JP2018197987A - 給電システム、受電装置及び給電装置 - Google Patents

給電システム、受電装置及び給電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】USB Power Deliveryを適用しなくても大電流での電力供給を開始できる。【解決手段】給電システムは、USB Type−C規格に準拠する第1USBコネクタを有する給電装置と、USB Type−C規格に準拠する第2USBコネクタを有する受電装置と、を備え、第2USBコネクタは、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を通知するための大電流通知ピンを有し、受電装置は、第2USBコネクタが第1USBコネクタに接続された場合に、大電流通知ピンを介して、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を給電装置に通知し、給電装置は、受電装置より、大電流の受電が可能である旨の通知を受けた場合に、受電装置への大電流での電力供給を開始することができると判定する。【選択図】図1

Description

本発明は給電システムに関し、USB Type−C(登録商標)規格に準拠するコネクタを介して充電を行う給電システムに関する。
次世代のUSB(Universal Serial Bus)コネクタの規格であるUSB Type−C規格は、今後市場での普及が見込まれている。USB Type−C規格(非特許文献1)に準拠のコネクタを利用した次世代の二次電池(バッテリ)充電の方式、システムとして、USB Power Deliveryと呼ばれる規格(以下、PDという)が策定されている(非特許文献2)。PDでは、供給可能な電力が、USB Battery Charging Specification 1.2と呼ばれるUSBバッテリ充電の規格(以下、BC1.2という)の7.5W(5V、1.5A)から、最大100Wまで大幅に増大する。具体的にはPDでは、バス電圧VBUSとして、VBUSラインを介して5Vより高い電圧(具体的には12V、20V)の供給が許容されており、充電電流も、BC1.2よりも大きな量(具体的には、2A、3A、5A)の供給が許容される。
Universal Serial Bus Type-C Cable and Connector Specification Revision 1.2 March 25, 2016 Universal Serial Bus Power Delivery Specification Revision 3.0, V1.0a. 25 March 2016
非特許文献2に記載のPDでは、給電装置(Source)と受電装置(Sink)の双方に、PDに準拠して給電または受電を制御する機能を有するコントローラIC(Integrated Circuit)を実装する必要がある。しかしながら、非特許文献1に記載のUSB Type−C規格に準拠するコネクタを有する受電装置には、PD準拠のコントローラICを搭載していないものも存在する。この場合、給電装置は、BC1.2によって規定された電流(1.5A)での給電となり、充電装置はこの電流を超えるような大電流での受電はできなかった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、給電システムは、USB Type−C規格に準拠する第1USBコネクタを有する給電装置と、USB Type−C規格に準拠する第2USBコネクタを有する受電装置と、を備え、第2USBコネクタは、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を通知するための大電流通知ピンを有し、受電装置は、第2USBコネクタが第1USBコネクタに接続された場合に、大電流通知ピンを介して、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を給電装置に通知し、給電装置は、受電装置より、大電流の受電が可能である旨の通知を受けた場合に、受電装置への大電流での電力供給を開始することができると判定する。
前記一実施の形態によれば、USB Power Deliveryを適用しなくても大電流での電力供給を開始できる給電システムを提供することができる。
実施の形態の概要にかかる給電システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる給電システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる給電システムの給電装置における、USB Type−C規格に準拠の第1USBコネクタのピン配置を示す模式図である。 実施の形態1にかかる給電システムの受電装置における、USB Type−C規格に準拠の第2USBコネクタのピン配置を示す模式図である。 第1USBコネクタと第2USBコネクタを接続する接続ケーブルの断面の一例を示す模式図である。 給電装置の詳細な構成を示すブロック図である。 受電装置の詳細な構成を示すブロック図である。 給電装置の第1USBコネクタにおける、VBUSピンおよび信号ピンとダウンストリームポート番号との対応関係を示す図である。 受電装置の第2USBコネクタにおける、信号ピン(番号通知ピン)とダウンストリームポート番号との対応関係を示す図である。 給電装置における処理の流れを示すフローチャートである。 受電装置における処理の流れを示すフローチャートである。 給電システムにおける、受電装置と給電装置との信号のやり取りについて説明するシーケンス図である。 実施の形態2にかかる給電システムの構成について説明する。 実施の形態2にかかる給電システムにおける、給電装置の詳細な構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる給電システムの構成について説明する。 