面の螺旋溝と前記ねじナット部の螺旋溝との間に配置された複数のボールと、前記ねじ軸と前記ねじナット部との間で複数のボールを無限循環させる循環部材とを備える請求項1に記載の電動アクチュエータ。
  3. 前記電動アクチュエータの筐体が、その内部空間を、前記電動モータを収容した第1収容室と、前記検出装置を収容した第2収容室とに区分するリング状の隔壁を有し、
    前記隔壁の内周面と前記ナットの外周面との間に前記転がり軸受を配置した請求項1又は2に記載の電動アクチュエータ。
  4. 前記筐体が、前記隔壁を有する第1ケーシングと、該第1ケーシングの軸方向一方側および軸方向他方側にそれぞれ配置され、第1ケーシングに対して着脱可能に連結された第2ケーシングおよび第3ケーシングとを備える請求項3に記載の電動アクチュエータ。
  5. 前記ロータが、前記ねじナット部の外周面に圧入されている請求項1〜4の何れか一項に記載の電動アクチュエータ。
  6. 前記ねじ軸が中空状に形成され、
    前記ねじ軸の中空部に、前記ねじ軸の軸方向の進退移動を案内する案内部材が配置されている請求項1〜5の何れか一項に記載の電動アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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