実施の形態3にかかる給電システムにおける、給電装置の詳細な構成を示すブロック図である。 給電装置における処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、上記課題を解決するための手段を適用した実施形態を詳細に説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、又はその他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、何れかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスク)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、及び半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクション又は実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部又は全部の変形例、応用例、詳細説明、又は補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、又は位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態の概要>
実施の形態の詳細について説明する前に、まず、実施の形態の概要について説明する。図1は、実施の形態の概要にかかる給電システム10の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、給電システム10は、給電装置11と、受電装置12と、を備える。給電装置11は、USB Type−C規格に準拠する第1USBコネクタ21を有する。受電装置12は、USB Type−C規格に準拠する第2USBコネクタ31を有する。第2USBコネクタ31は、受電装置12が所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を通知するための大電流通知ピン31aを有している。ここで、所定の基準電流とは、例えば、BC1.2によって供給が可能な電流(1.5A)を意味する。
受電装置12は、第2USBコネクタ31が第1USBコネクタ21に接続された場合に、大電流通知ピン31aを介して、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を給電装置11に通知する。給電装置11は、受電装置12より、大電流の受電が可能である旨の通知を受けた場合に、受電装置12への大電流での電力供給を開始することができると判定する。
このように、給電システム10は、受電装置12は大電流通知ピン31aを介して大電流の受電が可能である旨を給電装置11に通知するので、USB Power Delivery(PD)を適用しなくても給電装置11が受電装置12に対して所定の基準電流より大きい大電流での電力供給を開始することができる。
<実施の形態1>
次に、実施の形態の詳細について説明する。図2は、実施の形態1にかかる給電システム110の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、図1に示すように、給電システム110は、給電装置111と、受電装置112と、を備える。給電装置111は、例えば、電力供給に特化した電力供給源である。給電装置111は、USB Type−C規格に準拠する第1USBコネクタ121を有する。受電装置112は、例えば、充電専用のBus−poweredハブである。受電装置112は、USB Type−C規格に準拠する第2USBコネクタ131と、USB Type−C規格に準拠する複数のダウンストリームポート132(ここでは、ポート番号1〜4の4つ)と、を有する。
第1USBコネクタ121は、受電装置112に給電するためのVBUSピン121aを有する。第2USBコネクタ131は、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を受電装置112に通知するための大電流通知ピン131aと、充電が必要なダウンストリームポートの番号を受電装置112に通知するための番号通知ピン131bと、を有する。受電装置112における第2USBコネクタ131は、給電装置111における第1USBコネクタ121に接続される。第1USBコネクタ121と第2USBコネクタ131は、接続ケーブルを介して接続されても、直接接続されてもよい。例えば、第1USBコネクタ121と第2USBコネクタ131が直接接続される場合に、第1USBコネクタ121を雌型レセプタクル、第2USBコネクタ131を雄型プラグとしてもよい。
図3は、USB Type−C規格に準拠の第1USBコネクタ121のピン配置を示す模式図である。図4は、USB Type−C規格に準拠の第2USBコネクタ131のピン配置を示す模式図である。図3および図4に示すように、第1USBコネクタ121および第2USBコネクタ131は、それぞれ、A列に12本(ピン番号A1〜A12)、B列に12本(ピン番号B1〜B12)、合計24本のピンを有する。第1USBコネクタ121および第2USBコネクタ131において、これらのピンは、A列とB列が回転対称に配置されている。例えば、USB2.0の情報を通信するUSBデータラインである、D−ピンは、互いに回転対称の位置にあるA7とB7に配置され、D+ピンは、互いに回転対称の位置にあるA7とB7に配置されている。
図3に示すように、第1USBコネクタ121において、A列は、GNDピン(ピン番号A1、A12)、コンフィグレーション信号用のCC1ピン(ピン番号A5)、第1のUSB通信モードの送受信信号用のD±ピン(ピン番号A6、A7)、第2のUSB通信モードの送信信号用のTX1±(ピン番号A2、A3)、第2のUSB通信モードの受信信号用のRX2±(ピン番号A10、A11)を備えている。B列は、GNDピン(ピン番号B1、B12)、コンフィグレーション信号用のCC2ピン(ピン番号B5)、第1のUSB通信モードの送受信信号用のD±ピン(ピン番号B6、B7)、第2のUSB通信モードの送信信号用のTX2±(ピン番号B2、B3)、第2のUSB通信モードの受信信号用のRX1±(ピン番号B10、B11)を備えている。例えば、第1のUSB通信モードは、USB2.0モードであり、第2のUSB通信モードはSuperSpeed USBモードである。
図3および図4に示すように、第2USBコネクタ131のピン配置は、ピン番号A5、B5以外、第1USBコネクタ121のピン配置と同じである。第1USBコネクタ121では、ピン番号A5はCC1ピン、ピン番号B5はCC2ピンであるのに対し、第2USBコネクタ131では、ピン番号A5はCCピン、ピン番号B5はVCONNである。第2USBコネクタ131におけるCCピン、VCONNピンは、第1USBコネクタ121におけるCC1ピン、CC2ピンのいずれかに接続される。USB Type−C規格では、プラグを表裏どちらの方向に挿入してもレセプタクルへの接続が可能である。このため、USB Type−C規格では、CCピンを用いてプラグの挿入の向きを検出する。
USB Type−C規格では、オルタネートモード以外の通常のUSB通信を行う場合、CCピンによってプラグの挿入の向きが決まる。その結果、TX1±ピン、TX2±ピン、RX1±ピンおよびRX2±ピンのうち片一方の組み合わせ、例えばTX1±ピンとRX1±ピンのペア、はUSB通信に使用されるが、もう片方の組み合わせ、例えばTX2±ピンとRX2±ピンのペア、は使用されないこととなる。給電システム110では、大電流通知ピン131aとして、例えば、SBU1ピンおよびSBU2ピンを用い、番号通知ピン131bとして、例えば、TX1±ピン、TX2±ピン、RX1±ピンおよびRX2±ピンのうちの、少なくとも一組を用いる。図4では、TX2+ピン、TX2−ピン、RX2+ピン、RX2−ピンを番号通知ピン131bとして用いている。大電流通知ピン131aおよび番号通知ピン131bの役割については後述する。
給電装置111における第1USBコネクタ121と受電装置112における第2USBコネクタ131は、それぞれ、VBUSピンを4つ有している。後述するように、給電システム110では、受電装置112における複数のダウンストリームポート132(図2参照)は、それぞれ第2USBコネクタ131のVBUSピンに対応しており、対応するVBUSピンを介して電力が送られる。このため、第1USBコネクタ121と第2USBコネクタ131をUSB Type−C規格に準拠する接続ケーブルを介して接続する場合、接続ケーブルにおける電源ラインVBUSは、少なくとも、複数のダウンストリームポートの個数分は必要となる。図5は、第1USBコネクタ121と第2USBコネクタ131を接続する接続ケーブル113の断面の一例を示す模式図である。図5に示すように、接続ケーブル113において、受電装置112における各ダウンストリームポートに対応する複数の電源ラインVBUS113aを有する。すなわち、電源ラインVBUS113aは、4つのダウンストリームポート132(図2参照)に対応するように4分割されている。各電源ラインVBUSは、それぞれシールドにより絶縁被覆される。接続ケーブル113をこのように構成することで、給電装置111から、受電装置112における4つのダウンストリームポート132のそれぞれに対し、適切に電力を送ることができる。
図6は、給電装置111の詳細な構成を示すブロック図である。図6に示すように、給電装置111は、大電流対応判定部122と、ポート番号検出部123と、接続判定部124と、VBUS選択部125と、を有する。以下、まずは、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブである場合について説明する。大電流対応判定部122は、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブ(High)であることを検出する。大電流対応判定部122は、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブ(High)であることを検出した場合に、第1USBコネクタ121に接続されている受電装置が大電流対応の受電装置112であると判定し、その旨をポート番号検出部123に通知する。言い換えれば、大電流対応判定部122は、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブ(High)であるときは、接続されている受電装置が複数のVBUSピンを介して電力を受けることが可能であると判定するものである。
ポート番号検出部123は、接続されている受電装置が大電流対応である旨の通知を大電流対応判定部122から受けた場合に、接続された受電装置の雄型コネクタ上のTX2+、TX2−、RX2+、RX2−ピン(番号通知受ピン121b)のうち、アクティブ(High)であるピンを検出する。ポート番号検出部123は、接続された受電装置の雄型コネクタ上のTX2+、TX2−、RX2+、RX2−ピン(番号通知受ピン121b)のうち、少なくとも1つがアクティブ(High)であることを検出した場合、アクティブであるピンに対応するダウンストリームポート132(図2参照)のポート番号をVBUS選択部125に通知する。接続判定部124は、第1USBコネクタ121におけるCC1ピンまたはCC2ピンにおいて抵抗が検出されたか否かを判定し、その旨をVBUS選択部125に通知する。
VBUS選択部125は、電圧出力選択部としての出力VBUS選択部125aと、電圧出力部としてのVBUS出力部125bと、を有する。出力VBUS選択部125aは、接続判定部124からCC1ピンまたはCC2ピンにおいて抵抗が検出された旨の通知に基づいてUSB通信用として使用しないと判定された信号ピンを介して得られたポート番号通知に基づき、例えば、ピン番号A4のVBUSピンに対応するVBUS出力部125bに出力指令を送信する。出力VBUS選択部125aから出力指令を受けた、ピン番号A4のVBUSピンに対応するVBUS出力部125bは、BC1.2で規定された電力を出力する。
出力VBUS選択部125aは、ポート番号検出部123からダウンストリームポート132(図2参照)のポート番号が通知された場合、通知されたポート番号に対応するVBUS出力部125bに対して出力指令を送信する。VBUS出力部125bは、パワーサプライコントローラであり、各VBUSピン(ピン番号A4,B9,A9,B4)に対応して設けられている。出力VBUS選択部125aから出力指令を受けたVBUS出力部125bはそれぞれ、所定の基準電流での電力を出力する。
SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブでない場合には、大電流対応判定部122は、第1USBコネクタ121に接続されている受電装置が、複数のVBUSピンを介して電力を受けることができる受電装置ではないと判定する。その場合、給電装置111は、いずれか一つのVBUSピンを介して電力を出力するように、VBUS出力部125bが制御される。
図7は、受電装置112の詳細な構成を示すブロック図である。図7に示すように、受電装置112は、大電流対応通知部133と、充電ポート通知部134と、充電ポート通知部134と、動作用電力調整部135と、を有する。大電流対応通知部133は、VBUSピン(ここでは、ピン番号A4のVBUSピン)を介して給電装置111(図6参照)から動作用電力が供給されたときにSBU1ピンおよびSBU2ピンをアクティブ(High)にする。ここで、動作用電力とは、例えば、受電装置112における、充電ポート通知部134や大電流対応通知部133などを動作させるための電力である。なお、SBU1ピンおよびSBU2ピンがHighのときの電圧レベルは、USB規格またはUSB Type−C規格で定義されている以外の値とする。
番号通知ピン131b(TX2+、TX2−、RX2+、RX2−ピン)は、それぞれダウンストリームポート132に対応するように設けられている。充電ポート通知部134は、番号通知ピン131b(TX2+、TX2−、RX2+、RX2−ピン)のうち、ダウンストリームポート132に接続されている機器のうち充電を必要としているダウンストリームポート132の番号に対応するピンをアクティブ(High)にする。ダウンストリームポート132のそれぞれは、VBUSピンに対応づけられており、各ダウンストリームポート132は対応するVBUSピンからそれぞれ電力が供給される。動作用電力調整部135は、第2USBコネクタ131におけるVBUSピン(ピン番号A4)を介して給電装置111から電力が供給された場合に、受電装置112が動作できる最小の電流値に調整し、ダウンストリームポート132への電力供給を優先する。
図7に示すように、第2USBコネクタ131のCCピンには抵抗が接続されている。第2USBコネクタ131のCCピンが、図6に示す給電装置111における第1USBコネクタ121のCC1ピンに接続されると、給電装置111の接続判定部124では、第1USBコネクタ121のCC1ピンにおける抵抗が検出される。一方、第2USBコネクタ131のCCピンが、給電装置111における第1USBコネクタ121のCC2ピンに接続されると、給電装置111の接続判定部124では、第1USBコネクタ121のCC2ピンにおける抵抗が検出される。
図8は、給電装置111の第1USBコネクタ121における、VBUSピンおよび信号ピンとダウンストリームポート132(図7参照)のポート番号との対応関係を示す図である。図8に示すように、VBUSピンは、ピン番号A4がポート番号1、ピン番号B9がポート番号2、ピン番号A9がポート番号3、ピン番号B4がポート番号4に対応する。番号通知ピンは、プラグの挿入向きを判定して、USB通信用として選択されなかった信号ピンが割り当てられる。したがって、CC1ピンにおいて抵抗が検出された場合とCC2ピンにおいて抵抗が検出された場合とで、ダウンストリームポート132のポート番号を通知するための信号ピンは異なる。すなわち、CC1ピンにおいて抵抗が検出された場合、信号ピンは、TX2+ピンがポート番号1、TX2−ピンがポート番号2、RX2+ピンがポート番号3、RX2−ピンがポート番号4に対応する。CC2ピンにおいて抵抗が検出された場合、信号ピンは、TX1+ピンがポート番号1、TX1−ピンがポート番号2、RX1+ピンがポート番号3、RX1−ピンがポート番号4に対応する。
図9は、受電装置112の第2USBコネクタ131における、信号ピン(番号通知ピン131b)とダウンストリームポート132のポート番号との対応関係を示す図である。図9に示すように、番号通知ピン131bは、TX2+ピンがポート番号1、TX2−ピンがポート番号2、RX2+ピンがポート番号3、RX2−ピンがポート番号4に対応する。
次に、給電装置111および受電装置112における処理について以下で説明する。なお、以下の説明では、給電システム110の構成については図2を、給電装置111の構成については図6を、受電装置112の構成については図7を適宜参照する。
図10は、給電装置111における処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、まず、給電装置111の第1USBコネクタ121に受電装置112の第2USBコネクタを接続する(ステップS101)。そして、接続判定部124において、CC1またはCC2がアクティブであることを検出する(ステップS102)。
ステップS102に続いて、VBUS選択部125がVBUSピン(A4)への動作用電力の出力を開始する(ステップS103)。続いて、大電流対応判定部122において、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブか否かを判定する(ステップS104)。
ステップS104において、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブである場合(YESの場合)、第1USBコネクタ121に接続された受電装置が複数のVBUSピンを介して電力を受けることができる充電専用ハブ(受電装置112)であると判定する(ステップS105)。ステップS104において、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブでない場合(NOの場合)、第1USBコネクタ121に接続された受電装置が複数のVBUSピンを介して電力を受けることができる充電専用ハブではないと判定する(ステップS109)。そして、ステップS103における電力出力状態を継続し、充電専用ハブ用の処理を終了する。
ステップS105に続いて、ポート番号検出部123において、TX1±,RX1±、もしくはTX2±、RX2±からなる番号通知ピンのうちいずれかがアクティブか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106において、番号通知ピンのいずれかがアクティブである場合(YESの場合)、番号通知ピンのうちアクティブであるピンに対応するダウンストリームポート132のポート番号を割り出す(ステップS107)。ポート番号検出部123において割り出されたポート番号は、VBUS選択部125に通知される。ステップS107に続いて、VBUS選択部125において、割り出されたポート番号に対応するVBUSピンへの電力出力を開始する(ステップS108)。そして、処理を終了する。
図11は、受電装置112における処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すように、まず、給電装置111の第1USBコネクタ121に受電装置112の第2USBコネクタ131を接続する(ステップS201)。そして、VBUSピン(A4)より動作用電力の供給を受けて受電装置112が作動する(ステップS202)。続いて、大電流対応通知部133において大電流通知ピン131aとしてのSBU1ピンおよびSBU2ピンをアクティブにする(ステップS203)。
ステップS203に続いて、充電ポート通知部134において、ダウンストリームポートのうち、接続されている機器において充電を必要としているダウンストリームポートがあるか否か判定する(ステップS204)。ステップS204において、接続されている機器において充電を必要としているダウンストリームポートがある場合(YESの場合)に、番号通知ピン131bとしてのTX2+,TX2−,RX2+,RX2−のうち、接続されている機器において充電を必要としているダウンストリームポート132のポート番号に対応するピンをアクティブにする(ステップS205)。
図12は、給電システム110における、受電装置112と給電装置111との信号のやり取りについて説明するシーケンス図である。図12に示すように、まず、受電装置112は、CCピンを介してコネクタの向きを通知する(ステップS301)。次に、給電装置111は、受電装置112に動作用電力を供給する(ステップS302)。次に、受電装置112は、大電流通知ピン131aとしてのSUB1及びSUB2ピンを介して、大電流受電に対応している旨を給電装置111に通知する(ステップS303)。次に、受電装置112は、番号通知ピン131bとしてのTX2+,TX2−,RX2+,RX2−ピンを介して、接続されている機器において充電を必要としているダウンストリームポートのポート番号を給電装置111に通知する(ステップS304)。次に、給電装置111は、通知されたポート番号に対応するVBUSピンを介して、受電装置112に所定の基準電流より大きい大電流の電力を供給する(ステップS305)。
以上より、給電システム110では、受電装置112が大電流通知ピン131a(SBU1ピンおよびSBU2ピン)を介して大電流の受電が可能である旨を給電装置111に通知するので、PDを適用しなくても給電装置111が受電装置112に対して所定の基準電流より大きい大電流での電力供給を開始することができる。
PDでは、所定の基準電流より大きい大電流での電力供給を開始するために、SOP(Start Of Packet)通信やMessage通信による処理フローを実施する必要がある。SOP通信、Message通信による処理フローを行うためには、給電装置および受電装置に、PDに準拠して給電または受電を制御する機能を有するコントローラ(PDコントローラ)を実装するとともに、PDコントローラを動作させるためのファームウェアも必要になる。給電システム110では、PDを適用しないので、PDコントローラやPDコントローラを動作させるためのファームウェアが不必要になる。
給電システム110では、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブであることを検出した後でないと、VBUSピンから所定の基準電流より大きい大電流での電力供給は開始されない。このため、大電流の受電に非対応の受電装置が接続された場合に、誤って、所定の基準電流より大きい大電流での電力供給がされる危険性を低減することができる。
また、給電システム110では、接続されている機器において充電が必要なダウンストリームポートのポート番号を、番号通知ピン131bを介して受電装置112から給電装置111に対して通知する。給電装置111は、各ダウンストリームポートに対応するVBUS出力部125bを有しており、接続されている機器において充電が必要なダウンストリームポート132のポート番号が通知されたときに、通知されたポート番号のダウンストリームポート132への電力の供給を、当該通知されたポート番号に対応するVBUSにより行う。これに対し、給電システムにPDを適用しない場合、通常、受電装置は、給電装置から1つのVBUSピンから供給された電力を、例えば、4つのダウンストリームポートに対して分配する必要がある。このとき、1つのVBUSピンを介して送られる電力はBC1.2で規定された電力であり、この電力を複数のダウンストリームポートに対して分配する。一方、本実施の形態に係る給電システム110では、受電装置には、給電装置から複数のVBUSピンを介して電力が供給され、各ダウンストリームポートには対応するVBUSピンからそれぞれ電力が送られる。各VBUSピンを介して供給される電力はBC1.2で規定された電力であるが、1つのVBUSピンを複数のダウンストリームポートに分配する場合に比べて、各ダウンストリームポートにより大きな電力を供給することができる。
<実施の形態2>
図13を参照して、実施の形態2にかかる給電システム210の構成について説明する。以下、実施の形態1と同様の構成については記載を省略し、実施の形態1と異なる内容を記載する。図13は、実施の形態2にかかる給電システム210の構成を示すブロック図である。図13に示すように、給電システム210は、給電装置211と、受電装置112と、を備えている。給電システム210は、図2に示す、実施の形態1における給電システム110に対して、給電装置211の構成のみ異なる。
図14は、給電装置211の詳細な構成を示すブロック図である。図14に示すように、給電装置211は、大電流対応判定部122と、ポート番号検出部123と、ホスト機能部224と、VBUS選択部125と、を有する。すなわち、給電装置211は、実施の形態1における給電装置111(図6参照)の接続判定部124に代えて、ホスト機能部224を有する。ホスト機能部224は、USBデータ通信の制御を行うものであり、図示されていないが、USB通信用の信号ピンと接続されている。また、ホスト機能部224は、コンフィグレーションピン(CC1およびCC2)を介してプラグの表裏を判別する判別機能を有し、判別結果に基づき二組あるUSB通信の信号ピンのうちいずれか一組を選択し、選択した信号ピンを介してデータ通信制御を行う。
給電装置211は、USB Type−C規格に準拠の第1USBコネクタ121およびホスト機能部224を予め有する既存のホスト機器において、大電流対応判定部122、ポート番号検出部123およびVBUS選択部125をさらに実装したものである。すなわち、給電装置211における、受電装置112に対し所定の基準電流より大きい大電流での電力供給を開始するための機能を実現するための構成は、接続判定部124に代えてホスト機能部224を有する点以外、実施の形態1における給電装置111と同じである。ここで、既存のホスト機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、ディスプレイ、プリンタ複合機、カーナビゲーション等である。
給電システム210の受電装置112における処理の流れは、実施の形態1において図11を用いて説明した、実施の形態1において図11を用いて説明した、給電システム110の受電装置112における処理の流れと同じである(図11の説明において、給電装置111を給電装置211と読み替える)。給電システム210における、受電装置112と給電装置211との信号のやり取りは、実施の形態1において図12を用いて説明した、受電装置112と給電装置111との信号のやり取りと同じである(図12の説明において、給電装置111を給電装置211と読み替える)。給電システム210の給電装置211における処理の流れは、実施の形態1において図10を用いて説明した、給電システム110の給電装置111における処理の流れと基本的に同じである。給電装置211の処理フローでは、図10を用いて説明した給電装置111の処理フローにおいて、給電装置111を給電装置211と読み替えるともに、ステップS102において、接続判定部124の代わりにホスト機能部224の有する判別機能を用いて、CC1またはCC2がアクティブであることを検出するものとする。
以上より、給電システム210では、受電装置112が大電流通知ピン131a(SBU1ピンおよびSBU2ピン)を介して大電流の受電が可能である旨を給電装置211に通知するので、PDを適用しなくても給電装置211が受電装置112に対して所定の基準電流より大きい大電流での電力供給を開始することができる。また、USB Type−C規格に準拠の第1USBコネクタ121およびホスト機能部224を予め有する既存のホスト機器において、大電流対応判定部122、ポート番号検出部123およびVBUS選択部125を追加して実装することにより、PDを適用せずに給電装置211が受電装置112に対して所定の基準電流より大きい大電流での電力供給を開始することができる機能を追加することができる。
<実施の形態3>
実施の形態3にかかる給電システム210の構成について説明する。以下、実施の形態1または実施の形態2と同様の構成については記載を省略し、実施の形態1または実施の形態2と異なる内容を記載する。図15は、実施の形態3にかかる給電システム310の構成を示すブロック図である。図15に示すように、給電システム310は、給電装置311と、受電装置112と、を備えている。給電システム310は、図13に示す、実施の形態2における給電システム210に対して、給電装置311の構成のみ異なる。
図16は、給電装置311の詳細な構成を示すブロック図である。図16に示すように、給電装置211は、大電流対応判定部122と、ポート番号検出部123と、ホスト機能部224と、VBUS選択部125と、PDコントローラ326と、を有する。すなわち、給電装置311は、実施の形態2における給電装置211(図14参照)に対して、PDに準拠して給電または受電を制御する機能を有するPDコントローラ326が更に追加されている。PDコントローラ326は、コンフィギュレーションピン(CC1およびCC2)に基づきプラグが表または裏に挿入されたかを判別する判別機能を有しており、判別結果に基づきコンフィグレーションピン(CC1またはCC2)を使用して電力制御のためのネゴシエーションを行うものである。
給電システム310の受電装置112における処理の流れは、実施の形態1において図11を用いて説明した、給電システム110の受電装置112における処理の流れと同じである(図11の説明において、給電装置111を給電装置311と読み替える)。給電システム310における、受電装置112と給電装置311との信号のやり取りは、実施の形態1において図12を用いて説明した、受電装置112と給電装置111との信号のやり取りと同じである(図12の説明において、給電装置111を給電装置311と読み替える)。
図17は、給電装置311における処理の流れを示すフローチャートである。図17に示すように、まず、給電装置111の第1USBコネクタ121に受電装置112の第2USBコネクタを接続する(ステップS401)。そして、PDコントローラ326が有する判別機能でもって、CC1またはCC2がアクティブであることを検出する(ステップS402)。
ステップS402に続いて、VBUS選択部125がVBUSピン(A4)への動作用電力の出力を開始する(ステップS403)。続いて、大電流対応判定部122において、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブか否かを判定する(ステップS404)。
ステップS404において、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブである場合(YESの場合)、給電装置は、第1USBコネクタ121に接続された受電装置が複数のVBUSピンを介して電力を受けることができる充電専用ハブ(受電装置112)であると判断する(ステップS405)。ステップS404において、SBU1ピンおよびSBU2ピンがアクティブでない場合(NOの場合)、給電装置は、第1USBコネクタ121に接続された受電装置が複数のVBUSピンを介して電力を受けることができる充電専用ハブではないと判断する(ステップS409)。ステップS409に続いて、給電装置は、PDに基づいた通信を開始する。
ステップS405に続いて、ポート番号検出部123において、TX1±,RX1±、もしくはTX2±、RX2±からなる番号通知ピンのうちいずれかがアクティブか否かを判定する(ステップS406)。ステップS406において、番号通知ピンのいずれかがアクティブである場合(YESの場合)、番号通知ピンのうちアクティブであるピンに対応するダウンストリームポート132のポート番号を割り出す(ステップS407)。ポート番号検出部123において割り出されたポート番号は、VBUS選択部125に通知される。ステップS407に続いて、VBUS選択部125において、割り出されたポート番号に対応するVBUSピンへの電力出力を開始する(ステップS408)。そして、ステップS403における電力出力状態を継続し、処理を終了する。
上述したように、給電装置311は、PDコントローラ326を有する。このため、給電装置311の第1USBコネクタ121に受電装置が接続されたときに、給電装置311の大電流対応判定部122において、接続された受電装置が充電専用ハブ(受電装置112)ではないと判定された場合に、PDの処理フローに基づいて、接続された受電装置がPDに対応した機器であるか否かを判定することができる。給電装置311およびPDに対応した機器である受電装置のそれぞれに備えられたPDコントローラは、例えばUSB Type−C規格に準拠の接続ケーブルに含まれる信号ラインCCまたは電源ラインVBUSを介して相互に通信し、電力制御のためのネゴシエーションを行う。そのネゴシエーションの結果に応じ、VBUS出力部125bが、VBUSピンを介して、受電装置に対して電力を供給する。このように、給電装置311では、PDに対応した受電装置にも適切に電力供給を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。例えば、上記実施の形態では、受電装置を動作させるためにVBUSピンのうちA4ピンを介して電力供給するようにしているが、これに限るものではなく、A4ピン以外のVBUSピンにより受電装置を動作させるための電力を供給してもよい。
10,110,210,310 給電システム
11,111,211,311 給電装置
12,112 受電装置
21,121 第1USBコネクタ
21a,121a VBUSピン
31,131 第2USBコネクタ
31a,131a 大電流通知ピン
113 接続ケーブル
113a 電源ラインVBUS
122 大電流対応判定部
123 ポート番号検出部
124 接続判定部
125 VBUS選択部
125a 出力VBUS選択部
125b VBUS出力部
131b 番号通知ピン
132 ダウンストリームポート
133 大電流対応通知部
134 充電ポート通知部
135 動作用電力調整部
224 ホスト機能部
326 PDコントローラ

Claims (15)

  1. USB Type−C規格に準拠する第1USBコネクタを有する給電装置と、
    USB Type−C規格に準拠する第2USBコネクタを有する受電装置と、を備え、
    前記第2USBコネクタは、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を通知するための大電流通知ピンを有し、
    前記受電装置は、前記第2USBコネクタが前記第1USBコネクタに接続された場合に、前記大電流通知ピンを介して、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を前記給電装置に通知し、
    前記給電装置は、前記受電装置より、前記大電流の受電が可能である旨の通知を受けた場合に、前記受電装置への前記大電流での電力供給を開始することができると判定する、給電システム。
  2. 前記受電装置は、USB Type−C規格に準拠する、デバイス接続用の複数のダウンストリームポートを更に有し、
    前記第2USBコネクタは、充電が必要なダウンストリームポートの番号を通知するための番号通知ピンを更に有し、
    前記受電装置は、前記第2USBコネクタが前記第1USBコネクタに接続された場合に、前記複数のダウンストリームポートのうち充電が必要なダウンストリームポートの番号を検出し、前記番号通知ピンを介して当該充電が必要なダウンストリームポートの番号を前記給電装置に通知し、
    前記第1USBコネクタにおける複数のVBUSピンは、それぞれ、前記受電装置における各ダウンストリームポートへの給電のために割り当てられ、
    前記給電装置は、前記受電装置より、当該充電が必要なダウンストリームポートの番号の通知を受けた場合に、前記第1USBコネクタにおける当該ダウンストリームポートの番号に対応するVBUSピンを介して、前記受電装置における当該充電が必要なダウンストリームポートへの電力供給を開始する、請求項1に記載の給電システム。
  3. 前記受電装置は、前記第2USBコネクタが前記第1USBコネクタに接続された場合に、大電流通知ピンをアクティブにする、請求項1に記載の給電システム。
  4. 前記受電装置は、前記複数のダウンストリームポートのうち、充電が必要なダウンストリームポートの番号を検出した場合に、当該充電が必要なダウンストリームポートの番号に対応する番号通知ピンをアクティブにする、請求項2に記載の給電システム。
  5. 前記大電流通知ピンは、SBU1ピンおよびSBU2ピンである、請求項3に記載の給電システム。
  6. 前記番号通知ピンは、二組のUSB通信用ピンのうちの一方である、請求項4に記載の給電システム。
  7. 前記第1USBコネクタと前記第2USBコネクタとはUSB Type−C規格に準拠するケーブルを介して接続され、前記ケーブルは、前記受電装置における各ダウンストリームポートに対応する複数の電源ラインVBUSを有する、請求項2に記載の給電システム。
  8. USB Type−C規格に準拠し、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を通知するための大電流通知ピンを有する第2USBコネクタと、
    前記第2USBコネクタが給電装置のUSB Type−C規格に準拠する第1USBコネクタに接続された場合に、前記大電流通知ピンを介して、所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を前記給電装置に通知する大電流対応通知部と、を備える、受電装置。
  9. 複数のダウンストリームポートを更に備え、
    前記複数のダウンストリームポートはそれぞれ、前記第2USBコネクタにおける複数の電源ピンのそれぞれに対応付けられており、
    前記ダウンストリームポートは、対応する電源ピンより電力が供給される、請求項8に記載の受電装置。
  10. 前記第2USBコネクタは、充電が必要なダウンストリームポートの番号を通知するための番号通知ピンを更に有し、
    USB Type−C規格に準拠する、デバイス接続用の複数のダウンストリームポートと、
    前記第2USBコネクタが前記第1USBコネクタに接続された場合に、前記複数のダウンストリームポートのうち充電が必要なダウンストリームポートの番号を検出し、前記番号通知ピンを介して当該充電が必要なダウンストリームポートの番号を前記給電装置に通知する充電ポート通知部と、を更に備える、請求項9に記載の受電装置。
  11. 前記充電ポート通知部は、前記複数のダウンストリームポートのうち、充電が必要なダウンストリームポートの番号を検出した場合に、当該充電が必要なダウンストリームポートの番号に対応する番号通知ピンをアクティブにする、請求項10に記載の受電装置。
  12. 前記番号通知ピンは、前記第2USBコネクタにおける二組のUSB通信用ピンのうち少なくとものいずれか一組である、請求項11に記載の受電装置。
  13. USB Type−C規格に準拠する第1USBコネクタと、
    前記第1USBコネクタに接続されたUSB Type−C規格に準拠する第2USBコネクタを備えた受電装置より、前記第2USBコネクタにおける所定の基準電流より大きい大電流の受電が可能である旨を通知するための大電流通知ピンを介して前記大電流の受電が可能である旨の通知を受けた場合に、前記受電装置が前記大電流での電力供給が可能であると判定する大電流対応判定部と、を備える、給電装置。
  14. 前記第1USBコネクタにおける複数のVBUSピンのそれぞれに対応して設けられた複数の電圧出力部を更に備え、
    前記受電装置の受電が必要なダウンストリームポートのポート番号を示す番号通知情報に基づき前記電圧出力部からの電力出力を制御する電圧出力選択部をさらに備える、請求項13に記載の給電装置。
  15. USB Power Deliveryに準拠して給電または受電を制御する機能を有するコントローラを更に備える、請求項14に記載の給電装置。
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